JP7351365B1 - 光ファイバセンサ及びブリルアン周波数シフト測定方法 - Google Patents

光ファイバセンサ及びブリルアン周波数シフト測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ASEノイズによる干渉成分を除去することで正確なブリルアン周波数シフト(BFS)を算出する。【解決手段】基準区間及びノイズ区間の干渉信号の平均強度を取得する基準区間及びノイズ区間平均値計算手段180と、ノイズ区間の平均強度を用いて干渉信号からノイズ成分を除去するブリルアン散乱光振幅計算手段186と、0から2πまで掃引するように遅延部を制御できる位相制御手段142と、強度信号を用いて、干渉信号からブリルアン散乱計数を除去するブリルアン散乱係数除去手段176と、位相を0から2πまで掃引して得られた、位相と平均強度Iaveの関係を用いて、干渉信号の振幅、及び、初期位相φoffsetを取得する位相及び振幅計算手段184と、ブリルアン散乱係数が除去された干渉信号を、干渉信号の振幅を用いて規格化する規格化手段179と、規格化された干渉信号を用いてBFSを算出するBFS算出手段188とを備える。【選択図】図5

Description

この発明は、ブリルアン散乱光を用いた光ファイバセンサ、及び、ブリルアン周波数シフト測定方法に関する。
光ファイバ通信の発展とともに、光ファイバ自体をセンシング媒体とする分布型光ファイバセンシングが盛んに研究されている。特に、散乱光を利用する光ファイバセンシングは、点ごとに計測する電気センサとは異なり、長距離の分布としての計測が可能であるため、被測定対象全体の物理量を計測することができる。
長距離の分布としての計測が可能な分布型光ファイバセンシングとして、光ファイバの片端から光パルスを入射し、光ファイバ中で後方散乱された光を時間に対して測定する時間領域リフレクトメトリ(OTDR:Optical Time Domain Reflectometry)が代表的である。光ファイバ中の後方散乱には、レイリー散乱、ブリルアン散乱及びラマン散乱がある。この中で自然ブリルアン散乱を測定するものはBOTDR(Brillouin OTDR)と呼ばれる(例えば、非特許文献1参照)。
ブリルアン散乱は、光ファイバに入射される光パルスの中心周波数に対して、ストークス側及び反ストークス側にGHz程度周波数シフトした位置に観測され、そのスペクトルはブリルアン利得スペクトル(BGS:Brillouin Gain Spectrum)と呼ばれる。BGSの周波数シフト及びスペクトル線幅は、それぞれブリルアン周波数シフト(BFS:Brillouin Frequency Shift)及びブリルアン線幅と呼ばれる。BFS及びブリルアン線幅は、光ファイバの材質及び入射される光の波長によって異なる。例えば、石英系のシングルモード光ファイバの場合、波長1.55μmにおけるBFSの大きさ及びブリルアン線幅は、それぞれ約11GHz及び約30MHzとなることが報告されている。また、非特許文献1からシングルモードファイバ中の歪み、温度の変化に伴うBFSの大きさは波長1.55μmにおいて、それぞれ0.049MHz/με、1.0MHz/℃である。
このように、BFSは歪みと温度に対して依存性を持つ。このため、BOTDRは橋梁やトンネルなどに代表される大型建造物の劣化診断、プラントの温度モニタリング、及び、地滑りが発生する恐れのある箇所の監視などの目的で利用可能であり、注目されている。
BOTDRでは、光ファイバ中で発生する自然ブリルアン散乱光のスペクトル波形を測定するため、別途用意した参照光とのヘテロダイン検波を行うのが一般的である。自然ブリルアン散乱光の強度はレイリー散乱光の強度に比べて2~3桁小さい。このため、ヘテロダイン検波は最小受光感度を向上させる上でも有用となる。
ここで、自然ブリルアン散乱光は非常に微弱なため、ヘテロダイン検波を適用しても十分な信号雑音比(S/N)を確保できない。その結果、S/N改善のための平均化処理が必要となる。BOTDRを行う従来の光ファイバ歪み測定装置では、時間、振幅及び周波数の3次元の情報を取得しているが、平均化処理とこの3次元情報の取得のため、測定時間の短縮が難しい。
これに対し、この出願に係る発明者らにより、自己遅延ヘテロダイン型のBOTDR(SDH-BOTDR:Self-delayed heterodyne BOTDR)
を利用する、光ファイバ歪み測定装置及び光ファイバ歪み測定方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。SDH-BOTDRでは、受信されるビート信号と局発信号の位相比較をすることで、BFSの変化を、ビート信号中の位相変化として観測する。このように、SDH-BOTDRは、周波数掃引を必要とせずに直接BFSを算出できるため、高速かつ安価な測定を実現できる。
また、この出願に係る発明者らは、自己遅延干渉計として、自己遅延ホモダイン型のBOTDRを利用する、光ファイバ歪み測定装置及び光ファイバ歪み測定方法も提案している(例えば、特許文献2参照)。自己遅延ホモダイン型のBOTDRは、構成がより簡便になるだけでなく、S/Nや空間分解能も向上する。
特開2016-191659号公報 特開2019-060743号公報
T.Kurashima et al.,"Brillouin Optical-fiber time domain reflectometry", IEICE Trans. Commun., vol.E76-B, no.4, pp.382-390 (1993)
ここで、自己遅延ホモダイン型のBOTDRでは、干渉計内の2つの光路間の位相差に応じた強度信号が出力される。ここで、位相と強度の関係は通常の測定開始前にキャリブレーション測定により取得することができる。通常、この位相と強度の関係は、ブリルアン散乱光同士が干渉した信号の、位相と強度を意味しており、ブリルアン散乱光以外の信号が干渉計に入力されることは想定されていない。
しかし、実際の動作環境下では、干渉計に入力される信号は、ブリルアン散乱光だけでなく、散乱光が入力されるEDFAなどの光増幅器からのASEノイズが重畳されることがある。このASEノイズが、BFSの正確な算出を妨げる恐れがある。
この発明は、上述の状況に鑑みてなされたものである。この発明の目的は、ASEノイズによる干渉成分を除去することで、正確なBFSを算出する、自己遅延ホモダイン型の光ファイバセンサ、及び、ブリルアン周波数シフト測定方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の光ファイバセンサは、プローブ光を生成する光源部と、プローブ光により測定対象となる光ファイバで発生する後方ブリルアン散乱光を、2分岐する分岐部と、分岐部で2分岐された一方の散乱光が入力されて、自己遅延型のホモダイン干渉により干渉信号を生成する干渉信号取得部と、分岐部で2分岐された他方の散乱光が入力されて、散乱光の強度を示す強度信号を生成する強度取得部と、干渉信号及び強度信号から、ブリルアン周波数シフト量を取得するブリルアン周波数シフト取得部とを備えて構成される。
干渉信号取得部は、入力された散乱光を第1光路及び第2光路に2分岐する分岐部と、第1光路に設けられ、ブリルアン周波数シフト取得部からの指示に応じて散乱光の位相を変化させることができる遅延部と、第1光路及び第2光路を経て受け取った光を合波して
干渉光を生成する合波部とを有する自己遅延型のホモダイン干渉計、及び、干渉光を電気信号に変換して干渉信号を生成する干渉光受光部を備える。
ブリルアン周波数シフト取得部は、予め設定された基準区間の平均強度と、光ファイバが設けられていない区間に対応するノイズ区間の平均強度を取得する基準区間及びノイズ区間平均値計算手段と、干渉信号から、ノイズ区間の平均強度であるノイズ成分を除去するブリルアン散乱光振幅計算手段と、第1光路を伝播する散乱光の位相を、0から2πまで掃引するように遅延部を制御できる位相制御手段と、強度信号を用いて、ノイズが除去された干渉信号から、ブリルアン散乱係数を除去する、ブリルアン散乱係数除去手段と、位相を0から2πまで掃引して得られた、基準区間のノイズが除去された干渉信号の平均強度Iaveから、位相と平均強度Iaveの関係を取得し、関係を用いて、干渉信号の振幅、及び、ブリルアン周波数シフトの測定範囲を規定する初期位相φoffsetを取得する、位相及び振幅計算手段と、ブリルアン散乱係数が除去された干渉信号を、ノイズが除去された干渉信号の振幅を用いて規格化する、規格化手段と、規格化された干渉信号を用いてブリルアン周波数シフトを算出するブリルアン周波数シフト算出手段とを備える。
この発明の光ファイバセンサの好適実施形態によれば、位相制御部は、基準区間の平均強度が、初期位相φoffsetに対応する初期強度Ioffsetに一致するように、遅延部における位相を制御できる。
また、この発明のブリルアン周波数シフト測定方法は、プローブ光を生成する過程と、プローブ光により測定対象となる光ファイバで発生する後方ブリルアン散乱光を2分岐する過程と、2分岐された一方の散乱光を第1光路及び第2光路に2分岐する過程と、第1光路を伝搬する散乱光に遅延を与える過程と、第1光路及び第2光路を伝播する散乱光を合波して干渉光を生成する過程と、干渉光を光電変換することにより電気信号である干渉信号を生成する過程と、後方ブリルアン散乱光が2分岐された他方の散乱光から、散乱光強度を示す強度信号を取得する過程と、干渉信号及び強度信号からブリルアン周波数シフトを取得する過程とを備える。
通常の測定前に、キャリブレーション測定が行われ、キャリブレーション測定は、予め設定された基準区間の干渉信号の平均強度と、光ファイバが設けられていない区間に対応するノイズ区間の干渉信号の平均強度を取得する過程と、干渉信号から、ノイズ区間の平均強度であるノイズ成分を除去する過程と、位相を0から2πまで掃引して得られた、基準区間のノイズが除去された干渉信号の平均強度Iaveから、位相と、平均強度Iaveの関係を取得し、この関係を用いて、干渉信号の振幅、及び、ブリルアン周波数シフトの測定範囲を規定する初期位相φoffsetを取得する過程と、遅延部における位相を初期位相φoffsetに設定する過程と備える。
この発明のブリルアン周波数シフト測定方法の好適実施形態によれば、通常の測定は、予め設定された基準区間の干渉信号の平均強度と、光ファイバが設けられていない区間に対応するノイズ区間の干渉信号の平均強度を取得する過程と、干渉信号から、ノイズ区間の平均強度であるノイズ成分を除去する過程とを備え、基準区間の干渉信号の平均強度が、初期位相φoffsetに対応する初期強度Ioffsetに一致するように、散乱光の位相を制御する。
この発明の光ファイバセンサ及びブリルアン周波数シフト測定方法によれば、ASEノイズによる干渉成分を除去できるので、正確にBFSを算出できる。
自己遅延ホモダイン型センサを示す模式的なブロック図である。 自己遅延ホモダイン型センサが備えるBFS取得部の模式的なブロック図である。 キャリブレーション測定を説明するための模式図である。 この発明に係る、キャリブレーション測定を説明するための模式図である。 この発明の自己遅延ホモダイン型センサの構成例を示す模式的なブロック図である。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各図は、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(本発明の原理)
先ず、図1及び図2を参照して、自己遅延ホモダイン型のBOTDRを利用する光ファイバセンサ(以下、自己遅延ホモダイン型センサとも称する。)を説明する。
図1は、この発明の、自己遅延ホモダイン型センサを示す模式的なブロック図である。図2は、自己遅延ホモダイン型センサが備えるBFS取得部の模式的なブロック図である。
自己遅延ホモダイン型センサは、光源部10、サーキュレータ20、光増幅器30、光バンドパスフィルタ32、分岐部34、干渉信号取得部140、強度取得部141、BFS取得部170及びタイミング制御器90を備えて構成される。
光源部10は、プローブ光を生成する。光源部10は、連続光を生成する光源12と、連続光から光パルスを生成する光パルス発生器14を備えて構成される。
ここで、この自己遅延ホモダイン型センサは、周波数変化に応じた位相差を測定する。このため、光源12の周波数揺らぎ及び周波数スペクトル線幅(以下、単に線幅とも称する。)は、ブリルアン周波数シフトよりも十分に小さくなければならない。そこで、光源12として周波数安定化狭線幅光源が用いられる。例えば、測定対象となる光ファイバ(以下、被測定光ファイバとも称する。)100の歪みを0.008%としたとき、ブリルアン周波数シフトは4MHzに相当する。このため、0.008%程度の歪みを測定するには、光源12の周波数揺らぎ及び線幅は4MHzより十分に小さく、数10kHz以下であることが望ましい。なお、周波数揺らぎ及び線幅が10kHz程度若しくはそれ以下の狭線幅レーザが、既製品として一般に入手可能である。
光パルス発生器14は、任意好適な従来周知の、音響光学(AO:Acoust Optical)変調器又は電気光学(EO:Electric Optical)変調器を用いて構成される。光パルス発生器14は、タイミング制御器90で生成された電気パルスに応じて、連続光から矩形状の光パルスを生成する。この光パルスの繰り返し周期は、被測定光ファイバ100を光パルスが往復するのに要する時間よりも長く設定される。この光パルスが、プローブ光として、光源部10から出力される。
この光源部10から出力されたプローブ光は、サーキュレータ20を経て、被測定光ファイバ100に入射される。なお、サーキュレータ20に換えて、光カプラを用いても良
い。
被測定光ファイバ100からの後方散乱光は、サーキュレータ20を経て、例えば、エルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA)などで構成される光増幅器30に送られる。光増幅器30で増幅された後方散乱光は、光バンドパスフィルタ32に送られる。光バンドパスフィルタ32は、10GHz程度の透過帯域を有しており、自然ブリルアン散乱光のみを透過する。この光バンドパスフィルタ32から出射される自然ブリルアン散乱光の時刻tにおける電界EB0(t)は、以下の式(1)で表される。
Figure 0007351365000002
ここで、AB0は振幅、η(t)はブリルアン散乱係数、f(t)はブリルアン散乱光の光周波数、φB0は初期位相を示している。なお、ブリルアン散乱係数η(t)及びブリルアン散乱光の光周波数f(t)は、光ファイバ中での局所的な歪みや温度変化により変化するため、時間tの関数としている。また、ここでは、簡単のため、被測定光ファイバ100での損失は考慮しない。
光バンドパスフィルタ32を透過した光は、分岐部34に送られる。分岐部34は、光バンドパスフィルタ32を透過した光を2分岐して、一方の散乱光を干渉信号取得部140に送り、他方の散乱光を強度取得部141に送る。
干渉信号取得部140は、自己遅延ホモダイン干渉計150、干渉光受光部160、及び、位相制御回路142を備えて構成される。また、自己遅延ホモダイン干渉計150は、分岐部152、遅延部156、及び、合波部158を備えて構成される。分岐部152及び合波部158は、例えば3dBカプラなど、任意好適な従来公知の光カプラで構成できる。
分岐部152は、干渉信号取得部140に送られた光を、第1光路及び第2光路に2分岐する。
この構成例では、第1光路に遅延部156が設けられている。遅延部156は、第1光路を伝播する光に時間τの遅延を与える。また、遅延部156は、位相制御回路142からの指示で、伝搬する光の位相を変化させることができる。
合波部158は、第1光路及び第2光路を伝播する光を合波して合波光を生成する。合波部158に入射される、第1光路を伝播する光信号EB1(t)及び第2光路を伝播する光信号EB2(t-τ)は、それぞれ、以下の式(2)及び(3)で表される。
Figure 0007351365000003
Figure 0007351365000004
ここで、AB1及びAB2は、それぞれEB1(t)及びEB2(t-τ)の振幅であり、φB1及びφB2は、それぞれEB1(t)及びEB2(t-τ)の初期位相である。
自己遅延ホモダイン干渉計150で生成された干渉光である合波光は、干渉光受光部160に送られる。干渉光受光部160は、合波光を受光して干渉信号I12を生成する。干渉光受光部160は、例えば、バランス型フォトダイオード(PD)162、FET増幅器164及びアナログ-ディジタル変換器(A/D)166を備えて構成される。干渉光受光部160に送られた合波光は、バランス型PD162に入力される。バランス型PD162は、合波光から電気信号であるバランス検波信号を生成する。バランス検波信号は、FET増幅器164において適宜増幅等された後、A/D166において、ディジタル信号に変換されて、干渉信号I12が得られる。この干渉光受光部160において生成される干渉信号I12は、BFS取得部170に送られる。
強度取得部141は、遅延部157、及び、受光部161を備えて構成される。強度取得部141に送られた光は、遅延部157で所定の遅延を受けた後、受光部161に送られれる。受光部161は、例えば、PD163、FET増幅器165及びA/D167で構成される。受光部161に送られた光は、PD163で電気信号に変換された後、FET増幅器165で適宜増幅される。増幅された電気信号は、A/D167においてディジタル信号に変換されて、強度信号が得られる。この受光部161において生成される強度信号は、BFS取得部170に送られる。
BFS取得部70は、例えば、後述する機能手段を実現するソフトウェアが搭載された、市販のパーソナルコンピュータを用いて構成することができる。また、BFS取得部70を、FPGA(Field-Programmable Gate Array)で構成することもできる。
なお、干渉光受光部160において生成される干渉信号I12は、非常に微弱である。従って、信号雑音比(S/N)を向上させるために、後述する平均化処理手段において平均化処理を行う必要がある。この平均化処理は、高速化のために、FPGAで実施することが望ましい。
干渉信号取得部140が備えるA/D166からBFS取得部170に送られた干渉信号は、干渉信号平均化処理手段172に送られる。干渉信号平均化処理手段172は、干渉信号に対して、平均化処理を施してブリルアン散乱係数除去手段176に送る。ここで、干渉信号I12は、以下の式(4)で表される。
Figure 0007351365000005
また、強度取得部141が備えるA/D167からBFS取得部170に送られた強度信号は強度信号平均化処理手段173に送られる。強度信号平均化処理手段173は、強度信号に対して、平均化処理を施して、ブリルアン散乱係数除去手段176に送る。
ブリルアン散乱係数除去手段176は、上記式(4)で表される干渉信号I12に含まれる、ブリルアン散乱係数η (t)を、強度信号を用いて除去する。この結果、干渉信号は、以下の式(5)になる。
Figure 0007351365000006
上記式(5)は、ブリルアン周波数の変化f(t)のみが強度変化として出力されることを示している。
上記式(5)を規格化することにより、以下の式(6)が得られ、強度変化からBFSへの換算を容易にする。
Figure 0007351365000007
上記式(6)を変形すると、以下の式(7)が得られる。BFSは以下の式(7)で算出される。
Figure 0007351365000008
上記式(7)に表されるように、BFSの周波数範囲は、遅延時間τ、及び、第1光路を伝播する光と第2光路を伝播する光の位相差φoffsetにより決定される。例えば、遅延時間τを1ナノ秒、位相差φoffsetを0とすると、BFS値は0~500MHzになる。また、φoffset=2πBFSoffsetとすると、-BFSoffset~1/2τ-BFSoffsetが測定範囲になる。このBFSoffsetの設定により、負の値も測定できるようになる。
ここで、上記式(5)から上記式(6)への規格化や、上記式(7)を用いたBFSの算出を行うには、振幅AB1B2やφoffsetの情報が必要である。しかしながら、自己遅延ホモダイン型センサでは、位相比較の計算をしない。このため、そのままでは、強度と位相の関係を見積もることはできない。また、強度と位相の関係は不変ではなく、入力されるブリルアン散乱光のS/Nや、受光素子の変換効率などによって変わってしまう。このため、BFSを一意に決定することができない。
そこで、通常の測定を開始する前にキャリブレーション測定を行い、強度と位相の関係を算出する。
図3を参照して、キャリブレーション測定について説明する。図3は、キャリブレーション測定を説明するための模式図である。
キャリブレーション測定では、遅延部156は、位相制御回路142からの信号に応答して、第1光路を伝播する光に0から2πまでの位相変化を与える。このとき、各位相状態に対して、図3(A)に示すような波形が得られる。図3(A)では、模式的に、位相φが互いにφ、φ、φである場合を示している。
ここで、予め設定された基準とするファイバ区間(以下、単に基準区間とも称する。)
を設け、各位相状態において、平均化処理された干渉信号I12の、基準区間における平均値計算を行う。この結果、図3(B)に示されるような、位相と基準区間での出力強度の平均値Iaveの関係を取得することができる。この平均値Iaveの最大値、最小値から、振幅AB1B2を算出できる。また、位相と出力強度の関係を取得できることから、BFSの測定範囲に合わせたφoffsetと、強度Ioffsetを初期値として設定できる。
基準区間を、例えば、被測定光ファイバ100のうち、長さ10~20mの部分に設定し、光ファイバセンサの筐体に収納するのがよい。
通常の測定では、キャリブレーション測定で得られた、振幅AB1B2を用いて規格化を行って、BFSを算出する。この結果、図3(C)に示すように、被測定光ファイバ100におけるBFSの分布が得られる。
なお、自己遅延ホモダイン干渉計150内の位相は、外乱などによって時々刻々と変化する。このため、通常の測定においても、基準区間の平均値Iaveを取得し、平均値IaveとIoffsetとの差分を計算し、位相をフィードバック制御することで、BFSoffsetを一定に保つ。
ここで、上述したBFSを算出するまでの過程は、自己遅延ホモダイン干渉計に入力される信号がブリルアン散乱光のみであると仮定している。しかし、実際の測定では、EDFAなどの光増幅器30で発生する自然放射増幅光(ASE:Amplified Sponteneous Emission)に起因するノイズ(以下、ASEノイズとも称する。)も、自己遅延ホモダイン干渉計に入力される。通常、ASEノイズ同士では干渉しないが、光増幅器30の後段に設けられている光バンドパスフィルタ32によって狭窄化されることにより、ASEが非常に微弱な、線幅の太いレーザ光として振る舞い干渉してしまう場合がある。光バンドパスフィルタ32によって狭窄化されたASEノイズを1つの信号成分として、以下の式(8)のように定義する。
Figure 0007351365000009
ここで、AN0は、ASEノイズの振幅であり、φN0は、ASEノイズの初期位相である。この信号成分が、自己遅延ホモダイン干渉計50の分岐部52で2分岐され、第1光路及び第2光路を伝播した後、合波部158に入射されるとき、第1光路を伝播する光信号EN1(t)及び第2光路を伝播する光信号EN2(t-τ)は、それぞれ、以下の式(9)及び(10)で表される。
Figure 0007351365000010
Figure 0007351365000011
ここで、AN1及びAN2は、それぞれEN1(t)及びEN2(t-τ)の振幅であり、φN1及びφN2は、それぞれEN1(t)及びEN2(t-τ)の初期位相である。
上記式(2)及び(3)で表されるブリルアン散乱光成分と、上記式(9)及び(10)で表されるASEノイズ成分とが、自己遅延ホモダイン干渉計150で干渉した結果得られる信号Itotalは、以下の式(11)~(14)で与えられる。
Figure 0007351365000012
Figure 0007351365000013
Figure 0007351365000014
Figure 0007351365000015
ここで、Iは、ブリルアン散乱光同士による干渉成分、IはASEノイズ同士による干渉成分、IBNは、ブリルアン散乱光とASEノイズによる干渉成分である。上記式(11)から、干渉信号には、ブリルアン散乱光の成分だけでなく、ASEノイズの成分も重畳される。このため、ASEノイズを考慮せずにキャリブレーション測定を行っても、BFSを算出できない場合がある。
そこで、この発明の自己遅延ホモダイン型センサでは、ASEノイズの干渉成分を除去可能なキャリブレーション測定を行う。
なお、上記式(14)で与えられる、ブリルアン散乱光とASEノイズによる干渉成分IBNは、非常に微弱であるため、省略することができる。従って、上記式(11)は、以下の式(15)のように書き直せる。
Figure 0007351365000016
図4は、この発明に係るキャリブレーション測定を説明するための模式図である。
ここで、上述した基準区間だけでなく、予め設定された、被測定光ファイバ100が存在しない区間(以下、ASEノイズ区間又は単にノイズ区間とも称する。)も、キャリブレーション測定に用いる。ASEノイズ区間は、被測定光ファイバ100が存在しない区間であるため、この区間の信号は、ASEノイズ成分のみである。被測定光ファイバ10
0が存在しないASEノイズ区間は、例えば、光ファイバへ入射するパルス間隔を、光ファイバの往復伝播時間よりも長くすることで設けることができる。
各位相状態において、基準区間と、ASEノイズ区間のそれぞれについて、平均化処理された干渉信号I12の、平均値計算を行う。この場合、基準区間の平均値Itotalは、ブリルアン散乱光の成分と、ASEノイズの成分とが重畳されたものである。一方、ASEノイズ区間の平均値Iは、ASEノイズの成分のみである。従って、基準区間の平均値Itotalから、ASEノイズの成分Iを減算することで、基準区間におけるブリルアン散乱光の成分Iが得られる。従って、このIを、図3を参照して説明したキャリブレーションの平均値Iaveとして用いることで、ASEノイズの成分が除去された、正確なBFSの測定を行うことができる。
なお、通常の測定時においても、ASEノイズ区間から得られるASEノイズの成分を、被測定光ファイバ100が存在する区間の信号から減算して、除去するのがよい。
(構成例)
図5を参照して、この発明の、自己遅延ホモダイン型センサの構成例及び動作を説明する。図5は、この発明の自己遅延ホモダイン型センサの構成例を説明するための模式図である。なお、BFS取得部以外は、図1を参照して説明した自己遅延ホモダイン型センサと同様に構成できるので、重複する説明及び図示を省略することもある。
先ず、キャリブレーション測定時について説明する。
BFS取得部171に送られた干渉信号は干渉信号平均化処理手段172に送られる。干渉信号平均化処理手段172は、S/N改善のために、干渉信号に対して、平均化処理を施す。平均化処理された干渉信号は、基準区間及びノイズ区間平均値計算手段180に送られる。基準区間及びノイズ区間平均値計算手段180は、平均化処理された干渉信号の基準区間における平均値を取得するとともに、ノイズ区間における平均値を取得する。
ブリルアン散乱光振幅計算手段186は、基準区間における平均値Itotalから、ノイズ区間における平均値Iを減算することによりノイズ成分を除去して、基準区間のブリルアン散乱光の振幅Iの平均値を取得する。得られた平均値は、図3を参照して説明したキャリブレーションにおける平均強度Iaveに対応し、位相及び振幅計算手段184に送られる。その後、位相制御手段182が、位相制御回路142に指示を送り、φoffsetを0から2πまで掃引する。φoffsetが0から2πまで掃引された後、位相及び振幅計算手段184は、図3(B)に示されるような位相と出力強度の関係を取得し、振幅AB1B2を算出する。この振幅AB1B2は、通常測定時の規格化に用いられる。また、位相及び振幅計算手段184は、位相と出力強度の関係から、初期位相φoffsetと、φoffsetに対応する初期強度Ioffsetと設定する。
次に、通常測定時について説明する。
BFS取得部171に送られた干渉信号は干渉信号平均化処理手段172に送られる。平均化処理された干渉信号は、基準区間及びノイズ区間平均値計算手段180に送られる。基準区間及びノイズ区間平均値計算手段180は、平均化処理された干渉信号の、基準区間における平均値を取得するとともに、ノイズ区間における平均値を取得する。
ブリルアン散乱光の振幅計算手段186は、測定された振幅Itotalからノイズ区間における平均値Iを減算する。この結果、被測定光ファイバ100が設けられている区間について、ASEノイズの成分が除去され、ブリルアン散乱光の振幅Iが得られる
BFS取得部171に送られた強度信号は強度信号平均化処理手段173に送られる。強度信号平均化処理手段173は、強度信号に対して、平均化処理を施して、ブリルアン散乱係数除去手段176に送る。
ブリルアン散乱係数除去手段176は、干渉信号I12に含まれる、ブリルアン散乱係数η (t)を、強度信号を用いて除去する。この処理により、上記式(4)から上記式(5)が得られる。
規格化手段179は、ブリルアン散乱係数除去手段176で、ブリルアン散乱係数η (t)が除去された干渉信号を、キャリブレーション測定時に位相及び振幅計算手段184で算出された振幅AB1B2を用いて規格化する。この処理により、上記式(6)が得られる。
BFS算出手段188は、規格化された干渉信号の強度から初期位相φoffsetを用いて、上記式(7)に従って、BFSを算出する。
また、位相制御手段182は、平均値Iaveが初期強度Ioffsetに一致するように、位相制御回路142に指示を送る、いわゆる、フィードバック制御を行う。
BFSは歪みと温度に対して依存性を持つので、BFSを決定した後は、任意好適な従来公知の技術を用いて、被測定光ファイバ100の歪みや温度を取得できる。すなわち、この発明の光ファイバセンサは、分布型の歪み及び温度センサに適用することができ、また、この発明のブリルアン周波数シフト測定方法は、歪み及び温度測定方法に適用することができる。
以上説明したように、この発明の自己遅延ホモダイン型センサ、及び、BFS測定方法によれば、ASEノイズによる干渉成分を除去できるので、正確にBFSを算出できる。
10 光源部
12 光源
14 光パルス発生器
20 サーキュレータ
30 光増幅器
32 光バンドパスフィルタ
34 分岐部
90 タイミング制御器
100 被測定光ファイバ
140 干渉信号取得部
141 強度取得部
142 位相制御回路
150 自己遅延ホモダイン干渉計
152 分岐部
156、157 遅延部
158 合波部
160 干渉光受光部
161 受光部
162 バランス型PD
163 PD
164、165 FET増幅器
166、167 A/D
170、171 BFS取得部
172 干渉信号平均化処理手段
173 強度信号平均化処理手段
176 ブリルアン散乱係数除去手段
178、179 規格化手段
180 基準区間及びノイズ区間平均値計算手段
182 位相制御手段
184 位相及び振幅計算手段
186 ブリルアン散乱光振幅計算手段
188 BFS算出手段

Claims (4)

  1. プローブ光を生成する光源部と、
    前記プローブ光により測定対象となる光ファイバで発生する後方ブリルアン散乱光を、2分岐する分岐部と、
    前記分岐部で2分岐された一方の散乱光が入力されて、自己遅延型のホモダイン干渉により干渉信号を生成する干渉信号取得部と、
    前記分岐部で2分岐された他方の散乱光が入力されて、前記散乱光の強度を示す強度信号を生成する強度取得部と、
    前記干渉信号及び前記強度信号から、ブリルアン周波数シフト量を取得するブリルアン周波数シフト取得部と
    を備え、
    前記干渉信号取得部は、
    入力された散乱光を第1光路及び第2光路に2分岐する分岐部と、
    前記第1光路に設けられ、前記ブリルアン周波数シフト取得部からの指示に応じて散乱光の位相を変化させることができる遅延部と、
    前記第1光路及び前記第2光路を経て受け取った光を合波して干渉光を生成する合波部と
    を有する自己遅延型のホモダイン干渉計、及び、
    前記干渉光を電気信号に変換して干渉信号を生成する干渉光受光部
    を備え、
    前記ブリルアン周波数シフト取得部は、
    予め設定された基準区間及びノイズ区間の、前記干渉信号の平均強度を取得する基準区間及びノイズ区間平均値計算手段と、
    干渉信号から、ノイズ区間の平均強度であるノイズ成分を除去するブリルアン散乱光振幅計算手段と、
    前記第1光路を伝播する散乱光の位相を、0から2πまで掃引するように前記遅延部を制御できる位相制御手段と、
    前記強度信号を用いて、ノイズが除去された干渉信号からブリルアン散乱係数を除去する、ブリルアン散乱係数除去手段と、
    前記位相を0から2πまで掃引して得られた、前記基準区間の、ノイズが除去された干渉信号の平均強度Iaveから、位相と前記平均強度Iaveの関係を取得し、前記関係
    を用いて、干渉信号の振幅、及び、ブリルアン周波数シフトの測定範囲を規定する初期位相φoffsetを取得する、位相及び振幅計算手段と、
    ブリルアン散乱係数が除去された干渉信号を、ノイズが除去された干渉信号の振幅を用いて規格化する、規格化手段と、
    規格化された干渉信号を用いてブリルアン周波数シフトを算出するブリルアン周波数シフト算出手段と
    を備える
    ことを特徴とする光ファイバセンサ。
  2. 前記位相制御手段は、前記基準区間の平均強度Iaveが、前記初期位相φoffsetに対応する初期強度Ioffsetに一致するように、前記遅延部における位相を制御できる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ。
  3. プローブ光を生成する過程と、
    前記プローブ光により測定対象となる光ファイバで発生する後方ブリルアン散乱光を2分岐する過程と、
    前記2分岐された一方の散乱光を第1光路及び第2光路に2分岐する過程と、
    前記第1光路を伝搬する散乱光に遅延を与える過程と、
    前記第1光路及び前記第2光路を伝播する散乱光を合波して干渉光を生成する過程と、
    前記干渉光を光電変換することにより電気信号である干渉信号を生成する過程と、
    前記後方ブリルアン散乱光が2分岐された他方の散乱光から、散乱光強度を示す強度信号を取得する過程と、
    前記干渉信号及び前記強度信号からブリルアン周波数シフトを取得する過程と
    を備え、
    通常の測定前に、キャリブレーション測定が行われ、
    前記キャリブレーション測定は、
    予め設定された基準区間及びノイズ区間の、前記干渉信号の平均強度を取得する過程と、
    前記基準区間の干渉信号の平均強度から、前記ノイズ区間の干渉信号の平均強度であるノイズ成分を除去する過程と、
    位相を0から2πまで掃引して得られた、前記基準区間の、ノイズが除去された干渉信号の平均強度Iaveから、位相と前記平均強度Iaveの関係を取得し、前記関係を用いて、干渉信号の振幅、及び、ブリルアン周波数シフトの測定範囲を規定する初期位相φoffsetを取得する過程と、
    前記第1光路を伝搬する散乱光の位相における位相を初期位相φoffsetに設定する過程と
    を備え
    前記ブリルアン周波数シフトを取得する過程は、
    前記強度信号を用いて、ノイズが除去された干渉信号からブリルアン散乱係数を除去する過程と、
    ブリルアン散乱係数が除去された干渉信号を、ノイズが除去された干渉信号の振幅を用いて規格化する過程と、
    規格化された干渉信号を用いてブリルアン周波数シフトを算出する過程と
    を備え
    ことを特徴とするブリルアン周波数シフト測定方法。
  4. 通常の測定は、
    予め設定された基準区間及びノイズ区間の、前記干渉信号の平均強度を取得する過程と、
    前記基準区間の干渉信号の平均強度から、前記ノイズ区間の干渉信号の平均強度であるノイズ成分を除去する過程と
    を備え、
    前記基準区間の干渉信号の平均強度が、前記初期位相φoffsetに対応する初期強度Ioffsetに一致するように、前記第1光路を伝播する散乱光の位相を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載のブリルアン周波数シフト測定方法。
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