JPH0514943Y2 - - Google Patents

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JPH0514943Y2
JPH0514943Y2 JP2689487U JP2689487U JPH0514943Y2 JP H0514943 Y2 JPH0514943 Y2 JP H0514943Y2 JP 2689487 U JP2689487 U JP 2689487U JP 2689487 U JP2689487 U JP 2689487U JP H0514943 Y2 JPH0514943 Y2 JP H0514943Y2
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vehicle body
section
connecting plate
engine compartment
joggle
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車の車体構造、とりわけ車体前
部の構造に関する。
従来の技術 従来の車体構造としては、第4図に示した構造
のものが提案されている(特開昭61−92965号参
照)。すなわち車体1は、アツパボデイ2とロア
ボデイ3とから構成され、該ロアボデイ3はキヤ
ビン4とエンジンルーム5とを一体に成形した構
造よりなる。かかる構成において、アツパボデイ
2とロアボデイ3とをそれぞれ別の工程で溶接組
立した後、内装及び艤装工程を経た両ボデイ2,
3の結合を行なう。このため内装及び艤装行程に
おいては、キヤビン内への搬入物に対する制約が
なく、ロボツトを用いたキヤビン内作業の自動化
が促進し得るとするものである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら前記構造において、ロアボデイ3
に形成されているエンジンルーム5は、依然とし
て四側を隔壁5a,5b,5c,5dによつて囲
繞された構造となつている。このため各種機能部
品が集中的に配置されるエンジンルーム5内の組
付作業においては、自動化する際のロボツトアー
ムの動きが大きく制約されるためロボツトの作動
制御が複雑化してしまうのみならず、ロボツトア
ームが行き届かない場合も生じ、作業の自動化は
困難となるものであつた。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、車体前部のエンジンコンパーメ
ントアツセンブリを車体本体より分割して成形す
ることによりエンジンルーム内への各種部品組付
けの自動化を容易にするとともに、前記車体本体
とエンジンコンパーメントアツセンブリの結合を
も容易に自動化することを可能にした自動車の車
体構造を提供するものである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本考案にあつて
は、エンジンルームの前壁と左右側壁とを含むエ
ンジンコンパーメントアツセンブリを車体本体よ
り分割して成形し、前記エンジンコンパーメント
アツセンブリの左右側壁を構成するフードリツジ
パネルと該フードリツジパネルに配設されたフー
ドリツジレインフオースとからなる閉断面部の後
端にジヨグル部を延設するとともに、前記閉断面
部の外側面にジヨグル部より長尺状の連結プレー
トを装着する一方、前記車体本体の前側部に横設
されたカウルボツクスと上下方向に延在するフロ
ントピラーの結合部に、前面に開口を有する閉断
面状の受容部を形成し、該受容部の外周部に前記
連結プレートの内側面と下側縁とに当接するガイ
ド部を形成し、該ガイド部に沿つて連結プレート
を配設して前記受容部にジヨグル部を挿入すると
ともに連結プレートの端部を車体本体に固着して
ある。
作 用 前記構成において、エンジンコンパーメントア
ツセンブリは、車体本体より分割され、エンジン
ルームの前壁と左右側壁とを含む構成であるか
ら、エンジンルーム内に収容配置されるべき各種
機能部品は、前壁や左右側壁によつて妨げられる
ことなく、車体本体あるいはエンジンルームの下
部フレーム等に組み付けられる。又このエンジン
コンパーメントアツセンブリを車体本体に結合す
る際には、連結プレートの内側面及び下側縁がガ
イド部に当接することによつて、エンジンコンパ
ーメントアツセンブリの車幅方向位置と高さ位置
とが規制され、ジョグル部は容易に受容部内に挿
入される。さらにエンジンコンパーメントアツセ
ンブリの側壁に形成された閉断面部は、同様に閉
断面状である受容部を介して車体骨格部材である
カウルボツクスとフロントピラーの結合部に連結
部に連結され、このようにエンジンコンパーメン
トアツセンブリを車体本体と分割して成形しても
車体前部に充分な結合剛性、車体剛性が確保され
る。
実施例 以下本考案の一実施例について図面にしたがつ
て説明する。すなわち第1図に示したように車体
はエンジンコンパーメントアツセンブリ6と車体
本体7、及び下部フレーム8に分割して形成され
ている。エンジンコンパーメントアツセンブリ6
は、エンジンルーム9の左右側壁を構成するフー
ドリツジパネル10,10を有し、該フードリツ
ジパネル10,10の外側面には、フードリツジ
レインフオース11が配設されている。これによ
つてフードリツジパネル10とフードリツジレイ
ンフオース11との間に第2図に示したように車
体前後方向に延在する閉断面部12が形成されて
いる。該閉断面部12の後端部にはジヨグル部1
3が延設されており、又フードリツジレインフオ
ース11の外側面には、ジヨグル部13より長尺
状の連結プレート14が形成されている。該連結
プレート14の先端部にはフランジ15が形成さ
れており、該フランジ15にはボルト挿通孔16
が形成されている。前記フードリツジパネル10
の前端略中央部には、ボルト挿通孔17が形成さ
れており、又前端上部間には、三角状のコーナプ
レート18を介してエンジンルーム9の前壁を構
成するフロントエンドパネル19が架設されてい
る。該フロントエンドパネル19の前面には、ヘ
ツトランプユニツト20、フロントグリル21、
フロントバンパ22等の外装部品が装着されてい
る。
一方前記車体本体7は、キヤビン23とトラン
クルーム24とを一体に有する構造からなる。キ
ヤビン24はフロントピラー25、センタピラー
26、リアピラー27、カウルボツクス28、サ
イドシル29等の骨格部材を有するとともに、フ
ロアパネル30、ダツシユパネル31、フロント
ドア32、リヤドア33、ルーフパネル34、フ
ロントウインドウ35、リヤウインドウ36等に
よつて隔成されており、又キヤビン23内にはイ
ンストルメントパネル37、ステアリングホイー
ル38等の内装、機能部品が配設されている。キ
ヤビン23の前側部に横設された前記カウルボツ
クス28と車体上下方向に延在する前記フロント
ピラー25の結合部には、前面に開口39を有す
る閉断面状の受容部40が車体前後方向に設けら
れている。該受容部40の外側面は、前記連結プ
レート14の内側面14aに当接する第1のガイ
ド部41を形成しており、又該第1のガイド部4
1の下側縁に位置し前記カウルボツクス28に連
通する水抜き孔42を隔成するフランジ43は、
連結プレート14の下側縁14bに接する第2の
ガイド部44を形成している。又前記フロントピ
ラー25には、受容部40の側部にボルト挿通孔
45が形成されており、該ボルト挿通孔45のフ
ロントピラー25内部側には第3図に示したよう
にウエルドナツト46が取り付けられている。前
記フロアパネル30の下面には枠体47が貼設さ
れており、該枠体にはボルト(図示省略)が溶着
されたブラケツト48…が固着されている。
他方前記下部フレーム8は、フロントフレーム
49、センタフレーム50、リヤフレーム51を
結合して構成されている。
フロントフレーム49は前部面側に支柱52,
52を有し、該支柱52,52の外側面には、ブ
ラケツト53が設けられている。又フロントフレ
ーム49には、パワートレーン54を始めとして
その補機類、電装部品、フロントサスペンシヨン
等が組み付けられており、又リヤフレーム51に
はリヤサスペンシヨン55等が組み付けられてい
るとともに、センタフレーム50の両側には複数
のブラケツト56が取り付けられている。
そして前記車体本体7は、枠体47に設けられ
たブラケツト48…をセンタフレーム50のブラ
ケツト56…にボルト結合して、該センタフレー
ム50に固着されている。又エンジンコンパーメ
ントアツセンブリ6は、その前端部においては、
フードリツジパネル10のボルト挿通孔17に挿
入されたボルトにより前記支柱52のブラケツト
53に固定されている。又後端部においては、前
記ジヨグル部13は受容部40内に挿入され、連
結プレート14の端部に設けられたフランジ15
は第3図に示したようにボルト57およびウエル
ド46を介してフロントピラー25に結合されて
いる。
以上の構成に係る本実施例において、前記エン
ジンコンパーメントアツセンブリ6と車体本体7
とは各々別のラインで組み立てられ、車体本体7
はインストルメントパネル37等の内装部品が組
み付けられた後車体下部フレーム8に組み付けら
れる。したがつてこの時点でエンジンルーム9内
に配設されるべきパワートレーン54等をフロン
トフレーム49に組み付けることにより、エンジ
ンコンパーメントアツセンブリ6の前壁や左右側
壁によつて妨げられることなく、機能部品の組み
付けを行なうことができる。無論車体本体7を組
み付ける以前に、フロントフレーム49及びリヤ
フレーム51に前述した機能部品を組み付けれ
ば、組付け作業の自由度は一層向上する。次にこ
のように下部フレーム8に組み付けられた車体本
体7の前方よりエンジンコンパーメントアツセン
ブリ6を近接させる。すると連結プレート14の
内側面14aは、第1のガイド部41に当接する
とともに、下側縁14bは第2のガイド部44に
当接する。これによつてエンジンコンパーメント
アツセンブリ6の両側部は、車幅方向位置及び高
さ位置を規制され、ジヨグル13は受容部40内
に案内される。そしてジヨグル部13が充分に受
容部40内に挿入されると、連結プレート14先
端のフランジ15はフロントピラー25に当接
し、該フランジ15とフロントピラー25とのボ
ルト挿通孔16,45が合致する。したがつて該
ボルト挿通孔16,45を介してウエルドナツト
46にボルト57つを螺着するとともに、フード
リツジパネル10の前端部を前記支柱52のブラ
ケツト53にボルト固定することによつてエンジ
ンコンパーメントアツセンブリ6を容易に組み付
けることができる。
そしてこのようにして車体本体7に連結された
エンジンコンパーメントアツセンブリ6にあつて
は、左右両側壁に形成された閉断面部12が、同
様に閉断面状である受容部40を介して、車体骨
格部材でありかつ閉断面状であるカウルボツクス
28とフロントピラー25の結合部に連結される
こととになる。したがつてこのようにエンジンコ
ンパーメントアツセンブリ6を車体本体7と分割
して成形しても、車体前部に充分な結合剛性、車
体剛性を確保することができるのである。
考案の効果 以上説明したように本考案は、エンジンルーム
の前壁と左右側壁とを含むエンジンコンパーメン
トアツセンブリを車体本体と分割して成形するよ
うにしたことから、エンジンルーム内に収容配置
されるべき各種機能部品は、前壁や左右側壁によ
つて妨げられることなく車体本体やエンジンルー
ムの下部フレーム等に組み付けることが可能とな
る。よつてこの各種機能部品の組付に際して作業
の自由度が向上し、複雑な制御を伴うことなく自
動組付を行なうことが可能である。
又エンジンコンパーメントアツセンブリの閉断
面部に連結プレートを装着する一方、車体本体に
設けられた受容部の外周部に前記連結プレートの
内側面と下側縁とに当接するガイド部を形成する
ようにしたことから、該ガイト部に連結プレート
が当接することによつて、エンジンコンパーメン
トアツセンブリの車幅方向位置と高さ位置とが規
制される。よつて容易にジヨグル部を受容部に挿
入することができ、エンジンコンパーメントアツ
センブリの結合作業をも自動化し得る。
さらにエンジンコンパーメントアツセンブリに
形成された閉断面部は、同様に閉断面状である受
容部を介して、車体の骨格部材に連結されること
から、エンジンコンパーメントアツセンブリと車
体本体とを分割して形成した構造であつても、充
分な結合剛性、車体剛性を確保することを可能に
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図は同要部分解斜視図、第3図は、結合状態
における第2図−線断面図、第4図は従来の
車体構造を示す分解斜視図である。 6……エンジンコンパーメントアツセンブリ、
7……車体本体、10……フードリツジパネル、
11……フードリツジレインフオース、12……
閉断面部、13……ジョグル部、14……連結プ
レート、14a……内側面、14b……下側縁、
25……フロントピラー、28……カウルボツク
ス、39……開口、40……受容部、41……
(第1の)ガイド部、44……(第2の)ガイド
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンルームの前壁と左右側壁とを含む車体
    前部のエンジンコンパーメントアツセンブリを車
    体本体と分割して成形し、前記エンジンコンパー
    メントアツセンブリの左右側壁を構成するフード
    リツジパネルと該フードリツジパネルに配設され
    たフードリツジレインフオースとからなる閉断面
    部の後端にジヨグル部を延設するとともに、前記
    閉断面部の外側面にジヨグル部より長尺状の連結
    プレートを装着する一方、前記車体本体の前側部
    に横設されたカウルボツクスと上下方向に延在す
    るフロントピラーの結合部に、前面に開口を有す
    る閉断面状の受容部を形成し、該受容部の外周部
    に前記連結プレートの内側面と下側縁とに当接す
    るガイド部を形成し、該ガイド部に沿つて連結プ
    レートを配設して前記受容部にジヨグル部と挿入
    するとともに連結プレートの端部を車体本体に固
    着したことを特徴とする自動車の車体構造。
JP2689487U 1987-02-25 1987-02-25 Expired - Lifetime JPH0514943Y2 (ja)

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JP6579131B2 (ja) * 2017-02-24 2019-09-25 マツダ株式会社 車両の前部車体構造

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