JP7324000B2 - 自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置、および、自動壁紙糊付機のための巻き取り装置、ならびに、それらを備えた巻き取り装置を備えた自動壁紙糊付機 - Google Patents

自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置、および、自動壁紙糊付機のための巻き取り装置、ならびに、それらを備えた巻き取り装置を備えた自動壁紙糊付機 Download PDF

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Description

本発明は、壁紙(クロス)の裏面に、例えば、天井、壁面に貼着するための糊を、自動的に塗布し、壁紙の糊付け面が乾燥しないように、ならびに、糊皺を防止するために、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を作製するための自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置、および、貼着壁紙体をロール形状に巻き取るための自動壁紙糊付機のための巻き取り装置、ならびに、それらを備えた巻き取り装置を備えた自動壁紙糊付機に関する。
従来より、内装の施工において、壁紙施工については、新築、リフォームなどの場合に、専門の内装施工業者が、施工現場に専用の壁紙糊付機を持ち込んで、壁紙糊付機を用いて壁紙の裏面に糊付けをして、施工する場合が多い。
しかしながら、昨今、DIYがブームとなっており、例えば、ホームセンター、DIYショップ、インターネットショップなどにおいて、壁紙販売コーナーを設けて、何種類かの壁紙の販売や、壁紙施工に必要な工具、糊、パテなどの壁紙施工に必要な副資材の販売も行われている。
ところで、このような、従来、ホームセンター、DIYショップ、インターネットショップなどで販売されている壁紙は、壁紙の裏面である糊付け面が、水で活性化するというタイプの再湿性の壁紙や、ステッカーやシールのように糊付け面に貼着した離型紙を剥がして、シール面を貼り付けるタイプの壁紙などが多かった。
しかしながら、これらのタイプの壁紙は、一度貼着した後に、もう一度剥がして位置をずらしたりすることがほとんどできないタイプの壁紙である。
従って、これらのタイプの壁紙を用いる場合には、壁紙の位置合わせが非常に難しく、慎重に位置決めして、気を使いながら、シワなども発生しないように施工しなければならず、施工性が悪いものであった。
これに対して、内装施工業者が使用している澱粉糊は、施工途中で何度か貼り直しをしたり、一度貼り付けてもすぐに剥がして貼着位置を変えたりすることができるので、施工性が良好である。このため、ホームセンター、DIYショップなどの店頭でも、このような澱粉糊を壁紙に塗布して販売することが行われている。
例えば、5m、10mなどの所定の長さの壁紙に澱粉糊を塗布して、糊付け面にカットテープの貼着けと、糊面全体に対して乾燥防止用フィルムを貼り、それを真空パックした状態で箱入りにして販売したりされている。
また、店頭において壁紙の見本帳を置き、購入者に希望する壁紙を選んでもらい、長さや枚数について注文を受け、この注文を1カ所の糊付作業場に集約して糊付を行って、購入者の自宅へ宅配便などで配送するという販売が行われている。しかしながら、宅配便での配送では、購入者の手元には数日してから届くため、購入者にとっては不便であった。
このため、最近では、郊外などに敷地面積の大きなホームセンター、DIYショップが建てられ、そのような大型店舗では、数十種類から百種類程度の壁紙を展示して、購入者の要望に応じて切り売りしている。すなわち、購入者の要望があれば、店頭で購入者が選んだ壁紙に、糊付料金を追加徴収して糊を塗布することが行われている。
このように、店頭で購入された壁紙に糊を塗布するために、内装施工業者が使用する壁紙糊付機が使用されたりしている。すなわち、店内で切り売りした壁紙に糊を塗布し、必要に応じ長さ方向に切断し、糊の塗布された面同士を合わせるように折りたたみ、袋に入れて購入者に渡されている。
しかしながら、このような袋は、必ずしも密閉されているわけではないため、壁紙の端部から乾燥していくために、壁紙はその日のうちに使用する必要があった。
また、自動壁紙糊付機を用いて、メートル数の大きい壁紙に連続で糊付けを行った場合、糊の塗布された面同士を合わせるように折りたたみながら行うが、この場合、壁紙に折ジワが付き、施工の際に、施工不具合、すなわち、仕上がりが悪くなってしまう。
このため、糊付した壁紙を折りたたまずに保管、運搬する必要がある。
さらに、壁紙と糊の種類によっては、壁紙の裏面に塗布した糊山が、厚みの薄い壁紙では、糊山が、壁紙の表面側に現れて、糊跡などが発生して、施工不具合、すなわち、仕上がりが悪くなってしまう。
このため、糊付け面にフィルムを貼着し、糊山を物理的に潰すなどの対策が必要になる。
また、糊付けした壁紙は、糊を壁紙になじませるために、糊付け後にオープンタイムを取るが、折り畳んだ壁紙は、糊面同士を接着させた箇所と、糊面同士を接着させていない箇所では、糊の乾燥具合が異なり、施工した際に貼り付きが悪い部分が発生することになる。
このために、乾燥具合を均等にするために、糊付け面全面にフィルムなどを貼り付ける必要がある。
さらに、糊付けした壁紙は、汚れなどが付着しないように運搬する必要があり、壁紙の種類によっては、折れやすいなどの特性があるため、運搬性が悪い。
このため、糊付けした壁紙を、運搬しやすいように養生する必要がある。
このような課題を解決して、数日から一週間程度保管を可能にするには、糊付け面全面に対して、乾燥防止用フィルムを貼り、密閉した袋に入れることが必要である。
このため、特許文献1(特許第4321771号公報)示したような構造の壁紙糊付巻取機が提案されている。
すなわち、図15に示したように、特許文献1の壁紙糊付巻取機200は、底部に移動用キャスター202が設けられた架台フレーム204を備えている。そして、この架台フレーム204の略中央部分の中央フレーム206に、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構造を備えた壁紙糊付機本体208が、載置するように設けられている。
一方、架台フレーム204の前方側の前方フレーム210の下方、すなわち、壁紙糊付機本体208よりも下方の位置に、壁紙Gの壁紙原反ロール212が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。
また、図15に示したように、架台フレーム204の壁紙糊付機本体208の後方側の後方フレーム211に、壁紙糊付機本体208よりも下方の位置に、乾燥防止用フィルムBの乾燥防止用フィルム原反ロール213が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。
また、架台フレーム204の壁紙糊付機本体208の下方の下方フレーム215に、カットテープCのカットテープ原反ロール220が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。
なお、カットテープCは、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様に、壁紙Gの左右の端部に貼り付けすることができるように、架台フレーム204の下方フレーム215の両側に、それぞれ設けられている構成となっている。
また、架台フレーム204の前方側の前方フレーム210の上部には、巻き取り装置224が設けられている。
この巻き取り装置224は、後述するように、壁紙糊付巻取機200の壁紙糊付機本体208を通過することによって、壁紙Gの裏面GBに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Gの裏面GBの糊付け面に貼着された壁紙Gを、手動または自動で、巻き取るように構成されている。なお、図15、図16では、手動ハンドルHを示している。
なお、壁紙糊付機本体208は、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様な構成となっており、図15に示したように、上部が開放して糊付される壁紙の搬送を見ることができる状態の略箱体形状の本体フレーム226を備えている。
この本体フレーム226は、図15に示したように、上部フレーム228と、下部フレーム230とから構成されている。そして、上部フレーム228の上部には、左右方向に離間して配置された一対の図示しない把手を備えている。
この把手を把持して操作することによって、後述するように、壁紙Gを壁紙糊付機本体208に配置したり、メンテナンスのために、下部フレーム230に対して、図示しないピボット軸を回動中心として、図15の矢印で示したように、開閉可能なように構成されている。
なお、図15に示したように、上部フレーム228と、下部フレーム230には、上部フレーム228を下部フレーム230に対して閉じた状態で固定するために、例えば、いわゆる「パチン錠」などの係止具232が設けられている。
壁紙原反ロール212から送り出された壁紙Gは、案内ステー、または、案内ローラー214を介して、送り出しローラー216と、検尺ローラー218との間に挟持されるように搬送される。
また、送り出しローラー216は、下部フレーム230の左右の側板部に回転可能に装着されているとともに、図示しない、複数の歯車機構を介して、駆動部の駆動モーターの駆動が伝達されるように構成されている。
そして、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー216に当接するとともに、検尺ローラー218が、壁紙Gの表面GAに当接して、送り出しローラー216により搬送される壁紙Gに従動して回転するように構成されている。
このように、送り出しローラー216と、検尺ローラー218との間に挟持されるように搬送された壁紙Gは、図15に示したように、壁紙Gの裏面GBに対して、糊を塗布する糊付装置231に搬送される。
この糊付装置231では、壁紙Gの表面GAが、ハイテンションローラー234に当接するように壁紙Gが通過するとともに、壁紙Gの裏面GBが、糊付ローラー236と接触するように構成されている。
また、図15に示したように、糊付ローラー236と接触するように、糊付ローラー236の下方側に、糊上ローラー238が設けられており、糊収容タンク(糊箱)225に収容した糊を糊上ローラー238から、糊付ローラー236に転写するように構成されている。
また、糊付ローラー236の上流側には、糊付ローラー236と当接するように、ドクターローラー240が設けられている。このドクターローラー240と糊付ローラー236との間の距離を調整することによって、糊付ローラー236から、壁紙Gに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整するように構成されている。
さらに、糊付ローラー236の下流側には、押えローラー242が設けられており、押えローラー242が、壁紙Gの表面GAと当接するように構成されている。
また、押えローラー242の下流側には、壁紙Gの裏面GBと当接するナラシローラー244が設けられている。
さらに、図15に示したように、ナラシローラー244の右側には、第1のテーブル246が設けられている。第1のテーブル246は、壁紙糊付機本体208の両側において、テーブルフレーム246aが設けられ、これらのテーブルフレーム246aに、テーブル246bが、脱着自在に設けられている。
また、図15に示したように、検尺ローラー218から糊付ローラー236に至る経路の上方には、第2のテーブル248が設けられている。
さらに、図15に示したように、壁紙糊付巻取機200には、制御ボックス252が設けられており、糊付長さや枚数などの各種の設定や、運転・停止・寸動・割り込みスイッチなどの各操作ができるスイッチが適宜設けられている。
また、フットスイッチ254が設けられ、フットスイッチ254を作動させると、壁紙糊付機本体208の停止が行われるように設定されている。
このように、制御ボックス252の停止スイッチとは別に、フットスイッチ254が併設されており、フットスイッチ254を踏むことにより、任意位置ですばやく機械を停止させることができるように構成されている。
なお、このフットスイッチ254を踏むたびに、停止と運転とを繰り返す作動をするようにしても構わない。
このように構成される糊付装置231では、概略、以下のように、操作して作動されるようになっている。
先ず、図16に示したように、乾燥防止用フィルムBとカットテープCを、ナラシローラー244に巻くようにして、壁紙糊付機本体208から引き出し、引き出した先端をテープなどで、第1のテーブル246に貼り付けておく。
この際、乾燥防止用フィルムBの先端を、第2のテーブル248の左側にあるステー250まで引き出してから、第1のテーブル246の側へ折り返すように載置しておく。
次に、上部フレーム228の係止具232(パチン錠)を開放して、上部フレーム228を上方に開き、制御ボックス252に設けられている割り込みスイッチ(図示せず)を押し、設定されている一定糊付速度で壁紙糊付機本体208を作動させる。
このように、壁紙糊付機本体208を作動させた状態で、壁紙Gを壁紙原反ロール212から引き出し、図15、図16に示したような経路を通して、糊付ローラー236に壁紙Gの先端を貼り付けるように置く。
そして、送り出しローラー216と、検尺ローラー218との間に挟持されるように搬送された壁紙Gは、ハイテンションローラー234と押えローラー242によって、糊付ローラー236に対して、所定のテンションで接触するように構成されている。
そして、糊収容タンク(糊箱)225に収容した糊が、糊上ローラー238から、糊付ローラー236に転写される。この際、ドクターローラー240により、壁紙Gに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整される。
図15に示したように、糊付ローラー236によって、壁紙Gの裏面GBに糊が塗布された後、壁紙Gがナラシローラー244側へ搬送される。壁紙Gの先端を指で持ち、壁紙Gの先端がナラシローラー244を過ぎる位置くらいで、フットスイッチ254を作動させて、壁紙糊付機本体208の作動を停止させる。この位置で、壁紙Gの先端を、乾燥防止用フィルムBへ貼り付ける。
これにより、壁紙Gの先端に対して、乾燥防止用フィルムBが、約20cm程度長くなった状態で貼り付けられ、カットテープCが、壁紙Gの両端の適切な位置へ貼り付いた状態となる。
ここで、第1のテーブル246にテープなどで貼り付けられた乾燥防止用フィルムBとカットテープCは外しておく。
そして、上部フレーム228を閉じて、係止具232(パチン錠)で固定し、制御ボックス252の入力装置であるテンキー(図示せず)を使用して、顧客の所望の長さを入力して、スタートスイッチ(図示せず)で糊付作業を開始する。
図15に示したように、糊付ローラー236によって、壁紙Gの裏面GBに糊が塗布された後、乾燥防止用フィルム原反ロール213から繰り出された乾燥防止用フィルムBが、ナラシローラー244の上流側から、壁紙Gの裏面GBの糊付け面に貼着されるように供給される。
また、これと同時に、カットテープ原反ロール220から繰り出されたカットテープCが、ナラシローラー244の上流側から、壁紙Gの裏面GBの糊付け面に、壁紙Gの左右の端部に貼着されるように供給される。
このように、壁紙Gの裏面GBに糊が塗布され、乾燥防止用フィルムB、カットテープCが、壁紙Gの裏面GBの糊付け面に貼着された後、ナラシローラー244によって、均一の厚さになるように処理される。
そして、ナラシローラー244によって、均一の厚さになるように処理された壁紙Gは、壁紙糊付機本体208から排出された後、巻き取り装置224によって、手動または自動で、巻き取られるように構成されている。
なお、この際、購入者が所望する長さ分糊付けされたとき、壁紙糊付機本体208が停止する。ここで作業者は、カッターなどで壁紙切断位置Xにおいて壁紙Gを切断する。
そして、壁紙Gの切断後、割り込みスイッチなどを押して、壁紙Gの後端が巻き取り装置224に巻き取られるまで、壁紙糊付機本体208を作動させ、巻取りが完了した時に、フットスイッチ254などによって、壁紙糊付機本体208の作動を停止させる。
この状態で、作業者が、カッターなどで、第2のテーブル248のステー250の側端部を、乾燥防止用フィルムBの切断ガイドとして用いて、乾燥防止用フィルムBと、カットテープCを切断する。そして、乾燥防止用フィルムBの後端を、テープ止めなどして1本のロール状に梱包する。それと同時に、切断されたもう一方の乾燥防止用フィルムBの先端側をカットテープCとともに、再び、第1のテーブル246へテープなどで仮止めする。
以上で、一つの壁紙Gの付作業は完了となり、あとは、この手順を繰り返して、必要な枚数分、糊付作業を行うように構成されている。
これにより、糊付作業者は、ホームセンターなどの店内において、糊付されているかどうか、カットテープCが所定の位置にうまくついているのかどうか、さらに、乾燥防止用フィルムBが気泡を噛むことなく、壁紙Gの糊付け面にうまく貼り付いた状態になっているかどうかの確認をしながら、糊付巻取作業が可能となる。
そのため、店内において作業する人が、経験の浅いパートの人でも、安心して糊付作業ができるようになる。
また、次の糊付作業のために、乾燥防止用フィルムBと、カットテープCの少なくともいずれかを、第1のテーブル246に仮止めしておくことで、糊付作業前に乾燥防止用フィルムBと、カットテープCを、その都度所定の経路を通るようにセットする手間を省くことができ、店内での糊付巻取作業を効率的に行うことができるようになる。
さらに、壁紙Gと、乾燥防止用フィルムBと、カットテープCを貼り付けした後に、一時停止した位置において、壁紙糊付巻取機200の巻き取り装置224にセットする紙管へ、巻き取る壁紙Gの先端の固定が容易にできるものである。
このような特許文献1の壁紙糊付巻取機200で糊付けされた壁紙Gは、乾燥防止用フィルムBを、糊が塗布された壁紙Gの裏面GBに貼着されており、実際の施工の際には、購入者が乾燥防止用フィルムBを剥がして、例えば、天井、壁面に貼着して施工するので、通常の壁紙施工者が糊付作業をする際よりも多めに糊が塗布されている。
この場合、特許文献1の壁紙糊付巻取機200では、巻き取り装置224によって、手動で(例えば、ハンドルで巻き取るようにして)、または、自動で(例えば、パウダークラッチを使用して)、巻き取りのテンションを調整しながら、柔らかく巻き取るようにしている。
しかしながら、特許文献1の壁紙糊付巻取機200では、巻き取り装置224では、図示しないが、巻き取り芯棒を用いて壁紙Gを巻き取っている。従って、巻き取るメートル数が大きくなると、巻き取り芯棒によって、ロールの中心付近の壁紙Gに対して、巻き取りのための力が大きくかかるようになる。
このため、壁紙Gが絞められて、塗布した糊が壁紙Gの両端部からはみ出てしまうことになってしまい、製品として使用できないことにもなる。そのため、巻き取り芯棒を使用した巻き取りでは、大きな巻径まで巻き取りができないことになる。
この問題を解決するため、特許文献2(特開2017-81680号公報)の壁紙糊付巻取機200が提案されている。
なお、図17~図18において、特許文献1の壁紙糊付巻取機200と同様な構成部材には、同じ参照番号を付して、その詳細な説明については省略する。
この特許文献2の壁紙糊付巻取機200では、図17~図18に示したように、壁紙Gと、乾燥防止用フィルムBと、カットテープCを貼り付けした後に、巻き取り装置224で壁紙Gをロール形状に巻き取る際に、巻き取られる壁紙Gの表面GAに対して、押圧しながら従動回転する押圧従動部を有する巻き取りアシスト装置260が、巻き取り装置224に付設するように備えられている。
なお、図示しないが、巻き取りアシスト装置260としては、特許文献2の図1、図2に開示されるように、巻き取られる壁紙の表面に対して、押圧従動部を離接することができる離接機構、巻き取られる壁紙に対して、押圧しながら従動するアシストベルトから構成されている。
特許第4321771号公報 特開2017-81680号公報
このような従来の特許文献1、特許文献2の壁紙糊付巻取機200は、いずれも、例えば、ホームセンター、DIYショップ、インターネットショップなどの販売業者が、壁紙の糊付け面が乾燥しないように、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を、ロール形状に巻き取るための壁紙糊付巻取機200である。
このため、特許文献1、特許文献2のように、取り外し不能で、一体化された大型で複雑な構造の巻き取り装置224を備えるものである。
従って、内装の施工において、壁紙施工において、新築、リフォームなどの場合に、専門の内装施工業者が、施工現場に専用の壁紙糊付機を持ち込んで、壁紙糊付機を用いて壁紙の裏面に糊付けをして、施工する場合には、特許文献1、特許文献2のような構造の壁紙糊付巻取機200では、複雑な構成で、高価であり、しかも、大型で重量も大きく、運搬性能に劣ることになる。
このため、このような内装施工業者が、施工現場に専用の壁紙糊付機を持ち込んで壁紙施工するには不向きである。
また、特許文献1、特許文献2の壁紙糊付巻取機200では、壁紙Gと、乾燥防止用フィルムBと、カットテープCを貼り付けした後に、巻き取り装置224で壁紙Gをロール形状に巻き取るだけであるので、糊付け面にフィルムを貼着し、糊山を物理的に潰すなどの対策が不十分である。
このため、壁紙と糊の種類によっては、壁紙の裏面に塗布した糊山が、厚みの薄い壁紙では、壁紙の表面側に現れて、糊跡などが発生して、施工不具合、すなわち、仕上がりが悪くなってしまう。
このため、糊付け面にフィルムを貼着し、糊山を物理的に潰すなどの対策が必要になる。
本発明は、このような現状に鑑み、壁紙(クロス)の裏面に、例えば、天井、壁面に貼着するための糊を、自動的に塗布し、壁紙の糊付け面が乾燥しないように、ならびに、糊皺を防止するために、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態であって、フィルムにテンションを掛けて、フィルムのシワが発生しない貼着壁紙体を作製するための自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、このような現状に鑑み、壁紙施工の際に、専門の内装施工業者が、施工現場に持ち込む汎用タイプの自動壁紙糊付機に、追加で脱着自在に取り付け可能で、糊付けした壁紙にフィルムを貼り付け、巻き取ることにより、壁紙を折り畳むことなく、保管または運搬できる簡易な自動壁紙糊付機のための巻き取り装置、ならびに、巻き取り装置を備えた自動壁紙糊付機を提供することを目的とする。
また、本発明は、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を、ロール形状に巻き取る際に、フィルムにテンションを掛けて、フィルムをシワなく巻き取り、壁紙をフィルムに貼り付けた後に、貼着壁紙体に対して、追加でテンションを掛けて、フィルムと壁紙とが、隙間なく接着できる自動壁紙糊付機のための巻き取り装置、ならびに、巻き取り装置を備えた自動壁紙糊付機を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、自動壁紙糊付機のカッターガイドを用いた壁紙を切断するための壁紙切断位置Xと、追加で脱着自在に取り付けた巻き取り装置の部分に、新たにフィルムを切断するためのフィルム切断位置Yを設けて、異なる位置において、壁紙の切断と、フィルムの切断が可能な自動壁紙糊付機のための巻き取り装置、ならびに、巻き取り装置を備えた自動壁紙糊付機を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置は、
壁紙糊付機本体で、壁紙の裏面に、糊を自動的に塗布し、壁紙の糊付け面が乾燥しないように、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を作製するための自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置であって、
ロール形状に巻かれたフィルム送り出し装置から送り出されたフィルムと、壁紙糊付機本体で、壁紙の裏面に、糊が自動的に塗布された糊付き壁紙とが、
前記壁紙糊付機本体の下方の位置において、フィルムに対して壁紙の糊付け面を貼着するフィルム貼着位置が備えられ、フィルム貼着位置で貼着壁紙体を作製するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、ロール形状に巻かれたフィルム送り出し装置から送り出されたフィルムと、壁紙糊付機本体で、壁紙の裏面に、糊が自動的に塗布された糊付き壁紙とが、壁紙糊付機本体の下方のフィルム貼着位置で、貼着壁紙体を作製する。
従って、壁紙(クロス)の裏面に、例えば、天井、壁面に貼着するための糊を、自動的に塗布し、壁紙の糊付け面が乾燥しないように、ならびに、糊皺を防止するために、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態であって、フィルムにテンションを掛けて、フィルムのシワが発生しない貼着壁紙体を作製することができる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置は、前記フィルム貼着位置が、壁紙を切断するための壁紙切断位置Xの下方に位置するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、フィルム貼着位置が、壁紙を切断するための壁紙切断位置Xの下方に位置するので、壁紙切断位置Xで切断された壁紙を、壁紙切断位置Xの下方において、確実にフィルムの貼着でき、しかも、フィルムにテンションを掛けた状態で、壁紙をフィルムに貼着でき、フィルムのシワが発生しない貼着壁紙体を作製することができる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置は、
前記フィルム貼着位置が、
ロール形状に巻かれたフィルム送り出し装置から送り出されたフィルムを案内する第1のテンション部材、または、その下流側に備えられ、
前記第1のテンション部材を通過する際に、フィルムに対して壁紙の糊付け面を貼着するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、ロール形状に巻かれたフィルム送り出し装置から送り出されたフィルムを案内する第1のテンション部材によって、フィルムにテンションを掛けて、フィルムをシワなく作製することができる。
そして、第1のテンション部材を通過する際に、フィルムに対して壁紙の糊付け面を貼着するように構成されている。
これにより、糊付け面にフィルムを貼着し、糊山を物理的に潰すことができ、厚みの薄い壁紙でも、糊山が、壁紙の表面側に現れることなく、糊跡などが発生せず、しかも、乾燥が均一であり、施工が良好で、仕上がりが綺麗になる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置は、
前記フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を案内する第2のテンション部材を備え、
前記貼着壁紙体が第2のテンション部材を通過する際に、フィルムに対して壁紙の糊付け面の貼着状態の密着が促進されるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を案内する第2のテンション部材を備えているので、貼着壁紙体が第2のテンション部材を通過する際に、フィルムに対して壁紙の糊付け面の貼着状態の密着が促進される。
従って、壁紙をフィルムに貼り付けた後に、貼着壁紙体に対して、第2のテンション部材によって、追加でテンションを掛けて、フィルムと壁紙とが、隙間なく接着できる。
これにより、糊付け面にフィルムを貼着し、糊山を物理的に潰すことができ、厚みの薄い壁紙でも、糊山が、壁紙の表面側に現れることなく、糊跡などが発生せず、しかも、乾燥が均一であり、施工が良好で、仕上がりが綺麗になる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置は、
壁紙糊付機本体で、壁紙の裏面に、糊を自動的に塗布し、壁紙の糊付け面が乾燥しないように、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を、ロール形状に巻き取るための自動壁紙糊付機のための巻き取り装置であって、
前記巻き取り装置が、自動壁紙糊付機に対して脱着自在に装着可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、巻き取り装置が、自動壁紙糊付機に対して脱着自在に装着可能に構成されているので、壁紙施工の際に、専門の内装施工業者が、施工現場に持ち込む汎用タイプの自動壁紙糊付機に、追加で脱着自在に取り付け可能で、糊付けした壁紙にフィルムを貼り付け、巻き取ることにより、壁紙を折り畳むことなく、保管または運搬できる簡易な自動壁紙糊付機のための巻き取り装置、ならびに、巻き取り装置を備えた自動壁紙糊付機を提供することができる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置は、
ロール形状に巻かれたフィルム送り出し装置から送り出されたフィルムを案内する第1のテンション部材を備え、
前記第1のテンション部材を通過する際に、フィルムに対して壁紙の糊付け面を貼着するように構成され、
前記フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を案内する第2のテンション部材を備え、
前記貼着壁紙体が第2のテンション部材を通過する際に、フィルムに対して壁紙の糊付け面の貼着状態の密着が促進されるように構成され、
前記第2のテンション部材を通過した貼着壁紙体が、巻き取り機構に巻き取られるように構成したことを特徴とする。
このように構成することによって、ロール形状に巻かれたフィルム送り出し装置から送り出されたフィルムを案内する第1のテンション部材によって、フィルムにテンションを掛けて、フィルムをシワなく巻き取ることができる。
そして、第1のテンション部材を通過する際に、フィルムに対して壁紙の糊付け面を貼着するように構成されている。
また、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を案内する第2のテンション部材を備えているので、貼着壁紙体が第2のテンション部材を通過する際に、フィルムに対して壁紙の糊付け面の貼着状態の密着が促進される。
そして、第2のテンション部材を通過した貼着壁紙体が、巻き取り機構に巻き取られるように構成されている。
従って、壁紙をフィルムに貼り付けた後に、貼着壁紙体に対して、第2のテンション部材によって、追加でテンションを掛けて、フィルムと壁紙とが、隙間なく接着できる。
これにより、糊付け面にフィルムを貼着し、糊山を物理的に潰すことができ、厚みの薄い壁紙でも、糊山が、壁紙の表面側に現れることなく、糊跡などが発生せず、しかも、乾燥が均一であり、施工が良好で、仕上がりが綺麗になる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置は、
前記巻き取り機構が、
前記第2のテンション部材を通過した貼着壁紙体を巻き取るための巻取軸と、
前記巻取軸に対して平行に付設された補助巻取軸とを備えることを特徴とする。
このように構成することによって、第2のテンション部材を通過した貼着壁紙体を巻き取るための巻取軸を回転することによって、この巻取軸の回転と従動して、補助巻取軸が巻取軸の回転軸を中心として、大きく偏心して回転することになる。
これにより、一定のテンションが負荷された状態で、貼着壁紙体を巻き取ることができ、シワなど発生せず、貼着壁紙体を巻き取ることができるので、施工が良好で、仕上がりが綺麗になる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置は、
前記巻き取り機構が、
前記巻取軸と補助巻取軸を保持する脱着自在な端部ブラケット部材を備え、
前記端部ブラケット部材を取り外して、前記巻取軸と補助巻取軸との離間距離を短くすることによって、巻き取られた貼着壁紙体を巻取軸と補助巻取軸から取り外すことができるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、巻取軸と補助巻取軸を保持する脱着自在な端部ブラケット部材を取り外して、巻取軸と補助巻取軸との離間距離を短くすることによって、巻き取られた貼着壁紙体を巻取軸と補助巻取軸から取り外すことができる。
従って、貼着壁紙体の巻き取り、取り外しが簡単に可能で、例えば、マンションなどの広い場所を壁紙施工する際に、迅速に多くの貼着壁紙体を得ることができ、壁紙施工効率が向上することになる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置は、前記補助巻取軸が、巻取軸に比較して剛性の小さな材料から構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、補助巻取軸が、巻取軸に比較して剛性の小さな材料から構成されているので、巻取軸と補助巻取軸を保持する脱着自在な端部ブラケット部材を取り外して、剛性の小さな材料から構成されている補助巻取軸を撓ませて、巻取軸と補助巻取軸との離間距離を短くすることができ、巻き取られた貼着壁紙体を巻取軸と補助巻取軸からより容易に取り外すことができる。
従って、貼着壁紙体の巻き取り、取り外しが簡単に可能で、例えば、マンションなどの広い場所を壁紙施工する際に、迅速に多くの貼着壁紙体をより容易に得ることができ、壁紙施工効率が向上することになる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置は、前記巻取軸の外径が、3~10mmの範囲に設定されていることを特徴とする。
このように、巻取軸の外径として、3~10mmの範囲、より好ましくは、4~8mm、さらに好ましくは、6mm程度にするのが望ましい。
このような範囲とすることによって、巻取軸の剛性が保たれ、巻取軸と補助巻取軸を保持する脱着自在な端部ブラケット部材を取り外して、剛性の小さな材料から構成されている補助巻取軸を撓ませて、巻取軸と補助巻取軸との離間距離を容易に短くすることができる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置は、前記巻取軸と補助巻取軸との間の距離が、20mm~60mmの範囲に設定されていることを特徴とする。
このように、巻取軸と補助巻取軸との間の距離が、20mm~60mmの範囲に設定するのが望ましい。
この場合、巻き取り効率を考慮すれば、巻取軸と補助巻取軸との間の距離はできるだけ、大きく設定するのが望ましいが、最終的に巻き取られる貼着壁紙体の巻き取り直径に応じて、適宜選択すれば良い。
また、本発明の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置は、
前記巻き取り機構が、
前記第2のテンション部材を通過した貼着壁紙体を巻き取るための巻取軸を備え、
前記巻取軸が、径の大きさが変更可能なように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、巻取軸が、径の大きさが変更可能なように構成されているので、巻き取りの際には、巻取軸の径を拡径して、シワなく貼着壁紙体を巻取軸に巻き取ることができる。
そして、巻取軸の径を縮径して、巻き取られた貼着壁紙体を巻取軸から容易に取り外すことができる。
従って、貼着壁紙体の巻き取り、取り外しが簡単に可能で、例えば、マンションなどの広い場所を壁紙施工する際に、迅速に多くの貼着壁紙体を得ることができ、壁紙施工効率が向上することになる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置は、
前記巻き取り機構が、
前記巻取軸を保持する脱着自在な端部ブラケット部材を備え、
前記端部ブラケット部材を取り外して、前記巻取軸の径を縮径することによって、巻き取られた貼着壁紙体を巻取軸から取り外すことができるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、巻取軸が、径の大きさが変更可能なように構成されているので、巻き取りの際には、巻取軸の径を拡径して、シワなく貼着壁紙体を巻取軸に巻き取ることができる。
そして、巻取軸を保持する脱着自在な端部ブラケット部材を取り外して、巻取軸の径を縮径して、巻き取られた貼着壁紙体を巻取軸から容易に取り外すことができる。
従って、貼着壁紙体の巻き取り、取り外しが簡単に可能で、例えば、マンションなどの広い場所を壁紙施工する際に、迅速に多くの貼着壁紙体を得ることができ、壁紙施工効率が向上することになる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置は、
前記第2のテンション部材が、第1のテンション部材よりも下方の位置に配置されるとともに、
前記第2のテンション部材の中心Qが、第1のテンション部材の中心Pの鉛直方向よりも巻き取り側に位置するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、第2のテンション部材が、第1のテンション部材よりも下方の位置に配置されるとともに、第2のテンション部材の中心Qが、第1のテンション部材の中心Pの鉛直方向よりも巻き取り側に位置するように構成されているので、一定のテンションが負荷された状態で、貼着壁紙体を巻き取ることができ、シワなど発生せず、貼着壁紙体を巻き取ることができる。
従って、第2のテンション部材によって、追加でテンションを掛けて、フィルムと壁紙とが、隙間なく接着できる。
これにより、糊付け面にフィルムを貼着し、糊山を物理的に潰すことができ、厚みの薄い壁紙でも、糊山が、壁紙の表面側に現れることなく、糊跡などが発生せず、しかも、乾燥が均一であり、施工が良好で、仕上がりが綺麗になる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置は、
前記第2のテンション部材が、複数個設けられ、上下方向に千鳥形状に設けられていることを特徴とする。
このように構成することによって、第2のテンション部材が、複数個設けられ、上下方向に千鳥形状に設けられているので、これらの上下方向に千鳥形状に設けられた複数個の第2のテンション部材を、貼着壁紙体が通過する際に、フィルムに対して壁紙の糊付け面の貼着状態の密着が促進される。
そして、これらの第2のテンション部材を通過した貼着壁紙体が、巻き取り機構に巻き取られるように構成されている。
従って、壁紙をフィルムに貼り付けた後に、貼着壁紙体に対して、これらの複数個の第2のテンション部材によって、追加でテンションを掛けて、フィルムと壁紙とが、隙間なく接着できる。
これにより、糊付け面にフィルムを貼着し、糊山を物理的に潰すことができ、厚みの薄い壁紙でも、糊山が、壁紙の表面側に現れることなく、糊跡などが発生せず、しかも、乾燥が均一であり、施工が良好で、仕上がりが綺麗になる。
また、本発明の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置は、
前記壁紙を切断するための壁紙切断位置Xと、前記フィルムを切断するためのフィルム切断位置Yとが、異なる位置に位置するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、自動壁紙糊付機のカッターガイドを用いた壁紙を切断するための壁紙切断位置Xと、追加で脱着自在に取り付けた巻き取り装置の部分に、新たにフィルムを切断するためのフィルム切断位置Yを設けて、異なる位置において、壁紙の切断と、フィルムの切断が可能である。
従って、例えば、所定の長さの壁紙に糊付けした後に、壁紙切断位置Xで壁紙を切断し、この状態で、巻き取り装置で貼着壁紙体を巻き取ることによって、巻き取られた貼着壁紙体に対して、少なくとも1周分フィルムを巻き付けることができる。
そして、この状態で、フィルム切断位置Yにおいて、フィルムを切断することができる。
これにより、巻き取られた壁紙の表面が、フィルムで少なくとも1周分覆われた状態であるので、壁紙の表面が傷付くことがない。
また、所定の長さの壁紙に糊付けした後に、壁紙切断位置Xで壁紙を切断し、巻き取り装置で貼着壁紙体を巻き取ることによって、巻き取られた貼着壁紙体に対して、少なくとも1周分フィルムを巻き付けた後、連続して糊付けした壁紙を再びフィルムに貼着して、貼着壁紙体を巻き取ることができ、これらの連続操作を繰り返した後に、最後にフィルム切断位置Yにおいて、フィルムを切断することができる。
これにより、複数の長さの糊付けした壁紙を貼着した貼着壁紙体を、連続して巻き取ることができる。
従って、例えば、一部屋分の、例えば、天井、壁面に貼着するために必要な糊付けされた壁紙(ロール形状に巻かれた貼着壁紙体)を複数本効率的に得ることができ、極めて便利である。
また、本発明の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置は、
前記フィルムを切断するためのフィルム切断位置Yが、前記第2のテンション部材と巻取軸との間に位置するように構成されていることを特徴とする。
このように、フィルムを切断するためのフィルム切断位置Yが、前記第2のテンション部材と巻取軸との間に位置するように構成されていれば、テンションがかかった状態のフィルムを切断できるので、切断作業が容易である。
また、本発明は、前述のいずれかに記載の動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置を備えることを特徴とする自動壁紙糊付機である。
また、本発明は、前述のいずれかに記載の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置を備えることを特徴とする自動壁紙糊付機である。
本発明によれば、ロール形状に巻かれたフィルム送り出し装置から送り出されたフィルムと、壁紙糊付機本体で、壁紙の裏面に、糊が自動的に塗布された糊付き壁紙とが、壁紙糊付機本体の下方のフィルム貼着位置で、貼着壁紙体を作製する。
従って、壁紙(クロス)の裏面に、例えば、天井、壁面に貼着するための糊を、自動的に塗布し、壁紙の糊付け面が乾燥しないように、ならびに、糊皺を防止するために、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態であって、フィルムにテンションを掛けて、フィルムのシワが発生しない貼着壁紙体を作製することができる。
また、本発明によれば、巻き取り装置が、自動壁紙糊付機に対して脱着自在に装着可能に構成されているので、壁紙施工の際に、専門の内装施工業者が、施工現場に持ち込む汎用タイプの自動壁紙糊付機に、追加で脱着自在に取り付け可能で、糊付けした壁紙にフィルムを貼り付け、巻き取ることにより、壁紙を折り畳むことなく、保管または運搬できる簡易な自動壁紙糊付機のための巻き取り装置、ならびに、巻き取り装置を備えた自動壁紙糊付機を提供することができる。
また、本発明によれば、ロール形状に巻かれたフィルム送り出し装置から送り出されたフィルムを案内する第1のテンション部材によって、フィルムにテンションを掛けて、フィルムをシワなく巻き取ることができる。
そして、第1のテンション部材を通過する際に、フィルムに対して壁紙の糊付け面を貼着するように構成されている。
また、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を案内する第2のテンション部材を備えているので、貼着壁紙体が第2のテンション部材を通過する際に、フィルムに対して壁紙の糊付け面の貼着状態の密着が促進される。
そして、第2のテンション部材を通過した貼着壁紙体が、巻き取り機構に巻き取られるように構成されている。
従って、壁紙をフィルムに貼り付けた後に、貼着壁紙体に対して、第2のテンション部材によって、追加でテンションを掛けて、フィルムと壁紙とが、隙間なく接着できる。
これにより、糊付け面にフィルムを貼着し、糊山を物理的に潰すことができ、厚みの薄い壁紙でも、糊山が、壁紙の表面側に現れることなく、糊跡などが発生せず、しかも、乾燥が均一であり、施工が良好で、仕上がりが綺麗になる。
また、本発明によれば、自動壁紙糊付機のカッターガイドを用いた壁紙を切断するための壁紙切断位置Xと、追加で脱着自在に取り付けた巻き取り装置の部分に、新たにフィルムを切断するためのフィルム切断位置Yを設けて、異なる位置において、壁紙の切断と、フィルムの切断が可能である。
従って、例えば、所定の長さの壁紙に糊付けした後に、壁紙切断位置Xで壁紙を切断し、この状態で、巻き取り装置で貼着壁紙体を巻き取ることによって、巻き取られた貼着壁紙体に対して、少なくとも1周分フィルムを巻き付けることができる。
そして、この状態で、フィルム切断位置Yにおいて、フィルムを切断することができる。
これにより、巻き取られた壁紙の表面が、フィルムで少なくとも1周分覆われた状態であるので、壁紙の表面が傷付くことがない。
また、所定の長さの壁紙に糊付けした後に、壁紙切断位置Xで壁紙を切断し、巻き取り装置で貼着壁紙体を巻き取ることによって、巻き取られた貼着壁紙体に対して、少なくとも1周分フィルムを巻き付けた後、一定間隔離間して連続して糊付けした壁紙を再びフィルムに貼着して、貼着壁紙体を巻き取ることができ、これらの連続操作を繰り返した後に、最後にフィルム切断位置Yにおいて、フィルムを切断することができる。
これにより、複数の長さの糊付けした壁紙を貼着した貼着壁紙体を、連続して巻き取ることができる。
従って、例えば、一部屋分の、例えば、天井、壁面に貼着するために必要な糊付けされた壁紙(ロール形状に巻かれた貼着壁紙体)を複数本効率的に得ることができ、極めて便利である。
図1は、本発明の自動壁紙糊付機10のための巻き取り装置100を取り外した状態を説明する自動壁紙糊付機10の斜視図である。 図2は、図1の自動壁紙糊付機のA-A方向の概略断面図である。 図3は、本発明の自動壁紙糊付機10のための巻き取り装置100を取り付けた状態を説明する自動壁紙糊付機10の正面図である。 図4は、図3の自動壁紙糊付機10の上面図である。 図5は、図3の自動壁紙糊付機10のN方向の側面図である。 図6は、本発明の自動壁紙糊付機10のための巻き取り装置100を説明する図5の部分拡大図である。 図7は、図6の部分拡大図である。 図8は、別の実施例の第2のテンション部材124の配置を示す概略図である。 図9は、本発明の別の実施例の自動壁紙糊付機10のための巻き取り装置100を取り付けた状態を説明する自動壁紙糊付機10の正面図である。 図10は、図9の自動壁紙糊付機10の上面図である。 図11は、図9の自動壁紙糊付機10のN方向の側面図である。 図12は、本発明の自動壁紙糊付機10のための巻き取り装置100を説明する図10の部分拡大図である。 図13は、図12のE―E方向の概略図であり、図13(A)は、巻取軸132の径を拡径して、貼着壁紙体Tを巻取軸132に巻き取る状態を説明する概略図、図13(B)は、巻取軸132の径を縮径して、巻き取られた貼着壁紙体Tを巻取軸132から取り外す状態を説明する概略図である。 図14は、自動壁紙糊付機10の第2のテンション部材124の配置を示す概略図である。 図15は、特許文献1の壁紙糊付巻取機200の側面図である。である。 図16は、図15の壁紙糊付巻取機200の壁紙G、乾燥防止用フィルムB、カットテープCのセット手順を説明する側面図である。 図17は、特許文献2の壁紙糊付巻取機200の側面図である。 図18は、図17の特許文献2の壁紙糊付巻取機200の壁紙G、乾燥防止用フィルムB、カットテープCのセット手順を説明する側面図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の自動壁紙糊付機10のための巻き取り装置100を取り外した状態を説明する自動壁紙糊付機10の斜視図、図2は、図1の自動壁紙糊付機のA-A方向の概略断面図、図3は、本発明の自動壁紙糊付機10のための巻き取り装置100を取り付けた状態を説明する自動壁紙糊付機10の正面図、図4は、図3の自動壁紙糊付機10の上面図、図5は、図3の自動壁紙糊付機10のN方向の側面図、図6は、本発明の自動壁紙糊付機10のための巻き取り装置100を説明する図5の部分拡大図、図7は、図6の部分拡大図、図8は、別の実施例の第2のテンション部材124の配置を示す概略図である。
図1~図2において、符号10は、全体で本発明の自動壁紙糊付機を示している。
図1に示したように、図1~図2に示したように、自動壁紙糊付機10は、壁紙糊付機本体12を備えている。また、壁紙糊付機本体12は、上部が開放して糊付される壁紙の搬送を見ることができる状態の略箱体形状の本体フレーム14を備えている。さらに、本体フレーム14の左右の側部の両端には、下方に固定された一対の脚部フレーム16を備えている。
この本体フレーム14は、図2に示したように、上部フレーム18と、下部フレーム20とから構成されている。そして、上部フレーム18の上部には、左右方向に離間して配置された一対の把手18cを備えている。
この把手18cを把持して操作することによって、後述するように、壁紙Gを壁紙糊付機本体12に配置したり、メンテナンスのために、下部フレーム20に対して、図示しないピボット軸を回動中心として、図1~図2の矢印Iで示したように、開閉可能なように構成されている。
なお、図2に示したように、上部フレーム18と、下部フレーム20には、上部フレーム18を下部フレーム20に対して閉じた状態で固定するために、例えば、いわゆる「パチン錠」などの係止具22が設けられている。
また、上部フレーム18は、左右の側部を構成する、側板部18a、18bを備えている。
一方、図1に示したように、脚部フレーム16の下端には、係止可能なローラー24が設けられており、これにより、自動壁紙糊付機10を所望の位置に移動、配置することが可能になっている。
さらに、図1に示したように、下部フレーム20は、左右の側部を構成する、側板部20a、20bを備えている。この下部フレーム20の一方の側板部20aには、歯車連結機構などの駆動装置を内蔵するとともに、自動壁紙糊付機10を制御するための制御装置や駆動モーターが内蔵された駆動部26が設けられている。
また、この駆動部26の下流側、すなわち、図1において手前側には、測定された壁紙の長さ(測長結果)を表示したり、駆動モーターを駆動制御したり、壁紙Gの種類などの情報を入力するための表示・操作パネル部28が設けられている。なお、この駆動部26は、下部フレーム20の一方の側板部20aに脱着自在に構成されているか、または、固着されている。
さらに、図1~図2に示したように、一対の脚部フレーム16には、壁紙Gが巻かれた壁紙原反ロール32を回転可能に、かつ、脱着自在に装着するための原反装着架台34が設けられている。
そして、図2に示したように、壁紙原反ロール32から送り出された壁紙Gは、下部フレーム20の上流側に、すなわち、図2において左側に、スリット部35に送り出されるようになっている。
壁紙Gは、このスリット部35のテンションバー36を経て、ガイド板38で案内された後、裁断部40で、壁紙の不要な耳部が切断されるように構成されている。すなわち、裁断部40は、一対の回転する上刃42と下刃44から構成されており、これらの上刃42と下刃44の間を通過することによって、壁紙Gの両端の耳部が切断され、壁紙が一定幅となるようになっている。
また、上刃42と下刃44の位置を調整して、壁紙Gの裁断幅を所望の寸法に調整できるようになっている。
このスリット部35を通過した壁紙Gは、下部フレーム20の左右の側板部20a、20bの間で固定された下部ステー46に、壁紙Gの裏面GBが接触するように案内されて、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との間に挟持されるように搬送される。
なお、送り出しローラー48の回転によって壁紙を搬送する際に、壁紙Gの滑りを少なくするために、壁紙Gの一定の長さ分を、送り出しローラー48に巻き付けている。
また、送り出しローラー48は、下部フレーム20の左右の側板部20a、20bに回転可能に装着されているとともに、図示しない、複数の歯車機構を介して、駆動部26の駆動モーターの駆動が伝達されるように構成されている。
また、図2に示したように、検尺ローラー50の回転軸52が、検尺ローラーアーム54の先端側に回転可能に装着されている。そして、検尺ローラーアーム54の基端側のアーム支点56が、自動壁紙糊付機10の上部フレーム18の左右の側板部18a、18bに回動可能に装着されている。
これにより、図2の矢印Lで示したように、検尺ローラーアーム54が、アーム支点56を回動中心として回動可能に構成されている。
そして、壁紙Gの裏面GBが、送り出しローラー48に当接するとともに、検尺ローラー50が、壁紙Gの表面GAに当接して、送り出しローラー48により搬送される壁紙Gに従動して回転するように構成されている。
また、図2に示したように、検尺ローラーアーム54には、検尺ローラー50と送り出しローラー48との圧接力を微調整するために、自動壁紙糊付機10の上部フレーム18に装着された調整装置58が連結されている。
すなわち、この調整装置58には、バネ60が介装されており、このバネ60をバネ調整ネジ62で調整することによって、検尺ローラー50が送り出しローラー48ーに圧接する圧接力を微調整することができるようになっている。なお、この調整装置58は、検尺ローラー50の回転軸52の軸方向の両端側に2つ設けられており、これにより、壁紙Gが蛇行しないように調整されるようになっている。
また、図2に示したように、検尺ローラー50の回転軸52の端部には、複数の外周方向に突設するスリット板64が設けられている。また、検尺ローラーアーム54には、このスリット板64と対峙するように、フォトマイクロセンサー66が設けられている。
このフォトマイクロセンサー66からの赤外線を、検尺ローラー50の回転軸52が回転することにより、スリット板64の凹凸が、投光または遮光して、検尺パルスが発生する。これによって、検尺ローラー50の回転に応じて、搬送される壁紙Gの長さを測定することができるようになっている。
すなわち、例えば、検尺パルスの1周期(山+谷)が壁紙Gの長さ1.0cmで、山1個、または、谷1個が、0.5cmとしている。
そして、糊付け作業者によって、糊を付けて排出する壁紙の長さが、300cmに設定された場合、自動壁紙糊付機10の駆動部26の制御部は、後述する複数のローラーを回転させた瞬間から、検尺パルスを計数し、検尺パルスを300周期分計数すると、複数のローラーの回転を停止するようになっている。これにより、長さ300cmの壁紙Gが排出されるように構成されている。
このように、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との間に挟持されるように搬送された壁紙Gは、図2に示したように、壁紙Gの裏面GBに対して、糊を塗布する糊付装置68に搬送される。
この糊付装置68では、壁紙Gの表面GAが、ハイテンションローラー70に当接するように壁紙Gが通過するとともに、壁紙Gの裏面GBが、糊付ローラー72と接触するように構成されている。
また、図2に示したように、糊付ローラー72と接触するように、糊付ローラー72の下方側に、糊上ローラー74が設けられており、図示しない糊収容タンク(糊箱)に収容した糊を糊上ローラー74から、糊付ローラー72に転写するように構成されている。
また、糊付ローラー72の上流側には、糊付ローラー72と当接するように、ドクターローラー76が設けられている。このドクターローラー76と糊付ローラー72との間の距離を調整することによって、糊付ローラー72から壁紙Gに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整するように構成されている。
なお、糊上ローラー74から糊付ローラー72への転写厚さの調整は、糊上ローラー74と糊付ローラー72との間隔を調整することによって行われる。
さらに、糊付ローラー72の下流側には、押えローラー78が設けられており、押えローラー78が、壁紙Gの表面GAと当接するように構成されている。
また、押えローラー78の下流側には、壁紙Gの裏面GBと当接するナラシローラー80が設けられている。
なお、ハイテンションローラー70と押えローラー78は、それぞれ上部フレーム18の左右の側板部18a、18bに回動可能に装着されている。一方、糊付ローラー72、ドクターローラー76、および、ナラシローラー80は、それぞれ下部フレーム20の左右の側板部20a、20bに回動可能に装着されている。
糊上ローラー74は、図示しない糊収容タンク(糊箱)に回動可能に装着されている。また、糊収容タンク(糊箱)は、壁紙糊付機本体12に脱着可能に設けられている。
従って、図1~図2の矢印Iで示したように、上部フレーム18の把手18cを把持して操作することによって、下部フレーム20に対して、ピボット軸を回動中心として開く。これによって、上部フレーム18に装着されたハイテンションローラー70と押えローラー78が、上部フレーム18とともに上方に移動する。
これにより、壁紙Gを壁紙糊付機本体12(糊付ローラー72、ナラシローラー80など)に配置したり、メンテナンスすることができるようになっている。
このように構成される糊付装置68では、送り出しローラー48と、検尺ローラー50との間に挟持されるように搬送された壁紙Gは、ハイテンションローラー70と押えローラー78によって、糊付ローラー72に対して、所定のテンションで接触するように構成されている。
そして、図示しない糊収容タンク(糊箱)に収容した糊が、糊上ローラー74から、糊付ローラー72に転写される。その後、ドクターローラー76により、糊付ローラー72から壁紙Gに転写する糊の厚さ(量)が、所定の厚さになるように調整される。
そして、糊付ローラー72によって、壁紙Gの裏面GBに糊が塗布された後、ナラシローラー80によって、均一の厚さになるように処理される。
その後、ナラシローラー80によって、均一の厚さになるように処理された壁紙Gは、ナラシローラー80の下流側に複数個配置された案内シュート82、壁紙排出部29から排出されるように構成されている。
そして、前述したように、自動壁紙糊付機10の駆動部26の制御部は、後述する複数のローラーを回転させた瞬間から、検尺パルスを計数し、検尺パルスを300周期分計数すると、複数のローラーの回転を停止するようになっている。これにより、例えば、長さ300cmの壁紙が排出されるように構成されている。
そして、壁紙の搬送が停止された状態で、糊付け作業者が、別途図示しないが、自動壁紙糊付機10に設けられた切断装置、または、カッターナイフなどで、壁紙排出部29から排出され糊付けされた壁紙Gを、壁紙を切断するための壁紙切断位置Xで、切断するように構成されている。
また、図3~図7に示したように、本発明の自動壁紙糊付機10では、自動壁紙糊付機10に対して脱着自在に装着可能に構成された巻き取り装置100を備えている。
すなわち、本発明の巻き取り装置100は、一対の前方の脚部フレーム16aに脱着自在に装着可能に構成された、断面略U字形状の一対のブラケット支持部材102を備えている。
すなわち、ブラケット支持部材102の基端部104は、それぞれ、例えば、蝶ねじなどの締結部材106によって、自動壁紙糊付機10の一対の前方の脚部フレーム16aに脱着自在に装着可能に構成されている。
そして、ブラケット支持部材102の前方ブラケット105には、ロール形状に巻かれたフィルム原反ロール108から、フィルム送り出し装置110により送り出されたフィルム(乾燥防止用フィルムB、以下、単に「フィルムB」と言う)を案内する第1のテンション部材112を備えている。
なお、図5~図6に示したように、フィルム送り出し装置110は、例えば、蝶ねじなどの締結部材114によって、自動壁紙糊付機10の一対の下部の脚部フレーム16bに脱着自在に装着可能な一対の軸受けブラケット部材116を備えている。
この軸受けブラケット部材116には、それぞれ、フィルム原反ロール108の軸部材108aを、回転可能にかつ脱着自在に軸支することができる切り欠き形状の軸受け部118が形成されている。
そして、第1のテンション部材112を通過する際に、フィルムBに対して壁紙Gの糊付け面(壁紙Gの裏面GB)を貼着して、フィルムBが壁紙Gの糊付け面(壁紙Gの裏面GB)に貼り付けられた状態の貼着壁紙体Tが構成されるようになっている。
なお、第1のテンション部材112は、例えば、固定の棒状部材、回転ローラーなどから構成されている。なお、フィルムBの摩耗損傷を防止するためには、回転ローラーから構成するのが望ましい。
なお、図示しないが、この第1のテンション部材112は、ブラケット支持部材102の前方ブラケット105に脱着自在に装着するように構成することも可能である。これにより、メンテナンス、フィルムBの巻き付け装着などが容易となる。
そして、第1のテンション部材112を通過する際に、フィルムBに対して壁紙Gの糊付け面(壁紙Gの裏面GB)を貼着するように構成されている。
なお、図3~図6に示したように、糊付装置68の下方に、カットテープCのカットテープ原反ロール111が、繰り出し可能に、かつ、脱着自在に装着されている。
なお、カットテープCは、従来から知られている自動壁紙糊付機と同様に、壁紙Gの左右の端部に貼り付けすることができるように、左右に一対設けられている。なお、図3では、カットテープCのカットテープ原反ロール111が、一方の端部にのみ設けられた場合を図示している。
カットテープCを、ナラシローラー80に巻くようにして、壁紙Gの裏面GBの両端にカットテープCが貼着された壁紙Gが、壁紙糊付機本体12からナラシローラー80の下流側に複数個配置された案内シュート82、壁紙排出部29から排出されるように構成されている。
一方、ブラケット支持部材102の前方ブラケット105には、それぞれ、図6~図7の拡大図に示したように、略L字形状の一対の巻き取りブラケット部材120が、ピボット軸121を介して前後方向(図6、図7の矢印M方向)に回動可能に連結されている。
この巻き取りブラケット部材120には、ストッパー切り欠き120aが形成されており、このストッパー切り欠き120aに、ブラケット支持部材102に配置されたストッパー棒部材122を係合することによって固定することができるように構成されている。
また、第1のテンション部材112の下方に位置するように、ブラケット支持部材102の前方ブラケット105、巻き取りブラケット部材120には、フィルムBが壁紙Gの糊付け面(壁紙Gの裏面GB)に貼り付けられた状態の貼着壁紙体Tを案内する第2のテンション部材124を備えている。
貼着壁紙体Tが第2のテンション部材124を通過する際に、フィルムBに対して壁紙Gの糊付け面(壁紙Gの裏面GB)の貼着状態の密着が促進されるように構成されている。
なお、第2のテンション部材124は、第1のテンション部材112と同様に、例えば、固定の棒状部材、回転ローラーなどから構成されている。なお、フィルムB、壁紙G(貼着壁紙体T)の摩耗損傷を防止するためには、回転ローラーから構成するのが望ましい。
また、図示しないが、第1のテンション部材112と同様に、第2のテンション部材124は、ブラケット支持部材102の前方ブラケット105、巻き取りブラケット部材120に脱着自在に装着するように構成することも可能である。これにより、メンテナンス、フィルムBの巻き付け装着などが容易となる。
一方、図3~図7に示したように、巻き取りブラケット部材120の先端には、第2のテンション部材124を通過した貼着壁紙体Tを巻き取るための巻き取り機構126が備えられている。
すなわち、巻き取りブラケット部材120の先端には、巻き取り軸支持ブラケット128が設けられており、この巻き取り軸支持ブラケット128に形成された軸支用切り欠き128aに、巻取部材130が脱着自在に装着されている。
この巻取部材130は、第2のテンション部材124を通過した貼着壁紙体Tを巻き取るための巻取軸132を備えている。また、巻取軸132に対して平行に付設された補助巻取軸134を備えている。
また、巻取軸132と補助巻取軸134を保持する、例えば、蝶ねじなどの締結部材125によって、脱着自在な端部ブラケット部材136を備えている。
これにより、図示しないが、片方の端部ブラケット部材136(後述するハンドル部材138側)を取り外して、フリー状態となった巻取軸132と補助巻取軸134との離間距離を短くすることによって、後述するように巻き取られた貼着壁紙体Tを、巻取軸132と補助巻取軸134から取り外すことができるように構成されている。
また、巻取軸132の一方の端部には、ハンドル部材138が脱着可能に装着されている。
これにより、図6~図7の矢印K方向にハンドル部材138を手動で回転することによって、巻取軸132の回転と従動して、補助巻取軸134が巻取軸132の回転軸を中心として、大きく偏心して回転することになる。
これにより、一定のテンションが負荷された状態で、貼着壁紙体Tを巻き取ることができ、シワなど発生せず、貼着壁紙体Tを巻き取ることができるので、施工が良好で、仕上がりが綺麗になる。
このように構成することによって、巻き取り装置100が、自動壁紙糊付機10に対して脱着自在に装着可能に構成されているので、壁紙施工の際に、専門の内装施工業者が、施工現場に持ち込む汎用タイプの自動壁紙糊付機10に、追加で脱着自在に取り付け可能で、糊付けした壁紙GにフィルムBを貼り付け、貼着壁紙体Tを巻き取ることにより、壁紙Gを折り畳むことなく、保管または運搬できる簡易な自動壁紙糊付機10のための巻き取り装置100、ならびに、巻き取り装置100を備えた自動壁紙糊付機10を提供することができる。
また、ロール形状に巻かれたフィルム原反ロール108から、フィルム送り出し装置110により送り出されたフィルムBを案内する第1のテンション部材112によって、フィルムBにテンションを掛けて、フィルムBをシワなく巻き取ることができる。
そして、第1のテンション部材112を通過する際に、フィルムBに対して壁紙Gの糊付け面(壁紙Gの裏面GB)を貼着するように構成されている。
また、フィルムBが壁紙Gの糊付け面(壁紙Gの裏面GB)に貼り付けられた状態の貼着壁紙体Tを案内する第2のテンション部材124を備えているので、貼着壁紙体Tが第2のテンション部材124を通過する際に、フィルムBに対して壁紙Gの糊付け面(壁紙Gの裏面GB)の貼着状態の密着が促進される。
そして、第2のテンション部材124を通過した貼着壁紙体Tが、巻き取り機構126に巻き取られるように構成されている。
従って、壁紙GをフィルムBに貼り付けた後に、貼着壁紙体Tに対して、第2のテンション部材124によって、追加でテンションを掛けて、フィルムBと壁紙Gとが、隙間なく接着できる。
これにより、壁紙Gの糊付け面(壁紙Gの裏面GB)にフィルムBを貼着し、糊山を物理的に潰すことができ、厚みの薄い壁紙Gでも、糊山が、壁紙Gの表面GA側に現れることなく、糊跡などが発生せず、しかも、乾燥が均一であり、施工が良好で、仕上がりが綺麗になる。
また、巻取軸132と補助巻取軸を保持する脱着自在な端部ブラケット部材を取り外して、巻取軸と補助巻取軸134との離間距離を短くすることによって、巻き取られた貼着壁紙体Tを巻取軸132と補助巻取軸134から取り外すことができる。
従って、貼着壁紙体Tの巻き取り、取り外しが簡単に可能で、例えば、マンションなどの広い場所を壁紙施工する際に、迅速に複数本の貼着壁紙体Tを得ることができ、壁紙施工効率が向上することになる。
なお、図7に示したように、第2のテンション部材124が、第1のテンション部材112よりも下方の位置に配置されるとともに、第2のテンション部材124の中心Qが、第1のテンション部材の中心Pの鉛直方向(鉛直線Z)よりも巻き取り側Rに位置するように構成されているのが望ましい。
このように構成することによって、第2のテンション部材124が、第1のテンション部材112よりも下方の位置に配置されるとともに、第2のテンション部材124の中心Qが、第1のテンション部材112の中心Pの鉛直方向(鉛直線Z)よりも巻き取り側Rに位置するように構成されているので、一定のテンションが負荷された状態で、貼着壁紙体Tを巻き取ることができ、シワなど発生せず、貼着壁紙体Tを巻き取ることができる。
従って、第2のテンション部材124によって、追加でテンションを掛けて、フィルムBと壁紙Gとが、隙間なく接着できる。
これにより、壁紙Gの糊付け面(壁紙Gの裏面GB)にフィルムBを貼着し、糊山を物理的に潰すことができ、厚みの薄い壁紙Gでも、糊山が、壁紙Gの表面GA側に現れることなく、糊跡などが発生せず、しかも、乾燥が均一であり、施工が良好で、仕上がりが綺麗になる。
また、図8に示したように、第2のテンション部材124が、複数個(図8では、2個)設けられ、上下方向に千鳥形状に設けられていても良い。
このように構成することによって、第2のテンション部材124が、複数個設けられ、上下方向に千鳥形状に設けられているので、これらの上下方向に千鳥形状に設けられた複数個の第2のテンション部材124を、貼着壁紙体Tが通過する際に、フィルムBに対して壁紙Gの糊付け面(壁紙Gの裏面GB)の貼着状態の密着が促進される。
そして、これらの第2のテンション部材124を通過した貼着壁紙体Tが、巻き取り機構126に巻き取られるように構成されている。
従って、壁紙GをフィルムBに貼り付けた後に、貼着壁紙体Tに対して、これらの複数個の第2のテンション部材124によって、追加でテンションを掛けて、フィルムBと壁紙Gとが、隙間なく接着できる。
これにより、壁紙Gの糊付け面(壁紙Gの裏面GB)にフィルムBを貼着し、糊山を物理的に潰すことができ、厚みの薄い壁紙Gでも、糊山が、壁紙Gの表面GA側に現れることなく、糊跡などが発生せず、しかも、乾燥が均一であり、施工が良好で、仕上がりが綺麗になる。
また、本発明では、図3、図5に示したように、壁紙Gを切断するための壁紙切断位置Xと、フィルムBを切断するためのフィルム切断位置Yとが、異なる位置に位置するように構成されている。
このように構成することによって、自動壁紙糊付機10のカッターガイドを用いた壁紙Gを切断するための壁紙切断位置Xと、追加で脱着自在に取り付けた巻き取り装置100の部分に、新たにフィルムを切断するためのフィルム切断位置Yを設けて、異なる位置において、壁紙Gの切断と、フィルムBの切断が可能である。
従って、例えば、所定の長さの壁紙Gに糊付けした後に、壁紙切断位置Xで壁紙Gを切断し、この状態で、巻き取り装置100で貼着壁紙体Tを巻き取ることによって、巻き取られた貼着壁紙体Tに対して、少なくとも1周分フィルムBを巻き付けることができる。
そして、この状態で、フィルム切断位置Yにおいて、フィルムBを切断することができる。
これにより、巻き取られた壁紙Gの表面GAが、フィルムBで少なくとも1周分覆われた状態であるので、壁紙Gの表面GAが傷付くことがない。
また、所定の長さの壁紙Gに糊付けした後に、壁紙切断位置Xで壁紙Gを切断し、巻き取り装置100で貼着壁紙体Tを巻き取ることによって、巻き取られた貼着壁紙体Tに対して、少なくとも1周分フィルムBを巻き付けた後、連続して糊付けした壁紙Gを再びフィルムBに貼着して、貼着壁紙体Tを巻き取ることができ、これらの連続操作を繰り返した後に、最後にフィルム切断位置Yにおいて、フィルムBを切断することができる。
これにより、複数の長さの糊付けした壁紙Gを貼着した貼着壁紙体Tを、一定間隔離間して連続して巻き取ることができる。
従って、例えば、一部屋分の、例えば、天井、壁面に貼着するために必要な糊付けされた壁紙G(ロール形状に巻かれた貼着壁紙体T)を得ることができ、極めて便利である。
この場合、フィルムBを切断するためのフィルム切断位置Yが、第2のテンション部材124と巻取軸132との間に位置するように構成されているのが望ましい。
このように、フィルムBを切断するためのフィルム切断位置Yが、第2のテンション部材124と巻取軸132との間に位置するように構成されていれば、テンションがかかった状態のフィルムBを切断できるので、切断作業が容易である。
また、一部屋分ではなく、一部屋の壁面が4面あるとすれば、その第1面、第2面、第3面、第4面の壁面と貼り付けする壁面ごとに貼り付ける順に、ロール形状に巻かれた貼着壁紙体Tを、複数準備することが可能となる。
さらに、貼着壁紙体Tを、纏め過ぎるとかなりの重量となるために、例えば、2~3本の糊付された壁紙を、1つのロール形状に巻かれた貼着壁紙体Tとするなど、施工業者にとり、任意の貼着壁紙体Tのロール状とすることができ、極めて便利である。
さらに、図示しないが、フットスイッチを設けておき、フットスイッチを作動させると、壁紙糊付機本体の糊付けの開始、継続、停止、速度制御が行われるように設定していても良い。
このように、駆動部26の制御スイッチとは別に、フットスイッチが併設されており、フットスイッチを踏むことにより、壁紙糊付機本体の糊付けの開始、継続、停止、速度制御を行うことができるように構成しても良い。
これにより、作業者の作業ペースで、壁紙の糊付け、フィルムの貼着、巻き取りを行うことでき、極めて便利である。
また、補助巻取軸134が、巻取軸132に比較して剛性の小さな材料から構成されているのが望ましい。。
このように構成することによって、補助巻取軸134が、巻取軸132に比較して剛性の小さな材料から構成されているので、巻取軸132と補助巻取軸134を保持する脱着自在な端部ブラケット部材136を取り外して、剛性の小さな材料から構成されている補助巻取軸134を撓ませて、巻取軸132と補助巻取軸134との離間距離を短くすることができ、巻き取られた貼着壁紙体Tを巻取軸132と補助巻取軸134からより容易に取り外すことができる。
従って、貼着壁紙体Tの巻き取り、取り外しが簡単に可能で、例えば、マンションなどの広い場所を壁紙施工する際に、迅速に多くの貼着壁紙体をより容易に得ることができ、壁紙施工効率が向上することになる。
また、巻取軸132の外径が、3~10mmの範囲、より好ましくは、4~8mm、さらに好ましくは、6mm程度に設定されているのが望ましい。
巻取軸132の外径を、このような範囲とすることによって、巻取軸132の剛性が保たれ、巻取軸132と補助巻取軸134を保持する脱着自在な端部ブラケット部材136を取り外して、剛性の小さな材料から構成されている補助巻取軸234を撓ませて、巻取軸132と補助巻取軸134との離間距離を容易に短くすることができる。
また、巻取軸132と補助巻取軸134との間の距離が、20mm~60mmの範囲に設定するのが望ましい。
この場合、巻き取り効率を考慮すれば、巻取軸132と補助巻取軸134との間の距離はできるだけ、大きく設定するのが望ましいが、最終的に巻き取られる貼着壁紙体Tの巻き取り直径に応じて、適宜選択すれば良い。
(実施例2)
図9は、本発明の別の実施例の自動壁紙糊付機10のための巻き取り装置100を取り付けた状態を説明する自動壁紙糊付機10の正面図、図10は、図9の自動壁紙糊付機10の上面図、図11は、図9の自動壁紙糊付機10のN方向の側面図、図12は、本発明の自動壁紙糊付機10のための巻き取り装置100を説明する図10の部分拡大図、図13は、図12のE―E方向の概略図であり、図13(A)は、巻取軸132の径を拡径して、貼着壁紙体Tを巻取軸132に巻き取る状態を説明する概略図、図13(B)は、巻取軸132の径を縮径して、巻き取られた貼着壁紙体Tを巻取軸132から取り外す状態を説明する概略図、図14は、自動壁紙糊付機10の第2のテンション部材124の配置を示す概略図である。
この実施例の自動壁紙糊付機10は、図1~図8に示した自動壁紙糊付機10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
なお、図9では、説明の便宜上、フィルム送り出し装置110は省略して図示している。
この実施例の自動壁紙糊付機10では、図9~図14に示したように、巻き取り装置100において、巻き取り機構126が、第2のテンション部材124を通過した貼着壁紙体Tを巻き取るための巻取軸132のみを備え、巻取軸132が、径の大きさが変更可能なように構成されている。
すなわち、図11~図12に示したように、巻取軸132が、断面半円形状の一対の巻取軸部材132a、132bから構成されている。これらの一対の巻取軸部材132a、132bは、スプリング141を備えたスプリング付き蝶番部材140によって、相互に離間(拡径)する方向に付勢されている。
そして、端部ブラケット部材136を取り外して、図13(A)~図13(B)の状態となるように、手などで、巻き取られた貼着壁紙体Tが存在しない巻取軸132の端部を把持して、スプリング付き蝶番部材140のスプリング141の付勢力に抗して、巻取軸132の径を縮径することによって、巻き取られた貼着壁紙体Tを巻取軸132から取り外すことができるように構成されている。
このように構成することによって、巻取軸132が、径の大きさが変更可能なように構成されているので、巻き取りの際には、巻取軸132の径を拡径して(図13(A)参照)、シワなく貼着壁紙体を巻取軸に巻き取ることができる。
そして、巻取軸132を保持する脱着自在な端部ブラケット部材136を取り外して、スプリング付き蝶番部材140のスプリング141の付勢力に抗して、巻取軸132の径を縮径して(図13(B)の矢印参照)、巻き取られた貼着壁紙体Tを巻取軸132から容易に取り外すことができる。
従って、貼着壁紙体Tの巻き取り、取り外しが簡単に可能で、例えば、マンションなどの広い場所を壁紙施工する際に、迅速に多くの貼着壁紙体Tを得ることができ、壁紙施工効率が向上することになる。
なお、この実施例では、ブラケット支持部材102は、一体型であり、第1のテンション部材112を脱着自在に係止する第1の切り欠き142、第2のテンション部材124を脱着自在に係止する第2の切り欠き144、ならびに、巻き取り機構126を脱着自在に係止する第3の切り欠き146が形成されている。
また、図14に示したように、第1のテンション部材112と、第2のテンション部材124とは近接した位置に配置されている。
これにより、貼着壁紙体Tが、第1のテンション部材112と第2のテンション部材124との間を通過する際に、第1のテンション部材112と第2のテンション部材124により圧着されて、フィルムBに対して壁紙Gの糊付け面(壁紙Gの裏面GB)の貼着状態の密着がより促進されるように構成されている。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、本発明の巻き取り装置100を脱着自在に装着する自動壁紙糊付機10の構造は、実施例1~実施例2に示したタイプ以外にも全てのタイプの自動壁紙糊付機10に適用することが可能である。
また、上記の実施例では、ハンドル部材138を手動で回転して巻き取るタイプを示したが、小型であれば、自動で(例えば、パウダークラッチを使用して)回転して巻き取りを行うことも可能である。
さらに、上記の実施例では、ハンドル部材138を手動で回転して巻き取るタイプを示したが、従来のように折り畳んだり、直接、手で巻き取ったりするような構成とすることも可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、壁紙(クロス)の裏面に、例えば、天井、壁面に貼着するための糊を、自動的に塗布し、壁紙の糊付け面が乾燥しないように、ならびに、糊皺を防止するために、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を作製するための自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置、および、貼着壁紙体をロール形状に巻き取るための自動壁紙糊付機のための巻き取り装置、ならびに、それらを備えた巻き取り装置を備えた自動壁紙糊付機に適用することができる。
10 自動壁紙糊付機
12 壁紙糊付機本体
14 本体フレーム
16 脚部フレーム
16a 脚部フレーム
16b 脚部フレーム
18 上部フレーム
18a、18b 側板部
18c 把手
20 下部フレーム
20a 側板部
20a、20b 側板部
22 係止具
24 ローラー
26 駆動部
28 表示・操作パネル部
29 壁紙排出部
32 壁紙原反ロール
34 原反装着架台
35 スリット部
36 テンションバー
38 ガイド板
40 裁断部
42 上刃
44 下刃
46 下部ステー
48 送り出しローラー
50 検尺ローラー
52 回転軸
54 検尺ローラーアーム
56 アーム支点
58 調整装置
60 バネ
62 バネ調整ネジ
64 スリット板
66 フォトマイクロセンサー
68 糊付装置
70 ハイテンションローラー
72 糊付ローラー
74 糊上ローラー
76 ドクターローラー
78 押えローラー
80 ナラシローラー
82 案内シュート
100 巻き取り装置
102 ブラケット支持部材
104 基端部
106 締結部材
105 前方ブラケット
108 フィルム原反ロール
108a 軸部材
110 フィルム送り出し装置
111 カットテープ原反ロール
112 第1のテンション部材
114 締結部材
116 ブラケット部材
118 軸受け部
120 巻き取りブラケット部材
120a ストッパー切り欠き
121 ピボット軸
122 ストッパー棒部材
124 第2のテンション部材
126 巻き取り機構
128 巻き取り軸支持ブラケット
128a 軸支用切り欠き
130 巻取部材
132 巻取軸
132a、132b 巻取軸部材
134 補助巻取軸
136 端部ブラケット部材
138 ハンドル部材
140 スプリング付き蝶番部材
141 スプリング
142 第1の切り欠き
144 第2の切り欠き
146 第3の切り欠き
200 壁紙糊付巻取機
202 移動用キャスター
204 架台フレーム
206 中央フレーム
208 壁紙糊付機本体
210 前方フレーム
211 後方フレーム
212 壁紙原反ロール
213 乾燥防止用フィルム原反ロール
214 案内ステー、または、案内ローラー
215 下方フレーム
216 送り出しローラー
218 検尺ローラー
220 カットテープ原反ロール
224 巻き取り装置
225 糊収容タンク(糊箱)
226 本体フレーム
228 上部フレーム
230 下部フレーム
231 糊付装置
232 係止具
234 ハイテンションローラー
236 糊付ローラー
238 糊上ローラー
240 ドクターローラー
242 ローラー
244 ナラシローラー
246 第1のテーブル
246a テーブルフレーム
246b テーブル
248 第2のテーブル
250 ステー
252 制御ボックス
254 フットスイッチ
260 巻き取りアシスト装置
B 乾燥防止用フィルム
C カットテープ
G 壁紙
GA 表面
GB 裏面
H 手動ハンドル
I 矢印
K 矢印
L 矢印
M 方向
P 中心
Q 中心
R 巻き取り側
T 貼着壁紙体
X 壁紙切断位置
Y フィルム切断位置
Z 鉛直方向(鉛直線)

Claims (15)

  1. 壁紙糊付機本体で、壁紙の裏面に、糊を自動的に塗布し、壁紙の糊付け面が乾燥しないように、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を作製するための自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置であって、
    ロール形状に巻かれたフィルム送り出し装置から送り出されたフィルムと、壁紙糊付機本体で、壁紙の裏面に、糊が自動的に塗布された糊付き壁紙とが、前記壁紙糊付機本体の下方の位置において、フィルムに対して壁紙の糊付け面を貼着するフィルム貼着位置が備えられ、フィルム貼着位置で貼着壁紙体を作製するように構成されていて、
    前記フィルム貼着位置が、前記フィルム送り出し装置から送り出されたフィルムを案内する第1のテンション部材、または、その下流側に備えられ、
    前記第1のテンション部材を通過する際、または、前記第1のテンション部材を通過した後に、フィルムに対して壁紙の糊付け面を貼着するように構成されていることを特徴とする、自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置。
  2. 壁紙糊付機本体で、壁紙の裏面に、糊を自動的に塗布し、壁紙の糊付け面が乾燥しないように、フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を作製するための自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置であって、
    ロール形状に巻かれたフィルム送り出し装置から送り出されたフィルムと、壁紙糊付機本体で、壁紙の裏面に、糊が自動的に塗布された糊付き壁紙とが、前記壁紙糊付機本体の下方の位置において、フィルムに対して壁紙の糊付け面を貼着するフィルム貼着位置が備えられ、フィルム貼着位置で貼着壁紙体を作製するように構成されていて、
    前記フィルム貼着位置が、壁紙を切断するための壁紙切断位置Xの下方の位置で、前記フィルム送り出し装置から送り出されたフィルムを案内する第1のテンション部材、または、その下流側に備えられ、
    前記フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を案内する第2のテンション部材をさらに備え、
    前記貼着壁紙体が第2のテンション部材を通過する際に、フィルムに対して壁紙の糊付け面の貼着状態の密着が促進されるように構成されていることを特徴とする、自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置。
  3. 請求項1乃至2のいずれか1項記載のフィルム貼着装置を備える自動壁紙糊付機であり、
    フィルムが糊付け面に貼り付けられた状態の貼着壁紙体を、ロール形状に巻き取るための巻き取り機構をさらに備え、
    前記巻き取り機構が、自動壁紙糊付機に対して脱着自在に装着可能に構成されていることを特徴とする自動壁紙糊付機。
  4. 前記巻き取り機構が、
    前記第2のテンション部材を通過した貼着壁紙体を巻き取るための巻取軸と、
    前記巻取軸に対して平行に付設された補助巻取軸とを備えることを特徴とする請求項2を引用する請求項3に記載の自動壁紙糊付機。
  5. 前記巻き取り機構が、
    前記巻取軸と補助巻取軸を保持する脱着自在な端部ブラケット部材を備え、
    前記端部ブラケット部材を取り外して、前記巻取軸と補助巻取軸との離間距離を短くすることによって、巻き取られた貼着壁紙体を巻取軸と補助巻取軸から取り外すことができるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の自動壁紙糊付機のための巻き取り装置。
  6. 前記補助巻取軸が、巻取軸に比較して剛性の小さな材料から構成されていることを特徴とする請求項4に記載の自動壁紙糊付機。
  7. 前記巻取軸の外径が、3~10mmの範囲に設定されていることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の自動壁紙糊付機。
  8. 前記巻取軸と補助巻取軸との間の距離が、20mm~60mmの範囲に設定されていることを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の自動壁紙糊付機。
  9. 前記巻き取り機構が、
    前記第2のテンション部材を通過した貼着壁紙体を巻き取るための巻取軸を備え、
    前記巻取軸が、径の大きさが変更可能なように構成されていることを特徴とする請求項4から8のいずれかに記載の自動壁紙糊付機。
  10. 前記巻き取り機構が、
    前記巻取軸を保持する脱着自在な端部ブラケット部材を備え、
    前記端部ブラケット部材を取り外して、前記巻取軸の径を縮径することによって、巻き取られた貼着壁紙体を巻取軸から取り外すことができるように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の自動壁紙糊付機。
  11. 前記第2のテンション部材が、第1のテンション部材よりも下方の位置に配置されるとともに、
    前記第2のテンション部材の中心Qが、第1のテンション部材の中心Pの鉛直方向よりも巻き取り側に位置するように構成されていることを特徴とする請求項4から10のいずれかに記載の自動壁紙糊付機。
  12. 前記第2のテンション部材が、複数個設けられ、上下方向に千鳥形状に設けられていることを特徴とする請求項4から11のいずれかに記載の自動壁紙糊付機。
  13. 前記壁紙を切断するための壁紙切断位置Xと、前記フィルムを切断するためのフィルム切断位置Yとが、異なる位置に位置するように構成されていることを特徴とする請求項4から12のいずれかに記載の自動壁紙糊付機。
  14. 前記フィルムを切断するためのフィルム切断位置Yが、前記第2のテンション部材と巻取軸との間に位置するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の自動壁紙糊付機。
  15. 請求項1乃至2のいずれかに記載の自動壁紙糊付機のためのフィルム貼着装置を備えることを特徴とする自動壁紙糊付機。
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