JP7313860B2 - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents

水中油型乳化化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP7313860B2
JP7313860B2 JP2019066426A JP2019066426A JP7313860B2 JP 7313860 B2 JP7313860 B2 JP 7313860B2 JP 2019066426 A JP2019066426 A JP 2019066426A JP 2019066426 A JP2019066426 A JP 2019066426A JP 7313860 B2 JP7313860 B2 JP 7313860B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
component
mass
water emulsified
emulsified cosmetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019066426A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020164458A (ja
Inventor
将行 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2019066426A priority Critical patent/JP7313860B2/ja
Publication of JP2020164458A publication Critical patent/JP2020164458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7313860B2 publication Critical patent/JP7313860B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、水中油型乳化化粧料に関する。
従来、さっぱりとしてみずみずしく、優れた使用感を得るため、アクリルアミド系ポリマーを用いた水中油型乳化化粧料が検討されている。
例えば、特許文献1には、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ジェランガム、電解質、油剤を含有する水中油型化粧料が、安定性に優れ、肌なじみや滑らかな伸びの使用感にも優れることが記載されている。また、特許文献2には、寒天、アクリル酸アミド系水溶性増粘剤、油剤を含有する水中油型乳化固形化粧料が、みずみずしく清涼感のある使用性で、肌への密着性が高く滑らかな使用感であることが記載されている。
特開2016-190835号公報 特開2014-118386号公報
しかしながら、乾燥による鱗屑などの肌荒れがある場合、水中油型乳化化粧料を塗布すると、仕上がりが粉っぽくなり、なめらかな仕上がりが得られないという課題があった。特に、鱗屑のある肌においては、水中油型乳化化粧料を塗布すると、鱗屑部分に水中油型乳化化粧料がたまり、鱗屑部分が粉っぽく見えてしまい、また、鱗屑部分が水中油型乳化化粧料を付けたことで肌から浮き上がって目立つため、なめらかな仕上がりに見えにくかった。さらに、色ムラに対するカバー力も十分ではなかった。
本発明者は、ポリアクリルアミド化合物と、トリメチルシロキシケイ酸、疎水化処理された着色顔料及び特定粒子径の球状粉体を組合わせて用いることにより、肌荒れがある肌であっても、仕上がりが粉っぽくならず、なめらかな仕上がりで、色ムラに対するカバー力も十分な水中油型乳化化粧料が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)トリメチルシロキシケイ酸 0.05~20質量%、
(B)ポリアクリルアミド化合物 0.1~5質量%、
(C)疎水化処理された着色顔料 0.05~30質量%、
(D)体積平均粒子径1~30μmの球状粉体 0.05~30質量%
を含有する水中油型乳化化粧料に関する。
本発明の水中油型乳化化粧料は、乾燥による鱗屑などの肌荒れがある場合であっても、鱗屑部分に水中油型乳化化粧料がたまりにくいため、粉っぽくならず、また、水中油型乳化化粧料が肌から浮き上がって見えるのを抑制することにより、なめらかな仕上がりが得られ、色ムラに対するカバー力も向上したものである。
本発明で用いる成分(A)のトリメチルシロキシケイ酸としては、シロキサン構造を主骨格とした架橋構造を持つ化合物で、[(CH33SiO1/2[SiO2で表されるもの(Sは1~3、Tは0.5~8)が好ましい。
また、トリメチルシロキシケイ酸は、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、重量平均分子量が1000~10000のものが好ましく、2000~9000のものがより好ましく、3000~6000のものがさらに好ましい。
また、その性状は、25℃で液状、ガム状、ペースト状、固体状などのいずれでも良いが、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、固体状のものが好ましい。
また、成分(A)としては、固体の状態でも、溶剤に溶解した状態でも使用することができる。溶剤に溶解した状態で使用する場合、溶剤としては、シリコーン油、炭化水素油が挙げられ、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、メチルトリメチコン、ジメチルポリシロキサン(2cs)、ジメチルポリシロキサン(6cs)、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソドデカンから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、メチルトリメチコン、ジメチルポリシロキサン(2cs)、デカメチルシクロペンタシロキサンから選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、ジメチルポリシロキサン(2cs)、デカメチルシクロペンタシロキサンから選ばれる1種又は2種以上がさらに好ましく、デカメチルシクロペンタシロキサンがよりさらに好ましい。
トリメチルシロキシケイ酸としては、化粧品表示名称「トリメチルシロキシケイ酸」(INCI名称「Trimethylsiloxysilicate」)が好ましく、固体状で使用するものとしては、SR1000(モメンティブ社製)等の市販品を用いることができる。また、予め溶剤に溶解させたものとしては、KF-7312T(60質量%メチルトリメチコン溶液)、KF-7312L(50%ジメチルポリシロキサン(2cs)溶液)、KF-7312J(50質量%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)、KF-7312K(50質量%ジメチルポリシロキサン(6cs)溶液)(以上、信越化学工業社製)等の市販品を用いることができる。
成分(A)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、粉っぽさを低減し、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、全組成中に0.05~20質量%であり、0.1~15質量%が好ましく、0.5~8質量%がより好ましく、1~6質量%がさらに好ましい。
成分(B)のポリアクリルアミド化合物は、アクリルアミド及びそれらの誘導体のホモポリマー及びコポリマーの群から選ばれる1種又は2種以上のポリマーである。ポリアクリルアミド化合物には、ポリアクリルアミド、アクリルアミドコポリマーが含まれる。アクリルアミドコポリマーとしては、アクリルアミド及び/又はアクリロイルジメチルタウリンを構成単位として含むコポリマーが挙げられる。
成分(B)のポリアクリルアミド化合物としては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、
ポリアクリルアミド、
アクリルアミドとアクリル酸(塩)との共重合体、
アクリル酸(塩)とアクリロイルジメチルタウリン(塩)との共重合体、
アクリル酸ヒドロキシアルキルとアクリロイルジメチルタウリン(塩)との共重合体、
アクリル酸(塩)と、アクリル酸アミドと、アクリル酸(塩)と、アクリロイルジメチルタウリン(塩)との共重合体、
2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(塩)と、N,N-ジメチルアクリルアミドと、ラウリルメタクリレートと、ラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(4EO)との共重合体等が挙げられる。
成分(B)のポリアクリルアミド化合物としては、粉っぽさを低減し、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、ポリアクリルアミド、アクリル酸(塩)とアクリロイルジメチルタウリン(塩)との共重合体、アクリル酸ヒドロキシアルキルとアクリロイルジメチルタウリン(塩)との共重合体が好ましく、アクリル酸(塩)とアクリロイルジメチルタウリン(塩)との重合体、アクリル酸ヒドロキシアルキルとアクリロイルジメチルタウリン(塩)との共重合体がより好ましく、アクリル酸(塩)とアクリロイルジメチルタウリン(塩)との共重合体がさらに好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、なめらかな仕上がりを向上させる観点から、成分(B)中のアクリル酸(塩)とアクリロイルジメチルタウリン(塩)との共重合体の含有割合が、60質量%以上であるのが好ましく、70質量%以上がより好ましく、90質量%以上がさらに好ましく、100質量%であることがよりさらに好ましい。
成分(B)のポリアクリルアミド化合物のうち、ポリアクリルアミドとしては、具体的には、SEPIGEL 305(SEPPIC社製)等が挙げられる。
アクリルアミドとアクリル酸(塩)との共重合体としては、アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマーが挙げられ、具体的には、SEPIPLUS 265(SEPPIC社製)等が挙げられる。
アクリル酸(塩)とアクリロイルジメチルタウリン(塩)との共重合体としては、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーが挙げられ、具体的には、SIMULGEL EG(SEPPIC社製)等が挙げられ;
アクリル酸ヒドロキシアルキルとアクリロイルジメチルタウリン(塩)との共重合体としては、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーが挙げられ、具体的には、SIMULGEL FL、SIMULGEL NS、SEPIPLUS S、SEPINOV EMT 10(以上、SEPPIC社製)等が挙げられ;
アクリル酸(塩)と、アクリル酸アミドと、アクリル酸(塩)と、アクリロイルジメチルタウリン(塩)との共重合体としては、ポリアクリレート-13が挙げられ、具体的には、SEPIPLUS 400(SEPPIC社製)等が挙げられ;
2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(塩)と、N,N-ジメチルアクリルアミドと、ラウリルメタクリレートと、ラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(4EO)の共重合体としては、ポリアクリレートクロスポリマー6が挙げられ、具体的には、SEPIMAX ZEN(SEPPIC社製)が挙げられる。
成分(B)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、粉っぽさを低減し、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、全組成中に0.1~5質量%であり、0.15~3質量%が好ましく、0.4~1.5質量%がより好ましい。
本発明において、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)は、粉っぽさを低減し、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、0.1~30が好ましく、0.7~18がより好ましく、2~10がさらに好ましい。
本発明で用いる成分(C)は、疎水化処理された着色顔料である。
着色顔料としては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、酸化チタン、酸化セリウム、酸化アルミニウム、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラ、紺青、群青、酸化クロム、水酸化クロム等の金属酸化物、マンガンバイオレット、チタン酸コバルト等の金属錯体、更にカーボンブラック等の無機顔料;タール系色素、レーキ顔料等の有機顔料、カルミン等の天然色素などが挙げられる。
着色顔料としては、肌をきれいなメイクアップ効果で仕上げる観点から、酸化チタン、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラから選ばれる少なくとも1種又は2種以上を含むのが好ましく、酸化チタン、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラから選ばれる少なくとも1種又は2種以上を含むのがさらに好ましい。
これらの着色顔料の疎水化処理としては、シリコーン処理、フッ素処理、脂肪酸処理、N-アシルアミノ酸処理等が挙げられる。シリコーン処理としては、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理、ジメチルポリシロキサン処理、アルキルアルコキシシラン処理等が挙げられ、フッ素処理としては、パーフルオロアルキルリン酸エステル処理、パーフルオロアルキルアルコキシシラン処理等が挙げられ、脂肪酸処理としては、ステアリン酸処理、ミリスチン酸処理等が挙げられ、N-アシルアミノ酸処理としては、ラウロイルリジン処理、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa処理、ステアロイルグルタミン酸2Na処理、ラウロイルアスパラギン酸Na処理等が挙げられる。
疎水化処理としては、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、シリコーン処理、N-アシルアミノ酸処理が好ましく、シリコーン処理がより好ましく、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理、ジメチルポリシロキサン処理、アルキルアルコキシシラン処理がさらに好ましく、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理、アルキルアルコキシシラン処理がよりさらに好ましく、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理が一層好ましい。なお、疎水化処理された着色顔料を用いる場合、成分(C)の含有量は、疎水化処理した剤を含めての質量を意味する。
成分(C)は、1種又は2種以上を用いることができ、粉っぽさを低減し、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、含有量は、全組成中に0.05~30質量%であり、0.1~20質量%が好ましく、0.5~15質量%がより好ましく、1~8質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(C)に対する成分(B)の質量割合(B)/(C)は、粉っぽさを低減し、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、0.01~10が好ましく、0.03~4がより好ましく、0.15~0.6がさらに好ましい。
成分(D)は、体積平均粒子径1~30μmの球状粉体である。成分(D)は、成分(C)を含まない。
成分(D)の球状粉体は、体積平均粒子径1~30μmのものであり、なめらかな仕上がりを向上させる観点から、体積平均粒子径1.5~20μmが好ましく、2~10μmがより好ましい。その形状は、真球、略球状、回転楕円体を含み、表面に凹凸がある球状粉体等であっても良い。
本発明において、体積平均粒子径は、レーザー回折散乱粒度分布測定器(セイシン企業社製、LMS-350)により測定される。また、本発明において、体積平均粒子径とは、体積基準の平均粒子径であり、50%メジアン径とする。
成分(D)の球状粉体としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、またこれらの球状粉体に、通常の方法により着色顔料、色素、染料、金属イオン等を被覆、内包処理し、着色したものであってもよい。
かかる球状粉体としては、例えば、球状シリカ、球状アルミナ、球状チタニア等の無機球状粉体;ポリメチルシルセスキオキサン等の球状シリコーン樹脂、球状ポリアミド樹脂、球状ポリメタクリル酸メチル樹脂、球状ポリウレタン樹脂、球状ポリエチレン樹脂、球状ポリスチレン樹脂、球状セルロース樹脂、球状ポリ乳酸樹脂等の有機球状粉体;更に、体質顔料や着色顔料等を通常の方法により球状に造粒したものなどが挙げられる。
これらの球状粉体のうち、粉っぽさを低減し、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、球状シリカ、球状シリコーン樹脂、球状ポリアミド樹脂、球状ポリメタクリル酸メチル樹脂、球状セルロース樹脂、球状ポリ乳酸樹脂が好ましく、球状シリカ、球状シリコーン樹脂、球状セルロース樹脂、球状ポリ乳酸樹脂がより好ましく、球状シリコーン樹脂がさらに好ましく、ポリメチルシルセスキオキサンがよりさらに好ましい。
成分(D)は、1種又は2種以上を用いることができ、粉っぽさを低減し、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、含有量は、全組成中に0.05~30質量%であり、0.08~15質量%が好ましく、0.4~8質量%がより好ましい。
本発明において、成分(D)に対する成分(B)の質量割合(B)/(D)は、粉っぽさを低減し、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、0.03~20が好ましく、0.04~10がより好ましく、0.06~5がさらに好ましく、0.5~1.5がよりさらに好ましい。
本発明において、成分(D)に対する成分(C)の質量割合(C)/(D)は、粉っぽさを低減し、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、0.1~50が好ましく、0.5~40がより好ましく、0.18~20がさらに好ましく、1.2~10がよりさらに好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、さらに、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、(E)体積平均粒子径1~100μm、アスペクト比8~120の板状粉体を含有することが好ましい。成分(E)は、成分(C)を含まない。
ここで、板状とは、形状が狭義の板状の他、薄片状、鱗状等の形状の粉体も含まれる。
成分(E)の板状粉体は、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、体積平均粒子径8~60μmであるのが好ましく、10~30μmがより好ましく、アスペクト比10~80が好ましく、15~70がより好ましい。
体積平均粒子径は、成分(D)と同様の方法で測定される。
また、アスペクト比は、体積平均粒子径と粒子の平均厚さとの比により計算されるものであり、アスペクト比=(体積平均粒子径/平均厚さ)で定義される。
なお、粒子の平均厚さは、走査型電子顕微鏡や透過型電子顕微鏡により観察して測定した10~50個の母粒子の厚さを数平均して求められる。
成分(E)の板状粉体としては、例えば、板状酸化セリウム、板状硫酸バリウム、タルク、マイカ、板状カオリン、セリサイト、白雲母、板状合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、板状無水ケイ酸、板状ヒドロキシアパタイト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、板状セラミックスパウダー、板状アルミナ、板状窒化ホウ素、板状酸化鉄、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン処理マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母、アルミニウム、板状ガラス末等が挙げられる。
成分(E)の板状粉体としては、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、タルク、マイカ、板状合成雲母、板状窒化ホウ素、板状ガラス末から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、板状合成雲母、板状ガラス末から選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、合成金雲母、板状ガラス末から選ばれる1種又は2種以上がよりさらに好ましい。
成分(E)として、タルクとしては、例えば、タルク JA-46R(体積平均粒子9μm、アスペクト比50)(浅田製粉社製)等の市販品を用いることができ、合成金雲母としては、例えば、PDM-1000(体積平均粒子径12μm、アスペクト比20)、PDM-40L(体積平均粒子径40μm、アスペクト比80)、PDM-10L(体積平均粒子径12μm、アスペクト比60)(以上、トピー工業社製)等の市販品を用いることができ、板状ガラス末としては、シルキーフレークFTD010FY-F01(体積平均粒子径10μm、アスペクト比25)、シルキーフレークFTD025FY-F02(体積平均粒子径25μm、アスペクト比62.5)(以上、日本板硝子社製)等の市販品を用いることができる。
また、成分(E)の板状粉体は、そのまま用いることができるほか、必要に応じて、成分(C)と同様に、疎水化処理したものを用いることもできる。
なお、成分(E)を疎水化処理した場合、成分(E)の含有量、体積平均粒子径、粒子の厚さは、疎水化処理した剤を含めての含有量、体積平均粒子径、粒子の厚さを意味する。
成分(E)は、1種又は2種以上を用いることができ、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、含有量は、全組成中に0.01~30質量%であるのが好ましく、0.02~20質量%がより好ましく、0.3~10質量%がさらに好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、さらに、安定な水中油型乳化化粧料を得る観点から、(F)非イオン性界面活性剤を含有することが好ましい。
非イオン性界面活性剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロースエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルサッカライド、α-モノアルキルグリセリルエーテル等が挙げられる。
これらのうち、安定な水中油型乳化化粧料を得る観点から、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ソルビタン脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上がより好ましい。
非イオン界面活性剤は、安定な水中油型乳化化粧料を得る観点から、HLB6以上20以下であるのが好ましく、HLB7~15がより好ましく、HLB8~12がさらに好ましく、HLB9~11がよりさらに好ましい。
ここで、HLB(親水性-親油性のバランス〈Hydrophilic-Lipophilic Balance〉)は、界面活性剤の全分子量に占める親水基部分の分子量を示すものであり、非イオン界面活性剤については、グリフィン(Griffin)の式により求められるものである。
2種以上の非イオン界面活性剤から構成される混合界面活性剤のHLBは、各非イオン界面活性剤のHLB値をその配合比率に基づいて相加算平均したものである。したがって、個々の非イオン性界面活性剤のHLB値が6未満であっても、混合HLBが前記範囲内であれば、本発明における、HLBが6以上20以下の非イオン性界面活性剤である。
混合HLB=Σ(HLBx×Wx)/ΣWx
HLBxは、非イオン界面活性剤XのHLB値を示す。
Wxは、HLBxの値を有する非イオン界面活性剤Xの重量(g)を示す。
成分(F)は、1種又は2種以上を用いることができ、安定な水中油型乳化化粧料を得る観点から、含有量は、全組成中に0.01~10質量%であるのが好ましく、0.1~5質量%がより好ましく、0.5~3質量%がさらに好ましく、1~2質量%がよりさらに好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、さらに、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、(G)25℃で液状の揮発性油を含有することが好ましい。
25℃で液状とは、25℃で流動性を有することをいう。また、揮発性とは、35~100℃の引火点を有するものである。
揮発性油としては、通常の化粧料に用いられるものであればいずれでも良く、シリコーン油、炭化水素油、エーテル油等が挙げられる。
シリコーン油としては、鎖状ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサンが挙げられる。鎖状ジメチルポリシロキサンとしては、直鎖、分岐鎖のいずれでもよく、直鎖のものとしては、ジメチルポリシロキサン(1.5cs)、ジメチルポリシロキサン(2cs)等が挙げられ、分岐鎖のもとしては、メチルトリメチコン、トリス(トリメチルシリル)メチルシラン、テトラキス(トリメチルシリル)シラン等が挙げられる。環状ジメチルポリシロキサンとしては、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等が挙げられる。
炭化水素油としては、イソドデカン、イソトリデカン、イソヘキサデカン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン等が挙げられ、エーテル油としては、エチルパーフルオロブチルエーテル等が挙げられる。
これらのうち、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、シリコーン油、炭化水素油から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、ジメチルポリシロキサン(2cs)、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソヘキサデカンから選ばれる1種又は2種以上がより好ましい。
成分(G)は、1種又は2種以上を用いることができ、なめらかな仕上がり、色ムラに対するカバー力を向上させる観点から、含有量は、全組成中に0.1~40質量%であるのが好ましく、1~35質量%がより好ましく、2~30質量%がさらに好ましく、3~25質量%がよりさらに好ましく、4~20質量%が一層好ましい。
本発明において、水の含有量は、全組成中に10~90質量%であるのが好ましく、25~85質量%がより好ましく、40~80質量%がさらに好ましく、45~78質量%がよりさらに好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、前記成分以外に、通常化粧料に用いられる成分、例えば、成分(B)以外の水溶性高分子、成分(G)以外の油剤、成分(C)、(D)及び(E)以外の粉体、酸化防止剤、香料、色素、防腐剤、増粘剤、pH調整剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、保湿剤、清涼剤等を含有することができる。
本発明の水中油型乳化化粧料は、通常の方法により製造することができる。具体的には、以下の手順により本発明の水中油型乳化化粧料を得ることができる。すなわち、粉体相を混合粉砕し、60℃程度の温度において混合した油相に添加して分散し、25℃程度まで冷却する。その後、混合した水相に前記記載の粉体相含有の油相を添加し、混合することにより水中油型乳化化粧料を得る。
本発明の水中油型乳化化粧料は、液状、乳液、ペースト状、クリーム状、ジェル状等の剤型にすることができる。
また、本発明の水中油型乳化化粧料は、化粧下地、リキッドファンデーション、クリームファンデーション、コンシーラー、ほお紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、オーバーコート剤、口紅等のメイクアップ化粧料;日やけ止め乳液、日焼け止めクリーム等の紫外線防御化粧料;スキンケア乳液、スキンケアクリーム、BBクリーム、美容液等のスキンケア化粧料などとして適用することができる。
なかでも、メイクアップ化粧料が好ましく、化粧下地、リキッドファンデーション、クリームファンデーションがより好ましい。
本発明により得られる水中油型乳化化粧料は、単品のみの使用においても、リキッドファンデーションやパウダーファンデーション・白粉等の粉体化粧料の重ね付けにおいても使用することができる。
実施例1~8、比較例1~4
表1に示す組成の水中油型乳化化粧料(リッキッドファンデーション)を製造し、鱗屑のある肌において、粉っぽくない仕上がり、色ムラに対するカバー力及びなめらかな仕上がりを評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
粉体相成分を混合粉砕し、別途60℃で混合した油相成分に添加してディスパーで分散し、25℃まで冷却した。その後、水相成分をホモミキサーで攪拌し、別途調製した粉体相含有の油相成分を添加し、ホモミキサーで撹拌することにより、水中油型乳化化粧料を得た。
(評価方法)
(1)粉っぽくない仕上がり:
肌に鱗屑があり、肌が荒れている女性パネラー1名が、スポンジを用いて各水中油型乳化化粧料を肌に0.01g/30cm2 塗布した。女性パネラーの塗布後の肌の粉っぽくない仕上がりについて、専門評価者5名が、下記の5段階で目視評価し、結果を5名の合計点で示した。
5;粉っぽさが全くない。
4;粉っぽさがほとんどない。
3;粉っぽさがあまりない。
2;粉っぽさがある。
1;粉っぽさがかなりある。
(2)色ムラに対するカバー力:
肌に鱗屑があり、肌が荒れている女性パネラー1名が、スポンジを用いて各水中油型乳化化粧料を肌に0.01g/30cm2 塗布した。女性パネラーの塗布後の肌の色ムラに対するカバー力について、専門評価者5名が、下記の5段階で目視評価し、結果を5名の合計点で示した。
5;色ムラが全く目立たない。
4;色ムラがほとんど目立たない。
3;色ムラがあまり目立たない。
2;色ムラがやや目立つ。
1;色ムラが非常に目立つ。
(3)鱗屑のある肌でのなめらかな仕上がり:
肌に鱗屑があり、肌が荒れている女性パネラー1名が、スポンジを用いて各水中油型乳化化粧料を肌に0.01g/30cm2 塗布した。女性パネラーの塗布後の肌のなめらかな仕上がり(ファンデーションの塗布状態)について、専門評価者5名が、下記の5段階で目視評価し、結果を5名の合計点で示した。なお、なめらかな仕上がりとは、水中油型乳化化粧料を塗布しても、鱗屑部分が目立たずに、肌がなめらかに見えることを示す。
5;塗布後の肌が非常になめらかである。
4;塗布後の肌がなめらかである。
3;塗布後の肌がややなめらかである。
2;塗布後の肌があまりなめらかでない。
1;塗布後の肌が明らかになめらかでない。
Figure 0007313860000001
処方例1
表2に示す組成の水中油型乳化化粧料(リッキッドファンデーション)を、実施例と同様にして製造した。得られた水中油型乳化化粧料は、鱗屑のある肌においても、粉っぽくならず、なめらかな仕上がりで、色ムラに対するカバー力に優れたものである。
Figure 0007313860000002

Claims (5)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(F):
    (A)トリメチルシロキシケイ酸 0.05~20質量%、
    (B)ポリアクリルアミド化合物 0.1~5質量%、
    (C)疎水化処理された着色顔料 0.05~30質量%、
    (D)球状シリカ、球状シリコーン樹脂、球状セルロース樹脂、球状ポリ乳酸樹脂から選ばれる、体積平均粒子径1~30μmの球状粉体 0.05~30質量%、
    (F)非イオン性界面活性剤 0.01~10質量%
    を含有し、
    成分(C)の着色顔料が、酸化チタン、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラから選ばれる少なくとも1種又は2種以上であり、
    成分(D)に対する成分(C)の質量割合(C)/(D)が、0.1~40である
    水中油型乳化化粧料。
  2. 成分(C)に対する成分(B)の質量割合(B)/(C)が、0.01~10である請求項1記載の水中油型乳化化粧料。
  3. 成分(C)の疎水化処理が、シリコーン処理である請求項1又は2記載の水中油型乳化化粧料。
  4. 成分(B)が、アクリル酸塩とアクリロイルジメチルタウリン塩との共重合体を含む請求項1~3のいずれか1項記載の水中油型乳化化粧料。
  5. メイクアップ化粧料である請求項1~4のいずれか1項記載の水中油型乳化化粧料。
JP2019066426A 2019-03-29 2019-03-29 水中油型乳化化粧料 Active JP7313860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019066426A JP7313860B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 水中油型乳化化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019066426A JP7313860B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 水中油型乳化化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020164458A JP2020164458A (ja) 2020-10-08
JP7313860B2 true JP7313860B2 (ja) 2023-07-25

Family

ID=72717018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019066426A Active JP7313860B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 水中油型乳化化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7313860B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115869214B (zh) * 2022-12-20 2024-06-18 上海臻臣化妆品有限公司 一种膏转粉型眼影及其制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011055761A1 (ja) 2009-11-06 2011-05-12 花王株式会社 水中油型乳化化粧料
JP2014118386A (ja) 2012-12-17 2014-06-30 Tokiwa Corp 水中油型乳化固形化粧料
JP2016190835A (ja) 2015-03-30 2016-11-10 株式会社コーセー 水中油型化粧料

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0651614B2 (ja) * 1987-05-29 1994-07-06 東芝シリコ−ン株式会社 メ−クアップ化粧料
JPH01268615A (ja) * 1988-04-20 1989-10-26 Kao Corp 化粧料
JP2681555B2 (ja) * 1991-08-16 1997-11-26 花王株式会社 化粧料

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011055761A1 (ja) 2009-11-06 2011-05-12 花王株式会社 水中油型乳化化粧料
JP2014118386A (ja) 2012-12-17 2014-06-30 Tokiwa Corp 水中油型乳化固形化粧料
JP2016190835A (ja) 2015-03-30 2016-11-10 株式会社コーセー 水中油型化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020164458A (ja) 2020-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3736848B2 (ja) 表面処理粉体及び化粧料
EP2868701B1 (en) Aqueous dispersion comprising silicone elastomer particles, a silicone elastomer particle and a cosmetic
JP6517511B2 (ja) カルボシロキサンデンドリマー単位を伴うポリマーおよび大量のモノアルコールを含有する組成物
JP6312983B2 (ja) フルオロ化合物で被覆された顔料とカルボシロキサンデンドリマー系単位を含むビニルポリマーとを含むメークアップおよび/またはケア組成物
WO2012132444A1 (ja) カチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体及びそれを含有する化粧料
JP2017122075A (ja) 水中油型皮膚化粧料
JP2018530580A (ja) ソフトフォーカスフィラーと非球状アルミナおよび金属酸化物をベースとする複合顔料とを含む組成物
WO2017221940A1 (ja) 化粧料用粉体の処理剤、化粧料用粉体、およびこれを配合した化粧料
KR20080081925A (ko) 미립자 산화티탄 분산물과 이를 포함하는 화장료
JP6262995B2 (ja) 凹凸補正化粧料
JP7313860B2 (ja) 水中油型乳化化粧料
JP2013139403A (ja) スティック状乳化化粧料
JP6920094B2 (ja) 固形化粧料
JP7308085B2 (ja) 水中油型乳化化粧料
JP7306952B2 (ja) 粉末化粧料およびその製造方法
JPH0826931A (ja) 化粧料
JP7186125B2 (ja) 化粧料
JP2002087929A (ja) ゲル状組成物およびそれを含有してなる化粧料
JP5584005B2 (ja) 酸化鉄・オルガノポリシロキサンハイブリッド粉体及びその製造方法並びにそれを配合した化粧料
JP7474050B2 (ja) 水中油型乳化化粧料
JP7373916B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JP2020075870A (ja) 化粧料
JP7323354B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JP2003012458A (ja) メーキャップ化粧料
JP7079596B2 (ja) 水中油型乳化化粧料の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230712

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7313860

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151