JP7341732B2 - 目地ガスケット - Google Patents

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Description

本発明は、互いに隣り合う2つの外壁パネルの間に形成される目地に配置される目地ガスケットに関する。
従来、互いに隣り合う2つの外壁パネルの間に形成される目地から建物内部に風雨などが浸入することを防ぎ、かつ、建物の外観を良好に保つために、乾式の目地ガスケットが用いられる。目地ガスケットは、例えばポリ塩化ビニル等の水密性および弾性を有する材料で構成され、目地幅よりもやや幅広の断面形状を有し、目地に沿って延伸する長手形状であって、屋外側から目地に配置して固定するものである。
特許文献1には、目地ガスケットの一例である目地材100が開示されている。この目地材100は、ゴムその他の柔軟材からなり、図5に示すように、一対のひれ片102,103を備えている。これらのひれ片は、目地2への挿入時に弾性変形し、各ひれ片の端部は外壁パネル1の側面SUF1に密着する。これにより、目地材100は目地2をシールする。
また、目地2の奥には、目地材100を保持する金属性の目地材保持具104が配置されている。目地材保持具104は、折曲部104aが、ひれ片103の先端の内側に嵌るようにして、目地材100を外側から嵌着している。これにより、目地材100は、目地材保持具104に保持される。また、目地材保持具104の折曲部104bは、外壁パネル1の側面SUF1と裏面SUF2との角部に当接することで、目地材保持具104(目地材100)の屋外側の飛び出しを防止している。
特開平05-148916号公報(1993年6月15日公開)
しかしながら、上記特許文献1に開示された目地ガスケットは、目地材100と目地材保持具104との2部材構成であり、目地材保持具104は金属性であるため、目地材100の挿入性が悪くなるという問題点がある。
また、目地材保持具104は、目地2を一連にカバーしている目地材100の長尺方向に部分的に複数配置されているため、目地材保持具104が存在しない箇所では、ひれ片103が外壁パネル1の側面SUF1に密着してシールするものの、目地材保持具104との境目では、シールしていたひれ片103の先端が、側面SUF1から離間して目地材保持具104へ乗り上げる。この境目に発生する段差にひれ片103が追従しきれず、隙間が発生する恐れがあるため、シール性に懸念がある。
本発明の一態様は、挿入性、シール性および飛び出し防止性に優れる目地ガスケットを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る目地ガスケットは、互いに隣り合う2つの外壁パネルの間に形成される目地に配置され、ガスケット本体と、前記ガスケット本体における屋外側の端部から前記2つの外壁パネルに向けて延伸する、前記目地をシールするためのシール部と、を備えた目地ガスケットであって、前記ガスケット本体における屋内側には、前記2つの外壁パネルに向けて延伸するリップ部が設けられており、前記リップ部は、前記目地ガスケットが前記目地に配置された状態において、弾性変形して前記外壁パネルの側面に接触するシールリップ部と、前記外壁パネルの裏面よりも屋内側に配置される屋内側リップ部と、を有している構成である。
本発明の一態様によれば、挿入性、シール性および飛び出し防止性に優れる目地ガスケットを提供することができるという効果を奏する。
(a)は、本発明の実施の第1形態に係る目地ガスケットの横断面の構造を示す断面図であり、(b)は、上記目地ガスケットを目地に配置したときの状態の一例を示す断面図であり、(c)は、上記目地ガスケットを目地に配置したときの状態の別の例を示す断面図である。 上記目地ガスケットの横断面の構造を示す断面図である。 (a)は、比較例の目地ガスケットの横断面の構造を示す断面図であり、(b)は、上記目地ガスケットを目地に配置したときの状態の一例を示す断面図であり、(c)は、上記目地ガスケットを目地に配置したときの状態の別の例を示す断面図である。 (a)は、目地ガスケットの目地に対する保持力の検証方法を示す図であり、(b)は、比較例および本発明の実施の第1形態の実施例に係る上記保持力の検証結果を示す図である。 従来の目地ガスケットの横断面の構造を示す断面図である。 (a)は、本発明の実施の第2形態に係る目地ガスケットの横断面の構造を示す断面図であり、(b)は、上記目地ガスケットを目地に配置したときの状態の一例を示す断面図である。
〔実施の第1形態〕
<目地ガスケットについて>
以下、図1および図2に基づき、本発明の実施の第1形態に係る目地ガスケット10について説明する。目地ガスケット10は、住宅等の建物の互いに隣り合う2つの外壁パネル1の間に形成される目地2に配置されて、屋外から外壁パネル1の屋内側に風雨が浸入することを防ぎ、かつ、建物外壁の外観の意匠性を向上させる目地材である。なお、本願の図において、紙面に対して「上側」が「屋外側」に対応し、紙面に対して「下側」が「屋内側」に対応する。
目地ガスケット10の成形材料としては、合成ゴムまたはTPE(熱可塑性エラストマー)等のゴム様弾性体が用いられる。合成ゴムでは、EPDM(エチレンプロピレンジエン共重合ゴム)等が、TPE(熱可塑性エラストマー)では、TPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)またはTPS(スチレン系熱可塑性エラストマー)等が、用いられる。また、使用する弾性体は、発泡材でも良いし、非発泡材でも良い。
図1の(a)は、目地ガスケット10を延伸方向に対して垂直に切断したときの横断面の構造を示す。なお、目地ガスケット10は紙面に対して手前側から奥側に向けて延伸している。図1の(a)に示すように、目地ガスケット10は、ガスケット本体11、一対の第1リップ部(シール部)12、一対の第2リップ部13、および一対の第3リップ部(リップ部)14を備える。なお、本実施形態の目地ガスケット10は、合計3対のリップ部を備えているが、目地ガスケット10が備えるリップ部の数は、2対以上であれば良い。
ガスケット本体11は、目地2の幅よりも細く形成された、断面矩形の屋内外方向に延伸する支柱である。第1リップ部12は、目地2をシールするための部材であり、ガスケット本体11における屋外側の端部から2つの外壁パネル1に向けて延伸している。第1リップ部12の一端から他端までの長さは、目地2の幅よりも長くなっている。
第1リップ部12は、目地ガスケット10が目地2に配置された状態において、弾性変形して外壁パネル1の側面SUF1に接触する。これにより、目地2がシールされる。第1リップ部12の肉厚は付け根側から端部に向うにつれて徐々に薄くなっている。これにより、目地ガスケット10を目地2に挿入する際に、第1リップ部12の端部がしなやかに弾性変形するため、目地ガスケット10の挿入性が向上する。また、第2リップ部13は、ガスケット本体11の中間部付近から2つの外壁パネル1に向けて延伸している。第2リップ部13の一端から他端までの長さは、目地2の幅よりも長くなっている。
第2リップ部13は、目地ガスケット10が目地2に配置された状態において、弾性変形して外壁パネル1の側面SUF1に接触する。これにより、目地2のシール性が向上する。第2リップ部13の肉厚は付け根側から端部に向うにつれて徐々に薄くなっている。これにより、目地ガスケット10を目地2に挿入する際に、第2リップ部13の端部がしなやかに弾性変形するため、目地ガスケット10の挿入性が向上する。
また、第3リップ部14は、ガスケット本体11における屋内側の端部に設けられており、第3リップ部14は、上記端部から2つの外壁パネル1に向けて延伸している。第3リップ部14の一端から他端までの長さは、目地2の幅よりも長くなっている。
第3リップ部14は、その先端付近が、シールリップ部14aおよび屋内側リップ部14bの2つのリップ部に枝分かれしている(二股になっている)。すなわち、第3リップ部14は、シールリップ部14aおよび屋内側リップ部14bの2つのリップ部を有している。シールリップ部14aおよび屋内側リップ部14bの肉厚は付け根側から端部に向うにつれて徐々に薄くなっている。
目地ガスケット10を構成する各部は、同一(単一)の材質で全て一体成形されたものであっても良く、このように構成する場合、製造工程を簡単にすることができる。また、ガスケット本体11を他の部分よりも硬質の材料で構成することで、ガスケット本体11が不必要に撓むことを防止する構成にしても良い。
図1の(b)および(c)に示すように、シールリップ部14aは、目地ガスケット10が目地2に配置された状態において、弾性変形して外壁パネル1の側面SUF1に接触する。シールリップ部14aと外壁パネル1の側面SUF1との接触は、目地2の防水性が担保される程度に接触していれば良く、必ずしもシールリップ部14aの屋内側の側面の全面が接触する必要はない。これにより、目地2のシール性がより向上する。
また、図1の(b)および(c)に示すように、屋内側リップ部14bは、目地ガスケット10が目地2に配置された状態において、外壁パネル1の裏面SUF2よりも屋内側に配置されている。
図1の(b)に示す状態では、屋内側リップ部14bの端部は、外壁パネル1の裏面SUF2と接触せずに離れている。一方、図1の(c)に示す状態では、屋内側リップ部14bの端部は、外壁パネル1の裏面SUF2と弾接している。ここで、屋内側リップ部14bが裏面SUF2よりも屋内側に配置されている状態とは、上記の屋内側リップ部14bの端部が裏面SUF2に接触していない状態と、屋内側リップ部14bの端部が裏面SUF2に弾接している状態と、の両方の状態を含む概念である。
目地ガスケット10によれば、目地ガスケット10が目地2に配置された状態で、第3リップ部14のシールリップ部14aが外壁パネル1の側面SUF1に接触する。このため、目地ガスケット10のシール性はより向上する。すなわち、目地ガスケット10は、目地ガスケット10が目地2に配置された状態で、第1リップ部12、第2リップ部13およびシールリップ部14aの3つのリップ部が外壁パネル1の側面SUF1に接触することで、優れたシール性を有している。
また、目地ガスケット10を目地2に挿入する過程において、第3リップ部14のシールリップ部14aは、その端部を屋外側に向けてしなやかに弾性変形する。また、屋内側リップ部14bの端部の外壁パネル1の側面SUF1への接触に連動して、シールリップ部14aの端部はガスケット本体11へ近づき、外壁パネル1の側面SUF1に接触しないか、または、たとえ接触したとしても接触圧が小さくなる。このため、シールリップ部14aのシール性を確実とするためシールリップ部14aをある程度長くしたとしても、目地ガスケット10の挿入性は優れる。
また、目地ガスケット10が目地2に配置された状態で、目地ガスケット10に対する屋外側への力(経年での飛び出しに影響する力)に対して、第3リップ部14の屋内側リップ部14bの端部が、外壁パネル1の裏面SUF2に当接することで抵抗力が働き、目地ガスケット10の屋外への飛び出しが抑制される。このため、目地ガスケット10は飛び出し防止性に優れる。
<目地ガスケットの特徴的な構造について>
次に、図2に示すように、屋内側リップ部14bの長さL2は、シールリップ部14aの長さL1よりも短いことが好ましい。これにより、外壁パネル1の裏面SUF2への屋内側リップ部14bの端部の引っ掛かりが強くなるため、目地ガスケット10の飛び出し防止性をより向上させることができる。また、上述した、目地へ挿入する際の第3リップ部14の動作のとおり、屋内側リップ部14bの先端が外壁パネル1の裏面SUF2へ到達し、第3リップ部14が外壁パネル1の側面SUF1の間に挟まれた状態から開放されて広がる際、シールリップ部14aは側面SUF1と接触する位置、つまり屋内側リップ部14bより屋外側に位置している必要があり、この観点からも屋内側リップ部14bの長さL2は、シールリップ部14aの長さL1よりも短いことが好ましい。
また、屋内側リップ部14bの肉厚(厚さd2)は、シールリップ部14aの肉厚(厚さd1)よりも厚いことが好ましい。これにより、外壁パネル1の裏面への屋内側リップ部14bの端部の引っ掛かりが強くなるため、目地ガスケット10の飛び出し防止性をより向上させることができる。また、弾接によるシール性が要求されるシールリップ部14aは、柔軟さがある程度に薄肉である方が望ましい。
次に、ガスケット本体11と、第3リップ部14とのなす角(角度θ1)は、直角以下であって、鋭角であることが好ましい。これにより、ガスケット本体11と第3リップ部14とのなす角が直角以下以外の場合と比較して、目地ガスケット10の挿入性をより向上させることができる。また、屋内側リップ部14bの端部が外壁パネル1の裏面SUF2に引っ掛かりやすくなる。そして、シールリップ部14aと、屋内側リップ部14bとのなす角(角度θ2)は、直角以下であって、鋭角であることが好ましい。これにより、目地ガスケット10を目地2へ挿入しやすくなり、また、屋内側リップ部14bの端部が、外壁パネル1の裏面SUF2に引っ掛かり易くなるため、目地ガスケット10の飛び出し防止性をより向上させることができる。
目地ガスケット10を目地2に挿入する際には、本体部と突起部とで断面T字型を為す施工治具を用いる。該施工器具の例としては、例えば、特開2016-35155に開示される図4等に記載の施工治具を用いることができる。突起部の高さを適切に設定した施工治具を用いることで目地ガスケット10の奥行き方向の位置を規制することができ、設計通りの納まり(屋内側リップ部14bのみ裏面SUF2の下側に抜ける)を実現できる。外壁パネル1と施工治具の本体部とが干渉することで、目地ガスケット10は、施工治具の突起部の寸法以上、屋内側に落ち込まない。このため、シールリップ部14aを含む第3リップ部14全体が室内側へ落ち込むことを防止することができる。
<比較例の目地ガスケットについて>
図3の(a)に示すように、比較例の目地ガスケット20は、ガスケット本体21、一対の第1リップ部22、一対の第2リップ部23、および一対の第3リップ部24を備える。本比較例の目地ガスケット20は、第3リップ部24が2つのリップ部に枝分かれしていない点で、目地ガスケット10と異なっている。第3リップ部24は、目地ガスケット20が目地2に配置された状態において、外壁パネル1の裏面SUF2よりも屋内側に配置されている。
図3の(b)に示す状態では、第3リップ部24の端部は、外壁パネル1の裏面SUF2と接触していない。一方、図3の(c)に示す状態では、第3リップ部24の端部は、外壁パネル1の裏面SUF2と弾接している。
図3の(c)に示すように、第3リップ部24が枝分かれしていない場合、目地ガスケット20に対して屋外側に飛び出す方向の力が加わると、第3リップ部24の端部が外壁パネル1の裏面SUF2と弾接し干渉することで、一旦は屋外側への飛び出しを防止するものの、第3リップ部24の端部は簡単に屋内方向へ撓んでしまい、第3リップ部24の端部は湾曲する。このため、目地ガスケット20は、目地ガスケット10と比較して、屋外側に飛び出し易い。
一方、図1の(b)に示すように、目地ガスケット10では、シールリップ部14aと屋内側リップ部14bとの二股の間が、外壁パネル1の側面SUF1と裏面SUF2との角部に引っかかる。目地ガスケット10に屋外側に飛び出す方向の力が加わったとき、屋内側リップ部14bの端部は屋内方向へ撓むが、シールリップ部14aが側面SUF1と干渉し、屋内側リップ部14bの端部の屋内方向への撓みが抑制される。このため、目地ガスケット10は、目地ガスケット20と比較して、屋外側に飛び出しにくくなる。
<目地ガスケットの目地に対する保持力の検証方法と検証結果について>
目地ガスケットの目地に対する保持力の検証を、実製品の5倍尺の模型で行った。具体的に、実製品の断面寸法を5倍に拡大した目地ガスケットの断面形状を、厚さ15mmのゴム板から切り抜き、切抜き後に得られたゴム板を、実寸法の5倍に拡大した目地構造の模型へ組み付けた。その後、図4の(a)に示すように、第1リップ部の付け根にプッシュプルゲージのフックを掛けて引張り、最大荷重を測定することで行った。プッシュプルゲージは、押したり引っ張ったりする力を測定するための器具である。プッシュプルゲージは、フォースゲージと呼ばれることもある。
図4の(b)に示すように、比較例の目地ガスケット20と実施例の目地ガスケット10とで目地に対する保持力の検証を行った。比較例の目地ガスケット20と、実施例の目地ガスケット10は、ほぼ同じサイズである。ただし、比較例の目地ガスケット20における第3リップ部24の有する形状と、実施例における第3リップ部14の形状とが相違しており、実施例の第3リップ部14の先端は屋内側リップ部14bとシールリップ部14aとに枝分かれしている。
目地に対する保持力の検証は、比較例と実施例の目地ガスケットにおいて標準とした実寸の目地幅9.0mmについて行った。本検証では、実製品の5倍尺の模型、即ち、目地幅が45.0mmの模型を用いて検証した。
比較例の目地ガスケット20の目地に対する保持力は、10N(ニュートン)であったのに対し、実施例の目地ガスケット10の目地に対する保持力は80N以上となった。但し、80N以上の測定は不可能であった。
次に、目地幅を狭めた場合と広げた場合についても検証したが、比較例の目地ガスケット20の目地に対する保持力は、実施例の目地ガスケット10の目地に対する保持力に到底およばなかった。以上の検証結果より、実施例の目地ガスケット10の方が、比較例の目地ガスケット20よりも目地に対する保持力が大きいことが分かる。これにより、目地ガスケット10の方が目地ガスケット20よりも飛び出し防止性に優れることが検証された。
〔実施の第2形態〕
次に、図6に基づき、本発明の実施の第2形態に係る目地ガスケット30について説明する。なお、説明の便宜上、本発明の実施の第1形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図6の(a)および(b)に示すように、目地ガスケット30は、第3リップ部14の根元付近が、シールリップ部14aおよび屋内側リップ部14bの2つのリップ部に枝分かれしている。また、目地ガスケット30は、屋内側リップ部14bの肉厚(厚さd2)が、シールリップ部14aの肉厚(厚さd1)と同等になっている。
さらに、図6の(a)に示すように、目地ガスケット30は、ガスケット本体11における屋内側の端部の端面SUF3が、ガスケット本体11の矩形部分における該ガスケット本体11の延伸方向の断面(不図示)よりも幅広になっている。屋内側リップ部14bの屋内側の側面SUF4は、端面SUF3から連続して形成されている。
上述の通り、目地ガスケット30は、第3リップ部14が根元付近で枝分かれしており、かつ、厚さd1と厚さd2とが同等であることから、目地ガスケット30の目地2への挿入時に転びを発生し難くすることができる。「転び」とは、目地ガスケット30の目地2への挿入時に、ガスケット本体11が目地2に対して傾くなどの現象を指す。
つまり、目地ガスケット30を目地2に挿入し始めてから屋内側リップ部14bが外壁パネル1の裏面SUF2よりも屋内側に配置されるまでの過程において、シールリップ部14aのみならず、屋内側リップ部14b自体も屋内側から屋外側に向けて撓む。このとき、目地ガスケット30は、外壁パネル1の側面SUF1(図6の(b)参照)に対して両リップ部の屋内側の側面または端部が接触しながら、屋外側から屋内側に向けて移動する。
ここで、第3リップ部14が根元付近で枝分かれしていることから、上記の移動の際、シールリップ部14aと屋内側リップ部14bとが側面SUF1と屋内外方向に広がって接触するため、ガスケット本体11の屋内側の端部が位置規制される。そのため、目地ガスケット30の目地2への挿入時において、ガスケット本体11の目地2の内部における位置を安定させることができ、ひいては転びを発生し難くすることができる。
このように、シールリップ部14aの厚さd1と屋内側リップ部14bの厚さd2とが同等になっていると、屋内側リップ部14b自体も撓み易くなる。そのため、目地ガスケット30の目地2への挿入時において、シールリップ部14aと屋内側リップ部14bとが側面SUF1と屋内外方向に広がって接触し、ガスケット本体11の目地2の内部における位置が安定化する。
また、上述の通り、目地ガスケット30は、端面SUF3がガスケット本体11の矩形部分の断面よりも幅広になっており、かつ、端面SUF3と側面SUF4とが連続して形成されている。つまり、屋内側リップ部14bは、図6の(a)および(b)に示すように、ガスケット本体11の屋内側の端部から2つの外壁パネル1に向けて延伸しており、かつ、シールリップ部14aおよび屋内側リップ部14bの根元付近は他の部分よりも剛性が高くなっている。
そのため、目地ガスケット30の目地2への挿入開始後、ガスケット本体11が目地2の内部を移動して屋内側リップ部14bの全体が目地2の内部を通過した時点で、屋内側リップ部14bは、図6の(b)に示すように、外壁パネル1の裏面SUF2側の空間内で元の状態に確実に復元する。これは、屋内側リップ部14bの根元がシールリップ部14aの根元と略同じ位置に形成されていて、その根元付近は他の部分よりも厚肉で剛性が高いことから、屋内側リップ部14bの状態がシールリップ部14aの撓み等による影響を略受けないためである。よって、元の状態に復元した屋内側リップ部14bが外壁パネル1の裏面SUF2に確実に引っ掛かるため、目地ガスケット30の屋外への飛び出しが抑制される。また、シールリップ部14aは、その屋外側の部分が外壁パネル1の側面SUF1に柔軟に弾設してシールする。
さらに、端面SUF3がガスケット本体11の矩形部分の断面よりも幅広になっていることから、目地ガスケット30を目地2に挿入した際、ガスケット本体11の屋内側の端部が目地2によって規制され易い。また、屋内側リップ部14bの根元付近の剛性が高くなっていることから、ガスケット本体11が目地2の内部を移動する際、屋内側リップ部14bが姿勢を崩すことがない。
そのため、目地ガスケット30の目地2への挿入開始後、ガスケット本体11が目地2の内部を移動して屋内側リップ部14bの全体が目地2の内部を通過するまで、目地ガスケット30を目地2に対して格別に慎重な取り扱いをしなくても、転びが発生し難く、かつ力強く押し込むことができる。よって、目地ガスケット30の目地2への取り付け作業が容易になる。
〔まとめ〕
本発明の一態様に係る目地ガスケットは、互いに隣り合う2つの外壁パネルの間に形成される目地に配置され、ガスケット本体と、前記ガスケット本体における屋外側の端部から前記2つの外壁パネルに向けて延伸する、前記目地をシールするためのシール部と、を備えた目地ガスケットであって、前記ガスケット本体における屋内側には、前記2つの外壁パネルに向けて延伸するリップ部が設けられており、前記リップ部は、前記目地ガスケットが前記目地に配置された状態において、弾性変形して前記外壁パネルの側面に接触するシールリップ部と、前記外壁パネルの裏面よりも屋内側に配置される屋内側リップ部とを有している構成である。たとえば、前記シールリップ部と、前記屋内側リップ部とは、前記リップ部の先端付近において枝分かれする構成とすることもできる。
前記構成によれば、目地ガスケットが目地に配置された状態で、リップ部のシールリップ部が外壁パネルの側面に接触する。このため、目地ガスケットは、その延伸方向に沿って途切れることなく一連にシール性に優れる。また、前記構成によれば、目地ガスケットを目地に挿入する過程において、リップ部のシールリップ部は、その端部を屋外側に向けてしなやかに弾性変形する。また、屋内側リップ部の端部の外壁パネルの側面への接触に連動して、シールリップ部の端部はガスケット本体へ近づくため、外壁パネルの側面に接触しないか、または、たとえ接触したとしても外壁パネルの側面への接触圧が小さくなる。これにより、シールリップ部のシール性を確実にする目的でシールリップ部を長くしたとしても、目地ガスケットは挿入性に優れる。
また、前記構成によれば、目地ガスケットが目地に配置された状態で、目地ガスケットに対する屋外側への力(経年での飛び出しに影響する力)に対して、リップ部の屋内側リップ部の端部が、外壁パネルの裏面に当接することで抵抗力が働き、目地ガスケットの屋外への飛び出しが抑制される。このため、目地ガスケットは飛び出し防止性に優れる。以上により、前記構成によれば、挿入性、シール性および飛び出し防止性に優れる目地ガスケットを提供することができる。
本発明の一態様に係る目地ガスケットは、前記屋内側リップ部の長さが、前記シールリップ部の長さよりも短いことが好ましい。前記構成によれば、外壁パネルの裏面への屋内側リップ部の端部の引っ掛かりが強くなるため、目地ガスケットの飛び出し防止性をより向上させることができる。
また、上述した、目地へ挿入する際の第3リップ部の動作のとおり、屋内側リップ部の先端が外壁パネルの裏面へ到達し、第3リップ部が外壁パネルの側面から開放されて広がる際、シールリップ部は側面と接触する位置、つまり屋内側リップ部より屋外側に位置している必要があり、この観点からも屋内側リップ部の長さは、シールリップ部の長さよりも短いことが好ましい。
本発明の一態様に係る目地ガスケットは、前記屋内側リップ部の肉厚が、前記シールリップ部の肉厚と比較して同等、または前記シールリップ部よりも厚いことが好ましい。前記構成によれば、屋内側リップ部の肉厚がシールリップ部の肉厚と比較して同等の場合、屋内側リップ部自体が撓み易くなる。そのため、目地ガスケットの目地への挿入時において、シールリップ部と屋内側リップ部とが外壁パネルの側面と屋内外方向に広がって接触し、ガスケット本体の目地内部における位置が安定化する。よって、目地ガスケットの目地への挿入時における転びを発生し難くすることができる。
また、前記構成によれば、屋内側リップ部の肉厚がシールリップ部の肉厚よりも厚い場合、外壁パネルの裏面への屋内側リップ部の端部の引っ掛かりが強くなるため、目地ガスケットの飛び出し防止性をより向上させることができる。また弾接によるシール性が要求されるシールリップ部は、柔軟さがある程度に薄肉である方が望ましい。
本発明の一態様に係る目地ガスケットは、前記ガスケット本体と、前記リップ部とのなす角が直角以下であって鋭角であることが好ましい。前記構成によれば、ガスケット本体とリップ部とのなす角が鋭角以外の場合と比較して、目地ガスケットの挿入性をより向上させることができる。また、屋内側リップ部の端部が外壁パネルの裏面へ引っ掛かりやすくなる。
本発明の一態様に係る目地ガスケットは、前記シールリップ部と、前記屋内側リップ部とのなす角が直角以下であって鋭角であることが好ましい。前記構成によれば、屋内側リップ部の端部が、外壁パネルの裏面に引っ掛かり易くなり、また、屋内側リップ部の端部が、外壁パネルの裏面に引っ掛かり易くなるため、目地ガスケットの飛び出し防止性をより向上させることができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
ここで、ガスケット本体11における屋外側の端部から2つの外壁パネル1に向けて延伸する第1リップ部12を、目地ガスケット10が目地2に配置された状態において、弾性変形して外壁パネル1の側面に接触してシールする構成で説明したが、第1リップ部12は、目地2内に挿入されることなく、外壁の屋外側側面に覆い被さる状態で目地2の外観を整え、また、シールするよう配置される状態であってもよい。
また、リップの枝分かれ構造を有する屋内側の第3リップ部14は、ガスケット本体11の屋内側の端部から突出されている必要はなく、シール性と引っ掛かりの機能が果たせるのであれば第1リップ部12より屋内側であればよい。
1 外壁パネル
2 目地
10、30 目地ガスケット
11 ガスケット本体
12 第1リップ部(シール部)
13 第2リップ部
14 第3リップ部(リップ部)
14a シールリップ部
14b 屋内側リップ部
θ1 角度
θ2 角度
d1 厚さ
d2 厚さ
L1 長さ
L2 長さ
SUF1 側面
SUF2 裏面

Claims (4)

  1. 互いに隣り合う2つの外壁パネルの間に形成される目地に配置され、
    ガスケット本体と、
    前記ガスケット本体における屋外側の端部から前記2つの外壁パネルに向けて延伸する、前記目地をシールするためのシール部と、を備えた目地ガスケットであって、
    前記ガスケット本体における屋内側には、前記2つの外壁パネルに向けて延伸するリップ部が設けられており、
    前記リップ部は、
    前記目地ガスケットが前記目地に配置された状態において、弾性変形して前記外壁パネルの側面に接触するシールリップ部と、
    前記外壁パネルの裏面よりも屋内側に配置される屋内側リップ部と、を有しており、
    前記ガスケット本体における屋内側の端部の端面は、前記目地の幅方向における幅が、前記ガスケット本体における、前記シール部より屋内側であって前記シールリップ部より屋外側の部分よりも幅広であり、
    前記屋内側リップ部の屋内側の側面は、前記端面から連続して形成されており、
    前記シールリップ部および前記屋内側リップ部は、前記リップ部の根元付近から枝分かれして形成されており、
    前記屋内側リップ部の長さが、前記シールリップ部の長さよりも短く、
    前記屋内側リップ部の肉厚が、前記シールリップ部の肉厚と比較して同等であることを特徴とする目地ガスケット。
  2. 互いに隣り合う2つの外壁パネルの間に形成される目地に配置され、
    ガスケット本体と、
    前記ガスケット本体における屋外側の端部から前記2つの外壁パネルに向けて延伸する、前記目地をシールするためのシール部と、を備えた目地ガスケットであって、
    前記ガスケット本体における屋内側には、前記2つの外壁パネルに向けて延伸するリップ部が設けられており、
    前記リップ部は、
    前記目地ガスケットが前記目地に配置された状態において、弾性変形して前記外壁パネルの側面に接触するシールリップ部と、
    前記外壁パネルの裏面よりも屋内側に配置される屋内側リップ部と、を有しており、
    前記ガスケット本体における屋内側の端部の端面は、前記目地の幅方向における幅が、前記ガスケット本体における、前記シール部より屋内側であって前記シールリップ部より屋外側の部分よりも幅広であり、
    前記屋内側リップ部の屋内側の側面は、前記端面から連続して形成されており、
    前記シールリップ部および前記屋内側リップ部は、前記リップ部の根元付近から枝分かれして形成されており、
    前記ガスケット本体と、前記シールリップ部とのなす角が直角未満であり、
    前記ガスケット本体と、前記屋内側リップ部とのなす角が直角未満であることを特徴とする目地ガスケット。
  3. 前記ガスケット本体と、前記シールリップ部とのなす角が直角未満であり、
    前記ガスケット本体と、前記屋内側リップ部とのなす角が直角未満であることを特徴とする請求項に記載の目地ガスケット。
  4. 前記シールリップ部と、前記屋内側リップ部とのなす角が直角以下であることを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の目地ガスケット。
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