JP7328849B2 - 撮像装置、システム、撮像装置の制御方法、プログラム - Google Patents

撮像装置、システム、撮像装置の制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本出願は撮像装置、システム、撮像装置の制御方法、プログラムに関する。
パン・チルト・ズーム(PTZ)機構を有する監視カメラでは、ユーザからの指示でPTZ位置をプリセットとして登録し、指示に応じてPTZプリセット登録したPTZ位置に移動する機能が提供されている。また、監視カメラでは、撮像画像で被写体検知等を行う機能が提供されている。ユーザは監視カメラから情報処理装置が受信した画像を表示する画面においてユーザインタフェース(UI)を操作し、画面内で検知を行う領域を示す検知領域や、検知ルール名等を含む検知ルールを設定することができる。
特許文献1は、監視カメラの撮像画像に対してプライバシー保護のためのマスクの領域を設定する際に、画面座標で指定したマスク領域とPTZ位置とを監視カメラに送信し、監視カメラが上記マスク領域とPTZ位置とから、マスク領域を空間座標として扱う技術を開示する。
また、クライアント装置へ撮像画像を配信する監視カメラにおいて、外部装置から監視カメラの設定変更や、プリセットの作成、編集の指示、検知領域の指定を含む検知ルール設定の作成、編集、削除をするコマンド群が実装されている。そのようなコマンド群の一例として、非特許文献1のOpenNetworkVideoInterfaceForum(以下ONVIFと称す)により策定された規格によって定義されているものが知られている。
特開2001-69494
ONVIF Specification (http://www.o vnif.org/specs/DocMap.html)
特許文献1に開示される技術を応用し、検知ルールを作成または編集する際に、被写体を検知するために画面内座標で指定した検知領域に、PTZ値を含むPTZプリセットを関連付けて検知領域を空間座標として扱うことが考えられる。
この場合、UI画面に表示された撮像画像に対して検知領域を設定する際の当該画像を撮像するための現在のPTZ値と、検知ルール設定で指定されたPTZプリセットのPTZ値とが相違する場合に、UI画面上で設定した位置と異なる位置に検知領域が設定されてしまう問題が生ずる。
そこで、検知領域設定時の撮像画像のPTZ値と、検知ルール設定で指定されたPTZプリセットのPTZ値とが相違する場合でも、ユーザが設定した位置に検知領域を設定可能とする技術を提供する。
上記課題を解決するための撮像装置は、
撮像手段と、
前記撮像手段により撮像を行う場合のパン・チルト・ズーム(PTZ)を制御する撮像制御手段と、
前記撮像手段による撮像範囲のうち所定の領域の画像を撮像するための前記PTZの設定値を含む設定情報と、撮像画像において被写体を検知するための検知領域を特定する領域情報とを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を管理する処理手段と、
情報処理装置と通信するための通信手段と、
を備え、
前記通信手段が、前記情報処理装置から前記領域情報の編集指示を受け付けた場合に、前記処理手段は、
前記編集指示に含まれている前記設定情報を指定する情報により指定された第1の設定情報の前記PTZの設定値が、前記撮像手段の現在のPTZの設定値と一致するか否かを判定し、
前記第1の設定情報の前記PTZの設定値が、前記現在のPTZの設定値と一致しない場合に、前記第1の設定情報の前記PTZの設定値を、前記現在のPTZの設定値により更新することを特徴とする。
本発明によれば、検知領域設定時の撮像画像のPTZ値と、検知ルール設定で指定されたPTZプリセットのPTZ値とが相違する場合でも、ユーザが設定した位置に検知領域を設定することができる。
実施形態に係る監視カメラの構成を含むシステム構成の一例を示す図。 実施形態に係る監視カメラ100の機能構成の一例を示す図、クライアント装置120の機能構成の一例を示す図、及び、監視カメラ100のハードウェア構成の一例を示す図。 実施形態に係る検知ルール設定画面の一例を示す図、及び、PTZプリセット設定画面の一例を示す図。 実施形態に係る検知ルール設定の一例を示すテーブル、及び、PTZプリセット設定の一例を示すテーブル。 実施形態に係る監視カメラ100とクライアント装置120間で行われる通信及び処理の一例を示すシーケンス図。 実施形態に係る監視カメラ100が実行する検知ルール編集処理の一例を示すフローチャート。 実施形態に係る監視カメラ100が実行する検知ルール編集処理の他の一例を示すフローチャート。 実施形態に係る監視カメラ100が実行する検知ルール編集処理の更に他の一例を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
以下、発明の第1の実施形態について説明する。まず、図1を参照して本実施形態に係るシステム構成について説明する。図1は、監視カメラ100を含むシステム構成の一例を示す図である。監視カメラ100とクライアント装置120とは、ネットワーク130を介して相互に通信可能な状態に接続されている。クライアント装置120は外部機器として、監視カメラ100に対し、PTZプリセットの作成指示、編集指示、削除指示のためのコマンド、被写体検知の検知ルールの作成指示、編集指示、削除指示のためのコマンド等の各制御コマンドを送信する。監視カメラ100は、コマンドに応じたPTZプリセットの作成、編集、削除、及び、検知ルールの作成、編集、削除を実行すると共に、コマンド対するレスポンスをクライアント装置120に送信する。
監視カメラ100は、例えばコンビニ、マンション、空港、駅舎、劇場、映画館、スタジアムといった監視対象区域に設置される撮像装置である。監視カメラ100は、ネットワークカメラ、画像生成装置、画像通信装置等と呼ぶこともできる。監視カメラ100は、監視対象区域における所定の領域(監視領域)を撮影するように設置され、ネットワーク130を介して撮影した画像(動画像、静止画像)をクライアント装置120に配信する機能を持つ。監視カメラ100は、PTZ(パン・チルト・ズーム)制御機能を持ち、パンおよびチルト制御用の雲台(不図示)を有していても良い。また、監視カメラ100は複数台が用意され、監視対象区域内の複数の監視領域をそれぞれ撮影するため、個々に設置されていてもよい。
クライアント装置120は、ネットワーク130を介して監視カメラ100と通信し、監視カメラ100の動作を制御する情報処理装置である。或いは、カメラ制御装置、画像通信装置、画像処理装置等と呼ぶこともできる。例えば、雲台の制御をしたり、画質設定やPTZの制御等の変更要求を行ったりすることができる。また、クライアント装置120は、監視カメラ100に対して、上述のPTZプリセット用のコマンド、検知ルール用コマンド等の各制御コマンドを送信する。クライアント装置120は、監視カメラ100で撮影された動画像及び静止画像を、ネットワーク130介して受信する。また、クライアント装置120は監視カメラ100で撮影された画像の解析を行う画像解析装置(画像処理装置、画像分析装置)としても機能することができ、監視領域内に存在する人物の検出及び判別や、監視領域内の特定の領域(範囲、或いは、位置)を通過した人数を計数(カウント)する等の処理を行うことができる。クライアント装置120は、情報処理装置として、例えばパソコン、サーバ、スマートフォン、タブレット等として実現することができる。クライアント装置120は単一の装置により実現される場合だけでなく、複数の装置が協働して各機能を実現してもよい。
次に、図2(a)を参照して監視カメラ100の機能構成の一例を説明する。図2(a)において、制御部101は、例えばCPUで構成され、監視カメラ100の全体の制御を行う。記憶部102は、主に制御部101が実行するプログラム格納領域、プログラム実行中のワーク領域、PTZプリセット設定、検知ルール設定等の設定値格納領域、後述する撮像部103が生成する画像データの格納領域等、様々なデータの格納領域として使用される。
撮像部103は、監視カメラ100の撮像光学系により結像された被写体の像を撮像して取得したアナログ信号をデジタルデータに変換し現像処理を行った後、JPEG或いはH.264、H.265等の形式に基づき圧縮符号化処理を行うことにより画像データを生成し、記憶部102に出力する。撮像部103は、撮像画像に対して、被写体を検知するための検知領域が設定されている場合には、撮像画像のうち当該検知領域の画像を出力することができる。また、撮像画像は、動画像、静止画像を含むことができる。撮像画像が記憶部102に出力されると、制御部101は撮像部103から画像取得イベントを受信する。
撮像機構104は、レンズや撮像素子等からなる撮像光学系及び、撮像方向や画角を制御するパン、チルト、ズーム機構で構成される。撮像機構制御部105は、制御部101が入力するパン、チルト、或いはズームの値に従って、撮像機構104におけるパンおよびチルト制御用の雲台の制御、撮像光学系におけるズーム倍率の制御を行い、監視領域内の所望領域を撮像するように制御する。パン、チルト、ズーム機構の制御後、制御により変更された撮像領域に係る位置や範囲等の値を記憶部102に出力する。通信部106は、各設定値変更、制御コマンドを外部機器から受信する場合、各コマンドに対するレスポンスや画像(記憶部102に記憶された画像データ)を外部機器へ送信する場合に使用される。外部機器からコマンドを受信した場合、制御部101は通信部105からコマンド受信イベントを受信する。
図2(a)は、監視カメラ100の機能構成の一例を示すが、監視カメラ100の機能構成はこの限りではない。例えば、音声入力部、音声出力部を更に備えるなど、実施形態の範囲内で、種々の変形及び変更が可能である。
次に、図2(b)を参照してクライアント装置120の機能構成の一例を説明する。図2(b)において、制御部121は例えばCPUで構成され、クライアント装置120の全体の制御を行う。制御部121はまた、監視カメラ100から受信した圧縮符号化されている画像データをJPEG,或いはH.264、H.265等の形式に基づいて復号化し、記憶部122に展開する。
記憶部122は、主に制御部121が実行するプログラム格納領域、プログラム実行中のワーク領域の様々なデータの格納領域として使用される。表示部123は、例えばLCD、有機ELディスプレイ等で構成され、クライアント装置120の使用者に対して、監視カメラ100から受信する画像(動画像、静止画像)のビューワ画面、PTZプリセット設定画面、検知ルール設定画面、各種メッセージ等を表示する。
入力部124は、例えばボタン、キーボード、タッチパネル、マウス等で構成され、使用者による画面操作の内容を制御部121に通知する。通信部125は、PTZプリセットの作成、編集、削除、取得を要求するコマンド、被写体検知の検知ルールの作成、編集、削除、取得するコマンド等の各制御コマンドを監視カメラ100に対して送信する場合、また各制御コマンドに対するレスポンスや、画像を監視カメラ100から受信する場合に使用される。
図2(b)はクライアント装置120の機能構成の一例を示すが、クライアント装置120の機能構成はこの限りではない。例えば、画像解析処理部、画像蓄積部を更に備えるなど、実施形態の範囲内で、種々の変形及び変更が可能である。
次に、図2(c)を参照して監視カメラ100のハードウェア構成の一例を説明する。CPU111は、監視カメラ100の全体的な制御やデータの計算・加工・管理を行う装置であり、制御部101として機能することができる。CPU111は、カメラユニット116から出力されたデジタル画像信号を圧縮・符号化して画像データを生成し、圧縮符号化部としても機能してもよい。
RAM112は、揮発性のメモリであり、CPU111の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。ROM113は、不揮発性のメモリであり、画像データやその他のデータ、CPU111が動作するための各種プログラム等が、それぞれ所定の領域に格納されている。CPU111は、例えばROM113に格納されるプログラムに従い、RAM112をワークメモリとして用いて、監視カメラ100の各部を制御する。尚、CPU111が動作するためのプログラムは、ROM113に格納されるのに限られず、記憶装置114に記憶されていてもよい。
記憶装置114は、例えばHDDやフラッシュメモリなどの磁気ディスクにより構成され記憶部102として機能することができる。記憶装置114には、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等が格納される。記憶装置114は、CPU111の制御に基づき、データを読み出したり、書き込みしたりすることができる。記憶装置114をRAM112やROM113の代わりに使用してもよい。
通信装置115は、CPU111の制御に基づき、ネットワーク130を介してクライアント装置120と通信するための通信インタフェースであり、通信部106として機能することができる。通信装置115は、無線通信モジュールを含むことができ、当該モジュールはアンテナシステム、RF送受信器、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュールカード、メモリなどを含む、周知の回路機構を含むことができる。また、有線接続のための有線通信モジュールを含むことができる。有線通信モジュールは1つ以上の外部ポートを介して他のデバイスとの通信を可能とする。また、データを処理する様々なソフトウェアコンポーネントを含むことができる。外部ポートは、イーサーネット、USBやIEEE1394等を介して、直接的に、又はネットワークを介して間接的に他のデバイスと結合する。尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
カメラユニット116は、撮像光学系、CCDやCMOSなどの撮像センサ、現像処理部等を含む撮像部103、及び、撮像光学系、撮像方向や画角を制御する可動雲台などからなる撮像機構104として機能することができ、実空間である監視対象区域内の監視領域を撮像して画像を生成する。カメラユニット116では、CCDやCMOSイメージセンサなどの撮像素子を用いて光電変換により得られたアナログ画像信号をA/D変換によりデジタル画像信号に変換する。また、デジタル画像信号に対して、例えば、ディベイヤ処理、ホワイトバランス処理、階調変換処理等の現像処理を実施してCPU111に出力する。カメラユニット116では、例えば、静止画像のほかに、1秒間に所定数のフレーム分(例えば、30フレーム)の画像を取得して、監視領域の30fpsの動画像(ライブ映像)を取得することが可能である。
カメラ制御装置117は、撮像方向を変えるための可動雲台や、撮像光学系におけるズームやフォーカスや絞りなどの撮像の設定を変更する撮像制御機構を含み、撮像機構制御部105として機能する。操作部118は、例えばボタン、十字キー、タッチパネル等で構成され、使用者からの操作入力を受け付ける。
図2(c)は、監視カメラ100のハードウェア構成図として示しているが、クライアント装置120のハードウェア構成も図2(c)に準ずるものとすることができる。その場合、カメラユニット116とカメラ制御装置117とは構成から除外される。また、操作部118は入力部124として機能し、キーボードやマウスをさらに備えることができる。
次に、図3(a)及び図3(b)を参照して、本実施形態に係るクライアント装置120の検知ルール設定画面300及びPTZプリセット設定画面310について説明する。
まず、図3(a)を参照して、検知ルール設定画面300について説明する。検知領域設定エリア301は、監視カメラ100から受信した画像、及び、検知領域を表示する領域であり、ユーザからの指示に応じた検知領域の設定を可能とする。ユーザは入力部124を用いて、検知領域設定エリア301内で複数の点を指定し、その点を結ぶ多角形が検知領域として設定される。検知領域は、指定された点の画面座標により特定される。さらに、ユーザは検知領域を空間座標で設定するために、入力部124を用いて監視カメラ100に設定されているPTZプリセット設定を選択するリストボックス302において、PTZプリセット設定を選択することができる。このときPTZプリセット設定を選択しなくてもよい。
このとき、監視カメラ100は、該監視カメラ100が送信し検知領域設定エリア301に表示されている画像を撮像するためのPTZ値を、現在のPTZ値として記憶部102に保持している。
ユーザは検知ルールを識別するルール名を入力するテキストボックス303にルール名を入力し、作成ボタン304を押下し、通信部125から検知ルール作成コマンドを監視カメラ100に送信する。これにより、図4に示すような検知ルール設定テーブル400に新たに生成された検知ルール設定が登録される。また、クライアント装置120は、通信部125から検知ルール取得コマンドを監視カメラ100に送信すると、コマンドのレスポンスとして検知ルール設定テーブル400に登録された各設定値を受信し、検知ルール設定一覧表示エリア305に検知ルール名を表示する。
監視カメラ100の検知ルール設定を編集する場合、入力部124で検知ルール設定一覧表示エリア305から操作対象の検知ルールを選択し、検知領域設定エリア301、PTZプリセット選択リストボックス302、ルール名テキストボックス303を操作して検知ルールを編集後、編集ボタン307を押下し、通信部125から検知ルール編集コマンドを監視カメラ100に送信する。これにより監視カメラ100側では、検知ルール設定テーブル400に登録された検知ルール設定のうち、編集対象の設定値が更新される。
監視カメラ100の検知ルール設定を削除する場合、入力部124で検知ルール設定一覧表示エリア305から操作対象の検知ルールを選択し、削除ボタン306を押下し、通信部125から検知ルール削除コマンドを監視カメラ100に送信する。これにより監視カメラ100側では、検知ルール設定テーブル400に登録された検知ルール設定のうち、削除対象の設定値がテーブルから削除される。
次に、図3(b)を参照してPTZプリセット設定画面310について説明する。表示領域311は監視カメラ100から受信した画像を表示する領域である。ユーザは表示領域311を見ながら、入力部124で、パン操作バー312、チルト操作バー313、ズーム操作バー314を操作して、監視カメラ100におけるパン、チルト、ズームの制御値を調整し、撮像条件を決定する。本実施形態において、パン、チルト、ズームの各値が取りうる範囲により特定される撮像範囲(PTZ制御範囲)が、監視対象区域のうち当該監視カメラ100に割り当てられた監視領域に相当する。そして、PTZ値を調整することにより、監視カメラ100は撮像範囲の監視領域における所望の領域の画像を撮像するように撮像条件を設定することができる。
PTZプリセット設定画面310に現在表示されているPTZの各設定値によりPTZプリセットを作成する場合、ユーザは入力部124によりPTZプリセット作成ボタン317を押下し、通信部125から、PTZプリセット作成コマンドを監視カメラ100に送信する。PTZプリセット作成コマンドには、プリセット名の指定を含めることができる。これにより、図4(b)に示すようなPTZプリセット設定テーブル410に新たに生成されたPTZプリセット設定が登録される。また、クライアント装置120は、通信部125からPTZプリセット取得コマンドを監視カメラ100に送信すると、コマンドのレスポンスとしてPTZプリセット設定テーブル410に登録された各設定値を受信し、PTZプリセット設定一覧表示エリア316にプリセット名を表示する。
監視カメラ100のPTZプリセットを編集する場合、入力部124でPTZプリセット設定一覧表示エリア316から操作対象のPTZプリセットを選択し、パン操作バー312、チルト操作バー313、ズーム操作バー314を操作し、所望の位置にカメラをPTZ操作する。PTZ操作後、編集ボタン319を押下し、通信部125からPTZプリセット編集コマンドを監視カメラ100に送信する。これにより監視カメラ100側では、PTZプリセット設定テーブル410に登録されたPTZプリセット設定のうち、編集対象の設定値が更新される。
監視カメラ100のPTZプリセット設定を削除する場合、入力部124でPTZプリセット設定一覧表示エリア316から操作対象のPTZプリセットを選択し、削除ボタン318を押下し、通信部125からPTZプリセット削除コマンドを監視カメラ100に送信する。これにより監視カメラ100側では、PTZプリセット設定テーブル410に登録されたPTZプリセット設定のうち、削除対象の設定値がテーブルから削除される。
次に、図4(a)及び図4(b)を参照して、本実施形態に係る監視カメラ100の検知ルール設定及びプリセット設定について説明する。図4(a)は、検知ルール設定のデータ構造の一例を示すテーブルである。監視カメラ100が保持する検知ルール設定テーブル400は、検知ルールを識別する検知ルール名、検知領域を特定するための領域情報(画面座標)、検知ルールと関連付けられるPTZプリセット名、及び、検知領域を特定するための領域情報(空間座標)を含むように構成される。検知ルール設定テーブル400は記憶部102に記憶されている。
検知領域を特定するための領域情報は、画像を表示する画面(例えば、図3の検知領域設定エリア301)、或いは、撮像画像において検知領域が占める範囲を特定するための座標である。検知領域が矩形形状の場合、頂点の4点の座標により特定してもよいし、或いは、対角線上で向かい合う2つの頂点の座標により特定してもよい。それ以外の多角形の場合には、各頂点の座標により特定することができる。
PTZプリセットの情報は、検知領域の情報と組み合わせることで、画面座標で定義されている検知領域を、PTZ制御範囲の監視領域における空間座標で定義される検知領域に変換することができる。また、PTZプリセットの登録値を参照することで、検知ルール単位に、関連付けされているPTZプリセット及びその有無を判定することができる。
検知領域を特定するための領域情報は、空間座標としても登録される。空間座標は、検知領域の画面座標と、PTZプリセットのパン、チルト、ズームの各値とに基づいて計算される。空間座標を持っておくことで、PTZプリセットの値が変更された場合であっても、ユーザが指定した位置に検知領域を設定することが可能となる。
図4(b)はPTZプリセット設定のデータ構造の一例を示すテーブルである。監視カメラ100が保持するPTZプリセット設定テーブル410に登録される設定情報は、少なくともプリセット設定を識別するプリセット名、PTZの各設定値、PTZプリセットが設定されている検知ルール名、プリセットの作成者の情報を含むように構成される。PTZプリセット設定テーブル410は記憶部102に記憶されている。
PTZの各設定値は、撮像機構制御部105においてパン、チルト、ズームをそれぞれ制御するための制御値として、PTZ制御範囲の監視領域内の所望の領域の画像を撮像するために用いられる。検知ルールには、PTZプリセット設定毎に関連付けされている検知ルール名が登録されているので、個々のPTZプリセット設定が検知ルールに設定されているか否かを判定することができる。
プリセットの作成者は、ユーザがプリセット設定画面310を利用して新たにプリセットを作成した場合には、当該ユーザが作成者となる。一方、検知ルール設定時にユーザがプリセットを指定せず、監視カメラ100側でプリセットを作成した場合には、監視カメラが作成者となる。よって、本実施形態におけるPTZプリセットには、PTZプリセットの作成指示に応じて生成された第1の種のPTZプリセットと、検知ルールの作成指示に応じて作成された第2の種のPTZプリセットとの2種類が含まれる。作成者の情報は、例えば、0、1のフラグ情報として、ユーザが作成者の場合を1とし、監視カメラ100が作成者の場合を0とするか、或いはその逆としてもよい。この場合、フラグ値を確認することで、作成者が監視カメラ100であるかどうかを判定することができる。
以上、図3及び図4を参照、監視カメラ100の検知ルール設定方法及びPTZプリセット設定方法を説明したが、図4及び図5に示すUI及び設定は、実施形態の一例として説明したものであり、これに限定されるものではない。
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態に係るONVIFコマンドを用いた検知ルール設定の編集方法の一例を説明する。まず、図5のシーケンス図を参照して、ONVIFコマンドを用いたシーケンスを説明する。S501において、クライアント装置120から監視カメラ100に対してModifyRulesコマンドが発行される。ModifyRulesコマンドは、監視カメラ100が保有する検知ルール設定(Rule)を編集するコマンドである。当該コマンドは、図3(a)の検知ルール設定画面300において編集ボタン307が押下された場合に発行される。
図4(a)に示した通り、各検知ルール設定(Rule)にはパラメータとして、Ruleを識別する検知ルール名(Token)、検知領域(画面座標)、PTZプリセット名(PresetToken)等の情報が含まれる。これらの情報には、検知ルール設定画面300において、ルール名テキストボックス303、検知領域設定エリア301、及び、PTZプリセット選択リストボックス302において指定された値が設定される。
監視カメラ100はModifyRulesコマンドを受信すると、続くS502において制御部101が監視カメラ100内に保持する検知ルール編集処理を実行する。具体的に、ModifyRulesコマンドに含まれるPresetTokenや、検知領域の座標情報に基づき、検知ルール設定の更新等を行う。その後、監視カメラ100はS503でコマンド成否をクライアント装置120に送信する。図5において、各コマンドのプロトコルはONVIFを利用することができるが、それ以外にも監視カメラ独自の制御プロトコル等を利用することができる他、特定の種別に限定されるものではない。
次に、図6を参照して、図5のS502における検知ルール編集処理の詳細を説明する。まず、S601において、監視カメラ100の通信部106は、クライアント装置120よりModifyRulesコマンドを受信する。上述のようにModifyRulesコマンドは、監視カメラ100が保有する検知ルール設定であるRuleを編集するコマンドであり、PresetTokenの指定等を含む。
続くS602において、監視カメラ100の制御部101は受信したModifyRulesに含まれるPresetTokenで指定されるPTZプリセット設定を、PTZプリセット設定テーブル410において特定する。そして、当該設定に登録されているPTZ値と、監視カメラ100における現在のPTZ値とを比較し、両者が一致しているか否かを判定する。現在のPTZ値は、ModifyRulesの発行時に検知ルール設定エリア301に表示されている画像を撮像するためのPTZ値が記憶部102に保持されているため、これを使用する。このとき、両PTZ値が一致する場合、処理はS604に進み、一致しない場合、処理はS603に進む。
S603において、制御部101は、S601で受信したModifyRulesに含まれるPresetTokenにより特定されるPTZプリセット設定のPTZ値を、現在のPTZ値で更新する。更新完了後、処理はS604に進む。
S604において、制御部101は、S601で受信したModifyRulesに含まれる他のパラメータに従い、記憶部102に記憶されている検知ルール設定テーブル400のうち、対応する検知ルール設定の更新を行う。例えば、新たな検知領域が指定されていた場合には、検知領域を更新する。更に、新たな検知領域の画面座標と、更新後のPTZプリセット設定のPTZ値から、指定された検知領域を空間座標に変換して、空間座標による検知領域の設定値を更新する。
以上のように本実施形態では、監視カメラ100がPTZプリセット設定の指定を含む検知ルール設定の編集指示(更新要求)を受信すると、指定されたPTZプリセット設定におけるPTZ値と、監視カメラ100の現在のPTZ値とが異なる場合、指定されたPTZプリセット設定のPTZ値を現在のPTZ値で更新した上で、検知ルール設定を更新し、空間座標の検知領域を設定する。
これにより、クライアント装置120側で表示されている撮像画像のPTZ値と、検知ルール設定の編集時に指定されるPTZプリセット設定のPTZ値とが異なっていた場合でも、撮像画像上で指定した位置に検知領域を設定可能となる。
[実施形態2]
次に、発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態におけるシステム構成、機能構成、ハードウェア構成等は実施形態1で図1から図6を参照して説明したものと同様であるので説明を省略する。
図7を参照して、本実施形態に係る図5のS502における検知ルール編集処理の詳細を説明する。まず、S701において、カメラ100の通信部106は、クライアント装置120よりModifyRulesコマンドを受信する。ModifyRulesコマンドは、上述のようにPresetTokenの指定を含む。続くS702において、監視カメラ100の制御部101は受信したModifyRulesに含まれるPresetTokenにより指定されるPTZプリセット設定を、PTZプリセット設定テーブル410において特定する。そして、当該設定に登録されているPTZ値と、記憶部102に保持されている現在のPTZ値とを比較し、両者が一致しているか否かを判定する。一致すると判定した場合、処理はS706に進み、一致しないと判定した場合、処理はS703に進む。
S703において、制御部101は、受信ModifyRulesにより指定されたPTZプリセット設定のPTZ値が更新可能であるか否かを判定する。当該判定は、以下の基準に従って実行することができる。
制御部101は、各PTZプリセット設定の作成者を参照し、作成者が監視カメラであり、PTZプリセット設定がRuleの作成や変更により監視カメラ側で作成された設定である場合には、当該PTZプリセット設定は更新が可能と判定する。一方、作成者がユーザである場合は、更新可能でないと判定する。これは、例えばユーザが図3(b)のPTZプリセット設定画面を利用して個別に作成したPTZプリセット設定については、変更を許容しないようにするものである。
また、PTZプリセット選択リストボックス302において指定され、ModifyRulesコマンドに含まれることとなったプリセット名で特定されるPTZプリセット設定が、検知ルール設定テーブル400において編集対象の検知ルール設定と関連づけられている場合には、更新可能とする。一方、指定されたPTZプリセット設定と、検知ルール設定テーブル400において編集対象の検知ルール設定と関連づけられているPTZプリセット設定とが異なる場合には、更新可能でないと判定する。
更に、コマンドで指定されたPTZプリセット設定が編集対象の検知ルール設定以外の他の検知ルール設定とも関連付けられている場合や、登録したPTZ値を巡回して撮像する機能であるPresetTour等の他の機能で使用されている場合には更新不可とし、使用されていない場合には更新可能と判定する方法がある。巡回撮像機能は、所定のPTZ値により特定される撮像方向を予め1つ以上登録しておき、定期的に登録された撮像方向を巡回して撮像を行う機能である。
上記判定において、コマンド指定されたPTZプリセットが他の検知ルール設定と関連付けられているかどうかは、PTZプリセット設定テーブル410の指定されたPTZプリセットの検知ルールの項目を参照することで判定できる。また、PTZプリセット設定テーブル410には、巡回機能で使用されているかどうかや、他の機能で使用されているかどうかを示すフラグ値を更に登録しておき、当該フラグ値を参照して更新可能か否かを判定することができる。
以上により更新可能であると判定した場合、処理はS704に進み、更新不可と判定した場合、処理はS705に進む。S704において制御部101は、S701で受信したModifyRulesに含まれるPresetTokenより特定されるPTZプリセット設定のPTZ値を、現在のPTZ値で更新する。更新完了後、処理はS706に進む。S705において制御部101は、記憶部102に記憶されている現在のPTZ値で、新規にPTZプリセット設定を作成し、PTZプリセット設定テーブル410を更新する。プリセット名は他と重複しない任意のプリセット名を自動で設定し、現在のPTZ値をPTZ値に登録し、検知ルールには、編集対象の検知ルールの検知ルール名を登録する。また、作成者は監視カメラとする。その後、処理はS706に進む。
S706において制御部101は、S701で受信したModifyRulesに含まれる他のパラメータに従い、記憶部102に記憶されている検知ルール設定テーブル400のうち、対応する検知ルール設定の更新を行う。例えば、新たな検知領域が指定されていた場合には、検知領域を更新する。また、S705で新たなPTZプリセット設定を作成した場合には、PTZプリセットの値を新たなPTZプリセットに変更する。更に、新たな検知領域の画面座標と、PTZプリセット設定のPTZ値から、指定された検知領域を空間座標に変換して、空間座標による検知領域の設定値を更新する。
以上のように本実施形態では、監視カメラ100がPTZプリセット設定の指定を含む検知ルール設定の更新要求を受信した場合、指定されたPTZプリセット設定におけるPTZ値と監視カメラ100の現在のPTZ値とが異なる場合、指定されたPTZプリセット設定のPTZ値を更新可能か否か判定する。更新可能な場合は、指定されたPTZプリセット設定を現在のPTZ値で更新した上で、検知ルール設定を更新し、空間座標の検知領域を設定する。更新不可の場合は、新規にPTZプリセット設定を作成・登録し、編集対象の検知ルール設定を新規作成したPTZプリセット設定と関連付けるように更新し、空間座標の検知領域を設定する。
このようにして更新不可の場合に新規のPTZプリセット設定を作成し、検知ルール設定に使用することで、撮像画像のPTZ値と、検知ルール設定の編集時に指定されるPTZプリセット設定のPTZ値とが異なっていた場合でも、撮像画像上で指定した位置に検知領域を設定可能となる。
[実施形態3]
次に、発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態におけるシステム構成、機能構成、ハードウェア構成等は実施形態1で図1から図6を参照して説明したものと同様であるので説明を省略する。
図8のフローチャートを参照して、本実施例に係る図5のS502における検知ルール編集処理の詳細を説明する。S801において、カメラ100の通信部106は、クライアント装置120よりModifyRulesコマンドを受信する。ModifyRulesコマンドは、上述のようにPresetTokenの指定を含む。
続くS802において、監視カメラ100の制御部101は受信したModifyRulesに含まれるPresetTokenにより指定されるPTZプリセット設定を、PTZプリセット設定テーブル410において特定する。そして、当該設定に登録されているPTZ値と、記憶部102に保持されている現在のPTZ値とを比較し、両者が一致しているか否かを判定する。一致すると判定した場合、処理はS805に進み、一致しないと判定した場合、処理はS803に進む。
S803において、制御部101は、受信ModifyRulesにより指定されたPTZプリセット設定のPTZ値が更新可能であるか否かを判定する。当該判定は、実施形態2においてS703との関連で説明したのと同様であるため、説明は省略する。
S803において更新可能であると判定した場合、処理はS804に進み、更新不可と判定した場合、処理はS806に進む。S804において制御部101は、S701で受信したModifyRulesに含まれるPresetTokenより特定されるPTZプリセット設定のPTZ値を、現在のPTZ値で更新する。更新完了後、処理はS805に進む。S805において、制御部101は、S801で受信したModifyRulesに含まれる他のパラメータに従い、記憶部102に記憶されている検知ルール設定テーブル400のうち、対応する検知ルール設定の更新を行う。例えば、新たな検知領域が指定されていた場合には、検知領域を更新する。また、新たな検知領域の画面座標と、PTZプリセット設定のPTZ値から、指定された検知領域を空間座標に変換して、空間座標による検知領域の設定値を更新する。
一方、S806において制御部101は、S701で受信したModifyRulesに含まれる他のパラメータに従い、記憶部102に記憶されている検知ルール設定テーブル400のうち、対応する検知ルール設定の更新を行う。例えば、新たな検知領域が指定されていた場合には画面座標の検知領域を更新する。また、PTZプリセットの項目は元々の設定を解除してブランクとし、PTZプリセット指定なしで検知ルール設定を更新する。更に、空間座標による検知領域の項目についてもブランクとする。
以上のように本実施形態では、監視カメラ100がPTZプリセット設定の指定を含む検知ルール設定の更新要求を受信した場合、指定されたPTZプリセット設定におけるPTZ値と監視カメラ100の現在のPTZ値とが異なる場合、指定されたPTZプリセット設定のPTZ値を更新可能か否か判定する。更新可能な場合は、実施形態2と同様に、指定されたPTZプリセット設定を現在のPTZ値で更新した上で、検知ルール設定を更新し、空間座標の検知領域を設定する。一方、更新不可の場合、コマンドで指定されるPTZプリセット設定の情報は無視し、PTZプリセット設定なしで検知ルール設定を更新し、検知領域は画面座標のみで設定する。
これにより、表示されている撮像映像のPTZ座標位置と、ルール設定時に指定されるPTZプリセットの座標位置が異なる場合でも、ユーザが撮像画像上で指定した位置に検知領域を設定可能となる。
以上、添付の図面を参照し、各実施形態に係るONVIFコマンドを用いた検知ルール設定の編集処理について説明したが、図5から図8のフローチャートは本発明における内部処理の好適な実施形態の一例を説明したものであり、この限りではない。本発明の要旨の範囲内で、種々の変形及び変更が可能である。また、発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:監視カメラ、120:クライアント装置、130:ネットワーク

Claims (13)

  1. 撮像装置であって
    撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像を行う場合のパン・チルト・ズーム(PTZ)を制御する撮像制御手段と、
    前記撮像手段による撮像範囲のうち所定の領域の画像を撮像するための前記PTZの設定値を含む設定情報と、撮像画像において被写体を検知するための検知領域を特定する領域情報とを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段を管理する処理手段と、
    情報処理装置と通信するための通信手段と、
    を備え、
    前記通信手段が、前記情報処理装置から前記領域情報の編集指示を受け付けた場合に、前記処理手段は、
    前記編集指示に含まれている前記設定情報を指定する情報により指定された第1の設定情報の前記PTZの設定値が、前記撮像手段の現在のPTZの設定値と一致するか否かを判定し、
    前記第1の設定情報の前記PTZの設定値が、前記現在のPTZの設定値と一致しない場合に、前記第1の設定情報の前記PTZの設定値を、前記現在のPTZの設定値により更新することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記処理手段は、前記第1の設定情報の前記PTZの設定値が、前記現在のPTZの設定値と一致しない場合に、前記第1の設定情報の前記PTZの設定値を、前記現在のPTZの設定値により更新が可能か否かを判定し、更新が可能と判定した場合に前記更新を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記設定情報は、
    前記情報処理装置からの前記設定情報の作成指示に応じて作成された第1の種の設定情報と、
    前記情報処理装置からの前記領域情報の作成指示に応じて作成された第2の種の設定情報と、
    を含み、
    前記処理手段は、前記第1の設定情報が、前記第1の種の場合に更新が可能と判定し、前記第2の種の場合に更新が可能でないと判定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記処理手段は、前記第1の設定情報が、前記編集指示を受け付けた前記領域情報と前記記憶手段において関連付けされている場合に更新が可能と判定し、前記関連付けされていない場合に更新が可能でないと判定することを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  5. 前記処理手段は、前記第1の設定情報が、前記編集指示を受け付けた前記領域情報とは異なる他の領域情報と前記記憶手段において関連付けされている場合に更新が可能でないと判定し、前記関連付けされていない場合に更新が可能と判定することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記処理手段は、前記第1の設定情報が、所定の予め登録された撮像方向の撮像を巡回して行う巡回撮像において使用されている場合に更新が可能でないと判定し、前記巡回撮像において使用されない場合に更新が可能と判定することを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記処理手段は更新が可能でないと判定した場合に、前記現在のPTZの設定値に基づく新たな設定情報を生成し、前記編集指示を受け付けた前記領域情報と関連付けることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記処理手段は、前記編集指示を受け付けた前記領域情報を前記編集指示に含まれる情報により更新し、
    更新された前記領域情報には、前記検知領域を前記撮像画像における座標で指定する情報と、前記撮像範囲における空間座標で指定する情報とが含まれることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記処理手段は前記更新が可能でないと判定した場合に、前記編集指示を受け付けた前記領域情報について、前記設定情報との関連付けを解除すると共に、前記領域情報を前記編集指示に含まれる情報により更新し、
    更新された前記領域情報は、前記検知領域を前記撮像画像における座標で指定する情報であることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記編集指示は、ONVIFのコマンドに基づくことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置と通信し、検知領域の設定に関する指示を行う情報処理装置と
    を備えることを特徴とするシステム。
  12. 撮像手段と、前記撮像手段により撮像を行う場合のパン・チルト・ズーム(PTZ)を制御する撮像制御手段と、前記撮像手段による撮像範囲のうち所定の領域の画像を撮像するための前記PTZの設定値を含む設定情報と、撮像画像において被写体を検知するための検知領域を特定する領域情報とを記憶する記憶手段と、前記記憶手段を管理する処理手段と、情報処理装置と通信するための通信手段とを備える撮像装置の制御方法であって、
    前記通信手段が、前記情報処理装置から前記領域情報の編集指示を受け付ける工程と、
    前記処理手段が、前記編集指示に含まれている前記設定情報を指定する情報により指定された第1の設定情報の前記PTZの設定値が、前記撮像手段の現在のPTZの設定値と一致するか否かを判定する工程と、
    前記第1の設定情報の前記PTZの設定値が、前記現在のPTZの設定値と一致しないと判定された場合に、前記処理手段が、前記第1の設定情報の前記PTZの設定値を、前記現在のPTZの設定値により更新する工程と
    を含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  13. コンピュータを請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像装置の処理手段として機能させるためのプログラム。
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