JP7331736B2 - 車両のステアリングシャフトの連結方法及びステアリングシャフトのガイド部材 - Google Patents

車両のステアリングシャフトの連結方法及びステアリングシャフトのガイド部材 Download PDF

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Description

この発明は、エンジンルーム内に配置されたステアリングギヤボックスに対してステアリングシャフトを連結するような車両のステアリングシャフトの連結方法及びステアリングシャフトのガイド部材に関する。
従来、ステアリングシャフトが、ダッシュパネルおよび仕切り板を貫通して、エンジンルーム内のステアリングギヤボックスに連結される構造において、上記ダッシュパネルと上記仕切り板とのステアリングシャフト貫通部を連結する筒状のカバー部材を備えたものが知られている(特許文献1参照)。
ところで、例えば、前部機関後輪駆動タイプの車両で、エンジンを縦置き配置すると、ダッシュパネルからステアリングギヤボックスまでの距離が長くなる。この場合、ステアリングシャフトを、ダッシュパネルを貫通させて、その先端をステアリングギヤボックスの位置に配置させるまでに、当該ステアリングシャフトが他部品と干渉する懸念がある。
このような問題点を解消するために、硬質のガイド部材を設け、該ガイド部材をステアリングシャフトの案内部材として用いると、他部品との干渉の懸念を解消することができる。
しかしながら、上述のガイド部材をエンジンルーム内にそのまま残存させると、ガイド部材と他部品との間の隙を確保する必要があり、レイアウト性能が悪化する。
特開2014-129005号公報
そこで、この発明は、レイアウト性能に悪影響を与えることなく、ステアリングシャフト連結時の他部品との干渉を防止することができる車両のステアリングシャフトの連結方法及びステアリングシャフトのガイド部材の提供を目的とする。
この発明による車両のステアリングシャフトの連結方法は、ステアリングギヤボックスをエンジンルームに配置させる第1工程と、基端から先端まで連続した開放部を有するガイド部材を、ダッシュパネルに形成されるステアリングシャフト貫通部からエンジンルーム側に突出するように配置する第2工程と、ステアリングシャフトを車室内側から上記ステアリングシャフト貫通部を貫通させ、上記ガイド部材に沿ってその先端を上記ステアリングギヤボックス位置に配置させる第3工程と、上記ステアリングシャフトの先端と上記ステアリングギヤボックスとを連結させる第4工程と、上記ガイド部材をその開放部を介して上記ステアリングシャフトから取外す第5工程と、を備えるものである。
上記構成によれば、第1工程で、ステアリングギヤボックスをエンジンルームに配置させる。次の第2工程で、上記開放部を備えたガイド部材を、ダッシュパネルのステアリングシャフト貫通部からエンジンルーム側に突出するように配置する。次に第3工程で、ステアリングシャフトを車室内側からダッシュパネルを貫通させて、ガイド部材に沿ってその先端をステアリングギヤボックス位置に配置させる。
さらに、次の第4工程で、ステアリングシャフトの先端とステアリングギヤボックスとを連結させた後に、次の第5工程で、ガイド部材をその開放部を介してステアリングシャフトから取外す。
このように、上記第3工程で、ステアリングシャフトをステアリングギヤボックス位置に配置させる際には、該ステアリングシャフトは上述のガイド部材で案内されるので、ステアリングシャフト連結時の他部品との干渉を防止することができる。
また、第5工程で、一旦配置したガイド部材をステアリングシャフトから取外すので、レイアウト性能に悪影響を与えることもない。
要するに、レイアウト性能に悪影響を与えることなく、ステアリングシャフト連結時の他部品との干渉を防止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ステアリングシャフトのダストカバーが上記ダッシュパネルから車室内側に立設させるボルトに締結される構造であって、上記ガイド部材を配置する第2工程が、当該ガイド部材をダストカバー用の立設ボルトに仮固定する仮止め工程であり、上記ガイド部材を取外す第5工程で、上記仮固定を外し、上記ダストカバーを取付けるダストカバー取付け工程を備えるものである。
上記構成によれば、上記仮止め工程で、ダストカバー用の立設ボルトに対して上記ガイド部材が仮固定されるので、専用の取付け部を設けることなくガイド部材を固定(仮固定)することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ダストカバーは、上下で左右の4点で取付けられており、上記ガイド部材の仮止め工程が、下部の2点と上部の1点とで係止され、そのうちの1点をナット止めするものである。
上記構成によれば、少ない取付け点数によりガイド部材を安定して仮固定することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ステアリングシャフトを車室内側から上記ステアリングシャフト貫通部を貫通させ上記ガイド部材に沿ってその先端をステアリングギヤボックス位置に配置させる第3工程において、上記ガイド部材は取付け状態で上記開放部が外側に位置するものである。
上記構成によれば、ガイド部材を取外せる機能を持ちつつ、当該ガイド部材およびステアリングシャフトとエンジン側部品との接触防止を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、ブレーキペダルが、その上端基部側が上記ステアリングシャフト貫通部の外方側に位置し、下端先端部が上記ステアリングシャフト貫通部の直下に位置しており、上記ガイド部材は取付け状態でその開放部が、外側、かつ、上方に位置し、上記ガイド部材をその開放部を介してステアリングシャフトから取外す第5工程は、当該ガイド部材の基端側を内側に移動させつつ後方に引抜くものである。
上記構成によれば、上述の第5工程で、ガイド部材の基端側を内側に移動させつつ後方に引抜くので、ブレーキペダルとの接触を回避しつつ、ガイド部材を車室内側から引抜くことができる。
この発明の一実施態様においては、上記ステアリングシャフトの先端を上記ステアリングギヤボックスに連結した後、上記ステアリングシャフトの基端側をステアリングコラムに接続するコラム接続工程を有し、上記ガイド部材は取付け状態で上記開放部が、外側、かつ、上方に位置しており、上記ガイド部材をその開放部を介して取外す第5工程において、当該ガイド部材の基端側を、内側、かつ、下方に移動させつつ引抜くものである。
上記構成によれば、ガイド部材のブレーキペダルに対する接触回避に加えて、ステアリングコラムとの接触も回避することができる。
この発明によるステアリングシャフトのガイド部材は、ダッシュパネルのステアリングシャフト貫通部の周囲に対して着脱可能な着脱部と、上記ダッシュパネルから上記ステアリングシャフト貫通部を介しエンジンルーム内に突出し、上記ステアリングシャフトの車幅方向内側をガイドし、車幅方向外側が開放される開放部を有するガイド本体部と、を備えるものである。
上記構成によれば、上記着脱部はダッシュパネルのステアリングシャフト貫通部の周囲に対して着脱可能であるから、ステアリングシャフトの連結後に、ガイド部材を取外すことができ、周辺部品のレイアウトが容易になる。
この発明の一実施態様においては、上記ガイド部材は、基端部に上記ダッシュパネルへの配置時に当該ダッシュパネルと対向する上記着脱部としてのフランジ部が形成され、該フランジ部に上記ダッシュパネルから車室内側に立設されるダストカバー締結用の複数のボルトに対して係合可能な係止孔部を備え、該係止孔部が車室内側に突出する筒状部から形成されるものである。
上記構成によれば、ダストカバー締結用のボルトのねじ溝が、ガイド部材のフランジ部における上記係止孔部のエッジと接触して潰れるのを防止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ガイド部材には、その先端の外側部分に切欠き部が形成されるものである。
上記構成によれば、ガイド部材の先端に上述の切欠き部を形成したことで、当該ガイド部材の引抜き時、その基端側を内側に移動させた際、ガイド部材先端側が車体側壁に接触するのを防止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ガイド部材は、その基端側の内側に把持部が形成されるものである。
上記構成によれば、把持部を把持して上記ガイド部材を移動させることができるので、ガイド部材を容易に移動、特に、容易に内側に移動させつつ、引抜くことができる。
この発明の一実施態様においては、上記ステアリングシャフトの先端に、継手部分を覆うブーツ部が設けられ、上記ガイド部材は、その内径が上記ブーツ部の外径と略等しく、上記開放部の形成範囲が外周の1/3以下であることを特徴とする。
上記構成によれば、ステアリングシャフトの貫通初期に、ブーツ部がガイド部材から外れて、ダッシュパネルのステアリングシャフト貫通部のエッジで傷付くことを防止することができる。
この発明によれば、レイアウト性能に悪影響を与えることなく、ステアリングシャフト連結時の他部品との干渉を防止することができる効果がある。
ステアリングシャフト連結構造を示す正面図 ステアリングシャフト連結構造を車室内側から見た状態で示す後面図 ステアリングシャフトと、ダストカバーと、ダッシュパネルとの関連構造を示す断面図 ステアリングシャフトと、ガイド部材との関連構造を示す側面図 図4のA-A線矢視断面図 ガイド部材の側面図 ガイド部材の斜視図 ガイド部材をエンジンルーム側に突出配置する工程を示す後面図 ガイド部材に沿ってステアリングシャフトをステアリングギヤボックス位置に配置させる工程を示す正面図 ステアリングシャフトの基端側をステアリングコラムに接続する工程を示す斜視図 ガイド部材をステアリングシャフトから取外す工程の前半を示す正面図 ガイド部材の取外し前半工程を示す斜視図 ガイド部材の取外し後半工程を示す斜視図 車両のステアリングシャフトの連結方法を示す工程図
レイアウト性能に悪影響を与えることなく、ステアリングシャフト連結時の他部品との干渉を防止するという目的を、ステアリングギヤボックスをエンジンルームに配置させる第1工程と、基端から先端まで連続した開放部を有するガイド部材を、ダッシュパネルに形成されたステアリングシャフト貫通部からエンジンルーム側に突出するように配置する第2工程と、ステアリングシャフトを車室内側から上記ステアリングシャフト貫通部を貫通させ、上記ガイド部材に沿ってその先端を上記ステアリングギヤボックス位置に配置させる第3工程と、上記ステアリングシャフトの先端と上記ステアリングギヤボックスとを連結させる第4工程と、上記ガイド部材をその開放部を介して上記ステアリングシャフトから取外す第5工程と、を備えるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のステアリングシャフトの連結方法及びステアリングシャフトのガイド部材を示し、図1はステアリングシャフト連結構造を示す正面図、図2はステアリングシャフト連結構造を車室内側から見た状態で示す後面図である。また、図3はステアリングシャフトと、ダストカバーと、ダッシュパネルとの関連構造を示す断面図、図4はステアリングシャフトと、ガイド部材との関連構造を示す側面図である。さらに、図5は図4のA-A線矢視断面図、図6はガイド部材の側面図、図7はガイド部材の斜視図である。
車両のステアリングシャフトの連結方法の説明に先立って、まず、図1~図7、図11を参照して、車体構造、ステアリングシャフト連結構造およびガイド部材の構造について説明する。
図3に示すように、エンジンルーム1と車室2とを車両前後方向に仕切るダッシュパネルとしてのダッシュロアパネル3を設けている。
図1に示すように、上述のダッシュロアパネル3の下部左右両部からエンジンルーム1の左右両サイドを介して車両前方に延びる左右一対のフロントサイドフレーム4を設けている(但し、図面では、車両左側のフロントサイドフレーム4のみを示す)。
該フロントサイドフレーム4は、フロントサイドフレームインナとフロントサイドフレームアウタとを接合固定して、車両前後方向に延びる閉断面を備えた車体強度部材である。
上述のフロントサイドフレーム4の上方、かつ、車幅方向外方には、車両前後方向に延びるエプロンレインフォースメント5を設けている。該エプロンレインフォースメント5は、エプロンレインフォースメントアッパとエプロンレインフォースメントロアとを接合固定して、車両前後方向に延びる閉断面を備えた車体強度部材である。
図1に示すように、上述のフロントサイドフレーム4の前端部には、クラッシュカン取付け用のセットプレート6を設けている。このセットプレート6の直後部におけるフロントサイドフレーム4の前端と、上述のエプロンレインフォースメント5の前端と、をシュラウドサイド7により上下方向に連結している。
図1に示すように、エプロンレインフォースメント5とフロントサイドフレーム4とを上下方向に連結すべくフロントサスペンションタワー部8を設けている。
一方、図1に示すように、上述のエンジンルーム1内には、クランクプーリ9を有するエンジン10が縦置き配置されている。すなわち、当該エンジン10はそのクランクシャフト(図示せず)を車両前後方向に向けて配設したものである。
図1に示すように、上述の左右一対のフロントサイドフレーム4の下部には、サブフレーム11が連結固定されており、このサブフレーム11で上記エンジン10を支持するように構成している。上述のサブフレーム11から一体的に前方へ突出した延長フレーム(図示せず)を設け、該延長フレームの前端部には、ロアセットプレート12を取付けており、左右一対のロアセットプレート12,12の前端部相互間にはサブクラッシュカン(図示せず)を介してロアバンパビーム13を横架している。
ところで、図11に示すように、ダッシュロアパネル3の下部には、ダッシュクロスメンバ14が車幅方向に延びて接合固定されており、このダッシュクロスメンバ14とダッシュロアパネル3との間には、車幅方向に延びる閉断面が形成されている。
上述のダッシュクロスメンバ14はダッシュロアパネル3中央下部のトンネル形状部と対応するように、その車幅方向中央部に、アーチ部14aを有しており、このアーチ部14aから車両上方に延びる補強部材15を設け、当該補強部材15とダッシュロアパネル3との間には、閉断面を形成している。
そして、該補強部材15と、上述のフロントサスペンションタワー部8のタワーハウジング後部8aとの間を連結するように、金属製のカバー側壁部材16(いわゆるガセット)を設けている。
図3に示すように、上述のダッシュロアパネル3の前部には突出部材17が、スポット溶接手段にて取付けられており、上記カバー側壁部材16の中間に位置する折曲げ部16aは、シール部材18を介して上記突出部材17の前端折曲げ部17aに固定されている。
同図に示すように、上述のダッシュロアパネル3には、後述するステアリングシャフト30を車室2内側からエンジンルーム1側へ貫通させるためのステアリングシャフト貫通部としての貫通孔19が開口形成されている。
図3に示すように、上記貫通孔19にはダストカバー20が取付けられている。
図2、図3に示すように、このダストカバー20は、ステアリングシャフト30の外周面に当接する当接部20aおよびシールリップ20bと、筒状部20cと、ダッシュロアパネル3の車室2側の面に取付けられるフランジ部20dと、芯金部材20eと、を一体的に形成したものである。
図2に示すように、上述のダストカバー20は、そのフランジ部20dが、ダッシュロアパネル3から車室2内側に向けて立設される複数のボルトb1,b2,b3,b4に、ナットn1,n2,n3,n4を螺合することで締結固定されたものである。この実施例では、上述のダストカバー20は、図2に示すように、上部左側、上部右側、下部左側、下部右側の合計4点、つまり、上下で左右の合計4点で取付けられている。
図2に示すように、ダッシュロアパネル3の車室2内側上部には、車幅方向に延びるインパネメンバ21を設けている。このインパネメンバ21の車幅方向左右両端部はメンバ支持ブラケット22を介して図示しないヒンジピラーに連結されている。
また、図2に示すように、上述のインパネメンバ21には、複数のコラム支持ブラケット23,23を介してステアリングコラム24を取付けており、このステアリングコラム24で、ステアリングシャフト30を支持すべく構成している。
ステアリングシャフト30は、図4に示すように、インタミディエイトシャフト31(以下、単に中間シャフト31と略記する)と、この中間シャフト31の上部に自在継手としてのユニバーサルジョイント32を介して連結された上部シャフト33と、中間シャフト31の下部に位置するジョイント34と、を備えている。
また、上記ジョイント34の下部先端側には、継手35J(図5参照)を設け、この継手35Jをブーツ部35で覆うと共に、下部先端にはプロテクタ36を設けている。ここで、上述のブーツ部35の上下両端部は蛇腹形状部35a,35bに形成されている。
図1に示すように、ステアリングシャフト30におけるブーツ部35内部の継手35Jは、ステアリングギヤボックス37(以下単に、ギヤボックス37と略記する)のピニオンギヤ軸38に連結される。
上述のギヤボックス37はステアリングラック部39を介して左右のタイロッド40に連結され、タイロッド40の車幅方向外端部のタイロッドエンド40aは、前輪用ナックルのナックルアーム(図示せず)に連結される。なお、上述のステアリングラック部39の車幅方向右側前部には、パワーステアリング用のモータ41が配置されている。
ところで、図2に示すように、ダストカバー20の筒状部20c中央から車室2の内側へ貫通するステアリングシャフト30の近傍には、ブレーキペダル50が設けられている。
すなわち、図2に示すように、ダッシュロアパネル3の車室2側の面にベースブラケット51を取付け、このベースブラケット51にペダル支持ブラケット52および支軸53を介して上述のブレーキペダル50が取付けられている。
このブレーキペダル50は、ペダルアーム54と、当該ペダルアーム54の下部遊端に設けられた踏面部55とを備えている。
図2に示すように、上述のブレーキペダル50は、その上端基部側(支軸53の位置参照)が、上記貫通孔19(図3参照)の車幅方向外方側に位置し、下端先端部である踏面部55が上述の貫通孔19の直下に位置している。
次に、図4~図7を参照してステアリングシャフト30のガイド部材60の構成について説明する。
上述のガイド部材60は、ステアリングシャフト30、特に、その中間シャフト31の取付け前段階で、貫通孔19からエンジンルーム1側に突出するように配置され、ステアリングシャフト30の先端がギヤボックス37に連結された後に、ステアリングシャフト30から取外されるものである。
このガイド部材60は、図6、図7に示すように、ダッシュロアパネル3の貫通孔19の周囲に対して着脱可能な着脱部としてのフランジ部61と、開放部62を有するガイド本体部63と、を備えている。上記フランジ部61とガイド本体部63とは溶接手段等により一体的に接合固定されている。
上述のガイド本体部63は、図9に示すように、ダッシュロアパネル3から貫通孔19を介してエンジンルーム1内に突出し、ステアリングシャフト30の車幅方向内側をガイドし、車幅方向外側が開放されて上記開放部62が形成されている。この開放部62は、図6に示すように、基端(上端)から先端(下端)まで連続して開放しており、ガイド本体部63は当該ガイド本体部63の長手方向と直交する断面形状がC字状に形成されている。
上述の着脱部であるフランジ部61を、ダッシュロアパネル3の貫通孔19の周囲に対して着脱可能とすることで、ギヤボックス37に対するステアリングシャフト30の連結後に、ガイド部材60を取外すことができ、これにより、周辺部品のレイアウトの容易化を図るように構成している。
また、上述のガイド部材60は、その基端部(上端部)にダッシュロアパネル3への配置時に当該ダッシュロアパネル3の車室2内側の面に対向する上述のフランジ部61が形成されている。
図7に示すように、上述のフランジ部61には、ダッシュロアパネル3から車室2内側に向けて立設されるダストカバー締結用の複数のボルトb2,b3,b4(図2参照)に対して係合可能な係止孔部h2,h3,h4を備えている。
上述のボルトb2に対応する係止孔部h2は上部右側に位置しており、上述のボルトb3に対応する係止孔部h3は下部左側に位置しており、上述のボルトb4に対応する係止孔部h4は下部右側に位置している。
上述の複数の係止孔部h2,h3,h4のうちの下部の2つの係止孔部h3,h4は車室2内側に突出する筒状部としての円筒部64,65から形成されている。
これにより、ダストカバー締結用のボルトb3,b4(図2参照)のねじ溝が、ガイド部材60のフランジ部61における係止孔部h3,h4のエッジと接触して潰れるのを防止すべく構成している。
図4、図6に示すように、上述のガイド部材60には、その先端(下端)の車幅方向外側部分に切欠き部66が形成されている。これにより、ガイド部材60の引抜き時、その基端側(上端側)を内側に移動させた際、ガイド部材60の先端側、つまり、ガイド本体部63の下端側が車体側壁(詳しくは、図11に示すカバー側壁部材16の仮想線で示す範囲α)に接触するのを防止すべく構成している。
また、図6、図7に示すように、上述のガイド部材60は、その基端側(上端側)の車幅方向内側に把持部67が形成されている。すなわち、ガイド部材60においてガイド本体部63の車幅方向内側を、フランジ部61に対してさらに車室2内方へ延出して延出部68を形成し、この延出部68に長孔69を開口形成することで、上記把持部67が形成されている。
これにより、把持部67を把持して上述のガイド部材60を移動させることができ、ガイド部材60を容易に移動、特に、その引抜き時に、ガイド部材60を容易に内側に移動させつつ、引抜くことができるように構成している。
さらに、図4、図5に示すように、ステアリングシャフト30、詳しくは、中間シャフト31の先端には、継手35Jを覆うブーツ部35が設けられており、図5に示すように、ガイド部材60のガイド本体部63は、その内径がブーツ部35の外径と略等しくなるように形成されている。ここで、上記ガイド本体部63の内径はブーツ部35の外径と略等しく、かつ、若干大きいことが好ましい。
また、図5に示すように、上述の開放部62の形成範囲は外周の1/3以下、この実施例では外周の1/4程度に形成されている。これにより、ステアリングシャフト30の貫通初期に、ブーツ部35がガイド部材60のガイド本体部63から外れて、ダッシュロアパネル3の貫通孔19のエッジで傷付くことを防止するように構成したものである。
図8はガイド部材をエンジンルーム側に突出配置する工程を示す後面図、図9はガイド部材に沿ってステアリングシャフトをステアリングギヤボックス位置に配置させる工程を示す正面図、図10はステアリングシャフトの基端側をステアリングコラムに接続する工程を示す斜視図である。また、図11はガイド部材をステアリングシャフトから取外す工程の前半を示す正面図、図12はガイド部材の取外し前半工程を示す斜視図、図13はガイド部材の取外し後半工程を示す斜視図である。さらに、図14は車両のステアリングシャフトの連結方法を示す工程図である。
つぎに、車両のステアリングシャフトの連結方法について説明する。
まず、図14に示す工程図の第1工程S1で、図9に示すように、ギヤボックス37をエンジンルーム1内に配置させる。この場合、ギヤボックス37のみならず、ステアリングラック部39およびタイロッド40が一体的に配置される。
次に、図14に示す工程図の第2工程S2で、図8、図9に示すように、開放部62が形成されたガイド部材60を、車室2内側からダッシュロアパネル3の貫通孔19に挿入し、該ガイド部材60がエンジンルーム1側に突出するように配置する。
この第2工程S2は、ガイド部材60の仮止め工程を含み、この仮止め工程で、図8に示すように、当該ガイド部材60をダストカバー用の立設ボルトb2,b3,b4に仮固定する。
詳しくは、図2で示したダストカバー20締結用の合計4本のボルトb1~b4のうち上部左側を除く上部右側、下部左側、下部右側の3本のボルトb2,b3,b4を、図7に示す係止孔部h2,h3,h4に挿入し、下部の2点と上部の1点とでフランジ部61を当該ボルトb2,b3,b4に係止し、下部左側のボルトb3、下部右側のボルトb4はナット止めすることなく、上部右側のボルトb2の1点のみをナットn2を用いてナット止めする(図8参照)。
図8に示すように、ガイド部材60が仮止めされた取付け状態で、その開放部62は、図9に示すように、外側、かつ、上方に位置する。
次に、図14に示す工程図の第3工程S3で、ステアリングシャフト30を車室2内側からダッシュロアパネル3を貫通させ、ガイド部材60のガイド本体部63に沿ってその先端(下端)をギヤボックス37位置に配置させる(図9参照)。
次に、図14に示す工程図の第4工程S4で、ステアリングシャフト30の先端とギヤボックス37のピニオンギヤ軸38とを連結させる(図1参照)。但し、この時点では上記ガイド部材60が仮止めされた状態であり、かつ、ダストカバー20は未だ取付けられていない。
ステアリングシャフト30の先端がギヤボックス37に連結された後、コラム接続工程で、図8、図10に示すように、ステアリングシャフト30の基端側、すなわち、上部シャフト33をステアリングコラム24に接続する。
次に、図14に示す工程図の第5工程S5で、図11、図12、図13に示すように、ガイド部材60をその開放部62を介してステアリングシャフト30から取外す。
上述の第5工程S5では、まず最初に図8で示したナットn2をボルトb2から取外し、他のボルトb3,b4から円筒部64,65および係止孔部h3,h4(図7参照)を車室2内方に取外すと共に、図7に示す係止孔部h2をボルトb2から車室2内方に取外すことで、上述の仮固定を外す。
上述の仮固定を外した後、第5工程S5の前半では、図11にエンジンルーム1側から見た状態で示すように、ガイド部材60の先端(下端)を車幅方向外側、かつ、上方に移動すべく位置a,b,c,d,eの順に後方に移動する。また、図12に車室2側から見た状態で示すように、ガイド部材60の基端側(上端側)を車幅方向内側、かつ、下方に移動すべく位置f,gの順に後方に移動する。
この際、ガイド部材60におけるガイド本体部63の外側部分には、上述の切欠き部66を形成しているので、ガイド本体部63が図11に示すカバー側壁部材16の所定範囲αと接触するのを防止することができる。また、ガイド部材60の基端側を内側、かつ、下方に移動させつつ後方に移動するので、ガイド部材60がブレーキペダル50と接触するのを回避しつつ、当該ガイド部材60を車室2内側から引抜くことができる。
ここで、上述の第5工程S5の前半で、ガイド部材60の基端側を仮に、真っ直ぐに引抜くと、当該ガイド部材60はステアリングコラム24と干渉するが、当該ガイド部材60の基端側を、図12に示すように、車幅方向内側、かつ、下方に移動させつつ後方に引抜くことで、ステアリングコラム24との干渉を回避することができる。
図13に示すように、第5工程S5の後半では、ガイド部材60の先端(下端)側を下方、かつ、車幅方向内側に移動すべく同図の位置h,i,j,k,l,mの順に後方に移動させつつ引抜く。
上述のガイド部材60の引抜き後に、図2、図3に示すように、複数のボルトb1~b4およびナットn1~n4を用いて、ダストカバー20をダッシュロアパネル3の貫通孔19周囲に締結固定する(ダストカバー取付け工程)。因に、上述のダストカバー20は図4に示す中間シャフト31のユニバーサルジョイント32寄りの位置に予め装着されているので、ダストカバー取付け工程では、該ダストカバー20をステアリングシャフト30に沿ってダッシュロアパネル3位置までスライドさせるものである。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように、上記実施例の車両のステアリングシャフトの連結方法は、ステアリングギヤボックス37をエンジンルーム1に配置させる第1工程S1(図9参照)と、基端から先端まで連続した開放部62を有するガイド部材60を、ダッシュパネル(ダッシュロアパネル3参照)に形成されるステアリングシャフト貫通部(貫通孔19)からエンジンルーム1側に突出するように配置する第2工程S2(図8、図9参照)と、ステアリングシャフト30を車室2内側から上記ステアリングシャフト貫通部を貫通させ、上記ガイド部材60に沿ってその先端を上記ステアリングギヤボックス37位置に配置させる第3工程S3(図9参照)と、上記ステアリングシャフト30の先端と上記ステアリングギヤボックス37とを連結させる第4工程S4(図1参照)と、上記ガイド部材60をその開放部62を介して上記ステアリングシャフト30から取外す第5工程S5(図11~図13参照)と、を備えるものである(図1、図8、図9、図11~図14参照)。
この構成によれば、第1工程S1で、ステアリングギヤボックス37をエンジンルーム1に配置させる。次の第2工程S2で、上記開放部62を備えたガイド部材60を、ダッシュパネル(ダッシュロアパネル3)のステアリングシャフト貫通部(貫通孔19)からエンジンルーム1側に突出するように配置する。次に第3工程S3で、ステアリングシャフト30を車室2内側からダッシュパネル(ダッシュロアパネル3)を貫通させて、ガイド部材60に沿ってその先端をステアリングギヤボックス37位置に配置させる。
さらに、次の第4工程S4で、ステアリングシャフト30の先端とステアリングギヤボックス37とを連結させた後に、次の第5工程S5で、ガイド部材60をその開放部62を介してステアリングシャフト30から取外す。
このように、上記第3工程S3で、ステアリングシャフト30をステアリングギヤボックス37位置に配置させる際には、該ステアリングシャフト30は上述のガイド部材60で案内されるので、ステアリングシャフト30連結時の他部品との干渉を防止することができる。
また、第5工程S5で、一旦配置したガイド部材60をステアリングシャフト30から取外すので、レイアウト性能に悪影響を与えることもない。
要するに、レイアウト性能に悪影響を与えることなく、ステアリングシャフト30連結時の他部品との干渉を防止することができる。
また、この発明の一実施形態においては、上記ステアリングシャフト30のダストカバー20が上記ダッシュパネル(ダッシュロアパネル3)から車室2内側に立設させるボルトb1~b4に締結される構造であって、上記ガイド部材60を配置する第2工程S2が、当該ガイド部材60をダストカバー20用の立設ボルトb2,b3,b4に仮固定する仮止め工程であり、上記ガイド部材60を取外す第5工程S5で、上記仮固定を外し、上記ダストカバー20を取付けるダストカバー取付け工程を備えるものである(図2、図8、図14参照)。
この構成によれば、上記仮止め工程で、ダストカバー20用の立設ボルトb2,b3,b4に対して上記ガイド部材60が仮固定されるので、専用の取付け部を設けることなくガイド部材60を固定(仮固定)することができる。
さらに、この発明の一実施形態においては、上記ダストカバー20は、上下で左右の4点で取付けられており、上記ガイド部材60の仮止め工程が、下部の2点と上部の1点とで係止され、そのうちの1点をナットn2止めするものである(図8、図14参照)。
この構成によれば、少ない取付け点数によりガイド部材60を安定して仮固定することができる。
さらにまた、この発明の一実施形態においては、上記ステアリングシャフト30を車室2内側から上記ステアリングシャフト貫通部(貫通孔19)を貫通させ上記ガイド部材60に沿ってその先端をステアリングギヤボックス37位置に配置させる第3工程S3において、上記ガイド部材60は取付け状態で上記開放部62が外側に位置するものである(図9、図14参照)。
この構成によれば、ガイド部材60を取外せる機能を持ちつつ、当該ガイド部材60およびステアリングシャフト30とエンジン10側の部品との接触防止を図ることができる。
加えて、この発明の一実施形態においては、ブレーキペダル50が、その上端基部側が上記ステアリングシャフト貫通部(貫通孔19)の外方側に位置し、下端先端部が上記ステアリングシャフト貫通部(貫通孔19)の直下に位置しており、上記ガイド部材60は取付け状態でその開放部62が、外側、かつ、上方に位置し、上記ガイド部材60をその開放部62を介してステアリングシャフト30から取外す第5工程S5は、当該ガイド部材60の基端側を内側に移動させつつ後方に引抜くものである(図11~図14参照)。
この構成によれば、上述の第5工程S5で、ガイド部材60の基端側を内側に移動させつつ後方に引抜くので、ブレーキペダル50との接触を回避しつつ、ガイド部材60を車室2内側から引抜くことができる。
また、この発明の一実施形態においては、上記ステアリングシャフト30の先端を上記ステアリングギヤボックス37に連結した後、上記ステアリングシャフト30の基端側をステアリングコラム24に接続するコラム接続工程(図8、図10参照)を有し、上記ガイド部材60は取付け状態で上記開放部62が、外側、かつ、上方に位置しており、上記ガイド部材60をその開放部62を介して取外す第5工程S5において、当該ガイド部材60の基端側を、内側、かつ、下方に移動させつつ引抜くものである(図8~図14参照)。
この構成によれば、ガイド部材60のブレーキペダル50に対する接触回避に加えて、ステアリングコラム24との接触も回避することができる。
上記実施例によるステアリングシャフトのガイド部材60は、ダッシュパネル(ダッシュロアパネル3)のステアリングシャフト貫通部(貫通孔19)の周囲に対して着脱可能な着脱部(フランジ部61)と、上記ダッシュパネル(ダッシュロアパネル3)から上記ステアリングシャフト貫通部(貫通孔19)を介しエンジンルーム1内に突出し、上記ステアリングシャフト30の車幅方向内側をガイドし、車幅方向外側が開放される開放部62を有するガイド本体部63と、を備えるものである(図3、図6参照)。
この構成によれば、上記着脱部(フランジ部61)はダッシュパネル(ダッシュロアパネル3)のステアリングシャフト貫通部(貫通孔19)の周囲に対して着脱可能であるから、ステアリングシャフト30の連結後に、ガイド部材60を取外すことができ、周辺部品のレイアウトが容易になる。
また、この発明の一実施形態においては、上記ガイド部材60は、基端部に上記ダッシュパネル(ダッシュロアパネル3)への配置時に当該ダッシュパネル(ダッシュロアパネル3)と対向する上記着脱部としてのフランジ部61が形成され、該フランジ部61に上記ダッシュパネル(ダッシュロアパネル3)から車室2内側に立設されるダストカバー締結用の複数のボルトb2,b3,b4に対して係合可能な係止孔部h2,h3,h4を備え、該係止孔部h2,h3,h4が車室2内側に突出する筒状部(円筒部64,65参照)から形成されるものである(図7、図8参照)。
この構成によれば、ダストカバー締結用のボルトb3,b4のねじ溝が、ガイド部材60のフランジ部61における上記係止孔部h3,h4のエッジと接触して潰れるのを防止することができる。
さらに、この発明の一実施形態においては、上記ガイド部材60には、その先端の外側部分に切欠き部66が形成されるものである(図6参照)。
この構成によれば、ガイド部材60の先端に上述の切欠き部66を形成したことで、当該ガイド部材60の引抜き時、その基端側を内側に移動させた際、ガイド部材60の先端側が車体側壁(図11に示すカバー側壁部材16参照)に接触するのを防止することができる。
さらにまた、この発明の一実施形態においては、上記ガイド部材60は、その基端側の内側に把持部67が形成されるものである(図6参照)。
この構成によれば、把持部67を把持して上記ガイド部材60を移動させることができるので、ガイド部材60を容易に移動、特に、容易に内側に移動させつつ、引抜くことができる。
加えて、この発明の一実施形態においては、上記ステアリングシャフト30の先端に、継手35J部分を覆うブーツ部35が設けられ、上記ガイド部材60は、その内径が上記ブーツ部35の外径と略等しく、上記開放部62の形成範囲が外周の1/3以下であることを特徴とする(図4、図5参照)。
この構成によれば、ステアリングシャフト30の貫通初期に、ブーツ部35がガイド部材60から外れて、ダッシュパネル(ダッシュロアパネル3)のステアリングシャフト貫通部(貫通孔19)のエッジで傷付くことを防止することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のダッシュパネルは、実施例のダッシュロアパネル3に対応し、
以下同様に、
ステアリングシャフト貫通部は、貫通孔19に対応し、
着脱部は、フランジ部61に対応し、
筒状部は、円筒部64,65に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては、車両のステアリングシャフトの連結方法及びステアリングシャフトのガイド部材を、左ハンドル車両に適用したものを例示したが、本発明は右ハンドル車両に適用することもできる。
以上説明したように、本発明は、エンジンルーム内に配置されたステアリングギヤボックスに対してステアリングシャフトを連結するような車両のステアリングシャフトの連結方法及びステアリングシャフトのガイド部材について有用である。
1…エンジンルーム
2…車室
3…ダッシュロアパネル(ダッシュパネル)
19…貫通孔(ステアリングシャフト貫通部)
20…ダストカバー
24…ステアリングコラム
30…ステアリングシャフト
35…ブーツ部
35J…継手
37…ギヤボックス(ステアリングギヤボックス)
50…ブレーキペダル
60…ガイド部材
61…フランジ部(着脱部)
62…開放部
63…ガイド本体部
64、65…円筒部(筒状部)
66…切欠き部
67…把持部
b1~b4…ボルト
h2~h4…係止孔部
n2…ナット
S1…第1工程
S2…第2工程
S3…第3工程
S4…第4工程
S5…第5工程

Claims (11)

  1. ステアリングギヤボックスをエンジンルームに配置させる第1工程と、
    基端から先端まで連続した開放部を有するガイド部材を、ダッシュパネルに形成されるステアリングシャフト貫通部からエンジンルーム側に突出するように配置する第2工程と、
    ステアリングシャフトを車室内側から上記ステアリングシャフト貫通部を貫通させ、上記ガイド部材に沿ってその先端を上記ステアリングギヤボックスの位置に配置させる第3工程と、
    上記ステアリングシャフトの先端と上記ステアリングギヤボックスとを連結させる第4工程と、
    上記ガイド部材をその開放部を介して上記ステアリングシャフトから取外す第5工程と、を備える
    車両のステアリングシャフトの連結方法。
  2. 上記ステアリングシャフトのダストカバーが上記ダッシュパネルから車室内側に立設させるボルトに締結される構造であって、
    上記ガイド部材を配置する第2工程が、当該ガイド部材をダストカバー用の立設ボルトに仮固定する仮止め工程であり、
    上記ガイド部材を取外す第5工程で、上記仮固定を外し、上記ダストカバーを取付けるダストカバー取付け工程を備える
    請求項1に記載の車両のステアリングシャフトの連結方法。
  3. 上記ダストカバーは、上下で左右の4点で取付けられており、
    上記ガイド部材の仮止め工程が、下部の2点と上部の1点とで係止され、
    そのうちの1点をナット止めする
    請求項2に記載の車両のステアリングシャフトの連結方法。
  4. 上記ステアリングシャフトを車室内側から上記ステアリングシャフト貫通部を貫通させ上記ガイド部材に沿ってその先端をステアリングギヤボックス位置に配置させる第3工程において、上記ガイド部材は取付け状態で上記開放部が外側に位置する
    請求項2または3に記載の車両のステアリングシャフトの連結方法。
  5. ブレーキペダルが、その上端基部側が上記ステアリングシャフト貫通部の外方側に位置し、下端先端部が上記ステアリングシャフト貫通部の直下に位置しており、
    上記ガイド部材は取付け状態でその開放部が、外側、かつ、上方に位置し、
    上記ガイド部材をその開放部を介してステアリングシャフトから取外す第5工程は、当該ガイド部材の基端側を内側に移動させつつ後方に引抜く
    請求項4に記載の車両のステアリングシャフトの連結方法。
  6. 上記ステアリングシャフトの先端を上記ステアリングギヤボックスに連結した後、上記ステアリングシャフトの基端側をステアリングコラムに接続するコラム接続工程を有し、
    上記ガイド部材は取付け状態で上記開放部が、外側、かつ、上方に位置しており、
    上記ガイド部材をその開放部を介して取外す第5工程において、当該ガイド部材の基端側を、
    内側、かつ、下方に移動させつつ引抜く
    請求項5に記載の車両のステアリングシャフトの連結方法。
  7. ダッシュパネルのステアリングシャフト貫通部の周囲に対して着脱可能な着脱部と、
    上記ダッシュパネルから上記ステアリングシャフト貫通部を介しエンジンルーム内に突出し、ステアリングシャフトの車幅方向内側をガイドし、車幅方向外側が開放される開放部を有するガイド本体部と、を備える
    ステアリングシャフトのガイド部材。
  8. 上記ガイド部材は、基端部に上記ダッシュパネルへの配置時に当該ダッシュパネルと対向する上記着脱部としてのフランジ部が形成され、
    該フランジ部に上記ダッシュパネルから車室内側に立設されるダストカバー締結用の複数のボルトに対して係合可能な係止孔部を備え、
    該係止孔部が車室内側に突出する筒状部から形成される
    請求項7に記載のステアリングシャフトのガイド部材。
  9. 上記ガイド部材には、その先端の外側部分に切欠き部が形成される
    請求項8に記載のステアリングシャフトのガイド部材。
  10. 上記ガイド部材は、その基端側の内側に把持部が形成される
    請求項9に記載のステアリングシャフトのガイド部材。
  11. 上記ステアリングシャフトの先端に、継手部分を覆うブーツ部が設けられ、
    上記ガイド部材は、その内径が上記ブーツ部の外径と略等しく、
    上記開放部の形成範囲が外周の1/3以下である
    請求項7~10の何れか一項に記載のステアリングシャフトのガイド部材。
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