JP7330930B2 - 電動機および電動送風機 - Google Patents

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Description

本発明は、電動機および電動送風機に関する。
従来の電動機は、空芯コイルで巻線を作った後に、絶縁部材となる巻き枠に収め、接着等で固定していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-143473号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電動機は、製造コスト上昇と部品点数上昇という課題があった。
本発明は、前記した従来の課題を解決するものであり、製造コストと部品点数を抑制可能な電動機および電動送風機を提供することを目的とする。
本発明は、回転子と、この回転子の外周に設けられる固定子と、を備え、前記固定子は、前記回転子の外周にギャップを介して配置される円筒部と、この円筒部の外周に設けられる巻枠部と、前記巻枠部に設けられる巻線と、前記巻枠部の外周に対向して設けられる円筒状のコア部材と、を備え、前記巻枠部は、断面視T字形状の傘部を有し、前記円筒部は樹脂製であり、前記円筒部の内周面には、補強部材が設けられ、前記補強部材は、前記コア部材と径方向において重ならない位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、製造コストと部品点数を抑制可能な電動機および電動送風機を提供できる。
電気掃除機の一例を示す斜視図である。 本実施形態の電動送風機を示す分解斜視図である。 本実施形態の電動送風機の側面図である。 ボビンを示す斜視図である。 ボビンを軸方向から見たときの平面図である。 ステータの側面図である。 分布巻コイルの斜視図である。 ボビンの脚部の位置で軸方向に沿って切断したときの断面図である。 図6のIX-IX線断面図である。 図6のX方向矢視図である。である。 電動送風機を軸方向に沿って切断したときの断面図である。 フロント側の軸受保持部材を含む周辺を示す拡大断面図である。 リア側の軸受保持部材を含む周辺を示す拡大断面図である。 リア側の軸受保持部材を含む周辺を示す別の拡大断面図である。 リア側の軸受を含む周辺を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態が適用される電気掃除機の一例を示す外観斜視図である。
図1に示すように、電気掃除機100は、操作スイッチSW等が設けられた掃除機本体2と、延長管5と、吸口体6とを組み合わせて、スティック状に構成されたものである。また、電気掃除機100は、掃除機本体2および吸口体6の駆動用電源である充電式電池(蓄電池)24を備えている。
掃除機本体2は、吸引力を発生させる電動送風機1、この電動送風機1の吸引力で集塵した塵埃を収容する集塵部22などを備えている。
延長管5の一端は、掃除機本体2の集塵部22と連通するように掃除機本体2の接続口23に接続されている。また、延長管5の他端は、吸口体6に接続されている。また、延長管5は、図示しない通風路が形成されるとともに、充電式電池24と吸口体6のブラシ用の電動機(不図示)とを電気的接続する配線(不図示)を備えている。
手元操作スイッチSWを操作すると、本体制御回路(図示せず)が電動送風機1の運転と停止や吸込み力の切り替え、吸口体6に設けられた電動機(図示せず)の運転と停止を制御する。なお、本体制御回路は、掃除機本体2内に設けられている。
なお、電気掃除機としては、図示されているスティックタイプの掃除機に限定されず、ハンディタイプの掃除機、キャニスター(シリンダー式)掃除機、ロボット掃除機などの充電式(コードレスタイプ)の電気掃除機に適用することができる。
図2は、電動送風機を示す分解斜視図である。
図2に示すように、電動送風機1は、電動機(スロットレスモータ)10と、インペラ(羽根車)60、ファンケーシング70(収容部)を備えて構成されている。
電動機10は、ロータ(回転子)30、ステータ(固定子)40、ハウジング50(収容部)を備えて構成されている。
ロータ30は、回転軸(シャフト)31、ロータコア32、軸受33,34およびバランスリング35,36を備えて構成されている。
回転軸31は、細長い円柱形状のものであり、鉄などの磁性材料によって構成されている。なお、回転軸31は、前記した磁性材料に限定されるものではなく、SUSなどの非磁性材料であってもよい。また、回転軸31には、軸方向の一端にインペラ60が固定される。
ロータコア32は、永久磁石によって構成され、回転軸31の周囲に固定されている。また、ロータコア32の軸方向Axの両側には、バランスリング35,36が固定されている。
バランスリング35,36は、ロータコア32と同じ径を有し、ロータコア32の軸方向の端面に接するようにして回転軸31に固定されている。また、バランスリング35,36は、ロータコア32の軸方向の長さよりも十分に短い扁平形状を有している。
バランスリング35,36の軸方向外側には、軸受33,34が設けられている。軸受33,34は、ボールベアリングなどで構成され、ロータコア32よりも小径に構成されたものである。また、軸受33,34から回転軸31の一部がそれぞれ突出している。回転軸31の軸受33からの突出量は、回転軸31の軸受34からの突出量よりも多くなっている。
ステータ40は、ロータコア32の外周(径方向の外側)に配置され、ボビン41、ステータコア(コア部材)45およびコイル部材47を有して構成されている。なお、ボビン41およびコイル部材47の詳細については後記する。ステータコア45は、電磁鋼板を積層して円筒状に形成され、ボビン41の外周に配置されている。
ハウジング50は、ロータ30およびステータ40を収容するものであり、軸方向Axの一側(フロント側)に配置されるフロントハウジング51と、軸方向Axの他側(リア側)に配置されるリアハウジング52と、を有している。なお、ハウジング50は、例えば、PETなどの合成樹脂で構成されている。また、フロント側とは、空気が導入される上流側を意味し、リア側とは、空気が排出される下流側を意味している。
フロントハウジング51は、有底円筒状に形成され、空気の導入側(インペラ60が設けられる側)に配置されている。また、フロントハウジング51には、外周部に円筒状に形成された風路R2が形成されている。また、フロントハウジング51の径方向の中心には、回転軸31が挿通される軸孔51aが形成されている。また、フロントハウジング51には、リアハウジング52に係止される係止部51bが形成されている。この係止部51bは、側面視においてコの字状に形成され、フロントハウジング51の縁部よりもリアハウジング52側に向けて突出して形成されている。また、図示省略しているが、係止部51bは、周方向の複数個所(本実施形態では3個所)に形成されている。
リアハウジング52は、回転軸31の軸方向Axの中央よりもリア側に配置され、略円筒状に形成されている。また、リアハウジング52は、ロータ30の一部およびステータ40の一部が収容される収容部52aを有している。また、リアハウジング52は、外周部側に円環状の風路R3が形成されている。この風路R3は、前記した風路R2と連通するように構成されている。
また、リアハウジング52には、フロントハウジング51の係止部51bを係止する係止突起52bが形成されている。この係止突起52bは、リアハウジング52の外周面の前端に位置している。
インペラ60は、下流側(リア側)に向けて拡径する斜面60aを有し、この斜面60aの外面に、複数の羽根61,62が周方向に間隔を置いて配置されている。斜面60aは、前記した風路R2の内周壁面と略連続するように構成されている。また、インペラ60の先端部には、回転軸31が固定される固定部60bが形成されている。回転軸31は、インペラ60の先端から突出し、回転軸31の先端に形成されたねじ溝にナット90が螺合されることで、インペラ60が回転軸31に固定されるようになっている。
羽根61,62は、薄板状に形成され、羽根61が羽根62よりも長く形成されている。また、羽根61,62は、周方向に交互に配置されている。また、羽根61,62は、軸方向Axに対して傾斜して配置され、上流側から下流側に向けて周方向に湾曲するように形成されている。また、羽根61,62は、上流側から下流側に向けてねじれた構造を有している。また、羽根61,62は、いずれも下流側の端部まで延びて形成されている。また、羽根61の上流側の端部は、羽根62の上流側の端部よりも上流側に長く形成されている。
ファンケーシング70は、樹脂成形によって略円筒状に構成されている。また、ファンケーシング70は、インペラ60が収容される空洞部71が形成されている。この空洞部71は、インペラ60の外周形状に沿って上流側から下流側に向けて拡径するように形成されている。
また、ファンケーシング70の先端面には、空気が導入される円形の吸込口71aが形成されている。また、ファンケーシング70は、空洞部71の外側に、肉抜き部71bが形成され、成形時のヒケ防止や軽量化が図られている。
図3は、電動送風機の組立後の外観側面図である。
図3に示すように、電動送風機1は、円柱状に形成され、リアハウジング52の外周面の全体とファンケーシング70の外周面の全体とが外部に露出して、電動送風機1の外郭を構成している。また、フロントハウジング51は、フロント側の一部がファンケーシング70によって覆われ、リア側の係止部51bが露出している。また、フロントハウジング51の係止部51bは、リアハウジング52の係止突起52bによって係止されている。
図4は、ボビンを示す斜視図である。なお、図4は、ステータ40から、ステータコア45およびコイル部材47を除いたボビン単体を示している。
図4に示すように、ボビン41は、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂で形成され、円筒体(円筒部)42と、この円筒体42の外周に設けられる傘部43と、を有している。円筒体42と傘部43とは樹脂成形によって一体に構成されている。
また、円筒体42と傘部43との間には、コイル部材47(図2参照)が設けられる巻枠部46が設けられている。なお、ボビン41は、PETに限定されるものではなく、絶縁性を有するものであれば、他の種類の樹脂などであってもよい。
円筒体42は、ロータ30(図2参照)に対向する内周壁面42aを有している。内周壁面42aは、ロータコア32(図2参照)の周囲全体を囲む面を有するように軸方向Axに延びて形成されている。
また、円筒体42の内周壁面42aには、金属製で円環状の補強部材44が設けられている。この補強部材44は、コイル部材47を設ける際の円筒体42のつぶれを抑えるものであり、インサート成形によって円筒体42と一体に形成されている。また、補強部材44の内周壁面44aと、補強部材44を除く円筒体42の内周壁面42aとは、面一になるように構成されている。
また、補強部材44は、円筒体42の軸方向Axの一端側(フロント側、インペラ60側)にのみ設けられている。また、補強部材44は、例えば非磁性材料で構成されている。
傘部43は、略四角状の板部43aと、この板部43aを支持する脚部43bと、を有している。また、傘部43は、円筒体42と樹脂成形によって一体に形成されている。また、傘部43は、周方向に間隔を置いて複数(本実施形態では6個)形成されている。各傘部43は、いずれも同一形状である。また、傘部43と傘部43との周方向の間隔は、いずれも同じである。
各板部43aは、周方向に延びる辺よりも軸方向Axに延びる辺の方が長く形成されている。また、板部43aの外面には、軸方向Axに沿って複数本(本実施形態では2本)の三角凸形状の突条43a1が形成され、ステータコア45を圧入する際の圧入代として、コア抜け止めの機能を有している。また、溝43a1は、脚部43bと重ならない位置に形成されている。
また、各板部43aは、円筒体42よりも軸方向Axに短く形成されている。すなわち、円筒体42は、軸方向Axの一端が板部43aの一端から突出し、軸方向Axの他端が板部43aの他端から突出する形状である。なお、軸方向Axの一端は、インペラ60(図2参照)側である。
また、各板部43aの外周面には、周方向に沿って延びる位置決めリブ43cが径方向に突出して形成されている。この位置決めリブ43cは、ステータコア45(図2参照)の軸方向Axの一方の端部に当接して位置決めするものである。
脚部43bは、板部43aの裏面に配置され、円筒体42の外周面の接線に直交する方向に突出して形成されている。また、脚部43bは、軸方向に沿って細長く板状に形成されている。また、脚部43bは、板部43aの長手方向(軸方向Ax)の長さよりも短く形成されている。つまり、板部43aは、脚部43bの先端から軸方向Axおよび周方向に延びて形成されている。
図5は、ボビンを軸方向から見たときの平面図である。なお、図5は、インペラ60とは逆側(リア側)から見たときである。
図5に示すように、板部43aは、円筒体42の外周面42bの曲率に沿うように湾曲して形成されている。また、位置決めリブ43cも同様に、板部43aの外周面の曲率と同様な曲率になるように湾曲して形成されている。
脚部43bは、板部43aを円筒体42の外周面42bから離間するように支持するものである。また、脚部43bは、板部43aの周方向の中央に位置している。このように板部43aは、脚部43bの先端(上端)から周方向の両側に均等に延びている。また、隣り合う傘部43と傘部43との間隔S10は、いずれも同じである。
円筒体42の軸方向(紙面垂直方向)の端部には、凹状に切り欠かれた切欠部42cが形成されている。この切欠部42cは、周方向に間隔を置いて複数(本実施形態では3か所)形成されている。また、切欠部42cは、当該切欠部42cの径方向の投影上に隣り合う傘部43と傘部43との間に位置している。換言すると、切欠部42cは、脚部43bと軸方向Axにおいて重ならない位置に形成されている。これにより、円筒体42の強度が、切欠部と脚部43bとが軸方向Axにおいて重なる位置に設けられている場合よりも高めることができる。
図6は、ステータの側面図である。なお、図6では、図示右側がインペラ60側であるフロント側であり、図示左側がリア側である。
図6に示すように、ステータ40は、円筒体42と板部43aとの間にコイル部材47が設けられ、板部43aの外周にステータコア45が設けられて構成されている。
ステータコア45は、板部43aの外周面に取り付けられる。また、ステータコア45は、軸方向Axの一方の端部45aが、位置決めリブ43cの側面43c1に当接している。また、ステータコア45は、板部43aの軸方向Axの長さよりも短く形成されている。また、ステータコア45は、端部45aが位置決めリブ43cに当接したときに、他方の端部45bが板部43aの軸方向Axの端部43a1よりも短く設定されている。
また、ステータコア45は、該ステータコア45の端部45bから板部43aの端部43a1までの距離と、該ステータコア45の端部45aから板部43aの端部43a2までの距離とが、略等しくなるように構成されている。また、ステータコア45の軸方向Axの中心と、円筒体42の軸方向Axの中心とは略一致している。
円筒体42の端部42aは、板部43aの軸方向Axの端部43a1から軸方向Axに突出している。また、円筒体42の端部42bは、板部43aの軸方向Axの端部43a2から軸方向Axに突出している。
また、円筒体42には、該円筒体42のリア側の端面が凹状に切り欠かれた切欠部42cが形成されている。この切欠部42cは、周方向に等間隔に複数形成されている。また、円筒体42には、リア側に矩形状に貫通する貫通孔42dが形成されている。
また、円筒体42と板部43aとの間には、電線を四角枠状に巻回して構成されたコイル部材47が設けられている。コイル部材47の一つのコイル(外周コイルU2)は、隣り合う二つの板部43aに跨るようにして設けられている。なお、コイル部材47の詳細な構成については後記する。
また、外周コイルU2の外周側の軸方向Axの縁部(端部43a1)は、板部43aから飛び出した状態で取り付けられている。また、外周コイルU2の外周側の周方向の縁部は、板部43aから飛び出した状態で取り付けられている。
図7は、分布巻コイルの斜視図である。なお、図7は、ボビン41に取り付けられているコイル部材47をボビン41からそのまま取り出した状態を示している。なお、以下では、コイル部材47を分布巻にした場合を例に挙げて説明するが、集中巻を用いてもよい。
図7に示すように、コイル部材47は、U相、V相、W相の内周コイルU1,V1,W1と、U相、V相、W相の外周コイルU2,V2,W2と、を備えて構成されている。
内周コイルU1,V1,W1は、120°間隔に形成されている。外周コイルU2,V2,W2は、120°間隔で形成されている。内周コイルU1,V1,W1は、内径側に1セット配置されている。外周コイルU2,V2,W2は、外径側に1セット配置されている。同相の内周コイルU1と外周コイルU2(内周コイルV1と外周コイルV2、内周コイルW1と外周コイルW2)は、図示しない結線部で電気的に接続されている。
また、外周コイルU2と内周コイルU1とが径方向中心を挟んで対向するように配置されている。外周コイルV2と内周コイルV1とが径方向中心を挟んで対向するように配置されている。外周コイルW2と内周コイルW1とが径方向中心を挟んで対向するように配置されている。
また、コイル部材47をボビン41(図6参照)に設ける場合には、先に内周コイルU1,V1,W1が設けられ、その後に外周コイルU2,V2,W2が設けられる。なお、図7では、外周コイルU2,V2,W2が内周コイルU1,V1,W1よりも軸方向Axに長く形成されているが、同じ長さになるように構成されていてもよい。
図8は、ボビンの脚部の位置で軸方向に沿って切断したときの断面図である。
図8に示すように、脚部43bの軸方向Axの長さL2は、板部43aの軸方向Axの長さL1よりも短く形成されている。また、脚部43bは、円筒体42と板部43aとの間に、コイル部材47(図6参照)を配置できる巻枠部46(隙間)が形成されるように径方向の長さL3が設定されている。
また、巻枠部46には、内周コイルV1,W1および外周コイルV2,W2が巻き掛けられる。内周コイルV1の内周端p1は、脚部43bの軸方向Axの端部43pに接するように巻き付けられている。また、内周コイルV1の外周端p2は、板部43aの脚部43bから軸方向Axに延びる延出部43a3から突出しないようになっているが、延出部43a3から突出していてもよい。なお、他の内周コイルU1,W1も内周コイルV1と同様に構成されている。
また、外周コイルV2の内周端p3は、脚部43bの端部43pから離間しているが、離間していなくてもよい。また、外周コイルV2の外周端p4は、板部43aの端部43a1から軸方向Axに突出している。なお、他の外周コイルU2,W2も外周コイルV2と同様に構成されている。
このようにして、コイル部材47が巻枠部46に設けられることで、コイル部材47が巻枠部46から脱落しないようになっている。また、ステータコア45は、板部43aの外周に設けられることで、コイル部材47などの他の導伝体と絶縁が図られている。
図9は、図6のIX-IX線断面図である。
図9に示すように、外周コイルU2は、隣り合う脚部43b1,43b2にまたがるように巻回される。すなわち、外周コイルU2は、周方向の一端p10に位置するコイルが脚部43b1の側面に沿って巻回され、周方向の他端p11に位置するコイルが脚部43b2の側面に沿って巻回されている。同様にして、外周コイルV2は、隣り合う脚部43b3,43b4にまたがるように巻回されている。外周コイルW2は、隣り合う脚部43b5,43b6にまたがるように巻回されている。
内周コイルU1は、隣り合う脚部43b4,43b5にまたがるように巻回されている。すなわち、内周コイルU1は、周方向の一端p12に位置するコイルが脚部43b4の側面に沿って巻回され、周方向の他端p13に位置するコイルが脚部43b5の側面に沿って巻回されている。同様にして、内周コイルV1は、隣り合う脚部43b6,43b1にまたがるように巻回されている。内周コイルW1は、隣り合う脚部43b2,43b3にまたがるように巻回されている。
また、同相の内周コイルU1と外周コイルU2、内周コイルV1と外周コイルV2、内周コイルW1と外周コイルW2は、周方向に位相をずらした状態で配置されている。
図10は、図6のX方向矢視図である。なお、図10は、ステータ40をリア側から見た状態である。
図10に示すように、円筒体42に形成された切欠部42cは、周方向に120度毎に形成されている。また、円筒体42に形成された貫通孔42dは、周方向に120度毎に形成されている。また、切欠部42cと貫通孔42dとは、周方向に60度ずれた状態で位置している。
外周コイルU2および外周コイルV2の周方向において対向する端部と、内周コイルW1の外周面と、隣り合う板部43a,43aの周方向において対向する端部と、ステータコア45の内周面とで囲まれて形成されるT字状の開口を有する隙間S1に、グリスが充填される。同様にして、外周コイルU2と外周コイルW2と内周コイルV1と隣り合う板部43a,43aとステータコア45とで囲まれるT字状の開口を有する隙間S2に、グリスが充填される。外周コイルV2と外周コイルW2と内周コイルU1と隣り合う板部43a,43aとステータコア45とで囲まれるT字状の開口を有する隙間S3に、グリスが充填される。
なお、隙間S1~S3から注入されるグリスは熱伝導性を有するものであり、内周コイルU1,V1,W1および外周コイルU2,V2,W2において発生する熱を、ステータコア45に伝達する機能を有している。
図11は、電動送風機を軸方向に沿って切断したときの断面図である。
図11に示すように、電動送風機1は、フロント側の軸受33を保持する軸受保持部材101と、リア側の軸受34を保持する軸受保持部材102と、を備えている。また、軸受保持部材101は、金属製であり、フロントハウジング51とインサート成形によって一体に構成されている。
軸受保持部材101は、円筒状に形成され、軸受33の外周側に配置されている。また、軸受保持部材101の内周面部101aは、軸受33の外周面33aと嵌合することで、軸受33が軸受保持部材101に保持される。
軸受保持部材102は、金属製であり、リアハウジング52とインサート成形によって一体に構成されている。
軸受保持部材102は、略円筒状に形成され、軸受34の外周側に配置されている。また、軸受保持部材102の内周面部102aは、軸受34の外周面34aと嵌合することで、軸受34が軸受保持部材102に保持される。
また、フロントハウジング51内には、コイルばね80が配置されている。また、コイルばね80は、伸縮方向が軸方向Axを向いている。また、コイルばね80は、フロント側の端部がフロントハウジング51の軸方向Axの内壁面(前面の裏側の面)51cに当接し、リア側の端部がステータコア45の端部(端面)45bに当接している。これにより、ステータコア45が位置決めリブ43cに押し付けられた状態が維持される。
ファンケーシング70には、インペラ60との間に風路R1が形成されている。この風路R1は、フロントハウジング51の風路R2と連通している。風路R2は、リアハウジング52の風路R3と連通している。また、リアハウジング52は、風路R3を構成する内周側壁面52tが、上流から下流に向けて流路断面積が拡大するように構成されている。
また、フロントハウジング51には、風路R2内に静止翼51mが形成され、整流機能が与えられている。また、リアハウジング52には、風路R3内に静止翼52mが形成され、整流機能が与えられている。なお、静止翼51m,52mについては、公知の技術を採用できる。
また、フロントハウジング51とリアハウジング52とを組み合わせたときに、フロントハウジング51とリアハウジング52との間に、電動機10の内部と連通する連通孔50sが形成されている。また、連通孔50sは、ステータコア45と対向する位置に形成されている。また、連通孔50sは、ステータコア45のフロント側の端部に位置している。
電動送風機1において、吸込口71aから吸い込まれた空気は、風路R1,R2,R3を通って、電動送風機1から排出される。また、リアハウジング52には、コイル部材47から電線を引き出すための孔(不図示)などが形成されている。この場合、連通孔50sの外周側の風路R3が負圧になることで、白抜き矢印で示すように、リアハウジング52から排出した排気風の一部と外気が、不図示の孔を通って電動機10内に戻り、連通孔50sに向けて流れる。このときの戻り空気は、ステータコア45と接触しながら連通孔50sに戻り、連通孔50sから風路R3に戻る。このような空気の流れが発生することで、ステータコア45とコイル部材47が冷却される。
また、前記したように、コイル部材47に熱伝導性のグリスが設けられていると、コイル部材47の熱がグリスを介してステータコア45に伝達される。熱を受け取ったステータコア45は、連通孔50sに戻る戻り空気によって冷却される。このようにして、電動機10を効率的に冷却することが可能になり、電動機10としての(電動送風機1)としての効率を向上させることができる。
なお、図示していないが、電動送風機1を掃除機本体2に搭載して電気掃除機100とした場合、電動送風機1から排出された空気は、電動機10を制御する制御基板(不図示)や充電式電池24を冷却して、電気掃除機100の外部に排出される。
図12は、フロント側の軸受保持部材を含む周辺を示す拡大断面図である。
図12に示すように、軸受保持部材101の外周面101bは、ボビン41にインサート成形された補強部材44の内周壁面44aに近接している。これにより、フロントハウジング51が軸受33を介してロータ30に保持されるとともに、ボビン41を含むステータ40の径方向への移動が規制される。
また、ボビン41の円筒体42の端部の外周面42eは、フロントハウジング51に軸方向Axのリア側に突出して形成された突出部52cの径方向の内壁面52c1と接している。これにより、ボビン41を含むステータ40の径方向の移動が規制される。
ところで、補強部材44の近傍に、ロータコア32があるので、ロータコア32が鉄などの磁性を有する金属であると、実際は、ロータコア32からステータコア45に磁束を通したいのに、補強部材44に回り込む磁路が形成されるおそれがある。そこで、図12において破線で示すラインT1,T2で示すように、補強部材44とロータコア32とが径方向において重ならない位置とし、かつ、補強部材44を非磁性の金属として構成したものである。
図13は、リア側の軸受保持部材を含む周辺を示す拡大断面図である。
図13に示すように、軸受保持部材102の外周面102bは、ボビン41の円筒体42の軸方向端部の内周壁面42aに面同士で接している。これにより、リアハウジング52が軸受34を介してロータ30に保持されるとともに、ボビン41を含むステータ40の径方向への移動が規制される。なお、軸受保持部材102と内周壁面42aとを金属同士にすることで、寸法精度が樹脂よりも高くなるので、ボビン41(ステータ40)をより保持し易くなる。
なお、本実施形態では、円筒体42のインペラ60とは反対側(リア側)の端部に、前記した補強部材44と同様な補強部材がインサート成形されていないが、同様な補強部材をインサート成形して構成してもよい。これにより、金属同士にすることで、寸法精度を樹脂よりも高くできるので、ボビン41(ステータ40)を保持し易くなる。
図14は、リア側の軸受保持部材を含む周辺を示す別の拡大断面図である。
図14に示すように、リアハウジング52には、係止部51eが樹脂成形によって一体に形成されている。この係止部51eは、リアハウジング52の端面から円筒体42に向けて延びる弾性部51fと、この弾性部51fの先端に径方向外側に向けて突出する突起部51gと、を有して構成されている。
突起部51gは、円筒体42に形成された貫通孔42dと対向する位置に形成されている。なお、係止部51eは、各貫通孔42dと対応するように複数(本実施形態では3ヶ所)形成されている。このような係止部51eを設けることによって、リアハウジング52が円筒体42に係止される。これにより、円筒体42(ボビン41)の軸方向Axへの移動が規制される。
また、円筒体42の端部には、内壁面側の角部に、テーパ42gが形成されている。このテーパ42gは、突起部51gと略平行に形成されている。これにより、突起部51gが円筒体42に当接したときに、弾性部51fを弾性変形させ易くなり、突起部51gを貫通孔42dに係止させ易くなる。
図15は、リア側の軸受を含む周辺を示す断面図である。
図15に示すように、リア側の軸受34と、この軸受34を保持する軸受保持部材102との間に、ゴム製の弾性部材110を配置してもよい。これにより、電動送風機1の運転中の温度上昇によって各部品に熱膨張が起きた際、弾性部材110を熱膨張の動きに追従させることができる。
次に、電動機10の動作について説明する。
ロータ30(図1参照)の外径側には、永久磁石から成るロータコア32によって直流磁界が形成されている。一方、図示しないインバータにより所定の周波数に変換した3相電力をコイル部材47に給電すると、ステータ40の内径側に回転磁界が形成される。ロータ30の磁極位置に合わせた電流を通電することで、回転磁界と直流磁界との吸引反発により、トルクが発生し、ロータ30が回転駆動する。円筒状(円環状)のステータコア45は、磁束が集中するティース部を有しないため、鉄損が小さくなる。このため高速領域でも鉄損の小さい高効率な運転を実現することができる。
また、電動機10は、ティースを無くした円筒状のステータコア45を備えている。このように、従来、電動機10の重さの多くの割合を占めていたステータコアから、ティースを無くしたことで、軽量化することができたものである。
また、従来の電動機では、ティースが設けられていたため、トルクリップルが発生し、振動が発生していた。これに対して、電動機10では、円筒状のステータコア45を用いて、ティースを無くしたので、トルクリップルを発生させなくしたものである。これにより、電気的に発生する振動を無くすことができたものである。
以上説明したように、電動機10は、ロータ30と、このロータ30の外周に設けられるステータ40と、を備える。ステータ40は、ロータ30の外周にギャップgを介して配置される円筒体42と、この円筒体42の外周に設けられる巻枠部46と、巻枠部46に設けられるコイル部材47と、巻枠部46の外周に対向して設けられる円筒状のステータコア45と、を備える。巻枠部46は、断面視T字形状の傘部43を有する(図4参照)。これによれば、巻枠部46(ボビン41)のみでコイル部材47(巻線)とステータコア45の配置が可能になるので、製造コストを抑えることができるとともに、部品点数の上昇も抑えることができる。
また、電動機10において、傘部43は、円筒体42に起立して形成される脚部43bと、この脚部43bから前記円筒体42に沿って延びる板部43aと、を有する。傘部43は、円筒体42の周囲に等間隔に複数配置されている。これによれば、コイル部材47の複数のコイル(巻線)を複数相(U相、V相、W相)に分けて配置できる。
また、電動機10において、コイル部材47は、周方向に隣り合う傘部43の脚部に跨って巻き掛けられている(図9参照)。これによれば、コイル部材47を周方向に位置決めして配置できる。
また、電動機10は、円筒体42は樹脂製であり、円筒体42の内周壁面42aには、補強部材44が設けられている(図4参照)。これによれば、円筒体42の周囲にコイル部材47を設ける際に円筒体42がつぶれるのを抑えることができる。
また、電動機10において、補強部材44は、ステータコア45と径方向において重ならない位置に配置されている(図11参照)。これによれば、補強部材44に回り込む磁路が形成されるのを抑えることができ、全体の効率を向上できる。
また、電動機10において、補強部材44は、非磁性材料によって形成されている。これによれば、補強部材44に回り込む磁路が形成されるのをさらに抑えることができ、全体の効率をさらに向上できる。
また、電動機10は、ステータコア45と円筒体42との間にコイル部材47に熱伝導性を有するグリス48が設けられている。これによれば、コイル部材47の熱をステータコア45に伝達することで、電動機10を冷却できる。
また、電動送風機1は、電動機10と、ロータの一端に固定されるインペラ60と、電動機10およびインペラ60を収容する収容部(ハウジング50およびファンケーシング70)と、を備える(図2参照)。これによれば、電動機10を用いることで、製造コストおよび部品点数を抑えた電動送風機1を実現できる。
また、電動送風機1において、ハウジング50は、電動機10の外周に空気が流れる風路R2,R3を有する。風路R2,R3は、電動機10の内部と連通する連通孔50sが形成されている(図11参照)。これによれば、電動機10内に戻った空気を連通孔50sを介して風路R2,R3に戻すことができるので、電動機10内を冷却することが可能になる。
また、電動送風機1において、連通孔50sは、ステータコア45と対向する位置に形成されている(図11参照)。これによれば、電動機10内に戻った空気をステータコア45に接触させた後に風路R2,R3に戻すことができるので、グリス48によってコイル部材47からステータコア45が受けた熱を効率的に電動機10の外部に排出することが可能になる。
また、電動機10は、ロータ30の軸方向Axの両側に設けられる軸受33,34と、ロータ30の外周に対向して設けられるステータ40と、ロータ30およびステータ40を収容するハウジング50と、ハウジング50に設けられるともに、軸受33,34を保持する軸受保持部材101,102と、を備える。ハウジング50は、軸方向Axの一側に設けられるフロントハウジング51と、軸方向Axの他側に設けられるリアハウジング52と、を組み合わせて構成されている。軸受保持部材は、フロントハウジング51に設けられる軸受保持部材101と、リアハウジング52に設けられる軸受保持部材102と、を備える。ステータ40は、軸受保持部材101および軸受保持部材102に保持されている(図11参照)。これによれば、フロントハウジング51とリアハウジング52に軸受保持部材101,102を設けたので、ロータ30とステータ40との同軸を確保することが容易になる。
また、電動機10において、ステータ40は、ロータ30の外周にギャップgを介して配置される円筒体42と、円筒体42の外周に設けられるコイル部材47と、コイル部材47の外周に絶縁して配置される円筒状のステータコア45と、を備える。軸受保持部材101の外周面101bは円筒体42の内周壁面44aと近接している。軸受保持部材102の外周面102bは、円筒体42の内周壁面42aと接している(図12、図13参照)。これによれば、ステータ40が径方向に移動するのを規制することができる。
また、電動機10は、円筒体42に径方向に貫通する貫通孔42dを有する。リアハウジング52は、貫通孔42dに係止される係止部51eを有する(図14参照)。これによれば、円筒体42が軸方向に移動するのを規制することができる。
また、電動送風機1は、電動機10と、ロータ30の一端に固定されるインペラ60と、電動機10およびインペラ60を収容する収容部(ハウジング50、ファンケーシング70)と、を備える。収容部は、電動機10とインペラ60の外周に風路R1,R2,R3を有する(図11参照)。これによれば、ハウジング50を組み立てるだけで、風路R2,R3を構成することができる。
また、電気掃除機100は、電動機10(スロットレスモータ)を備えた電動送風機1と、電動送風機1を搭載した掃除機本体2と、を備えている。これによれば、モータ質量の占める割合の大きいコアをティースの無い円筒状のステータコア45にすることで電気掃除機100の軽量化を実現できる。また、ティースの無いステータコア45にすることで、トルクリップルによる振動を無くして、電気掃除機100の低騒音化を実現できる。また、前記した構成にすることで、電動機10の高速化も可能にしたものであり、その結果、ハイパワー化を可能にしたものである。
例えば、電気掃除機100において、電動機10は、ロータ30と、ロータ30の外周に設けられるステータ40と、を備える。ステータ40は、ロータ30の外周にギャップgを介して配置される円筒体42と、円筒体42の外周に設けられるコイル部材47と、コイル部材47の外周に絶縁して設けられる円筒状のステータコア45と、を備える(図2、図11参照)。
また、電気掃除機100において、コイル部材47は、径方向の内側に設けられる内周コイルU1,V1,W1と、内周コイルU1,V1,W1の外周に設けられる外周コイルU2,V2,W2と、を備える(図10参照)。これによれば、ステータコア45からティースを無くした分の出力を、内周コイルU1,V1,W1および外周コイルU2,V2,W2のように多くのコイルを設けることで補うことができる。
また、電気掃除機100において、電動送風機1は、ロータ30と一体に回転するインペラ60と、電動機10およびインペラ60を収容する収容部(ハウジング50、ファンケーシング70)と、電動機10の外周に空気を通流させる風路R2,R3と、を備える。風路R2,R3には、電動機10の内部と連通する連通孔50sが形成されている。連通孔50sは、ステータコア45の外周面と対向する位置に形成されている(図11参照)。これによれば、コイル部材47からステータコア45に伝達された熱を冷却することができ、冷却効率を高めることが可能になる。
また、電気掃除機100は、円筒体42とステータコア45との間にグリス48が設けられている(図10参照)。これにより、コイル部材47の熱をステータコア45に伝達することができ、電動機10の冷却効率をさらに高めることができ、電動機10の高速化を実現できる。
1 電動送風機
2 掃除機本体
10 電動機(スロットレスモータ)
21 電動送風機
30 ロータ(回転子)
31 回転軸
32 ロータコア
33、34 軸受
35,36 バランスリング
40 ステータ(固定子)
41 ボビン
42 円筒体(円筒部)
42a 内周壁面(内周面)
42c 切欠部
42d 貫通孔
42e 切欠部
42g テーパ
43 傘部
43a 板部
43b 脚部
43c 位置決めリブ
44 補強部材
44a 内周壁面(内周面)
45 ステータコア(コア部材)
46 巻枠部
47 コイル部材(巻線)
48 グリス
50 ハウジング(収容部)
50s 連通孔(連通路)
51 フロントハウジング(第1ハウジング)
52c 突出部
52e 係止部
52f 弾性部
52g 突起部
52 リアハウジング(第2ハウジング)
52c 突出部(規制部)
60 インペラ(羽根車)
70 ファンケーシング(収容部)
100 電気掃除機
101 軸受保持部材(第1軸受保持部材)
101b 外周面(軸受保持部材の外周面)
102 軸受保持部材(第2軸受保持部材)
102b 外周面(軸受保持部材の外周面)
Ax 軸方向
g ギャップ
R1,R2,R3 風路
U2,V2,W2 外周コイル
U1,V1,W1 内周コイル

Claims (10)

  1. 回転子と、この回転子の外周に設けられる固定子と、を備え、
    前記固定子は、前記回転子の外周にギャップを介して配置される円筒部と、この円筒部の外周に設けられる巻枠部と、前記巻枠部に設けられる巻線と、前記巻枠部の外周に対向して設けられる円筒状のコア部材と、を備え、
    前記巻枠部は、断面視T字形状の傘部を有し、
    前記円筒部は樹脂製であり、
    前記円筒部の内周面には、補強部材が設けられ、
    前記補強部材は、前記コア部材と径方向において重ならない位置に配置されていることを特徴とする電動機。
  2. 請求項1に記載の電動機であって、
    前記傘部は、前記円筒部に起立して形成される脚部と、この脚部から前記円筒部に沿って延びる板部と、を有し、当該傘部が前記円筒部の周囲に等間隔に複数配置されていることを特徴とする電動機。
  3. 請求項2に記載の電動機であって、
    前記巻線は、周方向に隣り合う前記傘部の脚部に跨って巻き掛けられていることを特徴とする電動機。
  4. 請求項1に記載の電動機であって、
    前記補強部材は、非磁性材料によって形成されていることを特徴とする電動機。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電動機であって、
    前記コア部材と前記円筒部との間に熱伝導性を有するグリスが設けられていることを特徴とする電動機。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電動機と、
    前記回転子の一端に固定される羽根車と、
    前記電動機および前記羽根車を収容する収容部と、
    一側の軸受を保持する第1軸受保持部材と、
    他側の軸受を保持する第2軸受保持部材と、を備え
    前記収容部は、軸方向の一側に配置される第1ハウジングと、前記軸方向の他側に配置される第2ハウジングと、を有し、
    前記第1軸受保持部材は、金属製であり、前記第1ハウジングにインサート成形によって一体に構成され、
    前記第2軸受保持部材は、金属製であり、前記第2ハウジングにインサート成形によって一体に構成されていることを特徴とする電動送風機。
  7. 請求項6に記載の電動送風機であって、
    前記第1軸受保持部材の外周面は、前記補強部材の内周壁面に近接していることを特徴とする電動送風機。
  8. 請求項6に記載の電動送風機であって、
    前記第2軸受保持部材の外周面は、前記円筒部の軸方向端部の内周壁面に面同士で接していることを特徴とする電動送風機。
  9. 請求項6に記載の電動送風機であって、
    前記収容部は、前記電動機の外周に空気が流れる風路を有し、
    前記風路には、前記電動機の内部と連通する連通路が形成されていることを特徴とする電動送風機。
  10. 請求項9に記載の電動送風機であって、
    前記連通路は、前記コア部材と対向する位置に形成されていることを特徴とする電動送風機。
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