JP7337512B2 - 撮像素子、撮像装置および撮像素子の制御方法 - Google Patents

撮像素子、撮像装置および撮像素子の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の画素に対するアクセス制御を行う撮像素子、撮像装置および撮像素子の制御方法に関する。
近年、画素信号を取得するだけでなく、付加機能を有する撮像装置が用いられている。例えば、撮像装置の固体撮像素子に配置された各画素は、瞳分割された複数の像の信号を取得することで、位相差検出方式による焦点検出が可能になる。関連する技術として、特許文献1の撮像装置が提案されている。特許文献1の撮像装置は、瞳分割された複数の像のA像信号とB像信号とを生成して、生成されたA像信号とB像信号との相関演算を行い、デフォーカス量を算出している。
特開2014-157338号公報
特許文献1の撮像装置は、固体撮像素子に配置された複数の画素から画素信号を読み出す際、予め定められた方向に従って、順次、画素信号の読み出しを行う。画素信号の読み出しを水平方向に1ラインずつ順次行う方法で上下方向に瞳分割されたA像信号を取得する場合、同一垂直ラインのA像信号中に、概略1フレーム分のアクセス時間差が生じることとなる。B像信号の場合も同様である。動画や電子ファインダー用画像等、メカシャッタによる画素の遮光を伴わずに連続フレームの露光を行う場合、各画素へのアクセスが画素におけるフレームの露光終了に相当する。従って、各画素へのアクセス時間の差が、画素間の露光時間差となる。測定環境において光源が明滅する場合や、測定対象物に動体が含まれる場合等の状況においては、露光時間差に起因して、信号の読み出し中に同一垂直ラインのA像信号またはB像信号が変化することがある。A像信号またはB像信号が変化すると、両信号の相関演算の精度が低下する。その結果、瞳分割された像信号に基づく焦点検出の精度が低下する。
本発明の目的は、瞳分割された像信号に基づく焦点検出の精度を向上させることができる撮像素子、撮像装置および撮像素子の制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の撮像素子は、撮像領域に配置され、マイクロレンズの光軸から垂直方向または水平方向に偏芯した領域で受光した光に対応する画素信号を出力する行列状に配置された複数の画素と、前記マイクロレンズの光軸から垂直方向に偏芯した領域の画素から画素信号を読み出す場合に、前記垂直方向に対応する同じ列に配置された複数の画素から連続して画素信号を読み出す第1の制御を行い、前記マイクロレンズの光軸から前記水平方向に偏芯した領域の画素から画素信号を読み出す場合に、前記水平方向に対応する同じ行に配置された複数の画素から連続して画素信号を読み出す第2の制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、瞳分割された像信号に基づく焦点検出の精度を向上させることができる。
撮像装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る固体撮像素子の構成を示す構成図である。 第1実施形態に係る固体撮像素子の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 第1実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る固体撮像素子の構成を示す構成図である。 第2実施形態に係る固体撮像素子の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 第3実施形態の固体撮像素子の全体構成を示す構成図である。 第3実施形態に係る固体撮像素子の画素エリアおよび単位画素セルの構成を示す構成図である。 第4実施形態に係る固体撮像素子の画素エリアおよび単位画素セルの構成を示す構成図である。 第4実施形態に係る固体撮像素子の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。
<第1実施形態>
図1は、各実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置200は、固体撮像素子1、信号処理部2、制御部3、表示部4、記録部5、レンズ駆動部6および撮影レンズ7を有する。固体撮像素子1(撮像素子)は、撮影レンズ7によって形成される被写体の光学像を光電変換し、電気信号(画素信号)として出力する。信号処理部2は、固体撮像素子1が出力した画素信号に対して、補正処理や演算処理等の所定の処理を行い、撮像信号や焦点検出用信号を生成する。
制御部3は、撮像装置200の各機能ブロックを駆動するための制御信号を生成して、出力する。例えば、制御部3は、固体撮像素子1から取得した撮像信号に基づいて被写体のパターンを判定し、被写体のパターンに応じて焦点検出用信号の瞳の偏芯の優先方向を決定する。この場合、制御部3は、優先方向を判定する判定手段として機能し、固体撮像素子1の読み出しモードを指示する制御信号を生成する。また、制御部3は、焦点検出用信号を用いて、相関演算等によりデフォーカス量を演算し、レンズ駆動部6の制御信号を生成する。さらに、制御部3は、撮像信号に対して、現像や圧縮等の所定の信号処理を施す。制御部3は、例えば、CPUやRAM、ROM等を有する。この場合、ROMに格納されたプログラムがRAMに展開され、RAMに展開されたプログラムをCPUが実行することにより、制御部3の機能が実現されてもよい。
レンズ駆動部6は、撮影レンズ7を駆動し、制御部3からの制御信号に従って、ズーム制御やフォーカス制御、絞り制御等を行う。表示部4は、制御部3により信号処理が施された撮像信号や、撮像装置200の各種設定情報等を表示する。記録部5には、所定の記録媒体が着脱可能または着脱不能に接続される。記録部5は、制御部3が信号処理を施した撮像信号等を記録媒体に記録する。かかる記録媒体としては、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等が適用され得る。撮影レンズ7は、撮像光学系やレンズユニット等であり、撮像装置200の本体から着脱可能または着脱不能である。撮影レンズ7は、被写体の光学像を固体撮像素子1の撮像面に入射させる。
図2は、第1実施形態に係る固体撮像素子1の構成を示す構成図である。図2(A)は、固体撮像素子1に設けられた単位画素セル10の構成を示す。単位画素セル10は、画素に対応する。各単位画素セル10には、それぞれマイクロレンズMLが設けられ、マイクロレンズMLに対応して、複数のフォトダイオードPD(PD_a、PD_b、PD_cおよびPD_d)が設けられる。例えば、単位画素セル10には、単一のマイクロレンズMLの下に、上下方向および左右方向にそれぞれ複数のフォトダイオードPDが設けられる。フォトダイオードPDは、光電変換手段に対応する。上下方向(V方向)は垂直方向に対応し、左右方向(H方向)は水平方向に対応する。以上の構成により、単位画素セル10内の各フォトダイオードPDに、それぞれマイクロレンズMLの光軸から偏芯した、異なる瞳を通過した光線を入射させることができる。
例えば、図2(B)の場合、フォトダイオードPD_aおよびPD_bに対応する領域は、マイクロレンズMLの光軸から、上下方向のうち一方の方向に偏芯した領域である。同様に、フォトダイオードPD_cおよびPD_dに対応する領域は、マイクロレンズMLの光軸から、上下方向のうち他方の方向に偏芯した領域である。アクセス順序制御部11は、フォトダイオードPD_aおよびPD_bから画素信号を出力させる場合、フォトダイオードPD_cおよびPD_dから画素信号を出力させないように制御する。これにより、単位画素セル10は、マイクロレンズMLの光軸から上下方向のうち一方の方向に偏芯した領域に対応するフォトダイオードPDから画素信号を出力する。一方、単位画素セル10は、上記偏芯した領域以外の領域に対応するフォトダイオードPDから画素信号を出力しない。図2(B)のように、単位画素セル10が上下方向に分割された構成を、「縦目」と称する。
また、図2(C)の場合、フォトダイオードPD_aおよびPD_cに対応する領域は、マイクロレンズMLの光軸から、左右方向のうち一方の方向に偏芯した領域である。同様に、フォトダイオードPD_bおよびPD_dに対応する領域は、マイクロレンズMLの光軸から、左右方向のうち他方の方向に偏芯した領域である。アクセス順序制御部11は、フォトダイオードPD_aおよびPD_cから画素信号を出力させる場合、フォトダイオードPD_bおよびPD_dから画素信号を出力させないように制御する。これにより、単位画素セル10は、マイクロレンズMLの光軸から左右方向のうち一方の方向に偏芯した領域に対応するフォトダイオードPDから画素信号を出力する。一方、単位画素セル10は、上記偏芯した領域以外の領域に対応するフォトダイオードPDから画素信号を出力しない。図2(C)のように、単位画素セル10が左右方向に分割された構成を「横目」と称する。
以上のように構成された単位画素セル10の各フォトダイオードPDで蓄積された電荷が、図2(B)のように単位画素セル10ごとに左右方向に合成されると、マイクロレンズMLの光軸から上下方向に偏芯された画素信号を取得することができる。左右方向の電荷の合成は、「PD_a+PD_b、PD_c+PD_d」により得られる。また、単位画素セル10の各フォトダイオードPDで蓄積された電荷が、図2(C)に示されるように、単位画素セル10ごとに上下方向に合成されると、マイクロレンズMLの光軸から左右方向に偏芯された画素信号を取得することができる。上下方向の電荷の合成は、「PD_a+PD_c、PD_b+PD_d」により得られる。上述したマイクロレンズMLの光軸から偏芯された画素信号は、瞳分割された像信号に基づく焦点検出用信号として、相関演算を用いたデフォーカス量の演算に用いられる。
図2(D)の場合、単位画素セル10の全てのフォトダイオードPDで蓄積された電荷が合成される。各電荷の合成は、「PD_a+PD_b+PD_c+PD_d」により得られる。この場合、撮像信号用に、マイクロレンズMLの光軸から偏芯されていない画素信号を取得することができる。図2(E)は、固体撮像素子1の単位画素セル10の構成を示す。各単位画素セル10には、各フォトダイオードPDのそれぞれに対応して、フォトダイオードPDへのアクセス手段である転送ゲートTX(TX_a、TX_b、TX_cおよびTX_d)が設けられる。
(x)列(y)行の単位画素セル10の転送ゲートTX_aは、転送信号PTX_ab(y)およびPTX_ac(x)の双方がハイレベルのときアクティブとなる。単位画素セル10の転送ゲートTX_bは、転送信号PTX_ab(y)およびPTX_bd(x)の双方がハイレベルのときアクティブとなる。単位画素セル10の転送ゲートTX_cは、転送信号PTX_cd(y)およびPTX_ac(x)の双方がハイレベルのときアクティブとなる。単位画素セル10の転送ゲートTX_dは、転送信号PTX_cd(y)およびPTX_bd(x)の双方がハイレベルのときアクティブとなる。
各フォトダイオードPDは、対応する各転送ゲートTXがアクティブとなることで、ソースフォロワSFに接続される。ソースフォロワSFは、ゲートに入力された電荷に応じた電圧を画素信号として出力する。ソースフォロワSFのゲートはリセットゲートRESを介して基準電源VDDに接続される。リセットゲートRESは、リセット信号PRESがハイレベルのときアクティブとなる。リセットゲートRESがアクティブにされると、ゲート電圧が基準レベルにリセットされる。ソースフォロワSFの出力端は選択ゲートSEL_v(y)に接続される。選択ゲートSEL_v(y)は、選択信号PSEL_v(y)がハイレベルのときアクティブとなる。選択ゲートSEL_v(y)がアクティブになると、単位画素セル10の画素信号が出力される。
図2(F)は、固体撮像素子1の全体構成を示す図である。図2(F)に示されるように、固体撮像素子1の撮像領域に、複数の単位画素セル10が二次元状(行列状)に配置される。図2(F)の例では、上下方向に4画素、左右方向に4画素の計16個の単位画素セル10が配置されている。固体撮像素子1に配置される単位画素セル10の数は任意の数であってよい。上下方向(垂直方向)と左右方向(水平方向)とのうち何れか一方の方向が第1の方向に対応し、他方の方向が第2の方向に対応する。第1の方向と第2の方向とは相互に直交する関係にある。第1の方向に配置される単位画素セル10の数と第2の方向に配置される単位画素セル10の数とは異なっていてもよい。制御手段としてのアクセス順序制御部11は、複数の単位画素セル10に共通に設けられる。アクセス順序制御部11は、各単位画素セル10へのアクセス順序を制御し、各単位画素セル10に対し駆動信号を発生する。
図2(F)の例では、アクセス順序制御部11は、同一垂直ライン(x)列上に設けられた複数の単位画素セル10に対して、共通の転送信号PTX_ac(x)およびPTX_bd(x)を供給する。アクセス順序制御部11は、同一水平ライン(y)行上に設けられた複数の単位画素セル10に対して、共通の転送信号PTX_ab(y)およびPTX_cd(y)を供給する。アクセス順序制御部11は、同一水平ライン(y)行上に設けられた複数の単位画素セル10に対して、共通の選択信号PSEL_v(y)を供給する。同一垂直ライン(x)列上の複数の単位画素セル10は、共通の選択ゲートSEL_h(x)を介して後段のAD変換部12に接続される。アクセス順序制御部11は、選択ゲートSEL_h(x)に対して選択信号PSEL_h(x)を供給する。選択信号PSEL_h(x)がハイレベルのときに、選択ゲートSEL_h(x)がアクティブになる。以上の各転送信号および各選択信号として供給される信号レベルの組み合わせに応じて、任意の単位画素セル10中の任意のフォトダイオードPDをAD変換部12に電気的に接続させることができる。また、アクセス順序制御部11は、各単位画素セル10に対して、リセット信号PRESを供給する。AD変換部(AD変換器)は、単位画素セルが出力したアナログ信号をデジタル信号に変換する処理を行う信号処理手段であり、読み出し手段でもある。
AD変換部12は、複数の単位画素セル10に共通に設けられ、保持手段およびAD変換手段を有する。AD変換部12は、光電変換手段(フォトダイオードPD)からの電流信号を電圧信号として保持し、デジタル信号に変換して後段の信号処理部2へ出力する。固体撮像素子1における各単位画素セル10へのアクセス順序の決定(x-yアドレス方式)の詳細は、上述した例には限定されない。
図3は、第1実施形態に係る固体撮像素子1の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。各選択信号のハイ期間に、各選択信号が入力されるゲートがアクティブとなる。図2(B)や図2(C)に示されるように、各単位画素セル10から取得される画素信号は、上下方向または左右方向に偏芯している。また、アクセス順序制御部11は、各単位画素セル10へのアクセス順序の異なる読み出しモードを選択する。以下における第1の読み出しモードは、第1の方向の複数の画素に対するアクセスを第2の方向の複数の画素に対するアクセスより優先させるモードである。第2の読み出しモードは、第2の方向の複数の画素に対するアクセスを第1の方向の複数の画素に対するアクセスより優先させるモードである。
図3(A)は、第1の読み出しモードにおける、画素信号に対するアクセスおよび画素信号の読み出しに関わるタイミングチャートである。第1の読み出しモードでは、単位画素セル10の各フォトダイオードPDで蓄積された電荷は、図2(B)のように、単位画素セル10ごとに左右方向に合成される(PD_a+PD_b、PD_c+PD_d)。これにより、マイクロレンズMLの光軸から上下方向に偏芯された画素信号が取得される。ここで、着目する単位画素セル10と同一垂直ライン上の各単位画素セル10を第1の単位画素セル群とする。アクセス順序制御部11は、着目する単位画素セル10と同一水平ライン上に配置された各単位画素セル10よりも、着目する単位画素セル10と同一垂直ライン上に配置された第1の単位画素セル群を優先して連続アクセスするように制御する。これにより、着目する単位画素セル10と同一垂直ライン上の各単位画素セル10の画素信号が、着目する単位画素セル10と同一水平ライン上に配置された各単位画素セル10の画素信号と比較して短時間で読み出される。アクセス順序制御部11は、画素信号の取得に先立ち、リセット信号PRESをハイレベルとし、各単位画素セル10のソースフォロワSFのゲート電圧を基準レベルにリセットしておく。
図3(A)において、期間t101に、アクセス順序制御部11は、(x-1)列の単位画素セルへ供給される転送信号PTX_ac(x-1)およびPTX_bd(x-1)をハイレベルとする。また、アクセス順序制御部11は、(y-1)行の単位画素セル10へ供給される転送信号PTX_ab(y-1)をハイレベルとする。これにより、転送信号PTX_ac(x-1)とPTX_ab(y-1)との論理積、および転送信号PTX_bd(x-1)とPTX_ab(y-1)との論理積がハイレベルとなる。従って、(x-1)列(y-1)行の単位画素セル10の転送ゲートTX_aおよびTX_bは、アクティブとなる。アクセスされたフォトダイオードPD_aおよびPD_bからの電荷が転送路(ソースフォロワSFのゲート)で混合されることで、マイクロレンズMLの光軸から上下方向に偏芯された画素信号の一方が生成される。上下方向に偏芯された画素信号は、単位画素セル10の4つのフォトダイオードPDの領域のうち、フォトダイオードPD_aおよびPD_bの領域に偏芯した方向の領域で受光した光に対応する画素信号である。ここで、アクセス順序制御部11は、当該単位画素セル10に対して、ハイレベルの選択信号PSEL_v(y-1)およびPSEL_h(x-1)を供給しておく。これにより、単位画素セル10で生成された画素信号がAD変換部12へ入力される。AD変換部12に入力された画素信号の電圧レベルは、AD変換部12内の保持手段により保持される。
AD変換部12は、期間t102において、保持手段により保持された画素信号の電圧レベルをデジタル信号に変換し、変換後のデジタル信号を後段の信号処理部2に出力する。この間、アクセス順序制御部11は、リセット信号PRESをハイレベルとし、各単位画素セル10のソースフォロワSFのゲート電圧を基準レベルにリセットしておく。
アクセス順序制御部11は、期間t103において、再び(x-1)列の単位画素セルへ供給される転送信号PTX_ac(x-1)およびPTX_bd(x-1)をハイレベルとする。また、アクセス順序制御部11は、(y-1)行の単位画素セルへ供給される転送信号PTX_cd(y-1)をハイレベルとする。これにより、転送信号PTX_ac(x-1)とPTX_cd(y-1)との論理積、および転送信号PTX_bd(x-1)とPTX_cd(y-1)との論理積がハイレベルとなる。従って、(x-1)列(y-1)行の単位画素セル10の転送ゲートTX_cおよびTX_dがアクティブとなる。アクセスされたフォトダイオードPD_cおよびPD_dからの電荷が転送路上で混合されることで、マイクロレンズMLの光軸から上下方向に偏芯された画素信号の他方が生成される。上下方向に偏芯された画素信号は、単位画素セル10の4つのフォトダイオードPDの領域のうち、フォトダイオードPD_cおよびPD_dの領域に偏芯した方向の領域で受光した光に対応する画素信号である。アクセス順序制御部11は、単位画素セル10に対して、ハイレベルの選択信号PSEL_v(y-1)およびPSEL_h(x-1)を供給しておく。これにより、単位画素セル10で生成された画素信号がAD変換部12へ入力される。AD変換部12に入力された画素信号の電圧レベルは、AD変換部12内の保持手段により保持される。
AD変換部12は、期間t104において、保持手段により保持された画素信号の電圧レベルをデジタル信号に変換し、変換後のデジタル信号を後段の信号処理部2に出力する。この間、アクセス順序制御部11は、リセット信号PRESをハイレベルとし、各単位画素セル10のソースフォロワSFのゲート電圧を基準レベルにリセットしておく。
以上の期間t101からt104にかけての制御で、所定のアドレスの単位画素セル10に対するアクセスが行われ、アクセスした単位画素セル10から上下方向に偏芯された1組の画素信号が得られる。アクセス順序制御部11は、期間t105で、アクセス先の単位画素セル10を、同一垂直ライン上に配置された(x-1)列(y)行の単位画素セル10に切り替える。そして、アクセス順序制御部11は、上述した期間t101からt104までの制御と同様の制御を繰り返す。また、アクセス順序制御部11は、期間t106で、アクセス先の単位画素セル10を、同一垂直ライン上に配置された(x-1)列(y+1)行の単位画素セル10に切り替える。そして、アクセス順序制御部11は、上述した期間t101からt104までの制御と同様の制御を繰り返す。
アクセス順序制御部11は、以上の制御を、アクセスする行を切り替えながら繰り返す。アクセス順序制御部11は、(x-1)列の全ての単位画素セル10へのアクセスが完了した後、次の列である(x)列の単位画素セル10へのアクセスに移行する制御を行う。アクセス順序制御部11は、期間t107からt112にかけて、アクセス先の単位画素セル10を、(x)列上の単位画素セルに切り替えた上で、期間t101からt106の制御と同様の制御を繰り返す。(x)列上の全て単位画素セル10へのアクセスが完了した後、アクセス順序制御部11は、期間t113からt118にかけて、アクセス先の単位画素セル10を、(x+1)列上の単位画素セル10に切り替える。そして、アクセス順序制御部11は、期間t101からt106の制御と同様の制御を繰り返す。アクセス順序制御部11が、以上の制御を全ての列に対して繰り返すことで、第1の読み出しモードによる1フレーム分の画素信号の読み出し動作が行われる。
以上のように、第1の読み出しモードにおいて、単位画素セル10は、受光した光に基づく電気信号を出力する領域がマイクロレンズMLの光軸から上下方向に偏芯している。この場合、アクセス順序制御部11は、偏芯方向と同じ方向である上下方向の各単位画素セル10に対するアクセスを、左右方向の各単位画素セル10に対するアクセスより優先させる。上述した第1の読み出しモードでは、第1の方向は上下方向であり、第2の方向は左右方向である。アクセス順序制御部11は、同一垂直ライン上に配置された単位画素セル10へのアクセスを、異なる垂直ライン上に配置された単位画素セル10へのアクセスを行う前に優先して行うように制御する。これにより、AF信号としての像信号の読み出し方向は、瞳分割方向に応じて選択されるため、同一垂直ライン上に配置された単位画素セル10同士の露光時間差が短縮される。その結果、同一垂直ラインのA像信号(またはB像信号)についての露光時間差を低減しながら、上下方向に偏芯された画素信号を取得することができる。また、読み出しが完了した垂直ラインから、順次、相関演算を開始することができる。このため、画素信号の読み出しからデフォーカス量演算やフォーカス動作までのタイムラグが短縮される。
図3(B)は、第2の読み出しモードにおける、画素信号に対するアクセスおよび画素信号の読み出しに関わるタイミングチャートである。第2の読み出しモードでは、単位画素セル10の各フォトダイオードPDで蓄積された電荷は、図2(C)に示されるように、単位画素セル10ごとに上下方向に合成される(PD_a+PD_c、PD_b+PD_d)。これにより、マイクロレンズMLの光軸から左右方向に偏芯された画素信号が取得される。ここで、着目する単位画素セル10と同一水平ライン上の各単位画素セル10を第2の単位画素セル群とする。アクセス順序制御部11は、着目する単位画素セル10と同一垂直ライン上に配置された各単位画素セル10よりも、着目する単位画素セル10と同一水平ライン上に配置された第2の単位画素セル群を優先して連続アクセスするように制御する。これにより、着目する単位画素セル10と同一水平ライン上の各単位画素セル10の画素信号が、着目する単位画素セル10と同一垂直ライン上に配置された各単位画素セル10の画素信号と比較して短時間で読み出される。アクセス順序制御部11は、画素信号の取得に先立ち、リセット信号PRESをハイレベルとし、各単位画素セル10のソースフォロワSFのゲート電圧を基準レベルにリセットしておく。
図3(B)において、アクセス順序制御部11は、期間t121において、(y-1)行の単位画素セル10へ供給される転送信号PTX_ab(y-1)およびPTX_cd(y-1)をハイレベルとする。また、アクセス順序制御部11は、(x-1)列の単位画素セル10へ供給される転送信号PTX_ac(x-1)をハイレベルとする。これにより、転送信号PTX_ac(x-1)とPTX_ab(y-1)との論理積、および転送信号PTX_ac(x-1)とPTX_cd(y-1)との論理積はハイレベルとなる。従って、(x-1)列(y-1)行の単位画素セル10の転送ゲートTX_aおよびTX_cは、アクティブとなる。アクセスされたフォトダイオードPD_aおよびPD_cからの電荷は、転送路上で混合される。これにより、マイクロレンズMLの光軸から左右方向に偏芯された画素信号の一方が生成される。アクセス順序制御部11は、単位画素セル10に対して、ハイレベルの選択信号PSEL_v(y-1)およびPSEL_h(x-1)を供給しておく。これにより、単位画素セル10で生成された画素信号がAD変換部12へ入力される。AD変換部12に入力された画素信号の電圧レベルは、AD変換部12内の保持手段により保持される。
AD変換部12は、期間t122において、保持手段により保持された画素信号の電圧レベルをデジタル信号に変換し、後段の信号処理部2に出力する。この間、アクセス順序制御部11は、リセット信号PRESをハイレベルとし、各単位画素セル10のソースフォロワSFのゲート電圧を基準レベルにリセットしておく。
アクセス順序制御部11は、期間t123において、再び(y-1)行の単位画素セルへ供給される転送信号PTX_ab(y-1)およびPTX_cd(y-1)をハイレベルとする。また、アクセス順序制御部11は、(x-1)列の単位画素セル10へ供給される転送信号PTX_bd(x-1)をハイレベルとする。これにより、転送信号PTX_bd(x-1)とPTX_ab(y-1)との論理積、および転送信号PTX_bd(x-1)とPTX_cd(y-1)との論理積はハイレベルとなる。従って、(x-1)列(y-1)行の単位画素セルの転送ゲートTX_bおよびTX_dがアクティブとなる。アクセスされたフォトダイオードPD_bおよびPD_dからの電荷が転送路上で混合される。これにより、マイクロレンズMLの光軸から左右方向に偏芯された画素信号の他方が生成される。アクセス順序制御部11は、単位画素セル10に対して、ハイレベルの選択信号PSEL_v(y-1)およびPSEL_h(x-1)を供給しておく。これにより、単位画素セル10で生成された画素信号がAD変換部12へ入力される。AD変換部12に入力された画素信号の電圧レベルが、AD変換部12内の保持手段により保持される。
AD変換部12は、期間t124において、保持手段により保持された画素信号の電圧レベルをデジタル信号に変換し、後段の信号処理部2へ出力する。この間、アクセス順序制御部11は、リセット信号PRESをハイレベルとし、各単位画素セル10のソースフォロワSFのゲート電圧を基準レベルにリセットしておく。
アクセス順序制御部11は、期間t121からt124にかけての制御で、所定のアドレスの単位画素セル10にアクセスする。そして、アクセスされた単位画素セル10から左右方向に偏芯された1組の画素信号が得られる。アクセス順序制御部11は、期間t125において、アクセス先の単位画素セル10を、同一水平ライン上に配置された(x)列(y-1)行の単位画素セル10に切り替える。そして、アクセス順序制御部11は、期間t121からt124にかけての制御と同様の制御を繰り返す。さらに、アクセス順序制御部11は、期間t126において、アクセス先の単位画素セル10を、同一水平ライン上に配置された(x+1)列(y-1)行の単位画素セル10に切り替える。そして、アクセス順序制御部11は、期間t121からt124までの制御と同様の制御を繰り返す。
アクセス順序制御部11は、以上の制御を、アクセスする列を切り替えながら繰り返す。アクセス順序制御部11は、(y-1)行の全ての単位画素セル10へのアクセスが完了した後、次の行である(y)行の単位画素セル10へのアクセスに移行する制御を行う。そして、アクセス順序制御部11は、期間t121からt126までの制御と同様の制御を繰り返す。(y)行上の単位画素セル10へのアクセスが完了した後、アクセス順序制御部11は、期間t133からt138にかけて、アクセス先の単位画素セル10を、(y+1)行上の単位画素セル10に切り替える。そして、アクセス順序制御部11は、期間t121からt126の制御と同様の制御を繰り返す。アクセス順序制御部11が、以上の制御を全ての行に対して繰り返すことで、第2の読み出しモードによる1フレーム分の画素信号の読み出し動作が行われる。
以上のように、第2の読み出しモードにおいて、単位画素セル10は、受光する領域がマイクロレンズMLの光軸から左右方向に偏芯している。この場合、アクセス順序制御部11は、偏芯方向と同じ方向である左右方向の各単位画素セル10に対するアクセスを、上下方向の各単位画素セル10に対するアクセスより優先させる。上述した第2の読み出しモードでは、第1の方向は左右方向であり、第2の方向は上下方向である。アクセス順序制御部11は、同一水平ライン上に配置された単位画素セル10へのアクセスを、異なる水平ライン上に配置された単位画素セル10へのアクセスを行う前に優先して行うように制御する。これにより、第2の読み出しモードにおいても、第1の読み出しモードと同様の効果が得られる。
従って、アクセス順序制御部11は、第1の読み出しモードと第2の読み出しモードとで、マイクロレンズMLの光軸から偏芯した偏芯方向に応じて、画素信号の読出しにおける単位画素セル10へのアクセス順序を異ならせる。上記偏芯方向は、単位画素セル内の信号加算方向である。このため、画素信号の偏芯方向と同じ方向に延伸された同一ラインのA像信号、あるいはB像信号についての露光時間差を低減することができる。
図4は、第1実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。図4のフローチャートは、第1実施形態以外の各実施形態にも適用される。上述したように、第1実施形態では、マイクロレンズMLの光軸からの偏芯方向に応じて、第1の方向に対する各単位画素セル10へのアクセスと第2の方向に対する各単位画素セル10へのアクセスとの何れを優先するかが決定される。そして、決定されたアクセスの優先方向に応じて、読み出しモードが選択される。図4において、撮像装置200の撮影動作が開始されると、制御部3が次のフレームで優先して取得する画素信号の偏芯方向に応じて読み出しモードを選択する。そして、制御部3は、固体撮像素子1に対して制御信号を発することで、読み出しモードの初期設定を行う(S401)。以下、初期設定として第2の読み出しモードが設定されるものとして説明するが、初期設定として第1の読み出しモードが設定されてもよい。また、初期設定において、前回の撮影動作で最後に設定された読み出しモードが引き継がれてもよい。
制御部3は、S401で設定された読み出しモードで、固体撮像素子1から画素信号の読み出し制御を行う(S402)。信号処理部2は、S402で読み出された画素信号を用いて、A像信号とB像信号との相関演算を行い、デフォーカス量を求める(S403)。制御部3は、求められたデフォーカス量に基づき、レンズ駆動部6へ撮影レンズ7の移動量を指示することで、レンズ駆動部6による撮影レンズ7のフォーカス制御が行われる(S404)。図4に示されるように、S403およびS404の処理と並行して、S405~S410の処理が行われる。
信号処理部2は、同一の単位画素セル10に対応するA像信号とB像信号とを加算することで、単位画素セル10の全てのフォトダイオードPDからの画素信号を加算し、撮像信号用に偏芯されていない信号を取得する処理を行う(S405)。制御部3は、S405の処理により得られる偏芯されていない画素信号に対して微分フィルタ等の演算処理を施し、被写体のエッジを検出する(S406)。制御部3は、検出された被写体のエッジから被写体パターンを判定する。被写体のパターンは、被写体のエッジ以外から検出されてもよい。具体的には、制御部3は、対象物の被写体のエッジの上下方向の勾配(V勾配)が、左右方向の勾配(H勾配)以上であるかを判定する(S407)。S407でYesと判定された場合、V勾配がH勾配に対し急峻であり、被写体の上下方向のエッジ(縦線エッジ)がより明瞭であると判定できる。一方、S407でNoと判定された場合、被写体の左右方向のH勾配が、上下方向のV勾配に対し急峻であり、対象物の左右方向のエッジ(横線エッジ)がより明瞭であると判定できる。
S407でYesと判定された場合、制御部3は、次のフレームに用いられる偏芯方向に応じた読み出しモードとして、第1の読み出しモードを設定する(S408)。第1の読み出しモードは、上述したように、同一垂直ライン上に配置された単位画素セル10同士の露光時間差を短縮させつつ、上下方向に偏芯された画素信号を取得するモードである。S407でNoと判定された場合、制御部3は、次のフレームに用いられる偏芯方向に応じた読み出しモードとして、第2の読み出しモードを設定する(S409)。第2の読み出しモードは、上述したように、同一水平ライン上に配置された単位画素セル10同士の露光時間差を短縮させつつ、左右方向に偏芯された信号を取得するモードである。S406~S409の処理と並行して、制御部3は、S405で得られた偏芯されていない信号を、撮像信号として記録媒体に記録するように記録部5を制御する(S410)。なお、制御部3は、S410の処理とともに、撮像信号を表示部4に表示させる制御を行ってもよい。制御部3は、撮影続行の指示がされたかを判定する(S411)。例えば、ユーザが撮像装置200に対して撮影続行の操作を行ったか否かに基づいて、S411の判定が行われてもよい。S411でYesと判定された場合、フローはS402に戻り、撮影動作が続行する。S411でNoと判定された場合、撮影動作は終了する。
以上のように、前回に取得されたフレームの撮像信号の被写体パターンに応じて、アクセスを優先するマイクロレンズMLの光軸からの偏芯方向が決定される。併せて、決定された偏芯方向に応じた読み出しモード(第1の読み出しモードまたは第2の読み出しモード)が設定される。これにより、被写体パターンに適した方向に偏芯され、かつ露光時間差が低減された信号を取得することができる。よって、精度の高い焦点検出が実現される。
以上に説明したように、本実施形態では、アクセス順序制御部11は、使用する画素信号の偏芯方向に応じて、画素信号の読出しにおける単位画素セル10へのアクセス順序を異ならせる。これにより、マイクロレンズMLの光軸からの偏芯方向と同じ方向に延伸された同一ラインのA像信号またはB像信号についての露光時間差を低減することができる。よって、瞳分割により複数の像を取得可能な撮像装置において、焦点検出精度を向上させることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。図5は、第2実施形態に係る固体撮像素子501の構成を示す構成図である。図5(A)および(B)は、固体撮像素子501に配置される単位画素セル510nの構成を示す図である。単位画素セル510nは、マイクロレンズMLに対応して、フォトダイオードPDと転送ゲートTXとを有する。第2実施形態の単位画素セル510は、第1実施形態の単位画素セル10と異なり、単位画素セル510内でフォトダイオードPDが分割されていない。転送ゲートTXには、アクセス順序制御部511から、転送信号PTX_HおよびPTX_Vが供給される。ハイレベルの転送信号PTX_HおよびPTX_Vが供給されると、フォトダイオードPDがAD変換部522に電気的に接続されるように構成されている。
図5(C)~(F)は、固体撮像素子501においてマイクロレンズMLの光軸から偏芯された画素信号を得るための単位画素セル510(510a、510b、510cおよび510d)の構成を示す図である。単位画素セル510a、510b、510cおよび510dの撮像領域は、それぞれ金属薄膜等による遮光膜511a、511b、511cおよび511dにより部分的に覆われている。単位画素セル510a、510b、510cおよび510dには、それぞれ異なる位置に開口部512(512a、512b、512cおよび512d)が設けられている。これにより、各単位画素セル510内のフォトダイオードPDに、それぞれマイクロレンズMLの光軸から偏芯した、異なる瞳を通過した光線が入射される。従って、単位画素セル510のうち、開口部512の領域が、マイクロレンズMLの光軸から偏芯した領域となる。
図5(C)に示した単位画素セル510aには、遮光膜511aの上側に開口部512aが設けられる。図5(D)に示した単位画素セル510bには、遮光膜511bの下側に開口部512bが設けられる。図5(E)に示した単位画素セル510cには、遮光膜511cの左側に開口部512cが設けられる。図5(F)に示した単位画素セル510dには、遮光膜511dの右側に開口部512dが設けられる。
図5(G)は、固体撮像素子501の全体構成を示す図である。固体撮像素子501の撮像領域には、複数の単位画素セル510が二次元状に配置される。また、二次元状に配置された複数の単位画素セル510の一部が、単位画素セル510a、510b、510cおよび510dに離散的に置換されている。図5(G)の例では、(x―1)列と(x+3)列に単位画素セル510aおよび510bが配置されている。また、(y-1)行と(y+3)行に単位画素セル510cおよび510dが配置されている。図5(G)の例では、水平方向に8画素、垂直方向に8画素の計64画素の単位画素セル510のうち、16画素が単位画素セル510a、510b、510cおよび510dであり、他の画素は、単位画素セル510nである。単位画素セル510a、510b、510cおよび510dの数や配置態様は、図5(G)の例に限定されない。
アクセス順序制御部511は、各単位画素セル510に共通に設けられる。アクセス順序制御部511は、各単位画素セル510へのアクセス順序を制御し、各単位画素セル510に対して駆動信号を発生する。ここでは、アクセス順序制御部511は、同一垂直ライン(x)列上に設けられた複数の単位画素セル510に対して、共通の転送信号PTX_H(x)を供給する。また、アクセス順序制御部511は、同一水平ライン(y)行上に設けられた複数の単位画素セル510に対して、共通の転送信号PTX_V(y)を供給する。各単位画素セル510にはフォトダイオードPDへのアクセス手段である転送ゲートTXが設けられる。(x)列(y)行の単位画素セルの転送ゲートTXは、転送信号PTX_H(x)およびPTX_V(y)の双方がハイレベルのときアクティブとなる。転送信号PTX_H(x)およびPTX_V(y)の双方がハイレベルのとき、フォトダイオードPDは、後段のAD変換部522に電気的に接続される。
固体撮像素子501のうち、同一垂直ライン上、または、近傍の垂直ライン上に設けられた単位画素セル510aおよび510bから、マイクロレンズMLの光軸から上下方向に偏芯された画素信号を取得することができる。また、同一水平ライン上、または、近傍の水平ライン上に設けられた単位画素セル510cおよび510dから、マイクロレンズMLの光軸から左右方向に偏芯された画素信号を取得することができる。取得された偏芯された画素信号は、焦点検出用信号として、相関演算を用いたデフォーカス量の演算に用いることができる。マイクロレンズMLの光軸から偏芯されていない画素信号(撮像信号用の画素信号)は、単位画素セル510から取得される。単位画素セル510、510a、510b、510cおよび510dからの画素信号については、周辺の単位画素セルの信号を用いた補完処理やゲイン補正等により、撮像信号として利用されてもよい。
図6は、第2実施形態に係る固体撮像素子501の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。各制御信号のハイ期間に、各制御信号が入力されるゲートがアクティブとなる。アクセス順序制御部511は、第1実施形態と同様、各単位画素セル510へのアクセス順序が異なる第1の読み出しモードおよび第2の読み出しモードに基づいて、各単位画素セル510へのアクセス制御を行う。選択信号PSEL_h(x)、PSEL_v(y)およびリセット信号PRESの駆動は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図6(A)は、第1の読み出しモードにおける信号読み出しに関わるタイミングチャートである。第1の読み出しモードでは、アクセス順序制御部511は、着目する単位画素セル510と同一垂直ライン上に配置された第1の画素セル群に連続してアクセスする制御を行う。これにより、同一垂直ライン上に配置された第1の単位画素セル群の各単位画素セル510の画素信号が、同一水平ライン上に配置された各単位画素セル510と比較して短時間で読み出される。
アクセス順序制御部511は、期間t601において、(x-1)列の単位画素セル510へ供給される転送信号PTX_H(x-1)をハイレベルとする。また、アクセス順序制御部511は、(y-1)行の単位画素セルへ供給される転送信号PTX_V(y-1)をハイレベルとする。これにより、転送信号PTX_H(x-1)と転送信号PTX_V(y-1)との論理積がハイレベルとなるため、(x-1)列(y-1)行の単位画素セル510の転送ゲートTXがアクティブとなる。アクセスされたフォトダイオードPDからの電荷が転送路上に読み出され、AD変換部522へ入力される。AD変換部522に入力された画素信号の電圧レベルは、AD変換部522内の保持手段によって保持される。
AD変換部522は、期間t602において、保持手段により保持された電圧レベルをデジタル信号に変換して、変換されたデジタル信号を後段の信号処理部2へ出力する。期間t601からt602にかけての制御により、所定のアドレスの単位画素セル510にアクセスし、アクセスした単位画素セル510から画素信号を得ることができる。期間t603では、アクセス順序制御部511は、アクセス先の単位画素セル510を、同一垂直ライン上に配置された(x-1)列(y)行の単位画素セル510に切り替える。そして、アクセス順序制御部511は、期間t601からt602にかけての制御と同様の制御を繰り返す。アクセス順序制御部511は、以上の制御を、アクセスする行を切り替えながら繰り返し、(x-1)列の単位画素セル510へのアクセスが完了した後、次の列(x)列の単位画素セル510へのアクセスに移行する。
アクセス順序制御部511は、期間t607からt612にかけて、アクセス先の単位画素セル510を、(x)列上の単位画素セル510に切り替える。そして、アクセス順序制御部511は、期間t601からt606にかけての制御と同様の制御を繰り返す。(x)列上の単位画素セル510へのアクセスが完了した後、アクセス順序制御部511は、期間t613からt618にかけて、アクセス先の単位画素セル510を、(x+1)列上の単位画素セルに切り替える。そして、アクセス順序制御部511は、期間t601からt606にかけての制御と同様の制御を繰り返す。アクセス順序制御部511は、以上の制御を、全列に対し繰り返す。これにより、第1の読み出しモードによる1フレーム分の画素信号の読み出し動作が行われる。
以上のように、各単位画素セル510のうち単位画素セル510a、510b、510cおよび510dは、受光する領域がマイクロレンズMLの光軸から上下方向または左右方向に偏芯している。そして、複数の単位画素セル510a、510b、510cおよび510dは、離散的に配置される。上述したように、同一垂直ライン上に配置された単位画素セル510aおよび510bは、受光する領域が上下方向に偏芯している。また、同一水平ライン上に配置された単位画素セル510cおよび510dは、受光する領域が左右方向に偏芯している。第1の読み出しモードにおいて、アクセス順序制御部511は、上述した制御を行うことにより、第1実施形態と同様、同一垂直ラインのA像信号あるいはB像信号についての露光時間差を低減しながら、上下方向に偏芯された画素信号を取得することができる。また、読み出しが完了した垂直ラインから、順次、相関演算を開始することができる。このため、画素信号の読み出しからデフォーカス量演算やフォーカス動作までのタイムラグが短縮される。 ここで、アクセス順序制御部511は、焦点検出のために画素信号の読み出しを行い、画像信号の取得が不要な場合には、複数の単位画素セル510のうち、単位画素セル510aおよび510bを含む垂直ラインのみにアクセスするように制御してもよい。あるいは、アクセス順序制御部511は、複数の単位画素セル510のうち、単位画素セル510a、510b、510cおよび510dを含む垂直ラインのみにアクセスするように制御してもよい。これにより、1フレーム分の総読み出し時間の短縮化を図ることができる。この点は、以下の第2の読み出しモードも同様である。
図6(B)は、第2の読み出しモードにおける、信号読み出しに関わるタイミングチャートである。第2の読み出しモードでは、アクセス順序制御部511は、着目する単位画素セル510と同一水平ライン上に配置された第2の画素セル群に連続してアクセスする制御を行う。これにより、同一水平ライン上に配置された第1の単位画素セル群の各単位画素セル510の画素信号が、同一垂直ライン上に配置された各単位画素セル510と比較して短時間で読み出される。
アクセス順序制御部511は、期間t621において、(y-1)行の単位画素セル510へ供給される転送信号PTX_V(y-1)をハイレベルとする。また、アクセス順序制御部511は、(x-1)列の単位画素セル510へ供給される転送信号PTX_H(x-1)をハイレベルとする。これにより、転送信号PTX_H(x-1)と転送信号PTX_V(y-1)との論理積がハイレベルとなるため、(x-1)列(y-1)行の単位画素セル510の転送ゲートTXがアクティブとなる。アクセスされたフォトダイオードPDからの電荷が転送路上に読み出され、画素信号がAD変換部522へ入力される。AD変換部522に入力された画素信号の電圧レベルは、AD変換部522内の保持手段により保持される。AD変換部522は、期間t622において、保持手段により保持された電圧レベルをデジタル信号に変換し、後段の信号処理部2へ出力する。期間t621からt622にかけての制御で、所定のアドレスの単位画素セル510に対してアクセスがされ、アクセスされた単位画素セル510から画素信号を得ることができる。
アクセス順序制御部511は、期間t623において、アクセス先の単位画素セル510を、同一垂直ライン上に配置された(x)列(y-1)行の単位画素セル510に切り替える。そして、アクセス順序制御部511は、期間t621からt622にかけての制御と同様の制御を繰り返す。アクセス順序制御部511は、以上の制御を、アクセスする列を切り替えながら繰り返す。(y-1)行の単位画素セル510へのアクセスが完了した後、アクセス順序制御部511は、次の行の単位画素セル510へのアクセスに移行する。アクセス順序制御部511は、期間t627からt632にかけて、アクセス先の単位画素セル510を、(y)行上の単位画素セル510に切り替える。そして、アクセス順序制御部511は、期間t621からt626にかけての制御と同様の制御を繰り返す。(y)行上の単位画素セル510へのアクセスが完了した後、アクセス順序制御部511は、期間t633からt638にかけて、アクセス先の単位画素セル510を、(y+1)行上の単位画素セル510に切り替える。そして、アクセス順序制御部511は、期間t621からt626にかけての制御と同様の制御を繰り返す。アクセス順序制御部511は、以上の制御を全行に対して繰り返すことで、第2の読み出しモードによる1フレーム分の画素信号の読み出し動作が行われる。
上述したように、同一水平ライン上に配置された単位画素セル510cおよび510dは、受光する領域が水平方向に偏芯している。アクセス順序制御部511は、第2の読み出しモードにおいて、上述した制御を行うことにより、第1実施形態と同様、同一水平ラインのA像信号あるいはB像信号についての露光時間差を低減しながら、左右方向に偏芯された画素信号を取得することができる。また、読み出しが完了した垂直ラインから、順次、相関演算を開始することができる。このため、画素信号の読み出しからデフォーカス量演算やフォーカス動作までのタイムラグが短縮される。
従って、第2実施形態では、第1実施形態と同様、アクセス順序制御部511は、優先して使用する画素信号の偏芯方向に応じて単位画素セル510へのアクセス順序を異ならせる。これにより、マイクロレンズMLの光軸からの偏芯方向と同じ方向に延伸された同一ラインのA像信号、あるいはB像信号についての露光時間差を低減することができる。その結果、瞳分割により複数の像を取得可能な撮像装置において、焦点検出精度を向上させることができる。
<第3実施形態>
図7は、第3実施形態の固体撮像素子701の全体構成を示す構成図である。第3実施形態では、撮像領域は、撮像領域より小さいエリアである複数の画素エリアに分割され、複数の画素エリアのそれぞれに対応する信号処理手段(AD変換部)が設けられる点で、第1実施形態と異なる。第3実施形態では、画素エリアごとにAD変換部が設けられるため、異なる画素エリアの単位画素セルに対し、同時にアクセスすることが可能である。
図7(A)は、固体撮像素子701の断面構造を示す模式図である。固体撮像素子701において、第1の基板714aと第2の基板714bとが積層されている。第1の基板714aと第2の基板714bとの間には接続層715が介在しており、第1の基板714aと第2の基板714bとが電気的に接続される。図7(B)は、第1の基板714おおび第2の基板714bの構成を示すブロック図である。第1の基板714aの撮像領域には、複数の画素エリア713が配置される。各画素エリア713は、撮像領域を分割したエリアである。また、各画素エリア713には、複数の単位画素セル710が二次元状に配置されている。
第2の基板714bには、複数の画素エリア713に共通のアクセス順序制御部711が設けられる。また、第2の基板714bには、単位画素セル710からの信号を処理するAD変換部712が、複数の画素エリア713にそれぞれ対応するように二次元状に配置される。アクセス順序制御部711は、接続層715を介して複数の画素エリア713へ共通の駆動信号を供給し、画素エリア713に含まれる複数の単位画素セル710へのアクセス順序を制御する。また、アクセス順序制御部711は、複数のAD変換部712へ共通の駆動信号を供給し、AD変換部712の駆動を制御する。画素エリア713は、接続層715を介して、それぞれ対応するAD変換部712に接続される。
図8は、第3実施形態に係る固体撮像素子701の画素エリア713および単位画素セル710の構成を示す構成図である。図8(A)および(B)は、単位画素セル710の構成を示す構成図である。単位画素セル710には、第1実施形態と同様、マイクロレンズMLに対応して、複数のフォトダイオードPD_a、PD_b、PD_cおよびPD_dが設けられる。各単位画素セル710には、第1実施形態と同様、転送ゲートTX_a、TX_b、TX_cおよびTX_dが設けられる。
図8(C)は、画素エリア713の構成を示す図である。画素エリア713には、複数の単位画素セル710が二次元状に配置される。アクセス順序制御部711は、画素エリア713内の同一垂直ライン(x)列上に設けられた複数の単位画素セル710に対して、共通の転送信号PTX_ab(x)およびPTX_cd(x)を供給する。また、アクセス順序制御部711は、画素エリア713内の同一水平ライン(y)行上に設けられた複数の単位画素セル710に対して、共通の転送信号PTX_ac(y)およびPTX_bd(y)を供給する。画素エリア713には、各単位画素セル710に対応して、共通のリセットゲートRESが設けられる。アクセス順序制御部711は、リセットゲートRESにリセット信号PRESを供給する。リセット信号PRESがハイレベルのときに、転送路上の電荷がリセットされる。AD変換部712は、画素エリア713の複数の単位画素セル710に共通に設けられる。AD変換部712は、ソースフォロワを有しており、単位画素セル710から入力された電荷に応じてソースフォロワが出力した電圧を、デジタル信号に変換する。
第3実施形態では、アクセス順序制御部711は、複数の画素エリア713を共通の駆動信号によって駆動し、複数の画素エリア713の単位画素セル710へのアクセス順序を制御する。画素エリア713内の各単位画素セル710の駆動タイミングは、第1実施形態と同様である。第3実施形態では、アクセス順序制御部711は、図3に示す駆動タイミングにより、複数の画素エリア713を並列に制御する点で、第1実施形態と異なる。また、単位画素セル710からの信号読み出しは、異なる画素エリア713について並列に行われる。よって、撮像領域全体として見たときに、単位画素セル710からの信号読み出しが離散順序となる。そこで、AD変換部712または信号処理部2は、同一ラインの単位画素セル710からの信号が撮像領域内の配置と同順になるように、画素信号の並べ替えを行う。
第3実施形態における読み出しモードの選択に関わる制御は、選択信号PSEL_h(x)およびPSEL_v(y)が不要である点を除き、第1実施形態と同様である。固体撮像素子701は、複数のアクセス順序制御部711を有している。各アクセス順序制御部711が、複数の画素エリア713のうち何れの画素エリア713を制御するかが、選択可能であってもよい。この場合、各アクセス順序制御部711は、画素エリア713ごとに、水平方向の各画素の読み出しを優先させるか、または垂直方向の各画素の読み出しを優先させるかを制御してもよい。例えば、各アクセス順序制御部711は、図4のステップS407における被写体パターンの判定を、画素エリア713ごとに実施し、何れの読み出しモードを選択するかを、画素エリア713ごとに選択してもよい。各アクセス順序制御部711は、画素エリア713ごとに、被写体パターンに基づいて、第1の方向の複数の画素に対するアクセスと第2の方向の複数の画素に対するアクセスとの何れを優先させるかを決定してもよい。また、各アクセス順序制御部711の読み出しモードは固定されていてもよい。この場合、図4のS406~S409の処理は不要となり、撮像装置200の処理が簡略化される。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。図9は、第4実施形態に係る固体撮像素子901の画素エリア913および単位画素セル910の構成を示す構成図である。図9に示されるように、第4実施形態は、1つの画素エリア913に対して、複数のAD変換部912が設けられている点が、第3実施形態と異なる。1つの画素エリア913に対応して複数のAD変換部912が設けられるため、画素エリア913内の複数の単位画素セル910に対して、並列にアクセスすることが可能である。
図9(A)および(B)は、単位画素セル910の構成を示す構成図である。図9(A)に示されるように、単位画素セル910は、画素信号の出力先を選択するための出力ゲートOUT_hおよびOUT_vを有する。出力ゲートOUT_hは、供給される出力先選択信号POUT_hがハイレベルのときアクティブとなる。出力ゲートOUT_vは、供給される出力先選択信号POUT_vがハイレベルのときアクティブとなる。出力ゲートOUT_hは、左右方向(水平方向)に対応する出力ゲートであり、出力ゲートOUT_vは、上下方向(垂直方向)に対応する出力ゲートである。
画素エリア913内の(x)列目のフォトダイオードPD_a、PD_b、PD_cおよびPD_dは、転送ゲートTX_a、TX_b、TX_cおよびTX_d、および共通の出力ゲートOUT_hを介して出力線914_h(x)に接続される。画素エリア913内の(y)行目のフォトダイオードPD_a、PD_b、PD_cおよびPD_dは、転送ゲートTX_a、TX_b、TX_cおよびTX_d、および共通の出力ゲートOUT_vを介して出力線914_v(y)に接続される。
図9(C)は、画素エリア913の構成を示す図である。画素エリア913には、複数の単位画素セル910が二次元状に配置される。また、アクセス順序制御部911は、画素エリア913の同一垂直ライン(x)列上に設けられた複数の単位画素セル910に対して、共通の転送信号PTX_ab(x)およびPTX_cd(x)を供給する。また、アクセス順序制御部911は、画素エリア913の同一水平ライン(y)行上に設けられた複数の単位画素セル910に対して、共通の転送信号PTX_ac(y)およびPTX_bd(y)を供給する。画素エリア913の各単位画素セル910に対して、共通のリセット回路915が設けられる。アクセス順序制御部911は、リセット回路915にリセット信号PRESを供給する。リセット信号PRESがハイレベルのときに、転送路上の電荷がリセットされる。
アクセス順序制御部911は、画素エリア913の全ての単位画素セル910に対して、共通の出力先選択信号POUT_hおよびPOUT_vを供給する。ハイレベルの出力先選択信号POUT_hが供給されると、1列目の単位画素セル群が出力線914_h(1)に接続される。同様に、2列目の単位画素セル群が出力線914_h(2)に接続され、3列目の単位画素セル群が出力線914_h(3)に接続され、4列目の単位画素セル群が出力線914_h(4)に接続される。また、ハイレベルの出力先選択信号POUT_vが供給されると、1行目の単位画素セル群が出力線914_v(1)に接続される。同様に、2行目の単位画素セル群が出力線914_v(2)に接続され、3行目の単位画素セル群が出力線914_v(3)に接続され、4行目の単位画素セル群が出力線914_v(4)に接続される。
図9(C)に示されるように、複数のAD変換部912_(1)、912_(2)、912_(3)および912_(4)が、画素エリア913内の複数の単位画素セル910に対して共通に設けられる。AD変換部912_(1)には、出力線914_h(1)および914_v(1)を介した画素信号が入力される。AD変換部912_(1)は、アクセス順序制御部911から出力された出力先選択信号POUT_hとPOUT_vとに従って、出力線914_h(1)または914_v(1)を選択する。AD変換部912_(1)は、出力線914_h(1)または914_v(1)から入力したアナログ信号を選択的にデジタル信号に変換する。
AD変換部912_(2)には、出力線914_h(2)または914_v(2)を介した画素信号が入力される。AD変換部912_(3)には、出力線914_h(3)または914_v(3)を介した画素信号が入力される。AD変換部912_(4)には出力線914_h(4)または914_v(4)を介した画素信号が入力される。AD変換部912_(2)、AD変換部912_(3)およびAD変換部912_(4)は、AD変換部912_(1)と同様に、入力されるアナログ信号を選択的にデジタル信号に変換する。アクセス順序制御部911は、複数のAD変換部912が並列に画素信号を受け取る複数の単位画素セルの組み合わせを選択することができる。
図10は、第4実施形態に係る固体撮像素子901の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。各選択信号のハイ期間に、各選択信号が入力されるゲートがアクティブとなる。図10(A)は、第1の読み出しモードにおける、画素信号の読み出しに関わるタイミングチャートである。第1の読み出しモードでは、単位画素セル910の各フォトダイオードPDで蓄積された電荷は、単位画素セルごとに左右方向に合成される(PD_a+PD_b、PD_c+PD_d)。これにより、上下方向に偏芯された画素信号が取得される。このとき、着目する単位画素セル910と同一垂直ライン上に配置された単位画素セル群に並行してアクセスがされる。これにより、同一垂直ライン上に配置された単位画素セル群の画素信号が、同一水平ライン上に配置された単位画素セル群と比較して短時間で読み出される。
アクセス順序制御部911は、画素信号の読み出しに先立って、画素エリア913の全ての単位画素セル910に供給される出力先選択信号POUT_vをハイレベルとする。これにより、1行目の単位画素セル群が出力線914_v(1)に接続される。また、2行目の単位画素セル群が出力線914_v(2)に接続される。また、3行目の単位画素セル群が出力線914_v(3)に接続される。また、4行目の単位画素セル群が出力線914_v(4)に接続される。また、アクセス順序制御部911は、リセット信号PRESをハイレベルとし転送路上の電荷を基準レベルにリセットしておく。
アクセス順序制御部911は、期間t1001に、画素エリア913における1列目の単位画素セル910へ供給される転送信号PTX_ac(1)およびPTX_bd(1)をハイレベルとする。また、アクセス順序制御部911は、各行の単位画素セル910へ供給される転送信号PTX_ab(1)~PTX_ab(4)をハイレベルとする。これにより、転送信号PTX_ac(1)とPTX_ab(1)~PTX_ab(4)との論理積、および転送信号PTX_bd(1)とPTX_ab(1)~PTX_ab(4)との論理積がハイレベルとなる。従って、1列目の各行の単位画素セル910の転送ゲートTX_aおよびTX_bがアクティブとなる。アクセスされた1列目の単位画素セル群のうち、1行目の単位画素セル910のフォトダイオードPD_aおよびPD_bからの電荷は、出力線914_v(1)上で混合されて、上下方向の一方に偏芯された画素信号となる。そして、画素信号は、AD変換部912_(1)へ入力される。AD変換部912_(2)、AD変換部912_(3)およびAD変換部912_(4)にも、同様に、画素信号が入力される。AD変換部912_(1)~912_(4)に入力された画素信号に応じた電圧レベルが、AD変換部912_(1)~912_(4)内の保持手段により保持される。
AD変換部912_(1)~912_(4)は、期間t1002において、保持手段により保持された電圧レベルを並列にデジタル信号に変換し、後段の信号処理部2へ出力する。この間、アクセス順序制御部911は、リセット信号PRESをハイレベルとし、転送路上の電荷を基準レベルにリセットしておく。図10(A)において、期間t1002に対応する(1、1)~(1、4)は、1列目の各単位画素セル910のうち上下方向の一方に偏芯した画素信号が並列に処理されていることを示す。
アクセス順序制御部911は、期間t1003において、再び画素エリア913における1列目の単位画素セル910へ供給される転送信号PTX_ac(1)およびPTX_bd(1)をハイレベルとする。また、アクセス順序制御部911は、各行の単位画素セル910へ供給される転送信号PTX_cd(1)~PTX_cd(4)をハイレベルとする。これにより、転送信号PTX_ac(1)とPTX_cd(1)~PTX_cd(4)との論理積、および転送信号PTX_bd(1)とPTX_cd(1)~PTX_cd(4)との論理積がハイレベルとなる。
従って、1列目の各行の単位画素セル910の転送ゲートTX_cおよびTX_dがアクティブとなる。アクセスされた1行目のフォトダイオードPD_cおよびPD_dからの電荷は、出力線914_v(1)上で混合されて上下方向の他方に偏芯された画素信号となる。そして、画素信号は、AD変換部912_(1)へ入力される。AD変換部912_(2)、AD変換部912_(3)およびAD変換部912_(4)に対する画素信号の入力も、AD変換部912_(1)と同様である。
AD変換部912_(1)~912_(4)に入力された画素信号に応じた電圧レベルが、AD変換部912_(1)~912_(4)内の保持手段により保持される。AD変換部912_(1)~912_(4)は、期間t1004において、保持手段に保持された電圧レベルをデジタル信号に並列に変換し、後段の信号処理部2へ出力する。図10(A)において、期間t1004に対応する(1、1)~(1、4)は、1列目の各単位画素セル910のうち上下方向の他方に偏芯した画素信号が並列に処理されていることを示す。この間、アクセス順序制御部911は、リセット信号PRESをハイレベルとし、転送路上の電荷を基準レベルにリセットしておく。以上、期間t1001からt1004にかけての制御で、画素エリア913における1列目の複数の単位画素セルに並行してアクセスし、アクセスした複数の単位画素セル910から上下方向に偏芯された1組の画素信号を得ることができる。アクセス順序制御部911は、期間t1005において、アクセス先の単位画素セル910を2列目の単位画素セル910に切り替える。そして、アクセス順序制御部911は、期間t1001からt1004にかけての制御と同様の制御を繰り返す。アクセス順序制御部911は、期間t1006およびt1007において、3列目以降の単位画素セル910についても、期間t1001からt1004にかけての制御と同様の制御を繰り返す。 以上、期間t1001~t1007の制御により、画素エリア913における全画素の単位画素セル910へのアクセスが完了する。撮像領域内の別の画素エリア913についても、当該画素エリア913と並行して期間t1001~t1007の制御が行われる。これにより、第1の読み出しモードによる1フレーム分の画素信号の読み出し動作が行われる。
図10(B)は、第2の読み出しモードにおける、信号読み出しに関わるタイミングチャートである。第2の読み出しモードでは、単位画素セル910の各フォトダイオードPDで蓄積された電荷は、単位画素セルごとに上下方向に合成される(PD_a+PD_c、PD_b+PD_d)。これにより、左右方向に偏芯された画素信号が取得される。このとき、アクセス順序制御部911は、着目する単位画素セル910と同一水平ライン上に配置された画素セル群に並行してアクセスする。これにより、同一水平ライン上に配置された単位画素セル群の画素信号が、同一垂直ライン上に配置された単位画素セル群と比較して短時間で読み出される。
画素信号の読み出しに先立って、アクセス順序制御部911は、画素エリア913の全ての単位画素セル910に供給される出力先選択信号POUT_hをハイレベルとする。これにより、1列目の単位画素セル群が出力線914_h(1)に、2列目の単位画素セル群が出力線914_h(2)に、3列目の単位画素セル群が出力線914_h(3)に、4列目の単位画素セル群が出力線914_h(4)に、それぞれ接続される。また、アクセス順序制御部911は、リセット信号PRESをハイレベルとし転送路上の電荷を基準レベルにリセットしておく。
アクセス順序制御部911は、期間t1011において、画素エリア913における1行目の単位画素セル910へ供給される転送信号PTX_ab(1)およびPTX_cd(1)をハイレベルとする。また、アクセス順序制御部911は、各列の単位画素セル910へ供給される転送信号PTX_ac(1)~PTX_ac(4)をハイレベルとする。これにより、1行目の各列の単位画素セル910の転送ゲートTX_aおよびTX_cがアクティブとなる。アクセスされた1行目の単位画素セル群のうち、1列目の単位画素セル910のフォトダイオードPD_aおよびPD_cからの電荷は、出力線914_h(1)上で混合されて、左右方向の一方に偏芯された画素信号となる。混合された画素信号は、AD変換部912_(1)へ入力される。AD変換部912_(2)、AD変換部912_(3)およびAD変換部912_(4)に対する画素信号の入力も、AD変換部912_(1)に対する画素信号の入力と同様である。
AD変換部912_(1)~912_(4)に入力された画素信号に応じた電圧レベルが、AD変換部912_(1)~912_(4)内の保持手段により保持される。AD変換部912_(1)~912_(4)は、期間t1012において、保持手段により保持された電圧レベルをデジタル信号に並行して変換し、後段の信号処理部2へ出力する。図10(B)において、期間t1012に対応する(1、1)~(4、1)は、1行目の各単位画素セル910のうち左右方向の一方に偏芯した画素信号が並列に処理されていることを示す。この間、アクセス順序制御部911は、リセット信号PRESをハイレベルとし、転送路上の電荷を基準レベルにリセットしておく。
アクセス順序制御部911は、期間t1013において、再び画素エリア913における1行目の単位画素セル910へ供給される転送信号PTX_ab(1)およびPTX_cd(1)をハイレベルとする。また、アクセス順序制御部911は、各行の単位画素セル910へ供給される転送信号PTX_bd(1)~PTX_bd(4)をハイレベルとする。これにより、1行目の各列の単位画素セル910の転送ゲートTX_bおよびTX_dがアクティブとなる。アクセスされた1行目のセル単位画素群のうち、1列目の単位画素セル910のフォトダイオードPD_bおよびPD_dからの電荷は、出力線914_h(1)上で混合されて左右方向の他方に偏芯された画素信号となる。画素信号は、AD変換部912_(1)へ入力される。AD変換部912_(2)、AD変換部912_(3)およびAD変換部912_(4)に対する画素信号の入力も、AD変換部912_(1)に対する画素信号の入力と同様である。
AD変換部912_(1)~912_(4)に入力された画素信号に応じた電圧レベルが、AD変換部912_(1)~912_(4)内の保持手段により保持される。AD変換部912_(1)~912_(4)は、期間t1014において、保持手段により保持された電圧レベルをデジタル信号に並行して変換し、後段の信号処理部2へ出力する。図10(B)において、期間t1014に対応する(1、1)~(4、1)は、1行目の各単位画素セル910のうち左右方向の他方に偏芯した画素信号が並列に処理されていることを示す。この間、アクセス順序制御部911は、リセット信号PRESをハイレベルとし、転送路上の電荷を基準レベルにリセットしておく。以上、期間t1011からt1014にかけての制御で、画素エリア913における1行目の複数の単位画素セル910に並行してアクセスがされる。アクセスされた複数の単位画素セルから左右方向に偏芯された1組の画素信号が得られる。
アクセス順序制御部911は、期間t1015において、アクセス先の単位画素セル910を、2行目の単位画素セル910に切り替える。そして、アクセス順序制御部911は、期間t1011からt1014にかけての制御と同様の制御を繰り返す。アクセス順序制御部911は、期間t1016およびt1017において、3行目以降の単位画素セル910についても、期間t1011からt1014にかけての制御と同様の制御を繰り返す。期間t1011~t1017の制御により、画素エリア913における全画素の単位画素セル910へのアクセスが完了する。撮像領域内の別の画素エリア913についても、当該画素エリア913と並行して期間t1011~t1017の制御が行われる。これにより、第2の読み出しモードによる1フレーム分の画素信号の読み出し制御が行われる。
以上のように、画素エリア913に対して複数のAD変換部912が接続される。そして、アクセス順序制御部911は、複数のAD変換部912が並行して画素信号の読み出しを行うように、各単位画素セル910に対するアクセス順序の制御を行う。これにより、複数のAD変換部912が並行して処理できる。従って、第4実施形態では、第1実施形態乃至第3実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、画素信号の処理時間の高速化を図ることができる。第4実施形態でも、第1の読み出しモードまたは第2の読み出しモードの選択が行われるが、読み出しモードの選択は、第1実施形態のそれと同様である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。本発明は、上述の各実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 固体撮像素子
3 制御部
10 単位画素セル
11 アクセス順序制御部
12 AD変換部
713 画素エリア
ML マイクロレンズ

Claims (14)

  1. 撮像領域に配置され、マイクロレンズの光軸から垂直方向または水平方向に偏芯した領域で受光した光に対応する画素信号を出力する行列状に配置された複数の画素と、
    前記マイクロレンズの光軸から垂直方向に偏芯した領域の画素から画素信号を読み出す場合に、前記垂直方向に対応する同じ列に配置された複数の画素から連続して画素信号を読み出す第1の制御を行い、前記マイクロレンズの光軸から前記水平方向に偏芯した領域の画素から画素信号を読み出す場合に、前記水平方向に対応する同じ行に配置された複数の画素から連続して画素信号を読み出す第2の制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像素子。
  2. 前記画素には、複数の光電変換手段が行列状に配置されており、
    前記制御手段は、偏芯方向に応じて、前記領域に対応する前記光電変換手段から前記画素信号を出力させ、前記領域に対応していない前記光電変換手段から前記画素信号を出力させない制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記行列状に配置された複数の画素から得られる画素信号の被写体のパターンに応じて、次のフレームで、前記制御手段が前記第1の制御と前記第2の制御との何れを行うかが決定されることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像素子。
  4. 前記被写体の前記垂直方向のエッジの勾配と前記水平方向のエッジの勾配とに基づいて、前記制御手段が前記第1の制御と前記第2の制御との何れを行うかが決定されることを特徴とする請求項に記載の撮像素子。
  5. 前記撮像素子から読み出された画素信号を用いて相関演算によりフォーカス制御を行う処理と、前記被写体のパターンに応じて前記制御手段が前記第1の制御と前記第2の制御との何れを行うかを決定する処理とは、並列に行われることを特徴とする請求項またはに記載の撮像素子。
  6. 前記複数の画素のうち一部の複数の画素は、前記偏芯した領域に対応する領域が遮光されており、
    前記制御手段は、前記複数の画素のうちの前記一部の複数の画素のみに対して前記第1の制御と前記第2の制御とのいずれかを行うように制御することを特徴とする請求項1記載の撮像素子。
  7. 前記撮像領域は二次元状に複数の画素エリアに分割されており、
    前記複数の画素エリアのそれぞれに対応して、画素信号を処理する信号処理手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至のうち何れか1項に記載の撮像素子。
  8. 前記制御手段は、前記複数の画素エリアのそれぞれに対応して設けられていることを特徴とする請求項に記載の撮像素子。
  9. 前記複数の画素エリアのそれぞれに対応する前記制御手段は、対応する画素エリアの内の複数の画素に対する前記第1の制御または前記第2の制御を並列に行い、
    前記複数の画素エリアのそれぞれに対応する信号処理手段は、並列に画素信号を処理することを特徴とする請求項またはに記載の撮像素子。
  10. 前記複数の画素エリアごとに、前記制御手段が前記第1の制御と前記第2の制御との何れを行うかを決定する処理を行うことを特徴とする請求項に記載の撮像素子。
  11. 前記複数の画素エリアのそれぞれに、複数の信号処理手段が接続されていることを特徴とする請求項乃至のうち何れか1項に記載の撮像素子。
  12. 前記複数の信号処理手段は、並列に画素信号を処理することを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
  13. 請求項1乃至12のうち何れか1項に記載の撮像素子を備えることを特徴とする撮像装置。
  14. 撮像領域に配置され、マイクロレンズの光軸から垂直方向または水平方向に偏芯した領域で受光した光に対応する画素信号を出力する行列状に配置された複数の画素から画素信号を読み出す際に、前記マイクロレンズの光軸から前記垂直方向に偏芯した領域の画素から画素信号を読み出す場合に、前記垂直方向に対応する同じ列に配置された複数の画素から連続して画素信号を読み出す第1の制御を行い、前記マイクロレンズの光軸から前記水平方向に偏芯した領域の画素から画素信号を読み出す場合に、前記水平方向に対応する同じ行に配置された複数の画素から連続して画素信号を読み出す第2の制御を行う程を備えることを特徴とする撮像素子の制御方法。
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