JP7324498B2 - 自動車用カバー - Google Patents

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Description

本発明は自動車用カバー、特に、車体全体を被覆して車体の意匠を包み隠す自動車用カバーに関する。
一般に、自動車用カバーは、車体を被覆することにより雨風や日差しから車体の表面を保護する役割をなす。また、自動車メーカなどでは、公表前の新型車などを保管する際に、車体を包み隠して、意匠の機密を保持する目的で用いられる。
周知の自動車用カバーは、車体への装着及び取外し作業を容易にする目的で、軽量且つ軟質な薄手の合成繊維の布帛等からなる防水性シート材で製造されている。また、従来の自動車用カバーでは、カバーの側面に通風孔を設けたり、カバーの裾をバンドで車体下部に係止する係止部などを設けたりすることで風の影響を受け難くしている(特許文献1参照。)。
実開昭52-69739号公報
しかしながら、従来の自動車用カバーでは、風対策が充分とはいえない。例えば、カバー下方より車体との間に強風が侵入すると、カバーの上面部が下方から持ち上げられ、カバー全体が浮き上がるおそれがある。この場合、従来の通風孔は、防塵及び防水の観点からカバー側面に設けられ、且つ小さいので、充分に風を抜くことができない。このため、カバーが捲れたり、カバーが破損したりするおそれがある。これでは、車体が露見して意匠の機密を保持できない。
そこで、本発明は、車体の意匠を包み隠す自動車用カバーにおいて、耐風性能が良好で、確実に意匠の機密を保持することができる自動車用カバーを提供することを課題としてなされたものである。
本発明の第一態様は、車体の意匠を包み隠し、且つ、下方が開口する袋状に成形された自動車用カバーであって、少なくとも、前記車体のルーフ部、前記ルーフ部の前方に位置するフロントガラス部、前記フロントガラス部の前方に位置するエンジンフード部を備える車体に適用される自動車用カバーであって、
前記車体の上面を覆い、前記車体の前記上面としての前記ルーフ部、前記フロントガラス部及び前記エンジンフード部を覆うカバー上面部と、
前記車体の左右の側面をそれぞれ覆う一対のカバー側面部と、
前記車体の前端部及び後端部をそれぞれ覆う一対のカバー端面部と、
を備え、
前記カバー上面部は、可撓性を有する樹脂製のメッシュシート材により形成され、少なくとも前記ルーフ部から前記フロントガラス部を経て前記エンジンフード部に亘る範囲に連続して形成されたメッシュ部を備え、
前記カバー側面部は、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成された非メッシュ部を備え
前記メッシュ部は、
前記ルーフ部を覆うルーフメッシュ部と、
前記フロントガラス部及び前記エンジンフード部を覆い、前記ルーフメッシュ部に連続して形成され、前記ルーフメッシュ部のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズを有する前方メッシュ部と、を備える、自動車用カバーにある。
本発明の第二態様は、車体の意匠を包み隠し、且つ、下方が開口する袋状に成形された自動車用カバーであって、少なくとも、前記車体のルーフ部、前記ルーフ部の前方に位置するフロントガラス部、前記フロントガラス部の前方に位置するエンジンフード部を備える車体に適用される自動車カバーであって、
前記車体の上面を覆い、前記車体の前記上面としての前記ルーフ部、前記フロントガラス部及び前記エンジンフード部を覆うカバー上面部と、
前記車体の左右の側面をそれぞれ覆う一対のカバー側面部と、
前記車体の前端部及び後端部をそれぞれ覆う一対のカバー端面部と、
を備え、
前記カバー上面部は、可撓性を有する樹脂製のメッシュシート材により形成され、少なくとも前記ルーフ部に形成され、且つ、前記フロントガラス部及び前記エンジンフード部の少なくとも一方に形成されたメッシュ部を備え、
前記カバー側面部は、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成された非メッシュ部を備え、
前記メッシュ部は、
前記ルーフ部を覆うルーフメッシュ部と、
前記エンジンフード部を覆い、前記ルーフメッシュ部とは非連続に形成され、前記ルーフメッシュ部のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズを有するフードメッシュ部と、を備え、
前記カバー上面部は、さらに、
前記フロントガラス部を覆い、前記ルーフメッシュ部と前記フードメッシュ部との間に介在し、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成されたフロントガラス非メッシュ部を備える、自動車用カバーにある。
本発明の第三態様は、車体の意匠を包み隠し、且つ、下方が開口する袋状に成形された自動車用カバーであって、前記車体のルーフ部、前記ルーフ部の前方に位置するフロントガラス部、前記フロントガラス部の前方に位置するエンジンフード部、前記ルーフ部の後方に位置するリヤガラス部、前記リヤガラス部の後方に位置するトランクリッド部を備えるセダン型自動車に適用される自動車用カバーであって、
前記車体の上面を覆い、前記車体の前記上面としての前記ルーフ部、前記フロントガラス部、前記エンジンフード部、前記リヤガラス部及び前記トランクリッド部を覆うカバー上面部と、
前記車体の左右の側面をそれぞれ覆う一対のカバー側面部と、
前記車体の前端部及び後端部をそれぞれ覆う一対のカバー端面部と、
を備え、
前記カバー上面部は、可撓性を有する樹脂製のメッシュシート材により形成され、少なくとも前記エンジンフード部から前記フロントガラス部、前記ルーフ部及び前記リヤガラス部を経て前記トランクリッド部に亘る範囲に連続して形成されたメッシュ部を備え、
前記カバー側面部は、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成された非メッシュ部を備え、
前記メッシュ部は、
前記ルーフ部を覆うルーフメッシュ部と、
前記フロントガラス部及び前記エンジンフード部を覆い、前記ルーフメッシュ部に連続して形成され、前記ルーフメッシュ部のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズを有する前方メッシュ部と、
前記リヤガラス部及び前記トランクリッド部を覆い、前記ルーフメッシュ部に連続して形成され、前記ルーフメッシュ部のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズを有する後方メッシュ部と、を備える、自動車用カバーにある。
本発明の第四態様は、車体の意匠を包み隠し、且つ、下方が開口する袋状に成形された自動車用カバーであって、前記車体のルーフ部、前記ルーフ部の前方に位置するフロントガラス部、前記フロントガラス部の前方に位置するエンジンフード部、前記ルーフ部の後方に位置するリヤガラス部、前記リヤガラス部の後方に位置するトランクリッド部を備えるセダン型自動車に適用される自動車用カバーであって、
前記車体の上面を覆い、前記車体の前記上面としての前記ルーフ部、前記フロントガラス部、前記エンジンフード部、前記リヤガラス部及び前記トランクリッド部を覆うカバー上面部と、
前記車体の左右の側面をそれぞれ覆う一対のカバー側面部と、
前記車体の前端部及び後端部をそれぞれ覆う一対のカバー端面部と、
を備え、
前記カバー上面部は、可撓性を有する樹脂製のメッシュシート材により形成され、少なくとも前記ルーフ部に形成され、前記フロントガラス部及び前記エンジンフード部の少なくとも一方に形成され、且つ、前記リヤガラス部及び前記トランクリッド部の少なくとも一方に形成されたメッシュ部を備え、
前記カバー側面部は、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成された非メッシュ部を備え、
前記メッシュ部は、
前記ルーフ部を覆うルーフメッシュ部と、
前記エンジンフード部を覆い、前記ルーフメッシュ部とは非連続に形成されたフードメッシュ部と、
前記トランクリッド部を覆い、前記ルーフメッシュ部とは非連続に形成されたトランクリッドメッシュ部と、を備え、
前記カバー上面部は、さらに、
前記フロントガラス部を覆い、前記ルーフメッシュ部と前記フードメッシュ部との間に介在し、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成されたフロントガラス非メッシュ部と、
前記リヤガラス部を覆い、前記ルーフメッシュ部と前記トランクリッドメッシュ部との間に介在し、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成されたリヤガラス非メッシュ部と、を備え、
前記フードメッシュ部は、前記ルーフメッシュ部のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズを有し、
前記トランクリッドメッシュ部は、前記ルーフメッシュ部のメッシュサイズよりも小さ
いメッシュサイズを有する、自動車用カバーにある。
本発明の自動車用カバーは、カバー上面部に設けたメッシュ部により通気性を有するものである。自動車用カバーは、下方より車体との自動車用カバーとの間に風が侵入して、風が袋状の自動車用カバー内の頂上部に向かって集まることとなるが、カバー上面部に設けたメッシュ部から効率よく風をカバー外へ抜くことができる。従って、自動車用カバーは、車体から浮き上がって捲れたり破損したりすることがなく、確実に車体を包み隠すことができ、もって意匠の機密を保持することができる。
本発明を適用した第1実施例の自動車用カバーの斜視図である。 第1実施例の自動車用カバーの平面図である。 図2のIII-III線に沿う位置での断面図である。 本発明の自動車用カバーに用いる捲れ防止部の要部の正面図である。 図4のV-V線に沿う位置での断面図である。 本発明を適用した第2実施例の自動車用カバーの斜視図である。 第2実施例の自動車用カバーの平面図である。 本発明を適用した第3実施例の自動車用カバーの斜視図である。 第3実施例の自動車用カバーの平面図である。
〔1.第1実施例〕
(1-1.第1実施例の自動車用カバーの概要)
本発明を適用した自動車用カバーの実施例を説明する。本発明の自動車用カバーは、自動車の車体の意匠を包み隠す用途に用いるものである。尚、以下の説明ではセダン型自動車の車体に適用するカバーを中心に説明するが、これに限定されるものではない。本発明の自動車用カバーは、セダンの他に、ハッチバック、ステーションワゴン、ミニバン(ワンボックス)、SUVタイプの車両に適用することができるものであり、その形状は本発明の技術的思想に逸脱しない範囲で任意に変更することができものである。
図1、図2に示すように、自動車用カバー1Aは、車体6の全体を被覆するように下方が開口する袋状に成形されている。自動車用カバー1Aは、車体6の上面61を覆うカバー上面部21と、車体6の左右の側面をそれぞれ覆う一対のカバー側面部41,41と、車体6の前端部及び後端部をそれぞれ覆う一対のカバー端面部42,42とを有する。カバー上面部21は、車体6の上面61として、ルーフ部611、フロントガラス部612、エンジンフード部613、リヤガラス部614及びトランクリッド部615を覆うように形成されている。カバー側面部41,41はそれぞれ、車体6の側面として、フロントフェンダ部、ドア部及びドアガラス部、リヤフェンダ部を覆うように形成されている。カバー端面部42,42はそれぞれ、車体6の前面部(フロントグリル部、フロントバンパ、ヘッドランプ等を含む)及び後面部(リヤコンビネーションランプ、リヤバンパ等を含む)を覆うように形成されている。
自動車用カバー1Aは、後述するカバー上面部21の一部を除き、全体が可撓性を有する防水性シート材で形成されている。防水性シート材は、例えば、合成繊維の布帛に合成樹脂の防塵性皮膜を含浸させたり、フィルム状にラミネートしたりして形成されたシート材であり、従来の自動車用カバーで使用される公知のものである。
自動車用カバー1Aは、カバー上面部21、カバー側面部41,41、カバー端面部42,42毎の部位に応じて裁断された防水性シート材を縫合することにより形成されている。自動車用カバー1Aは、伸縮性を有するものではない。
(1-2.第1実施例のメッシュ部)
自動車用カバー1Aは、カバー上面部21に、可撓性を有する合成樹脂製のメッシュシート材により形成された矩形のメッシュ部22を備えている。メッシュ部22は、通気性を備え、カバー内に進入した風を外部へ流出させる役割をなす。尚、メッシュ部22をなすメッシュシート材に対して、メッシュ部22以外のカバー上面部21、カバー側面部41,41、カバー端面部42,42をなす防水性シート材は非メッシュシート材である。自動車用カバー1Aは、メッシュ部22以外のカバー上面部21、カバー側面部41,41、カバー端面部42,42からなる非メッシュ部31が形成されている。
メッシュ部22は、車体6の上面61の幅方向の中央位置を覆うように形成されている。具体的には、メッシュ部22は、車体6のルーフ部611に対面する範囲に形成され、ルーフ部611の幅方向の中央位置を覆うように形成され、且つルーフ部611の幅寸法よりも若干狭い幅寸法に形成されている。また、メッシュ部22は、その長さ寸法がルーフ部611の長さ寸法と同等又はルーフ部611の長さ寸法よりも若干短い寸法に形成されている。
メッシュ部22に用いるメッシュシート材は、例えば、粗目織物などの布帛に合成樹脂の防塵性皮膜を含浸し、かつ粗目布帛状に形成されたものである。メッシュシート材は、メッシュサイズが約2mm角ないし10mm角のものが望ましい。メッシュシート材は、伸縮性を有するものではない。
メッシュ部22は、カバー上面部21の中央位置に矩形の開口部を形成し、カバー内側より開口部を塞ぐようにメッシュシート材を配し、カバー上面部21の開口内周縁とメッシュシート材の外周縁とを縫合することで形成されている。
例えば、カバー上面部21の開口内周縁とメッシュ部22のメッシュシート材の外周縁とを縫合するには、図3に示すように、カバー上面部21の開口内周部211に開口縁を内側へ折り返した折り返し部を設ける。一方、メッシュ部22はメッシュシート材がカバー上面部21の開口よりもひとまわり大きめに裁断してあり、メッシュシート材の外周部をカバー内側よりカバー上面部21の開口内周部211に重ね合わせて縫合してある(仮想線S1,S2)。尚、縫合する際、メッシュシート材の下側に裏地材212を重ね合わせて、開口内周部211、メッシュシート材の外周部及び裏地材212の三層を一連に縫合してある。また、縫合は開口周縁に沿う縫合位置S1と、その外側の縫合位置S2との二重にしてある。
(1-3.捲れ防止部)
図1、図4、図5に示すように、自動車用カバー1Aは、その袋状の開口部をなすカバー下縁の裾に、これを環状に絞るようにして開口部を縮径し、カバーの捲れ上がりを防ぐ捲れ防止部51を備えている。捲れ防止部51は、カバー側面部41,41及びカバー端面部42,42の下縁に沿ってトンネル状の紐通し部510が形成されている。紐通し部510は、カバー側面部41,41及びカバー端面部42,42の裾を折り返すと共に、折り返し端をカバー側面部41,41及びカバー端面部42,42の折り返し部よりも上方の中間位置に縫合(仮想線S3)して形成されている。そして、捲れ防止部51は、紐通し部510に、例えば、帯状の合成樹脂製の布帛等からなる紐状部材512が環状に通されている。
捲れ防止部51は、カバー前後に位置するカバー端面部42,42の下縁の中央位置に、それぞれ紐通し部510を矩形に切り欠いて紐状部材512を露出せしめた切欠き部511が設けられている。
捲れ防止部51は、紐状部材512を切欠き部511から引き出してカバー下縁の裾を絞り、自動車用カバー1Aの開口部を縮径してカバーの捲れ上がりを防止する。この場合、開口部を縮径した状態に保持するために、紐状部材512を引き出した状態で固定する。固定に際して、例えば、紐状部材512には、その引き出し可能な範囲に複数のロック孔が形成されている。そして、紐状部材512は、切欠き部511から引き出した状態で、引き出した一対の根元部を互いに重ね合わせて二つのロック孔の位置を合わせると共に、両ロック孔に南京錠を通して鍵をかけることが望ましい。
(1-4.第1実施例の作用効果)
本実施例の自動車用カバー1Aは、公表前の新型車などを保管する際に、風の影響を受けることなく車体を包み隠して、意匠の機密を好適に保持することができる。即ち、自動車用カバー1Aは、下方より車体との自動車用カバーとの間に風が侵入すると、風が袋状の自動車用カバー内の頂上部に向かって集まることとなるが、カバー上面部21の通気性のあるメッシュ部22から効率よく風をカバー外へ抜くことができる。従って、自動車用カバー1Aは、強風により車体から浮き上がって捲れたり破損したりすることがない。
また、自動車用カバー1Aは、メッシュ部22が車体のルーフ部611に対応する高位置にあるので、意匠の機密保持に影響はない。即ち、自動車用カバー1Aは、意匠性の高い車体の前面部周辺(フロントグリル部、フロントバンパ、ヘッドランプ周辺)及び後面部周辺(リヤコンビネーションランプ、リヤバンパ周辺)を非メッシュ部により覆い隠すことができる。例え、メッシュ部22を通して車体のルーフ部を見ようとしても、視線との位置関係からメッシュ部22を通してカバー内を斜めに見ることとなり、メッシュ部22に対する視線の角度が小さいので、カバー内が透視しにくい。その上、多くの自動車においてルーフ部は意匠性が高いとは言えず意匠の機密保持に影響はない。
更に、自動車用カバー1Aは、捲れ防止部51によりカバーの裾を絞ることで、より確実に風による捲れを抑え、意匠の機密を保持することができる。更にまた、捲れ防止部51によりカバーの裾を絞ることで、故意にカバーを捲り、意匠を除き見るといった不正行為を防ぐこともできる。
(1-5.第1実施例の変形例)
尚、本実施例の自動車用カバー1Aは、セダンに限らず、ハッチバック、ステーションワゴン、ミニバン(ワンボックス)、SUVといったタイプの車両に応じた変形例を適用することができる。ハッチバック、ステーションワゴン、ミニバン、SUV等の車両は、ルーフ部、ルーフ部の前方に位置するフロントガラス部、フロントガラス部の前方に位置するエンジンフード部を備える。そして、これらの車両に適用する自動車用カバー1Aの変形例は、カバー上面部21が、車体の上面としてのルーフ部、フロントガラス部及びエンジンフード部を覆うように形成される。自動車用カバー1Aの変形例は、車体のリヤガラス部を含むバックドアをカバー端面部の非メッシュ部で被覆するように形成される。
ハッチバック、ステーションワゴン、ミニバン、SUV等の車両は、一般にセダンに比べてルーフ部の面積が広いものが多い。そこで、自動車用カバー1Aの変形例は、車体のルーフ部に応じてメッシュ部の範囲を適宜広く形成することが望ましい。特に、ワンボックス用の自動車用カバー1Aの変形例は、カバー端面部で車体のフロントガラス部を含む前面部を覆うようになし、ルーフ部に対応するカバー上面部21のほぼ全体をメッシュ部22とすることが望ましい。この様に、メッシュ部22の範囲を広く形成することで風をカバー外へより効率よく抜くことができる。
この様にメッシュ部の範囲を広くすると風を効率よく抜くことができる観点から、本実施例の自動車用カバー1Aでは、メッシュ部22の幅がルーフ部611の幅よりも若干狭い幅寸法に形成されているが、これに限るものではない。メッシュ部22は、ルーフ部611の幅方向の全範囲に亘って形成される構成でもよい。
〔2.第2実施例〕
(2-1.第2実施例の自動車用カバーの概要)
本発明の自動車用カバーは、メッシュ部の範囲を広く形成することで風をカバー外へより効率よく抜くことができる。一方、自動車用カバーは、メッシュ部の範囲を広くするとその分、車体の露見する範囲も広くなり、意匠の機密性が下がるおそれがある。そこで、第2実施例は、セダンに適用する自動車用カバーにおいて、高い排気効率(通気効率)と高い意匠の機密性とを両立させる構成を実現するものである。
尚、第2実施例の自動車用カバーの基本構成は、第1実施例のそれと同一であり、相違点を中心に説明する。また図において同一部材および同一部位は同一の符合で示し、それらの説明を省略する。
(2-2.第2実施例のメッシュ部)
図6、図7に示すように、自動車用カバー1Bは、カバー上面部21にメッシュ部22を備えている。メッシュ部22は、少なくともルーフ部611を覆うように形成され、フロントガラス部612及びエンジンフード部613を覆うように形成されている。更に、メッシュ部22は、リヤガラス部614及びトランクリッド部615を覆うように形成されている。
具体的には、メッシュ部22は、エンジンフード部613からフロントガラス部612、ルーフ部611及びリヤガラス部614を経てトランクリッド部615に亘る範囲に連続して形成されている。
自動車用カバー1Bのメッシュ部22は、ルーフ部611を覆うルーフメッシュ部221を備えている。ルーフメッシュ部221は、ルーフ部611に対面する範囲に形成され、ルーフ部611の幅方向の中央位置を覆うように形成され、且つルーフ部611の幅寸法よりも若干狭い幅寸法に形成されている。また、ルーフメッシュ部221は、その長さ寸法がルーフ部611の長さ寸法と同等又はルーフ部611の長さ寸法よりも若干短い寸法に形成されている。
自動車用カバー1Bのメッシュ部22は、ルーフメッシュ部221に連続して形成され、フロントガラス部612及びエンジンフード部613を覆う前方メッシュ部222を備えている。前方メッシュ部222は、その幅寸法がルーフメッシュ部221のそれと同一幅に形成されている。
前方メッシュ部222は、ルーフメッシュ部221のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズのメッシュシート材で形成されている。例えば、ルーフメッシュ部221はメッシュサイズが約5mm角ないし10mm角のシート材で形成する一方、前方メッシュ部222はメッシュサイズが約2mm角ないし4mm角のシート材で形成することが望ましい。
更に、自動車用カバー1Bのメッシュ部22は、ルーフメッシュ部221に連続して形成され、リヤガラス部614及びトランクリッド部615を覆う後方メッシュ部224を備えている。後方メッシュ部224は、前方メッシュ部222と同様に、幅寸法がルーフメッシュ部221のそれと同一幅に形成されている。また、後方メッシュ部224は、前方メッシュ部222と同様に、ルーフメッシュ部221のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズのメッシュシート材で形成されている。
メッシュ部22において、メッシュサイズの異なるルーフメッシュ部221と前方メッシュ部222との境界は連結されている。例えば、両者の連結部は、ルーフメッシュ部221をなすメッシュシート材の前端縁と前方メッシュ部222をなすメッシュシート材の後端縁とを衝き合わせる。また、両メッシュシート材の境界線には、これに沿って帯状に、合成樹脂製の布帛からなるベルト部材を、両メッシュシート材の端縁部に跨るように配置する。そして、ルーフメッシュ部221側のメッシュシート材の前端縁をベルト部材に縫合すると共に、前方メッシュ部222側のメッシュシート材の後端縁をベルト部材に縫合することにより、両者が連結されている。同様に、メッシュサイズの異なるルーフメッシュ部221と後方メッシュ部224との境界も連結されている。
(2-3.第2実施例の作用効果)
本実施例の自動車用カバー1Bは、第1実施例と同様に、意匠性の高い車体の前面部周辺(フロントグリル部、フロントバンパ、ヘッドランプ周辺)及び後面部周辺(リヤコンビネーションランプ、リヤバンパ周辺)を非メッシュ部により覆い隠すことができる。そして、自動車用カバー1Bは、第1実施例と同様の作用効果を発揮する上、メッシュ部22の範囲をエンジンフード部613からトランクリッド部615に亘る範囲に広く形成したので風をカバー外へより効率よく抜くことができ、耐風の性能を向上できる。
一方で、自動車用カバー1Bは、メッシュ部22の範囲を広くした分、車体の露見する範囲が広がるおそれがある。そこで、自動車用カバー1Bは、ルーフメッシュ部221を通気性のよいメッシュシート材で形成した。一方、ルーフメッシュ部221よりも低位置の前方メッシュ部222及び後方メッシュ部224は、ルーフメッシュ部221よりもメッシュサイズが小さく、その分、ルーフメッシュ部221より可視光の透過性の低いメッシュシート材で形成した。これにより、自動車用カバー1Bは、車体6のエンジンフード部613からフロントガラス部612に亘る範囲、リヤガラス部614からトランクリッド部615に亘る範囲を見え難くすることができ、意匠の機密を充分に保持することができる。従って、自動車用カバー1Bは、高い排気効率と高い意匠の機密性とを両立させる構成を実現できる。
(2-4.第2実施例の変形例)
尚、本実施例の自動車用カバー1Bは、ルーフメッシュ部221のメッシュサイズが、前方メッシュ部222及び後方メッシュ部223のメッシュサイズよりも大きい。しかしこれに限らず、自動車用カバー1Bの変形例として、ルーフメッシュ部221のメッシュサイズを前方メッシュ部222及び後方メッシュ部223と同一サイズにしてもよい。
また、本実施例の自動車用カバー1Bは、セダンに限らず、ハッチバック、ステーションワゴン、ミニバン(ワンボックス)、SUVといったタイプの車両に応じた変形例を適用することができる。これらの車両に適用する自動車用カバー1Bの変形例は、カバー上面部が、車体の上面としてのルーフ部、フロントガラス部及びエンジンフード部を覆いように形成される。メッシュ部は、車体のエンジンフード部からフロントガラス部を経てルーフ部の後端に亘る範囲に設けられる。そして、エンジンフード部からフロントガラス部を覆う前方メッシュ部は、ルーフメッシュ部よりもメッシュサイズの小さいメッシュシート材で形成される。この場合、自動車用カバー1Bの変形例は、車体のリヤガラス部を含むバックドアをカバー端面部の非メッシュ部で被覆するように形成される。
〔3.第3実施例〕
(3-1.第3実施例の自動車用カバーの概要)
本実施例の自動車用カバーは、第2実施例と同様に、セダンに適用する自動車用カバーにおいて、高い排気効率と高い意匠の機密性とを両立させる構成を実現するものである。尚、第3実施例の自動車用カバーの基本構成は、第1及び第2実施例のそれらと同一であり、相違点を中心に説明する。また図において同一部材および同一部位は同一の符合で示し、それらの説明を省略する。
(3-2.第3実施例のメッシュ部)
図6、図7に示すように、自動車用カバー1Cは、カバー上面部21にメッシュ部22を備えている。メッシュ部22は、ルーフ部611を覆うルーフメッシュ部221を備えている。ルーフメッシュ部221は、ルーフ部611に対面する範囲に形成され、ルーフ部611の幅方向の中央位置を覆うように形成され、且つルーフ部611の幅寸法よりも若干狭い幅寸法に形成されている。また、ルーフメッシュ部221は、その長さ寸法がルーフ部611の長さ寸法と同等又はルーフ部611の長さ寸法よりも若干短い寸法に形成されている。
また、自動車用カバー1Cは、メッシュ部として、カバー上面部21にルーフメッシュ部221とは非連続に形成され、エンジンフード部613を覆うフードメッシュ部223を備えている。フードメッシュ部223は、エンジンフード部613に対面する範囲に形成され、エンジンフード部613の幅方向の中央位置を覆うように形成され、且つエンジンフード部613の幅寸法よりも若干狭い幅寸法に形成されている。また、フードメッシュ部223は、その長さ寸法がエンジンフード部613の長さ寸法と同等又はエンジンフード部613の長さ寸法よりも若干短い寸法に形成されている。
フードメッシュ部223は、ルーフメッシュ部221のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズのメッシュシート材で形成されている。例えば、ルーフメッシュ部221はメッシュサイズが約5mm角ないし10mm角のシート材で形成する一方、フードメッシュ部223はメッシュサイズが約2mm角ないし4mm角のシート材で形成することが望ましい。
自動車用カバー1Cは、カバー上面部21に、フロントガラス部612を覆うようにルーフメッシュ部221とフードメッシュ部223との間に介在し、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材からなるフロントガラス非メッシュ部311を備えている。
フロントガラス非メッシュ部311は、カバー上面部21のルーフメッシュ部221とフードメッシュ部223とを除く非メッシュ部31、カバー側面部41,41、カバー端面部42,42をなす非メッシュ部31と同一の防水性シート材で形成されている。
また、自動車用カバー1Cは、メッシュ部として、カバー上面部21にルーフメッシュ部221とは非連続に形成され、トランクリッド部615を覆うトランクリッドメッシュ部225を備えている。トランクリッドメッシュ部225は、トランクリッド部615に対面する範囲に形成され、トランクリッド部615の幅方向の中央位置を覆うように形成され、且つトランクリッド部615の幅寸法よりも若干狭い幅寸法に形成されている。また、トランクリッドメッシュ部225は、その長さ寸法がトランクリッド部615の長さ寸法と同等又はトランクリッド部615の長さ寸法よりも若干短い寸法に形成されている。
トランクリッドメッシュ部225は、フードメッシュ部223と同様に、ルーフメッシュ部221のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズのメッシュシート材で形成されている。例えば、そのメッシュサイズは約2mm角ないし4mm角のシート材で形成することが望ましい。
自動車用カバー1Cは、カバー上面部21に、リヤガラス部614を覆うようにルーフメッシュ部221とトランクリッドメッシュ部225との間に介在し、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材からなるリヤガラス非メッシュ部312を備えている。
リヤガラス非メッシュ部312は、フロントガラス非メッシュ部311と同様に防水性シート材で形成されている。
(3-3.第3実施例の作用効果)
本実施例の自動車用カバー1Cは、第2実施例と同様の作用効果を発揮する。その上、自動車用カバー1Cは、車体6のフロントガラス部612をフロントガラス非メッシュ部311で覆い、リヤガラス部614をリヤガラス非メッシュ部312で覆うようにしたので、車室内を露見させることなく、意匠の機密を充分に保持することができる。従って、自動車用カバー1Cは、高い排気効率と高い意匠の機密保持とを両立させる構成を実現できる。
(3-4.第3実施例の変形例)
尚、本実施例の自動車用カバー1Cは、ルーフメッシュ部221に対して、フードメッシュ部223及びトランクリッドメッシュ部225のメッシュサイズを小さくした。しかしこれに限らず、自動車用カバー1Cの変形例として、フードメッシュ部223及びトランクリッドメッシュ部225のメッシュサイズをルーフメッシュ部221と同一サイズにしてもよい。
また、本実施例の自動車用カバー1Cは、セダンに限らず、ハッチバック、ステーションワゴン、ミニバン(ワンボックス)、SUVといったタイプの車両に応じた変形例を適用することができる。これらの車両に適用する自動車用カバー1Cの変形例は、カバー上面部が、車体の上面としてのルーフ部、フロントガラス部及びエンジンフード部を覆いように形成される。メッシュ部は、車体のエンジンフード部を覆うフードメッシュ部と、ルーフ部を覆うルーフメッシュ部とが設けられる。そして、フードメッシュ部とルーフメッシュ部との間に、フロントガラス部を覆うフロントガラス非メッシュ部が設けられる。この場合、自動車用カバー1Cの変形例は、車体のリヤガラス部を含むバックドアをカバー端面部の非メッシュ部で被覆するように形成される。
1A,1B,1C:自動車用カバー、21:カバー上面部、22:メッシュ部、
221:ルーフメッシュ部、222:前方メッシュ部、223:フードメッシュ部、
224:後方メッシュ部、225:トランクリッドメッシュ部、31:非メッシュ部
311:フロントガラス非メッシュ部、312:リヤガラス非メッシュ部、
41:カバー側面部、42:カバー端面部、51:捲れ防止部51、512:紐状部材
6:車体、61:上面、611:ルーフ部、612:フロントガラス部、
613:エンジンフード部、614:リヤガラス部、615:トランクリッド部

Claims (8)

  1. 車体の意匠を包み隠し、且つ、下方が開口する袋状に成形された自動車用カバーであって、少なくとも、前記車体のルーフ部、前記ルーフ部の前方に位置するフロントガラス部、前記フロントガラス部の前方に位置するエンジンフード部を備える車体に適用される自動車用カバーであって、
    前記車体の上面を覆い、前記車体の前記上面としての前記ルーフ部、前記フロントガラス部及び前記エンジンフード部を覆うカバー上面部と、
    前記車体の左右の側面をそれぞれ覆う一対のカバー側面部と、
    前記車体の前端部及び後端部をそれぞれ覆う一対のカバー端面部と、
    を備え、
    前記カバー上面部は、可撓性を有する樹脂製のメッシュシート材により形成され、少なくとも前記ルーフ部から前記フロントガラス部を経て前記エンジンフード部に亘る範囲に連続して形成されたメッシュ部を備え、
    前記カバー側面部は、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成された非メッシュ部を備え
    前記メッシュ部は、
    前記ルーフ部を覆うルーフメッシュ部と、
    前記フロントガラス部及び前記エンジンフード部を覆い、前記ルーフメッシュ部に連続して形成され、前記ルーフメッシュ部のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズを有する前方メッシュ部と、を備える、自動車用カバー。
  2. 車体の意匠を包み隠し、且つ、下方が開口する袋状に成形された自動車用カバーであって、少なくとも、前記車体のルーフ部、前記ルーフ部の前方に位置するフロントガラス部、前記フロントガラス部の前方に位置するエンジンフード部を備える車体に適用される自動車カバーであって、
    前記車体の上面を覆い、前記車体の前記上面としての前記ルーフ部、前記フロントガラス部及び前記エンジンフード部を覆うカバー上面部と、
    前記車体の左右の側面をそれぞれ覆う一対のカバー側面部と、
    前記車体の前端部及び後端部をそれぞれ覆う一対のカバー端面部と、
    を備え、
    前記カバー上面部は、可撓性を有する樹脂製のメッシュシート材により形成され、少なくとも前記ルーフ部に形成され、且つ、前記フロントガラス部及び前記エンジンフード部の少なくとも一方に形成されたメッシュ部を備え、
    前記カバー側面部は、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成された非メッシュ部を備え
    前記メッシュ部は、
    前記ルーフ部を覆うルーフメッシュ部と、
    前記エンジンフード部を覆い、前記ルーフメッシュ部とは非連続に形成され、前記ルーフメッシュ部のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズを有するフードメッシュ部と、を備え、
    前記カバー上面部は、さらに、
    前記フロントガラス部を覆い、前記ルーフメッシュ部と前記フードメッシュ部との間に介在し、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成されたフロントガラス非メッシュ部を備える、自動車用カバー。
  3. 車体の意匠を包み隠し、且つ、下方が開口する袋状に成形された自動車用カバーであって、前記車体のルーフ部、前記ルーフ部の前方に位置するフロントガラス部、前記フロントガラス部の前方に位置するエンジンフード部、前記ルーフ部の後方に位置するリヤガラス部、前記リヤガラス部の後方に位置するトランクリッド部を備えるセダン型自動車に適用される自動車用カバーであって、
    前記車体の上面を覆い、前記車体の前記上面としての前記ルーフ部、前記フロントガラス部、前記エンジンフード部、前記リヤガラス部及び前記トランクリッド部を覆うカバー上面部と、
    前記車体の左右の側面をそれぞれ覆う一対のカバー側面部と、
    前記車体の前端部及び後端部をそれぞれ覆う一対のカバー端面部と、
    を備え、
    前記カバー上面部は、可撓性を有する樹脂製のメッシュシート材により形成され、少なくとも前記エンジンフード部から前記フロントガラス部、前記ルーフ部及び前記リヤガラス部を経て前記トランクリッド部に亘る範囲に連続して形成されたメッシュ部を備え、
    前記カバー側面部は、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成された非メッシュ部を備え
    前記メッシュ部は、
    前記ルーフ部を覆うルーフメッシュ部と、
    前記フロントガラス部及び前記エンジンフード部を覆い、前記ルーフメッシュ部に連続して形成され、前記ルーフメッシュ部のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズを有する前方メッシュ部と、
    前記リヤガラス部及び前記トランクリッド部を覆い、前記ルーフメッシュ部に連続して形成され、前記ルーフメッシュ部のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズを有する後方メッシュ部と、を備える、自動車用カバー。
  4. 車体の意匠を包み隠し、且つ、下方が開口する袋状に成形された自動車用カバーであって、前記車体のルーフ部、前記ルーフ部の前方に位置するフロントガラス部、前記フロントガラス部の前方に位置するエンジンフード部、前記ルーフ部の後方に位置するリヤガラス部、前記リヤガラス部の後方に位置するトランクリッド部を備えるセダン型自動車に適用される自動車用カバーであって、
    前記車体の上面を覆い、前記車体の前記上面としての前記ルーフ部、前記フロントガラス部、前記エンジンフード部、前記リヤガラス部及び前記トランクリッド部を覆うカバー上面部と、
    前記車体の左右の側面をそれぞれ覆う一対のカバー側面部と、
    前記車体の前端部及び後端部をそれぞれ覆う一対のカバー端面部と、
    を備え、
    前記カバー上面部は、可撓性を有する樹脂製のメッシュシート材により形成され、少なくとも前記ルーフ部に形成され、前記フロントガラス部及び前記エンジンフード部の少なくとも一方に形成され、且つ、前記リヤガラス部及び前記トランクリッド部の少なくとも一方に形成されたメッシュ部を備え、
    前記カバー側面部は、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成された非メッシュ部を備え
    前記メッシュ部は、
    前記ルーフ部を覆うルーフメッシュ部と、
    前記エンジンフード部を覆い、前記ルーフメッシュ部とは非連続に形成されたフードメッシュ部と、
    前記トランクリッド部を覆い、前記ルーフメッシュ部とは非連続に形成されたトランクリッドメッシュ部と、を備え、
    前記カバー上面部は、さらに、
    前記フロントガラス部を覆い、前記ルーフメッシュ部と前記フードメッシュ部との間に介在し、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成されたフロントガラス非メッシュ部と、
    前記リヤガラス部を覆い、前記ルーフメッシュ部と前記トランクリッドメッシュ部との間に介在し、可撓性を有する樹脂製の非メッシュシート材により形成されたリヤガラス非メッシュ部と、を備え、
    前記フードメッシュ部は、前記ルーフメッシュ部のメッシュサイズよりも小さいメッシュサイズを有し、
    前記トランクリッドメッシュ部は、前記ルーフメッシュ部のメッシュサイズよりも小さ
    いメッシュサイズを有する、自動車用カバー。
  5. 前記メッシュ部は、少なくとも前記車体の上面の幅方向の中央位置を含むように形成される、請求項1~4の何れか1項に記載の自動車用カバー。
  6. 前記メッシュ部は、前記車体の上面の幅方向の全範囲に亘って形成される、請求項に記載の自動車用カバー。
  7. 前記メッシュ部は、前記車体の上面の幅方向の中央位置を含み、且つ、前記車体の上面の幅寸法より狭い幅寸法に形成される、請求項に記載の自動車用カバー。
  8. 前記自動車用カバーは、さらに、カバー下縁の裾を、紐状部材により縮径するように絞ることで捲れ上がりを防ぐ捲れ防止部を有する、請求項1~7の何れか1項に記載の自動車用カバー。
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