JP7337213B1 - コイル整列装置およびコイル整列方法 - Google Patents
コイル整列装置およびコイル整列方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7337213B1 JP7337213B1 JP2022035815A JP2022035815A JP7337213B1 JP 7337213 B1 JP7337213 B1 JP 7337213B1 JP 2022035815 A JP2022035815 A JP 2022035815A JP 2022035815 A JP2022035815 A JP 2022035815A JP 7337213 B1 JP7337213 B1 JP 7337213B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- leg
- groove
- segment
- jig
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 67
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 44
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 claims description 42
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 23
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 23
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 13
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 abstract description 19
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 19
- 230000036544 posture Effects 0.000 description 9
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 7
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 7
- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 5
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 4
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 3
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 3
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 1
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/04—Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
- H02K3/28—Layout of windings or of connections between windings
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/04—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of windings, prior to mounting into machines
- H02K15/0414—Windings consisting of separate elements, e.g. bars, hairpins, segments, half coils
- H02K15/0421—Windings consisting of separate elements, e.g. bars, hairpins, segments, half coils consisting of single conductors, e.g. hairpins
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/04—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of windings, prior to mounting into machines
- H02K15/0435—Wound windings
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/0025—Shaping or compacting conductors or winding heads after the installation of the winding in the core or machine ; Applying fastening means on winding heads
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/06—Embedding prefabricated windings in machines
- H02K15/062—Windings in slots; salient pole windings
- H02K15/064—Windings consisting of separate segments, e.g. hairpin windings
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/46—Fastening of windings on the stator or rotor structure
- H02K3/48—Fastening of windings on the stator or rotor structure in slots
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/46—Fastening of windings on the stator or rotor structure
- H02K3/50—Fastening of winding heads, equalising connectors, or connections thereto
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
Description
ここで、従来のコイルセグメント円環整列装置において、3層以上の層数を有するコイルアシーを形成するには、この2層分を構成するコイルアシーを、設定された数分重ねる必要がある。しかしながら3、4層を構成するコイルアシーは、1、2層を構成するコイルアシーよりも径方向外側に配置されるため、1、2層目を構成するコイルアシーとはその径が異なる。そのため、従来のコイルセグメント円環整列装置において3、4層を構成するコイルアシーを形成するには、径の異なる整列円環部を別途用意する必要が生じる。このように、従来のコイルセグメント円環整列装置では、3層以上の層を有するコイルアシーを、同一治具を用いた同一装置内で形成することができない。そのため、3層以上の構成のコイルアシーを得るために、別の装置もしくは追加の機構、専用治具の用意が必要となり、この場合、治具数の増加、および工程数の増加に起因する設備費の増加、装置の大型化、生産効率の悪化、を招くというという課題があった。
一対の脚部と、該一対の脚部の一端同士を連結する連結部とを有するセグメントコイルを複数個環状に整列させて環状のコイル整列体を形成するコイル整列装置であって、
各前記セグメントコイルの前記脚部が挿入される複数の溝部のそれぞれが、前記コイル整列体の中心点の位置となる第1点から第1距離に位置する第1円上から径方向外側に向かってそれぞれ延びるように、前記第1円上において周方向に設定された間隔を隔てて形成された板状の第1治具と、
前記第1治具に対する相対的な距離を小さくさせることにより、前記第1治具に挿入された前記セグメントコイルに径方向側から当接可能な第2治具と、を備え、
各前記溝部は、
前記第1円上から複数の前記脚部を径方向に並べて収容可能な第1長L1を有して径方向に沿って延びる収容部と、
前記収容部から更に径方向外側に向かって延びる誘導部と、を有して構成され、
前記収容部は、周方向の両側の内壁の内、少なくとも周方向の一方側の内壁が、前記第1長L1を有して直線状に伸びるように構成され、
周方向に並ぶ複数の前記溝部において、前記セグメントコイルの一方の前記脚部としての第1脚部が挿入される前記溝部を第1溝部とし、該第1溝部よりも周方向一方側である第1方向側に位置する前記溝部を第2溝部とすると、
各前記溝部の前記誘導部は、
前記第1溝部の前記収容部に挿入された前記第1脚部を支点として、前記第2溝部の前記誘導部内に挿入された他方の前記脚部としての第2脚部が、該第2溝部の前記収容部に向かって移動可能な第1形状を有して構成され、
前記第2治具は、
前記セグメントコイルの前記第2脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向外側から押圧して、前記第2溝部の前記誘導部内の前記第2脚部を、該第2溝部の前記収容部に収容させるように移動可能に構成される、
ものである。
また、本願に開示されるコイル整列方法は、
上記のように構成されたコイル整列装置を用いたコイル整列方法であって、
各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記誘導部に挿入する第1挿入工程と、
前記第1挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に前記第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向外側から押圧して、各前記誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第1整列工程と、を備える、
ものである。
以下、本実施の形態のコイル整列装置およびコイル整列方法について説明する。
本実施の形態のコイル整列装置およびコイル整列方法は、モータ等の回転電機のコアに組み付けられる、複数のセグメントコイルを環状に整列させたコイルASSYを形成するものである。先ず、このコイルASSYを用いた、回転電機のステータの構造について図を用いて説明する。
なお、以下の図1に示す環状のステータ20における各方向を、周方向X、径方向Y、軸方向Zとしてそれぞれを示し、他の図においても当該方向を基準とする。
電機子としてのステータ20は、電磁鋼板を積層して構成された円環状のコア1と、このコア1に装着された、コイル整列体としてのコイルASSY10と、を有する。
コイルASSY10は、コア1に形成された径方向内側Y1に開口するスロット1s内に挿入されることで、コア1に装着されている。
以下、このステータ20の製造工程について説明する。
図3は、図1に示したステータ20のコイルASSY10を構成するセグメントコイル2を示す斜視図である。
図4は、図3に示すセグメントコイル2を周方向Xに複数個組み合わせた状態を示す斜視図である。
図5は、複数個のセグメントコイル2を組み合わせて形成されたコイルASSY10の構成を示す斜視図である。
図6は、図5に示すコイルASSY10を、コア1のスロット1s内に挿入した状態を示す斜視図である。
このセグメントコイル2は、図3に示すように、軸方向Zに延びる一対の脚部2a、2bと、この一対の脚部2a、2bの軸方向Zの一端同士を連結する連結部2cとを有する。
図3に示すように、この山型の連結部2cにおいては、ステータ20のコア1の軸方向上側Z1の端面に対して傾斜する部分を傾斜部2c2とする。また、詳細は後述するが、連結部2cの軸方向Zの頂点において、スロット1s内での脚部2a、2b同士の位置関係を径方向Yに変位させる、屈曲された渡り部2c1が形成されている。
このコイル投入/位置決め工程(第1挿入工程)は、後述するコイル整列装置を用いて行うが、図4においてはコイル整列装置の図示は省略している。
形成されたコイルASSY10は、ステータ20の軸心を中心にして、設定された数のセグメントコイル2が周方向Xに配置された円環状のコイル籠構成となる。
次に、形成されたコイルASSY10を、コア1に対して搬送する(ステップS5C、搬送工程)。
先ず、薄板状の電磁鋼板からコア片を複数個、金型等により打ち抜き、これらのコア片を軸方向Zに積層して固定してコア1を組み立てる(ステップS1S、コア組立工程)。
先ず、コア1に対してコイルASSY10を軸方向下側Z2に降ろし、図6に示すようにコア1のスロット1s内にコア1の脚部2a、2c挿入した状態にする(ステップS3S、組み付け工程)。
次に、接続されたセグメントコイル2の脚部2a、2bの端部における剥離部を絶縁処理する(ステップS6S、端部絶縁工程)。
以上の行程を経て、コア1にコイルASSY10が装着された、図1に示すステータ20が形成される。
なお、このステータ20の製造工程フローの順番は一例を示すものであり、各工程の順序を変更した場合でも、同様にステータ20の形成は可能である。
このコイル整列装置およびコイル整列方法を説明するために、先ず、ステータ20のスロット1s内におけるセグメントコイル2の脚部2a、2bの配置構成を説明する。
本図において、スロット1s内に挿入された各セグメントコイル2の脚部2a、2bの断面を斜線により示している。また、理解を容易にするために、各セグメントコイル2の連結部2cを2点破線により示している。
なお、本図において、セグメントコイル2の連結部2cの軸方向下側Z2には、実際には複数のスロット1sが周方向Xに設定された間隔で並んでいるが、図示は省略している。
本実施の形態のステータ20では、各スロット1sにおいて、径方向内側Y1から径方向外側Y2に向かって、第1セグメントコイル層R1から、第2セグメントコイル層R2、第3セグメントコイル層R3、第4セグメントコイル層R4までの4層分のコイル層が形成されている。
このような構成により、コア1の軸方向上側Z1の端面から突出する、コイルASSY10のコイルエンド部10cにおいては、各セグメントコイル2の傾斜部2c2は、異なる層に干渉することなく互いに軸方向Zに重なりあう。
図8は、コイルASSY10を形成する本実施の形態1のコイル整列装置100の装置概要を示す、コイル整列装置100の軸方向Zに平行な断面図である。
図9は、本実施の形態1のコイル整列装置100の動作を説明するための、コイル整列装置100の軸方向Zに平行な断面図である。
図10は、本実施の形態1のコイル整列装置100の動作を説明するための、コイル整列装置100を軸方向上側Z1から見た平面図である。
図10に示すように、整列ガイド50には、各セグメントコイル2の脚部2a、2bが挿入される48個の溝部としてのガイド溝51が形成されている。
各ガイド溝51は、整列ガイド50の第1点としての軸心O1から第1距離r1に位置する第1円Cr1上から、整列ガイド50の径方向外側Y2の外周に向かってそれぞれが延びるように、第1円Cr1上において周方向Xに設定された間隔w1を隔てて形成されている。
なお、図10においては、8本のセグメントコイル2が各ガイド溝51に挿入された状態を示している。
このように、各ガイド溝51は、径方向Yの最内側において収容部51inを有し、この収容部51inよりも径方向外側Y2において誘導部51outを有する構成となっている。
本実施の形態では、第1長L1は、少なくとも4本分の脚部2a、2bを径方向Yに沿って並べて収容可能な長さを有する。
そして、収束ツール60は、整列ガイド50に対して径方向Yに直線的に移動可能なように、直線駆動部73により支持されている。
こうして収束ツール60は、整列ガイド50の各ガイド溝51内に挿入される各セグメントコイル2の脚部2bおよび連結部2cを、押圧部61(上側押圧部61U、下側押圧部61D)の押圧面PU、PDにより、径方向外側Y2から径方向内側Y1に向かって押圧可能である。
また、図示は行わないが、押圧面PDも同様に、その周方向一方側X1が、最も径方向外側Y2となるように、周方向Xに対して設定された角度θ1分傾斜している。
図11におけるステップS3C-1、S3C-2が図2におけるステップS3Cコイル投入/位置決め工程に相当し、図11におけるステップS4C-1、S4C-2が図2におけるステップS4C第1整列工程に相当する。
図13は、実施の形態1によるコイル整列装置100およびコイル整列方法において、スロット1s内で1-2層を構成するセグメントコイル2が48本、ガイド溝51に挿入された状態を示す図である。
図14は、実施の形態1によるコイル整列装置100およびコイル整列方法において、スロット1s内で1-2層を構成するセグメントコイル2の姿勢が変えられ、各セグメントコイル2が径方向内側Y1に収束された状態を示す図である。
投入されたセグメントコイル2の脚部2a、2bおよび連結部2cが、ガイド溝51の内壁および整列ガイド50の軸方向上側Z1の端面と接することにより、各セグメントコイル2が整列ガイド50により位置決め、支持される。
そして、図13に示すように、48個のガイド溝51に対して48本のセグメントコイル2がそれぞれ挿入される(ステップS3C-1、1-2層目コイル投入/位置決め工程、第1挿入工程)。
こうして、図14に示すように全てのセグメントコイル2が径方向内側Y1に収束された状態となる。以上により、スロット1s内で1-2層目を構成する各セグメントコイル2の整列工程が完了する(ステップS4C-1、1-2層目・第1整列工程)。
その後、収束ツール60を径方向外側Y2に移動させる。
図15は、実施の形態1によるコイル整列装置100およびコイル整列方法において、スロット1s内で3-4層を構成するセグメントコイル2が8本、ガイド溝51内に挿入された状態を示す図である。
図16は、実施の形態1によるコイル整列装置100およびコイル整列方法において、スロット1s内で3-4層を構成するセグメントコイル2が48本、ガイド溝51内に挿入された状態を示す図である。
図17は、実施の形態1によるコイル整列装置100およびコイル整列方法において、スロット1s内で3-4層を構成するセグメントコイル2の姿勢が変えられ、各セグメントコイル2が径方向内側Y1に収束された状態を示す図である。
図15に示すように、セグメントコイル2の脚部2a、2bを開いた状態で、1ー2層目を構成するセグメントコイル2よりも径方向外側Y2のガイド溝51に、脚部2a、2bをそれぞれ挿入する。
そして、図16に示すように、48個のガイド溝51に対して48本のセグメントコイル2がそれぞれ挿入される(ステップS3C-2、3-4層目コイル投入/位置決め工程)。
ここで、整列ガイド50の第1点としての軸心O1は、形成される環状のコイルASSY10における中心点となる。
整列ガイド50の軸方向下側Z2における昇降プレート72を軸方向上側Z1に上昇させて、コイルASSY10の脚部2a、2bを軸方向上側Z1に向かって押すことで、コイルエンド部10cを、整列ガイド50の軸方向上側Z1の端面よりもさらに露出させる。
そして、前述のように、図2に示したステップS3S~S6Sの工程を経て、コイルASSY10をステータ20に装着させて、回転電機のステータ20を形成する。
しかしながらこの収容部51inの形状はこれに限定するものではなく、例えば、その周方向他方側X2側の内壁が径方向Yに沿って直線的に伸びる構成でもよい。
収容部51inは、少なくとも、周方向の一方側の内壁が径方向Yに沿って直線的に伸びる構成であれば、収束されるセグメントコイル2の脚部2a、2bを径方向Yに沿って直線的に並べることができる。これにより収容部51in内で収束された脚部2a、2bをコア1のスロット1s内に挿入できる。
例えば、収容部51inの径方向内側Y1の位置を決定する第1円Cr1を、コア1における各スロット1sの径方向内側Y1側を繋いだ円と同じ径を有する構成としてもよい。
しかしながらこれに限定するものではなく、ガイド溝51の誘導部51outは、周方向他方側X2のガイド溝51内の収容部51in内に挿入されている一方の脚部2aを支点として、周方向一方側X1のガイド溝51の誘導部51out内に挿入された他方の脚部2bが、この第2溝部の誘導部51outの内において収容部51inに移動可能な第1形状を有するものであればよい。
即ち、図10に示す誘導部51outの溝幅w2は、脚部2bが脚部2aを支点として移動可能な、脚部2bに対するクリアランスを有していればよい。
また例えば、誘導部51outの第1形状として、この誘導部51outの周方向Xの両側の内壁のうち、少なくとも一方側の内壁が、脚部2aを支点として、脚部2bが誘導部51outの内壁に摺接しながら収容部内に移動されるような曲率を有する構成としてもよい。
これにより、回動する脚部2aを支点として、滑らかに他方の脚部2aが回転するため、各セグメントコイル2を径方向内側Y1に収束させる際において、セグメントコイル2に捩れ等が生じることを抑止できる。
この場合、動作時間を短縮することができるため、生産効率が向上することも期待できる。また、収束ツール60を周方向Xに複数個配置する構成とすれば、回転駆動を1周分行うこと無く、全てのセグメントコイル2を環状に収束させることが可能となる。
また、収束ツール60のセグメントコイル2の押圧位置は、セグメントコイルのコイルエンド部2cもしくは、脚部2a、2b、あるいはその両方を押圧するものでもよい。これにより、複数のセグメントコイル2を確実に径方向内側Y1に収束させることができる。また、押圧部61が設けられてセグメントコイル2を押圧可能な収束ツール60であれば、その形状、角度等は問わない。
図19は、本実施の形態1のコイル整列装置100E1の構成を示す、コイル整列装置100E1を軸方向上側Z1から見た平面図である。
コイル整列装置100E1における収束ツール60E1の押圧部61E1は、その先端部分が径方向内側Y1になるにつれて細くなるくさび形状となっている。この押圧部61E1の先端部分がセグメントコイル2の連結部2c、あるいは脚部2a、2bと当接する箇所となる。
また、径方向Yに隣接する各セグメントコイル2の連結部2cの傾斜部2c2が軸方向Zに重なり合うと同時に、くさびツール60E1が径方向外側Y2に退避動作させるように、その動作を連動させることで、各セグメントコイル2を押圧する領域を確保できる。そのため、確実にセグメントコイル2を円環に収束できる。
また、図19においては、1個のくさびツール60E1のみを配置した例を示したが、周方向Xに複数配置しても良い。その結果、回転駆動を1周分行うこと無く、全てのセグメントコイル2を環状に収束させることも可能となる。これにより、生産効率の向上が可能となる。
図20は、本実施の形態1のコイル整列装置100E2の構成を示す、コイル整列装置100E2を軸方向上側Z1から見た平面図である。
コイル整列装置100E2における収束ツール60E2(60E2-1、60E2-2、60E2-3、60E2-4、60E2-5、60E2-6)は、軸心O1から径方向外側Y2に向かって放射状に6個配置されている。
各収束ツール60E2がそれぞれ有する押圧部61E2の押圧面PE2は、各ガイド溝51の誘導部51outに挿入されたセグメントコイル2のそれぞれの脚部2bに沿うように、設定された曲率を有して構成される。
更に、押圧部61E2は、その押圧面PE2が前述のように設定された曲率を有する構成となっているため、形成されたコイルASSY10を搬送可能な搬送部として機能することも可能である。これにより、設備の汎用性が向上するといった効果もある。
そのため、隣接するセグメントコイル2が、周方向Xに順番に収容部51inに移動し、その連結部2cの傾斜部2c2が軸方向Zに重なりあうタイミングで、セグメントコイル2を押圧することができるため、セグメントコイル2同士が干渉しない位置に収束させることができる。
結果、セグメントコイル2の収束時間を低減させることができ、生産効率が向上する。
一対の脚部と、該一対の脚部の一端同士を連結する連結部とを有するセグメントコイルを複数個環状に整列させて環状のコイル整列体を形成するコイル整列装置であって、
各前記セグメントコイルの前記脚部が挿入される複数の溝部のそれぞれが、前記コイル整列体の中心点の位置となる第1点から第1距離に位置する第1円上から径方向外側に向かってそれぞれ延びるように、前記第1円上において周方向に設定された間隔を隔てて形成された板状の第1治具と、
前記第1治具に対する相対的な距離を小さくさせることにより、前記第1治具に挿入された前記セグメントコイルに径方向側から当接可能な第2治具と、を備え、
各前記溝部は、
前記第1円上から複数の前記脚部を径方向に並べて収容可能な第1長L1を有して径方向に沿って延びる収容部と、
前記収容部から更に径方向外側に向かって延びる誘導部と、を有して構成され、
周方向に並ぶ複数の前記溝部において、前記セグメントコイルの一方の前記脚部としての第1脚部が挿入される前記溝部を第1溝部とし、該第1溝部よりも周方向一方側である第1方向側に位置する前記溝部を第2溝部とすると、
各前記溝部の前記誘導部は、
前記第1溝部の前記収容部に挿入された前記第1脚部を支点として、前記第2溝部の前記誘導部内に挿入された他方の前記脚部としての第2脚部が、該第2溝部の前記収容部に向かって移動可能な第1形状を有して構成され、
前記第2治具は、
前記セグメントコイルの前記第2脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向外側から押圧して、前記第2溝部の前記誘導部内の前記第2脚部を、該第2溝部の前記収容部に収容させるように移動可能に構成される、
ものである。
これにより、第2治具により、セグメントコイルが径方向外側から押圧された際に、第2溝部の誘導部内の第2脚部を、第2溝部の収容部に収容させるように移動可能となる。
よって、1-2層を構成するセグメントコイルが収納部内に収束された状態においても、収容部は、この1-2層を構成するセグメントコイルが収束された径方向外側において、3-4層を構成するセグメントコイルを更に支持/把持し、さらなる収束動作を行える。
また、各セグメントコイルの脚部の先端を、径の小さな穴などに挿入する必要がない。そのため、セグメントコイル投入時の工程簡易化を図れる。
また、セグメントコイルの収束動作時に、第1治具、第2治具が複雑な駆動機構を必要とせず、回転駆動および押圧を行う直線駆動のみの構成とでき、装置の構成を簡略化できる。これにより、更に安価で小型のコイル整列装置を提供できる。
前記誘導部の前記第1形状として、
前記誘導部の周方向両側の内壁の内、少なくとも周方向一方側の内壁が、径方向から、周方向他方側である第2方向側に傾斜するように構成される、
ものである。
これにより、第1溝部の収容部に挿入された第1脚部を支点として、第2溝部の誘導部内に挿入された第2脚部を、確実に第2溝部の収容部に向かって移動可能な、誘導部の形状を確保できる。
前記収容部は、
該収容部内に挿入された前記第1脚部を、該第1脚部の軸周りに回動可能に支持する形状を有して構成される、
ものである。
前記第1形状として、前記誘導部の少なくとも周方向の一方側の内壁が、
前記第1脚部を支点として、前記第2脚部が前記誘導部の前記内壁に摺接しながら前記収容部内に移動される曲率を有して構成される、
ものである。
前記収容部は、該収容部内において収容された複数の前記脚部が、前記コイル整列体が用いられる電機子のコアのスロット内において収容可能な形状に構成される、
ものである。
前記第2治具は、前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向から押圧可能な押圧面を有し、
前記押圧面は、該押圧面の前記第1方向側が最も径方向外側に位置するように、周方向に対して設定された角度分傾斜して構成される、
ものである。
各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記誘導部に挿入する第1挿入工程と、
前記第1挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に、周方向他方側である前記第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向外側から押圧して、各前記誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第1整列工程と、を備える、
ものである。
また、上記のように構成された本実施の形態のコイル整列方法は、
前記第1挿入工程と前記第1整列工程の実行を繰り返し行う、
ものである。
以下、本願の実施の形態2を、上記実施の形態1と異なる箇所を中心に図を用いて説明する。上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。
図21は、本実施の形態2のコイル整列装置200の構成を示す、コイル整列装置200を軸方向上側Z1から見た平面図である。
各ガイド溝251は、第1円Cr1から径方向Yに沿って直線状に延びる収容部51inと、この収容部51inから周方向他方側X2側に傾斜しつつ、整列ガイド50の径方向外側Y2側に向かって更に延びる誘導部51outとを有する。
更に、各ガイド溝251は、この収容部51inから周方向他方側X2側に傾斜しつつ、整列ガイド50の径方向内側Y1側に向かって延びる内側誘導部251inを有して構成される。
図22は、実施の形態2によるコイル整列装置200およびコイル整列方法によるコイルASSY10の製造工程の概略を示すフロー図である。
図23は、実施の形態2によるコイル整列装置200およびコイル整列方法において、スロット1s内で1-2層を構成するセグメントコイル2が8本、3-4層を構成するセグメントコイル2が8本、各ガイド溝251に挿入された状態を示す図である。
図24は、実施の形態2によるコイル整列装置200およびコイル整列方法において、スロット1s内で1-2層を構成するセグメントコイル2が48本、3-4層を構成するセグメントコイル2が48本、ガイド溝251に挿入された状態を示す図である。
図25は、実施の形態2によるコイル整列装置200およびコイル整列方法において、スロット1s内で1-2層、3-4層を構成するセグメントコイル2の姿勢が変えられ、各セグメントコイル2が収容部51in内において収束された状態を示す図である。
このように、内側誘導部251inと収納部51in内に、各セグメントコイル2の一対の脚部2a、2bをそれぞれ挿入する工程を第2挿入工程としている。
この時、3-4層を構成する各セグメントコイル2において、一対の脚部2a、2bの内、一方の脚部2a(第1脚部)が、第1溝部の収容部51in内において、1-2層を構成する各セグメントコイル2の脚部2bの径方向外側Y2に挿入される。
また、他方の脚部2b(第2脚部)が、複数のガイド溝51を跨いで、第2溝部(周方向一方側X1に位置する異なるガイド溝51)の誘導部51out内に挿入される
(ステップS203C-2、3-4層目コイル投入/位置決め工程、第1挿入工程)。
なお、この上側押圧部261Uおよび下側押圧部261Dの径方向外側Y2の押圧面20PU、20PDは、その周方向他方側X2が、最も径方向内側Y1となるように、周方向Xに対して設定された角度θ2分傾斜している。
これにより、1-2層を構成するセグメントコイル2のそれぞれは、第1溝部内の収容部51in内に挿入されている一方の脚部2b(第3脚部)を回転中心として、第3溝部の内側誘導部251inに挿入された他方の脚部2a(第4脚部)が、この第3溝部の内側誘導部251inの内壁に沿って径方向外側Y2に移動し、収容部51in内に収容される。これにより、収容部51in内で1-2層、3-4層までを構成する脚部2a、2bが当接される(ステップS204C-1、第2整列工程)。
形成されたコイルASSY10は、実施の形態1と同様に、搬送工程S5C、装着工程S6Sを経てコア1に装着され、ステータ20が形成される。
複数の前記溝部のそれぞれは、前記収容部から径方向内側に向かってそれぞれ延びるように形成される内側誘導部を更に備え、
周方向に並ぶ複数の前記溝部において、前記第1溝部よりも前記第2方向側に位置する前記溝部を第3溝部とすると、
各前記溝部の前記内側誘導部は、
前記第1溝部の前記収容部に挿入された前記セグメントコイルの前記第1脚部の径方向内側において該収容部内に挿入された他の前記セグメントコイルの一方の前記脚部としての第3脚部を支点として、前記第3溝部の前記内側誘導部内に挿入された前記他のセグメントコイルの前記脚部としての第4脚部が、該第3溝部の前記収容部に向かって移動可能な第2形状を有して構成され、
前記第2治具は、
前記セグメントコイルの前記第4脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向内側から押圧して、前記第3溝部の前記誘導部内の前記第4脚部を、該第3溝部の前記収容部に収容させるように移動可能に構成される、
ものである。
各前記溝部の前記内側誘導部は、
前記第1溝部よりも前記第2方向側に位置する前記溝部を第3溝部とすると、
前記第1溝部の前記収容部に挿入された前記セグメントコイルの前記第1脚部の径方向内側において該収容部内に挿入された他の前記セグメントコイルの一方の前記脚部としての第3脚部を支点として、前記第3溝部の前記内側誘導部内に挿入された前記他のセグメントコイルの前記脚部としての第4脚部が、該第3溝部の前記収容部に向かって移動可能な第2形状を有して構成される、
ものである。
前記第2形状として、前記内側誘導部の少なくとも周方向の一方側の内壁が、
前記第3脚部を支点として、前記第4脚部が前記内側誘導部の前記内壁に摺接しながら前記収容部内に移動される曲率を有して構成される、
ものである。
これにより、実施の形態1と同様の効果を奏し、内側誘導部が他方の脚部をその内壁に摺接させながら、収容部に誘導する形状とすることで、セグメントコイルが押圧された際の押圧力によりセグメントコイルに曲げ等が生じることが抑止できるとともに、脚部をスムーズに収容部内に誘導できる。
各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記内側誘導部に挿入する第2挿入工程と、
前記第2挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に前記第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向内側から押圧して、各前記内側誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第2整列工程と、を備える、
ものである。
各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記誘導部に挿入する第1挿入工程と、
前記第1挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に前記第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向外側から押圧して、各前記誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第1整列工程と、を備え、
前記1整列工程と前記第2整列工程とを同時に行う、
ものである。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
2a,2b 脚部(第1脚部、第2脚部、第3脚部、第4脚部)、2c 連結部、
10 コイルASSY(コイル整列体)、20 ステータ(電機子)、
51 ガイド溝(溝部、第1溝部、第2溝部、第3溝部)、51in 収容部、
51out 誘導部、251in 内側誘導部、50 整列ガイド(第1治具)、
60 収束ツール(第2治具)、100,200 コイル整列装置、r1 第1距離、
Cr1 第1円、L1 第1長。
Claims (14)
- 一対の脚部と、該一対の脚部の一端同士を連結する連結部とを有するセグメントコイルを複数個環状に整列させて環状のコイル整列体を形成するコイル整列装置であって、
各前記セグメントコイルの前記脚部が挿入される複数の溝部のそれぞれが、前記コイル整列体の中心点の位置となる第1点から第1距離に位置する第1円上から径方向外側に向かってそれぞれ延びるように、前記第1円上において周方向に設定された間隔を隔てて形成された板状の第1治具と、
前記第1治具に対する相対的な距離を小さくさせることにより、前記第1治具に挿入された前記セグメントコイルに径方向側から当接可能な第2治具と、を備え、
各前記溝部は、
前記第1円上から複数の前記脚部を径方向に並べて収容可能な第1長L1を有して径方向に沿って延びる収容部と、
前記収容部から更に径方向外側に向かって延びる誘導部と、を有して構成され、
前記収容部は、周方向の両側の内壁の内、少なくとも周方向の一方側の内壁が、前記第1長L1を有して直線状に伸びるように構成され、
周方向に並ぶ複数の前記溝部において、前記セグメントコイルの一方の前記脚部としての第1脚部が挿入される前記溝部を第1溝部とし、該第1溝部よりも周方向一方側である第1方向側に位置する前記溝部を第2溝部とすると、
各前記溝部の前記誘導部は、
前記第1溝部の前記収容部に挿入された前記第1脚部を支点として、前記第2溝部の前記誘導部内に挿入された他方の前記脚部としての第2脚部が、該第2溝部の前記収容部に向かって移動可能な第1形状を有して構成され、
前記第2治具は、
前記セグメントコイルの前記第2脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向外側から押圧して、前記第2溝部の前記誘導部内の前記第2脚部を、該第2溝部の前記収容部に収容させるように移動可能に構成される、
コイル整列装置。 - 前記誘導部の前記第1形状として、
前記誘導部の周方向の両側の内壁の内、少なくとも周方向の一方側の内壁が、径方向から、周方向他方側である第2方向側に傾斜するように構成される、
請求項1に記載のコイル整列装置。 - 前記収容部は、
該収容部内に挿入された前記第1脚部を、該第1脚部の軸周りに回動可能に支持する形状を有して構成される、
請求項2に記載のコイル整列装置。 - 複数の前記溝部のそれぞれは、前記収容部から径方向内側に向かってそれぞれ延びるように形成される内側誘導部を更に備え、
周方向に並ぶ複数の前記溝部において、前記第1溝部よりも前記第2方向側に位置する前記溝部を第3溝部とすると、
各前記溝部の前記内側誘導部は、
前記第1溝部の前記収容部に挿入された前記セグメントコイルの前記第1脚部の径方向内側において該収容部内に挿入された他の前記セグメントコイルの一方の前記脚部としての第3脚部を支点として、前記第3溝部の前記内側誘導部内に挿入された前記他のセグメントコイルの前記脚部としての第4脚部が、該第3溝部の前記収容部に向かって移動可能な第2形状を有して構成され、
前記第2治具は、
前記セグメントコイルの前記第4脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向内側から押圧して、前記第3溝部の前記内側誘導部内の前記第4脚部を、該第3溝部の前記収容部に収容させるように移動可能に構成される、
請求項2または請求項3に記載のコイル整列装置。 - 前記内側誘導部の前記第2形状として、
前記内側誘導部の周方向両側の内壁の内、少なくとも周方向の一方側の内壁が、径方向から前記第2方向側に傾斜するように構成される、
請求項4に記載のコイル整列装置。 - 前記第1形状として、前記誘導部の少なくとも周方向の一方側の内壁が、
前記第1脚部を支点として、前記第2脚部が前記誘導部の前記内壁に摺接しながら前記収容部内に移動される曲率を有して構成される、
請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のコイル整列装置。 - 前記第2形状として、前記内側誘導部の少なくとも周方向の一方側の内壁が、
前記第3脚部を支点として、前記第4脚部が前記内側誘導部の前記内壁に摺接しながら前記収容部内に移動される曲率を有して構成される、
請求項4または請求項5に記載のコイル整列装置。 - 前記収容部は、該収容部内において収容された複数の前記脚部が、前記コイル整列体が用いられる電機子のコアのスロット内において収容可能な形状に構成される、
請求項2から請求項7のいずれか1項に記載のコイル整列装置。 - 前記第1治具が、前記第2治具に対して相対的に前記第2方向側に回転するように、
前記第1治具あるいは前記第2治具の少なくとも一方が回転可能に構成される、
請求項2から請求項8のいずれか1項に記載のコイル整列装置。 - 前記第2治具は、前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向から押圧可能な押圧面を有し、
前記押圧面は、該押圧面の前記第1方向側が最も径方向外側に位置するように、周方向に対して設定された角度分傾斜して構成される、
請求項8に記載のコイル整列装置。 - 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のコイル整列装置を用いたコイル整列方法であって、
各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記誘導部に挿入する第1挿入工程と、
前記第1挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に、周方向他方側である第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向外側から押圧して、各前記誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第1整列工程と、を備える、
コイル整列方法。 - 前記第1挿入工程と前記第1整列工程の実行を繰り返し行う、
請求項11に記載のコイル整列方法。 - 請求項4、請求項5、請求項7のいずれか1項に記載のコイル整列装置を用いたコイル整列方法であって、
各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記内側誘導部に挿入する第2挿入工程と、
前記第2挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に前記第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向内側から押圧して、各前記内側誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第2整列工程と、を備える、
コイル整列方法。 - 各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記誘導部に挿入する第1挿入工程と、
前記第1挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に前記第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向外側から押圧して、各前記誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第1整列工程と、を備え、
前記1整列工程と前記第2整列工程とを同時に行う、
請求項13に記載のコイル整列方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022035815A JP7337213B1 (ja) | 2022-03-09 | 2022-03-09 | コイル整列装置およびコイル整列方法 |
US17/952,799 US20230291291A1 (en) | 2022-03-09 | 2022-09-26 | Coil alignment device and coil alignment method |
CN202310206880.7A CN116742865A (zh) | 2022-03-09 | 2023-03-03 | 线圈对齐装置和线圈对齐方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022035815A JP7337213B1 (ja) | 2022-03-09 | 2022-03-09 | コイル整列装置およびコイル整列方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7337213B1 true JP7337213B1 (ja) | 2023-09-01 |
JP2023131215A JP2023131215A (ja) | 2023-09-22 |
Family
ID=87797923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022035815A Active JP7337213B1 (ja) | 2022-03-09 | 2022-03-09 | コイル整列装置およびコイル整列方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20230291291A1 (ja) |
JP (1) | JP7337213B1 (ja) |
CN (1) | CN116742865A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003134751A (ja) | 2001-10-18 | 2003-05-09 | Toyota Motor Corp | コイルの形成方法およびコイルの形成に用いられる治具 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3641111A1 (en) * | 2018-10-19 | 2020-04-22 | ATOP S.p.A. | Method and apparatus for manufacturing a stator |
-
2022
- 2022-03-09 JP JP2022035815A patent/JP7337213B1/ja active Active
- 2022-09-26 US US17/952,799 patent/US20230291291A1/en active Pending
-
2023
- 2023-03-03 CN CN202310206880.7A patent/CN116742865A/zh active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003134751A (ja) | 2001-10-18 | 2003-05-09 | Toyota Motor Corp | コイルの形成方法およびコイルの形成に用いられる治具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN116742865A (zh) | 2023-09-12 |
US20230291291A1 (en) | 2023-09-14 |
JP2023131215A (ja) | 2023-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11277060B2 (en) | Aligning apparatus and method of manufacturing aligned coil | |
US10594182B2 (en) | Stator manufacturing method and stator | |
JP4131478B2 (ja) | 回転電機の巻線端部成形装置および成形方法 | |
JP3960313B2 (ja) | コイル成形装置およびコイル成形方法 | |
JP4600580B2 (ja) | 固定子コイルの製造方法 | |
JP5348506B2 (ja) | ステータコイルの製造方法及びそのステータコイルを用いたモータ並びにそのステータコイルの製造装置 | |
JP3975891B2 (ja) | コイルセグメントの円環整列方法、および円環整列装置 | |
JP2013165540A (ja) | コイルセグメント円環整列装置、及びステータ製造方法 | |
JP2006149049A (ja) | 車両用回転電機 | |
JP5390915B2 (ja) | 回転電機用固定子の製造方法 | |
JP2012151996A (ja) | コイルセグメント環状配列方法、コイルセグメント環状配列装置、及びステータ | |
JP7337213B1 (ja) | コイル整列装置およびコイル整列方法 | |
JP7456187B2 (ja) | ステータの組立装置およびステータの組立方法 | |
JP2003134751A (ja) | コイルの形成方法およびコイルの形成に用いられる治具 | |
JP5251625B2 (ja) | 曲げ加工装置 | |
JP2013141412A (ja) | 回転電機用固定子の製造方法 | |
JP6486545B2 (ja) | 回転電機のステータ、これを用いた回転電機、および回転電機のステータの製造方法 | |
WO2021144900A1 (ja) | 固定子および固定子の製造方法 | |
JP5768305B1 (ja) | 固定子の製造方法および装置 | |
JP2005304108A (ja) | 回転電動機の固定子、回転電動機のコイル装着方法、コイル巻線機 | |
CN110350734B (zh) | 旋转电机定子的制造方法以及制造装置 | |
JP5712820B2 (ja) | 回転電機コイルの接合治具 | |
JP2022035822A (ja) | 捻り加工装置および捻り加工方法 | |
JP2008148521A (ja) | チャック装置 | |
JP2007166751A (ja) | 回転電機の固定子の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230228 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230405 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230725 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230822 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7337213 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |