JP7319074B2 - 木質パネル、木質パネル複合体、及び木質パネル取付構造 - Google Patents

木質パネル、木質パネル複合体、及び木質パネル取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、木質パネル、木質パネル複合体、及び木質パネル取付構造に関する。
従来から、例えば、建物の躯体に対して壁パネルを揺動可能に取り付けることで、地震等による振動を減衰させるロッキング構法が知られている。例えば、特許文献1には、木造軸組に帳壁としての軽量気泡コンクリート(ALC)製壁パネルを揺動可能に取り付けることで、地震等による振動を減衰させるロッキング構法を実現した木造軸組建物が開示されている。
特許第6096659号公報
一方、近年、CO2削減等の環境配慮の観点から、住宅だけでなく多用途の中高層建物にも木材利用の促進が求められている。
しかしながら、特許文献1の技術では、木造軸組を利用することで木材利用の促進に寄与し得るが、中高層への展開を考えると、鉄骨構造、鉄筋コンクリート構造及びこれらの混構造等の建物への木材利用をも促進することが更に望まれている。したがって、鉄骨構造物、鉄筋コンクリート構造物及びこれらの混構造物等を含めた被取付物に、木質パネルを安定的に取り付ける技術の確立が望まれる。
現状こうした木質パネルの被取付物への取り付け技術では、従来の木造から派生した金物を介した取り付けが主流であり、釘、ビス、コーチボルト等を用いて木質パネルを貫通させずに、金物を木材に接合した上で、金物を被取付物に取り付けることが多い。しかしながら、帳壁のような可動しやすい部材としての用途において、木質パネルは、ロッキング動作をするように上下各1点でそれぞれ被取付物に固定されるため、上述したように、釘、ビス、コーチボルト等によって金物を木質パネルに接合した場合、振動の繰り返しによる接合の劣化の影響が懸念される。そのためにも、振動の繰り返しに対して劣化しにくい、構造物に取り付けた際に外表面側にノイズが出ない、木造パネルの被取付物への取り付け技術の確立が望まれる。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、被取付物に安定的に取り付けることのできる、木質パネル及び木質パネル複合体、並びに、木質パネル及び/又は木質パネル複合体が被取付物に安定的に取り付けられている、木質パネル取付構造を提供することにある。
本発明に係る木質パネルは、木質板であって、前記木質板の小口面に設けられ、当該小口面に対して垂直方向に延在する長孔と、前記木質板の表面に設けられ、当該表面と前記長孔とを連通する座繰り孔と、を有する、木質板と、基端部に係合孔を有するとともに、先端部に係止部を有し、前記木質板の前記座繰り孔に前記基端部が差し込まれている、取付金具と、前記木質板の前記長孔に差し込まれており、前記取付金具の前記係合孔に差し通されて前記取付金具を係止している、係止杆と、を備える。
本発明に係る木質パネルでは、前記木質板を形成する木質材料が、前記長孔の延在方向において、前記長孔の周囲に連続して存在することが好ましい。
本発明に係る木質パネルでは、前記木質板は、複数の長尺の木材を互いに集成接着させた集成材であって、前記長孔は、複数の前記木材を貫いて延在していることが好ましい。
本発明に係る木質パネルでは、前記木質板の4つの前記小口面の少なくとも1つに凹溝を有することが好ましい。
本発明に係る木質パネルでは、前記木質板の4つの前記小口面の各々に凹溝を有することが好ましい。
本発明に係る木質パネル複合体は、複数の前記木質パネルが、前記凹溝内に配置された雇い実を介して互いに接続されてなる、木質パネル複合体である。
本発明に係る木質パネル取付構造は、上述した、木質パネル及び/又は木質パネル複合体が、前記取付金具を介して梁又は基礎の少なくとも1つに取り付けられている、木質パネル取付構造である。
本発明に係る木質パネル取付構造では、前記木質パネル及び/又は前記木質パネル複合体は、前記梁又は前記基礎の少なくとも1つの上に設置部材を介して設置されていることが好ましい。
本発明によれば、被取付物に安定的に取り付けることのできる、木質パネル及び木質パネル複合体、並びに、木質パネル及び/又は木質パネル複合体が被取付物に安定的に取り付けられている、木質パネル取付構造を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る木質パネルを示す、斜視図である。 図1の木質パネルの要部の破断斜視図である。 本発明の一実施形態に係る木質パネル及び本発明の一実施形態に係る木質パネル複合体を用いた、本発明の一実施形態に係る木質パネル取付構造を示す、正面側一部分解斜視図である。 図3の木質パネル取付構造の背面側斜視図である。 本発明の一実施形態に係る木質パネル及び本発明の他の実施形態に係る木質パネル複合体を用いた、本発明の他の実施形態に係る木質パネル取付構造を示す、背面側一部分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る木質パネル及び本発明の更に他の実施形態に係る木質パネル複合体を用いた、本発明の更に他の実施形態に係る木質パネル取付構造を示す、背面側一部分解斜視図である。 図3に示す木質パネル取付構造の変形例を示す、正面図である。 図7に示す木質パネル取付構造における木質パネルのロッキング動作を示す、正面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る木質パネル、木質パネル複合体、及び木質パネル取付構造について、図面を参照して説明する。各図面の記載において、同一又は類似の部品又は部分には、同一又は類似の符号を付している。
はじめに、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る木質パネル1の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る木質パネル1を示す、斜視図である。図2は、図1の木質パネル1の要部の破断斜視図である。図1に示すように、木質パネル1は、木質板2と、取付金具3と、係止杆4と、を備える。図2では、木質板2の内部の構成を明確にするために、木質板2の一部を切り欠いて一点鎖線で示している。
本明細書において、木質板2の外表面のうち最も表面積が大きい面を表面と称し、それ以外の面を小口面と称する。また、木質板2の表面の長手方向を長さ方向と、短手方向を幅方向と、表面に垂直方向を厚さ方向と、それぞれ称する。なお、本明細書において、「垂直」又は「平行」という記載は、それぞれ実質的に垂直又は平行である状態をも含むものとする。
木質板2は、木質の厚板である。例えば、木質板2は、複数の長尺の木材21を互いに略平行に集成接着させた集成材とすることができる。本実施形態では、複数の木材21の少なくとも1部は、木の繊維方向が木質板2の長さ方向と略平行となるように配置されている。これによって、地震等の振動によって、木質パネル1にせん断応力が加えられた場合に、木質板2が変形又は破損しにくくなる。また、木質板2を厚板集成材とすることによって、木質板2に応力が加えられた場合に、木材21のめり込み等により変形が吸収され、粘りがでることで、変形時破損しにくくなる。木質板2は、複数の木材21が木質板2の幅方向に積層されて形成された、WOOD.ALC(登録商標)等の集成材であるが、これに限られず、CLT(Cross Laminated Timber)、またはLVL(Laminated Veneer Lumber:単板積層材)等の任意の集成材であってもよい。木質板2は、集成材に限られず、無垢木板等を含む、任意の木質材料であってもよい。
木質板2の形状は、略矩形であるが、これに限られない。木質板2の厚さは、略75mm以上とすることができる。さらに、木質板2の厚さを略12cm以上とすることによって、木質パネル1は、制振性能を有するとともに、耐火性能を有し得る。また、木質板2は、ALC製壁パネル等の鉄筋コンクリート製のパネルに比べて、パネル加工においてパネルに含まれる鉄筋の位置等に配慮する必要がなく、後述する長孔22及び座繰り孔23を設ける加工をより広い範囲で実施し得る。
図2に示すように、木質板2は、長孔22と、座繰り孔23と、を有している。
長孔22は、木質板2の小口面に設けられ、木質板2の幅方向、即ち、小口面に対して垂直方向に延在している。長孔22が設けられる小口面は、木質板2の長さ方向に延存する小口面とすることができる。長孔22の開口は、木質板2の厚さ方向において小口面の略中央に位置しているが、この限りではない。本実施形態では、長孔22は、1つの小口面から対向する小口面に木質板2を貫通していないが、貫通していてもよい。
座繰り孔23は、木質板2の表面に設けられ、当該表面と長孔22とを連通している。本実施形態では、座繰り孔23は、木質板2の厚さ方向、即ち、表面に対して垂直方向に延在している。本実施形態では、座繰り孔23は、木質板2の幅方向において表面の略中央に位置しているが、この限りではない。本実施形態では、座繰り孔23は、1つの表面から対向する表面に木質板2を貫通していない。このため、座繰り孔23が設けられた表面とは反対の表面側から見た木質板2の意匠性が、座繰り孔23によって損なわれない。ただし、座繰り孔23は、1つの表面から対向する表面に木質板2を貫通していてもよい。
木質板2を形成する木質材料が、長孔22の延在方向において、長孔22の周囲に連続して存在している。即ち、木材でフレームを組んで面材を貼り合わせたパネルに対して、木質板2の内部において、座繰り孔23以外に長孔22と連通する空間は設けられていない。これによって、地震等による振動によって、長孔22に差し込まれた、後述する係止杆4から木質板2に荷重が掛かる場合に、係止杆4から木質板2に掛かる荷重が分散され、木質板2が破損するおそれを低減させ得る。
また、木質板2が複数の長尺の木材21を互いに集成接着させた集成材である場合、長孔22は、複数の木材21を貫いて延在している。本実施形態では、図2に示すように、木質板2は、長孔22の延在方向である、木質板2の幅方向に木材21が積層された集成材とされている。即ち、木質板2において、長孔22の延在方向と垂直方向において長孔22は複数の木材21に跨っていない。これによって、長孔22に差し込まれた係止杆4から木質板2に荷重が掛かる場合に、係止杆4からの荷重が、木質板2を構成する木材21に対して略均等に分散して加わるため、振動の繰り返しによる木質板2の劣化を低減させ得る。また、係止杆4からの荷重が、木質板2を構成する木材21の接着面に対して略平行に加わるため、木材21の接着面で剥離又は滑動が生じるおそれを低減させ得る。
木質板2は、4つの小口面の少なくとも1つに凹溝24を有していてもよい。本実施形態では、木質板2は、図1及び図2に示すように、4つの小口面の各々に凹溝24を有している。凹溝24は、小口面の長手方向に延長している。これによって、凹溝24内に雇い実を配置することで、雇い実を介して複数の木質パネル1を幅方向又は長さ方向に接続することができる。木質板2において、凹溝24は4つの小口面の全てに設けられていなくてもよい。例えば、凹溝24は、木質板2の幅方向に対向する2つの小口面、或いは木質板2の長さ方向に対向する2つの小口面に設けられていてもよい。更には、凹溝24は、木質板2の上記以外の2つ小口面、又は、いずれか1つ若しくは3つの小口面に設けられていてもよい。以下、雇い実を介して接続された複数の木質パネル1を木質パネル複合体10ともいう。
図2に示すように、長孔22と凹溝24とが同じ小口面に設けられている場合、長孔22の開口の直径は凹溝24の短手方向の幅よりも小さくすることができる。かかる場合、雇い実を凹溝24に挿入することで、雇い実によって長孔22の開口が塞がれ得る。これによって、木質パネル1を雇い実を介して接続することによる止水効果が損なわれない。
図1に示すように、本実施形態では、木質板2には、木質板2の長さ方向において上端の近傍に設けられた長孔22Aと下端の近傍に設けられた長孔22Bとの、2つの長孔22が設けられている。木質板2の長さ方向において、木質板2の上端から長孔22Aの中心(軸線)までの距離をD1、木質板2の下端から長孔22Bの中心(軸線)までの距離をD2とすると、距離D1及びD2は、任意に定める事ができる。例えば、距離D1は、木質パネル1が取り付けられる梁の長さ方向の長さ以上とされてもよい。これによって、木質パネル1の座繰り孔23が設けられた表面が梁に取り付けられた際に、木質パネル1の座繰り孔23が設けられた表面とは反対の表面側から梁を視認できないように配置することができる。また例えば、距離D1及びD2の長さが略等しくてもよい。これによって、木質パネル1は、長さ方向の上下によらず梁等に取り付けることができ、木質パネル1の取り付けミスの発生を低減させ得る。
再び図2を参照して、取付金具3は、基端部に係合孔31を有するとともに、先端部に係止部32を有する、棒状部材である。基端部に設けられた係合孔31は、取付金具3の軸方向と略垂直に設けられておた略円筒状の孔である。係合孔31の断面の大きさは、後述する係止杆4が貫通可能な大きさであってよく、例えば、木質板2の長孔22の断面の大きさと略等しくされている。また、先端部に設けられた係止部32は、本実施形態では雄ねじである。ただし、係止部32は、円筒形とされて雌ねじを形成されてもよい。取付金具3の断面形状は、例えば円形であるが、これに限られず、楕円形又は多角形等であってもよい。取付金具3は、例えば鋼材であるが、これに限られず、エンジニアリングプラスチック等の任意の材料であってもよい。
取付金具3は、木質板2の座繰り孔23に基端部が差し込まれている。より具体的には、取付金具3は、基端部の係合孔31が、木質板2の長孔22内に位置するように、木質板2の座繰り孔23に差し込まれている。本実施形態では、取付金具3の係止部32の少なくとも一部は、木質板2の座繰り孔23に取付金具3の基端部が差し込まれた状態で、座繰り孔23から木質板2の厚さ方向に突出している。
係止杆4は、棒状部材である。係止杆4の断面形状は、例えば円形であるが、これに限られず、楕円形又は多角形等であってもよい。係止杆4は、例えば鋼材であるが、これに限られず、エンジニアリングプラスチック等の任意の材料であってもよい。係止杆4は、長孔22に差し込まれており、取付金具3の係合孔31に差し通されて、取付金具3を係止している。本実施形態では、係止杆4の全体が木質板2の長孔22内に収容されるように、係止杆4の長さは、木質板2の長孔22の長さよりも短い。また、係止杆4の断面積は、木質板2の長孔22と係合孔31とに貫通可能な任意の大きさとすることができる。
なお、木質パネル1は、建設現場において、木質板2に長孔22及び座繰り孔23を設ける加工が行われ、木質板2に取付金具3及び係止杆4が取り付けられることで製造されることができるが、これに限られない。例えば、木質パネル1は、工場等にて予め製造されてもよい。また、木質パネル1の幅方向又は長さ方向の小口面の凹溝24に雇い実を固定した状態のもの、或いはさらに複数の木質パネル1を雇い実によって接続した状態で一体化した木質パネル複合体10を予め工場で製造し、建設現場で組み立てることも可能である。
次に、本発明の一実施形態に係る木質パネル複合体10及び木質パネル取付構造について説明する。
図3及び図4に示すように、本発明の一実施形態に係る木質パネル1は幅方向に接続することができる。図3は、本発明の一実施形態に係る木質パネル1及び木質パネル複合体10を用いた木質パネル取付構造を示す、正面側一部分解斜視図である。また、図4は、図3の木質パネル取付構造の背面側斜視図である。図3及び図4において、2枚の木質パネル1は、木質パネル複合体10を形成するように、雇い実5を介して幅方向に接続されている。即ち、木質パネル複合体10は、複数の木質パネル1が、凹溝24内に配置された雇い実5を介して互いに接続されてなっている。本実施形態では、木質パネル複合体10は、1つの雇い実5を介して2つの木質パネル1を互いに接続して形成されている例を示すが、木質パネル複合体10を形成する木質パネル1の数及び雇い実5は任意に定められてよい。本実施形態では、雇い実5は、木質パネル1の木質板2と同じ材料で構成されているが、これに限られず、他の木材、鋼材、又はエンジニアリングプラスチック等の任意の材料で構成されていてもよい。
本発明の一実施形態に係る木質パネル1及び木質パネル複合体10は、ロッキング構法によって建物を構成する躯体に取り付けられている。木質パネル1及び木質パネル複合体10は、帳壁として取り付けられていてもよい。ここで、木質パネル1及び木質パネル複合体10が取り付けられる建物は、例えば、鉄骨構造物、鉄筋コンクリート構造物及びこれらの混構造物等の建物である。本明細書において、これらの建物を、被取付物ともいう。このような建物は、例えば、地盤に支持された鉄筋コンクリート造の布基礎等である基礎構造体(基礎6)と、柱部材及び梁部材(梁7)等の軸組部材で構成された軸組架構を有し、基礎構造体に支持された上部構造体と、で構成されている。梁7は、例えば鉄骨であるが、鉄筋コンクリート又は木材等であってもよい。本実施形態では、木質パネル1及び木質パネル複合体10は、建物の上下に並ぶ基礎6と梁7との間に固定されているものとして説明するが、この限りではない。例えば、木質パネル1及び木質パネル複合体10は、建物の上下に並ぶ2つの梁7の間など、建物の上下に並ぶ基礎6、梁7、又はこれらの組み合わせの間に固定されていてもよい。
上部構造体は、複数の柱部材及び柱部材間に架設された複数の梁部材から構成される軸組架構と、この軸組架構の外周部に配置される外壁と、軸組架構の内部に配置される間仕切壁と、を備える。なお、本発明に係る木質パネル1及び木質パネル複合体10は、屋内と屋外とを区画する外壁としても、建物の内部において空間を区画する間仕切壁としても採用することができる。
図3及び図4において、木質パネル複合体10、ひいては、当該木質パネル複合体10を構成しているそれぞれの木質パネル1は、取付金具3Aを介して、梁7に取り付けられている。本実施形態では、木質パネル1の取付金具3Aは、梁7に固定されたアングル材等の壁受金物7Aの垂直部に固定された取付金物8に取り付けられている。より詳細には、取付金具3Aは、係止部32が取付金物8の係合孔に挿入された状態で、ナット81等によって締め付けられることによって、取付金物8に固定されている。これによって、木質パネル1は、取付金具3Aを支持点として梁7に対して揺動可能に取り付けられている。図3及び図4に示すように、取付金具3Aは、木質パネル1において、木質パネル1を梁7に取り付けた際に、木質パネル1の上端が梁7の上端よりも高くなるような位置に設けられている。これによって、木質パネル1の1つの表面が梁7に取り付けられた際に、当該表面と反対の表面側から梁7、壁受金物7A、及び取付金物8等が視認されない。
また、図3及び図4に示すように、それぞれの木質パネル1は、取付金具3Bを介して、基礎6に取り付けられている。本実施形態では、木質パネル1の取付金具3Bは、基礎6に固定された断面が逆T字状の壁受金物6Aの垂直部に固定された取付金物8に取り付けられている。より詳細には、取付金具3Bは、係止部32が取付金物8の係合孔に挿入された状態で、ナット81等によって締め付けられることによって、取付金物8に固定されている。これによって、木質パネル1は、取付金具3Aを支持点として基礎6に対して揺動可能に取り付けられている。図3及び図4に示すように、取付金具3Bは、木質パネル1において、木質パネル1を基礎6に取り付けた際に、木質パネル1の下端が基礎6の上端に接するような位置に設けられている。これによって、木質パネル1の1つの表面が基礎6に取り付けられた際に、当該表面と反対のの表面側から壁受金物6A及び取付金物8が視認されない。
これによって、木質パネル複合体10、ひいては、当該木質パネル複合体10を構成しているそれぞれの木質パネル1は、上下に設けられた取付金具3A及び3Bで建物の基礎6及び梁7等の躯体に支持されている。このため、地震時の層間変形等により2つの支持点(取付金具3A及び3B)が変位した場合には、それぞれの木質パネル1が2つの支持点(取付金具3A及び3B)を軸として適度に揺動、つまりロッキング動作し得る。
図5及び図6に示すように、本発明の一実施形態に係る木質パネル1は長さ方向に接続して木質パネル複合体10とすることができる。図5は、本発明の一実施形態に係る木質パネル1及び木質パネル複合体10を用いた、他の木質パネル取付構造を示す、背面側一部分解斜視図である。図5において、2枚の木質パネル1A及び2Bは、木質パネル複合体10を形成するように、雇い実5を介して長さ方向に接続されている。本実施形態において、木質パネル複合体10は、木質パネル複合体10を形成する下側の木質パネル1Bが建物の基礎6及び梁7に取り付けられることで、建物に固定されている。下側の木質パネル1Bの取付金具3Aは、梁7に固定された壁受金物7Aの垂直部に固定された取付金物8に取り付けられている。木質パネル1Bの取付金具3Bは、基礎6に固定された断面が逆T字状の壁受金物6Aの垂直部に固定された取付金物8に取り付けられている。本実施形態では、上側の木質パネル1Aは、基礎6又は梁7に固定されていないが、この限りではない。上側の木質パネル1Aは、建物において梁7よりも更に上方に位置する他の梁に取付金具3A及び3Bの少なくとも一方によって固定されていてもよい。
図6は、本発明の一実施形態に係る木質パネル1及び木質パネル複合体10を用いた、更に他の木質パネル取付構造を示す、背面側一部分解斜視図である。図6において、2枚の木質パネル1A及び2Bは、木質パネル複合体10を形成するように、雇い実5を介して長さ方向に接続されている。本実施形態において、木質パネル複合体10は、木質パネル複合体10を形成する上側の木質パネル1Aが建物の梁7に、下側の木質パネル1Bが建物の基礎6にそれぞれ取り付けられることで、建物に固定されている点で、図5に示した実施形態と異なっている。上側の木質パネル1Aの取付金具3Aは、梁7に固定された壁受金物7Aの垂直部に固定された取付金物8に取り付けられている。下側の木質パネル1Bの取付金具3Bは、基礎6に固定された断面が逆T字状の壁受金物6Aの垂直部に固定された取付金物8に取り付けられている。
図7及び図8を参照して、本発明の一実施形態に係る木質パネル1及び木質パネル複合体10を用いた、更に他の木質パネル取付構造について説明する。図7は、図3に示す木質パネル取付構造の変形例を示す、正面図である。図7に示すように、本実施形態に係る木質パネル取付構造は、木質パネル1と基礎6との間に設置部材9が設置されている点で、図3に示される木質パネル取付構造と異なっている。本実施形態に係る木質パネル取付構造では、木質パネル1と基礎6との間に設置部材9が設置されていることによって、木質パネル1がロッキング動作をする際に、木質パネル1が破損するおそれが低減され得る。
図7において、2枚の木質パネル1は、木質パネル複合体10を形成するように、雇い実5を介して幅方向に接続されている。2枚の木質パネル1は、それぞれ取付金具3を介して建物の基礎6及び梁7に取り付けられている。さらに、2枚の木質パネル1は、それぞれ設置部材9を介して、基礎6の上に設置されている。設置部材9は、例えば、鋼材であるが、これに限られず、木材又はエンジニアリングプラスチック等の任意の材料で構成されてもよい。設置部材9は、木質パネル1よりも幅方向の長さが短い、木質板2の凹溝24に挿入可能な略直方体の部材とすることができる。設置部材9は、の幅方向において木質パネル1の幅方向において略中央に位置するように、基礎6に固定されている。これによって、本実施形態では、木質パネル1と基礎6との間に空間Dが設けられている。また、図7に示すように、木質パネル1の長さ方向において下側の小口面に凹溝24が設けられている場合、設置部材9はその少なくとも一部を木質パネル1の凹溝24に収容されていてもよい。
図8は、図7に示す木質パネル取付構造における木質パネルのロッキング動作を示す、正面図である。図8に示すように、地震等により基礎6及び梁7の変位が生じた場合に、木質パネル1が取付金具3を軸として揺動する。本実施形態では、設置部材9によって木質パネル1と基礎6との間に予め空間Dが設けられていることによって、木質パネル1の揺動によって木質パネル1の角部分が基礎6とぶつかって破損するおそれが低減され得る。
以上述べたように、本実施形態に係る木質パネル1は、木質板2であって、木質板2の小口面に設けられ、当該小口面に対して垂直方向に延在する長孔22と、木質板2の表面に設けられ、当該表面と長孔22とを連通する座繰り孔23と、を有する、木質板2と、基端部に係合孔31を有するとともに、先端部に係止部32を有し、木質板2の座繰り孔23に基端部が差し込まれている、取付金具3と、木質板2の長孔22に差し込まれており、取付金具3の係合孔31に差し通されて取付金具3を係止している、係止杆4と、を備える。かかる構成によれば、取付金具3が係止杆4を介して木質パネル1に取り付けられているため、例えば、ボルト等の取付金具が係止杆4を介さずに木質パネル1に固定される場合に比べて、木質パネル1の木質板2を形成する木質材料の強度のばらつき等に左右されることなく、取付金具3を木質パネル1に安定的な強度で取り付けることができる。したがって、本実施形態に係る木質パネル1によれば、鉄骨構造物、鉄筋コンクリート構造物及びこれらの混構造物等を含む被取付物に、木質パネル1を安定的に取り付けることができる。また、本実施形態では、木質パネル1の座繰り孔23がある表面とは異なる表面側からは、上述した長孔22、座繰り孔23、取付金具3、及び係止杆4が視認されないため、木質パネル1の意匠性が損なわれない。
本実施形態に係る木質パネル1では、木質板2を形成する木質材料が、長孔22の延在方向において、長孔22の周囲に連続して存在することが好ましい。かかる構成によれば、地震等による振動によって長孔22に差し込まれた係止杆4から木質板2に荷重が掛かる場合に、係止杆4から木質板2に掛かる荷重が分散され、木質板2が破損するおそれを低減させ得る。
本実施形態に係る木質パネル1では、木質板2は、複数の長尺の木材21を互いに集成接着させた集成材であって、長孔22は、複数の木材21を貫いて延在していることが好ましい。かかる構成によれば、長孔22に差し込まれる係止杆4から木質板2に荷重が掛かる場合に、木質板2を構成する木材21の接着面に対して荷重が略平行に加わるため、木材21の接着面で剥離又は滑動が生じるおそれを低減させ得る。
本実施形態に係る木質パネル1では、木質板2の4つの小口面の少なくとも1つに凹溝24を有することが好ましい。かかる構成によれば、雇い実5を介して複数の木質パネル1を幅方向又は長さ方向に接続することができる。
本実施形態に係る木質パネル1では、木質板2の4つの小口面の各々に凹溝24を有することが好ましい。かかる構成によれば、木質パネル1を接続する際に、木質パネル1の方向性を考慮しなくてよいため、接続作業を容易にすることができる。
上記の各実施形態に係る木質パネル複合体10は、上述した複数の木質パネル1が、凹溝24内に配置された雇い実5を介して互いに接続されてなっている。かかる構成によれば、木質パネル複合体10の止水機能を高めることができる。このため、木質パネル複合体10は、建物の外壁としての使用することができる。また、木質パネル複合体10に求められる面積又は形状等に応じて、所定のサイズに予め造られた木質パネル1を組み合わせて木質パネル複合体10を構成することによって、木質パネル複合体10の製造及びメンテナンスに掛かる費用を低減させ得る。
上記の各実施形態に係る木質パネル1の取付構造は、上述した木質パネル1及び/又は木質パネル複合体10が、取付金具3を介して梁7又は基礎6の少なくとも1つに取り付けられているかかる構成によれば、取付金具3が係止杆4を介して木質パネル1に取り付けられているため、例えば、ボルト等の取付金具が係止杆4を介さずに木質パネル1に固定される場合に比べて、木質パネル1の木質板2を形成する木質材料の強度のばらつき等に左右されることなく、取付金具3を木質パネル1に安定的な強度で取り付けることができる。したがって、本実施形態に係る取付構造によれば、鉄骨構造物、鉄筋コンクリート構造物及びこれらの混構造物等を含む被取付物に、木質パネル1を安定的に取り付けることができる。また、本実施形態では、木質パネル1の座繰り孔23がある表面とは異なる表面側からは、上述した長孔22、座繰り孔23、取付金具3、及び係止杆4が視認されないため、木質パネル1の意匠性が損なわれない。
上記の各実施形態に係る木質パネル1の取付構造では、木質パネル1及び/又は木質パネル複合体10は、梁7又は基礎6の少なくとも1つの上に設置部材9を介して設置されていることが好ましい。かかる構成によれば、木質パネル1と、基礎6等との間に空間Dを設けることができる。これによって、ロッキング動作時において、木質パネル1の揺動によって木質パネル1の角部分が基礎6等とぶつかって破損するおそれが低減され得る。
本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲で記載された内容を逸脱しない範囲で、様々な構成により実現することが可能である。
例えば、上記の各実施形態では、木質パネル1の長さ方向において上下の2箇所に取付金具3及び係止杆4が設けられている例を示したが、この限りではない。例えば、取付金具3、係止杆4又はそれらの組み合わせが、木質パネル1の長さ方向において1箇所のみ、または3箇所以上に設けられていてもよい。また、木質パネル複合体10において、取付金具3及び係止杆4は、木質パネル複合体10を構成する全ての木質パネル1に設けられていてもよく、或いは、一部の木質パネル1に設けられていてもよい。
また例えば、上記の各実施形態では、2枚の木質パネル1を幅方向又は長さ方向に接続して木質パネル複合体10とした例を示したが、この限りではない。例えば、3枚以上の木質パネル1を幅方向及び/又は長さ方向に接続して木質パネル複合体10としてもよい。
1 木質パネル
10 木質パネル複合体
2 木質板
21 木材
22、22A、22B 長孔
23 座繰り孔
24 凹溝
3、3A、3B 取付金具
31 係合孔
32 係止部
4 係止杆
5 雇い実
6 基礎
6A 壁受金物
7 梁
7A 壁受金物
8 取付金物
81 ナット
9 設置部材
D 空間

Claims (8)

  1. 木質板であって、前記木質板の小口面に設けられ、当該小口面に対して垂直方向に延在する長孔と、前記木質板の幅方向において表面の略中央に設けられ、当該表面と前記長孔とを連通する座繰り孔と、を有する、木質板と、
    基端部に係合孔を有するとともに、先端部に係止部を有し、前記木質板の前記座繰り孔に前記基端部が差し込まれている、取付金具と、
    前記木質板の前記長孔に差し込まれており、前記取付金具の前記係合孔に差し通されて前記取付金具を係止している、係止杆と、
    を備える、木質パネルであって、
    前記木質板の長さ方向にて対向する2つの小口面、又は前記木質板の幅方向にて対向する2つの小口面に、他の木質パネルを接続するための雇い実が配置される凹溝が前記小口面の長手方向に延長して設けられている、木質パネル。
  2. 前記長孔の開口が、前記雇い実で塞がるように前記凹溝に設けられている、請求項1に記載の木質パネル。
  3. 前記木質板を形成する木質材料が、前記長孔の延在方向において、前記長孔の周囲に連続して存在する、請求項1又は2に記載の木質パネル。
  4. 前記木質板は、複数の長尺の木材を互いに集成接着させた集成材であって、
    前記長孔は、複数の前記木材を貫いて延在している、請求項1から3のいずれか一項に記載の木質パネル。
  5. 前記木質板の4つの前記小口面の各々に前記凹溝を有する、請求項1に記載の木質パネル。
  6. 複数の、請求項1から3のいずれか一項に記載の前記木質パネルが、前記凹溝内に配置された前記雇い実を介して互いに接続されてなる、木質パネル複合体。
  7. 請求項1から5のいずれか一項に記載の木質パネル及び/又は請求項6に記載の木質パネル複合体が、前記取付金具を介して梁又は基礎の少なくとも1つに取り付けられている、木質パネル取付構造。
  8. 前記木質パネル及び/又は前記木質パネル複合体は、前記梁又は前記基礎の少なくとも1つの上に設置部材を介して設置されている、請求項7に記載の木質パネル取付構造。
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