JP7338206B2 - 加熱炉 - Google Patents

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Description

本開示は、加熱炉に関する。
特許文献1には、炉本体と、熱遮蔽部材と、シール部材とを備えた加熱炉について開示がある。炉本体は、2つの部材に分割され、開口を有する容器と、開口を開閉可能な蓋とを備える。熱遮蔽部材は、容器の開口周縁の全周に亘って設けられる。シール部材は、熱遮蔽部材よりも外側において、容器の開口周縁の全周に亘って設けられる。
熱遮蔽部材は、ガラス質繊維、ポリイミド繊維、アラミド繊維、黒鉛繊維、カーボン繊維等で構成される。シール部材は、中空のゴムチューブで構成される。容器に蓋が取り付けられると、熱遮蔽部材およびシール部材は、容器と蓋との間に挟持される。この熱遮蔽部材およびシール部材により、炉本体の内部の気密が保たれる。
特許第6096264号公報
特許文献1では、熱遮蔽部材は、炉本体の内部の熱が外部へ伝わるのを防止し、そのため、シール部材は、耐熱温度未満に維持され、劣化しないと開示されている。しかし、シール部材は、熱遮蔽部材と同様に、容器と蓋との間に挟持されているため、炉本体の内部の熱が容器および蓋を介してシール部材に伝達される。したがって、熱遮蔽部材が設けられても、結局、炉本体の内部の熱によりシール部材が劣化し易いという問題があった。
本開示は、シール部材の熱劣化を抑制することが可能な加熱炉を提供することを例示的目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の一側面としての加熱炉は、開口を有する熱処理容器と、開口を開閉可能な開閉部材と、熱処理容器と開閉部材との間に配され、開口の周方向に無端状に延在する中空形状のシール部材と、シール部材と連通し、シール部材の内部に冷媒を供給する冷媒供給部材と、熱処理容器および開閉部材が互いに対向する2つの対向面のうち少なくとも一方に形成された窪み部と、を備え、冷媒供給部材は、窪み部に沿って配される。
シール部材に形成された複数の細孔をさらに有してもよい。
複数の細孔は、シール部材のうち、熱処理容器の内部空間から離隔する側に形成されてもよい。
複数の細孔の大きさは、熱処理容器の鉛直上方ほど大きくてもよい。
複数の細孔の大きさは、シール部材のうち、冷媒供給部材と連通する連通位置から離隔するほど大きくてもよい。
本開示によれば、シール部材の熱劣化を抑制することができる。
図1は、加熱炉の概略断面図である。 図2は、図1のII-II線断面図である。 図3は、右外壁の一部を拡大した部分拡大図である。 図4は、図3に示す右外壁のIV矢視図である。 図5は、開閉部材を閉状態から開状態に移動させる様子を示す図である。 図6は、開口を外部空間に露出させる様子を示す図である。 図7は、変形例における右外壁の一部を拡大した部分拡大図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の一実施形態について詳細に説明する。実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、加熱炉100の概略断面図である。図2は、図1のII-II線断面図である。加熱炉100は、ワークWを搬送過程で連続的に加熱する、所謂、連続炉で構成される。ただし、加熱炉100は、ワークWを搬送過程で間欠的に加熱する、所謂、バッチ炉で構成されてもよい。また、加熱炉100は、温度の異なる複数の部屋が設けられた多室型炉で構成されてもよい。多室型炉やバッチ炉では、静止したままでワークWの加熱や冷却が行われてもよい。
なお、以下では、図1および図2に示すように、鉛直上方を上方向とし、鉛直下方を下方向とし、加熱炉100に対しワークWの搬送方向(図1中、白抜き矢印方向)の上流側を前方向とし、加熱炉100に対しワークWの搬送方向の下流側を後方向とし、加熱炉100に対しワークWの搬送方向に向かって左側を左方向とし、加熱炉100に対しワークWの搬送方向に向かって右側を右方向として説明する。
図1および図2に示すように、加熱炉100は、熱処理容器110を含んで構成される。熱処理容器110の内部空間Sには、加熱室120が形成される。内部空間S(加熱室120)は、例えば、大凡直方体形状である。ただし、内部空間Sの形状は、直方体形状に限らず、他の形状であってもよい。
熱処理容器110は、上外壁122、下外壁124、左外壁126、右外壁128、前外壁130、後外壁132(図1、図2の双方を参照)を有する。上外壁122は、内部空間Sの鉛直上方に位置する。下外壁124は、内部空間Sの鉛直下方に位置する。左外壁126は、内部空間Sの左側に位置する。右外壁128は、内部空間Sの右側に位置する。前外壁130は、内部空間Sに対して、搬送方向の上流側に位置する。後外壁132は、内部空間Sに対して、搬送方向の下流側に位置する。
前外壁130には、搬入口130aが形成される。搬入口130aは、前外壁130を内側(内部空間S側)から外側まで貫通する。後外壁132には、搬出口132aが形成される。搬出口132aは、後外壁132を内側(内部空間S側)から外側まで貫通する。搬入口130a、搬出口132aには、搬送装置140の搬送帯142が挿通される。搬送帯142の一部は、加熱室120内に位置する。
搬送装置140は、搬送帯142、回転体144a、144b、144c、144d、モータ機構146を有する。搬送帯142は、例えば、無端状のベルト(スチールベルト、メッシュベルト、キャタピラ(登録商標))で構成される。回転体144a、144b、144c、144dは、例えば、プーリ、ギヤ、ローラで構成される。搬送帯142の内周面、および、回転体144a、144b、144c、144dの外周面には、互いに嵌合する突起(溝)が形成される。ただし、この突起(溝)は必須の構成ではない。
回転体144a、144bは、搬送方向に離隔して配される。回転体144a、144bの間には、加熱室120が配される。回転体144c、144dは、回転体144a、144b(加熱室120)よりも鉛直下方に位置する。回転体144a、144b、144c、144dは、不図示の軸受に回転自在に軸支される。搬送帯142は、回転体144a、144b、144c、144dに張架される。ここでは、4つの回転体144a、144b、144c、144dが設けられる場合について説明した。ただし、少なくとも一対の回転体144a、144bが設けられていればよい。
モータ機構146は、ギヤおよびモータなどで構成される。モータ機構146は、回転体144bを回転体144bの中心軸周りに回転させる。回転体144bの回転に伴い、搬送帯142が遷移(回転)する。搬送帯142の遷移に伴い、回転体144a、144c、144dが回転する。こうして、モータ機構146は、回転体144a、144b、144c、144dの外周において搬送帯142を回転させる。
搬送帯142のうち、熱処理容器110(加熱室120)に対して搬送方向の上流側には、投入所142aが設けられる。投入所142aは、回転体144aと搬入口130aとの間に位置する。不図示の保管所に保管されたワークWは、例えば、ロボットアームなどの搬送部150により、投入所142aまで搬送される。投入所142aにおいて、搬送部150は、ワークWを搬送帯142の上に載置する。ワークWは、搬送帯142とともに搬入口130aから加熱室120に搬入される。
加熱室120には、加熱源160が配される。例えば、加熱源160は、搬送帯142の鉛直上方および鉛直下方に設けられる。搬送帯142は、加熱源160と鉛直方向に離隔した状態で、加熱源160によって挟まれる。加熱源160は、搬送方向に離隔して複数配される。ただし、加熱源160は、加熱室120に少なくとも1つ設けられていればよい。
図2に示すように、左外壁126には、支持孔126aが形成される。支持孔126aは、左外壁126を回転体144aの回転軸方向(搬送帯142の幅方向、図2中、左右方向)に貫通する。右外壁128には、支持孔128aが形成される。支持孔128aは、右外壁128を搬送帯142の幅方向に貫通する。
加熱源160は、例えば、大凡直方体形状であり、加熱源160の両端が、支持孔126a、128aに挿通される。支持孔126a、128aによって、加熱源160が支持される。ただし、支持孔126a、128aは必須の構成ではない。加熱源160は、他の手段によって加熱室120内に取り付けられてもよい。
加熱源160は、例えば、電気ヒータ、ガス燃焼バーナや、ラジアントチューブバーナ、および、特開2017-058124号公報に記載された密閉式ガスヒータ(密閉式燃焼器)などである。本実施形態では、加熱源160として密閉式燃焼器が適用される例について説明する。加熱源160の内部では、燃料ガスが燃焼する。燃料ガスの燃焼に伴い、加熱源160の輻射面が加熱される。加熱源160の輻射面は、搬送帯142(ワークW)に面する。加熱源160の輻射面が加熱されると、輻射面からワークWに輻射熱が伝熱される。これにより、ワークWが熱処理される。
図3は、右外壁128の一部を拡大した部分拡大図である。図3に示すように、右外壁128(熱処理容器110)には、窪み部170と、開口172とが形成される。窪み部170は、熱処理容器110の外部空間Aから内部空間Sに向かって窪んでいる。開口172は、窪み部170の底部に形成され、熱処理容器110の内部空間S(加熱室120)と、熱処理容器110の外部空間Aとを連通させる。
窪み部170には、開閉部材180が配される。開閉部材180は、開口172を開閉可能に構成される。図3では、開閉部材180が開口172を閉じる閉位置に位置する状態(以下、単に閉状態という)を示している。開閉部材180は、蓋部材182と、転動部材184と、シール部材186と、規制部材188とを含んで構成される。
蓋部材182は、大凡直方体形状であり、開口172より大きい平板部182aと、開口172より小さい突起部182bとを有する。平板部182aは、開閉部材180が閉状態に位置するとき、開口172を被覆する。突起部182bは、開閉部材180が閉状態に位置するとき、少なくとも一部が開口172内に配される。
転動部材184は、大凡球形状であり、平板部182aのうち、鉛直上側の位置と鉛直下側の位置に配される。本実施形態では、転動部材184は、平板部182aのうち、鉛直上側の位置に2つ配され、鉛直下側の位置に2つ配される(図4参照)。転動部材184は、平板部182aに相対回転自在に支持される。
転動部材184は、窪み部170の内周面と当接し、窪み部170の内周面上を水平方向(図3中、左右方向)に転動(移動)可能に構成される。これにより、蓋部材182(開閉部材180)は、窪み部170の内周面上を水平方向に移動することができる。
シール部材186は、大凡円環形状であり、右外壁128(熱処理容器110)と蓋部材182(開閉部材180)との間に配される。本実施形態において、シール部材186は、開口172内に配され、右外壁128と突起部182bとの間に配される。ただし、シール部材186は、開口172外に配されてもよく、右外壁128と平板部182aとの間に配されてもよい。
シール部材186は、中空形状を有し、開口172の周方向に無端状(図4参照)に延在している。シール部材186は、周方向の全周において、右外壁128(熱処理容器110)および突起部182b(開閉部材180)と接触している。
シール部材186は、右外壁128(熱処理容器110)と突起部182b(開閉部材180)との間の空間をシールする。これにより、シール部材186は、開口172をシールする。シール部材186は、開口172を介して内部空間Sから外部空間Aに気体、液体、異物等が流出することを抑制する。また、シール部材186は、開口172を介して外部空間Aから内部空間Sに気体、液体、異物等が侵入することを抑制する。
規制部材188は、大凡平板形状であり、突起部182bのうち平板部182aから最も離隔する位置に取り付けられる。規制部材188と平板部182aとの間には、シール部材186が配される。規制部材188は、シール部材186が図3中、左右方向に移動することを規制する。シール部材186は、規制部材188により、内部空間Sに脱落することが抑制される。
本実施形態では、シール部材186は、金属材やカーボン材などよりも耐熱性の低い樹脂材(例えば、ゴム材、エラストマー材、シリコーン材等)で構成される。ここで、シール部材186が金属材やカーボン材などで構成される場合、開閉部材180が閉状態に位置した際に、シール部材186は、右外壁128および突起部182bにより押圧され、塑性変形される。シール部材186が塑性変形すると、開閉部材180が開口172を開く開位置に位置する状態(以下、単に開状態という)から再び閉状態となる位置に移動した際に、シール部材186のシール性が損なわれてしまう。
シール部材186の塑性変形を抑制するため、シール部材186は、金属材やカーボン材より弾性率が低い部材(ここでは、樹脂材)で構成される。しかし、シール部材186を樹脂材で構成すると、耐熱性が十分ではないため、ワークWの熱処理時に熱変形(熱劣化)するおそれがある。シール部材186が熱変形すると、シール部材186のシール性が損なわれる。
そこで、本実施形態の加熱炉100は、樹脂材で構成された中空状のシール部材186と連通し、シール部材186の内部に冷媒Cを供給する冷媒供給部材190を備える。冷媒供給部材190は、冷媒供給管192と、冷媒供給側連結部材194と、シール側連結部材196とを含んで構成される。
冷媒供給管192は、中空形状を有し、不図示の冷媒供給源に接続される。冷媒供給源は、冷媒C(例えば、空気、アルゴン、窒素などの気体)を冷媒供給管192の内部に供給する。冷媒供給管192は、樹脂材(例えば、ゴム材、エラストマー材、シリコーン材等)で構成され、冷媒供給源から供給された冷媒Cを流通させる。
冷媒供給側連結部材194は、中空形状を有し、冷媒供給管192の冷媒供給源が接続される端部とは反対側の端部に取り付けられる。冷媒供給側連結部材194は、冷媒供給管192と連通する。冷媒供給側連結部材194は、シール側連結部材196と着脱可能に構成される。冷媒供給側連結部材194は、シール側連結部材196に装着されたとき、シール側連結部材196と連通する。本実施形態では、冷媒供給側連結部材194は、冷媒供給管192より剛性の高い金属材で構成される。ただし、これに限定されず、冷媒供給側連結部材194は、冷媒供給管192より剛性の高い樹脂材で構成されてもよい。
シール側連結部材196は、中空形状を有し、平板部182a(開閉部材180)に形成された貫通孔182cに配される。ここで、貫通孔182cは、平板部182a(開閉部材180)のうち、シール部材186と対向する対向部位の一部に形成される。貫通孔182cは、平板部182a(開閉部材180)を、図3中、左右方向に貫通する。シール側連結部材196は、貫通孔182c内で保持される。シール側連結部材196は、シール部材186に接続され、シール部材186と連通する。本実施形態では、シール側連結部材196は、シール部材186より剛性の高い金属材で構成される。ただし、これに限定されず、シール側連結部材196は、シール部材186より剛性の高い樹脂材で構成されてもよい。
シール側連結部材196は、貫通孔182cに保持された状態で、冷媒供給側連結部材194が挿入されることで、冷媒供給側連結部材194と連結(連通)する。シール側連結部材196は、貫通孔182cに保持された状態で、冷媒供給側連結部材194が抜去されることで、冷媒供給側連結部材194との連結(連通)を解除する。
シール側連結部材196および冷媒供給側連結部材194が連結されると、冷媒Cは、冷媒供給管192、冷媒供給側連結部材194およびシール側連結部材196を介して、シール部材186内に供給(導入)される。このとき、不図示の冷媒供給源は、シール部材186が開口172をシールするのに必要な圧力、および、冷媒Cがシール部材186の内部を流通するのに必要な圧力に達するまで冷媒Cを加圧する。シール部材186には、不図示の冷媒供給源により加圧された冷媒Cが供給される。
冷媒Cが加圧および供給されることで、シール部材186は、右外壁128および突起部182bに向かって拡張(膨張)し、右外壁128および突起部182bと当接することで開口172をシールする。シール部材186が拡張して開口172をシールするために、加熱炉100は、蓋部材182を押圧する押圧部材(例えば、ボルトなど)が不要になる。
また、冷媒Cは、シール部材186内を流通する過程で、シール部材186を冷却する。したがって、冷媒Cは、ワークWの熱処理時に生じるシール部材186の熱変形(熱劣化)を抑制することができる。その結果、冷媒Cは、シール部材186のシール性が損なわれることを抑制することができる。
また、シール部材186は、シール側連結部材196および冷媒供給側連結部材194を介して、冷媒供給管192と連通している。シール側連結部材196と冷媒供給側連結部材194が密閉的に連結することで、シール部材186と冷媒供給部材190との接続を強固にすることができる。また、シール側連結部材196と冷媒供給側連結部材194が着脱可能に構成されることで、シール側連結部材196と冷媒供給側連結部材194との連結(接続)を解除することができる。
図4は、図3に示す右外壁128のIV矢視図である。図4に示すように、シール部材186には、冷媒供給部材190および冷媒排出部材198が取り付けられる。冷媒排出部材198は、シール部材186の内部を通過した冷媒Cを外部空間Aに排出する。冷媒排出部材198は、冷媒供給部材190と大凡等しい構成であるため、説明を省略する。
本実施形態では、冷媒Cは、空気であり、冷媒排出部材198は、冷媒Cを大気(外部空間A)に放出する。冷媒排出部材198のうち、シール部材186と接続する端部と反対側の端部は、不図示の冷媒供給源や冷媒供給部材190に接続されずに、外部空間Aに開放される。つまり、本実施形態では、不図示の冷媒供給源は、外部空間Aから常時新しい空気(冷媒C)を吸入し、冷媒排出部材198は、外部空間Aにシール部材186を通った空気(冷媒C)を常時排出する。
冷媒Cは、冷媒供給部材190からシール部材186内に供給されると、冷媒供給部材190とシール部材186との接続部(連通位置)から離隔する方向(図4中、破線矢印方向)に沿って移動し、冷媒排出部材198から排出される。ここで、熱処理容器110は、ワークWの熱処理時に、鉛直上方ほど温度が高くなる。それに伴い、シール部材186(開閉部材180)は、ワークWの熱処理時に、鉛直上方ほど温度が高くなる。
したがって、冷媒供給部材190は、シール部材186のうち鉛直上側となる位置に配され、冷媒排出部材198は、シール部材186のうち鉛直下側となる位置に配される。好ましくは、冷媒供給部材190は、シール部材186のうち最も鉛直上側となる位置に配され、冷媒排出部材198は、シール部材186のうち最も鉛直下側となる位置に配される。
これにより、冷媒供給部材190は、ワークWの熱処理時に温度が高くなりやすいシール部材186の鉛直上側に冷媒Cを供給することができる。ここで、冷媒Cは、シール部材186の内部を流通する過程で、シール部材186と熱交換し、加熱される。つまり、冷媒供給部材190は、シール部材186の鉛直上側に、加熱前の冷媒Cを供給することができる。その結果、冷媒Cは、シール部材186の鉛直上側を効果的に冷却することができる。
本実施形態では、シール部材186には、複数の細孔186aが形成される。複数の細孔186aは、シール部材186の周方向に沿って所定間隔(等間隔)で配される。図3に示すように、複数の細孔186aは、突起部182b(蓋部材182)および右外壁128(熱処理容器110)と当接する当接部(以下、シール部という)とは異なる位置に形成される。
複数の細孔186aは、シール部に対し、内部空間Sと対向する側には形成されず、外部空間Aと対向する側に形成される。複数の細孔186aが内部空間Sと対向する側に形成されると、複数の細孔186aから噴射された冷媒Cにより、内部空間Sの雰囲気が壊れるおそれがある。したがって、複数の細孔186aは、シール部材186のうち、シール部に対し熱処理容器110の内部空間Sから離隔する側に形成される。本実施形態では、複数の細孔186aは、シール部材186のうち、シール部に対し平板部182aと対向する側に形成される。これにより、複数の細孔186aから噴射された冷媒Cは、シール部材186のシール部により熱処理容器110の内部空間Sに流入し難くなる。したがって、内部空間Sの雰囲気が破壊され難くなる(すなわち、内部空間Sの雰囲気が維持される)。
冷媒Cは、図4中、破線矢印に沿って移動する際に、複数の細孔186aを通過する。複数の細孔186aは、冷媒Cをシール部材186の内部から外部に排出する。冷媒Cは、複数の細孔186aを介してシール部に対し熱処理容器110の内部空間S(図3参照)から離隔する側に排出される。
本実施形態では、冷媒Cは、シール部材186から複数の細孔186aを介して平板部182a(図3参照)に向かって排出される。シール部材186から排出された冷媒Cは、平板部182aと接触し、平板部182a(すなわち、蓋部材182)を冷却する。
ここで、複数の細孔186aは、シール部と平板部182aとの間に形成される(図3参照)。そのため、平板部182aに接触した冷媒Cは、シール部によって内部空間Sに流入することが抑制される。
また、平板部182aに接触した冷媒Cは、平板部182aと右外壁128(窪み部170の底部)との間を通過し、外部空間Aに排出される。したがって、冷媒Cは、右外壁128(窪み部170)と接触した際に、右外壁128(窪み部170)を冷却する。
このように、冷媒Cは、シール部材186内を流通する際に、シール部材186を冷却する。また、冷媒Cは、複数の細孔186aから排出された際に、蓋部材182(開閉部材180)を冷却する。さらに、冷媒Cは、平板部182aと右外壁128(窪み部170)との間を通過する際に、右外壁128(窪み部170)を冷却する。
蓋部材182(開閉部材180)および右外壁128(熱処理容器110)が冷媒Cにより冷却されることで、開閉部材180と熱処理容器110との間をシールするシール部材186に伝わる熱量が小さくなる。その結果、シール部材186は、ワークWの熱処理時に生じる熱変形が抑制される。
つまり、冷媒Cは、複数の細孔186aからシール部材186外に排出されることで、ワークWの熱処理時に生じるシール部材186の熱変形(熱劣化)を抑制することができる。冷媒Cは、シール部材186のシール性が損なわれることを抑制することができる。
本実施形態では、複数の細孔186aは、互いに大きさが等しい。ただし、複数の細孔186aは、互いに異なる大きさであってもよい。例えば、熱処理容器110は、ワークWの熱処理時に、鉛直上方ほど温度が高くなる。それに伴い、開閉部材180(蓋部材182)は、ワークWの熱処理時に、鉛直上方ほど温度が高くなる。したがって、シール部材186に形成される複数の細孔186aの大きさは、熱処理容器110(蓋部材182)の鉛直上方ほど大きくしてもよい。これにより、シール部材186は、熱処理容器110の鉛直上方ほど、複数の細孔186aから噴射される冷媒Cの噴射量(すなわち、冷却量)を大きくすることができる。その結果、冷媒Cは、熱処理容器110(蓋部材182)のうち温度が高くなりやすい部位を効果的に冷却することができる。また、冷媒Cは、シール部材186のうち温度が高くなりやすい部位の熱変形を効果的に抑制することができる。
また、冷媒Cは、シール部材186の内部を流通する過程でシール部材186と熱交換するため、冷媒供給部材190から離隔するほど温度が高くなる。それに伴い、蓋部材182(開閉部材180)および右外壁128(熱処理容器110)は、シール部材186のうち冷媒供給部材190との接続部(連通位置)から離隔する位置ほど冷媒Cによって冷却され難くなる(すなわち、温度が高くなりやすい)。したがって、シール部材186に形成される複数の細孔186aの大きさは、シール部材186が冷媒供給部材190と連通する連通位置から離隔するほど大きくしてもよい。これにより、シール部材186は、冷媒供給部材190と連通する連通位置から離隔するほど、複数の細孔186aから噴射される冷媒Cの噴射量(すなわち、冷却量)を大きくすることができる。その結果、冷媒Cは、熱処理容器110(蓋部材182)のうち温度が高くなりやすい部位を効果的に冷却することができる。また、冷媒Cは、シール部材186のうち温度が高くなりやすい部位の熱変形を効果的に抑制することができる。
なお、複数の細孔186aの大きさを変更する代わりに、複数の細孔186aの密度を変更してもよい。例えば、複数の細孔186aは、互いに大きさが等しく、熱処理容器110(蓋部材182)の鉛直上方ほど密度が高くなってもよい。また、複数の細孔186aは、互いに大きさが等しく、シール部材186が冷媒供給部材190と連通する連通位置から離隔するほど密度が高くなってもよい。
上述したように、冷媒Cは、シール部材186が複数の細孔186aを有する場合、複数の細孔186aを介してシール部材186外に排出される。したがって、シール部材186は、複数の細孔186aを有する場合、冷媒排出部材198が取り付けられなくてもよい。つまり、冷媒排出部材198は、必須の構成ではない。
図5は、開閉部材180を閉状態から開状態に移動させる様子を示す図である。ここで、開閉部材180は、加熱炉100の運転時において常に閉状態に位置し、加熱炉100の運転停止時において閉状態から開状態に移行することができる。
図5に示すように、転動部材184は、開閉部材180を窪み部170内において水平方向(図5中、左右方向)に移動させることができる。これにより、開閉部材180は、開口172をシールする閉状態から、開口172を開放する開状態に移行することができる。
図6は、開口172を外部空間Aに露出させる様子を示す図である。図6に示すように、転動部材184は、開閉部材180が開状態に位置するとき、開閉部材180を窪み部170内において水平方向(図6中、前後方向)に移動させることができる。これにより、開閉部材180は、開口172を被覆する被覆状態から、開口172を露出する露出状態に移行することができる。
開口172が露出されると、作業者は、熱処理容器110内のメンテナンスや清掃を行うことができる。転動部材184により開閉部材180をスライドさせることで開口172を露出させることができるため、作業者は、熱処理容器110内のメンテナンスや清掃が容易になる。また、本実施形態では、開口172は、開閉部材180を窪み部170内でスライド(移動)させることで開放(露出)される。そのため、加熱炉100は、開口172を開放(露出)させるのに必要なフットスペースを小さくすることができる。
以上のように、本実施形態では、加熱炉100は、熱処理容器110と、開閉部材180とを備える。熱処理容器110は、開口172を有し、開閉部材180は、開口172を開閉可能に構成される。開閉部材180は、開口172をシールする中空状のシール部材186を有する。シール部材186には、冷媒供給部材190が接続され、冷媒供給部材190から冷媒Cがシール部材186の内部に加圧および供給される。
冷媒Cは、シール部材186の内部を流通する過程で、シール部材186を冷却する。したがって、冷媒Cは、ワークWの熱処理時に生じるシール部材186の熱変形(熱劣化)を抑制することができる。その結果、冷媒Cは、シール部材186のシール性が損なわれることを抑制することができる。
また、シール部材186は、開口172の周方向全周に亘って無端状に形成される。したがって、シール部材186は、開口172の周方向全周に亘って無端状に形成されない場合よりも、シール性を高めることができる。
シール部材186には、複数の細孔186aが形成される。複数の細孔186aは、シール部材186の内部を流通する冷媒Cを外部に排出させる。これにより、複数の細孔186aは、蓋部材182(開閉部材180)および右外壁128(熱処理容器110)を冷却することができる。
その結果、冷媒Cは、開閉部材180および熱処理容器110を介して、間接的にシール部材186を冷却することができる。また、冷媒Cは、開閉部材180および熱処理容器110を冷却することで、開閉部材180と熱処理容器110との間をシールするシール部材186に伝わる熱量を小さくすることができる。そのため、ワークWの熱処理時に生じるシール部材186の熱変形(熱劣化)が抑制される。このように、冷媒Cは、シール部材186のシール性が損なわれることを抑制することができる。
また、複数の細孔186aは、互いに大きさを異ならせることができる。これにより、複数の細孔186aは、熱処理容器110の内部空間Sの温度分布に応じて、蓋部材182(開閉部材180)および右外壁128(熱処理容器110)への冷却量を変更(調整)することができる。その結果、複数の細孔186aは、シール部材186の位置に応じて熱変形が生じることを抑制することができる。
(変形例)
図7は、変形例における右外壁128の一部を拡大した部分拡大図である。上記実施形態の加熱炉100と実質的に等しい構成要素については、同一符号を付して説明を省略する。本変形例の加熱炉200は、上記実施形態の加熱炉100と、開閉部材280の蓋部材282および冷媒供給部材290の構成が異なる。
本変形例の蓋部材282は、上記実施形態の蓋部材182に形成された貫通孔182cの代わりに、溝(窪み部)282cを備える。本変形例の冷媒供給部材290は、上記実施形態の冷媒供給部材190に設けられた冷媒供給側連結部材194およびシール側連結部材196を備えずに、冷媒供給管192のみを備える。
図7に示すように、溝282cは、蓋部材282の平板部182aが右外壁128(熱処理容器110)と対向する対向面に形成される。溝282cは、平板部182aの外周端からシール部材186と対向する位置まで延在する。
冷媒供給部材290は、一端が不図示の冷媒供給源に接続され、他端がシール部材186に接続される冷媒供給管192を備える。冷媒供給管192は、シール部材186と連通している。冷媒供給管192は、少なくとも一部が溝282cに沿って配される。
冷媒供給管192は、開閉部材280が閉状態に位置するとき、右外壁128(窪み部170)と平板部182aとの間に配される。冷媒供給管192は、平板部182aに溝282cが形成されることで、右外壁128と平板部182aとの間で圧迫されることなく、溝282c内に少なくとも一部が収容される。
したがって、冷媒供給管192は、開閉部材280が閉状態に位置するときでも、冷媒Cをシール部材186内にスムーズに供給することができる。冷媒供給管192は、シール部材186に冷媒Cを供給することで、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
本変形例では、溝282cは、平板部182aに形成される例について説明した。しかし、これに限定されず、溝282cは、右外壁128が平板部182aと対向する対向面に形成されてもよい。また、溝282cは、右外壁128および平板部182aが互いに対向する2つの対向面の双方に形成されてもよい。すなわち、溝282cは、右外壁128(熱処理容器110)および平板部182a(開閉部材280)が互いに対向する2つの対向面のうち少なくとも一方に形成されればよい。
規制部材188は、蓋部材282の突起部182bに対し着脱可能に構成される。規制部材188は、例えば、加熱炉200の運転停止時において、突起部182bから取り外される。規制部材188を取り外すことで、作業者は、シール部材186を新しいシール部材186に交換することができる。
このとき、シール部材186に接続された冷媒供給部材290(冷媒供給管192)は、上記実施形態のように蓋部材182の貫通孔182cに挿通されておらず、溝282cに沿って配された状態にある。したがって、作業者は、シール部材186を交換する際に、規制部材188を取り外し、シール部材186および冷媒供給管192を図7中、左方向に移動させることで、開閉部材280からシール部材186および冷媒供給管192を容易に取り外すことができる。また、シール部材186および冷媒供給管192の取り外しと逆の手順を行うことで、作業者は、開閉部材280にシール部材186および冷媒供給管192を容易に装着させることができる。
このように、本変形例によれば、上記実施形態よりもシール部材186および冷媒供給部材290の着脱を容易にすることができ、メンテナンス性を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の一実施形態について説明したが、本開示はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態および変形例では、加熱炉100、200の右外壁128に開口172を設ける例について説明した。しかし、これに限定されず、開口172は、加熱炉100、200の上外壁122、下外壁124、左外壁126、右外壁128のうち少なくとも1つに設けられてもよい。ただし、開口172は、加熱炉100、200の側壁(左外壁126、右外壁128)に設けられる方が、加熱炉100、200のメンテナンス性および清掃性を向上させることができるため好ましい。
上記実施形態および変形例では、シール部材186に1つの冷媒供給部材190、290および1つの冷媒排出部材198が接続される例について説明した。しかし、これに限定されず、シール部材186には、複数の冷媒供給部材190、290および複数の冷媒排出部材198が接続されてもよい。
上記実施形態および変形例では、シール部材186に複数の細孔186aが形成される例について説明した。しかし、これに限定されず、シール部材186に形成される細孔186aは、1つ(単数)であってもよい。また、細孔186aは、必須の構成ではない。したがって、シール部材186には、細孔186aが形成されなくてもよい。その場合、シール部材186には、冷媒排出部材198が接続され、シール部材186の内部を流通する冷媒Cは、冷媒排出部材198から排出される。
上記実施形態および変形例では、複数の細孔186aがシール部材186の周方向に所定間隔(等間隔)で配される例について説明した。しかし、これに限定されず、複数の細孔186aは、不等間隔で配されてもよい。
上記実施形態および変形例では、複数の細孔186aは、シール部に対し、熱処理容器110の内部空間Sから離隔する側に形成される例について説明した。しかし、これに限定されず、細孔186aは、シール部に対し、熱処理容器110の内部空間Sに近接する側に形成されてもよい。
本開示は、加熱炉に利用することができる。
100 加熱炉
110 熱処理容器
172 開口
180 開閉部材
182c 貫通孔
186 シール部材
186a 細孔
190 冷媒供給部材
194 冷媒供給側連結部材
196 シール側連結部材
200 加熱炉
280 開閉部材
282c 溝(窪み部)
290 冷媒供給部材
C 冷媒
S 内部空間

Claims (5)

  1. 開口を有する熱処理容器と、
    前記開口を開閉可能な開閉部材と、
    前記熱処理容器と前記開閉部材との間に配され、前記開口の周方向に無端状に延在する中空形状のシール部材と、
    前記シール部材と連通し、前記シール部材の内部に冷媒を供給する冷媒供給部材と、
    前記熱処理容器および前記開閉部材が互いに対向する2つの対向面のうち少なくとも一方に形成された窪み部と、
    を備え、
    前記冷媒供給部材は、前記窪み部に沿って配される加熱炉。
  2. 前記シール部材に形成された複数の細孔を有する請求項1に記載の加熱炉。
  3. 前記複数の細孔は、前記シール部材のうち、前記熱処理容器の内部空間から離隔する側に形成される請求項2に記載の加熱炉。
  4. 前記複数の細孔の大きさは、前記熱処理容器の鉛直上方ほど大きくなる請求項2または3に記載の加熱炉。
  5. 前記複数の細孔の大きさは、前記シール部材のうち、前記冷媒供給部材と連通する連通位置から離隔するほど大きくなる請求項2~4のいずれか1項に記載の加熱炉。
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