JP7326868B2 - ネットワーク機器 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワーク機器に関する。
ファクトリーオートメーション(Factory Automation:FA)の分野においては、作業の工程を分担する様々な種類の装置の制御が行われる。工場施設等一定の領域において作業に用いられる各種のコントローラ、リモートI/O、および製造装置を連携して動作させるために、これらの装置を接続する、フィールドネットワークとも呼ばれる産業用ネットワークシステムが構築されている。Ethernet/IPもこのような産業用ネットワークシステムの方式の一つである(Ethernet:登録商標)。
Ethernet/IPのような産業用ネットワークシステムに接続されるネットワーク機器(上記の様々な装置)には、それぞれに、IP(Internet Protocol)アドレスといった、通信用のアドレスが一意に割り当てられる必要がある。
特開2016-63458号公報
ネットワーク機器を通信ネットワークに新たに接続する際に、人為的ミスにより、重複したアドレスで接続をしてしまうことがある。複数のネットワーク機器でアドレスが重複すると、いずれのネットワーク機器も通信ができなくなる。しかしながら、アドレスが重複した既接続のネットワーク機器が、FAの制御において重要な稼働中の設備である場合には、その離脱により重大な支障をもたらしかねない。
また、新たに接続しようとするネットワーク機器が重要な設備である場合には、優先的に接続できて通信が可能となるようにしたいという要請もあった。
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、ユーザにとって重要なネットワーク機器の通信ネットワークへの接続を保護でき、または、重要なネットワーク機器については優先的に通信ネットワークに接続できる仕組みを取り入れたネットワーク機器を実現することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の構成を採用する。
本発明の一側面に係るネットワーク機器は、通信ネットワークに接続する他機との間でデータの送受信を行う通信部と、前記通信部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、自機が前記通信ネットワークに接続する際に、自機のアドレスと自機の優先度とを含む第1のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて前記通信ネットワークにブロードキャストし、自機が前記通信ネットワークに接続している際に、他機がブロードキャストした当該他機のアドレスと当該他機の優先度とを含む第2のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて受信すると、自機のアドレスと当該他機のアドレスとを比較し、自機のアドレスと当該他機のアドレスとが同一である場合に、自機の優先度を含む第1の返信フレームを、前記通信部を通じて当該他機に返信する構成を備える。
上記構成によれば、ユーザにとって重要なネットワーク機器の通信ネットワークへの接続を保護でき、または、重要なネットワーク機器については優先的にネットワークに接続できる仕組みを取り入れたネットワーク機器を実現することができる。
上記一側面に係るネットワーク機器において、前記制御部は、自機の優先度が、前記他機がブロードキャストした前記第2のアドレス探知フレームに含まれる当該他機の優先度以上である場合に、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を維持し、当該優先度よりも低い場合に、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を遮断する構成を備えてもよい。
上記構成によれば、他機がアドレス探知フレームをブロードキャストした際に、アドレスの重複があった場合の、優先の判断を具体的に決定できる。
上記一側面に係るネットワーク機器において、前記制御部は、他機から前記第1のアドレス探知フレームへの返信として、当該他機の優先度を含む第2の返信フレームを、前記通信部を通じて受信すると、自機の優先度が、前記第2の返信フレームに含まれる当該他機の優先度よりも高い場合に、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を確立し、当該優先度以下の場合に、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を遮断する構成を備えてもよい。
上記構成によれば、自機がアドレス探知フレームをブロードキャストした際に、他機とアドレスの重複があった場合の、優先の判断を具体的に決定できる。
上記一側面に係るネットワーク機器において、前記制御部は、自機が前記通信ネットワークに接続している際に、他機がブロードキャストした当該他機のアドレスを含み優先度を含まない第3のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて受信すると、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を維持する構成を備えてもよい。
上記構成によれば、優先度を設定しない他機がアドレス探知フレームをブロードキャストした際に、アドレスの重複があった場合の、優先の判断を具体的に決定できる。
上記一側面に係るネットワーク機器において、前記制御部は、他機から前記第1のアドレス探知フレームへの返信として、当該他機の優先度を含まない第3の返信フレームを、前記通信部を通じて受信すると、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を確立する構成を備えてもよい。
上記構成によれば、自機がアドレス探知フレームをブロードキャストした際に、優先度を設定しない他機とアドレスの重複があった場合の、優先の判断を具体的に決定できる。
上記一側面に係るネットワーク機器において、前記制御部は、自機が前記通信ネットワークに接続している際にも、前記第1のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて間欠的に前記通信ネットワークにブロードキャストする構成を備えてもよい。
上記構成によれば、通信ネットワーク接続中に定期的にアドレス重複の有無を確認することができるようになる。
本発明の一側面に係るネットワーク機器によれば、ユーザにとって重要なネットワーク機器の通信ネットワークへの接続を保護でき、または、重要なネットワーク機器については優先的に通信ネットワークに接続できる仕組みを取り入れたネットワーク機器が実現できる。
本発明の本実施形態に係るネットワーク機器を示す概略構成図である。 本発明の本実施形態に係るネットワーク機器によるアドレス探知フレームの構成を示す図である。 本発明の本実施形態に係るネットワーク機器の通信ネットワーク接続時の動作を示すフローチャートである。 本発明の本実施形態に係るネットワーク機器の通信ネットワーク接続中の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1の事例を示す図である。(a)は新たに機器が通信ネットワークに接続を試みる前の状態を示し、(b)は当該機器が接続を試みた際に実行される各機器の動作が終了した時点の状態を示す。 本発明の実施例2の事例を示す図である。(a)は新たに機器が通信ネットワークに接続を試みる前の状態を示し、(b)は当該機器が接続を試みた際に実行される各機器の動作が終了した時点の状態を示す。 本発明の実施例3の事例を示す図である。(a)は新たに機器が通信ネットワークに接続を試みる前の状態を示し、(b)は当該機器が接続を試みた際に実行される各機器の動作が終了した時点の状態を示す。 本発明の実施例4の事例を示す図である。(a)は新たに機器が通信ネットワークに接続を試みる前の状態を示し、(b)は当該機器が接続を試みた際に実行される各機器の動作が終了した時点の状態を示す。 本発明の実施例5の事例を示す図である。(a)は新たに機器が通信ネットワークに接続を試みる前の状態を示し、(b)は当該機器が接続を試みた際に実行される各機器の動作が終了した時点の状態を示す。 本発明の実施例6の事例を示す図である。(a)は新たに機器が通信ネットワークに接続を試みる前の状態を示し、(b)は当該機器が接続を試みた際に実行される各機器の動作が終了した時点の状態を示す。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)が、図面に基づいて説明される。
§1 適用例
以下に本発明が適用される場面の一例が述べられる。本適用例のネットワーク機器は、通信ネットワークに接続する他機との間でデータの送受信を行う通信部と、前記通信部を制御する制御部とを備える。
前記制御部は、自機が前記通信ネットワークに接続する際に、自機のアドレスと自機の優先度とを含む第1のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて前記通信ネットワークにブロードキャストする。
前記制御部は、自機が前記通信ネットワークに接続している際に、他機がブロードキャストした当該他機のアドレスと当該他機の優先度とを含む第2のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて受信すると、自機のアドレスと当該他機のアドレスとを比較し、自機のアドレスと当該他機のアドレスとが同一である場合に、自機の優先度を含む第1の返信フレームを、前記通信部を通じて当該他機に返信する。
以上の構成によって、本適用例のネットワーク機器は前記通信ネットワークに接続する際に、通信ネットワークに接続している他機とアドレスが重複した場合に、第1のアドレス探知フレームへの返信として以下の返信フレームを受信し得る。
当該他機が自機と同様の機能を有する機器であると、本適用例のネットワーク機器は当該他機の優先度を含む第2の返信フレームを受信する。本適用例のネットワーク機器は、自機の優先度と第2の返信フレームに含まれる当該他機の優先度とを比較し、自機の優先度が、前記第2の返信フレームに含まれる当該他機の優先度よりも高い場合に前記通信ネットワークへの接続を、優先して確立することができる。
当該他機が本発明に係る機能を有しない既存技術機器であると、本適用例のネットワーク機器は当該他機の優先度を含まない第3の返信フレームを受信する。この際、本適用例のネットワーク機器は、前記通信ネットワークへの接続を、優先して確立することができる。
また以上の構成によって、本適用例のネットワーク機器は前記通信ネットワークに接続している際に、前記通信ネットワークに新たに接続する他機とアドレスが重複した場合に、以下のように動作し得る。
当該他機が自機と同様の機能を有する機器であると、本適用例のネットワーク機器は、当該他機のアドレスと優先度とを含む第2のアドレス探知フレームを受信する。本適用例のネットワーク機器は、自機の優先度が、第2のアドレス探知フレームに含まれる当該他機の優先度以上である場合に、前記通信ネットワークへの接続を優先して維持することができる。
当該他機が本発明に係る機能を有しない既存技術機器であると、本適用例のネットワーク機器は、当該他機のアドレスを含み優先度を含まない第3のアドレス探知フレームを受信する。本適用例のネットワーク機器は、この際、前記通信ネットワークへの接続を優先して維持することができる。
以上のように、本適用例によれば、ユーザにとって重要なネットワーク機器の通信ネットワークへの接続を保護でき、または、重要なネットワーク機器については優先的に通信ネットワークに接続できる仕組みを取り入れたネットワーク機器を実現することが可能となる。
§2 構成例
図1は、本実施形態に係るネットワーク機器10の構成の一例を示す図である。ネットワーク機器10は、制御部11、通信部12、記録部13と表示部14とを備える。
通信部12は、通信ネットワーク90に接続する他のネットワーク機器である他機91との間でデータの送受信を行う機能ブロックである。
制御部11は、通信部12の制御を行う機能ブロックである。制御部11は、更に通信部12の取得したデータや、記録部13に保管したデータの情報処理を行う。そうして、処理したデータを、記録部13に保管し、表示部14に表示し、あるいは通信部12を通じて他機91に送信し得る。
制御部11は、自機10(ネットワーク機器10)が通信ネットワーク90に接続する際に、自機10のアドレスと自機10の優先度とを含む第1のアドレス探知フレームを、通信部を通じて通信ネットワーク90にブロードキャストする。
ここで、通信ネットワーク90に接続するとは、ネットワーク機器10の電源がオンの状態において、通信部12を通信用ケーブルで通信ネットワーク90に物理的に接続することが挙げられる。あるいは、通信用ケーブルは既に稼働中の通信ネットワーク90と接続されているが、ネットワーク機器10の電源をオフからオンにすることが挙げられる。また、通信ネットワーク90中の、全部のネットワーク機器の電源をほぼ同時にオンにするような場合も挙げられる。
また、制御部11は、自機10が通信ネットワーク90に接続している際に、他機91がブロードキャストした当該他機91のアドレスと当該他機91の優先度とを含む第2のアドレス探知フレームを、通信部12を通じて受信すると、自機10のアドレスと当該他機91のアドレスとを比較し、自機10のアドレスと当該他機91のアドレスとが同一である場合に、自機10の優先度を含む第1の返信フレームを、通信部12を通じて当該他機91に返信する。
ユーザは、ネットワーク機器10にIPアドレスと優先度を設定する。設定したIPアドレス及び優先度は、記録部13に保存される。なお、優先度は必ずしも設定されなくてもよい。優先度が設定されない場合、ネットワーク機器10は、優先度を理解しない、既存技術のネットワーク機器のようにふるまう。
(通信フレームの構成)
図2は、本実施形態における通信フレームの構成を示す図である。通信フレームのデータリンク層のフォーマットは規格IEEE802.3による。通信フレームは、宛先MACアドレス(Media Access Control address)、送信元MACアドレス、イーサネットデータを含む(イーサネット:登録商標)。ここで、MACアドレスとは、各々のネットワーク機器に割り当てられている機器固有の物理アドレスである。
イーサネットデータとしては、図示されるように、アドレス解決プロトコル(Address Resolution Protocol:ARP)を拡張したフォーマットが用いられる(イーサネット:登録商標)。イーサネットデータは、オペレーション、送信元MACアドレス、送信元IPアドレス、宛先MACアドレス、宛先IPアドレス、送信元優先度を含む。ここで、IPアドレスが、本発明で対象としている通信用のアドレスである。
通信フレームがアドレス探知フレームである場合、各コードの中身は以下のようになる。ブロードキャストを示すアドレスが「宛先MACアドレス」に、送信元のMACアドレスが「送信元MACアドレス」に入る。アドレス探知フレームであることを示すコード、例えば1が「オペレーション」に入る。送信元のIPアドレスが「宛先IPアドレス」と「送信元IPアドレス」に入る。ユーザの定めた送信元の優先度が、「送信元優先度」に入る。またユーザの選択により、優先度が定められていない場合、「送信元優先度」は省略され、既存技術のネットワーク機器が用いるアドレス解決プロトコル(Address Resolution Protocol:ARP)フォーマットとなる。
通信フレームが返信フレームである場合、各コードは以下のようになる。返信先のMACアドレスが「宛先MACアドレス」に、送信元のMACアドレスが「送信元MACアドレス」に入る。つまり返信フレームは、宛先が規定されたユニキャストである。返信フレームであることを示すコード、例えば2が「オペレーション」に入る。返信先のIPアドレスが「宛先IPアドレス」に入り、返信先と重複している送信元のIPアドレスが「送信元IPアドレス」に入る。ユーザの定めた送信元の優先度が、「送信元優先度」に入る。またユーザの選択により、優先度が定められていない場合、「送信元優先度」は省略され、既存技術のネットワーク機器が用いるアドレス解決プロトコル(Address Resolution Protocol:ARP)フォーマットとなる。
(接続時の動作フロー)
図3のフローチャートを参照し、以下に本実施形態に係るネットワーク機器10が通信ネットワーク90に新たに接続する際の動作が説明される。
ステップS11:制御部11は通信部12を通じ、自機10のIPアドレスを「宛先IPアドレス」に入れて、アドレス探知フレームを通信ネットワーク90にブロードキャストする。その際、優先度が設定されていれば、自機10の優先度を「送信元優先度」に入れる(第1のアドレス探知フレーム)。ここでブロードキャストは所定回数繰り返される。具体例として回数は4回とすることができる。各ブロードキャストの間隔は、例えば0~300mSとすることができる。
すると、通信ネットワーク90に接続中の他機91は、アドレス探知フレームを解析し、当該他機91自身のIPアドレスが「宛先IPアドレス」と重複している場合に返信フレームを返信する。
ステップS12:続いて制御部11は、ブロードキャストを所定回数繰り返す間に、他機91からの返信フレームの受信があるか否かを判断する。具体例として4回目のブロードキャスト終了後、200mSまでの間を期限とすることができる。
制御部11は、通信部12を通じて検出した通信ネットワーク90中の通信フレームにおいて、「宛先MACアドレス」が自機10のMACアドレスであった場合に、イーサネットデータを解析する(イーサネット:登録商標)。そうして「オペレーション」のコードが返信フレームであることを示すコードであり、「送信元IPアドレス」が自機10のIPアドレスと同一である場合に、制御部11は、当該通信フレームがステップS11のブロードキャストに対する返信フレームであると判断する。
返信フレームの受信があると判断される場合、ステップS13に進み(S12でYES)、それ以外の場合、ステップS18に進む。
ステップS13:制御部11は、表示部14を制御して、IPアドレスの重複が発生していることを表示する。表示の方法は、ディスプレイ上への文字やイラストレーションによる表示、LED(Light Emitting Diode)の点灯、その他適宜な手法が適用され得る。なお表示については、必須では無く、ステップS13自体が省略されてもよい。
ステップS14:続いて制御部11は、自機の優先度設定があるか否かを判断する。あると判断される場合(S14でYES)、ステップS15に進み、それ以外の場合、ステップS17に進む。
ステップS15:制御部11は、返信フレームに優先度が含まれないか否かを判断する。ここで、返信フレームに含まれる優先度は、当該返信フレームを送信した発信元の他機91の優先度である。優先度が含まれないと判断される場合(S15でYES)、ステップS18に進み、それ以外の場合(S15でNO)、ステップS16に進む。
ステップS16:制御部11は、自機10の優先度が、返信フレーム(第2の返信フレーム)に含まれた発信元の他機91の優先度よりも高いか否かを判断する。高いと判断される場合(S16でYES)、ステップS18に進み、それ以外の場合、ステップS17に進む。
ステップS17:制御部11は、通信部12を制御して、通信ネットワーク90への接続を遮断する。次にフローは終了する。
ステップS18:制御部11は、通信部12を制御して、通信ネットワーク90への接続を維持する。次にフローは終了する。
(接続中の動作フロー)
図4のフローチャートを参照し、以下に本実施形態に係るネットワーク機器10が通信ネットワーク90に接続中である際の動作が説明される。ネットワーク機器10は、以下のフローを、通信ネットワーク90に接続中に定期的に実行する。
ステップS21:制御部11は、通信部12を通じ、通信ネットワーク90に接続する他機91がブロードキャストするアドレス探知フレームの受信があるかを監視する。
制御部11は、通信部12を通じて検出した通信ネットワーク90中の通信フレームにおいて、「宛先MACアドレス」がブロードキャストを示すアドレスであった場合に、イーサネットデータを解析する(イーサネット:登録商標)。そうして「オペレーション」のコードがアドレス探知フレームであることを示すコードであった場合に、制御部11は、当該通信フレームがアドレス探知フレームであると判断する。
アドレス探知フレームを受信した場合(S21でYES)、ステップS22に進み、それ以外の場合(S21でNO)、ステップS29に進む。
ステップS22:制御部11は、受信したアドレス探知フレームの「宛先IPアドレス」が自機10のIPアドレスであって「送信元IPアドレス」が、自機10のIPアドレスと重複しているか否かを判断する。重複していると判断される場合(S22でYES)、ステップS23に進み、それ以外の場合(S22でNO)、ステップS29に進む。
ステップS23:制御部11は、表示部14を制御して、IPアドレスの重複が発生していることを表示する。表示の方法は、ディスプレイ上への文字やイラストレーションによる表示、LED(Light Emitting Diode)の点灯、その他適宜な手法が適用され得る。なお表示については、必須では無く、ステップS23自体が省略されてもよい。
ステップS24:続いて制御部11は、受信したアドレス探知フレームの「送信元MACアドレス」を、返信フレームの「宛先MACアドレス」に入れて、通信部12を通じ、アドレス探知フレームの送信元である他機91に返信フレームを送信する。また、優先度が設定されていれば、自機10の優先度を「送信元優先度」に入れる(第1の返信フレーム)。
ステップS25:続いて制御部11は、自機の優先度設定があるか否かを判断する。あると判断される場合(S25でYES)、ステップS26に進み、それ以外の場合、ステップS28に進む。
ステップS26:制御部11は、アドレス探知フレームに優先度が含まれないか否かを判断する。ここで、アドレス探知フレームに含まれる優先度は、当該アドレス探知フレームをブロードキャストした発信元の他機91の優先度である。優先度が含まれないと判断される場合(S26でYES)、ステップS29に進み、それ以外の場合(S26でNO)、ステップS27に進む。
ステップS27:制御部11は、自機10の優先度が、アドレス探知フレーム(第2のアドレス探知フレーム)に含まれた発信元の他機91の優先度以上か否かを判断する。他機91の優先度以上と判断される場合(S27でYES)、ステップS29に進み、それ以外の場合、ステップS28に進む。
ステップS28:制御部11は、通信部12を制御して、通信ネットワーク90への接続を遮断する。次にフローは終了する。
ステップS29:制御部11は、通信部12を制御して、通信ネットワーク90への接続を維持する。次にフローは終了する。
§3 動作例
以下に、本実施形態に係るネットワーク機器10の動作例としての実施例が図5から図10を参照して説明される。
図5から図8までにおいて本実施形態に係るネットワーク機器10が、記号Xで表され、ネットワーク機器10(機器X)が通信ネットワーク90に接続を試みる際の動作が示されている。図9及び図10において優先度を理解しない既存技術のネットワーク機器Yが通信ネットワーク90に接続を試みる際の動作が示されている。
各図において(a)は機器Xまたは機器Yが接続を試みる前の状態を示し、(b)は機器Xまたは機器Yが接続を試みた際に実行される各機器における動作が終了した時点の状態を示す。
〔実施例1〕
図5は実施例1の事例を示す図である。図5(a)に示される機器Xが接続を試みる前の状態で、通信ネットワーク90には、機器A~Eが接続し稼動している。機器A~Dは、本発明に係るネットワーク機器であり優先度が設定できる。機器Eは、優先度を理解しない既存技術のネットワーク機器である。
機器A~EのIPアドレスとしてそれぞれAdr:1~Adr:5が割り当てられているものとする。機器A~Dの優先度は、それぞれPri:4、Pri:3、Pri:3、Pri:1が設定されているものとする。ここで、優先度の数字の大きい方が、優先度の高いことを表している。
ユーザが機器Xに、IPアドレスAdr:4、優先度Pri:2を設定して、通信ネットワーク90に接続を試みる。機器Xは接続時に、これらの情報を含んだアドレス探知フレームを通信ネットワーク90にブロードキャストする(ステップS11)。
すると、IPアドレスの重複を検知した本発明の機器Dは、機器Dの優先度Pri:1を含んだ返信フレームを機器Xに返信する(ステップS24)。
機器Xは、自機の優先度Pri:2が、返信フレーム中の機器Dの優先度Pri:1よりも高いと判断して(ステップS16でYES)、通信ネットワーク90への接続を確立する。
一方、本発明の機器Dは、機器Dの優先度Pri:1が、アドレス探知フレーム中の機器Xの優先度Pri:2よりも低いと判断して(ステップS27でNO)、通信ネットワーク90への接続を遮断する。
こうして、図5(b)に示すように、機器Xが通信ネットワーク90に接続し、機器Dが通信ネットワーク90から離脱する。
〔実施例2〕
図6に示される実施例2は、実施例1のケースと異なり、ユーザが機器Xに、IPアドレスAdr:3、優先度Pri:2を設定して、通信ネットワーク90に接続を試みる事例である。
機器Xは接続時に、機器XのIPアドレス、優先度の情報を含んだアドレス探知フレームを通信ネットワーク90にブロードキャストする(ステップS11)。
すると、IPアドレスの重複を検知した本発明の機器Cは、機器Cの優先度Pri:3を含んだ返信フレームを機器Xに返信する(ステップS24)。
機器Xは、自機の優先度Pri:2が、返信フレーム中の機器Cの優先度Pri:3以下であると判断して(ステップS16でNO)、通信ネットワーク90への接続を遮断する。
一方、本発明の機器Cは、機器Cの優先度Pri:3が、アドレス探知フレーム中の機器Xの優先度Pri:2以上であると判断して(ステップS27でYES)、通信ネットワーク90への接続を維持する。
こうして、図6(b)に示すように、機器Xは通信ネットワーク90に接続を確立できず、機器Cが通信ネットワーク90への接続を維持する。
〔実施例3〕
図7に示される実施例3は、実施例1のケースと異なり、ユーザが機器Xに、IPアドレスAdr:3、優先度Pri:3を設定して、通信ネットワーク90に接続を試みる事例である。
機器Xは接続時に、機器XのIPアドレス、優先度の情報を含んだアドレス探知フレームを通信ネットワーク90にブロードキャストする(ステップS11)。
すると、IPアドレスの重複を検知した本発明の機器Cは、機器Cの優先度Pri:3を含んだ返信フレームを機器Xに返信する(ステップS24)。
機器Xは、自機の優先度Pri:3が、返信フレーム中の機器Cの優先度Pri:3以下であると判断して(ステップS16でNO)、通信ネットワーク90への接続を遮断する。
一方、本発明の機器Cは、機器Cの優先度Pri:3が、アドレス探知フレーム中の機器Xの優先度Pri:3以上であると判断して(ステップS27でYES)、通信ネットワーク90への接続を維持する。
こうして、図7(b)に示すように、機器Xは通信ネットワーク90に接続確立できず、機器Cが通信ネットワーク90への接続を維持する。
〔実施例4〕
図8に示される実施例4は、実施例1のケースと異なり、ユーザが機器Xに、IPアドレスAdr:5、優先度Pri:1を設定して、通信ネットワーク90に接続を試みる事例である。
機器Xは接続時に、機器XのIPアドレス、優先度の情報を含んだアドレス探知フレームを通信ネットワーク90にブロードキャストする(ステップS11)。
すると、IPアドレスの重複を検知した優先度を理解しない既存技術の機器Eは、優先度を含まない返信フレーム(第3の返信フレーム)を機器Xに返信する。
機器Xは、返信フレームに優先度が含まれないと判断して(ステップS15でYES)、通信ネットワーク90への接続を確立する。
一方、IPアドレスの重複を検知した既存技術の機器Eは、通信ネットワーク90への接続を遮断する。
こうして、図8(b)に示すように、機器Xが通信ネットワーク90に接続し、機器Eが通信ネットワーク90から離脱する。
〔実施例5〕
図9に示される実施例5は、実施例1のケースと異なり、ユーザが、優先度を理解しない既存技術の機器Yに、IPアドレスAdr:4を設定して、通信ネットワーク90に接続を試みる事例である。
機器Yは接続時に、機器YのIPアドレスの情報を含んだアドレス探知フレーム(第3のアドレス探知フレーム)を通信ネットワーク90にブロードキャストする。
すると、IPアドレスの重複を検知した本発明の機器Dは、機器Dの優先度Pri:1を含む返信フレームを機器Yに返信する(ステップS24)。
機器Yは、上記アドレス探知フレームに対する返信フレームを受信すると、IPアドレスの重複があったものとして通信ネットワーク90への接続を遮断する。
一方、本発明の機器Dは、アドレス探知フレームに優先度が含まれないと判断して(ステップS26でYES)、通信ネットワーク90への接続を維持する。
こうして、図9(b)に示すように、機器Yは通信ネットワーク90への接続を確立できず、機器Dが通信ネットワーク90への接続を維持する。
〔実施例6〕
図10に示される実施例6は、実施例1のケースと異なり、ユーザが優先度を理解しない既存技術の機器Yに、IPアドレスAdr:5を設定して、通信ネットワーク90に接続を試みる事例である。
機器Yは接続時に、機器YのIPアドレスの情報を含んだアドレス探知フレームを通信ネットワーク90にブロードキャストする。
すると、IPアドレスの重複を検知した優先度を理解しない既存技術の機器Eは、優先度を含まない返信フレームを機器Yに返信する。
機器Yは、上記アドレス探知フレームに対する返信を受信すると、IPアドレスの重複があったものとして通信ネットワーク90への接続を遮断する。
一方、既存技術の機器Eも、IPアドレスの重複があったものとして通信ネットワーク90への接続を遮断する。
こうして、既存技術の機器同士でIPアドレスの重複があった場合、図10(b)に示すように、機器Yは通信ネットワーク90への接続を確立できず、機器Eは通信ネットワーク90から離脱する。
〔付記〕
上記実施例1から6において、機器Eまたは機器Yは、優先度を理解しない既存技術の機器であるとした。しかし、これらが本実施形態に係るネットワーク機器10であって、ユーザによる優先度の設定が行われない場合においても、機器Eまたは機器Yは、上記実施例1から6の場合と同様に動作する。
§4 作用、効果
上述の通り、本実施形態に係るネットワーク機器10は、通信ネットワーク90への接続時に、稼動中の他機91とアドレスの重複があった場合、自機10の優先度が、当該他機91の優先度より高ければ通信ネットワーク90への接続を確立でき、高くなければ接続できない。また、本実施形態に係るネットワーク機器10は、通信ネットワーク90への接続中に、通信ネットワーク90へ新たに接続する他機91とアドレスの重複があった場合、自機10の優先度が当該他機91の優先度以上であれば、通信ネットワーク90への接続を維持でき、より低ければ通信ネットワーク90から離脱する。
従って、ユーザは、ネットワーク機器10の重要性に応じて優先度を設定することで、アドレスの重複があった場合により重要な機器を通信ネットワーク90から離脱することが無いようにすることができる。特に重要な機器については、図5から図10の例の機器Aのように、最も優先度を高くしておくことで、他機とのアドレスの重複による離脱を抑止することができる。
また、アドレスの重複があった場合に双方の機器が通信ネットワークから離脱する従来技術と比較して、通信ネットワーク90からの機器の離脱を最小限に迎えることができる。従来技術の機器とアドレスの重複があった場合にも、従来技術の機器は通信ネットワーク90から離脱してしまうが、本実施形態に係るネットワーク機器10は接続を維持するから、この場合にも、通信ネットワーク90からの機器の離脱を最小限に迎えることができる。
更に、本実施形態に係るネットワーク機器10は、本発明の他機91からアドレス探知フレームを受信すると、アドレス重複があった場合に自機の優先度を含んだ返信フレームを当該他機91に返信する。自機10は優先度を比較して、通信ネットワーク90に接続できるか否か判断し、他機91においてもまた同様である。このように、双方それぞれが、優先度を比較し接続の可否を判断する構成となっている。
一方、優先度の情報を含んだ通信フレームを受信した側の機器が、いずれが優先であるかを判断し、結果をそのような通信フレームをブロードキャストした他機に返信する構成とすることも考えられる。しかし、当該他機が、既存技術の機器であると、このような返信の内容を理解できない。つまり、このような構成では、既存技術の機器との混在が不可能である。本発明の構成によれば、通信ネットワーク90中に、本発明のネットワーク機器10間のみならず、既存機器との共存が可能であり、ユーザの利便性が高い。
なお、本実施形態において、ネットワーク機器10は通信ネットワーク90への接続時に、図3のフローチャートに示した動作を実行するものとした。しかし、アドレス重複が生じていないかの確認のために、通信ネットワーク90の接続中に、同様の動作を間欠的に実行してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
ネットワーク機器10の機能ブロック(特に、制御部11、通信部12、記録部13)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、ネットワーク機器10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。
上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。
また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを更に備えていてもよい。
また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。
なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した適用例、構成例、実施例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、それぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
10 ネットワーク機器(自機)
11 制御部
12 通信部
13 記録部
14 表示部
90 通信ネットワーク
91 他機

Claims (8)

  1. ファクトリーオートメーションにおける制御のための通信ネットワークに接続されるネットワーク機器であって、
    前記通信ネットワークに接続する他機との間でデータの送受信を行う通信部と、
    前記通信部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    自機が前記通信ネットワークに接続する際に、自機のアドレスとユーザにより設定された自機の優先度とを含む第1のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて前記通信ネットワークにブロードキャストし、
    自機が前記通信ネットワークに接続している際に、他機がブロードキャストした当該他機のアドレスと当該他機の優先度とを含む第2のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて受信すると、自機のアドレスと当該他機のアドレスとを比較し、自機のアドレスと当該他機のアドレスとが同一である場合に、自機の優先度を含む第1の返信フレームを、前記通信部を通じて当該他機に返信する、ネットワーク機器。
  2. 前記制御部は、自機が前記通信ネットワークに接続している際に、他機がブロードキャストした当該他機のアドレスを含み優先度を含まない第3のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて受信すると、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を維持する、請求項1に記載のネットワーク機器。
  3. 通信ネットワークに接続する他機との間でデータの送受信を行う通信部と、
    前記通信部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    自機が前記通信ネットワークに接続する際に、自機のアドレスと自機の優先度とを含む第1のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて前記通信ネットワークにブロードキャストし、
    自機が前記通信ネットワークに接続している際に、他機がブロードキャストした当該他機のアドレスと当該他機の優先度とを含む第2のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて受信すると、自機のアドレスと当該他機のアドレスとを比較し、自機のアドレスと当該他機のアドレスとが同一である場合に、自機の優先度を含む第1の返信フレームを、前記通信部を通じて当該他機に返信し、
    自機が前記通信ネットワークに接続している際に、他機がブロードキャストした当該他機のアドレスを含み優先度を含まない第3のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて受信すると、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を維持する、ネットワーク機器。
  4. 前記制御部は、他機から前記第1のアドレス探知フレームへの返信として、当該他機の優先度を含まない第3の返信フレームを、前記通信部を通じて受信すると、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を確立する、請求項1からのいずれか1項に記載のネットワーク機器。
  5. 通信ネットワークに接続する他機との間でデータの送受信を行う通信部と、
    前記通信部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    自機が前記通信ネットワークに接続する際に、自機のアドレスと自機の優先度とを含む第1のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて前記通信ネットワークにブロードキャストし、
    自機が前記通信ネットワークに接続している際に、他機がブロードキャストした当該他機のアドレスと当該他機の優先度とを含む第2のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて受信すると、自機のアドレスと当該他機のアドレスとを比較し、自機のアドレスと当該他機のアドレスとが同一である場合に、自機の優先度を含む第1の返信フレームを、前記通信部を通じて当該他機に返信し、
    他機から前記第1のアドレス探知フレームへの返信として、当該他機の優先度を含まない第3の返信フレームを、前記通信部を通じて受信すると、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を確立する、ネットワーク機器。
  6. 前記制御部は、自機の優先度が、前記他機がブロードキャストした前記第2のアドレス探知フレームに含まれる当該他機の優先度以上である場合に、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を維持し、当該優先度よりも低い場合に、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を遮断する、請求項1から5のいずれか1項に記載のネットワーク機器。
  7. 前記制御部は、他機から前記第1のアドレス探知フレームへの返信として、当該他機の優先度を含む第2の返信フレームを、前記通信部を通じて受信すると、
    自機の優先度が、前記第2の返信フレームに含まれる当該他機の優先度よりも高い場合に、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を確立し、当該優先度以下の場合に、前記通信部を制御して前記通信ネットワークへの接続を遮断する、請求項1から6のいずれか1項に記載のネットワーク機器。
  8. 前記制御部は、自機が前記通信ネットワークに接続している際にも、前記第1のアドレス探知フレームを、前記通信部を通じて間欠的に前記通信ネットワークにブロードキャストする、請求項1からのいずれか1項に記載のネットワーク機器。
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