JP7333749B2 - 吸引力の測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、吸引力の測定方法に関する。
研磨や切削等の加工を行う加工装置の場合、加工室内には加工屑がミスト化された加工中に供給される加工用冷却水と混じって内部に飛散する。そのため、飛散したミストや加工屑を加工室の壁に形成された排気口から加工装置に接続される設備側のダクトへ吸引し、加工装置の外部に排出している。ミストの排気を確実に行うため、排気口と設備側ダクトとの間には排気用ファンが備えられ、排気用ファンと設備側の吸引源との双方でミストの排出を確実に行う装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000-124165号公報
しかしながら、特許文献1に示された装置は、設備側の吸引源が吸引する加工装置が多くなる、または特定の加工装置が大量の吸引力を利用するなどの状態になると、排気ダクトに発生する吸引力が低下し、正常にミスト等を排出できないという問題がある。
このために、排気ダクト内の吸引力を測定することが望まれている。しかしながら、排気ダクトの吸引力を測定するには、専用の風速計を排気ダクト内に設置する必要があり、吸引力の測定に必要な手間が増加する傾向であった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、設備側の吸引源による排気ダクト内の吸引力を簡便に測定することができる吸引力の測定方法を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の吸引力の測定方法は、加工装置と該加工装置が設置される設備の吸引源とを接続する排気ダクトの吸引力を測定する吸引力の測定方法であって、該加工装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工ユニットと、該加工ユニットが配設される加工領域に発生するミストを外部に排出する排気口と、該排気口と、該排気ダクトと、に接続され、該加工装置に配設された排気ファンと、を備え、該排気ファンは、該排気ファンを回転するモーターと、該排気ファンの回転数を検知するセンサと、を有し、吸引力の測定方法は、該モーターによる該排気ファンの回転を停止し、該排気ダクトの吸引力により発生する風で回転する該排気ファンの回転数を測定する測定ステップと、該測定ステップで測定された回転数が、任意のしきい値を下回る場合、該排気ダクトの吸引力が不足していると判定する判定ステップと、を備えることを特徴とする。
前記吸引力の測定方法において、該判定ステップで、該排気ダクトの吸引力が不足していると判定された場合、該排気ファンの回転数を増やし該排気ファンによる該ミストの排出を促進しても良い。
本発明は、設備側の吸引源による排気ダクト内の吸引力を簡便に測定することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る吸引力の測定方法を実施する加工装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示された加工装置の要部を断面で示す側面図である。 図3は、図2に示された加工装置の排気ファンの羽根車を示す斜視図である。 図4は、実施形態1に係る吸引力の測定方法の流れを示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る吸引力の測定方法を図面に基いて説明する。図1は、実施形態1に係る吸引力の測定方法を実施する加工装置の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示された加工装置の要部を断面で示す側面図である。図3は、図2に示された加工装置の排気ファンの羽根車を示す斜視図である。図4は、実施形態1に係る吸引力の測定方法の流れを示すフローチャートである。
(加工装置)
実施形態1に係る吸引力の測定方法は、図1に示す加工装置1により実施される。図1に示す加工装置1は、設備である工場設備300に設置される。工場設備300は、図1に例示する加工装置1を複数設置する。工場設備300は、加工装置1に接続される吸引源301と、加工装置1と吸引源301とを接続する排気ダクト302と、を備える。吸引源301は、排気ダクト302に接続し、排気ダクト302内の雰囲気を加工装置1外に排気する。吸引源301は、例えば、真空ポンプなどにより構成される。排気ダクト302は、筒状に形成されている。
図1に示された加工装置1は、被加工物200を切削(加工に相当)する切削装置である。実施形態1では、被加工物200は、シリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等のウェーハである。被加工物200は、表面201に格子状に形成された複数の分割予定ラインによって格子状に区画された領域にデバイスが形成されている。
また、本発明の被加工物200は、中央部が薄化され、外周部に厚肉部が形成された所謂TAIKO(登録商標)ウェーハでもよく、ウェーハの他に、樹脂により封止されたデバイスを複数有した矩形状のパッケージ基板、セラミックスされた基板、フェライト基板、又はニッケル及び鉄の少なくとも一方を含む基板、ガラス基板等でも良い。実施形態1において、被加工物200は、裏面202が外周縁に環状フレーム203が装着された粘着テープ204に貼着されて、環状フレーム203に支持されている。
図1に示された加工装置1は、被加工物200をチャックテーブル10で保持し分割予定ラインに沿って切削ブレード21で切削する切削装置である。加工装置1は、図1に示すように、被加工物200を保持面11で吸引保持するチャックテーブル10と、チャックテーブル10に保持された被加工物200を切削ブレード21で切削する加工ユニットである切削ユニット20と、チャックテーブル10に保持された被加工物200を撮影する撮像ユニット30と、制御ユニット100とを備える。
また、加工装置1は、図1に示すように、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的に移動させる移動ユニットを備える。移動ユニットは、チャックテーブル10を水平方向及び装置本体2の短手方向と平行なX軸方向に加工送りするX軸移動ユニットと、切削ユニット20を水平方向及び装置本体2の長手方向と平行でかつX軸方向に直交するY軸方向に割り出し送りするY軸移動ユニットと、切削ユニット20をX軸方向とY軸方向との双方と直交する鉛直方向に平行なZ軸方向に切り込み送りするZ軸移動ユニットと、チャックテーブル10をZ軸方向と平行な軸心回りに回転するとともにX軸移動ユニットによりチャックテーブル10とともにX軸方向に加工送りされる回転移動ユニットとを備える。
X軸移動ユニットは、チャックテーブル10を加工送り方向であるX軸方向に移動させることで、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的にX軸方向に沿って加工送りするものである。X軸移動ユニットは、チャックテーブル10を被加工物200が搬入出される搬入出領域3と、チャックテーブル10に保持された被加工物200が切削ユニット20により切削加工される加工領域4とに亘ってX軸方向に移動させる。
Y軸移動ユニットは、切削ユニット20を割り出し送り方向であるY軸方向に移動させることで、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的にY軸方向に沿って割り出し送りするものである。Z軸移動ユニットは、切削ユニット20を切り込み送り方向であるZ軸方向に移動させることで、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的にZ軸方向に沿って切り込み送りするものである。
X軸移動ユニット、Y軸移動ユニット及びZ軸移動ユニットは、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ、ボールねじを軸心回りに回転させる周知のモータ及びチャックテーブル10又は切削ユニット20をX軸方向、Y軸方向又はZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレールを備える。
チャックテーブル10は、円盤形状であり、被加工物200を保持する保持面11がポーラスセラミック等から形成されている。また、チャックテーブル10は、X軸移動ユニットにより搬入出領域3と加工領域4とに亘ってX軸方向に移動自在に設けられ、かつ回転移動ユニットによりZ軸方向と平行な軸心回りに回転自在に設けられている。チャックテーブル10は、図示しない真空吸引源と接続され、真空吸引源により吸引されることで、保持面11に載置された被加工物200を吸引、保持する。実施形態1では、チャックテーブル10は、粘着テープ204を介して被加工物200の裏面202側を吸引、保持する。
切削ユニット20は、加工領域4に配設され、チャックテーブル10に保持された被加工物200を切削する切削ブレード21を着脱自在に装着した切削手段である。切削ユニット20は、チャックテーブル10に保持された被加工物200に対して、Y軸移動ユニットによりY軸方向に移動自在に設けられ、かつ、Z軸移動ユニットによりZ軸方向に移動自在に設けられている。切削ユニット20は、Y軸移動ユニット及びZ軸移動ユニットにより、チャックテーブル10の保持面11の任意の位置に切削ブレード21を位置付け可能となっている。
切削ユニット20は、Y軸移動ユニット及びZ軸移動ユニットによりY軸方向及びZ軸方向に移動自在に設けられたスピンドルハウジング22と、スピンドルハウジング22に軸心回りに回転可能に設けられかつ図示しないモータにより回転されるとともに先端に切削ブレード21が装着されるスピンドル23と、切削ブレード21に切削水を供給する図示しない切削水供給ノズルとを備える。
切削ブレード21は、略リング形状を有する極薄の切削砥石である。実施形態1において、切削ブレード21は、円環状の円形基台と、円形基台の外周縁に配設されて被加工物200を切削する円環状の切り刃とを備える所謂ハブブレードである。切り刃は、ダイヤモンドやCBN(Cubic Boron Nitride)等の砥粒と、金属や樹脂等のボンド材(結合材)とからなり所定厚みに形成されている。なお、本発明では、切削ブレード21は、切り刃212のみで構成された所謂ワッシャーブレードでもよい。
スピンドル23は、モータにより軸心回りに回転することで、切削ブレード21を回転させる。切削ブレード21は、スピンドル23により軸心回りに回転されるため、被加工物200を切削する切り刃の下端から被加工物200を切削して生じる切削屑とともに切削水を飛散する。なお、スピンドル23の回転数が、例えば30000rpm以上でかつ100000rpm以下の高速であるために、切削ブレード21の切り刃の下端より飛散される切削水は、ミストになった状態で飛散される。
撮像ユニット30は、チャックテーブル10の保持面11で保持された被加工物200を撮像するものである。撮像ユニット30は、チャックテーブル10に保持された切削前の被加工物200の分割すべき領域を撮像する撮像素子を備えている。撮像素子は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)撮像素子又はCMOS(Complementary MOS)撮像素子である。撮像ユニット30は、チャックテーブル10に保持された被加工物200を撮像して、被加工物200の分割予定ラインと切削ブレード21との位置合わせを行なうアライメントを遂行するため等の画像を得、得た画像を制御ユニット100に出力する。
制御ユニット100は、加工装置1の上述した各ユニットをそれぞれ制御して、被加工物200に対する加工動作を加工装置1に実施させるものである。なお、制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有するコンピュータである。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理装置が演算処理を実施して、加工装置1を制御するための制御信号を入出力インターフェース装置を介して加工装置1の上述した構成要素に出力する。
また、制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される表示ユニットと、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる入力ユニットとに接続されている。入力ユニットは、表示ユニットに設けられたタッチパネルと、キーボード等の外部入力装置とのうち少なくとも一つにより構成される。
また、加工装置1は、チャックテーブル10のX軸方向の位置を検出するため図示しないX軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット20のY軸方向の位置を検出するための図示しないY軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出するためのZ軸方向位置検出ユニットとを備える。X軸方向位置検出ユニット及びY軸方向位置検出ユニットは、X軸方向、又はY軸方向と平行なリニアスケールと、読み取りヘッドとにより構成することができる。Z軸方向位置検出ユニットは、モータのパルスで切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出する。X軸方向位置検出ユニット、Y軸方向位置検出ユニット及びZ軸方向位置検出ユニットは、チャックテーブル10のX軸方向、切削ユニット20のY軸方向又はZ軸方向の位置を制御ユニット100に出力する。なお、実施形態1では、各位置は、予め定められた基準位置からのX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の距離で定められる。
また、加工装置1は、図1に示すように、切削前後の被加工物200を収容するカセット41が載置されかつカセット41をZ軸方向に移動させるカセットエレベータ40と、切削後の被加工物200を洗浄する洗浄ユニット50と、カセット41に被加工物200を出し入れするとともに被加工物200を搬送する搬送ユニット60とを備える。
また、加工装置1は、装置本体2の上方を囲む複数の外装側壁5と、複数の外装側壁5の上端に連なって複数の外装側壁5の上側の開口を塞ぐ天井壁6とを備える。外装側壁5は、チャックテーブル10、切削ユニット20、撮像ユニット30、移動ユニット、カセットエレベータ40、洗浄ユニット50及び搬送ユニット60を囲い加工装置1自体の側壁となる壁である。天井壁6は、複数の外装側壁5の上側の開口を塞いで加工装置1自体の天井となる壁である。
また、加工装置1は、図2に示すように、複数の外装側壁5内に設けられかつ加工領域4の外側を外装側壁5及び天井壁6とともに囲って切削水のミストの拡散を抑制する加工室壁7と、切削ユニット20が配設される加工領域4に発生するミストを外部に排出する排気口8と、該排気口8と排気ダクト302とに接続する接続ダクト9と、加工装置1に配設された排気ファン70と、を備える。
排気口8は、加工室壁7に開口している。接続ダクト9は、筒状に形成され、一端が排気口8に接続し、他端が排気ダクト302の一端に接続している。排気ファン70は、接続ダクト9内に配設された羽根車71(図3に示す)と、排気ファン70の羽根車71を回転するモーター72と、該排気ファン70の羽根車71の回転数を検知するセンサ73と、を有している。
排気ファン70は、羽根車71が該排気口8と排気ダクト302とに接続する接続ダクト9内に配設されて、該排気口8と排気ダクト302とに接続されている。羽根車71は、軸心回りに回転自在に設けられている。モーター72は、羽根車71を軸心回りに回転する。実施形態1では、排気ファン70は、モーター72が直流電力を供給されて羽根車71を回転する、所謂DC(Direct Current)ファンである。
センサ73は、羽根車71の回転数を検知して、検知結果を制御ユニット100に出力する。センサ73は、磁石の磁場の変化で回転数を検知するホールセンサ、又は、回転によりモーター72側に発生する電圧を検知するパルスセンサを用いることができる。
排気ファン70は、モーター72が軸心回りに羽根車71を回転することで、排気口8を通して加工領域4内の雰囲気即ちミストを接続ダクト9及び排気ダクト302を介して排気する。
また、加工装置1の制御ユニット100は、記憶部101と、判定部102とを備える。記憶部101は、設定回転数401と、回転数の任意のしきい値402とを記憶している。なお、排気ファン70の羽根車71の回転数と、排気ダクト302内の風速とは、互いに対応し、実施形態1では互いに比例する。即ち、実施形態1では、排気ファン70の回転数が増加すると、排気ダクト302内の風速が増加し、排気ファン70の回転数が減少すると、排気ダクト302内の風速が減少する。
モーター72による排気ファン70の羽根車71の回転を停止した状態で、排気ダクト302内に専用の風速計を設置し、排気ダクト302の風速が事前に規定された加工装置1の加工動作中に必要な風速502以上であることを確認する。そして規定値以上の風速502が生じている状態で、モーター72による排気ファン70の羽根車71の回転を停止させ、排気ダクト302の吸引力によって回転する羽根車71の回転を測定し、測定された回転数または測定された回転数より適宜加減された測定数を任意のしきい値402として設定する。
また、排気ダクト302の風速が容易に調整できる場合は、排気ダクト302の風速が加工装置1の加工動作中に必要最低限の風速になるように、排気ダクト302内に専用の風速計を設置して調整する。そしてモーター72による排気ファン70の羽根車71の回転を停止させ、排気ダクト302の吸引力によって回転する羽根車71の回転を測定し、測定された回転数をしきい値402として設定してもよい。
なお、上記の任意のしきい値402を設定する処理は、例えば加工装置1の工場設置後に工場設備300の吸引源301に排気ダクト302を接続した状態などで行われる。
判定部102は、モーター72による排気ファン70の羽根車71の回転を停止し、吸引源301による排気ダクト302の吸引力により発生する風で回転する排気ファン70の羽根車71の回転数が、任意のしきい値402を下回る場合、吸引源301による排気ダクト302の吸引力が不足していると判定するものである。判定部102は、モーター72による排気ファン70の羽根車71の回転を停止し、吸引源301による排気ダクト302の吸引力により発生する風で回転する排気ファン70の羽根車71の回転数が、任意のしきい値402以上である場合、吸引源301による排気ダクト302の吸引力が十分であると判定するものである。
また、記憶部101は、判定部102の判定結果を記憶する。判定部102の判定結果は、制御ユニット100の記憶装置の予め設定された第2の所定の記憶領域に記憶される。判定部102の判定結果は、所定の記憶領域に一つのみ記憶され、演算処理装置により新たなものが書き込まれると、すでに書き込まれたものが消失する。即ち、判定部102の判定結果は、演算処理装置により常に最新のものが所定の記憶領域に上書きされる。
また、判定部102は、記憶部101に記憶された判定部102の判定結果が吸引源301による排気ダクト302の吸引力が不足している場合、加工動作中に排気ファン70の羽根車71の回転数を設定回転数401よりも所定回転数高くして、排気ファン70の羽根車71を回転する。判定部102は、記憶部101に記憶された判定部102の判定結果が吸引源301による排気ダクト302の吸引力が十分である場合、加工動作中に排気ファン70の羽根車71の回転数を増やす処理を行う。
なお、記憶部101の機能は、記憶装置により実現され、判定部102の機能は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムを演算処理装置が実行することで実現される。
実施形態1に係る吸引力の測定方法は、定期的に、又は加工装置1の加工結果に不良が多い等の任意のタイミングに実施される。実施形態1に係る吸引力の測定方法は、加工装置1と工場設備300の吸引源301とを接続する排気ダクト302の吸引力を測定する方法であって、図4に示すように、測定ステップST1と、判定ステップST2とを備える。
判定ステップST2は、モーター72による排気ファン70の羽根車71の回転を停止し、吸引源301による排気ダクト302の吸引力により発生する風で回転する排気ファン70の羽根車71の回転数を測定するステップである。判定ステップST2では、加工装置1の制御ユニット100は、排気ファン70のモーター72による羽根車71の回転を停止する。すると、排気ファン70の羽根車71は、吸引源301による排気ダクト302の吸引力により発生する風で回転する。判定ステップST2では、センサ73が、排気ファン70の羽根車71の回転数を検知し、検知結果を制御ユニット100に出力する。
判定ステップST2は、測定ステップST1で測定された羽根車71の回転数が、任意のしきい値402を下回る場合、吸引源301による排気ダクト302の吸引力が不足していると判定するステップである。判定ステップST2では、制御ユニット100の判定部102が、センサの検知結果である羽根車71の回転数と、所定のしきい値402とを比較する。判定ステップST2では、制御ユニット100の判定部102が、センサの検知結果である羽根車71の回転数が所定のしきい値402を下回ると、吸引源301による排気ダクト302の吸引力が不足していると判定する。判定ステップST2では、制御ユニット100の判定部102が、センサの検知結果である羽根車71の回転数が所定のしきい値402以上であると、吸引源301による排気ダクト302の吸引力が十分であると判定する。判定ステップST2では、制御ユニット100が、判定部102の判定結果を記憶部101に記憶して、吸引力の判定方法を終了する。
前述した構成の加工装置1は、オペレータが加工内容情報を制御ユニット100に登録し、被加工物200を収容したカセット51をカセットエレベータ40に載置し、オペレータからの加工動作の開始指示を制御ユニット100が受け付けると、加工動作を開始する。加工動作を開始すると、加工装置1は、制御ユニット100の判定部102が、記憶部101の判定部102の判定結果を参照し、判定部102の判定結果が吸引源301による排気ダクト302の吸引力が不足している場合、排気ファン70の羽根車71を設定回転数401よりも所定回転数高い回転数で回転する。また、加工装置1は、制御ユニット100の判定部102が、判定部102の判定結果が吸引源301による排気ダクト302の吸引力が十分である場合、排気ファン70の羽根車71を設定回転数401で回転する。こうして、加工装置1及び吸引力の判定方法は、判定ステップST2で、吸引源301による排気ダクト302の吸引力が不足していると判定された場合、排気ファン70の羽根車71の回転数を設定回転数401よりも増やし排気ファン70の羽根車71によるミストの排出を促進する。
また、加工装置1は、切削水供給ノズルから切削水を供給しながらスピンドル23を軸心回りに回転して切削ブレード21を回転し、搬送ユニット60がカセット51内から被加工物200を一枚取り出して、チャックテーブル10の保持面11に粘着テープ204を介して裏面202側を載置する。
加工装置1は、粘着テープ204を介して被加工物200を保持面11に吸引保持し、移動ユニットによりチャックテーブル10を撮像ユニット30の下方まで移動し、撮像ユニット30によりチャックテーブル10に吸引保持した被加工物200を撮像して、アライメントを遂行する。
加工装置1は、加工内容情報に基づいて、移動ユニットにより、切削ブレード21と被加工物200とを分割予定ラインに沿って相対的に移動させながら切削水供給ノズルから切削水を供給しながら、被加工物200の分割予定ラインに切削ブレード21を粘着テープ204に到達するまで切り込ませて切削する。加工装置1は、被加工物200の全ての分割予定ラインを切削すると、搬送ユニット60により被加工物200を洗浄ユニット50に搬送し、洗浄ユニット50で洗浄した後、搬送ユニット60によりカセット51内に搬入する。
以上説明したように、実施形態1に係る吸引力の判定方法は、モーター72による排気ファン70の羽根車71の回転を停止し、吸引源301のみによる排気ダクト302の吸引力により発生する風で回転する排気ファン70の羽根車71の回転数をセンサ73で測定する。このために、実施形態1に係る吸引力の判定方法は、排気ファン70の羽根車71の回転数によって工場設備300側の吸引源301の排気ダクト302の吸引力を測定できるので、排気ダクト302内に風速センサ等の測定機を設置する必要が無く効率的である。その結果、実施形態1に係る吸引力の測定方法は、工場設備300側の吸引源301による排気ダクト302内の吸引力を簡便に測定することができるという効果を奏する。
また、実施形態1に係る吸引力の測定方法は、判定ステップST2において吸引源301のみによる排気ダクト302の吸引力が不足していると判定された場合、加工動作中に排気ファン70の羽根車71の回転数を設定回転数401よりも増やし排気ファン70による加工領域4内のミストの排出を促進する。その結果、実施形態1に係る吸引力の測定方法は、加工領域4内のミストの排出を促進するので、被加工物200の加工不良の発生を抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。実施形態1では、加工装置1は、被加工物200を切削する切削装置であるが、本発明では、切削装置に限定されることなく、被加工物200を研削(加工に相当)する研削装置、研磨(加工に相当)する研磨装置でも良い。
1 加工装置
4 加工領域
8 排気口
10 チャックテーブル
20 切削ユニット(加工ユニット)
70 排気ファン
72 モーター
73 センサ
200 被加工物
300 工場設備(設備)
301 吸引源
302 排気ダクト
ST1 測定ステップ
ST2 判定ステップ

Claims (2)

  1. 加工装置と該加工装置が設置される設備の吸引源とを接続する排気ダクトの吸引力を測定する吸引力の測定方法であって、
    該加工装置は、
    被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工ユニットと、
    該加工ユニットが配設される加工領域に発生するミストを外部に排出する排気口と、
    該排気口と、該排気ダクトと、に接続され、該加工装置に配設された排気ファンと、を備え、
    該排気ファンは、
    該排気ファンを回転するモーターと、
    該排気ファンの回転数を検知するセンサと、を有し、
    吸引力の測定方法は、
    該モーターによる該排気ファンの回転を停止し、
    該排気ダクトの吸引力により発生する風で回転する該排気ファンの回転数を測定する測定ステップと、
    該測定ステップで測定された回転数が、任意のしきい値を下回る場合、該排気ダクトの吸引力が不足していると判定する判定ステップと、
    を備えることを特徴とする吸引力の測定方法。
  2. 該判定ステップで、
    該排気ダクトの吸引力が不足していると判定された場合、
    該排気ファンの回転数を増やし該排気ファンによる該ミストの排出を促進することを特徴とする請求項1に記載の吸引力の測定方法。
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