JP7331284B1 - 情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム - Google Patents

情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7331284B1
JP7331284B1 JP2023053288A JP2023053288A JP7331284B1 JP 7331284 B1 JP7331284 B1 JP 7331284B1 JP 2023053288 A JP2023053288 A JP 2023053288A JP 2023053288 A JP2023053288 A JP 2023053288A JP 7331284 B1 JP7331284 B1 JP 7331284B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
payment
information
invoice
member store
store
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023053288A
Other languages
English (en)
Inventor
史明 松浦
怜菜 村石
春香 川口
史毅 柏
翼 平野
牧子 森
サンナ モ
キエム グエン
誠 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PayPay Corp
Original Assignee
PayPay Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PayPay Corp filed Critical PayPay Corp
Priority to JP2023053288A priority Critical patent/JP7331284B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7331284B1 publication Critical patent/JP7331284B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】電子決済を商品またはサービスの提供者として利用する加盟店に向けて好適なインボイス対応をすることができる情報提供装置、情報提供方法、およびプログラムを提供すること。【解決手段】電子決済サービスを商品またはサービスの提供者として利用する加盟店が使用する、加盟店向けインターフェースを介して前記加盟店に情報を提供する情報提供装置であって、前記電子決済サービスの事業者が前記加盟店から取得する決済ごとの手数料の情報を取得する取得部と、前記手数料に消費税率を乗算して消費税額を計算すると共に、所定の範囲内の決済についての請求書ごとに端数処理を行うことでインボイス要件を満たす前記請求書を作成する処理部と、を備える情報提供装置。【選択図】図4

Description

特許法第30条第2項適用 (1) ウェブサイトの掲載日 2023年3月22日 ウェブサイトのURL https://paypay.ne.jp/notice-merchant/20230322/n-01/ <資 料> 公開されたウェブページのプリントアウト
本発明は、情報提供装置、情報提供方法、およびプログラムに関する。
従来、取引先がインボイス事業者であるか否かを容易に判定することを可能にする技術が開示されている(特許文献1)。
特開2022-179153号公報
従来の技術は、電子決済を商品またはサービスの提供者として利用する加盟店に向けて好適なインボイス対応をするものではなかった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、電子決済を商品またはサービスの提供者として利用する加盟店に向けて好適なインボイス対応をすることができる情報提供装置、情報提供方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、電子決済サービスを商品またはサービスの提供者として利用する加盟店が使用する、加盟店向けインターフェースを介して前記加盟店に情報を提供する情報提供装置であって、前記電子決済サービスの事業者が前記加盟店から取得する決済ごとの手数料の情報を取得する取得部と、前記手数料に消費税率を乗算して消費税額を計算すると共に、所定の範囲内の決済についての請求書ごとに端数処理を行うことでインボイス要件を満たす前記請求書を作成する処理部と、を備える情報提供装置である。
本発明の一態様によれば、電子決済を商品またはサービスの提供者として利用する加盟店に向けて好適なインボイス対応をすることができる。
電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その1)である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その2)である。 第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。 利用者情報172の内容の一例を示す図である。 加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。 加盟店ごと決済詳細情報178の内容の一例を示す図である。 電子決済サービスにおける売上等の流れの一例を示す図である。 加盟店向けインターフェース72が提供する適格請求書発行メニュー画面IM1の一例を示す図である。 適格請求書に含める決済の範囲として締日が選択された場合のインターフェース画面IM2の一例を示す図である。 適格請求書の修正対応について説明するための図である。
以下、図面を参照し、本発明の情報提供装置、情報提供方法、およびプログラムの実施形態について説明する。情報提供装置は、電子決済サービスを商品またはサービスの提供者として利用する加盟店が使用する、加盟店向けインターフェースを介して加盟店に情報を提供するものである。一般利用者の側に着目すると、電子決済サービスは、アプリケーションプログラムと決済サーバが協働することで提供される、以下の説明ではアプリケーションプログラムを決済アプリと称する。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店(ブランド)に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の決済などの処理は、主として利用者と加盟店の間で行われる。以下、まずは利用者側に提供される電子決済サービスについて説明し、その後で加盟店向けインターフェースについて説明する。
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の第1店舗端末装置50、一以上の第2店舗端末装置70、および一以上の従業員端末装置80のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
利用者端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。利用者端末装置10では、CPU等のプロセッサにより決済アプリ20が実行されることで、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済アプリ20は、例えば、アプリケーションストアから利用者端末装置10にインストールされ、カメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。
第1店舗端末装置50は、例えば、店舗に設置される。第1店舗端末装置50は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。第1店舗端末装置50は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗コード画像60は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像60は、店舗に置かれたディスプレイ(スマートフォンなどの端末装置のディスプレイでもよい)によって表示されてもよい。
第2店舗端末装置70は、加盟店の運営者によって使用される。第2店舗端末装置70は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。第2店舗端末装置70では、加盟店向けインターフェース72が動作する。加盟店向けインターフェース72は、加盟店向けアプリであってもよいし、ブラウザであってもよい。加盟店向けインターフェース72は、加盟店の運営者によるクーポンの設定等を受け付け、決済サーバ100に送信する。スマートフォンである第2店舗端末装置70は、加盟店向けアプリを実行することで、店舗コード画像に相当するコード画像を表示したり、利用者端末装置10が表示するコード画像を読み取ったりする機能を有する。
従業員端末装置80は、電子決済サービスの事業者の従業員によって使用される。従業員端末装置80は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。従業員端末装置80では、従業員向けインターフェース82が動作する。従業員向けインターフェース82は、従業員向けアプリであってもよいし、ブラウザであってもよい。従業員向けインターフェース82は、従業員による既に発行された請求書の修正を受け付けるなどの処理を行う。
決済サーバ100は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。第1店舗端末装置50は、POS装置と加盟店サーバを含む場合があり、その場合、POS装置から加盟店サーバを介して決済情報が決済サーバ100に送信される。以下の説明では、これを特に区別せず、第1店舗端末装置50から決済情報が送信されるものとする。
図2および図3は、電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図である。電子決済には、パターン1とパターン2の二つが存在してよい。
図2に示すパターン1(以下、ユーザスキャンと称する)の場合、決済アプリ20が起動した状態の利用者端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像60をデコードする(S1)。店舗コード画像60には、店舗URL(Uniform Resource Locator)の情報が含まれている。この店舗URLは、電子決済サービスのドメインに対して店舗を識別可能な情報が付加されたものであり、決済サーバ100において加盟店IDや店舗ID等との対応付けがなされている(後述)。決済アプリ20は、店舗URLとアカウントIDを含む第1決済情報を決済サーバ100に送信する(S2)。決済サーバ100は、店舗URLに対応する加盟店ID、店舗IDから、店舗情報(後述)を検索して加盟店名と店舗名の情報を取得し(S3)、決済アプリ20に送信する(S4)。利用者は、加盟店名や店舗名が表示された画面において、決済金額を利用者端末装置10に入力する(S5)。そして、利用者端末装置10は、少なくとも決済金額を含む第2決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S6)。決済サーバ100は、受信した第2決済情報に基づいて電子決済を行う(S7)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知(決済完了画面を表示するための情報)を決済アプリ20に送信し(S8)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S9)。なお、店舗コード画像60が店舗に置かれたディスプレイによって表示される場合、店舗コード画像60には、店舗URLだけでなく決済金額の情報が含まれる場合がある。この場合、利用者が決済金額を入力する手順が省略され、第1決済情報に決済金額の情報が含められて決済サーバ100に送信される。加盟店名や店舗名の情報は、決済完了画面に含めて表示されてよい。
図3に示すパターン2(以下、ストアスキャンと称する)の場合、決済アプリ20の起動時、決済アプリ20において支払う操作が行われたとき、自動更新のタイミング(例えば1分おき)になったとき、およびその他のタイミングで、決済アプリ20はワンタイムコードの発行要求を決済サーバ100に送信する(S11)。決済サーバ100はワンタイムコードを生成し(S12)、決済アプリ20に送信する(S13)。決済アプリ20は、ワンタイムコードに基づいて生成した、QRコードやバーコード等のコード画像を表示する(S14)。利用者は利用者端末装置10の表示面を第1店舗端末装置50に翳し(提示し)、第1店舗端末装置50は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、ワンタイムコード等を取得する(S15)。そして、第1店舗端末装置50は、ワンタイムコード、決済金額、加盟店ID、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S16)。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて、ワンタイムコードに対応する利用者を特定し、電子決済を行う(S17)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知を決済アプリ20に送信し(S18)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S19)。
なお、上記のいずれか一方のみのパターンで電子決済が行われてもよい。また、図2で説明した「アカウントID」は、利用者の識別情報として用いられ得る他の情報(例えば電話番号)であってもよい。また、ストアスキャンにおいてワンタイムコードの発行が省略され、決済アプリ20は、利用者のアカウントIDに基づいて生成したコード画像を表示してもよい。その場合、決済サーバ100は、ワンタイムコードに対応する利用者を特定するのに代えて、アカウントIDに対応する利用者を特定する。
[決済サーバ]
図4は、第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。決済サーバ100は、例えば、通信部110と、決済コンテンツ提供部120と、決済処理部130と、情報管理部140と、加盟店向けコンテンツ提供部150と、記憶部170とを備える。加盟店向けコンテンツ提供部150は、取得部152と、処理部154とを備える。通信部110および記憶部170以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部170は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部170には、利用者情報172、決済コンテンツ情報174、加盟店/店舗情報176、加盟店ごと決済詳細情報178、加盟店ごと請求書情報180などの情報が格納される。
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークインターフェースカードである。
決済コンテンツ提供部120は、例えば、Webサーバの機能を有し、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。決済コンテンツ提供部120は、決済コンテンツ情報174から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、決済アプリ20によってコンテンツが再生された状態で利用者による各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ100に送信する。
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50により送信された決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部130は、利用者情報172を参照しながら決済処理を行う。
図5は、利用者情報172の内容の一例を示す図である。利用者情報172は、利用者の登録情報の一例である。利用者情報172は、例えば、利用者URL、アカウントID、電話番号、パスワードの他、メールアドレス、利用者ID、氏名・住所・生年月日、登録日、チャージ残高、後払い設定、後払い枠、後払い利用額、後払い利用可能額、決済方法設定、銀行口座、クレジットカード番号、チャージ履歴情報、決済履歴情報などの情報が対応付けられたものである。利用者URLは、利用者間の送金処理に使用される。電子決済サービスへの新規登録時には、電話番号およびパスワードの登録が必須となる。アカウントIDは、決済サーバ100によって利用者に発行されるものであり、利用者IDは、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)IDである。メールアドレス、および氏名・住所・生年月日も同様に、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)情報である。登録日とは利用者が電子決済サービスに登録した日(アカウントを作成した日)である。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス(電子決済口座)のことをアカウントと称する。
チャージ残高は、利用者が予めアカウントに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。送金の手段としては、指定業者(銀行)のATM(Automatic Teller Machine)からの送金、登録された銀行口座からの送金などがある。後払い設定は、後払いによる電子決済を可能とするための設定が済んでいるか否かを示す情報であり、「済」と「未」のいずれかに設定される。決済方法設定は、その時点において利用者がチャージ残高による電子決済を行うのか、後払いによる決済を行うのかを示す設定情報である。銀行口座とクレジットカード番号のそれぞれは、電子決済サービスに入金可能な銀行口座またはクレジットカード番号の情報(口座番号、カード番号)である。チャージ履歴情報は、利用者が予め電子決済サービスに送金してチャージ残高を増加させた履歴である。決済履歴情報は、利用者が行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、決済金額、決済方法など)を、決済ごとに示す情報である。
図6は、加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。加盟店/店舗情報176は、例えば、店舗URLに対して加盟店IDと店舗IDが対応付けられた第1テーブル176Aと、加盟店IDに対して加盟店名と売上金(前述)が対応付けられた第2テーブル176Bと、店舗IDに対して店舗IDが対応付けられた第3テーブル176Cとを含む。加盟店/店舗情報176には、これらの情報の他、加盟店または店舗のカテゴリ、店舗の所在地、決済パターン等の情報が含まれてもよい。
情報管理部140は、利用者端末装置10や第2店舗端末装置70から取得した情報に基づいて、利用者情報172および加盟店/店舗情報176を管理する。情報管理部140は、利用者情報172および加盟店/店舗情報176について新規レコードの追加、編集、削除などを行う。
[電子決済]
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から決済情報が取得されると、利用者情報172を参照して当該利用者の「決済方法設定」を取得する。決済処理部130は、「決済方法設定」が「チャージ残高」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。決済処理部130は、例えば、利用者IDに対応付けて管理しているチャージ残高を減少させ、加盟店の売上金の項目値を増加させることで、電子決済を行う。加盟店の売上金の項目値は、例えば、それ自体が電子マネーとして使用されるものでは無く、加盟店と電子決済サービスとの取り決めに応じたサイクルで、売上金の項目値に対応する金額が銀行口座に送金される。
決済処理部130は、「設定情報」が「後払い」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。後払いとは、電子決済サービスの運営者とは別主体であるクレジットカード会社との連携による「クレジット払い」とは別枠で設定されるものであり、電子決済サービスの運営者が与信者となって、後払い枠の範囲内でチャージ残高に依存しない電子決済を許容するものである。なお後払いサービスを受けるために、電子決済サービスの運営者が提供するクレジットカードの取得が要求されてよい。後払いで利用された金額は、一か月分まとめて翌月の支払日に、例えば銀行口座からの引き落としによって決済される。この場合、決済処理部130は、後払い利用額に決済金額を加算し、後払い利用可能額から同額を差し引くことで暫定決済を行い、締め日になると上記のように当月分の決済を翌月の支払い日に引き落とすための処理を行う、或いはクレジットカード会社の運営者に当該処理を依頼する。なお暫定決済の時点で決済金額が後払い利用可能額を超える場合は、エラー通知が決済アプリ20に返信される。
[加盟店向けサービス]
加盟店向けコンテンツ提供部150は、加盟店向けインターフェース72を介して加盟店向けに情報提供を行う。加盟店ごと決済詳細情報178および加盟店ごと請求書情報180を参照しながら処理を行う加盟店向けコンテンツ提供部150は、情報提供装置の一例である。図4では情報提供装置は、決済サーバ100の一機能であるものとしたが、情報提供装置は決済サーバ100とは別体の装置であってもよい。
加盟店向けコンテンツ提供部150の取得部152は、加盟店ごと決済詳細情報178を参照し、電子決済サービスの事業者が加盟店から取得する決済ごとの手数料の情報を取得する。なお、取得部152は、決済が行われる度に情報を取得するのではなく(そうであっても構わないが)、処理部154が請求書を作成しようとする際に対象範囲の決済ごとの手数料の情報を取得する。図7は、加盟店ごと決済詳細情報178の内容の一例を示す図である。加盟店ごと決済詳細情報178は、例えば、加盟店IDに対して、当該加盟店が加入しているサービスプラン、締日(電子決済サービスの事業者に入金する金額、または事業者から入金される金額を確定する日をいい、入金日はそれよりも若干後になる)、決済詳細情報が対応付けられたものである。サービスプランとは、総決済額の上限や手数料率などで規定されるものであり、一つの加盟店が複数のサービスプランを選択することもできる。決済詳細情報は、決済ごとの情報であって、決済を特定可能な決済IDに対して、決済の日付(または日時)、店舗ID、決済額などの情報が対応付けられたものである。取得部152は、決済額に対して、予め定められている加盟店が電子決済サービスの事業者に支払う手数料の手数料率(例えば数[%]程度)を乗算することで、決済ごとの手数料の情報を取得する。
処理部154は、取得部152が取得した手数料に消費税率を乗算して消費税額を計算すると共に、所定の範囲内の決済についての請求書ごとに端数処理を行うことで、インボイス要件を満たす請求書(以下、適格請求書)を作成する。端数処理は、例えば、請求書の発行者によって、切り上げ、切り捨て、四捨五入などの中から任意に選択できる。
図8は、電子決済サービスにおける売上等の流れの一例を示す図である。まず、加盟店が商品またはサービスを利用者に提供する。その税抜き料金は10000円であったものとする。利用者はチャージ残高からの引き落とし等により、電子決済サービスの事業者に料金10000円と消費税1000円を合わせた11000円を支払う。電子決済サービスの事業者は、加盟店から受け取る手数料(ここでは手数料率が5%であり、手数料が500円であるものとする)、および手数料の消費税50円を差し引いた10450円を加盟店の売上として計上する。このとき、加盟店は、電子決済事業者から手数料に関する適格請求書(支払い通知書)を受領していれば、手数料の消費税50円について消費税の控除を受けることができるが、受領していなければ消費税の控除を受けることができない。インボイス要件としては、請求書の発行事業者の氏名または名称および登録番号、取引年月日、取引内容、税率ごとに合計した税抜きまたは税込み対価の額および税率、税率ごとに区分した消費税額等(請求書ごとに端数処理が行われている必要がある)、書類の交付を受ける事業者(加盟店)の氏名または名称などが記載されている必要がある。これらの情報はいずれも決済サーバ100が取得可能な情報であるため、処理部154はそれらの情報を元に適格請求書を作成する。
また、処理部154は、一以上の請求書と共に、一以上の請求書の消費税額を合計した値が少なくとも記載された合計請求書を作成する。合計請求書には、一以上の請求書の請求額を合計した値も記載されてよい。合計請求書における消費税額は、端数処理が行われた結果を合計したものであるため、合計請求書自体は適格請求書としての要件を満たさないが、適格請求書だけで経理処理をすると適格請求書の数が膨大になる場合があるため、簡易的に電子決済の事業者と加盟店の間で入出金する金額を記載したものがあると便利であるという理由で、加盟店に提供される。加盟店の側では、適格請求書を税務調査等に備えて自社で保管しておき、入出金処理については合計請求書を用いて簡易に行うことができる。これについては後述する。
処理部154は、加盟店向けインターフェース72を介して加盟店に適格請求書の発行態様を選択させる。図9は、加盟店向けインターフェース72が提供する適格請求書発行メニュー画面IM1の一例を示す図である。適格請求書発行メニュー画面IM1には、どのサービスプランの適格請求書を発行するのかを選択する第1スイッチSW1、適格請求書に含める決済の範囲を締日ごと(加盟店ごとに定められる締日の翌日から次の締日まで)とするのか、加盟店により指定される決済IDごと(複数の決済IDが選択されてよい)とするのか、或いは別の範囲とするのかを選択する第2スイッチSWなどが設けられる。処理部154は、加盟店の運営者によって選択されたスイッチに応じた範囲で適格請求書を発行する。
図10は、適格請求書に含める決済の範囲として締日が選択された場合のインターフェース画面IM2の一例を示す図である。インターフェース画面IM2において第3スイッチSWが操作されると、処理部154は、表示されている期間についての合計請求書をPDF(Portable Document Format)などの形式で作成し、加盟店向けインターフェース72からダウンロード可能にする。また、インターフェース画面IM2において第4スイッチSW4が操作されると、処理部154は、操作された期間についての適格請求書をPDFなどの形式で作成し、加盟店向けインターフェース72からダウンロード可能にする。適格請求書発行メニュー画面IM1において「決済IDごと」が選択された場合も同様のインターフェース画面が提供されてよい。
ここで、端数処理について再度説明する。図10に示す締日ごとの手数料の消費税額が以下のようであったとする。このとき、締日ごとの適格請求書において端数処理(ここでは切り上げとする)が必要であるため、対象期間ごとの端数処理した消費税額は右側に示すものとなる。合計請求書には、端数処理後の消費税額を合計した2270円が記載される。なお、合計請求書には対象期間ごとの情報は記載されず、サービスプランや税率ごとの「対象期間ごとの端数処理した消費税額の合計」および「総合計」を含む情報が記載される。
対象期間 : 消費税額(単純計算): 消費税額(端数処理後)
20221025~20221101: 450.3 : 451
20221102~20221108: 842.4 : 843
20221109~20221116: 715.2 : 716
20221117~20221124: 259.6 : 260
合計 : 2267.5 : 2270
上記において「単純計算」と記載したものは、単純に決済ごとに税率を乗算して合計したものであり、その合計である2267.5円が実際に加盟店に提示されることは無い。ところで、仮に、上記の例において合計請求書の全期間(20221025~20221124)について端数処理を行って適格請求書を発行することを考えると、その場合の消費税額は2267.5円を切り上げた2268円となる。加盟店にとってはその対応でも問題は無いのであるが(2円の相違は「切り上げ」と仮定しているからであり、端数処理のやり方に依存して損得関係が変わる)、そもそも電子決済サービスにおける加盟店向けの各種の計算は「締日」ごとに行っているため、そのような対応をする場合はシステム改修のコストが高くなってしまう。一方で、加盟店側では締日ごとの適格請求書だけ送付されてくると、会計期間に合わせて足し算をする必要が生じる場合があり、経理処理の負荷が増大してしまう。そこで、本実施形態では、既存の仕組みを利用して締日ごとの適格請求書を作成すると共に、加盟店側での経理処理の負担を増大させないために合計請求書を併せて作成し、加盟店に提供する。これによって、加盟店の経理処理の負担を増大させないようにしつつ、加盟店が消費税の控除を受けられるようにすることができる。つまりは、好適なインボイス対応をすることができる。
以下、従業員向けインターフェース82から伝えられる指示に応じた適格請求書の修正対応について説明する。図11は、適格請求書の修正対応について説明するための図である。従業員向けインターフェース82は、加盟店IDとサービスプランを入力するためのインターフェース画面IM3を表示する。従業員が加盟店IDとサービスプランを入力すると、処理部154は、加盟店ごと請求書情報180を参照し、従業員向けインターフェース82を介して、入力された加盟店IDとサービスプランに対応する既発行の適格請求書の一覧画面IM4を表示する。加盟店ごと請求書情報180は、加盟店IDとサービスプランに対して、既発行の適格請求書が対応付けられた情報である。従業員が既発行の適格請求書の一覧に示されている一つの適格請求書を選択し、誤請求訂正などの処理を指定すると(訂正要求)、処理部154は、入力された情報に基づいて適格請求書の修正を行う。
以上説明した実施形態によれば、電子決済を商品またはサービスの提供者として利用する加盟店に向けて好適なインボイス対応をすることができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 利用者端末装置
20 決済アプリ
70 第2店舗端末装置
72 加盟店向けインターフェース
80 従業員端末装置
82 従業員向けインターフェース
100 決済サーバ
120 決済コンテンツ提供部
130 決済処理部
140 情報管理部
150 加盟店向けコンテンツ提供部
152 取得部
154 処理部
178 加盟店ごと決済詳細情報
180 加盟店ごと請求書情報

Claims (7)

  1. 電子決済サービスを商品またはサービスの提供者として利用する加盟店が使用する、加盟店向けインターフェースを介して前記加盟店に情報を提供する情報提供装置であって、
    前記電子決済サービスの事業者が前記加盟店から取得する決済ごとの手数料の情報を取得する取得部と、
    前記手数料に消費税率を乗算して消費税額を計算すると共に、所定の範囲内の決済についての請求書ごとに端数処理を行うことでインボイス要件を満たす前記請求書を作成する処理部と、
    を備える情報提供装置。
  2. 前記処理部は、一以上の前記請求書と共に、一以上の前記請求書の消費税額を合計した値が少なくとも記載された合計請求書を作成する、
    請求項1記載の情報提供装置。
  3. 前記所定の範囲内の決済は、前記加盟店ごとに定められる締日の翌日から次の締日までの決済である、
    請求項1記載の情報提供装置。
  4. 前記所定の範囲内の決済は、決済を特定可能な決済IDによって指定される決済である、
    請求項1記載の情報提供装置。
  5. 前記処理部は、
    加盟店を特定可能な加盟店IDと料金プランごとに前記請求書を作成し、
    前記電子決済サービスの事業者の従業員が使用する、従業員向けインターフェースを介して受け付けられた前記加盟店IDと前記料金プランを指定した訂正要求に応じて、前記請求書を修正する、
    請求項1記載の情報提供装置。
  6. 電子決済サービスを商品またはサービスの提供者として利用する加盟店が使用する、加盟店向けインターフェースを介して前記加盟店に情報を提供する情報提供装置が、
    前記電子決済サービスの事業者が前記加盟店から取得する決済ごとの手数料の情報を取得し、
    前記手数料に消費税率を乗算して消費税額を計算すると共に、所定の範囲内の決済についての請求書ごとに端数処理を行うことでインボイス要件を満たす前記請求書を作成する、
    情報提供方法。
  7. 電子決済サービスを商品またはサービスの提供者として利用する加盟店が使用する、加盟店向けインターフェースを介して前記加盟店に情報を提供する情報提供装置のプロセッサに、
    前記電子決済サービスの事業者が前記加盟店から取得する決済ごとの手数料の情報を取得させ、
    前記手数料に消費税率を乗算して消費税額を計算すると共に、所定の範囲内の決済についての請求書ごとに端数処理を行うことでインボイス要件を満たす前記請求書を作成させる、
    ためのプログラム。
JP2023053288A 2023-03-29 2023-03-29 情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム Active JP7331284B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023053288A JP7331284B1 (ja) 2023-03-29 2023-03-29 情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023053288A JP7331284B1 (ja) 2023-03-29 2023-03-29 情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7331284B1 true JP7331284B1 (ja) 2023-08-22

Family

ID=87577145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023053288A Active JP7331284B1 (ja) 2023-03-29 2023-03-29 情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7331284B1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021168105A (ja) * 2020-04-09 2021-10-21 ファーストアカウンティング株式会社 請求書管理装置、請求書管理方法及びプログラム
JP2022179153A (ja) * 2021-05-21 2022-12-02 フリー株式会社 プログラム、情報処理装置及び方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021168105A (ja) * 2020-04-09 2021-10-21 ファーストアカウンティング株式会社 請求書管理装置、請求書管理方法及びプログラム
JP2022179153A (ja) * 2021-05-21 2022-12-02 フリー株式会社 プログラム、情報処理装置及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011085003A1 (en) System and method for creating and managing a stored value account associated with a client unique identifer
JP7315772B1 (ja) アプリケーションプログラム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP7203267B1 (ja) サービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラム
JP7331284B1 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム
JP7329160B1 (ja) サービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラム
JP7209888B1 (ja) プログラム、および方法
JP7510466B2 (ja) サービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラム
JP7395780B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP7477693B1 (ja) 送金管理装置、送金管理方法、およびプログラム
JP7206430B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP7340674B1 (ja) 決済サーバおよび決済方法
JP7445079B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、およびシステム
JP7467583B1 (ja) 決済管理装置、決済管理方法、およびプログラム
JP7326638B1 (ja) アプリケーションプログラム、決済システム、および端末装置の制御方法
JP7417776B1 (ja) 情報提供装置、システム、情報提供方法、およびプログラム
JP7326573B1 (ja) 決済サーバ、決済方法およびプログラム
JP7320155B1 (ja) サービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラム
JP7387042B1 (ja) 管理装置、管理方法、およびプログラム
JP7518258B1 (ja) 決済装置、決済システム、決済方法、およびプログラム
JP7456037B1 (ja) カード情報管理装置、カード情報管理方法、およびプログラム
JP7459364B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、およびアプリケーションプログラム
JP7403697B1 (ja) サービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラム
JP7425247B1 (ja) 決済管理装置、決済システム、決済管理方法、およびプログラム
JP7269429B1 (ja) サービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラム
JP7413590B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230329

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230329

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20230414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7331284

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150