JP7318319B2 - 情報処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び画像形成装置に関し、特に、原稿画像をコピーする際に、ユーザーから領域の指定を受け付ける技術に関する。
複写機や複合機等の画像形成装置においては、原稿画像をコピーする際に、ユーザーが指定した矩形領域に存在する画像を消去する機能、又は当該矩形領域以外に存在する画像を消去する機能(すなわち、当該矩形領域に存在する画像だけを保存する機能)を有するものがある。消去対象や保存対象となる矩形領域については、スキャンした原稿画像のイメージ画像を見ながら、タッチペン等のポインティングデバイスを使って指定する方法や、数値で座標入力して指定する方法が一般的である。
特開2005-224944号公報
しかしながら、タッチペンを使って、消去対象や保存対象となる矩形領域を指定する場合には、消去対象や保存対象全体を正確に囲む必要があり、その作業はユーザーにとって手間である。
また、矩形領域の座標をユーザーが数値で入力した場合には、ユーザーの想定する領域と実際に指定された領域とにズレが生じ、ユーザーの希望する画像が消去されなかったり、ユーザーの希望しない画像が消去されたりすることがある。これは、座標が実際に原稿画像のどの部分に当たるのかを、ユーザーが正確に把握することが困難だからである。
上記の特許文献1には、画像に対して切り出しパターンが事前に用意され、その中から所望の切り出しパターンをユーザーに選択させることが記載されているが、選択可能な範囲は事前に用意されたパターンだけであり、事前に用意されていない領域をユーザーが選択することはできない。すなわち、ユーザーが真に求めている領域を選択できない可能性がある。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、画像の一部領域を指定する際において、ユーザーが画像を消したい領域(消去領域)や残したい領域(保存領域)を簡単かつ正確に設定可能にすることを目的とする。
図13は、スキャナー等からなる原稿読取部による原稿の読取で得られた原稿画像の一例を示した図である。原稿画像D1は、3つの要素画像F1乃至F3を含んで構成され、要素画像F1は「ABCDEFG」と記されたテキストで、要素画像F2は「See You There!!!」と記されたテキストで、要素画像F3は「犬」が写ったイメージである。
原稿画像D1上において、ユーザーが何らかの画像を消したい場合や残したい場合、要素画像F1の「D」だけや、要素画像F2の「You」だけ、要素画像F3の左側半分だけ、というように、要素画像の一部分だけがその対象となることは少なく、要素画像全体が対象になることが多いと考えられる。すなわち、ユーザーが消去対象や保存対象として求めるのは、多くの場合、要素画像全体であると考えられる。
本発明は、上記知見に基づきなされた発明で、要素画像が配置された配置領域(すなわち、ユーザーが消去や保存を望む可能性の高い領域)を消去領域や保存領域の特定領域として、ユーザーが簡単に設定できるようにしたものである。
本発明の一局面に係る情報処理装置は、表示部と、原稿の画像を読み取る原稿読取部と、前記原稿読取部による読み取りで得られた画像データを解析して、当該画像データが示す原稿画像を構成する各要素画像の配置領域を特定し、前記原稿画像のレイアウト情報を取得する解析部と、前記画像データが示す前記原稿画像をイメージ画像として前記表示部に表示する表示制御部と、前記表示部に表示された前記イメージ画像上における一部の領域を指定領域として受け付ける領域受付部と、前記領域受付部が受け付けた指定領域と前記解析部が取得した前記レイアウト情報とに基づいて、前記指定領域と重なる前記配置領域を特定領域に設定する設定部と、前記設定部が設定した前記特定領域に存在する画像、又は前記特定領域以外に存在する画像を消去する制御部と、を備える。
また、本発明の一局面に係る情報処理装置は、表示部と、原稿の画像を読み取る原稿読取部と、前記原稿読取部による読み取りで得られた画像データが示す前記原稿画像をイメージ画像として前記表示部に表示する表示制御部と、前記表示部に表示された前記イメージ画像上における一部の領域を指定領域として受け付ける領域受付部と、前記領域受付部が受け付けた指定領域に存在する画像、又は前記指定領域以外に存在する画像を消去する制御部と、を備え、更に、前記表示制御部は、前記原稿画像を前記イメージ画像として前記表示部に表示する際、縦方向及び横方向それぞれに目盛りを表示し、前記領域受付部は、前記目盛りに対応する数値入力で指定された領域を、前記指定領域として受け付ける。
また、本発明の一局面に係る画像形成装置は、上記情報処理装置と、画像を記録紙に形成する画像形成機構とを備え、前記制御部は、前記画像データが示す前記原稿画像を、前記画像形成機構により前記記録紙に形成させるものである。
本発明によれば、要素画像の全体を囲んだりして指定しなくても、ユーザーはその一部分を指定するだけで、当該要素画像が配置された領域を特定領域として正確に指定することができる。従って、画像の一部領域を指定する際において、ユーザーが画像を消したい領域(消去領域)や残したい領域(保存領域)を簡単かつ正確に設定することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。 表示部に原稿画像がイメージ画像として表示された状態の一例を示した図である。 (A)、(B)は、イメージ画像としての原稿画像上にユーザー指定領域が表示された状態の一例を示した図である。 原稿画像のレイアウトを説明するための説明図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の制御ユニットで行われる処理の一例を示したフローチャートである。 イメージ画像としての原稿画像上にユーザー指定領域が表示された状態の一例を示した図である。 ユーザーによって描かれた図形から設定される矩形領域を説明するための説明図である。 (A)、(B)は、ユーザーによって描かれた図形と消去対象の画像との位置関係を説明するための説明図である。 (A)、(B)は、矩形領域の補正方法を説明するための説明図である。 表示部に原稿画像がイメージ画像として表示された状態の一例を示した図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。 (A)は、表示部にイメージ画像が表示された状態の一例を示した図で、(B)は、イメージ画像としての原稿画像上にユーザー指定領域が表示された状態の一例を示した図である。 スキャナー等からなる原稿読取部による原稿の読取で得られた原稿画像の一例を示した図である。
以下、本発明の一実施形態に係る情報処理装置及び画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。
第1実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備える複合機である。画像形成装置1は、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、定着部13、給紙部14、及び操作部47を備える。画像形成装置1は、本発明に係る情報処理装置の一実施形態である。また、画像形成装置1から画像形成部12、定着部13、及び給紙部14等の画像形成に関する画像形成機構を除いた装置が、本発明の一実施形態に係る情報処理装置ともなる。
画像形成装置1で原稿読取動作が行われる場合について説明する。原稿給送部6により搬送されてきた原稿、又は図略のコンタクトガラスに載置されている原稿の画像を、原稿読取部5が光学的に読み取り、そして画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは、図略の画像メモリー等に保存される。
画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された画像データや、ネットワーク接続されたパソコン等の外部装置から受信した画像データに基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙にトナー像を形成する。
定着部13は、画像形成部12によりトナー像が形成された記録紙を加熱及び加圧して、トナー像を記録紙に定着させるものであり、定着処理が施された記録紙は図略の排出トレイに排出される。給紙部14は、給紙カセットを備える。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について、操作者から、画像形成動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。
表示部473はタッチパネル機能を有しており、操作者は画面表示されるボタンやキーに触れて画像形成装置1を操作することができる。
制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、MPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット10は、制御部100と、表示制御部101と、操作受付部102と、解析部105と、設定部106と、を備えている。
制御ユニット10は、図略のHDD(Hard Disk Drive)等に記憶されている制御プログラムに従った上記プロセッサーによる動作により、制御部100、表示制御部101、操作受付部102、解析部105、及び設定部106として機能するものである。但し、制御部100等は、制御ユニット10による制御プログラムに従った動作によらず、それぞれハードウェア回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、定着部13、給紙部14、及び操作部47と接続され、これら各部の駆動制御等を行う。例えば、制御部100は、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データに基づいて、当該画像データが示す原稿画像を、画像形成部12の動作を制御して、記録媒体としての記録紙に形成させる。
表示制御部101は、表示部473の動作を制御する。例えば、表示制御部101は、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データに基づいて、当該画像データが示す原稿画像をイメージ画像として表示部473に表示する。図2は、表示部473に原稿画像がイメージ画像として表示された状態の一例を示した図である。表示部473には、要素画像F1乃至F3を含んで構成される原稿画像D1がイメージ画像として表示されている。
操作受付部102は、操作部47を介したユーザーからの操作入力を受け付け、領域受付部103と、確認受付部104と、を有する。操作受付部102は、操作部47が備えるハードキーに対するユーザー操作を受け付け、更には、表示部473に表示されている操作画面に対するユーザー操作(タッチ操作)を、表示部473が有するタッチパネル機能により受け付ける。タッチ操作は、ユーザーの指先で行われたり、タッチペン等のポインティングデバイスを使って行われたりするのが一般的である。
領域受付部103は、表示部473に表示されたイメージ画像上において画像を消したい領域又は残したい領域のユーザー指定を受け付ける。例えば、ユーザーが消したい領域又は残したい領域を、タッチペンを使って囲むと、領域受付部103は、タッチペンで囲まれた領域をユーザー指定領域として受け付ける。なお、ユーザー指定領域は、特許請求の範囲における指定領域の一例である。
図3(A)(B)は、イメージ画像としての原稿画像上にユーザー指定領域が表示された状態の一例を示した図である。ユーザー指定領域U1,U2は、タッチペンで囲まれた領域であり、ユーザー指定領域U1は、「ABCDEFG」と記された要素画像F1の全体を囲んでいる。ユーザー指定領域U2は、「犬」が写された要素画像F3の全体を囲んでいないが、要素画像F3と重なっている。なお、確認受付部104については、後で説明する。
解析部105は、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データを解析して、当該画像データが示す原稿画像を構成する各要素画像の配置領域を検出し、原稿画像のレイアウト情報を取得する。解析部105は、図4に示すように、要素画像F1が配置された領域として、配置領域A1を検出し、要素画像F2が配置された領域として、配置領域A2を検出し、要素画像F3が配置された領域として、配置領域A3を検出し、原稿画像D1のレイアウト情報を取得する。
例えば、解析部105は、既知の文字・画像認識技術(例えば、テキストとイメージとを認識して区別するTI分離等)の技術を用いて、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データから、テキスト領域(例えば、要素画像F1,F2が配置された配置領域A1,A2)と、イメージ領域(例えば、要素画像F3が配置された配置領域A3)とを抽出し、抽出したテキスト領域及びイメージ領域の原稿画像上における場所を検出することによって、原稿画像のレイアウト情報を取得する。なお、テキスト領域及びイメージ領域のいずれにも属さない領域は、背景領域となる。
設定部106は、領域受付部103が受け付けたユーザー指定領域と、解析部105が取得したレイアウト情報とに基づいて、当該ユーザー指定領域と重なる配置領域を検出し、検出した配置領域を特定領域に設定する。例えば、ユーザー指定領域が図3(A)に示したユーザー指定領域U1である場合、設定部106は、ユーザー指定領域U1と重なる配置領域A1(図4)を特定領域に設定し、ユーザー指定領域が図3(B)に示したユーザー指定領域U2である場合、設定部106は、ユーザー指定領域U2と重なる配置領域A3(図4)を特定領域に設定する。
設定部106が設定した特定領域の採否については、ユーザーが確認して指示することが可能で、確認受付部104が、上記採否の確認指示をユーザーから受け付ける。
制御部100は、設定部106が設定した特定領域に存在する画像又は当該特定領域以外に存在する画像を消去し、画像データが示す原稿画像を、画像形成部12の動作を制御して、記録紙に形成させる。
次に、第1実施形態に係る画像形成装置1における制御ユニット10で行われる処理の一例について、図5に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、ここでは設定部106が特定領域として消去領域を設定する場合について説明する。また、この処理は、操作受付部102が、「消去領域指定コピー」のユーザー指示を受け付けたときに行われる処理である。
まず、制御部100は、原稿読取部5に原稿の画像を読み取らせ、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データを図略の画像メモリーに記憶させる(S1)。その後、解析部105は、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データを解析して、当該画像データが示す原稿画像を構成する各要素画像の配置領域を特定し、原稿画像のレイアウト情報を取得し(S2)、表示制御部101は、上記画像データに基づいて、当該画像データが示す原稿画像をイメージ画像として図2に例を示すようにして表示部473に表示する(S3)。
続いて、制御部100は、領域受付部103が、表示部473に表示されたイメージ画像上において画像を消したい領域のユーザー指定を受け付けたか否かを判断する(S4)。
制御部100が、領域受付部103が上記ユーザー指定を受け付けたと判断した場合(S4でYES)、設定部106は、領域受付部103が受け付けたユーザー指定領域と、解析部105が取得したレイアウト情報とに基づいて、ユーザー指定領域と重なる配置領域が存在するか否かを判断する(S5)。
設定部106は、ユーザー指定領域と重なる配置領域が存在すると判断した場合(S5でYES)、ユーザー指定領域と重なる配置領域を消去領域に設定する(S6)。例えば、ユーザー指定領域が、図3(B)に示したユーザー指定領域U2である場合、配置領域A3(図4)が消去領域に設定される。
表示制御部101は、設定部106により消去領域に設定された配置領域を表示部473に表示して、当該配置領域を消去領域として良いか否かの採否確認をユーザーに促し(S7)、制御部100は、ユーザーによる操作部47の操作に基づいて「採用」を示す確認指示をユーザーから受け付けたか否かを判断する(S8)。
制御部100は、確認受付部104が「採用」とのユーザーからの確認指示を受け付けたと判断した場合(S8でYES)、設定部106が設定した消去領域に存在する画像(すなわち、消去領域に設定された配置領域に配置されている要素画像の全体)を消去する(S9)。更に制御部100は、当該消去後の上記画像データが示す原稿画像を、画像形成部12の動作を制御して、記録紙に形成させる(S13)。この後、処理は終了する。
一方、制御部100が、確認受付部104が「不採用」を示す確認指示をユーザーから受け付けたと判断した場合(S8でNO)、設定部106は、ユーザー指定領域を消去領域に設定する(S10)。
表示制御部101は、設定部106により設定された消去領域(すなわち、ユーザー指定領域)を表示部473に表示して、当該ユーザー指定領域を消去領域として採用して良いか否かの確認をユーザーに促し(S11)、制御部100は、確認受付部104が「採用」とのユーザーからの確認指示を受け付けたか否かを判断する(S12)。
制御部100は、確認受付部104が「採用」とのユーザーからの確認指示を受け付けたと判断した場合(S12でYES)、設定部106が設定した消去領域に存在する画像(すなわち、ユーザー指定領域に存在する画像)を消去し(S9)、上記画像データが示す原稿画像を、画像形成部12の動作を制御して、記録紙に形成させる(S13)。この後、処理は終了する。
一方、制御部100が、確認受付部104が「不採用」とのユーザーからの確認指示を受け付けたと判断した場合(S12でNO)、処理はS4に戻り、イメージ画像上において画像を消去させたい、新たな領域のユーザー指定を受け付け可能な状態とする。
また、S5において、設定部106は、ユーザー指定領域と重なる配置領域が存在しないと判断した場合(S5でNO)、ユーザー指定領域を消去領域に設定する(S10)。この後、処理はS11に移る。
例えば、図6に示すように、ユーザー指定領域U3が配置領域A1乃至A3のいずれとも重ならない場合、ユーザー指定領域U3が消去領域に設定される。これは、解析部105により要素画像として検出されない小さな汚れ等の微小画像M1を消去させたい場合に、その効果を発揮する。
上記第1実施形態によれば、特定領域として消去領域に設定された配置領域に存在する画像(要素画像)が消去される。また、ユーザー指定領域と重なる配置領域が消去領域に設定されるので、ユーザーは配置領域の一部分を指定するだけで、当該配置領域を消去領域に設定することができる。
例えば、「犬」が写った要素画像F3(図2)を消去させたい場合、ユーザーは要素画像F3全体を指定しなくても、図3(B)に示したように、要素画像F3の一部分を指定するだけで、要素画像F3を正確に消去させることができる。
これにより、従来のように、要素画像の全体を正確に囲んだりして指定しなくても、ユーザーはその一部分を指定するだけで、当該要素画像が配置された領域を消去領域として的確に指定することができる。従って、画像の一部領域を指定する際において、消去領域を簡単かつ正確に設定でき、当該消去領域を設定するまでのユーザーの手間を軽減することが可能となる。
また、設定部106により設定された消去領域が、ユーザーの意図したものと異なる場合には、消去領域を変更することができるので、ユーザーの意図しない消去が実行されるのを防ぐことが可能である。
なお、S10において、設定部106はユーザー指定領域そのものを消去領域に設定しているが、別の実施形態では、設定部106は、ユーザー指定領域を消去領域に設定するとき、図7に示すように、当該ユーザー指定領域のX座標及びY座標に対して、最小値Xmin,Ymin及び最大値Xmax,Ymaxをそれぞれ検出し、当該検出した最小値(Xmin,Ymin)が示す座標点P1と最大値(Xmax,Ymax)が示す座標点P2とを結ぶ対角線から規定される矩形領域RA1を消去領域に設定してもよい。
図7に示したように、矩形領域RA1が消去させたい微小画像M1の全体を囲んでいれば問題ないが、図8(A)、(B)に示すように、矩形領域RA1が消去させたい微小画像M2,M3の全体を囲んでいないと、適切な消去が行われない。図8(A)では、微小画像M2が矩形領域RA1の横方向にはみ出し、図8(B)では、微小画像M3が矩形領域RA1の縦方向にはみ出しており、このままでは微小画像M2,M3の一部が消去されずに残る。
そこで、更なる別の実施形態として、設定部106は、矩形領域RA1の外周の縦辺と重なる画像が存在する場合、当該縦辺と画像とが重ならなくなるまで、矩形領域RA1を横方向に広げて、矩形領域RA1を補正する。例えば、図9(A)に示すように、矩形領域RA1の外周の縦辺VSと微小画像M2とが重なる場合、設定部106は、当該縦辺VSと微小画像M2とが重ならなくなるまで、矩形領域RA1を横方向に広げる。ここでは、矩形領域RA1を図中の右方向に長さLX広げている。なお、矩形領域RA1の外周と重なる画像が存在するか否かは、当該外周に背景画像の色(例えば、白色)又はその類似色と異なる色の画像の有無から判断することができる。
一方、設定部106は、矩形領域RA1の外周の横辺と重なる画像が存在する場合、当該横辺と画像とが重ならなくなるまで、矩形領域RA1を縦方向に広げて、矩形領域RA1を補正する。例えば、図9(B)に示すように、矩形領域RA1の外周の横辺HSと微小画像M3とが重なる場合、設定部106は、当該横辺HSと微小画像M3とが重ならなくなるまで、矩形領域RA1を縦方向に広げる。ここでは、矩形領域RA1を図中の上方向に長さLY広げている。
また、上記第1実施形態では、領域受付部103が、表示部473に表示されたイメージ画像上でタッチ操作によって囲まれた領域を、ユーザー指定領域として受け付ける場合について説明しているが、別の実施形態として、図10に示すように、表示制御部101が、原稿画像をイメージ画像として表示部473に表示する際、縦方向及び横方向それぞれに目盛り474を表示し、領域受付部103が、目盛り474に対応する数値入力で指定された領域を、ユーザー指定領域として受け付けるようにしてもよい。例えば、領域受付部103は、ユーザーから指定された2点を結ぶ対角線で規定される矩形領域を、ユーザー指定領域として受け付ける。
この実施形態の場合、従来と異なり、原稿画像D1がイメージ画像として表示され、更には、当該イメージ画像に対応する目盛り474が表示されるので、原稿画像D1上において消去させたい実際の位置をユーザーが容易に把握することができ、ユーザーの想定する領域と実際に指定された領域とにズレが生じるのを防ぐことが可能となる。
図11は、第2実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。上記第2実施形態は、制御ユニット10が解析部105及び設定部106を備えない点で、上記第1実施形態と相違する。第2実施形態の説明では、上記第1実施形態と同様の構成については説明を省略している。
上記第2実施形態では、図12(A)に示すように、表示制御部101が、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データに基づいて、当該画像データが示す原稿画像D2をイメージ画像として表示部473に表示する際、縦方向及び横方向それぞれに目盛り474を表示し、領域受付部103が、目盛り474に対応する数値入力で指定された領域を、ユーザー指定領域として受け付ける。例えば、領域受付部103は、ユーザーから指定された2点を結ぶ対角線で規定される矩形領域を、ユーザー指定領域として受け付ける。
図12(A)は、表示部473にイメージ画像が表示された状態の一例を示した図で、図12(B)は、イメージ画像としての原稿画像上にユーザー指定領域が表示された状態の一例を示した図である。
表示部473には原稿画像D2が表示されている。図12(B)に示すように、例えば、横70mm,縦110mmの座標点P3及び横200mm,縦170mmの座標点P4の2点をユーザーが指定することで、領域受付部103は、ユーザーが指定した2点を結ぶ対角線で規定される矩形領域RA2を、ユーザー指定領域として受け付ける。
制御部100は、領域受付部103が受け付けたユーザー指定領域に存在する画像又は当該ユーザー指定領域以外に存在する画像を消去し、上記画像データが示す原稿画像を、画像形成部12の動作を制御して、記録紙に形成させる。
すなわち、第2実施形態では、上記第1実施形態とは異なり、要素画像を考慮せず、ユーザーが指定したそのままの領域に存在する画像をシンプルに消去させ、或いは、当該領域に存在する画像を残す。第2実施形態では、原稿画像がイメージ画像として表示され、更には、当該イメージに対応する目盛り474が表示されるので、ユーザーの想定する領域と実際に指定された領域とにズレが生じるのを防ぐことができる。
また、上記第2実施形態でも、上記第1実施形態と同様に、表示制御部101が、領域受付部103が受け付けたユーザー指定領域を、イメージ画像と一緒に表示部473に表示して、ユーザー指定領域を消去領域や保存領域として良いか否かの確認をユーザーに促し、確認受付部104が、ユーザー指定領域を消去領域や保存領域として採用して良いか否かの確認指示をユーザーから受け付けるようにしてもよい。
そして、制御部100は、確認受付部104が採用の確認指示を受け付けた場合、ユーザー指定領域に存在する画像を消去したり、又は当該ユーザー指定領域以外に存在する画像を消去する。制御部100は、当該消去処理後の画像データが示す原稿画像を記録紙に形成させるようにする。
また、上記第2実施形態でも、制御部100が、上記第1実施形態における設定部106と同様に機能するものとし、制御部100が、ユーザー指定領域である矩形領域の外周の縦辺と重なる画像が存在する場合に、当該縦辺と画像とが重ならなくなるまで、矩形領域を横方向に広げ、矩形領域の外周の横辺と重なる画像が存在する場合、当該横辺と画像とが重ならなくなるまで、矩形領域を縦方向に広げて、当該矩形領域を補正する構成にしてもよい。
本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明に係る情報処理装置の一実施形態として画像形成装置を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、医療機器又はデジタルサイネージ装置等の他の情報処理装置でもよい。
また、上記実施形態では、図1乃至図13を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
5 原稿読取部
12 画像形成部
100 制御部
101 表示制御部
103 領域受付部
104 確認受付部
105 解析部
106 設定部
473 表示部

Claims (5)

  1. 表示部と、
    原稿の画像を読み取る原稿読取部と、
    前記原稿読取部による読み取りで得られた画像データを解析して、当該画像データが示す原稿画像を構成する各要素画像の配置領域を特定し、前記原稿画像のレイアウト情報を取得する解析部と、
    前記画像データが示す前記原稿画像をイメージ画像として前記表示部に表示する表示制御部と、
    前記表示部に表示された前記イメージ画像上における一部の領域を指定領域として受け付ける領域受付部と、
    前記領域受付部が受け付けた指定領域と前記解析部が取得した前記レイアウト情報とに基づいて、前記指定領域と重なる前記配置領域を特定領域に設定する設定部と、
    前記設定部が設定した前記特定領域に存在する画像、又は前記特定領域以外に存在する画像を消去する制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記設定部により前記特定領域に設定された前記配置領域を前記表示部に表示して、前記配置領域を前記特定領域として良いか否かの確認をユーザーに促すと共に、
    前記配置領域を前記特定領域として良いか否かの確認指示をユーザーから受け付ける確認受付部を更に備え、
    前記設定部は、前記確認受付部が前記配置領域を前記特定領域としない旨の確認指示を受け付けた場合、前記指定領域を前記特定領域に設定し、
    前記表示制御部は、前記設定部により前記指定領域が前記特定領域に設定されたとき、前記特定領域に設定された前記指定領域を前記表示部に表示して、前記指定領域を前記特定領域とするか否かの確認をユーザーに促し、前記確認受付部は、前記指定領域を前記特定領域として良いか否かの確認指示をユーザーから受け付け、
    前記確認受付部が前記指定領域を前記特定領域とする旨の確認指示を受け付けた場合は、前記指定領域が前記特定領域とされ、
    前記確認受付部が前記指定領域を前記特定領域としない旨の確認指示を受け付けた場合には、前記領域受付部による、前記イメージ画像上における一部の領域を指定領域とする新たな受け付けが可能な状態となる、情報処理装置。
  2. 前記設定部は、前記指定領域と重なる部分を有する前記配置領域が存在しない場合、前記指定領域を前記特定領域に設定する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示部はタッチパネル機能を備え、
    前記領域受付部は、前記表示部に表示された前記イメージ画像上でタッチ操作によって囲まれた領域を、前記指定領域として受け付ける請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御部は、前記原稿画像を前記イメージ画像として前記表示部に表示する際、縦方向及び横方向それぞれに目盛りを表示し、
    前記領域受付部は、前記目盛りに対応する数値入力で指定された領域を、前記指定領域として受け付ける請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理装置と、
    画像を記録紙に形成する画像形成機構とを備え、
    前記制御部は、前記画像データが示す前記原稿画像を、前記画像形成機構により前記記録紙に形成させる画像形成装置。
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