JP7340505B2 - 容器搬送装置 - Google Patents

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Description

本開示は、食品飲料などが充填される容器を把持して搬送する容器搬送装置に関するものである。
容器に飲料製品を充填する充填装置は、搬送装置により搬送される容器(例えば、ペットボトルなど)に飲料を充填し、容器の口部にキャップ(蓋)を装着して容器製品とする。このとき、容器は、グリッパ装置に把持された状態で、各種の工程を搬送される。例えば、飲料充填機は、回転テーブルを有し、回転テーブルは、外周部に周方向に沿って均等間隔でグリッパ装置が設けられる。回転テーブルは、各グリッパ装置が容器を把持した状態で回転し、回転中の容器に飲料が充填される。飲料が充填された容器は、転送ホイールを介してキャッパ装置に搬送される。キャッパ装置は、飲料が充填された容器の口部にキャップを装着する。
キャッパ装置は、キャッパホイールを有する。転送ホイールとキャッパホイールは、同様の構成をなす。転送ホイールとキャッパホイールは、それぞれ外周部に周方向に沿って均等間隔でグリッパ装置が設けられる。転送ホイールは、グリッパ装置が飲料充填機から受け取った容器を把持して搬送し、キャッパホイールは、グリッパ装置が転送ホイールのグリッパ装置が把持した容器を受け取って搬送する。このような技術としては、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。
特開平11-100096号公報 特開平08-169493号公報
上述した転送ホイールやキャッパホイールは、飲料が充填された容器の上部をグリッパ装置が把持して回転することから、搬送される容器は、遠心力が作用し、下部が各ホイールの外側に移動するような傾斜状態となる。転送ホイールとキャッパホイールは、外周部が隣接して配置される。そのため、容器が転送ホイールのグリッパ装置からキャッパホイールのグリッパ装置に受け渡されるとき、容器に作用する遠心力の向きが逆になるため、容器の傾斜方向が反対になる。すると、容器の変動による液面揺動(以下、スロッシングと称する。)が発生し、飲料が外部へ飛跳ねる現象が発生する。従来、飲料の外部への飛跳ね現象を防止するため、転送ホイールやキャッパホイールの回転速度を低下せざるを得ず、作業効率の低下を招いてしまうという課題がある。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、内容物の外部への飛跳ねを抑制する容器搬送装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本開示の容器搬送装置は、鉛直方向に沿う第1回転軸により回転可能な第1回転体と、長手方向の一端部が前記第1回転体の外周部に支持されて他端部が容器の首部を把持可能な第1グリッパ装置と、鉛直方向に沿う第2回転軸により回転可能な第2回転体と、長手方向の一端部が前記第2回転体の外周部に支持されて他端部が前記第1グリッパ装置から受け渡される前記容器の首部を把持可能な第2グリッパ装置と、前記容器を前記第1グリッパ装置から前記第2グリッパ装置に受け渡す容器受け渡し位置より前記第1回転体の回転方向の上流側の第1所定位置から前記第1グリッパ装置を前記第1回転体の径方向に沿って移動して前記容器受け渡し位置を含む第1移動領域で前記第1グリッパ装置が把持した前記容器を直線移動させる第1グリッパ移動装置と、を備える。
本開示の容器搬送装置によれば、内容物の外部への飛跳ねを抑制することができる。
図1は、本実施形態の容器充填装置の配置を表す概略平面図である。 図2は、本実施形態の容器搬送装置としての転送ホイールとキャッパホイールとの配置を表す要部平面図である。 図3は、転送ホイールとキャッパホイールとの配置を表す要部側面図である。 図4は、容器搬送装置の作動を表す概略図である。 図5は、グリッパ装置の要部を表す平面図である。 図6は、グリッパ装置の断面を表す図5のVI-VI断面図である。 図7は、グリッパ装置の断面を表す図5のVII-VII断面図である。
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
<容器充填装置の構成>
図1は、本実施形態の容器充填装置の配置を表す概略平面図である。
本発明の容器充填装置は、食品容器に食品飲料を充填するものである。ここで、食品容器とは、飲料や調味料などの食品として使用されるスラリーや粒子状、粉末状などを含む流体が充填される容器である。また、飲料としては、清涼飲料、水、茶、コーヒー、紅茶、ココア、果汁飲料、牛乳、健康飲料、酒類などがあり、調理料としては、醤油、酢、料理酒、みりん、油、各種ソース、塩、砂糖などがある。また、食品容器としては、プラスチックボトル(ペットボトル)、ガラス瓶、金属製の缶、紙製の容器などがある。
図1に示すように、第1実施形態の容器充填装置10は、容器検査機11と、容器洗浄機12と、容器殺菌装置13と、容器すすぎ装置14と、飲料充填機15と、キャッパ装置16と、キャップ殺菌機17とを備える。
容器検査機11は、容器(食品容器)の損傷を検査するものである。容器洗浄機12は、容器の内部を洗浄するものである。容器殺菌装置13は、容器の内部を殺菌するものである。容器すすぎ装置14は、容器の内部をすすぐものである。飲料充填機15は、容器の内部に飲料を充填するものである。キャッパ装置16は、飲料が充填された容器にキャップ(蓋)を装着するものである。キャップ殺菌機17は、容器に装着されたキャップを殺菌するものである。
飲料充填機15は、回転テーブル21と、グリッパ装置22とを有する。回転テーブル21は、外周部に周方向に沿って均等間隔でグリッパ装置22が設けられる。回転テーブル21は、所定の速度で回転可能である。グリッパ装置22は、容器すすぎ装置14から供給された容器を把持可能である。飲料充填機15とキャッパ装置16との間に転送ホイール23が配置される。転送ホイール23は、外周部に周方向に沿って均等間隔でグリッパ装置24が設けられる。転送ホイール23は、所定の速度で回転可能である。グリッパ装置24は、飲料充填機15から供給された容器を把持可能である。キャッパ装置16は、キャッパホイール25と、グリッパ装置26とを有する。キャッパホイール25は、外周部に周方向に沿って均等間隔でグリッパ装置26が設けられる。キャッパホイール25は、所定の速度で回転可能である。グリッパ装置26は、転送ホイール23から供給された容器を把持可能である。
<転送ホイールおよびキャッパホイール>
図2は、本実施形態の容器搬送装置としての転送ホイールとキャッパホイールとの配置を表す要部平面図、図3は、転送ホイールとキャッパホイールとの配置を表す要部側面図である。
図2および図3に示すように、容器30は、容器本体31と、口部32と、首部33とを有する。容器本体31は、円筒形状をなし、長手方向の下部が閉塞した底部(図示略)が設けられる。容器本体31は、上端部の外径が小さくなって首部33が設けられる。容器本体31は、上端に口部32が設けられる。口部32は、開口部であって、飲料を充填可能である。また、容器本体31は、首部33にねじ部34とネックリング35が設けられる。ねじ部34は、雄ねじであって、キャップ(図示略)の雌ねじが螺合する。ネックリング35は、首部33の外周面から外方に突出したリング形状をなす。
転送ホイール23は、円板形状をなし、鉛直方向(図2にて、紙面直交方向)に沿う回転軸により回転自在に支持される。転送ホイール23は、図示しない駆動装置により図2にて時計回り方向に駆動回転可能である。転送ホイール23は、外周部にグリッパ装置24が設けられる。グリッパ装置24は、容器30の首部33を把持可能である。キャッパホイール25は、円板形状をなし、鉛直方向(図2にて、紙面直交方向)に沿う回転軸により回転自在に支持される。キャッパホイール25は、図示しない駆動装置により図2にて反時計回り方向に駆動回転可能である。キャッパホイール25は、外周部にグリッパ装置26が設けられる。グリッパ装置26は、容器30の首部33を把持可能である。
転送ホイール23とキャッパホイール25とは、水平方向に所定間隔を空けて配置される。転送ホイール23とキャッパホイール25とは、同じ速度(周速)で同期回転する。転送ホイール23のグリッパ装置24とキャッパホイール25のグリッパ装置26とは、ほぼ同様の構成をなす。転送ホイール23は、グリッパ装置24が容器30を把持した状態で回転することで、容器30を周方向に沿って搬送する。転送ホイール23のグリッパ装置24とキャッパホイール25のグリッパ装置26とが対向する位置、つまり、容器受け渡し位置に到達したとき、転送ホイール23のグリッパ装置24が保持した容器30をキャッパホイール25のグリッパ装置26に受け渡す。
<容器搬送装置>
本実施形態の容器搬送装置は、転送ホイール(第1回転体)23と、グリッパ装置(第1グリッパ装置)24と、キャッパホイール(第2回転体)25と、グリッパ装置(第2グリッパ装置)26と、グリッパ移動装置(第1グリッパ移動装置)27と、グリッパ移動装置(第2グリッパ移動装置)28とを備える。
グリッパ装置24は、転送ホイール23の径方向(図2および図3にて、左右方向)に沿って配置される。グリッパ装置24は、一対のグリッパ部材41,42を有する。グリッパ部材41,42は、転送ホイール23の周方向に並んで配置され、それぞれ長手方向の中間部が鉛直方向に沿う支持軸43,44により支持部材45に回動自在に支持される。
グリッパ部材41,42は、長手方向の一端部に把持部41a,42aがそれぞれ設けられる。把持部41a,42aは、円弧形状をなし、容器30の首部33を把持可能である。そのため、把持部41a,42aは、容器30の首部33の外周部に密着できる円弧形状となっている。このとき、把持部41a,42aは、容器30の首部33におけるネックリング35の上方の位置を把持する。グリッパ部材41,42は、長手方向の他端部にばね受部41b,42bがそれぞれ設けられる。ばね受部41b,42bの間に圧縮コイルばね46が装着される。圧縮コイルばね46は、グリッパ部材41,42に対してばね受部41b,42bが離間する方向に付勢力を付与する。
そのため、図2にて、一方のグリッパ部材41は、圧縮コイルばね46の付勢力により支持軸43を中心に時計回り方向に付勢支持される。他方のグリッパ部材42は、圧縮コイルばね46の付勢力により支持軸44を中心に反時計回り方向に付勢支持される。すると、グリッパ部材41,42は、圧縮コイルばね46の付勢力により把持部41a,42aが接近する方向に付勢支持される。グリッパ部材41,42は、圧縮コイルばね46の付勢力により把持部41a,42aが容器30の首部33を挟み込むように把持可能となる。
グリッパ部材42は、レバー47の一端部が連結される。レバー47は、グリッパ部材42における他端部側からグリッパ部材41側に延出される。レバー47は、他端部にカムローラ48が回転自在に装着される。転送ホイール23は、下方にカム49が配置される。カム49は、容器受け渡し位置の近傍に固定される。カムローラ48とカム49とは、鉛直方向のほぼ同位置に配置され、カムローラ48がカム49に接触可能である。なお、グリッパ部材41とグリッパ部材42とは、図示しない連動機構(例えば、歯車機構)により連動可能となっている。
そのため、カムローラ48がカム49に接触していないとき、グリッパ部材41,42は、圧縮コイルばね46の付勢力により把持部41a,42aが容器30の首部33を把持可能である。一方、転送ホイール23が回転し、カムローラ48がカム49に接触すると、グリッパ部材42は、圧縮コイルばね46の付勢力に抗して支持軸44を中心に図2の時計回り方向に回動する。このとき、グリッパ部材42の回動動作が連動機構を介してグリッパ部材41に伝達される。グリッパ部材41は、圧縮コイルばね46の付勢力に抗して支持軸43を中心に図2の反時計回り方向に回動する。すると、グリッパ部材41,42は、把持部41a,42aが容器30の首部33から離れ、容器30の把持が解除される。
一方、グリッパ装置26は、グリッパ装置24とほぼ同様の構成をなす。グリッパ装置26は、キャッパホイール25の径方向(図2および図3にて、左右方向)に沿って配置される。グリッパ装置26は、一対のグリッパ部材51,52を有する。グリッパ部材51,52は、転送ホイール23の周方向に並んで配置され、それぞれ長手方向の中間部が鉛直方向に沿う支持軸53,54により支持部材55に回動自在に支持される。
グリッパ部材51,52は、長手方向の一端部に把持部51a,52aがそれぞれ設けられる。把持部51a,52aは、円弧形状をなし、容器30の首部33を把持可能である。そのため、把持部51a,52aは、容器30の首部33の外周部に密着できる円弧形状となっている。このとき、把持部51a,52aは、容器30の首部33におけるネックリング35の下方の位置を把持する。グリッパ部材51,52は、長手方向の他端部にばね受部51b,52bがそれぞれ設けられる。ばね受部51b,52bの間に圧縮コイルばね56が装着される。圧縮コイルばね56は、グリッパ部材51,52に対してばね受部51b,52bが離間する方向に付勢力を付与する。
そのため、図2にて、一方のグリッパ部材51は、圧縮コイルばね56の付勢力により支持軸53を中心に反時計回り方向に付勢支持される。他方のグリッパ部材52は、圧縮コイルばね56の付勢力により支持軸54を中心に時計回り方向に付勢支持される。すると、グリッパ部材51,52は、圧縮コイルばね56の付勢力により把持部51a,52aが接近する方向に付勢支持される。グリッパ部材51,52は、圧縮コイルばね56の付勢力により把持部51a,52aが容器30の首部33を挟み込むように把持可能となる。
グリッパ部材51は、レバー57の一端部が連結される。レバー57は、グリッパ部材51における他端部側からグリッパ部材52側に延出される。レバー57は、他端部にカムローラ58が回転自在に装着される。キャッパホイール25は、下方にカム59が配置される。カム59は、容器受け渡し位置の近傍に固定される。カムローラ58とカム59とは、鉛直方向のほぼ同位置に配置され、カムローラ58がカム59に接触可能である。なお、グリッパ部材51とグリッパ部材52とは、図示しない連動機構(例えば、歯車機構)により連動可能となっている。
そのため、カムローラ58がカム59に接触していないとき、グリッパ部材51,52は、圧縮コイルばね56の付勢力により把持部51a,52aが容器30の首部33を把持可能である。一方、キャッパホイール25が回転し、カムローラ58がカム59に接触すると、グリッパ部材51は、圧縮コイルばね56の付勢力に抗して支持軸53を中心に図2の時計回り方向に回動する。このとき、グリッパ部材51の回動動作が連動機構を介してグリッパ部材52に伝達される。グリッパ部材52は、圧縮コイルばね56の付勢力に抗して支持軸54を中心に図2の反時計回り方向に回動する。すると、グリッパ部材51,52は、把持部51a,52aが容器30の首部33から離れ、容器30の把持が解除される。
グリッパ移動装置(第1グリッパ移動装置)27は、容器30をグリッパ装置24からグリッパ装置26に受け渡す容器受け渡し位置より転送ホイール23の回転方向の上流側の第1所定位置からグリッパ装置24を転送ホイール23の径方向に沿って移動して容器受け渡し位置を含む第1移動領域でグリッパ装置24が把持した容器30を直線移動させるものである。
グリッパ移動装置27は、ガイド部材61と、引張コイルばね(付勢部材)62と、カム機構63とを有する。転送ホイール23は、外周部の下面部にガイド部材61が固定される。ガイド部材61は、転送ホイール23の径方向に沿って一対の案内溝64が設けられる。グリッパ部材41,42が支持された支持部材45は、一対の支持ピン65が固定される。各支持ピン65は、ガイド部材61の各案内溝64に移動自在に支持される。そのため、グリッパ部材41,42は、支持部材45およびガイド部材61を介して転送ホイール23の径方向に沿って移動自在に支持される。
転送ホイール23は、ガイド部材61より回転中心側(図2および図3にて、右側)に取付片66が固定される。引張コイルばね62は、一端部が支持部材45に連結され、他端部が取付片66に連結される。そのため、グリッパ部材41,42は、支持部材45およびガイド部材61を介して転送ホイール23の回転中心側に付勢支持される。
カム機構63は、グリッパ部材41,42を転送ホイール23の径方向の外方に移動可能である。カム機構63は、レバー67と、カムローラ68と、カム69(図4参照)とを有する。支持部材45は、側部にレバー67が固定され、レバー67にカムローラ68が回転自在に支持される。転送ホイール23は、下方にカム69が配置される。カム69は、容器受け渡し位置より転送ホイール23の回転方向の上流側に固定される。カムローラ68とカム69とは、鉛直方向のほぼ同位置に配置され、カムローラ68がカム69に接触可能である。
そのため、カムローラ68がカム69に接触していないとき、グリッパ部材41,42が支持された支持部材45は、引張コイルばね62の付勢力により転送ホイール23の回転中心側に付勢支持される。一方、転送ホイール23が回転し、カムローラ68がカム69に接触すると、グリッパ部材41,42が支持された支持部材45は、引張コイルばね62の付勢力に抗して転送ホイール23の径方向の外方に移動する。すると、グリッパ部材41,42が把持した容器30を転送ホイール23の径方向の外方に移動可能となる。
一方、グリッパ移動装置28は、容器受け渡し位置から容器受け渡し位置よりキャッパホイール25の回転方向の下流側の第2所定位置までグリッパ装置26をキャッパホイール25の径方向に沿って移動して容器受け渡し位置を含む第2移動領域でグリッパ装置26が把持した容器30を直線移動させるものである。
グリッパ移動装置(第2グリッパ移動装置)28は、グリッパ移動装置27とほぼ同様の構成をなす。グリッパ移動装置27は、ガイド部材71と、引張コイルばね(付勢部材)72と、カム機構73とを有する。キャッパホイール25は、外周部の下面部にガイド部材71が固定される。ガイド部材71は、キャッパホイール25の径方向に沿って一対の案内溝74が設けられる。グリッパ部材51,52が支持された支持部材55は、一対の支持ピン75が固定される。各支持ピン75は、ガイド部材71の各案内溝74に移動自在に支持される。そのため、グリッパ部材51,52は、支持部材55およびガイド部材71を介してキャッパホイール25の径方向に沿って移動自在に支持される。
キャッパホイール25は、ガイド部材71より回転中心側(図2および図3にて、左側)に取付片76が固定される。引張コイルばね72は、一端部が支持部材55に連結され、他端部が取付片76に連結される。そのため、グリッパ部材51,52は、支持部材55およびガイド部材71を介してキャッパホイール25の回転中心側に付勢支持される。
カム機構73は、グリッパ部材51,52をキャッパホイール25の径方向の外方に移動可能である。カム機構73は、レバー77と、カムローラ78と、カム79(図4参照)とを有する。支持部材55は、側部にレバー77が固定され、レバー77にカムローラ78が回転自在に支持される。キャッパホイール25は、下方にカム79が配置される。カム79は、容器受け渡し位置よりキャッパホイール25の回転方向の下流側に固定される。カムローラ78とカム79とは、鉛直方向のほぼ同位置に配置され、カムローラ78がカム79に接触可能である。
そのため、カムローラ78がカム79に接触していないとき、グリッパ部材51,52が支持された支持部材55は、引張コイルばね72の付勢力によりキャッパホイール25の回転中心側に付勢支持される。一方、キャッパホイール25が回転し、カムローラ78がカム79に接触すると、グリッパ部材51,52が支持された支持部材55は、引張コイルばね72の付勢力に抗してキャッパホイール25の径方向の外方に移動する。すると、グリッパ部材51,52が把持した容器30をキャッパホイール25の径方向の外方に移動可能となる。
<グリッパ移動装置の作動>
図4は、容器搬送装置の作動を表す概略図である。
図2から図4に示すように、容器30をグリッパ装置24からグリッパ装置26に受け渡す容器受け渡し位置30Aは、転送ホイール23の回転中心O1とキャッパホイール25の回転中心O2とを結ぶ中心線L1上に位置する。グリッパ移動装置27は、容器受け渡し位置30Aより転送ホイール23の回転方向の上流側の第1所定位置30Bからグリッパ装置24を転送ホイール23の径方向に沿って移動する。すなわち、まず、グリッパ移動装置27は、グリッパ装置24が第1所定位置30Bから第1中間位置30Cに移動する角度α1の領域で、グリッパ装置24を転送ホイール23の径方向の外方に向けて移動する。次に、グリッパ移動装置27は、グリッパ装置24が第1中間位置30Cから容器受け渡し位置30Aに移動する角度α2の領域で、グリッパ装置24を転送ホイール23の径方向の内方(回転中心O1側)に向けて移動する。
このとき、グリッパ装置24が第1所定位置30Bから容器受け渡し位置30Aに移動する角度α1,α2の領域で、グリッパ装置24の移動量を調整する。すると、グリッパ装置24が第1中間位置30Cから容器受け渡し位置30Aに移動する角度α2の領域で、グリッパ装置24に把持された容器30が直線移動することとなる。グリッパ装置24の移動量の調整は、カム機構63のカム69の形状により調整される。ここで、グリッパ装置24が把持した容器30の直線移動は、中心線L1に沿う第1水平方向に直交する第2水平方向に沿う中心線L2に沿った移動である。中心線L2は、容器受け渡し位置30Aに位置する容器30の中心位置O3を通る。グリッパ装置24に把持された容器30が直線移動する領域は、中心線L2に沿った容器受け渡し位置30Aを含む第1移動領域Lαである。
また、グリッパ移動装置28は、容器受け渡し位置30Aからキャッパホイール25の回転方向の下流側の第2所定位置30Dまでグリッパ装置26をキャッパホイール25の径方向に沿って移動する。すなわち、まず、グリッパ移動装置28は、グリッパ装置26が容器受け渡し位置30Aから第2中間位置30Eに移動する角度β1の領域で、グリッパ装置26をキャッパホイール25の径方向の外方に向けて移動する。次に、グリッパ移動装置28は、グリッパ装置26が第2中間位置30Eから第2所定位置30Dに移動する角度β2の領域で、グリッパ装置26をキャッパホイール25の径方向の内方(回転中心O2側)に向けて移動する。
このとき、グリッパ装置26が容器受け渡し位置30Aから第2所定位置30Dに移動する角度β1,β2の領域で、グリッパ装置26の移動量を調整する。すると、グリッパ装置26が容器受け渡し位置30Aから第2中間位置30Eに移動する角度β1の領域で、グリッパ装置26に把持された容器30が直線移動することとなる。グリッパ装置26の移動量の調整は、カム機構73のカム79の形状により調整される。ここで、グリッパ装置26が把持した容器30の直線移動は、中心線L2に沿った移動である。グリッパ装置26に把持された容器30が直線移動する領域は、中心線L2に沿った容器受け渡し位置30Aを含む第2移動領域Lβである。第1移動領域Lαと第2移動領域Lβは、中心線L2に沿った直線である。
なお、グリッパ移動装置27,28は、上述した構成に限定されるものではない。例えば、グリッパ装置24,26を転送ホイール23やキャッパホイール25の径方向に沿って移動する構成として、エアシリンダや油圧シリンダなどの流体シリンダ、ボールねじ機構などを適用してもよい。
また、グリッパ移動装置27,28によるグリッパ装置24,26が把持した容器30の直線移動を、中心線L2に沿った移動としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、グリッパ移動装置27,28によるグリッパ装置24,26が把持した容器30の直線移動を、中心線L2に対して回転中心O1側や回転中心O2側に所定角度だけ傾斜した直線に沿った移動としてもよい。つまり、グリッパ移動装置27,28によるグリッパ装置24,26が把持した容器30の直線移動は、容器30に対して転送ホイール23やキャッパホイール25から遠心力が作用しない直線移動であればよい。
<グリッパ装置>
図5は、グリッパ装置の要部を表す平面図、図6は、グリッパ装置の断面を表す図5のVI-VI断面図、図7は、グリッパ装置の断面を表す図5のVII-VII断面図である。
図5から図7に示すように、転送ホイール23に設けられたグリッパ装置24は、開閉可能な一対のグリッパ部材41,42を有する。グリッパ部材41,42は、長手方向の一端部に把持部41a,42aがそれぞれ設けられる。把持部41a,42aは、円弧形状をなし、容器30の首部33を把持可能である。
グリッパ部材41,42は、各把持部41a,42aにおける先端部側の対向する位置に第1緩衝部材81,82がそれぞれ装着される。また、グリッパ部材41,42は、各把持部41a,42aにおける基端部側の位置に第2緩衝部材83,84がそれぞれ装着される。第1緩衝部材81,82および第2緩衝部材83,84は、クッション性を有する弾性部材が好ましく、例えば、ゴム、ゲル状物質、スポンジ状物質などが適用される。
グリッパ装置24は、グリッパ部材41,42の把持部41a,42aが容器30の首部33を把持するとき、第1緩衝部材81,82は、容器30の首部33におけるネックリング35の上方の位置に接触し、第2緩衝部材83,84は、容器30のネックリング35に接触する。
なお、図2に示すように、キャッパホイール25に設けられたグリッパ装置26も、同様に、開閉可能な一対のグリッパ部材51,52を有し、グリッパ部材51,52は、長手方向の一端部に把持部51a,52aがそれぞれ設けられる。そのため、グリッパ部材51,52の各把持部51a,52aに第1緩衝部材や第2緩衝部材を装着してもよい。
そのため、転送ホイール23のグリッパ装置24が容器30を把持すると、グリッパ部材41,42の把持部41a,42aに設けられた第1緩衝部材81,82が容器30の首部33に接触し、第2緩衝部材83,84がネックリング35に接触する。このとき、第1緩衝部材81,82および第2緩衝部材83,84が弾性変形することから、グリッパ部材41,42による容器30の把持力を高めることで、容器30の首部33を損傷させることなく、容器30を適正に把持することができる。グリッパ装置24により容器30が適正に把持されるため、遠心力により容器30が傾斜することが抑制される。
転送ホイール23が回転することでグリッパ装置24に把持された容器30が搬送されるとき、容器30は、傾斜することなく鉛直方向に沿った姿勢となる。そのため、容器30が転送ホイール23のグリッパ装置24からキャッパホイール25のグリッパ装置26に受け渡されるとき、容器30の変動が抑制される。また、グリッパ装置24の把持が解除された容器30をグリッパ装置26が把持したとき、第1緩衝部材81,82や第2緩衝部材83,84により把持の衝撃が緩和され、容器30の変動が抑制される。その結果、容器30の変動によるスロッシングの発生が抑制される。
なお、上述の説明にて、グリッパ部材41,42の把持部41a,42aの先端部に第1緩衝部材81,82を設け、基端部に第2緩衝部材83,84を設けたが、第1緩衝部材81,82だけを設けたり、第2緩衝部材83,84だけを設けたりしてもよい。また、把持部41a,42aの全域に緩衝部材を設けてもよいし、グリッパ部材41,42を緩衝部材により構成してもよい。
<容器搬送装置の作動>
図2から図4に示すように、転送ホイール23のグリッパ装置24が容器30の首部33を把持し、転送ホイール23が回転すると、搬送される容器30に対して遠心力が作用する。そのため、グリッパ装置24に把持された容器30は、首部33を支点して下部が転送ホイール23の径方向の外方に移動した傾斜状態で搬送される。グリッパ装置24に把持された容器30が第1所定位置30Bに到達すると、角度α1の領域で、カム機構63によりグリッパ装置24が転送ホイール23の径方向の外方に移動する。そして、グリッパ装置24に把持された容器30が第1中間位置30Cに到達すると、角度α2の領域で、カム機構63によりグリッパ装置24が転送ホイール23の径方向の内方に移動する。容器30は、第1中間位置30Cから容器受け渡し位置30Aまで移動する第1移動領域Lαにて、中心線L2に沿って直線移動する。そのため、容器30が第1中間位置30Cから容器受け渡し位置30Aまで直線移動する第1移動領域Lαでは、搬送される容器30に対して遠心力が作用することはなく、グリッパ装置24に把持された容器30は、鉛直方向に沿った状態で搬送される。
一方、キャッパホイール25のグリッパ装置26は、容器受け渡し位置30Aで容器30の首部33を把持する。転送ホイール23のグリッパ装置24は、容器受け渡し位置30Aでグリッパ装置26が容器30を把持すると、容器30の把持を解除する。グリッパ装置26が容器受け渡し位置30Aで容器30を把持すると、角度β1の領域で、カム機構73によりグリッパ装置26がキャッパホイール25の径方向の外方に移動する。そして、グリッパ装置26に把持された容器30が第2中間位置30Eに到達すると、角度β2の領域で、カム機構73によりグリッパ装置26がキャッパホイール25の径方向の内方に移動する。容器30は、容器受け渡し位置30Aから第2中間位置30Eまで移動する第2移動領域Lβにて、中心線L2に沿って直線移動する。そのため、容器30が容器受け渡し位置30Aから第2中間位置30Eまで直線移動する第2移動領域Lβでは、搬送される容器30に対して遠心力が作用することはなく、グリッパ装置26に把持された容器30は、鉛直方向に沿った状態で搬送される。
そのため、容器30が容器受け渡し位置30Aで転送ホイール23のグリッパ装置24からキャッパホイール25のグリッパ装置26に受け渡されるとき、容器30は、鉛直方向に沿った状態で受け渡される。そのため、容器30が転送ホイール23からキャッパホイール25に受け渡されるとき、容器30に遠心力が作用しないために容器30の姿勢の変動が最小限に抑えられ、容器30の変動によるスロッシングの発生が抑制され、容器30の外部へ飲料の飛跳ねる現象の発生が抑制される。
なお、上述した実施形態では、容器30が第1中間位置30Cから第2中間位置30Eまで移動する第1移動領域Lαおよび第2移動領域Lβで、容器30を直線移動するように構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、容器30が第1中間位置30Cから容器受け渡し位置30Aまで移動する第1移動領域Lαだけで、容器30を直線移動するように構成してもよい。
また、図4にて、角度α2および角度β1は、グリッパ装置24,26の径方向直進動作の最大値を転送ホイール23およびキャッパホイール25の半径と仮定することで、最大値60°を幾何的に求めることができる。一方、グリッパ装置24が動作を開始する位置(第1所定位置30B)は、回転テーブル21から容器30が受け渡された位置以降であればよい。一方、グリッパ装置26が動作を終了する位置(第2所定位置30D)は、キャッパ装置16の動作に影響を与えない位置、つまり、キャッピングが始まる位置となる場合が角度β1+角度β2の最大値となる。
また、上述した実施形態では、グリッパ装置24が把持した容器30を第1所定位置30Bで転送ホイール23における径方向の外方に移動し、第1中間位置30Cで転送ホイール23における径方向の内方に移動したが、この構成に限定されるものではない。例えば、グリッパ装置24が把持した容器30を転送ホイール23における径方向の外方に位置した状態で転送ホイール23を回転し、第1中間位置30Cで転送ホイール23における径方向の内方に移動してもよい。
<本実施形態の作用効果>
第1の態様に係る容器搬送装置は、鉛直方向に沿う回転中心(第1回転軸)O1により回転可能な転送ホイール(第1回転体)23と、長手方向の一端部が転送ホイール23の外周部に支持されて他端部が容器30の首部33を把持可能なグリッパ装置(第1グリッパ装置)24と、鉛直方向に沿う回転中心(第2回転軸)O2により回転可能なキャッパホイール(第2回転体)25と、長手方向の一端部がキャッパホイール25の外周部に支持されて他端部がグリッパ装置24から受け渡される容器30の首部33を把持可能なグリッパ装置(第2グリッパ装置)26と、容器30をグリッパ装置24からグリッパ装置26に受け渡す容器受け渡し位置30Aより転送ホイール23の回転方向の上流側の第1所定位置30Bからグリッパ装置24を転送ホイール23の径方向に沿って移動して容器受け渡し位置30Aを含む第1移動領域Lαでグリッパ装置24が把持した容器30を直線移動させるグリッパ移動装置(第1グリッパ移動装置)27とを備える。
第1の態様に係る容器搬送装置は、グリッパ移動装置27は、グリッパ装置24が第1所定位置30Bから容器受け渡し位置30Aまで移動するとき、グリッパ装置24を転送ホイール23の径方向に沿って移動することで、第1移動領域Lαでグリッパ装置24が把持した容器30を直線移動させる。すると、このとき、第1移動領域Lαに入るときにグリッパ装置24に把持された容器30に作用する遠心力の変動が小さくなり、液面変動が小さく抑えられる。また、第1移動領域Lαでは、容器30に作用する遠心力がほとんどない。そのため、グリッパ装置24に把持された容器30は、鉛直方向に沿った適正な姿勢で搬送され、容器30がグリッパ装置24からグリッパ装置26に受け渡されるとき、容器の変動が抑制される。その結果、容器30の変動によるスロッシングの発生が抑制され、容器30の外部への飲料の飛跳ねを抑制することができる。
第2の態様に係る容器搬送装置は、グリッパ移動装置27は、グリッパ装置24を転送ホイール23の径方向の外方から回転中心O1側に向けて移動するとき、グリッパ装置24が把持した容器30を直線移動させる。これにより、転送ホイール23の回転によって容器30に作用する遠心力がグリッパ装置24の回転中心O1側への移動によりが打ち消され、容器30を鉛直方向に沿った適正な姿勢で搬送することができる。
第3の態様に係る容器搬送装置は、グリッパ移動装置27は、転送ホイール23の回転中心O1とキャッパホイール25の回転中心O2とを結ぶ第1水平方向の中心線L1に直交する第2水平方向の中心線L2に沿ってグリッパ装置24が把持した容器30を直線移動させる。これにより、容器30を転送ホイール23とキャッパホイール25との間で直線移動させることができる。なお、中心線L1に直交する中心線L2に沿って容器30を直線移動させたが、容器30の直線移動方向は、容器受け渡し位置30Aにおける容器30の中心O3を通る方向であればよい。
第4の態様に係る容器搬送装置は、グリッパ移動装置27は、グリッパ装置24を転送ホイール23の径方向に沿って移動自在に支持するガイド部材61と、グリッパ装置24を転送ホイール23の回転中心O1側に付勢する引張コイルばね(付勢部材)62と、グリッパ装置24を転送ホイール23の径方向の外方に移動するカム機構63とを有する。これにより、装置の簡素化を図ることができる。
第5の態様に係る容器搬送装置は、容器受け渡し位置30Aから容器受け渡し位置30Aよりキャッパホイール25の回転方向の下流側の第2所定位置30Dまでグリッパ装置26をキャッパホイール25の径方向に沿って移動して容器受け渡し位置30Aを含む第2移動領域Lβでグリッパ装置26が把持した容器30を直線移動させるグリッパ移動装置28を有する。これにより、グリッパ移動装置28は、グリッパ装置26が容器受け渡し位置30Aから第2所定位置30Dまで移動するとき、グリッパ装置26をキャッパホイール25の径方向に沿って移動することで、第2移動領域Lβでグリッパ装置26が把持した容器30を直線移動させる。すると、このとき、第2移動領域Lβから出るときにグリッパ装置26に把持された容器30に作用する遠心力の変動が小さくなり、液面変動が小さく抑えられる。また、第2移動領域Lβでは、容器30に作用する遠心力がほとんどない。そのため、グリッパ装置26に把持された容器30は、鉛直方向に沿った適正な姿勢で搬送され、容器30がグリッパ装置24からグリッパ装置26に受け渡されるとき、容器の変動が抑制される。その結果、容器30の変動によるスロッシングの発生が抑制され、容器30の外部への飲料の飛跳ねを抑制することができる。
第6の態様に係る容器搬送装置は、グリッパ装置24は、開閉可能な一対のグリッパ部材41,42を有し、一対のグリッパ部材41,42は、長手方向の一端部に首部33を把持可能な円弧形状をなす把持部41a,42aがそれぞれ設けられ、各把持部41a,42aにおける先端部側の対向する位置に第1緩衝部材81,82がそれぞれ装着される。これにより、グリッパ部材41,42が容器30の首部33を把持するとき、把持部41a,42aに設けられた第1緩衝部材81,82が首部33に接触することとなり、グリッパ装置24が容器30の首部33をがたつくことなく適正に把持することができる。また、グリッパ装置24の把持した容器30をグリッパ装置26に受け渡すとき、第1緩衝部材81,82による容器30の把持の衝撃が緩和され、容器の変動を抑制することができる。そのため、容器30を鉛直方向に沿った適正な姿勢で搬送することが可能となり、容器30の受け渡し時における容器30の変動によるスロッシングの発生を抑制することができる。
第7の態様に係る容器搬送装置は、一対のグリッパ部材41,42は、把持部41a,42aにおける基端部側の位置に第2緩衝部材83,84が装着される。これにより、グリッパ部材41,42が容器30の首部33を把持するとき、把持部41a,42aに設けられた第1緩衝部材81,82および第2緩衝部材83,84が首部33に接触することとなり、容器30の首部を3点以上で適正に把持することができる。その結果、グリッパ装置24が容器30の首部33をがたつくことなく適正に把持することができると共に、容器30の把持の衝撃が緩和され、容器の変動を抑制することができる。
なお、上述した実施形態では、本発明の回転体を転送ホイール23とキャッパホイール25に適用して説明したが、回転テーブル21とキャッパホイール25などに適用してもよい。
10 容器充填装置
11 容器検査機
12 容器洗浄機
13 容器殺菌装置
14 容器すすぎ装置
15 飲料充填機
16 キャッパ装置
17 キャップ殺菌機
21 回転テーブル
22 グリッパ装置
23 転送ホイール(第1回転体)
24 グリッパ装置(第1グリッパ装置)
25 キャッパホイール(第2回転体)
26 グリッパ装置(第2グリッパ装置)
27 グリッパ移動装置(第1グリッパ移動装置)
28 グリッパ移動装置(第2グリッパ移動装置)
30 容器
30A 容器受け渡し位置
30B 第1所定位置
30C 第1中間位置
30D 第2所定位置
30E 第2中間位置
31 容器本体
32 口部
33 首部
34 ねじ部
35 ネックリング
41,42,51,52 グリッパ部材
41a,42a,51a,52a 把持部
41b,42b,51b,52b ばね受部
43,44,53,54 支持軸
45,55 支持部材
46,56 圧縮コイルばね
47,57 レバー
48,58 カムローラ
49,59 カム
61,71 ガイド部材
62,72 引張コイルばね(付勢部材)
63,73 カム機構
64,74 案内溝
65,75 支持ピン
66 取付片
67,77 レバー
68,78 カムローラ
69,79 カム
81,82 第1緩衝部材
83,84 第2緩衝部材
L1,L2 中心線
Lα 第1移動領域
Lβ 第2移動領域
O1 回転中心(第1回転軸)
O2 回転中心(第2回転軸)
O3 中心位置
α1,α2,β1,β2 角度

Claims (6)

  1. 上端に開口部が設けられて内部に流体が充填された容器を搬送する容器搬送装置において、
    鉛直方向に沿う第1回転軸により回転可能な第1回転体と、
    長手方向の一端部が前記第1回転体の外周部に支持されて他端部が前記容器の首部を把持可能な第1グリッパ装置と、
    鉛直方向に沿う第2回転軸により回転可能な第2回転体と、
    長手方向の一端部が前記第2回転体の外周部に支持されて他端部が前記第1グリッパ装置から受け渡される前記容器の首部を把持可能な第2グリッパ装置と、
    前記容器を前記第1グリッパ装置から前記第2グリッパ装置に受け渡す容器受け渡し位置より前記第1回転体の回転方向の上流側の第1所定位置から前記第1グリッパ装置を前記第1回転体の径方向に沿って移動して前記容器受け渡し位置を含む第1移動領域で前記第1グリッパ装置が把持した前記容器を直線移動させる第1グリッパ移動装置と、
    を備え、
    前記第1グリッパ移動装置は、前記第1回転体の回転中心と前記第2回転体の回転中心とを結ぶ第1水平方向に直交する第2水平方向に沿って前記第1グリッパ装置が把持した前記容器を直線移動させる、
    容器搬送装置。
  2. 前記第1グリッパ移動装置は、前記第1グリッパ装置を前記第1回転体の径方向の外方から回転中心側に向けて移動するとき、前記第1グリッパ装置が把持した前記容器を直線移動させる、
    請求項1に記載の容器搬送装置。
  3. 前記第1グリッパ移動装置は、前記第1グリッパ装置を前記第1回転体の径方向に沿って移動自在に支持するガイド部材と、前記第1グリッパ装置を前記第1回転体の回転中心側に付勢する付勢部材と、前記第1グリッパ装置を前記第1回転体の径方向の外方に移動するカム機構とを有する、
    請求項1または請求項2に記載の容器搬送装置。
  4. 前記第1グリッパ装置は、開閉可能な一対のグリッパ部材を有し、前記一対のグリッパ部材は、長手方向の一端部に前記首部を把持可能な円弧形状をなす把持部がそれぞれ設けられ、前記把持部における先端部側の対向する位置に第1緩衝部材がそれぞれ装着される、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の容器搬送装置。
  5. 前記一対のグリッパ部材は、前記把持部における基端部側の位置に第2緩衝部材が装着される、
    請求項4に記載の容器搬送装置。
  6. 記容器受け渡し位置から前記容器受け渡し位置より前記第2回転体の回転方向の下流側の第2所定位置まで前記第2グリッパ装置を前記第2回転体の径方向に沿って移動して前記容器受け渡し位置を含む第2移動領域で前記第2グリッパ装置が把持した前記容器を直線移動させる第2グリッパ移動装置を有する、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の容器搬送装置。
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