JP7337213B1 - コイル整列装置およびコイル整列方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の層数のコイル整列体を形成するコイル整列装置を提供する。【解決手段】コイル整列装置100は、複数の溝部51が、径方向外側に向かってそれぞれ延びるように周方向に設定された間隔を隔てて形成された板状の第1治具50と、第1治具50に挿入されたセグメントコイル2に当接可能な第2治具60と、を備え、各溝部51は、複数のセグメントコイル2の脚部を径方向に並べて収容可能な第1長L1を有して径方向に沿って延びる収容部51inと、この収容部51inから径方向外側に向かって延びる誘導部51outと、を有して構成され、収容部51inに挿入された一方の脚部を支点として、前記他方の脚部が収容部51inに向かって移動可能な第1形状を有し、第2治具60は、セグメントコイル2を径方向側から押圧して、他方の脚部を収容部51inに収容させるように移動可能である。【選択図】図10

Description

本願は、コイル整列装置およびコイル整列方法に関するものである。
近年、電気自動車に搭載されるモータ等の回転電機において、小型化および高出力化が求められている。そこで、設定された長さに分割された導線をU字形状に成形したセグメントコイルを形成し、このセグメントコイルを複数個、回転電機のコアに組み付け、各セグメントコイルの導線の端部同士を溶接して導線同士がより密着したコイルを形成することで、コイル占積率を向上させて小型化および高出力化を図る技術が用いられている。ここで、複数のセグメントコイルを回転電機のコアに組み付ける前段階において、これら複数のセグメントコイルを環状に整列したコイル整列体を形成する、以下のようなコイル整列装置としてのコイルセグメント円環整列装置が開示されている。
即ち、従来のコイルセグメント円環整列装置は、コイルセグメントの一端を整列円環部に備える収納穴に挿入すると共に、コイルセグメントの他端を、整列円環部の内周側に配置され整列円環部の円周内側から縁設される整列姿勢変換用溝に挿入し、整列円環部を回転させて、コイルセグメントを挿入する挿入口よりコイルセグメントを移動させると共に、コイルセグメントの姿勢を変えてコイルアシーを形成している。このコイルアシーはステータコアのスロットに収められた場合に内周層と外周層の2層分を構成する。さらにこのコイルアシーを設定された数、重ねることで、所望の層数を有するコイルアシーが形成される(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-165540号公報
上記のような従来のコイルセグメント円環整列装置では、各コイルセグメントの一端を整列円環部の収納穴に挿入して固定し、他端を整列円環部の円周内側から縁設される整列姿勢変換用溝に挿入して各コイルセグメントの姿勢を変えることにより、内周層と外周層の2層分を構成するコイル整列体であるコイルアシーを形成している。
ここで、従来のコイルセグメント円環整列装置において、3層以上の層数を有するコイルアシーを形成するには、この2層分を構成するコイルアシーを、設定された数分重ねる必要がある。しかしながら3、4層を構成するコイルアシーは、1、2層を構成するコイルアシーよりも径方向外側に配置されるため、1、2層目を構成するコイルアシーとはその径が異なる。そのため、従来のコイルセグメント円環整列装置において3、4層を構成するコイルアシーを形成するには、径の異なる整列円環部を別途用意する必要が生じる。このように、従来のコイルセグメント円環整列装置では、3層以上の層を有するコイルアシーを、同一治具を用いた同一装置内で形成することができない。そのため、3層以上の構成のコイルアシーを得るために、別の装置もしくは追加の機構、専用治具の用意が必要となり、この場合、治具数の増加、および工程数の増加に起因する設備費の増加、装置の大型化、生産効率の悪化、を招くというという課題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、同一装置を用いて所望の層数を有するコイル整列体を形成することでのできる、安価、小型で、且つ生産効率の高いコイル整列装置およびコイル整列方法を提供することを目的とする。
本願に開示されるコイル整列装置は、
一対の脚部と、該一対の脚部の一端同士を連結する連結部とを有するセグメントコイルを複数個環状に整列させて環状のコイル整列体を形成するコイル整列装置であって、
各前記セグメントコイルの前記脚部が挿入される複数の溝部のそれぞれが、前記コイル整列体の中心点の位置となる第1点から第1距離に位置する第1円上から径方向外側に向かってそれぞれ延びるように、前記第1円上において周方向に設定された間隔を隔てて形成された板状の第1治具と、
前記第1治具に対する相対的な距離を小さくさせることにより、前記第1治具に挿入された前記セグメントコイルに径方向側から当接可能な第2治具と、を備え、
各前記溝部は、
前記第1円上から複数の前記脚部を径方向に並べて収容可能な第1長L1を有して径方向に沿って延びる収容部と、
前記収容部から更に径方向外側に向かって延びる誘導部と、を有して構成され、
前記収容部は、周方向の両側の内壁の内、少なくとも周方向の一方側の内壁が、前記第1長L1を有して直線状に伸びるように構成され、
周方向に並ぶ複数の前記溝部において、前記セグメントコイルの一方の前記脚部としての第1脚部が挿入される前記溝部を第1溝部とし、該第1溝部よりも周方向一方側である第1方向側に位置する前記溝部を第2溝部とすると、
各前記溝部の前記誘導部は、
前記第1溝部の前記収容部に挿入された前記第1脚部を支点として、前記第2溝部の前記誘導部内に挿入された他方の前記脚部としての第2脚部が、該第2溝部の前記収容部に向かって移動可能な第1形状を有して構成され、
前記第2治具は、
前記セグメントコイルの前記第2脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向外側から押圧して、前記第2溝部の前記誘導部内の前記第2脚部を、該第2溝部の前記収容部に収容させるように移動可能に構成される、
ものである。
また、本願に開示されるコイル整列方法は、
上記のように構成されたコイル整列装置を用いたコイル整列方法であって、
各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記誘導部に挿入する第1挿入工程と、
前記第1挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に前記第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向外側から押圧して、各前記誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第1整列工程と、を備える、
ものである。
本願に開示されるコイル整列装置およびコイル整列方法によれば、同一装置を用いて所望の層数を有するコイル整列体を形成することでのできる、安価で小型、且つ生産効率の高いコイル整列装置およびコイル整列方法を得られる。
実施の形態1によるコイル整列装置およびコイル整列方法により形成されたコイルASSYを用いて構成された回転電機のステータの構成を示す図である。 実施の形態1による回転電機のステータの製造工程の概略を示すフロー図である。 実施の形態1によるステータのコイルASSYを構成するセグメントコイルを示す斜視図である。 実施の形態1によるセグメントコイルを周方向に複数個組み合わせた状態を示す斜視図である。 実施の形態1によるセグメントコイルを組み合わせて形成されたコイルASSYの構成を示す斜視図である。 実施の形態1によるコイルASSYを、回転電機のステータのコアのスロット内に挿入した状態を示す斜視図である。 実施の形態1によるステータの軸方向に垂直な断面模式図である。 実施の形態1によるコイル整列装置の装置概要を示す、コイル整列装置の軸方向に平行な断面図である。 実施の形態1によるコイル整列装置の動作を説明するための、コイル整列装置の軸方向に平行な断面図である。 実施の形態1によるコイル整列装置の動作を説明するための、コイル整列装置を軸方向上側から見た平面図である。 実施の形態1によるコイル整列装置およびコイル整列方法によるコイルASSYの製造工程の概略を示すフロー図である。 実施の形態1によるコイル整列装置およびコイル整列方法において、1-2層を構成するセグメントコイルがガイド溝に挿入された状態を示す図である。 実施の形態1によるコイル整列装置およびコイル整列方法において、1-2層を構成するセグメントコイルがガイド溝に挿入された状態を示す図である。 実施の形態1によるコイル整列装置およびコイル整列方法において、各セグメントコイルが径方向内側に収束された状態を示す図である。 実施の形態1によるコイル整列装置およびコイル整列方法において、3-4層を構成するセグメントコイルがガイド溝に挿入された状態を示す図である。 実施の形態1によるコイル整列装置およびコイル整列方法において、3-4層を構成するセグメントコイルがガイド溝に挿入された状態を示す図である。 実施の形態1によるコイル整列装置およびコイル整列方法において、3-4層を構成するセグメントコイルがガイド溝に挿入された状態を示す図である。 実施の形態1によるコイル整列装置およびコイル整列方法により形成されたコイルASSYの搬送方法を示す図である。 実施の形態1によるコイル整列装置の構成を示す、コイル整列装置を軸方向上側から見た平面図である。 実施の形態1によるコイル整列装置の構成を示す、コイル整列装置を軸方向上側から見た平面図である。 実施の形態2によるコイル整列装置の構成を示す、コイル整列装置を軸方向上側から見た平面図である。 実施の形態2によるコイル整列装置およびコイル整列方法によるコイルASSYの製造工程の概略を示すフロー図である。 実施の形態2によるコイル整列装置およびコイル整列方法において、1-2層、3-4層を構成するセグメントコイルが各ガイド溝に挿入された状態を示す図である。 実施の形態2による実施の形態2によるコイル整列装置およびコイル整列方法において、1-2層、3-4層を構成するセグメントコイルが各ガイド溝に挿入された状態を示す図である。 実施の形態2によるコイル整列装置およびコイル整列方法において、1-2層、3-4層を構成するセグメントコイルが収納部内において収束された状態を示す図である。
実施の形態1.
以下、本実施の形態のコイル整列装置およびコイル整列方法について説明する。
本実施の形態のコイル整列装置およびコイル整列方法は、モータ等の回転電機のコアに組み付けられる、複数のセグメントコイルを環状に整列させたコイルASSYを形成するものである。先ず、このコイルASSYを用いた、回転電機のステータの構造について図を用いて説明する。
なお、以下の図1に示す環状のステータ20における各方向を、周方向X、径方向Y、軸方向Zとしてそれぞれを示し、他の図においても当該方向を基準とする。
図1は、実施の形態1によるコイル整列装置およびコイル整列方法により形成されたコイルASSY10が用いられた、回転電機のステータ20の構成を示す斜視図である。
電機子としてのステータ20は、電磁鋼板を積層して構成された円環状のコア1と、このコア1に装着された、コイル整列体としてのコイルASSY10と、を有する。
コイルASSY10は、コア1に形成された径方向内側Y1に開口するスロット1s内に挿入されることで、コア1に装着されている。
以下、このステータ20の製造工程について説明する。
図2は、図1に示した回転電機のステータ20の製造工程の概略を示すフロー図である。
図3は、図1に示したステータ20のコイルASSY10を構成するセグメントコイル2を示す斜視図である。
図4は、図3に示すセグメントコイル2を周方向Xに複数個組み合わせた状態を示す斜視図である。
図5は、複数個のセグメントコイル2を組み合わせて形成されたコイルASSY10の構成を示す斜視図である。
図6は、図5に示すコイルASSY10を、コア1のスロット1s内に挿入した状態を示す斜視図である。
コイル整列体としてのコイルASSY10は、図3に示す略U字形状のセグメントコイル2を複数個、環状に整列させて構成される。
このセグメントコイル2は、図3に示すように、軸方向Zに延びる一対の脚部2a、2bと、この一対の脚部2a、2bの軸方向Zの一端同士を連結する連結部2cとを有する。
このセグメントコイル2の形成においては、先ず、コイルボビンに巻回されている皮膜付きの平角状の銅線から、設定された長さの導線を直線状に切り出す。そして、切り出された直線状の導線の両端における皮膜部を、剥離金型等の装置によって設定された寸法分だけ除去加工する(ステップS1C、切り出し/被膜剥離工程)。
次に、セグメントコイル成形金型等によって、切り出した導線の曲げ加工を行うことにより、導線の中央部分が軸方向Zに最も高くなる山形の連結部2cが成形されて、略U字形状のセグメントコイル2が形成される(ステップS2C、成形工程)。
図3に示すように、この山型の連結部2cにおいては、ステータ20のコア1の軸方向上側Z1の端面に対して傾斜する部分を傾斜部2c2とする。また、詳細は後述するが、連結部2cの軸方向Zの頂点において、スロット1s内での脚部2a、2b同士の位置関係を径方向Yに変位させる、屈曲された渡り部2c1が形成されている。
次に、図4に示すように、形成された複数のセグメントコイル2を、周方向Xに等ピッチで複数個重ねていき、最終的には円環状になるように各セグメントコイル2の配置、位置決めを行う(ステップS3C、コイル投入/位置決め工程(第1挿入工程))。
このコイル投入/位置決め工程(第1挿入工程)は、後述するコイル整列装置を用いて行うが、図4においてはコイル整列装置の図示は省略している。
次に、コイル整列装置により、配置された各セグメントコイル2の姿勢を変えることにより、図5に示されるコイルASSY10を形成する(ステップS4C、第1整列工程)。
形成されたコイルASSY10は、ステータ20の軸心を中心にして、設定された数のセグメントコイル2が周方向Xに配置された円環状のコイル籠構成となる。
次に、形成されたコイルASSY10を、コア1に対して搬送する(ステップS5C、搬送工程)。
次に、コイルASSY10を形成する上記ステップS1C~S4Cと平行して行われる、コア1の製造工程について説明する。
先ず、薄板状の電磁鋼板からコア片を複数個、金型等により打ち抜き、これらのコア片を軸方向Zに積層して固定してコア1を組み立てる(ステップS1S、コア組立工程)。
次に、セグメントコイル2が挿入されるコア1の各スロット1s内に、このスロット1sの形状に合うように、設定された形状に折り曲げられた絶縁紙を装着する。これにより、この後にスロット1s内に挿入されるコイルASSY10の各セグメントコイル2の脚部2a、2bと、コア1との間の絶縁を確保する(ステップS2S、コア絶縁工程)。
このように形成されたコア1に対して、前述のステップS5Cを経て搬送されてきたコイルASSY10を組み付ける。
先ず、コア1に対してコイルASSY10を軸方向下側Z2に降ろし、図6に示すようにコア1のスロット1s内にコア1の脚部2a、2c挿入した状態にする(ステップS3S、組み付け工程)。
次に、コア1に組み付けられたコイルASSY10の各セグメントコイル2の脚部2a、2bの軸方向下側Z2の端部を、それぞれ設定された長さだけ周方向Xの一方側に捻る。これにより、回転電機における結線位置にセグメントコイル2の脚部2a、2bの端部を配置できる(ステップS4S、捻り成形工程)。
次に、捻られた各セグメントコイル2の脚部2a、2bの端部同士を、TIG(Tungsten Inert Gas)溶接、レーザ溶接等で電気的に接合固定して、回転電機の結線が構成される(ステップS5S、溶接/結線工程)。
次に、接続されたセグメントコイル2の脚部2a、2bの端部における剥離部を絶縁処理する(ステップS6S、端部絶縁工程)。
以上の行程を経て、コア1にコイルASSY10が装着された、図1に示すステータ20が形成される。
このようにステータ20の製造においては、コア1に複数のセグメントコイル2を組み付ける前段階において、一旦、複数のセグメントコイル2を環状に整列して構成したコイルASSY10を形成している。
なお、このステータ20の製造工程フローの順番は一例を示すものであり、各工程の順序を変更した場合でも、同様にステータ20の形成は可能である。
以下、コイルASSY10を形成する、本実施の形態1によるコイル整列装置およびコイル整列方法について説明する。
このコイル整列装置およびコイル整列方法を説明するために、先ず、ステータ20のスロット1s内におけるセグメントコイル2の脚部2a、2bの配置構成を説明する。
図7は、実施の形態1によるステータ20の軸方向Zに垂直な断面模式図である。
本図において、スロット1s内に挿入された各セグメントコイル2の脚部2a、2bの断面を斜線により示している。また、理解を容易にするために、各セグメントコイル2の連結部2cを2点破線により示している。
なお、本図において、セグメントコイル2の連結部2cの軸方向下側Z2には、実際には複数のスロット1sが周方向Xに設定された間隔で並んでいるが、図示は省略している。
図7に示すように、セグメントコイル2の脚部2a、2bは、絶縁紙3を介してコア1のティース部1t間に形成されたスロット1s内に収容されており、各セグメントコイル2の一対の脚部2a、2bは、周方向Xに設定された数のスロット1sを跨いで、異なるスロット1s内にそれぞれ収容されている。
本実施の形態のステータ20では、各スロット1sにおいて、径方向内側Y1から径方向外側Y2に向かって、第1セグメントコイル層R1から、第2セグメントコイル層R2、第3セグメントコイル層R3、第4セグメントコイル層R4までの4層分のコイル層が形成されている。
前述のように、各セグメントコイル2の連結部2cの頂点においては、セグメントコイル2の脚部2a、2c同士の、スロット1s内での径方向Yの位置関係を変位させるための渡り部2c1が形成されている。本実施の形態のステータ20においては、図7に示すように、この渡り部2c1は、各セグメントコイル2における一対の脚部2a、2bを、それぞれのスロット1s間において互いに径方向Yに1層分変位させる屈曲角度を有して形成されている。
このような構成により、コア1の軸方向上側Z1の端面から突出する、コイルASSY10のコイルエンド部10cにおいては、各セグメントコイル2の傾斜部2c2は、異なる層に干渉することなく互いに軸方向Zに重なりあう。
次に、コイル整列装置100の構成について説明する。
図8は、コイルASSY10を形成する本実施の形態1のコイル整列装置100の装置概要を示す、コイル整列装置100の軸方向Zに平行な断面図である。
図9は、本実施の形態1のコイル整列装置100の動作を説明するための、コイル整列装置100の軸方向Zに平行な断面図である。
図10は、本実施の形態1のコイル整列装置100の動作を説明するための、コイル整列装置100を軸方向上側Z1から見た平面図である。
図8に示すように、コイル整列装置100は、各セグメントコイル2の位置決めを行う第1治具としての平板状の整列ガイド50と、この整列ガイド50によって位置決めされた各セグメントコイル2を径方向外側Y2から押圧する第2治具としての収束ツール60と、を備える。
整列ガイド50は、回転駆動部71により回転軸70を介して回転可能に支持されている。
図10に示すように、整列ガイド50には、各セグメントコイル2の脚部2a、2bが挿入される48個の溝部としてのガイド溝51が形成されている。
各ガイド溝51は、整列ガイド50の第1点としての軸心O1から第1距離r1に位置する第1円Cr1上から、整列ガイド50の径方向外側Y2の外周に向かってそれぞれが延びるように、第1円Cr1上において周方向Xに設定された間隔w1を隔てて形成されている。
なお、図10においては、8本のセグメントコイル2が各ガイド溝51に挿入された状態を示している。
各ガイド溝51は、その周方向一方側X1の内壁が、第1円Cr1上から径方向Yに沿って直線状に延びる収容部51inと、この収容部51inから周方向他方側X2側に傾斜しつつ、整列ガイド50の径方向外側Y2側の外周に向かって更に延びる誘導部51outと、を有して構成される。
このように、各ガイド溝51は、径方向Yの最内側において収容部51inを有し、この収容部51inよりも径方向外側Y2において誘導部51outを有する構成となっている。
また、収容部51inの周方向一方側X1の内壁は、セグメントコイル2の脚部2a、2bを複数個、径方向Yに沿って並べて収容可能な第1長L1を有して構成される。
本実施の形態では、第1長L1は、少なくとも4本分の脚部2a、2bを径方向Yに沿って並べて収容可能な長さを有する。
収束ツール60は、図8に示すように、平板状の整列ガイド50の軸方向上側Z1の端面よりも軸方向上側Z1に位置する上側押圧部61Uと、整列ガイド50の軸方向下側Z2の端面よりも軸方向下側Z2に位置する下側押圧部61Dとを有する。
そして、収束ツール60は、整列ガイド50に対して径方向Yに直線的に移動可能なように、直線駆動部73により支持されている。
こうして収束ツール60は、整列ガイド50の各ガイド溝51内に挿入される各セグメントコイル2の脚部2bおよび連結部2cを、押圧部61(上側押圧部61U、下側押圧部61D)の押圧面PU、PDにより、径方向外側Y2から径方向内側Y1に向かって押圧可能である。
また、図10に示すように押圧面PUは、その周方向一方側X1が、最も径方向外側Y2となるように、周方向Xに対して設定された角度θ1分傾斜している。
また、図示は行わないが、押圧面PDも同様に、その周方向一方側X1が、最も径方向外側Y2となるように、周方向Xに対して設定された角度θ1分傾斜している。
次に、本実施の形態1の要部である、コイル整列装置100によるコイル整列方法について説明する。すなわち、前述の図2における、コイル投入/位置決め工程S3C~第1整列工程S4Cについて、コイル整列装置100の動作を含めて詳細に説明する。
図11は、実施の形態1によるコイル整列装置100およびコイル整列方法によるコイルASSY10の製造工程の概略を示すフロー図である。
図11におけるステップS3C-1、S3C-2が図2におけるステップS3Cコイル投入/位置決め工程に相当し、図11におけるステップS4C-1、S4C-2が図2におけるステップS4C第1整列工程に相当する。
図12は、実施の形態1によるコイル整列装置100およびコイル整列方法において、スロット1s内で1-2層を構成するセグメントコイル2が8本、ガイド溝51内に挿入された状態を示す図である。
図13は、実施の形態1によるコイル整列装置100およびコイル整列方法において、スロット1s内で1-2層を構成するセグメントコイル2が48本、ガイド溝51に挿入された状態を示す図である。
図14は、実施の形態1によるコイル整列装置100およびコイル整列方法において、スロット1s内で1-2層を構成するセグメントコイル2の姿勢が変えられ、各セグメントコイル2が径方向内側Y1に収束された状態を示す図である。
先ず、図12に示すように、セグメントコイル2の一対の脚部2a、2bを互いに開いた状態で、脚部2a、2bを軸方向上側Z1からガイド溝51内にそれぞれ投入する。
投入されたセグメントコイル2の脚部2a、2bおよび連結部2cが、ガイド溝51の内壁および整列ガイド50の軸方向上側Z1の端面と接することにより、各セグメントコイル2が整列ガイド50により位置決め、支持される。
この時、各セグメントコイル2においては、一対の脚部2a、2bの内、一方の脚部2a(第1脚部)が、第2方向としての周方向他方側X2のガイド溝51の収容部51in内に挿入され、他方の脚部2b(第2脚部)が、複数のガイド溝51を跨いで、第1方向としての周方向一方側X1に位置する異なるガイド溝51の誘導部51out内に挿入される。
そして、図13に示すように、48個のガイド溝51に対して48本のセグメントコイル2がそれぞれ挿入される(ステップS3C-1、1-2層目コイル投入/位置決め工程、第1挿入工程)。
ここで、各セグメントコイル2の一対の脚部2a、2bにおいて、一方の脚部2aが挿入されるガイド溝51を第1溝部とし、この第1溝部よりも周方向一方側X1に位置し、他方の脚部2bが挿入されるガイド溝51を第2溝部とする。
次に、図14に示すように、整列ガイド50を、矢印D1の向きに、即ち、周方向他方側X2に回転駆動させつつ、収束ツール60を径方向外側Y2から径方向内側Y1に向かって直線移動させる。これにより、収束ツール60は、第2溝部(周方向一方側X1のガイド溝51)の誘導部51out内に挿入された脚部2b、および連結部2cの径方向外側Y2部分に当接し、径方向内側Y1に向かって押圧する。
収束ツール60により押圧されたセグメントコイル2のそれぞれは、第1溝部内の収容部51in内に挿入されている一方の脚部2aを回転中心として、第2溝部の誘導部51outに挿入された他方の脚部2bが、この第2溝部の誘導部51outの内壁に沿って径方向内側Y1に向かって移動する。これにより、他方の脚部2bは、収束位置である径方向内側Y1の収容部51in内に収容され、図14に示すように、収容部51in内で一つのセグメントコイル2の一方の脚部2aと、異なるセグメントコイル2の他方の脚部2b同士が当接する状態となる。
更に整列ガイド50の回転動作が続くことにより、最初に収束ツール60が当接されたセグメントコイル2に隣接するセグメントコイル2から、順番に収容部51in内に収容されていく。具体的には、整列ガイド50の周方向他方側X2に向かっての回転動作が続くことにより、最初に収束ツール60が当接されたセグメントコイル2の周方向一方側X1に隣接するセグメントコイル2から、周方向一方側X1のセグメントコイル2に向かって順番に収容部51in内に連続して収容されていく。
その結果、整列ガイド50の全周に渡って全てのセグメントコイル2が、その姿勢を変えられて、その脚部2a、2bが収容部51in内に収容されるように整列される。
こうして、図14に示すように全てのセグメントコイル2が径方向内側Y1に収束された状態となる。以上により、スロット1s内で1-2層目を構成する各セグメントコイル2の整列工程が完了する(ステップS4C-1、1-2層目・第1整列工程)。
その後、収束ツール60を径方向外側Y2に移動させる。
次に、スロット1s内で3-4層目を構成する各セグメントコイル2の整列動作について説明する。
図15は、実施の形態1によるコイル整列装置100およびコイル整列方法において、スロット1s内で3-4層を構成するセグメントコイル2が8本、ガイド溝51内に挿入された状態を示す図である。
図16は、実施の形態1によるコイル整列装置100およびコイル整列方法において、スロット1s内で3-4層を構成するセグメントコイル2が48本、ガイド溝51内に挿入された状態を示す図である。
図17は、実施の形態1によるコイル整列装置100およびコイル整列方法において、スロット1s内で3-4層を構成するセグメントコイル2の姿勢が変えられ、各セグメントコイル2が径方向内側Y1に収束された状態を示す図である。
先ず、1-2層目を構成する各セグメントコイル2がガイド溝51の収容部51in内で収束されている状態の整列ガイド50に対して、3-4層目のセグメントコイル2を更に挿入する。
図15に示すように、セグメントコイル2の脚部2a、2bを開いた状態で、1ー2層目を構成するセグメントコイル2よりも径方向外側Y2のガイド溝51に、脚部2a、2bをそれぞれ挿入する。
この時、各セグメントコイル2においては、一対の脚部2a、2bの内、一方の脚部2a(第1脚部)が、周方向他方側X2のガイド溝51の収容部51in内であって、1-2層目のセグメントコイル2の径方向外側Y2に挿入され、他方の脚部2b(第2脚部)が、複数のガイド溝51を跨いで、周方向一方側X1に位置する異なるガイド溝51の誘導部51out内に挿入される。
そして、図16に示すように、48個のガイド溝51に対して48本のセグメントコイル2がそれぞれ挿入される(ステップS3C-2、3-4層目コイル投入/位置決め工程)。
次に、図17に示すように、整列ガイド50を、矢印D1の向きに、即ち、周方向他方側X2に回転駆動させつつ、収束ツール60を径方向外側Y2から径方向内側Y1に向かって直線移動させる。これにより、収束ツール60は、第2溝部(周方向一方側X1のガイド溝51)の誘導部51out内に挿入された脚部2b、および連結部2cの径方向外側Y2部分に当接し、径方向内側Y1に向かって押圧する。
そして、1-2層目を構成するセグメントコイル2を径方向内側Y1に収束した際と同様に、収束ツール60により押圧されたセグメントコイル2のそれぞれは、第1溝部内の収容部51in内に挿入されている一方の脚部2aを回転中心として、第2溝部の誘導部51outに挿入された他方の脚部2bが、この第2溝部の誘導部51outの内壁に沿って径方向内側Y1に移動し、収容部51in内に収容される。
ここで、前述のように、本実施の形態の収容部51inは、セグメントコイル2の脚部2a、2bを4個分、即ち、4層分を径方向Yに沿って並べて収容可能な第1長L1を有して構成されている。これにより、各ガイド溝51内の収容部51in内において、4層分のセグメントコイル2の脚部2a、2bが径方向Yに沿って並んだ状態で収束され、コイルASSY10が形成される。
ここで、整列ガイド50の第1点としての軸心O1は、形成される環状のコイルASSY10における中心点となる。
このようにコイル投入/位置決め工程および第1整列工程の実行を2回、繰り返して行うことで、別の装置もしくは追加の機構、専用治具を不要として、同一の整列ガイド50と収束ツール60とを用いて、所望の層数を有するコイルASSY10が形成可能となる。
図18は、実施の形態1によるコイル整列装置100およびコイル整列方法により形成されたコイルASSY10の搬送方法を示す図である。
整列ガイド50の軸方向下側Z2における昇降プレート72を軸方向上側Z1に上昇させて、コイルASSY10の脚部2a、2bを軸方向上側Z1に向かって押すことで、コイルエンド部10cを、整列ガイド50の軸方向上側Z1の端面よりもさらに露出させる。
そして、保持部80により、コイルASSY10のコイルエンド部10c、あるいは、セグメントコイル2の脚部2a、2bを径方向外側Y2から保持した状態で搬送する(ステップS5C、搬送工程)。
そして、前述のように、図2に示したステップS3S~S6Sの工程を経て、コイルASSY10をステータ20に装着させて、回転電機のステータ20を形成する。
なお、上記では、4層構成のコイルASSY10の形成について説明したが、6層構成以上のコイルASSY10も同様に形成可能である。
また、上記では、ガイド溝51の収容部51inの形状として、その周方向一方側X1側の内壁が、複数個の脚部2a、2bを径方向Yに並べて収容可能な長さを有して、径方向Yに沿って直線状に延びるものを示した。
しかしながらこの収容部51inの形状はこれに限定するものではなく、例えば、その周方向他方側X2側の内壁が径方向Yに沿って直線的に伸びる構成でもよい。
収容部51inは、少なくとも、周方向の一方側の内壁が径方向Yに沿って直線的に伸びる構成であれば、収束されるセグメントコイル2の脚部2a、2bを径方向Yに沿って直線的に並べることができる。これにより収容部51in内で収束された脚部2a、2bをコア1のスロット1s内に挿入できる。
更に、収容部51inがこのように径方向Yに沿って直線上に伸びる構成とすることで、ガイド溝51間の十分な肉厚(幅w1)を確保できる。これにより整列ガイド50の適切な強度を確保できる。
更には、収容部51in内に収容されるセグメントコイルの脚部2a、2bが、ステータ20のスロット1s内において径方向Yに対してより精度良く並ぶように、収容部51inの形状を、よりステータ20のスロット1sの形状に合わせてもよい。
例えば、収容部51inの径方向内側Y1の位置を決定する第1円Cr1を、コア1における各スロット1sの径方向内側Y1側を繋いだ円と同じ径を有する構成としてもよい。
また、上記では、ガイド溝51の誘導部51outの形状として、誘導部51outの周方向Xの両側の内壁が共に周方向他方側X2側に傾斜した形状を示した。
しかしながらこれに限定するものではなく、ガイド溝51の誘導部51outは、周方向他方側X2のガイド溝51内の収容部51in内に挿入されている一方の脚部2aを支点として、周方向一方側X1のガイド溝51の誘導部51out内に挿入された他方の脚部2bが、この第2溝部の誘導部51outの内において収容部51inに移動可能な第1形状を有するものであればよい。
即ち、図10に示す誘導部51outの溝幅w2は、脚部2bが脚部2aを支点として移動可能な、脚部2bに対するクリアランスを有していればよい。
誘導部51outの第1形状としては、例えば、誘導部51outの周方向Xの両側の内壁のうち、少なくとも一方側の内壁のみを周方向他方側X2側に傾斜させてもよい。
また例えば、誘導部51outの第1形状として、この誘導部51outの周方向Xの両側の内壁のうち、少なくとも一方側の内壁が、脚部2aを支点として、脚部2bが誘導部51outの内壁に摺接しながら収容部内に移動されるような曲率を有する構成としてもよい。
誘導部51outを、このような第1形状を有する構成とすることにより、ガイド溝51に挿入されたセグメントコイル2のそれぞれにおいて、周方向他方側X2のガイド溝51内の収容部51in内に挿入されている一方の脚部2aを回転中心として、周方向一方側X1のガイド溝51の誘導部51outに挿入された他方の脚部2bが収容部51inに向かって確実に移動可能となる。
更に、セグメントコイル2は、収容部51in内に挿入された一方の脚部2aを支点として他方の脚部2bが移動するものであるが、支点となる脚部2aを、その軸周りに回動させてもよい。よって、収容部51inの内壁の形状を、この収容部51in内に挿入されたセグメントコイル2の一方の脚部2aが、この脚部2aの軸回りに回動可能なように支持する形状に構成するとよい。
これにより、回動する脚部2aを支点として、滑らかに他方の脚部2aが回転するため、各セグメントコイル2を径方向内側Y1に収束させる際において、セグメントコイル2に捩れ等が生じることを抑止できる。
また上記では、整列ガイド50が周方向他方側X2側に回転する例を示したが、これに限定するものではない。整列ガイド50あるいは収束ツール60のいずれか一方、あるいは、その両方が回転駆動することも可能である。整列ガイド50が、収束ツール60に対して相対的に周方向他方側X2側に回転する構成であればよく、例えば、整列ガイド50が周方向他方側X2側に回転すると共に、収束ツール60が周方向一方側X1側に回転してもよい。
この場合、動作時間を短縮することができるため、生産効率が向上することも期待できる。また、収束ツール60を周方向Xに複数個配置する構成とすれば、回転駆動を1周分行うこと無く、全てのセグメントコイル2を環状に収束させることが可能となる。
また、上記では、収束ツール60側が整列ガイド50に向かって直線的に移動する例を示したが、これに限定するものではない。例えば、整列ガイド50側が直線駆動部を有する構成とし、整列ガイド50側が収束ツール60に向かって直線的に移動する構成でもよい。整列ガイド50に対しての収束ツール60の相対的な距離を小さくさせて、収束ツール60がセグメントコイル2に当接可能な駆動機構を有していればよい。
また、収束ツール60の上側押圧部61Uおよび下側押圧部61Dの押圧面PU、PDの周方向Xに対する傾斜角度θ1は、ガイド溝51の径方向Yの長さに応じて変化させてもよい。
また、収束ツール60のセグメントコイル2の押圧位置は、セグメントコイルのコイルエンド部2cもしくは、脚部2a、2b、あるいはその両方を押圧するものでもよい。これにより、複数のセグメントコイル2を確実に径方向内側Y1に収束させることができる。また、押圧部61が設けられてセグメントコイル2を押圧可能な収束ツール60であれば、その形状、角度等は問わない。
以下、上記に示したコイル整列装置100と異なる構成のコイル整列装置100E1について説明する。
図19は、本実施の形態1のコイル整列装置100E1の構成を示す、コイル整列装置100E1を軸方向上側Z1から見た平面図である。
コイル整列装置100E1における収束ツール60E1の押圧部61E1は、その先端部分が径方向内側Y1になるにつれて細くなるくさび形状となっている。この押圧部61E1の先端部分がセグメントコイル2の連結部2c、あるいは脚部2a、2bと当接する箇所となる。
このように収束ツール60E1の押圧部61E1をくさび形状(以下、くさびツール60E1と称す)とすることで、図19に示すように、セグメントコイル2間の隙間に押圧部61E1を入り込ませた状態で、セグメントコイル2の連結部2c、あるいは脚部2a、2bを径方向内側Y1に向かってガイド溝51内で移動させることができる。
また、径方向Yに隣接する各セグメントコイル2の連結部2cの傾斜部2c2が軸方向Zに重なり合うと同時に、くさびツール60E1が径方向外側Y2に退避動作させるように、その動作を連動させることで、各セグメントコイル2を押圧する領域を確保できる。そのため、確実にセグメントコイル2を円環に収束できる。
なお、このコイル整列装置100E1においても、径方向Yに対する直線移動に加えて、くさびツール60E1が周方向Xに回転しても良い。
また、図19においては、1個のくさびツール60E1のみを配置した例を示したが、周方向Xに複数配置しても良い。その結果、回転駆動を1周分行うこと無く、全てのセグメントコイル2を環状に収束させることも可能となる。これにより、生産効率の向上が可能となる。
以下、上記に示したコイル整列装置100、100E1と異なる構成のコイル整列装置100E2について説明する。
図20は、本実施の形態1のコイル整列装置100E2の構成を示す、コイル整列装置100E2を軸方向上側Z1から見た平面図である。
コイル整列装置100E2における収束ツール60E2(60E2-1、60E2-2、60E2-3、60E2-4、60E2-5、60E2-6)は、軸心O1から径方向外側Y2に向かって放射状に6個配置されている。
各収束ツール60E2がそれぞれ有する押圧部61E2の押圧面PE2は、各ガイド溝51の誘導部51outに挿入されたセグメントコイル2のそれぞれの脚部2bに沿うように、設定された曲率を有して構成される。
また、各収束ツール60E2は、直線移動する直線駆動部73をそれぞれ有しており、整列ガイド50に対して径方向Yに直線的に移動可能な構成となっている。
更に、押圧部61E2は、その押圧面PE2が前述のように設定された曲率を有する構成となっているため、形成されたコイルASSY10を搬送可能な搬送部として機能することも可能である。これにより、設備の汎用性が向上するといった効果もある。
本図に示すコイル整列装置100E2における収束ツール60E2では、回転駆動を用いず、前述の直線駆動部73のみにより支持されている。そして、直線駆動部73を、サーボモータ、シリンダー、直動ガイド、もしくはボールねじ等の組み合わせにより構成することが可能である。このような装置構成を適用させることで、複数の収束ツール60E2のそれぞれを互いに独立して位置制御できる。
そのため、隣接するセグメントコイル2が、周方向Xに順番に収容部51inに移動し、その連結部2cの傾斜部2c2が軸方向Zに重なりあうタイミングで、セグメントコイル2を押圧することができるため、セグメントコイル2同士が干渉しない位置に収束させることができる。
また、図20では、収束ツール60E2を、60E2-1、60E2-2、60E2-3、60E2-4、60E2-5、60E2-6の順番に、径方向内側Y1に向かって高速駆動させることで、複数のセグメントコイル2を、周方向一方側X1のセグメントコイル2から順番に連続して、収束位置に移動させることができる。
また、セグメントコイル2の連結部2cの重なり部が干渉しない範囲であれば、ほぼ同時にこれら複数の収束ツール60E2を動作させることも可能である。
結果、セグメントコイル2の収束時間を低減させることができ、生産効率が向上する。
上記のように構成された本実施の形態のコイル整列装置は、
一対の脚部と、該一対の脚部の一端同士を連結する連結部とを有するセグメントコイルを複数個環状に整列させて環状のコイル整列体を形成するコイル整列装置であって、
各前記セグメントコイルの前記脚部が挿入される複数の溝部のそれぞれが、前記コイル整列体の中心点の位置となる第1点から第1距離に位置する第1円上から径方向外側に向かってそれぞれ延びるように、前記第1円上において周方向に設定された間隔を隔てて形成された板状の第1治具と、
前記第1治具に対する相対的な距離を小さくさせることにより、前記第1治具に挿入された前記セグメントコイルに径方向側から当接可能な第2治具と、を備え、
各前記溝部は、
前記第1円上から複数の前記脚部を径方向に並べて収容可能な第1長L1を有して径方向に沿って延びる収容部と、
前記収容部から更に径方向外側に向かって延びる誘導部と、を有して構成され、
周方向に並ぶ複数の前記溝部において、前記セグメントコイルの一方の前記脚部としての第1脚部が挿入される前記溝部を第1溝部とし、該第1溝部よりも周方向一方側である第1方向側に位置する前記溝部を第2溝部とすると、
各前記溝部の前記誘導部は、
前記第1溝部の前記収容部に挿入された前記第1脚部を支点として、前記第2溝部の前記誘導部内に挿入された他方の前記脚部としての第2脚部が、該第2溝部の前記収容部に向かって移動可能な第1形状を有して構成され、
前記第2治具は、
前記セグメントコイルの前記第2脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向外側から押圧して、前記第2溝部の前記誘導部内の前記第2脚部を、該第2溝部の前記収容部に収容させるように移動可能に構成される、
ものである。
このように、溝部は、第1円上から複数の脚部を径方向に並べて収容可能な第1長L1を有して径方向に沿って延びる収容部を有している。これにより、収容部内に収束されるセグメントコイルの脚部は、径方向に沿って並べられる状態となる。そのため、径方向に沿って形成されるコアのスロット内において、収容部内において収束されたセグメントコイルの複数の脚部が挿入可能となる。
また、溝部の誘導部は、第1溝部の収容部に挿入された第1脚部を支点として、第2溝部の誘導部内に挿入された他方の脚部としての第2脚部が、該第2溝部の収容部に向かって移動可能な第1形状を有して構成される。
これにより、第2治具により、セグメントコイルが径方向外側から押圧された際に、第2溝部の誘導部内の第2脚部を、第2溝部の収容部に収容させるように移動可能となる。
さらには、ガイド溝の収容部は、このようにセグメントコイルの一方の脚部が支点となるようにこの一方の脚部を支持すると共に、セグメントコイルの脚部が収束される収束位置にもなる。即ち、収容部は、一方の脚部の支持/把持機能と、収束時の位置決め機能とを兼ね備えた構成となっている。
よって、1-2層を構成するセグメントコイルが収納部内に収束された状態においても、収容部は、この1-2層を構成するセグメントコイルが収束された径方向外側において、3-4層を構成するセグメントコイルを更に支持/把持し、さらなる収束動作を行える。
これにより、別の装置もしくは追加の機構、専用治具の用意を不要として、同一装置内で、所望の層数を有するコイル整列体を形成できる。こうして、収束速度をより速くさせ安価、小型、且つ生産効率の高いコイル整列装置を提供できる。
また、各セグメントコイルの脚部の先端を、径の小さな穴などに挿入する必要がない。そのため、セグメントコイル投入時の工程簡易化を図れる。
更には、収容部は、複数の脚部を径方向に並べて収容可能な第1長L1を有しているため、この第1長L1を調整することにより所望の層数のコイル整列体を確実に形成可能となる。
また、セグメントコイルの収束動作時に、第1治具、第2治具が複雑な駆動機構を必要とせず、回転駆動および押圧を行う直線駆動のみの構成とでき、装置の構成を簡略化できる。これにより、更に安価で小型のコイル整列装置を提供できる。
また、上記のように構成された本実施の形態のコイル整列装置においては、
前記誘導部の前記第1形状として、
前記誘導部の周方向両側の内壁の内、少なくとも周方向一方側の内壁が、径方向から、周方向他方側である第2方向側に傾斜するように構成される、
ものである。
このように、誘導部の周方向の両側の内壁の内、少なくとも周方向の一方側の内壁が、径方向から、周方向他方側である第2方向側に傾斜するように構成される。
これにより、第1溝部の収容部に挿入された第1脚部を支点として、第2溝部の誘導部内に挿入された第2脚部を、確実に第2溝部の収容部に向かって移動可能な、誘導部の形状を確保できる。
また、上記のように構成された本実施の形態のコイル整列装置においては、
前記収容部は、
該収容部内に挿入された前記第1脚部を、該第1脚部の軸周りに回動可能に支持する形状を有して構成される、
ものである。
このように収容部の形状を、脚部が軸周りに回動可能に支持する形状とすることで、セグメントコイルが押圧された際に、押圧力によりセグメントコイルが捩れること等を抑止でき、信頼性の高いコイル整列体を形成できる。
また、上記のように構成された本実施の形態のコイル整列装置においては、
前記第1形状として、前記誘導部の少なくとも周方向の一方側の内壁が、
前記第1脚部を支点として、前記第2脚部が前記誘導部の前記内壁に摺接しながら前記収容部内に移動される曲率を有して構成される、
ものである。
このように、誘導部が他方の脚部をその内壁に摺接させながら、収容部に誘導する形状とすることで、セグメントコイルが押圧された際の押圧力によりセグメントコイルに曲げ等が生じることが抑止できるとともに、脚部をスムーズに収容部内に誘導できる。
また、上記のように構成された本実施の形態のコイル整列装置においては、
前記収容部は、該収容部内において収容された複数の前記脚部が、前記コイル整列体が用いられる電機子のコアのスロット内において収容可能な形状に構成される、
ものである。
このように、収容部の形状を、この収容部内において収容された複数の脚部がコアのスロット内において収容可能なように構成することで、確実に収束された脚部をコアのスロット内に収納できる。
また、上記のように構成された本実施の形態のコイル整列装置においては、
前記第2治具は、前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向から押圧可能な押圧面を有し、
前記押圧面は、該押圧面の前記第1方向側が最も径方向外側に位置するように、周方向に対して設定された角度分傾斜して構成される、
ものである。
このように、第2治具治具の押圧面の第1方向側が最も径方向外側に位置するように、周方向に対して設定された角度分傾斜した構成としている。これにより、セグメントコイルを径方向から押圧する際に、収束される前の径方向一方側のセグメントコイルが、第2治具と干渉したり、第2治具に噛み込まれることがなく、連続的に滑らかに径方向内側に誘いこむことができ、収束不具合の発生を無くすことも可能となる。
また、上記のように構成された本実施の形態のコイル整列方法は、
各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記誘導部に挿入する第1挿入工程と、
前記第1挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に、周方向他方側である前記第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向外側から押圧して、各前記誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第1整列工程と、を備える、
ものである。
また、上記のように構成された本実施の形態のコイル整列方法は、
前記第1挿入工程と前記第1整列工程の実行を繰り返し行う、
ものである。
これにより、別の装置もしくは追加の機構、専用治具の用意を不要として、同一装置内で、所望の層数を有するコイル整列方法を提供できる。こうして、収束速度を速くさせ、生産効率を高めることができる。
実施の形態2.
以下、本願の実施の形態2を、上記実施の形態1と異なる箇所を中心に図を用いて説明する。上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。
図21は、本実施の形態2のコイル整列装置200の構成を示す、コイル整列装置200を軸方向上側Z1から見た平面図である。
図21に示すように、本実施の形態のコイル整列装置200の整列ガイド250には、各セグメントコイル2の脚部2a、2bが挿入される48個の溝部としてのガイド溝251が形成されている。
各ガイド溝251は、第1円Cr1から径方向Yに沿って直線状に延びる収容部51inと、この収容部51inから周方向他方側X2側に傾斜しつつ、整列ガイド50の径方向外側Y2側に向かって更に延びる誘導部51outとを有する。
更に、各ガイド溝251は、この収容部51inから周方向他方側X2側に傾斜しつつ、整列ガイド50の径方向内側Y1側に向かって延びる内側誘導部251inを有して構成される。
次に、図21に示すコイル整列装置200の装置構成およびその動作について、図22のフロー図を併せて用いて、実施の形態1からの違いと特徴とを説明する。
図22は、実施の形態2によるコイル整列装置200およびコイル整列方法によるコイルASSY10の製造工程の概略を示すフロー図である。
図23は、実施の形態2によるコイル整列装置200およびコイル整列方法において、スロット1s内で1-2層を構成するセグメントコイル2が8本、3-4層を構成するセグメントコイル2が8本、各ガイド溝251に挿入された状態を示す図である。
図24は、実施の形態2によるコイル整列装置200およびコイル整列方法において、スロット1s内で1-2層を構成するセグメントコイル2が48本、3-4層を構成するセグメントコイル2が48本、ガイド溝251に挿入された状態を示す図である。
図25は、実施の形態2によるコイル整列装置200およびコイル整列方法において、スロット1s内で1-2層、3-4層を構成するセグメントコイル2の姿勢が変えられ、各セグメントコイル2が収容部51in内において収束された状態を示す図である。
先ず、1-2層(R1、R2)を構成する各セグメントコイル2の脚部2a、2bを互いに開いた状態で、ガイド溝251内にセグメントコイル2の脚部2a、2bを軸方向上側Z1からスロット1s内にそれぞれ投入する。
この時、1-2層(R1、R2)を構成する各セグメントコイル2において、一対の脚部2a、2bの内、一方の脚部2b(第3脚部)が、第1溝部の収容部51in内に挿入され、他方の脚部2a(第4脚部)が、複数のガイド溝51を跨いで、第3溝部(周方向他方側X2に位置する異なるガイド溝51)の内側誘導部251in内に挿入される。
こうして図24に示すように、48個のガイド溝251に対して1-2層を構成する48本のセグメントコイル2がそれぞれ挿入される(ステップS203C-1、1-2層目コイル投入/位置決め工程、第2挿入工程)。
このように、内側誘導部251inと収納部51in内に、各セグメントコイル2の一対の脚部2a、2bをそれぞれ挿入する工程を第2挿入工程としている。
次に、3-4層(R3、R4)を構成する各セグメントコイル2の脚部2a、2bを互いに開いた状態で、ガイド溝251内にセグメントコイル2の脚部2a、2bを軸方向上側Z1からスロット1s内にそれぞれ投入する。
この時、3-4層を構成する各セグメントコイル2において、一対の脚部2a、2bの内、一方の脚部2a(第1脚部)が、第1溝部の収容部51in内において、1-2層を構成する各セグメントコイル2の脚部2bの径方向外側Y2に挿入される。
また、他方の脚部2b(第2脚部)が、複数のガイド溝51を跨いで、第2溝部(周方向一方側X1に位置する異なるガイド溝51)の誘導部51out内に挿入される
(ステップS203C-2、3-4層目コイル投入/位置決め工程、第1挿入工程)。
こうして図24に示すように、48個のガイド溝251に対して1-2層を構成する48本のセグメントコイル2が、3-4層を構成する48本のセグメントコイル2の径方向内側Y1においてそれぞれ挿入された状態となる。
ここで、本実施の形態2のコイル整列装置200は、整列ガイド250によって位置決めされた各セグメントコイル2を径方向外側Y2から押圧する、実施の形態1と同様の上側押圧部61Uおよび下側押圧部61Dを備える。更に、コイル整列装置200は、径方向内側Y1からセグメントコイル2を押圧する押圧部261Uおよび図示しない下側押圧部261Dとを備える。
なお、この上側押圧部261Uおよび下側押圧部261Dの径方向外側Y2の押圧面20PU、20PDは、その周方向他方側X2が、最も径方向内側Y1となるように、周方向Xに対して設定された角度θ2分傾斜している。
次に、図25に示すように、整列ガイド250を、矢印D1の向きに、即ち、周方向他方側X2に回転駆動させながら、上側押圧部61Uおよび下側押圧部61Dを径方向外側Y2から径方向内側Y1に向かって直線移動させる。これにより、収束ツール60は、3-4層を構成する各セグメントコイル2を収容部51in内に収束させる(ステップS204C-1、第1整列工程)。
同時に、上側押圧部261Uおよび下側押圧部261Dを径方向内側Y1から径方向外側Y2に向かって直線移動させる。
これにより、1-2層を構成するセグメントコイル2のそれぞれは、第1溝部内の収容部51in内に挿入されている一方の脚部2b(第3脚部)を回転中心として、第3溝部の内側誘導部251inに挿入された他方の脚部2a(第4脚部)が、この第3溝部の内側誘導部251inの内壁に沿って径方向外側Y2に移動し、収容部51in内に収容される。これにより、収容部51in内で1-2層、3-4層までを構成する脚部2a、2bが当接される(ステップS204C-1、第2整列工程)。
このように、内側誘導部251inと収納部51in内にそれぞれ挿入された各セグメントコイル2の一対の脚部2a、2bを、それぞれ径方向内側Y1から押圧して整列する工程を第2整列工程としている。
これにより、1-2層、3-4層までを構成する各セグメントコイル2が整列されたコイルASSY10が同一装置内で、同時に形成される。
形成されたコイルASSY10は、実施の形態1と同様に、搬送工程S5C、装着工程S6Sを経てコア1に装着され、ステータ20が形成される。
上記のように構成された本実施の形態のコイル整列装置においては、
複数の前記溝部のそれぞれは、前記収容部から径方向内側に向かってそれぞれ延びるように形成される内側誘導部を更に備え、
周方向に並ぶ複数の前記溝部において、前記第1溝部よりも前記第2方向側に位置する前記溝部を第3溝部とすると、
各前記溝部の前記内側誘導部は、
前記第1溝部の前記収容部に挿入された前記セグメントコイルの前記第1脚部の径方向内側において該収容部内に挿入された他の前記セグメントコイルの一方の前記脚部としての第3脚部を支点として、前記第3溝部の前記内側誘導部内に挿入された前記他のセグメントコイルの前記脚部としての第4脚部が、該第3溝部の前記収容部に向かって移動可能な第2形状を有して構成され、
前記第2治具は、
前記セグメントコイルの前記第4脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向内側から押圧して、前記第3溝部の前記誘導部内の前記第4脚部を、該第3溝部の前記収容部に収容させるように移動可能に構成される、
ものである。
これにより、実施の形態1と同様の効果を奏し、別の装置もしくは追加の機構、専用治具の用意を不要として、同一装置内で、所望の層数を有するコイル整列体を形成できる。こうして、収束速度を速くさせ、安価、小型、且つ生産効率の高いコイル整列装置を提供できる。
更には、1-2層を構成するセグメントコイルと、3-4層を構成するセグメントコイルとを、同時に収束できる。これにより、更に収束速度を速くさせることができ、生産効率の高いコイル整列装置を提供できる。
また、上記のように構成された本実施の形態のコイル整列装置においては、
各前記溝部の前記内側誘導部は、
前記第1溝部よりも前記第2方向側に位置する前記溝部を第3溝部とすると、
前記第1溝部の前記収容部に挿入された前記セグメントコイルの前記第1脚部の径方向内側において該収容部内に挿入された他の前記セグメントコイルの一方の前記脚部としての第3脚部を支点として、前記第3溝部の前記内側誘導部内に挿入された前記他のセグメントコイルの前記脚部としての第4脚部が、該第3溝部の前記収容部に向かって移動可能な第2形状を有して構成される、
ものである。
このように、内側誘導部も上記第2形状を有する構成となっている。これにより、実施の形態1と同様の効果を奏し、セグメントコイルが径方向内側から押圧された際にも、第3溝部の誘導部内の第4脚部を、この第3溝部の収容部に収容させるように移動可能となる。
また、上記のように構成された本実施の形態のコイル整列装置においては、
前記第2形状として、前記内側誘導部の少なくとも周方向の一方側の内壁が、
前記第3脚部を支点として、前記第4脚部が前記内側誘導部の前記内壁に摺接しながら前記収容部内に移動される曲率を有して構成される、
ものである。
これにより、実施の形態1と同様の効果を奏し、内側誘導部が他方の脚部をその内壁に摺接させながら、収容部に誘導する形状とすることで、セグメントコイルが押圧された際の押圧力によりセグメントコイルに曲げ等が生じることが抑止できるとともに、脚部をスムーズに収容部内に誘導できる。
なお、図21で示す整列ガイドでは、内側誘導部が収容部と連通した構成を示した。しかしながら、この構成に限定するものではなく、例えば、収容部を仕切り板などで、1-2層側を構成するセグメントコイル側と、3-4層側を構成するセグメントコイル側とに仕分けた溝形状としてもよい。この場合も同じ収束動作を行うことができると共に、同様の効果を奏する。
また、上記のように構成された本実施の形態のコイル整列方法においては、
各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記内側誘導部に挿入する第2挿入工程と、
前記第2挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に前記第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向内側から押圧して、各前記内側誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第2整列工程と、を備える、
ものである。
このように、径方向内側からの押圧により、最内層(1-2層)を構成するセグメントコイルの整列が可能となる。
また、上記のように構成された本実施の形態のコイル整列方法においては、
各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記誘導部に挿入する第1挿入工程と、
前記第1挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に前記第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向外側から押圧して、各前記誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第1整列工程と、を備え、
前記1整列工程と前記第2整列工程とを同時に行う、
ものである。
これにより、1-2層を構成するセグメントコイルと、3-4層を構成するセグメントコイルを、同時に収束して、所望の層数を有するコイル整列方法を提供できる。こうして、コイルASSY形成時における収束速度を更に速くさせ、生産効率を大幅に高めることができる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 コア、1s スロット、2 セグメントコイル、
2a,2b 脚部(第1脚部、第2脚部、第3脚部、第4脚部)、2c 連結部、
10 コイルASSY(コイル整列体)、20 ステータ(電機子)、
51 ガイド溝(溝部、第1溝部、第2溝部、第3溝部)、51in 収容部、
51out 誘導部、251in 内側誘導部、50 整列ガイド(第1治具)、
60 収束ツール(第2治具)、100,200 コイル整列装置、r1 第1距離、
Cr1 第1円、L1 第1長。

Claims (14)

  1. 一対の脚部と、該一対の脚部の一端同士を連結する連結部とを有するセグメントコイルを複数個環状に整列させて環状のコイル整列体を形成するコイル整列装置であって、
    各前記セグメントコイルの前記脚部が挿入される複数の溝部のそれぞれが、前記コイル整列体の中心点の位置となる第1点から第1距離に位置する第1円上から径方向外側に向かってそれぞれ延びるように、前記第1円上において周方向に設定された間隔を隔てて形成された板状の第1治具と、
    前記第1治具に対する相対的な距離を小さくさせることにより、前記第1治具に挿入された前記セグメントコイルに径方向側から当接可能な第2治具と、を備え、
    各前記溝部は、
    前記第1円上から複数の前記脚部を径方向に並べて収容可能な第1長L1を有して径方向に沿って延びる収容部と、
    前記収容部から更に径方向外側に向かって延びる誘導部と、を有して構成され、
    前記収容部は、周方向の両側の内壁の内、少なくとも周方向の一方側の内壁が、前記第1長L1を有して直線状に伸びるように構成され、
    周方向に並ぶ複数の前記溝部において、前記セグメントコイルの一方の前記脚部としての第1脚部が挿入される前記溝部を第1溝部とし、該第1溝部よりも周方向一方側である第1方向側に位置する前記溝部を第2溝部とすると、
    各前記溝部の前記誘導部は、
    前記第1溝部の前記収容部に挿入された前記第1脚部を支点として、前記第2溝部の前記誘導部内に挿入された他方の前記脚部としての第2脚部が、該第2溝部の前記収容部に向かって移動可能な第1形状を有して構成され、
    前記第2治具は、
    前記セグメントコイルの前記第2脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向外側から押圧して、前記第2溝部の前記誘導部内の前記第2脚部を、該第2溝部の前記収容部に収容させるように移動可能に構成される、
    コイル整列装置。
  2. 前記誘導部の前記第1形状として、
    前記誘導部の周方向の両側の内壁の内、少なくとも周方向の一方側の内壁が、径方向から、周方向他方側である第2方向側に傾斜するように構成される、
    請求項1に記載のコイル整列装置。
  3. 前記収容部は、
    該収容部内に挿入された前記第1脚部を、該第1脚部の軸周りに回動可能に支持する形状を有して構成される、
    請求項2に記載のコイル整列装置。
  4. 複数の前記溝部のそれぞれは、前記収容部から径方向内側に向かってそれぞれ延びるように形成される内側誘導部を更に備え、
    周方向に並ぶ複数の前記溝部において、前記第1溝部よりも前記第2方向側に位置する前記溝部を第3溝部とすると、
    各前記溝部の前記内側誘導部は、
    前記第1溝部の前記収容部に挿入された前記セグメントコイルの前記第1脚部の径方向内側において該収容部内に挿入された他の前記セグメントコイルの一方の前記脚部としての第3脚部を支点として、前記第3溝部の前記内側誘導部内に挿入された前記他のセグメントコイルの前記脚部としての第4脚部が、該第3溝部の前記収容部に向かって移動可能な第2形状を有して構成され、
    前記第2治具は、
    前記セグメントコイルの前記第4脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向内側から押圧して、前記第3溝部の前記内側誘導部内の前記第4脚部を、該第3溝部の前記収容部に収容させるように移動可能に構成される、
    請求項2または請求項3に記載のコイル整列装置。
  5. 前記内側誘導部の前記第2形状として、
    前記内側誘導部の周方向両側の内壁の内、少なくとも周方向の一方側の内壁が、径方向から前記第2方向側に傾斜するように構成される、
    請求項4に記載のコイル整列装置。
  6. 前記第1形状として、前記誘導部の少なくとも周方向の一方側の内壁が、
    前記第1脚部を支点として、前記第2脚部が前記誘導部の前記内壁に摺接しながら前記収容部内に移動される曲率を有して構成される、
    請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のコイル整列装置。
  7. 前記第2形状として、前記内側誘導部の少なくとも周方向の一方側の内壁が、
    前記第3脚部を支点として、前記第4脚部が前記内側誘導部の前記内壁に摺接しながら前記収容部内に移動される曲率を有して構成される、
    請求項4または請求項5に記載のコイル整列装置。
  8. 前記収容部は、該収容部内において収容された複数の前記脚部が、前記コイル整列体が用いられる電機子のコアのスロット内において収容可能な形状に構成される、
    請求項2から請求項7のいずれか1項に記載のコイル整列装置。
  9. 前記第1治具が、前記第2治具に対して相対的に前記第2方向側に回転するように、
    前記第1治具あるいは前記第2治具の少なくとも一方が回転可能に構成される、
    請求項2から請求項8のいずれか1項に記載のコイル整列装置。
  10. 前記第2治具は、前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を径方向から押圧可能な押圧面を有し、
    前記押圧面は、該押圧面の前記第1方向側が最も径方向外側に位置するように、周方向に対して設定された角度分傾斜して構成される、
    請求項8に記載のコイル整列装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のコイル整列装置を用いたコイル整列方法であって、
    各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記誘導部に挿入する第1挿入工程と、
    前記第1挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に、周方向他方側である第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向外側から押圧して、各前記誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第1整列工程と、を備える、
    コイル整列方法。
  12. 前記第1挿入工程と前記第1整列工程の実行を繰り返し行う、
    請求項11に記載のコイル整列方法。
  13. 請求項4、請求項5、請求項7のいずれか1項に記載のコイル整列装置を用いたコイル整列方法であって、
    各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記内側誘導部に挿入する第2挿入工程と、
    前記第2挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に前記第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向内側から押圧して、各前記内側誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第2整列工程と、を備える、
    コイル整列方法。
  14. 各前記溝部において、各前記セグメントコイルの一方の前記脚部を各溝部の前記収容部に挿入し、他方の前記脚部を周方向に異なる各前記溝部の前記誘導部に挿入する第1挿入工程と、
    前記第1挿入工程の後において、前記第1治具を、前記第2治具に対して相対的に前記第2方向側に回転させつつ、各前記セグメントコイルの前記脚部あるいは前記連結部の少なくとも一方を前記第2治具により径方向外側から押圧して、各前記誘導部内の他方の前記脚部をそれぞれ、前記第1方向側の前記セグメントコイルから順に連続して前記収容部に収容させ、各前記溝部の前記収容部内において複数の前記脚部同士を当接させる第1整列工程と、を備え、
    前記1整列工程と前記第2整列工程とを同時に行う、
    請求項13に記載のコイル整列方法。
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