JP7321723B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

撮像装置およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7321723B2
JP7321723B2 JP2019038577A JP2019038577A JP7321723B2 JP 7321723 B2 JP7321723 B2 JP 7321723B2 JP 2019038577 A JP2019038577 A JP 2019038577A JP 2019038577 A JP2019038577 A JP 2019038577A JP 7321723 B2 JP7321723 B2 JP 7321723B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
counting
output
counter
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019038577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020145502A (ja
Inventor
智史 生田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019038577A priority Critical patent/JP7321723B2/ja
Publication of JP2020145502A publication Critical patent/JP2020145502A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7321723B2 publication Critical patent/JP7321723B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/77Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components
    • H04N25/772Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components comprising A/D, V/T, V/F, I/T or I/F converters
    • H04N25/773Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components comprising A/D, V/T, V/F, I/T or I/F converters comprising photon counting circuits, e.g. single photon detection [SPD] or single photon avalanche diodes [SPAD]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

本発明は、撮像装置およびその制御方法に関する。
焦点検出を行う方法として位相差検出方式が知られている。
位相差検出方式は、撮影レンズの射出瞳領域を通過した光束を分割し、分割した光束に応じて得られた信号を比較することによって相対的なずれ量を算出し、焦点を合わせるためのフォーカスレンズの駆動量を求めるものである。近年では、撮像素子が有する各画素のマイクロレンズ下に複数の光電変換部(分割画素)を設けることによって瞳分割機能を付与し、撮像信号と位相差検出用の焦点検出信号を得ることが可能な撮像装置が知られている。特許文献1は、撮像素子から得られた一対の焦点検出用信号の位相差に基づいて焦点検出を行うとともに、1つのマイクロレンズを共有する複数の受光部の加算信号を撮像信号として利用する撮像装置を開示している。
特許文献2は、画素毎に1bit型AD変換とカウンタを有するイメージセンサにおいて、受光素子に一定の電荷が蓄積されるたびに蓄積容量をリセットする信号処理回路を開示している。このイメージセンサにおいて検出可能な光量は、蓄積容量の電圧が基準電圧と一致したときに出力されるパルスの回数を数えるカウンタの上限により定まる。また、受光素子に一定の電荷が蓄積されるたびに蓄積容量をリセットするため、光電変換素子で飽和することがない。
特開2001-083407号公報 特開2015-173432号公報
しかしながら、特許文献2のイメージセンサでは、高輝度の被写体を撮影した場合に撮像信号や焦点検出信号で飽和が発生し、画質の劣化や焦点検出精度の低下につながる場合があった。
本発明は、AD変換とカウンタを有する撮像素子を備えた撮像装置であって、ダイナミックレンジを拡大した好適な信号を取得できる撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、画素部が複数の光電変換部を備える撮像素子から複数の信号を取得して位相差検出を行う撮像装置であって、前記複数の光電変換部がそれぞれ出力する信号を計数する複数の計数手段と、前記計数手段への入力または前記計数手段の回路を制御することにより前記計数を制御する制御手段と、を備える。前記制御手段は、それぞれの前記計数手段を、前記複数の光電変換部がそれぞれ出力する信号を個別に計数する第1の計数モードと、前記複数の光電変換部がそれぞれ出力する信号を合算して計数する第2の計数モードのいずれかで制御し、前記第1の計数モードの出力の一部を、前記第2の計数モードの前記計数手段に入力する。
本発明によれば、AD変換とカウンタを有する撮像素子を備えた撮像装置であって、ダイナミックレンジを拡大した好適な信号を取得できる撮像装置を提供することができる。
単位画素の構成を説明する図である。 カウンタ104Aの構成を説明する図である。 カウンタ104Bの構成を説明する図である。 単位画素間の配線を説明する図である。 撮像素子の構成を示す図である。 撮像素子の出力データの一例を説明する図である。 撮像装置の構成を示す図である。 信号整形処理のタイミングを示す図である。 信号整形処理のタイミングを示す図である。
図1は、本実施形態に係る単位画素100の構成を示す回路図である。単位画素100は、図7に示される撮像装置700が備える撮像素子500が有する画素の1つである。撮像素子500は、例えば、行方向および列方向に二次元状に配置された複数の単位画素100を有している。単位画素100は複数の光電変換部を備え、各光電変換部からの位相差を有する位相差検出用の信号に基づいて撮像光学系の焦点調節を行うことができる。本実施形態では、単位画素100が2つの光電変換部を備える例を説明する。
単位画素100は、アバランシェフォトダイオード(以下、APDとする)101A、APD101B、クエンチ抵抗102A、クエンチ抵抗102B、波形整形回路103A、波形整形回路103B、カウンタ104Aおよびカウンタ104Bを備える。単位画素100は、さらに、OR回路105、セレクタ106Aおよびセレクタ106Bを備える。
APD101A,APD101Bは、受光した光を電気信号に変換する光電変換部である。APD101A,APD101Bは、具体的には、アバランシェ効果を用いた光電変換素子である。同一マイクロレンズを透過した光をAPD101A,APD101Bがそれぞれ受光することにより、射出瞳の領域の異なる一対の信号を得ることが可能である。APD101Aは、クエンチ抵抗102Aを介して逆バイアス電圧VAPDと接続しており、所定電圧が供給される。APD101Bは、クエンチ抵抗102Bを介して逆バイアス電圧VAPDと接続しており、所定電圧が供給される。そのため、APD101A,APD101Bに光子が入射するとアバランシェ増倍(アバランシェ効果)による電荷が発生し、発生した信号(APD_A,APD_B)は波形整形回路103A,波形整形回路103Bに入力される。
波形整形回路103A,波形整形回路103Bは、APD101A,APD101Bからの信号(APD_A,APD_B)の波形整形を行う。例えば、波形整形回路103A,波形整形回路103Bは比較回路を有し、信号(APD_A,APD_B)に係る入力電圧を所定の閾値電圧と比較することにより、電圧パルス(PLS_A,PLS_B)を出力する。すなわち、波形整形回路103A,波形整形回路103Bは、光子の入射に応じた電荷の生成・排出による電位の変化に対し増幅・エッジ検出を行うことにより、電圧パルス(PLS_A,PLS_B)をそれぞれ生成する。このように、APD101、クエンチ抵抗102および波形整形回路103は、光の入射を電圧パルスに変換することにより、1bit型AD変換部として機能する。
セレクタ106A,セレクタ106Bは、波形整形回路103A,波形整形回路103Bが出力した電圧パルス(PLS_A,PLS_B)から、カウンタ104A,カウンタ104Bに入力する電圧パルスを選択する。セレクタ106A,セレクタ106Bは、単位画素100の外部から入力されるセレクタ制御信号に応じて動作する。本実施形態では、セレクタ制御信号として‘0’もしくは‘1’が設定される。
セレクタ制御信号が‘0’の場合、2つの光電変換部が出力する信号を個別に読み出す制御が行われる。以下、セレクタ制御信号が‘0’の場合を第1の計数モードという。2つの光電変換部が出力する信号を個別に読み出すため、位相差方式による焦点検出が可能となる。また、個別に読み出した信号を合成することで、撮像信号を生成することも可能である。したがって、第1の計数モードでは、焦点検出信号(A像信号およびB像信号)と撮像信号(A+B像信号)を取得することができる。セレクタ制御信号が‘0’の場合、セレクタ106Aは電圧パルスPLS_Aをカウンタ104Aの入力電圧パルスとして選択し、セレクタ106Bは電圧パルスPLS_Bをカウンタ104Bの入力電圧パルスとして選択する。
一方、セレクタ制御信号が‘1’の場合、2つの光電変換部が出力する信号を合算して読み出す制御が行われる。以下、セレクタ制御信号が‘1’の場合を第2の計数モードという。第2の計数モードでは、撮像信号(A+B像信号)を取得することができる。セレクタ制御信号が‘1’の場合、セレクタ106Aは、OR回路105を介して生成される電圧パルスPLS_Aと電圧パルスPLS_Bの論理和をカウンタ104Aの入力電圧パルスとして選択する。そして、セレクタ106Bはカウンタ104Aの桁上がり信号Aをカウンタ104Bの入力電圧パルスとして選択する。OR回路105は、2入力1出力の論理回路であり、波形整形回路103Aの出力信号である電圧パルスPLS_Aおよび波形整形回路103Bの出力信号である電圧パルスPLS_Bを取得し、論理和演算を行って信号をカウンタ104Aに出力する。
カウンタ104A,カウンタ104Bは、セレクタ106A,セレクタ106Bによって選択された電圧パルスをカウントする計数部である。カウンタ104A,カウンタ104Bは、カウント値(計数値)を示す出力信号と最上位ビットの桁上がり信号を出力する。カウンタ104A,カウンタ104Bのリセットおよび計数のイネーブルは、単位画素100に入力される駆動信号により制御される。また、カウンタ104Bは、別の単位画素100に構成されるカウンタ104A,カウンタ104Bの桁上がり信号およびセレクタ制御信号を受け付けることが可能となっている。
次に、図2および図3を参照し、カウンタ104Aおよびカウンタ104Bについて説明する。本実施形態では、カウンタ104Aおよびカウンタ104Bを最大4ビットの非同期カウンタとして構成した場合について説明を行うが、カウンタのビット数は4ビットに限られるものではない。
図2は、カウンタ104Aの回路の構成を示す図である。カウンタ104Aは、データを保持する複数のフリップフロップ200によって構成される。本実施形態においては、カウンタ104Aは、4つのフリップフロップ200を備える。カウンタ104Aは、入力としてセレクタ106Aからの電圧パルスと、単位画素100に入力される駆動信号に含まれるリセット信号(RST)を受け付け可能である。
フリップフロップ200は、D端子に入力された信号をCLK端子の立ち上がりエッジでQ端子に正論理、Q端子と対になるQ端子に負論理で出力する。なお、Q端子は図中では下記のように表示する。
Figure 0007321723000001
初段のフリップフロップ200のCLK端子には、電圧パルスが入力される。フリップフロップ200のQ端子からの出力は、後段のフリップフロップ200のCLK端子に接続する。初段以外のフリップフロップ200のCLK端子を前段のフリップフロップ200のQ端子に接続することにより、Q端子の出力を桁上がり信号として使用することができる。フリップフロップ200のそれぞれのQ端子出力による4ビットの信号はカウンタ104Aの出力信号Aとして外部へと出力される。また、最後段のフリップフロップ200のQ端子の出力の出力であるQ信号は、桁上がり信号Aとしてカウンタ104Aの外部へと出力される。
図3は、カウンタ104Bの回路の構成を示す図である。カウンタ104Bは、データを保持する複数のフリップフロップ200と、複数のセレクタによって構成される。本実施形態においては、カウンタ104Bは、4つのフリップフロップ200とセレクタ301およびセレクタ302を備える。カウンタ104Bは、入力としてセレクタ106Bからの電圧パルスと、単位画素100に入力される駆動信号に含まれるリセット信号(RST)を受け付け可能である。さらに、カウンタ104Bは、入力として外部桁上がり信号A、外部桁上がり信号B、セレクタ制御信号を受け付け可能である。
セレクタ301は、3段目のフリップフロップ200の入力信号のセレクタである。セレクタ301は、制御信号が‘0’の場合は、2段目のフリップフロップ200のQ端子出力を選択して3段目のフリップフロップ200に出力する。一方、セレクタ301は、セレクタ制御信号が‘1’の場合は、外部桁上がり信号Aを選択して3段目のフリップフロップ200に出力する。
セレクタ302は4段目のフリップフロップ200の入力信号のセレクタである。セレクタ302は、制御信号が‘0’の場合は3段目のフリップフロップ200のQ端子出力を選択して4段目のフリップフロップ200に出力する。一方、セレクタ302は、セレクタ制御信号が‘0’の場合は、外部桁上がり信号Bを選択して4段目のフリップフロップ200に出力する。
各フリップフロップ200のQ端子の出力からなる4ビットの信号は、カウンタの出力信号Bとしてカウンタ104Bの外部へと出力される。また、最後段のフリップフロップ200のQ端子の出力であるQ信号は、桁上がり信号Bとしてカウンタ104Bの外部へと出力される。
以上説明したように、セレクタ制御信号が‘0’の場合は、カウンタ104Bは電圧パルスを計数する4ビットの非同期カウンタとして動作する。一方、セレクタ制御信号が‘1’の場合、1段目および2段目が電圧パルスを計数する2ビットカウンタ、3段目が外部桁上がり信号Aを保持する1ビットのフリップフロップ、4段目が外部桁上がり信号Bを計数する1ビットのフリップフロップとして動作する。
単位画素100の8ビットからなる出力は、下位4ビットがカウンタ104Aの出力に対応し、上位4ビットがカウンタ104Bの出力に対応する。セレクタ制御信号が‘0’の場合は、下位4ビットがカウンタ104Aの出力である電圧パルスPLS_Aのカウント値に対応し、上位4ビットがカウンタBの出力である電圧パルスPLS_Bのカウント値に対応する。一方、セレクタ制御信号が‘1’の場合は、下位4ビットがカウンタ104Aの出力である電圧パルスPLS_Aと電圧パルスPLS_Bの和のカウント値に対応する。そして、上位4ビットのうち2ビットがカウンタ104Bに入力されたカウンタ104Aの桁上がり信号に対応し、残りの2ビットが、カウンタ104Bに入力された外部桁上がり信号に対応する。即ち、セレクタ制御信号が‘1’の場合は、下位6ビットが電圧パルスPLS_Aと電圧パルスPLS_Bの和のカウント値に、上位2ビットが外部桁上がり信号に対応している。
図4は、単位画素間の配線を説明する図である。単位画素400および単位画素410は、単位画素100と同様の構成を有する。単位画素400は撮像素子上のある位置に配置され、単位画素410は単位画素400に対して垂直方向に隣接して配置される。単位画素400および単位画素410は、外部桁上がり信号を相互に配線する関係にある一対の単位画素100である。単位画素400から出力される桁上がり信号A,桁上がり信号Bは、外部桁上がり信号として単位画素410に入力される。単位画素410から出力される桁上がり信号A,桁上がり信号Bは、外部桁上がり信号として単位画素400に入力される。単位画素410から単位画素400に入力され桁上がり信号A,桁上がり信号Bは、単位画素410の出力信号を整形する際に信号整形部704により利用される。
図5は、撮像素子500の構成を示すブロック図である。撮像素子500は、画素部501、出力制御回路502、タイミング制御回路503、セレクタ制御回路504を備える。画素部501は、行列状に配置した複数の単位画素100を有する。具体的には、画素部501には、白塗りで示される単位画素400と単位画素400の垂直方向に隣接する斜線塗りで示される単位画素410の組み合わせが多数配置される。なお、本実施形態では単位画素400と単位画素410が垂直方向に交互に配置される例を説明するが、これに限られるものではない。例えば、単位画素400と単位画素410が水平方向に交互に配置されていてもよいし、水平方向および垂直方向に交互に配置されていてもよい。
出力制御回路502には、画素部501に配置された単位画素400,単位画素410の出力A,出力Bがそれぞれ入力される。出力制御回路502は、入力された信号から出力する単位画素の信号を選択し制御する。タイミング制御回路503は、画素部501に駆動信号を出力する他、出力制御回路502の駆動タイミングを制御する。セレクタ制御回路504は、画素部501の単位画素400,単位画素410に入力されるセレクタ制御信号を制御する。セレクタ制御回路504と単位画素400は、セレクタ制御信号線505により接続される。また、セレクタ制御回路504と単位画素410は、セレクタ制御信号線506により接続される。タイミング制御回路503およびセレクタ制御回路504は、後述するシステム制御部707により制御される。
図6は、撮像素子500の出力データの一例を説明する図である。撮像素子500は、出力制御回路502により選択される単位画素100の出力Aおよび出力Bを連結し、8ビットの信号として順次外部に出力する。本実施形態では、例えば図6に示されるように、8ビットのうち下位4ビットを単位画素100の出力A、上位4ビットを単位画素100の出力Bに割り当てる。
図7は、撮像装置700の構成を示す図である。撮像装置700は、撮像光学系701、撮像素子500、信号整形部704、画像処理部705、焦点検出部706、光学駆動部702、撮像素子駆動部703およびシステム制御部707を備える。撮像光学系701は、撮像素子500に被写体の光学像を結像するための光学系であり、シフトレンズやズームレンズなどの複数のレンズや絞りを含む。光学駆動部702は、焦点検出部706から出力されるフォーカス情報やシステム制御部707の光学系駆動情報に応じて、撮像光学系701を制御する。なお、本実施形態では、レンズとカメラ本体とが一体となった撮像装置を例に説明するが、これに限られるものではなく、レンズが着脱可能なレンズ交換式の撮像装置であってもよい。
撮像素子500は、撮像光学系701を介して結像された被写体の光学像を電気的な信号に変換する。撮像素子500については、図5を用いてその詳細を説明した。撮像素子500は、撮像素子駆動部703からの指示に基づき、セレクタ制御回路504によるセレクタ制御信号を決定する。撮像素子駆動部703は、システム制御部707からの撮像素子の駆動指示情報に応じて、撮像素子500を制御する。
信号整形部704は、撮像素子500から出力される8ビットの出力信号を所定の手順に従って整形し、撮像信号および焦点検出用信号を生成する。信号整形部704は、単位画素400により構成されるラインの出力信号と単位画素410により構成されるラインの出力信号との待ち合わせ用にラインメモリを備える。信号整形部704による信号整形処理の詳細については後述する。なお、本実施形態では水平方向に並ぶ単位画素を1つのラインとして扱い、単位画素400により構成されるラインと出力信号と単位画素410により構成されるラインが垂直方向に交互に配置されるようにしているが、これに限られるものではない。垂直方向に並ぶ単位画素を1つのラインとして扱い、単位画素400により構成されるラインと出力信号と単位画素410により構成されるラインが水平方向に交互に配置されるようにしてもよい。また、単位画素400と単位画素410が水平垂直方向に交互に配置されるようにしてもよい。
画像処理部705は、信号整形部704で生成された画像信号に対し、例えば、ホワイトバランス等の画像処理を行う。画像処理部705で各種画像処理が行われた画像信号は、不図示の圧縮部にて圧縮符号化され、記録媒体に記録される。記録媒体は、撮像装置に対して着脱可能であってもよいし、撮像装置に内蔵されていてもよい。
焦点検出部706は、信号整形部704から得られた2つの瞳分割像から位相差測距を行うための位相差評価値を算出し、撮像光学系701のフォーカス位置を制御するためのフォーカス情報を算出する。システム制御部707は、各種演算を行い、撮像装置700全体を制御するCPU(Central Processing Unit)である。システム制御部707は、撮影シーンや撮像モードなどから得られる撮影情報に基づいて、光学駆動部702へズームや絞りなどの光学系の駆動情報を送る。また、システム制御部707は、撮像素子駆動部703へ露光時間やセレクタ制御回路の設定指示などの撮像素子の駆動情報を送る。
次に、図8および図9を参照し、セレクタ制御信号の設定および信号整形部704による信号整形処理について説明する。本実施形態の撮像装置700は、第1の撮像モードおよび第2の撮像モードが設定可能である。第1の撮像モードは、撮像素子500の画素部501の全ラインから撮像信号および焦点検出用信号を取得するモードである。第2の撮像モードは、撮像素子500の画素部501のうち、撮像信号のみ取得するラインと、撮像信号と焦点検出用信号の両方を取得するラインとを交互に配置するモードである。
第2のモードでは、撮像信号のみ取得するラインと、撮像信号と焦点検出用信号の両方を取得するラインが混在している。撮像信号と焦点検出用信号の両方を取得する場合、下位4ビットが電圧パルスPLS_Aのカウント値、上位4ビットが電圧パルスPLS_Bのカウント値に対応している出力信号を整形すると、4ビットの焦点検出用信号と5ビットの撮像信号が取得される。撮像信号のみ取得する場合、電圧パルスPLS_Aと電圧パルスPLS_Bの和である8ビットの出力信号から、8ビットの撮像信号を取得することも可能である。しかし、撮像信号と焦点検出用信号の両方を取得する場合の撮像信号のビット数と、撮像信号のみを取得する場合の撮像信号のビット数に2ビット以上の差があると、それらを合わせて画像を生成した場合に不自然な画像となってしまう。そのため、公的な撮像画像を得るためには、撮像信号のみを取得する場合の撮像信号のビット数は、撮像信号と焦点検出用信号の両方を取得する場合のビット数+1に収めることが望ましい。そのため、本実施形態では、像信号のみを取得する場合の撮像信号のビット数が5+1=6ビットとなるように制御する。したがって、撮像信号のみ取得する場合、8ビットの出力信号のうち6ビットを撮像信号に対応する各単位画素の電圧パルスPLS_Aと電圧パルスPLS_Bの和のカウント値とする。そして、残りの2ビットを、撮像信号と焦点検出用信号のダイナミックレンジを拡張するために利用する外部桁上がり信号に使用する。したがって、第2の撮像モードは撮像信号と焦点検出用信号のダイナミックレンジを拡張可能なモードである。
システム制御部707は、設定された撮像モードに応じて撮像素子駆動部703および信号整形部704の駆動方法を切り替える。第1の撮像モードが設定されている場合、システム制御部707は、撮像素子駆動部703を介してセレクタ制御信号線505およびセレクタ制御信号線506を共に‘0’に設定するように、セレクタ制御回路504へ駆動指示を出す。セレクタ制御回路504は、システム制御部707の指示に基づき、セレクタ制御信号線505およびセレクタ制御信号線506に‘0’を設定する。
先に説明したように、セレクタ制御信号が‘0’の場合、セレクタ106Aは電圧パルスPLS_Aをカウンタ104Aの入力電圧パルスとして選択し、セレクタ106Bは電圧パルスPLS_Bをカウンタ104Bの入力電圧パルスとして選択する。そのため、第1の撮像モードでは、各単位画素に構成されるカウンタ104A,カウンタ104Bはそれぞれ4ビットのカウンタとして動作する。したがって、第1の撮像モードでは、撮像素子500の出力信号は8ビット中の下位4ビットが各単位画素の電圧パルスPLS_Aのカウント値、上位4ビットが各単位画素の電圧パルスPLS_Bのカウント値となる。
一方、第2の撮像モードが設定されている場合、システム制御部707は、撮像素子駆動部703を介してセレクタ制御信号線505を‘1’、セレクタ制御信号線506を‘0’に設定するように、セレクタ制御回路504へ駆動指示を出す。セレクタ制御回路504はシステム制御部707の指示に基づき、セレクタ制御信号線505には‘1’、セレクタ制御信号線506には‘0’を設定する。
まず、第2の撮像モードにいてセレクタ制御信号として‘1’が入力される単位画素400について説明する。先に説明したように、セレクタ制御信号が‘1’の場合、セレクタ106AはOR回路105を介して生成される電圧パルスPLS_Aと電圧パルスPLS_Bの論理和をカウンタ104Aの入力電圧パルスとして選択する。そして、セレクタ106Bはカウンタ104Aの桁上がり信号Aをカウンタ104Bの入力電圧パルスとして選択する。そのため、第2の撮像モードでセレクタ制御信号が‘1’に設定される単位画素400は、カウンタ104A,カウンタ104Bを直列に接続する。そして、カウンタ104Bの3ビット目と4ビット目はそれぞれ対応する単位画素410の桁上がり信号を計数するように動作する。第2の撮像モードにおいて単位画素400により構成されるラインでは、撮像素子500の出力信号8ビット中の下位6ビットが各単位画素の電圧パルスPLS_Aと電圧パルスPLS_Bの和のカウント値となる。そして、撮像素子500の出力信号8ビット中の上位2ビットが対応する単位画素410の桁上がり信号A,桁上がり信号Bとなる。
次に、第2の撮像モードにいてセレクタ制御信号として‘0’が入力される単位画素410について説明する。先に説明したように、セレクタ制御信号が‘0’の場合、セレクタ106Aは、電圧パルスPLS_Aをカウンタ104Aの入力電圧パルスとして選択し、セレクタ106Bは電圧パルスPLS_Bをカウンタ104Bの入力電圧パルスとして選択する。そのため、単位画素410により構成されるラインにおいては、出力信号8ビット中の下位4ビットが単位画素410の電圧パルスPLS_Aのカウント値、上位4ビットが単位画素410の電圧パルスPLS_Bのカウント値となる。
図8および図9は、撮像モード毎の信号整形部704の各信号の遷移を示すタイミングチャートである。信号整形部704は、撮像素子500から出力された出力信号を整形処理し、整形信号を生成する。タイミングt801およびt901は、単位画素400により構成されるラインの出力信号の転送開始タイミングを表している。タイミングt802およびt902は、単位画素400により構成されるラインの出力信号の転送終了タイミングおよび単位画素410により構成されるラインの出力信号の転送開始タイミングを表している。タイミングt803およびt903は、単位画素410により構成されるラインの出力信号の転送終了タイミングを表している。タイミングt803以降はタイミングt801からタイミングt803に示す信号の遷移が、撮像素子500の最終ラインまで繰り返しているものとする。同様に、タイミングt903以降はタイミングt901からタイミングt903に示す信号の遷移が、撮像素子500の最終ラインまで繰り返しているものとする。
出力信号は、撮像素子500から出力される8ビットのデータを示している。遅延信号は、信号整形部704に内蔵される1ライン分の出力信号を保持可能なラインメモリを介して出力される遅延信号である。A整形信号、B整形信号、A+B整形信号は、撮像素子500からの出力信号に基づいて信号整形処理により生成される信号整形部704の出力信号である。有効信号A、有効信号B、有効信号A+Bは、整形信号A、整形信号B、整形信号A+Bに対して有効なデータ区間であることを示す制御用の出力信号である。有効信号A、有効信号B、有効信号A+Bでは、データが有効な期間は‘H’(High)を、データが無効な期間は‘L’(Low)を示す。
まず、図8を参照し、第1の撮像モードにおける信号整形部704の信号整形処理と各信号の遷移について説明する。第1の撮像モードにおける信号整形部704は、出力信号に対し、下位4ビットと上位4ビットに分離し、それぞれを整形信号A、整形信号Bの値とする。また、整形信号Aと整形信号Bを加算した値を、整形信号A+Bの値とする。
一例として、タイミングt804のタイミングにおける信号整形処理について説明する。タイミングt804において、撮像素子500の出力信号は0xBCである。このとき、出力信号の上位4ビットと下位4ビットに信号を分離すると、出力信号の上位4ビットは0x0B、下位4ビットは0x0Cとなる。出力信号の下位4ビットの値0x0Cは整形信号A、上位4ビットの0xBは整形信号Bの値として取り扱われる。また、整形信号Aと整形信号Bの加算信号は0x17となり、整形信号A+Bの値として取り扱われる。
タイミングt802からタイミングt803の期間においても同様に、出力信号に対し、下位4ビットを整形信号A、上位4ビットを整形信号B、整形信号Aと整形信号Bの加算信号を整形信号A+Bとする。なお、第1の撮像モードにおいては全ラインにおいて整形信号A、整形信号B、整形信号A+Bに対応する有効信号A、有効信号B、有効信号A+Bを‘H’としている。したがって、すべてのラインにおいて出力信号に対して整形処理された、整形信号A、整形信号B、整形信号A+Bが並列で後段へと出力される。このように、第1の撮像モードにおいては、信号整形処理によって全ラインの単位画素毎に4ビットの整形信号A、4ビットの整形信号B、5ビットの整形信号A+Bが生成され、後段へと出力される。
次に、図9を参照し、第2の撮像モードにおける信号整形部704の信号整形処理と各信号の遷移について説明する。第2の撮像モードにおける信号整形部704は、単位画素400により構成されるラインと、単位画素410により構成されるラインで信号整形処理方法を切り替える。
最初に単位画素400により構成されるラインの信号整形処理について説明する。タイミングt901からタイミングt902に示す単位画素400の信号出力期間においては、出力信号のうち下位6ビットがPLS_AとPLS_Bの論理和のカウント値である。そして、出力信号のうち上位2ビットが対応する単位画素410のカウンタ104A、カウンタ104Bの桁上がり信号のカウント値である。
信号整形部704は、タイミングt901からタイミングt902の期間中は出力信号の下位6ビットを整形信号A+Bとして取り扱うとともに、出力信号を不図示のラインメモリに入力する。なお、タイミングt901からタイミングt902の期間においては整形信号A+Bに対応する有効信号A+Bを‘H’、整形信号Aおよび整形信号Bに対応する有効信号Aおよび有効信号Bついては‘L’としている。
タイミングt902からタイミングt903に示す単位画素410の信号出力期間においては、出力信号の内訳は下位4ビットが単位画素410のPLS_Aのカウント値、上位4ビットが単位画素410のPLS_Bのカウント値となる。また、不図示のラインメモリにより、1ライン前の出力信号、即ち単位画素400により構成されるラインの出力信号が、対応する単位画素410と同期して遅延信号として出力される。
信号整形部704は、タイミングt902からタイミングt903の期間中は出力信号の下位4ビットと遅延信号の7ビット目を結合し、5ビットの信号を生成して整形信号Aとして取り扱う。即ち、信号整形部704は、単位画素410に構成されるカウンタ104Aの桁上がり信号Aが接続されたフリップフロップの出力ビットを結合し、5ビットの信号を生成して整形信号Aとして取り扱う。
また、信号整形部704は、出力信号の上位4ビットと遅延信号の8ビット目を結合し、5ビットの信号を生成して整形信号Bとして取り扱う。即ち、信号整形部704は、単位画素410に構成されるカウンタ104Bの桁上がり信号Bが接続されたフリップフロップの出力ビットを結合し、5ビットの信号を生成して整形信号Bとして取り扱う。また、信号整形部704は、整形信号Aと整形信号Bを加算した値を、6ビットの整形信号A+Bとして取り扱う。
なお、タイミングt902からタイミングt903の期間において、整形信号A、整形信号B、および整形信号A+Bに対応する有効信号A、有効信号B、有効信号A+Bは‘H’となる。したがって、出力信号に対して整形処理された、整形信号A、整形信号B、整形信号A+Bが並列で後段へと出力される。
一例として、タイミングt905、タイミングt906のタイミングにおける信号整形処理を説明する。タイミングt905において、出力信号は0xE4である。このとき、出力信号の下位6ビットは0x24となる。また、出力信号の上位2ビットは0x3である。出力信号の下位6ビットの値0x24は、整形信号A+Bの値として取り扱われる。
タイミングt906において、出力信号は0x22である。このとき、出力信号の上位4ビットと下位4ビットに信号を分離すると、出力信号の上位4ビットは0x2、下位4ビットは0x2となる。また、遅延信号には、対応する単位画素400の出力信号0xEAが同期して入力される。
出力信号の下位4ビットの値0x2と遅延信号の7ビット目の値‘1’を出力信号の下位4ビットの最上位ビットに結合した値を、整形信号Aの値として取り扱う。即ち、整形信号Aは0x12となる。また、出力信号の上位4ビットの値0x2と遅延信号の8ビット目の値‘1’を出力信号の上位4ビットの最上位ビットに結合した値を、整形信号Bの値として取り扱う。即ち、整形信号Bは0x12となる。整形信号AとBの加算信号は0x24となり、整形信号A+Bの値として取り扱われる。
このように、第2の撮像モードにおいては、単位画素400により構成されるラインでは、6ビットの整形信号A+Bが生成され、後段へと出力される。また、単位画素410により構成されるラインでは、5ビットのA整形信号、5ビットのB整形信号、6ビットのA+B整形信号が生成され、後段へと出力される。本実施形態のよると、第1の撮像モードにおける各整形信号に対し、第2の撮像モードにおける各整形信号は1ビット分のデータレンジを拡張した状態で計数することが可能となり、高輝度被写体を撮影する場合でも飽和の発生を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では、単位画素400を撮像信号のみ取得で、単位画素410を撮像信号と焦点検出用信号の両方を取得可能としたが、これに限定されるものではない。例えば、単位画素400で撮像信号と焦点検出用信号の両方を取得し、単位画素410で撮像信号のみ所得する場合にも適用可能である。この場合、システム制御部707は撮像素子駆動部703を介して単位画素400のセレクタ制御信号を‘0’、単位画素410のセレクタ制御信号を‘1’に設定するように駆動指示を出し、信号整形部704での整形方法を適当な形に変えればよい。
また、本実施形態では、垂直方向の隣接単位画素を一対のペアとして取り扱う例を示したが、これに限定されるものではなく、直列接続したカウンタの一部のビットを、並列接続で動作するカウンタの拡張ビットとして利用できるように構成されていればよい。例えば、水平方向の隣接単位画素により一対のペアを形成してもよいし、あるいは、隣接ではない単位画素間で配線を行うようにしてもよい。また、本実施形態では、単位画素100が計数手段であるカウンタ104Aおよびカウンタ104Bを備える例を説明したが、計数手段は必ずしも単位画素100に備えられている必要はなく、単位画素100と対応するように配置されていればよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
100 単位画素
104A カウンタ
104B カウンタ
500 撮像素子
504 セレクタ制御回路
707 システム制御部
704 信号整形部

Claims (10)

  1. 画素部が複数の光電変換部を備える撮像素子から複数の信号を取得して位相差検出を行う撮像装置であって、
    前記複数の光電変換部がそれぞれ出力する信号を計数する複数の計数手段と、
    前記計数手段への入力または前記計数手段の回路を制御することにより前記計数を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、それぞれの前記計数手段を、前記複数の光電変換部がそれぞれ出力する信号を個別に計数する第1の計数モードと、前記複数の光電変換部がそれぞれ出力する信号を合算して計数する第2の計数モードのいずれかで制御し、前記第1の計数モードにおける前記計数手段の出力の一部を、前記第2の計数モードの前記計数手段に入力する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の計数モードにおいて、
    前記複数の光電変換部のうち、第1の光電変換部が出力する第1の信号を計数する第1の計数手段と、
    前記複数の光電変換部のうち、第2の光電変換部が出力する第2の信号を計数する第2の計数手段と、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第2の計数モードにおいて、
    前記第1の計数手段は、前記第1の信号および前記第2の信号の論理和を計数し、
    前記第2の計数手段は、対となる前記第1の計数手段の出力の一部と、前記第1の計数モードで動作する前記第1の計数手段および前記第2の計数手段の出力の一部を計数することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記計数手段の出力に基づいて信号の整形処理を行う整形手段と、
    前記整形手段が出力した位相差検出用の信号に基づいて位相差検出を行う焦点検出手段と、を備えることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の計数モードにおいて、
    前記整形手段は、前記第1の計数手段の計数値に対応する位相差検出用の信号である第1の整形信号と、前記第2の計数手段の計数値に対応する位相差検出用の信号である第2の整形信号と、前記第1の整形信号と前記第2の整形信号を加算した撮像信号である第3の整形信号とを整形することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 全ての画素から位相差検出用の信号と撮像信号を取得する第1の撮像モードが設定された場合、前記制御手段は、全ての前記計数手段を前記第1の計数モードで制御し、一部の画素から位相差検出用の信号と撮像信号を取得し、その他の画素から撮像信号を取得する第2の撮像モードが設定された場合、前記制御手段は、前記一部の画素に対応する前記計数手段を前記第1の計数モードで制御し、前記その他の画素に対応する前記計数手段を前記第2の計数モードで制御することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記第2の撮像モードにおいて、
    前記第1の計数モードで制御される前記第1の計数手段を第1のカウンタ、前記第2の計数手段を第2のカウンタ、前記第2の計数モードで制御される前記第1の計数手段を第3のカウンタ、前記第1のカウンタ乃至前記第3のカウンタの出力の一部が入力される前記第2の計数手段を第4のカウンタとすると、
    前記整形手段は、前記第1のカウンタの計数値および前記第4のカウンタの計数値のうち前記第1のカウンタの出力に対応する計数値に基づいて、前記第1の整形信号を整形し、前記第2のカウンタの計数値および前記第4のカウンタの計数値のうち前記第2のカウンタの出力に対応する計数値に基づいて、前記第2の整形信号を整形することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記撮像素子のラインごとに前記第1の計数モードと前記第2の計数モードの制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記光電変換部はアバランシェ効果を用いた光電変換素子を有し、複数の前記光電変換素子の出力信号からそれぞれ生成されるパルスを前記複数の計数手段により計数する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 画素部が複数の光電変換部を備える撮像素子から複数の信号を取得して位相差検出を行う撮像装置の制御方法であって、
    前記複数の光電変換部がそれぞれ出力する信号を複数のカウンタで計数する計数工程と、
    前記カウンタへの入力または前記カウンタの回路を制御することにより前記計数を制御する制御工程と、を備え、
    前記制御工程では、それぞれの前記カウンタを、前記複数の光電変換部がそれぞれ出力する信号を個別に計数する第1の計数モードと、前記複数の光電変換部がそれぞれ出力する信号を合算して計数する第2の計数モードのいずれかで制御し、前記第1の計数モードにおける前記カウンタの出力の一部を、前記第2の計数モードの前記カウンタに入力する
    ことを特徴とする制御方法。
JP2019038577A 2019-03-04 2019-03-04 撮像装置およびその制御方法 Active JP7321723B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019038577A JP7321723B2 (ja) 2019-03-04 2019-03-04 撮像装置およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019038577A JP7321723B2 (ja) 2019-03-04 2019-03-04 撮像装置およびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020145502A JP2020145502A (ja) 2020-09-10
JP7321723B2 true JP7321723B2 (ja) 2023-08-07

Family

ID=72355609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019038577A Active JP7321723B2 (ja) 2019-03-04 2019-03-04 撮像装置およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7321723B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022073105A (ja) * 2020-10-30 2022-05-17 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 受光装置、受光装置の制御方法、および、測距システム
JP2023132322A (ja) * 2022-03-10 2023-09-22 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 受光素子、および電子機器
WO2024009343A1 (ja) * 2022-07-04 2024-01-11 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 光検出装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014081253A (ja) 2012-10-16 2014-05-08 Toyota Central R&D Labs Inc 光検出器
WO2017098725A1 (ja) 2015-12-08 2017-06-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 固体撮像装置、距離測定装置および距離測定方法
JP2018157387A (ja) 2017-03-17 2018-10-04 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014081253A (ja) 2012-10-16 2014-05-08 Toyota Central R&D Labs Inc 光検出器
WO2017098725A1 (ja) 2015-12-08 2017-06-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 固体撮像装置、距離測定装置および距離測定方法
JP2018157387A (ja) 2017-03-17 2018-10-04 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020145502A (ja) 2020-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6929403B2 (ja) 撮像素子及び撮像装置
US10205904B2 (en) Image sensor capable of correcting noise caused by dark charge of a floating diffusion portion, control method therefor, and image capturing apparatus
JP6571939B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
CN105530427B (zh) 摄像元件、摄像装置
JP5850680B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP7321723B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP6315776B2 (ja) 撮像素子、撮像装置
JP6765860B2 (ja) 撮像素子、撮像装置、および撮像信号処理方法
US10063762B2 (en) Image sensor and driving method thereof, and image capturing apparatus with output signal control according to color
US9955094B2 (en) Imaging apparatus and signal processing method
US10771724B2 (en) Image capturing apparatus
CN112040118A (zh) 摄像设备
KR20110014609A (ko) 고체 촬상 장치, 촬상 장치, 전자 기기, ad 변환 장치, ad 변환 방법
JP6082274B2 (ja) 撮像装置、及びその制御方法
CN111133750B (zh) 图像传感器和摄像设备
CN111149352B (zh) 摄像设备及其控制方法
KR20170134692A (ko) 촬상 소자 및 촬상장치
JP2021182763A (ja) 撮像素子及び撮像装置
JP2015148676A (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2017216649A (ja) 撮像素子、撮像装置、および撮像信号処理方法
JP2020198601A (ja) 撮像装置及びその制御方法
US11381762B2 (en) Integrated circuit chip and image capturing apparatus
JP7218193B2 (ja) 撮像装置
US10623642B2 (en) Image capturing apparatus and control method thereof with change, in exposure period for generating frame, of conversion efficiency
JP2020182026A (ja) 撮像装置およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230726

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7321723

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151