JP7329346B2 - 共同住宅 - Google Patents

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Description

本発明は、共同住宅に関するものである。
共同住宅の一形態としては、各階の2つの住戸が1つの共用階段を使用する、いわゆる、階段室型と呼ばれる共同住宅がある(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示されているように、階段室型の共同住宅は、前記共用階段として折り返しタイプの階段を採用することにより、当該共同住宅の共用部をコンパクトにまとめることができる。
特開2004-124527号公報
しかしながら、上記従来の共同住宅の場合、1階の住戸は、最初の踊り場(一方の折り返し部)に面していることから、次の踊り場(他方の折り返し部)は、1階に設けられた共用出入口の高さを制限することになる。このため、従来の共同住宅には、大きな荷物(例えば、大型家具)を共同住宅内に搬入出しようすると、当該荷物を搬入出し難いという問題があった。
本発明の目的は、コンパクトな共用部を維持しつつ、1階からの荷物を搬入出が支障なく行える、共同住宅を提供することである。
本発明に係る共同住宅は、1階から少なくとも3階までの各階に、共用部と、複数の住戸とを有し、各階の前記共用部は、平面視において、4つの辺で仕切られた長方形であると共に、少なくとも当該共用部の一方の短辺を除く3辺が、前記複数の住戸に囲まれており、また、前記各階の前記共用部は、共用廊下と、下階の前記共用廊下と上階の前記共用廊下とを連絡する共用階段と、を含んでおり、1階の前記共用部は、平面視において、前記共用部の前記一方の短辺に共用出入口を有しており、また、前記1階の前記共用廊下は、平面視において、当該1階の前記共用部の前記一方の短辺から他方の短辺まで延在しており、更に、前記1階の前記複数の住戸は、それぞれ、平面視において、当該1階の前記共用廊下の前記他方の短辺側に面する住戸出入口を有しており、2階及び3階の前記共用部は、それぞれ、平面視において、当該共用部の前記他方の短辺側に前記共用廊下が設けられており、また、前記2階の前記複数の住戸は、それぞれ、平面視において、前記共用廊下に面する住戸出入口を有しており、前記1階の前記共用廊下と前記2階の前記共用廊下とを連絡する第1共用階段は、平面視において、4つの辺で仕切られた長方形の直線タイプの階段であり、また、当該第1共用階段の一方の長辺部分は、前記1階の前記共用部の一方の長辺と接しており、更に、前記第1共用階段は、前記共用部の前記一方の短辺側から前記他方の短辺側に向かって上昇するように構成されており、前記2階の前記共用廊下と前記3階の前記共用廊下とを連絡する第2共用階段は、平面視において、折り返しタイプの階段であり、当該第2共用階段の昇り口は、平面視において、前記第1共用階段の昇りきり口に対して横並びになるように、前記2階の前記共用廊下の前記共用部の前記一方の短辺側端縁に接続されており、当該第2共用階段の昇りきり口は、当該第2共用階段の昇りきり口側の部分が、平面視において、前記第1共用階段と重なり合うように、3階の前記共用廊下の前記共用部の前記一方の短辺側端縁に接続されている。
本発明に係る共同住宅において、各階の前記共用部は、前記共同住宅の内側に配置されており、前記1階の前記共用部の前記一方の短辺は、前記共同住宅の1階の外周壁であり、前記1階の前記外周壁には、平面視において、当該1階の前記外周壁と同一の位置に、前記共同住宅の2階の外周壁が連続的に設けられており、前記第2共用階段の折り返し部分は、前記2階の前記外周壁に達しておらず、前記2階の前記外周壁寄りの余剰領域には、前記1階の前記共用部と、前記2階の前記共用部とを連通する吹き抜けが形成されており、前記2階の当該吹き抜けに面する前記外周壁には、窓が設けられているものとすることができる。
本発明に係る共同住宅において、各階の前記共用部は、前記共同住宅の内側に配置されており、前記1階の前記共用部の前記一方の短辺は、前記共同住宅の1階の外周壁であり、前記1階の前記外周壁には、平面視において、当該1階の前記外周壁と同一の位置に、前記共同住宅の2階の外周壁が連続的に設けられており、前記第2共用階段の折り返し部分は、前記2階の前記外周壁に達しておらず、前記2階の前記外周壁寄りの余剰領域には、床が存在して、当該余剰領域が前記2階の前記住戸の一部となっているものとすることができる。
本発明に係る共同住宅において、前記第2共用階段の折り返し部分は、前記2階の前記共用部の前記一方の短辺に達しておらず、前記2階の前記共用部の前記一方の短辺寄りの余剰領域には、床が存在して、当該余剰領域が前記2階の前記住戸から出入可能な空間となっているものとすることができる。
本発明に係る共同住宅において、前記空間は、外部に通じる開放空間であるものとすることができる。
本発明に係る共同住宅において、前記第2共用階段の折り返し部分は、前記2階の前記共用部の前記一方の短辺に達しておらず、前記2階の前記共用部の前記一方の短辺寄りの余剰領域には、屋根が存在しているものとすることができる。
本発明に係る共同住宅は、前記1階の前記共用部の前記一方の短辺に、郵便受けが設けられているものとすることができる。
本発明に係る共同住宅において、前記第1共用階段は、下曲りのかね折れ階段であるものとすることができる。
本発明によれば、コンパクトな共用部を維持しつつ、1階からの荷物の搬入出が支障なく行える、共同住宅を提供することができる。
本発明に係る、第1の実施形態の共同住宅の1階共用部及びその周辺を概略的に示す拡大平面図である。 図1Aの共同住宅の2階共用部及びその周辺を概略的に示す拡大平面図である。 図1Aの共同住宅の3階共用部及びその周辺を概略的に示す拡大平面図である。 図1Aの共同住宅の3階共用部及びその周辺の他の例を概略的に示す拡大平面図である。 図1Aの共同住宅の3階共用部及びその周辺の更に他の例を概略的に示す拡大平面図である。 本発明に係る、第2の実施形態の共同住宅の1階共用部及びその周辺を概略的に示す拡大平面図である。 図4Aの共同住宅の2階共用部及びその周辺を概略的に示す拡大平面図である。 図4Aの共同住宅の3階共用部及びその周辺を概略的に示す拡大平面図である。 図1A~図1Cに示す共同住宅の実施例を示す断面図である。 図5の共同住宅の1階部分を住宅奥行き方向の背面側から正面側に向かって示す図である。 図5の共同住宅の2階部分を住宅奥行き方向の背面側から正面側に向かって示す図である。 図5の共同住宅の3階部分を住宅奥行き方向の背面側から正面側に向かって示す図である。 図5の共同住宅の変形例を示す断面図である。 図7の共同住宅の1階部分を住宅奥行き方向の背面側から正面側に向かって示す図である。 図7の共同住宅の2階部分を住宅奥行き方向の背面側から正面側に向かって示す図である。 図7の共同住宅の3階部分を住宅奥行き方向の背面側から正面側に向かって示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る、様々な実施形態の共同住宅及びその実施例について説明をする。ここで、共同住宅とは、各階に複数の住戸を有して、これらの住戸が共用部(共用廊下及び/または共用階段)に面して玄関扉を備えており、玄関扉を通して共用部に出入可能な構造を有する住宅を意味する。なお、以下の説明において、共同住宅の正面とは、平面視において、共用出入口が設けられた面(辺)をいう。また、共同住宅の背面とは、平面視において、前記共用出入口が設けられた面と反対の面(辺)をいう。更に、以下の説明では、平面視において、共同住宅の正面と背面との間を通る方向を住宅奥行き方向といい、当該住宅奥行き方向に対して直交する方向を住宅幅方向という。
また、各図中、符号La~Ldは、それぞれ、四辺形の4つの辺のうちの1辺を示す。本実施形態では、1辺Laは、1辺Lbと対向する位置に配置された辺である。また、1辺Lcは、1辺Ldと対向する位置に配置された辺である。具体的には、1辺Laは、共同住宅の住宅奥行き方向正面側の1辺(以下、「住宅奥行き方向正面側1辺」ともいう。)であり、1辺Lbは、共同住宅の奥行き方向他方側の1辺(以下、「住宅奥行き方向背面側1辺」ともいう。)である。また、1辺Lcは、共同住宅の幅方向一方側の1辺(以下、「住宅幅方向一方側1辺」ともいう。)であり、1辺Ldは、共同住宅の幅方向他方側の1辺(以下、「住宅幅方向他方側1辺」ともいう。)である。更に、以下の説明では、前記四辺形は、長方形として説明する。但し、本発明に従えば、前記四辺形は、長方形に限定されるものではなく、例えば、正方形が含まれる。
[第1の実施形態]
図1A中、符号1Aは、本発明に係る、第1の実施形態の共同住宅である。本実施形態の共同住宅1Aは、3階建ての中層住宅である。図1A~図1Cは、それぞれ、共同住宅1Aの1階から3階までの各階共用部及びその周辺を概略的に示す拡大平面図である。したがって、図1A~図1Cにおいて、各階の住戸は、一部のみが示されている。
共同住宅1Aは、1階から3階までの各階に、共用部と、複数の住戸とを有している。本実施形態では、各階に、2つの住戸を有している。具体的には、図1Aに示すように、共同住宅1Aの1階には、共用部110と、2つの住戸113、114とが配置されている。また、図1Bに示すように、共同住宅1Aの2階には、共用部120と、2つの住戸123、124とが配置されている。更に、図1Cに示すように、共同住宅1Aの3階には、共用部130と、2つの住戸133、134とが配置されている。
各階の共用部は、平面視において、長方形の領域である。本実施形態では、各階の共用部は、それぞれ、次のとおりに構成されている。
本実施形態では、図1Aに示すように、1階の共用部110は、平面視において、4つの1辺La(10)~Ld(10)で領域が特定されている。詳細には、共用部110の住宅奥行き方向正面側1辺La(10)及び住宅奥行き方向背面側1辺Lb(10)は、短辺である。これに対して、共用部110の住宅幅方向一方側1辺Lc(10)及び住宅幅方向他方側1辺Ld(10)は、長辺である。即ち、本実施形態では、1階の共用部110は、図1Aに示すように、平面視において、当該共用部110の長辺が住宅奥行き方向に延在するように配置されている。
また、本実施形態では、図1Bに示すように、2階の共用部120は、平面視において、4つの1辺La(20)~Ld(20)で領域が特定されている。本実施形態では、共用部120は、平面視において、1階の共用部110と重なり合う位置に配置されている。詳細には、共用部120の住宅奥行き方向正面側1辺La(20)及び住宅奥行き方向背面側1辺Lb(20)は、短辺である。これに対して、共用部120の住宅幅方向一方側1辺Lc(20)及び住宅幅方向他方側1辺Ld(20)は、長辺である。即ち、本実施形態では、2階の共用部120は、1階の共用部110と同様、図1Bに示すように、平面視において、当該共用部120の長辺が住宅奥行き方向に延在するように配置されている。
更に、本実施形態では、図1Cに示すように、3階の共用部130は、平面視において、4つの1辺La(30)~Ld(30)で領域が特定されている。本実施形態では、共用部130は、平面視において、他の共用部110,120と重なり合う位置に配置されている。詳細には、共用部130の住宅奥行き方向正面側1辺La(30)及び住宅奥行き方向背面側1辺Lb(30)は、短辺である。これに対して、共用部130の住宅幅方向一方側1辺Lc(30)及び住宅幅方向他方側1辺Ld(30)は、長辺である。即ち、本実施形態では、3階の共用部130は、他の共用部と同様、図1Cに示すように、平面視において、当該共用部130の長辺が住宅奥行き方向に延在するように配置されている。
また、各階の共用部は、当該共用部の一方の短辺を除く3辺が、複数の住戸に囲まれている。本実施形態では、各階において、1つの共用部の住宅奥行き方向正面側1辺Laを除く3辺Lb~Ldが、2つの住戸に囲まれている。具体的には、各階の共用部の住宅幅方向一方側1辺Lcには、一方の住戸(以下、「第一住戸」ともいう。)が接している。これに対して、各階の共用部の住宅幅方向他方側1辺Ldには、他方の住戸(以下、「第二住戸」ともいう。)が接している。また、各階の共用部の住宅奥行き方向背面側1辺Lbには、第一住戸及び第二住戸の2つの住戸が接している。各階における、共用部と住戸との、より具体的な関係は、それぞれ、次のとおりである。
本実施形態では、図1Aに示すように、1階の共用部110の住宅幅方向一方側1辺Lc(10)には、第一住戸113が接している。詳細には、共用部110の住宅幅方向一方側1辺Lc(10)上に、第一住戸113との境界壁W13の一部が形成されている。これに対して、共用部110の住宅幅方向他方側1辺Ld(10)には、第二住戸114が接している。詳細には、共用部110の住宅幅方向他方側1辺Ld(10)上に、第二住戸114との境界壁W14の一部が形成されている。また、共用部110の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(10)には、第一住戸113及び第二住戸114の2つの住戸が接している。詳細には、1階の共用部110の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(10)上には、境界壁W13の一部と、境界壁W14の一部と、が形成されている。なお、W1は、第一住戸113と第二住戸114とを仕切る界壁である。
また、本実施形態では、図1Bに示すように、2階の共用部120の住宅幅方向一方側1辺Lc(20)には、第一住戸123が接している。詳細には、共用部120の住宅幅方向一方側1辺Lc(20)上には、第一住戸123との境界壁W23の一部が形成されている。これに対して、共用部120の住宅幅方向他方側1辺Ld(20)には、第二住戸124が接している。詳細には、共用部120の住宅幅方向他方側1辺Ld(20)上には、第二住戸124との境界壁W24の一部が形成されている。また、共用部120の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(20)には、第一住戸123及び第二住戸124の2つの住戸が接している。詳細には、2階の共用部120の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(20)は、境界壁W23の一部と、境界壁W24の一部と、が形成されている。なお、W2は、第一住戸123と第二住戸124とを仕切る界壁である。
更に、本実施形態では、図1Cに示すように、3階の共用部130の住宅幅方向一方側1辺Lc(30)には、第一住戸133が接している。詳細には、共用部130の住宅幅方向一方側1辺Lc(30)上には、第一住戸133との境界壁W33の一部が形成されている。これに対して、共用部130の住宅幅方向他方側1辺Ld(30)には、第二住戸134が接している。詳細には、共用部130の住宅幅方向他方側1辺Ld(30)上には、第二住戸134との境界壁W34の一部が形成されている。また、共用部130の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(30)には、第一住戸133及び第二住戸134の2つの住戸が接している。詳細には、3階の共用部130の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(30)上には、境界壁W33の一部と、境界壁W34の一部と、が形成されている。なお、W3は、第一住戸133と第二住戸134との界壁である。
1階の共用部は、共用部の一方の短辺上に形成された外周壁に共用出入口を有している。本実施形態では、図1Aに示すように、1階の共用部110は、平面視において、共用部110の住宅奥行き方向正面側1辺La(10)上に形成された外周壁W10に共用出入口A1を有している。
また、1階の共用廊下は、1階の共用部の一方の短辺から他方の短辺まで延在している。本実施形態では、1階の共用廊下111は、図1Aに示すように、平面視において、住宅奥行き方向に沿って、共用部110の住宅正面側1辺La(10)から住宅背面側1辺Lb(10)まで延在している。
更に、1階の複数の住戸は、それぞれ、1階の共用廊下における、共用部の他方の短辺寄りの領域に面する住戸出入口を有している。本実施形態では、図1Aに示すように、2つの住戸113,114は、それぞれ、共用廊下111の住宅奥行き方向背面寄りの領域に面する住戸出入口A2を有している。
2階の共用部及び3階の共用部の他方の短辺寄りの領域に共用廊下が設けられている。詳細には、2階の共用部及び3階の共用部は、それぞれ、当該共用部の前記一方の短辺側の領域には、階段を設けるための床開口が形成され当該共用部120の前記他方の短辺側に共用廊下が設けられている。本実施形態では、2階の共用廊下及び3階の共用廊下は、それぞれ、各階の共用部に対して、次のとおりに構成されている。
本実施形態では、図1Bに示すように、2階の共用廊下121は、平面視において、4つの辺La(21)~Ld(21)で領域が特定された長方形の領域である。具体的には、共用廊下121の住宅奥行き方向正面側1辺La(21)及び住宅奥行き方向背面側1辺Lb(21)は、長辺である。これに対して、共用廊下121の住宅幅方向一方側1辺Lc(21)及び住宅幅方向他方側1辺Ld(21)は、短辺である。即ち、本実施形態では、2階の共用廊下121は、図1Bに示すように、当該共用廊下121の長辺が共同住宅幅方向に延在するように配置されている。また、1階の2つの住戸113,114の住戸出入口A2は、いずれも2階の共用廊下121の下方に配置されている。
本実施形態では、2階の共用部121の住宅奥行き方向正面側の領域には、後述する共用階段を設けるための床開口OP2が形成されている。床開口OP2は平面視において、共用廊下121の住宅奥行き方向正面側1辺La(21)と、外周壁W2の一部と、境界壁W23の一部と、境界壁W24の一部と、によって囲まれている。
また、本実施形態では、図1Cに示すように、3階の共用廊下131は、2階の共用廊下121と同様、図1Cに示すように、平面視において、4つの辺La(31)~Ld(31)で領域が特定されている。本実施形態では、共用廊下131は、平面視において、2階の共用廊下121と重なり合う位置に配置されている。具体的には、共用廊下131の住宅奥行き方向正面側1辺La(31)及び住宅奥行き方向背面側1辺Lb(31)は、長辺である。これに対して、共用廊下131の住宅幅方向一方側1辺Lc(31)及び住宅幅方向他方側1辺Ld(31)は、短辺である。即ち、本実施形態では、3階の共用廊下131は、2階の共用廊下121と同様、図1Cに示すように、平面視において、当該共用廊下131の長辺が住宅幅方向に延在するように配置されている。
本実施形態では、3階の共用廊下131の住宅奥行き方向正面側の領域には、共用部130に床開口OP3が形成されている。床開口OP3は、平面視において、共用部130の住宅奥行き方向正面側1辺La(30)と、共用廊下131の住宅奥行き方向正面側1辺La(31)と、外周壁W3と、境界壁W33の一部と、境界壁W34の一部と、によって囲まれている。
また、2階の複数の住戸は、それぞれ、共用廊下に面する住戸出入口を有している。本実施形態では、図1Bに示すように、2階において、第一住戸123及び第二住戸124は、それぞれ、共用廊下121に面する住戸出入口A2を有している。また、図1Cに示すように、3階において、第一住戸133及び第二住戸134は、それぞれ、共用廊下131に面する住戸出入口A2を有している。
また、各階の共用部は、下階の前記共用廊下と上階の前記共用廊下とを連絡する共用階段を備えている。本実施形態では、第1共用階段112は、図1A及び図1Bに示すように、1階の共用廊下111と2階の共用廊下121とを連絡する。また、図1B及び図1Cに示すように、2階の共用廊下121と3階の共用廊下131とを連絡する。
1階の共用廊下111と2階の共用廊下121とを連絡する第1共用階段112は、平面視において、長方形の直線タイプの階段である。本実施形態では、図1A及び図1Bに示すように、第1共用階段112の住宅奥行き方向正面側1辺La(12)及び住宅奥行き方向背面側1辺Lb(12)は、短辺である。これに対して、第1共用階段112の住宅幅方向一方側1辺Lc(12)及び住宅幅方向他方側1辺Ld(12)は、長辺である。即ち、本実施形態では、第1共用階段112は、図1A及び図1Bに示すように、平面視において、当該第1共用階段112の長辺が住宅奥行き方向に延在するように配置されている。
また、第1共用階段112の一方の長辺部分は、1階の共用部110の一方の長辺と接している。図1Aに示すように、本実施形態では、第1共用階段112の住宅幅方向一方側1辺Lc(12)上には、共用部110の住宅幅方向一方側1辺Lc(10)の一部が形成されている。言い換えれば、第1共用階段112の住宅幅方向一方側1辺Lc(12)は、境界壁W13に沿っている。
更に、第1共用階段112は、共用部の前記一方の短辺側から前記他方の短辺側に向かって昇るように構成されている。図1Aに示すように、本実施形態では、第1共用階段112は、住宅奥行き方向正面側から住宅奥行き方向背面側に向かって昇るように構成されている。
具体的には、第1共用階段112は、下曲り階段である。本実施形態では、第1共用階段112は、平面視において、外形が長方形であり、昇り口近傍で昇降方向が90°曲がっている下曲がり階段である。詳細には、図1Aに示すように、第1共用階段112の昇り口112aは、住宅幅方向側に位置するように配置されている。詳細には、図1Aに示すように、昇り口112aは、平面視において、住宅幅方向他方側に指向している。これに対して、図1Bに示すように、第1共用階段112の昇りきり口112bは、住宅背面側に位置するように配置されている。詳細には、図1Bに示すように、昇りきり口112bは、平面視において、住宅奥行き方向背面側に指向している。
本実施形態では、図1Aに示すように、第1共用階段112の住宅奥行き方向正面側1辺La(12)は、1階の共用部110の住宅奥行き方向正面側1辺La(10)に接している。詳細には、第1共用階段112の住宅奥行き方向正面側1辺La(12)上には、共用部110の住宅奥行き方向正面側1辺La(10)の一部が形成されている。加えて、本実施形態において、第1共用階段112の住宅幅方向他方側1辺Ld(12)は、図1Aに示すように、平面視において、共用部130の住宅幅方向他方側1辺Ld(10)に対して住宅幅方向に離間している。これにより、1階の共用廊下111は、図1Aに示すように、平面視において、共用部110の住宅奥行き方向正面側から住宅奥行き方向背面側まで延在させることができる。特に、本実施形態では、図1Aに示すように、外周壁W10の1階の共用部110に面する部分に設けた共用出入口A1は、平面視において、1階の共用廊下111の延在方向の延長線上に配置されている。これにより、居住者等は、共用出入口A1から住宅奥行き方向背面側に向かって直線的に進入することができる。
他方、図1Bに示すように、第1共用階段112の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(12)は、2階の共用廊下121の住宅奥行き方向正面側1辺La(21)に接している。本実施形態では、第1共用階段112の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(12)は、2階の共用廊下121の住宅奥行き方向正面側1辺La(21)に接続されている。詳細には、第1共用階段112の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(12)上には、共用廊下121の住宅奥行き方向正面側1辺La(21)の一部が形成されている。更に詳細には、図1Bに示すように、第1共用階段112の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(12)は、平面視において、2階の共用廊下121の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(21)に対して住宅幅方向一方側寄りに接続されている。
2階の共用廊下121と3階の共用廊下131とを連絡する第2共用階段122は、平面視において、折り返しタイプの階段である。前記折り返しタイプの階段は、昇り口を有する下階段部と、当該下階段部に接続された折り返し部(踊り場)と、昇りきり口を有して当該折り返し部に接続された上階段部と、を備えている。図1B及び図1Cに示すように、本実施形態では、第2共用階段122は、昇り口122aを有する下階段部125と、当該下階段部125に接続された折り返し部126と、昇りきり口122bを有して当該折り返し部126に接続された
寸法は、上階段部127と、を備えている。第2共用階段122の直進部分の踏み面寸法及び蹴上げ寸法は、第1共用階段112の直進部分の踏み面寸法及び蹴上げ寸法は同一、すなわち両者の勾配は同一である。
本実施形態では、図1Bに示すように、下階段部125は、平面視において、4つの辺La(25)~Ld(25)で領域が特定されている。具体的には、下階段部125の住宅奥行き方向正面側1辺La(25)及び住宅奥行き方向背面側1辺Lb(25)は、短辺である。これに対して、下階段部125の住宅幅方向一方側1辺Lc(25)及び住宅幅方向他方側1辺Ld(25)は、長辺である。即ち、本実施形態では、下階段部125は、図1Bに示すように、平面視において、当該下階段部125の長辺が住宅奥行き方向に延在するように配置されている。
また、下階段部125の他方の長辺部分は、2階の共用部120の他方の長辺と接している。図1Bに示すように、本実施形態では、下階段部125の住宅幅方向他方側1辺Ld(25)上には、共用部120の住宅幅方向他方側1辺Ld(20)の一部が形成されている。言い換えれば、下階段部125の住宅幅方向他方側1辺Ld(25)は、境界壁W24に沿っている。
更に、下階段部125は、共用部の前記他方の短辺側から前記一方の短辺側に向かって上昇するように構成されている。図1Bに示すように、本実施形態では、下階段部125は、住宅奥行き方向背面側から住宅奥行き方向正面側に向かって昇るように構成されている。
第2共用階段122の昇り口122aは、平面視において、第1共用階段112の昇りきり口112bに対して横並びとなるように、2階の共用廊下121の前記共用部の前記一方の短辺側端縁に接続されている。図1Bに示すように、本実施形態では、下階段部125の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(25)は、平面視において、住宅幅方向に沿って、第1共用階段112の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(12)に対して横並びとなるように、2階の共用廊下121の住宅奥行き方向正面側1辺La(21)に接続されている。
詳細には、下階段部125の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(25)は、図1Bに示すように、2階の共用廊下121の住宅奥行き方向正面側1辺La(21)に接している。本実施形態では、下階段部125の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(25)は、2階の共用廊下121の住宅奥行き方向正面側1辺La(21)に接続されている。詳細には、下階段部125の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(25)上には、共用廊下121の住宅奥行き方向正面側1辺La(21)の一部が形成されている。更に詳細には、図1Bに示すように、下階段部125の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(25)は、平面視において、2階の共用廊下121の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(21)に対して住宅幅方向一方側寄りに接続されている。
一方、図1Bに示すように、本実施形態では、下階段部125の住宅奥行き方向正面側1辺La(25)は、平面視において、折り返し部126の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(26)に接続されている。
本実施形態では、図1Cに示すように、折り返し部126は、平面視において、4つの辺La(26)~Ld(26)で仕切られた長方形である。具体的には、折り返し部126の住宅奥行き方向正面側1辺La(26)及び住宅奥行き方向背面側1辺Lb(26)は、長辺である。これに対して、折り返し部126の住宅幅方向一方側1辺Lc(26)及び住宅幅方向他方側1辺Ld(26)は、短辺である。即ち、本実施形態では、折り返し部126は、図1Cに示すように、平面視において、当該折り返し部126の長辺が住宅幅方向に延在するように配置されている。
また、折り返し部126の長辺部分は、2階の共用部120の長辺と接している。図1Cに示すように、本実施形態では、折り返し部126の住宅幅方向一方側1辺Lc(26)上には、共用部120の住宅幅方向一方側1辺Lc(20)の一部が形成されている。言い換えれば、折り返し部126の住宅幅方向一方側1辺Lc(26)は、境界壁W23に沿っている。これに対して、本実施形態では、折り返し部126の住宅幅方向他方側1辺Ld(26)上には、共用部120の住宅幅方向他方側1辺Ld(20)の一部が形成されている。言い換えれば、折り返し部126の住宅幅方向他方側1辺Ld(26)は、境界壁W24に沿っている。
一方、本実施形態では、図1Cに示すように、上階段部127は、平面視において、4つの辺La(27)~Ld(27)で仕切られた長方形である。具体的には、上階段部127の住宅奥行き方向正面側1辺La(27)及び住宅奥行き方向背面側1辺Lb(27)は、短辺である。これに対して、上階段部127の住宅幅方向一方側1辺Lc(27)及び住宅幅方向他方側1辺Ld(27)は、長辺である。即ち、本実施形態では、上階段部127は、図1Cに示すように、平面視において、当該上階段部127の長辺が住宅奥行き方向に延在するように配置されている。
また、上階段部127の一方の長辺部分は、2階の共用部120の一方の長辺と接している。図1Cに示すように、本実施形態では、上階段部127の住宅幅方向一方側1辺Lc(27)上には、共用部120の住宅幅方向一方側1辺Lc(20)の一部が形成されている。言い換えれば、上階段部127の住宅幅方向一方側1辺Lc(27)は、境界壁W23に沿っている。
更に、上階段部127は、共用部の前記一方の短辺側から前記他方の短辺側に向かって昇るように構成されている。図1Cに示すように、本実施形態では、上階段部127は、住宅奥行き方向正面側から住宅奥行き方向背面側に向かって昇るように構成されている。
本実施形態では、上階段部127の住宅奥行き方向正面側1辺La(27)は、図1Cに示すように、平面視において、折り返し部126の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(26)に接続されている。詳細には、図1Cに示すように、上階段部127の住宅奥行き方向正面側1辺La(27)は、平面視において、折り返し部126の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(26)に対して住宅幅方向一方側寄りに接続されている。
第2共用階段122の昇りきり口122bは、当該第2共用階段122の昇りきり口122b側の部分が、平面視において、第1共用階段112と重なり合うように、3階の共用廊下131の前記共用部の前記一方の短辺側端縁に接続されている。図1Cに示すように、本実施形態では、上階段部127の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(27)は、平面視において、住宅幅方向において、第1共用階段112の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(12)と一致(重複)するように、3階の共用廊下131の住宅奥行き方向正面側1辺La(31)に接続されている。
詳細には、上階段部127の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(27)は、図1Cに示すように、3階の共用廊下131の住宅奥行き方向正面側1辺La(31)に接している。本実施形態では、上階段部127の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(27)は、共用廊下131の住宅奥行き方向正面側1辺La(31)に接続されている。詳細には、上階段部127の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(27)上には、共用廊下131の住宅奥行き方向正面側1辺La(31)の一部が形成されている。更に詳細には、図1Cに示すように、上階段部127の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(27)は、平面視において、3階の共用廊下131の住宅奥行き方向背面側1辺Lb(31)に対して住宅幅方向他方側寄りに接続されている。
本実施形態に係る共同住宅1Aによれば、各階の共用部110~130は、それぞれ、図1A~図1Cに示すように、平面視において、長方形となることから、当該共用部110~130は、平面視において、凹凸の少ないシンプルなものとなる。このため、本実施形態によれば、各階の共用部110~130の大型化を抑制しつつ、従来の階段型の共同住宅と同様、当該各階の共用部を極力コンパクトにすることができる。加えて、各階の共用部110~130がシンプルかつコンパクトになることから、建設コストを抑制することができる。
また、従来の階段型の共同住宅のように、1階と2階との間を連絡する共用階段を折り返しタイプとした場合、外部から1階の共用部に出入りする際に共用階段の折り返し部分(踊り場)の下を潜らなければならず、大型の荷物の搬入出に支障をきたすことがある。これに対して、本実施形態に係る共同住宅1Aによれば、図1Aに示すように、1階の共用廊下111は、外部から1階の住戸113,114の住戸出入口A2に至るまでの間に第1共用階段112とは重ならない領域を有しており、第1共用階段の下を潜る必要がない。また、第1共用階段の上方には、第2共用外階段122の折り返し部126及び上階段部127が、昇降方向が同一となるように重なっており、上階段部127の下方であっても、第1の共用廊下111と同等の高さが確保される。従って、
1階の共用出入口A1からの荷物の搬入出を支障なく行える。
このように、本実施形態に係る共同住宅1Aによれば、コンパクトな共用部を維持しつつ、1階からの荷物の搬入出が支障なく行える共同住宅となる。また、コンパクトな共用部が維持されることから、建設コストが抑制されると共にレンタブル比が高まることにより、賃貸住宅としての収益性も高まる。
ところで、本実施形態に係る共同住宅1Aにおいて、各階の共用部は、共同住宅1Aの内側に配置されている。詳細には、図1A~図1Cに示すように、各階の共用部110~130は、共同住宅1Aの外周壁W10~W30の内側に配置された屋内型の共用部である。外周壁W10~W30は、ALC(軽量気泡コンクリート)パネルからなる外壁と石こうボードからなる内壁とを含み、250~300mmの壁厚を有する。
また、本実施形態では、1階の共用部110の前記一方の短辺は、共同住宅1Aの1階の外周壁に面している。詳細には、図1Aに示すように、1階の共用部110の住宅奥行き方向正面側短辺La(10)は、共同住宅1Aの1階の外周壁W10である。
また、本実施形態では、2階の外周壁W20は、少なくとも共用部110,120が面する部分については平面視において、当該1階の外周壁W10と同一の位置に設けられている。詳細には、図1Bに示すように、2階の外周壁W20は、平面視において、当該外周壁W10と重複する位置に、起立している。
更に、本実施形態では、第2共用階段122の折り返し部126は、2階の外周壁W20に達しておらず、当該外周壁W20寄りの余剰領域Sは、1階の共用部110と連通する吹き抜けとなっている。詳細には、図1B及び図1Cに示すように、第2共用階段122の折り返し部126は、平面視において、2階の外周壁W20に接していない。このため、本実施形態では、図1B及び図1Cに示すように、第2共用階段122の折り返し部126と、2階の外周壁W20と、の間には、平面視において、余剰領域Sが形成されている。余剰領域Sは、1階の共用部110における共用出入り口A1近傍の領域と連通する吹き抜けとなる。
更に、図1B等に示すように、本実施形態では、当該吹き抜け(余剰領域S)に面する外周壁W20には、窓201が設けられている。外周壁W20に窓201を設けることにより、窓201を通して、1階の共用部110に、外部からの光を取り入れることができ、明るく開放感のある空間とすることができる。
また、共同住宅1Aは、1階の共用部110の前記一方の短辺に、郵便受けが設けられているものとすることができる。図1Aに示すように、本実施形態では、共同住宅1Aは、1階の共用部110の住宅奥行き方向正面側1辺La(10)に、郵便受け202が設けられている。詳細には、郵便受け202は、図1Aに示すように、平面視において、第1共用階段112と住宅奥行き方向に整列する位置に設けられている。本実施形態では、郵便受け202は、1階の外周壁W10における共用出入り口A1の近傍において、外周壁W10の壁厚を利用して1階の共用部110側に突出することなく設けられている。この場合、無駄のない動線によって郵便物、荷物等の配達物を受け取ることができる。これにより、本実施形態によれば、共同住宅1Aの価値を高めることができる。
また、本実施形態に係る共同住宅1Aにおいて、第1共用階段112は、直線タイプの階段であれば、様々な階段を採用することができる。本実施形態では、第1共用階段112は、図1Aに示すように、下曲り階段である。この場合、第1共用階段112を直線タイプとしつつ、当該第1共用階段112の延在長さを抑制することができる。
[第2の実施形態]
次に、図2を参照して、本発明に係る第2の実施形態の共同住宅について説明をする。図2中、符号1Bは、本発明に係る第2の実施形態の共同住宅である。共同住宅1Bは、共同住宅1Aの変形例である。共同住宅1Bは、共同住宅1Aの、余剰領域Sを2階の住戸の一部としたものである。以下、共同住宅1Aの構成と実質的に同一の部分には、同一の符号を用いる。
本実施形態に係る共同住宅1Bにおいて、各階の共用部は、共同住宅1Aと同様、共同住宅1Bの内側に配置されている。詳細には、1階の共用部110は、図1Aに示すように、外周壁W10の内側に配置されている。2階の共用部120は、図2に示すように、共同住宅1Bの外周壁W20の内側に配置されている。また、図2に示すように、3階の共用部130も、共同住宅1Bの外周壁W30の内側に配置されている。
また、本実施形態では、1階の共用部110の前記一方の短辺は、共同住宅1Aと同様、共同住宅1Bの1階の外周壁W10である。詳細には、共同住宅1Aと同様、図1Aに示すように、1階の共用部110の住宅奥行き方向正面側短辺La(10)は、共同住宅1Aの1階の外周壁W10である。
また、本実施形態では、1階の外周壁W10には、共同住宅1Aと同様、平面視において、当該1階の外周壁W10と同一の位置に、共同住宅1Bの2階の外周壁W20が連続的に設けられている。詳細には、2階の外周壁W20は、共同住宅1Aと同様、図1Bに示すように、平面視において、当該外周壁W10と重複する位置に、1階の外周壁W10から連続的に起立している。
更に、本実施形態では、第2共用階段122の折り返し部126は、2階の外周壁W20に達しておらず、2階の外周壁W20寄りの余剰領域Sには、床203が存在している。本実施形態では、図2に示すように、他の実施形態と同様、第2共用階段122の折り返し部126は、平面視において、2階の外周壁W20に接していない。このため、本実施形態では、図2に示すように、第2共用階段122の折り返し部126と、2階の外周壁W20と、の間には、平面視において、外周壁W20寄りの余剰領域Sが形成されている。本実施形態では、余剰領域Sには、図2に示すように、床203が存在している。具体例としては、第2共用階段122の折り返し部126の住宅奥行き方向正面側1辺La(26)は、上下方向に延在する共用階段側仕切壁W40となっている。本実施形態では、床203は、住宅奥行き方向に沿って、共用階段側仕切壁W40と、2階の外周壁W20と、に接続されている。更に、本実施形態では、2階の共用部120の住宅幅方向一方側1辺Lc(20)は、上下方向に延在する境界壁W23となっている。また、2階の共用部120の住宅幅方向他方側1辺Ld(20)は、上下方向に延在する境界壁W24となっている。本実施形態では更に、床203は、住宅幅方向に沿って、境界壁W23と、境界壁W24と、に接続されている。こうして本実施形態によれば、2階の外周壁W20寄りの余剰領域Sに、床203を存在させることができる。
更に、本実施形態では、余剰領域Sが2階の住戸の一部となっている。本実施形態では、境界壁W23には、余剰領域Sと第一住戸123とを通じさせる住戸開口A5が設けられている。また、境界壁W24には、余剰領域Sと第二住戸124とを通じさせる住戸開口A5が設けられている。更に、本実施形態は、図2に示すように、共用階段側仕切壁W40と、外周壁W20と、の間に、余剰領域Sを2つの領域に仕切る余剰領域仕切壁W4が設けられている。これにより、本実施形態では、余剰領域Sは、第1領域S1と、第2領域S2と、に分割することができる。第1領域S1は、第一住戸123の一部として利用することができる。第2領域S2は、第二住戸124の一部として利用することができる。第1領域S1及び第2領域S2は、それぞれ、例えば、物入れとして使用することができる。
図2に示すように、本実施形態では、2階の外周壁W20寄りの余剰領域Sには、床203が存在して、当該余剰領域Sが2階の住戸123,124の一部となっている。この場合、余剰領域Sを有効活用することができ、レンタブル比を高めることができる。なお、本実施形態では、余剰領域Sは、第1領域S1及び第2領域S2に分割されており、2つの住戸の一部として均等に使用されている。但し、本発明によれば、余剰領域Sは、余剰領域仕切壁W4を省略すると共に、2つの住戸出入口のいずれか一方を省略することによって、いずれか一方の住戸の一部としてのみ、使用することができる。
ところで、本実施形態に係る共同住宅1Bにおいて、第2共用階段122の折り返し部126は、2階の共用部120の前記一方の短辺に達しておらず、共用部120の前記一方の短辺寄りの余剰領域Sには、床203が存在している。そこで、本実施形態では、余剰領域Sは、2階の住戸から出入可能な空間とすることができる。この場合、余剰領域Sを多目的空間として有効活用することができ、共同住宅の価値を高めることができる。具体例としては、第一住戸の境界壁W23及び第二住戸の境界壁W24に設けた住戸開口A5は、住戸出入口A3とすることができる。この場合、余剰領域S、第1領域S1及び第2領域S2のいずれか1つは、例えば、喫煙室とすることができる。
[第3実施形態]
次に、図3を参照して、本発明に係る第3の実施形態の共同住宅について説明をする。図3中、符号1Cは、本発明に係る第3の実施形態の共同住宅である。共同住宅1Cは、共同住宅1Aの変形例である。共同住宅1Cは、共同住宅1Aの、余剰領域Sを2階の住戸から出入可能な外部空間としたものである。以下、他の実施形態の構成と実質的に同一の部分には、同一の符号を用いる。
本実施形態に係る共同住宅1Cにおいて、第2共用階段122の折り返し部126は、2階の共用部120の前記一方の短辺に達しておらず、2階の前記共用部の前記一方の短辺寄りの余剰領域Sには、床が存在している。本実施形態では、図3に示すように、他の実施形態と同様、第2共用階段122の折り返し部126は、平面視において、2階の共用部120の住宅奥行き方向正面側1辺La(20)に達していない。また、本実施形態では、2階以上の共用部120,130の住宅奥行き方向正面側1辺La(20),La(30)は、共同住宅1Cの外周壁W20,W30を形成するものではない。即ち、本実施形態では、2階以上の共用部120,130の住宅奥行き方向正面側1辺La(20),La(30)は、外部に開放されている。このため、本実施形態では、図2に示すように、床203は、住宅奥行き方向に沿って、共用階段側仕切壁W40から、住宅奥行き方向正面側に突出させている。更に、本実施形態では、床203は、住宅幅方向に沿って、境界壁W23と、境界壁W24と、に接続されている。こうして本実施形態によれば、2階の共用部120の住宅奥行き方向正面側1辺La(20)寄りの余剰領域Sに、床203を存在させることができる。
更に、本実施形態では、余剰領域Sが2階の住戸から出入可能な空間となっている。本実施形態では、境界壁W23には、余剰領域Sと第一住戸123とを通じさせる出入口A3が設けられている。また、境界壁W24には、余剰領域Sと第二住戸124とを通じさせる出入口A3が設けられている。更に、本実施形態は、図3に示すように、床203に手すり204が設けられている。加えて、本実施形態では、図3に示すように、共用階段側仕切壁W40と、手すり204と、の間に、余剰領域Sを2つの領域に仕切る余剰領域仕切壁W4が設けられている。これにより、本実施形態では、余剰領域Sは、共同住宅1Bと同様、第1領域S1と、第2領域S2と、に分割されることになる。本実施形態では、第1領域S1は、例えば、第一住戸123のベランダ又はバルコニーとして利用することができる。また、第2領域S2も、例えば、第二住戸124のベランダ又はバルコニーとして利用することができる。なお、本実施形態では、共用階段側仕切壁W40には、固定窓(はめ殺し窓)205が設けられている。
本実施形態では、図3に示すように、2階の共用部120の住宅奥行き方向正面側1辺La(20)寄りの余剰領域Sには、床203が存在して、当該余剰領域Sが2階の住戸から出入可能な空間となっている。この場合も、共同住宅1Bと同様、余剰領域Sを多目的空間として有効活用することができ、共同住宅の価値を高めることができる。
特に、本実施形態に係る共同住宅1Cでは、前記空間は、外部に通じる開放空間である。この場合、余剰領域Sを、上述のとおり、ベランダ、バルコニー等の外部空間として有効活用することができ、共同住宅の価値を高めることができる。
[第4の実施形態]
次に、図4A~図4Cを参照して、本発明に係る第2の実施形態の共同住宅について説明をする。以下、他の実施形態の構成と実質的に同一の部分には、同一の符号を用いる。図4A中、符号1Dは、本発明に係る第4の実施形態の共同住宅である。共同住宅1Dは、第1共用階段112を直線タイプの階段とし、余剰領域Sには、屋根が存在しているものである。
本実施形態では、図4Aに示すように、第1共用階段112は、他の実施形態と同様、平面視において、4つの辺で仕切られた長方形の直線タイプの階段である。本実施形態では、図4A及び図4Bに示すように、第1共用階段112は、他の実施形態と同様、平面視において、当該第1共用階段112の長辺が住宅奥行き方向に延在するように配置されている。
本実施形態では、第1共用階段112は、直階段である。詳細には、図4Aに示すように、第1共用階段112の昇り口112aは、住宅正面側に位置するように配置されている。より詳細には、図4Aに示すように、昇り口112aは、平面視において、住宅奥行き方向正面側に指向している。これに対して、図4Bに示すように、第1共用階段112の昇りきり口112bは、住宅背面側に位置するように配置されている。より詳細には、図4Bに示すように、昇りきり口112bは、平面視において、住宅奥行き方向背面側に指向している。また、本実施形態では、第1共用階段112が直線タイプであることから、図4Aに示すように、第1共用階段112の住宅奥行き方向正面側1辺La(12)は、1階の外周壁W10、即ち、1階の共用部110の住宅奥行き方向正面側1辺La(10)から離間している。
本実施形態に係る共同住宅1Dにおいて、第2共用階段122の折り返し部126は、2階の共用部120の前記一方の短辺に達しておらず、2階の共用部120の前記一方の短辺寄りの余剰領域Sには、屋根207が存在している。
本実施形態では、第2共用階段122は、他の実施形態と同様の、折り返しタイプの階段である。本実施形態では、図4B等に示すように、他の実施形態と同様、第2共用階段122の折り返し部126の住宅奥行き方向正面側1辺La(26)は、平面視において、2階の共用部120の住宅奥行き方向正面側1辺La(20)に達していない。また、図4B及び図4Cに示すように、共同住宅1Cと同様、本実施形態では、2階以上の共用部120,130の住宅奥行き方向正面側1辺La(20),La(30)は、共同住宅1Cの外周壁W20,W30を形成するものではない。即ち、本実施形態では、共同住宅1Cと同様、2階以上の共用部120,130の住宅奥行き方向正面側1辺La(20),La(30)は、外部に開放されている。このため、本実施形態では、図4B等に示すように、屋根207は、住宅奥行き方向に沿って、共用階段側仕切壁W40から、住宅奥行き方向正面側に突出させている。更に、本実施形態では、屋根207は、住宅幅方向に沿って、境界壁W23と、境界壁W24と、に接続されている。こうして本実施形態によれば、2階の共用部120の住宅奥行き方向正面側1辺La(20)寄りの余剰領域Sに、屋根207を存在させることができる。
本実施形態に係る共同住宅1Dにおいて、余剰領域Sは、外部に開放されている。また、余剰領域Sには、屋根207が存在している。この場合、屋根207は、1階の共用部110のひさしとすることができる。また、本実施形態では、2階の共用階段側仕切壁W40には、固定窓(はめ殺し窓)205が設けられている。固定窓205は、第2共用階段122の折り返し部126に対して光を取り入れることができる。したがって、本実施形態によれば、余剰領域Sを屋根として有効活用することにより、共同住宅の価値を高めることができる。
図5には、図1A~図1Cに示す共同住宅1Aの実施例を示す。図6Aには、図5の共同住宅1Aの1階部分を住宅奥行き方向の背面側から示す。図6Bは、図5の共同住宅1Aの2階部分を住宅奥行き方向の背面側から示す。図6Cは、図5の共同住宅1Aの3階部分を住宅奥行き方向の背面側から示す。
本実施例では、第1共用階段112の住宅奥行き方向背面側に、階段下側の空間S3が形成されている。階段下側の空間S3は、共用部110の空間の一部とすることができる。したがって、本実施例によれば、1階の共用部110を広く確保することができる。
図7には、図5に示す共同住宅1Aの変形例を示す。図8Aには、図7の共同住宅1Aの1階部分を住宅奥行き方向の背面側から示す。図8Bは、図7の共同住宅1Aの2階部分を住宅奥行き方向の背面側から示す。図8Cは、図7の共同住宅1Aの3階部分を住宅奥行き方向の背面側から示す。
本実施例では、図7に示すように、第1共用階段112の住宅奥行き方向背面側に、共用部側仕切壁W50が設けられている。共用部側仕切壁W50は、第1共用階段112の住宅奥行き方向背面側に形成された、階段下側の空間S3を共用部110の空間から分離することができる。したがって、本実施例によれば、共用部側仕切壁W50に扉を設けることによって、階段下側の空間S3に、拝殿装置等を収容することができる。
上述のとおり、本発明によれば、コンパクトな共用部を維持しつつ、1階からの荷物の搬入出が支障なく行える、共同住宅を提供することができる。
上述したところは、本発明のいくつかの実施形態を開示したにすぎず、特許請求の範囲に従えば、様々な変更が可能となる。例えば、本発明に係る共同住宅は、4階建て以上の高層住宅とすることも可能である。また、本発明に係る共同住宅によれば、各階において、少なくとも、共用部及び共用階段は、平面視において、同一の平面構成であることが好ましい。例えば、各階の共用部及び共用階段は、平面視において、同一の平面位置に配列されることが好ましい。但し、共用部及び共用階段以外は、各階の間で、異なる平面構成とすることができる。また、各住戸の専有面積は、同一としてもよいし、異ならせてもよい。加えて、本発明に係る共同住宅は、賃貸用の共同住宅と、分譲用の共同住宅と、のいずれでもよい。また、本発明に係る共同住宅には、各階の複数の住戸が共用階段によって出入り可能な住棟を複数配置された、団地等の住宅も含む。上述した各実施形態及び各実施例に採用された様々な構成は、互いに組み合わせて使用することができる。また、上述した各実施形態及び各実施例に採用された様々な構成は、相互に適宜、置き換えることができる。
1A~1D:共同住宅, 110:共用部(1階), La(10)~Ld(10):共用部の1辺(1階), W10:共同住宅の外周壁(1階), 111:共用廊下(1階), 112:第1共用階段(1階), 112a:昇り口, 112b:昇りきり口, La(12)~Ld(12):第1共用階段の1辺(1階), 113~114:住戸(1階),W13,W14:住戸の境界壁(1階), 120:共用部(2階), La(20)~Ld(20):共用部の1辺(2階), W20:共同住宅の外周壁(2階), 121:共用廊下(2階), 122:第2共用階段(2階), 122a:昇り口, 122b:昇りきり口, 125:下階段部, La(25)~Ld(25):下階段部の1辺(2階), 126:折り返し部, La(26)~Ld(26):折り返し部の1辺(2階), 127:上階段部, La(27)~Ld(27):上階段部の1辺(2階), 123~124:住戸(2階),W23,W24:住戸の境界壁(2階), W40:共用階段側仕切壁, W50:共用部側仕切壁, 201:窓, 202:郵便受け, 203:床, 204:手すり. 205:固定窓, A1:共用出入口, A2:住戸出入口, A3:住戸出入口, A5:住戸開口, S:余剰領域, S1:第1領域(余剰領域), S2:第2領域(余剰領域), OP2:共用部の開口(2階), OP3:共用部の開口(3階)

Claims (8)

  1. 1階から少なくとも3階までの各階に、共用部と、複数の住戸とを有し、
    各階の前記共用部は、平面視において、4つの辺で仕切られた長方形であると共に、少なくとも当該共用部の一方の短辺を除く3辺が、前記複数の住戸に囲まれており、また、前記各階の前記共用部は、共用廊下と、下階の前記共用廊下と上階の前記共用廊下とを連絡する共用階段と、を含んでおり、
    1階の前記共用部は、平面視において、前記共用部の前記一方の短辺に共用出入口を有しており、また、前記1階の前記共用廊下は、平面視において、当該1階の前記共用部の前記一方の短辺から他方の短辺まで延在しており、更に、前記1階の前記複数の住戸は、それぞれ、平面視において、当該1階の前記共用廊下における、前記共用部の前記他方の短辺側に面する住戸出入口を有しており、
    2階及び3階の前記共用部は、それぞれ、平面視において、当該共用部の前記他方の短辺側に前記共用廊下が設けられており、また、前記2階の前記複数の住戸は、それぞれ、平面視において、前記共用廊下に面する住戸出入口を有しており、
    前記1階の前記共用廊下と前記2階の前記共用廊下とを連絡する第1共用階段は、平面視において、4つの辺で仕切られた長方形の直線タイプの階段であり、また、当該第1共用階段の一方の長辺部分は、前記1階の前記共用部の一方の長辺と接しており、更に、前記第1共用階段は、前記共用部の前記一方の短辺側から前記他方の短辺側に向かって上昇するように構成されており、
    前記2階の前記共用廊下と前記3階の前記共用廊下とを連絡する第2共用階段は、平面視において、折り返しタイプの階段であり、当該第2共用階段の昇り口は、平面視において、前記第1共用階段の昇りきり口に対して横並びになるように、前記2階の前記共用廊下の前記共用部の前記一方の短辺側端縁に接続されており、当該第2共用階段の昇りきり口は、当該第2共用階段の昇りきり口側の部分が、平面視において、前記第1共用階段と重なり合うように、3階の前記共用廊下の前記共用部の前記一方の短辺側端縁に接続されている、共同住宅。
  2. 各階の前記共用部は、前記共同住宅の内側に配置されており、前記1階の前記共用部の前記一方の短辺は、前記共同住宅の1階の外周壁であり、前記1階の前記外周壁には、平面視において、当該1階の前記外周壁と同一の位置に、前記共同住宅の2階の外周壁が連続的に設けられており、前記第2共用階段の折り返し部分は、前記2階の前記外周壁に達しておらず、前記2階の前記外周壁寄りの余剰領域には、前記1階の前記共用部と、前記2階の前記共用部とを連通する吹き抜けが形成されており、前記2階の当該吹き抜けに面する前記外周壁には、窓が設けられている、請求項1に記載の共同住宅。
  3. 各階の前記共用部は、前記共同住宅の内側に配置されており、前記1階の前記共用部の前記一方の短辺は、前記共同住宅の1階の外周壁であり、前記1階の前記外周壁には、平面視において、当該1階の前記外周壁と同一の位置に、前記共同住宅の2階の外周壁が連続的に設けられており、前記第2共用階段の折り返し部分は、前記2階の前記外周壁に達しておらず、前記2階の前記外周壁寄りの余剰領域には、床が存在して、当該余剰領域が前記2階の前記住戸の一部となっている、請求項1に記載の共同住宅。
  4. 前記第2共用階段の折り返し部分は、前記2階の前記共用部の前記一方の短辺に達しておらず、前記2階の前記共用部の前記一方の短辺寄りの余剰領域には、床が存在して、当該余剰領域が前記2階の前記住戸から出入可能な空間となっている、請求項1に記載の共同住宅。
  5. 前記空間は、外部に通じる開放空間である、請求項4に記載の共同住宅。
  6. 前記第2共用階段の折り返し部分は、前記2階の前記共用部の前記一方の短辺に達しておらず、前記2階の前記共用部の前記一方の短辺寄りの余剰領域には、屋根が存在している、請求項1に記載の共同住宅。
  7. 前記1階の前記共用部の前記一方の短辺に、郵便受けが設けられている、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の共同住宅。
  8. 前記第1共用階段は、下曲り階段である、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の共同住宅。
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