JP7302729B2 - 生体認証装置、生体認証方法、および生体認証用プログラム - Google Patents
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Description
図1は第1の実施の形態による生体認証装置1の構成を示す図である。図1において、符号1は生体認証装置を、符号2は撮像装置を示す。生体認証装置1は、撮像装置2により撮影された映像より画像を取得し、得られた画像を用いた生体認証を行う。撮像装置2は、生体認証の対象となる生体部分を含む被写体を撮像可能な装置である。なお、撮像装置2は、図1において生体認証装置1と別の装置として図示しているが、撮像装置2は生体認証装置1の一部であってもよい。
調整部10は、画像情報取得部101で得た画像における合焦の程度を判定するとともに、画像に写る特徴点間の距離を用いて被写体までの推定距離を求め、求めた推定距離と被写体に対する合焦距離のずれを示す差分距離を求める。また、調整部10は、求めた推定距離のずれを差分距離情報に基づいて補正した補正距離を生成し、補正距離に基づいて被写体の画像取得時における焦点を制御するための情報を生成する。調整部10は、焦点を制御するための情報を画像情報取得部101に出力する。
画像選択部107は、画像情報取得部101から出力される画像情報の中で、画像の焦点が合った生体認証を行う画像を選択画像として生体認証部108へ出力する。
生体認証部108は、画像選択部107から出力される選択画像に対して生体認証処理を行い、認証結果を生成する。
合焦判定部102は、画像情報取得部101から出力される画像情報を解析して焦点が合っているかを判定し、焦点が合っているかを表す合焦情報を補正部105へ出力する。また、合焦判定部102は、焦点があっているかの判断結果より、焦点があった画像またはフレームを特定するための情報である選択情報を生成し、画像選択部107に出力する。
特徴点抽出部103は、画像情報取得部101から出力される画像情報から顔のランドマークとなる特徴点を検出し、距離推定部104へ顔ランドマークの位置情報を出力する。
補正部105は、距離推定部104から出力される推定距離情報と、合焦判定部102から出力される合焦情報とに基づいて、被写体までの距離を補正し、得られた補正距離情報を焦点制御部106へ出力する。
焦点制御部106は、焦点制御部106から出力される補正距離情報に基づいて、レンズの焦点を制御するための制御情報を生成し、画像情報取得部101へ出力する。
また、撮像装置2は、被写体までの距離に応じて焦点を調節する仕組みを有する。この仕組みとしては、従来オートフォーカスで用いている任意の機構を用いることができる。また、液体レンズなど、近年使われるようになってきた新しいデバイスを用いてもよい。撮像装置2は、少なくとも、外部から焦点を制御できるようになっており、焦点制御部106から入力される制御情報に従って焦点が制御可能な装置とする。焦点制御の例としては、レンズの距離を調節するフォーカスリングの回転角、あるいはフォーカスリングを回転させるのに用いるフォーカスモータの回転角を制御情報に含む。また、液体レンズの場合であれば、制御情報は液体レンズの制御電圧情報を含み、制御電圧を指定された値に変更し、画像を取得する。
画像情報取得部101で取得された画像は、調整部10と画像選択部107へ出力する。また、調整部10では、合焦判定部102と特徴点抽出部103とにおいて取得された画像を用いた処理が行われる。
なお、調整部10による被写体の画像取得時における焦点の調整処理は、生体認証を定められた精度で行える程度に画像における焦点が合うまで行われる。あるいは、調整部10による被写体の画像取得時における焦点の調整処理は、定められた所定回数行われるものとする。その間、ステップS1、ステップS2のフィードバック処理が繰り返され、その後、ステップS3に進む。
なお、選択する画像は1枚だけでなく、複数枚であってもよい。例えば、合焦指標が一番高くなるフレームの前後のフレームも選択するようにしてもよい。これにより、焦点のあった位置が、生体認証で用いる部位ではなく、少しずれた位置だった場合でも、生体認証に必要な部位の焦点が合った画像を取得できる可能性が高まり、生体認証で失敗する確率を低減できる。
合焦判定部102は、画像情報取得部101から出力される画像情報を解析し、焦点が合っているかの判定である合焦判定を行う(ステップS21)。合焦判定では、画像の所定領域におけるフォーカスがあっているかどうかを表す合焦指標を算出する。合焦指標は、フォーカスがあっているときほど高い値になる指標であり、例えば、画像の高周波成分の電力や、エッジ成分がどの程度あるかを評価した値である。
合焦指標を用いて焦点が合っているかどうかを判定する方式は様々である。例えば、合焦指標が所定の閾値を超えたときに焦点が合っていると判定してもよいし、焦点制御によって焦点の位置をずらしながら撮影し、合焦指標を求め、極大となる点を求めて合焦判定を行ってもよい。後者の場合は、その場ですぐに焦点が合っているかどうかがわかるわけではなく、数回焦点位置を動かして撮影した後で、焦点が合った画像がわかることになる。よって、焦点が合った画像として選択される可能性がある画像を後述の画像選択部107で一時的に保持しておく必要がある。
求まった合焦情報は、補正部105へ入力される。また、どのフレームの焦点が合っているかを示す情報、ないしは、合焦の度合を示す情報は選択情報として、画像選択部107へ出力される。
なお、顔や頭部自体、あるいはその部位の検出には、顔や頭部、あるいはその部位の特徴点を学習させた検出器を用いて行うことができる。例えば、画像からの特徴抽出方法の1つであるHOG(Histograms of Oriented Gradients)特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づいて検出する検出器を用いる。また、別の例として、機械学習による画像認識の一種であるCNN(Convolutional Neural Network)を用いて画像から直接検出する検出器を用いてもよい。
補正部105は、補正距離に関する情報の生成において、現在時刻における推定距離と合焦情報ではなく、過去に入力された推定距離と、対応する補正距離、合焦情報も用いるとよい。このため、補正部105では、過去一定時間内に入力された推定距離と出力した補正距離の結果を、時刻と対応付けて保持しているものとする。
推定距離DEに基づいて距離を補正し、補正距離DCを求める方法は任意である。以下では、推定距離DEに差分距離ΔDを加算して、補正距離DCを求める場合について説明する。なお、補正方法は以下に説明する方法に限らない。
初期状態では、合焦差分距離ΔDfは不定であるため、合焦距離探索モードで動作する。このモードでは、一定の規則に従って、推定距離DEから補正距離DCを求める。ここで、時刻tnにおける、初期推定距離(時刻t0のときの推定距離)からの変動分をg1(tn)とすると、補正距離Dcは数2のように表現できる。ここで、g1は、合焦距離探索モードで得られる変動分を表す。
このような算出は、入力される合焦情報が合焦したことを示すまで継続する。
ただし、推定距離が初期値から大きくずれた場合には、その推定値を基準として上述の処理をやり直してもよい。例えば、時刻tjでの推定距離DE(tj)が最初の推定距離DE(t0)から一定比率以上変化した場合には、時刻tjでの推定距離DE(tj)を基準にして、再度探索をやり直してもよい。
合焦追従モードについて説明する。合焦距離探索モードによる差分距離情報が求まった後は、数5に示すように、推定距離情報に合焦差分距離ΔDfを加算することで、補正距離を算出するようにする(合焦追従モード)。
このようにして求まった補正距離によって制御した結果として得られる合焦情報が、焦点が十分に合わないことを示す場合には、さらにその前後で距離を少しだけ振るようにする。例えば、g1(t)よりも値域が狭い関数g2(t)を用いて、数7に従って制御することが考えられる。ここで、g2は、合焦追従モードで得られる変動分を表す。
補正部105は、差分距離情報があるかどうか(すでに算出済みかどうか)をチェックする(ステップS24a)。差分距離情報がまだ求まっていない場合(ステップS24a:No)、補正部105は、合焦距離探索モードで合焦差分距離を算出する(ステップS24b)。
差分距離情報がすでに求まっている場合(ステップS24a:Yes)は、補正部105は、合焦追従モードで合焦差分距離の調整を行う(ステップS24c)。そして、補正部105は、求めた合焦差分距離から補正距離の算出を行う(ステップS24d)。
次に、被写体の人物は一定の場所で静止しているのではなく、被写体が動く場合における生体認証装置1の動作について述べる。例えば、被写体となる人物がゲートにおいて歩きながら認証を行う等の場合には、人物と撮像装置2の距離は人物が動くことによって変化する。そこで、人の動きに合わせて焦点の位置を変化させ、生体認証を行う。以下では、人物が撮像装置2の方へ向かって移動しながら認証を行う場合について述べる。なお、人物が撮像装置2の方へ向かって移動する場合に限らず、人物の動きの予測が可能な任意の場合にも同様に適用可能である。
そして、合焦画像を取得した後は、同様のことを繰り返す。これにより、複数の位置で合焦画像を取得し、生体認証を行えるようになる。以下では、これを実現する補正部105の動作について説明する。
補正部105では、合焦距離探索モードのときは、合焦差分距離ΔDfが求まっていない。そこで、個人差によって生じ得る|ΔDf|の最大値よりも少し大きな値をLとして、数10によって、補正距離DC (tn)を算出する。
合焦追従モードでは、少し先の時点における被写体距離を予測し、その時点で焦点が合うように補正距離DCを設定する。焦点が合った画像の時刻をtiとすると、次に合焦画像を取得する予定時刻(これをtmとする)の、時刻tiからの経過時間を求め、その間に移動し得る距離を求め、その距離より少し大きい距離をLMとして求める。そして、補正距離DCを数11によって算出する。
このようにして求めた補正距離DCは、被写体距離がこの値になり、合焦判定部102による合焦情報は焦点が合ったことを示すまで出力される。合焦後は、上述と同様にして、再度LMを求め、補正距離Dcを算出する。この際、合焦差分距離ΔDfも合わせて算出し、更新するようにしてもよい。被写体が遠い位置で求まった合焦差分距離よりも、近い位置で求まった値の方が、顔ランドマーク間の相対位置の精度が向上することによって一般的に精度がよくなる。よって、合焦差分距離ΔDfも適切に更新することで合焦位置の推定精度が上がり、生体認証を実行できる回数が増え、生体認証の失敗率を低減できる。
このように、顔のランドマークとなる部位の位置から人物までの距離を算出する際に、個人差を考慮して焦点を制御することで、高速に焦点を合わせられるようになり、複数回の生体認証をより高速に実行できるようになる。このため、1度生体認証画像の取得に失敗しても、その後の画像取得でリカバリできるようになり、より確実に生体認証できるようになる。
次に、第2の実施の形態における生体認証装置1について説明する。図5は、第2の実施の形態における生体認証装置1における機能ブロック図を示す。図1に示す第2の実施の形態における生体認証装置1における機能ブロック図との違いは、補正部105aにあり、他の処理部は同様である。第2の実施の形態における生体認証装置1の補正部105aは、差分距離情報の入力を受ける場合、入力された差分距離情報に基づいて推定距離を補正して、補正距離を生成する。
次に、第3の実施の形態における生体認証装置1について説明する。図7は、第3の実施の形態における生体認証装置1における機能ブロック図を示す。図1に示す第1の実施の形態における生体認証装置1における機能ブロック図との違いは、画像分析部109、補正部105bにあり、他の処理部は同様である。
また、画像分析部109では、顔の向きも算出する。すなわち、正面向きに対して、縦方向、横方向にどの程度ずれた方向を向いているかを算出する。これも、顔の向きごとに学習させた判定器を用いて判定が可能である。
得られた付帯物の情報、顔の向きの情報は、補正部105bへ出力される。
一方、顔の向きが正面でない場合には、その向きを考慮して目間距離を補正してもよい。例えば、顔が斜め横方向を向いている場合、求まる目間距離は実際の距離より短くなる。よって、補正部105bは、傾きによる補正分を差分距離に加え、補正を行うようにする。具体的には、横方向の回転角がθのときに、目間距離dの代わりに、数13に示す、補正した目間距離d’を用いるようにする。
このように、顔に付帯物をつけている場合や、向きが正面でない場合であっても、そのことを考慮して補正を実施することで、高速に焦点を合わせられるようになる。
次に、第4の実施の形態における生体認証装置1について説明する。図9は、第4の実施の形態における生体認証装置1における機能ブロック図を示す。図7に示す第3の実施の形態における生体認証装置1における機能ブロック図との違いは、合焦判定部102cあり、他の処理部は同様である。
すなわち、合焦判定部102cは、付帯物に関する情報、顔の向きに関する情報より、顔に付帯物はなく、顔の向きは正面であることを示している場合の動作は、合焦判定部102と同様の動作を行う。
一方、眼鏡などの付帯物があることを示す場合、合焦判定部102cは、合焦判定の方法や選択情報の判定方式を変更してもよい。例えば、生体認証が虹彩認証の場合、合焦画像をそのまま使うと、眼鏡のフレームに焦点が合って、虹彩に焦点が合わない可能性がある。よって、付帯物情報に眼鏡が含まれる場合、合焦スコアが最大となる位置から少し遠くにずらした位置を合焦位置として求めるようにしてもよい。また、選択情報も、合焦指標が最大となるフレームだけでなく、それよりも焦点位置が少し遠い位置のフレームを選択するようにしてもよい。
このようにすることで、取得した画像の焦点が生体認証に必要な部位に合っていないリスクを低減でき、付帯物がある場合の生体認証の失敗率を低減できる。
さらに、ネットワーク11にはカメラ12が接続されており、計算機9とカメラ12とはネットワーク11を介してデータを通信できるようになっている。この場合、カメラ12は、生体認証装置1の撮像装置2に該当する。
なお、生体認証装置1の一部の機能はカメラ12側で実行されていてもよい。すなわち、カメラ12の内部にプロセッサやストレージデバイス、メモリが格納されており、生体認証装置1の各処理部の処理の全部、あるいは一部をこれらのコンポーネントを用いて実行するようになっていてもよい。例えば、画像情報取得部101、合焦判定部102、特徴点抽出部103、距離推定部104、補正部105(105a)、焦点制御部106、画像選択部107、生体認証部108をカメラ12側で実行し、それ以外の処理を計算機9側で実行するようになっていてもよい。あるいは、特徴点抽出部103の処理もカメラ12側で実行するようになっており、それ以外については、計算機9側で実行するようになっていてもよい。あるいは、生体認証部108以外の処理をすべてカメラ側で実行するようになっていてもよい。
生体認証装置1は、補正部105、焦点制御部106、合焦判定部102を備える。
補正部105は、生体認証の対象となる被写体の画像における合焦の度合を示す合焦情報と前記画像の特徴点間の距離より求めた前記被写体までの推定距離とに基づき得られる差分距離情報であって、前記推定距離と前記被写体に対する合焦距離のずれを示す前記差分距離情報を利用して、前記推定距離と前記被写体に対する前記合焦距離のずれを前記差分距離情報に基づき補正した補正距離を生成する(ステップS101)。
焦点制御部106は、前記補正距離に基づいて、前記被写体の画像取得時における焦点を制御するための情報を生成する(ステップS102)。
合焦判定部102は、前記焦点の制御を行った後に撮影された前記被写体の画像の中から、生体認証を行う画像を選択するための情報を生成する(ステップS103)。
以上の処理は、生体認証において所定の精度の認証を行える焦点の合った画像が得られるまで繰り返えしてもよい。
2 撮像装置
3 可搬媒体
10、10a、10b、10c 調整部
101 画像情報取得部
102、102c 合焦判定部
103 特徴点抽出部
104 距離推定部
105、105a、105b 補正部
106 焦点制御部
107 画像選択部
108 生体認証部
109 画像分析部
Claims (8)
- 生体認証の対象となる被写体の画像における合焦の度合を示す合焦情報と前記画像の特徴点間の距離より求めた前記被写体までの推定距離とに基づき得られる差分距離情報であって、前記推定距離と前記被写体に対する合焦距離のずれを示す前記差分距離情報を利用して、前記推定距離と前記被写体に対する前記合焦距離のずれを前記差分距離情報に基づき補正した補正距離を生成する補正手段と、
前記補正距離に基づいて、前記被写体の画像取得時における焦点を制御するための情報を生成する焦点制御手段と、
前記焦点の制御を行った後に撮影された前記被写体の画像の中から、生体認証を行う画像を選択するための情報を生成する合焦判定手段と、
を備え、
前記補正手段は、前記焦点制御手段の制御により得られた前記補正距離の異なる前記被写体の画像に対し、算出される該画像の前記合焦情報を利用して、前記補正距離を算出するための前記差分距離情報を探索し、前記被写体が移動する場合において、前記差分距離情報を探索するために、前記被写体の次の撮影時までに移動する距離も利用して、前記補正距離を生成する
生体認証装置。 - 前記補正手段は、前記差分距離情報が探索された後は、前記探索された差分距離情報に基づいて該探索された後の前記被写体の画像より得られる前記推定距離を補正することで、前記補正距離を生成する
請求項1に記載の生体認証装置。 - 前記補正手段は、前記差分距離情報を探索するために、前記推定距離の前後の距離を前記補正距離として生成する
請求項1に記載の生体認証装置。 - 前記補正手段は、前記被写体の前記差分距離情報の入力を受ける場合、前記入力された前記差分距離情報を用いて前記推定距離を補正し、前記補正距離を生成する
請求項1に記載の生体認証装置。 - 前記被写体の画像が顔画像である場合、該被写体における顔の付帯物の検出による付帯物情報の生成、または、顔の向きの情報の算出の少なくともいずれか一方を行う画像分析手段をさらに備え、
前記補正手段は、前記付帯物情報または前記向き情報の一方ないしは双方に基づいて、前記補正距離の生成方法を変える
請求項1に記載の生体認証装置。 - 前記補正手段は、
前記差分距離情報が探索されていない場合、前記焦点制御手段の制御により得られた前記補正距離の異なる前記被写体の画像に対し、算出される該画像の前記合焦情報を利用して、前記差分距離情報を探索しつつ前記補正距離を生成し、
前記差分距離情報が探索された後は、前記探索された差分距離情報に基づいて該探索された後の前記被写体の画像より得られる前記推定距離を補正することで、前記補正距離を生成する
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の生体認証装置。 - 生体認証の対象となる被写体の画像における合焦の度合を示す合焦情報と前記画像の特徴点間の距離より求めた前記被写体までの推定距離とに基づき得られる差分距離情報であって、前記推定距離と前記被写体に対する合焦距離のずれを示す前記差分距離情報を利用して、前記推定距離と前記被写体に対する前記合焦距離のずれを前記差分距離情報に基づき補正した補正距離を生成し、
前記補正距離に基づいて、前記被写体の画像取得時における焦点を制御するための情報を生成し、
前記焦点の制御を行った後に撮影された前記被写体の画像の中から、生体認証を行う画像を選択するための情報を生成し、
前記補正距離を生成する際、前記焦点の制御により得られた前記補正距離の異なる前記被写体の画像に対し、算出される該画像の前記合焦情報を利用して、前記補正距離を算出するための前記差分距離情報を探索し、前記被写体が移動する場合において、前記差分距離情報を探索するために、前記被写体の次の撮影時までに移動する距離も利用して、前記補正距離を生成することをさらに行う
コンピュータによる生体認証方法。 - コンピュータを、
生体認証の対象となる被写体の画像における合焦の度合を示す合焦情報と前記画像の特徴点間の距離より求めた前記被写体までの推定距離とに基づき得られる差分距離情報であって、前記推定距離と前記被写体に対する合焦距離のずれを示す前記差分距離情報を利用して、前記推定距離のずれを前記差分距離情報に基づき補正した補正距離を生成する補正手段と、
前記補正距離に基づいて、前記被写体の画像取得時における焦点を制御するための情報を生成する焦点制御手段と、
前記焦点の制御を行った後に撮影された前記被写体の画像の中から、生体認証を行う画像を選択するための情報を生成する合焦判定手段と、
として機能させるプログラムであって、
前記補正手段が、前記焦点制御手段の制御により得られた前記補正距離の異なる前記被写体の画像に対し、算出される該画像の前記合焦情報を利用して、前記補正距離を算出するための前記差分距離情報を探索し、前記被写体が移動する場合において、前記差分距離情報を探索するために、前記被写体の次の撮影時までに移動する距離も利用して、前記補正距離を生成する
ようにさらに機能させるプログラム。
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