JP7322615B2 - 画像検査装置、画像検査方法及び画像検査プログラム - Google Patents

画像検査装置、画像検査方法及び画像検査プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像検査装置、画像検査方法及び画像検査プログラムに関し、特に、用紙に印刷された原稿画像を読み取った画像を検査する画像検査装置、当該画像検査装置を用いた画像検査方法、及び当該画像検査装置で動作する画像検査プログラムに関する。
プロダクションプリンティングなどの高品質が要求される印刷では、印刷物に対する品質検査が要求されている。例えば、プルーフモード(試し印刷)時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として予め作成しておき、検査モード時に、印刷した用紙を読み取った画像(検査画像)と上記の基準画像とを比較して、差分検査を行う検査装置が知られている。
プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像とする場合、プルーフモード時の印刷物に汚れ等の異常が無いかを検査者が目視で確認し、異常が無ければ基準画像として確定するが、この工程は印刷ジョブの全ページに対して行わなければならないため、時間と手間を要する。この問題に対して、印刷物の生成元の原稿画像から生成した基準画像と印刷した用紙を読み取った検査画像とを比較することによって、印刷物の品質を検査する印刷物検査装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、印刷物を読み取って検査画像を生成する読取部と、前記印刷物の生成元の元画像を取得する取得部と、前記元画像を多値化する多値化部と、前記多値化された元画像に対し、第1平滑化を施す第1平滑化部と、前記第1平滑化が施された元画像に対し、前記印刷物の印刷線数に基づくエッジ閾値を用いたエッジ検出を施す検出部と、前記エッジ検出でエッジとして検出されなかった領域に対応する前記多値化された元画像の非エッジ領域に対し、第2平滑化を施す第2平滑化部と、前記第2平滑化が施された元画像に対し、画像処理を施し、マスタ画像を生成する画像処理部と、前記検査画像と前記マスタ画像とを比較して、前記印刷物の品質を検査する検査部と、を備える印刷物検査装置が開示されている。
特開2015-53561号公報
印刷物の生成元の原稿画像を基準画像として検査を行う場合、原稿画像と印刷した用紙を読み取った画像とは画像の形式や色味が異なるため、そのまま比較することができない。そこで、画像間の差分を少なくするために、原稿画像に対して、濃度補正や階調補正等の各種補正、解像度変換、色変換等が行われる。しかしながら、このような画像処理を行ったとしても、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像とする場合と比較すると、画像間の差分は大きく、検査精度が落ちるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、検査者が読み取り画像を目視で確認する時間や手間を削減することと、十分な検査精度を維持することと、を考慮して画像の検査を行うことができる画像検査装置、画像検査方法及び画像検査プログラムを提供することにある。
本発明の一側面は、原稿画像を印刷した用紙を読み取った画像を検査する画像検査装置であって、前記検査を制御する制御部と、前記検査の検査レベルを設定する検査レベル設定部と、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として前記検査を行う第1画像検査部と、前記原稿画像を基準画像として前記検査を行う第2画像検査部と、を備え、前記制御部は、前記検査レベルが相対的に低く設定された場合は、前記第2画像検査部に前記検査を実行させ、前記検査レベルが相対的に高く設定された場合は、前記第1画像検査部に前記検査を実行させ、前記第1画像検査部は、前記プルーフモード後の検査モードの1部目の印刷時に、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と前記1部目に印刷した用紙を読み取った画像との第1の差分、及び、前記原稿画像と前記1部目に印刷した用紙を読み取った画像との第2の差分、に基づいて、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常がある可能性を判定する、ことを特徴とする。
本発明の一側面は、原稿画像を印刷した用紙を読み取った画像を検査する画像検査装置における画像検査方法であって、前記検査の検査レベルを設定する検査レベル設定処理と、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として前記検査を行う第1画像検査処理と、前記原稿画像を基準画像として前記検査を行う第2画像検査処理と、を実行し、前記検査レベルが相対的に低く設定された場合は、前記第2画像検査処理を実行し、前記検査レベルが相対的に高く設定された場合は、前記第1画像検査処理を実行し、前記第1画像検査処理では、前記プルーフモード後の検査モードの1部目の印刷時に、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と前記1部目に印刷した用紙を読み取った画像との第1の差分、及び、前記原稿画像と前記1部目に印刷した用紙を読み取った画像との第2の差分、に基づいて、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常がある可能性を判定する、ことを特徴とする。
本発明の一側面は、原稿画像を印刷した用紙を読み取った画像を検査する画像検査装置で動作する画像検査プログラムであって、前記画像検査装置の制御部に、前記検査の検査レベルを設定する検査レベル設定処理、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として前記検査を行う第1画像検査処理、前記原稿画像を基準画像として前記検査を行う第2画像検査処理、を実行させ、前記検査レベルが相対的に低く設定された場合は、前記第2画像検査処理を実行させ、前記検査レベルが相対的に高く設定された場合は、前記第1画像検査処理を実行させ、前記第1画像検査処理では、前記プルーフモード後の検査モードの1部目の印刷時に、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と前記1部目に印刷した用紙を読み取った画像との第1の差分、及び、前記原稿画像と前記1部目に印刷した用紙を読み取った画像との第2の差分、に基づいて、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常がある可能性を判定する、ことを特徴とする。
本発明の画像検査装置、画像検査方法及び画像検査プログラムによれば、検査者が読み取り画像を目視で確認する時間や手間を削減することと、十分な検査精度を維持することと、を考慮して画像の検査を行うことができる。
その理由は、原稿画像を印刷した用紙を読み取った画像を検査する画像検査装置に、検査を制御する制御部と、検査の検査レベルを設定する検査レベル設定部と、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として検査を行う第1画像検査部と、印刷物の生成元の原稿画像を基準画像として検査を行う第2画像検査部と、を設け、制御部は、検査レベルが相対的に低く設定された場合は、第2画像検査部に検査を実行させ、検査レベルが相対的に高く設定された場合は、第1画像検査部に検査を実行させるからである。
本発明の第1の実施例に係る画像検査システムの構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施例に係る画像検査システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例の画像検査方法に係わる画像検査システムの主要構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る画像検査システムの概略動作を示す模式図である。 本発明の第1の実施例に係る画像検査システムに表示される画面(検査レベル設定画面)の一例である。 本発明の第1の実施例に係る画像検査方法を説明する模式図である。 本発明の第1の実施例に係る画像検査システムの動作を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係る画像検査システムの動作(画像検査1)を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例に係る画像検査システムの動作を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例に係る画像検査システムの動作(画像検査2)を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例に係る画像検査システムの動作(画像検査2)を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例に係る画像検査システムの動作(画像検査3)を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例に係る画像検査2を説明する模式図である。 本発明の第2の実施例に係る画像検査2を説明する模式図である。 本発明の第2の実施例に係る画像検査システムに表示される画面(検査結果画面)の一例である。
背景技術で示したように、プロダクションプリンティングなどの高品質が要求される印刷では、印刷物に対する品質検査が要求されており、プルーフモード(試し印刷)時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として予め作成しておき、検査モード(試し印刷後の本印刷)時に、印刷した用紙を読み取った画像と上記の基準画像とを比較する検査が行われている。
上記のように、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像とする場合、プルーフモード時の印刷物(印刷ジョブの全ページ)に汚れ等の異常が無いかを検査者が目視で確認しなければならず、時間と手間を要する。そこで、印刷物の生成元の原稿画像から生成した基準画像と印刷した用紙を読み取った検査画像とを比較することで、印刷物の品質を検査する方法が提案されている。
しかしながら、印刷物の生成元の原稿画像を基準画像として検査を行う場合、原稿画像と印刷した用紙を読み取った画像とは画像の形式や色味が異なり、そのまま比較できない。そこで、原稿画像に対して、濃度補正や階調補正等の各種補正、解像度変換、色変換等が行われるが、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像とする場合と比較すると、画像間の差分は大きく、検査精度が落ちるという問題があった。
そこで、本発明の一実施の形態では、原稿画像を印刷した用紙を読み取った画像を検査する画像検査装置に、検査を制御する制御部と、検査の検査レベルを設定する検査レベル設定部と、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として検査を行う第1画像検査部と、印刷物の生成元の原稿画像を基準画像として検査を行う第2画像検査部と、を設け、制御部は、検査レベルが相対的に低く設定された場合は、第2画像検査部に検査を実行させ、検査レベルが相対的に高く設定された場合は、第1画像検査部に検査を実行させるようにする。
これにより、検査レベルが相対的に低く設定された場合は、プルーフモード時の印刷物に汚れ等の異常が無いかを検査者が目視で確認する必要がなくなるため、時間と手間を削減することができ、検査レベルが相対的に高く設定された場合は、十分な検査精度を保つことができる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の第1の実施例に係る画像検査装置、画像検査方法及び画像検査プログラムについて、図1乃至図8を参照して説明する。図1は、本実施例の画像検査システムの構成を示す模式図であり、図2は、画像検査システムの構成を示すブロック図である。また、図3は、本実施例の画像検査方法に係わる画像検査システムの主要構成を示すブロック図であり、図4は、本実施例の画像検査システムの概略動作を示す模式図である。また、図5は、本実施例の画像検査システムに表示される画面(検査レベル設定画面)の一例であり、図6は、本実施例に係る画像検査方法を説明する模式図、図7及び図8は、本実施例の画像検査システムの動作を示すフローチャート図である。
なお、以下の説明において、製品となる印刷物を作成する動作モードを検査モードと呼び、検査モードの前に印刷物の試し印刷を行う動作モードをプルーフモードと呼ぶ。また、検査モードで印刷した用紙を読み取った画像を検査画像と呼び、検査画像を検査する際の基準となる画像を基準画像と呼ぶ。
図1に示すように、本実施例の画像検査システム10は、原稿画像を用紙に印刷する画像形成装置20aと、印刷後の用紙を読み取って検査する画像検査装置20bと、印刷後の用紙を仕分けして排紙する排紙装置20cなどで構成される。
図2は、本実施例の画像検査システム10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置20aは、制御部21、記憶部22、操作パネル23、スキャナ(画像読み取り部)24、プリンタ(画像書き込み部)25、画像処理部26などを備える。また、画像検査装置20bは、画像読み取り部27などを備える。また、排紙装置20cは、用紙排紙部28などを備える。
制御部21は、一般に、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリとを備え、これらはバスを介して接続されている。CPUは、ROMや記憶部22からプログラムを読み出し、RAMに展開して実行することにより、画像検査システム10の全体制御を行う。本実施例では、制御部21は、画像制御CPU、不揮発メモリ、DRAM制御IC(Integrated Circuit)、画像メモリ(DRAM)、伸長IC、書き込み処理部、圧縮IC、読み取り処理部などを備え、画像メモリは、圧縮メモリとページメモリとを備える。
記憶部22は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPUが各部を制御するための各種プログラムや各種情報を格納する。
操作パネル23は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示部と、格子状の透明電極からなるタッチセンサなどの操作部を制御する操作制御部などで構成され、各種画面(特に、後述する検査レベル設定画面や検査結果画面など)を表示すると共に、上記画面での各種操作(例えば、検査レベル設定画面における検査レベルの設定操作、検査結果画面における画像の正常/異常の指定操作など)を可能にする。なお、検査レベル設定画面や検査結果画面は、画像検査システム10に装着されている操作パネル23に表示しても良いし、ネットワーク上に接続された外部装置(例えば、クライアント装置など)の表示部などに表示しても良い。
スキャナ(画像読み取り部)24は、原稿台上に載置された原稿から画像データを光学的に読み取る部分であり、原稿で反射された光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)、CCDの動作やCCDから出力される電気信号の処理などを行うスキャナ制御部などで構成される。
プリンタ(画像書き込み部)25は、画像データに基づいて印刷処理を実行するエンジンであり、例えば、帯電された感光体ドラムに画像に応じたレーザ光を照射して静電潜像を形成するLD(Laser Diode)、静電潜像を顕在化して用紙に画像形成するための各種制御を行うプリンタ制御部などで構成される。
画像処理部26は、制御部21のDRAM制御ICにPCI(Peripheral Components Interconnect)バスを介して接続され、画像処理を行うと共にスキャナ24やプリンタ25を制御するコントローラとして機能する。本実施例では、画像処理部26は、コントローラ制御IC、DRAM制御IC、画像メモリ、通信制御部、NIC(Network Interface Card)などを備え、LAN(Local Area Network)などの通信ネットワークで繋がっている他の装置との接続を確立し、外部装置(例えば、クライアント装置など)から印刷ジョブを受信したり、スキャナ24で読み取った画像データを電子メールで外部装置に送信したりする。
画像読み取り部27は、画像形成装置20aで印刷された用紙から画像データを光学的に読み取るインラインスキャナなどであり、用紙で反射された光を電気信号に変換するCCD、CCDの動作やCCDから出力される電気信号の処理などを行うスキャナ制御部などで構成される。なお、画像形成装置20aに、画像形成後の印刷用紙をスキャンするインラインスキャナを備える場合は、そのインラインスキャナが読み取った画像を画像検査の対象としてもよく、その場合は画像読み取り部27を省略することができる。
用紙排紙部28は、複数の排紙トレイ(ここでは、通常用紙排紙トレイ1、通常用紙排紙トレイ2、異常紙排紙トレイ)と、どの排紙トレイに排紙するかを制御する排紙制御部と、を備え、排紙制御部は、画像検査装置20bの検査結果に従って、画像が正常な用紙を通常用紙排紙トレイ1又は通常用紙排紙トレイ2に排紙し、画像が異常な用紙を異常紙排紙トレイに排紙する。
図3は、本実施例の画像検査システム10における、画像検査方法に関連する主要な構成を示すブロック図である。本実施例の画像検査システム10は、制御部21と画像書き込み部25と画像読み取り部27と原稿画像取得部30と検査レベル設定部31と第1画像検査部32と第2画像検査部33と検査結果表示部34と画像正常/異常指定部35などを含む。
制御部21は、圧縮ICと圧縮メモリと伸張ICとページメモリ1とページメモリ2とを含み、画像入力、画像出力、画像検査、画像表示の制御を行う。
画像書き込み部25は、上述したように、画像データに基づいて印刷処理を実行するエンジンである。
画像読み取り部27は、上述したように、画像形成装置20aで印刷された用紙から画像データを光学的に読み取るインラインスキャナなどである。
原稿画像取得部30は、画像処理部(コントローラ)26などから原稿画像を含む印刷ジョブ情報を取得する。
検査レベル設定部31は、後述する検査レベル設定画面に対する操作パネル23からの入力に従って、画像検査の検査レベルを設定する。本実施例では、”きびしい”、”ふつう”、”ゆるい”のいずれかに設定する。
第1画像検査部32は、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像とし、基準画像と検査画像とを比較することによって、検査画像の画像検査を行う。この第1画像検査部32は、検査レベル設定部31によって検査レベルが相対的に高く設定(例えば、”きびしい”に設定)された場合に、制御部21の指示に従って画像検査を実行する。
第2画像検査部33は、印刷物の生成元の原稿画像を基準画像とし、基準画像と検査画像とを比較することによって、検査画像の画像検査を行う。この第2画像検査部33は、検査レベル設定部31によって検査レベルが相対的に低く設定(例えば、”ふつう”又は”ゆるい”に設定)された場合に、制御部21の指示に従って画像検査を実行する。
検査結果表示部34は、後述する検査結果画面において、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像(又は、基準画像及び検査画像)を表示する。また、検査結果表示部34は、検査結果画面において、上記基準画像と検査画像との差分箇所を明示する。この検査結果表示部34は、第1の実施例では省略することができる。
画像正常/異常指定部35は、後述する検査結果画面において、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像及び検査画像が正常であるか異常であるかの指定を受け付ける。この画像正常/異常指定部35は、第1の実施例では省略することができる。
なお、原稿画像取得部30と検査レベル設定部31と第1画像検査部32と第2画像検査部33と検査結果表示部34と画像正常/異常指定部35はハードウェアとして構成してもよいし、制御部21を、原稿画像取得部30と検査レベル設定部31と第1画像検査部32と第2画像検査部33と検査結果表示部34と画像正常/異常指定部35(特に、検査レベル設定部31と第1画像検査部32と第2画像検査部33)として機能させる検査制御プログラムとして構成し、当該検査制御プログラムを制御部21のCPUに実行させる構成としてもよい。
以下、上記構成の画像検査システム10を用いた画像検査方法について、図4の模式図を参照して説明する。
(1)検査レベル設定部31は、操作パネル23からの入力に従って、画像検査の検査レベルを設定し、設定値を制御部21に通知する。
(2)原稿画像取得部30は、画像処理部(コントローラ)26などから原稿画像を含む印刷ジョブ情報を取得して制御部21に通知する。制御部21は、印刷ジョブが開始されると、原稿画像取得部30から入力された原稿画像を圧縮ICで圧縮し、圧縮メモリに格納する。また、制御部21は、圧縮メモリに格納されている圧縮画像を伸長ICで伸長し、ページメモリ1に格納する。
(3)制御部21は、ページメモリ1に格納した原稿画像を画像書き込み部25に送信して原稿画像の出力を指示する。
(4)画像書き込み部25は、原稿画像を印刷用紙に書き込み、印刷用紙の排紙が完了したら、制御部21に印刷用紙の出力完了を通知する。
(5)制御部21は、画像読み取り部27に画像の読み取りを指示する。
(6)画像読み取り部27は、印刷後の用紙を読み取り、読み取り画像を制御部21に送信し、画像の読み取り完了を制御部21に通知する。制御部21は、読み取り画像をページメモリ2に格納する。
(7)制御部21は、(1)の検査レベルの設定にて、検査レベルが”きびしい”に設定されている場合は、第1画像検査部32に画像検査を指示し、検査レベルが”ゆるい”又は”ふつう”に設定されている場合は、第2画像検査部33に画像検査を指示する。
(8)第1画像検査部32は、ページメモリ2に格納されている基準画像(プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像)とページメモリ2に格納されている検査画像とを比較して画像検査を行い、第2画像検査部33は、ページメモリ1に格納されている基準画像(原稿画像)とページメモリ2に格納されている検査画像とを比較して画像検査を行い、画像検査結果を制御部21に通知する。
(9)制御部21は、基準画像(プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像)と検査画像の表示、及び、その差分箇所の表示を検査結果表示部34に指示する。検査結果表示部34は、上記基準画像及び検査画像を操作パネル23に表示すると共に、その差分箇所を明示する。
(10)画像正常/異常指定部35は、基準画像(プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像)及び検査画像が正常であるか異常であるかの指定を受け付け、指定値を制御部21に通知する。制御部21は、指定値(検査者の判定結果)に従って印刷ジョブの処理を制御する。例えば、基準画像が正常、検査画像が正常と判定された場合は、印刷ジョブを再開する。また、基準画像が正常、検査画像が異常と判定された場合は、リカバリ印刷を行う。また、基準画像が異常、検査画像が正常と判定された場合は、印刷ジョブを再開し、2部目以降に同一箇所で差分を検知しても異常とはしない。また、基準画像が異常、検査画像が異常と判定された場合は、印刷ジョブを中止する。
次に、図5及び図6を用いて、本実施例の画像検査方法について説明する。図5に示すような検査レベル設定画面40を操作パネル23などに表示して、求められる印刷物の品質レベルに応じて、検査者は適切な検査レベルを事前に設定する。図5は、検査レベルを”ゆるい”、”ふつう”、”きびしい”の3段階に設定可能な例である。また、いずれの検査レベルに設定された場合でも、印刷業者によって求められる品質は異なるため、それぞれの検査レベル(汚れ検知レベルや用紙ノイズ除去レベル、画像エッジ周辺検知感度、基準画像の汚れ許容レベルなど)に対して、1-7までの数値を更に割り当て可能にしている。
ここでは、検査レベルを1-7の7段階に区分しており、検査モード時に、検査レベルを変更する。図5は、検査レベルが”きびしい”に設定された場合の例であり、これ以降に実施する印刷ジョブは、汚れ検知レベル、用紙ノイズ除去レベル、画像エッジ周辺検知感度に関して、”07”の検査レベルで検査を実行する。また、”ゆるい”に設定された場合は、汚れ検知レベル、用紙ノイズ除去レベルを”02”の検査レベルで検査し、”ふつう”に設定された場合は、汚れ検知レベル、用紙ノイズ除去レベルを”04”の検査レベルで検査する。なお、ここでは、検査レベルが設定されたら、これ以降に実施する印刷ジョブはその検査レベルで実施するものとするが、印刷ジョブ毎に検査レベルを設定するようにしてもよい。
そして、図6に示すように、検査者により検査レベルが”ゆるい”又は”ふつう”に設定された場合は、画像検査に使用する基準画像を原稿画像(図6の上段参照)とし、検査レベルが”きびしい”に設定された場合は、画像検査に使用する基準画像をプルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像(図6の下段参照)とする。このように、印刷物に高い画像品質を求めない場合は、原稿画像を基準画像として画像検査を行うことにより、印刷した用紙を読み取った画像の目視確認作業を省くことができる。また、印刷物に高い画像品質を求める場合は、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として画像検査を行うことにより、検査精度を高めることができる。
以下、本実施例の画像検査システム10を用いた画像検査方式について説明する。制御部21を構成するCPUは、ROM又は記憶部22に記憶した画像検査プログラムをRAMに展開して実行することにより、図7及び図8のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
検査レベル設定部31は、操作パネル23などに図5に示すような検査レベル設定画面40を表示させ、検査者は操作パネル23を操作して、検査レベルを”ゆるい”、”ふつう”、”きびしい”のいずれかに設定する(S101)。次に、制御部21は、印刷ジョブを実行し、原稿画像取得部30は、原稿画像を含む印刷ジョブ情報を受信する(S102)。次に、制御部21は、検査レベルが”きびしい”に設定されているか否かを判断する(S103)。検査レベルが”きびしい”以外に設定されている場合は(S103のNo)、制御部21は、印刷ジョブでプルーフモードが指定されているか否かを判断する(S106)。
なお、プルーフモード(試し印刷)とは、本印刷(検査モードでの印刷)を実行する前に、事前に1部印刷し、印刷ジョブの設定に間違いが無いか、所望の印刷結果になったかなどを確認するモードであり、画像検査システム10におけるプルーフモードは、印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として画像検査システム10に登録する工程でもある。
検査レベルが”きびしい”に設定されている場合(S103のYes)、若しくは、印刷ジョブでプルーフモードが指定されている場合は(S106のYes)、制御部21は、プルーフモードを実行し(S104)、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として選択し、画像検査システム10に登録する(S105)。一方、検査レベルが”ゆるい”又は”ふつう”に設定されており(S103のNo)、かつ、印刷ジョブでプルーフモードが指定されていない場合は(S106のNo)、制御部21は、原稿画像を基準画像として選択し、画像検査システム10に登録する(S107)。
次に、制御部21は、印刷ジョブを実行し、選択した基準画像と印刷用紙を読み取った検査画像とを比較して画像検査1を実行する(S108)。図8は、このステップの詳細を示している。まず、原稿画像取得部30は、画像処理部(コントローラ)26などから原稿画像を受信する(S111)。次に、プリンタ(画像書き込み部)25は、印刷用紙を給紙トレイから給紙し(S112)、印刷用紙に原稿画像を印刷する(S113)。
次に、画像読み取り部27は、原稿画像が印刷された印刷用紙を読み取り(S114)、第1画像検査部32又は第2画像検査部33は、画像検査を行う(S115)。具体的には、図7のS105でプルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として選択した場合は、第1画像検査部32は、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像(基準画像)と検査モード時に印刷した用紙を読み取った画像(検査画像)とを比較して差分検査を行う。また、図7のS107で原稿画像を基準画像として選択した場合は、第2画像検査部33は、原稿画像(基準画像)と検査モード時に印刷した用紙を読み取った画像(検査画像)とを比較して差分検査を行う。
差分検査の結果、基準画像と検査画像との間に差分があった(すなわち、画像不良を検知した)場合は(S116のYes)、制御部21は、画像処理部(コントローラ)26にリカバリ印刷指示を行う(S117)。そして、制御部21は、全ページの印刷が終了したか否かを判断し(S118)、全ページの印刷が終了していない場合は(S118のNo)、S111に戻って次の原稿画像を受信する。
このように、印刷物に高い画像品質を求めない場合には、検査レベルを相対的に低く(例えば、”ゆるい”又は”ふつう”に)設定すれば、原稿画像が基準画像として選択されるため、プルーフモードで事前に基準画像を生成する工程及び基準画像に問題が無いかどうかを目視で確認する作業を省略することができる。また、印刷物に高い画像品質を求める場合には、検査レベルを相対的に高く(例えば、”きびしい”に)設定すれば、プルーフモードを実行し、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像が基準画像として選択されるため、精度の高い画像検査を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施例に係る画像検査装置、画像検査方法及び画像検査プログラムについて、図9乃至図15を参照して説明する。図9乃至図12は、本実施例の画像検査システムの動作を示すフローチャート図であり、図13及び図14は、本実施例の画像検査2を説明する模式図である。また、図15は、本実施例の画像検査システムに表示される画面(検査結果画面)の一例である。
前記した第1の実施例では、基準画像(プルーフ時に印刷した用紙を読み取った画像又は原稿画像)と検査画像(検査モード時に印刷した用紙を読み取った画像)とを比較する場合について記載したが、プルーフ時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像とする場合において、目視検査の際に基準画像の汚れを見逃してしまった場合、検査画像に同じ汚れがあっても、画像異常を検知することができない。そこで、本実施例では、プルーフ時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像とする場合は、基準画像と原稿画像と検査画像とを比較して、基準画像に異常がある可能性を判定するようにする。
その場合、画像検査システム10の構成は前記した第1の実施例と同様であるが、第1画像検査部32は、プルーフモード後の1部目の印刷時に、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と1部目に印刷した用紙を読み取った検査画像との第1の差分、及び、原稿画像と1部目に印刷した用紙を読み取った検査画像との第2の差分、に基づいて、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像に異常がある可能性を判定する。そして、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像に異常の可能性があると判定した場合は、基準画像と2部目以降に印刷した用紙を読み取った検査画像との間に第1の差分を検出しても、その検査画像を異常と判定しない。
また、検査結果表示部34は、第1画像検査部32が、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像に異常の可能性があると判定した場合、検査結果画面において、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像(又は、基準画像及び検査画像)を表示する。また、検査結果表示部34は、検査結果画面において、上記基準画像と検査画像との差分箇所を明示する。
また、画像正常/異常指定部35は、第1画像検査部32が、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像に異常の可能性があると判定した場合、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像及び検査画像が正常であるか異常であるかの指定を受け付ける。
また、制御部21は、画像正常/異常指定部35は、第1画像検査部32が、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像に異常の可能性があると判定した場合、画像書き込み部25に印刷ジョブの処理を中断させる。
以下、本実施例の画像検査システム10を用いた画像検査方式について説明する。制御部21を構成するCPUは、ROM又は記憶部22に記憶した画像検査プログラムをRAMに展開して実行することにより、図9乃至図12のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
検査レベル設定部31は、操作パネル23などに図5に示すような検査レベル設定画面40を表示させ、検査者は操作パネル23を操作して、検査レベルを”ゆるい”、”ふつう”、”きびしい”のいずれかに設定する(S201)。次に、制御部21は、印刷ジョブを実行し、原稿画像取得部30は、原稿画像を含む印刷ジョブ情報を受信する(S202)。次に、制御部21は、検査レベルが”きびしい”に設定されているか否かを判断する(S203)。検査レベルが”きびしい”以外に設定されている場合は(S203のNo)、制御部21は、印刷ジョブでプルーフモードが指定されているか否かを判断する(S209)。
検査レベルが”きびしい”に設定されている場合(S203のYes)、若しくは、印刷ジョブでプルーフモードが指定されている場合は(S209のYes)、制御部21は、、プルーフモードを実行し(S204)、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として選択し、画像検査システム10に登録する(S205)。
次に、制御部21は、印刷ジョブの1部目であるか否か判断し(S206)、印刷ジョブの1部目の場合は(S206のYes)、第1画像検査部32は、原稿画像とプルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と検査画像とを用いて、画像検査2を実行する(S207)。この画像検査2については後述する。一方、印刷ジョブの2部目以降の場合は(S206のNo)、第1画像検査部32は、原稿画像とプルーフモード時に印刷した用紙を読み取り装置で読み取った基準画像と検査画像を用いて、画像検査3を実行する(S208)。この画像検査3についても後述する。
一方、検査レベルが”ゆるい”又は”ふつう”に設定されており(S203のNo)、かつ、印刷ジョブでプルーフモードが指定されていない場合は(S209のNo)、制御部21は、原稿画像を基準画像として選択し、画像検査システム10に登録する(S210)。次に、制御部21は、印刷ジョブを実行し、選択した基準画像(原稿画像)と印刷した用紙を読み取った検査画像とを比較して画像検査1を実行する(S211)。この画像検査1は第1の実施例と同様であるため説明を省略する。
次に、図10及び図11を用いて画像検査2について説明する。なお、図10及び図11は作図の都合上、分図したものであり、一連の動作を示している。
まず、原稿画像取得部30は、画像処理部(コントローラ)26などから原稿画像を受信する(S221)。次に、プリンタ(画像書き込み部)25は、印刷用紙を給紙トレイから給紙し(S222)、印刷用紙に原稿画像を印刷する(S223)。次に、画像読み取り部27は、原稿画像が印刷された印刷用紙を読み取り(S224)、第1画像検査部32は、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と、原稿画像と、検査画像とを比較して差分検査を行い(S225)、差分情報を保存する(S226)。この差分情報は、(A)プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と1部目の検査画像との差分情報(位置、差)、及び、(B)プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と原稿画像との差分情報(位置、差)である。
次に、第1画像検査部32は、差分検査により、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と検査画像との間に差分があったか否かを判断し(S227)、差分が無かった場合は(S227のNo)、原稿画像と検査画像(この場合はプルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と同じ)との間に差分があったか否か判断する(S229)。プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と検査画像との間に差分があった場合(S227のYes)、若しくは、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と検査画像との間に差分はないが(S227のNo)、原稿画像と検査画像との間に差分があった場合は(S229のYes)、第1画像検査部32は、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像に異常の可能性があると判定する(S228)。一方、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と検査画像との間に差分はなく(S227のNo)、かつ、原稿画像と検査画像との間に差分がない場合は(S229のNo)、第1画像検査部32は、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像に異常の可能性はないと判定する(S230)。
次に、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像に異常の可能性がなく(S231のNo)、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と検査画像とに差分がある場合は(S232のYes)、制御部21は、画像処理部(コントローラ)26にリカバリ印刷指示を行う(S233)。そして、制御部21は、全ページの印刷が終了したか否かを判断し(S234)、全ページの印刷が終了していない場合は(S234のNo)、S221に戻って次の原稿画像を受信する。
一方、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像に異常の可能性がある場合は(S231のYes)、図11に遷移し、制御部21は、印刷ジョブを中断する(S235)。そして、検査結果表示部34は、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と検査画像とを操作パネル23などに表示し、画像正常/異常指定部35は、検査者に、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像及び検査画像が各々、正常であるか異常であるかを指定させる(S236)。その際、必要に応じて、S227の判定結果から、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と検査画像との間に差分があると判定されていた場合は、基準画像と検査画像との差分箇所を明示する。また、S227の判定結果から、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と検査画像との間に差分は無く、S229の判定結果から、原稿画像と検査画像との間に差分があると判定されていた場合は、原稿画像と検査画像との差分箇所を基準画像側に明示する。
検査者が、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像を正常と判定した場合は(S237のYes)、検査者が、検査画像を正常と判定したか否かを判断し(S238)、検査画像を正常と判定した場合は(S238のYes)、制御部21は印刷ジョブを再開して(S242)、図10のS234に遷移する。また、検査画像を正常と判定しなかった場合は、制御部21は、画像処理部(コントローラ)26にリカバリ印刷を指示し(S239)、その後、印刷ジョブを再開して(S242)、図10のS234に遷移する。また、検査者が、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像を正常と判定しなかった場合は(S237のNo)、検査者が、検査画像を正常と判定したか否かを判断し(S240)、正常と判定した場合は(S240のYes)、制御部21はジョブを再開して(S242)、図10のS234に遷移し、正常と判定しなかった場合は(S240のNo)、制御部21は、印刷ジョブを中止して(S241)、図10のS234に遷移する。
次に、図12を用いて画像検査3について説明する。
まず、原稿画像取得部30は、画像処理部(コントローラ)26などから原稿画像を受信する(S251)。次に、プリンタ(画像書き込み部)25は、印刷用紙を給紙トレイから給紙し(S252)、印刷用紙に原稿画像を印刷する(S253)。次に、第1画像検査部32は、S205で選択した基準画像と、検査モード時の2部目以降に印刷した用紙を読み取った検査画像とを比較して差分検査を行う(S255)。
そして、第1画像検査部32は、基準画像と検査画像との間に差分があったか否かを判断する(S256)。差分があると判断した場合は(S256のYes)、第1画像検査部32は、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と1部目の検査画像との間に差分があったかを判断する(S257)。
プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と1部目の検査画像との間に差分があった場合は(S257のYes)、第1画像検査部32は、S256の差分(基準画像と2部目以降の検査画像との差分)が(A)プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と1部目の検査画像との差分(位置、差)と同一か否かを判断する(S258)。基準画像と2部目以降の検査画像との差分が(A)と同一の場合は(S258のYes)、制御部21は、全ページの印刷が終了したか否かを判断(S262)、全ページの印刷が終了していない場合はS251に戻り、次の原稿画像を受信する。基準画像と2部目以降の検査画像との差分が(A)と異なる場合は(S258のNo)、制御部21は、画像処理部(コントローラ)26にリカバリ印刷指示を行う(S259)。そして、制御部21は、全ページの印刷が終了したか否かを判断(S262)、全ページの印刷が終了していない場合はS251に戻り、次の原稿画像を受信する。
プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と1部目の検査画像との間に差分が無いと判断した場合は(S257のNo)、第1画像検査部32は、S256の差分(基準画像と2部目以降の検査画像との差分)が(B)プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と原稿画像との差分(位置、差)と同一か否かを判断する(S260)。基準画像と2部目以降の原稿画像との差分が(B)と同一の場合は(S260のYes)、制御部21は、全ページの印刷が終了したか否かを判断(S262)、全ページの印刷が終了していない場合はS251に戻り、次の原稿画像を受信する。基準画像と2部目以降の原稿画像との差分が(B)と異なる場合は(S260のNo)、制御部21は、画像処理部(コントローラ)26にリカバリ印刷指示を行う(S261)。そして、制御部21は、全ページの印刷が終了したか否かを判断(S262)、全ページの印刷が終了していない場合はS251に戻り、次の原稿画像を受信する。
このように、基準画像として、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と原稿画像の両方を用いることにより、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常がある可能性を検査することができるようになり、異常がある画像を基準にした画像検査を未然に防ぐことができる。
次に、図13及び図14を参照して、画像検査2について説明する。図13(a)に示すように、第1の実施例では、検査レベルが”ゆるい”又は”ふつう”に設定された場合は、基準画像として原稿画像を選択して画像検査を行い、検査レベルが”きびしい”に設定された場合は、基準画像としてプルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を選択して画像検査を行う。これに対して、図13(b)に示すように、第2の実施例では、検査レベルが”きびしい”に設定された場合は、基準画像として原稿画像及びプルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像の両方を用いる。なお、検査レベルが”ゆるい”又は”ふつう”に設定された場合は、第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。
ここで、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像とする場合、プルーフモード時の印刷物に異常があるか否かを検査者が目視によって確認する必要があるが、ごく小さな汚れや印刷コンテンツと重なった位置にある異常は見落としやすい。そこで、第2の実施例では、検査レベルが”きびしい”に設定された場合は、基準画像として原稿画像及びプルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像の両方を用いて画像検査を行い、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常がある可能性を検査する。そして、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常がある可能性が検知された場合は、その画像を表示して検査者に通知し、検査者に正常、異常の判定を行わせることで、プルーフモード時に印刷した用紙の目視確認の補助にすることができる。
具体的には、図14(a)、(b)に示すように、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と検査画像の同一箇所に差分があった場合(すなわち、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と検査画像の一方に汚れ等がある場合)、及び、図14(c)に示すように、原稿画像と検査画像の同一箇所に差分があり、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と検査画像の同一箇所に差分が無い場合は、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常の可能性があると判断する。
そして、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常の可能性があると判断した場合は、操作パネル23などに、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と検査画像を表示し、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と検査画像の同一箇所に差分がある場合は、検査画像にその差分を明示する。また、原稿画像と検査画像の同一箇所に差分があり、かつ、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と検査画像の同一箇所に差分が無い場合は、検査画像に、原稿画像と検査画像との差分を明示する。その後、検査者に、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像及び検査画像が正常であるか異常であるか判断させる。
これにより、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常があった場合でも、検査画像を異常と判定してしまう誤検知を防止することができる。また、検査者にプルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常が無いかを判定させ、判定結果を画像検査システム10に記憶するため、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常があった場合でも、プルーフモードを再度実行し、基準画像を再度作成する必要が無くなる。また、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像の異常の可能性を判定するため、プルーフモード時に印刷した用紙の目視確認の補助とすることができる。
次に、本実施例の画像検査システム10を用いた画像検査結果について、図15を参照して説明する。図15は、印刷ジョブの1部目の5ページ目の検査モード時に、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常の可能性があると判定した場合の例である。プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常の可能性があると判定した場合は、操作パネル23などにプルーフ時に印刷した用紙を読み取った画像(基準画像)と検査画像とを並べて表示する。
図10のS225の検査結果から、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と検査画像との間に差分が有ると判定した場合は、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と検査画像との差分箇所を、検査画像側に明示する。また、図10のS225の判定結果から、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と検査画像との間に差分は無く、原稿画像と検査画像との間に差分が有ると判定した場合は、原稿画像と検査画像との差分箇所を、検査画像側に明示する。
検査者は、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に問題が無いと判定した場合は、基準画像正常ボタンを選択し、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に問題があると判定した場合は、基準画像異常ボタンを選択する。同様に、検査画像に問題が無いと判定した場合には、検査画像正常ボタンを選択し、検査画像に問題があると判定した場合には、検査画像異常ボタンを選択する。
そして、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像が正常と判定され、検査画像が異常と判定された場合は、リカバリ印刷を行う。また、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像が異常と判定され、検査画像が正常と判定された場合は、中断した印刷ジョブを再開する。また、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像が正常と判定され、検査画像も正常と判定された場合は、中断した印刷ジョブを再開する。また、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像が異常と判定され、検査画像も異常と判定された場合は、プルーフモードで基準画像を再作成する必要があるため、印刷ジョブを中止する。そして、検査者が選択した正常/異常の判定に基づき、(A)プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と検査画像との差分情報(位置、差)、及び、(B)プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った基準画像と原稿画像との差分情報(位置、差)を保存し、印刷ジョブの2部目以降はその差分情報に基づいて検査を実施する。
これにより、検査モード時に、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像自体に異常があることによる誤検知を防止することができる。また、差分情報に基づいて2部目以降の検査を実行するため、プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に問題がある場合でも、プルーフモードを再度実行することなく、画像検査を継続することが可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、画像形成装置20aと画像検査装置20bとが一体的に形成された画像検査システム10について説明したが、画像検査装置20bを単体で動作させる場合に対しても、本発明の画像検査方法を同様に適用することができる。その場合は、画像形成装置20aと画像検査装置20bとを通信可能に接続し、画像検査装置20bに、原稿画像取得部30、検査レベル設定部31、第1画像検査部32、第2画像検査部33、検査結果表示部34、画像正常/異常指定部35、操作パネル23などを設ければよい。
本発明は、用紙に印刷された原稿画像を読み取った画像を検査する画像検査装置、当該画像検査装置を用いた画像検査方法、当該画像検査装置で動作する画像検査プログラム及び当該画像検査プログラムを記録した記録媒体に利用可能である。
10 画像検査システム
20a 画像形成装置
20b 画像検査装置
20c 排紙装置
21 制御部
22 記憶部
23 操作パネル
24 スキャナ
25 プリンタ
26 画像処理部
27 画像読み取り部
28 用紙排紙部
30 原稿画像取得部
31 検査レベル設定部
32 第1画像検査部
33 第2画像検査部
34 検査結果表示部
35 画像正常/異常指定部
40 検査レベル設定画面
41 検査結果画面

Claims (18)

  1. 原稿画像を印刷した用紙を読み取った画像を検査する画像検査装置であって、
    前記検査を制御する制御部と、
    前記検査の検査レベルを設定する検査レベル設定部と、
    プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として前記検査を行う第1画像検査部と、
    前記原稿画像を基準画像として前記検査を行う第2画像検査部と、を備え、
    前記制御部は、前記検査レベルが相対的に低く設定された場合は、前記第2画像検査部に前記検査を実行させ、前記検査レベルが相対的に高く設定された場合は、前記第1画像検査部に前記検査を実行させ、
    前記第1画像検査部は、前記プルーフモード後の検査モードの1部目の印刷時に、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と前記1部目に印刷した用紙を読み取った画像との第1の差分、及び、前記原稿画像と前記1部目に印刷した用紙を読み取った画像との第2の差分、に基づいて、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常がある可能性を判定する、
    ことを特徴とする画像検査装置。
  2. 前記第1画像検査部は、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常の可能性があると判定した場合は、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と2部目以降に印刷した用紙を読み取った画像との間に前記第1の差分を検出しても、前記2部目以降に印刷した用紙を読み取った画像を異常と判定しない、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像検査装置。
  3. 前記第1画像検査部が、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常の可能性があると判定した場合に、少なくとも、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を表示する検査結果表示部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項又はに記載の画像検査装置。
  4. 前記検査結果表示部は、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と前記検査モード時に印刷した用紙を読み取った画像との差分箇所を表示する、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像検査装置。
  5. 前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像、及び、前記検査モード時に印刷した用紙を読み取った画像に対する、正常、異常の指定を受け付ける画像正常/異常指定部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項又はに記載の画像検査装置。
  6. 印刷ジョブに基づいて前記原稿画像を用紙に印刷する画像書き込み部を更に備え、
    前記制御部は、前記第1画像検査部が、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常の可能性があると判定した場合は、前記画像書き込み部に前記印刷ジョブの処理を中断させる、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか一に記載の画像検査装置。
  7. 原稿画像を印刷した用紙を読み取った画像を検査する画像検査装置における画像検査方法であって、
    前記検査の検査レベルを設定する検査レベル設定処理と、
    プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として前記検査を行う第1画像検査処理と、
    前記原稿画像を基準画像として前記検査を行う第2画像検査処理と、を実行し、
    前記検査レベルが相対的に低く設定された場合は、前記第2画像検査処理を実行し、前記検査レベルが相対的に高く設定された場合は、前記第1画像検査処理を実行し、
    前記第1画像検査処理では、前記プルーフモード後の検査モードの1部目の印刷時に、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と前記1部目に印刷した用紙を読み取った画像との第1の差分、及び、前記原稿画像と前記1部目に印刷した用紙を読み取った画像との第2の差分、に基づいて、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常がある可能性を判定する、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  8. 前記第1画像検査処理では、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常の可能性があると判定した場合は、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と2部目以降に印刷した用紙を読み取った画像との間に前記第1の差分を検出しても、前記2部目以降に印刷した用紙を読み取った画像を異常と判定しない、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像検査方法。
  9. 前記第1画像検査処理で、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常の可能性があると判定した場合に、少なくとも、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を表示する検査結果表示処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項又はに記載の画像検査方法。
  10. 前記検査結果表示処理では、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と前記検査モード時に印刷した用紙を読み取った画像との差分箇所を表示する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像検査方法。
  11. 前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像、及び、前記検査モード時に印刷した用紙を読み取った画像に対する、正常、異常の指定を受け付ける画像正常/異常指定処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項又は10に記載の画像検査方法。
  12. 前記画像検査装置は、印刷ジョブに基づいて前記原稿画像を用紙に印刷する画像書き込み部を備え、
    前記第1画像検査処理では、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常の可能性があると判定した場合は、前記画像書き込み部に前記印刷ジョブの処理を中断させる、
    ことを特徴とする請求項乃至11のいずれか一に記載の画像検査方法。
  13. 原稿画像を印刷した用紙を読み取った画像を検査する画像検査装置で動作する画像検査プログラムであって、
    前記画像検査装置の制御部に、
    前記検査の検査レベルを設定する検査レベル設定処理、
    プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を基準画像として前記検査を行う第1画像検査処理、
    前記原稿画像を基準画像として前記検査を行う第2画像検査処理、を実行させ、
    前記検査レベルが相対的に低く設定された場合は、前記第2画像検査処理を実行させ、前記検査レベルが相対的に高く設定された場合は、前記第1画像検査処理を実行させ、
    前記第1画像検査処理では、前記プルーフモード後の検査モードの1部目の印刷時に、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と前記1部目に印刷した用紙を読み取った画像との第1の差分、及び、前記原稿画像と前記1部目に印刷した用紙を読み取った画像との第2の差分、に基づいて、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常がある可能性を判定する、
    ことを特徴とする画像検査プログラム。
  14. 前記第1画像検査処理では、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常の可能性があると判定した場合は、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と2部目以降に印刷した用紙を読み取った画像との間に前記第1の差分を検出しても、前記2部目以降に印刷した用紙を読み取った画像を異常と判定しない、
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像検査プログラム。
  15. 前記制御部に、更に、
    前記第1画像検査処理で、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常の可能性があると判定した場合に、少なくとも、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像を表示する検査結果表示処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の画像検査プログラム。
  16. 前記検査結果表示処理では、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像と前記検査モード時に印刷した用紙を読み取った画像との差分箇所を表示する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像検査プログラム。
  17. 前記制御部に、更に、
    前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像、及び、前記検査モード時に印刷した用紙を読み取った画像に対する、正常、異常の指定を受け付ける画像正常/異常指定処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項15又は16に記載の画像検査プログラム。
  18. 前記画像検査装置は、印刷ジョブに基づいて前記原稿画像を用紙に印刷する画像書き込み部を備え、
    前記第1画像検査処理では、前記プルーフモード時に印刷した用紙を読み取った画像に異常の可能性があると判定した場合は、前記画像書き込み部に前記印刷ジョブの処理を中断させる、
    ことを特徴とする請求項13乃至17のいずれか一に記載の画像検査プログラム。
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