JP7335385B1 - パワードア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過負荷状態の診断結果が確定するまでにアイドルタイムを要することなく、過負荷状態の診断結果を迅速かつ的確に取得する。【解決手段】パワードア装置10は、自車両11に備わるドア14の開閉駆動を行うモータアクチュエータ19と、モータアクチュエータ19に係る駆動制御を行う制御部39と、自車両11の上下加速度αdr、及びモータアクチュエータ19に係るモータ負荷電流値Imの情報をそれぞれ取得する情報取得部33と、ドア14に過負荷状態が生じたか否かの診断を行う診断部37と、を備える。診断部37は、第1判定の結果、モータ負荷電流値Imがモータ負荷電流閾値Imthを超えた場合、ドア14に過負荷状態が生じた旨の異常診断を下す一方、第2判定の結果、上下加速度αdrが加速度閾値αdrthを超えた場合、異常診断を留保する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に備わるドアの開閉動作を行うパワードア装置に関する。
従来、車両に備わるドアの開閉動作を行うパワードア装置が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に係るパワードア装置には、バックドアを開閉駆動する電動モータの電流値を算出し、算出した電流値に基づいて、物体に対する接触や挟み込み等の過負荷状態を検知する技術が開示されている。
詳しく述べると、特許文献1に係るパワードア装置では、前記算出した電流値に基づいて、第1微分値及び第2微分値を算出する。第1微分値は第1期間における電流値の変化量を示し、第2微分値は第1期間よりも短い第2期間における電流値の変化量を示す。第1微分値が所定の負荷閾値を超えた後に、第2微分値が上昇傾向を示すときには過負荷状態である旨の判定を下す一方、第2微分値が下降傾向を示すときには外乱によるバックドアの荷重変動である(過負荷状態ではない)旨の判定を下す。
特許文献1に係るパワードア装置によれば、バックドアに関する過負荷状態を外乱による誤判定を回避しながら低荷重かつ短時間で確実に検知することができる。
特開2004-346618号公報
しかしながら、特許文献1に係るパワードア装置では、物体に対する接触や挟み込み等のドアに関する過負荷状態を検知するに際し、第1微分値が所定の負荷閾値を超えた後の第2微分値の推移を監視するための待機時間を要する。そのため、過負荷状態の検知結果が確定するまでにある程度の長さのアイドルタイム(待機時間)を要し、過負荷状態の診断結果を迅速かつ的確に得る点で改良の余地があった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、ドアに関する過負荷状態の診断結果を迅速かつ的確に取得可能なパワードア装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、(1)に係る発明は、自車両に備わるドアの開閉駆動を行うモータアクチュエータと、前記モータアクチュエータに係る駆動制御を行う制御部と、自車両の上下方向の加速度である上下加速度、及び前記モータアクチュエータに係るモータ負荷の情報をそれぞれ取得する情報取得部と、前記モータ負荷が所定の負荷閾値を超えたか否かの第1判定を行うと共に、前記上下加速度が所定の加速度閾値を超えたか否かの第2判定を行い、該第1判定及び該第2判定の結果に基づいて、ドアに過負荷状態が生じたか否かの診断を行う診断部と、を備え、前記診断部は、前記第1判定の結果、前記モータ負荷が前記負荷閾値を超えた場合、前記ドアに過負荷状態が生じた旨の異常診断を下す一方、前記第2判定の結果、前記上下加速度が前記加速度閾値を超えた場合、前記異常診断を留保することを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、ドアに関する過負荷状態の診断結果を迅速かつ的確に取得することができる。
本発明の実施形態に係るパワードア装置を搭載した車両の外観斜視図である。 パワードア装置のドアへの取付状態を表す斜視図である。 本発明の実施形態に係るパワードア装置の機能ブロック構成図である。 ドアのオート開放時におけるドア開度に対応するドア開閉速度の関係情報を概念的に表す図である。 ドアのオート閉止時におけるドア開度に対応するドア開閉速度の関係情報を概念的に表す図である。 ドアのオート開放時において、自車両の姿勢を水平姿勢から前後方向に係る傾斜姿勢に変えた際のドア開度に対するモータ負荷電流特性を対比して概念的に表す図である。 ドアのオート開放時において、自車両の姿勢を水平姿勢から左右方向に係る傾斜姿勢に変えた際のドア開度に対するモータ負荷電流特性を対比して概念的に表す図である。 ドアのオート閉止時において、自車両の姿勢を水平姿勢から前後方向に係る傾斜姿勢に変えた際のドア開度に対するモータ負荷電流特性を対比して概念的に表す図である。 ドアのオート閉止時において、自車両の姿勢を水平姿勢から左右方向に係る傾斜姿勢に変えた際のドア開度に対するモータ負荷電流特性を対比して概念的に表す図である。 ドアのオート開放時及びオート閉止時のそれぞれで自車両の姿勢を様々に変えた際において、各々の姿勢に相応しいモータ負荷電流閾値を得る目的でモータ負荷電流閾値を増減する補正が施される旨を概念的に表す図である。 本発明の実施形態に係るパワードア装置の動作説明に供するフローチャート図である。 パワードア装置の動作のうち、モータ負荷電流閾値を補正する際の手順を表すフローチャート図である。
以下、本発明の実施形態に係るパワードア装置について、適宜図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下に示す図面において、共通の機能を有する部材には共通の参照符号を付するものとする。また、部材のサイズ及び形状は、説明の便宜のため、変形又は誇張して模式的に表す場合がある。
方向を用いて説明を行う際には、特に断らない限り、運転席(前席の右側)に着座する運転者から見た前後・左右・上下に基づくものとする。要するに、「前後方向」は「車長方向」に、「左右方向」は「車幅方向」に、「上下方向」は「車高方向」に、それぞれ相当する。
本発明の実施形態に係るパワードア装置10を搭載した車両11の説明にあたり、車両11の車体を構成する複数の各部材は、特に断らない限り、鋼板等の金属材料を用いて形成されているものとする。
〔本発明の実施形態に係るパワードア装置10の構成〕
はじめに、本発明の実施形態に係るパワードア装置10を搭載した車両11の構成について、図1A、図1B、を適宜参照して説明する。
図1Aは、本発明の実施形態に係るパワードア装置10を搭載した車両11の外観斜視図である。図1Bは、パワードア装置10のドア13への取付状態を表す斜視図である。
本発明の実施形態に係るパワードア装置10を搭載した車両11は、図1Aに示すように、その側方側に左右の前席ドア13、左右の後席ドア15、左右のサイドシル17をそれぞれ備える。なお、以下の説明において、前席ドア13、及び後席ドア15の識別を特に要しない場合、これらを総称して「ドア14」と呼ぶ。
前席ドア13(ドア14)は、図1Bに示すように、車高方向に並設された一対のヒンジ機構13A、13Bを介して、車体20に対しスィングするように開閉自在に取付けられている。ドア14には、パワードア装置10において、ドア14の開閉駆動を行うモータアクチュエータ19が設けられている。
モータアクチュエータ19は、図1Bに示すように、軸方向に沿って外周にねじ溝が刻まれたスピンドルスクリュ21と、このねじ溝に螺合するねじ溝が内周に刻まれたスピンドルナット(不図示)を有し、該スピンドルナットに減速機構(不図示)を介してロータ(不図示)が連結されたドアモータ25と、を備えて構成されている。
スピンドルスクリュ21の一端は、車体20に備わるジョイント機構23を介して枢支されている。スピンドルスクリュ21の他端には、前記ドアモータ25が設けられている。ドアモータ25は、前席ドア13(ドア14)の内側に固設されている。
〔パワードア装置10に備わるドアECU28及びその周辺の構成〕
次に、本発明の実施形態に係るパワードア装置10に備わるドアECU28及びその周辺の構成について、図2、図3C~図3Gを適宜参照して説明する。
図2は、パワードア装置10の機能ブロック構成図である。図3Aは、ドア14のオート開放時におけるドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrの関係情報を概念的に表す図である。図3Bは、ドア14のオート閉止時におけるドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrの関係情報を概念的に表す図である。図3C、図3Dは、ドア14のオート開放時において、自車両11の姿勢を水平姿勢から前後方向/左右方向に係る傾斜姿勢に変えた際のドア開度Odrに対するモータ負荷電流特性を対比して概念的に表す図である。図3E、図3Fは、ドア14のオート閉止時において、自車両11の姿勢を水平姿勢から前後方向/左右方向に係る傾斜姿勢に変えた際のドア開度Odrに対するモータ負荷電流特性を対比して概念的に表す図である。図3Gは、ドア14のオート開放時及びオート閉止時のそれぞれで自車両11の姿勢を様々に変えた際において、各々の姿勢に相応しいモータ負荷電流閾値Imthを得る目的でモータ負荷電流閾値Imthを増減する補正が施される旨を概念的に表す図である。
本発明の実施形態に係るパワードア装置10では、例えば、自車両11への入室が許可された乗員がキー部材(不図示)を携帯した状態で施錠された自車両11に近づくと、キー部材と車載システム(不図示)との間で所定の認証処理が行われる。同認証処理に係る認証が成功すると、その認証成功をトリガとしてドアロックが開錠されると共に、運転席側のドア14に備わるモータアクチュエータ19が同ドア14の開放駆動を開始する。
モータアクチュエータ19によるドア14の開放駆動に関し、詳しくは後記するが、前席ドア13(ドア14)に設けたドアECU28の働きにより、逐次設定される目標ドア開閉速度Vdrtgが現在のドア開度Odrにおいて得られるように、モータアクチュエータ19に係る駆動制御、つまり、現在のドア開度Odrでのドア開閉速度Vdを目標ドア開閉速度Vdrtgに近づけるように追従させる速度追従制御が行われる。
ところで、モータアクチュエータ19を用いてドア14の駆動制御を行うに際し、ドア14及び物体間の干渉(接触や挟み込み等)に起因する過負荷状態の発生を的確に診断することが必須である。前記干渉に伴う物理的なドア14の接触から物体を保護すると共に、モータアクチュエータ19が焼損等の異常状態に陥る事態を未然に回避する趣旨である。
そこで、本発明に実施形態に係るパワードア装置10では、図2に示すように、ドアECU28に属する診断部37は、モータ負荷電流値Imが所定のモータ負荷電流閾値Imthを超えたか否かの第1判定を行うと共に、自車両11の上下加速度αdrが所定の加速度閾値αdrthを超えたか否かの第2判定を行い、第1判定及び第2判定の結果に基づいて、ドア14に過負荷状態が生じたか否かの診断を行い、特に、第1判定の結果、モータ負荷電流値Imがモータ負荷電流閾値Imthを超えた場合、ドア14に過負荷状態が生じた旨の異常診断を下す一方、第2判定の結果、自車両11の上下加速度αdrが加速度閾値αdrthを超えた場合、前記異常診断を留保することにより、外乱(自車両11の上下加速度αdrの変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上を図ることとした。
また、ECU28に属する診断部37は、自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の情報、並びにドア開度Odrの情報に基づいてモータ負荷電流閾値Imthの補正を行い、当該補正後のモータ負荷電流閾値Imthを用いて前記第1判定を行うことにより、外乱(自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢変化、ドア開度Odrの変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上を図ることとした。
前記諸機能を実現するために、本発明の実施形態に係るパワードア装置10は、図2に示すように、入力系統27、情報処理系統(ドアECU)28、出力系統29のそれぞれに属する機能部を備えて構成されている。
入力系統27に属する機能部は、ホールセンサ31、加速度センサ32を含んで構成されている。
ホールセンサ31は、モータアクチュエータ19に属するドアモータ25に係るロータの回転位置及び回転速度の時系列情報を含む検出信号を出力する。ホールセンサ31は、本発明の「ドア開度Odr」を検出する役割を果たす。
ホールセンサ31の出力信号は、ドアECU28に属する情報取得部33宛に逐次送られる。
加速度センサ32は、水平状態で静止した車両11の前後方向をx軸方向とし、左右方向(車幅方向)をy軸方向とし、上下方向(車高方向)をz軸方向として、x軸を回転軸とした回転角度であるロール角に応じた検出信号、y軸を回転軸とした回転角度であるピッチ角に応じた検出信号、z軸を回転軸とした回転角度であるヨー角に応じた検出信号をそれぞれ出力する。
加速度センサ32は、図1Bに示すように、ドアECU28の基板(不図示)に実装されている。
加速度センサ32の出力信号(ロール角/ピッチ角/ヨー角)は、ドアECU28に属する情報取得部33宛に逐次送られる。
情報処理系統であるドアECU28に属する機能部は、情報取得部33、診断部37、設定部35、制御部39を含んで構成されている。
情報取得部33は、ホールセンサ31から送られてきた出力信号を、ドア開閉速度Vdr及びドア開度Odrに係る時系列情報にそれぞれ変換する。
また、情報取得部33は、加速度センサ32から送られてきた出力信号(ロール角/ピッチ角/ヨー角)を、前後傾斜角度Afb及び左右傾斜角度Alrに係る時系列情報にそれぞれ変換する。
さらに、情報取得部33は、加速度センサ32から送られてきた出力信号(ロール角/ピッチ角/ヨー角)を、自車両11の上下加速度αdrに係る時系列情報に変換する。
さらにまた、情報取得部33は、ドア14の開閉方向の情報を取得する。ドア14の開閉方向の情報は、ドア開度Odrに係る時系列情報のうち、ある時間間隔を置いたドア開度Odrの差に係る符号の正負によって取得すればよい。
要するに、情報取得部33は、ホールセンサ31から送られてきた出力信号に基づくドア開閉速度Vdr及びドア開度Odrに係る時系列情報、自車両11の上下加速度αdrに係る時系列情報、並びに、加速度センサ32の出力信号に基づく前後傾斜角度Afb及び左右傾斜角度Alrに係る時系列情報、をそれぞれ取得する。
なお、ドア開度Odrは、例えば、全閉(閉止)状態に数値0を、全開状態(極限まで開放した状態)に数値100を割り当てることで定義域を設定しておき、現在の開閉状態に適宜の数値1~99を対応付けることによって、相対座標系におけるドア14の現在位置を表現することができる。
自車両11の上下加速度αdrとは、自車両11の上下方向(車高方向:z軸方向)に作用する加速度である。本発明の実施形態に係るパワードア装置10では、ドア14に加速度センサ32を設け、この加速度センサ32の出力信号に基づいて、自車両11の前後方向及び左右方向に係る傾斜姿勢(傾斜角度)、並びに自車両11の上下加速度αdrの情報を取得している。
また、前後傾斜角度Afbは、例えば、水平状態に数値0を、前方への傾斜状態に正の数値を、後方への傾斜状態に負の数値をそれぞれ対応付けることにより、相対座標系における車両11の前後方向に係る姿勢(傾斜角度)を表現することができる。
同様に、左右傾斜角度Alrは、例えば、水平状態に数値0を、左方への傾斜状態に正の数値を、右方への傾斜状態に負の数値をそれぞれ対応付けることにより、相対座標系における車両11の左右方向に係る姿勢(傾斜角度)を表現することができる。
情報取得部33で取得したドア開閉速度Vdr及びドア開度Odrに係る時系列情報、自車両11の上下加速度αdrに係る時系列情報、並びに、前後傾斜角度Afb及び左右傾斜角度Alrに係る時系列情報は、それぞれ設定部35に送られる。
ドアECU28に属する設定部35は、ドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrを対応付けた関係情報(図3A、図3B参照)に基づいて、現在のドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrを抽出し、当該抽出したドア開閉速度Vdrを目標ドア開閉速度Vdrtgとして設定する。
ここで、目標ドア開閉速度Vdrtgの設定手順について、ドア14のオート開放時及びオート閉止時に分けて、図3A、図3Bを適宜参照して説明する。
ドア14のオート開放時とは、例えば、自車両のイグニッションキーを所持する乗員が、ドア14の開放指示操作を行った際に、この開放指示操作をトリガとして、ドア14に設けられたモータアクチュエータ19が全閉状態のドア14を全開状態に至るまで開放駆動を行っている期間を意味する。
図3Aには、ドア14のオート開放時におけるドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrの関係情報が例示されている。
図3Aに示す関係情報のうちドア開度Odrを表す横軸は、全閉状態から第1ドア開度Odr1までドア14を開放するための第1区間と、第1ドア開度Odr1から第2ドア開度Odr2までドア14を開放するための第2区間と、第2ドア開度Odr2から全開状態までドア14を開放するための第3区間と、に区画されている。
第1区間では、ドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrの関係情報は、ほぼ右上がりの特性を示す。第2区間では、ドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrの関係情報は、横ばいの特性を示す。第3区間では、ドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrの関係情報は、右下がりの特性を示す。
一方、ドア14のオート閉止時とは、例えば、自車両の室内に着座している乗員が、不図示のドア閉止スイッチを操作することでドア14の閉止指示操作を行った際に、この閉止指示操作をトリガとして、ドア14に設けられたモータアクチュエータ19が、全開状態のドア14を全閉状態に至るまで閉止駆動を行っている期間を意味する。
図3Bには、ドア14のオート閉止時におけるドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrの関係情報が例示されている。
図3Bに示す関係情報のうちドア開度Odrを表す横軸(右手側の全開状態が起点)は、全開状態から第3ドア開度Odr3までドア14を閉止するための第4区間と、第3ドア開度Odr3から第4ドア開度Odr4までドア14を閉止するための第5区間と、第4ドア開度Odr4から全閉状態までドア14を閉止するための第6区間と、に区画されている。
第4区間では、ドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrの関係情報は、急な左上がりの特性を示す。第5区間では、ドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrの関係情報は、横ばいの特性を示す。第6区間では、ドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrの関係情報は、緩やかな左下がりの特性を示す。
本発明の実施形態に係るパワードア装置10では、ドア14のオート開放時又はオート閉止時において、ドアECU28に属する設定部35は、ドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrを対応付けた関係情報(図3A参照)に基づいて、現在のドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrを抽出し、当該抽出したドア開閉速度Vdrを目標ドア開閉速度Vdrtgとして設定する。
モータアクチュエータ19に係る駆動制御では、ドア開度Odrの変化に応じて逐次設定される目標ドア開閉速度Vdrtgが得られるように、換言すれば、現在のドア開度Odrでのドア開閉速度Vdを目標ドア開閉速度Vdrtgに近づけるように、速度追従制御が行われる。
また、ドアECU28に属する設定部35は、オート開放時では、水平姿勢に置かれた自車両11のドア開度Odr-モータ負荷電流値Imに係る関係特性線図(図3C、図3D参照)に基づいて、当該関係特性線図に従う値に所定の係数X(ただし、係数X>1)を乗算し、当該乗算後の値をモータ負荷電流閾値Imthとして設定する。
なお、実際には、モータ負荷電流値Imの生データをそのまま第1判定に用いると、ノイズ耐性が弱点となる問題がある。そこで、モータ負荷電流に係る時系列データを適時の時間間隔でサンプリングして平均値を求め、この平均値をモータ負荷電流値Imとして第1判定に用いたり、モータ負荷電流に係る時系列データに対して時間微分演算を行い、その演算値をモータ負荷電流値Imとして第1判定に用いる場合がある。
こうした運用が行われる種々のモータ負荷電流値Imはいずれも、半発明に係る技術的事項「モータ負荷が所定の負荷閾値を超えたか否かの第1判定」のうち、「モータ負荷」に相当する。
また、ドアECU28に属する設定部35は、オート閉止時では、水平姿勢に置かれた自車両11のドア開度Odr-モータ負荷電流値Imに係る関係特性線図(図3E、図3F参照)に基づいて、当該関係特性線図に従う値に所定の係数Y(ただし、係数Y>1)を乗算し、当該乗算後の値をモータ負荷電流閾値Imthとして設定する。
ドアECU28に属する設定部35により(ドア開度Odrに対応付けて)設定された目標ドア開閉速度Vdrtg、モータ負荷電流閾値Imthは、診断部37、制御部39にそれぞれ送られる。
ドアECU28に属する診断部37は、モータ負荷電流値Imが所定のモータ負荷電流閾値Imthを超えたか否かの第1判定を行う第1判定部41と、自車両11の上下加速度αdrが所定の加速度閾値αdrthを超えたか否かの第2判定を行う第2判定部43と、を備え、第1判定及び第2判定の結果に基づいて、ドア14に過負荷状態が生じたか否かの診断を行う。
モータ負荷電流閾値Imthとしては、異常診断に係る要求精度、モータアクチュエータ19に係るモータ負荷電流の設計許容値等を考慮して適宜の値が設定される。
また、加速度閾値αdrthとしては、外乱とみなせるレベルの加速度値を考慮して適宜の値が設定される。
特に、診断部37は、第1判定の結果、モータ負荷電流値Imがモータ負荷電流閾値Imthを超えた場合、ドア14に過負荷状態が生じた旨の異常診断を下す一方、第2判定の結果、自車両11の上下加速度αdrが加速度閾値αdrthを超えた場合、前記異常診断を留保する。
これにより、外乱(自車両11の上下加速度αdrの変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上を図っている。
また、診断部37は、自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の情報、並びにドア開度Odrの情報に基づいてモータ負荷電流閾値Imthの補正を行い、当該補正後のモータ負荷電流閾値Imthを用いて前記第1判定を行う。
これにより、外乱(自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢変化、ドア開度Odrの変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上を図っている。
診断部37による第1判定及び第2判定に係る結果は、制御部39に送られる。
次に、診断部37において、自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の情報、並びにドア開度Odrの情報に基づいて行われる、モータ負荷電流閾値Imthの補正の概要について説明する。
すなわち、ドアECU28に属する診断部37は、ドア14のオート開放時において、自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の情報に基づいてモータ負荷電流閾値Imthを増減する補正を行う。
ドア14のオート開放時において、前後方向又は左右方向に係る傾斜地に自車両11が所在するケースでは、平坦地に自車両11が所在するケースと比べて、ドア14の開放に伴う自重の変化が生じる。すると、逐次設定される目標ドア開閉速度Vdrtgが得られるように、モータアクチュエータ19に係る駆動制御が行われる場合、ドア14の開放に伴う自重の変化に応じて、モータアクチュエータ19に係るモータ負荷電流値Imも変化する。
具体的には、例えば図3C、図3D、図3Gに示すように、ドア14のオート開放時において、自車両11の姿勢変化によってドア14に開放状態を妨げる力が作用するケース(前上がり17度/ドア上17度)では、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて、モータ負荷電流閾値Imthを増大する補正が行われる。
ドア14に開放状態を妨げる力が作用する前記ケースでは、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて、モータ負荷電流値Imが増大する傾向を示す。そのため、かかる実情に合わせて、モータ負荷電流閾値Imthを増大する補正を行うのが好ましい。
これにより、ドア14のオート開放時において、外乱(自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上を図っている。
なお、「前上がり17度」とは、車長方向傾斜地(17度の傾斜角)に前上がり状態で所在している自車両11に備わるドアを対象とすることを意味する。
また、「ドア上17度」とは、車幅方向傾斜地(17度の傾斜角)に所在している自車両11のうち、上方側に位置するドアを対象とすることを意味する。
これに対し、例えば図3C、図3D、図3Gに示すように、ドア14のオート開放時において、自車両11の姿勢変化によってドア14に開放状態を促進する力が作用するケース(前下がり17度/ドア下17度)では、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて、モータ負荷電流閾値Imthを低減する補正が行われる。
ドア14に開放状態を促進する力が作用する前記ケースでは、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて、モータ負荷電流値Imが低減する傾向を示す。そのため、かかる実情に合わせて、モータ負荷電流閾値Imthを低減する補正を行うのが好ましい。
これにより、ドア14のオート開放時において、外乱(自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上を図っている。
なお、「前下がり17度」とは、車長方向傾斜地(17度の傾斜角)に前下がり状態で所在している自車両11に備わるドアを対象とすることを意味する。
また、「ドア下17度」とは、車幅方向傾斜地(17度の傾斜角)に所在している自車両11のうち、下方側に位置するドアを対象とすることを意味する。
一方、ドア14のオート閉止時において、ドアECU28に属する診断部37は、ドア14のオート開放時と同様に、自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の情報に基づいてモータ負荷電流閾値Imthを増減する補正を行う。
ドア14のオート閉止時において、前後方向又は左右方向に係る傾斜地に自車両11が所在するケースでは、平坦地に自車両11が所在するケースと比べて、ドア14の閉止に伴う自重の変化が生じる。すると、逐次設定される目標ドア開閉速度Vdrtgが得られるように、モータアクチュエータ19に係る駆動制御が行われる場合、ドア14の閉止に伴う自重の変化に応じて、モータアクチュエータ19に係るモータ負荷電流値Imも変化する。
具体的には、例えば、図3E、図3F、図3Gに示すように、ドア14のオート閉止時において、自車両11の姿勢変化によってドア14に閉止状態を促進する力が作用するケース(前上がり17度/ドア上17度)では、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて、モータ負荷電流閾値Imthを低減する補正が行われる。ドア14に閉止状態を促進する力が作用する前記ケースでは、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて、モータ負荷電流値Imが低減する傾向を示す。そのため、かかる実情に合わせて、モータ負荷電流閾値Imthを低減する補正を行うのが好ましい。
これにより、ドア14のオート閉止時において、外乱(自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上を図っている。
これに対し、例えば、図3E、図3F、図3Gに示すように、ドア14のオート閉止時において、自車両11の姿勢変化によってドア14に閉止状態を妨げる力が作用するケース(前下がり17度/ドア下17度)では、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて、モータ負荷電流閾値Imthを増大する補正が行われる。ドア14に閉止状態を妨げる力が作用する前記ケースでは、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて、モータ負荷電流値Imが増大する傾向を示す。そのため、かかる実情に合わせて、モータ負荷電流閾値Imthを増大する補正を行うのが好ましい。
これにより、ドア14のオート閉止時において、外乱(自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上を図っている。
なお、自車両11の姿勢変化に起因してモータ負荷電流閾値Imthを増大又は低減する補正を行うにあたり、前後傾斜角度Afbに係る補正量と、左右傾斜角度Alrに係る補正量と、をそれぞれ独立して求めておき、これらの補正量を加算することで統合した統合補正量を用いて、モータ負荷電流閾値Imthを増大又は低減する補正を行っても構わない。
また、モータ負荷電流閾値Imthを増減する補正を行うにあたり、例えば、自車両11が平坦地に所在する場合の、ドア開度Odrの変化に対するモータ負荷電流値Imの標準的な変化を関係付けた標準関係情報テーブルを予め用意しておき、標準的なモータ負荷電流値Imに対し、増大補正時には値(1.5)を、補正なし時には値(1.3)を、低減補正時には値(1.1)をそれぞれ乗算することにより、モータ負荷電流閾値Imthを増減する補正を行えばよい。
ただし、前記の各値(1.5)、(1.3)、(1.1)は単なる例示に過ぎない。そのため、本発明は、前記例示した各値にとらわれることなく、発明の技術的範囲を逸脱しない限りにおいて、様々な形態で実施することができる。
なお、モータ負荷電流閾値Imthを増減する補正とは、標準的なモータ負荷電流閾値Imを基準として、それよりも大きい値に補正するケースを増大する補正と呼ぶ一方、それよりも小さい値に補正するケースを低減する補正と呼ぶ。
ところで、自車両11に前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の変化が生じている場合において、ドア14に作用する重力の大きさは、ドア開度Odrの大小に応じて変化する。つまり、自車両11が水平姿勢に対して傾く姿勢の変化が生じている場合において、ドア開度Odrと、その時のモータアクチュエータ19に係るモータ負荷電流値Im(モータ負荷電流閾値Imthも同様)との間には、密接な関係がある。
そこで、ドアECU28に属する診断部37は、自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の情報、並びに、ドア開度Odrに基づいて、モータ負荷電流閾値Imthを増減する補正を行う。
詳しく述べると、図3C、図3D、図3Gに示すように、ドア14のオート開放時において、自車両11の姿勢変化によってドア14に開放状態を妨げる力が作用するケース(前上がり17度/ドア上17度)では、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて、モータ負荷電流閾値Imthを増大する補正が行われる。
かかる補正は、あるドア開度Odrでのモータ負荷電流閾値Imthに関する補正量を、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて増大することで行われる。
具体的には、あるドア開度Odrでのモータ負荷電流閾値Imthに関する補正量は、
〔(前後傾斜角度Afb*傾斜係数β)*現在のドア開度Odr〕により表すことができる。当該補正量は、前後傾斜角度Afbが大きくなるほど、現在のドア開度Odrが大きくなるほど、大きい値になる。ここで、(前後傾斜角度Afb*傾斜係数β)とは、ドア14の駆動開始時に必要な出力(Duty比)を意味する(以下、同様)。
これに対し、ドア14のオート開放時において、自車両11の姿勢変化によってドア14に開放状態を促進する力が作用するケース(前下がり17度/ドア下17度)では、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて、モータ負荷電流閾値Imthを低減する補正が行われる。
かかる補正は、あるドア開度Odrでのモータ負荷電流閾値Imthに対する補正量を、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて低減することで行われる。
具体的には、あるドア開度Odrでのモータ負荷電流閾値Imthに対する補正量は、〔(前後傾斜角度Afb*傾斜係数β)*(全開時のドア開度Odr-現在のドア開度Odr)〕により表すことができる。当該補正量は、前後傾斜角度Afbが大きくなるほど大きい値になる一方、現在のドア開度Odrが大きくなるほど小さい値になる。
一方、図3E、図3F、図3Gに示すように、ドア14のオート閉止時において、自車両11の姿勢変化によってドア14に閉止状態を妨げる力が作用するケース(前下がり17度/ドア下17度)では、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて、モータ負荷電流閾値Imthを増大する補正が行われる。
かかる補正は、あるドア開度Odrでのモータ負荷電流閾値Imthに対する補正量を、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて増大することで行われる。
具体的には、あるドア開度Odrでのモータ負荷電流閾値Imthに対する補正量は、〔(前後傾斜角度Afb*傾斜係数β)*現在のドア開度Odr〕により表すことができる。当該補正量は、前後傾斜角度Afbが大きくなるほど、現在のドア開度Odrが大きくなるほど、大きい値になる。
これに対し、ドア14のオート閉止時において、自車両11の姿勢変化によってドア14に閉止状態を促進する力が作用するケース(前上がり17度/ドア上17度)では、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて、モータ負荷電流閾値Imthを低減する補正が行われる。
かかる補正は、あるドア開度Odrでのモータ負荷電流閾値Imthに対する補正量を、自車両11が水平姿勢にあるケースと比べて低減することで行われる。
具体的には、あるドア開度Odrでのモータ負荷電流閾値Imthに対する補正量は、〔(前後傾斜角度Afb*傾斜係数β)*(全開時のドア開度Odr-現在のドア開度Odr)〕により表すことができる。当該補正量は、前後傾斜角度Afbが大きくなるほど大きい値になる一方、現在のドア開度Odrが大きくなるほど小さい値になる。
このように構成すれば、自車両11に姿勢の変化が生じており、かつ、ドア14が全閉状態でも全開状態でもない場合において、外乱(自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢変化、ドア開度Odrの変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上に貢献することができる。
診断部37において、自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の情報、並びにドア開度Odrの情報に基づいて行われるモータ負荷電流閾値Imthの補正結果は、制御部39に送られる。
制御部39は、時々刻々と変化する現在のドア開度Odrにおいて、設定部35により設定された目標ドア開閉速度Vdrtgが得られるように、モータアクチュエータ19に係る駆動制御を行う。
具体的には、制御部39は、現在のドア開度Odrでのドア開閉速度Vdを目標ドア開閉速度Vdrtgに近づけるように追従させる速度追従制御を行う。
〔本発明の実施形態に係るパワードア装置10の動作〕
次に、本発明の実施形態に係るパワードア装置10の動作について、図4A、図4Bを適宜参照して説明する。図4Aは、本発明の実施形態に係るパワードア装置10の動作説明に供するフローチャート図である。図4Bは、パワードア装置10の動作のうち、モータ負荷電流閾値Imthを補正する際の手順を表すフローチャート図である。
前提として、自車両11に備わるドア14はオート開放状態であり、自車両11の姿勢は前上がり(坂道に対して登り方向を向いている)であるとする。
図4Aに示すステップS11において、ドアECU28に属する情報取得部33は、ホールセンサ31の出力信号に基づくドア開閉速度Vdr及びドア開度Odrに係る時系列情報、自車両11の上下加速度αdrに係る時系列情報、並びに、加速度センサ32の出力信号に基づく前後傾斜角度Afb及び左右傾斜角度Alrに係る時系列情報、をそれぞれ取得する。
ステップS12において、ドアECU28に属する設定部35は、ドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrを対応付けた関係情報(図3A、図3B参照)に基づいて、現在のドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrを抽出し、当該抽出したドア開閉速度Vdrを(現在のドア開度Odrに対応する)目標ドア開閉速度Vdrtgとして設定する。
ステップS13において、ドアECU28に属する設定部35は、水平姿勢に置かれた自車両11のドア開度Odr-モータ負荷電流値Imに係る関係特性線図(図3C、図3D参照)に基づいて、当該関係特性線図に従う値に所定の係数X(ただし、係数X>1)を乗算し、当該乗算後の値を(現在のドア開度Odrに対応する)モータ負荷電流閾値Imthとして設定する。
サブルーチンSubにおいて、ドアECU28に属する診断部37は、前後傾斜角度Afb/左右傾斜角度Alr/ドア開度Odrに基づきモータ負荷電流閾値Imth を補正する。
ここで、サブルーチンSubについて、図4Bを参照して説明する。
図4Bに示すサブルーチンSubのステップS21において、ドアECU28に属する診断部37は、自車両11の前後傾斜角度Afbが所定の前後傾斜角度閾値Afbthを超えているか否かを判定する。
ステップS21の判定の結果、自車両11の前後傾斜角度Afbが所定の前後傾斜角度閾値Afbthを超えている旨の判定が下された場合(ステップS21のYes)、ドアECU28は、処理の流れを次のステップS22へと進ませる。
一方、ステップS21の判定の結果、自車両11の前後傾斜角度Afbが所定の前後傾斜角度閾値Afbthを超えていない旨の判定が下された場合(ステップS21のNo)、ドアECU28は、処理の流れをステップS23へとジャンプさせる。
サブルーチンSubのステップS22において、ドアECU28に属する診断部37は、前後傾斜角度Afb/現在のドア開度Odrに基づきモータ負荷電流閾値Imth を増減する補正を行う。
前提条件(自車両11に備わるドア14はオート開放状態であり、自車両11の姿勢は前上がり)を踏まえると、診断部37は、前後傾斜角度Afb/現在のドア開度Odrに基づきモータ負荷電流閾値Imthを増大する補正が行われることになる。
サブルーチンSubのステップS23において、ドアECU28に属する診断部37は、自車両11の左右傾斜角度Alrが所定の左右傾斜角度閾値Alrthを超えているか否かを判定する。
ステップS23の判定の結果、自車両11の左右傾斜角度Alrが所定の左右傾斜角度閾値Alrthを超えている旨の判定が下された場合(ステップS23のYes)、ドアECU28は、処理の流れを次のステップS24へと進ませる。
一方、ステップS23の判定の結果、自車両11の左右傾斜角度Alrが所定の左右傾斜角度閾値Alrthを超えていない旨の判定が下された場合(ステップS23のNo)、ドアECU28は、処理の流れをステップS25へとジャンプさせる。
サブルーチンSubのステップS24において、ドアECU28に属する診断部37は、左右傾斜角度Alr/現在のドア開度Odrに基づきモータ負荷電流閾値Imth を増減する補正を行う。
前提条件(自車両11に備わるドア14はオート開放状態であり、自車両11の姿勢は前上がり)を踏まえると、診断部37は、前後傾斜角度Afb/現在のドア開度Odrに基づきモータ負荷電流閾値Imth を増大する補正が行われることになる。
その後、ドアECU28は、処理の流れを図4Aに示すメインルーチンに戻す。
図4Aに示すメインルーチンに戻って説明を続けると、ステップS14において、ドアECU28に属する制御部39は、現在のドア開度Odrにおいて、設定部35により設定された目標ドア開閉速度Vdrtgが得られるように、モータアクチュエータ19に係る駆動制御を行う。
具体的には、制御部39は、現在のドア開度Odrでのドア開閉速度Vdを目標ドア開閉速度Vdrtgに近づけるように追従させる速度追従制御を行う。
前提条件(自車両11に備わるドア14はオート開放状態であり、自車両11の姿勢は前上がり)を踏まえると、制御部39は、前後傾斜角度Afb/現在のドア開度Odrに基づいて、水平姿勢に置かれた自車両11のドア開度Odr-モータ負荷電流値Imに係る関係特性線図(図3C参照)に従う値に比べて、モータ負荷電流値Imを増大する補正が行われる。
自車両11の姿勢変化によってドア14に開放状態を妨げる力が作用するケース(前上がり17度)では、速度追従制御を的確に行うためには、自車両11が水平姿勢に置かれている場合の値と比べて、モータ負荷電流値Imを増大する必要があるからである。
なお、ドア14がオート開放状態であり、かつ、ドア14に開放状態を妨げる(負荷を増やす)力が作用するケース(前上がり17度:図3C参照)では、モータ負荷電流値Imは、ドア開度Odrが大きい領域(図3Cの第3区間を参照)での増大度が大きくなる傾向がある。これは、ドア開度Odrが大きくなるほど、ドア14の自重に伴う重さ(ドア14の質量*重力加速度)がモータ負荷に及ぼす影響が大きくなるからである。
一方、ドア14がオート開放状態であり、かつ、ドア14に開放状態を促進する(負荷を減らす)力が作用するケース(前下がり17度:図3C参照)では、前後傾斜角度Afb/現在のドア開度Odrに基づいて、水平姿勢に置かれた自車両11のドア開度Odr-モータ負荷電流値Imに係る関係特性線図(図3C参照)に従う値に比べて、モータ負荷電流値Imを低減する補正が行われる。
自車両11の姿勢変化によってドア14に開放状態を促進する力が作用するケース(前下がり17度)では、速度追従制御を的確に行うためには、自車両11が水平姿勢に置かれている場合の値と比べて、モータ負荷電流値Imを低減する必要があるからである。
なお、ドア14がオート開放状態であり、かつ、ドア14に開放状態を促進する(負荷を減らす)力が作用するケース(前下がり17度:図3C参照)では、モータ負荷電流値Imは、ドア開度Odrが大きい領域(図3Cの第3区間を参照)での低減度が大きくなる傾向がある。これは、ドア開度Odrが大きくなるほど、ドア14の自重に伴う重さ(ドア14の質量*重力加速度)がモータ負荷に及ぼす影響が大きくなるからである。
これに対し、自車両11に備わるドア14はオート開放状態であり、自車両11の車体20に対してドア14が上方に位置するケース(ドア上17度:図3D参照)では、制御部39は、左右傾斜角度Alr/現在のドア開度Odrに基づいて、水平姿勢に置かれた自車両11のドア開度Odr-モータ負荷電流値Imに係る関係特性線図(図3D参照)に従う値に比べて、モータ負荷電流値Imを増大する補正が行われる。
自車両11の姿勢変化によってドア14に開放状態を妨げる力が作用するケース(ドア上17度)では、速度追従制御を的確に行うためには、自車両11が水平姿勢に置かれている場合の値と比べて、モータ負荷電流値Imを増大する必要があるからである。
なお、ドア14がオート開放状態であり、かつ、ドア14に開放状態を妨げる(負荷を増やす)力が作用するケース(ドア上17度:図3D参照)では、モータ負荷電流値Imは、ドア開度Odrが小さい領域(図3Dの第1区間を参照)での増大度が大きくなる傾向がある。これは、ドア開度Odrが小さいほど、ドア14の自重に伴う重さ(ドア14の質量*重力加速度)がモータ負荷に及ぼす影響が大きくなるからである。
一方、ドア14がオート開放状態であり、かつ、ドア14に開放状態を促進する(負荷を減らす)力が作用するケース(ドア下17度:図3D参照)では、左右傾斜角度Alr/現在のドア開度Odrに基づいて、水平姿勢に置かれた自車両11のドア開度Odr-モータ負荷電流値Imに係る関係特性線図(図3D参照)に従う値に比べて、モータ負荷電流値Imを低減する補正が行われる。
自車両11の姿勢変化によってドア14に開放状態を促進する力が作用するケース(ドア下17度)では、速度追従制御を的確に行うためには、自車両11が水平姿勢に置かれている場合の値と比べて、モータ負荷電流値Imを低減する必要があるからである。
なお、ドア14がオート開放状態であり、かつ、ドア14に開放状態を促進する(負荷を減らす)力が作用するケース(ドア下17度:図3D参照)では、モータ負荷電流値Imは、ドア開度Odrが小さい領域(図3Dの第1区間を参照)での低減度が大きくなる傾向がある。これは、ドア開度Odrが小さいほど、ドア14の自重に伴う重さ(ドア14の質量*重力加速度)がモータ負荷に及ぼす影響が大きくなるからである。
次に、ドア14がオート閉止状態であるケースについて説明する。ドア14がオート閉止状態であり、かつ、ドア14に閉止状態を妨げる(負荷を増やす)力が作用するケース(前下がり17度:図3E参照)では、制御部39は、左右傾斜角度Alr/現在のドア開度Odrに基づいて、水平姿勢に置かれた自車両11のドア開度Odr-モータ負荷電流値Imに係る関係特性線図(図3E参照)に従う値に比べて、モータ負荷電流値Imを増大する補正が行われる。
自車両11の姿勢変化によってドア14に閉止状態を妨げる力が作用するケース(前下がり17度)では、速度追従制御を的確に行うためには、自車両11が水平姿勢に置かれている場合の値と比べて、モータ負荷電流値Imを増大する必要があるからである。
なお、ドア14がオート閉止状態であり、かつ、ドア14に閉止状態を妨げる(負荷を増やす)力が作用するケース(前下がり17度:図3E参照)では、モータ負荷電流値Imは、ドア開度Odrが大きい領域(図3Eの第4区間を参照)での増大度が大きくなる傾向がある。これは、ドア開度Odrが大きくなるほど、ドア14の自重に伴う重さ(ドア14の質量*重力加速度)がモータ負荷に及ぼす影響が大きくなるからである。
これに対し、ドア14がオート閉止状態であり、かつ、ドア14に閉止状態を促進する(負荷を減らす)力が作用するケース(前上がり17度:図3E参照)では、前後傾斜角度Afb/現在のドア開度Odrに基づいて、水平姿勢に置かれた自車両11のドア開度Odr-モータ負荷電流値Imに係る関係特性線図(図3E参照)に従う値に比べて、モータ負荷電流値Imを低減する補正が行われる。
自車両11の姿勢変化によってドア14に閉止状態を促進する力が作用するケース(前上がり17度)では、速度追従制御を的確に行うためには、自車両11が水平姿勢に置かれている場合の値と比べて、モータ負荷電流値Imを低減する必要があるからである。
なお、ドア14がオート閉止状態であり、かつ、ドア14に閉止状態を促進する(負荷を減らす)力が作用するケース(前上がり17度:図3E参照)では、モータ負荷電流値Imは、ドア開度Odrが大きい領域(図3Eの第4区間を参照)での低減度が大きくなる傾向がある。これは、ドア開度Odrが大きくなるほど、ドア14の自重に伴う重さ(ドア14の質量*重力加速度)がモータ負荷に及ぼす影響が大きくなるからである。
これに対し、自車両11に備わるドア14はオート閉止状態であり、自車両11の車体20に対してドア14が下方に位置するケース(ドア下17度:図3F参照)では、制御部39は、左右傾斜角度Alr/現在のドア開度Odrに基づいて、水平姿勢に置かれた自車両11のドア開度Odr-モータ負荷電流値Imに係る関係特性線図(図3F参照)に従う値に比べて、モータ負荷電流値Imを増大する補正が行われる。
自車両11の姿勢変化によってドア14に閉止状態を妨げる力が作用するケース(ドア下17度)では、速度追従制御を的確に行うためには、自車両11が水平姿勢に置かれている場合の値と比べて、モータ負荷電流値Imを増大する必要があるからである。
なお、ドア14がオート閉止状態であり、かつ、ドア14に閉止状態を妨げる(負荷を増やす)力が作用するケース(ドア下17度:図3F参照)では、モータ負荷電流値Imは、ドア開度Odrが小さい領域(図3Fの第6区間を参照)での増大度が大きくなる傾向がある。これは、ドア開度Odrが小さいほど、ドア14の自重に伴う重さ(ドア14の質量*重力加速度)がモータ負荷に及ぼす影響が大きくなるからである。
一方、ドア14がオート閉止状態であり、かつ、ドア14に閉止状態を促進する(負荷を減らす)力が作用するケース(ドア上17度:図3F参照)では、左右傾斜角度Alr/現在のドア開度Odrに基づいて、水平姿勢に置かれた自車両11のドア開度Odr-モータ負荷電流値Imに係る関係特性線図(図3F参照)に従う値に比べて、モータ負荷電流値Imを低減する補正が行われる。
自車両11の姿勢変化によってドア14に閉止状態を促進する力が作用するケース(ドア上17度)では、速度追従制御を的確に行うためには、自車両11が水平姿勢に置かれている場合の値と比べて、モータ負荷電流値Imを低減する必要があるからである。
なお、ドア14がオート閉止状態であり、かつ、ドア14に閉止状態を促進する(負荷を減らす)力が作用するケース(ドア上17度:図3F参照)では、モータ負荷電流値Imは、ドア開度Odrが小さい領域(図3Fの第6区間を参照)での低減度が大きくなる傾向がある。これは、ドア開度Odrが小さいほど、ドア14の自重に伴う重さ(ドア14の質量*重力加速度)がモータ負荷に及ぼす影響が大きくなるからである。
次に、ステップS15において、ドアECU28に属する診断部37の第1判定部41は、モータ負荷電流値ImがサブルーチンSUBにて補正後のモータ負荷電流閾値Imthを超えたか否かの第1判定を行う。
ステップS15の第1判定の結果、モータ負荷電流値ImがサブルーチンSUBにて補正後のモータ負荷電流閾値Imthを超えていない旨の判定が下された場合(ステップS15のNo)、ドアECU28は、処理の流れを最初に戻し、以降の処理を順次行わせる。
一方、ステップS15の第1判定の結果、モータ負荷電流値ImがサブルーチンSUBにて補正後のモータ負荷電流閾値Imthを超えた旨の判定が下された場合(ステップS15のYes)、ドアECU28は、処理の流れを次のステップS16へと進ませる。
ステップS16において、ドアECU28に属する診断部37の第2判定部43は、自車両11の上下加速度αdrが所定の加速度閾値αdrthを超えたか否かの第2判定を行う。
ステップS16の第2判定の結果、自車両11の上下加速度αdrが所定の加速度閾値αdrthを超えていない旨の判定が下された場合、ドアECU28は、処理の流れを次のステップS17へと進ませる。
一方、ステップS16の第2判定の結果、自車両11の上下加速度αdrが所定の加速度閾値αdrthを超えた旨の判定が下された場合、ドアECU28は、処理の流れをステップS18へとジャンプさせる。
ステップS17において、ドアECU28に属する診断部37は、ドア14に過負荷状態が生じた旨の異常診断を下す。その後、ドアECU28は、一連の処理の流れを終了させる。
ステップS18において、ドアECU28に属する診断部37は、ドア14に過負荷状態が生じた旨の異常診断を留保する。その後、ドアECU28は、処理の流れを最初に戻し、以降の処理を順次行わせる。
〔本発明の実施形態に係るパワードア装置10が奏する作用効果〕
次に、本発明の実施形態に係るパワードア装置10が奏する作用効果について説明する。
第1の観点に基づくパワードア装置10は、自車両11に備わるドア14の開閉駆動を行うモータアクチュエータ19と、モータアクチュエータ19に係る駆動制御を行う制御部39と、自車両11の上下方向の加速度である上下加速度αdr、及びモータアクチュエータ19に係るモータ負荷電流値Im(モータ負荷)の情報をそれぞれ取得する情報取得部33と、モータ負荷電流値Im(モータ負荷)が所定のモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)を超えたか否かの第1判定を行うと共に、上下加速度αdrが所定の加速度閾値αdrthを超えたか否かの第2判定を行い、第1判定及び第2判定の結果に基づいて、ドア14に過負荷状態が生じたか否かの診断を行う診断部37と、を備える。
診断部37は、第1判定の結果、モータ負荷電流値Im(モータ負荷)がモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)を超えた場合、ドア14に過負荷状態が生じた旨の異常診断を下す一方、第2判定の結果、上下加速度αdrが加速度閾値αdrthを超えた場合、異常診断を留保する構成を採用することとした。
第1の観点に基づくパワードア装置10によれば、診断部37は、第1判定の結果、モータ負荷電流値Im(モータ負荷)がモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)を超えた場合、ドア14に過負荷状態が生じた旨の異常診断を下す一方、第2判定の結果、上下加速度αdrが加速度閾値αdrthを超えた場合、異常診断を留保するため、過負荷状態の診断結果が確定するまでにアイドルタイム(待機時間)を要することなく、の診断結果を迅速かつ的確に取得することができる。
また、第1の観点に基づくパワードア装置10によれば、車室内への乗降性向上を図ることにより、居住性向上に資することができる。
また、第2の観点に基づくパワードア装置10は、第1の観点に基づくパワードア装置10であって、情報取得部33は、自車両11の前後方向又は左右方向に係る傾斜のうち少なくとも一方を含む姿勢の情報をさらに取得し、診断部37は、自車両11の姿勢の情報に基づいてモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)の補正を行い、当該補正後のモータ負荷電流閾値Imthを用いて前記第1判定を行う構成を採用しても構わない。
第2の観点に基づくパワードア装置10によれば、診断部37は、自車両11の姿勢の情報に基づいてモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)の補正を行い、当該補正後のモータ負荷電流閾値Imthを用いて前記第1判定を行うため、第1の観点に基づくパワードア装置10と比べて、外乱(自車両11の姿勢の変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上に貢献することができる。
また、第3の観点に基づくパワードア装置10は、第2の観点に基づくパワードア装置10であって、ドアは、自車両11の車体20に設けたヒンジ機構13A、13Bに枢支されて開閉するスウィング形式のドア14であり、情報取得部33は、ドアの開度であるドア開度の情報をさらに取得し、診断部37は、ドア開度Odrの情報に基づいてモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)の補正を行い、当該補正後のモータ負荷電流閾値Imthを用いて第1判定を行う構成を採用しても構わない。
第3の観点に基づくパワードア装置10によれば、診断部37は、ドア開度Odrの情報に基づいてモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)の補正を行い、当該補正後のモータ負荷電流閾値Imthを用いて第1判定を行うため、第2の観点に基づくパワードア装置10と比べて、外乱(ドア開度Odrの変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上に貢献することができる。
また、第4の観点に基づくパワードア装置10は、第3の観点に基づくパワードア装置10であって、情報取得部33は、自車両11の前後方向の傾斜に係る姿勢の情報をさらに取得し、診断部37は、自車両11の前後方向の傾斜に係る姿勢の情報、及びドア開度Odrの情報に基づいてモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)の補正を行い、当該補正後のモータ負荷電流閾値Imthを用いて第1判定を行う構成を採用しても構わない。
第4の観点に基づくパワードア装置10によれば、診断部37は、前後方向の傾斜に係る姿勢の情報、及びドア開度Odrの情報に基づいてモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)の補正を行い、当該補正後のモータ負荷電流閾値Imthを用いて第1判定を行うため、第3の観点に基づくパワードア装置10と比べて、外乱(自車両11の前後方向の傾斜に係る姿勢の変化、及びドア開度Odrの変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上に貢献することができる。
また、第5の観点に基づくパワードア装置10は、第4の観点に基づくパワードア装置10であって、情報取得部33は、自車両11の左右方向の傾斜に係る姿勢の情報をさらに取得し、診断部37は、自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の情報、並びにドア開度Odrの情報に基づいてモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)の補正を行い、当該補正後のモータ負荷電流閾値Imthを用いて第1判定を行う構成を採用しても構わない。
第5の観点に基づくパワードア装置10によれば、診断部37は、前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の情報、並びにドア開度Odrの情報に基づいてモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)の補正を行い、当該補正後のモータ負荷電流閾値Imthを用いて第1判定を行うため、第4の観点に基づくパワードア装置10と比べて、外乱(自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の変化、並びにドア開度Odrの変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上に貢献することができる。
また、第6の観点に基づくパワードア装置10は、第3~第5のいずれかの観点に基づくパワードア装置10であって、ドア14に設けられ、前後方向、左右方向、上下方向を含む3次元方向の各々の加速度を検出する加速度センサ32をさらに備え、情報取得部33は、加速度センサ32が検出した3次元方向の加速度に基づいて、自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の情報をさらに取得し、診断部37は、ドア14が全閉状態にある際の、自車両11の姿勢の情報を予め記憶しておき、ドア14が開放状態にある場合に、前記記憶した自車両11の姿勢に基づいてモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)の補正を行い、当該補正後のモータ負荷電流閾値Imthを用いて第1判定を行う構成を採用しても構わない。
第6の観点に基づくパワードア装置10では、加速度センサ32をドア14に設けた場合であって、加速度センサ32により検出された前後方向、左右方向、上下方向を含む3次元方向の各々の加速度の情報に基づいて自車両11の姿勢の情報を取得する場合には、ドア開度Odrの変化に応じて自車両11の姿勢に誤差が生じる。
この点、第6の観点に基づくパワードア装置10によれば、ドア14が全閉状態にある際の、自車両11の姿勢の情報を予め記憶しておき、当該ドア14が開放状態にある場合に、前記記憶した自車両11の姿勢に基づいて所定の処理を行うため、高精度で取得した自車両11の姿勢の情報に基づいて所定の処理を遂行することができる。
すなわち、高精度で取得した自車両11の姿勢の情報に基づいてモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)の補正を行い、当該補正後のモータ負荷電流閾値Imthを用いて第1判定を行うため、第3~第5のうちいずれかの観点に基づくパワードア装置10と比べて、外乱(自車両11の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の変化)が異常診断結果に与える影響を抑制し、これをもって異常診断の精度向上に貢献する作用効果を、3次元方向の各々の加速度を検出する加速度センサ32をドア14に設けることで得ることができる。
なお、前記加速度センサ32による3次元方向の各々の加速度の情報は、前記したような傾斜角センサの代替としてだけではなく、例えばエアバッグの作動に係る情報、ヨーレートを得るための情報として共用することができる。
そのため、別途の傾斜角センサ、エアバッグセンサ、ヨーレートーセンサを設けることなく、前記した所要の作用効果を得ることができるという副次的な作用効果を奏する。
第7の観点に基づくパワードア装置10は、本発明の実施形態に係るパワードア装置10では、ドア開度Odrの変化に対応して逐次設定されるドア開閉速度Vdrに追従するようにモータアクチュエータ19の駆動制御が行われる点に言及したものである。
すなわち、第7の観点に基づくパワードア装置10は、自車両11に備わるドア14の開閉駆動を行うモータアクチュエータ19と、自車両11の上下方向の加速度である上下加速度αdr、モータアクチュエータ19に係るモータ負荷電流値Im(モータ負荷)、及びドア14の開度であるドア開度Odrの情報をそれぞれ取得する情報取得部33と、ドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrを対応付けた関係情報に基づいて、現在のドア開度Odrに対応するドア開閉速度Vdrを抽出し、当該抽出したドア開閉速度Vdrを目標ドア開閉速度Vdrtgとして設定する設定部35と、現在のドア開度Odrにおいて設定部35により設定された目標ドア開閉速度Vdrtgが得られるように、モータアクチュエータ19に係る駆動制御を行う制御部39と、モータ負荷電流値Im(モータ負荷)が所定のモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)を超えたか否かの第1判定を行うと共に、上下加速度αdrが所定の加速度閾値αdrthを超えたか否かの第2判定を行い、第1判定及び第2判定の結果に基づいて、ドア14に過負荷状態が生じたか否かの診断を行う診断部37と、を備える。
診断部37は、第1判定の結果、モータ負荷電流値Im(モータ負荷)がモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)を超えた場合、ドア14に過負荷状態が生じた旨の異常診断を下す一方、第2判定の結果、上下加速度αdrが加速度閾値αdrthを超えた場合、異常診断を留保する構成を採用することとした。
第7の観点に基づくパワードア装置10によれば、ドア開度Odrの変化に対応して逐次設定されるドア開閉速度Vdrに追従するようにモータアクチュエータ19の駆動制御が行われる前提で、診断部37は、第1判定の結果、モータ負荷電流値Im(モータ負荷)がモータ負荷電流閾値Imth(負荷閾値)を超えた場合、ドア14に過負荷状態が生じた旨の異常診断を下す一方、第2判定の結果、上下加速度αdrが加速度閾値αdrthを超えた場合、異常診断を留保するため、ドア開閉速度Vdr追従型の駆動制御が行われるパワードア装置10において、過負荷状態の診断結果が確定するまでにアイドルタイム(待機時間)を要することなく、過負荷状態の診断結果を迅速かつ的確に取得することができる。
〔その他の実施形態〕
以上説明した複数の実施形態は、本発明の具現化の例を示したものである。したがって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならない。本発明はその要旨またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形態で実施することができるからである。
本発明に係るパワードア装置10が適用されるドア14としては、車両11に備えられるヒンジ式の前席ドア、後席ドアを例示することができる。ただし、スライド式のドア、バックドアも、本発明に係る技術的範囲の射程に包含される。
10 パワードア装置
11 車両(自車両)
13A、13B ヒンジ機構
14 ドア
19 モータアクチュエータ
20 車体
23 ジョイント機構
25 ドアモータ(モータアクチュエータ)
31 ホールセンサ
32 加速度センサ
33 情報取得部
35 設定部
37 診断部
39 制御部
41 第1判定部
43 第2判定部
αdr 上下加速度
αdr th 上下加速度閾値
Im モータ負荷電流値(モータ負荷)
Imth モータ負荷電流閾値(負荷閾値)
Odr ドア開度
Vdr ドア開閉速度

Claims (7)

  1. 自車両に備わるドアの開閉駆動を行うモータアクチュエータと、
    前記モータアクチュエータに係る駆動制御を行う制御部と、
    自車両の上下方向の加速度である上下加速度、及び前記モータアクチュエータに係るモータ負荷の情報をそれぞれ取得する情報取得部と、
    前記モータ負荷が所定の負荷閾値を超えたか否かの第1判定を行うと共に、前記上下加速度が所定の加速度閾値を超えたか否かの第2判定を行い、該第1判定及び該第2判定の結果に基づいて、ドアに過負荷状態が生じたか否かの診断を行う診断部と、を備え、
    前記診断部は、前記第1判定の結果、前記モータ負荷が前記負荷閾値を超えた場合、前記ドアに過負荷状態が生じた旨の異常診断を下す一方、前記第2判定の結果、前記上下加速度が前記加速度閾値を超えた場合、前記異常診断を留保する
    ことを特徴とするパワードア装置。
  2. 請求項1に記載のパワードア装置であって、
    前記情報取得部は、自車両の前後方向又は左右方向に係る傾斜のうち少なくとも一方を含む姿勢の情報をさらに取得し、
    前記診断部は、自車両の前記姿勢の情報に基づいて前記負荷閾値の補正を行い、当該補正後の負荷閾値を用いて前記第1判定を行う
    ことを特徴とするパワードア装置。
  3. 請求項2に記載のパワードア装置であって、
    前記ドアは、自車両の車体に設けたヒンジ機構に枢支されて開閉するスウィング形式のドアであり、
    前記情報取得部は、前記ドアの開度であるドア開度の情報をさらに取得し、
    前記診断部は、前記ドア開度の情報に基づいて前記負荷閾値の補正を行い、当該補正後の負荷閾値を用いて前記第1判定を行う
    ことを特徴とするパワードア装置。
  4. 請求項3に記載のパワードア装置であって、
    前記情報取得部は、自車両の前後方向の傾斜に係る姿勢の情報をさらに取得し、
    前記診断部は、前記前後方向の傾斜に係る姿勢の情報、及び前記ドア開度の情報に基づいて前記負荷閾値の補正を行い、当該補正後の負荷閾値を用いて前記第1判定を行う
    ことを特徴とするパワードア装置。
  5. 請求項4に記載のパワードア装置であって、
    前記情報取得部は、自車両の左右方向の傾斜に係る姿勢の情報をさらに取得し、
    前記診断部は、前記前後方向及び前記左右方向の傾斜に係る姿勢の情報、並びに前記ドア開度の情報に基づいて前記負荷閾値の補正を行い、当該補正後の負荷閾値を用いて前記第1判定を行う
    ことを特徴とするパワードア装置。
  6. 請求項3~5のいずれか一項に記載のパワードア装置であって、
    前記ドアに設けられ、前後方向、左右方向、上下方向を含む3次元方向の各々の加速度を検出する加速度センサをさらに備え、
    前記情報取得部は、前記加速度センサが検出した前記3次元方向の加速度に基づいて、自車両の前後方向及び左右方向の傾斜に係る姿勢の情報をさらに取得し、
    前記診断部は、前記ドアが全閉状態にある際の、自車両の前記姿勢の情報を予め記憶しておき、当該ドアが開放状態にある場合に、前記記憶した自車両の姿勢に基づいて前記負荷閾値の補正を行い、当該補正後の負荷閾値を用いて前記第1判定を行う
    ことを特徴とするパワードア装置。
  7. 自車両に備わるドアの開閉駆動を行うモータアクチュエータと、
    自車両の上下方向の加速度である上下加速度、前記モータアクチュエータに係るモータ負荷、及び前記ドアの開度であるドア開度の情報をそれぞれ取得する情報取得部と、
    前記ドア開度に対応するドア開閉速度を対応付けた関係情報に基づいて、現在のドア開度に対応するドア開閉速度を抽出し、当該抽出したドア開閉速度を目標ドア開閉速度として設定する設定部と、
    現在のドア開度において前記設定部により設定された目標ドア開閉速度が得られるように、前記モータアクチュエータに係る駆動制御を行う制御部と、
    前記モータ負荷が所定の負荷閾値を超えたか否かの第1判定を行うと共に、前記上下加速度が所定の加速度閾値を超えたか否かの第2判定を行い、該第1判定及び該第2判定の結果に基づいて、前記ドアに過負荷状態が生じたか否かの診断を行う診断部と、を備え、
    前記診断部は、前記第1判定の結果、前記モータ負荷が前記負荷閾値を超えた場合、前記ドアに過負荷状態が生じた旨の異常診断を下す一方、前記第2判定の結果、前記上下加速度が前記加速度閾値を超えた場合、前記異常診断を留保する
    ことを特徴とするパワードア装置。
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