JP7310554B2 - 部品検査支援装置、部品検査支援方法及びプログラム - Google Patents

部品検査支援装置、部品検査支援方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、部品検査支援装置、部品検査支援方法及びプログラムに関する。
近年、工場などの産業用途として、人と安全に働くことが可能な協働ロボットが事業として展開されている。例えば、協働ロボット事業における検査市場において、部品外観の検査が事業展開されている。
従来、カメラなどの簡素なシステムでは、透明体(例えばレンズ)や鏡面体(例えば金型)などの異常検知が難しいため、目視による外観検査が一般的に行われている。一方で、透明体や鏡面体などは、部品への要求精度が高いことが多いため、全数検査が行われる場合が多い。そのため、観察者(検査者)は、上記の検査を短時間で正確に行えるようになる必要がある。
そこで、部品検査を支援する構成として、ロボットにより、被検査対象物表面からの反射光が観察者のアイポイントに入射するように、被検査対象物を移動させる構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ロボットを使用して、キズの発生頻度に応じた検査を行うことで、撮像枚数、撮像個所を最適化し、検査のサイクルタイムを短縮する構成が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001-237306号公報 特開2019-7891号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の構成では、観察者のアイポイントが一意に定められているため、観察者自体が変わったり、観察点が変わったりした場合に、適切なマクロ観察を行うことができなくなる。そのため、習熟度の高い観察者であれば異常を検知できるかもしれないが、単に観察者の座高が異なる場合や、習熟度の低い観察者が観察する場合、不適当な位置から観察する場合などには、異常を見逃す可能性が高くなる。これにより、検査結果にばらつきが生じるため、不良品が流出する可能性が高くなってしまう。
また、上記特許文献2記載の構成では、検査自体もシステムが行う構成であり、カメラに見せるべき光が一意に決まってしまう構成であるため、カメラが動いたりピント等が変わったりした場合に、適切な画像を得られないおそれがある。そこで、検査を人の目視により行う場合、観察者自身が別の人に変わったり、照明との位置関係によって視線を変えたり、被検査対象物を動かしながらピントを変えたり(顔を近づけたり遠ざけたり)するため、観察者が見る特徴によって見方を変える必要があるが、特許文献2記載の構成は見方を変える構成を備えていないため、目視による適切な観察を行うことができなかった。
本発明は、被検査対象物の見え方を一定として、観察者に依らず適切な観察を行うことが可能な部品検査支援装置、部品検査支援方法及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
部品検査支援装置において、
被検査対象物を移動させる移動部と、
観察者のアイポイントを検知する検知部と、
前記被検査対象物の位置条件及び目視検査所作からなる見本を記憶する記憶部と、
前記移動部による前記被検査対象物の移動を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記観察者の目に入射する光が前記記憶部に記憶された見本と同様になるように、前記検知部により検知されたアイポイントに応じて、少なくとも前記被検査対象物の移動を制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の部品検査支援装置において、
前記検知部は、前記観察者の目の位置及び視線方向に基づいて、前記アイポイントを検知することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の部品検査支援装置において、
前記被検査対象物は、透明体又は鏡面体であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1~3のいずれか一項に記載の部品検査支援装置において、
前記観察者により前記移動部を操作可能な操作部を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の部品検査支援装置において、
前記制御部は、前記操作部による前記移動部の操作に基づいて、前記操作時のモードの前記見本を更新することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1~5のいずれか一項に記載の部品検査支援装置において、
前記制御部は、前記検知部により検知されたアイポイントが所定の位置/角度から外れた場合、前記移動部による前記被検査対象物の移動を停止させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1~6のいずれか一項に記載の部品検査支援装置において、
前記制御部は、前記検知部により検知されたアイポイントの単位時間あたりの変化量に応じて、前記移動部による前記被検査対象物の移動を制御することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1~7のいずれか一項に記載の部品検査支援装置において、
前記観察者に前記被検査対象物の観察点を指示する指示部を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の部品検査支援装置において、
前記制御部は、前記観察者のアイポイントが前記記憶部に記憶された見本から所定距離内にある場合と所定距離外にある場合とで、前記指示部による指示を切り替えさせることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1~9のいずれか一項に記載の部品検査支援装置において、
前記観察者の目に入射する光を偏光する偏光フィルターを備え、
前記制御部は、前記被検査対象物と前記観察者との間に前記偏光フィルターを位置させるモードを有していることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1~10のいずれか一項に記載の部品検査支援装置において、
前記制御部は、前記観察者により入力された習熟度に基づいて、使用する前記見本を選択することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1~11のいずれか一項に記載の部品検査支援装置において、
前記被検査対象物を照らす照明部を備えることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の部品検査支援装置において、
前記制御部は、前記照明部による照明条件、前記被検査対象物の位置条件及び前記目視検査所作からなる前記見本を前記記憶部に記憶させる見本記憶モードを有していることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の部品検査支援装置において、
前記制御部は、前記見本記憶モード時に、前記照明部から出射される光の光量及び波長の少なくとも1つを変更して前記記憶部に記憶させることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項12~14のいずれか一項に記載の部品検査支援装置において、
前記検知部は、前記観察者のフォーカスを検知し、
前記制御部は、前記検知部により検知されたフォーカスに応じて、前記被検査対象物及び前記照明部の少なくとも1つの移動を制御することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項1~15のいずれか一項に記載の部品検査支援装置において、
前記制御部は、前記被検査対象物が透明体である場合に、前記観察者の視線方向に前記被検査対象物を移動させない奥行き検査モードを有していることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、
被検査対象物を移動させる移動部と、観察者のアイポイントを検知する検知部と、前記被検査対象物の位置条件及び目視検査所作からなる見本を記憶する記憶部と、を備える部品検査支援装置の部品検査支援方法であって、
前記観察者の目に入射する光が前記記憶部に記憶された見本と同様になるように、前記検知部により検知されたアイポイントに応じて、少なくとも前記被検査対象物の移動を制御する制御工程を含む。
請求項18に記載の発明は、
被検査対象物を移動させる移動部と、観察者のアイポイントを検知する検知部と、前記被検査対象物の位置条件及び目視検査所作からなる見本を記憶する記憶部と、を備える部品検査支援装置のコンピュータを、
前記観察者の目に入射する光が前記記憶部に記憶された見本と同様になるように、前記検知部により検知されたアイポイントに応じて、少なくとも前記被検査対象物の移動を制御する制御部、
として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、被検査対象物の見え方を一定として、観察者に依らず適切な観察を行うことができる。
本実施形態に係る部品検査支援装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る部品検査支援装置の制御構造を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る部品検査支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る部品検査支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。 レンズの反射光が観察者に入射する様子の一例を示す図である。 レンズの透過光が観察者に入射する様子の一例を示す図である。 見本記憶モードの一例を示すフローチャートである。 検査モードの一例を示すフローチャートである。 観察者が手動で割込み処理を行った動作結果の一例を示すフローチャートである。 割込み動作結果を学習して更新された検査モードの一例を示すフローチャートである。 カメラレンズユニットの検査方法の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[1.構成の説明]
本実施形態に係る部品検査支援装置100は、図1及び図2に示すように、作業台101に設置されている。部品検査支援装置100は、6軸ロボット1と、6軸ロボット1の先端に設けられたハンド2と、可動照明3と、観察者OBに被検査対象物の観察点を指示するプロジェクター(指示部)4と、観察者OBのアイポイントを検知するカメラ(検知部)5と、可動式の偏光フィルター6と、6軸ロボット1操作用のジョイスティック7と、制御部10(図2参照)と、を備えて構成されている。
本実施形態では、ハンド2によって、被検査対象物であるプラスチック製のレンズLが把持されている。ハンド2は、レンズLを移動させる本発明の移動部として機能する。制御部10は、ハンド2によるレンズLの移動を制御する。ここで、ハンド2によるレンズLの移動とは、ハンド2によるレンズLの移動全般を示すものであり、例えば、レンズLの各種方向(例えば水平方向等)への移動や、レンズL位置を概ね固定した状態での回転等を含むものである。
観察者OBは、偏光フィルター6越しにレンズLを観察し、傷、異物、成形異常等を検査する。
部品検査支援装置100には、図1に示すように、被検査対象物の位置条件(ハンド2の位置情報)、照明条件及び観察者OBの観察点(目視検査所作)が時系列で記憶された見本を記憶するコントローラー(記憶部)8が接続されている。ここで、目視検査所作は、時間に対して、目の位置がどこにあるか、視線がいずれの方向を向いているか、を示すものである。制御部10は、この見本と観察者OBの目に入射する光とが同様になるよう、カメラ5により検知されたアイポイント(観察者OBの視点及び視線Gから検知される)に応じて、少なくともレンズLの移動を制御する。ここで、カメラ5は、観察者OBの目の位置及び視線方向に基づいて、アイポイントを検知する。本実施形態において、アイポイントとは、観察者OBが観察しているポイント(すなわち、(被検査対象物の)どこを見ているか)のことであり、目の位置及び視線方向に基づいて特定される。また、レンズLの移動を制御するとは、レンズLを各種方向へ移動させたり、レンズL位置を概ね固定した状態でレンズLを回転させたりする制御のことである。
なお、本実施形態では、観察者OBの視線を検知するデバイスとして、カメラ5を例示して説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、眼鏡型ウェアラブルデバイスのような、目の動作を検知するデバイスを用いるようにしてもよい。
可動照明3は、レンズLを照らす本発明の照明部として機能する。可動照明3は、観察者OBの目に入射する光量や光軸を調整可能に構成されている。また、可動照明3は、被検査対象物の傷を見えやすくするため、波長を変えられるようになっている。なお、可動照明3の光量や波長を変更するために、別の光源を複数用意するようにしてもよいし、フィルター等を変えることで波長を変更するなどするようにしてもよい。
本実施形態において、被検査対象物であるレンズLは、非球面レンズ/ fθレンズなどの透明体である。一般に、レンズLなどの透明体の外観検査において、レンズL表面を見る場合は反射光、レンズL内部の異物を見る場合は透過光によって観察が行われる。そのような場合、フォーカス点など、目配せの仕方を変えながら観察することが必要となるため、検査難易度が高くなる。透明体に限らず、反射の量が多い鏡面体などにおいても、高難度な検査になる場合がある。このような高難度な検査において、本発明はより効果を発揮する。すなわち、本発明の被検査対象物は、例えば、透明体又は鏡面体である。
観察者OBは、検査時に、ジョイスティック7を操作することで、6軸ロボット1(ハンド2)を操作してレンズLの姿勢(例えば、レンズLの角度や向き)や位置を変更することができる。例えば、観察者OBは、見つけた傷が傷かどうかはっきり判断できない場合など、繰り返し同じ個所を観察したい場合に、ジョイスティック7を操作して、レンズLの姿勢や位置を自在に変更する。すなわち、ジョイスティック7は、観察者OBによりハンド2を操作可能な本発明の操作部として機能する。
制御部10は、カメラ5により検知された観察者OBのアイポイントが所定の位置/角度から外れた場合、6軸ロボット1(ハンド2)の動作(ハンド2によるレンズLの移動)を停止させる。これにより、検査における見落としを防止することができる。
また、カメラ5によって検知された観察者OBの視線方向や目の位置が急激に変化した場合に、感度高く6軸ロボット1(ハンド2)が追従してしまうと、かえって観察しにくい場合がある。そこで、制御部10は、カメラ5により検知されたアイポイントの単位時間あたりの変化量に応じて、ハンド2によるレンズLの移動を制御する(変更させる)。これにより、観察者OBの視線が急激に変化した場合であっても、6軸ロボット1(ハンド2)において反応が鈍い動作が行われるため、動体をしっかり追いながら観察することが可能となる。
プロジェクター4は、レンズLに対して光を投影しており、観察者OBが見る観察ポイント(観察点)を指示している。制御部10は、観察者OBの頭の位置(アイポイント)がコントローラー8に記憶された見本から所定距離内にある場合と所定距離外にある場合とで、プロジェクター4による指示(光の色)を切り替えさせる。ここで、所定距離は、見本ごとに適切な距離が定められている。すなわち、観察者OBがより正しい位置(見本から所定距離内の位置)にアイポイントを動かすと、プロジェクター4が示す色が変化する。これにより、正しい位置からの部品観察が可能となる。
偏光フィルター6は、レンズLと観察者OBとの間に配置され、観察者OBの目に入射する光を偏光する。偏光フィルター6は、可動式であり、制御部10は、プラスチック内部の応力ひずみ等による成形異常を検査するときなど、通常の白色光のみでは見えない検査を行うときに、上記位置(レンズLと観察者OBとの間)に偏光フィルター6を位置させるモードを有している。
制御部10は、観察者OBにより入力された自身の習熟度に基づいて、使用する見本を選択する。例えば、早く正確に検査可能な高習熟度の観察者OBが、ゆっくりしたシーケンスで検査すると、検査の効率が落ちるだけでなく、精神的なストレスを感じることになる。このような場合に対応して、習熟度に合わせた適切な検査シーケンスを選択することができるようになっている。
[2.動作の説明]
次に、本実施形態に係る部品検査支援装置100の動作について、図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、制御部10は、被検査対象物(レンズL)があるか否かを判定する(ステップS101)。
制御部10は、被検査対象物があると判定した場合(ステップS101:YES)、次のステップS102へと移行する。
一方、制御部10は、被検査対象物がないと判定した場合(ステップS101:NO)、そのまま処理を終了する。
次に、制御部10は、6軸ロボット1を制御して、ハンド2により被検査対象物であるレンズLを把持させる(ステップS102)。
次に、制御部10は、レンズL及び可動照明3を移動させて、適当な光を観察者OBへ入射させる(ステップS103)。具体的には、制御部10は、観察者OBがレンズLの表面を観察できるよう、レンズLの反射光RFを観察者OB(のアイポイント)へ入射させる(図5A参照)。
次に、制御部10は、観察者OBにより、レンズLの表面を観察させる(ステップS104)。
次に、制御部10は、レンズLの表面におけるすべての観察点が観察されたか否かを判定する(ステップS105)。
制御部10は、レンズLの表面におけるすべての観察点が観察されたと判定した場合(ステップS105:YES)、次のステップS106へと移行する。
一方、制御部10は、レンズLの表面におけるすべての観察点が観察されていないと判定した場合(ステップS105:NO)、ステップS103へと移行して、再度レンズL及び可動照明3を移動させる処理を行う。
次に、制御部10は、レンズLの表面に異常があるか否かを判定する(ステップS106)。例えば、制御部10は、観察者OBによるレンズLに異常がある旨の入力操作を受け付けた場合に、レンズLの表面に異常があると判定する。
制御部10は、レンズLの表面に異常があると判定した場合(ステップS106:YES)、レンズLの表面に異常があると判定されたレンズLを不良品保管ケースに収容させた(ステップS107)後、ステップS101へと移行して、再度被検査対象物があるか否かを判定する処理を行う。
一方、制御部10は、レンズLの表面に異常がないと判定した場合(ステップS106:NO)、ステップS108へと移行する。
次に、制御部10は、レンズL及び可動照明3を移動させて、適当な光を観察者へ入射させる(ステップS108)。具体的には、制御部10は、観察者OBがレンズLの裏面を観察できるよう、レンズLの反射光を観察者OBへ入射させる。
次に、制御部10は、観察者OBにより、レンズLの裏面を観察させる(ステップS109)。
次に、制御部10は、レンズLの裏面におけるすべての観察点が観察されたか否かを判定する(ステップS110)。
制御部10は、レンズLの裏面におけるすべての観察点が観察されたと判定した場合(ステップS110:YES)、次のステップS111へと移行する。
一方、制御部10は、レンズLの裏面におけるすべての観察点が観察されていないと判定した場合(ステップS110:NO)、ステップS108へと移行して、再度レンズL及び可動照明3を移動させる処理を行う。
次に、制御部10は、レンズLの裏面に異常があるか否かを判定する(ステップS111)。例えば、制御部10は、観察者OBによるレンズLに異常がある旨の入力操作を受け付けた場合に、レンズLの裏面に異常があると判定する。
制御部10は、レンズLの裏面に異常があると判定した場合(ステップS111:YES)、レンズLの裏面に異常があると判定されたレンズLを不良品保管ケースに収容させた(ステップS107)後、ステップS101へと移行して、再度被検査対象物があるか否かを判定する処理を行う。
一方、制御部10は、レンズLの裏面に異常がないと判定した場合(ステップS111:NO)、次のステップS112へと移行する。
次に、制御部10は、レンズL及び可動照明3を移動させて、適当な光を観察者へ入射させる(ステップS112)。具体的には、制御部10は、観察者OBがレンズLの内部を観察できるよう、レンズLの透過光TRを観察者OB(のアイポイント)へ入射させる(図5B参照)。
次に、制御部10は、観察者OBにより、レンズLの内部を観察させる(ステップS113)。
次に、制御部10は、レンズLの内部におけるすべての観察点が観察されたか否かを判定する(ステップS114)。
制御部10は、レンズLの内部におけるすべての観察点が観察されたと判定した場合(ステップS114:YES)、次のステップS115へと移行する。
一方、制御部10は、レンズLの内部におけるすべての観察点が観察されていないと判定した場合(ステップS114:NO)、ステップS112へと移行して、再度レンズL及び可動照明3を移動させる処理を行う。
次に、制御部10は、レンズLの内部に異常があるか否かを判定する(ステップS115)。例えば、制御部10は、観察者OBによるレンズLに異常がある旨の入力操作を受け付けた場合に、レンズLの内部に異常があると判定する。
制御部10は、レンズLの内部に異常があると判定した場合(ステップS115:YES)、レンズLの内部に異常があると判定されたレンズLを不良品保管ケースに収容させた(ステップS107)後、ステップS101へと移行して、再度被検査対象物があるか否かを判定する処理を行う。
一方、制御部10は、レンズLの内部に異常がないと判定した場合(ステップS115:NO)、レンズLの内部に異常がないと判定されたレンズLを良品保管ケースに収容させた(ステップS116)後、ステップS101へと移行して、再度被検査対象物があるか否かを判定する処理を行う。
次に、レンズL及び可動照明3を移動させる処理(図4のステップS112参照)について、図6~図9のフローチャートを参照して説明する。
[見本記憶モード]
図6に、見本を記憶させる見本記憶モードの一例を示す。
まず、制御部10は、カメラ5により検知された観察者OBのアイポイント(目の位置)を取得する(ステップS201)。
次に、制御部10は、観察者OBによるジョイスティック7の操作に基づいて、レンズLを所定の位置に移動させる(ステップS202)。
次に、制御部10は、観察者OBによるジョイスティック7の操作に基づいて、レンズLをz軸(光の入射方向)回りに3秒間で1回転させる(ステップS203)。
これにより、コントローラー8に見本(レンズLの位置条件及び目視検査所作)が記憶される。
上記のように、制御部10は、レンズLの位置条件及び目視検査所作からなる見本をコントローラー8に記憶させる見本記憶モードを有している。なお、制御部10は、見本記憶モード時に、更に可動照明3による照明条件を加えた見本をコントローラー8に記憶させるようにしてもよい。ここで、制御部10は、見本記憶モード時に、可動照明3から出射される光の光量及び波長の少なくとも1つを変更してコントローラー8に記憶させる。
[検査モード]
図7に、見本に基づいて作成された検査モードの一例を示す。
まず、制御部10は、カメラ5により検知された観察者OBのアイポイント(目の位置)を取得する(ステップS301)。
次に、制御部10は、ステップS301で取得したアイポイントとコントローラー8に記憶された見本のアイポイントとを比較して、差異があるか否かを判定する(ステップS302)。
制御部10は、ステップS301で取得したアイポイントとコントローラー8に記憶された見本のアイポイントとに差異があると判定した場合(ステップS302:YES)、見本のレンズL位置からレンズL位置を補正する必要があると判断し、上記の差異に応じてレンズL位置を補正する(ステップS303)。
一方、制御部10は、ステップS301で取得したアイポイントとコントローラー8に記憶された見本のアイポイントとに差異がないと判定した場合(ステップS302:NO)、見本のレンズL位置からレンズL位置を補正する必要はないと判断し、そのままステップS304へと移行する。
次に、制御部10は、コントローラー8に記憶された見本に基づいて、レンズLを所定の位置に移動させる(ステップS304)。なお、ステップS301で取得したアイポイントと見本のアイポイントとに差異があると判定した場合(ステップS302:YES)は、ステップS303で補正されたレンズL位置にレンズLを移動させる。
次に、制御部10は、レンズLをz軸回りに3秒間で1回転させる(ステップS305)。
これにより、被検査対象物であるレンズLの検査が行われる。
[割込み動作結果]
図8に、上記の検査モードを使用して検査した際に、観察者OBが手動で割込み処理を行った動作結果の一例を示す。
まず、ステップS401~ステップS404の処理は、図7のステップS301~ステップS304の処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、制御部10は、レンズLをz軸回りに1回転させる(ステップS405)。
次に、制御部10は、観察者OBによるジョイスティック7の操作に基づいて、レンズLをz軸回りにステップS405とは逆方向に1回転させる(ステップS406)。
次に、制御部10は、観察者OBによるジョイスティック7の操作に基づいて、レンズLをz軸回りに1回転させる(ステップS407)。
すなわち、図8に示す例では、検査モードによる検査(ステップS401~ステップS405参照)の後、観察者OBによる手動での割込み操作(レンズLの回転操作:ステップS406及びステップS407参照)が加えられている。
[更新後の検査モード]
図9に、上記の割込み動作結果を学習して更新された検査モードの一例を示す。
まず、ステップS501~ステップS504の処理は、図7のステップS301~ステップS304の処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、制御部10は、レンズLをz軸回りに5秒間で1回転させる(ステップS505)。なお、レンズLをz軸回りに5秒間で1回転させる代わりに、レンズLをz軸回りに2回転させるようにしてもよい。
図8に示したように、観察者OBによる手動でのレンズLの移動がなされた場合(ステップS406及びステップS407参照)、次のレンズLを検査するときに制御条件が更新される(図7のステップS305→図9のステップS505)。ここで、制御条件とは、アームやハンド2、可動照明3の移動角度、移動速度などのことである。例えば、検査シーケンスとして回転モードと併進モードが含まれている場合であって、回転モードの時に観察者OBによる手動変更がなされた場合(ステップS406及びステップS407参照)、元の回転動作(図7のステップ305参照)が早すぎて(3秒)観察しきれていない場合が考えられる。そのため、次からはゆっくり回転させる(5秒)などの制御に変更する(図9のステップS505参照)などして、見本を更新する。すなわち、制御部10は、ジョイスティック7による6軸ロボット1(ハンド2)の操作に基づいて、操作時のモードの見本(制御条件)を更新する。これにより、習熟していない観察者OBでも、ゆっくり観察することができるので、異常を見落とさないようにすることができる。
図10に、被検査対象物であるカメラレンズユニットCLUの検査方法の一例を示す。
カメラ5は、観察者OBのフォーカスFを検知する。制御部10は、カメラ5により検知されたフォーカスF(が被検査対象物のどこに当たっているか)に応じて、被検査対象物(カメラレンズユニットCLU(内のレンズL))及び可動照明3の少なくとも1つの移動(姿勢や位置)を制御する。なお、フォーカスFは、左右の視線Gの交点から推測される。この方法には、視力の個人差を補正する効果があるため、例えば観察者OBが近眼であれば、観察者OBとカメラレンズユニットCLU(内のレンズL)の距離を通常よりも短くして、検査を実施する。
図10に示す例では、複数枚レンズLが重なったカメラ5のレンズユニットLUを検査している。このような各レンズLの異常をユニット(レンズユニットLU)として検査する必要がある場合、観察者OBは、フォーカスFを変えながら(注目するレンズLを変えながら)検査する必要がある。このような場合、フォーカスFが定まらないような動かし方をすると、検査の精度に支障が生じてしまう。図10に示す例では、z軸周りに回転させるようにし、xyzの各軸方向に移動させたり、xy軸周りに回転させたりしないようにしている。このような動作にすることで、観察者OBがフォーカスFを合わせやすくなるので、検査のばらつきが生じにくくなる。
すなわち、制御部10は、被検査対象物が透明体(レンズL等)である場合に、観察者OBの視線方向(z方向)に被検査対象物を移動させない(それ以外の方向には移動/回転させる)奥行き検査モードを有している。
[3.効果]
以上のように、本実施形態に係る部品検査支援装置100は、被検査対象物(レンズL)を移動させる移動部(ハンド2)と、観察者OBのアイポイントを検知する検知部(カメラ5)と、被検査対象物の位置条件及び目視検査所作からなる見本を記憶する記憶部(コントローラー8)と、移動部による被検査対象物の移動を制御する制御部10と、を備える。また、制御部10は、観察者OBの目に入射する光が記憶部に記憶された見本と同様になるように、検知部により検知されたアイポイントに応じて、少なくとも被検査対象物の移動を制御する。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、観察者OBのアイポイントに応じて被検査対象物の姿勢や位置を変えることができる。その結果、照明や周囲からの散乱光が、観察者OBの目の位置や視線に応じて適切な姿勢や位置に変えられた被検査対象物に入射し、その光が透過又は反射して、観察者OBの目に入射する。このとき、観察者OBが誰であろうと、見本と同様な見え方で、被検査対象物は観察される。
すなわち、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、観察者OBのアイポイントに応じて被検査対象物の姿勢や位置を変えることができるので、必要以上に観察者OBが動いたりすることなく、被検査対象物の見え方を一定とすることができる。よって、観察者OBに依らず適切な観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、検知部は、観察者OBの目の位置及び視線方向に基づいて、アイポイントを検知する。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、観察者OBに入射する光をより位置精度よくコントロールすることができるので、より適切な観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、被検査対象物は、透明体又は鏡面体である。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、習熟度がよりばらつきやすい高難度な検査においても、被検査対象物の見え方を一定とすることができるので、観察者OBに依らず適切な観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100は、観察者OBにより移動部を操作可能な操作部(ジョイスティック7)を備える。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、観察者OBが手動で被検査対象物の姿勢や位置を変えることができるので、習熟度が低い観察者OBであっても適切な観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、制御部10は、操作部による移動部の操作に基づいて、操作時のモードの見本を更新する。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、観察者OBによる手動操作を学習することができるので、観察者OBの習熟度に合わせた適切な観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、制御部10は、検知部により検知されたアイポイントが所定の位置/角度から外れた場合、移動部による被検査対象物の移動を停止させる。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、観察者OBにより異常な観察が行われた場合に被検査対象物の移動を停止させることができるので、検査の見落としを低減させることが可能となり、より確実な観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、制御部10は、検知部により検知されたアイポイントの単位時間あたりの変化量に応じて、移動部による被検査対象物の移動を制御する。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、急激な視線の変化に対して急激に被検査対象物が動いてしまわないようにすることができるので、特に観察点が定まりにくいような観察者OBの場合であっても、適切な観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100は、観察者OBに被検査対象物の観察点を指示する指示部(プロジェクター4)を備える。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、観察者OBが見るべきポイントを直感的に把握させることができるので、容易かつ確実に観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、制御部10は、観察者OBのアイポイントが記憶部に記憶された見本から所定距離内にある場合と所定距離外にある場合とで、指示部による指示を切り替えさせる。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、近すぎず、遠すぎず、適当な位置から被検査対象物を観察することができるので、より適切な観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100は、観察者OBの目に入射する光を偏光する偏光フィルター6を備える。また、制御部10は、被検査対象物と観察者OBとの間に偏光フィルター6を位置させるモードを有している。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、通常の白色光のみでは見えない検査のような、習熟度がよりばらつきやすい高難度な検査においても、被検査対象物の見え方を一定とすることができるので、観察者OBに依らず適切な観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、制御部10は、観察者OBにより入力された習熟度に基づいて、使用する見本を選択する。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、習熟度がよりばらつきやすい高難度な検査においても、被検査対象物の見え方を一定とすることができるので、観察者OBに依らず適切な観察を行うことができる。特に、習熟度の高い観察者OBがストレスなく観察できるよう、機敏な動作をさせることができるので、観察者OBの習熟度に合わせた臨機応変な観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100は、被検査対象物を照らす照明部(可動照明3)を備える。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、被検査対象物を見えやすくすることができるので、より適切な観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、制御部10は、照明部による照明条件、被検査対象物の位置条件及び目視検査所作からなる見本を記憶部に記憶させる見本記憶モードを有している。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、習熟度がよりばらつきやすい高難度な検査においても、被検査対象物の見え方を一定とすることができるので、観察者OBに依らず適切な観察を行うことができる。また、例えば、習熟度の低い人向けに「習熟することを目的とした見本」を作成したり、「生産ラインで使用するための見本」を作成したりすることができるので、教育時も量産時も有効に活用することができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、制御部10は、見本記憶モード時に、照明部から出射される光の光量及び波長の少なくとも1つを変更して記憶部に記憶させる。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、習熟度がよりばらつきやすい高難度な検査においても、被検査対象物の見え方を一定とすることができるので、観察者OBに依らず適切な観察を行うことができる。また、観察者OBに入射する光をより適切なものにコントロールすることができるので、より適切な観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、検知部は、観察者OBのフォーカスを検知し、制御部10は、検知部により検知されたフォーカスに応じて、被検査対象物及び照明部の少なくとも1つの移動を制御する。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、複数のレンズLが組み合わさった場合など、観察者OBが見る角度を変えずにフォーカスのみを変えて検査する場合であっても、被検査対象物の見え方を一定とすることができるので、観察者OBに依らず適切な観察を行うことができる。
また、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、制御部10は、被検査対象物が透明体である場合に、観察者OBの視線方向に被検査対象物を移動させない奥行き検査モードを有している。
したがって、本実施形態に係る部品検査支援装置100によれば、複数のレンズLが組み合わさった場合など、観察者OBが見る角度を変えずにフォーカスのみを変えて検査する場合であっても、被検査対象物の見え方を一定とすることができるので、観察者OBに依らず適切な観察を行うことができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
[4.変形例]
例えば、上記実施形態では、観察者OBのアイポイントが見本から所定距離内にある場合と所定距離外にある場合とで、プロジェクター4による指示(光の色)を切り替えさせるようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、光の色を切り替える代わりに、光を点滅状態から点灯状態に切り替えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、カメラ5により検知されたアイポイントが所定の位置/角度から外れた場合、6軸ロボット1(ハンド2)によるレンズLの移動を停止させるようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、アイポイントの代わりに、目の位置及び視線方向の少なくとも1つが所定の位置/角度から外れた場合、レンズLの移動を停止させるようにしてもよい。
同様に、上記実施形態では、カメラ5により検知されたアイポイントの単位時間あたりの変化量に応じて、6軸ロボット1(ハンド2)によるレンズLの移動を制御するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、アイポイントの代わりに、目の位置及び視線方向の少なくとも1つの単位時間あたりの変化量に応じて、レンズLの移動を制御するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、見本をコントローラー8に記憶させる見本記憶モードを有するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、見本を予めコントローラー8に記憶させておくようにしておくことで、見本記憶モードを有しない構成を採用することもできる。
その他、部品検査支援装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 部品検査支援装置
1 6軸ロボット
2 ハンド(移動部)
3 可動照明(照明部)
4 プロジェクター(指示部)
5 カメラ(検知部)
6 偏光フィルター
7 ジョイスティック(操作部)
8 コントローラー(記憶部)
10 制御部
101 作業台
L レンズ(被検査対象物)
CLU カメラレンズユニット
LU レンズユニット
OB 観察者
G 視線
RF 反射光
TR 透過光
F フォーカス

Claims (18)

  1. 被検査対象物を移動させる移動部と、
    観察者のアイポイントを検知する検知部と、
    前記被検査対象物の位置条件及び目視検査所作からなる見本を記憶する記憶部と、
    前記移動部による前記被検査対象物の移動を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記観察者の目に入射する光が前記記憶部に記憶された見本と同様になるように、前記検知部により検知されたアイポイントに応じて、少なくとも前記被検査対象物の移動を制御することを特徴とする部品検査支援装置。
  2. 前記検知部は、前記観察者の目の位置及び視線方向に基づいて、前記アイポイントを検知することを特徴とする請求項1に記載の部品検査支援装置。
  3. 前記被検査対象物は、透明体又は鏡面体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の部品検査支援装置。
  4. 前記観察者により前記移動部を操作可能な操作部を備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の部品検査支援装置。
  5. 前記制御部は、前記操作部による前記移動部の操作に基づいて、前記操作時のモードの前記見本を更新することを特徴とする請求項4に記載の部品検査支援装置。
  6. 前記制御部は、前記検知部により検知されたアイポイントが所定の位置/角度から外れた場合、前記移動部による前記被検査対象物の移動を停止させることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の部品検査支援装置。
  7. 前記制御部は、前記検知部により検知されたアイポイントの単位時間あたりの変化量に応じて、前記移動部による前記被検査対象物の移動を制御することを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の部品検査支援装置。
  8. 前記観察者に前記被検査対象物の観察点を指示する指示部を備えることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の部品検査支援装置。
  9. 前記制御部は、前記観察者のアイポイントが前記記憶部に記憶された見本から所定距離内にある場合と所定距離外にある場合とで、前記指示部による指示を切り替えさせることを特徴とする請求項8に記載の部品検査支援装置。
  10. 前記観察者の目に入射する光を偏光する偏光フィルターを備え、
    前記制御部は、前記被検査対象物と前記観察者との間に前記偏光フィルターを位置させるモードを有していることを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載の部品検査支援装置。
  11. 前記制御部は、前記観察者により入力された習熟度に基づいて、使用する前記見本を選択することを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載の部品検査支援装置。
  12. 前記被検査対象物を照らす照明部を備えることを特徴とする請求項1~11のいずれか一項に記載の部品検査支援装置。
  13. 前記制御部は、前記照明部による照明条件、前記被検査対象物の位置条件及び前記目視検査所作からなる前記見本を前記記憶部に記憶させる見本記憶モードを有していることを特徴とする請求項12に記載の部品検査支援装置。
  14. 前記制御部は、前記見本記憶モード時に、前記照明部から出射される光の光量及び波長の少なくとも1つを変更して前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項13に記載の部品検査支援装置。
  15. 前記検知部は、前記観察者のフォーカスを検知し、
    前記制御部は、前記検知部により検知されたフォーカスに応じて、前記被検査対象物及び前記照明部の少なくとも1つの移動を制御することを特徴とする請求項12~14のいずれか一項に記載の部品検査支援装置。
  16. 前記制御部は、前記被検査対象物が透明体である場合に、前記観察者の視線方向に前記被検査対象物を移動させない奥行き検査モードを有していることを特徴とする請求項1~15のいずれか一項に記載の部品検査支援装置。
  17. 被検査対象物を移動させる移動部と、観察者のアイポイントを検知する検知部と、前記被検査対象物の位置条件及び目視検査所作からなる見本を記憶する記憶部と、を備える部品検査支援装置の部品検査支援方法であって、
    前記観察者の目に入射する光が前記記憶部に記憶された見本と同様になるように、前記検知部により検知されたアイポイントに応じて、少なくとも前記被検査対象物の移動を制御する制御工程を含む部品検査支援方法。
  18. 被検査対象物を移動させる移動部と、観察者のアイポイントを検知する検知部と、前記被検査対象物の位置条件及び目視検査所作からなる見本を記憶する記憶部と、を備える部品検査支援装置のコンピュータを、
    前記観察者の目に入射する光が前記記憶部に記憶された見本と同様になるように、前記検知部により検知されたアイポイントに応じて、少なくとも前記被検査対象物の移動を制御する制御部、
    として機能させるためのプログラム。
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