JP7313694B2 - 荷物搬送システム - Google Patents
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Description
図1に示すように、本実施形態に係る荷物搬送システム10は、荷積ヤード100において、荷物Lを荷物搬送方向M(左右方向)に沿って押し出して、荷物搬送先であるトラック110の荷室112まで搬送するために使用される装置である。荷物搬送システム10は、摺動部材12と、レール14と、ラック16(平歯車)と、押し台18と、駆動機構18Bと、駆動シャフト20と、走行輪22と、ギア24と、を有する。なお、本実施形態では、図1中に破線で例示されているように、10個の荷物Lが一括して搬送されているが、本発明では、荷物の個数は、1個以上であればよい。
摺動部材12は、荷積ヤード100の床面100Aに設置された板部材であり、上側に載置された荷物Lが摺動可能な摺動部12Aを備えている。また、トラック110の荷室112の床面にも、荷積ヤード100の床面100Aに設置された摺動部材12と同様の摺動部材12が設置されている。なお、本実施形態では、荷物Lは、摺動部材12の上に直接載置されているが、本発明では、これに限定されず、例えば、荷物Lが搬送用のパレット等の上に載置されると共に、このパレット等を摺動部材12の上に載置して、摺動させてもよい。
レール14は、床面100Aで、摺動部材12の両側に配置され、トラック110の荷室112に向かって延設されている。本実施形態では、レール14は、H型鋼であるが、本発明では、形状や素材は適宜変更できる。
ラック16は、レール14の上面上に、レール14に沿って延設されている。ラック16は、図2に示すように、平板状の棒部材であり、棒部材の上部に、一定の形状を有する歯が、左右方向(某部材の長手方向に直角な方向)に沿って繰り返し設けられている。ラック16の素材としては、スチール鋼等の金属や、樹脂、木材等を適宜採用できる。ラック16は、レール14に、ボルト止めや溶接等によって接合できる。
押し台18は、レール14及びラック16の上に跨って載置され、筐体18Aと、駆動機構18Bと、押し部材18Cとを備える。筐体18Aは、図2に示すように、逆U字(コ字の開口部が下向きの形)状であり、スチール鋼等の金属板によって構成されている。筐体18Aの上部(逆U字の底部に相当する平坦な部分)の上面上には、駆動機構18Bが載置されている。筐体18Aの逆U字の内側となる下側には、駆動シャフト20が、不図示のベアリング等によって回転可能に支持されている。駆動シャフト20には、駆動機構18Bから回転力が伝達される。
駆動機構18Bは、押し台18を荷物Lの方向に駆動するための動力を提供する。本実施形態では、駆動機構18Bは、電動モータで構成され、電動モータには電流の流れを切り替え可能なスイッチ(不図示)が設けられている。電動モータの駆動力が、ギアを介して駆動シャフト20に伝達されることによって、駆動シャフト20に取付けられた走行輪22が、レール14上を走行する。駆動機構18Bのギアの符号は省略する。
押し部材18Cは、板状部材であり、床面100Aから鉛直に立ち上がった状態で、筐体18AのU字の側面(図2中の左側面)に、例えばボルト止め等によって取り付けられている。押し部材18Cの素材としては、金属や木材等、任意に採用できる。押し部材18Cの筐体18Aと反対側の面(図2中の左側面)は、荷物Lに当接(接触)する。押し部材18Cは、押し台18の荷物搬送方向Mに沿った移動に伴って移動し、荷物Lを押し出す。
走行輪22は、本実施形態では、駆動シャフト20の一端側と他端側のそれぞれに、2個ずつ設けられている。2個の走行輪22は、ラック16を挟んで配置され、2個の走行輪22を貫通する駆動シャフト20は、ラック16の上側で水平方向に延びている。図示を省略するが、2個の走行輪22のそれぞれとラック16との間には、僅かに隙間が設けられており、2個の走行輪22は、ラック16と接触することなく回転可能である。また、2個の走行輪22がラック16を挟んで配置されることによって、駆動シャフト20の軸方向における2個の走行輪22の変位が、実質的に規制されている。このため、本実施形態では荷物搬送システム10の水平方向の横ずれを抑制できる。
ギア24は、駆動シャフト20の両端部分に取付けられており、ラック16と噛み合うピニオンギアである。ギア24は、円板状の部材であり、円板の周縁には、ラック16の歯と噛み合う形状を有する歯が、繰り返し設けられている。ギア24の素材としては、スチール鋼等の金属や、樹脂、木材等を採用できる。なお、ギア24としては、ピニオン(小歯車)を用いることもできる。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、駆動シャフト20の一端における2個の走行輪22のうち外側の走行輪22の下側に、ガイド輪26が設けられている。ガイド輪26は、連結部材28を介して駆動シャフト20に連結されている。連結部材28は、板状部材であり、連結部材28の一端側には、駆動シャフト20が、回転自在に連結されると共に、連結部材28の他端側には、ガイド輪26の回転軸が、回転自在に支持されている。
また、図1に示すように、本実施形態では、押し台18に、従動シャフト30、従動輪32、及びガイド輪36が設けられている。従動シャフト30は、押し台18の筐体18Aの駆動シャフト20より押し部材18C側の位置に、筐体18Aに回転可能に支持されている。従動輪32は、従動シャフト30の両端に1個ずつ取り付けられ、従動輪32の下側には、連結部材38を介してガイド輪36が回転可能に支持されている。
次に、本実施形態に係る荷物搬送システム10を用いた荷物搬送方法を説明する。まず、図1に示したように、荷積ヤード100の床面100Aには、摺動部12Aを備えた摺動部材12が設置されている。摺動部材12の上には、荷物Lが載置されている。また、摺動部材12の両側には、荷物Lの荷物搬送先であるトラック110の荷室112に向かってレール14とラック16が設けられている。レール14の上には走行輪22が配置され、ラック16にはギア24が噛み合っている。押し台18は、図1中の荷積ヤード100の右側の位置(待機位置)に配置されている。
本実施形態に係る荷物搬送システム10によれば、駆動機構18Bの回転力を用いて荷物Lを押して搬送できるので、人力で押す必要がなく、作業員の負担を低減できる。また、レール14と走行輪22、及び、ラック16とギア24の組み合わせで、走行輪22がスリップすることなく、押し台18が荷物Lを荷物搬送先に向かって安定した状態で押していくことができる。また、荷物搬送システム10を荷積ヤード100の既存の床面100Aに敷設するだけで済むので、大掛かりな床面加工を要しない。
図5に示すように、第1変形例に係る荷物搬送システム10では、トラック110の荷室112と荷積ヤード100との間に、T字型の架け渡し部材40が設けられてもよい。架け渡し部材40は、トラック110の荷室112の床面と荷積ヤード100の床面100Aとの隙間を塞ぐ。
図6に示すように、第2変形例に係る荷物搬送システム10では、荷積ヤード100の床面100Aは、昇降装置50で支持された昇降ボード52で構成されている。昇降装置50は、例えば油圧シリンダ等であるが、本発明では、高さ調整可能な装置であれば任意の装置を昇降装置として採用できる。昇降ボード52の上には、本実施形態に係る荷物搬送システム10が載置されている。
本発明は上記の開示した実施の形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。例えば、本実施形態では、荷積ヤード100で使用される荷物搬送システム10であったが、本発明に係る荷物搬送システムは、荷積ヤードに限定されず、実質的に荷積みが実施されるあらゆる場所に適用できる。
12 摺動部材
12A 摺動部
14 レール
16 ラック
18 押し台
18A 筐体
18B 駆動機構
18C 押し部材
20 駆動シャフト
22 走行輪
24 ギア
26 ガイド輪
28 連結部材
30 従動シャフト
32 従動輪
36 ガイド輪
38 連結部材
40 架け渡し部材
50 昇降装置
52 昇降ボード
100 荷積ヤード
100A 床面
110 トラック
112 荷室
L 荷物
M 荷物搬送方向
Claims (6)
- 荷積ヤードの床面に設置され、載置された荷物が摺動可能な摺動部を備えた摺動部材と、
前記摺動部材の両側に配置され、荷物搬送方向に互いに平行に延設されたレールと、
前記レールに沿って設けられたラックと、
前記摺動部材の上に置かれた前記荷物に当接して前記荷物を押す押し台と、
前記押し台に取り付けられ前記押し台を前記荷物の方向に駆動するための動力を提供する駆動機構と、
前記押し台に回転可能に支持され前記駆動機構から回転力が伝達される駆動シャフトと、
前記駆動シャフトの両端部分に取付けられ前記レールの上を走行する走行輪と、
前記駆動シャフトの両端部分に取付けられ前記ラックと噛み合うギアと、
を有する荷物搬送システム。 - 前記駆動機構は、電動モータで構成され、前記電動モータには電流の流れを切り替え可能なスイッチが設けられている、
請求項1に記載の荷物搬送システム。 - 前記摺動部材の前記摺動部は、上面に複数の突起が形成された板部材である、
請求項1又は2に記載の荷物搬送システム。 - 前記荷積ヤードの床面は、昇降装置で支持された昇降ボードで構成されている、
請求項1~3のいずれか一項に記載の荷物搬送システム。 - トラックの荷室又はコンテナの床面と前記荷積ヤードの床面との間に設けられ、前記トラックの荷室又は前記コンテナの床面と前記荷積ヤードの床面との隙間を塞ぐ架け渡し部材を有する、
請求項4に記載の荷物搬送システム。 - 前記押し台には、前記レールの下面を走行するガイド輪が設けられている、
請求項1~5のいずれか一項に記載の荷物搬送システム。
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