JP7316234B2 - 制御装置、制御方法およびプログラム - Google Patents
制御装置、制御方法およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7316234B2 JP7316234B2 JP2020030344A JP2020030344A JP7316234B2 JP 7316234 B2 JP7316234 B2 JP 7316234B2 JP 2020030344 A JP2020030344 A JP 2020030344A JP 2020030344 A JP2020030344 A JP 2020030344A JP 7316234 B2 JP7316234 B2 JP 7316234B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow rate
- dust
- value
- air flow
- steam flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G5/00—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
- F23G5/50—Control or safety arrangements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F22—STEAM GENERATION
- F22B—METHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
- F22B1/00—Methods of steam generation characterised by form of heating method
- F22B1/02—Methods of steam generation characterised by form of heating method by exploitation of the heat content of hot heat carriers
- F22B1/18—Methods of steam generation characterised by form of heating method by exploitation of the heat content of hot heat carriers the heat carrier being a hot gas, e.g. waste gas such as exhaust gas of internal-combustion engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F22—STEAM GENERATION
- F22B—METHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
- F22B35/00—Control systems for steam boilers
- F22B35/007—Control systems for waste heat boilers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G5/00—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
- F23G5/44—Details; Accessories
- F23G5/46—Recuperation of heat
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G2206/00—Waste heat recuperation
- F23G2206/20—Waste heat recuperation using the heat in association with another installation
- F23G2206/203—Waste heat recuperation using the heat in association with another installation with a power/heat generating installation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G2207/00—Control
- F23G2207/20—Waste supply
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/12—Heat utilisation in combustion or incineration of waste
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Incineration Of Waste (AREA)
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Description
gB=kB・mB ・・・・・(1)
ここで、kBは主に酸素濃度により決まる助燃性を表す係数であり、ゴミ焼却炉への空気の供給量を増やすことで値が大きくなる。mBは、乾燥が済んで燃料化したゴミの質量(ストック)である。燃焼速度の調整量をΔgBで表すと、次式のように表される。
ΔgB=kB・ΔmB + ΔkB・mB ・・・・(2)
図1は、各実施形態に係るゴミ焼却設備の要部の一例を示す図である。
ゴミ焼却設備100は、ゴミが投入されるホッパ1と、ホッパ1に投入されたゴミを燃焼室6内に供給するプッシャ2と、プッシャ2によって供給されたゴミを受けて、ゴミを移送しながら乾燥と燃焼を行うストーカ3と、ゴミを燃焼する燃焼室6と、灰を排出する灰出口7と、空気を供給する送風機4と、送風機4によって供給された空気をストーカ3の各部へ導く複数の風箱5A~5Eと、ボイラ9と、を備える。
データ取得部21は、センサの計測値、ユーザの指令値など各種データを取得する。例えば、データ取得部21は、蒸気流量センサ11が計測した計測値を取得する。
空気流量制御部22は、送風機4へ制御信号を出力し、送風機4の動作を制御することによって、ストーカ3へ供給される空気流量を制御する。また、空気流量制御部22は、バルブ8A~8Eへ制御信号を出力し、バルブ8A~8Eそれぞれの開度を調節することにより、風箱5A~5Eへ供給される空気流量を制御する。
ゴミ供給量制御部23は、プッシャ2へ制御信号を出力し、プッシャ2の動作を制御することによって、燃焼室6へ供給されるゴミの量を制御する。例えば、ゴミ供給量制御部23は、蒸気流量センサ11が計測した計測値が、所定の設定値となるようなゴミの供給量を算出し、この供給量を燃焼室6へ供給できるようにプッシャ2を伸展させる制御信号を出力する。例えば、蒸気流量の計測値が設定値を下回ると、ゴミ供給量制御部23は、ゴミの供給量を増大させ、蒸気流量の計測値が設定値を超過すると、ゴミの供給量を減少させる。
ゴミ搬送制御部24は、ストーカ3へ制御信号を出力し、ストーカ3によるゴミの搬送速度を制御する。
図2は、第一実施形態に係る制御方法を説明する図である。
本実施形態では,乾燥が済んで燃料化したゴミのストックmBを管理してゴミ燃焼の安定化を図る。上記の式(2)から分かるように、空気の供給量に対する燃焼速度の感度からmBを推定することができる。そのため、本実施形態では、空気の供給量を変更し、それに対する炉(燃焼室6)におけるゴミの燃焼速度の応答を取得する。燃焼速度の指標としては,例えば蒸気流量を用いることができる。他の例として、例えば、炉から排出される排ガスの温度を燃焼速度の指標としてもよい。空気流量と蒸気流量の関係を図2のグラフに示す。図2の縦軸は蒸気流量、横軸は空気流量を示している。図2には、燃料化したゴミのストックmBが大きい場合に炉内に供給される空気流量と蒸気流量センサ11が計測する蒸気流量の計測値との関係を示すカーブ310と、mBが小さいときの空気流量と蒸気流量の関係を示すカーブ320が表示されている。これらのカーブの左端(図示するA0より左側の領域)は空気不足の領域である。空気不足のときには,燃料化したゴミのストックmBの大小に関係なく、与えた空気流量で蒸気流量が決まる。右端(図示するC0より右側の領域)は空気過剰の領域である。空気過剰のときには,蒸気流量は、空気流量に依存せず、燃料化したゴミのストックmBで決まる。両者の中間の領域では、カーブ310,320の勾配(感度)がmBの値と空気流量とに応じて変化する。
次に第一実施形態における空気流量制御部22の機能と構成について説明する。
図3は、第一実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図3に制御装置20のうち本実施形態に係る空気流量制御部22の構成を示す。
データ取得部21、空気流量制御部22、ゴミ搬送制御部24については、図1を用いて説明したものと同様である。
空気流量制御部22は、基本制御部2201と、空気流量周期変化生成部2202と、勾配設定部2203と、PI(Proportional Integral)制御部2204と、応答振幅検出部2205と、勾配算出部2206と、加算部2207と、減算部2208と、減算部2209と、を備える。
まず、基本制御部2201が、空気流量の設定値を算出し、その値を加算部2207に出力する。空気流量周期変化生成部2202は、空気流量の増減値を算出し、その値を減算部2208に出力する。減算部2208は、増減値から補正量11(初期値=0)を減算し、補正量12を算出する。減算部2208は、補正量12を加算部2207に出力する。加算部2207は、空気流量の設定値と補正量12を加算する。空気流量制御部22は、加算後の値を本実施形態の空気流量設定値A22-1とおく。空気流量制御部22は、空気流量設定値A22-1に基づいて送風機4の回転数指令値やバルブ8A~8Eそれぞれの開度指令値を算出する。空気流量制御部22は、算出した回転数指令値に基づいて送風機4が送出する空気流量を制御し、開度指令値に基づいてバルブ8A~8Eの開度を制御する。
このようにして、蒸気流量と勾配がそれぞれの設定値となり、燃料化したゴミのストックmBおよび燃焼速度を所定の値に制御することができる。
第一実施形態では、勾配に基づいて空気流量を制御することとしたが、勾配に基づいてゴミの供給量を制御するようにしてもよい。
(構成)
図4は、第二実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図4に本実施形態に係る制御装置20Aのうち空気流量制御部22Aとゴミ供給量制御部23Aの構成を示す。データ取得部21、ゴミ搬送制御部24については、図1を用いて説明したものと同様である。
空気流量制御部22Aは、基本制御部2201と、空気流量周期変化生成部2202と、加算部2207とを備える。これらの構成は、第一実施形態と同様である。
空気流量制御部22Aでは、基本制御部2201が、空気流量の設定値を算出し、この値を加算部2207へ出力する。空気流量周期変化生成部2202は、式(3)に基づいて継続的に空気流量の増減値を算出し、この値を加算部2207へ出力する。加算部2207は、空気流量の設定値と空気流量の増減値を加算する。空気流量制御部22Aは、加算後の値を本実施形態の空気流量設定値A22-2とおき、送風機4の動作やバルブ8A~8Eの開度を制御する。これにより、風箱5A~5Eへ供給される空気流量は、所定の周期で正弦波状に変化する。空気流量制御部22Aは、この動作を繰り返す。
また、勾配設定部2302は、蒸気流量の設定値に対応する勾配の設定値を算出し、この値を減算部2307へ出力する。
第一実施形態、第二実施形態では、燃料化したゴミのストックmBを管理するために、空気流量を予め定めた周期の正弦波により変更した。第三実施形態では、この処理を簡略化し、空気流量を正弦波で変動させたり、一定周期で変動させたりしなくてもよくする。
(構成)
図5は、第三実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図5に本実施形態に係る制御装置20Bのうち空気流量制御部22Bの構成を示す。
データ取得部21、ゴミ供給量制御部23、ゴミ搬送制御部24については、図1を用いて説明したものと同様である。
図示するように、空気流量制御部22Bは、基本制御部2201と、空気流量変更部2210と、相関係数設定部2211と、PI制御部2212と、蒸気流量の応答モデル2213と、相関係数算出部2214と、加算部2215と、減算部2216と、減算部2217と、を備える。
空気流量変更部2210は、空気流量を増減させるための増減値を算出する。この増減値は、第一実施形態のように周期的である必要や空気流量の波形が正弦波を描くように生成する必要は無く、ゴミ焼却設備100の運転に悪影響を及ぼさない範囲での任意の変化量であってよい。
Δg^steam[t]=gsteam[t]-E(gsteam)
Δgair[t]=gair[t]-E(gair)
また、空気流量に対する蒸気流量の勾配((Δgsteam)/(Δgair))は、Δg^steamとΔgsteamの相関係数に比例するので以下の式(6)が成り立つ。式(6)の右辺がΔg^steamとΔgsteamの相関係数である。
まず、基本制御部2201が、空気流量の設定値を算出し、この値を加算部2215へ出力する。空気流量変更部2210は、空気流量の変更値を算出し、この値を減算部2216へ出力する。減算部2216は、変更値から補正量31(初期値=0)を減算し、補正量32を算出する。減算部2216は、補正量32を加算部2215へ出力する。加算部2215は、空気流量の設定値と補正量32を加算する。空気流量制御部22Bは、加算後の値を本実施形態の空気流量設定値A22-3とおく。空気流量制御部22Bは、空気流量設定値A22-3に基づいて送風機4の動作やバルブ8A~8Eの開度を制御する。
また、相関係数設定部2211は、蒸気流量の設定値に対応する相関係数の設定値を算出し、この値を減算部2217へ出力する。
次にPI制御部2212は、相関係数の設定値と相関係数の算出値の偏差が0となるような空気流量の補正量31をPI制御により演算する。PI制御部2212は、補正量31を減算部2216へ出力する。
第四実施形態では、空気流量の過去の値と蒸気流量の過去の値から、空気流量に対する蒸気流量の応答モデルを同定する。そして、同定した応答モデルから勾配を算出する。
(構成)
図6は、第四実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図6に本実施形態に係る制御装置20Cのうち空気流量制御部22Cの構成を示す。
データ取得部21、ゴミ供給量制御部23、ゴミ搬送制御部24については、図1を用いて説明したものと同様である。
モデル同定部2218は、以下の式(8)で表されるモデルの係数を同定する。
例えば、モデル同定部2218は、まず、空気流量の過去の値、蒸気流量の過去の値から以下の式(9)の行列を構成する。
まず、基本制御部2201が、空気流量の設定値を算出し、この値を加算部2221へ出力する。空気流量変更部2210は、空気流量の変更値を算出し、この値を減算部2222へ出力する。減算部2222は、変更値から補正量41(初期値=0)を減算し、補正量42を算出する。減算部2222は、補正量42を加算部2221へ出力する。加算部2221は、空気流量の設定値と補正量42を加算する。空気流量制御部22Cは、加算後の値を本実施形態の空気流量設定値A22-4とおく。空気流量制御部22Cは、空気流量設定値A22-4に基づいて送風機4の動作やバルブ8A~8Eの開度を制御する。
これまで説明したように、第一実施形態~第五実施形態によれば、乾燥して燃料化したゴミのストックmBの値を管理することで、ゴミ焼却設備100の燃焼状態を安定化することができる。しかし、プッシャ2の往復動作によりゴミを供給すると、ゴミの供給量が間欠的になり、蒸気流量が変動する要因となる。図1に示すようにプッシャ2は、ゴミ層の下部に位置しており、伸びるときにその周囲にあるゴミをストーカ3へ押し出す。プッシャ2のストロークには限度があり,伸び切るとそれ以上ゴミを押し出すことができない。このため,プッシャが伸び切ったあとは,一度引込んで、再び伸びるという動作をすることになる。プッシャ2を引き戻す間は、ゴミの供給が途絶え(つまり、ゴミの供給が間欠的になり)、蒸気流量に影響を与える。第五実施形態に係る空気流量制御部22Dは、往復動作することによりもたらされる蒸気流量の変動を緩和する。
図7は、第五実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図7に本実施形態に係る制御装置20Dのうち空気流量制御部22Dの構成を示す。
データ取得部21、ゴミ供給量制御部23、ゴミ搬送制御部24については、図1を用いて説明したものと同様である。
図示するように、空気流量制御部22Dは、空気流量制御部22と、補正量算出部2224と、減算部2225と、を備える。
補正量算出部2224は、プッシャ2の伸展速度に応じて空気流量の補正量を算出する。(1)ここでゴミの供給速度(プッシャ2の伸展速度(m/s))を入力とし、それがもたらす蒸気流量の変動値を出力とする数値モデルP1を用意する。モデルP1は、例えば,ゴミ焼却設備100の運転データから入力値と出力値を採取して、最小二乗法で同定してもよいし、ゴミ焼却設備100の運転状態に応じて複数のモデルを用意しておいて、実際の運転状態に合うものを利用してもよい。(2)次に空気流量設定値を入力とし、それがもたらす蒸気流量変動を出力とするモデルP2を用意する。(3)そして、式(11)によって、モデルP1とモデルP2から空気流量フィードフォワード補償モデルP3を演算する。補正量算出部2224は、プッシャ2の伸展速度とモデルP3から空気流量の補正量を算出し、空気流量制御部22が設定した空気流量の設定値を補正する。
P3=P2 -1・P1 ・・・・(11)
まず、空気流量制御部22が、空気流量の設定値A22-1を算出し、この値を減算部2225へ出力する。また、補正量算出部2224は、ゴミ供給量制御部23からプッシャ2の伸展速度を取得する。補正量算出部2224は、プッシャ2の伸展速度をモデルP3に入力し、モデルP3の出力を得て、補正量51とする。補正量算出部2224は、補正量51を減算部2225へ出力する。例えば、プッシャ2の引き戻し時には補正量51は負の値となる。減算部2225は、空気流量の設定値A22-1から補正量51を減算する。空気流量制御部22Dは、減算後の値を本実施形態の空気流量設定値A22-5とおく。空気流量制御部22Dは、空気流量設定値A22-4に基づいて送風機4の動作やバルブ8A~8Eの開度を制御する。
一般的なゴミ焼却炉では、例えば、蒸気流量が設定値以下になると、制御装置は、プッシャに運転指令値ONを出力する。プッシャは予め定めた伸展速度で伸展してゴミを炉に供給する。プッシャが完全に伸展すると、制御装置はプッシャを引き戻す。プッシャは、この動作を運転指令値OFFが指令されるまで繰り返す。このように、ゴミは間欠的に一定のパターンで供給される。これに対し、本実施形態では、蒸気流量の変動を補償するために必要なゴミ要求値に対して忠実なプッシャの伸展長さを定め、ゴミの供給量のばらつきを抑制する。
図8は、第六実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す図である。図9は、第六実施例に係る従来の制御装置の機能構成の一例を示す図である。本実施形態を示す図8と、従来技術を示す図9の差異は、プッシャ伸展制御部だけである。本実施形態は、プッシャ伸展制御部2308aを用いる。従来技術は、プッシャ伸展制御部2308を用いる。
ゴミ供給量制御部23Kは、給じん制御部2301と、プッシャ伸展制御部2308aと、引込指令部2309と、速度変更部2312と、第二の速度変更部2312aと、を備える。
プッシャ伸展制御部2308a及びプッシャ伸展制御部2308は、プッシャ2の伸展時の動作を制御する。これらの機能の違いについては後に図10、図11を用いて説明する。
速度変更部2312は、プッシャ2の伸展時には、その伸展速度を第二の速度変更部2312aが決定した速度とし、プッシャ2の引き込み時には、予め定めたプッシャ2の引き込み速度とする。第二の速度変更部2312aは、プッシャ伸展制御部2308又はプッシャ伸展制御部2308aが出力する伸展指令に基づき、伸展指令がONのときには予め定めた伸展速度設定を、伸展指令がOFFのときには0を、伸展速度指令として出力する。
引込指令部2309は、プッシャ2の引き込み動作を制御する。例えば、プッシャ2が、伸展中に最大に伸展した時に通過する位置に設けられた終点リミットスイッチを通過すると、プッシャ2へ引き込み指令をONにする。また、プッシャ2が完全に引き戻された位置(原点)付近に設けられた原点リミットスイッチを引き込み中に通過すると、プッシャ2へ引き込み指令をOFFにする。
給じん制御部2301が算出するゴミ要求値のとおりにゴミを供給することが理想である。しかし、ゴミ要求値をプッシャ2の運転指令に変換し、同信号がONのときには一定速度で完全に伸展させ、そして、その後、完全に引込むことを繰り返すよう運転されることが多い。この様子を図10に示す。図10(a)に従来のプッシャ伸展制御部2308を示す。図10(b)に従来のゴミ要求値xとプッシャ2の伸展指令uの関係を示す。図10(a)、図10(b)に示すようにプッシャ伸展制御部2308は、ゴミ要求値xがON閾値未満となると伸展指令uとして一定速度でプッシャ2を伸展させるようにON指令を出力し、OFF指令値に達すると伸展指令uとしてOFF指令を出力する。ON指令の出力中に完全に伸展すると、引込指令部2309が出力する引込指令がONになり、プッシャ2を引込む。このような運転方式では、実際のゴミ供給量とゴミの要求値に誤差が生じる。
まず、給じん制御部2301が、蒸気流量の設定値と蒸気流量の計測値を取得して、実際の蒸気流量が設定値となるようなゴミ要求値を算出する。給じん制御部2301は、ゴミ要求値をプッシャ伸展制御部2308へ出力する。給じん制御部2301は、所定の時間間隔でゴミ要求値を算出し、この値をプッシャ伸展制御部2308へ出力する。プッシャ伸展制御部2308は、プッシャ2への伸展指令を算出する。ここで、図11を参照する。
図11に示すようにプッシャ伸展制御部2308aは、積分部238aと、減算部238bと、指令部238cとを備える。積分部238aは、ゴミの要求値(m3/s)をプッシャ伸展長さに換算する。積分部238aは、ゴミの要求値をプッシャの断面積Aで除して時間について積分する。この値がプッシャ2の伸展長さの換算値である。積分部238aは、プッシャ2の伸展長さの換算値を減算部238bへ出力する。減算部238bは、プッシャ2伸展長さの換算値と実際のプッシャの伸展長さの偏差を算出し、偏差を指令部238cへ出力する。実際のプッシャの伸展長さは、例えば、伸展指令に基づいて算出する。指令部238cは、偏差が所定のON閾ながさを超過すると伸展指令をプッシャ2へ出力する。この指令を受けてプッシャ2は伸展を始める。プッシャ2の伸展中も上記の処理が繰り返される。プッシャ2が伸展すると偏差は減少する。偏差が所定のOFF閾ながさ未満となると、指令部238cは、伸展指令をOFFにする。すると、プッシャ2は、その位置で停止する。プッシャ伸展制御部2308aは、次のゴミ要求値を取得すると、同様の処理を繰り返す。これにより、ゴミ要求値に応じた長さだけ少しずつプッシャ2は伸展する。
図12は、第六実施形態に係るゴミ供給量制御を説明する第2の図である。
図12(a)にゴミ要求値xとプッシャ2の伸展指令uの関係を示す。図12(b)に、図12(a)の伸展指令uとプッシャ2の伸展長さの関係を示す。
最初に、プッシャ2は停止しているとする。
ゴミ要求値を受信すると、プッシャ伸展制御部2308aにおいて、積分部238aはゴミ要求値を時間的に積分し、積分部238aの出力はランプ状に増加する。やがて、積分部238aの出力とプッシャ2の伸展長さとの偏差が、指令部238cにて定めたON閾長さXを超え、伸展指令uはONとなり、プッシャ2は伸展する(図12(b))。その結果、前記偏差は時間とともに縮小する。そして、前記偏差が指令部238cにて定めたOFF閾長さ未満となると伸展指令uはOFFとなり、プッシャ2は停止する。このようにすると、プッシャ2の一回の伸展長さは概ねXの値で指定することができる。従来の方式では、ON指令を出力するとプッシャ2は所定長さまで伸展し、一度に大量のゴミが燃焼室6に供給され、結果として燃焼への擾乱となる。これに対し、本実施形態では、1回のゴミの供給を、指令部238cにて定めたON閾長さXで定めることができる。例えば、ON閾長さXを、プッシャ2の最大伸展長さの1/10程度に設定すれば、ゴミは炉内に、従来の1/10に小分けして供給され、結果として、燃焼への擾乱を低減することができる。
第六実施形態でプッシャ2が完全に伸展した後は最大速度で引き戻すこととした。しかし、いくら最大速度で引き込んだとしても、引き込みの間はゴミの供給量が不足する。そこで、本実施形態では、伸展の終盤にて増速区間を設定し、伸展速度を増やしてゴミ供給量の低下を補償する。
図13は、第七実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図13に本実施形態に係る制御装置20Fのうちゴミ供給量制御部23Fの構成を示す。空気流量制御部の構成は、上記の空気流量制御部22~22Dの何れかである。データ取得部21、ゴミ搬送制御部24については、図1を用いて説明したものと同様である。
給じん制御部2301と引込指令部2309とは、第六実施形態で説明したものと同様である。
速度変換部2310は、給じん制御部2301が出力したゴミ要求値を、プッシャ2の伸展速度に変換する。例えば、ゴミ要求値が大であれば、速度変換部2310は、プッシャ2の伸展速度をより高速に設定し、次のゴミ要求値が小であれば、プッシャ2の伸展速度をより低速に設定する。速度変換部2310は、例えば、ゴミ要求値と伸展速度の関係を定めたテーブル等に基づいて、伸展速度を決定してもよい。
まず、給じん制御部2301が、蒸気流量の計測値が蒸気流量の設定値に近づくようなゴミ要求値を算出する。給じん制御部2301は、ゴミ要求値を速度変換部2310へ出力する。給じん制御部2301は、所定の時間間隔でゴミ要求値を算出し、この値を速度変換部2310へ出力する。速度変換部2310は、プッシャ2の伸展速度を決定する。
なお、本実施形態は第六実施形態と組み合わせることも可能である。
第七実施形態では、プッシャ2を引き戻す期間のゴミ供給の低下を相殺するようにプッシャ2の伸展の終盤において伸展速度を増速した。しかし、例えば,ゴミの熱量にはばらつきがあり、たまたまゴミの熱量に偏りがある場合などは、蒸気流量が設定値に対して正の偏差を有することがある。このような状態においてプッシャ2を直ちに引き戻せば、第七実施形態のような増速は不要となる。例えば、蒸気流量がその設定値に超過しており、さらに、焼却炉の性質としてゴミの供給を減らすと蒸気流量が減ることがわかっている。そのようなタイミングでプッシャを引き戻すと、引き込みの最中は、ゴミ供給は0となるため蒸気流量は、それまでの値より減る。従って、引き込みは、蒸気流量の超過解消に役立つ。このように,蒸気流量の変動が、ゴミ供給を減じることにより解消するならば、そのタイミングでプッシャ2を引き戻すことは有益である。
図14は、第八実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図14に本実施形態に係る制御装置20Gのうちゴミ供給量制御部23Gの構成を示す。空気流量制御部の構成は、上記の空気流量制御部22~22Dの何れかである。データ取得部21、ゴミ搬送制御部24については、図1を用いて説明したものと同様である。
図示するように、ゴミ供給量制御部23Gは、給じん制御部2301と、引込指令部2309と、速度変更部2312と、蒸気流量変動算出部2314と、蒸気流量偏差算出部2315と、引き込み判定部2316と、を備える。
給じん制御部2301と引込指令部2309とは、第六実施形態で説明したものと同様である。
蒸気流量偏差算出部2315は、蒸気流量の設定値と蒸気流量センサ11による計測値との偏差δGと、蒸気流量変動δG*とを取得し、引き込み後における蒸気流量の設定値と実際の蒸気流量との偏差の予測値を算出する。
まず、給じん制御部2301が、蒸気流量の計測値が蒸気流量の設定値に近づくようなゴミ要求値を算出する。給じん制御部2301は、ゴミ要求値を速度変更部2312へ出力する。給じん制御部2301は、所定の時間間隔でゴミ要求値を算出し、この値を速度変更部2312へ出力する。速度変更部2312は、プッシャ2の伸展速度を決定する。速度変更部2312は、引き込み指令値を受信しない間は、ゴミ要求値に基づいて算出した伸展速度を速度指令値としてプッシャ2へ出力する。速度指令を受けたプッシャ2は、この速度指令値に基づいて、その伸展速度を変化させながら伸展し続ける。
なお、本実施形態は第六実施形態、第七実施形態と組み合わせることも可能である。
本実施形態は、ゴミの過大供給を回避し、燃焼を安定化することを目的とするものである。例えば、発電出力を増やすとしよう。発電出力を増やすために、ゴミの供給量を増やすことは方針としては正しい。しかし、一気に大量のゴミを供給したならば、乾燥域3Aが燃焼域3Bを侵食し、燃焼が阻害されるので、燃焼を増大させる観点では逆効果となると予想される。ゴミの供給は,燃焼域3Bが侵食されない程度に制限しなければならない。
本実施形態では、例えば、煙道のO2濃度とゴミ供給の相間係数により、燃焼域3Bの侵食を判定し、燃焼域3Bが侵食されると判定した場合には、ゴミの供給を一時的に停止して、燃焼の安定を実現するものである。
図15は、第九実施形態に係る制御装置の機構構成の一例を示す図である。
図15に本実施形態に係る制御装置20Hのうちゴミ供給量制御部23Hの構成を示す。空気流量制御部の構成は、上記の空気流量制御部22~22Dの何れかである。データ取得部21、ゴミ搬送制御部24については、図1を用いて説明したものと同様である。
例えば、ゴミ供給量制御部23Hは、図8で説明した給じん制御部2301と、プッシャ伸展制御部2308aと、第二の速度変更部2312aと、を備え、第二の速度変更部2312aは、伸展速度指令を伸展速度制限部2324へ出力してもよい。あるいは、ゴミ供給量制御部23Hは、図9で説明したプッシャ伸展制御部2308、第二の速度変更部2312aと、を備え、第二の速度変更部2312aは、伸展速度指令を伸展速度制限部2324へ出力してもよい。
プッシャ伸展速度前処理フィルタ2322は、プッシャ伸展速度の計測値または指令値を入力し、上下限値の制限、単位時間当たりの変化率の制限、ノイズ除去のためのフィルタリング処理などを行い、ゴミ供給量の真値を推定する。
相関係数設定部2211aは、O2濃度の推定値とゴミ供給量の推定値との相関係数を算出する。
伸展速度制限部2324は、伸展速度指令とゴミ供給一時停止判定部2323が出力するゴミ供給制限信号を取得し、ゴミ供給制限信号に基づいて、プッシャ2の伸展速度を変更する。
速度変更部2312は、第七実施形態の速度変更部2312と同様である。
ゴミ焼却炉は安定して燃焼しており、そこに過剰にゴミが供給され始めたとする。すると、乾燥域3Aが広がり燃焼域3Bを侵食する。燃焼域3Bが侵食されることにより、これまで燃焼に使われていた空気の一部は、燃焼に使われないまま煙道12に排出される。これにより、排ガスのO2濃度が上昇する。排ガスのO2濃度の上昇を、O2濃度センサ14で計測する。O2濃度センサ14の計測値にはノイズや計測誤差が含まれるので、O2濃度前処理フィルタ2321によりO2濃度の真値を推定する。O2濃度は、ゴミの過剰な供給の他にも、収集するゴミの組成や水分、ゴミ搬送などの影響により変動するので、単純に、O2濃度だけからゴミの過剰供給を判定することは現実的でない。そこで、O2濃度の変動のなかでゴミ供給量の変動の相間係数を計算し、相関係数が1に近ければ、ゴミ供給量が増加したときにO2濃度も増加することになるので、ゴミの供給が過剰であると判定する。ゴミを供給してから、O2濃度が変化するには、排ガスの流動遅れやO2濃度センサ14の計測の遅れ,供給されたゴミが乾燥域3Aや燃焼域3Bまで広がるまでの遅れ,等の様々な時間遅れがある。プッシャ伸展速度前処理フィルタ2322は、ノイズ除去の他に、これらの遅れを、例えば一次遅れなどのフィルタで表現し、O2濃度の計測値とゴミ供給の時間的なズレを相殺する。ゴミ供給一時停止判定部2323では、例えば、ゴミ供給を一時停止する設定値XHとして0.7、ゴミ供給を再開する設定値XRとして0.3を設定し、ゴミの過剰供給を判定する。
ゴミが過剰供給であると判定されると、伸展速度制限部2324は、速度変更部2312に、伸展速度としてゼロを指令して、ゴミ供給を停止する。ゴミ供給の停止により、乾燥域3Aが縮小し、これにより燃焼域3Bが回復するので、O2濃度は元の値に戻る。すると、相関係数は0または負の値となるので、ゴミ供給が再開される。上記説明では、ゴミ供給制限信号がONのときには、伸展速度をゼロにするとした。しかし、必ずしもゼロである必要はない。例えば、通常の速度の1/10程度に設定してもよい。
第十実施形態は、第六実施形態の別案である。第六実施形態で述べたように、一般的なゴミ焼却炉では、例えば、蒸気流量がその設定値以下になると、制御装置は、プッシャに運転指令値ONを出力する。プッシャは予め定めた伸展速度で伸展してゴミを炉に供給する。プッシャが完全に伸展すると、制御装置はプッシャを引き戻す。プッシャは、この動作を運転指令値OFFが指令されるまで繰り返す。このように、ゴミは間欠的に一定のパターンで供給される。第六実施形態では、蒸気流量の変動を補償するために必要なゴミ要求値に対して忠実なプッシャ2の伸展長さを定め、その伸展長さに戻づいてプッシャ2を小刻みに伸展させることによりゴミの供給量のばらつきを抑制した。第十実施形態では、プッシャ2を小刻みに伸展させる代わりにプッシャ2の伸展速度を調節することにより、同じ効果を与えるものである。
図16は、第十実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図16に本実施形態に係る制御装置20Jのうちゴミ供給量制御部23Jの構成を示す。空気流量制御部の構成は、上記の空気流量制御部22~22Dのいずれかである。データ取得部21,ゴミ搬送制御部24については、図1を用いて説明したものと同様である。
伸展速度調整部2340の動作を説明する。過去の例えば10分間において、プッシャ2の運転指令がONであった時間が占める比率が丁度1であったとしよう。これは、過去の10分間においてプッシャが常に動作した結果であり、ゴミは時間的に均一に供給されている。しかし、ゴミの単位質量または単位体積あたりの発熱量は絶えず変動するので、運転指令が常にONであると、例えば湿ったゴミが供給されるなどして発熱量が低下する状況に対処できない。このような場合には、プッシャ2の伸展速度指令を増やすことにより、単位時間当たりのプッシャのゴミ供給を増やし、プッシャ2の運転指令がOFFになる時間を作ることができる。または、過去の例えば10分間において、プッシャの運転指令がONであった時間が占める比率が0.1であったとしよう。これは、ゴミ要求値に対して、プッシャ2のゴミ供給の能力が過大であって、プッシャ2が一度動作すると、その後しばらくはゴミが供給されないことを表している。すなわち、ゴミの供給が時間的に不均一である。このような状態では、炉が数分かけて燃やすゴミの量がプッシャ2の一度の動作で供給されるので、プッシャが動作するたびに炉にとっては擾乱となる。燃焼の安定の観点からは、ごみの燃焼と供給をバランスさせることは有効である。そこで、適正なON比率として、例えば、0.8などをON比率設定値として定め、ON比率設定値と、ON比率検出部2341が出力するON比率と、の差を、例えば、PI制御器2344に入力して伸展速度指令調整指令を演算する。PI制御器2344の働きにより、ON比率は、ON比率設定値に整定する。
第十一実施形態では、例えば、過去の10分間において,運転指令がONであった時間が占める比率に応じて、プッシャ2の伸展速度を調整した。第十一実施形態では、プッシャの伸展速度を変更することなく、ゴミの供給量のばらつきを抑制する。
図17は、第十一実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図17に本実施形態に係る制御装置20Lのうちゴミ供給量制御部23Lの構成を示す。空気流量制御部の構成は、上記の空気流量制御部22~22Dのいずれかである。データ取得部21,ゴミ搬送制御部24については、図1を用いて説明したものと同様である。
オンディレイタイマ2345は、変換後のオンディレイタイマ設定値が指定する時間が経過するまで、プッシャ伸展制御部2308が出力したプッシャ2の伸展指令が、第二の速度変更部2312aに伝達されることを遮断し、オンディレイタイマ設定値が指定する時間が経過した後に伸展指令を第二の速度変更部2312aへ伝達する。
ゴミ供給量制御部23Lの動作を説明する。プッシャ伸展制御部2308がプッシャ伸展指令を、伸展速度調整部2340とオンディレイタイマ2345へ出力する。伸展速度調整部2340は、図16を用いて説明したように伸展速度指令調整指令を演算する。減算部2312cは、所定のオンディレイタイマ設定値から伸展速度指令調整指令分を減算し、伸展速度調整指令を伸展指令のオンディレイタイマ設定値に換算する。この換算により、オンディレイタイマ設定値は、例えば、ON比率がON比率設定値を超過するほど大きな値となる。減算部2312cは、オンディレイタイマ設定値をオンディレイタイマ2345へ出力する。オンディレイタイマ2345は、プッシャ伸展制御部2308から取得した伸展指令を、オンディレイタイマ設定値が指定する時間が経過するまで待機してから第二の速度変更部2312aへ出力する。第二の速度変更部2312aは、伸展指令がONのときには予め定めた伸展速度設定を、伸展指令がOFFのときには0を、伸展速度指令として出力する。オンディレイタイマの設定により、時間平均値としてのプッシャ2の伸展速度を調整し(低下させ)、プッシャ2のON比率を適正なON比率に近づけることができる。これにより、プッシャ2の速度そのものを変えることなく、ゴミの供給量を均一化し、燃焼を安定化することができる。さらに、プッシャ2を伸展して引き込むまでの一往復の平均速度の観点からは、本実施形態を引き込み速度の制御に適用しても同様の効果が得られる。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える。
上述の制御装置20~20Gは、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各機能は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
各実施形態に記載の制御装置20~20G、制御方法およびプログラムは、例えば以下のように把握される。
空気流量を周期的に変化させ、その応答を分析することで、空気流量の変化に対する蒸気流量の感度を検出することができる。
空気流量を周期的に変化させることなく、空気流量の変化に対する蒸気流量の感度を検出することができる。
逐次システム同定を行って空気流量の変化に対する蒸気流量の感度を検出することにより、最新の運転状態における空気流量の変化に対する蒸気流量の感度を検出することができる。
これにより供給機構(プッシャ2)の引き込みのときなどに発生する蒸気流量の変動を緩和することができる。
これにより、ゴミ要求値と実際のゴミ投入量の乖離が小さくなり、蒸気流量の変動を抑えることができる。
これにより、供給機構(プッシャ2)を引き戻す間のゴミの投入不足の影響を緩和することができる。
これにより、ゴミが投入不足となることによる悪影響を受けずに供給機構(プッシャ2)を引き戻すことができる。また、供給機構(プッシャ2)を引き戻す間にゴミの投入不足となることを利用して過剰な蒸気流量を低下させることができる。
これにより、ゴミの過剰供給によって、乾燥域3Aの乾燥中のゴミが燃焼域3Bへ供給されて燃焼が阻害されることを防ぎ、燃焼を安定化することができる。
これにより、プッシャ2が休止する時間が制限され、結果としてゴミは炉に均一に供給され、燃焼を安定化することができる。
これにより、単位時間当たりのプッシャ2の稼働時間を平均化し、ゴミが炉に均一に供給され、燃焼を安定化することができる。
Claims (14)
- ゴミ焼却設備が発生させる蒸気の蒸気流量が所定の第1設定値となるように前記ゴミ焼却設備の炉へ供給するゴミの供給量を制御するゴミ供給量制御部と、
前記炉へ供給する空気の空気流量の変化に対する前記蒸気流量の感度が所定の第2設定値となるような前記空気流量の制御値を算出する空気流量制御部と、
を備える制御装置。 - 前記空気流量制御部は、前記空気流量の経時的な変化が示す波形が正弦波となるように前記空気流量の供給量を変化させ、該変化への前記蒸気流量の変化を分析して前記感度を検出する、
請求項1に記載の制御装置。 - 前記空気流量制御部は、前記感度に比例する、前記空気流量に対する前記蒸気流量の応答モデルに基づく前記蒸気流量の変化の推定値と前記蒸気流量の変化の計測値との相関係数が、所定の第3設定値となるような前記制御値を算出する、
請求項1に記載の制御装置。 - 前記空気流量制御部は、前記空気流量に対する前記蒸気流量の応答モデルを、運転中の前記ゴミ焼却設備から採取した前記空気流量および前記蒸気流量を用いて同定し、同定後の前記応答モデルと、前記蒸気流量の計測値とに基づいて、前記感度が前記第2設定値となるような前記制御値を算出する、
請求項1に記載の制御装置。 - 前記空気流量制御部は、前記ゴミを前記炉へ押し出して供給する供給機構の押し出し速度と前記蒸気流量の変化量の関係を示す第1モデルと、前記空気流量と前記蒸気流量の変化量の関係を示す第2モデルと、に基づいて演算される前記押し出し速度と前記空気流量の関係を示す第3モデルに、前記ゴミ焼却設備における前記供給機構の押し出し速度を入力して補正量を算出し、該補正量で補正した前記制御値を算出する、
請求項1から請求項4の何れか1項に記載の制御装置。 - 前記ゴミ供給量制御部は、前記蒸気流量が前記第1設定値となるようなゴミ要求値を算出し、前記ゴミを前記炉へ押し出して供給する供給機構について、前記ゴミ要求値に対応する長さだけ押し出すよう指示する、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の制御装置。 - 前記ゴミ供給量制御部は、前記蒸気流量が前記第1設定値となるようなゴミ要求値を算出し、所定の第1の位置まで伸展することにより前記ゴミを前記炉へ供給し、前記第1の位置に到達すると、伸展方向の逆方向に引き戻される前記ゴミの供給機構について、前記第1の位置より前記逆方向寄りに前記ゴミの供給機構が増速を開始する第2の位置を設け、前記供給機構が前記第2の位置に到達すると、前記供給機構の伸展速度を増加させるように制御する、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の制御装置。 - 前記ゴミ供給量制御部は、前記蒸気流量が前記第1設定値となるようなゴミ要求値を算出し、所定の第1の位置まで伸展することにより前記ゴミを前記炉へ供給し、前記第1の位置に到達すると、引き戻される前記ゴミの供給機構について、前記供給機構の伸展中の位置から前記供給機構を引き戻した場合の前記蒸気流量の予測値が前記第1設定値を超過している場合、前記伸展中の位置から前記供給機構を引き戻す、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の制御装置。 - 前記ゴミ供給量制御部は、前記ゴミ焼却設備が発生させる酸素の流量と前記ゴミの供給量との相関係数に基づいて前記ゴミが過剰供給されているか否かを判定し、過剰供給されていると判定すると、前記ゴミの供給を停止する、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の制御装置。 - 前記ゴミ供給量制御部は、前記ゴミを前記炉へ押し出して供給する供給機構が、単位時間当たりに稼働する時間比率を算出し、前記時間比率が設定値に対し不足すると、前記供給機構の伸展速度を減じ、前記時間比率が設定値を超過すると前記供給機構の伸展速度を増加させる、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の制御装置。 - 前記ゴミ供給量制御部は、前記ゴミを前記炉へ押し出して供給する供給機構が、単位時間当たりに稼働する時間比率を算出し、前記時間比率が設定値を超過すると、超過する量に応じて前記供給機構の稼働開始を遅らせる、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の制御装置。 - ゴミ焼却設備の炉へ供給するゴミの供給量を算出するゴミ供給量制御部であって、
前記ゴミ焼却設備が発生させる蒸気の蒸気流量が所定の第1設定値となる前記ゴミの第1供給量を算出し、
前記炉へ供給する空気の空気流量の変化に対する前記蒸気流量の感度が所定の第2設定値となる前記ゴミの第2供給量を算出し、
前記第1供給量に前記第2供給量を加算して、前記供給量を算出するゴミ供給量制御部、を備える制御装置。 - ゴミ焼却設備が発生させる蒸気の蒸気流量が所定の第1設定値となるように前記ゴミ焼却設備の炉へ供給するゴミの供給量を制御し、
前記炉へ供給する空気の空気流量の変化に対する前記蒸気流量の感度が所定の第2設定値となるような前記空気流量の制御値を算出する、
制御方法。 - コンピュータに、
ゴミ焼却設備が発生させる蒸気の蒸気流量が所定の第1設定値となるように前記ゴミ焼却設備の炉へ供給するゴミの供給量を制御し、
前記炉へ供給する空気の空気流量の変化に対する前記蒸気流量の感度が所定の第2設定値となるような前記空気流量の制御値を算出する、
処理を実行させるプログラム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020030344A JP7316234B2 (ja) | 2020-02-26 | 2020-02-26 | 制御装置、制御方法およびプログラム |
TW110102681A TWI795721B (zh) | 2020-02-26 | 2021-01-25 | 控制裝置、控制方法及記錄有程式之記錄媒體 |
CN202110160075.6A CN113310057B (zh) | 2020-02-26 | 2021-02-05 | 控制装置、控制方法及记录有程序的记录介质 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020030344A JP7316234B2 (ja) | 2020-02-26 | 2020-02-26 | 制御装置、制御方法およびプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021134966A JP2021134966A (ja) | 2021-09-13 |
JP7316234B2 true JP7316234B2 (ja) | 2023-07-27 |
Family
ID=77370665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020030344A Active JP7316234B2 (ja) | 2020-02-26 | 2020-02-26 | 制御装置、制御方法およびプログラム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7316234B2 (ja) |
CN (1) | CN113310057B (ja) |
TW (1) | TWI795721B (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001355819A (ja) | 2000-06-12 | 2001-12-26 | Takuma Co Ltd | ごみの定量供給方法およびその装置 |
JP2003161421A (ja) | 2001-11-28 | 2003-06-06 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ストーカ式焼却炉の燃焼制御方法及び燃焼制御装置 |
JP2004232960A (ja) | 2003-01-30 | 2004-08-19 | Kubota Corp | ゴミ焼却炉 |
JP2006300466A (ja) | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Kobe Steel Ltd | 焼却炉の制御方法及び装置、並びにプログラム |
JP2008057935A (ja) | 2006-09-04 | 2008-03-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ストーカ式焼却炉及びその燃焼制御方法 |
JP2008064361A (ja) | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ストーカ式焼却炉及びその燃焼制御方法 |
JP2009222332A (ja) | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Hitachi Ltd | ボイラを備えたプラントの制御装置、及びボイラを備えたプラントの制御方法 |
JP2019074240A (ja) | 2017-10-13 | 2019-05-16 | 三菱重工業株式会社 | 炉内状態量推定装置、推定モデル作成装置、それらのプログラムおよび方法 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6053718A (ja) * | 1983-09-02 | 1985-03-27 | Hitachi Ltd | 火力プラントの酸素制御装置 |
EP0317731B1 (de) * | 1987-10-24 | 1992-06-03 | Kurt-Henry Dipl.-Ing. Mindermann | Verfahren zum Steuern der Verbrennung von Brennstoff mit stark schwankendem Heizwert |
JPH11218314A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-08-10 | Nkk Corp | 廃棄物焼却炉 |
JP2000257809A (ja) * | 1999-03-10 | 2000-09-22 | Babcock Hitachi Kk | 加圧流動層ボイラ及びその起動方法 |
JP2002022131A (ja) * | 2000-07-04 | 2002-01-23 | Takuma Co Ltd | 焼却炉におけるごみ供給方法 |
JP3466555B2 (ja) * | 2000-09-29 | 2003-11-10 | 川崎重工業株式会社 | ごみ焼却プラントの燃焼制御方法及び装置 |
KR100434650B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2004-06-07 | 현대중공업 주식회사 | 화격자식 쓰레기 소각설비의 연소제어 방법 |
CN1320309C (zh) * | 2003-03-27 | 2007-06-06 | 株式会社田熊 | 填料器式垃圾焚烧炉的自动燃烧控制方法 |
TW200829835A (en) * | 2006-09-04 | 2008-07-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Stoker type incinerator and its combustion control method |
CN103216835B (zh) * | 2012-11-28 | 2015-08-19 | 上海康恒环境股份有限公司 | 一种生活垃圾焚烧炉自动燃烧烟气氧含量控制*** |
JP6715670B2 (ja) * | 2016-04-25 | 2020-07-01 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 廃棄物発電プラントの性能劣化判断方法 |
JP7015103B2 (ja) * | 2016-06-28 | 2022-02-02 | 川崎重工業株式会社 | ごみ焼却設備及びごみ焼却設備の制御方法 |
-
2020
- 2020-02-26 JP JP2020030344A patent/JP7316234B2/ja active Active
-
2021
- 2021-01-25 TW TW110102681A patent/TWI795721B/zh active
- 2021-02-05 CN CN202110160075.6A patent/CN113310057B/zh active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001355819A (ja) | 2000-06-12 | 2001-12-26 | Takuma Co Ltd | ごみの定量供給方法およびその装置 |
JP2003161421A (ja) | 2001-11-28 | 2003-06-06 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ストーカ式焼却炉の燃焼制御方法及び燃焼制御装置 |
JP2004232960A (ja) | 2003-01-30 | 2004-08-19 | Kubota Corp | ゴミ焼却炉 |
JP2006300466A (ja) | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Kobe Steel Ltd | 焼却炉の制御方法及び装置、並びにプログラム |
JP2008057935A (ja) | 2006-09-04 | 2008-03-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ストーカ式焼却炉及びその燃焼制御方法 |
JP2008064361A (ja) | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ストーカ式焼却炉及びその燃焼制御方法 |
JP2009222332A (ja) | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Hitachi Ltd | ボイラを備えたプラントの制御装置、及びボイラを備えたプラントの制御方法 |
JP2019074240A (ja) | 2017-10-13 | 2019-05-16 | 三菱重工業株式会社 | 炉内状態量推定装置、推定モデル作成装置、それらのプログラムおよび方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021134966A (ja) | 2021-09-13 |
TW202202780A (zh) | 2022-01-16 |
TWI795721B (zh) | 2023-03-11 |
CN113310057A (zh) | 2021-08-27 |
CN113310057B (zh) | 2024-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7015103B2 (ja) | ごみ焼却設備及びごみ焼却設備の制御方法 | |
JP6927127B2 (ja) | 廃棄物焼却方法 | |
WO2023037742A1 (ja) | 焼却炉設備の制御装置 | |
JP2017200668A (ja) | 排ガス脱塩装置 | |
RU2692854C1 (ru) | Система автоматического регулирования процесса горения котла малой мощности с низкотемпературным кипящим слоем и способ ее работы | |
JP6779255B2 (ja) | 廃棄物焼却炉 | |
JP7316234B2 (ja) | 制御装置、制御方法およびプログラム | |
JP2012007811A (ja) | 微粉炭供給システム | |
JPH1068514A (ja) | ごみ焼却炉の燃焼制御方法 | |
KR20070120578A (ko) | 습윤 원료의 건조 장치 및 건조 방법 | |
JPS59180212A (ja) | ごみ焼却炉における燃焼制御装置 | |
JP4099195B2 (ja) | ボイラ設備を持たないごみ焼却炉の燃焼制御方式 | |
JP7028844B2 (ja) | 廃棄物燃焼装置及び廃棄物燃焼方法 | |
CN115479276A (zh) | 控制装置、垃圾焚烧设备、控制方法以及程序 | |
JP2010025491A (ja) | 燃焼炉ボイラの燃料供給制御装置 | |
JP7054094B2 (ja) | 燃焼制御方法、ごみ焼却炉発電設備 | |
JPH0323806B2 (ja) | ||
JP7231406B2 (ja) | ごみ焼却炉及びその制御方法 | |
JP7155685B2 (ja) | ボイラー排ガスのSOx濃度制御方法 | |
JP6973246B2 (ja) | 廃棄物焼却方法 | |
JP7426312B2 (ja) | 制御装置、制御方法およびプログラム | |
JP2019007699A (ja) | 一次燃焼用気体の供給制御方法、蒸発量安定化方法、発電量安定化方法、及び火格子式廃棄物焼却炉 | |
JPH09273732A (ja) | ごみ焼却炉の燃焼制御方法 | |
JPH11101421A (ja) | ゴミ焼却炉の給塵速度制御方法及びゴミ焼却炉 | |
JP2002267134A (ja) | ボイラ設備を持たないごみ焼却炉の燃焼制御方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220926 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230509 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230510 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230614 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230714 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7316234 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |