JP7342926B2 - 表示制御装置及び表示制御プログラム - Google Patents

表示制御装置及び表示制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7342926B2
JP7342926B2 JP2021176833A JP2021176833A JP7342926B2 JP 7342926 B2 JP7342926 B2 JP 7342926B2 JP 2021176833 A JP2021176833 A JP 2021176833A JP 2021176833 A JP2021176833 A JP 2021176833A JP 7342926 B2 JP7342926 B2 JP 7342926B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
image
information
display control
road
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021176833A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022121370A (ja
JP2022121370A5 (ja
Inventor
拓弥 久米
一輝 和泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to PCT/JP2022/000644 priority Critical patent/WO2022168540A1/ja
Priority to CN202280013465.3A priority patent/CN116868251A/zh
Priority to DE112022000986.1T priority patent/DE112022000986T5/de
Publication of JP2022121370A publication Critical patent/JP2022121370A/ja
Publication of JP2022121370A5 publication Critical patent/JP2022121370A5/ja
Priority to US18/358,900 priority patent/US20230373309A1/en
Priority to JP2023140466A priority patent/JP2023165721A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7342926B2 publication Critical patent/JP7342926B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

この明細書における開示は、表示制御装置及び表示制御プログラムに関する。
特許文献1には、自車両アイコン及び複数のラインアイコンをディスプレイに表示する車両用表示装置が開示されている。ディスプレイには、カメラ及びレーダ等に認識された自車両周囲の走行環境に基づき、例えば隣接車線への車線変更が可能であることを示す矢印アイコンや、隣接車線の他車両を示す他車両アイコン等がさらに表示される。
特許第6466899号公報
近年、カメラ等によって認識可能となる自車周囲の範囲は、急速に拡大してきている。そのため、特許文献1に開示の車両用表示装置のように、カメラ等によって認識できた区画線及び障害物等をすべて表示させてしまうと、走行シーンによっては煩雑な内容となり、ドライバにとって分かり難い表示となる虞があった。
本開示は、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能な表示制御装置及び表示制御プログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、情報取得部は、道路の各レーンの進行方向を示す種別情報を取得し、を備え、表示制御部は、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、道路のレーン数が所定数を超える場合に、進行方向が自車両と異なるレーンを示すライン画像部の描画を中止する表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、情報取得部は、道路が一般道か高速道路かを示す種別情報を取得し、表示制御部は、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、走行中の道路が高速道路である場合、道路が一般道である場合よりも周辺画像に描画するライン画像部の数を少なくする表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、表示制御部は、ライン画像部によって周辺画像に再現された自車レーン(VLs)に自車両を示す自車画像部(Pv)をさらに描画し、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、周辺画像に描画するライン画像部の数を減らす場合に、周辺画像にて自車画像部の周囲を拡大する表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、情報取得部は、自車両の周囲に位置する物標を検出したセンサの物標検出情報をさらに取得し、表示制御部は、物標検出情報を用いて物標の存在を示す物標画像部(Po)を周辺画像にさらに描画し、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、周辺画像に描画するライン画像部の数を減らす場合でも、周辺画像における物標画像部の数を維持する表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、情報取得部は、自車両の周囲に位置する警告対象を検出したセンサの警告対象情報をさらに取得し、表示制御部は、警告対象情報を用いて警告対象の存在を示す警告画像部(Pa)を周辺画像にさらに描画し、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、警告画像部を描画する場合、周辺画像に描画するライン画像部の数を増やす、表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、表示制御部は、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、周辺画像に描画するライン画像部の数の増減が繰り返されると予測した場合に、ライン画像部の数の変更を中止する表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、表示制御部は、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、周辺画像に描画するライン画像部のうちで、センサによって認識されている区画線に対応する認識画像部(Li1)と、センサによって認識されていない区画線に対応する非認識画像部(Li2)とを、異なる様態で描画する表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し、道路の各レーンの進行方向を示す種別情報をさらに取得し(S32)、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画し(S4)、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、道路のレーン数が所定数を超える場合に、進行方向が自車両と異なるレーンを示すライン画像部の描画を中止する(S39)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し、道路が一般道か高速道路かを示す種別情報をさらに取得し(S32)、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画し(S42)、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、走行中の道路が高速道路である場合、道路が一般道である場合よりも周辺画像に描画するライン画像部の数を少なくする(S39)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し(S32)、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画し、ライン画像部によって周辺画像に再現された自車レーン(VLs)に自車両を示す自車画像部(Pv)をさらに描画し(S42)、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し(S39)、周辺画像に描画するライン画像部の数を減らす場合に、周辺画像にて自車画像部の周囲を拡大する(S41)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し、自車両の周囲に位置する物標を検出したセンサの物標検出情報をさらに取得し(S32)、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画し、物標検出情報を用いて物標の存在を示す物標画像部(Po)を周辺画像にさらに描画し(S42)、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、周辺画像に描画するライン画像部の数を減らす場合でも、周辺画像における物標画像部の数を維持する(S39)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し、自車両の周囲に位置する警告対象を検出したセンサの警告対象情報をさらに取得し(S32)、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画し、警告対象情報を用いて警告対象の存在を示す警告画像部(Pa)を周辺画像にさらに描画し(S42)、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、警告画像部を描画する場合、周辺画像に描画するライン画像部の数を増やす(S39)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し(S32)、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画し(S42)、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し(S39)、周辺画像に描画するライン画像部の数の増減が繰り返されると予測した場合に、ライン画像部の数の変更を中止する、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、道路の種別を示す種別情報及び道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し(S32)、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画し、周辺画像に描画するライン画像部のうちで、センサによって認識されている区画線に対応する認識画像部(Li1)と、センサによって認識されていない区画線に対応する非認識画像部(Li2)とを、異なる様態で描画し(S42)、種別情報に基づき、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更する(S39)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
これらの態様では、周辺画像に描画されるライン画像部の数が道路の種別情報に基づき変更されるため、周辺画像の内容が走行シーンに応じて簡素化され得る。その結果、周辺画像は、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報を取得する情報取得部(71)と、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、表示制御部は、実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更する表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報を取得し(S33)、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画し(S4)、実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、周辺画像に描画するライン画像部の数を変更する(S39)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
これらの態様によれば、周辺画像に描画されるライン画像部の数が実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて変更される。故に、自動運転のためにセンサによって認識される情報が増加しても、周辺画像の内容は、自動運転の作動状態に合わせて簡素化され得る。その結果、周辺画像は、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得する情報取得部(71)と、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、表示制御部は、認識情報に基づき、自車両の周囲を走行する他車両の多寡に応じて周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、自車両の周囲を走行する他車両が多くなるほど、周辺画像に描画するライン画像部の数を多くする表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得する情報取得部(71)と、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、表示制御部は、認識情報に基づき、自車両の周囲を走行する他車両の多寡に応じて周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、周辺画像に描画するライン画像部の数の増減が繰り返されると予測した場合に、ライン画像部の数の変更を中止する表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得する情報取得部(71)と、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、表示制御部は、認識情報に基づき、自車両の周囲を走行する他車両の多寡に応じて周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、周辺画像に描画するライン画像部のうちで、センサによって認識されている区画線に対応する認識画像部(Li1)と、センサによって認識されていない区画線に対応する非認識画像部(Li2)とを、異なる様態で描画する表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得し(S32)、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画し(S4)、認識情報に基づき、自車両の周囲を走行する他車両の多寡に応じて周辺画像に描画するライン画像部の数を変更(S39)、自車両の周囲を走行する他車両が多くなるほど、周辺画像に描画するライン画像部の数を多くする、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得し(S32)、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画し(S42)、認識情報に基づき、自車両の周囲を走行する他車両の多寡に応じて周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し(S39)、周辺画像に描画するライン画像部の数の増減が繰り返されると予測した場合に、ライン画像部の数の変更を中止する、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得し(S32)、形状情報を用いて、道路を再現するライン画像部(Pln)を周辺画像に描画し、周辺画像に描画するライン画像部のうちで、センサによって認識されている区画線に対応する認識画像部(Li1)と、センサによって認識されていない区画線に対応する非認識画像部(Li2)とを、異なる様態で描画し(S42)、認識情報に基づき、自車両の周囲を走行する他車両の多寡に応じて周辺画像に描画するライン画像部の数を変更する(S39)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
これらの態様によれば、周辺画像に描画されるライン画像部の数が自車周囲を走行する他車両の多寡に応じて変更される。故に、周辺画像は、自車周囲の交通量の変化に合わせて、他車両を把握し易い様態に変更される。その結果、周辺画像は、自車両と自車周囲の他車両との位置関係を分り易く提示可能となる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え、情報取得部は、車速情報を少なくとも取得し、表示制御部は、車速情報に基づき、自車両が停止した場合又は走行速度が所定の低速閾値未満である場合に、走行速度が低速閾値を超える場合よりも周辺画像の縮尺を大きくする表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え、情報取得部は、前方車両情報を少なくとも取得し、表示制御部は、前方車両情報に基づき、前方車両が存在する場合、前方車両が存在しない場合よりも周辺画像の縮尺を小さくする表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え、情報取得部は、自車レーンが合流レーンに隣接するか否かを示す種別情報を少なくとも取得し、表示制御部は、種別情報に基づき、自車レーンが合流レーンとの隣接するシーンにて、自車レーンが合流レーンと隣接しないシーンよりも周辺画像の縮尺を小さくする表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え、表示制御部は、前方車両情報、車速情報及び種別情報のうちで予め設定された優先度の高い情報を優先し、周辺画像の縮尺を設定する表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え、情報取得部は、自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報をさらに取得し、表示制御部は、実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、周辺画像の縮尺を変更する表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え、情報取得部は、複数レーンのうちで自車両が走行する位置を示す自車位置情報をさらに取得し、表示制御部は、自車位置情報に基づき、自車両が最も歩道側となる歩道側レーンを走行している場合に周辺画像の縮尺を大きくする表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え、情報取得部は、センサによる認識の信頼度を示す信頼度情報をさらに取得し、表示制御部は、信頼度情報の示す信頼度に応じて周辺画像の縮尺を変更する表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両に関連する自車関連情報として、自車両の走行速度を示す車速情報と、前方車両の有無を示す前方車両情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つと、を取得し(S31,S32)、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し(S4)、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更し、車速情報に基づき、自車両が停止した場合又は走行速度が所定の低速閾値未満である場合に、走行速度が低速閾値を超える場合よりも周辺画像の縮尺を大きくする(S40)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報と、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうちの少なくとも一つと、を取得し(S31,S32)、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し(S42)、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更し、前方車両情報に基づき、前方車両が存在する場合、前方車両が存在しない場合よりも周辺画像の縮尺を小さくする(S40)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得し、自車レーンが合流レーンに隣接するか否かを示す種別情報を少なくとも取得し(S31,S32)、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し(S42)、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更し、種別情報に基づき、自車レーンが合流レーンとの隣接するシーンにて、自車レーンが合流レーンと隣接しないシーンよりも周辺画像の縮尺を小さくする(S40)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得し(S31,S32)、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し(S42)、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更し、前方車両情報、車速情報及び種別情報のうちで予め設定された優先度の高い情報を優先し、周辺画像の縮尺を設定する(S40)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得し、自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報をさらに取得し、(S31,S32)、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し(S42)、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更し、実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、周辺画像の縮尺を変更する(S40)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得し、複数レーンのうちで自車両が走行する位置を示す自車位置情報をさらに取得し(S31,S32)、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し(S42)、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更し、自車位置情報に基づき、自車両が最も歩道側となる歩道側レーンを走行している場合に周辺画像の縮尺を大きくする(S40)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得し、センサによる認識の信頼度を示す信頼度情報をさらに取得し(S31,S32)、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し(S42)、周辺画像の縮尺を自車関連情報に基づき変更し、信頼度情報の示す信頼度に応じて周辺画像の縮尺を変更する(S40)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
これらの態様によれば、自車両を俯瞰する様態の周辺画像の縮尺が道路の種別情報に基づき変更されるため、周辺画像に再現される自車周囲の範囲は、走行シーンに応じて適切に調整され得る。その結果、周辺画像は、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報を取得する情報取得部(71)と、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し、実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて周辺画像の縮尺を変更する表示制御部(73,77)と、を備える表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報を取得し(S33)、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し(S4)、実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて周辺画像の縮尺を変更する(S40)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
これらの態様によれば、自車両を俯瞰する様態の周辺画像の縮尺が実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて変更される。故に、自動運転のためにセンサによって認識される情報が増加しても、周辺画像に再現される自車周囲の範囲は、自動運転の作動状態に合わせて適切に調整され得る。その結果、周辺画像は、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両のドライバに生じた体調の異常状態を把握する体調異常把握部(50)と、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し、ドライバの体調の異常状態が把握された場合に、周辺画像の縮尺を大きくする表示制御部(73,77)と、を備える表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両のドライバに生じた体調の異常状態を把握し(S34)、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し(S4)、ドライバの体調の異常状態が把握された場合に、周辺画像の縮尺を大きくする(S40)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
これらの態様によれば、ドライバの体調の異常状態が把握された場合、自車両を俯瞰する様態の周辺画像の縮尺が大きくされ、周辺画像に再現される自車周囲の範囲が拡大される。故に、ドライバによる自車周囲の直接的な確認が困難な状況下でも、周辺画像が、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両に関連する自車関連情報として、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し、周辺画像と並ぶ別画像(Drt)を取得し、表示上における周辺画像と別画像の面積比率を、自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備える表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両に関連する自車関連情報として、自車両の走行速度を示す車速情報及び自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得し(S71,S72)、自車両を俯瞰する様態の周辺画像及び周辺画像と並ぶ別画像(Drt)を取得し(S75,S76)、表示上における周辺画像と別画像との面積比率を自車関連情報に基づき変更する(S74)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
これらの態様によれば、並んで表示される周辺画像及び別画像の面積比率が、自車関連情報に基づき変更される。以上によれば、周辺画像の表示サイズは、走行シーンに応じて適切に調整され得る。その結果、周辺画像は、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報を取得する情報取得部(71)と、自車両を俯瞰する様態の周辺画像を描画し、周辺画像と並ぶ別画像(Drt)を取得し、表示上における周辺画像と別画像との面積比率を、実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて変更する表示制御部(73,77)と、を備える表示制御装置とされる。
また開示された一つの態様は、自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報を取得し(S73)、自車両を俯瞰する様態の周辺画像及び周辺画像と並ぶ別画像(Drt)を取得し(S75,S76)、表示上における周辺画像と別画像との面積比率を、実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて変更する(S74)、ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラムとされる。
これらの態様によれば、並んで表示される周辺画像及び別画像の面積比率が、実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて変更される。故に、自動運転のためにセンサによって認識される情報が増加しても、周辺画像の表示サイズは、自動運転の作動状態に合わせて適切に調整され得る。その結果、周辺画像は、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
尚、上記及び特許請求の範囲における括弧内の参照番号は、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
本開示の一実施形態による自動運転コンピュータを含む車載ネットワークの全体像を示す図である。 運転席周辺のインターフェースのレイアウトの一例を示す図である。 HMI制御ブロックにて実施される3D描画処理の詳細を示すフローチャートである。 HMI制御ブロックにて実施されるマップ描画処理の詳細を示すフローチャートである。 HMI制御ブロックにて実施される画像合成処理の詳細を示すフローチャートである。 周辺画像の一つの表示例を示す図である。 周辺画像の一つの表示例を示す図である。 周辺画像の一つの表示例を示す図である。 周辺画像の一つの表示例を示す図である。 ドライバの体調異常が検知された場合の周辺画像の一つの表示例を示す図である。 出力画像の一つの表示例を示す図である。 出力画像の一つの表示例を示す図である。
本開示の一実施形態による表示制御装置の機能は、図1に示す自動運転コンピュータ100に実装されている。自動運転コンピュータ100は、ドライバの運転操作を支援する運転支援機能と、ドライバの運転操作を代行可能な自動運転機能とを実現させる高性能な車載コンピュータである。自動運転コンピュータ100の搭載により、車両(以下、自車両A)は、自動運転機能を備えた自動運転車両となる。
上記の運転支援機能は、米国自動車技術会の規定する自動運転レベルにおいて、レベル2以下の自動運転機能に相当する。レベル2以下の自動運転では、ドライバによる周辺監視義務が存在する。一方、上述の自動運転機能は、システムが制御主体となるレベル3以上の自動運転機能に相当する。レベル3以上の自動運転は、ドライバによる周辺監視義務のないアイズオフ自動運転となる。レベル3以上の自動運転機能によって自車両Aが自動走行する期間では、予め規定された運転以外の特定行為(以下、セカンドタスク)がドライバに許可され得る。
自動運転コンピュータ100は、車載ネットワークの通信バス99に一つのノードとして接続されている。通信バス99には、周辺監視センサ30、ロケータ35、ドライバ監視ユニット38、V2X通信機39、走行制御ECU(Electronic Control Unit)40等が接続されている。車載ネットワークの通信バス99に接続されたこれらのノードは、相互に通信可能である。これら装置及びECUのうちの特定のノード同士は、相互に直接的に電気接続され、通信バス99を介することなく通信可能であってもよい。
周辺監視センサ30は、自車両Aの周辺環境を監視する自律センサである。周辺監視センサ30は、自車周囲の検出範囲から予め規定された移動物体及び静止物体を検出可能である。周辺監視センサ30は、自車周囲を走行する他車両として、前方車両、後方車両及び側方車両等を検出可能である。周辺監視センサ30は、歩行者及びサイクリスト等の移動物体をさらに検出可能である。さらに、周辺監視センサ30は、道路標識、路面標示及び道路の区画線等の静止物体を検出可能である。周辺監視センサ30は、自車周囲の物体の検出情報を、通信バス99を通じて自動運転コンピュータ100等に提供する。
周辺監視センサ30には、例えば複数のカメラユニット31及びミリ波レーダ32が含まれている。カメラユニット31は、単眼カメラを含む構成であってもよく、又は複眼カメラを含む構成であってもよい。各カメラユニット31は、自車両Aの前方範囲、後方範囲及び左右の各側方範囲を撮影可能なように自車両Aに搭載されている。カメラユニット31は、自車周囲を撮影した撮像データ及び撮像データの解析結果の少なくとも一方を、検出情報として出力する。ミリ波レーダ32は、ミリ波又は準ミリ波を自車周囲(例えば前方範囲)へ向けて照射する。ミリ波レーダ32は、移動物体及び静止物体等で反射された反射波を受信する処理によって生成した検出情報を出力する。周辺監視センサ30は、ライダ及びソナー等の検出構成をさらに備えていてもよい。
ロケータ35は、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機及び慣性センサ等を含む構成である。ロケータ35は、GNSS受信機で受信する測位信号、慣性センサの計測結果、及び通信バス99に出力された車速情報等を組み合わせ、自車両Aの自車位置及び進行方向等を逐次測位する。ロケータ35は、測位結果に基づく自車両Aの位置情報及び方角情報を、ロケータ情報として通信バス99に逐次出力する。
ロケータ35は、地図データベース(以下、地図DB)36をさらに有している。地図DB36は、多数の3次元地図データ及び2次元地図データを格納した大容量の記憶媒体を主体とする構成である。3次元地図データは、いわゆるHD(High Definition)マップのデータであり、道路の3次元での形状情報及び各レーンの詳細情報等、運転支援及び自動運転に必要な情報を含んでいる。ロケータ35は、現在位置周辺の地図データを地図DB36から読み出し、自動運転コンピュータ100等にロケータ情報と共に提供する。
ドライバ監視ユニット38は、近赤外光源及び近赤外カメラと、これらを制御するコントローラとを含む構成である。ドライバ監視ユニット38は、運転席のヘッドレスト部分に近赤外カメラを向けた姿勢にて、例えばステアリングコラム部の上面又はインスツルメントパネルの上面等に設置されている。近赤外光源及び近赤外カメラは、後述するメータディスプレイ21又はセンターインフォメーションディスプレイ(以下、CID)22等と一体的に構成され、いずれかの画面に設けられていてもよい。ドライバ監視ユニット38は、近赤外光源によって近赤外光を照射されたドライバの頭部を、近赤外カメラによって撮影する。近赤外カメラによる撮像画像は、ドライバの状態を示すドライバステータス情報として、コントローラから自動運転コンピュータ100等に提供される。
V2X(Vehicle to Everything)通信機39は、自車両Aに搭載された車外通信ユニットである。V2X通信機39は、例えば車車間通信、路車間通信及びセルラー通信等を実施可能である。V2X通信機39は、路車間通信により、例えば自車周囲の物標(例えば、他車両等)及び警告対象(例えば、歩行者及びサイクリスト等)の相対位置を示す情報を受信する。V2X通信機39は、セルラー通信により、例えば自車周囲の地図データを受信する。
走行制御ECU40は、マイクロコントローラを主体として含む電子制御装置である。走行制御ECU40は、ブレーキ制御ECU、駆動制御ECU及び操舵制御ECUの機能を少なくとも有している。走行制御ECU40は、ドライバの運転操作に基づく操作指令、及び自動運転コンピュータ100の制御指令のいずれか一つに基づき、各輪のブレーキ力制御、車載動力源の出力制御、及び操舵角制御等を継続的に実施する。走行制御ECU40は、各輪のハブ部分に設けられた車輪速センサ41の検出信号を取得する。走行制御ECU40は、車輪速センサ41の検出信号に基づき、自車両Aの現在の走行速度を示す車速情報を生成し、生成した車速情報を通信バス99に逐次出力する。
自動運転コンピュータ100は、処理部11、RAM12、記憶部13、入出力インターフェース14及びこれらを接続するバス等を備えた制御回路を主体として含む構成である。処理部11は、RAM12と結合された演算処理のためのハードウェアである。処理部11は、CPU(Central Processing Unit)及びGPU(Graphics Processing Unit)等の演算コアを少なくとも一つ含む構成である。処理部11は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、NPU(Neural network Processing Unit)及び他の専用機能を備えたIPコア等をさらに含む構成であってよい。RAM12は、映像データ生成のためのビデオRAMを含む構成であってよい。処理部11は、RAM12へのアクセスにより、本開示の自動運転制御方法及び表示制御方法を実現するための種々の処理を実行する。記憶部13は、不揮発性の記憶媒体を含む構成である。記憶部13には、処理部11によって実行される自動運転プログラム及び表示制御プログラム等が格納されている。
自動運転コンピュータ100には、デッドマン判定ブロック50、運転制御ブロック60、及びHMI制御ブロック70が設けられている。デッドマン判定ブロック50、運転制御ブロック60、及びHMI制御ブロック70は、ハードウェア的に互いに独立した回路構成であってもよく、又は少なくとも一部がハードウェア的に一体の回路構成であってもよい。
デッドマン判定ブロック50は、自車両Aのドライバに生じた体調の異常状態を把握する制御ブロックである。デッドマン判定ブロック50は、ドライバ監視ユニット38から取得するドライバステータス情報に基づき、急病等の予め予測困難な理由によってドライバが運転困難な状態となったことを自動で検知する。デッドマン判定ブロック50は、ドライバが運転困難状態に陥ったことを診断するため、ドライバの上体の傾き及び頭部の上体に対する傾き等を検出し、ドライバの姿勢崩れを検知する。デッドマン判定ブロック50は、ドライバの姿勢崩れを検知した後、このドライバの姿勢崩れが所定時間継続した場合に、運転困難な状態であると判断する。
デッドマン判定ブロック50は、ドライバの姿勢が運転に不適切な姿勢にまで崩れた状態を把握すると、ドライバの姿勢崩れの発生を示す異常検知情報を、運転制御ブロック60及びHMI制御ブロック70に提供する。さらに、姿勢崩れの検知が所定時間継続すると、デッドマン判定ブロック50は、運転困難状態(異常状態)の確定を示す異常検知情報を、運転制御ブロック60及びHMI制御ブロック70に提供する。
運転制御ブロック60は、運転支援機能及び自動運転機能を実現させる制御ブロックである。運転制御ブロック60は、ACC(Adaptive Cruise Control)LTC(Lane Trace Control)及びLCA(Lane Change Assist)等の運転支援機能を実現する。加えて運転制御ブロック60は、自動運転機能の作動により、ACC、LTC及びLCA等に相当する運転制御を複合的に実施する。運転制御ブロック60は、自動運転プログラムに基づく機能部として、環境認識部61、行動判断部62及び制御実行部63を有する。
環境認識部61は、ロケータ35より取得するロケータ情報及び地図データと、周辺監視センサ30より取得する検出情報とに基づき、自車両Aの走行環境を認識する。具体的に、環境認識部61は、複数レーンのうちで自車が走行する自車レーンの位置、各レーンのレーン形状及び進行方向、並びに自車周囲の他車両及び歩行者等の相対位置及び相対速度等を把握する。環境認識部61は、これらの認識結果と、周辺監視センサ30による検出の信頼度を示す情報(以下、センサ信頼度情報)とをHMI制御ブロック70に提供する。
行動判断部62は、ドライバ及びシステム間にて運転操作の制御主体を切り替える。加えて行動判断部62は、運転操作の制御権がシステム側にある場合、環境認識部61による走行環境の認識結果に基づき、自車両Aを走行させる走行プランを生成する。行動判断部62は、自動運転の作動状態を示す自動運転情報をHMI制御ブロック70に提供する。自動運転情報には、自動運転が実行中か否かを示す情報と、実行中の自動運転に周辺監視義務があるか否かを示す情報とが少なくとも含まれている。
行動判断部62は、デッドマン判定ブロック50によって提供される異常検知情報に基づき、ドライバの運転困難状態が確定判定された場合に、緊急退避制御の実施を決定する。緊急退避制御は、MRM(Minimal Risk Maneuver)制御及び縮退運転制御に相当し、システム側が制御権を持って自車両Amを退避場所に停車させる自動運転制御である。退避場所は、走行中のレーン内又は走行中の道路の道路脇(路肩)等に設定される。例えば、非常駐車帯、路側帯及びパーキングエリア等が退避場所として設定可能であってもよい。
制御実行部63は、運転操作の制御権がシステム側にある場合、走行制御ECU40との連携により、行動判断部62にて生成された走行プランに従って、自車両Aの加減速制御及び操舵制御等を実行する。具体的に、制御実行部63は、走行プランに基づく制御指令を生成し、生成した制御指令を走行制御ECU40へ向けて逐次出力する。
HMI制御ブロック70は、ドライバ等の乗員による操作を受け付ける入力インターフェース機能と、ドライバへ向けて情報を提示する出力インターフェース機能とを実現させる制御ブロックである。HMI制御ブロック70は、図1及び図2に示すメータディスプレイ21、CID22及びヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)23等の表示デバイス、オーディオ装置24並びに操作デバイス26等と電気的に接続されている。自車両Aの表示デバイスには、電子ミラーシステムの各ディスプレイEMB,EML及びEMR(図2参照)がさらに含まれていてもよい。
メータディスプレイ21及びCID22は、例えば液晶ディスプレイ又はOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等を主体とする構成である。CID22は、タッチパネルの機能を有しており、ドライバ等による表示画面へのタッチ操作を検出する。HUD23は、ドライバ前方に結像される画像の光を、ウィンドシールドWS等に規定された投影領域APに投影することで、自車両Aの前景と重なる虚像をドライバに視認させる。
オーディオ装置24は、運転席を囲む配置にて車室内に設置された複数のスピーカを有している。オーディオ装置24は、報知音及び音声メッセージ等をスピーカによって車室内に再生させる。
操作デバイス26は、ドライバ等によるユーザ操作を受け付ける入力部である。操作デバイス26には、例えば自動運転機能の作動及び停止に関連するユーザ操作等が入力される。ステアリングホイールのスポーク部に設けられたステアスイッチ、ステアリングコラム部に設けられた操作レバー、及びドライバの発話内容を認識する音声入力装置等が、操作デバイス26に含まれる。
HMI制御ブロック70は、記憶部13に記憶された表示制御プログラムを処理部11にて実行することにより、ドライバへの情報提示を統合的に制御する複数の機能部を有する。具体的に、HMI制御ブロック70には、情報取得部71、3D描画部73、ナビ機能部74及び提示制御部77等の機能部が構築される。
情報取得部71は、ドライバ等の乗員へ向けた情報提示に必要となる種々の情報を取得する。具体的に、情報取得部71は、車速情報、異常検知情報、自車位置情報、道路の種別情報及び形状情報、自動運転情報、センサ信頼度情報、物標検出情報、並びに警告対象情報等を取得する。上述したように、車速情報は、自車両Aの現在の走行速度を示す情報である。自車位置情報は、自車レーンの位置を示す情報である。また異常検知情報は、上述したように、自車両Aのドライバに生じた体調異常を示す情報である。
道路の種別情報は、走行中の道路が一般道か高速道路か(又は駐車場か)を示す情報と、走行中の道路の各レーンの進行方向を示す情報とを少なくとも含んでいる。ここでいう高速道路には、自動車専用道が含まれている。道路の形状情報は、走行中の道路の各レーンの形状を示す情報であり、言い替えれば、各レーンを区画している区画線又は道路端の形状を示す情報である。道路の形状情報は、ロケータ35から提供される地図データに加えて、環境認識部61から提供される区画線又は道路端の認識結果に基づく情報であってよい。
自動運転情報は、上述したように、運転制御ブロック60にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す情報である。センサ信頼度情報は、カメラユニット31及びミリ波レーダ32によるセンシングの信頼度を示す情報である。一例として、信頼度「高」、「中」、「低」等の情報が、センサ信頼度情報として情報取得部71に提供される。
物標検出情報は、自車両Aの周囲に位置する物標の種別を示す情報と、各物標の相対位置及び相対速度等を示す情報とを含んでいる。物標検出情報では、例えば一般車両、大型車両、モーターサイクル、歩行者及びサイクリスト等に物標の種別が識別されている。物標検出情報のうちで、自車両Aと同一のレーンを走行する前方車両の有無を示す情報が、前方車両情報とされる。物標検出情報には、物標のサイズ情報等が含まれていてもよい。
警告対象情報は、自車両Aの周囲に位置する物標のうちで、自車両Aに対するリスクの高い物標(以下、警告対象)を特定した情報である。警告対象は、例えば自車両Aとの相対距離、相対速度及び移動方向等に基づき、認識された物標の中から特定される。警告対象を特定する処理は、環境認識部61にて実施されてもよく、情報取得部71によって実施されてもよい。一例として、自車両Aの近傍に位置する歩行者等が、警告対象として特定される。
ここで、上記の取得情報のうち、種別情報及び形状情報等、自車両Aの周囲の道路に関連する道路情報である。また各取得情報のうち、車速情報、前方車両情報及び種別情報等は、自車両Aに関連する自車関連情報である。さらに、各取得情報のうち、自車位置情報、種別情報、形状情報、センサ信頼度情報、物標検出情報及び警告対象情報等は、走行環境の認識結果に基づく認識情報である。
3D描画部73は、表示デバイスに表示させる複数の画像の一つとして、周辺画像Dpm(図6~図12参照)を描画する。周辺画像Dpmは、環境認識部61にて認識される自車周囲の走行環境をリアルタイム可視化した画像であり、自車周囲の走行環境を再現した画像である。周辺画像Dpmは、自車両Aを後方から俯瞰したような様態の画像となる。3D描画部73は、自車両A及び他車両等に相当するオブジェクトを仮想のモデリング空間にレイアウトし、仮想のカメラ位置からオブジェクト群を撮影した2D画像を周辺画像Dpmとして生成する。
周辺画像Dpmには、複数のラインアイコンPln(図6参照)、自車アイコンPv(図6参照)、他車アイコンPo(図6参照)及び歩行者アイコンPa(図9参照)等が描画される。
各ラインアイコンPlnは、道路の形状情報を用いて描画され、走行中の道路に設けられた複数の区画線をそれぞれ示している。自車アイコンPvの左右に描画されたラインアイコンPlnにより、自車両Aの走行する自車レーンVLsが再現される。周辺画像Dpmにおいて左右両端に表示される各ラインアイコンPlnは、それぞれ左右の道路端を示す道路端アイコンPreである。ラインアイコンPlnは、走行中の道路の各レーンを周辺画像Dpmに再現している。
ラインアイコンPlnには、認識ラインLi1及び非認識ラインLi2が含まれている。認識ラインLi1は、地図データに記録されており、かつ、周辺監視センサ30によって認識されている区画線(又は道路端)に対応するラインアイコンPlnである。非認識ラインLi2は、地図データに記録されている一方で、周辺監視センサ30によっては認識されていない区画線に対応するラインアイコンPlnである。自車アイコンPvの近傍に配置されるラインアイコンPlnは、認識ラインLi1となる。一方で、自車アイコンPvから離れた位置に描画されるラインアイコンPlnは、非認識ラインLi2となる。
認識ラインLi1及び非認識ラインLi2は、互いに異なる様態で周辺画像Dpmに描画される。一例として、認識ラインLi1及び非認識ラインLi2は、異なる表示色又は異なる線種で描画される。具体的に、認識ラインLi1は、非認識ラインLi2よりも明度又は彩度の高い表示色にて表示される。また別の様態では、認識ラインLi1は、実線で描画され、非認識ラインLi2は、破線で描画される。
自車アイコンPvは、自車両Aの上面及び後面の外観形状を模した自車画像部である。自車アイコンPvは、一対のラインアイコンPlnによって周辺画像Dpmに再現された自車レーンVLsに描画される。自車アイコンPvは、周辺画像Dpmの中央からやや下寄りに配置され、自車両Aの状態を示す。
他車アイコンPoは、他車両の外観形状を模した他車画像部である。他車アイコンPoは、実際の他車両を検出したカメラユニット31等による物標検出情報に基づき描画される。他車アイコンPoの描画形状は、環境認識部61によって認識される他車両の種別及びサイズ等に応じて変更されてよい。他車アイコンPoは、実際の自車両A及び他車両の位置関係が周辺画像Dpm内にて再現されるように、自車アイコンPvの周囲に配置される。他車アイコンPoは、自車周囲に位置する他車両の存在をドライバに報知する。
歩行者アイコンPaは、歩行者を模した画像であり、実際の歩行者を検出したカメラユニット31等による物標検出情報に基づき描画される。歩行者アイコンPaは、実際の自車両A及び歩行者の位置関係が周辺画像Dpm内にて再現されるように、自車アイコンPvの周囲に配置される。歩行者アイコンPaは、自車両Aに対してリスクとなるような歩行者の存在をドライバに警告する。
3D描画部73は、3D描画処理(図3参照)の実施によって上述の周辺画像Dpmを描画する。3D描画処理では、情報取得部71の取得情報に基づき、周辺画像Dpmの表示態様が逐次変更される。具体的に、3D描画処理では、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの本数及び様態と、周辺画像Dpmの縮尺及び俯角とが、取得情報に基づいて変更される。3D描画処理は、自動運転コンピュータ100の起動によって開始され、自動運転コンピュータ100の電源がオフ状態となるまで、情報取得部71及び3D描画部73によって繰り返し実施される。
3D描画処理のS31~S33にて、情報取得部71は、車速情報、認識情報及び自動運転情報を順次取得する。各情報の取得順序は、適宜変更されてよい。S32では、周辺監視センサ30によって認識されている自車周囲の他車両の数(量)、地図データに登録された自車周囲の各区画線が周辺監視センサ30によって認識されているか否か等が把握される。S33では、自動退避制御(縮退運転)への移行状況及び実行状況を示す退避制御情報が、自動運転情報として取得されてもよい。
情報取得部71は、S34にて、デッドマン判定ブロック50から異常検知情報をさらに取得する。異常検知情報は、自車両Aにて実行される縮退運転(緊急退避制御による自動走行)の実施情報に相当する。情報取得部71は、S35にて、異常検知情報に基づき、ドライバの体調の異常状態が把握されているか否かを把握する。運転困難状態の確定を示す異常検知情報を情報取得部71が取得しており、ドライバの異常状態が把握されている場合(S35:YES)、3D描画部73は、S36にて、緊急退避制御用の表示設定(図10参照)を有効化する。そして、S42にて、緊急退避制御用の表示設定を反映した縮尺及び俯角の周辺画像Dpmが描画される。
3D描画部73は、S37にて、情報取得部71の取得情報に基づき、周辺画像DpmにおけるラインアイコンPlnの表示及び非表示が繰り返されるか否か、言い替えれば、ラインアイコンPlnの数の頻繁な増減が生じるか否かを予測する。3D描画部73は、道路種別及び交通量等に応じて一部のラインアイコンPlnの表示及び非表示が繰り返されると予測した場合(S37:YES)、S38にて、周辺画像Dpmの表示設定を固定化する。そして、S42にて、固定化した表示設定に基づく周辺画像Dpmが描画される。
この場合、ラインアイコンPlnの数の変更が中止され、周辺画像Dpmに描画されるラインアイコンPlnの数は、所定の数以下に固定される。3D描画部73は、ラインアイコンPlnの本数及び様態と、周辺画像Dpmの縮尺及び俯角とを、予め規定された設定に切り替えることで、周辺画像Dpmの表示設定を固定化してもよい。又は、現在の表示設定の変更を禁止することにより、表示設定の固定化が実施されてもよい。
3D描画部73は、S39にて、情報取得部71の取得情報に基づき、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの様態を設定する。具体的に、S39では、ラインアイコンPlnの本数と、各ラインアイコンPlnを認識ラインLi1及び非認識ラインLi2のいずれの様態で表示するのかと、が決定される。
3D描画部73は、S40にて、情報取得部71の取得する認識情報に基づき、他車アイコンPo及び歩行者アイコンPa等を用いて報知又は警告する物標を設定する。S40では、仮想のレイアウト空間に、区間線、自車両A、他車両及び歩行者等に対応するオブジェクトが配置される。さらに、3D描画部73は、S41にて、情報取得部71の取得情報に基づき、仮想のカメラ位置を設定する。S41では、周辺画像Dpmの俯角及び縮尺等が設定される。3D描画部73は、前方車両情報、車速情報及び種別情報等のうちで予め設定された優先度の高い情報を優先し、周辺画像Dpmの縮尺を設定する。そして、S42にて、自車アイコンPvを基準とした俯瞰視点の周辺画像Dpmが描画される。
ナビ機能部74は、現在位置から目的地までの経路案内を行うナビゲーション機能を有している。ナビ機能部74は、経路案内のためのルート画像Drt(図11及び図12参照)を描画する。ルート画像Drtは、背景となるマップ画像部Pmと、予定経路Prt及び自車マークPs(図11参照)等とによって構成されている。予定経路Prtは、マップ画像部Pm上での目的地までの経路を示している。自車マークPsは、マップ画像部Pm上での自車両Aの位置を示している。ルート画像Drtは、メータディスプレイ21及びCID22の少なくとも一方に表示される。ドライバ等の乗員は、ルート画像Drtの表示エリアを、メータディスプレイ21及びCID22のうちで切り替えることができる。
ナビ機能部74は、ルート画像Drtを描画するマップ描画処理(図4参照)を実施する。マップ描画処理は、ドライバ等による目的地の設定に基づいて開始され、目的地への経路案内が終了するまで、情報取得部71及びナビ機能部74によって継続実施される。
マップ描画処理のS41にて、ナビ機能部74は、ルート画像Drtの設定情報を読み込む。具体的に、ナビ機能部74は、メータディスプレイ21及びCID22のどちらがルート画像Drtを表示するのか、及びどのようなサイズでルート画像Drtが表示されるのかといった情報を、設定情報として読み込む。さらに、ナビ機能部74は、S42~S44にて、自車位置情報、目的地までのルート情報、及び自車周囲の地図データを順次取得する。これらの取得順序は、適宜変更されてよい。そして、ナビ機能部74は、S45にて、設定情報、自車位置情報、ルート情報及び地図データ等を組み合わせて、所定の解像度(描画サイズ)の自車周囲のマップ画像を描画する。
提示制御部77は、各表示デバイス及びオーディオ装置24を用いたドライバへの情報の提供を統合制御する。提示制御部77は、ドライバへ向けて提示する情報を調停する調停機能と、調停結果に基づき映像データ及び音声データを生成するデータ生成機能とを有している。提示制御部77は、調停機能として、情報取得部71にて取得される種々の取得情報に基づき、提供候補となる各コンテンツに優先度を設定する。提示制御部77は、優先度が高いと判断したコンテンツを、ドライバへの提供対象に選定する。提示制御部77は、データ生成機能として、コンテンツの選定結果に基づき、各表示デバイスに提供する映像データ及びオーディオ装置24に提供する音声データ等を生成する。
提示制御部77は、周辺画像Dpm及びルート画像Drtを共にメータディスプレイ21に表示させる表示モード(合成表示モード,図11等参照)が選択されている場合、画像合成処理(図5参照)を実施する。画像合成処理では、周辺画像Dpm及びルート画像Drtを水平方向(左右)に並べてなる出力画像Dci(図11等参照)が生成される。さらに、画像合成処理では、情報取得部71の取得情報に基づき、周辺画像Dpmとルート画像Drtとの面積比率が逐次変更される。画像合成処理は、合成表示モードを選択するユーザ操作に入力に基づき開始され、合成表示モードの解除又は経路案内の終了まで、情報取得部71及び提示制御部77等によって継続される。
出力画像DciのS71~S73にて、情報取得部71は、車速情報、認識情報及び自動運転情報を順次取得する。この場合の各情報の取得順序も、適宜変更されてよい。提示制御部77は、S74にて、情報取得部71の取得情報に基づき、表示上における周辺画像Dpmとルート画像Drtとの面積比率を設定する。提示制御部77は、S75及びS76にて、ルート画像Drt及び周辺画像Dpmの各画像データを、それぞれナビ機能部74及び3D描画部73から取り込む。そして、提示制御部77は、S77にて、設定した面積比率に応じてルート画像Drt及び周辺画像Dpmを合成し、出力画像Dciを生成する。
次に、ラインアイコンPlnの本数の増減(図3 S39参照)、並びに周辺画像Dpmの俯角及び縮尺等を変更(図3 S41参照)が生じる具体的なシーンの詳細を、図6~図10に基づき、図1及び図2を参照しつつ、さらに説明する。
図6に示す周辺画像Dpmは、周辺監視義務のない自動運転で一般道を走行するシーンにて表示される画像である。3D描画部73は、実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数を変更する(図3 S39参照)。3D描画部73は、周辺監視義務のない自動運転が自車両Aにて実行される場合、周辺監視義務のある自動運転が自車両Aにて実行される場合(図7参照)よりも、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPln数を多くする。
加えて3D描画部73は、道路の種別情報に基づき、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数を変更する(図3 S39参照)。3D描画部73は、走行中の道路が一般道である場合、走行中の道路が高速道路である場合(図7参照)よりも周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数を多くする。
さらに、3D描画部73は、他車両の認識情報に基づき、自車両Aの周囲を走行する他車両の多寡に応じて、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数を変更する(図3 S39参照)。3D描画部73は、認識情報を参照し、自車周囲の他車両のうちで、左右の特に隣接レーンを走行する側方車両の数量を把握する。3D描画部73は、自車両Aの周囲を走行する他車両(特に、側方車両)が多くなるほど、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数を多くする。
以上により、図6に示す走行シーンにて、3D描画部73は、周辺監視センサ30の検出情報及び地図データ等に基づいて認識された全ての区画線及び道路端に対応するラインアイコンPlnを周辺画像Dpmに描画する。即ち、アイズオフ自動運転中は、ラインアイコンPlnの表示が省略されない。その結果、道路端アイコンPreを含めた多数のラインアイコンPlnにより、全てのレーンが周辺画像Dpmに再現される。
また3D描画部73は、実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、周辺画像Dpmの縮尺を変更する(図3 S41参照)。3D描画部73は、周辺監視義務のない自動運転が自車両Aにて実行される場合、周辺監視義務のある自動運転が自車両Aにて実行される場合(図7参照)よりも、周辺画像Dpmの縮尺を小さくし、高い視点位置から見た広範囲の状況を周辺画像Dpmに表示する。加えて3D描画部73は、自車関連情報に基づき、周辺画像Dpmの縮尺を変更する(図3 S41参照)。3D描画部73は、自車関連情報である前方車両情報に基づき、前方車両が存在する場合、前方車両が存在しない場合(図7参照)よりも、周辺画像Dpmの縮尺を小さくする。
以上により、図6に示す走行シーンにて、多数の他車アイコンPoが、ラインアイコンPlnによって再現された各レーンに配置される。その結果、周辺画像Dpmにおける自車アイコンPv及び各他車アイコンPoの位置関係から、自車周囲の広範囲の情報が把握可能になる。例えば、周辺画像Dpmは、自車レーンVLsの隣接レーンの状況だけでなく、自車レーンVLsから離れたレーンの状況を提示し得る。さらに、周辺画像Dpmは、前方車両よりもさらに遠方の状況をドライバに提供できる。
図7に示す周辺画像Dpmは、周辺監視義務のある自動運転で高速道路を走行するシーンにて表示される画像である。3D描画部73は、自動運転情報に基づき、周辺監視義務のある自動運転が実行される場合、周辺監視義務のない自動運転が実行される場合(図6参照)よりも、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPln数を少なくする(図3 S39参照)。加えて3D描画部73は、道路の種別情報に基づき、走行中の道路が高速道路である場合、走行中の道路が一般道である場合(図6参照)よりも周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数を少なくする(図3 S39参照)。
以上により、図7に示す走行シーンにて、3D描画部73は、検出情報及び地図データ等に基づいて認識された区画線の一部に対応したラインアイコンPlnのみを周辺画像Dpmに描画する。一例として、道路端を示す道路端アイコンPre(図6参照)の描画が中止され、自車レーンVLsを区画する一対のラインアイコンPlnと、左右両側の隣接レーンを再現する各ラインアイコンPlnのみが、周辺画像Dpmに描画される。
また3D描画部73は、周辺監視義務のある自動運転が自車両Aにて実行される場合、周辺監視義務のある自動運転が自車両Aにて実行される場合(図7参照)よりも、周辺画像Dpmの縮尺を大きくする(図3 S41参照)。加えて3D描画部73は、前方車両情報に基づき、前方車両が存在しない場合、前方車両が存在する場合(図7参照)よりも、周辺画像Dpmの縮尺を大きくする(図3 S41参照)。
以上により、図7に示す走行シーンでは、低い視点位置から見た自車近傍の詳細な状況が周辺画像Dpmに再現される。その結果、例えば周辺画像Dpmにおける自車アイコンPv及び各他車アイコンPoの位置関係により、隣接レーンを走行する他車両の状況が分かり易く提示され得る。
ここで3D描画部73は、自動運転における周辺監視義務の有無が変更されるよりも前に、周辺画像Dpmの様態変更を完了させる。例えば、周辺監視義務のある自動運転から周辺が監視義務のない自動運転に移行する場合、3D描画部73が、自車アイコンPvから後ろ上方にズームアウトしつつラインアイコンPlnの描画数を増やす表示変化をまず実施する。そして、周辺画像Dpmの様態変化が完了した後に、自動運転制御のレベル切り替えが実施される。同様に、周辺監視義務のない自動運転から周辺が監視義務のある自動運転に移行する場合も、3D描画部73は、自車アイコンPvへ向けてズームインしつつラインアイコンPlnの描画数を減らす表示変化をまず実施する。そして、周辺画像Dpmの様態変化が完了した後に、自動運転制御のレベル切り替えが実施される。
図8に示す周辺画像Dpmは、周辺監視義務のない自動運転で一般道を走行する別のシーンにて表示される画像である。3D描画部73は、走行中の道路のレーン数が所定数を超える場合に、進行方向が自車両Aと異なるレーンを示すラインアイコンPlnの描画を中止する。一例として、3D描画部73は、自車レーンVLsから分岐する分岐レーンLnxと自車レーンVLsと対向する対向レーンVLoとを進行方向が異なるレーンとし、左右両側のラインアイコンPlnを非表示とする。この場合、3D描画部73は、道路端アイコンPreも非表示とする。3D描画部73は、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数を減らす場合に、周辺画像Dpmにて自車アイコンPvの周囲を拡大する。
加えて3D描画部73は、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数を減らす場合でも、周辺画像Dpmにおける他車アイコンPoの数を維持する。そのため、分岐レーンLnx及び対向レーンVLoを区画するラインアイコンPlnが非表示となるシーンでも、分岐レーンLnx及び対向レーンVLoの他車アイコンPoの表示は、継続される。
また3D描画部73は、自車レーンVLsから離れたラインアイコンPln又は道路端アイコンPreを非表示とした後、歩行者等の警告対象を検出した警告対象情報が取得された場合には、歩行者アイコンPa(図9参照)を表示する。3D描画部73は、歩行者アイコンPaの表示開始に合わせて、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数を増やす。3D描画部73は、歩行者アイコンPa近傍の道路端アイコンPre又はラインアイコンPlnを再表示させる。
図9に示す周辺画像Dpmは、周辺監視義務のある自動運転又は手動運転で一般道の最も歩道側のレーンを走行するシーンにて表示される画像である。3D描画部73は、警告対象情報を用いて歩行者等の警告対象の存在を示す歩行者アイコンPaを周辺画像Dpmにさらに描画する。複数の歩行者が検出されている場合、3D描画部73は、各歩行者の相対位置に応じて、複数の歩行者アイコンPaを周辺画像Dpmに表示させる。
加えて3D描画部73は、自車位置情報に基づき、自車両Aが最も歩道側となる歩道側レーンを走行している場合に、周辺画像Dpmの縮尺を大きくする。さらに、3D描画部73は、自車関連情報である車速情報に基づき、自車両Aが一時停止した場合又は走行速度が所定の低速閾値未満である場合、走行速度が低速閾値を超える場合よりも周辺画像Dpmの縮尺を大きくする。以上により、周辺画像Dpmにて自車アイコンPvの周囲が拡大される。その結果、歩行者アイコンPaと自車アイコンPvの位置関係が強調され、歩行者の自車両Aへの接近が周辺画像Dpmにて警告される。
さらに3D描画部73は、自車位置情報と自車レーンが合流レーンに隣接するか否かを示す道路の種別情報とに基づき、自車レーンが合流レーンとの隣接するシーンにて、自車レーンが合流レーンと隣接しないシーンよりも周辺画像Dpmの縮尺を小さくする。これにより、高い視点位置から見た広範囲の状況が周辺画像Dpmに表示されるため、合流レーンを走行する他車両が他車アイコンPoによって早期に注意喚起される。
また3D描画部73は、周辺監視センサ30による認識の信頼度に応じて周辺画像Dpmの縮尺を変更する。具体的には、周辺画像Dpmの縮尺が小さく設定されていても、センサ認識の信頼度が低い場合、3D描画部73は、周辺画像Dpmに再現される自車周囲の範囲を狭く変更する。一方で、センサ認識の信頼度が高い場合、3D描画部73は、周辺画像Dpmに再現される自車周囲の範囲を広く設定する。
図10に示す周辺画像Dpmは、ドライバの体調の異常状態が把握された場合(図3 S35:YES)に、緊急退避制御用の表示設定(図3 S36)に基づいて表示される画像である。3D描画部73は、地図データに記録された区画線の情報に基づき、全てのラインアイコンPlnが描画される最大の鳥瞰となるまで周辺画像Dpmの縮尺を大きくする。3D描画部73は、ドライバの姿勢崩れの発生を示す異常検知情報に基づき、姿勢崩れアイコンPdwをメータディスプレイ21に表示させる。さらに、3D描画部73は、運転困難状態の確定を示す異常検知情報に基づき、縮退運転(緊急退避制御)の実施が決定されタイミングで仮想視点の移動を開始し、周辺画像Dpmの縮尺を最大まで変化させる。そして、縮退運転の開始に基づき、3D描画部73は、ラインアイコンPlnの数を増やす表示変化と、自車周囲の他車両に応じた他車アイコンPoを追加する表示変化とを順に実施する。
次に、出力画像Dciの面積比率の変更が生じる具体的なシーンの詳細を、図11及び図12に基づき、図1及び図2を参照しつつ、さらに説明する。
図11に示す出力画像Dciは、周辺監視義務のない自動運転で一般道を走行するシーンにて表示される画像である。提示制御部77は、自動運転情報に基づき、実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、周辺画像Dpmとルート画像Drtとの面積比率を変更する(図5 S74参照)。提示制御部77は、周辺監視義務のない自動運転が自車両Aにて実行される場合、周辺監視義務のある自動運転が自車両Aにて実行される場合(図12参照)よりも、出力画像Dciにおける周辺画像Dpmの面積比率を高める。
加えて提示制御部77は、自車関連情報に基づき、表示上における周辺画像Dpmとルート画像Drtとの面積比率を変更する(図5 S74参照)。提示制御部77は、車速情報に基づき、自車両Aが低速閾値未満で走行する場合に、出力画像Dciにおける周辺画像Dpmの面積比率を高める。また提示制御部77は、道路の種別情報に基づき、自車両Aが一般道を走行している場合に、出力画像Dciにおける周辺画像Dpmの面積比率を高める。提示制御部77は、道路の種別情報に基づき、自車両Aが駐車場内を走行していると判定された場合にも、出力画像Dciにおける周辺画像Dpmの面積比率を高めることができる。
以上により、提示制御部77は、周辺画像Dpmの表示面積を、ルート画像Drtの表示面積よりも広く設定する。周辺画像Dpmは、メータディスプレイ21の表示画面の中央部分に表示される。一方、ルート画像Drtは、メータディスプレイ21の表示画面の周縁部分に、周辺画像Dpmの視認を妨げない様態で表示される。
図12に示す出力画像Dciは、周辺監視義務のある自動運転で高速道路を走行するシーンにて表示される画像である。提示制御部77は、周辺監視義務のある自動運転が自車両Aにて実行される場合、周辺監視義務のない自動運転が自車両Aにて実行される場合(図11参照)よりも、出力画像Dciにおける周辺画像Dpmの面積比率を低く設定する。加えて提示制御部77は、車速情報に基づき、自車両Aが高速道路を走行している場合には、出力画像Dciにおける周辺画像Dpmの面積比率を低くする。
以上により、提示制御部77は、周辺画像Dpmの表示面積と、ルート画像Drtの表示面積とを概ね同程度に設定する。例えば周辺画像Dpmは、メータディスプレイ21の表示画面の右半分に表示される。一方、ルート画像Drtは、メータディスプレイ21の表示画面の左半分に表示される。
ここまで説明した本実施形態では、周辺画像Dpmに描画されるラインアイコンPlnの数が道路の種別情報に基づき変更される。故に、周辺画像Dpmの内容が走行シーンに応じて簡素化され得る。その結果、周辺画像Dpmは、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
加えて本実施形態では、道路の各レーンの進行方向を示す種別情報が取得され、道路のレーン数が所定数を超える場合、3D描画部73は、進行方向が自車両Aと異なるレーンを示すラインアイコンPlnの描画を中止する。以上のように、重要性の低いラインアイコンPlnの描画を中止すれば、周辺画像Dpmの内容が簡素化され得る。したがって、分かり易い周辺画像Dpmの提示が可能になる。
また本実施形態では、一般道か高速道路かを示す種別情報が取得され、走行中の道路が高速道路である場合、3D描画部73は、一般道である場合よりも周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数を少なくする。以上によれば、高速道路にて重要度の低下する側方遠方の情報が、周辺画像Dpmから省略され得る。その結果、周辺画像Dpmは、必要な情報を選択的に提供可能な分かり易い表示となる。
さらに本実施形態では、走行中の道路が一般道である場合、道路端を示すラインアイコンPlnとしての道路端アイコンPreが周辺画像Dpmに描画される。そして、道路端アイコンPreは、高速道路を走行する場合には、描画を中止される。以上によれば、歩行者等が道路脇に存在する一般道では、道路端を明示して、自車周囲の詳細がドライバに報知され得る。対して、歩行者等が存在しない高速道路では、周辺画像Dpmの簡素化が可能になる。
加えて本実施形態では、周辺画像Dpmに描画されるラインアイコンPlnの数が実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて変更される。故に、自動運転のためにセンサによって認識される情報が増加しても、周辺画像Dpmの内容は、自動運転の作動状態に合わせて簡素化され得る。その結果、周辺画像Dpmは、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
また本実施形態では、周辺監視義務のあるレベル2以下の自動運転が自車両Aにて実行される場合、周辺監視義務のある自動運転が自車両Aにて実行される場合よりも、周辺画像Dpmに描画されるラインアイコンPlnの数が少なくされる。周辺監視義務がある自動運転中では、ドライバは、自車周囲を実際に監視しているはずである。故に、周辺監視義務のある場合では、一部のラインアイコンPlnを消すことで、周辺画像Dpmを適切に簡素化することが可能になる。
さらに本実施形態の3D描画部73は、自動運転における周辺監視義務の有無が変更されるよりも前に、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数の変更を完了する。このように、自動運転の状態が切り替わる前に周辺画像Dpm情報量を増減させておけば、運転交代に際して、ドライバは、必要な周辺の情報を周辺画像Dpmから早期に把握することができる。
加えて本実施形態では、ラインアイコンPlnによって周辺画像Dpmに再現された自車レーンVLsに自車両Aを示す自車アイコンPvがさらに描画される。そして、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数を減らす場合、3D描画部73は、周辺画像Dpmにて自車アイコンPvの周囲を拡大する。以上によれば、3D描画部73は、ラインアイコンPlnの数の増減に応じたズームイン又はズームアウトにより、周辺画像Dpmのスケールを見易い状態に維持できる。
また本実施形態では、自車両Aの周囲に位置する他車両等の物標を検出したセンサの物標検出情報を用いて他車両等の存在を示す他車アイコンPoが周辺画像Dpmにさらに描画される。そして、3D描画部73は、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数を減らす場合でも、他車アイコンPoの数を維持する。このように、他車両を報知する他車アイコンPoを減らさないことで、周辺画像Dpmは、簡素化された場合でも、ドライバに有益な情報の提示を継続できる。
さらに本実施形態では、自車両Aの周囲に位置する歩行者等の警告対象を検出したセンサの警告対象情報を用いて歩行者等の存在を示す歩行者アイコンPaが周辺画像Dpmにさらに描画される。そして、3D描画部73は、歩行者アイコンPaを描画する場合、周辺画像Dpmに描画するラインアイコンPlnの数を増やす。こうしたラインアイコンPlnの増加によれば、歩行者アイコンPaに紐づく歩行者等の相対位置が周辺画像Dpmを通して把握し易くなる。
加えて本実施形態では、周辺画像Dpmに描画されるラインアイコンPlnの数が自車周囲を走行する他車両の多寡に応じて変更される。故に、周辺画像Dpmは、自車周囲の交通量の変化に合わせて、他車両を把握し易い様態に変更される。その結果、周辺画像Dpmは、自車両Aと自車周囲の他車両との位置関係を分り易く提示可能となる。
また本実施形態では、自車両Aの周囲を走行する他車両が多くなるほど、周辺画像Dpmに描画されるラインアイコンPlnの数が多くなる。その結果、自車周囲の広範囲の走行環境が周辺画像Dpmに再現されるため、他車両が多く存在しても、自車両Aと他車両との位置関係が分り易く提示され得る。
さらに本実施形態では、周辺画像Dpmに描画されるラインアイコンPlnの数の増減が繰り返されると予測された場合に、ラインアイコンPlnの数の変更が中止される。例えば、路面上の白線がかすれている又は天候が悪い等、周辺監視センサ30の検出環境が良好でない場合、周辺画像Dpmの内容変化が繰り返されると予測される。こうした走行シーンにおいて、ラインアイコンPlnの数等が固定されれば、周辺画像Dpmの表示内容の変化がドライバに煩わしく感じられる事態は、回避され得る。
加えて本実施形態では、周辺監視センサ30によって認識されている区画線に対応する認識ラインLi1と、周辺監視センサ30によって認識されていない区画線に対応する非認識ラインLi2とが、異なる様態で描画される。こうした表示によれば、周辺画像Dpmは、周辺監視センサ30によって認識できているか否かに応じてラインアイコンPlnの増減が生じているわけではないことを、ドライバに明示できる。故に、周辺監視センサ30の環境認識能力が低いとの誤解をドライバに与える事態が回避される。
また本実施形態では、自車両Aを俯瞰する様態の周辺画像Dpmの縮尺が道路の種別情報に基づき変更される。故に、周辺画像Dpmに再現される自車周囲の範囲は、走行シーンに応じて適切に調整され得る。その結果、周辺画像Dpmは、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
さらに本実施形態では、車速情報に基づき、自車両Aが停止した場合又は走行速度が所定の低速閾値未満である場合、走行速度が低速閾値を超える場合よりも、3D描画部73は、周辺画像Dpmの縮尺を大きくする。以上によれば、停止時又は低速走行時には、自車周囲の詳細が周辺画像Dpmに表示され得る。その結果、周辺画像Dpmは、走行シーンに応じて重要となる情報を優先的に提示できる。
加えて本実施形態では、前方車両情報に基づき、前方車両が存在する場合、前方車両が存在しない場合よりも、3D描画部73は、周辺画像Dpmの縮尺を小さくする。以上によれば、前方車両が存在する場合、周辺画像Dpmは、高いところから広い範囲を見ているような画像になる。こうした情報提示の範囲拡張によれば、周辺画像Dpmは、実景にて直接的に確認し難くなっている前方車両よりも前方範囲の状況を、ドライバ等に分かり易く提示できる。
また本実施形態では、自車レーンが合流レーンに隣接するか否かを示す種別情報に基づき、自車レーンが合流レーンとの隣接するシーンにおいて、3D描画部73は、周辺画像Dpmの縮尺を小さくする。以上によれば、合流シーンにおいて、周辺画像Dpmは、高い位置から広範囲を見たような様態となるため、直接的な視認が難しい合流レーンの他車両の様子を分かり易くドライバ等に提示できる。
さらに本実施形態の3D描画部73は、前方車両情報、車速情報及び種別情報のうちで予め設定された優先度の高い情報を優先し、周辺画像Dpmの縮尺を設定する。以上によれば、周辺画像Dpmは、走行シーンに適合する縮尺で自車周囲の状況をドライバに提示できるようになる。
加えて本実施形態では、自車両Aを俯瞰する様態の周辺画像Dpmの縮尺が実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて変更される。故に、自動運転のためにセンサによって認識される情報が増加しても、周辺画像Dpmに再現される自車周囲の範囲は、自動運転の作動状態に合わせて適切に調整され得る。その結果、周辺画像Dpmは、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
また本実施形態では、周辺監視義務のある自動運転が自車両Aにて実行される場合、周辺監視義務のない自動運転が自車両にて実行される場合よりも、3D描画部73は、周辺画像Dpmの縮尺を大きくする。以上によれば、周辺監視義務のある自動運転での走行中では、低い視点から狭い範囲を見ているような周辺画像Dpmが表示される。こうした周辺画像Dpmであれば、自車近傍の情報が詳細に提示されるため、自車両Aに接近している歩行者等の確認が容易となる。
さらに本実施形態によれば、複数レーンのうちで自車両Aが走行する位置を示す自車位置情報に基づき、自車両Aが最も歩道側となる歩道側レーンを走行している場合には、3D描画部73は、周辺画像Dpmの縮尺を大きくする。以上によれば、自車近傍の情報を詳細に提示可能な周辺画像Dpmが表示されるため、歩道にいる歩行者等の確認が容易となる。
加えて本実施形態では、周辺監視センサ30による認識の信頼度に応じて周辺画像Dpmの縮尺が変更される。具体的には、センサ認識の信頼度が低い場合、周辺画像Dpmに再現される自車周囲の範囲が狭くされる。一方で、センサ認識の信頼度が高い場合、周辺画像Dpmに再現される自車周囲の範囲が広くされる。その結果、周辺画像Dpmに提示する情報の信頼性確保と内容の簡素化とが両立され得る。
また本実施形態では、ドライバの体調の異常状態が把握された場合、自車両Aを俯瞰する様態の周辺画像Dpmの縮尺が大きくされ、周辺画像Dpmに再現される自車周囲の範囲が拡大される。故に、ドライバによる自車周囲の直接的な確認が困難な状況下でも、周辺画像Dpmが、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
さらに本実施形態では、ドライバの体調の異常状態が把握された場合、言い替えれば、縮退運転の実施情報に相当する異常検知情報が取得された場合、周辺画像Dpmに描画されるラインアイコンPlnの数が増やされる。具体的に、ラインアイコンPlnの数は、最大の数、即ち、地図データに記録された全区画線の数まで、多くされる。こうした表示変化によれば、周辺画像Dpmは、ドライバの異常時において、自車周囲の広い範囲の状況をもれなく提示することができる。
加えて本実施形態によれば、出力画像Dciに並んで表示される周辺画像Dpm及びルート画像Drtの面積比率が、自車関連情報に基づき変更される。故に、メータディスプレイ21における周辺画像Dpmの表示サイズが、走行シーンに応じて適切に調整され得る。その結果、周辺画像Dpmは、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
また本実施形態によれば、出力画像Dci並んで表示される周辺画像Dpm及びルート画像Drtの面積比率が、実行中の自動運転における周辺監視義務の有無に応じて変更される。故に、自動運転のためにセンサによって認識される情報が増加しても、周辺画像Dpmの表示サイズは、自動運転の作動状態に合わせて適切に調整され得る。その結果、周辺画像Dpmは、自車周囲の走行環境を分かり易く提示可能となる。
さらに本実施形態によれば、周辺監視義務のない自動運転が自車両にて実行される場合、周辺監視義務のある自動運転が自車両にて実行される場合よりも、提示制御部77は、周辺画像Dpmの面積比率を高める。以上によれば、周辺監視義務のないレベル3以上の自動運転が実行される場合に、周辺画像Dpmに再現される自車周囲の範囲が拡張され得る。その結果、ドライバは、自車周囲の実景を直接的に見ていなくても、周辺画像Dpmから自車周囲の情報を纏めて把握できる。したがって、周辺監視義務のない自動運転中での周辺画像Dpmの利便性が向上する。
尚、上記実施形態において、周辺監視センサ30が「センサ」に相当し、デッドマン判定ブロック50が「体調異常把握部」に相当し、3D描画部73及び提示制御部77が「表示制御部」に相当し、自動運転コンピュータ100が「表示制御装置」に相当する。また、ラインアイコンPlnが「ライン画像部」に相当し、認識ラインLi1が「認識画像部」に相当し、非認識ラインLi2が「非認識画像部」に相当する。さらに、自車アイコンPvが「自車画像部」に相当し、他車アイコンPoが「物標画像部」に相当し、歩行者アイコンPaが「警告画像部」に相当し、ルート画像Drtが「別画像」に相当する。
(他の実施形態)
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
上記実施形態の変形例1では、デッドマン判定ブロック50、運転制御ブロック60及びHMI制御ブロック70の各機能がそれぞれ個別の車載ECUに実装されている。変形例1では、デッドマン判定ブロック50の機能を実現するデッドマン判定ECUと、運転制御ブロック60の機能を実現する自動運転ECUと、HMI制御ブロック70の機能を実現するHMI-ECUとが、それぞれ車載ネットワークに接続されている。
またデッドマン判定ブロック50の機能は、自動運転ECUに実装されていてもよく、又はHMI-ECUに実装されていてもよい。尚、デッドマン判定ブロック50の機能が、HMI-ECUとは別の車載ECUに実装されている形態では、HMI-ECUの情報取得部71が「体調異常把握部」に相当する。
さらに、レベル2以下の運転支援機能を実現する運転支援ECUが、自動運転レベル3以上の自律走行機能を実現する自動運転ECUとは別に設けられていてもよい。加えて、運転制御ブロック60又は自動運転ECUは、自動運転レベル4以上の自律走行制御を実施可能であってもよい。自動運転レベル4の自律走行制御では、例えば睡眠がセカンドタスクとして許可される。
上記実施形態のデッドマン判定ブロック50は、ドライバ監視ユニット38によって撮像されたドライバの顔画像を用いて、ドライバの異常状態を判定していた。しかし、デッドマン判定ブロック50は、顔画像以外のドライバ情報を用いて、ドライバの体調異常を判定可能であってもよい。例えば、デッドマン判定ブロック50は、ステアリングホイールを把持しているか否かを示すステア把持情報、操舵操作が行われているか否かを示す操舵操作情報等を、異常状態の把握に用いてもよい。さらに、デッドマン判定ブロック50は、ドライバの装着するウェアラブル端末から受信するバイタルデータ、具体的には、脈拍、血圧及び体温等の情報を、異常状態の把握に用いてもよい。
上記実施形態の変形例2では、ラインアイコンPlnの数を変更する機能が省略される一方で、周辺画像Dpmの縮尺を変更する機能は実装されている。対して、上記実施形態の変形例3では、周辺画像Dpmの縮尺を変更する機能が省略される一方で、ラインアイコンPlnの数を変更する機能は実装されている。
上記実施形態の変形例4では、周辺監視義務の有無が変更される場合に、自動運転の制御が切り替わった所定時間後に、周辺画像Dpmの様態変更が開始される。また、上記実施形態の変形例5では、周辺画像Dpmの仮想視点位置が自車アイコンPvの左右方向にも移動する。
上記実施形態の周辺画像Dpmでは、一対のラインアイコンPlnによって区切られることで、各レーンが再現されていた。一方、上記実施形態の変形例6では、画面の上下方向に沿って帯状に延伸する形状の複数のライン画像部が、周辺画像Dpmにおいて自車レーン及び隣接レーン等を再現している。自車アイコンPv及び他車アイコンPoは、各ライン画像部に重ねて描画される。以上の変形例6のように、周辺画像Dpmにおいて各レーンを再現するためのライン画像部の描画形状は、適宜変更されてよい。
上記実施形態では、ドライバの異常状態として、運転困難状態の確定判定が行われた場合に、周辺画像Dpmの縮尺を変更する表示変化が開始されていた。しかし、ドライバの異常状態に基づく表示変化を開始させるタイミングは、適宜変更されてよい。一例として、上記実施形態の変形例7では、ドライバの姿勢崩れが検知されたタイミングで、運転困難状態の確定判定よりも前に、周辺画像Dpmの縮尺が変更される。また、上記実施形態の変形例8では、緊急退避制御による走行が開始されたことに基づき、周辺画像Dpmの縮尺が変更される。
さらに、周辺画像Dpmの縮尺が変更される縮退運転は、ドライバが運転困難状態となった場合の緊急退避制御に限定されない。縮退運転(フォールバック)は、ドライバの制御に依らないで、法規を一時的に無視するかたちとなっても、自動運転を継続させる制御である。一例として、自車前方の障害物を自動操舵制御によって回避する縮退運転が実施される場合でも、周辺画像Dpmの縮尺を大きく変更する表示制御が実施されてよい。
周辺画像Dpmを表示する表示デバイスは、メータディスプレイ21に限定されない。周辺画像Dpmは、CID22の表示画面に表示されてもよく、又はHUD23によって虚像表示されてもよい。
上記実施形態の変形例8では、ルート画像Drtとは異なる別画像が周辺画像Dpmと共に出力画像Dciに表示される。別画像は、例えば自車のステータス情報等であってもよく、自車の燃費データ又は電費データ等であってもよい。さらに、他車両とは異なる物標、例えば交通標識及び路面標示等を報知する物標画像部が周辺画像に表示されてもよい。加えて、歩行者とは異なる警告対象、例えばサイクリスト及び落下物等を注意喚起又は警告する警告画像部が周辺画像に表示されてもよい。
上記実施形態にて、自動運転コンピュータによって提供されていた各機能は、ソフトウェア及びそれを実行するハードウェア、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの複合的な組合せによっても提供可能である。さらに、こうした機能がハードウェアとしての電子回路によって提供される場合、各機能は、多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路によっても提供可能である。
上述の処理部は、プリント基板に個別に実装された構成であってもよく、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)及びFPGA等に実装された構成であってもよい。また、提示制御方法を実現可能なプログラム等を記憶する記憶媒体の形態も、適宜変更されてよい。例えば記憶媒体は、回路基板上に設けられた構成に限定されず、メモリカード等の形態で提供され、スロット部に挿入されて、自動運転コンピュータの制御回路に電気的に接続される構成であってよい。さらに、記憶媒体は、自動運転コンピュータへのプログラムのコピー基となる光学ディスク及びのハードディスクドライブ等であってもよい。
HMIシステムを搭載する車両は、一般的な自家用の乗用車に限定されず、レンタカー用の車両、有人タクシー用の車両、ライドシェア用の車両、貨物車両及びバス等であってもよい。さらに、モビリティサービスに用いられるドライバーレス車両に、自動運転コンピュータを含むシステムが搭載されてもよい。
自動運転コンピュータを搭載する車両は、右ハンドル車両であってもよく、又は左ハンドル車両であってもよい。さらに、車両が走行する交通環境は、左側通行を前提とした交通環境であってもよく、右側通行を前提とした交通環境であってもよい。本開示による各コンテンツ表示は、それぞれの国及び地域の道路交通法、さらに車両のハンドル位置等に応じて適宜最適化される。
本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサを構成する専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の装置及びその手法は、専用ハードウェア論理回路により、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の装置及びその手法は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサと一つ以上のハードウェア論理回路との組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
[技術的特徴1]
自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、
前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、
前記表示制御部は、前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更する表示制御装置。
[技術的特徴12]
自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
前記自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び前記自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得する情報取得部(71)と、
前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、
前記表示制御部は、前記認識情報に基づき、前記自車両の周囲を走行する前記他車両の多寡に応じて前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更する表示制御装置。
[技術的特徴16]
自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、
前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し、前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、
を備える表示制御装置。
[技術的特徴33]
自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、
前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し(S32)、
前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し(S42)、
前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更する(S39)、
ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
[技術的特徴35]
自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、
前記自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び前記自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得し(S32)、
前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し(S42)、
前記認識情報に基づき、前記自車両の周囲を走行する前記他車両の多寡に応じて前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更する(S39)、
ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
[技術的特徴36]
自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、
前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得し(S31,S32)、
前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し(S42)、
前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更する(S40)、
ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
A 自車両、Dpm 周辺画像、Drt ルート画像(別画像)、Pa 歩行者アイコン(警告画像部)、Pln ラインアイコン(ライン画像部)、Li1 認識ライン(認識画像部)、Li2 非認識ライン(非認識画像部)、Po 他車アイコン(物標画像部)、Pv 自車アイコン(自車画像部)、VLs 自車レーン、11 処理部、30 周辺監視センサ(センサ)、50 デッドマン判定ブロック(体調異常把握部)、71 情報取得部、73 3D描画部(表示制御部)、77 提示制御部(表示制御部)、100 自動運転コンピュータ(表示制御装置)

Claims (77)

  1. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、
    前記情報取得部は、前記道路の各レーンの進行方向を示す前記種別情報を取得し、
    前記表示制御部は
    前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更し、
    前記道路のレーン数が所定数を超える場合に、前記進行方向が前記自車両と異なるレーンを示す前記ライン画像部の描画を中止する表示制御装置。
  2. 前記情報取得部は、前記道路が一般道か高速道路かを示す前記種別情報を取得し、
    前記表示制御部は、走行中の前記道路が前記高速道路である場合、前記道路が前記一般道である場合よりも前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を少なくする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、
    前記情報取得部は、前記道路が一般道か高速道路かを示す前記種別情報を取得し、
    前記表示制御部は
    前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更し、
    走行中の前記道路が前記高速道路である場合、前記道路が前記一般道である場合よりも前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を少なくする表示制御装置。
  4. 前記表示制御部は、
    走行中の前記道路が前記一般道である場合、前記道路の道路端を示す前記ライン画像部を前記周辺画像に描画し、
    走行中の前記道路が前記高速道路である場合、前記道路端を示す前記ライン画像部の描画を中止する請求項2又は3に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、
    前記ライン画像部によって前記周辺画像に再現された自車レーン(VLs)に前記自車両を示す自車画像部(Pv)をさらに描画し、
    前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を減らす場合に、前記周辺画像にて前記自車画像部の周囲を拡大する請求項1~のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  6. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、
    前記表示制御部は
    前記ライン画像部によって前記周辺画像に再現された自車レーン(VLs)に前記自車両を示す自車画像部(Pv)をさらに描画し、
    前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更し、
    前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を減らす場合に、前記周辺画像にて前記自車画像部の周囲を拡大する表示制御装置。
  7. 前記情報取得部は、前記自車両の周囲に位置する物標を検出した前記センサの物標検出情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、
    前記物標検出情報を用いて前記物標の存在を示す物標画像部(Po)を前記周辺画像にさらに描画し、
    前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を減らす場合でも、前記周辺画像における前記物標画像部の数を維持する請求項1~のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  8. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、
    前記情報取得部は、前記自車両の周囲に位置する物標を検出した前記センサの物標検出情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、
    前記物標検出情報を用いて前記物標の存在を示す物標画像部(Po)を前記周辺画像にさらに描画し、
    前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更し、
    前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を減らす場合でも、前記周辺画像における前記物標画像部の数を維持する表示制御装置。
  9. 前記情報取得部は、前記自車両の周囲に位置する警告対象を検出した前記センサの警告対象情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、
    前記警告対象情報を用いて前記警告対象の存在を示す警告画像部(Pa)を前記周辺画像にさらに描画し、
    前記警告画像部を描画する場合、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を増やす請求項1~のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  10. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、
    前記情報取得部は、前記自車両の周囲に位置する警告対象を検出した前記センサの警告対象情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は
    前記警告対象情報を用いて前記警告対象の存在を示す警告画像部(Pa)を前記周辺画像にさらに描画し、
    前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更し、
    前記警告画像部を描画する場合、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を増やす、表示制御装置。
  11. 前記表示制御部は、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数の増減が繰り返されると予測した場合に、前記ライン画像部の数の変更を中止する請求項1~10のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  12. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、
    前記表示制御部は、前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更し、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数の増減が繰り返されると予測した場合に、前記ライン画像部の数の変更を中止する表示制御装置。
  13. 前記表示制御部は、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部のうちで、前記センサによって認識されている区画線に対応する認識画像部(Li1)と、前記センサによって認識されていない区画線に対応する非認識画像部(Li2)とを、異なる様態で描画する請求項1~12のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  14. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得する情報取得部(71)と、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、
    前記表示制御部は
    前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更し、
    前記周辺画像に描画する前記ライン画像部のうちで、前記センサによって認識されている区画線に対応する認識画像部(Li1)と、前記センサによって認識されていない区画線に対応する非認識画像部(Li2)とを、異なる様態で描画する表示制御装置。
  15. 前記情報取得部は、前記自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、実行中の前記自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更する請求項1~14のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  16. 前記表示制御部は、周辺監視義務のある前記自動運転が前記自車両にて実行される場合、周辺監視義務のない前記自動運転が前記自車両にて実行される場合よりも前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を少なくする請求項15に記載の表示制御装置。
  17. 前記表示制御部は、前記自動運転における周辺監視義務の有無が変更されるよりも前に、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数の変更を完了する請求項15又は16に記載の表示制御装置。
  18. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し、前記道路の各レーンの進行方向を示す前記種別情報をさらに取得し(S32)、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し(S4)、
    前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更し、前記道路のレーン数が所定数を超える場合に、前記進行方向が前記自車両と異なるレーンを示す前記ライン画像部の描画を中止する(S39)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  19. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し、前記道路が一般道か高速道路かを示す前記種別情報をさらに取得し(S32)、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し(S4)、
    前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更し、走行中の前記道路が前記高速道路である場合、前記道路が前記一般道である場合よりも前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を少なくする(S39)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  20. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し(S32)、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し、前記ライン画像部によって前記周辺画像に再現された自車レーン(VLs)に前記自車両を示す自車画像部(Pv)をさらに描画し(S4)、
    前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更(S39)、
    前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を減らす場合に、前記周辺画像にて前記自車画像部の周囲を拡大する(S41)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  21. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し、前記自車両の周囲に位置する物標を検出した前記センサの物標検出情報をさらに取得し(S32)、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し、前記物標検出情報を用いて前記物標の存在を示す物標画像部(Po)を前記周辺画像にさらに描画し(S4)、
    前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更し、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を減らす場合でも、前記周辺画像における前記物標画像部の数を維持する(S39)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  22. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し、前記自車両の周囲に位置する警告対象を検出した前記センサの警告対象情報をさらに取得し(S32)、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し、前記警告対象情報を用いて前記警告対象の存在を示す警告画像部(Pa)を前記周辺画像にさらに描画し(S4)、
    前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更し、前記警告画像部を描画する場合、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を増やす(S39)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  23. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し(S32)、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し(S4)、
    前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更(S39)、
    前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数の増減が繰り返されると予測した場合に、前記ライン画像部の数の変更を中止する、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  24. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両の周囲の道路に関連する道路情報として、前記道路の種別を示す種別情報及び前記道路のレーン形状を示す形状情報を少なくとも取得し(S32)、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部のうちで、前記センサによって認識されている区画線に対応する認識画像部(Li1)と、前記センサによって認識されていない区画線に対応する非認識画像部(Li2)とを、異なる様態で描画し(S4)、
    前記種別情報に基づき、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更する(S39)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  25. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び前記自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報を取得する情報取得部(71)と、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、
    前記表示制御部は、実行中の前記自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更する表示制御装置。
  26. 前記表示制御部は、周辺監視義務のある前記自動運転が前記自車両にて実行される場合、周辺監視義務のない前記自動運転が前記自車両にて実行される場合よりも前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を少なくする請求項25に記載の表示制御装置。
  27. 前記表示制御部は、前記自動運転における周辺監視義務の有無が変更されるよりも前に、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数の変更を完了する請求項25又は26に記載の表示制御装置。
  28. 前記表示制御部は、
    前記ライン画像部によって前記周辺画像に再現された自車レーン(VLs)に前記自車両を示す自車画像部(Pv)をさらに描画し、
    前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を減らす場合に、前記周辺画像にて前記自車画像部の周囲を拡大する請求項2527のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  29. 前記情報取得部は、前記自車両の周囲に位置する物標を検出した前記センサの物標検出情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、
    前記物標検出情報を用いて前記物標の存在を示す物標画像部(Po)を前記周辺画像にさらに描画し、
    前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を減らす場合でも、前記周辺画像における前記物標画像部の数を維持する請求項2528のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  30. 前記情報取得部は、前記自車両の周囲に位置する警告対象を検出した前記センサの警告対象情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、
    前記警告対象情報を用いて前記警告対象の存在を示す警告画像部(Pa)を前記周辺画像にさらに描画し、
    前記警告画像部を描画する場合、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を増やす請求項2529のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  31. 前記表示制御部は、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数の増減が繰り返されると予測した場合に、前記ライン画像部の数の変更を中止する請求項2530のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  32. 前記表示制御部は、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部のうちで、前記センサによって認識されている区画線に対応する認識画像部(Li1)と、前記センサによって認識されていない区画線に対応する非認識画像部(Li2)とを、異なる様態で描画する請求項2531のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  33. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び前記自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報を取得し(S33)、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し(S4)、
    実行中の前記自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更する(S39)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  34. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び前記自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得する情報取得部(71)と、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、
    前記表示制御部は
    前記認識情報に基づき、前記自車両の周囲を走行する前記他車両の多寡に応じて前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更し、
    前記自車両の周囲を走行する前記他車両が多くなるほど、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を多くする表示制御装置。
  35. 前記表示制御部は、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数の増減が繰り返されると予測した場合に、前記ライン画像部の数の変更を中止する請求項34に記載の表示制御装置。
  36. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び前記自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得する情報取得部(71)と、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、
    前記表示制御部は
    前記認識情報に基づき、前記自車両の周囲を走行する前記他車両の多寡に応じて前記周辺画像に描画するライン画像部の数を変更し、
    前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数の増減が繰り返されると予測した場合に、前記ライン画像部の数の変更を中止する前記ライン画像部の数を変更する表示制御装置。
  37. 前記表示制御部は、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部のうちで、前記センサによって認識されている区画線に対応する認識画像部(Li1)と、前記センサによって認識されていない区画線に対応する非認識画像部(Li2)とを、異なる様態で描画する請求項34~36のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  38. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び前記自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得する情報取得部(71)と、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画する表示制御部(73,77)と、を備え、
    前記表示制御部は
    前記認識情報に基づき、前記自車両の周囲を走行する前記他車両の多寡に応じて前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更し、
    前記周辺画像に描画する前記ライン画像部のうちで、前記センサによって認識されている区画線に対応する認識画像部(Li1)と、前記センサによって認識されていない区画線に対応する非認識画像部(Li2)とを、異なる様態で描画する表示制御装置。
  39. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び前記自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得し(S32)、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し(S4)、
    前記認識情報に基づき、前記自車両の周囲を走行する前記他車両の多寡に応じて前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更(S39)、
    前記自車両の周囲を走行する前記他車両が多くなるほど、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を多くする、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  40. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び前記自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得し(S32)、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し(S4)、
    前記認識情報に基づき、前記自車両の周囲を走行する前記他車両の多寡に応じて前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更(S39)、
    前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数の増減が繰り返されると予測した場合に、前記ライン画像部の数の変更を中止する、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  41. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両の周囲の道路のレーン形状を示す形状情報、及び前記自車両の周囲を走行する他車両の認識情報を取得し(S32)、
    前記形状情報を用いて、前記道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部のうちで、前記センサによって認識されている区画線に対応する認識画像部(Li1)と、前記センサによって認識されていない区画線に対応する非認識画像部(Li2)とを、異なる様態で描画し(S4)、
    前記認識情報に基づき、前記自車両の周囲を走行する前記他車両の多寡に応じて前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を変更する(S39)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  42. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し、前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え
    前記情報取得部は、前記車速情報を少なくとも取得し、
    前記表示制御部は、前記車速情報に基づき、前記自車両が停止した場合又は前記走行速度が所定の低速閾値未満である場合に、前記走行速度が前記低速閾値を超える場合よりも前記周辺画像の縮尺を大きくする表示制御装置。
  43. 前記情報取得部は、前記前方車両情報を少なくとも取得し、
    前記表示制御部は、前記前方車両情報に基づき、前記前方車両が存在する場合、前記前方車両が存在しない場合よりも前記周辺画像の縮尺を小さくする請求項42に記載の表示制御装置。
  44. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し、前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え
    前記情報取得部は、前記前方車両情報を少なくとも取得し、
    前記表示制御部は、前記前方車両情報に基づき、前記前方車両が存在する場合、前記前方車両が存在しない場合よりも前記周辺画像の縮尺を小さくする表示制御装置。
  45. 前記情報取得部は、自車レーンが合流レーンに隣接するか否かを示す前記種別情報を少なくとも取得し、
    前記表示制御部は、前記種別情報に基づき、前記自車レーンが前記合流レーンとの隣接するシーンにて、前記自車レーンが前記合流レーンと隣接しないシーンよりも前記周辺画像の縮尺を小さくする請求項4244のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  46. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し、前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え
    前記情報取得部は、自車レーンが合流レーンに隣接するか否かを示す前記種別情報を少なくとも取得し、
    前記表示制御部は、前記種別情報に基づき、前記自車レーンが前記合流レーンとの隣接するシーンにて、前記自車レーンが前記合流レーンと隣接しないシーンよりも前記周辺画像の縮尺を小さくする表示制御装置。
  47. 前記表示制御部は、前記前方車両情報、前記車速情報及び前記種別情報のうちで予め設定された優先度の高い情報を優先し、前記周辺画像の縮尺を設定する請求項4246のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  48. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し、前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え
    前記表示制御部は、前記前方車両情報、前記車速情報及び前記種別情報のうちで予め設定された優先度の高い情報を優先し、前記周辺画像の縮尺を設定する表示制御装置。
  49. 前記情報取得部は、前記自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、実行中の前記自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、前記周辺画像の縮尺を変更する請求項4248のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  50. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し、前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え
    前記情報取得部は、前記自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、実行中の前記自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、前記周辺画像の縮尺を変更する表示制御装置。
  51. 前記表示制御部は、周辺監視義務のある前記自動運転が前記自車両にて実行される場合、周辺監視義務のない前記自動運転が前記自車両にて実行される場合よりも前記周辺画像の縮尺を大きくする請求項49又は50に記載の表示制御装置。
  52. 前記情報取得部は、複数レーンのうちで前記自車両が走行する位置を示す自車位置情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、前記自車位置情報に基づき、前記自車両が最も歩道側となる歩道側レーンを走行している場合に前記周辺画像の縮尺を大きくする請求項4251のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  53. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し、前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え
    前記情報取得部は、複数レーンのうちで前記自車両が走行する位置を示す自車位置情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、前記自車位置情報に基づき、前記自車両が最も歩道側となる歩道側レーンを走行している場合に前記周辺画像の縮尺を大きくする表示制御装置。
  54. 前記情報取得部は、前記センサによる認識の信頼度を示す信頼度情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、前記信頼度情報の示す前記信頼度に応じて前記周辺画像の縮尺を変更する請求項4253のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  55. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し、前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、を備え
    前記情報取得部は、前記センサによる認識の信頼度を示す信頼度情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、前記信頼度情報の示す前記信頼度に応じて前記周辺画像の縮尺を変更する表示制御装置。
  56. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前記自車両の走行速度を示す車速情報と、前方車両の有無を示す前方車両情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つと、を取得し、(S31,S32)、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し(S4)、
    前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更し、前記車速情報に基づき、前記自車両が停止した場合又は前記走行速度が所定の低速閾値未満である場合に、前記走行速度が前記低速閾値を超える場合よりも前記周辺画像の縮尺を大きくする(S40)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  57. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって、
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つと、を取得し(S31,S32)、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し(S4)、
    前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更し、前記前方車両情報に基づき、前記前方車両が存在する場合、前記前方車両が存在しない場合よりも前記周辺画像の縮尺を小さくする(S40)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  58. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得し、自車レーンが合流レーンに隣接するか否かを示す前記種別情報を少なくとも取得し(S31,S32)、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し(S4)、
    前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更し、前記種別情報に基づき、前記自車レーンが前記合流レーンとの隣接するシーンにて、前記自車レーンが前記合流レーンと隣接しないシーンよりも前記周辺画像の縮尺を小さくする(S40)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  59. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得し(S31,S32)、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し(S4)、
    前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更し、前記前方車両情報、前記車速情報及び前記種別情報のうちで予め設定された優先度の高い情報を優先し、前記周辺画像の縮尺を設定する(S40)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  60. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得し、前記自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報をさらに取得し、(S31,S32)、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し(S4)、
    前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更し、実行中の前記自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、前記周辺画像の縮尺を変更する(S40)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  61. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得し、複数レーンのうちで前記自車両が走行する位置を示す自車位置情報をさらに取得し(S31,S32)、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し(S4)、
    前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更し、前記自車位置情報に基づき、前記自車両が最も歩道側となる歩道側レーンを走行している場合に前記周辺画像の縮尺を大きくする(S40)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  62. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前方車両の有無を示す前方車両情報、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得し、前記センサによる認識の信頼度を示す信頼度情報をさらに取得し(S31,S32)、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し(S4)、
    前記周辺画像の縮尺を前記自車関連情報に基づき変更し、前記信頼度情報の示す前記信頼度に応じて前記周辺画像の縮尺を変更する(S40)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  63. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報を取得する情報取得部(71)と、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し、実行中の前記自動運転における周辺監視義務の有無に応じて前記周辺画像の縮尺を変更する表示制御部(73,77)と、
    を備える表示制御装置。
  64. 前記表示制御部は、周辺監視義務のある前記自動運転が前記自車両にて実行される場合、周辺監視義務のない前記自動運転が前記自車両にて実行される場合よりも前記周辺画像の縮尺を大きくする請求項63に記載の表示制御装置。
  65. 前記情報取得部は、複数レーンのうちで前記自車両が走行する位置を示す自車位置情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、前記自車位置情報に基づき、前記自車両が最も歩道側となる歩道側レーンを走行している場合に前記周辺画像の縮尺を大きくする請求項63又は64に記載の表示制御装置。
  66. 前記情報取得部は、前記センサによる認識の信頼度を示す信頼度情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、前記信頼度情報の示す前記信頼度に応じて前記周辺画像の縮尺を変更する請求項6365のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  67. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報を取得し(S33)、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し(S4)、
    実行中の前記自動運転における周辺監視義務の有無に応じて前記周辺画像の縮尺を変更する(S40)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  68. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両のドライバに生じた体調の異常状態を把握する体調異常把握部(50)と、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し、前記ドライバの体調の異常状態が把握された場合に、前記周辺画像の縮尺を大きくする表示制御部(73,77)と、
    を備える表示制御装置。
  69. 前記表示制御部は、
    前記自車両の周囲の道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し、
    前記ドライバの体調の異常状態が把握された場合、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を増やす請求項68に記載の表示制御装置。
  70. 前記自車両にて実行される縮退運転の実施情報を取得する情報取得部(71)、をさらに備え、
    前記表示制御部は、
    前記自車両の周囲の道路を再現するライン画像部(Pln)を前記周辺画像に描画し、
    前記縮退運転の前記実施情報が取得された場合、前記周辺画像に描画する前記ライン画像部の数を増やす請求項68に記載の表示制御装置。
  71. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両のドライバに生じた体調の異常状態を把握し(S34)、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し(S4)、
    前記ドライバの体調の異常状態が把握された場合に、前記周辺画像の縮尺を大きくする(S40)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  72. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得する情報取得部(71)と、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し、前記周辺画像と並ぶ別画像(Drt)を取得し、表示上における前記周辺画像と前記別画像の面積比率を、前記自車関連情報に基づき変更する表示制御部(73,77)と、
    を備える表示制御装置。
  73. 前記情報取得部は、前記自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報をさらに取得し、
    前記表示制御部は、実行中の前記自動運転における周辺監視義務の有無に応じて、前記周辺画像と前記別画像との面積比率を変更する請求項72に記載の表示制御装置。
  74. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両に関連する自車関連情報として、前記自車両の走行速度を示す車速情報及び前記自車両の周囲の道路の種別を示す種別情報のうち少なくとも一つを取得し(S71,S72)、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像及び前記周辺画像と並ぶ別画像(Drt)を取得し(S75,S76)、
    表示上における前記周辺画像と前記別画像との面積比率を前記自車関連情報に基づき変更する(S74)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
  75. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報を取得する情報取得部(71)と、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像を描画し、前記周辺画像と並ぶ別画像(Drt)を取得し、表示上における前記周辺画像と前記別画像との面積比率を、実行中の前記自動運転における周辺監視義務の有無に応じて変更する表示制御部(73,77)と、
    を備える表示制御装置。
  76. 前記表示制御部は、周辺監視義務のない前記自動運転が前記自車両にて実行される場合、周辺監視義務のある前記自動運転が前記自車両にて実行される場合よりも前記周辺画像の面積比率を高める請求項73又は75に記載の表示制御装置。
  77. 自車両(A)の走行環境を認識するセンサ(30)の情報を用いて、前記走行環境を示す周辺画像(Dpm)の表示を制御する表示制御プログラムであって
    前記自車両にて実行される自動運転での周辺監視義務の有無を示す自動運転情報を取得し(S73)、
    前記自車両を俯瞰する様態の前記周辺画像及び前記周辺画像と並ぶ別画像(Drt)を取得し(S75,S76)、
    表示上における前記周辺画像と前記別画像との面積比率を、実行中の前記自動運転における周辺監視義務の有無に応じて変更する(S74)、
    ことを含む処理を、少なくとも一つの処理部(11)に実施させる表示制御プログラム。
JP2021176833A 2021-02-08 2021-10-28 表示制御装置及び表示制御プログラム Active JP7342926B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/000644 WO2022168540A1 (ja) 2021-02-08 2022-01-12 表示制御装置及び表示制御プログラム
CN202280013465.3A CN116868251A (zh) 2021-02-08 2022-01-12 显示控制装置以及显示控制程序
DE112022000986.1T DE112022000986T5 (de) 2021-02-08 2022-01-12 Anzeigesteuervorrichtung und anzeigesteuerprogramm
US18/358,900 US20230373309A1 (en) 2021-02-08 2023-07-25 Display control device
JP2023140466A JP2023165721A (ja) 2021-02-08 2023-08-30 表示制御装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021018351 2021-02-08
JP2021018351 2021-02-08

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023140466A Division JP2023165721A (ja) 2021-02-08 2023-08-30 表示制御装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2022121370A JP2022121370A (ja) 2022-08-19
JP2022121370A5 JP2022121370A5 (ja) 2023-03-30
JP7342926B2 true JP7342926B2 (ja) 2023-09-12

Family

ID=82849384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021176833A Active JP7342926B2 (ja) 2021-02-08 2021-10-28 表示制御装置及び表示制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7342926B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017068692A1 (ja) 2015-10-22 2017-04-27 日産自動車株式会社 表示制御方法および表示制御装置
JP6321011B2 (ja) 2012-09-12 2018-05-09 アーテック ウルトラソニック システムズ アーゲーArtech Ultrasonic Systems AG 超音波スクリーニングのための装置及び方法
US20190281235A1 (en) 2016-12-06 2019-09-12 Conti Temic Microelectronic Gmbh Camera Device and Method for Capturing a Surrounding Region of a Vehicle in a Situation-Adapted Manner
CN110775070A (zh) 2018-07-30 2020-02-11 现代自动车株式会社 用于在车辆之间交换信息的***及其控制方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06321011A (ja) * 1993-05-17 1994-11-22 Mitsubishi Electric Corp 周辺視野表示装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6321011B2 (ja) 2012-09-12 2018-05-09 アーテック ウルトラソニック システムズ アーゲーArtech Ultrasonic Systems AG 超音波スクリーニングのための装置及び方法
WO2017068692A1 (ja) 2015-10-22 2017-04-27 日産自動車株式会社 表示制御方法および表示制御装置
US20190281235A1 (en) 2016-12-06 2019-09-12 Conti Temic Microelectronic Gmbh Camera Device and Method for Capturing a Surrounding Region of a Vehicle in a Situation-Adapted Manner
CN110775070A (zh) 2018-07-30 2020-02-11 现代自动车株式会社 用于在车辆之间交换信息的***及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022121370A (ja) 2022-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10663315B2 (en) Vehicle display control device and vehicle display control method
JP7010221B2 (ja) 画像生成装置、画像生成方法、及び、プログラム
JP6354085B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
CN111052733B (zh) 周围车辆显示方法及周围车辆显示装置
JP4807263B2 (ja) 車両用表示装置
JP6665605B2 (ja) 表示制御装置及び表示制御方法
JPWO2017187622A1 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
JP7354649B2 (ja) 周辺監視装置
JPWO2017168517A1 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
WO2022044768A1 (ja) 車両用表示装置
WO2019092846A1 (ja) 表示システム、表示方法、およびプログラム
JP6984624B2 (ja) 表示制御装置および表示制御プログラム
JP2020003890A (ja) 車両遠隔支援システム
JP2023165721A (ja) 表示制御装置
JP2018074286A (ja) 運転支援装置
US20240042857A1 (en) Vehicle display system, vehicle display method, and computer-readable non-transitory storage medium storing vehicle display program
JP6962397B2 (ja) 表示制御装置及び表示制御方法
JP2023138849A (ja) 提示制御装置及び提示制御プログラム
JP7342926B2 (ja) 表示制御装置及び表示制御プログラム
JP7363833B2 (ja) 提示制御装置、提示制御プログラム、自動走行制御システムおよび自動走行制御プログラム
JP7318431B2 (ja) 表示制御装置及び表示制御プログラム
CN116868251A (zh) 显示控制装置以及显示控制程序
JP7423388B2 (ja) 情報提供装置
JP7276255B2 (ja) 画像処理装置、プログラム、及び画像処理システム
JP7310851B2 (ja) 車両用表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230320

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230814

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7342926

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151