JP7308969B2 - 換気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外気と部屋の空気とを交換する換気装置に関する。
近年、SDGs(Sustainable development goals)を経営戦略に盛り込む企業があり、あるいはESG(Environment,social,governance)投資の広まりもある。このように、社会または環境に貢献する意識の高まりが見られる。
オフィスビルにおいても、居住者の生産性あるいは健康が建物の評価軸の一つとなりつつあり、WELLと呼ばれる基準も、その評価軸の一つである。
WELL基準では換気量を従来の基準よりも増やす必要があり、これにより空調機の最大負荷が増加する。このため、WELL基準を満足させる場合は、設計時には現状より大容量の機種が選定される。
一般的に、オフィスにおける空気調和機の運転実態は、最大の負荷率は50%前後、最頻発の負荷率は30%前後である。WELL基準を満足させるために現状よりも大きな容量の機種が選定されると、最頻発の負荷率はさらに低くなる。
負荷率が低下する事で、圧縮機が発停運転する時間が長くなるためエネルギー効率が低い領域で圧縮機が運転される時間が長くなるので、消費電力が増加する課題がある。
このような課題に対して、低負荷時に一部の冷媒系統の運転を停止させ、系統あたりの負荷率を上昇させることで、エネルギー効率が高い状態で運転させる制御が提案されている(例えば、特許文献1)。この運転は以下、系統集約運転と呼ぶ。
この際、停止系統と運転系統とが温度調節とを担当するそれぞれの空間において、温度ムラが課題となる。このような温度ムラを抑制するためにサーキュレーターを併設する事が提案されている(特許文献2)。
特開2003-65588号公報 特開2013-238376号公報
しかし、既存のオフィスにおいてWELL基準を満たす換気量を得るために換気装置を大風量化し、かつ、サーキュレーターも併設すると、設置コストが高くなるという課題がある。
本発明は、WELL基準を満足する風量が提供でき、かつ、サーキュレーターの機能も持ち合わせた換気装置の提供を目的とする。
この発明は、部屋に供給される外気の給気流路と、前記部屋から排出される排気の排気流路とを備える換気装置に関する。
この発明の換気装置は、
前記給気流路の前記外気と、前記排気流路の前記排気とが通過する全熱交換器と、
前記給気流路による前記外気の供給を遮断し、前記排気流路による前記排気の排出を遮断し、かつ、前記給気流路と前記排気流路とを連通する循環モードと、前記循環モードが解除されたモードであって、前記給気流路から前記部屋へ前記外気を供給し、前記排気流路から前記排気を排出し、かつ、前記給気流路と前記排気流路との連通を遮断するモードである解除モードとに切り換わるダンパー機構と、
を備え、
前記部屋の空気が循環する循環運転は、
前記循環モードで実行される共に、前記全熱交換器を通過することなく前記部屋の前記空気が前記排気流路、前記給気流路及び前記部屋を循環し、
前記部屋を換気する換気運転は、
前記解除モードで実行される。
本発明により、WELL基準を満足する風量が提供でき、かつ、サーキュレーターの機能も持ち合わせた換気装置を提供できる。
実施の形態1の図で、空気調和システム1を示す図。 実施の形態1の図で、換気装置100が換気運転を行っているときの部屋710を示す図。 実施の形態1の図で、図2から換気装置100を抜き出した図。 実施の形態1の図で、換気運転をしている換気装置100の基本的な構成を透過的に示す斜視図。 実施の形態1の図で、換気装置100が循環運転を行っているときの部屋710を示す図。 実施の形態1の図で、図5から換気装置100を抜き出した図。 実施の形態1の図で、循環運転をしている換気装置100の基本的な構成を透過的に示す斜視図。 実施の形態1の図で、系統集約運転を説明する図。 実施の形態1の図で、系統集約運転の効果を示す図。 実施の形態1の図で、制御装置200のハードウェア構成を示す図。 実施の形態1の図で、空気調和システム1における、換気装置100及び制御装置200の動作を説明するフローチャート。 実施の形態2の図で、空気調和システム1における、換気装置100及び制御装置200の動作を説明するフローチャート。 実施の形態3の図で、空気調和システム1における、換気装置100及び制御装置200の動作を説明するフローチャート。 実施の形態3の図で、制御装置200の変形例のハードウェア構成を示す図。
実施の形態1.
図1から図11を参照して実施の形態1の空気調和システム1を説明する。
図1は、実施の形態1の空気調和システム1を示す。図1は、部屋710の平面図である。空気調和システム1は、複数の換気装置100、第1空気調和機601、第2空気調和機602及び複数の換気装置630を備えている。図1では、部屋710には、2台の換気装置100と、2台の換気装置630が配置されている。空気調和システム1は、換気装置630と換気装置100とによって、WELL基準を満足する換気量を有している。
実施の形態1の特徴は、換気装置100である。換気装置100は、制御装置200を備えている。図1では一台の制御装置200を2台の換気装置100が共用している。換気装置100は、空気を換気する換気運転をする換気装置の機能と、空気を循環する循環運転をする循環装置の機能とを兼用する。換気装置630は、既存の換気装置であり、換気装置の機能のみを有し循環装置の機能は持たない。
第1空気調和機601は、内調機として利用される直膨系の室外機621と、室外機621に接続される複数の室内機610を備えている。図1では、4台の室内機610が室外機621に接続されている。第2空気調和機602は、内調機として利用される直膨系の室外機622と、室外機622に接続される複数の室内機610を備えている。図1では、4台の室内機610が室外機622に接続されている。
第1空気調和機601の直膨系の冷媒回路は図示していないけれども、第1空気調和機601は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張弁、室内熱交換器、室外熱交換器用の送風機及び室内熱交換用の送風機を備えている。第2空気調和機602の構成も、第1空気調和機601と同じである。室内機610は、膨張弁、室内熱交換器及び室内熱交換器用の送風機から構成される。4台の室内機610が一台の室外機に接続されている状態を示す図4は例であり、室内機610は室外機に1台あるいは複数台接続する。圧縮機は、圧縮機周波数調整部、蒸発温度検出部を備えている。室外機が四方弁を切替える事で、冷房運転と暖房運転とを、切り替えることができる。
<換気装置100>
図2は、換気装置100が換気運転を行っているときの部屋710を示す。上方向がZ方向、左方向をX方向とする。
図3は、図2における換気装置100を抜き出して換気運転の状態を示している。
図4は、換気運転をしている換気装置100の基本的な構成を透過的に示す斜視図である。図4において、後述する第1ダンパー21は、M、N、O及びPで示され、第2ダンパー22はI、J、K及びLで示され、排気流路42につながる開口はQ、R、S及びTで示される。図2から図4に示す座標は同じである。図2から図4を参照して、換気装置100の構成を説明する。図2に示すように、換気装置100は天井裏712に配置されている。天井711には、内側給気口81及び内側排気口82が設置されている。制御装置200は、部屋710に供給される外気の給気流路41と、部屋710から排出される排気の排気流路42とを備えている。
換気装置100は、図2及び図3に示すように、外気を給気として室内に供給する給気流路41と、部屋710から部屋710の空気を排気として排出する排気流路42とを有する。換気装置100は、全熱交換器10、ダンパー機構20、給気ファン31、排気ファン32、内側外気ダクト51a、外側外気ダクト51b、内側排気ダクト52a及び外側排気ダクト52bを備えている。また、換気装置100は、図4に示すように、第1仕切り板61、第2仕切り板62及び筐体70を有する。図4において、第1仕切り板61は、E,K,L及びHで示される。第2仕切り板62は、F1,F,G及びG1で示される。図4において、筐体70は、A1、B1、C1、D1、A2、B2、C2及びD2で示される。第1仕切り板61と第2仕切り板62とは、間に全熱交換器10を挟んでいる。すなわち、全熱交換器10は、筐体70の内部を外気が進む方向であるX1方向において、第1仕切り板61と第2仕切り板62との間に配置されている。第1仕切り板61と第2仕切り板62とは、筐体70を上下に仕切っている。具体的には、第1仕切り板61は、全熱交換器10よりもX1方向の空間を、部屋710の空気が筐体70へ吸い込まれる方向であるZ方向で2つに分けている。また、第2仕切り板62は、全熱交換器10よりもX2方向の空間を、Z方向で2つに分けている。
給気ファン31は給気流路41に配置されており、排気ファン32は排気流路42に配置されている。給気ファン31は給気流路41に外気を吸い込み、排気ファン32は排気流路42に部屋の空気を吸い込む。ダンパー機構20は、第1ダンパー21と第2ダンパー22とを備えている。
換気装置100では、循環運転の際に、第1ダンパー21によって、給気流路41と排気流路42とが連通される。また、ダンパー機構20は、循環運転の際には、給気流路41へ外気が流れ込まないように第1ダンパー21で給気流路41を塞ぎ、排気流路42から排気が流れ出ないように第2ダンパー22で排気流路42を塞ぐ。
ダンパー機構20について説明する。ダンパー機構20は、ダンパー制御部213から制御されることで、循環モードと、解除モードとに切り換わる。循環モードは、給気流路41による外気の供給を遮断し、排気流路42による排気の排出を遮断し、かつ、給気流路41と排気流路42とを連通するモードである。解除モードは、循環モードが解除されたモードであって、給気流路41から部屋710へ外気を供給し、排気流路42から排気を排出し、かつ、給気流路41と排気流路42との連通を遮断するモードである。
循環モードでは、給気ファン31は稼働状態、排気ファン32は停止状態、第1ダンパー21は後述の第2状態ST12、及び第2ダンパー22は後述の第2状態ST22である。解除モードでは、給気ファン31は稼働状態、排気ファン32は稼働状態、第1ダンパー21は後述の第1状態ST11、及び第2ダンパー22は後述の第1状態ST21である。
部屋710の空気が循環する循環運転は、ダンパー機構20の循環モードで実行される共に、全熱交換器10を通過することなく部屋710の空気が排気流路42、給気流路41及び部屋710を循環する。部屋710を換気する換気運転は、ダンパー機構20の解除モードで実行される。
<換気運転>
図2から図4を参照して、換気装置100による換気運転を説明する。図3のように、全熱交換器10は、換気運転において、給気流路41の外気と、排気流路42の排気とが通過する。給気流路41の外気と、排気流路42の排気とは、全熱交換器10を通過する際に、顕熱と潜熱とを交換する。換気運転では給気ファン31及び排気ファン32は動作している。換気運転では、第1ダンパー21は第1仕切り板61に嵌っている第1状態ST11である。換気運転の状態では、第1ダンパー21は、第1仕切り板61に形成されている開口63に嵌って、この開口63を塞いている第1状態ST11である。開口63は図5から図7に示す。図4では、第1仕切り板61は、E,K,L及びHで示される。第1仕切り板61の開口63は、M,N,O及びPで示される。
第1ダンパー21は、開口63に嵌っている。第1ダンパー21は、部屋710の空気が開口63から給気流路41に流れ込むのを遮断する。換気運転の状態では、第2ダンパー22は、第1仕切り板61に並行な第1状態ST21である。すなわち第2ダンパー22は第1仕切り板61の下側に、第1仕切り板61と対向する第1状態ST21で配置されている。図3に示すように、給気ファン31によって、外気は、外側給気口91から給気流路41へ吸い込まれ、全熱交換器10を下から上に通過し、給気ファン31を経由し、内側外気ダクト51aの内側給気口81から部屋710に供給される。排気ファン32によって、部屋710の空気は、内側排気口82から排気流路42へ吸い込まれ、排気ファン32を経由し、全熱交換器10を下から上に通過し、外側排気ダクト52bの外側排気口92から排出される。換気運転の状態では、第1空気調和機601及び第2空気調和機602のいずれも動作している。図2では、第1空気調和機601の室内機610を室内機610a、第2空気調和機602の室内機610を室内機610bとして示しており、室内機610a及び室内機610bは、空気調和を行っている。空気調和状態であることをA/C ONと記載している。室内機610a及び室内機610bは、冷房運転または暖房運転を行っている。
<系統集約運転>
図5から図9を参照して、換気装置100による循環運転を説明する。図5から図7は、換気運転における図2から図4に対応する。
図5は、換気装置100が循環運転を行っているときの部屋710を示す。
上方向がZ方向、左方向がX方向である。
図6は、図5における換気装置100を抜き出して循環運転の状態を示している。
図7は、循環運転をしている換気装置100の基本的な構成を透過的に示す斜視図である。
図8は、系統集約運転を説明する図である。
図9は、系統集約運転の効果を示す。
実施の形態1では、空気調和システム1が系統集約運転をするときに、換気装置100では循環運転が実行される。そのため、まず、図8を参照して系統集約運転を説明する。図8では、説明のため、第1空気調和機601及び第2空気調和機602のみを示している。以下に系統集約運転を説明する。
系統集約運転とは、部屋710に設置された複数の室内機610と、複数の室内機610を空気調和させる室外機とを備える単位系統が複数含まれる複数系統のうち、少なくとも一つの単位系統を停止させて残りの単位系統を稼働する運転をいう。
図8を参照すれば、部屋710に設けられた8台の室内機610が分けられた2つの単位系統として、第1系統701と第2系統702が存在する。第1系統701は第1空気調和機601が対応し、第2系統702は第2空気調和機602が対応する。第1系統701に属する4台の室内機610に空気調和させる室外機621が第1系統701に設けられ、第2系統702に属する4台の室内機610に空気調和させる室外機622が第2系統702に設けられている。複数系統は、第1系統701と第2系統702とからなる。系統集約運転とは、図8の例では、第1系統701と第2系統702とのうち、どちらかの単位系統を停止させて残りの単位系統を稼働する運転である。
図8では第1系統701を停止させて、第2系統702を稼働させる状態を示している。第1系統701において、室内機610と配管611とが離れているのは、第1系統701の稼働停止を示している。第1空気調和機601または第2空気調和機602の負荷が低いときは、いずれかの単位系統を停止させた方が、空気調和システム1のエネルギー効率が高い場合がある。そこで、いずれかの単位系統の停止によりエネルギー効率が高くなる場合には、単位系統の運転を停止し、稼働する単位系統あたりの負荷率を上昇させることで、エネルギー効率を高める。
図9は、系統集約運転の際のCOP(Coefficient Of Performance)向上を示すグラフである。横軸は負荷率であり縦軸はCOPである。例えば図8において、2系統の運転状態が点310に該当し、1系統停止の系統集約運転が点320に該当する。点310から点320に移ることでCOPが向上する。系統停止によりエネルギー効率が向上するかどうかは、制御装置200が判定する。この判定は後述する。
換気装置100の内側給気口81及び内側排気口82は、空気調和システム1の系統集約運転時に換気装置100が循環運転する際、部屋710の温度ムラが低減する位置に配置されている。また、換気装置100は、換気運転する際に、部屋710の二酸化炭素の濃度上昇を抑制できる位置に配置されている。つまり換気装置100は、換気運転の際に換気効率が高くなる位置に配置されている。
<循環運転>
図5から図7を参照して、換気装置100による換気運転を説明する。循環運転では給気ファン31は動作しており、排気ファン32は停止している。循環運転では、第1ダンパー21は、図5に示すように、第2状態ST12である。第2状態ST12とは、第1ダンパー21が第1状態ST11から90度回転して、M、N、O及びPで示される開口63が現れる状態である。第1ダンパー21が開口63を出現させることで、給気流路41と排気流路42とが連通する。循環運転の状態では、第2ダンパー22は第1状態ST21から90度回転して、第1仕切り板61に直角な第2状態ST22となり、排気流路42を塞ぐ。排気ファン32は停止している。一方、給気ファン31は動作している。給気ファン31によって、部屋710の空気は、内側排気口82から排気流路42へ吸い込まれ、開口63、給気流路41、内側給気口81及び部屋710を循環する。なお、循環運転の状態では、系統集約運転によって第1空気調和機601は停止しており、第2空気調和機602のみが動作している。図5では、室内機610aは送風動作であり、室内機610bのみが空気調和を行っている。
<制御装置200>
図10は、制御装置200のハードウェア構成を示す。制御装置200はコンピュータである。制御装置200は、プロセッサ210を備えるとともに、主記憶装置220、補助記憶装置230、入力インタフェース240、出力インタフェース250及び通信インタフェース260といった他のハードウェアを備える。以下ではインタフェースはIFと表記する。プロセッサ210は、信号線270を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
制御装置200は、機能要素として、集約判定部211、決定部212及びダンパー制御部213を備える。集約判定部211、決定部212及びダンパー制御部213の機能は、制御プログラム201により実現される。制御プログラム201は補助記憶装置230に格納されている。
プロセッサ210は、制御プログラム201を実行する装置である。制御プログラム201は、集約判定部211、決定部212及びダンパー制御部213の機能を実現するプログラムである。プロセッサ210は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ210の具体例は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
主記憶装置220は、データを記憶する記憶装置である。主記憶装置220の具体例は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。主記憶装置220は、プロセッサ210の演算結果を保持する。
補助記憶装置230は、データを不揮発的に保管する記憶装置である。補助記憶装置230の具体例は、HDD(Hard Disk Drive)である。また、補助記憶装置230は、SD(登録商標)(Secure Digital)メモリカード、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)といった可搬記録媒体であっても良い。
入力IF240は、各種機器が接続され、各種機器のデータが入力されるポートである。出力IF250は、各種機器が接続され、各種機器にプロセッサ210により制御信号が出力されるポートである。通信IF260は、各種機器とプロセッサ210とが通信する通信ポートである。図10では、通信IF260には、第1ダンパー21、第2ダンパー22、給気ファン31、排気ファン32、室外機621、室外機622及び人感センサ641が接続している。集約判定部211は、室外機621及び室外機622と通信する。ダンパー制御部213は、第1ダンパー21、第2ダンパー22、給気ファン31及び排気ファン32を制御する。
プロセッサ210は補助記憶装置230から制御プログラム201を主記憶装置220にロードし、主記憶装置220から制御プログラム201を読み込み実行する。主記憶装置220には、制御プログラム201だけでなく、OS(Operating System)も記憶されている。プロセッサ210は、OSを実行しながら、制御プログラム201を実行する。
制御装置200は、プロセッサ210を代替する複数のプロセッサを備えていても良い。複数のプロセッサは、制御プログラム201の実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ210と同じように、制御プログラム201を実行する装置である。
制御プログラム201により利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値及び変数値は、主記憶装置220、補助記憶装置230、または、プロセッサ210内のレジスタあるいはキャッシュメモリに記憶される。制御プログラム201は、集約判定部211、決定部212及びダンパー制御部213の各部の「部」を「処理」、「手順」あるいは「工程」に読み替えた各処理、各手順あるいは各工程をコンピュータに実行させるプログラムである。
制御方法は、コンピュータである制御装置200が制御プログラム201を実行することにより行われる方法である。制御プログラム201は、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されても良いし、プログラムプロダクトとして提供されても良い。
なお、制御装置200の動作は制御方法に相当する。制御装置200の動作は制御プログラム201の処理に相当する。
<***動作1の説明***>
図11は、空気調和システム1における、換気装置100及び制御装置200の動作を説明するフローチャートである。図11を参照して換気装置100及び制御装置200の動作を説明する。
<ステップS11>
ステップS11において、図2のように、第1系統701と第2系統702との両方の系統が運転中である。
<ステップS12>
ステップS12において、制御装置200の集約判定部211は、系統集約運転を行うかどうかを判定するために使用する判定情報を、室外機621及び室外機622から取得する。集約判定部211は、通信IF260を介して室外機621及び室外機622に接続しており、室外機621及び室外機622から、室外機621及び室外機622の運転状態を、判定情報として取得する。運転状態とは、例えば室外機621及び室外機622の圧縮機の運転周波数である。
<ステップS13>
ステップS13において、集約判定部211は、判定情報に基づいて、系統集約運転を実行するかどうかを判定する。すなわち、集約判定部211は、運転中の第1系統701と第2系統702とのうち、一方を停止して、一方に運転を集約するかどうかを、判定情報を参照して判定する。具体的には、集約判定部211は室外機621及び室外機622の圧縮機の運転周波数を用いて、図9に示す、負荷率とCOPとの関係において、系統集約運転を実行した方がCOPが高くなるかどうかを判定する。COPが高くなる場合、集約判定部211は系統集約運転を実行すると判定する。ステップS13でYESの場合、処理はステップS14に進む。COPが高くならない場合(ステップS13でNO)、集約判定部211は系統集約運転を実行しないと判定し、処理はステップS16に進む。
<ステップS14>
ステップS14において、集約判定部211は、2系統のうち一方の系統を停止し、系統集約運転を実行する。系統集約運転を実行する場合、どの系統を停止するかは、集約判定部211を実現するプログラムに設定されている。集約判定部211は、例えば、2系統のうちCOPの低い系統を停止する。この例では集約判定部211は第1系統701を停止するとする。
<ステップS15>
ステップS15において、集約判定部211は、開始情報を生成する。開始情報とは、系統運転の開始を通知する情報である。
<ステップS16>
ステップS16において、集約判定部211は、2系統の運転を継続する。
<ステップS17>
ステップS17において、集約判定部211は、継続情報を生成する。継続情報とは、系統集約運転を実行せず、2系統での運転を継続することを通知する情報である。
<ステップS18>
ステップS18において、集約判定部211は、継続情報と開始情報とのいずれかを、出力する。
<ステップS19>
決定部212は、部屋710の空気状態に関係する関係情報を取得し、関係情報に基づいて、循環運転と換気運転とのどちらを実行するかを決定する。この例では、関係情報は開始情報と継続情報である。2系統の運転か、系統集約運転かは、部屋710の空気状態に関係する。ダンパー制御部213は、循環運転と換気運転との一方の運転の実行が決定した場合に、ダンパー機構20を、決定した一方の運転に対応する循環モードと解除モードとのいずれかのモードに制御する。
具体的には以下のようである。
ステップS19では、決定部212は、継続情報と開始情報とのいずれかを受信し、受信した情報が開始情報かどうかを判定する。決定部212が開始情報を受信したと判定すると、処理はステップS20に進む。決定部212が開始情報を受信しない判定すると、すなわち、決定部212が継続情報を受信したと判定すると、処理はステップS21に進む。
<ステップS20>
ステップS20において、ダンパー制御部213は、ダンパー機構20を制御することにより、ダンパー機構20を循環モードにする。循環モードにおけるダンパー機構20の動作は、以下のとおりである。ダンパー制御部213は、第1ダンパー21を給気の遮断状態にし、及び第2ダンパー22を排気の遮断状態にする。すなわち、図6に示すように、ダンパー制御部213は、第1ダンパー21を第1状態ST11から第2状態ST12にして、給気流路41による外気の部屋710への供給を遮断する。第2状態ST12では、開口63が出現し、給気流路41と排気流路42とが連通する。ダンパー制御部213は、第2ダンパー22を第1状態ST21から第2状態ST22にして、排気流路42による排気の部屋外部への排出を遮断する。給気流路41及び排気流路42の遮断に伴い、ダンパー制御部213は、稼働している排気ファン32を停止する。稼働している給気ファン31については、ダンパー制御部213は稼働を維持する。ダンパー制御部213による、第1ダンパー21、第2ダンパー22及び排気ファン32の制御により、部屋710の空気が循環する。
つまり図6に示すように、部屋710の空気は、給気流路41、排気流路42及び部屋を、循環流路43として循環する。
<ステップS21>
ステップS21において、ダンパー制御部213は、継続情報に従って、換気運転を維持する。すなわち、ダンパー制御部213は、ダンパー機構20について、解除モードを維持する。
***実施の形態1の効果***
系統集約運転に伴う第1系統701の停止に伴い、換気装置100が部屋710の室内を循環させる循環運転をするので、系統集約運転によって生じる温度ムラを低減することができる。また温度ムラの低減によって、系統集約運転を積極的に活用できる。よって、頻発する低負荷運転時に高効率で空気調和システム1を運転できることに加えて、既設の空調機及び既設の換気装置に、換気装置100を組み合わせることで、WELL基準を満足する換気量を有する空気調和システムを提供できる。
また、換気装置とサーキュレーターとを兼用する換気装置100は天井裏に設置されるため、室内の天井から機器がつり下がらず、居住者に圧迫感を与えない効果も有する。
実施の形態2.
実施の形態2は、部屋710の内部状態によって、換気運転と循環運転とを切り換える。実施の形態2では、系統集約運転の実行は判定されないので集約判定部211は必須ではない。実施の形態2の制御装置200のハードウェア構成は実施の形態1の制御装置200と同じであるとする。
図12は、実施の形態2の空気調和システム1における、換気装置100及び制御装置200の動作を説明するフローチャートである。図12を参照して換気装置100及び制御装置200の動作を説明する。
<ステップS31>
ステップS31において、図2のように、第1系統701と第2系統702との両方の系統が運転中である。
<ステップS32>
決定部212は、関係情報として、部屋710に存在する人の数と、部屋710の二酸化炭素の濃度との少なくともいずれかを示す内部情報を取得する。決定部212は、内部情報を参照して、循環運転と換気運転とのどちらを実行するかを決定する。具体的には以下のようである。
ステップS32において、決定部212が内部情報を他の装置から取得する。在室人数については、部屋710に設けられた、入退室管理装置あるいは人感センサのような装置から取得できる。部屋710の二酸化炭素の濃度は二酸化炭素の濃度を検出するセンサのような装置から取得できる。在室人数については、パーソナルコンピュータの動作状態の情報、スマートフォンの位置情報またはウェアラブルデバイスの位置情報のような情報よって求められる。この例では人感センサを例に説明する。決定部212は、部屋710に在室する人数の閾値THとしてTH=50を有している。決定部212は、図10に示す人感センサ641から、部屋710に在室する人数の情報を取得する。なお、図10に示すように、人感センサ641は通信IF260を介して決定部212に接続している。
<ステップS33>
決定部212は、人感センサ641から取得した人数の情報である内部情報を閾値THと比較する。決定部212が在室人数は閾値TH以下と判定すると、処理はステップS34に進む。決定部212が在室人数は閾値THより大きいと判定すると、処理はステップS35に進む。
<ステップS34>
ステップS34において、ダンパー制御部213は、ダンパー機構20を循環モードにする。ステップS34の循環運転はステップS20と同様なので説明は省略する。
<ステップS35>
ステップS35において、ダンパー制御部213は、換気運転を維持する。ステップS35の循環運転はステップS20と同様なので説明は省略する。
つまり、在室人数あるいは室内の二酸化炭素濃度が閾値より高い場合は、換気運転が実行され、在室人数あるいは室内の二酸化炭素濃度が閾値より低い場合はサーキュレーター運転が実行されるか、あるいは換気装置100の運転が停止する。
(***実施の形態2の効果の説明***)
在室人数または二酸化炭素の濃度に応じて換気風量を調整することで、空気調和システム1の負荷と換気装置のファン動力とを減らせるので、省エネルギーになる。
実施の形態3.
図13を参照して実施の形態3を説明する。実施の形態3の制御装置200のハードウェア構成は実施の形態1の制御装置200と同じであるので図面は省略する。
図13は、実施の形態3の空気調和システム1における、換気装置100及び制御装置200の動作を説明するフローチャートである。図13を参照して換気装置100及び制御装置200の動作を説明する。
決定部212は、関係情報として、系統集約運転の開始を通知する開始情報と、部屋710に存在する人の数と、部屋710の二酸化炭素の濃度との少なくともいずれかを示す内部情報とを取得する。決定部212は、開始情報と内部情報とに基づいて、循環運転と換気運転とのどちらを実行するかを決定する。決定部212は内部情報に含まれる人の数と、二酸化炭素の濃度とのいずれかが閾値を超える場合に、換気運転の実行を決定する。
以下に具体的に説明する。
図13は、図11のフローチャートのステップS19とステップS20との間に、図12のフローチャートのステップS32、S33を組み込んだフローチャートである。図13では、ステップS32、S33をステップS32a、S33aと表記し、図12のステップS20をステップS34aと表記している。実施の形態3では、決定部212が開始情報を受信しても直ぐには循環運転を実行しない。決定部212は、内部情報の取得を待ち、取得した内部情報と閾値THとの比較結果に応じて、換気運転と循環運転とのいずれかを実行する。図11のフローチャートに組み入れた部分であるステップS32a,S33a,S34aは図12と同じであるので説明は省略する。
***実施の形態3の効果***
実施の形態3では、系統集約運転する際に、直ちに循環運転するのでなく、換気運転と循環運転とのどちらを実行するかを判定する。よって、系統集約運転する際に、部屋710の空気の状態に応じて換気することができる。
なお、以上に説明したダンパー機構20では、第1ダンパー21が開口63を塞いだけれども、第2ダンパー22が開口63を塞ぐ構成でもよい。
この構成の場合、図3の第1ダンパー21の位置に第2ダンパー22が配置され、第1ダンパー21が第2ダンパー22の位置に配置される。第1ダンパー21は第1仕切り板61の上に配置される。
<ハードウェア構成の補足>
以下に、制御装置200のハードウェア構成の補足をしておく。図10の制御装置200では、制御装置200の機能がソフトウェアで実現されるが、制御装置200の機能がハードウェアで実現されても良い。
図14は、制御装置200の変形例のハードウェア構成を示す。図14の電子回路800は、集約判定部211、決定部212及びダンパー制御部213、主記憶装置220、補助記憶装置230、入力IF240、出力IF250及び通信IF260の機能を実現する専用の電子回路である。電子回路800は、信号線801に接続している。電子回路800は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略語である。制御装置200の構成要素の機能は、1つの電子回路で実現されても良いし、複数の電子回路に分散して実現されても良い。別の変形例として、制御装置200の構成要素の一部の機能が電子回路で実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されても良い。
プロセッサ210と電子回路800の各々は、プロセッシングサーキットリとも呼ばれる。制御装置200において、集約判定部211、決定部212及びダンパー制御部213の機能がプロセッシングサーキットリにより実現されても良い。あるいは、集約判定部211、決定部212、ダンパー制御部213、主記憶装置220、補助記憶装置230、入力IF240、出力IF250及び通信IF260の機能が、プロセッシングサーキットリにより実現されても良い。
1 空気調和システム、10 全熱交換器、20 ダンパー機構、21 第1ダンパー、22 第2ダンパー、31 給気ファン、32 排気ファン、41 給気流路、42 排気流路、43 循環流路、51a 内側外気ダクト、51b 外側外気ダクト、52a 内側排気ダクト、52b 外側排気ダクト、61 第1仕切り板、62 第2仕切り板、63 開口、70 筐体、81 内側給気口、82 内側排気口、91 外側給気口、92 外側排気口、100 換気装置、200 制御装置、201 制御プログラム、210 プロセッサ、211 集約判定部、212 決定部、213 ダンパー制御部、220 主記憶装置、230 補助記憶装置、240 入力IF、250 出力IF、260 通信IF、310,320 点、601 第1空気調和機、602 第2空気調和機、610 室内機、611 配管、621,622 室外機、630 換気装置、641 人感センサ、701 第1系統、702 第2系統、710 部屋、711 天井、712 天井裏、800 電子回路、801 信号線。

Claims (3)

  1. 部屋に供給される外気の給気流路と、前記部屋から排出される排気の排気流路とを備える換気装置において、
    前記給気流路の前記外気と、前記排気流路の前記排気とが通過する全熱交換器と、
    前記給気流路による前記外気の供給を遮断し、前記排気流路による前記排気の排出を遮断し、かつ、前記給気流路と前記排気流路とを連通する循環モードと、前記循環モードが解除されたモードであって、前記給気流路から前記部屋へ前記外気を供給し、前記排気流路から前記排気を排出し、かつ、前記給気流路と前記排気流路との連通を遮断するモードである解除モードとに切り換わるダンパー機構と、
    を備え、
    前記部屋の空気が循環する循環運転は、
    前記循環モードで実行される共に、前記全熱交換器を通過することなく前記部屋の前記空気が前記排気流路、前記給気流路及び前記部屋を循環し、
    前記部屋を換気する換気運転は、
    前記解除モードで実行され、
    前記換気装置は、さらに、
    前記部屋の空気状態に関係する関係情報を取得し、前記関係情報に基づいて、前記循環運転と前記換気運転とのどちらを実行するかを決定する決定部と、
    前記循環運転と前記換気運転との一方の運転の実行が決定した場合に、前記ダンパー機構を、決定した前記一方の運転に対応する前記循環モードと前記解除モードとのいずれかのモードに制御するダンパー制御部と、
    を有する制御装置を備え、
    前記決定部は、前記関係情報として、
    前記部屋に設置された複数の室内機と、前記複数の室内機を空気調和させる室外機とを備える単位系統を複数含む複数系統のうち、少なくとも一つの単位系統を停止させて残りの単位系統を稼働する系統集約運転の開始を通知する開始情報を取得し、前記開始情報を取得した場合は、前記循環運転の実行を決定する換気装置。
  2. 部屋に供給される外気の給気流路と、前記部屋から排出される排気の排気流路とを備える換気装置において、
    前記給気流路の前記外気と、前記排気流路の前記排気とが通過する全熱交換器と、
    前記給気流路による前記外気の供給を遮断し、前記排気流路による前記排気の排出を遮断し、かつ、前記給気流路と前記排気流路とを連通する循環モードと、前記循環モードが解除されたモードであって、前記給気流路から前記部屋へ前記外気を供給し、前記排気流路から前記排気を排出し、かつ、前記給気流路と前記排気流路との連通を遮断するモードである解除モードとに切り換わるダンパー機構と、
    を備え、
    前記部屋の空気が循環する循環運転は、
    前記循環モードで実行される共に、前記全熱交換器を通過することなく前記部屋の前記空気が前記排気流路、前記給気流路及び前記部屋を循環し、
    前記部屋を換気する換気運転は、
    前記解除モードで実行され、
    前記換気装置は、さらに、
    前記部屋の空気状態に関係する関係情報を取得し、前記関係情報に基づいて、前記循環運転と前記換気運転とのどちらを実行するかを決定する決定部と、
    前記循環運転と前記換気運転との一方の運転の実行が決定した場合に、前記ダンパー機構を、決定した前記一方の運転に対応する前記循環モードと前記解除モードとのいずれかのモードに制御するダンパー制御部と、
    を有する制御装置を備え、
    前記決定部は、前記関係情報として、
    前記部屋に設置された複数の室内機と、前記複数の室内機を空気調和させる室外機とを備える単位系統を複数含む複数系統のうち、少なくとも一つの単位系統を停止させて残りの単位系統を稼働する系統集約運転の開始を通知する開始情報と、前記部屋に存在する人の数と、前記部屋の二酸化炭素の濃度との少なくともいずれかを示す内部情報とを取得し、前記開始情報と前記内部情報とに基づいて、前記循環運転と前記換気運転とのどちらを実行するかを決定する換気装置。
  3. 前記決定部は、
    前記内部情報に含まれる人の数と、二酸化炭素の濃度とのいずれかが閾値を超える場合に、前記換気運転の実行を決定する請求項に記載の換気装置。
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