JP7313209B2 - プレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材、プレキャストコンクリート壁内埋設管の継手構造及びプレキャストコンクリート壁の設置方法 - Google Patents

プレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材、プレキャストコンクリート壁内埋設管の継手構造及びプレキャストコンクリート壁の設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、プレキャストコンクリート壁の内部に埋設される埋設管を接続するプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材、プレキャストコンクリート壁内埋設管の継手構造及びプレキャストコンクリート壁の設置方法に関する。
従来、高速道路等のコンクリート壁高欄の内部にケーブルを収納するための通信管等を埋設することが知られている。
例えば、特許文献1のように、コンクリート内埋設輸送管であって、特に港湾施設のうち岸壁内に埋設する船舶用給水等のユーティリティ用の輸送管に好適に用いることのできる埋設構造が知られている。この埋設構造では、輸送管継目をコンクリート伸縮目地部に位置させ、この輸送管継目に伸縮管を介装し、この伸縮管を覆う外管を一方の輸送管側に配設し、外管の外径に外嵌し、外管の軸方向に摺動可能な摺動管を他方の輸送管側に配設し、輸送管をコンクリート内に埋設するようにしている。
また、特許文献2のように、電力ケーブル、電話線、CATV用ケーブルや有線放送用ケーブルなどの電力・通信線をケーブル保護管で保護して敷設するに際し、橋梁や高速道路の高架橋などの緩衝部において、特定形状の管継手を用いてケーブル保護管を接続することが知られている。このケーブル保護管の接続構造は、両端部にケーブル保護管の受け口を有する蛇腹管と、ケーブル保護管に固定され、蛇腹管の外周辺を保護するカバー部材から構成され、カバー部材は、一端部が蛇腹管の中央外周辺において所要の間隔で相対するとともに、他端部が前記ケーブル保護管と係合する左右一対の筒状部材で形成され、各筒状部材の先端側に位置する連結部材との取付け部以外は高欄に埋設しており、相対する筒状部材同士は、柔軟性を有する連結部材で一体的に結合している。
特開昭62-147192号公報 特許第3834769号公報
従来のコンクリート壁内埋設管の継手部材では、蛇腹管などの伸縮性のある管によって接続用開口のずれを吸収するようにしているが、プレキャストコンクリートの場合、隣接するコンクリート壁でそれぞれの埋設管を接続するときに、蛇腹構造であると、形状保持がしにくく、接続作業が面倒になる、という問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、隣接するプレキャストコンクリート壁を接続する際に埋設管の接続用開口が多少ずれた場合でも、容易に接続用開口を接続できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、プレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材に接続用ホースが接続される拡径部を設けた。
具体的には、第1の発明では、プレキャストコンクリート壁の内部に埋設される埋設管を接続するプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材を対象とする。
上記プレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材は、
上記埋設管の一端が接続されて該埋設管の一端に接続される埋設管接続部と、
上記埋設管接続部の他端側に設けられ、上記プレキャストコンクリート壁の側面の埋設管の接続用開口に配置され、該側面に向かって外径が徐々に大きくなる拡径部と、
上記埋設管接続部と上記拡径部との間の内面に設けられ、上記プレキャストコンクリート壁に隣接する他のプレキャストコンクリート壁の接続用開口に接続される接続用ホースの外周面に圧接状態で当接する止水部とを有する。
上記の構成によると、一対のプレキャストコンクリート壁の接続用開口の位置が互いに多少ずれていたとしても、これらの接続用開口を繋ぐ接続用ホースを拡径部に差し込めばよいので、多少のずれは許容される。そして、接続用ホースの両端はそれぞれの継手部材の止水部で止水されるので、接続後に接続用ホースの外周から継手部材の内部にモルタルなどの充填剤が流れ込まない。
第2の発明では、第1の発明において、
上記止水部は、上記埋設管接続部と上記拡径部との間の上記接続用ホースの外径と同一又はそれより若干小さい内径を有する周方向に連続した突条よりなる。
上記の構成によると、簡単な構造で充填剤の浸入が確実に阻止されると共に、接続用ホースも確実に固定される。以下、「接続用ホースの外径と同一又はそれより若干小さい内径」とは、接続用ホースを接続したときに接続用ホースとの間で充填剤が流れ込まず、容易に抜けない程度に接続用ホースが圧接する程度の内径をいう。
第3の発明では、第1の発明において、
上記止水部は、上記埋設管接続部と上記拡径部との間の上記接続用ホースの外径と同一又はそれより若干小さい内径を有する平坦な内面よりなる。
上記の構成によると、平坦な内面よりなる当接部が接続用ホースの外周としっかりと面接触するので、充填剤の充填時に充填剤が、接続用ホースや埋設管の内部に流れ込まない。
第4の発明では、第1から第3のいずれか1つの発明のプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材を使用する継手構造であって、
上記埋設管に接続された上記継手部材の上記拡径部が上記他のプレキャストコンクリート壁の側面と対向する側面の間の目地部に開口し、
上記接続用ホースの一端の外周面が上記止水部に圧接した状態で接続され、
上記目地部及び上記止水部と上記接続用ホースの外周面と上記接続用開口の内周面との間に充填剤が充填されている。
上記の構成によると、一対のプレキャストコンクリート壁の接続用開口の位置が互いに多少ずれていたとしても、これらの接続用開口を繋ぐ接続用ホースを拡径部に差し込めばよいので、多少のずれは許容される。そして、接続用ホースの両端はそれぞれの継手部材の止水部で止水されるので、接続後に接続用ホースの外周から継手部材の内部にモルタルなどの充填剤が流れ込まない。
第5の発明では、第1から第3のいずれか1つの発明のプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材及び上記埋設管を準備し、
上記埋設管の両端にそれぞれ上記継手部材を接続し、
上記埋設管に接続された上記継手部材の上記拡径部が上記他のプレキャストコンクリート壁の側面と対向する側面に開口するように上記埋設管を型枠内に配置し、
上記型枠内にコンクリートを打設して複数のプレキャストコンクリート壁を形成し、
一対の上記プレキャストコンクリート壁の埋設管の接続用開口を接続する上記接続用ホースの両端の外周面を上記止水部にそれぞれ圧接した状態で接続するように、一対のプレキャストコンクリート壁を並べ、
上記一対のプレキャストコンクリート壁の間の目地部並びに上記止水部、上記接続用ホースの外周面及び上記接続用開口の内周面の間に充填剤を充填する。
上記の構成によると、一対のプレキャストコンクリート壁の接続用開口の位置が互いに多少ずれていたとしても、これらの接続用開口を繋ぐ接続用ホースを拡径部に差し込めばよいので、多少のずれは許容される。そして、接続用ホースの両端はそれぞれの継手部材の止水部で止水されるので、接続後に接続用ホースの外周から継手部材の内部にモルタルなどの充填剤が流れ込まない。
以上説明したように、本発明によれば、隣接するプレキャストコンクリート壁を接続する際に埋設管の接続用開口が多少ずれた場合でも、容易に接続用開口を接続できる。
本発明の実施形態1に係るプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材を含む継手構造を拡大して示す断面図である。 本発明の実施形態に係るプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材を含む継手構造を示す断面図である。 プレキャストコンクリート壁の製造工程を示し、(a)が第1型枠組立工程を、(b)が鉄筋組立工程を、(c)が埋設管設置工程をそれぞれ示す。 プレキャストコンクリート壁の製造工程を示し、(a)が第2型枠組立工程を、(b)がコンクリート打設工程を、(c)が型枠離型工程をそれぞれ示す。 本発明の実施形態2に係るプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材を含む継手構造を拡大して示す図1相当断面図である。 本発明の実施形態3に係るプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材を含む継手構造を拡大して示す図1相当断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1及び図2は本発明の実施形態1のプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材10を含むプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手構造1を示す。このプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材10は、例えば、塩ビ、ポリエステルなどの一体樹脂成形品よりなり、埋設管4の一端4aが挿入されて埋設管4の一端4aに接続される埋設管接続部11を備えている。埋設管接続部11は、端部側に向かって若干外径が増加するように膨らんでいるが、この外径は一定でもよい。また、埋設管接続部11の奥側には、連続する突条又は間隔を空けて設けた複数の突起よりなるストッパ11aが設けられている。
埋設管接続部11の他端側には、プレキャストコンクリート壁2の側面2aの接続用開口2bに配置され、側面2aに向かって外径が徐々に大きくなる拡径部12が形成されている。
埋設管接続部11と拡径部12との間の内面には、プレキャストコンクリート壁2に隣接する他のプレキャストコンクリート壁2の接続用開口2bに接続される接続用ホース6の外周面に圧接状態で当接する止水部13が設けられている。
接続用ホース6は、例えばポリエステル糸などの補強材が入った高耐久性樹脂ホースよりなり、ある程度の柔軟性を有するが、従来の蛇腹構造に比べると剛性は高いものとする。
本実施形態の止水部13は、拡径部12の奥側の内周面に周方向に連続して設けた突条よりなる。図1に示すように、止水部13の高さ自体は、周辺からそれほど高く***していないが、止水部13の内径は、接続用ホース6の外径と同一又はそれよりも若干小さくなるように設定されている。止水部13の断面形状は特に限定されない。
埋設管4は、例えば、汎用の硬質塩化ビニル電線管よりなる。本実施形態では、高速道路などの高欄の内部に埋設する埋設管4を対象としている。例えば、図4(c)に示すように、プレキャストコンクリート壁2は、例えば、高さ900mm程度で、幅(厚さ)は250~450mm程度で、長さは2~3mある。詳しくは後述するが、図2に示すように、このプレキャストコンクリート壁2内に埋設管4及び継手部材10を埋設した状態で、プレキャストコンクリート壁2を多数製造しておき、現場で多数のプレキャストコンクリート壁2を連結する。
図1及び図2に示すプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手構造1では、埋設管4に接続された継手部材10の拡径部12が他のプレキャストコンクリート壁2の側面2aと対向する側面2aの間の目地部に開口し、接続用ホース6の一端の外周面が止水部13に圧接した状態で接続され、目地部及び止水部13と接続用ホース6の外周面と接続用開口2bの内周面との間に充填剤3が充填されている。
-プレキャストコンクリート壁の製造手順-
次に、本実施形態に係るプレキャストコンクリート壁2の製造手順について説明する。
まず、準備工程として、上記継手部材10及び埋設管4を準備し、埋設管4の両端にそれぞれ継手部材10を接続しておく。継手部材10の接続は、後述するように、型枠50の設置時でもよい。
まず、図3(a)に示す第1型枠組立工程において、工場内で、プレキャストコンクリート壁2の底面及び背面に対応する部分に木製等の型枠50を配置する。
次いで、図3(b)に示す鉄筋組立工程において、型枠50内に鉄筋51を配筋する。
次いで、図3(c)に示す埋設管設置工程において、鉄筋51内の所定位置に埋設管4を配置する。図では、1本の埋設管4を配置しているが、2本以上並べるように配置してもよい。そして、図1で拡大して示したように、埋設管4の両端に上記継手部材10を接続する。具体的には、埋設管接続部11に埋設管4の端部(一端4a)を挿入する。本実施形態では、埋設管接続部11は端部に向かって徐々に少しだけ内径が大きくなっているので、挿入が容易である。また、一端4aが埋設管接続部11の奥のストッパ11aに当接することで、埋設管4と継手部材10とが確実に接続される。埋設管4に接続された継手部材10の拡径部12が他のプレキャストコンクリート壁2の側面2aと対向する側面に開口するように埋設管4を型枠50内に配置する。
次いで、図4(a)に示す第2型枠組立工程において、正面側の型枠50を設ける。
次いで、図4(b)に示すコンクリート打設工程において、型枠50内にコンクリートを打設する。
次いで、図4(c)に示す型枠離型工程において、型枠50を脱型し、プレキャストコンクリート壁2が完成する。
このプレキャストコンクリート壁2を多数製造しておき、高速道路などの工事現場に運搬する。
-プレキャストコンクリート壁の設置方法-
上記手順で製造した多数のプレキャストコンクリート壁2を工事現場に運搬し、1つずつ目地部の幅だけ間隔を空けて並べていく。このとき、図1に示したように、一対のプレキャストコンクリート壁2の埋設管4の接続用開口2bを接続する接続用ホース6の両端の外周面を止水部13にそれぞれ圧接した状態で接続する。例えば、接続用ホース6又は止水部13側に潤滑油を塗布して挿入すれば、挿入しやすく、止水のためにゴムやOリングを設ける必要がないので、接続が極めて容易である。すなわち、例えば、一方のプレキャストコンクリート壁2の継手部材10の止水部13に当接するまで接続用ホース6を挿入した状態で、他方のプレキャストコンクリート壁2を近付け、接続用ホース6の他端が他方の拡径部12に当接しながら挿入され、止水部13に圧接しながら埋設管4の一端4aに接続される。このとき、一対のプレキャストコンクリート壁2の接続用開口2bの位置が互いに多少ずれていたとしても、これらの接続用開口2bを繋ぐ接続用ホース6を拡径部12に差し込むと接続用ホース6が適度に撓むので、多少のずれは許容される。
次いで、充填工程において、目地部並びに止水部13、接続用ホース6の外周面及び接続用開口2bの内周面の間にモルタルなどの充填剤3を充填して目地部を形成する。この充填剤3は、硬化後は、特許文献1及び2のものとは異なってほとんど伸縮性はない。
次いで、充填剤3が乾いた後、埋設管4内に電線等を配線する。
このように、本実施形態では、一対の接続用開口2bの位置が互いに多少ずれていたとしても、接続用ホース6を拡径部12に差し込めばよいので、多少のずれは許容される。そして、接続用ホース6の両端はそれぞれの継手部材10の止水部13で止水されるので、接続後に接続用ホース6の外周から継手部材10の内部にモルタルなどの充填剤3が流れ込まない。
したがって、本実施形態に係るプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材10によると、隣接するプレキャストコンクリート壁2を接続する際に埋設管4の接続用開口2bが多少ずれた場合でも、容易に接続用開口2bを接続できる。
(実施形態2)
図5は本発明の実施形態2のプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材110を含むプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手構造101を示し、主として止水部113の構造が異なる点で上記実施形態1と異なる。なお、以下の各実施形態では、図1から図4と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の止水部113は、上記実施形態1のように突条が設けられているのではなく、継手部材110の内面自体が、接続用ホース6の外径と同一又はそれよりも若干小さくなった平坦面で構成されている。
このため、止水部113の成形が容易であり、止水部113又は接続用ホース6側に潤滑油を塗布しておけば、接続用ホース6が止水部113に容易に圧接状態で接続される。
また、止水部113の奥に止水部113よりも内径の小さい縮径部114が形成されており、これによって、接続用ホース6の位置決めが行われる。
本実施形態においても、一対のプレキャストコンクリート壁2の接続用開口2bの位置が互いに多少ずれていたとしても、これらの接続用開口2bを繋ぐ接続用ホース6を拡径部112に差し込めばよいので、多少のずれは許容される。そして、接続用ホース6の両端はそれぞれの継手部材110の止水部113で止水されるので、接続後に接続用ホース6の外周から継手部材110の内部にモルタルなどの充填剤3が流れ込まない。
(実施形態3)
図6は本発明の実施形態3のプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材210を含むプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手構造201を示し、止水部213の構造が異なる点で上記実施形態1及び2と異なる。
本実施形態の止水部213は、埋設管接続部11と拡径部12との間の内面に連続するように突出して設けられた突条よりなる。止水部213の内径は、接続用ホース6の外径よりも小さく設定されており、接続用ホース6の挿入時に止水部213が奥側に撓んで変形するように止水部213が適度な柔軟性を有するように構成してもよい。止水部213の断面形状も特に限定されない。
このように構成すれば、簡単な構造で充填剤3の浸入が確実に阻止されると共に、接続用ホース6も確実に固定される。
本実施形態においても、一対のプレキャストコンクリート壁2の接続用開口2bの位置が互いに多少ずれていたとしても、これらの接続用開口2bを繋ぐ接続用ホース6を拡径部212に差し込めばよいので、多少のずれは許容される。そして、接続用ホース6の両端はそれぞれの継手部材210の止水部213で止水されるので、接続後に接続用ホース6の外周から継手部材210の内部にモルタルなどの充填剤3が流れ込まない。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
1 プレキャストコンクリート壁内埋設管の継手構造
2 プレキャストコンクリート壁
2a 側面
2b 接続用開口
3 充填剤(目地部)
4 埋設管
4a 一端
6 接続用ホース
10 プレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材
11 埋設管接続部
11a ストッパ
12 拡径部
13 止水部
50 型枠
51 鉄筋
101 プレキャストコンクリート壁内埋設管の継手構造
110 プレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材
112 拡径部
113 止水部
114 縮径部
201 プレキャストコンクリート壁内埋設管の継手構造
210 プレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材
212 拡径部
213 止水部

Claims (3)

  1. プレキャストコンクリート壁の内部に埋設される埋設管を接続するプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材であって、
    上記埋設管の一端が接続されて該埋設管の一端に接続される埋設管接続部と、
    上記埋設管接続部の他端側に設けられ、上記プレキャストコンクリート壁の側面の埋設管の接続用開口に配置され、該側面に向かって外径が徐々に大きくなる拡径部と、
    上記埋設管接続部と上記拡径部との間の内面に設けられ、上記プレキャストコンクリート壁に隣接する他のプレキャストコンクリート壁の接続用開口に接続される接続用ホースの外周面に圧接状態で当接する止水部とを有し、
    上記止水部は、上記埋設管接続部と上記拡径部との間の内面から半径方向内側に一体に突出し、上記接続用ホースの外径と同一又はそれより若干小さい内径を有する周方向に連続した突条よりなる
    ことを特徴とするプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材。
  2. 請求項1に記載のプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材を使用する継手構造であって、
    上記埋設管に接続された上記継手部材の上記拡径部が上記他のプレキャストコンクリート壁の側面と対向する側面の間の目地部に開口し、
    上記接続用ホースの一端の外周面が上記継手部材における上記埋設管接続部と上記拡径部との間の内面から半径方向内側に一体に突出し周方向に連続した突条よりなる止水部に圧接した状態で接続され、
    上記目地部及び上記止水部と上記接続用ホースの外周面と上記接続用開口の内周面との間に充填剤が充填されている
    ことを特徴とするプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手構造。
  3. 請求項1に記載のプレキャストコンクリート壁内埋設管の継手部材及び上記埋設管を準備し、
    上記埋設管の両端にそれぞれ上記継手部材を接続し、
    上記埋設管に接続された上記継手部材の上記拡径部が上記他のプレキャストコンクリート壁の側面と対向する側面に開口するように上記埋設管を型枠内に配置し、
    上記型枠内にコンクリートを打設して複数のプレキャストコンクリート壁を形成し、
    一対の上記プレキャストコンクリート壁の埋設管の接続用開口を接続する上記接続用ホースの両端の外周面を上記継手部材における上記埋設管接続部と上記拡径部との間の内面から半径方向内側に一体に突出し周方向に連続した突条よりなる止水部にそれぞれ圧接した状態で接続するように、一対のプレキャストコンクリート壁を並べ、
    上記一対のプレキャストコンクリート壁の間の目地部並びに上記止水部、上記接続用ホースの外周面及び上記接続用開口の内周面の間に充填剤を充填する
    ことを特徴とするプレキャストコンクリート壁の設置方法。
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