JP7313976B2 - ケースレスフィルムコンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、コンデンサの主要部である静電容量部を、外装ケースを用いずにモールド樹脂で被覆するようにしたケースレスフィルムコンデンサに関する。
近年のSiCなどを用いたパワーデバイスの分野においては、高速スイッチング動作によってスイッチング損失の低減を図ることで高周波動作が可能になっている。この場合、回路特性の向上を図るためにはスイッチング速度を制約する回路の寄生インダクタンスの低減が必要であり、コンデンサ性能としてもインダクタンスの低減が要求事項として挙げられている。同時にコンデンサの大容量化、高周波・大電流化が求められている。
特開2019-4068号公報 特開2017-38065号公報
大容量・高周波・大電流のコンデンサは例えばフルブリッジインバータを構成するように接続されるが、負荷条件により出力電圧、出力電流が変動するため、コンデンサに流れる電流も経路(部位)と大きさが変化する(コンデンサに入出力する電流、出力端子電流、UV相間の循環電流)。そのため、電流条件に応じてコンデンサ各部位の電流密度を抑える必要がある。
コンデンサの端子形状は半導体デバイスに直付けできる薄板電極タイプが必要となるが、従来ではケースに収容されたコンデンサ(例えば特許文献1参照)かあるいは比較的小型のケースレスタイプしかなく、充分な大容量化はできていない。また、発熱を抑えるために電極の板厚を増やすなどの対策が必要である。
低インダクタンスおよび高周波大電流に同時に対応するには、薄板電極の重ね合わせ構造で電極長を極力短くし断面積を増やす必要があるが、単一のコンデンサユニットのみでは限界がある(例えば特許文献2参照)。
本発明はこのような事情に鑑みて創作したものであり、ケースレスフィルムコンデンサに関して、大型化・大容量化・軽量化を図りながら、低インダクタンス化、低損失化(発熱抑制)を実現できるようにすることを目的としている。
本発明は、次の手段を講じることにより上記の課題を解決する。
本発明によるケースレスフィルムコンデンサは、
軸方向両端の第1極性および第2極性の電極面をそれぞれ同一平面上に位置させる状態で複数のコンデンサ素子が横方向および縦方向に並設されてコンデンサ素子群を構成し、
前記複数のコンデンサ素子の各々の前記第1極性の電極面どうしが第1の架電極板を介して接続されるとともに、前記複数のコンデンサ素子の各々の前記第2極性の電極面どうしが第2の架電極板を介して接続され、
前記第1の架電極板はその上端部に第1の横長端子板部を連接し、前記第2の架電極板はその上端部に第2の横長端子板部を連接し、
前記第1の横長端子板部の上端縁から第1極性の第1の引出し端子が延出され、前記第2の横長端子板部の上端縁から第2極性の第2の引出し端子が延出されたコンデンサユニットを少なくとも一対備え、
前記一対のコンデンサユニットが、それぞれのコンデンサ素子の軸方向が平行な状態で並設され、
前記一対のコンデンサユニットにおいて、互いに同極性である前記第1の引出し端子どうしが重ね合わされ、互いに同極性である前記第2の引出し端子どうしが重ね合わされ、
前記重ね合わされた第1および第2の引出し端子を除いて全体がモールド樹脂で被覆されていることを特徴とする。
上記構成において、ケースレスフィルムコンデンサの全体においてコンデンサ素子の並設の態様が、コンデンサ素子の軸方向に対して直交する横方向と縦方向でともに複数並設であり、かつ軸方向でも複数並設であって、全体として3次元方向それぞれでの複数個並設としているので、単に1次元方向のみあるいは2次元方向で並設するだけのものに比べて大容量化が図られる。
第1の引出し端子も第2の引出し端子もコンデンサユニットの個数分を重ね合わせるとともに、第1の引出し端子と第1の架電極板との間を中継する端子板部として、これを横長なものにして第1の横長端子板部とし、また、第2の引出し端子と第2の架電極板との間を中継する端子板部として、これを横長なものにして第2の横長端子板部としている。すなわち、電流入出力の断面積を増やすことにより電流を流れやすくし、電流密度の抑制を通じて電流線路のインダクタンスを低減化し、これに伴って低損失化、発熱抑制を図ることが可能となる。
上記構成の本発明のケースレスフィルムコンデンサには、次のようないくつかの好ましい態様ないし変化・変形の態様がある。
〔1〕前記第1の引出し端子が前記第1の横長端子板部の上端縁の所定間隔を隔てた複数箇所から複数引き出される一方、前記第2の引出し端子が前記第2の横長端子板部の上端縁の所定間隔を隔てた複数箇所から複数引き出され、
前記第1の引出し端子と前記第2の引出し端子とは、前記横長端子板部の長手方向で位置をずらして互い違いに配列され、隣接する一対の前記第1の引出し端子間に前記第2の引出し端子が位置し、隣接する一対の前記第2の引出し端子間に前記第1の引出し端子が位置している、という態様がある。
第1極性と第2極性とでそれぞれの引出し端子を位置をずらして互い違いに配列するので、電流入出力経路の均一化を図り、電流の集中を防ぐことが可能となる。
〔2〕前記第1の架電極板は、横方向に並ぶ前記コンデンサ素子の列数に応じて設けられるとともに縦方向に並ぶ前記コンデンサ素子の電極面どうしを接続する複数列の第1の縦架電極板と、前記複数列の第1の縦架電極板どうしを横方向に接続する第1の横架電極板とを有している、という態様がある。
コンデンサ素子群と第1の架電極板との接続の形態が1列分のコンデンサ素子列における個々のコンデンサ素子に対する短冊状の第1の縦架電極板の個別的な接続となっている。コンデンサ素子群の全体にわたる大きな面積状態で展開する1枚物の電極板において接続するのではなく、その大きな面積状態で展開する1枚物の電極板を複数に分割したものに相当する短冊状の第1の縦架電極板を単位として接続する形態をとっているので、大容量化のために面積増大が相当に大きくなっても、電極板の凹凸や波打ち等の変形を抑制した状態での、コンデンサ素子(群)と第1の架電極板との間の接続品質を改善することが可能となる。併せて、軽量化とコストダウンを図ることができる。
この場合、前述した構成から分かるように、複数列の第1の縦架電極板は第1の横長端子板部を介して一体化されているので、1列1列の第1の縦架電極板が板厚のごく薄いものであっても、強度増加が図られ、姿勢の安定化が図られる。
〔3〕前記第2の架電極板は、横方向に並ぶ前記コンデンサ素子の列数に応じて設けられるとともに縦方向に並ぶ前記コンデンサ素子の電極面どうしを接続する複数列の第2の縦架電極板と、前記複数列の第2の縦架電極板どうしを横方向に接続する第2の横架電極板とを有している、という態様がある。
コンデンサ素子群と第2の架電極板との接続の形態が1列分のコンデンサ素子列における個々のコンデンサ素子に対する短冊状の第2の縦架電極板の個別的な接続となっている。コンデンサ素子群の全体にわたる大きな面積状態で展開する1枚物の電極板において接続するのではなく、その大きな面積状態で展開する1枚物の電極板を複数に分割したものに相当する短冊状の第2の縦架電極板を単位として接続する形態をとっているので、大容量化のために面積増大が相当に大きくなっても、電極板の凹凸や波打ち等の変形を抑制した状態での、コンデンサ素子(群)と第2の架電極板との間の接続品質を改善することが可能となる。併せて、軽量化とコストダウンを図ることができる。
〔4〕前記一対のコンデンサユニットにおける一対の内方対向の架電極板と一対の外方対向の架電極板について、
前記内方対向の架電極板の上端部には前記コンデンサ素子群の最上段の前記コンデンサ素子から上方に突出するように延設された延設部を有し、この延設部を介して連接された前記横長端子板部は、さらに上方に延在させる状態で前記延設部に連接された立上げ板部からなり、
前記外方対向の架電極板の上端部に連接された前記横長端子板部は、前記コンデンサ素子群の最上面部の直上においてその最上面部に沿った水平姿勢に配置された水平姿勢板部と、この水平姿勢板部の内側端部から上方に折り曲げ延出された立上げ板部とからなり、
前記水平姿勢板部に前記外方対向の架電極板の上端部が連接されている、という態様がある。
内方対向の架電極板に対する横長端子板部の連接の態様について、内方対向の架電極板の上端部に上方への延設部を設ける一方、横長端子板部を立上げ板部から構成することにより、内方対向の架電極板、延設部および横長端子板部(立上げ板部)の配置姿勢について、電極面を上方へ延長した平面上に配置している形態としている。すなわち、その展開姿勢を電極面からのほぼストレートな姿勢にすることが可能となる。ほぼストレートな展開姿勢の場合、屈曲した展開姿勢に比べて電流経路長が短くなり、これも低インダクタンス化および低損失化(発熱抑制)に有利に作用する。
〔5〕前記一対の内方対向の架電極板どうしの極性の関係については、同極性の架電極板どうしであってもよいし、あるいは異極性の架電極板どうしであってもよい。
同極性の架電極板どうしの場合、双方ともN極(負極)、双方ともP極(正極)のいずれでもかまわない。異極性の架電極板どうしの場合、配列的に、N極、P極の組み合わせ(N-P)でも、あるいはP極、N極の組み合わせ(P-N)でもかまわない。
〔6〕前記第1の引出し端子と前記第2の引出し端子とは、前記縦方向においてほぼ同一高さ位置に配置されている、という態様がある。この構成によれば、高さに差をもたせなければならない場合に比べて、ケースレスフィルムコンデンサの嵩を低くすること(コンパクト化)が可能となる。
〔7〕前記第1の引出し端子どうしの重ね合わせ位置と前記第2の引出し端子どうしの重ね合わせ位置とは、前記一対のコンデンサユニットの軸方向全幅の中央位置となっている、という態様がある。
これは、対称的な配置構造であるため、電流流れの均等化に有利に作用する。また、この〔7〕の中央位置の構成では、複数の引出し端子を延出している横長端子板部の構造について、第1極性のものと第2極性のものとで同じ構造にしやすい。コンデンサユニットの並列個数が偶数の場合は、並設された複数のコンデンサユニットの軸方向全幅の中央位置は隣接する電極面どうしの内方対向位置となる。
〔8〕前記第1の架電極板と前記第2の架電極板の少なくともいずれか一方が薄板状で1枚物の電極板に構成されている、という態様がある。
この構成によれば、上記〔3〕の場合に比べて重量増、コストアップの傾向があるが、電流通路の断面積として比較的大きな面積が確保され、低インダクタンス化および低損失化(発熱抑制)の面ではより有利となる。
なお、個々のコンデンサ素子の電極面に位置対応させて、切り抜き孔を形成し、その孔縁から切り抜き孔の内部に延びる接続用小突片を突設して、接続用小突片の部分で電極面にはんだ付け等により電気的かつ機械的に接続すれば、凹凸や波打ち等の変形による影響を回避する状態で接続することが可能となる。
〔9〕前記薄板状で1枚物の電極板に構成されている前記第1の架電極板と前記第2の架電極板の少なくともいずれか一方について、前記架電極板と前記横長端子板部と前記引出し端子の全体が1枚物の導電板で構成されている、という態様がある。
架電極板、架電極板の上端側の横長端子板部および横長端子板部から突出する引出し端子を含む引出し用のバスバー(架電極板と横長端子板部と引出し端子の全体)は、1枚物の導電板をもとにして板金加工やプレス加工によって効率良く作製することができる。
本発明によれば、コンデンサ素子を3次元方向それぞれで複数個並設しているので、大容量化を図ることができる。さらに、第1の引出し端子も第2の引出し端子もユニット個数分を重ね合わせ、引出し端子と架電極板との間を中継する端子板部を横長な横長端子板部として、電流入出力の断面積を増やしたので、低インダクタンス化、低損失化(発熱抑制)を実現することができる。
本発明の実施例のケースレスフィルムコンデンサにおける第1極性の第1の横長端子板部を示す斜視図 本発明の実施例における第1の横長端子板部に対して複数の縦架電極板を接続した状態を示す斜視図 本発明の実施例におけるコンデンサ素子群に対して図2の構造体を取り付けた状態を示す斜視図 本発明の実施例における図3に示す構造体に対して第1極性の第1の横架電極板を取り付けた状態を示す斜視図 本発明の実施例における図4に示す構造体に対してシート状の絶縁材を取り付けた状態を示す斜視図 本発明の実施例における第2極性の第2の横長端子板部を示す斜視図 本発明の実施例における図6に示す構造体に対して複数の第2極性の第2の縦架電極板を取り付けた状態を示す斜視図 本発明の実施例におけるコンデンサ素子群に対してシート状の絶縁材を取り付けた図7の構造体を対向して配置させた状態を示す斜視図 本発明の実施例における第2の横長端子板部と複数列の第2の縦架電極板とを一体化した構造体をコンデンサ素子群に接近当接させた上で接続した状態を示す斜視図 本発明の実施例における図9に示す構造体に対して第2の横架電極板を取り付けた状態を示す斜視図 本発明の実施例における第1のコンデンサユニットと第2のコンデンサユニットを離した状態で示す斜視図 本発明の実施例における第1のコンデンサユニットと第2のコンデンサユニットを突き合わせ並設した状態を示す斜視図 本発明の実施例におけるケースレスフィルムコンデンサの完成品の外観を示す斜視図 本発明の実施例における要部(重ね合わせ引出し端子部)の構造を拡大して示す正面図と背面図 本発明の実施例における要部(重ね合わせ引出し端子部)の構造を拡大して示す斜視図 本発明の実施例における要部(重ね合わせ引出し端子部)の構造を拡大して示す斜視図 本発明の別の実施例における要部(重ね合わせ引出し端子部)の構造を拡大して示す正面図と背面図 本発明のさらに別の実施例における第1のコンデンサユニットを示す斜視図 本発明の図18に対応した実施例におけるケースレスフィルムコンデンサの内部構造(コンデンサの主要部)を示す斜視図と要部拡大斜視図 本発明の図18に対応した実施例における要部拡大正面図
以下、上記構成の本発明のケースレスフィルムコンデンサにつき、その実施の形態を具体的な実施例のレベルで詳しく説明する。
図13はケースレスフィルムコンデンサの完成品の外観を示している。8が引出し端子部分を除いてコンデンサの主要部のほぼ全体を被覆する保護材としてのモールド樹脂である。モールド樹脂8の上端面からは複数の第1の重ね合わせ引出し端子部5kP と複数の第2の重ね合わせ引出し端子部5kN とが長手方向で位置をずらして互い違いに配列されている。
図12は図13のモールド樹脂8に被覆されるコンデンサの主要部を取り出して示している。この主要部は紙面上奥側の第1のコンデンサユニット71 と手前側の第2のコンデンサユニット72 とを向かい合わせにした形態となっている。
図11は第1のコンデンサユニット71 と第2のコンデンサユニット72 を離した状態で示している。第1のコンデンサユニット71 と第2のコンデンサユニット72 とは基本構造が同様のものとなっている。
図10は第1のコンデンサユニット71 の外観を示している。2はコンデンサ素子群、手前側にある4N は第2極性の第2の架電極板(格子体)、5N は第2の横長端子板部で、第2の架電極板4N と横長端子板部5N とで第2極性の第2のバスバー3N が構成されている。第2の架電極板4N は複数列の第2の縦架電極板4aN と複数行の第2の横架電極板4bN との縦横格子体に構成されている。図示はされていないが、手前側の第2の架電極板4N と対称的な状態で、奥側に第1極性の第1のバスバー(3P )が配置されている(詳しくは後述する)。
図6~図9は図10で手前側(図12で一対のコンデンサユニット間の内側)に配される第2のバスバー3N の構成を示している。図1~図5は図10で奥側に配される第1のバスバー3P の構成を示している。個々の部品、構造体を視認する角度について、図1~図5は図10~図13とは相違し、図6~図9は図10~図13と同じとなっている。以下、順序立てて説明する。
図1は第1の横長端子板部5P を示している。この第1の横長端子板部5P は図2~図5、図8にも表示されている。この第1の横長端子板部5P は、立上げ板部5aP と、この立上げ板部5aP の下端部から折り曲げ延出された水平姿勢板部5bP とから断面L字状のアングルに構成されているとともに、立上げ板部5aP の上端縁には所定間隔を隔てた複数箇所から小舌片状の第1極性の第1の引出し端子5cP がさらに上方に向けて延出されている。なお、5cP1は端子傾斜部、5cP2は端子鉛直部である(詳しくは図14~図16にて後述する)。
図2は第1の横長端子板部5P に対して複数の第1極性の第1の縦架電極板4aP を接続した状態を示している。第1の縦架電極板4aP は短冊状を呈し、その上端部が水平姿勢に折り曲げられている。複数列の第1の縦架電極板4aP が互いに平行となる姿勢で、上端部の水平折り曲げ部において第1の横長端子板部5P の鉛直面に対しスポット溶接等により電気的かつ機械的に接続されている。なお、第1の縦架電極板4aP は、接続性を向上するとともに、電流経路を増やして発熱を低減する観点から、2枚の銅板を重ね合わせて構成してもよい。
図3はコンデンサ素子群2に対して図2の構造体を取り付けた状態を示している。1はコンデンサ素子、1aP は第1極性の電極面、1aN は第2極性の電極面、2はコンデンサ素子群、2aはコンデンサ素子列である。
コンデンサ素子1は断面形状が小判形で扁平柱状体に構成されており、コンデンサ素子群2は複数のコンデンサ素子1が横方向だけでなく縦方向にも並設されて構成されている。コンデンサ素子群2においては、コンデンサ素子1の軸方向両端の第1極性の電極面1aP および第2極性の電極面1aN をそれぞれ鉛直方向の同一平面上に位置させる状態で、複数のコンデンサ素子1が縦横2次元方向に並設されている。複数のコンデンサ素子1は、互いに同じ姿勢で、それぞれの軸方向を同じ方向に向ける状態で(互いに平行となる状態で)、かつ隣接するものどうしが接触する状態で並設されている。コンデンサ素子群2においては、その外形包絡面が、比較的小さな奥行寸法に比べて縦横寸法が大きめのほぼ直方体形状を呈している。図2でも説明した第1の縦架電極板4aP は、コンデンサ素子1の横方向並列数と同じ複数個が用意されている。
図示例の場合、コンデンサ素子群2を構成するコンデンサ素子1の個数は、横方向で9列、縦方向で6行の合計54個となっている。ただし、これは一例であり、列数、行数はいずれも任意の複数個であればよい。
縦方向に複数並設されているコンデンサ素子1の1列分がコンデンサ素子列2aを構成するが、この1列分のコンデンサ素子列2aに対して、その第1極性の電極面1aP の全体にわたって第1の縦架電極板4aP がはんだ付け等により電気的かつ機械的に接続され、そのような接続がコンデンサ素子群2を構成する複数列分すべてのコンデンサ素子列2aに対して行われている。
第1の架電極板4P (図4)における複数列の第1の縦架電極板4aP がコンデンサ素子群2の第1極性の電極面1aP に接続されている。この接続に際して、第1の横長端子板部5P における水平姿勢板部5bP はコンデンサ素子群2の包絡面の最上面部の直上においてその最上面部に沿った水平姿勢に配置されている。
図4は図3に示す構造体に対して第1極性の第1の横架電極板4bP を取り付けた状態を示している。複数列すべての第1の縦架電極板4aP に対して互いに平行な複数行の第1の横架電極板4bP がはんだ付け等により電気的かつ機械的に接続され、第1の縦架電極板4aP と第1の横架電極板4bP とで格子状構造の第1の架電極板4P が構築されている。そして、格子状構造の第1の架電極板4P と第1の横長端子板部5P とから第1のバスバー3P が構成されている。第1のバスバー3P はコンデンサ素子群2の第1極性の電極面1aP 群から引き出された外部接続用端子構造を構成している。
図5は図4に示す構造体に対してシート状の絶縁材6P を取り付けた状態を示している。第1の横長端子板部5P の立上げ板部5aP に対して、その表裏両面にわたってシート状の絶縁材6P が被覆されている(「6P 」のサフィックスは第1極性を示すものではない。)。絶縁材6P に関して、裏面側に対してはほぼ全長にわたって連続した状態の被覆となっており、表面側に対しては第1の引出し端子5cP に対応する部分を除いてつまり隣接する引出し端子5cP ,5cP どうし間部分において、間隔をあけた非連続飛び飛び状態の被覆となっている。シート状の絶縁材6P は、裏面側部分と表面側部分とが一連につながっている。たとえて言うと、櫛(くし)における複数に分かれた櫛歯の部分を図面上部側から180度折り曲げたような形態である。シート状の絶縁材6P は立上げ板部5aP の表面に対しても裏面に対しても隙間のない密着状態で接触している。
図6は第2の横長端子板部5N を示している。この第2の横長端子板部5N は図7~図10にも表示されている。この第2の横長端子板部5N は、図1に示す第1の横長端子板部5P とは異なり、水平姿勢板部は有しておらず、主体を立上げ板部とし、その立上げ板部の上端縁には所定間隔を隔てた複数箇所から小舌片状の第2の引出し端子5cN がさらに上方に向けて延出されている。
図7は第2の横長端子板部5N に対して複数の第2極性の第2の縦架電極板4aN を接続した状態を示している。第2の縦架電極板4aN は短冊状を呈し、その上端部は水平に折り曲げられることなくほぼストレートな鉛直面を保っている。第2の縦架電極板4aN はコンデンサ素子1の並列数と同じ複数個が用意され、互いに所定の間隔を置いて縦方向に沿う姿勢で平行に配置されている。複数列の第2の縦架電極板4aN が、上端部の鉛直面部において第2の横長端子板部5N の鉛直面に対しスポット溶接等により電気的かつ機械的に接続されている。
この第2の縦架電極板4aN の上端部(鉛直面部)を第2の横長端子板部5N に接続する場合に、第2の縦架電極板4aN の上端部(鉛直面部)にはコンデンサ素子群2の最上段のコンデンサ素子1から上方に突出するように延設された延設部4a1Nを有している。そして、第2の横長端子板部5N は、この延設部4a1Nを介して第2の横長端子板部5N に接続されている(図14参照)。なお、図面の煩雑さを避けるため、図14では、絶縁材6N ,6P を省略して図示している。
図9はコンデンサ素子群2に対して図7の構造体を取り付けた状態を示している。図5に示す構造体を時計方向に約120度旋回させた上で、図7に示す構造体をほぼ平行にして対面させた状態である。なお、図8は取り付け前の状態(分離した状態)を示す。
図9に示すように、1列分のコンデンサ素子列2aに対して、第2極性の電極面1aN の全体にわたって第2の縦架電極板4aN がはんだ付け等により電気的かつ機械的に接続され、そのような接続がコンデンサ素子群2を構成する複数列分すべてのコンデンサ素子列2aに対して行われている。
この接続において、第1の横長端子板部5P における複数の第1の引出し端子5cP と第2の横長端子板部5N における複数の第2の引出し端子5cN とは、横長端子板部の長手方向で位置をずらして互い違いに配列され、第1の引出し端子5cP と第2の引出し端子5cN とは縦方向においてほぼ同一高さ位置に配置されている。隣接する一対の第1の引出し端子5cP ,5cP 間に第2の引出し端子5cN が位置し、隣接する一対の第2の引出し端子5cN ,5cN 間に第1の引出し端子5cP が位置している。
図10は図9に示す構造体に対して第2極性の第2の横架電極板4bN を取り付けた状態を示している。複数列すべての第2の縦架電極板4aN に対して互いに平行な複数行の第2の横架電極板4bN がはんだ付け等により電気的かつ機械的に接続され、第2の縦架電極板4aN と第2の横架電極板4bN とで格子状構造の第2の架電極板4N が構築されている。そして、格子状構造の第2の架電極板4N と第2の横長端子板部5N とから第2のバスバー3N が構成されている。第2のバスバー3N はコンデンサ素子群2の第2極性の電極面1aN 群から引き出された外部接続用端子構造を構成している。
第2の架電極板4N と第2の横長端子板部5N とが一体化された第2のバスバー3N は、そのほぼ全体が1つの平面内で展開された形態を有するものとなっている。第2の縦架電極板4aN はその上端部の鉛直面において第2の横長端子板部5N の鉛直面に対してスポット溶接等により電気的かつ機械的に接続されている。そして、複数列の第2の縦架電極板4aN がコンデンサ素子群2の第2極性の電極面1aN に対してはんだ付け等により電気的かつ機械的に接続されている。
複数列の第2の縦架電極板4aN およびその上端部が接続されている第2の横長端子板部5N の配置姿勢について、これらはコンデンサ素子群2の第2極性の電極面1aN の上方への延長面上に配置されている。すなわち、第2の縦架電極板4aN および第2の横長端子板部5N の展開姿勢は電極面1aN からほぼストレートに延長された鉛直面姿勢となっている。
また、1列分のコンデンサ素子列2aに対して、その第2極性の電極面1aN の全体にわたって第2の縦架電極板4aN が接続され、そのような接続が複数列分すべてのコンデンサ素子列2aに対して行われている。
主体を立上げ板部とする第2の横長端子板部5N に対しても、その表裏両面にわたってシート状の絶縁材6N が被覆されているが(「6N 」のサフィックスは第2極性を示すものではない。)、このシート状の絶縁材6N の態様は、上記した第1の横長端子板部5P の立上げ板部5aP に対するシート状の絶縁材6P の態様に加えて、コンデンサ素子群2の最上面部と第1の横長端子板部5P における水平姿勢板部5bP との間の隙間に挿入される水平シート部6N1を有している。
図10の構造体に対してシート状の絶縁材6N を取り付けたものが図11の奥側(左側)に示されている。以上によって、第1のコンデンサユニット71 が構成される。
図11に示すように、第1のコンデンサユニット71 に対して同様の構造の第2のコンデンサユニット72 を対面させる。この両コンデンサユニット71 ,72 の対面状態において、第2極性にかかわる構成要素群(サフィックス“N ”参照)は内方対向し、第2極性にかかわる構成要素群(サフィックス“P ”参照)は外方対向している。
以下、第1の引出し端子5cP と第2の引出し端子5cN について説明する。
図12の要部を手前側から見て拡大したのが図15であり、図14(a)に対応している。図12の要部を奥側から見て拡大したのが図16であり、図14(b)に対応している。図14(a)の左側に位置する「71 」は図14(b)の右側に位置する「71 」に対応し、図14(a)の右側に位置する「72 」は図14(b)の左側に位置する「72 」に対応する(鏡像的な関係)。
第1の横長端子板部5P の立上げ板部5aP の上端縁の所定間隔を隔てた複数箇所から複数の小舌片状の第1の引出し端子5cP がさらに上方に向けて延出されている。同様に、主体を立上げ板部とする第2の横長端子板部5N の上端縁の所定間隔を隔てた複数箇所から複数の小舌片状の第2の引出し端子5cN がさらに上方に向けて延出されている。第1の引出し端子5cP の個数と第2の引出し端子5cN の個数とは同じであり、第1の引出し端子5cP の間隔と第2の引出し端子5cN の間隔とは同じとなっている。
以上の構成をもって1つのコンデンサユニット7が構成されている。ここで、コンデンサユニット7について上記の説明を整理しておく。
複数のコンデンサ素子1が縦横両方向に並設されてコンデンサ素子群2が構成されている。コンデンサ素子群2の第1極性の電極面1aP に対してクランク状に屈折した第1のバスバー3P と平面状の第2のバスバー3N とが電気的かつ機械的に接続されている。
クランク状の第1のバスバー3P は、それぞれ第1の横長端子板部5P と第1の縦架電極板4aP および第1の横架電極板4bP とから構成されている。第1の縦架電極板4aP と第1の横架電極板4bP とは格子状に接続されている。第1の架電極板4P は、第1の縦架電極板4aP の上端部が第1の横長端子板部5P に接続されている。電極面1aP に対しては第1の縦架電極板4aP が接続されている。第1の横長端子板部5P における水平姿勢板部5bP はコンデンサ素子群2の最上面部の直上においてその最上面部に沿った水平姿勢に配置されている。第1の横長端子板部5P における立上げ板部5aP の表裏両面にはシート状の絶縁材6P が被覆されている。
平面状の第2のバスバー3N は、それぞれ第2の横長端子板部5N と第2の縦架電極板4aN および第2の横架電極板4bN とから構成されている。第2の縦架電極板4aN と第2の横架電極板4bN とは格子状に接続されている。第2の架電極板4N は、第2の縦架電極板4aN の上端部が第2の横長端子板部5N に接続されている。電極面1aN に対しては第2の縦架電極板4aN が接続されている。主体を立上げ板部とする第2の横長端子板部5N の表裏両面にはシート状の絶縁材6N が被覆されている。
このシート状の絶縁材6N は、コンデンサ素子群2の最上面部と第1の横長端子板部5P における水平姿勢板部5bP との間の隙間にも延在している。
複数の第1の引出し端子5cP と複数の第2の引出し端子5cN とは同一高さ位置にあって、横方向で位置をずらして互い違いに配列されている。隣接する一対の第1の引出し端子5cP ,5cP 間に第2の引出し端子5cN が位置し、隣接する一対の第2の引出し端子5cN ,5cN 間に第1の引出し端子5cP が位置している。
本実施例のケースレスフィルムコンデンサは、上記のように構成されたコンデンサユニット7を少なくとも一対備えている。ここでは、コンデンサユニット7を2個用いて一対のケースレスフィルムコンデンサを構成する場合の実施例について説明する。その2つのコンデンサユニット7を、第1のコンデンサユニット71 および第2のコンデンサユニット72 とする。なお、「コンデンサユニット」の前に付した「第1の」、「第2の」は他とは異なり、極性(第1極性、第2極性)を規定するものではないことに留意されたい。
図10~図16に示すように、第1のコンデンサユニット71 における第2の横長端子板部5N と第2のコンデンサユニット72 における第2の横長端子板部5N とが直接対面する向かい合わせ状態で、そして格子状の第2の架電極板4N と格子状の第2の架電極板4N とが直接対面する向かい合わせ状態で、第1のコンデンサユニット71 と第2のコンデンサユニット72 とが並設されている。第1のコンデンサユニット71 における複数個のコンデンサ素子1の軸方向と第2のコンデンサユニット72 における複数個のコンデンサ素子1の軸方向との関係について、一方の軸方向を延長すると、その延長線上に他方の軸方向が一致するような配置関係となっている。
第1のコンデンサユニット71 と第2のコンデンサユニット72 とにおいて、第1のコンデンサユニット71 における第1の引出し端子5cP と第2のコンデンサユニット72 における第1の引出し端子5cP とが重ね合わされ、かつ第1のコンデンサユニット71 における第2の引出し端子5cN と第2のコンデンサユニット72 における第2の引出し端子5cN とが重ね合わされている。つまり、互いに同極性である第1の引出し端子5cP ,5cP どうしが重ね合わされ、かつ互いに同極性である第2の引出し端子5cN ,5cN どうしが重ね合わされている。ここで引出し端子の重ね合わせとは、隙間のない密着状態で接触していて、電気の導体として一体化しているということである。
第1の引出し端子5cP ,5cP どうしの重ね合わせ位置と第2の引出し端子5cN ,5cN どうしの重ね合わせ位置とは、並設された一対のコンデンサユニット71 ,71 の軸方向全幅の中央位置となっている(特に図14参照)。
そして、第1の引出し端子5cP ,5cP どうしの重ね合わせ位置と第2の引出し端子5cN ,5cN どうしの重ね合わせ位置とは、並設された一対のコンデンサユニット71 ,71 において隣接する縦架・横架の電極板どうし(第2極性の縦架・横架の電極板(4aN ,4bN )-(4aN ,4bN )どうし)の対向位置となっている(特に図14参照)。
向かい合わせにした第1のコンデンサユニット71 と第2のコンデンサユニット72 との相互位置関係を安定的なものに規制するために、第1のコンデンサユニット71 の第1の横架電極板4bP にスペーサ(図示せず)を付設している。このスペーサを相手側の第2のコンデンサユニット72 の第2の横架電極板4bN に当接させることにより、第1のコンデンサユニット71 の上下方向軸と第2のコンデンサユニット72 の上下方向軸とが正確に平行状態となる。
説明が前後するが、第1のコンデンサユニット71 と第2のコンデンサユニット72 を平行状態で対接させた姿勢において、両コンデンサユニット71 ,72 の対向間隙が上端から下端まで同じとなるように、第1の引出し端子5cP ,5cP がそれぞれ屈折されている。すなわち、図14~図16に示すように、第1の引出し端子5cP ,5cP における付け根部から斜め上方内側へ屈折された端子傾斜部5cP1,5cP1と、さらに鉛直上方へ向けて屈折された端子鉛直部5cP2,5cP2とを有するが、端子鉛直部5cP2,5cP2どうしが隙間のない密着状態で接触している。第2の引出し端子5cN ,5cN についても同様にそれぞれ屈折されている。すなわち、第2の引出し端子5cN ,5cN における付け根部から斜め上方内側へ屈折された端子傾斜部5cN1,5cN1と、さらに鉛直上方へ向けて屈折された端子鉛直部5cN2,5cN2とを有するが、端子鉛直部5cN2,5cN2どうしが隙間のない密着状態で接触している。
最先端(最上端)で第1極性の端子鉛直部5cP2,5cP2どうしが重ね合わされて第1極性の第1の重ね合わせ引出し端子部5kP が構成され、同様に最先端(最上端)で第2極性の端子鉛直部5cN2,5cN2どうしが重ね合わされて第2極性の第2の重ね合わせ引出し端子部5kN が構成される。そして、第1の重ね合わせ引出し端子部5kP と第2の重ね合わせ引出し端子部5kN とは、1直線上に位置をずらして互い違いに配列され、隣接する一対の第1の重ね合わせ引出し端子部5kP ,5kP 間に第2の重ね合わせ引出し端子部5kN が位置し、隣接する一対の第2の重ね合わせ引出し端子部5kN ,5kN 間に第1の重ね合わせ引出し端子部5kP が位置している。
第1および第2の重ね合わせ引出し端子部5kP ,5kN の列部分に対して樹脂成形時の吊り下げ治具(ハンガー)が取り付けられる。その取り付けは挟み付け(挟持)となっている。
2個のコンデンサユニット71 ,72 を向かい合わせにし吊り下げ治具をセットした成形品を上方開口の成形金型内に収容し、吊り下げ治具を成形金型に支持させる。成形品には予め成形金型の内周面に当接して成形品の姿勢を正しく保持させるためのスペーサ(図示せず)が取り付けられている。 成形金型にエポキシ樹脂等のモールド樹脂8を注入充填し、樹脂の固化後に離型して取り出すことによりケースレスフィルムコンデンサを得る。ケースレスフィルムコンデンサにおいては、重ね合わされた第1の引出し端子5cP ‥および第2の引出し端子5cN ‥を除いて全体がモールド樹脂8で被覆されている。なお、シート状の絶縁材6P ,6N の一部分が外部に露出している。
上記実施例のケースレスフィルムコンデンサにおいては、コンデンサ素子1の集合体であるコンデンサ素子群2について横方向においても縦方向においても複数並設構造としており、そのようなコンデンサ素子群2の第1極性および第2極性の両電極面1aP ,1aN にそれぞれ第1および第2のバスバー3P ,3N を接続してコンデンサユニット7を構成している。そして、コンデンサとしての基本単位であるコンデンサユニット7において、コンデンサ素子1の集合体であるコンデンサ素子群2について横方向においても縦方向においても複数並設構造としている。さらに、そのようなコンデンサユニット7として第1および第2のコンデンサユニット71 ,72 を用意して、これら複数個のコンデンサユニット71 ,72 を突き合わせ状態で並設してケースレスフィルムコンデンサの静電容量部を構築している。以上の総合で、単に横方向で並設するだけのものに比べて容量の充分大きなコンデンサを提供することができる(3次元方向複数個並設)。
コンデンサ素子群2を構成する複数のコンデンサ素子1のうち縦方向に並ぶ複数のコンデンサ素子1の1列分がコンデンサ素子列2aを構成するが、このコンデンサ素子列2aを単位としてそれぞれのコンデンサ素子列2aに対して個別に第1、第2の縦架電極板4aP ,4aN を架け渡している。
上記実施例の変形例として、1つのコンデンサユニット7において第1の引出し端子5cP と第2の引出し端子5cN とを横長端子板部5P 、5N の長手方向で位置をずらすことなく配列することも可能ではある(本発明は広くはこの態様も含む)。この場合、第1の引出し端子5cP と第2の引出し端子5cN とが同一高さ位置にあれば、それぞれの重ね合わせ位置が重複して短絡状態を引き起こしてしまう。したがって、短絡状態を避けるには、第1の引出し端子5cP の重ね合わせ位置と第2の引出し端子5cN の重ね合わせ位置とで高さ位置をずらせる必要があるが、そうするとコンデンサの嵩が増加するという問題が生じる。
この変形例に対して、上記実施例では、第1極性と第2極性とでそれぞれの引出し端子5cP ,5cN を位置をずらして互い違いに配列するので、第1極性と第2極性とで引出し端子5cP ,5cN の重ね合わせ位置をほぼ同一高さ位置にすることができる。これにより、コンデンサの嵩を低くすることができる。
上記実施例の場合、コンデンサユニット7の数は「71 」と「72 」との2つ(偶数)である。図11、図12、図14に示すように、第1のコンデンサユニット71 と第2のコンデンサユニット72 とは対称的な構造となっている。図から明らかなように、第1のコンデンサユニット71 においても第2のコンデンサユニット72 においても、第1のバスバー3P はクランク形(鉛直線+水平線+鉛直線)であるが、そのクランク形は両者で対称的となっている。つまり、第1の横長端子板部5P の水平姿勢板部5bP と立上げ板部5aP 、および加えて引出し端子5cP における端子傾斜部5cP1と端子鉛直部5cP2の全体的な形状は、互いに対称形となっている。第2のバスバー3N はクランク形ではなく鉛直方向に沿った1平面状であるが、これも両コンデンサユニット71 ,72 で互いに対称形となっている。
その結果、第1の引出し端子5cP どうしの重ね合わせ位置と第2の引出し端子5cN どうしの重ね合わせ位置とが、並設された2個のコンデンサユニット71 ,72 の軸方向全幅の中央位置となっていて、電流流れの均等化に有利に作用する。また、複数の引出し端子5cP ,5cN を延出している横長端子板部5P ,5N の構造について、第1極性のものと第2極性のものとで同じ構造またはほぼ同じ構造にできる。
第2の引出し端子5cN ,5cN どうしの重ね合わせ位置は、並設された2個のコンデンサユニット71 ,72 において隣接する縦架・横架の電極板(4aN ・4bN ),(4aN ・4bN )どうしの対向位置となっている。
1つのコンデンサユニット7において、第2の引出し端子5cN を延出している第2の横長端子板部5N および複数列の縦架電極板4aN は、第2極性の電極面1aN の上方への延長面上に配置されている。これは、複数列の縦架電極板4aN およびその上端部が接続されている横長端子板部5N の配置姿勢について、電極面1aN を上方へ延長した平面上に位置する姿勢を規定している。すなわち、縦架電極板4aN および横長端子板部5N の展開姿勢を電極面1aN からのほぼストレートな姿勢にしている。ほぼストレートに展開しているので、屈曲した展開姿勢に比べて電流経路長が短くなり、低インダクタンス化および低損失化(発熱抑制)にとってさらに有利となる。
なお、上記の実施例では一対のコンデンサユニット7としたが、本発明はこれのみに限定するものではなく、2以上の複数対の場合も含み得るものである。
図17は第1のコンデンサユニット71 と第2のコンデンサユニット72 におけるコンデンサ素子1の軸方向での極性の配列にかかわる別の実施例を示すものである。なお、図17も図14と同様に、図面の煩雑さを避けるため、絶縁材6N ,6P を省略して図示している。図17(a)は図14(a)と同様に要部を手前側から見て拡大した図、図17(b)は図14(b)と同様に要部を奥側から見て拡大した図である。この実施例の場合、図17(a)と図17(b)は図形としては全く同一のものとなっている。ただし、符号について、(a)と(b)とでは「P」と「N」との入れ替えが生じている。
これまで説明してきた実施例(図1~図16)にあっては、第1のコンデンサユニット71 におけるコンデンサ素子1の軸方向での極性の配列が左側から右側に向けて(P-N)となっており、第2のコンデンサユニット72 におけるコンデンサ素子1の極性の配列が(N-P)となっていた。これは、第1のコンデンサユニット71 の配列(P-N)に対して逆配列である。
図14の場合、第1のコンデンサユニット71 と第2のコンデンサユニット72 との境界部を記号「=」で表して、全体的な極性の配列は、
(P-N)=(N-P)
となる(図14参照)。これは境界部を中心にして対称形パターンとなっている。
これに対して図17に示す実施例の場合は、極性の配列を平行移動式の繰り返しパターンとしている。端的には、
(P-N)=(P-N)
としている。この実施例の場合、第2のコンデンサユニット72 の配列(P-N)は第1のコンデンサユニット71 の配列(P-N)に対して同配列となっている。
図17(a)において、軸方向に並んでいる2つのコンデンサ素子1,1のうち左側の第1のコンデンサユニット71 に属するコンデンサ素子1の電極面の極性配列は、左側が第1極性(P極)の電極面1aP 、右側が第2極性(N極)の電極面1aN となっており、同じく右側の第2のコンデンサユニット72 に属するコンデンサ素子1の電極面の極性配列も、左側が第1極性の電極面1aP 、右側が第2極性の電極面1aN となっている。
そしてこの配列に伴い、第1の横長端子板部5P について、第1のコンデンサユニット71 では断面L字のアングル状を呈しているのに対して、第2のコンデンサユニット72 では中央境界部で鉛直方向にストレートに立ち上がる形態(主部は立上げ板部のみ)となっている一方、第2の横長端子板部5N について、第1のコンデンサユニット71 では中央境界部で鉛直方向にストレートな形態(主部は立上げ板部のみ)であるのに対して、第2のコンデンサユニット72 では断面L字のアングル状を呈していて、これは図14の実施例とは相違している。
つまり、センターラインからの離間の大小に関して、第1のコンデンサユニット71 では第1の横長端子板部5P の方が第2の横長端子板部5N よりも離れているのに対して、第2のコンデンサユニット72 では第2の横長端子板部5N の方が第1の横長端子板部5P よりも離れていて、図14の場合に認められた対称性が失われている。その一方で、中央境界部において異極間で対向する結果、磁界の打消し効果による相互インダクタンスの低減を図ることができる。
なお、上記で(P-N)=(P-N)で表した図17の平行移動式の繰り返しパターンの場合、第2のコンデンサユニット72 としては、第1のコンデンサユニット71 と同じ構造のものを利用することができる。すなわち、一方を鉛直軸心まわりに180度旋回して他方のコンデンサユニットに対面させればよい。
なお、極性の配列を対称形パターンの(P-N)=(N-P)とする図14の実施例の変形として、P極とN極とを入れ替えた(N-P)=(P-N)の対称形パターンとしてもよい。
図18~図20は第1および第2のバスバーについて、これらを1枚物の電極板から構成したケースレスフィルムコンデンサの実施例を示す。
第1のバスバー3P は、複数の第1の引出し端子5cP を延出する第1の横長端子板部5P を有するとともに、この第1の横長端子板部5P を連接する第1の架電極板4P を備えて構成されている。第1のバスバー3P における複数の第1の引出し端子5cP はそれぞれ、端子傾斜部5cP1と端子鉛直部5cP2を有している。第1のバスバー3P における第1の横長端子板部5P は、立上げ板部5aP と水平姿勢板部5bP とを有し、断面L字状のアングルに構成されている。このような構成を有する第1のバスバー3P は、その全体が1枚物の導電板で構成されている。
同様に、第2のバスバー3N は、複数の第2の引出し端子5cN を延出する第2の横長端子板部5N を有するとともに、この第2の横長端子板部5N を連接する第2の架電極板4N を備えて構成されている。第2のバスバー3N における複数の第2の引出し端子5cN はそれぞれ、端子傾斜部5cN1と端子鉛直部5cN2を有している。第2のバスバー3N における第2の横長端子板部5N は、第2の架電極板4N に対して鉛直姿勢で一体に構成されている。このような構成を有する第2のバスバー3N は、その全体が1枚物の導電板で構成されている。
第1のバスバー3P 、第2のバスバー3N はともに、1枚物の薄板状で平坦な導電板をもとにして板金加工やプレス加工によって作製するので、効率的な作製が可能となる。そして、コンデンサ素子群2に対接して接続される第1の架電極板4P 、第2の架電極板4N は格子状に組み合わされるものではなくて、全体的に連なって展開する比較的広い面積の電極板であるが、その第1、第2の架電極板4P ,4N において、個々のコンデンサ素子1の電極面に位置対応させて、切り抜き孔4cP ,4cN が形成され、その切り抜き孔4cP ,4cN の孔縁から切り抜き孔の内部に延びる接続用小突片4dP ,4dN が突設されている。
切り抜き孔4cP と接続用小突片4dP のセット、切り抜き孔4cN と接続用小突片4dN のセットは1つのコンデンサ素子1当たり2つが設けられ、接続用小突片4dP ,4dN の部分においてコンデンサ素子1の電極面1aP ,1aN に対してはんだ付け等により電気的かつ機械的に接続されている。
この実施例の場合、架電極板4P ,4N が1枚物の大きな面積を持つものであっても、切り抜き孔4cP ,4cN 内で突設する接続用小突片4dP ,4dN の部分で電極面1aP ,1aN に接続する局所的な接続形態をとっているので、凹凸や波打ち等の変形による影響を緩和して所定の接続品質を確保することが期待される。1枚物ゆえに電流通路の断面積が比較的大きく確保され、低インダクタンス化および低損失化(発熱抑制)の面では有利となる。
本発明は、ケースレスフィルムコンデンサに関して、大型化・大容量化・軽量化を図りながら、電流の流入・流出態様を高品質化し、低インダクタンス化、低損失化(発熱抑制)を実現する技術として有用である。
1 コンデンサ素子
1aP 第1極性の電極面
1aN 第2極性の電極面
2 コンデンサ素子群
2a コンデンサ素子列
4aP 第1の縦架電極板
4aN 第2極性の縦架電極板
4bP 第1極性の横架電極板
4bN 第2極性の横架電極板
4a1N 延設部
P 第1の横長端子板部
N 第2の横長端子板部
5aP 立上げ板部
5bP 水平姿勢板部
5cP 第1の引出し端子
5cN 第2の引出し端子
1 コンデンサユニット
2 第2のコンデンサユニット
8 モールド樹脂

Claims (10)

  1. 軸方向両端の第1極性および第2極性の電極面をそれぞれ同一平面上に位置させる状態で複数のコンデンサ素子が横方向および縦方向に並設されてコンデンサ素子群を構成し、
    前記複数のコンデンサ素子の各々の前記第1極性の電極面どうしが第1の架電極板を介して接続されるとともに、前記複数のコンデンサ素子の各々の前記第2極性の電極面どうしが第2の架電極板を介して接続され、
    前記第1の架電極板はその上端部に第1の横長端子板部を連接し、前記第2の架電極板はその上端部に第2の横長端子板部を連接し、
    前記第1の横長端子板部の上端縁から第1極性の第1の引出し端子が延出され、前記第2の横長端子板部の上端縁から第2極性の第2の引出し端子が延出されたコンデンサユニットを少なくとも一対備え、
    前記一対のコンデンサユニットが、それぞれのコンデンサ素子の軸方向が平行な状態で並設され、
    前記一対のコンデンサユニットにおいて、互いに同極性である前記第1の引出し端子どうしが重ね合わされ、互いに同極性である前記第2の引出し端子どうしが重ね合わされ、
    前記一対のコンデンサユニットにおける一対の内方対向の架電極板と一対の外方対向の架電極板について、
    前記一対の内方対向の架電極板は前記コンデンサ素子群の最上段の前記コンデンサ素子から上方に突出するように延設された延設部を有し、前記一対の内方対向の架電極板の上端部に連接された前記横長端子板部は、前記延設部の上方に延在させる状態で連接された立上げ板部からなり、
    前記一対の外方対向の架電極板の上端部に連接された前記横長端子板部は、前記コンデンサ素子群の最上面部の直上においてその最上面部に沿った水平姿勢に配置された水平姿勢板部と、この水平姿勢板部の内側端部から上方に折り曲げ延出された立上げ板部とからなり、
    前記コンデンサ素子群の全体がモールド樹脂で被覆されていることを特徴とするケースレスフィルムコンデンサ。
  2. 前記一対の内方対向の架電極板どうしは、同極性の架電極板どうしである請求項に記載のケースレスフィルムコンデンサ。
  3. 前記一対の内方対向の架電極板どうしは、異極性の架電極板どうしである請求項に記載のケースレスフィルムコンデンサ。
  4. 前記第1の引出し端子が前記第1の横長端子板部の上端縁の所定間隔を隔てた複数箇所から複数引き出される一方、前記第2の引出し端子が前記第2の横長端子板部の上端縁の所定間隔を隔てた複数箇所から複数引き出され、
    前記第1の引出し端子と前記第2の引出し端子とは、前記横長端子板部の長手方向で位置をずらして互い違いに配列され、隣接する一対の前記第1の引出し端子間に前記第2の引出し端子が位置し、隣接する一対の前記第2の引出し端子間に前記第1の引出し端子が位置している請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のケースレスフィルムコンデンサ。
  5. 前記第1の架電極板は、横方向に並ぶ前記コンデンサ素子の列数に応じて設けられるとともに縦方向に並ぶ前記コンデンサ素子の電極面どうしを接続する複数列の第1の縦架電極板と、前記複数列の第1の縦架電極板どうしを横方向に接続する第1の横架電極板とを有している請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のケースレスフィルムコンデンサ。
  6. 前記第2の架電極板は、横方向に並ぶ前記コンデンサ素子の列数に応じて設けられるとともに縦方向に並ぶ前記コンデンサ素子の電極面どうしを接続する複数列の第2の縦架電極板と、前記複数列の第2の縦架電極板どうしを横方向に接続する第2の横架電極板とを有している請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のケースレスフィルムコンデンサ。
  7. 前記第1の引出し端子と前記第2の引出し端子とは、前記縦方向においてほぼ同一高さ位置に配置されている請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のケースレスフィルムコンデンサ。
  8. 前記第1の引出し端子どうしの重ね合わせ位置と前記第2の引出し端子どうしの重ね合わせ位置とは、前記一対のコンデンサユニットの軸方向全幅の中央位置となっている請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のケースレスフィルムコンデンサ。
  9. 前記第1の架電極板と前記第2の架電極板の少なくともいずれか一方が薄板状で1枚物の電極板に構成されている請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のケースレスフィルムコンデンサ。
  10. 前記薄板状で1枚物の電極板に構成されている前記第1の架電極板と前記第2の架電極板の少なくともいずれか一方について、前記架電極板と前記横長端子板部と前記引出し端子の全体が1枚物の導電板で構成されている請求項に記載のケースレスフィルムコンデンサ。
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