JP7347352B2 - ステータ - Google Patents

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Description

本発明は、インナーロータ型回転電機のステータに関する。
従来、特許文献1に開示されているようなインナーロータ型回転電機のステータにおいて、低コスト化のために巻線をノズル巻きで製造する場合、ステータコア最外径よりも外側に配置された治具に電線の端部を巻き付けてから巻回作業を行う。そのため、接点用のコイルターミナルはステータ外周部に配置され、コイルターミナルと巻線との接続点はステータコア最外径よりも外側の位置となる。
特許第6520739号公報
巻線をノズル巻きで製造する場合、コイルターミナルがステータコアから径方向外側に突き出すように設けられるため、ステータの径方向体格が大きくなる。したがって、低コスト化と小型化の両立が困難であった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、安価で小型なステータを提供することである。
本発明は、インナーロータ型回転電機(30)のステータ(31)であって、複数のティース(56)を有するステータコア(32)と、ティースの周りに巻かれてなるコイル(71)を有する複数の巻線(33)と、巻線の一端部(72)もしくは他端部(73)、または、一端部および他端部の両方を保持する複数の巻線保持部(83)と、巻線に接続された巻線接続部(84)を有する複数のコイルターミナル(81)とを備える。巻線は、2つ以上のティースに渡って設けられた1本の電線からなり、当該巻線の一端部から他端部までの間に2つ以上のコイルを有する。巻線保持部は、巻線接続部とは別の位置に設けられており、巻線の材料となる電線を絡げることで少なくとも巻線を形成し始めてから巻線と巻線接続部とを接続するまでの間、電線を保持可能である。回転電機の回転軸心に直交する方向を径方向と定義すると、巻線保持部および巻線接続部は、コイルよりも径方向内側に配置されている。
これによりステータの内周部に位置する巻線保持部および巻線接続部を用いて、巻線の巻き始めから巻き終わりまでの間に2つ以上のティースに連続して巻回するノズル巻きを実施できる。そのため、低コストで製造可能なノズル巻きを採用しつつ、コイルターミナルが径方向外側に突き出すように設けられるのを回避できる。したがって、安価で小型なステータを得ることができる。
第1実施形態のモータを備える回転式アクチュエータが適用されたシフトバイワイヤシステムを説明する模式図。 図1の回転式アクチュエータの断面図。 図2のステータおよび制御基板を矢印III方向から見た図。 図2のステータの要部拡大図。 図4のステータを矢印V方向から見た図。 図3の巻線およびコイルターミナルを模式的に示す図。 図2のステータ、モータターミナルおよびセンサターミナルを矢印VII方向から見た図。 第2実施形態のステータを軸方向から見た図であって、第1実施形態の図3に対応する図。 図8の巻線およびコイルターミナルを模式的に示す図。
以下、ステータの複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態のインナーロータ型回転電機としてのモータ30は、回転式アクチュエータ(以下、アクチュエータ)10に備えられる。アクチュエータ10は、車両用変速機11のケース12の外壁に固定され、シフトバイワイヤシステム13の動力源として用いられる。シフトバイワイヤシステム13は、制御装置15がシフト操作装置14からの指令信号に応じてアクチュエータ10を制御することにより、変速機11のシフトレンジ切替機構16を作動させてシフトレンジを切り替える。
(アクチュエータ)
先ず、アクチュエータ10の全体構成について図2を参照して説明する。アクチュエータ10は、ハウジング20、モータ30および減速機40を備える。
ハウジング20は、カップ状のフロントハウジング21およびリアハウジング22を有する。フロントハウジング21およびリアハウジング22は、開口部同士が組み合わされてボルト23により互いに締結されている。フロントハウジング21には、有底筒状の金属プレート24がインサートされている。リアハウジング22は、フロントハウジング21とは反対側に突き出す筒状突出部28を有する。リアハウジング22の外壁にはブラケット29が固定されている。アクチュエータ10は、ブラケット29を用いて変速機11のケース12(図1参照)に固定される。
モータ30は、ステータ31およびロータ34を有する。ステータ31は、金属プレート24に例えば圧入等により固定されたステータコア32と、ステータコア32に設けられた巻線33とを有する。ロータ34は、モータ側軸受35および減速機側軸受36により回転軸心AX1まわりに回転可能に支持された回転軸37と、回転軸37の外側に嵌合して固定されたロータコア38とを有する。モータ側軸受35は、金属プレート24に設けられている。減速機側軸受36は、後述の出力部材44に設けられている。
減速機40は、偏心軸41、リングギア42、偏心ギア43、出力部材44および伝達機構45を備える。偏心軸41は、回転軸心AX1に対して偏心する偏心軸心AX2上に設けられ、回転軸37と一体に形成されている。リングギア42は、回転軸心AX1と同軸上に設けられ、リアハウジング22に固定されている。偏心ギア43は、リングギア42の内歯部46と噛み合う外歯部47を有し、偏心軸41に設けられた軸受48により遊星運動可能に支持されている。遊星運動とは、偏心軸心AX2まわりに自転しつつ回転軸心AX1まわりに公転する運動のことである。遊星運動時の偏心ギア43の自転速度は、回転軸37の回転速度に対して変速させられる。
出力部材44は、回転軸心AX1と同軸上に設けられ、リアハウジング22に設けられた軸受49により回転可能に支持されている。伝達機構45は、偏心ギア43に形成された係合突起51と、出力部材44に形成され、係合突起51が挿入された係合孔52とから構成され、偏心ギア43の偏心軸心AX2まわりの回転を出力部材44に伝達する。
アクチュエータ10では、巻線33の通電相が切り替えられることにより回転磁界が発生し、この回転磁界により生じる磁気的吸引力または反発力を受けてロータ34が回転する。ロータ34と共に偏心軸41が回転軸心AX1まわりに回転すると偏心ギア43が遊星運動し、ロータ34の回転に対して減速させられた偏心ギア43の回転が出力部材44から出力される。
(ステータ)
次に、ステータ31およびその配線について図2~図7を参照して説明する。以下の説明において、回転軸心AX1に平行な方向のことを単に「軸方向」と記載し、回転軸心AX1まわりの方向のことを単に「周方向」と記載し、回転軸心AX1に直交する方向のことを単に「径方向」と記載する。また、アクチュエータ10の構成要素に対して外側の部分のことを「外部」と記載する。
図2および図3に示すように、ステータ31は、ステータコア32と、複数の巻線33と、ステータコア32と巻線33との間に介在するインシュレータ61と、巻線33に接続された複数のコイルターミナル81とを備える。
ステータコア32は、軸方向に積層された複数枚の金属板から構成されている。ステータコア32は、フロントハウジング21の筒部25の内壁に固定された環状のヨーク55と、ヨーク55から径方向内側に突き出すように形成された複数のティース56とを有する。
図3~図5に示すように、インシュレータ61は、ヨーク55の軸方向両端および径方向内側の内壁に設けられたヨーク絶縁部62と、ティース56の周りの部分(すなわちティース56の先端面以外の部分)に設けられたティース絶縁部63と、ティース絶縁部63のうちティース先端側から軸方向および周方向に突き出すように設けられたフランジ部64とを有し、ステータコア32に組み付けられている。
図3および図6に示すように、複数の巻線33は、U相巻線33u1、33u2、V相巻線33v1、33v2、およびW相巻線33w1、33w2を含む。U相巻線33u1、V相巻線33v1およびW相巻線33w1により第1系統目の巻線組が構成され、また、U相巻線33u2、V相巻線33v2およびW相巻線33w2により第2系統目の巻線組が構成されている。巻線33は2系統設けられることで冗長化されている。以下、各巻線を区別しない場合、単に「巻線33」と記載する。
巻線33は、ティース56の周り、すなわちインシュレータ61のティース絶縁部63に巻かれてなるコイル71を有する。1つの巻線33は、1本の電線からなり、その一端部72から他端部73までの間に2つのコイル71を有する。各コイル71間には渡り線74が設けられている。つまり、1つの巻線33が2つのティース56に渡って設けられている。
U相巻線33u1はコイル71u1、71u4を有し、U相巻線33u2はコイル71u2、71u3を有する。V相巻線33v1はコイル71v1、71v4を有し、V相巻線33v2はコイル71v2、71v3を有する。W相巻線33w1はコイル71w1、71w4を有し、W相巻線33w2はコイル71w2、71w3を有する。第1実施形態では、ティース56が12個設けられており、ティース56毎に1つのコイル71が設けられている。1つの巻線33が1相分のコイル71を持っている。
図2~図4に示すように、ヨーク絶縁部62は、フロントハウジング21の底部26側に突き出す突起状の係止部65を有する。係止部65は、渡り線74を係止している。第1実施形態では、係止部65はインシュレータ61に一体に設けられている。
図2および図3に示すように、アクチュエータ10は、ロータコア38に設けられた磁石57と、ロータ34の回転位置を検出する素子であって、磁石57の磁気を検出する磁気センサ58と、磁気センサ58を実装した制御基板59とを備える。
図2に示すように、フロントハウジング21は、樹脂製の本体部を構成する底部26、筒部25およびコネクタ部27を有する。コネクタ部27は、筒部25の外側に形成されている。コネクタ部27には、外部コネクタ17が着脱可能に接続される。外部コネクタ17は、電源端子18および信号端子19を保持している。
図2、図4、図5および図7に示すように、フロントハウジング21は、コイルターミナル81に接続され、外部の電源端子18に直接接続可能な外部接続ターミナルとしての複数のモータターミナル91と、制御基板59に接続され、外部の信号端子19に接続可能な複数のセンサターミナル95とを有する。モータターミナル91およびセンサターミナル95は、フロントハウジング21の本体部にインサートされており、底部26から筒部25を通ってコネクタ部27まで延びている。第1実施形態では、モータターミナル91およびセンサターミナル95は、一次成形体99に保持された状態でフロントハウジング21にインサートされる。
図2~図5に示すように、フランジ部64のうちフロントハウジング21の底部26側には、コイルターミナル81を保持するターミナル保持部67が設けられている。第1実施形態では、ターミナル保持部67はインシュレータ61に一体に設けられている。
コイルターミナル81は、ターミナル保持部67に保持された被保持部82と、巻線33の一端部72または他端部73を保持する巻線保持部83と、巻線33に電気的に接続された巻線接続部84と、モータターミナル91に当接して電気的に接続された当接部85とを有する。第1実施形態では、巻線保持部83はコイルターミナル81に一体に設けられている。
ティース56毎に1つのコイルターミナル81が設けられている。12個のコイルターミナル81のうち、6個のコイルターミナル81には一端部72が接続され、他の6個のコイルターミナル81には他端部73が接続されている。
コイルターミナル81は、巻線33の両端部にそれぞれ設けられており、巻線1相あたり2つ設けられている。巻線33の巻始め部分である一端部72は、巻線保持部83から巻線接続部84を通ってティース56まで延びている。巻線33の巻終わり部分である他端部73は、ティース56から巻線接続部84を通って巻線保持部83まで延びている。
モータターミナル91は、軸方向に垂直な方向に延びつつコイルターミナル81の当接部85に軸方向に当接された被当接部92を有する。コイルターミナル81は、バスバー等の結線部品を介すことなくモータターミナル91に直接結合している。第1実施形態では、当接部85と被当接部92とは溶接により結合されている。以下、当接部85と被当接部92との結合部のことを、適宜「溶接部」と記載する。
巻線保持部83および巻線接続部84はコイル71よりも径方向内側に配置されており、溶接部はステータコア32のティース先端よりも径方向内側に配置されている。具体的には、図4および図5に示すように、巻線保持部83および巻線接続部84は、被保持部82から軸方向において底部26側に延びるように形成されている。当接部85は、巻線保持部83の先端から径方向内側に延びるように形成されている。第1実施形態では、巻線保持部83と巻線接続部84は、被保持部82からそれぞれ分岐して設けられている。
巻線33はノズル巻きで製造されている。具体的には、電線を巻線保持部83に絡げて巻線接続部84に通した後、1つ目のティース絶縁部63に巻き付ける。続いて、1つ目のティース絶縁部63から引き出した電線を係止部65に係止させた後、2つ目のティース絶縁部63に巻き付ける。最後、2つ目のティース絶縁部63から引き出した電線を最初のものとは別の巻線接続部84に通した後、巻線保持部83に絡げる。巻線接続部84と巻線33は、例えばヒュージング等により接続される。
上述のように複数のスロット間を跨いで巻回作業が行われる。ステータ31の外周部に配置された係止部65と、内周部に配置された巻線保持部83および巻線接続部84とを用いる場合、ティース絶縁部63への電線の巻き層数を奇数にすることで、完全整列巻きが実現する。巻線33の一層目と三層目は径方向内側から外側に向かって巻き付けられ、二層目は径方向外側から内側に向かって巻き付けられる。
(効果)
以上説明したように第1実施形態では、ステータ31は、複数のティース56を有するステータコア32と、ティース56の周りに巻かれてなるコイル71を有する複数の巻線33と、巻線33の一端部72または他端部73を保持する複数の巻線保持部83と、巻線33に接続された巻線接続部84を有する複数のコイルターミナル81とを備える。巻線33は、一端部72から他端部73までの間に2つ以上のコイル71を有する。巻線保持部83および巻線接続部84は、コイル71よりも径方向内側に配置されている。
これによりステータ31の内周部に位置する巻線保持部83および巻線接続部84を用いて、巻線33の巻き始めから巻き終わりまでの間に2つ以上のティース56に連続して巻回するノズル巻きを実施できる。そのため、低コストで製造可能なノズル巻きを採用しつつ、コイルターミナル81が径方向外側に突き出すように設けられるのを回避できる。したがって、安価で小型なステータ31を得ることができる。
また、第1実施形態では、一端部72は巻線保持部83から巻線接続部84を通ってティース56まで延びている。他端部73はティース56から巻線接続部84を通って巻線保持部83まで延びている。そのため、巻線33の巻回工程において電線を巻線接続部84に通すことにより、巻線接続部84と巻線33との接続工程において巻線33の操作が不要になり、圧着だけを行えば良いので、接続工程を簡素化できる。
また、第1実施形態では、巻線保持部83はコイルターミナル81に一体に設けられている。これにより巻線保持部83の強度確保が容易になる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、図8および図9に示すように、巻線33は一端部72から他端部73までの間に4つのコイル71を有する。U相巻線33uはコイル71u11、71u12、71u21、71u22を有し、V相巻線33vはコイル71v11、71v12、71v21、71v22を有し、W相巻線33wはコイル71w11、71w12、71w21、71w22を有する。U相巻線33uにおいて、一端部72から中間部74cまでのコイル71u11、71u12と、中間部74cから他端部73までの71u21、71u22とが並列に配置されている。V相巻線33vおよびW相巻線33wにおいても同様に、第1コイル郡と第2コイル郡とが並列に配置されている。
複数のコイルターミナルは、一端部72および他端部73に接続された第1巻線接続部841を有する第1コイルターミナル811と、1つの巻線33に含まれる2つのコイル71間の中間部74cに接続された第2巻線接続部842を有する第2コイルターミナル812とを含む。第1コイルターミナル811および第2コイルターミナル812の形状は、第1実施形態におけるコイルターミナル81の形状と同様である。第1コイルターミナル811の第1巻線接続部841および第2コイルターミナル812の第2巻線接続部842は、コイル71よりも径方向内側に配置されている。1つの巻線33に含まれる一端部72および他端部73は、同一の第1巻線接続部841に接続されている。
巻線33はノズル巻きで製造されている。具体的には、電線を第1巻線保持部831に絡げて第1巻線接続部841に通した後、1つ目のティース絶縁部63に巻き付ける。続いて、1つ目のティース絶縁部63から引き出した電線を係止部65に係止させた後、2つ目のティース絶縁部63に巻き付ける。続いて、2つ目のティース絶縁部63から引き出した電線を第2巻線接続部842に通し、係止部65に係止させた後、3つ目のティース絶縁部63に巻き付ける。続いて、3つ目のティース絶縁部63から引き出した電線を係止部65に係止させた後、4つ目のティース絶縁部63に巻き付ける。最後、4つ目のティース絶縁部63から引き出した電線を最初の第1巻線接続部841に通した後、最初の第1巻線保持部831に絡げる。第1巻線接続部841と一端部72および他端部73は、例えばヒュージング等により接続される。第2巻線接続部842と中間部74cも同様に、例えばヒュージング等により接続される。
(効果)
第2実施形態のステータ31によれば、第1コイルターミナル811と第2コイルターミナル812との間において、1つの巻線33の一端部72から中間部74cまでのコイル71と、中間部74cから他端部73までのコイル71とが並列に配置される。そのため、巻線を直列に巻回する場合と同様に、巻線33の巻き始めから巻き終わりまでの間に2つ以上のティース56に連続して巻回するノズル巻きを実施しつつ、その途中で巻線33を第2コイルターミナル812に通すことで、並列回路を構築できる。また、従来のように直列に巻回された2つの巻線の両端にコイルターミナルを設ける形態に対して、2つのコイルターミナルを1つの第2コイルターミナル812に置き代えることができるとともに、巻線33の端末処理の回数を少なくできる。そのため、部品点数および製造工数を低減できる。
また、第2実施形態では、1つの巻線33に含まれる一端部72および他端部73は、同一の第1巻線接続部841に接続されている。これにより中間部74c側のみならず、端部側においても2つのコイルターミナルを1つの第1コイルターミナル811に置き代えることができるとともに、巻線33の端末処理の回数を少なくできる。そのため、部品点数および製造工数をさらに低減できる。
また、第2実施形態では、第1巻線接続部841および第2巻線接続部842は、コイル71よりも径方向内側に配置されている。そのため、第1実施形態と同様に、ステータ31の内周部に位置する巻線接続部841、842を用いて、巻線33の巻き始めから巻き終わりまでの間に2つ以上のティース56に連続して巻回するノズル巻きを実施できる。そのため、低コストで製造可能なノズル巻きを採用しつつ、コイルターミナル811、812が径方向外側に突き出すように設けられるのを回避できる。したがって、安価で小型なステータ31を得ることができる。
[他の実施形態]
他の実施形態では、巻線保持部は、コイルターミナルの一部に限らず、例えばインシュレータまたはその他の部材の一部であってもよい。また、巻線保持部の延出方向は、軸方向に限らず、径方向、周方向、またはそれ以外の方向であってもよい。
他の実施形態では、コイルターミナルとモータターミナルとの接合は、溶接に限らず、圧接またははんだ等の他の方法で行われてもよい。他の実施形態では、フロントハウジングのコネクタ部は2つ以上に分かれていてもよい。
他の実施形態では、ティースの数は、12個に限らず、それ以外の数であってもよい。他の実施形態では、巻線相数は、3相に限らず、それ以外の相数であってもよい。他の実施形態では、ステータは、モータに限らず、発電機に適用されてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
30 モータ(インナーロータ型回転電機)、31 ステータ、32 ステータコア、
33 巻線、56 ティース、71 コイル、72 一端部、73 他端部、
81 コイルターミナル、83 巻線保持部、84 巻線接続部、AX1 回転軸心。

Claims (3)

  1. インナーロータ型回転電機(30)のステータ(31)であって、
    複数のティース(56)を有するステータコア(32)と、
    前記ティースの周りに巻かれてなるコイル(71)を有する複数の巻線(33)と、
    前記巻線の一端部(72)もしくは他端部(73)、または、前記一端部および前記他端部の両方を保持する複数の巻線保持部(83)と、
    前記巻線に接続された巻線接続部(84)を有する複数のコイルターミナル(81)と、
    を備え、
    前記巻線は、2つ以上の前記ティースに渡って設けられた1本の電線からなり、前記一端部から前記他端部までの間に2つ以上の前記コイルを有し、
    前記巻線保持部は、前記巻線接続部とは別の位置に設けられており、前記巻線の材料となる電線を絡げることで少なくとも前記巻線を形成し始めてから前記巻線と前記巻線接続部とを接続するまでの間、前記電線を保持可能であり、
    前記回転電機の回転軸心(AX1)に直交する方向を径方向と定義すると、
    前記巻線保持部および前記巻線接続部は、前記コイルよりも径方向内側に配置されている、ステータ。
  2. 前記一端部は、前記巻線保持部から前記巻線接続部を通って前記ティースまで延び、
    前記他端部は、前記ティースから前記巻線接続部を通って前記巻線保持部まで延びている、請求項1に記載のステータ。
  3. 前記巻線保持部は前記コイルターミナルに一体に設けられている、請求項1または2に記載のステータ。
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