JP7333574B1 - 荷物用支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車用シートのシートバック位置を変更して荷室を拡大した様々な状態に合わせて、其々荷物を有効に支持し、または固定することも可能となる荷物用支持具を提供する。【解決手段】シートバック51の位置を変更し荷室を拡大する際に、自動車用シートに装着されているヘッドレスト52を取り外し装着する荷物用支持具10であって、ヘッドレスト52を取付ける2つのヘッドレスト取付け孔部53,53に装着可能な直径の円筒形部材を、2つのヘッドレスト取付け孔部53,53に円筒形部材の両端部11A,11Aを挿入可能となるように略コの字形状に成形されたベースフレーム11と、ベースフレーム11に取付けて荷物を支持する荷物支持ブラケット12と、ベースフレーム11に荷物支持ブラケット12を取付ける取り付け部材13とで形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のシートに貨物を積載して走行する場合に使用する荷物用支持具に関し、詳しくは、自動車の後部座席のシートバックや助手席のシートバックの位置を変更して、荷室を拡大して使用する際に装着する荷物用支持具に関するものである。
従来から、後部座席のシートバックを前方に折りたたみ、シートクッションと重ね合わせることで後部荷室を拡大する車両の後部荷室構造が公開されている(特許文献1参照)。
特開2009-292195号公報
しかし、特許文献1に開示された後部荷室構造では、シートバックを前方に折りたたみシートクッションと重ね合わせた状態で荷物を積載して走行すると、自動車の走行慣性力で、積載した荷物が前方の運転席もしくは助手席のシートバックに衝突することや、小さな荷物は前方の運転席もしくは助手席と、後部のシートバックを倒し拡大された荷室との間隙に落下する問題があった。
さらに、助手席のシートバックをシートクッションと略水平となる位置まで後方へ倒し荷室をさらに拡大し、長尺の荷物を積載し走行すると、加速時や減速時の走行慣性力で前方の内装部品であるダッシュボードやインストルメントパネル、さらには後部リヤハッチなどに衝突する問題もあった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その具体的目的は、自動車用シートのシートバック位置を変更して荷室を拡大した様々な状態に合わせて、其々荷物を有効に支持し、または固定することが可能となる荷物用支持具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出されたものである。詳述するならば、乗用車や商用車など自動車用シートのシートバック位置を変更し荷室を拡大する際に、自動車用シートに装着されているヘッドレストを取り外し装着する荷物用支持具であって、前記ヘッドレストを取付ける2つのヘッドレスト取付け孔部に装着可能な直径で形成された1本の円筒形状部材を、前記2つのヘッドレスト取付け孔部に前記円筒形状部材の両端部を挿入可能となるように略コの字形状に成形されたベースフレームと、前記ベースフレームに取付けて荷物を支持する荷物支持ブラケットと、前記ベースフレームに前記荷物支持ブラケットを取付ける為の取り付け部材とを有する構成が含まれる。
本発明の荷物用支持具は、ヘッドレスト取付け孔部に装着するので着脱が容易であると共に、ベースフレームに様々な形状の荷物支持ブラケットを組み合わせることができるので、様々な形状の荷物を支持することが可能となる効果がある。
本発明には、乗用車や商用車などの自動車用後部シートのシートバックを前方に折りたたみシートクッションと重ね合わせることで後部荷室を拡大し、乗用車や商用車用シートに装着されているヘッドレストを取り外し装着する荷物用支持具であって、前記ヘッドレストを取付ける2つのヘッドレスト取付け孔部に装着可能な直径の円筒形状部材を、前記2つのヘッドレスト取付け孔部に前記円筒形状部材の端部を挿入可能となるように所要形状に成形されたベースフレームと、前記ベースフレームに取付けて前記シートバック上面に積載された荷物が乗用車や商用車の走行慣性力で移動することを規制するための平板状からなる前方荷物支持ブラケットと、前記ベースフレームに前記荷物支持ブラケットを取付ける為の取り付け部材とを有し、前記ベースフレームは1本の円筒形状部材を2つのヘッドレスト取付け孔部に両端部が挿入可能となるように略コの字形状に成形した後に、前記ベースフレームの両端部を2つのヘッドレスト取付け孔部に挿入した状態で露出する部分の所要位置を略垂直方向に屈曲することで側面視において略L字形状とし、さらに、前記ベースフレームの屈曲部より先に位置する突出先端部が前記後部シートのシートバックを前方に折りたたみシートクッションと重ね合わせた状態の前記シートバックの上面から突出するように成形し、前記前方荷物支持ブラケット複数の孔部を有する構成が含まれる。
本発明の荷物用支持具は、シートバックの先端部所要位置に配設されていることから、緊急ブレーキを掛けるなどして走行慣性力が発生しても、積載した荷物が前方に移動して、運転席もしくは助手席のシートバックに衝突することや、小さな荷物は前方の運転席もしくは助手席と、拡大された荷室との間隙に落下することを防止する効果があり、さらに前方荷物支持ブラケットは、複数の孔部を有することから荷物固定用のバンドや荷紐を固定することが可能となり、より安定的に荷物を固定できる効果がある。
また、本発明には、前記ベースフレームの所要位置に、前記ヘッドレストの取付けロック部材と嵌合する嵌合溝が複数形成されている構成が含まれる。
本発明の荷物用支持具は、嵌合溝が複数形成されていることで、ベースフレームの突出量を調整し、前方荷物支持ブラケットを配設する位置を変更することができる効果がある。
さらに、本発明には、乗用車や商用車などの自動車用後部シートのシートバックを前方に折りたたみシートクッションと重ね合わせ、さらに助手席シートの前後位置を最前部に移動し、助手席シートの前記シートバックを後方へ倒し、前記後部シートのシートバック上面と略水平位置にすることで荷室を拡大すると共に乗用車や商用車用シートに装着されているヘッドレストを取り外し、長尺荷物を積載する際に使用する荷物用支持具であって、前記ヘッドレストを取付ける2つのヘッドレスト取付け孔部に装着可能な直径の円筒形状部材を、前記2つのヘッドレスト取付け孔部に前記円筒形状部材の端部を挿入可能となるように所要形状に成形されたベースフレームと、前記ベースフレームに取付けて荷物を支持する荷物支持ブラケットと、前記ベースフレームに前記荷物支持ブラケットを取付ける為の取り付け部材とを有し、前記ベースフレームは1本の円筒形状部材を2つのヘッドレスト取付け孔部に両端部が挿入可能となるように略コの字形状に成形し、さらに、前記ベースフレームの両端部を前記後部シートと前記助手席シートとのいずれか一方に配設された2つのヘッドレスト取付け孔部に挿入した状態で露出する部分の所要位置で略垂直方向に屈曲し側面視において略L字形状に成形し、さらに、前記ベースフレームを前記ベースフレームの屈曲部より先に位置する突出先端部が前記後部シートのシートバックを前方に折りたたみ後部シートのシートクッションと重ね合わせた状態の後部シートの前記シートクッション側になる下側に向けて装着し、前記ベースフレームの略垂直方向に屈曲された屈曲部より前記ヘッドレスト取付け孔部に近い直線部分の所要位置に固定され前記シートバック上面に積載された長尺荷物を載置可能となる所要形状の長尺荷物支持ブラケットを有する構成が含まれる。
本発明の荷物用支持具は、自動車の緊急ブレーキ時や加速時などの走行慣性力が発生しても、長尺荷物が前方の内装部品であるダッシュボードやインストルメントパネルや後部リヤハッチに衝突することが無いように固定できると共に、同じく走行慣性力が発生しても屈曲先端部で助手席が前後方向へ動かないように助手席を固定することができる。
本発明には、乗用車や商用車など自動車用後部シートの自動車幅方向に沿った向きに配置された複数のシートバックを前方に折りたたみ、シートクッションと重ね合わせることで後部荷室を自動車の幅方向略全域に亘り拡大し、複数の前記ベースフレームの前記突出先端部が前記後部シートのシートバックを前方に折りたたみシートクッションと重ね合わせた状態の前記シートバックの上面から突出するように配設し、前記突出先端部の所要位置に固定され前記シートバック上面に積載された荷物が乗用車や商用車の走行慣性力で移動することを規制するための平板状からなる複数の前方荷物支持ブラケット間に掛け渡す平板状の前方荷物支持補助プレートを有する構成が含まれる。
本発明の荷物用支持具は、後部荷室を自動車の幅方向略全域に亘り拡大し複数個の荷物を積載しても、前方荷物支持補助プレートが自動車の幅方向略全域に亘り配設されているために荷物を有効に支持固定することが可能となる効果がある。
本発明の荷物用支持具は、自動車用シートのシートバック位置を変更して荷室を拡大した様々な状態において、様々な形状の荷物を対象として有効に支持し、さらに荷紐やネットなどの固定具を使用することで、より安定的に固定した状態で荷物を支持できる効果が得られる。
本発明に係る荷物用支持具の第1実施形態を示す分解斜視図である。 本発明に係る荷物用支持具の一例を示す正面図である。 長尺荷物用の荷物用支持具の一例を示す正面図である。 第1実施形態における荷物を固定具で固定した例を示す側面図である。 本発明に係る荷物用支持具の第2実施形態を示す側面図である。 本発明に係る荷物用支持具の第3実施形態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。ただし、図面は模式的に図示しており、実際の寸法や比率等とは必ずしも一致しない。また、図面相互間において、お互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれることがある。
尚、本実施形態において、荷物用支持具を車両に装着して使用する状態を基準に車体の上下方向、前後方向、幅方向を其々荷物用支持具においても其々上下方向、前後方向、幅方向と表現する。
図1及び図2に示されるように、本発明に係る荷物用支持具10は、乗用車や商用車など自動車用シートのシートバック51の位置を変更し荷室を拡大した時に、自動車用シートに装着されているヘッドレスト52を取り外し装着する荷物用支持具10であって、ヘッドレスト52を取付ける2つのヘッドレスト取付け孔部53,53に装着可能な所要直径の円筒形状部材を、2つのヘッドレスト取付け孔部53,53に1本の円筒形状部材の両端部が挿入可能となるように略コの字形状に成形されたベースフレーム11と、ベースフレーム11に取付けて荷物を支持する荷物支持ブラケット12と、ベースフレーム11に荷物支持ブラケット12を取付ける為の取り付け部材13とで形成されている。
(第1実施形態)
図1及び図4に示されるように、本実施形態では、乗用車や商用車の後部座席シート50のシートバック51を前方に折りたたみ、シートクッション54と重ね合わせることで後部荷室を拡大して使用する実施形態を説明する。
本実施形態の荷物用支持具10は、ベースフレーム両端部11Aを2つのヘッドレスト取付け孔部53,53に挿入した状態で、露出する部分の所要位置を略垂直方向に屈曲し側面視において略L字形状に成形し、さらに、ベースフレーム11をベースフレーム屈曲部11Bより先に位置する突出先端部11Cを、シートバック51を前方に折りたたみシートクッション54と重ね合わせた状態のシートバック51の上面から突出するように装着し、突出先端部11Cの所要位置に固定されシートバック51の上面に積載された荷物100が乗用車や商用車の走行慣性力が前方向に働いても移動しないように規制することができる平板状からなる前方荷物支持ブラケット12Aとで構成されている。
前方荷物支持ブラケット12Aは、所要位置に複数の孔部14が形成され、乗用車や商用車の走行慣性力が上下方向に働いても固定状態を維持するために荷紐60を掛け渡たせる構成で形成されている。
ベースフレーム11には、ベースフレーム両端部11Aをヘッドレスト取付け孔部53,53に挿入した状態で、ベースフレーム屈曲部11Bよりヘッドレスト取付け孔部53に近いところに位置する直線部分の所要位置に、ヘッドレスト取付けロック部材55と嵌合する嵌合溝11Dが複数形成されている。
また、図4に示すように、ヘッドレスト取付けロック部材55と嵌合する嵌合溝11Dの位置を選択することで、荷物用支持具10を装着した時の突出量Nを調整し、運転席や助手席である前部シート70との間隙に合わせて適切な位置に前方荷物支持ブラケット12Aを配置することができる構成となっている。
図2、図3に示すように、取り付け部材13は所謂サドルバンド13Aと固定ネジ13Bにより、ベースフレーム11に前方荷物支持ブラケット12Aもしくは長尺荷物支持ブラケット12Bが固定されている。サドルバンド13Aは、例えば金属板や合成樹脂からなり、円弧形状の頂部と、その両側の脚部と、脚部の下端から直角に延びる固定部とで構成されている。
固定ネジ13Bは汎用のボルトナットでも良いが、着脱が簡便となるように、前方荷物支持ブラケット12Aもしくは長尺荷物支持ブラケット12Bに雄ねじ部を立設して、手で螺着可能となる蝶ねじを使用しても良い。
(第2実施形態)
図3及び図5に示されるように、本実施形態では、乗用車や商用車の後部座席シート50のシートバック51を前方に折りたたみシートクッション54と重ね合わせ、さらに助手席である前部シート70の前後方向の位置(矢印のX方向)を最前部に移動し、前部シート70のヘッドレスト72を取り外し、前部シート70のシートバック71を後方へ倒して、後部シート50のシートバック51を前方に折りたたみシートクッション54と重ね合わせた状態のシートバック51の上面と略水平位置にすることで荷室を拡大し、長尺荷物200を積載する実施形態を説明する。尚、第1実施形態と共通する部分に関しては説明を省略する。
本実施形態の荷物用支持具10は、ベースフレーム11を突出先端部11Cが後部シート50のシートバック51を前方に折りたたみ後部シート50のシートクッション54と重ね合わせた状態のシートクッション54側になる下側に向けて、後部シート50と助手席シート70とのいずれか一方に配設された2つのヘッドレスト取付け孔部53,53に装着し、ベースフレーム屈曲部11Bよりヘッドレスト取付け孔部53,53に近い直線部分の所要位置に固定され、シートバック51,71の上面に積載された長尺荷物200を載置可能となる所要形状の長尺荷物支持ブラケット12Bと、長尺荷物を固定する固定ベルト15とで構成されている。
長尺荷物200用の荷物支持ブラケット12である長尺荷物支持ブラケット12Bは、積載する長尺荷物200に合わせて適宜形状を変更すれば良いが、例えば図5に示す長尺荷物200がサーフボードの場合は、装着状態の車両前側から見た正面視において、開口部を上方に向けた略コの字形状に金属製板材を加工し、さらに開口部近傍をやや広角に押し広げた形状に形成すれば良い。
また、長尺荷物支持ブラケット12Bは、内側となる長尺荷物200と当接する面に長尺荷物200保護用の保護材12Cが貼設され、長尺荷物支持ブラケット12Bの開口部近傍の一方の外側面に固定ベルト端部15Aが固定ビス16で螺着され、もう一方の外側面には固定ベルト円管部15Bが着脱自在となる突起部12Dが形成されている。
本実施形態では、第1実施形態と同じベースフレーム11を第1実施形態とは逆向きである、突出先端部11Cがシートクッション54側になる下側に向けて装着することで、シートバック71の後端部と突出先端部11Cとが当接することで、乗用車や商用車の走行慣性力で前部シート70が前後方向(矢印のX方向)に断続的に振動及び移動することを防止できる構成となっている。
(第3実施形態)
図6に示されるように、本実施形態では、乗用車や商用車の後部座席シート50の自動車の幅方向に沿った向きに配置された複数のシートバック51を前方に折りたたみシートクッション54と重ね合わせることで、後部荷室を自動車の幅方向略全域に亘り拡大して使用する実施形態を説明する。尚、第1実施形態及び第2実施形態と共通する部分に関しては説明を省略する。
本実施形態の荷物用支持具10は、ベースフレーム11を、突出先端部11Cが後部シート50のシートバック51を前方に折りたたみシートクッション54と重ね合わせた状態のシートバック51の上面から突出するように配設し、突出先端部11Cの所要位置に固定されシートバック51の上面に積載された荷物100が乗用車や商用車の走行慣性力が前側方向に働いても移動しないように規制するための平板状からなる複数の前方荷物支持ブラケット12Aを有し、その複数の前方荷物支持ブラケット12Aの間を掛け渡す平板状の前方荷物支持補助プレート18とで形成されている。

前方荷物支持補助プレート18は、平板状の金属製板材を加工して形成すれば良く、固定方法は前方荷物支持ブラケット12Aに前方荷物支持補助プレート18の両端部近傍を固定具17,17で螺着し固定すれば良い。固定具17は固定ネジ13Bと同様に汎用のボルトナットでも良いが、着脱が簡便となるように、手で螺着可能となる蝶ねじを使用しても良い。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で適宜寸法や形状を変更して実施できる。
本実施例では、ベースフレーム11を外径12φ肉厚2.0mmの金属製パイプ材を使用し、ベースフレーム両端部11A,11Aの幅方向の外側幅寸法を132mmとし、ベースフレーム両端部11Aの後端面から突出先端部11Cの前側面までの長さ寸法を196mmとし、ベースフレーム両端部11A,11Aの下端面から突出先端部11Cの上面までの高さ寸法を112mmに設定し、其々切削加工及びプレス曲げ加工で成形した。
前方荷物支持ブラケット12Aは厚さ1.6mmの鉄板を使用し、幅200mm高さ40mmに設定し、長尺荷物支持ブラケット12Bは厚さ3.2mmの鉄板を使用し、幅方向の外側寸法150mm高さ方向の外側寸法250mmに設定し、其々プレス加工及び切削加工で成形した。また、表面処理として、塗装はカチオン塗装処理を行った。
さらに、保護材12Cは、長尺荷物200であるサーフボードを金属製の長尺荷物支持ブラケット12Bに直接当接することで傷つけないための保護材として、弾性特性を有するウレタンパッドを使用した。また、固定ベルト15は、伸縮性を有するポリウレタン、ブチルゴム、天然ゴムなどの素材でベルトを形成すれば良い。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、上記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、本実施形態及び本実施例では、鉄板を加工して形成したが、それに限定するものではなく、ステンレス合金、炭素鋼鋼材やエンジニアリングプラスチックなど、積載荷物を支持固定できる強度を有する物であれば良い。
また、上記記載では、長尺荷物支持ブラケットは、装着状態の車両前側から見た正面視において開口部を上方に向けた略コの字形状で、開口部近傍をやや広角に押し広げた形状と説明したが、形状を限定するものではなく、サーフボードを有効に支持できれば良く、例えば正面視U字形状やV字形状とすることも出来る。
さらに、上記記載では、長尺荷物のサーフボードを例として説明したが、長尺荷物をサーフボードに限定したわけでは無く、例えばゴルフバックを積載することも考えられ、その場合には、長尺荷物支持ブラケットの形状を適宜対象物品に対応した形状を選択すれば良い。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態及び実施例に対し、形状、材質、数量、使用用途、位置若しくは配置等に対して当業者が様々な変更を加えることができるものである。従って、既に開示した形状等の限定をした記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に示したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状等の限定を一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
10 荷物用支持具
11 ベースフレーム
11A ベースフレーム両端部
11B ベースフレーム屈曲部
11C 突出先端部
11D 嵌合溝
12 荷物支持ブラケット
12A 前方荷物支持ブラケット
12B 長尺荷物支持ブラケット
12C 保護材
12D 突起部
13 取り付け部材
13A サドルバンド
13B 固定ネジ
14 孔部
15 固定ベルト
15A 固定ベルト端部
15B 固定ベルト円管部
16 固定ビス
17 固定具
18 前方荷物支持補助プレート
50 後部座席シート
51,71 シートバック
52,72 ヘッドレスト
53 ヘッドレスト取付け孔部
54 シートクッション
55 ヘッドレスト取付けロック部材
70 前部シート
100 荷物
200 長尺荷物

Claims (4)

  1. 乗用車や商用車用後部シートのシートバックを前方に折りたたみシートクッションと重ね合わせることで後部荷室を拡大し、乗用車や商用車用シートに装着されているヘッドレストを取り外し装着する荷物用支持具であって、前記ヘッドレストを取付ける2つのヘッドレスト取付け孔部に装着可能な直径の円筒形状部材を、前記2つのヘッドレスト取付け孔部に前記円筒形状部材の端部を挿入可能となるように所要形状に成形されたベースフレームと、前記ベースフレームに取付けて荷物を支持する荷物支持ブラケットと、前記ベースフレームに前記荷物支持ブラケットを取付ける為の取り付け部材とを有し、前記ベースフレームは1本の円筒形状部材を2つのヘッドレスト取付け孔部に両端部が挿入可能となるように略コの字形状に成形し、さらに、前記ベースフレームの両端部を2つのヘッドレスト取付け孔部に挿入した状態で露出する部分の所要位置で略垂直方向に屈曲成形し、前記ベースフレームを前記ベースフレームの屈曲部より先に位置する突出先端部が前記後部シートのシートバックを前方に折りたたみシートクッションと重ね合わせた状態の前記シートバックの上面から突出するように配設し、前記突出先端部の所要位置に固定され前記シートバック上面に積載された荷物が乗用車や商用車の走行慣性力で移動することを規制するための平板状からなる前方荷物支持ブラケットを有すること特徴とする荷物用支持具。
  2. 前記ベースフレームの所要位置に、前記ヘッドレストの取付けロック部材と嵌合する嵌合溝が複数形成されていることを特徴とする請求項に記載の荷物用支持具。
  3. 乗用車や商用車用後部シートのシートバックを前方に折りたたみシートクッションと重ね合わせ、さらに乗用車や商用車用助手席シートの前記シートバックを後方へ倒して前記後部シートのシートバック上面と略水平位置にすることで荷室を拡大すると共に乗用車や商用車用シートに装着されているヘッドレストを取り外し、長尺荷物を積載する際に使用する荷物用支持具であって、前記ヘッドレストを取付ける2つのヘッドレスト取付け孔部に装着可能な直径の円筒形状部材を、前記2つのヘッドレスト取付け孔部に前記円筒形状部材の端部を挿入可能となるように所要形状に成形されたベースフレームと、前記ベースフレームに取付けて荷物を支持する荷物支持ブラケットと、前記ベースフレームに前記荷物支持ブラケットを取付ける為の取り付け部材とを有し、前記ベースフレームは1本の円筒形状部材を2つのヘッドレスト取付け孔部に両端部が挿入可能となるように略コの字形状に成形し、さらに、前記ベースフレームの両端部を前記後部シートと前記助手席シートとのいずれか一方に配設された2つのヘッドレスト取付け孔部に挿入した状態で露出する部分の所要位置で略垂直方向に屈曲成形し、前記ベースフレームを前記ベースフレームの屈曲部より先に位置する突出先端部が前記後部シートのシートバックを前方に折りたたみ後部シートのシートクッションと重ね合わせた状態の後部シートの前記シートクッション側に向く方向に装着し、前記ベースフレームの屈曲部より前記ヘッドレスト取付け孔部に近い直線部分の所要位置に固定され前記シートバック上面に積載された長尺荷物を支持するための長尺荷物支持ブラケットを有することを特徴とする荷物用支持具。
  4. 乗用車や商用車用後部シートの複数のシートバックを前方に折りたたみシートクッションと重ね合わせることで後部荷室を拡大し、複数の前記ベースフレームを前記突出先端部が前記後部シートのシートバックを前方に折りたたみシートクッションと重ね合わせた状態の前記シートバックの上面から突出するように配設し、前記突出先端部の所要位置に固定され前記シートバック上面に積載された荷物が乗用車や商用車の走行慣性力で移動することを規制するための平板状からなる複数の前方荷物支持ブラケット間に掛け渡す平板状の前方荷物支持補助プレートを有すること特徴とする請求項1に記載の荷物用支持具。
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