JP7347196B2 - 車両用シートの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートの制御装置に関する。
従来、自動車などの車両には、モータにより、リクライニング角度変更やスライド移動等を行うシート、所謂パワーシートが設けられている。特許文献1には、こうしたパワーシートのモータを制御する制御装置が開示されている。
特開2007-1366号公報
ところで、こうした制御装置において、リモコンキーなどを用いた操作によってシートのスライド移動を行う場合、当該シートと、当該シートの移動方向の前方に位置する他のシートとによって物が挟み込まれるおそれがある。
そこで、上述した挟み込みを抑制するために、モータの負荷を検知するとともに、制御装置により、当該負荷と所定の閾値とを比較し、当該負荷が所定の閾値を超えた場合に、挟み込みが発生したとしてモータの駆動を停止することが考えられる。
しかしながら、上記閾値を比較的小さく設定した場合、例えば乗員がシートに着座した状態で当該シートをスライド移動させる操作を行うと、当該シートを駆動するモータの負荷が上記閾値を超えやすくなり、乗員の意に反して当該シートをスライド移動できなくなる、所謂誤停止が発生するという不都合が生じる。
一方、閾値を大きく設定した場合には、乗員が着座していない状態のシートがスライド移動し、当該シートと他のシートとの間で挟み込みが発生した場合であっても、当該シートを駆動するモータの負荷が上記閾値を超えないことでモータを停止させることができず、挟み込みを抑制することが難しい。
本発明の目的は、挟み込みを抑制しつつ、誤停止の発生を抑制できる車両用シートの制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するための車両用シートの制御装置は、車両に搭載されるシートを駆動する駆動部と、操作信号に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、を備える。上記車両用シートの制御装置は、前記駆動部に作用する負荷を検知する負荷検知部と、前記シートにおける乗員の着座状態を検知する着座状態検知部と、を備える。前記制御部は、前記負荷検知部により検知された負荷が予め設定された閾値を超えたときに前記駆動部の駆動を制限するものであり、前記シートに乗員が着座している場合には、着座していない場合に比べて前記閾値を大きくする。
同構成によれば、制御部によって、駆動部に作用する負荷が予め設定された閾値を超えたときに駆動部の駆動が制限される。ここで、シートに乗員が着座していない場合には、上記閾値が相対的に小さな値に設定される。このため、乗員が着座していない状態のシートが駆動されることで挟み込みが発生すると、駆動部に作用する負荷が増大して上記閾値を超えることで、駆動部の駆動が制限されるようになる。一方、シートに乗員が着座している場合には、上記閾値が相対的に大きな値に設定される。このため、乗員がシートに着座した状態で当該シートを駆動させる操作を行うことで駆動部に作用する負荷が増大しても、そのことだけで上記閾値を超えにくくなる。これにより、乗員の意に反してシートを駆動できなくなる、所謂誤停止の発生を抑制できる。したがって、挟み込みを抑制しつつ、誤停止の発生を抑制することができる。
上記車両用シートの制御装置において、前記シートの前方及び後方をそれぞれ前方及び後方とするとき、前記駆動部は、前記シートを前方または後方にスライド移動させるスライド駆動部を含み、前記制御部は、前記シートを低速にてスライド移動させるための第1操作信号が入力されたときに、前記シートを第1速度にてスライド移動させるべく前記スライド駆動部を制御する一方、前記制御部は、前記シートを高速にてスライド移動させるための第2操作信号が入力されたときに、前記シートを前記第1速度よりも高速の第2速度にてスライド移動させるべく前記スライド駆動部を制御することが好ましい。
同構成によれば、制御部に第1操作信号を入力するための操作と第2操作信号を入力するための操作とを使い分けることによって、シートをスライド移動させる際の速度を変更することができる。
上記車両用シートの制御装置において、前記制御部は、前記第1操作信号が入力されたときに、前記シートに乗員が着座している場合には、着座していない場合に比べて前記閾値を大きくすることが好ましい。
同構成によれば、シートを低速にてスライド移動させるための操作が行われる場合において、挟み込みを抑制しつつ、誤停止の発生を抑制することができる。
上記車両用シートの制御装置において、前記制御部は、前記第2操作信号が入力されたときに、前記シートに乗員が着座している場合には、常に、前記駆動部の駆動を制限することが好ましい。
同構成によれば、シートに乗員が着座している場合において、シートを高速にてスライド移動させるための操作が誤って行われたときにシートが高速にて移動することを一層抑制できる。
本発明によれば、挟み込みを抑制しつつ、誤停止の発生を抑制することができる。
車両用シートの制御装置の一実施形態について、制御装置を備える車両用のシートを示す斜視図。 同実施形態のシートを示す側面図。 同実施形態の制御装置の電気的構成を示すブロック図。 シートECUによる処理手順を示すフローチャート。 シートECUによる処理手順を示すフローチャート。 シートECUによる処理手順を示すフローチャート。
以下、図1~図6を参照して、車両用シートの制御装置の一実施形態について説明する。
なお、以降において、車両の前後方向を前後方向Lとし、前後方向における前方及び後方を、単に「前方」及び「後方」として説明する。また、後から前を見たときの左方及び右方を単に「左方」及び「右方」として説明する。
図1に示すように、車両は、前から順に、フロントシート11、セカンドシート12、及びサードシート13を備える3列シート車である。
フロントシート11は、左右の二座からなり、互いに独立して配置されている。フロントシート11は、運転席及び助手席を構成している。
セカンドシート12は、左右の二座からなり、互いに独立して配置されている。なお、セカンドシート12が本発明に係るシートに相当する。
サードシート13は、左右の二座からなり、互いに独立して配置されている。
次に、セカンドシート12について詳細に説明する。
フロアパネル上には、セカンドシート12を前後にスライド移動させるための一対のスライドレール70が前後方向に沿って延設されている。
図1及び図2に示すように、セカンドシート12は、シートクッション20、シートクッション20の前端に連結されたオットマン21、シートクッション20の左右の両端に連結された一対のアームレスト22、及びシートクッション20の後端に連結されたシートバック23とを備えている。
図2に示すように、セカンドシート12には、いずれも電動モータにより構成されるオットマン駆動部31、スライド駆動部32、及びシートバック駆動部33が設けられている。
オットマン駆動部31は、シートクッション20とオットマン21との連結部分に設けられ、セカンドシート12の幅方向、すなわち左右方向に沿って延在する軸線R1を中心にオットマン21を傾動させる。
スライド駆動部32は、シートクッション20に設けられ、スライドレール70に沿ってセカンドシート12をスライド移動させる。
シートバック駆動部33は、シートクッション20とシートバック23との連結部分に設けられ、セカンドシート12の幅方向、すなわち左右方向に沿って延在する軸線R2を中心にシートバック23を傾動させる。
図3に示すように、制御装置90は、負荷検知部40、着座状態検知部41、操作部51,52,53,54,55,56、及びシートECU60を備えている。なお、シートECU60が、本発明に係る制御部に相当する。
図2に示すように、負荷検知部40は、スライド駆動部32に作用する負荷を検知する。すなわち、負荷検知部40は、スライド駆動部32を構成する電動モータの回転数を検知する回転センサを備えている。回転センサは、ホール素子を利用したセンサである。電動モータに加える電圧が一定であれば、スライド駆動部32に作用する負荷が大きくなるほど、電動モータの回転数が小さくなる。負荷検知部40は、上記の関係を利用して、電動モータの回転数の変化に基づいてスライド駆動部32に作用する負荷を検知する。
図1に示すように、着座状態検知部41は、セカンドシート12における乗員の着座状態を検知するものである。本実施形態の着座状態検知部41は、シートクッション20の内部に設けられた感圧センサである。
マニュアル操作部51は、乗員のマニュアル操作にてセカンドシート12を前方または後方に向けてスライド移動させるためのスイッチであり、後述するシートECU60に対してセカンドシート12を低速の第1速度にてスライド移動させるための操作信号を出力する。マニュアル操作部51、より詳しくは、マニュアル操作部51の前方操作部または後方操作部が操作されている間中、スライド駆動部32が正回転または逆回転される。
メモリ操作部52は、後述するシートECU60のメモリ部63に記憶されている位置までセカンドシート12をスライド移動させるためのスイッチであり、シートECU60に対してセカンドシート12を第1速度にてスライド移動させるための操作信号を出力する。メモリ操作部52が操作されることで、セカンドシート12がメモリ部63に記憶されている位置となるまでスライド駆動部32が正回転または逆回転される。なお、マニュアル操作部51及びメモリ操作部52から出力される操作信号が本発明に係る第1操作信号に相当する。
ウォークイン操作部53は、サードシート13の乗員の乗降を補助するためにセカンドシート12を前方に向けてスライド移動させるためのスイッチであり、シートECU60に対してセカンドシート12を第1速度よりも高速の第2速度にてスライド移動させるための操作信号を出力する。ウォークイン操作部53が操作されることで、スライド駆動部32が正回転される。
リターン操作部54は、セカンドシート12をウォークイン操作部53の操作が行われる前の位置まで戻すためにセカンドシート12を後方に向けてスライド移動させるためのスイッチであり、シートECU60に対してセカンドシート12を第2速度にてスライド移動させるための操作信号を出力する。リターン操作部54が操作されることで、スライド駆動部32が逆回転される。なお、ウォークイン操作部53及びリターン操作部54から出力される操作信号が本発明に係る第2操作信号に相当する。
オットマン操作部55は、乗員のマニュアル操作にてオットマン21を上方または下方に向けて傾動させるためのスイッチであり、シートECU60に対してオットマン21を傾動させるための操作信号を出力する。オットマン操作部55、より詳しくは、オットマン操作部55の上方操作部または下方操作部が操作されている間中、オットマン駆動部31が正回転または逆回転される。
リクライニング操作部56は、乗員のマニュアル操作にてシートバック23を前方または後方に向けて傾動させるためのスイッチであり、シートECU60に対してシートバック23を傾動させるための操作信号を出力する。リクライニング操作部56、より詳しくは、リクライニング操作部56の前方操作部または後方操作部が操作されている間中、シートバック駆動部33が正回転または逆回転される。
本実施形態では、操作部51~56が、一箇所に集約されてアームレスト22に設けられている。また、マニュアル操作部51、メモリ操作部52、ウォークイン操作部53、及びリターン操作部54については、アームレスト22に加えて、運転席の前方に配置されるインストルメントパネルに設けられていてもよい。特に、ウォークイン操作部53及びリターン操作部54については、車両のドアの施錠及び解錠などを行うためのリモートコントロールキーに設けられていてもよい。
図3に示すように、シートECU60は、メモリ部63と、操作部51~56から出力される信号を取得する取得部61と、取得部61により取得される信号に基づいて、駆動部31~33を制御する駆動制御部62とを備えている。
駆動制御部62は、マニュアル操作部51またはメモリ操作部52からの操作信号が取得部61に入力されたときに、セカンドシート12を第1速度にてスライド移動させるべくスライド駆動部32を制御する。
駆動制御部62は、ウォークイン操作部53またはリターン操作部54からの操作信号が取得部61に入力されたときには、セカンドシート12を第2速度にてスライド移動させるべくスライド駆動部32を制御する。
駆動制御部62は、オットマン操作部55からの操作信号が取得部61に入力されたときに、オットマン21を傾動させるべくオットマン駆動部31を制御する。
駆動制御部62は、リクライニング操作部56からの操作信号が取得部61に入力されたときに、シートバック23を傾動させるべくシートバック駆動部33を制御する。
ところで、セカンドシート12のスライド移動を行う場合、セカンドシート12と、フロントシート11またはサードシート13とによって物が挟み込まれるおそれがある。
そこで、本実施形態では、上述した挟み込みを抑制するために、負荷検知部40によりスライド駆動部32に作用する負荷を検知するとともに、シートECU60により、当該負荷と所定の閾値Tとを比較し、当該負荷が所定の閾値Tを超えた場合に、挟み込みが発生したとしてスライド駆動部32の駆動を制限するようにしている。
また、シートECU60は、セカンドシート12に乗員が着座している場合には、着座していない場合に比べて閾値Tを大きくしている。
次に、図4~図6のフローチャートを参照して、シートECU60による制御処理の手順について説明する。
図4に示すフローチャートは、マニュアル操作部51からの操作信号、またはメモリ操作部52からの操作信号、すなわち第1操作信号が取得部61に入力された場合に実行される閾値Tの設定の手順を示している。
図4に示すように、この一連の処理では、まず、取得部61により、着座状態検知部41から出力される信号を取得する(ステップS11)。
駆動制御部62は、取得部61により取得された着座情報の信号に基づいてセカンドシート12に乗員が着座しているか否かを判定する(ステップS12)。
ここで、駆動制御部62は、乗員がセカンドシート12に着座していると判定されなかった場合(ステップS12;NO)には、閾値Tを第1の閾値T1に設定する(ステップS13)。そして、この一連の処理を終了する。
一方、駆動制御部62は、乗員がセカンドシート12に着座していると判定された場合(ステップS12;YES)には、閾値Tを第1の閾値T1よりも大きい第2の閾値T2に設定する(ステップS14)。そして、この一連の処理を終了する。
図5に示すフローチャートは、ウォークイン操作部53からの操作信号、またはリターン操作部54からの操作信号、すなわち第2操作信号が取得部61に入力された場合に実行される閾値Tの設定の手順を示している。
図5に示すように、この一連の処理では、まず、取得部61により、着座状態検知部41から出力される信号を取得する(ステップS21)。
駆動制御部62は、取得部61により取得された着座情報の信号に基づいてセカンドシート12に乗員が着座しているか否かを判定する(ステップS22)。
ここで、駆動制御部62は、乗員がセカンドシート12に着座していると判定されなかった場合(ステップS22;NO)には、閾値Tを第1の閾値T1に設定する(ステップS23)。そして、この一連の処理を終了する。
一方、駆動制御部62は、乗員がシートに着座していると判定された場合(ステップS22;YES)には、スライド駆動部32の駆動を制限する(ステップS24)。具体的には、スライド駆動部32の駆動を禁止する。そして、この一連の処理を終了する。
図4または図5に示す制御処理により、閾値Tが設定され、且つスライド駆動部32の駆動が開始されると、図6に示す制御処理が所定期間(例えば数十ミリ秒)毎に繰り返し実行される。
図6に示すように、この一連の処理では、まず、取得部61により、負荷検知部40から出力される信号を取得する(ステップS31)。
駆動制御部62は、取得部61により取得された負荷情報の信号に基づいてスライド駆動部32に作用する負荷が閾値Tを超えているか否かを判定する(ステップS32)。
ここで、駆動制御部62は、スライド駆動部32に作用する負荷が閾値Tを超えていると判定されなかった場合(ステップS32;NO)には、この一連の処理を一旦終了する。
一方、駆動制御部62は、スライド駆動部32に作用する負荷が閾値Tを超えていると判定された場合(ステップS32;YES)には、スライド駆動部32の駆動を制限する(ステップS33)。具体的には、スライド駆動部32の駆動を禁止する。そして、この一連の処理を終了する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
シートECU60によって、スライド駆動部32に作用する負荷が予め設定された閾値Tを超えたときにスライド駆動部32の駆動が制限される。ここで、セカンドシート12に乗員が着座していない場合には、上記閾値Tが相対的に小さな第1の閾値T1に設定される。このため、乗員が着座していない状態のセカンドシート12が駆動されることで挟み込みが発生すると、スライド駆動部32に作用する負荷が増大して上記閾値T1を超えることで、スライド駆動部32の駆動が制限されるようになる。
一方、セカンドシート12に乗員が着座している場合には、上記閾値Tが第1の閾値T1よりも大きな第2の閾値T2に設定される。このため、乗員がセカンドシート12に着座した状態でセカンドシート12を駆動させる操作を行うことでスライド駆動部32に作用する負荷が増大しても、そのことだけで上記閾値T2を超えにくくなる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)車両用シートの制御装置は、スライド駆動部32に作用する負荷を検知する負荷検知部40と、セカンドシート12における乗員の着座状態を検知する着座状態検知部41と、を備える。シートECU60は、負荷検知部40により検知された負荷が予め設定された閾値Tを超えたときにスライド駆動部32の駆動を制限するものであり、セカンドシート12に乗員が着座している場合には、着座していない場合に比べて閾値Tを大きくする。
こうした構成によれば、上述した作用を奏することから、乗員の意に反してセカンドシート12を駆動できなくなる、所謂誤停止の発生を抑制できる。したがって、挟み込みを抑制しつつ、誤停止の発生を抑制することができる。
(2)シートECU60は、セカンドシート12を低速にてスライド移動させるための第1操作信号が入力されたときに、セカンドシート12を第1速度にてスライド移動させるべくスライド駆動部32を制御する。一方、シートECU60は、セカンドシート12を高速にてスライド移動させるための第2操作信号が入力されたときに、セカンドシート12を第1速度よりも高速の第2速度にてスライド移動させるべくスライド駆動部32を制御する。
こうした構成によれば、シートECU60に第1操作信号を入力するための操作と第2操作信号を入力するための操作とを使い分けることによって、セカンドシート12をスライド移動させる際の速度を変更することができる。
(3)シートECU60は、第1操作信号が入力されたときに、セカンドシート12に乗員が着座している場合には、着座していない場合に比べて閾値Tを大きくする。
こうした構成によれば、セカンドシート12を低速にてスライド移動させるための操作が行われる場合において、挟み込みを抑制しつつ、誤停止の発生を抑制することができる。
(4)シートECU60は、第2操作信号が入力されたときに、セカンドシート12に乗員が着座している場合には、スライド駆動部32の駆動を制限する。
こうした構成によれば、セカンドシート12に乗員が着座している場合において、セカンドシート12を高速にてスライド移動させるための操作が誤って行われたときにセカンドシート12が高速にて移動することを抑制できる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、スライド駆動部32の駆動に起因した挟み込みの抑制のための対策について説明したが、オットマン駆動部31やシートバック駆動部33の駆動に起因した挟み込みの対策のために本発明を適用することもできる。すなわち、オットマン駆動部31に作用する負荷を検知するとともに、シートECU60により、当該負荷と所定の閾値Tとを比較し、当該負荷が所定の閾値Tを超えた場合に、挟み込みが発生したとしてオットマン駆動部31の駆動を制限するようにすればよい。また、シートECU60により、セカンドシート12に乗員が着座している場合には、着座していない場合に比べて閾値Tを大きくすればよい。なお、シートバック駆動部33についても同様である。
・オットマン駆動部31を省略することもできる。また、シートバック駆動部33を省略することもできる。
・駆動部は、上記実施形態において例示したオットマン駆動部31、スライド駆動部32、及びシートバック駆動部33に限定されず、ヘッドレスト等のその他の変位可能な部位に設けられるものであってもよい。また、駆動部は、上下方向に延びる回転軸線を中心にセカンドシート12を回転駆動するものであってもよい。
・負荷検知部40は、本実施形態において例示したものに限定されず、例えば電動モータに流れる電流値を検知する電流検知センサを備えるものであってもよい。電流検知センサを用いる場合、電動モータに加える電圧が一定であれば、スライド駆動部32に作用する負荷が大きくなるほど、電動モータに流れる電流値が大きくなる。負荷検知部40は、上記の関係を利用して、電動モータに流れる電流値の変化に基づいてスライド駆動部32に作用する負荷を検知する。また、負荷検知部40は、ホール素子を利用した回転センサと電流検知センサとを併用したものであってもよい。
・本実施形態では、着座状態検知部41の一例としてシートクッション20に設けられる感圧センサを例示したが、着座状態検知部41は感圧センサに限定されず、例えばカメラやシートベルトの装着状態を検知するセンサ等を用いてシートにおける乗員の着座状態を検知するものであってもよい。
・操作部は、本実施形態において例示したものに限定されず、例えばスマートフォンなどのモバイル端末を用いたリモート操作を行うものであってもよい。
・本実施形態では、セカンドシート12に対して本発明を適用したが、フロントシート11やサードシート13に対して本発明を適用することもできる。
・本発明に係る車両用シートの制御装置は、3列シート車に適用されるものに限定されず、シートを有する任意の車両に対して本発明を適用することができる。
11…フロントシート
12…セカンドシート
13…サードシート
20…シートクッション
21…オットマン
22…アームレスト
23…シートバック
31…オットマン駆動部
32…スライド駆動部
33…シートバック駆動部
40…負荷検知部
41…着座状態検知部
51…マニュアル操作部
52…メモリ操作部
53…ウォークイン操作部
54…リターン操作部
55…オットマン操作部
56…リクライニング操作部
60…シートECU
61…取得部
62…駆動制御部
63…メモリ部
70…スライドレール
90…制御装置
L…前後方向
R1…軸線
R2…軸線
T…閾値
T1…第1の閾値
T2…第2の閾値

Claims (1)

  1. 車両に搭載されるシートを駆動する駆動部と、操作信号に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、を備える車両用シートの制御装置において、
    前記駆動部に作用する負荷を検知する負荷検知部と、
    前記シートにおける乗員の着座状態を検知する着座状態検知部と、を備え、
    前記シートの前方及び後方をそれぞれ前方及び後方とするとき、
    前記駆動部は、前記シートを前方または後方にスライド移動させるスライド駆動部を含み、
    前記負荷検知部は、前記スライド駆動部を構成する電動モータの回転数を検知する回転センサを備え、前記回転センサにより検知される前記回転数の変化に基づいて前記スライド駆動部に作用する負荷を検知するものであり、
    前記制御部は、
    前記シートを低速にてスライド移動させるための第1操作信号が入力されたときに、前記シートを第1速度にてスライド移動させるべく前記スライド駆動部を制御する一方、
    前記シートを高速にてスライド移動させるための第2操作信号が入力されたときに、前記シートを前記第1速度よりも高速の第2速度にてスライド移動させるべく前記スライド駆動部を制御し、
    前記負荷検知部により検知された負荷が予め設定された閾値を超えたときに前記スライド駆動部の駆動を制限するものであり
    前記第1操作信号が入力されたときに、前記シートに乗員が着座している場合には、着座していない場合に比べて前記閾値を大きくし、
    前記第2操作信号が入力されたときに、前記シートに乗員が着座している場合には、常に、前記駆動部の駆動を制限する、
    車両用シートの制御装置。
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