JP7306159B2 - 浴室システム - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、浴室システムに関する。
従来、浴室機器を音声により操作する技術が知られている。たとえば、特許文献1には、使用者の音声に基づいて浴室空調機を制御する浴室システムが開示されている。
特開平10-259941号公報
上述した従来技術には、シャワーを音声にて操作する場合に、使用者の意図しない吐水が行われることを抑制する技術については開示されていない。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、シャワーを音声にて操作する場合に、使用者の意図しない吐水が行われることを抑制することができる浴室システムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る浴室システムは、シャワーの吐水装置を含む少なくとも1つの浴室機器を音声にて操作する浴室システムであって、取得部と、制御部と、提示部とを備える。取得部は、使用者の音声を取得する。制御部は、取得部によって取得された音声に基づいて浴室機器を制御する。提示部は、使用者に対して情報を提示する。また、制御部は、取得部によって取得された音声に基づき、シャワーの吐水操作を受け付けたと判定した場合に、吐水装置を制御してシャワーからの吐水を開始させる前に、提示部を制御して、使用者に対して吐水の可否の確認を行う。
吐水装置を制御してシャワーからの吐水を開始させる前に、使用者に対して吐水の可否の意思確認を行うことで、使用者の意図しない吐水が行われることを抑制することができる。
実施形態の一態様に係る浴室システムは、取得部によって取得された音声を記憶する記憶部をさらに備えていてもよい。この場合、制御部は、記憶部に記憶された前回の使用者の音声と、取得部によって取得された今回の使用者の音声とに基づき、今回の使用者と前回の使用者とが同一人物であるか否かを判定し、同一人物であると判定した場合には、確認を省略してシャワーからの吐水を開始させてもよい。
今回の使用者と前回の使用者とが同一人物である場合に確認を省略することで、シャワーの吐水前に確認が行われることによる利便性の低下を抑制することができる。
制御部は、今回の使用者が前回の使用者と同一人物でないと判定した場合であって、且つ、前回の使用者の音声が取得部によって取得されてから今回の使用者の音声が取得部によって取得されるまでの時間が閾値以内である場合には、確認を省略してシャワーからの吐水を開始させてもよい。
たとえば、親子など複数人で入浴している場合、比較的短時間のうちにシャワーの使用者が入れ替わることが予想される。このような場合、シャワー吐水の可否の確認を省略することで、確認による利便性の低下を抑制することができる。
制御部は、使用者に対して吐水の可否の確認を行う場合に、シャワーの吐水温度を含む現在の設定情報を提示してもよい。
これにより、使用者はシャワー吐水の開始の可否を容易に判断することができる。
制御部は、シャワーの吐水温度を含む現在の設定情報を提示した後、設定情報の変更を受け付けてもよい。
これにより、今回の使用者によって指定された設定温度、設定流量にてシャワーの吐水を開始させることができる。
実施形態の一態様によれば、シャワーを音声にて操作する場合に、使用者の意図しない吐水が行われることを抑制することができる。
図1は、実施形態に係る浴室ユニットの一例を示す模式斜視図である。 図2は、実施形態に係る浴室システムの構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、浴室システムが実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、本開示による浴室システムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示による浴室システムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
また、以下に示す実施形態では、「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」といった表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密に「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」であることを要しない。すなわち、上記した各表現は、例えば製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
<浴室ユニットの構成例>
まず、実施形態に係る浴室システムが適用される浴室ユニットの構成の一例について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る浴室ユニットの一例を示す模式斜視図である。
図1に示すように、実施形態に係る浴室ユニット100は、浴室101と、浴槽102と、シャワー103とを有する。浴室101は、複数の側壁パネル101a、天井パネル101bおよび床面パネル101cを有し、これらのパネル101a~101cによって六面体形状の浴室空間を形成している。浴槽102およびシャワー103は、かかる浴室空間に配置される。
シャワー103は、散水板等を有するシャワーヘッドと、シャワーヘッドに水(湯)を供給するシャワーホースとを備える。シャワーヘッドは、側壁パネル101aに備え付けられたシャワーフックに保持される。
<浴室システムの構成例>
次に、上述した浴室ユニット100に適用される浴室システムの構成の一例について図2を参照して説明する。図2は、実施形態に係る浴室システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、実施形態に係る浴室システム1は、マイク11と、スピーカ12と、リモコン13と、温度センサ14と、制御装置20と、浴室機器30とを備える。
マイク11、スピーカ12、リモコン13および温度センサ14は、浴室101の内部すなわち浴室空間に設けられる。たとえば、マイク11およびリモコン13は、浴室101の側壁パネル101aに設けられ、スピーカ12および温度センサ14は、浴室101の天井パネル101bに設けられる。なお、これらの配置は、上記の例に限定されない。たとえば、リモコン13は、持ち運び可能であってもよい。
マイク11、スピーカ12、リモコン13および温度センサ14は、有線または無線により制御装置20と電気的に接続される。
マイク11は、使用者の音声を取得する取得部の一例である。マイク11によって取得された音声は、制御装置20へ入力される。
スピーカ12は、使用者に対して情報を提示する提示部の一例であり、制御装置20による制御に従って音声出力による情報提示を行う。
なお、提示部は、スピーカ12に限らず、たとえば、液晶ディスプレイ等の表示部であってもよい。すなわち、提示部は、使用者に対して画像による視覚的な情報提示を行ってもよい。
リモコン13は、物理ボタンあるいはタッチパネルに表示されたソフトボタン等のボタンを複数有しており、使用者による接触操作(押下操作、タッチ操作等)を受け付ける。リモコン13によって受け付けられた接触操作の情報は、制御装置20に入力される。
温度センサ14は、浴室101内の温度を測定する。温度センサ14によって測定された温度の情報は、制御装置20に入力される。
制御装置20は、浴室ユニット100に関連する各種の浴室機器30と有線または無線により電気的に接続される。
浴室機器30としては、たとえば、吐水装置31、空調機器32、照明機器33およびAV機器34等が含まれる。吐水装置31は、シャワーの水栓装置および水栓装置に接続される給湯器を含む。給湯器は、たとえば浴室101の外部に設けられ、シャワーの水栓装置に対し、設定された温度の湯を供給する。水栓装置は、たとえば電磁弁等を含んで構成され、上述した給湯器および給水源に接続される。水栓装置は、給水源から供給される水や給湯源から供給される湯の流量、混合比率等を調整することにより、シャワー103の吐止水、吐水温度、吐水流量等を制御する。
また、吐水装置31は、レバーやボタン等の操作部を備えている。操作部は、浴室101内に設けられており、使用者は、後述する音声操作以外に、かかる操作部を手動操作することによって、シャワー103の吐止水を切り替えたり、吐水温度や吐水流量を変更したりすることが可能である。
空調機器32は、たとえば浴室101の天井パネル101bに設けられる。空調機器32は、たとえば浴室換気暖房乾燥機であり、温風を吹き出して浴室101内を暖める暖房機能、風(例えば温風)を吹き出して浴室101内に吊るされた衣類等を乾燥させる乾燥機能、浴室101内を換気する換気機能等を有する。なお、これに限らず、空調機器32は、たとえば換気機能のみを有する換気扇であってもよい。
照明機器33は、たとえば浴室101の側壁パネル101aまたは天井パネル101bに設けられ、浴室101内を照明する。照明機器33は、調光機能を備えていてもよい。
AV機器34は、たとえばオーディオコンポであり、音声の再生機能を有する。なお、AV機器34は、映像の再生機能を有していてもよい。
浴室機器30としては、上記以外に、たとえば、マッサージ機器や洗浄機器等を含んでいてもよい。マッサージ機器は、たとえば浴槽102に設けられ、浴槽102内に水流や泡を発生させる。洗浄機器は、たとえば、浴室101の床面パネル101cに洗剤や水(湯)、除菌水等を散布する。
制御装置20は、マイク11を介して入力された音声情報、または、リモコン13を介して入力された接触操作情報に基づいて、上述した浴室機器30の動作を制御することができる。
たとえば、制御装置20は、「シャワーを出して」という使用者の音声に基づき、吐水装置31を制御してシャワー103からの吐水を開始させることができる。このように、実施形態に係る浴室システム1によれば、浴室機器30を音声で操作することができるため、使用者の利便性を向上させることができる。
しかしながら、音声による操作は、利便性が高い反面、直接手で触れて操作する場合と比較して使用者が意図しない不適切な動作が行われやすくなるおそれがある。
たとえば、前回の使用者によって設定されたシャワー103の吐水温度や吐水流量が、今回の使用者にとって高すぎる又は低すぎる場合に、音声操作に従ってシャワー103からの吐水が開始されると、今回の使用者に対して不快感を与えてしまうおそれがある。
そこで、実施形態に係る浴室システム1では、シャワー103の吐水開始を指示する音声操作が行われた場合に、シャワー103からの吐水を開始させる前に、使用者に対し、シャワー103からの吐水を開始してもよいかどうかの意思確認を行うことで、使用者の意図しない吐水が行われることを抑制することとした。以下、この点について具体的に説明する。
<制御装置の構成例>
まず、実施形態に係る制御装置20の構成例について図3を参照して説明する。図3は、実施形態に係る制御装置20の構成の一例を示すブロック図である。なお、図3では、制御装置20が備える構成のうちシャワー103の吐水制御に関連する構成を記載し、その他の構成については省略している。
図3に示すように、実施形態に係る制御装置20は、制御部21と、記憶部22とを備える。制御部21は、認識部21aと、判定部21bと、確認処理部21cと、機器制御部21dと、変更部21eを備える。記憶部22は、音声履歴情報22aと、設定情報22bと、許容範囲情報22cとを記憶する。
なお、制御装置20は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶された評価プログラムを読み出して実行することによって、制御部21の認識部21a、判定部21b、確認処理部21c、機器制御部21dおよび変更部21eとして機能する。認識部21a、判定部21b、確認処理部21c、機器制御部21dおよび変更部21eの少なくともいずれか一つまたは全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
また、記憶部22は、たとえば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、音声履歴情報22a、設定情報22bおよび許容範囲情報22cを記憶することができる。なお、制御装置20は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得してもよい。記録媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
(認識部について)
認識部21aは、たとえば、記憶部22に記憶されている不図示の音声認識アプリケーションが制御部21によって実行されることにより実現される。認識部21aは、マイク11によって取得された使用者の音声に対して音声認識処理を行うことによって音声の内容を特定する。たとえば、認識部21aは、使用者の音声をテキストデータに変換し、変換したテキストデータに基づき、操作の対象となる浴室機器30や操作の内容を特定する。なお、認識部21aは、使用者の音声の音声データをネットワーク経由で音声認識サーバへ送信し、音声認識サーバによって音声データから変換されたテキストデータを音声認識サーバから受信してもよい。
認識部21aは、音声認識処理の結果、シャワー103の吐水操作を受け付けたと判定した場合に、マイク11によって取得された音声の音声データを判定部21bへ渡す。
また、認識部21aは、音声操作に基づいて後述する機器制御部21dによって吐水装置31が制御された場合、その音声の音声データを音声履歴情報22aとして記憶部22に記憶させる。すなわち、認識部21aは、シャワー103の吐止水、シャワー103の温度変更、流量変更等が音声にて行われた場合に、その操作を行った音声の音声データ、つまり、シャワー103を直前に使用した使用者の音声データを音声履歴情報22aとして記憶部22に記憶させる。
(判定部について)
判定部21bは、認識部21aから受け取った音声データと、記憶部22に記憶された音声履歴情報22aとを比較することにより、今回の使用者と前回の使用者とが同一人物であるか否かを判定する。たとえば、判定部21bは、認識部21aから受け取った音声データから音響的特徴(ケプストラム等)を抽出し、音声履歴情報22aの音響的特徴と照合(話者照合)することにより、今回の使用者と前回の使用者とが同一人物であるか否かを判定する。
また、判定部21bは、記憶部22に記憶された設定情報22bと許容範囲情報22cとに基づき、現在設定されている吐水温度または吐水流量が予め設定された許容範囲を逸脱するか否かを判定する。ここで、設定情報22bは、シャワー103の吐水温度の設定値(設定温度)と、シャワー103の吐水流量の設定値(設定流量)とを含む。設定温度は、たとえば吐水装置31が備える給湯器に設定された温度である。また、許容範囲情報22cは、シャワー103の吐水温度の上限および下限を規定する温度許容範囲と、シャワー103の吐水流量の上限および下限を規定する流量許容範囲とを含む。
たとえば、温度許容範囲によって規定される吐水温度の上限が40℃であるとする。この場合、現在の設定温度が45℃であるとすると、判定部21bは、現在設定されている吐水温度が許容範囲を逸脱すると判定する。吐水流量についても同様である。
(確認処理部について)
確認処理部21cは、判定部21bによって今回の使用者と前回の使用者とが同一人物ではないと判定された場合であり、且つ、現在設定されている吐水温度または吐水流量が予め設定された許容範囲を逸脱すると判定された場合に、シャワー103からの吐水を開始してよいか否かの意思確認を使用者に対して行う。たとえば、確認処理部21cは、「シャワーを出してもよろしいですか?」といった音声をスピーカ12から出力させる。
なお、確認処理部21cは、上記の確認処理を行う際、記憶部22に記憶された設定情報22bから現在の設定温度や設定流量等の情報を取得し、現在の設定温度や設定流量を含む音声をスピーカ12から出力させてもよい。たとえば、確認処理部21cは、「現在の設定温度は45℃、設定流量は強ですが、シャワーを出してもよろしいですか?」といった音声をスピーカ12から出力させてもよい。
また、使用者に対して情報を提示する提示部として表示部を浴室システム1が備えている場合、確認処理部21cは、「現在の設定温度は45℃、設定流量は強ですが、シャワーを出してもよろしいですか?」等のメッセージを表示部に対して表示させてもよい。
(機器制御部について)
機器制御部21dは、認識部21aによる音声認識処理の結果に基づいて浴室機器30の動作を制御する。たとえば、機器制御部21dは、「シャワーを出して」という使用者の音声に基づき、吐水装置31を制御してシャワー103からの吐水を開始させる。
また、機器制御部21dは、「シャワーの温度を40℃にして」という使用者の音声に基づき、吐水装置31を制御してシャワー103の温度を40℃に変更する。また、機器制御部21dは、「シャワーの流量を中にして」という使用者の音声に基づき、吐水装置31を制御してシャワー103の流量を「中」に対応する流量に変更する。このように、シャワー103の設定温度または設定流量の変更操作が行われた場合、機器制御部21dは、記憶部22に記憶された設定情報22bを更新する。
(変更部について)
変更部21eは、記憶部22に記憶される許容範囲情報22cの内容を変更する。たとえば、変更部21eは、温度センサ14によって測定された浴室101内の温度に応じて、温度許容範囲の上限または下限を変更してもよい。具体的には、変更部21eは、浴室101内の温度上昇に応じて温度許容範囲の上限および下限を上昇させ、浴室101内の温度低下に応じて温度許容範囲の上限および下限を低下させてもよい。
なお、変更部21eは、リモコン13への入力操作に応じて温度許容範囲の上限または下限を変更することもできる。
<浴室システムの具体的動作>
次に、上述した浴室システム1の具体的動作について図4を参照して説明する。図4は、浴室システム1が実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、図4には、シャワー103の吐水に関する処理手順を示しており、他の浴室機器30の動作制御に関する処理手順は省略している。
図4に示すように、制御部21は、まず、待機モードに移行する(ステップS101)。待機モードは、音声操作を受け付けるモードである。
つづいて、制御部21は、マイク11によって取得された音声に対して音声認識処理を行うことにより、シャワー103の吐水を開始する音声操作が受け付けられたか否かを判定する(ステップS102)。この処理においてシャワー103の吐水を開始する音声操作が受け付けられていない場合(ステップS102,No)、制御部21は、処理をステップS101の待機モードへ移行する。
ステップS102において、シャワー103の吐水を開始する音声操作が受け付けられたと判定した場合(ステップS102,Yes)、制御部21は、マイク11によって取得された今回の使用者の音声と、記憶部22に音声履歴情報22aとして記憶された前回の使用者の音声とを比較することにより、今回の使用者が前回の使用者と同一人物か否かを判定する(ステップS103)。
ステップS103において、今回の使用者が前回の使用者と同一人物でない場合(ステップS103,No)、制御部21は、前回の使用者の音声が取得されてからの経過時間が閾値以内であるか否かを判定する(ステップS104)。
ステップS104において、前回の使用者の音声が取得されてからの経過時間が閾値を超えている場合(ステップS104,No)、制御部21は、現在の設定温度、設定流量が温度許容範囲内、流量許容範囲内であるか否かを判定する。ここで、「温度許容範囲内」とは、温度許容範囲の上限値および下限値を含むものとする。同様に、「流量許容範囲内」も、流量許容範囲の上限値および下限値を含むものとする。
ステップS105において、現在の設定温度、設定流量が温度許容範囲内、流量許容範囲内でない場合すなわち温度許容範囲、流量許容範囲を逸脱している場合(ステップS105,No)、制御部21は、シャワー103の吐水を開始してよいか否かを使用者に確認する確認処理を行う(ステップS106)。なお、ここでは、設定温度および設定流量の何れか一方が許容範囲を逸脱している場合に、処理をステップS106へ移行するものとするが、制御部21は、設定温度および設定流量の両方が許容範囲を逸脱している場合にのみ、処理をステップS106へ移行してもよい。
ステップS106において、制御部21は、たとえば、現在の設定温度、設定流量でシャワー103からの吐水を開始してよいかを確認する音声をスピーカ12から出力する。その後、制御部21は、予め設定された時間(たとえば、5~10秒間程度)、使用者の音声(上記確認に対する回答)を受け付け可能な状態へ移行する。
つづいて、制御部21は、上記予め設定された時間内にマイク11に入力された音声に対して音声認識処理を行うことにより、シャワー103の吐水を開始してよい旨の回答を使用者から受け付けたか否かを判定する(ステップS107)。
ステップS107において、シャワー103の吐水を開始してよい旨の回答が使用者から受け付けられなかった場合(ステップS107,No)、制御部21は、処理をステップS101の待機モードへ移行する。なお、この場合、制御部21は、たとえば「操作をキャンセルしました。」等の音声をスピーカ12から出力させてもよい。
一方、ステップS103において、今回の使用者が前回の使用者と同一人物であると判定した場合(ステップS103,Yes)、ステップS104において、前回の使用者の音声が取得されてからの経過時間が閾値以内であると判定した場合(ステップS104,Yes)、ステップS105において、現在の設定温度、設定流量が温度許容範囲内、流量許容範囲内であると判定した場合(ステップS105,Yes)、または、ステップS107においてシャワー103の吐水を開始してよい旨の回答を使用者から受け付けたと判定した場合(ステップS107,Yes)、制御部21は、記憶部22に記憶されている設定情報22bに基づき、吐水装置31を制御することにより、現在の設定温度、設定流量にてシャワー103の吐水を開始させる(ステップS108)。
<変形例>
(ステップS103~S105の判定処理について)
制御部21は、必ずしも、ステップS103~S105の判定処理を行うことを要しない。たとえば、制御部21は、必ずしもステップS105の判定処理を行うことを要しない。すなわち、制御部21は、ステップS104において前回の使用者の音声が取得されてからの経過時間が閾値以内であると判定した場合に、ステップS106の確認処理に移行してもよい。また、制御部21は、必ずしもステップS103およびステップS104の判定処理を行うことを要しない。すなわち、制御部21は、ステップS102においてシャワー103の吐水を開始する音声操作が受け付けられた場合に、ステップS105の判定処理に移行してもよい。
また、制御部21は、ステップS103において今回の使用者と前回の使用者とが同一人物であると判定した場合に、ステップS104の判定処理を行うことなく、ステップS105の判定処理に移行してもよい。
また、ステップS103,S104の判定処理と、ステップS105の判定処理との順番は逆であってもよい。すなわち、制御部21は、ステップS102においてシャワー103の吐水を開始する音声操作が受け付けられた場合に、まず、ステップS105の判定処理を行い、現在の設定温度、設定流量が温度許容範囲内、流量許容範囲内であると判定した場合に、ステップS103,S104の判定処理を行ってもよい。
(ステップS106の確認処理について)
ステップS106の確認処理において、制御部21は、設定温度、設定流量の変更を受け付けてもよい。設定温度、設定流量の変更を受け付けた場合、制御部21は、記憶部22に記憶された設定情報22bを更新する。これにより、今回の使用者によって指定された設定温度、設定流量にて、シャワー103の吐水を開始させることができる。
(ステップS107の判定処理について)
ステップS107において、制御部21は、話者照合を行うことにより、ステップS102において音声操作を行った使用者と、ステップS107において回答を行った使用者とが同一人物であるか否かを判定してもよい。これにより、ステップS102において音声操作を行った使用者以外の使用者の意図(いたずら等)によりシャワー103の吐水が開始されてしまうことを抑制することができる。
<効果>
上述してきたように、実施形態に係る浴室システム(一例として、浴室システム1)は、シャワー(一例として、シャワー103)の吐水装置(一例として、吐水装置31)を含む少なくとも1つの浴室機器(一例として、浴室機器30)を音声にて操作する浴室システムであって、取得部(一例として、マイク11)と、制御部(一例として、制御装置20)と、提示部(一例として、スピーカ12)とを備える。取得部は、使用者の音声を取得する。制御部は、取得部によって取得された音声に基づいて浴室機器を制御する。提示部は、使用者に対して情報を提示する。また、制御部は、取得部によって取得された音声に基づき、シャワーの吐水操作を受け付けたと判定した場合に、吐水装置を制御してシャワーからの吐水を開始させる前に、提示部を制御して、使用者に対して吐水の可否の確認を行う。
吐水装置を制御してシャワーからの吐水を開始させる前に、使用者に対して吐水の可否の確認を行うことで、使用者の意図しない吐水が行われることを抑制することができる。たとえば、前回の使用者によって設定された吐水温度、吐水流量が今回の使用者にとって高すぎたり低すぎたりする場合に、シャワー吐水が開始されることによって使用者に不快感を与えてしまうことを抑制することができる。また、誤操作によって使用者の意図しないタイミングでシャワー吐水が開始されることを抑制することができる。
実施形態の一態様に係る浴室システムは、取得部によって取得された音声を記憶する記憶部(一例として、記憶部22)をさらに備えていてもよい。この場合、制御部は、記憶部に記憶された前回の使用者の音声(一例として、音声履歴情報22a)と、取得部によって取得された今回の使用者の音声とに基づき、今回の使用者と前回の使用者とが同一人物であるか否かを判定し、同一人物であると判定した場合には、確認を省略してシャワーからの吐水を開始させてもよい。
今回の使用者と前回の使用者とが同一人物である場合に確認を省略することで、シャワーの吐水前に確認が行われることによる利便性の低下を抑制することができる。
制御部は、今回の使用者が前回の使用者と同一人物でないと判定した場合であって、且つ、前回の使用者の音声が取得部によって取得されてから今回の使用者の音声が取得部によって取得されるまでの時間が閾値以内である場合には、確認を省略してシャワーからの吐水を開始させてもよい。
たとえば、親子など複数人で入浴している場合、比較的短時間のうちにシャワーの使用者が入れ替わることが予想される。このような場合、シャワー吐水の可否の確認を省略することで、確認による利便性の低下を抑制することができる。
制御部は、使用者に対して吐水の可否の確認を行う場合に、シャワーの吐水温度を含む現在の設定情報(一例として、設定情報22bに含まれる設定温度、設定流量)を提示してもよい。
これにより、使用者はシャワー吐水の開始の可否を容易に判断することができる。
制御部は、シャワーの吐水温度を含む現在の設定情報を提示した後、設定情報の変更を受け付けてもよい。
これにより、今回の使用者によって指定された設定温度、設定流量にてシャワーの吐水を開始させることができる。
また、実施形態に係る浴室システム(一例として、浴室システム1)は、シャワー(一例として、シャワー103)の吐水装置(一例として、吐水装置31)を含む少なくとも1つの浴室機器(一例として、浴室機器30)を音声にて操作する浴室システムであって、取得部(一例として、マイク11)と、制御部(一例として、制御装置20)と、提示部(一例として、スピーカ12)とを備える。取得部は、使用者の音声を取得する。制御部は、取得部によって取得された音声に基づいて浴室機器を制御する。提示部は、使用者に対して情報を提示する。制御部は、取得部によって取得された音声に基づいてシャワーの吐水操作を受け付けたと判定した場合であって、且つ、現在設定されている吐水温度または吐水流量(一例として、設定情報22bに含まれる設定温度、設定流量)が予め設定された許容範囲(一例として、許容範囲情報22cに含まれる温度許容範囲、流量許容範囲)を逸脱する場合に、吐水装置を制御してシャワーからの吐水を開始させる前に、提示部を制御して、使用者に対して吐水の可否の確認を行う。
現在設定されている吐水温度または吐水流量が予め設定された許容範囲を逸脱する場合に、シャワーからの吐水を開始させる前に、使用者に対して吐水の可否の確認を行うことで、使用者にとって高すぎたり低すぎたりする温度、流量にてシャワー吐水が開始されることを抑制することができる。したがって、使用者の意図しない吐水が行われることを抑制することができる。
許容範囲は、変更可能であってもよい。不快に感じる吐水温度、吐水流量は人によって、あるいは季節によって異なる場合があるため、たとえば使用者が任意に変更可能とすることで、ユーザーフレンドリーな浴室システムを提供することができる。
実施形態に係る浴室システムは、浴室の温度を測定する温度センサ(一例として、温度センサ14)をさらに備えていてもよい。この場合、制御部は、温度センサによって測定された浴室の温度に応じて許容範囲を変更してもよい。たとえば季節等に応じて許容範囲を自動的に最適化することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 浴室システム
11 マイク
12 スピーカ
13 リモコン
14 温度センサ
20 制御装置
21 制御部
22 記憶部
30 浴室機器
31 吐水装置
32 空調機器
33 照明機器
34 AV機器
100 浴室ユニット
101 浴室
101a 側壁パネル
101b 天井パネル
101c 床面パネル
102 浴槽
103 シャワー

Claims (4)

  1. シャワーの吐水装置を含む少なくとも1つの浴室機器を音声にて操作する浴室システムであって、
    使用者の音声を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記音声に基づいて前記浴室機器を制御する制御部と、
    前記使用者に対して情報を提示する提示部と
    前記取得部によって取得された前記音声を記憶する記憶部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記取得部によって取得された前記音声に基づき、前記シャワーの吐水操作を受け付けたと判定した場合に、前記記憶部に記憶された前回の使用者の前記音声と、前記取得部によって取得された今回の使用者の前記音声とに基づき、前記今回の使用者と前記前回の使用者とが同一人物であるか否かを判定し、同一人物でないと判定した場合には、前記吐水装置を制御して前記シャワーからの吐水を開始させる前に、前記提示部を制御して、前記使用者に対して前記吐水の可否の確認を行い、同一人物であると判定した場合には、前記確認を省略して前記シャワーからの吐水を開始させる、浴室システム。
  2. 前記制御部は、
    前記今回の使用者が前記前回の使用者と同一人物でないと判定した場合であって、且つ、前記前回の使用者の前記音声が前記取得部によって取得されてから前記今回の使用者の前記音声が前記取得部によって取得されるまでの時間が閾値以内である場合には、前記確認を省略して前記シャワーからの吐水を開始させる、請求項に記載の浴室システム。
  3. シャワーの吐水装置を含む少なくとも1つの浴室機器を音声にて操作する浴室システムであって、
    使用者の音声を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記音声に基づいて前記浴室機器を制御する制御部と、
    前記使用者に対して情報を提示する提示部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記取得部によって取得された前記音声に基づき、前記シャワーの吐水操作を受け付けたと判定した場合に、前記吐水装置を制御して前記シャワーからの吐水を開始させる前に、前記提示部を制御して、前記使用者に対して前記吐水の可否の確認を行うものであって、前記使用者に対して前記吐水の可否の確認を行う場合に、前記シャワーの吐水温度を含む現在の設定情報を提示する、浴室システム。
  4. 前記制御部は、
    前記シャワーの吐水温度を含む現在の設定情報を提示した後、前記設定情報の変更を受け付ける、請求項に記載の浴室システム。
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