JP7347129B2 - コイル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばトランスなどとして好適に用いられるコイル装置に関する。
特許文献1には、ワイヤの一対のリード部が引き出される端子台を具備するコイル装置が開示されている。しかしながら、従来のコイル装置では、複数の端子を絶縁状態で近接して配置することが困難であり、絶縁を確保するために省スペース化を図ることが困難であると言う課題がある。
特開2015-65431号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、端子間の絶縁性に優れ、しかも省スペースを図ることが容易なコイル装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
ワイヤが巻回されるボビンと、
前記ワイヤのリード部が接続される導電性の端子と、
前記端子が取り付けられる絶縁性の端子台と、を有するコイル装置であって、
前記端子が、
前記端子台に固定される固定部と、
前記端子台から第1軸に沿って突出した先端位置に前記固定部と一体に成形してある外部接続部と、
前記第1軸に沿って前記固定部と前記外部接続部との間の位置で、前記端子台から突出して前記外部接続部と一体に成形してあり、前記リード部が挟み込まれて接続されるワイヤ接続部と、
を有する。
本発明のコイル装置では、第1軸に沿って端子の固定部と外部接続部とが配置してあり、それらの間に、ワイヤ接続部が形成してある。そのため、端子台に複数の端子を配置しても、端子間の絶縁性に優れ、しかも省スペースを図ることができる。また、コイル装置の小型化にも寄与する。
好ましくは、前記固定部と前記外部接続部とは、前記端子台から露出している連結部で一体的に連結してあり、前記連結部に、前記ワイヤ接続部が一体的に成形してある。このように構成することで、端子台に複数の端子を配置しても、端子間の絶縁性に優れ、しかも省スペースを図ることができる。また、コイル装置の小型化にも寄与する。
また好ましくは、前記固定部と前記連結部は、ベース板の一部として連続して形成してあり、
前記ワイヤ接続部は、前記リード部を挟み込むことが可能なように前記連結部の側縁から折り返し曲げて成形してある。
さらに好ましくは、前記外部接続部は、前記連結部から所定角度で折り曲げて成形された差込片を有する。
このように構成することで、金属板などの導電性板材からプレス加工などで容易に端子を成形することができる。しかも、端子台に複数の端子を配置しても、端子間の絶縁性に優れ、しかも省スペースを図ることができる。また、コイル装置の小型化にも寄与する。
好ましくは、前記差込片は、前記ワイヤの巻回軸に平行な第3軸に沿って、外部基板に差し込まれることが可能な差込縁部を有する。このように構成することで、外部基板への端子の接続が極めて容易になる。
本発明のコイル装置は、前記差込片の前記差込縁部と反対側の反差込縁部に接触可能な当接部が形成してあるカバー部材をさらに有していてもよい。このように構成することで、差込片を外部回路の受け側端子に差し込む際の反力をカバー部材が受け持つことになり、外部基板への端子の接続がさらに容易になる。また、端子に無理な力が作用しない。
前記連結部の先端部と、前記差込片との折曲交差部には、切り欠きが形成してあってもよい。このように構成することで、差込片の歪みや変形を有効に防止し、差込片を、外部基板の受け側端子に容易に差し込むことができる。
前記外部接続部と前記ワイヤ接続部とは、前記第1軸に交差する第2軸に沿って相互に位置ズレしていてもよい。このように構成することで、ワイヤのリード部をワイヤ接続部にハンダやフュージングなどにより容易に接続することができる。
前記端子台は、前記ボビンとは別体で構成してあり、前記ボビンの端子台接続部に取り付けられてもよい。このように構成することで、端子台の仕様変更が生じた場合には、ボビンに取り付けられた端子台を、その仕様に即した端子台に交換するだけでよく、ボビン全体を一から作り直す必要がない。したがって、端子台の仕様変更に柔軟に対応することが可能となり、設計の自由度の高いコイル装置を提供することができる。
また、ボビンと端子台を別個に成形することが可能となり、各々に適した材料を用いて成形を行うことができる。たとえば、熱伝導性の高い材料でボビンを成形することにより、熱伝導性に優れたコイル装置を得ることができる。また、ボビンを構成する材料にフィラーを含めることにより、強度に優れたボビンを得ることが可能となり、コイル装置の強度を高めることができる。また、成形性に優れた材料で端子台を成形することにより、複雑な形状からなる端子台に対しても、寸法精度を高めることが可能となり、コイル装置の小型化に寄与することができる。
また、ボビンを成形する際には、端子台の仕様を考慮に入れた金型を用いる必要がなく、ボビンの仕様に即した金型を用いることが可能である。そのため、端子台が一体化してあるボビンを成形する場合に比べて、金型の構造をシンプルにすることができ、製造が容易になる。
さらに、端子台をボビンの端子台接続部に、ボビンの巻回軸に対して略垂直方向から取り付けてもよい。その場合には、端子台に具備される端子の高さ位置を、ボビンに対して高精度で位置決めすることが容易になり、コイル装置の端子に接続される外部端子への位置決めが容易になる。
好ましくは、前記端子台接続部には、前記リード部を通過させるためのボビン溝が形成してあり、
前記端子台と前記端子台接続部との間に位置する前記ボビン溝を通して前記リード部が引き出される。
このように構成することで、複数リード部の相互間の絶縁性を向上させることができる。
好ましくは、前記端子台には、前記ボビン溝を通過した前記リード部を前記ワイヤ接続部に案内する案内溝が形成してある。このように構成することで、リード部をワイヤ接続部に案内し易くなり、リード部の接続が容易になる。
前記端子台接続部には、前記端子台に形成してある係合溝に係合する係合片が具備してもよい。係合片を係合溝に嵌め込み式に取り付けることで、端子台とボビンとの接合作業も容易になると共に、端子台のボビンへの位置決めも容易になる。また、端子台を端子台接続部に強固に接続することができる。
前記端子台または前記端子台接続部には、前記端子の前記連結部を下から保持して絶縁する支持体が取り付けられてもよい。このように構成することで、端子台から長く突出している端子の支持が安定化する。
好ましくは、前記端子の前記固定部は、前記端子台にインサート成形により固定してある。このように構成することで、複数の端子を端子台に配置しても、端子間の絶縁性に優れ、しかも省スペースを図ることが容易になる。
図1は本発明の実施形態に係るコイル装置の斜視図である。 図2Aは図1に示すコイル装置の分解斜視図である。 図2Bは図2Aに示す端子金具の拡大斜視図である。 図3は図2Aに示す端子台付きボビンの斜視図である。 図4Aは図2Aに示すボビンと端子台と支持体の分解斜視図である。 図4Bは図4Aに示すボビンと絶縁アダプタの分解斜視図である。 図4Cは図4Bに示すボビンを別の角度から見た斜視図である。 図5は図2Aに示す端子金具付き端子台の拡大斜視図である。 図6は図5に示す端子台のみを別の角度から見た斜視図である。 図7は図1に示すコイル装置が有する第1コイル部および第2コイル部の斜視図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1に示す本実施形態に係るコイル装置の一例としてのトランス10は、たとえばEV(Electric Vehicle:電動輸送機器)、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle:プラグインハイブリッド自動車)、あるいはコミュータ(車両)用の車載用充電器、あるいは家庭用または産業用電気機器の電源回路、あるいはコンピュータ機器の電源回路などに用いられる。図2Aに示すように、トランス10は、ボビン20と、磁性コア(分割コア)40a,40bと、端子台80とを有する。
なお、図面において、X軸、Y軸およびZ軸は、相互に垂直であり、本実施形態では、X軸はボビン20の長手方向に対応し、Y軸は、一対の分割コア42a,42aまたは一対の分割コア42b,42bが分割される分割線の方向に略一致する。分割線の方向は、X軸に沿ってもよい。Z軸は、トランス10の高さ(厚み)方向に対応する。本実施形態では、トランス10のZ軸方向の下方が、トランスの設置面となる。
図2Aに示すように、ボビン20は、ボビン本体24と、ボビン本体24のX軸方向の一端上部に形成してある端子台接続部22を有する。なお、ボビン20は、たとえばPPS、PET、PBT、LCPなどのプラスチックで構成してあるが、その他の絶縁部材で構成されても良い。好ましくは、ボビン20は、耐熱性を有する材料で構成される。強度や熱伝導性を向上させるために、これらの絶縁部材にガラス等のフィラーを充填させてもよい。
図2Aに示すように、本実施形態では、磁性コア40a,40bは、それぞれ同じ形状を持つ2つの分割コア42a,42aおよび42b,42bに分離可能である。本実施形態では、各分割コア42a,42aおよび42b,42bは、全て同じ形状であり、Z-Y断面で断面E字形状を有し、いわゆるE型コアを構成する。Z軸方向の下部に配置される他の一対の分割コア42b,42bも、Z-Y断面で断面E字形状を有し、いわゆるE型コアを構成する。
Z軸方向の上側に配置される各分割コア42aは、Y軸方向に延びるベース部44aと、ベース部44aのY軸方向の両端からZ軸方向に突出している一対の中脚部46aおよび側脚部48aとを有する。Z軸方向の下側に配置される各分割コア42bは、Y軸方向に延びるベース部44bと、ベース部44bのY軸方向の両端からZ軸方向に突出している一対の中脚部46bおよび側脚部48bとを有する。
ベース部44a,44bの外面は、ボビン本体24の一端上部に接続してある端子台80の内側面(ボビン20のX軸方向の中心側)に形成された端子台突出部と、ボビン本体24の他端上部に形成してある突出片29の内側面とに当接しており、これにより磁性コア40a,40bがX軸方向またはY軸方向に位置ずれすることを防止することが可能となっている。
一対の中脚部46aは、ボビン20のコア脚用貫通孔26の内部にZ軸方向の上方から挿入されるようになっている。同様に、一対の中脚部46bは、ボビン20のコア脚用貫通孔26の内部にZ軸方向の下方から挿入され、貫通孔26の内部において、それらの先端は、中脚部46aの先端に接触または所定のギャップで向き合うように構成してある。
貫通孔26を構成する巻回筒部28の内周面でX軸方向の対向位置には、分離用凸部27(図2参照)がZ軸方向に沿って形成してある。分離用凸部27は、中脚部42a,42aの間に介在されると共に、中脚部42b,42bの間に介在され、これらの中脚部42a,42aまたは中脚部42b,42bの相互が、貫通孔26の内部において、所定の隙間で向き合い、接触しないように構成してある。所定の隙間は、分離用凸部27のY軸方向の厚みにより調整することができる。
中脚部42a,42aまたは中脚部42b,42bは、それぞれ組み合わされた状態で、貫通孔26の内周面形状に一致するように、X軸方向に長い楕円柱形状を有しているが、その形状は、特に限定されず、貫通孔26の形状に合わせて変化させても良い。また、側脚部48a,48bは、カバー50におけるカバー本体52の外周面形状に合わせた内側凹曲面形状を有し、その外面は、X-Z平面に平行な平面を有している。本実施形態では、各分割コア42a,42bの材質は、金属、フェライト等の軟磁性材料が挙げられるが、特に限定されない。
カバー50のカバー本体52は、ボビン本体24の外周を覆うような形状を有する。カバー本体52のZ軸方向の両端には、カバー本体52からボビン本体24に向けて略垂直方向に折り曲げられている係止片54が一体成形してある。
カバー本体52のZ軸方向の両側に形成してある一対の係止片54は、係止突出片540を有する。係止突出片540の略中心部には、孔540aが形成してある。
係止突出片540は、図4Aに示す段差部25の段差幅広部250に固定される。より詳細には、係止突出片540を段差幅広部250に固定すると、段差幅広部250に形成してある突起250aが、係止突出片540の孔540aに嵌合する。これにより、一対の係止片54が、ボビン本体24のZ軸方向の上下面を挟み込むように取り付けられ、ボビン本体24の上面に形成してある段差部25に配置される。
図2に示すように、カバー本体52のX軸方向の両端外面には、それぞれZ軸方向に延びる側脚ガイド片56が一体に成形してある。図1に示す例では、側脚ガイド片56は、ベース部44a,44bのX軸方向外側の外面に当接しているが、側脚部48a,48bのX軸方向外側の外面にも当接していてもよい。一対の側脚ガイド片56の間に位置するカバー本体52の外面には、側脚部48a,48bの内面が接触し、側脚部48a,48bのX軸方向の移動が、一対の側脚ガイド片56により制限されるようになっている。
X軸方向に沿って端子台80に近い一方の側脚ガイド片56は、他方の側脚ガイド片56よりも大きく成形してあり、図1に示すように、カバー50をボビン20に取り付けたときに、図7に示す第1ワイヤ37の一方の第1リード部37aの近傍に配置される。そのため、端子台80に近い一方の側脚ガイド片56は、第1ワイヤ37の一方の第1リード部37aとコア40a,40bとの間の絶縁距離(空間距離および沿面距離)を確保するとともに、第1リード部37aをZ軸上方に案内するための役割を果たす。なお、カバー50は、ボビン20と同様なプラスチックなどの絶縁部材で構成してある。
ボビン本体24には、図7に示す第1コイル部35を構成する第1ワイヤ37と、第2コイル部36を構成する第2ワイヤ38とが巻回される。
図3、図4Aおよび図4Bに示すように、ボビン20の巻回筒部28のZ軸方向の両端には、端部隔壁鍔31および32が半径方向の外方に延びるように、X-Y平面に略平行に一体成形してある。端部隔壁鍔31および32のZ軸方向の間に位置する巻回筒部28には、図7に示す第1コイル部35と第2コイル部36とが、Z軸方向(巻回軸の方向)に異なる位置に配置してある。第1コイル部35では、一次コイルまたは二次コイルの内のいずれか一方を構成する第1ワイヤ37が巻回してあり、第2コイル部36では、一次コイルまたは二次コイルの内のいずれか他方を構成する第2ワイヤ38が巻回してある。
本実施形態では、第1コイル部35と第2コイル部36との間に位置する巻回筒部28(図3参照)の外周には、X-Y平面に略平行な絶縁隔壁鍔30が形成してある。図7に示す第1コイル部35には、第1ワイヤ37の巻回軸(Z軸)に沿って相互に隣り合うワイヤ巻回部分相互を各区画毎に分離する巻回隔壁鍔33(図3参照)が形成してある。
また、本実施形態では、図7に示す第2コイル部36にも、第1コイル部35と同様に、第2ワイヤ38の巻回軸(Z軸)に沿って相互に隣り合うワイヤ巻回部分相互を各区画毎に分離する巻回隔壁鍔34(図3参照)が形成してある。図4Cに示すように、各巻回隔壁鍔33および34には、隣接する各区画S1,S2相互またはS1a,S2a相互を連絡する少なくとも1の連絡溝33a,34aがそれぞれ形成してある。
図4Cに示すように、連絡溝33a,34aは、巻回隔壁鍔33,34において、X軸方向の端子台接続部22が配置してある側とはX軸に沿って反対側に形成してある。これらの連絡溝33a,34aは、それぞれ各隔壁鍔33および34の周方向の一部において、巻回筒部28の外周壁まで到達する深さで形成してある。
図4Cに示すように、隔壁鍔30,33,31によりZ軸方向に仕切られた区画S1,S2には、図7に示す第1ワイヤ37が巻回され、各区画S1,S2毎に、ワイヤ巻回部分相互を分離可能になっている。本実施形態では、各区画S1,S2におけるZ軸に沿っての区画幅は、1本のみのワイヤ37が入り込める幅に設定してある。ただし、本実施形態では、区画幅を、二本以上のワイヤ37が入り込める幅に設定してもよい。また、本実施形態では、区画幅は、全て同じであることが好ましいが、多少異なっていても良い。
図7に示す第2コイル部36においても、第1コイル部35と同様に、図4Cに示す隔壁鍔30,34,32によりZ軸方向に仕切られた区画S1a,S2aには、図7に示す第2ワイヤ38が巻回され、各区画S1a,S2a毎に、ワイヤ巻回部分相互を分離可能になっている。本実施形態では、各区画S1a,S2aにおけるZ軸に沿っての区画幅は、1本のみのワイヤ38が入り込める幅に設定してある。なお、区画幅を、ワイヤ38の線径に合わせて、区画幅と同じにしても良い。
また、図4Cに示す隔壁鍔30~34の径方向幅は、1本(1層以上)以上のワイヤ37または38が入り込める高さに設定してあり、本実施形態では、好ましくは2~10層のワイヤが巻回できる径方向幅に設定してある。各隔壁鍔30~34の径方向幅は、全て同じであることが好ましいが、異なっていても良い。
図4Aに示すように、端子台接続部22には、ボビン20とは別体で構成してある端子台80が取り付けられる。端子台80には、図7に示す第1ワイヤ37の第1リード部37a,37bと、第2ワイヤ38の第2リード部38a,38bとが引き出されて固定される。端子台接続部22のY軸方向幅およびX軸方向幅は、端子台80の底面のY軸方向幅およびX軸方向幅などに応じて決定される。
図4Aに示すように、ボビン20のX軸方向の手前側には、端子台接続部22が具備してあり、端子台接続部22とはX軸方向の反対側のボビン本体24には突出片29が形成してある。突出片29は、YZ平面に略平行な面を有し、ボビン本体24の上面からZ軸の上方に向かって突出している。突出片は、図1に示す磁性コア40aのX軸方向の移動を規制する。
ボビン20に一体成形してある端子台接続部22は、Y軸方向に延びるベース部22aと、そのベース部22aに対して略垂直にZ軸の上方向に向けて立ち上げられている絶縁壁22bとを有する。絶縁壁22bは、Z-Y平面に平行に形成され、端子(たとえば端子金具)60a~60dと、図2Aに示す磁性コア40aとの絶縁を確保する。また、図4Aに示すように、ベース部22aは、X-Y平面に平行に形成され、端子台80を取り付けられるために用いられる。
ベース部22aには、図7に示すワイヤ37,38のリード部37a,37b,38a,38bを、端子台80の端子60a~60dに導くために、図4Aに示すように、Y軸に沿って断続的に4つのボビン側切り欠き(ボビン溝)23a~23dがそれぞれX軸方向に凹んで形成してある。また、ベース部22aのY軸に沿っての両端には、Z軸方向の肉厚が中央よりも薄くなっている係合片22cがそれぞれ形成してある。各係合片22cは、図6に示す端子台80の裏側でY軸方向の両端下方に形成してある係合溝84b,86bに挿入されて嵌合可能になっている。
図5に示すように、端子台80は、Y軸方向に延びるロッド部材82を有し、ロッド部材82のY軸方向の両端には、端ブック84および86がそれぞれ一体化してある。図6に示すように、端ブロック84,86のZ軸方向の下部に、係合フック84a,86aが係合溝84b,86bと共に形成してある。
図6に示すように、ロッド部材82のX軸方向の裏面には、案内切り欠き82a~82dがY軸方向に沿って断続的にX軸方向に凹むように形成してある。これらの案内切り欠き82a~82dは、図4Aに示すボビン側切り欠き(ボビン溝)23a~23dのY軸方向の位置に対応して、それらの切り欠きと向き合うように形成してある。これらの案内切り欠き82a~82dは、端子台80のZ軸方向の上面に各々形成してある上面側切り欠きにも連通している。
なお、図4Bに示すように、ボビン溝23bのみには、ボビン溝23bの凹縁に沿って、X軸およびY軸を含む平面に平行なスリット溝23b1が形成してある。スリット溝23b1には、絶縁アダプタ70の平板状の上面部72が差し込まれ、絶縁アダプタ70が端子台接続部22に取り付けられるようになっている。絶縁アダプタ70は、図7に示す第2ワイヤ38が図4Bに示すボビン20に取り付けられた後に、ボビン20の端子台接続部22に取り付けられる。
図4Aに示す端子台80の案内切り欠き82bは、端子台80が端子台接続部22に接続した状態で、ボビン側切り欠き23bに取り付けられた図4Bに示す絶縁アダプタ70の案内溝76と連通し、その部分に、第1リード部37bが通される。
図4Bに示すように、絶縁アダプタ70は、湾曲している板状の側面部71と、側面部71のZ軸方向の上部に形成してある板状の上面部72と、側面部71のZ軸方向の下部に形成してある板状の底面部73とを有する。側面部71の湾曲外面の一部に、Z軸方向に延びている案内溝76が形成してある。案内溝76には、図7に示す第1ワイヤ37の他方のリード部37bがZ軸方向に通される。
図4Bに示す絶縁アダプタ70は、図4Aに示す端子台80が端子台接続部22に接続する前に、ボビン20に取り付けられる。図4Bに示す絶縁アダプタ70が、端子台接続部22に取り付けられる前は、図4Aに示すリード部37a,38b,38aは、それぞれボビン側切り欠き23a,23c,23dに通されている。リード部37bのみが、ボビン側切り欠き23bには通されていない。リード部37bのみは、図4Bに示す絶縁アダプタ70が、端子台接続部22に取り付けられた後に、絶縁アダプタ70の案内溝76に通される。
その後に、端子台接続部22に、端子台80を取り付けることで、図4Aに示すリード部37a,38b,38aは、切り欠き23a,23c,23dと切り欠き82a,82c,82dとの間にそれぞれ挟まれる。また、リード部37bは、切り欠き23bに取り付けられた絶縁アダプタ70の案内溝76と端子台80の切り欠き82bとの間に挟まれる。
図5に示すように、ロッド部材82に形成してある隣接する切り欠き82a~82dのZ軸方向の近くには、それぞれY軸方向に沿って断続的に、端子取付部83a~83dが形成してある。これらの端子取付部83a~83dには、端子60a~60dが取り付けられる。端子60aと端子60bは、それぞれ同じ形状を有し、端子60cと端子60dは、それぞれ同じ形状を有する。
図2Bに示すように、端子60aと端子60bは、それぞれ、平板状のベース板62αを有する。ベース板62αのX軸方向の一端に、固定部64αがベース板62αの一部として形成してあり、ベース板62αの他端には、連結部66αがベース板62αの一部として形成してある。固定部64αに近い連結部66αの一方の側縁には、Y軸方向に突出して折り返して形成してあるワイヤ接続部としてのリード接続部68αが連結部66αと一体的に折り曲げて形成してある。
また、固定部64αから遠い連結部66αの他方の側縁には、リード接続部68αとはX軸方向に位置ズレして連結部66αの平面から所定角度で折り曲げられて一体的に形成してある差込片としての外部接続部69が形成してある。差込片としての外部接続部69も、ベース板62αと同様に、平板形状であり、本実施形態では、相互に略直角に折り曲げられて形成してある。平板状の外部接続部69は、ベース板62αのX軸方向の端部よりも、さらに、X軸方向に延びており、外部接続部69のZ軸方向の下端縁部には、図示省略してある外部回路基板の受け側端子に差し込まれることが可能な差込縁部69aを有する。
平板状の外部接続部69の差込縁部69aとはZ軸方向に反対側には、反差込縁部69bが、好ましくは、差込縁部63aと略平行に形成してある。反差込縁部69bは、図1に示す絶縁性のカバー部材としての端子カバー100の裏面に形成してある突起状(または凹状)の当接部102に当接可能になっている。
図2Bに示すように、連結部66αのX軸方向の先端部と、差込片である外部接続部69の反差込縁部69bとの折曲交差部には、切り欠き67が形成してある。切り欠き67を設けることで、ベース板62αに対する差込片としての外部接続部69の折り曲げ加工が容易になると共に、これらの角度を所定角度に保ちやすくなり、しかも、差込片に湾曲などが生じ難くなり、図示しない回路基板の受け側金具に差し込みやすくなる。
図2Bに示すリード接続部68αには、図3に示すように、各リード部37a,37bがカシメられて熱圧着などにより接続される。あるいは、カシメ以外のその他の接続手段で接続されていても良い。その他の接続手段としては、はんだ付け、溶接、抵抗溶接、超音波溶接、レーザ溶接、カシメ止め、熱圧着、熱融着などが例示される。
図2Bに示すように、端子60cと端子60dは、それぞれ、平板状のベース板62βを有する。ベース板62βのX軸方向の一端に、固定部64βがベース板62βの一部として形成してあり、ベース板62βの他端には、連結部66βがベース板62βの一部として形成してある。固定部64βに近い連結部66βの一方の側縁には、Y軸方向に突出して折り返して形成してあるワイヤ接続部としてのリード接続部68βが連結部66βと一体的に折り曲げて形成してある。
また、固定部64βから遠い連結部66βの同じ側縁には、リード接続部68βからX軸方向に位置ズレして連結部66βの平面から所定角度で折り曲げられて一体的に形成してある差込片としての外部接続部69が形成してある。差込片としての外部接続部69も、ベース板62βと同様に、平板形状であり、本実施形態では、相互に略直角に折り曲げられて形成してある。平板状の外部接続部69は、ベース板62βのX軸方向の端部よりも、さらに、X軸方向に延びており、外部接続部69のZ軸方向の下端縁部には、図示省略してある外部回路基板の受け側端子に差し込まれることが可能な差込縁部69aを有する。
平板状の外部接続部69の差込縁部69aとはZ軸方向に反対側には、反差込縁部69bが、好ましくは、差込縁部63aと略平行に形成してある。反差込縁部69bは、図1に示す絶縁性のカバー部材としての端子カバー100の裏面に形成してある突起状(または凹状)の当接部102に当接可能になっている。
図2Bに示すように、連結部66βのX軸方向の先端部と、差込片である外部接続部69の反差込縁部69bとの折曲交差部には、切り欠き67が形成してある。切り欠き67を設けることで、ベース板62βに対する差込片としての外部接続部69の折り曲げ加工が容易になると共に、これらの角度を所定角度に保ちやすくなり、しかも、差込片に湾曲などが生じ難くなり、図示しない回路基板の受け側金具に差し込みやすくなる。
図2Bに示すリード接続部68βには、図3に示すように、各リード部38b,38aが、リード接続部68αと同様な接続手段で接続してある。なお、本実施形態では、端子60a,60bの外部接続部69と、端子60c,60dの外部接続部69とは、同じ大きさと形状を有しているが、相互に異なっていてもよい。
また、本実施形態では、端子60a,60bのリード接続部68αと、端子60c,60dのリード接続部68βとは、多少異なる形状を有する。これは、これらのリード接続部68αおよび68βに接続されるリード部37a,37b,38a,38bの太さなどが異なるためである。
また、本実施形態では、端子60a,60bのベース板62αと、端子60c,60dのベース板62βとは、多少異なる形状を有する。また、端子60a,60bのベース板62αに対する外部接続片69の折り曲げ方向と、端子60c,60dのベース板62βに対する外部接続部69の折り曲げ方向とは、相互に逆である。その理由としては、たとえば図3に示すように、各端子60a~60dの外部接続部69のY軸方向の間隔が略均等になり、しかも、各端子60a~60dに接続されるリード部37a,37b,38a,38b間の絶縁を確保し易くするためなどである。
図4Aおよび図7に示すように、本実施形態では、第1ワイヤ37の一対の第1リード部37a,37bのうち、一方の第1リード部37aは、端子台80の一方側のY軸方向第1端部付近に向かって引き出され、第1端側端子60aに向かって立ち上げられている。
第1リード部37aは、図3に示す区画S1(巻回筒部28の外周のうち、端子台80からZ軸に沿って最も離れた位置)から、端子台80の一方側のY軸方向第1端部付近まで引き出されている。第1リード部37aの一端は第1端側端子60aに接続される。
また、一対の第1リード部37a,37bのうち、他方の第1リード部37bは、端子台80の第1端側端子60aと第2端側端子60dとの間に位置する第1内側端子60bに向かって立ち上げられている。第1リード部37bは、図3に示す区画S2から、第1リード部37aよりも端子台80のY軸方向の中央近くで、巻回軸に平行な方向に立ち上げられている。第1リード部37bの一端は第1内側端子60bに接続されている。
また、第2ワイヤ38の一対の第2リード部38a,38bのうち、一方の第2リード部38aは、端子台80の他方側のY軸方向第2端部付近に向かって引き出され、第2端部付近の第2端側端子60dに向かって立ち上げられて接続される。第2リード部38aは、図3に示す区画S1aから立ち上げられている。
また、一対の第2リード部38a,38bのうち、他方の第2リード部38bは、端子台80の第1内側端子60bと第2端側端子60dとの間に位置する第2内側端子60cに向かって立ち上げられている。この第2リード部38bは、図3に示す区画S2a(巻回筒部28の外周のうち、Z軸に沿って端子台80に最も近い位置)から引き出され、第2内側端子60cに接続されている。
本実施形態では、図4Cに示す巻回隔壁鍔34のX軸他方側に形成してある連絡溝34aを利用して、図7に示す第2ワイヤ38が図4Cに示す巻回筒部28にα巻きされている。また、図4Cに示す巻回隔壁鍔33のX軸他方側に形成してある連絡溝33aを利用して、図7に示す第1ワイヤ37が巻回筒部28にα巻きされている。なお、第1ワイヤ37および第2ワイヤ38の巻回方法は、α巻きに限定されるものではなく、通常巻きでもよい。
トランス10の製造では、まず、ボビン20と、第1ワイヤ37と、第2ワイヤ38と、カバー50と、磁性コア(分割コア)40a,40bと、ボビン20とは別体に構成された端子台80とを準備する。端子台80には、第1端側端子60aと、第1内側端子60bと、第2端側端子60cと、第2内側端子60dとがインサート成形(あるいは接着)されている。
本実施形態では、図2Bに示す各端子60a~60dの固定部64αおよび64βが、それぞれ、図5に示す端子台80の各端子取付部83a,83b,83c,83dの位置で、端子台80を構成する樹脂の内部にインサート成形により埋め込んで固定してある。各端子60a~60dの固定部64αおよび64β以外の部分は、端子台80のX軸方向の外面から露出してX軸方向に突出して形成してある。
次に、図4Bに示すボビン20の外周に、図7に示す第1コイル部35と第2コイル部36とを形成する。なお、図7に示す第1コイル部35および第2コイル部36の形成は、自動巻機を用いて行っても良い。また、ワイヤ37および38は、単線で構成されても良く、あるいは撚り線で構成されても良く、絶縁被覆導線で構成されることが好ましい。第2ワイヤ38は、第1ワイヤ37と同じであっても良いが、異なっていても良い。本実施形態では、第1ワイヤ37の外径は、第2ワイヤ38の外径よりも大きく、たとえばφ1.0~φ3.0mmであることが好ましい。
図4Aに示すように、一方の第1リード部37aは、ボビン側切り欠き23aに通され、第2リード部38a,38bは、それぞれ、ボビン側切り欠き23d,23cに通される。他方のリード部37bは、ボビン側切り欠き23bには直接には通さずに、切り欠き23bに、図4Bに示す絶縁アダプタ70を取り付けた後に、アダプタ70のZ軸に沿った案内溝76に通される。
次に、図6に示す端子台80の係合フック84a,86aにより形成してある係合溝84b,86bに、図4Aに示す係合片22cをX軸方向から差し込み、端子台80を、端子台接続部22に取り付ける。必要に応じて接着剤を用いても良い。
次に、図3に示すように、各リード部37a~37dを、それぞれ端子60a~60dのリード接続部68αおよび68βに接続する。その後、図2Aに示す一対のカバー50をボビン20に取り付ける。その後に、X軸方向に分離された一対の分割コア42a,42aの中脚部46aと、X軸方向に分離された一対の分割コア42b,42bの中脚部46bを、コア脚用貫通孔26のX軸方向の両側から挿入する。
次に、必要に応じて、図1に示す端子カバー(カバー部材)100で、ボビン20に取り付けられた端子台80のZ軸方向の上部を覆う。また、必要に応じて、トランス10の下部(端子60a~60dよりも下側)を上端開口のケーシング(図示略)に収納して、ケーシング内にポッティング樹脂を注入する。ポッティング樹脂としては、注入後も軟質なシリコーン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂などで構成され、ポッティング樹脂の縦弾性率は、好ましくは0.1~100MPaである。
図1に示す放熱シート110は、トランス10の内部から磁性コア40aの上部に伝達した熱を、たとえばポッティング樹脂に伝達する機能を有し、伝熱性に優れたアルミニウム、銅などで構成される。放熱シート110は、必ずしも設けなくてもよいが、放熱性を向上させる観点からは設けることが好ましい。
本実施形態に係るトランス10では、端子台80が、ボビン20とは別体で構成してあり、ボビン20に取り付けられている。そのため、端子台80の仕様変更が生じた場合には、ボビン20に取り付けられた端子台80を、その仕様に即した端子台に交換するだけでよく、ボビン20全体を一から作り直す必要がない。したがって、端子台80の仕様変更に柔軟に対応することが可能となり、設計の自由度の高いトランス10を提供することができる。
また、ボビン20と端子台80を別個に成形することが可能となり、各々に適した材料を用いて成形を行うことができる。たとえば、熱伝導性の高い材料でボビン20を成形することにより、熱伝導性に優れたトランス10を得ることができる。また、ボビン20を構成する材料にフィラーを含めることにより、強度に優れたボビン20を得ることが可能となり、トランス10の強度を高めることができる。また、成形性に優れた材料で端子台80を成形することにより、複雑な形状からなる端子台80に対しても、寸法精度を高めることが可能となり、トランス10の小型化に寄与することができる。
また、ボビン20を成形する際には、端子台80の仕様を考慮に入れた金型を用いる必要がなく、ボビン20の仕様に即した金型を用いることが可能である。そのため、端子台80が一体化してあるボビンを成形する場合に比べて、金型の構造をシンプルにすることができ、製造が容易になる。
また、本実施形態では、ボビン20が、端子台80と接続可能な端子台接続部22を有する。このような構成としたため、端子台接続部22を介して、端子台80をボビン20に容易に取り付けることができる。
本実施形態では、図4Aに示すように、端子台接続部22がボビン20のX軸一方側にのみ形成してあるため、図6Aに示す端子台80も同様に、ボビン20のX軸一方側にのみ配置されることになる。そのため、端子台80がボビン20のX軸両側に形成してある従来のトランスに比べて小型化を図ることが可能となっている。
また、本実施形態では、端子台80は、ボビン20のX軸一方側に配置され、Y軸方向に長い形状を有する。すなわち、端子台80のY軸方向の両端は、楕円形状のボビン本体24の外側に位置するデッドスペース(楕円が内接する四角スペースの角部)に向けて突出している。このように、トランス10のデッドスペースを有効利用しつつ、端子台80が配置されることにより、トランス10の小型化に寄与することができる。
さらに、本実施形態では、端子台80をボビン20の端子台接続部22に、ボビン20の巻回軸(Z軸)に対して略垂直方向(X軸方向)から取り付けることができる。そのため、端子台80に具備される端子60a~60dのリード接続部68αおよび外部接続部69の高さ位置を、ボビン20に対して高精度で位置決めすることが容易になり、リード部37a,37b,38a,38bの接続が容易になる。また、トランス10の端子60a~60dの外部接続部69に接続される外部端子への位置決めが容易になる。
また、図3に示すように、それぞれの端子60a~60dのリード接続部68αおよび68βは、Y軸方向に略等間隔にX軸の外側に端子台80から水平に突出しているため、端子60a~60dとリード部37a,37b,38a,38bの接続が容易である。また、各端子60a~60dの各外部接続部69は、Y軸方向に略等間隔に、リード接続部68αおよび68βよりもさらにX軸方向の外側に突出して配置してある。
また、本実施形態では、図7に示す第1ワイヤ37の一方の第1リード部37aは、図3に示す端子台80のY軸方向の一方側の端部付近に向かって引き出され、第2ワイヤ38の一方の第2リード部38aは、端子台80の他方側の端部付近に向かって引き出される。第1ワイヤ37の他方の第1リード部37bと、第2ワイヤ38の他方の第2リード部38bとは、端子台80のY軸方向の中央から相互に反対側に位置するように引き出され、相互に図4Bに示す絶縁アダプタ70で絶縁されている。すなわち、本実施形態では、第1ワイヤ37の他方の第1リード部37bと、第2ワイヤ38の他方の第2リード部38bとは、絶縁アダプタ70の外側と内側に配置して絶縁している。
このような構成としたため、第1リード部37aを、端子台80の一方側の端部付近まで十分な距離だけ引き出した状態で、端子台80の一方側の端部付近の端子60aに向けて立ち上げることが可能となり、立上時に、第1リード部37aに弛みや湾曲が生じにくくなる。そのため、端子台80の一方側の端部付近の端子60aに向けて第1リード部37aをコンパクトに立ち上げることが可能となり、トランス10の小型化を図ることができる。なお、第2リード部38aについても同様の効果が得られる。
また、第1ワイヤ37の他方の第1リード部37bと、第2ワイヤ38の他方の第2リード部38bとを絶縁アダプタ70で絶縁することにより、各リード部37b,38b間でショート不良の発生を防止することができる。また、第1リード部37bと第2リード部38bとの間の空間距離を十分に確保することが可能となり、第1リード部37bと第2リード部38bとの間の絶縁を良好にすることができる。
また、第1ワイヤ37の他方の第1リード部37bと、第2ワイヤ38の他方の第2リード部38bとは、絶縁アダプタ70(側面部71)の外側と内側に配置してある。このような構成としたため、第1ワイヤ37の他方の第1リード部37bと、第2ワイヤ38の他方の第2リード部38bとが、絶縁アダプタ70で隔離され、第1リード部37bと第2リード部38bとの間の絶縁を効果的に図ることができる。
さらに本実施形態では、第1リード部37aを延長鍔部331に係止することにより、第1リード部37aが位置ずれすることを有効に防止することができると共に、第1リード部37aを端子台接続部22に立ち上げるときに、立ち上げやすくなる。
また、本実施形態では、第1ワイヤ37および第2ワイヤ38は、巻回筒部28にα巻きされている。このような構成としたため、トランス10の低背化を図ることができるとともに、トランス10のリーケージ特性の調整を容易にすることができる。
さらに本実施形態のトランス10では、図2Bに示すように、X軸に沿って端子60a~60dの固定部64α,64βと外部接続部69とが配置してあり、それらの間に、ワイヤ接続部68α,68βが形成してある。そのため、図3に示すように、端子台80に複数の端子60a~60dを配置しても、隣り合う端子60a~60d間の絶縁性に優れ、しかも省スペースを図ることができる。また、図1に示すトランス10の小型化にも寄与する。
また本実施形態では、各端子60a~60dの外部接続部69は、ベース板62α,62βの一部である連結部66α,66βから所定角度(90度)で折り曲げて成形された差込片を有する。それぞれ差込片である外部接続部69は、Z軸に沿って、外部回路基板(図示省略)に差し込まれることが可能な差込縁部69aを有する。
このように構成することで、金属板などの導電性板材からプレス加工などで容易に端子60a~60dを成形することができる。しかも、端子台80に複数の端子60a~60dを配置しても、端子60a~60d間の絶縁性に優れ、しかも省スペースを図ることができる。また、トランス10の小型化にも寄与する。
さらに、外部回路基板への端子60a~60dの接続が極めて容易になる。
また、図1Aに示すように、差込片の差込縁部69aと反対側の反差込縁部69bに接触可能な当接部102が形成してある端子カバー100をトランス10が有することで、差込片である各外部接続部69を外部回路基板の受け側端子(図示省略)に差し込む際の反力を端子カバー100が受け持つことになり、外部回路基板への端子60a~60dの接続がさらに容易になる。また、各端子60a~60dに無理な力が作用しない。
さらに、図2Bに示すように、各端子60a~60dでは、連結部66α,66βの先端部と、外部接続部69との折曲交差部には、切り欠き67が形成してある。このように構成することで、差込片である外部接続部69の歪みや変形を有効に防止し、外部接続部69を、外部回路基板の受け側端子に容易に差し込むことができる。
さらに本実施形態では、各端子60a~60dにおいて、外部接続部69とリード接続部68αまたは68βとは、Y軸に沿って相互に位置ズレしていてもよい。このように構成することで、ワイヤのリード部37a,37b,38aまたは38bをリード接続部68αまたは68βにハンダやフュージングなどにより容易に接続することができる。
また本実施形態では、図4Aに示すように、端子台接続部22には、リード部37a,37b,38a,38bをそれぞれ通過させるためのボビン側切り欠き23a~23dが形成してある。端子台80と端子台接続部22との間に位置するボビン側切り欠き23a~23dを通してリード部37a,37b,38a,38bがそれぞれ引き出される。このように構成することで、複数リード部37a,37b,38a,38bの相互間の絶縁性を向上させることができる。
また、端子台80には、ボビン側切り欠き23a~23dを通過したリード部37a,37b,38a,38bをリード接続部68α,68βに案内する案内溝82a~82dが形成してある。このように構成することで、リード部37a,37b,38a,38bをリード接続部68α,68βにそれぞれ案内し易くなり、リード部37a,37b,38a,38bの接続が容易になる。
さらに本実施形態では、図4Aに示すように、端子台接続部22のY軸方向の両側には、図6に示す端子台80に形成してある係合溝84b,86bに係合する係合片22cが具備してある。係合片22cを係合溝84b,86bに嵌め込み式に取り付けることで、端子台80とボビン20との接合作業も容易になると共に、端子台80のボビン20への位置決めも容易になる。また、端子台80を端子台接続部22に強固に接続することができる。
さらに、本実施形態では、図4Aに示すように、端子台80または端子台接続部22には、端子90a~90dの連結部62αおよび62βとリード接続部68αおよび68βをZ軸方向の下から保持して絶縁する絶縁性の支持体90が取り付けられてもよい。このように構成することで、端子台80から長く突出している端子60a~60dの支持が安定化する。
なお、支持体90のZ軸方向の底面には、取付凹部92がY軸に沿って形成してあってもよい。取付凹部92には、たとえばポッティング樹脂を収容するためのケーシングの上端が取り付けられる。この場合には、端子台80および支持体90で保持された各端子60a~60dの外部端子69は、ケーシングの上部で、ケーシングの上端からX軸方向の外側に突出する。
また本実施形態では、図2Bに示す端子60a~60dの固定部64αおよび64βは、図5に示すように、端子台80の端子取付部83a~83dにインサート成形により固定してある。このように構成することで、複数の端子60a~60dを端子台80に配置しても、隣り合う端子60a~60d間の絶縁性に優れ、しかも省スペースを図ることが容易になる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
上記各実施形態では、本発明のトランスへの適用例について説明したが、本発明はトランスだけではなく、他のコイル装置にも適用することができる。
また、上記各実施形態において、分割コアであるEコア-Eコアの組合せにより、磁性コアを構成したが、Eコア-Iコアの組合せにより、磁性コアを組み立てても良い。
さらに、第1コイル部35と第2コイル部36とは、ボビン20の巻回軸に沿って、上記実施形態とは逆に配列してあっても良く、また、第1リード部37a,37bと第2リード部38a,38bとは、配置が逆でも良い。
また、上記実施形態では、第1軸としてのX軸と、第2軸としてのY軸と、第3軸としてのZ軸は、相互に略垂直であるが、これらの軸の角度は、90度に限らず、その他の角度であってもよい。
さらに本実施形態では、インサート成形以外の手段で、端子金具60a~60dが端子台80に固定してあってもよい。また、上述した実施形態では、端子台80をボビン20とは別に成形してあり、端子台80をボビン20の端子台取付部22にX軸方向から取り付けてあるが、端子台80をボビン20の端子台取付部22にZ軸方向の上部から取り付けるようにしてもよい。あるいは、端子台20は、ボビン20に一体に成形してあってもよい。
さらに、本実施形態では、4つの端子60a~60dを単一の端子台80に取り付けたが、たとえば一対の端子60a,60bを一方の端子台に取り付け、他の一対の端子60c,60dを他方の端子台に取り付け、これらの端子台を、ボビン20のX軸方向の両端に各々取り付けるようにしてもよい。また、ボビンの内部構造を、二重筒の構造とし、たとえば第1コイル部35の外側に絶縁して第2コイル部36を配置したり、その逆に配置してもよい。
10… トランス
20… ボビン
22… 端子台接続部
22a… ベース部
22b… 絶縁壁
22c… 係合片
22d… 係合溝
23a~23d… ボビン側切り欠き(ボビン溝)
23b1… スリット溝
24・・・ ボビン本体
25・・・ 段差部
250… 段差幅広部
250a… 突起
26・・・ コア脚用貫通孔
27・・・ 分離用凸部
28・・・ 巻回筒部
29・・・ 突出片
30… 絶縁隔壁鍔
31,32… 端部隔壁鍔
33,34… 巻回隔壁鍔
331… 延長鍔部
33a,34a… 連絡溝
35… 第1コイル部
36… 第2コイル部
37… 第1ワイヤ
37a,37b… 第1リード部
38… 第2ワイヤ
38a,38b… 第2リード部
40a,40b… 磁性コア
42a,42b… 分割コア
44a,44b… ベース部
46a,46b… 中脚部
48a,48b… 側脚部
50… カバー
52… カバー本体
54… 係止片
540… 係止突出片
540a… 孔
56… 側脚ガイド片
60a~60d… 端子
62α,62β… ベース板
64α,64β… 固定部
66α,66β… 連結部
67… 切り欠き
68α,68β… リード接続部(ワイヤ接続部)
69… 外部接続部
69a… 差込縁部
69b… 反差込縁部
70… 絶縁アダプタ
71… 側面部
72… 上面部
73… 底面部
76… 案内溝
80… 端子台
82… ロッド部材
82a,82b,82c,82d… 案内切り欠き(案内溝)
83a~83d… 端子取付部
84,86… 端ブロック
84a,86a… 係合フック
84b,86b… 係合溝
88… 係合凸部
90… 支持体
92… 取付凹部
100… 端子カバー(カバー部材)
102… 当接部
110… 放熱シート

Claims (13)

  1. ワイヤが巻回されるボビンと、
    前記ワイヤのリード部が接続される端子と、
    前記端子が取り付けられる端子台と、を有するコイル装置であって、
    前記端子が、
    前記端子台に固定される固定部と、
    前記端子台から第1軸に沿って突出した先端位置に前記固定部と一体に成形してある外部接続部と、
    前記第1軸に沿って前記固定部と前記外部接続部との間の位置で、前記端子台から突出して前記外部接続部と一体に成形してあり、前記リード部が挟み込まれて接続されるワイヤ接続部と、
    を有し、
    前記固定部と前記外部接続部とは、前記端子台から露出している連結部で一体的に連結してあり、
    前記連結部に、前記ワイヤ接続部が一体的に成形しており、
    前記外部接続部は、前記連結部から所定角度で折り曲げて成形された差込片を有するコイル装置。
  2. ワイヤが巻回されるボビンと、
    前記ワイヤのリード部が接続される端子と、
    前記端子が取り付けられる端子台と、を有するコイル装置であって、
    前記端子が、
    前記端子台に固定される固定部と、
    前記端子台から第1軸に沿って突出した先端位置に前記固定部と一体に成形してある外部接続部と、
    前記第1軸に沿って前記固定部と前記外部接続部との間の位置で、前記端子台から突出して前記外部接続部と一体に成形してあり、前記リード部が挟み込まれて接続されるワイヤ接続部と、
    を有し、
    前記固定部と前記外部接続部とは、前記端子台から露出している連結部で一体的に連結してあり、
    前記固定部と前記連結部は、ベース板の一部として連続して形成してあり、
    前記ワイヤ接続部は、前記リード部を挟み込むことが可能なように前記連結部の側縁から折り返し曲げて成形し、
    前記外部接続部は、前記連結部から所定角度で折り曲げて成形された差込片を有するコイル装置。
  3. 前記固定部と前記連結部は、ベース板の一部として連続して形成してあり、
    前記ワイヤ接続部は、前記リード部を挟み込むことが可能なように前記連結部の側縁から折り返し曲げて成形してある請求項1に記載のコイル装置。
  4. 前記差込片は、前記ワイヤの巻回軸に平行な第3軸に沿って、外部基板に差し込まれることが可能な差込縁部を有する請求項1から3のいずれかに記載のコイル装置。
  5. 前記差込片の前記差込縁部と反対側の反差込縁部に接触可能な当接部が形成してあるカバー部材を
    さらに有する請求項4に記載のコイル装置。
  6. 前記連結部の先端部と、前記差込片との折曲交差部には、切り欠きが形成してある請求項1~5のいずれかに記載のコイル装置。
  7. 前記外部接続部と前記ワイヤ接続部とは、前記第1軸に交差する第2軸に沿って相互に位置ズレしている請求項1~6のいずれかに記載のコイル装置。
  8. 前記端子台は、前記ボビンとは別体で構成してあり、前記ボビンの端子台接続部に取り付けられる請求項1~7のいずれかに記載のコイル装置。
  9. 前記端子台接続部には、前記リード部を通過させるためのボビン溝が形成してあり、
    前記端子台と前記端子台接続部との間に位置する前記ボビン溝を通して前記リード部が引き出される請求項8に記載のコイル装置。
  10. 前記端子台には、前記ボビン溝を通過した前記リード部を前記ワイヤ接続部に案内する案内溝が形成してある請求項9に記載のコイル装置。
  11. 前記端子台接続部には、前記端子台に形成してある係合溝に係合する係合片が具備してある請求項8~10のいずれかに記載のコイル装置。
  12. 前記端子台または前記端子台接続部には、前記端子の前記連結部を下から保持して絶縁する支持体が取り付けられる請求項8~11のいずれかに記載のコイル装置。
  13. 前記端子の前記固定部は、前記端子台にインサート成形により固定してある請求項1~12のいずれかに記載のコイル装置。
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