JP7301132B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

空気調和機の室外機 Download PDF

Info

Publication number
JP7301132B2
JP7301132B2 JP2021530452A JP2021530452A JP7301132B2 JP 7301132 B2 JP7301132 B2 JP 7301132B2 JP 2021530452 A JP2021530452 A JP 2021530452A JP 2021530452 A JP2021530452 A JP 2021530452A JP 7301132 B2 JP7301132 B2 JP 7301132B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall portion
heat exchanger
blocking member
outdoor unit
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021530452A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021005781A1 (ja
Inventor
賢太郎 米原
秀高 山内
寛之 陣内
俊行 久保野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2021005781A1 publication Critical patent/JPWO2021005781A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7301132B2 publication Critical patent/JP7301132B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/06Separate outdoor units, e.g. outdoor unit to be linked to a separate room comprising a compressor and a heat exchanger
    • F24F1/56Casing or covers of separate outdoor units, e.g. fan guards

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Description

本発明は、空気調和機の室外機に関するものである。
従来、空気調和機の室外機は、室外機の外郭を構成する筐体と、筐体の内部に配置された熱交換器とを有する。そして、従来の空気調和機の室外機は、組み立てられた状態では、筐体と熱交換器とがほぼ同じ高さに構成されており、熱交換器の上側が天面パネル等で覆われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001-065926号公報
従来の空気調和機の室外機は、熱交換器の高さと筐体の高さとが相関する関係にある。例えば、従来の空気調和機の室外機は、必要とされる熱交換量に対して熱交換できる熱交換量に余剰がある場合には、熱交換器の高さを低くすると共に、熱交換器の高さに合わせた高さの低い筐体の室外機を適用している。また逆に、従来の空気調和機の室外機は、必要とされる熱交換量に対して熱交換できる熱交換量に不足がある場合には、熱交換器の高さを高くすると共に、熱交換器の高さに合わせた高さの高い筐体の室外機を適用している。
しかし、従来の空気調和機の室外機は、必要とされる熱交換量に対して熱交換量に余剰がある場合でも、圧縮機あるいは冷媒配管等が配置された機械室の部品構成によって、筐体の高さを低く抑えることができない場合がある。このような場合、従来の空気調和機の室外機は、必要とされる熱交換量に対して熱交換量に余剰があるにもかかわらず、必要な熱交換量を熱交換できる熱交換器と比較して熱交換量の余剰がある高さの高い熱交換器を筐体の高さに合わせて使用している。そのため、筐体の高さに合わせて熱交換器の高さが制約されるこのような熱交換器を備えた空気調和機の室外機は、必要とされる熱交換量と、熱交換できる熱交換量との間に差が生じ効率が悪くなる。
本発明は、上記のような課題を解決するものであり、機械室の部品構成等によって筐体の高さに制約がある空気調和機の室外機であっても必要とされる熱交換量と、熱交換できる熱交換量との間の差が抑制される空気調和機の室外機を提供するものである。
本発明の空気調和機の室外機は、空気が流入する吸込口が形成された筐体と、互いに間隔を空けて配置された複数のフィンを有し、吸込口の内部に配置された熱交換器と、筐体内において、吸込口の内部に配置されると共に、熱交換器と筐体の天面パネルとの間に配置されており、熱交換器と天面パネルとの間の壁を構成して筐体内への空気の通過を防ぐ塞ぎ部材と、を有し、塞ぎ部材は、熱交換器に載置されていると共に天面パネルと当接しており、塞ぎ部材は、天面パネルと対向する上壁部を有し、上壁部は、天面パネルと当接し、上壁部から突出して天面パネル側からの荷重を受ける天面パネル受け部を有するものである。
本発明の空気調和機の室外機は、筐体内において、吸込口の内部に配置されると共に、熱交換器と筐体の天面パネルとの間に配置されており、熱交換器と天面パネルとの間の壁を構成して筐体内への空気の通過を防ぐ塞ぎ部材を有し、塞ぎ部材は、熱交換器に載置されていると共に天面パネルと当接しているものである。室外機は、熱交換器と筐体の天面パネルとの間に配置される塞ぎ部材を有するため、必要とされる熱交換量に応じて熱交換器の高さを筐体の高さよりも低くすることができる。その結果、室外機は、機械室の部品構成等によって筐体の高さに制約があっても、筐体の高さに合わせて熱交換器の高さを高くする必要がなく、必要とされる熱交換量と、熱交換できる熱交換量との間の差を抑制することができる。
実施の形態1に係る室外機の正面側斜視図である。 実施の形態1に係る室外機の背面側斜視図である。 実施の形態1に係る室外機の背面図である。 実施の形態1に係る室外機の一部を分解した分解斜視図である。 実施の形態1に係る室外機の内部の斜視図である。 実施の形態1に係る室外機の天面パネルを取り外した上面図である。 実施の形態1に係る室外機の塞ぎ部材の分解斜視図である。 図7に示す背面塞ぎ部材のA部の拡大図である。 実施の形態1に係る塞ぎ部材を背面側から見た斜視図である。 図9に示す塞ぎ部材を構成する背面塞ぎ部材と側面塞ぎ部材との分解斜視図である。 実施の形態1に係る室外機の筐体内において仕切板に対向する側の側面塞ぎ部材の斜視図である。 図9に示すC部における背面塞ぎ部材と側面塞ぎ部材との接続状態を示す断面図である。 図9に示すD部における背面塞ぎ部材と側面塞ぎ部材との接続状態を示す断面図である。 背面塞ぎ部材の前面側の上部の拡大斜視図である。 背面塞ぎ部材の背面側の上部の拡大斜視図である。 側面塞ぎ部材の前面側の上部の拡大斜視図である。 側面塞ぎ部材の背面側の上部の拡大斜視図である。 塞ぎ部材の前面側の上部の拡大斜視図である。 塞ぎ部材の背面側の上部の拡大斜視図である。 図7に示す背面塞ぎ部材を下側から見た斜視図である。 図20に示す押え部の拡大斜視図である。 図3に示すE-E線位置の背面塞ぎ部材の概略断面図である。 図3に示すF-F線位置の背面塞ぎ部材の概略断面図である。 図20に示す白抜き矢印Gの方向から見た背面塞ぎ部材を構成する背面下壁部の底面図である。 実施の形態1に係る室外機の塞ぎ部材を前面下方側から見た斜視図である。 実施の形態1に係る室外機の塞ぎ部材を前面側方側から見た斜視図である。 実施の形態1に係る室外機の熱交換器の上に配置した外気温度センサの取り付け状態を示す拡大図である。 実施の形態1に係る室外機の塞ぎ部材に設けられたリード線ガイドの斜視図である。 図28に示すリード線ガイドの側面図である。 図3に示すF-F線位置の室外機の概略断面図である。 図30に示すH部における背面側塞ぎ部材と天面パネルとの関係を示す拡大図である。 実施の形態1に係る室外機の、背面塞ぎ部材の熱交換器への取り付け状態を示す拡大図である。 実施の形態1に係る室外機における塞ぎ部材及び熱交換器の取り付け状態を示す拡大図である。 実施の形態2に係る室外機の塞ぎ部材の組立状態の斜視図である。 実施の形態2に係る室外機の塞ぎ部材の展開状態の斜視図である。
以下、各実施の形態に係る空気調和機の室外機100について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。また、理解を容易にするために方向あるいは位置を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」及び「後」等)を適宜用いる。しかし、これらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置あるいは部品の配置及び向きを限定するものではない。
実施の形態1.
[室外機100の構成]
図1は、実施の形態1に係る室外機100の正面側斜視図である。図2は、実施の形態1に係る室外機100の背面側斜視図である。図3は、実施の形態1に係る室外機100の背面図である。図1~図3を用いて、空気調和機の室外機100について説明する。図1を含む以下の図面に示すX軸は、室外機100の左右方向を示し、Y軸は室外機100の前後方向を示し、Z軸は室外機100の上下方向を示すものである。より詳細には、室外機100を正面から見たときX1側を左側、X2側を右側、Y軸においてY1側を前側、Y2側を後側、Z軸においてZ1側を上側、Z2側を下側として室外機100を説明する。なお、室外機100を正面から見たときとは、筐体50内を流れる空気の流れ方向において、筐体50から空気が吹き出される下流側から室外機100を見た場合の状態をいう。また、明細書中における各構成部材同士の位置関係(例えば、上下関係等)は、原則として、室外機100を使用可能な状態に設置したときのものである。
[室外機100の外郭]
室外機100は、図1に示すように、略直方体状に構成された筐体50を有する。室外機100の筐体50は、板金製であり、室外機100の外郭を構成する。筐体50には、空気が流入する吸込口51である背面開口部7及び側面開口部1aが形成されている。室外機100の筐体50は、外郭パネル1と、側面パネル2と、天面パネル3と、ベース4とを有する。外郭パネル1及び側面パネル2の上部にはフランジが設けられており、このフランジに天面パネル3が取り付けられる。同様に、ベース4にもフランジが設けられており、このフランジに外郭パネル1及び側面パネル2がボルト等により固定され、外郭パネル1及び側面パネル2は、ベース4上に組み付けられる。
外郭パネル1は、板金パネルである。外郭パネル1は、正面部11と側面部12と背面部13とが一体に形成されている。正面部11は、筐体50の前面側の側壁部を構成し、側面部12は、筐体50の側面側の側壁部を構成し、背面部13は、筐体50の背面側の側壁部の一部を構成する。外郭パネル1は、横長の正面部11と、縦長の側面部12とによって、室外機100の上方、すなわち天面パネル3の配置側から見てL字形状となるように折り曲げられて形成されている。なお、外郭パネル1は、正面部11と側面部12とが一体に形成されているが、外郭パネル1は当該構成に限定されるものではなく、外郭パネル1は、正面部11と側面部12とを別体として、複数の板金パネルで構成してもよい。
正面部11は、空気が吹き出される側の筐体50の側壁を構成する。正面部11には、円形状の吹出口8が形成されている。送風機5によって、後述する背面開口部7及び側面開口部1aから筐体50内に吸い込まれた空気は、吹出口8から筐体50の外に吹き出される。また、外郭パネル1の正面部11には、吹出口8を覆って後述する送風機5のプロペラファン5bを保護するファンガード6が取り付けられている。
側面部12は、筐体50の前後方向(Y軸方向)に延びる側壁を構成する。図2に示すように、側面部12には、側面開口部1aが形成されている。側面開口部1aは、室外空気を室外機100の内部に取り込むための空気の吸込口51である。側面開口部1aは、側面部12において、上下方向に複数形成されている。なお、側面部12に形成される側面開口部1aは、1つでもよく、複数でもよい。側面開口部1aは、筐体50に形成された空気の吸込口51であり、送風機5の作動によって、筐体50の外部から内部に空気が流入する。側面部12は、熱交換器10を間において、後述する仕切板17と対向する位置に配置され、仕切板17とは反対側に位置する、送風機室31の側面側の壁部を構成している。
背面部13は、筐体50の背面側の一部を構成し、熱交換器10の背面側の一部を覆う。背面部13は、筐体50の前後方向(Y軸方向)において、正面部11の一部と対向する位置に配置される。外郭パネル1は、上述したように正面部11と側面部12と背面部13とが一体に形成されている。外郭パネル1は、側面部12と背面部13とによって、室外機100の上方、すなわち天面パネル3の配置側から見てL字形状となるように折り曲げられて形成されている。そして、背面部13は、側面部12から熱交換器10の背面側の一部を覆う位置まで延びるように形成されている。なお、外郭パネル1は、側面部12と背面部13とが折り曲げられて一体に形成されているが、外郭パネル1は、当該構成に限定されるものではなく、側面部12と背面部13とを別体として、複数の板金パネルで構成してもよい。
背面部13が、筐体50の背面側の一部を構成し、熱交換器10の一部を覆うことで、筐体50の背面側には熱交換器10を露出するための背面開口部7が形成されている。より詳細には、背面開口部7は、背面部13、天面パネル3、側面パネル2及びベース4のそれぞれの縁部によって形成されている。背面開口部7は、筐体50に形成された空気の吸込口51であり、送風機5の作動によって、背面開口部7を介して筐体50の外部から内部に空気が流入する。
側面パネル2は、天面パネル3の配置側から見てL字形状となるように折り曲げられた板金パネルである。側面パネル2は、側面部12に対面する縦長の第2側面部2aと、正面部11の一部と対面する第2背面部2bとを有している。第2側面部2aは、筐体50の側面側の側壁部を構成し、第2背面部2bは、筐体50の背面側の側壁部の一部を構成する。第2背面部2bは、背面部13と共に筐体50の背面側の側壁部を構成する。なお、筐体50は、第2背面部2bと背面部13とが別体で構成されているが、第2背面部2bと背面部13とが一体に形成されて筐体50の背面側の側壁部が構成されてもよい。
第2側面部2aには、外部電源と接続したプラグ及び冷媒配管を、内部に引き込むための複数の開口部が形成されている(図示は省略)。また、側面パネル2は、第2側面部2aと第2背面部2bとが一体に形成されているが、側面パネル2は当該構成に限定されるものではなく、第2側面部2aと第2背面部2bとを別体として、複数の板金パネルで構成されてもよい。
天面パネル3は、筐体50の天板を構成し、室外機100の上部を覆う板金パネルである。天面パネル3は、外郭パネル1及び側面パネル2の上縁部に取り付けられている。
ベース4は、筐体50において天面パネル3と対向し、筐体50の底板を構成する。ベース4には、外郭パネル1及び側面パネル2が取り付けられ、ベース4の下面部には、複数の脚部4aが設けられている。脚部4aは、室外機100を設置場所に固定するための土台となる。
[室外機100の内部構成]
図4は、実施の形態1に係る室外機100の一部を分解した分解斜視図である。図5は、実施の形態1に係る室外機100の内部の斜視図である。図6は、実施の形態1に係る室外機100の天面パネル3を取り外した上面図である。なお、図4及び図6では、塞ぎ部材9の構成を明確にするために、送風機5あるいは圧縮機15等の一部の構成部品の図示を省略している。次に、図4~図6を用いて、空気調和機の室外機100の内部構成について説明する。室外機100は、筐体50の内部に、仕切板17と、熱交換器10と、送風機5と、モータ支持部材14と、圧縮機15と、外気温度センサ20と、塞ぎ部材9とを有する。
(仕切板17)
仕切板17は、筐体50の内部に設けられ、室外機100の筐体50内の空間を、送風機室31と機械室32とに隔てる仕切壁である。仕切板17は、板状の部材であり、例えば、板金等を折曲して形成されている。仕切板17は、筐体50内においてベース4上に配置され、ベース4から上方向(Z軸方向)に延びるように設けられていると共に、ベース4の前後方向(Y軸方向)に延びるように設けられている。仕切板17には、電気品箱(図示は省略)が取り付けられる。
送風機室31は、外郭パネル1、天面パネル3、ベース4及び仕切板17によって取り囲まれた空間である。送風機室31は、室外機100の外部から背面開口部7及び側面開口部1a等の吸込口51を介して室外空気を取り込み、室外機100の内部の空気を吹出口8を介して室外機100の外部へ排出できるように構成されている。機械室32は、外郭パネル1の正面部11、側面パネル2、天面パネル3、ベース4、及び仕切板17によって取り囲まれた空間であり、室外機100の外部からの塵埃又は水の侵入を回避できる構造となっている。筐体50内の送風機室31側の空間には、熱交換器10と、熱交換器10に対向するように配置された送風機5とが収納されており、筐体50内の機械室32側の空間には、圧縮機15及び冷媒配管16が収納されている。この熱交換器10及び圧縮機15は、ベース4上に設置されている。また冷媒配管16は、冷凍サイクル回路を構成する構成要素を接続する。
(熱交換器10)
熱交換器10は、内部を流れる冷媒と外気との熱交換を行うものであって、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には凝縮器として機能する。熱交換器10は、側面領域10eと背面領域10fと曲面領域10gとを有し、ベース4に対して垂直方向に見た場合に、側面領域10eと背面領域10fと曲面領域10gとによってL字形状に形成されている。
熱交換器10は、筐体50と送風機5との間に配置されている。また、熱交換器10は、図2に示すように、室外機100の内部において背面領域10fが背面開口部7に面して配置されており、背面領域10fが背面開口部7を介して外部に露出している。また、熱交換器10は、図2に示すように、室外機100の内部において側面領域10eが側面開口部1aに面して配置されており、側面領域10eが側面開口部1aを介して外部に露出している。すなわち、熱交換器10は、吸込口51の内部に配置されており、吸込口51を介して外部に露出した状態で筐体50内に配置されている。なお、図1~図6では、熱交換器10がL字状に形成された場合について例示しているが、熱交換器10は、ベース4に対して垂直方向に見た場合に、両端に曲面領域10g及び側面領域10eを備えたU字状に形成されたものでもよい。あるいは、熱交換器10は、背面領域10fのみで構成され、ベース4に対して垂直方向に見た場合に、筐体50の長手方向(X軸方向)に延びるように設けられたI字状に形成されたものでもよい。
熱交換器10は、例えば、フィンアンドチューブ型熱交換器として構成でき、図4に示すように、冷媒を通過させる複数の伝熱管10cと、伝熱管10cを流れる冷媒と外気との間の伝熱面積を大きくするための複数のフィン10aとを備えている。熱交換器10は、互いに間隔を空けて配置された短冊状の複数のフィン10aが背面開口部7及び側面開口部1aと直角をなして水平方向に並列して配置されている。伝熱管10cは、複数のフィン10aを貫いている。この伝熱管10cを冷媒が通り、伝熱管10c内を通る冷媒が放熱し、もしくは、伝熱管10c内を通る冷媒が吸熱することで、空気調和機の冷房運転もしくは暖房運転が実施される。
(送風機5)
送風機5は、筐体50の内部に配置され、側面開口部1a及び背面開口部7を通過し、筐体50内を通過する空気の流れを形成する。送風機5は、図5に示すように、モータ5aとプロペラファン5bとを備えた送風手段であり、熱交換器10における熱交換を効率的に行うための空気循環を生成する。送風機5は、図5に示すように、筐体50内において、熱交換器10を構成する背面領域10fの前方(Y1側)に配置されている。また、送風機5は、図5に示すように、筐体50内において、熱交換器10を構成する側面領域10eの側方(X2側)に配置されている。送風機5は、モータ5aがモータ支持部材14に取り付けられることでモータ支持部材14に固定される。送風機5は、熱交換器10とプロペラファン5bとの間を負圧にして、筐体50の背面側(Y2側)から筐体50の内部に外気を導入し、室外機100の内部に導入された外気を室外機100の前面側(Y1側)から筐体50外に向かって排出する。また、送風機5は、熱交換器10とプロペラファン5bとの間を負圧にして、筐体50の側面側(X1側)から筐体50の内部に外気を導入し、室外機100の内部に導入された外気を室外機100の前面側(Y1側)から筐体50外に向かって排出する。
(モータ支持部材14)
モータ支持部材14は、筐体50の内部において、ベース4と天面パネル3との間で上下方向(Z軸方向)に延びるように設けられた柱状の部材である。モータ支持部材14は、ネジ締結等によってベース4に固定されている。モータ支持部材14は、上下方向(Z軸方向)の略中央部分に送風機5のモータ5aが支持されて固定されている。
(圧縮機15)
圧縮機15は、低温低圧の状態の冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮して高温高圧の状態の冷媒にして吐出する機器である。圧縮機15は、例えば、ロータリー式、スクロール式又はベーン式等の圧縮機である。圧縮機15は、例えば容量を制御できるインバータを備えた圧縮機でもよい。
(外気温度センサ20)
外気温度センサ20は、室外の周囲温度を検出する装置である。外気温度センサ20は、例えば、サーミスタ等で構成するとよい。外気温度センサ20は、熱交換器10に載置されており、曲面領域10gの上部に配置されている。曲面領域10gは、熱交換器10においてL状に曲げられた部分である。なお、外気温度センサ20は、必ずしも必要な構成要素ではない。室外機100は、外気温度センサ20を備えていることが望ましいが、外気温度センサ20を備えていなくてもよい。
(塞ぎ部材9)
塞ぎ部材9は、熱交換器10と、筐体50の天面パネル3との間の空間を埋める部材である。塞ぎ部材9は、筐体50内において、吸込口51の内部に配置されている。そして、塞ぎ部材9は、筐体50内において、吸込口51である背面開口部7及び側面開口部1aを介して外部に露出した状態で熱交換器10と筐体50の天面パネル3との間に配置されており、熱交換器10と天面パネル3との間の壁を構成して筐体50内への空気の通過を防ぐものである。塞ぎ部材9は、筐体50内において、熱交換器10と天面パネル3との間に側壁を構成する。塞ぎ部材9は、筐体50の左右方向(X軸方向)と、筐体50の前後方向(Y軸方向)とに延びる側壁を構成する。塞ぎ部材9によって形成される側壁は、室外機100の背面側と、機械室32とは反対側の側面側とに配置されている。塞ぎ部材9は、図4~図6に示すように、熱交換器10の上方に配置されている。より詳細には、塞ぎ部材9は、熱交換器10の上に載置されている。塞ぎ部材9は、熱交換器10の上に配置され、モータ支持部材14によって押さえつけられるように固定されている。室外機100は、塞ぎ部材9を介して、熱交換器10と天面パネル3とが接続されている。塞ぎ部材9は、熱交換器10に載置されていると共に天面パネル3と当接して配置されている。
塞ぎ部材9は、図2に示すように、室外機100の背面側から見ると、背面開口部7を介して外部に露出しており、背面開口部7の一部を塞ぐように配置されている。すなわち、塞ぎ部材9は、筐体50内において、吸込口51である背面開口部7の内部に配置されている。同様に、塞ぎ部材9は、室外機100の側面側から見ると、複数設けられた側面開口部1aの内、一部の側面開口部1aを介して外部に露出しており、一部の側面開口部1aを塞ぐように配置されている。すなわち、複数設けられた側面開口部1aの総称として側面開口部1aの用語を用いた場合には、塞ぎ部材9は、側面開口部1aを介して外部に露出しており、側面開口部1aの一部を塞ぐように配置されている。塞ぎ部材9は、筐体50内において、吸込口51である側面開口部1aの内部に配置されている。
塞ぎ部材9の主たる素材は、樹脂である。樹脂は、例えば、PP(ポリプロピレン)、ABS(アクリルニトリル、ブタジエン、スチレン)であるが、これらの樹脂に限定されるものではない。また、塞ぎ部材9の主たる素材は、樹脂に限定されるものではない。塞ぎ部材9は、例えば、金属等、他の素材で形成されてもよい。
塞ぎ部材9は、図3~図6に示すように、ベース4に対して垂直方向に見た場合に、L字形状となるように形成されている。塞ぎ部材9は、上述したように、熱交換器10と、筐体50の天面パネル3との間の空間を埋める部材である。そのため、天面パネル3の配置側から見た塞ぎ部材9の形状は、天面パネル3の配置側から見た熱交換器10の形状に沿った形状に形成されている。したがって、例えば、天面パネル3の配置側から見た熱交換器10の形状が長手方向(X軸方向)に延びるI字形状であれば、天面パネル3の配置側から見た塞ぎ部材9の形状も長手方向(X軸方向)に延びるI字形状である。あるいは、天面パネル3の配置側から見た熱交換器10の形状がU字形状であれば、天面パネル3の配置側から見た塞ぎ部材9の形状もU字形状である。塞ぎ部材9は、熱交換器10が配置される筐体50のベース4に対して垂直方向に見た場合に、熱交換器10の形状と同じ形状に形成されており、熱交換器10の上面部を覆うように配置されている。
室外機100の長手方向(X軸方向)及び短手方向(Y軸方向)における塞ぎ部材9の大きさは、室外機100の長手方向(X軸方向)及び短手方向(Y軸方向)における熱交換器10の大きさとほぼ同じ大きさである。塞ぎ部材9の上下方向(Z軸方向)の大きさは、熱交換器10と筐体50の天面パネル3との間の空間を埋める大きさに形成される。したがって、塞ぎ部材9の上下方向(Z軸方向)の大きさは、熱交換器10と筐体50の天面パネル3との間の距離によって特定される。
図7は、実施の形態1に係る室外機100の塞ぎ部材9の分解斜視図である。塞ぎ部材9は、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19とを有する。また、塞ぎ部材9は、ネジ固定部材21を有する。背面塞ぎ部材18は、熱交換器10を構成する背面領域10fと、曲面領域10gとの上に載置される。側面塞ぎ部材19は、熱交換器10を構成する側面領域10eと、曲面領域10gとの上に載置される。ネジ固定部材21は、背面塞ぎ部材18に取り付けられる。
(背面塞ぎ部材18)
背面塞ぎ部材18は、熱交換器10の背面領域10f及び曲面領域10gと、筐体50の天面パネル3との間の空間を埋める部材である。背面塞ぎ部材18は、筐体50内において、背面領域10f及び曲面領域10gと、天面パネル3との間に側壁を構成する。背面塞ぎ部材18は、筐体50の左右方向(X軸方向)に延びる側壁を構成する。背面塞ぎ部材18によって形成される側壁は、室外機100の背面側に配置されている。背面塞ぎ部材18は、熱交換器10の背面領域10f上に配置され、モータ支持部材14によって押さえつけられるように固定されている。室外機100は、背面塞ぎ部材18を介して、熱交換器10と天面パネル3とが接続されている。背面塞ぎ部材18は、熱交換器10の上端部と、天面パネル3の下面部とに当接して配置される。
背面塞ぎ部材18は、室外機100の背面側から見ると、吸込口51である背面開口部7を介して外部に露出した状態で配置されており、背面開口部7の一部を塞ぐように配置されている。すなわち、背面塞ぎ部材18は、筐体50内において、吸込口51である背面開口部7の内部に配置されている。
背面塞ぎ部材18は、背面上壁部18aと、背面下壁部18bと、背面右端壁部18cと、背面左端壁部18dと、背面側壁部18eと、を有し、筐体50の背面側(Y2側)に配置される。
背面上壁部18aは、背面塞ぎ部材18の上側の壁を構成し、筐体50内において天面パネル3と対向する。背面下壁部18bは、背面塞ぎ部材18の下側の壁を構成し、筐体50内において熱交換器10の背面領域10fと対向し、熱交換器10と当接する。背面右端壁部18cは、背面塞ぎ部材18の右側の壁を構成し、筐体50内の左右方向(X軸方向)において、機械室32側の側壁を構成する。すなわち、背面右端壁部18cは、熱交換器10を構成する複数のフィン10aの積層方向において機械室32側に位置している。背面左端壁部18dは、背面塞ぎ部材18の左側の壁を構成し、筐体50内の左右方向(X軸方向)において、送風機室31側の側壁を構成する。背面右端壁部18c及び背面左端壁部18dは、熱交換器10を構成する複数のフィン10aの積層方向において、背面下壁部18b、背面上壁部18a及び背面側壁部18eの両端部に位置している。背面側壁部18eは、背面塞ぎ部材18の後側の壁を構成し、筐体50内の前後方向(Y軸方向)において、背面開口部7側の側壁を構成する。背面側壁部18eは、筐体50内において、筐体50の背面開口部7の一部を塞ぐ。背面側壁部18eは、背面下壁部18bと背面上壁部18aとの間に位置し、吸込口51である背面開口部7を介して外部に露出した状態で筐体50内に配置される。すなわち、背面側壁部18eは、筐体50内において、吸込口51である背面開口部7の内部に配置されている。
背面側壁部18eは、左右方向(X軸方向)に延びる略矩形状に形成されており、背面側壁部18eの4辺には、背面上壁部18aと、背面下壁部18bと、背面右端壁部18cと、背面左端壁部18dとが設けられている。すなわち、背面上壁部18aと、背面下壁部18bと、背面右端壁部18cと、背面左端壁部18dとは、背面側壁部18eの4辺を構成する各縁部から筐体50の前側に延びるように設けられている。したがって、背面塞ぎ部材18は、背面上壁部18aと、背面下壁部18bと、背面右端壁部18cと、背面左端壁部18dと、背面側壁部18eとによって、箱状に形成されている。背面塞ぎ部材18は、背面側壁部18eと対向する面側が開口する箱状に形成されている。背面塞ぎ部材18は、背面上壁部18a、背面下壁部18b、背面右端壁部18c及び背面左端壁部18dの各縁部によって開口部18hが形成されている。
箱状に形成された背面塞ぎ部材18は、内部に格子状の背面内側リブ18gが形成されている。背面内側リブ18gは、リブ18g1とリブ18g2とを有する。背面内側リブ18gは、リブ18g1とリブ18g2とが交差するように形成されている。リブ18g1は、背面上壁部18aと背面下壁部18bとを接続するように、上下方向(Z軸方向)に延びるように設けられている。リブ18g1は、左右方向(X軸方向)において複数設けられている。各リブ18g1は、背面右端壁部18c及び背面左端壁部18dと平行に設けられている。リブ18g2は、背面右端壁部18cと背面左端壁部18dとを接続するように、左右方向(X軸方向)に延びるように設けられている。リブ18g2は、上下方向(Z軸方向)において複数設けられている。各リブ18g2は、背面上壁部18a及び背面下壁部18bと平行に設けられている。背面塞ぎ部材18は、背面内側リブ18gを有することで強度を確保することができる。そのため、背面塞ぎ部材18は、背面内側リブ18gを有することで、室外機100の段積み等によって天面パネル3に荷重が掛かった場合でも天面パネル3の変形を抑制することができる。なお、背面内側リブ18gの構成は、上記の構成に限定されるものではない。例えば、リブ18g1及びリブ18g2は、背面右端壁部18c及び背面左端壁部18dに対して斜めに形成されてもよい。
箱状に形成された背面塞ぎ部材18は、内部に更に補強リブ18g3を有する。補強リブ18g3は、背面側壁部18eと背面下壁部18bとを接続する略三角形状のリブである。補強リブ18g3は、左右方向(X軸方向)において複数設けられている。背面塞ぎ部材18は、補強リブ18g3を有することで強度を確保することができる。そのため、背面塞ぎ部材18は、補強リブ18g3を有することで、室外機100の段積み等によって天面パネル3に荷重が掛かった場合でも天面パネル3の変形を抑制することができる。なお、補強リブ18g3の構成は、上記の構成に限定されるものではない。例えば、補強リブ18g3は、背面側壁部18eと背面上壁部18aとに形成されてもよい。
(側面塞ぎ部材19)
側面塞ぎ部材19は、熱交換器10の側面領域10e及び曲面領域10gと、筐体50の天面パネル3との間の空間を埋める部材である。側面塞ぎ部材19は、筐体50内において、側面領域10e及び曲面領域10gと、天面パネル3との間に側壁を構成する。側面塞ぎ部材19は、筐体50の前後方向(Y軸方向)に延びる側壁を構成する。側面塞ぎ部材19によって形成される側壁は、室外機100の側面側に配置されている。側面塞ぎ部材19は、熱交換器10の側面領域10e上に配置されている。室外機100は、側面塞ぎ部材19を介して、熱交換器10と天面パネル3とが接続されている。側面塞ぎ部材19は、熱交換器10の上端部と、天面パネル3の下面部とに当接して配置される。
側面塞ぎ部材19は、室外機100の側面側から見ると、吸込口51である複数設けられた側面開口部1aの内、一部の側面開口部1aを介して外部に露出した状態で配置されており、一部の側面開口部1aを塞ぐように配置されている。すなわち、複数設けられた側面開口部1aの総称として側面開口部1aの用語を用いた場合には、側面塞ぎ部材19は、側面開口部1aを介して外部に露出しており、側面開口部1aの一部を塞ぐように配置されている。すなわち、側面塞ぎ部材19は、筐体50内において、吸込口51である側面開口部1aの内部に配置されている。
側面塞ぎ部材19は、側面上壁部19aと、側面下壁部19bと、側面後端壁部19cと、側面前端壁部19dと、側面側壁部19eと、を有し、筐体50の側面側(X1)に配置される。
側面上壁部19aは、側面塞ぎ部材19の上側の壁を構成し、筐体50内において天面パネル3と対向する。側面下壁部19bは、側面塞ぎ部材19の下側の壁を構成し、筐体50内において熱交換器10の側面領域10eと対向し、熱交換器10と当接する。側面後端壁部19cは、側面塞ぎ部材19の後側の壁を構成し、筐体50内の前後方向(Y軸方向)において、背面開口部7側の側壁を構成する。側面前端壁部19dは、側面塞ぎ部材19の前側の壁を構成し、筐体50内の前後方向(Y軸方向)において、吹出口8側の側壁を構成する。側面後端壁部19c及び側面前端壁部19dは、熱交換器10を構成する複数のフィン10aの積層方向において、側面下壁部19b、側面上壁部19a及び側面側壁部19eの両端部に位置している。側面側壁部19eは、側面塞ぎ部材19の左側の壁を構成し、筐体50内の左右方向(X軸方向)において、側面開口部1a側の側壁を構成する。側面側壁部19eは、筐体50内において、筐体50の側面開口部1aの一部を塞ぐ。側面側壁部19eは、側面下壁部19bと側面上壁部19aとの間に位置し、吸込口51である側面開口部1aを介して外部に露出した状態で筐体50内に配置される。すなわち、側面側壁部19eは、筐体50内において、吸込口51である側面開口部1aの内部に配置されている。
側面側壁部19eは、前後方向(Y軸方向)に延びる略矩形状に形成されており、側面側壁部19eの4辺には、側面上壁部19aと、側面下壁部19bと、側面後端壁部19cと、側面前端壁部19dとが設けられている。すなわち、側面上壁部19aと、側面下壁部19bと、側面後端壁部19cと、側面前端壁部19dとは、側面側壁部19eの4辺を構成する各縁部から筐体50の機械室32側である右側に延びるように設けられている。したがって、側面塞ぎ部材19は、側面上壁部19aと、側面下壁部19bと、側面後端壁部19cと、側面前端壁部19dと、側面側壁部19eとによって、箱状に形成されている。側面塞ぎ部材19は、側面側壁部19eと対向する面側である機械室32側が開口する箱状に形成されている。側面塞ぎ部材19は、側面上壁部19a、側面下壁部19b、側面後端壁部19c及び側面前端壁部19dの各縁部によって開口部19hが形成されている。
箱状に形成された側面塞ぎ部材19は、内部に格子状の側面内側リブ19gが形成されている。側面内側リブ19gは、リブ19g1とリブ19g2とを有する。側面内側リブ19gは、リブ19g1とリブ19g2とが交差するように形成されている。リブ19g1は、側面上壁部19aと側面下壁部19bとを接続するように、上下方向(Z軸方向)に延びるように設けられている。リブ19g1は、前後方向(Y軸方向)において、1つ以上設けられている。リブ19g1は、側面後端壁部19c及び側面前端壁部19dと平行に設けられている。リブ19g2は、側面後端壁部19cと側面前端壁部19dとを接続するように、前後方向(Y軸方向)に延びるように設けられている。リブ19g2は、上下方向(Z軸方向)において複数設けられている。各リブ19g2は、側面上壁部19a及び側面下壁部19bと平行に設けられている。側面塞ぎ部材19は、側面内側リブ19gを有することで強度を確保することができる。そのため、側面塞ぎ部材19は、側面内側リブ19gを有することで、室外機100の段積み等によって天面パネル3に荷重が掛かった場合でも天面パネル3の変形を抑制することができる。
箱状に形成された側面塞ぎ部材19は、内部に更に補強リブ19g3を有する。補強リブ19g3は、側面側壁部19eと側面下壁部19bとを接続する略三角形状のリブである。補強リブ19g3は、前後方向(y軸方向)において複数設けられている。側面塞ぎ部材19は、補強リブ19g3を有することで強度を確保することができる。そのため、側面塞ぎ部材19は、補強リブ19g3を有することで、室外機100の段積み等によって天面パネル3に荷重が掛かった場合でも天面パネル3の変形を抑制することができる。
(ネジ固定部材21)
図8は、図7に示す背面塞ぎ部材18のA部の拡大図である。図7及び図8を用いて、ネジ固定部材21について説明する。複数のフィン10aの積層方向において、機械室32側に位置する背面右端壁部18cには、背面右端壁部18cを介して、仕切板17と、筐体50とにネジ固定されるネジ固定部材21が取り付けられている。ネジ固定部材21は、背面塞ぎ部材18と、仕切板17と、側面パネル2とをネジ固定するために用いられる。ネジ固定部材21は、板金によって形成されている。ただし、ネジ固定部材21は板金によって形成されるものに限定されるものではなく、強度を確保できれば樹脂等の成形によって形成されてもよい。あるいは、ネジ固定部材21は、金属又は樹脂等以外の素材で形成されてもよい。ネジ固定部材21は、背面右端壁部18cに沿って上下方向(Z軸方向)に延びるように形成されている。
ネジ固定部材21は、本体部21aと、固定部21bとを有する。本体部21aと固定部21bとは一体に形成されており、本体部21aと固定部21bとは折り曲げられて形成されている。ただし、本体部21aと固定部21bとは、別体として形成され、それぞれが互いに接続されて形成されてもよい。本体部21aは、板状に形成されている。固定部21bは、板状に形成されており、本体部21aの短手方向(Y軸方向)の両端部に設けられている。固定部21bは、本体部21aの長手方向(Z軸方向)の縁部に沿って設けられている。ネジ固定部材21は、本体部21aと固定部21bとによって、略U字形状の断面をもつように形成されている。
固定部21bには、切欠部21cが形成されている。切欠部21cは、固定部21bにおいて、本体部21aとは反対側の先端部に形成されており、切欠部21cは、固定部21bの縁部が、本体部21a側に凹むように形成されている。すなわち、切欠部21cは、固定部21bが本体部21aから延びる方向に向かって開口するように形成されている。また、固定部21bには、背面塞ぎ部材18を介して、仕切板17と側面パネル2とをネジ固定する際に用いられるネジ穴21dが形成されている。
ここで、図8を用いて、ネジ固定部材21が取り付けられる背面右端壁部18cの構造について更に詳細に説明する。背面右端壁部18cは、固定面部18c1と、背面側板壁部18c2と、前面側板壁部18c3とを有する。固定面部18c1と、背面側板壁部18c2と、前面側板壁部18c3とは一体に形成されている。
固定面部18c1は、平面状の側壁として形成されている。但し、固定面部18c1は、平面状に形成されている形態に限定されるものではなく、曲面状に形成されてもよく、段差を有してもよい。背面側板壁部18c2及び前面側板壁部18c3は、板状に形成されており、固定面部18c1の短手方向(Y軸方向)の両端部に設けられている。背面側板壁部18c2及び前面側板壁部18c3は、固定面部18c1の長手方向(Z軸方向)の縁部に沿って設けられている。背面側板壁部18c2及び前面側板壁部18c3は、固定面部18c1の縁部から突出するように設けられている。背面側板壁部18c2及び前面側板壁部18c3は、互いに対向するように設けられている。背面右端壁部18cは、固定面部18c1と、背面側板壁部18c2と、前面側板壁部18c3とによって形成される内側面が、平面視で略U字形状となるように形成されている。
背面側板壁部18c2及び前面側板壁部18c3は、突起部18c4を有する。突起部18c4は、背面側板壁部18c2及び前面側板壁部18c3において、固定面部18c1とは反対側の先端部に形成されている。突起部18c4は、先端部に向かうに従い突出量が少なくなり、固定面部18c1に向かうに従い突出量が多くなるように形成されている。すなわち、突起部18c4は、背面側板壁部18c2及び前面側板壁部18c3の板面に対して傾斜する傾斜面を形成している。突起部18c4は、背面側板壁部18c2及び前面側板壁部18c3の突出方向の先端側に形成されている。背面右端壁部18cは、背面側板壁部18c2及び前面側板壁部18c3の突出方向において、突起部18c4と固定面部18c1との間には空間が形成されている。背面側板壁部18c2の突起部18c4は、前面側板壁部18c3側に突出するように形成されている。同様に、前面側板壁部18c3の突起部18c4は、背面側板壁部18c2側に突出するように形成されている。すなわち、突起部18c4は、固定面部18c1と、背面側板壁部18c2と、前面側板壁部18c3とによって形成される空間側に突出するように形成されている。
また、背面側板壁部18c2には、背面塞ぎ部材18を介して、筐体50の側面パネル2とネジ固定する際に用いられる側面パネル固定用ネジ穴18c5が形成されている。前面側板壁部18c3には、背面塞ぎ部材18を介して、仕切板17とネジ固定する際に用いられる仕切板固定用ネジ穴18c6が形成されている。
また、ネジ固定部材21が取り付けられる背面右端壁部18cには、熱交換器10の上端部に引掛けられるL字形状の引掛部18c7がネジ固定部材21の下方に形成されている。すなわち、背面右端壁部18cは、引掛部18c7を有する。固定面部18c1と、背面側板壁部18c2と、引掛部18c7とは一体に形成されている。引掛部18c7は、塞ぎ部材9を熱交換器10に組み付ける際の位置決め用の部材として使用される。引掛部18c7は、背面右端壁部18cの固定面部18c1の下端部18c11から背面側板壁部18c2の突出する方向(X軸方向)に突出し、折り曲げられて下方(Z2側)に向かって延びるように形成されている。引掛部18c7は、側縁部が背面側板壁部18c2と一体に形成されている。引掛部18c7は、背面側板壁部18c2に対して垂直方向に見た側面視においてL字形状に形成されている。引掛部18c7及び背面側板壁部18c2は、引掛部18c7及び背面側板壁部18c2の下端部18c12が、固定面部18c1の下端部18c11よりも下方に位置するように形成されている。
図7及び図8を用いて、ネジ固定部材21の背面右端壁部18cへの取り付けについて説明する。ネジ固定部材21は、固定面部18c1と、背面側板壁部18c2と、前面側板壁部18c3とによって形成される空間内に配置されて、背面塞ぎ部材18の背面右端壁部18cに取り付けられる。ネジ固定部材21を背面右端壁部18cに取り付ける際、背面側板壁部18c2及び前面側板壁部18c3の突起部18c4は、固定部21bの切欠部21cの縁部と嵌合して、ネジ固定部材21は背面塞ぎ部材18の背面右端壁部18cに仮固定される。ネジ固定部材21が背面右端壁部18cに仮固定された状態では、本体部21aは固定面部18c1と対向し、背面側の固定部21bは背面側板壁部18c2と対向し、前面側の固定部21bは、前面側板壁部18c3と対向するように配置されている。
(係合部22)
図9は、実施の形態1に係る塞ぎ部材9を背面側から見た斜視図である。図10は、図9に示す塞ぎ部材9を構成する背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19との分解斜視図である。図11は、実施の形態1に係る室外機100の筐体50内において仕切板17に対向する側の側面塞ぎ部材19の斜視図である。塞ぎ部材9は、図9に示すように、係合部22を有する。係合部22は、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19との接続部分である。塞ぎ部材9は、背面塞ぎ部材18と、側面塞ぎ部材19とが別体で形成されており、背面塞ぎ部材18と、側面塞ぎ部材19とは、係合部22において互いに嵌め合わされて接続されている。次に、図9~図11を用いて、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19との接続部分である係合部22の構造について説明する。
まず、係合部22を構成する背面塞ぎ部材18の構造について説明する。背面左端壁部18dは、取付面部18d1と、前面側取付部18d2と、背面側取付部18d3とを有する。背面左端壁部18dは、取付面部18d1と、前面側取付部18d2と、背面側取付部18d3とが一体に形成されている。
取付面部18d1は、板状の側壁として形成されている。なお、取付面部18d1の板面は、平面状に形成されている形態に限定されるものではなく、曲面状に形成されてもよく、段差を有してもよい。前面側取付部18d2及び背面側取付部18d3は、鉤状に形成されており、取付面部18d1の短手方向(Y軸方向)の両端部に設けられている。前面側取付部18d2及び背面側取付部18d3は、取付面部18d1から突出しており、水平断面がL字形状に形成されている。前面側取付部18d2及び背面側取付部18d3は、取付面部18d1の長手方向(Z軸方向)の縁部に沿って設けられている。前面側取付部18d2及び背面側取付部18d3は、取付面部18d1の長手方向(Z軸方向)の一部に形成されており、前面側取付部18d2は背面側取付部18d3よりも上方に形成されている。
前面側取付部18d2は、取付面部18d1における短手方向(Y軸方向)の前面側(Y1側)の端部に設けられている。前面側取付部18d2は、前面側突出部18d21と、前面側爪部18d22とを有する。前面側突出部18d21は、取付面部18d1から背面塞ぎ部材18の外側に突出する壁を構成する部分であり、室外機100の長手方向(X軸方向)において左側(X1側)に突出する壁を構成する部分である。前面側爪部18d22は、取付面部18d1と共に、側面塞ぎ部材19を保持する爪である。前面側爪部18d22は、前面側突出部18d21の突出方向の先端から背面側壁部18e側、すなわち、取付面部18d1における短手方向(Y軸方向)の背面側(Y2側)に延びるように設けられている壁部である。前面側爪部18d22は、間隔を開けて取付面部18d1と対向するように形成されている。前面側取付部18d2は、取付面部18d1と、前面側突出部18d21と、前面側爪部18d22とによって、上下方向(Z軸方向)に延びる溝部18d23を形成する。溝部18d23は、室外機100の上下方向(Z軸方向)と、背面側(Y2側)とが開口するように形成されている。
背面側取付部18d3は、取付面部18d1における短手方向(Y軸方向)の背面側(Y2側)の端部に設けられている。背面側取付部18d3は、背面側突出部18d31と、背面側爪部18d32とを有する。背面側突出部18d31は、取付面部18d1から背面塞ぎ部材18の外側に突出する壁を構成する部分であり、室外機100の長手方向(X軸方向)において左側(X1側)に突出する壁を構成する部分である。背面側爪部18d32は、取付面部18d1と共に、側面塞ぎ部材19を保持する爪である。背面側爪部18d32は、背面側突出部18d31の突出方向の先端から背面塞ぎ部材18の開口側、すなわち、取付面部18d1における短手方向(Y軸方向)の前面側(Y1側)に延びるように設けられている壁部である。背面側爪部18d32は、間隔を開けて取付面部18d1と対向するように形成されている。背面側取付部18d3は、取付面部18d1と、背面側突出部18d31と、背面側爪部18d32とによって、上下方向(Z軸方向)に延びる溝部18d33を形成する。溝部18d33は、室外機100の上下方向(Z軸方向)と、前面側(Y1側)とが開口するように形成されている。
次に、図10及び図11を用いて、係合部22を構成する側面塞ぎ部材19の構造について説明する。側面後端壁部19cは、当接部19c1と、中間側壁部19c2と、先端側壁部19c3とを有する。側面後端壁部19cは、当接部19c1と、中間側壁部19c2と、先端側壁部19c3とが一体に形成されている。
当接部19c1は、板状の側壁として形成されている。当接部19c1は、筐体50の左右方向(X軸方向)に延びると共に、上下方向(Z軸方向)に延びるように形成されている。当接部19c1の板面は、筐体50内部において、背面側(Y2)を向くように形成されている。なお、当接部19c1の板面は、平面状に形成されている形態に限定されるものではなく、曲面状に形成されてもよく、段差を有してもよい。中間側壁部19c2は、当接部19c1の板面から外側に向かって突出するように設けられており、筐体50の前後方向(Y軸方向)に延びると共に、上下方向(Z軸方向)に延びる板状に形成されている。すなわち、側面塞ぎ部材19は、当接部19c1と中間側壁部19c2とが、90度あるいは90度に近い所定の角度を持って形成されている。中間側壁部19c2は、中間側壁部19c2を構成する板面と、側面側壁部19eを構成する板面とが同じ向きを向くように形成されている。中間側壁部19c2は、左右方向(X軸方向)において、側面側壁部19eよりも、開口部19h側(X2側)に位置するように形成されている。背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19とを接続した場合に、中間側壁部19c2は、取付面部18d1と対向するように形成されている。
中間側壁部19c2には、挿入部19c21が形成されている。挿入部19c21は、鉤状に形成されており、中間側壁部19c2の短手方向(Y軸方向)の略中央付近に設けられている。挿入部19c21は、中間側壁部19c2から開口部19h側に突出しており、水平断面がL字形状に形成されている。挿入部19c21は、中間側壁部19c2の長手方向(Z軸方向)に沿って設けられている。挿入部19c21は、中間側壁部19c2の長手方向(Z軸方向)の一部に形成されており、中間側壁部19c2の長手方向(Z軸方向)の中央部よりも上方に形成されている。
挿入部19c21は、側面側突出部19c22と、側面側爪部19c23とを有する。側面側突出部19c22は、中間側壁部19c2から突出する壁を構成する部分であり、室外機100の長手方向(X軸方向)において右側(X2側)に突出する壁を構成する部分である。側面側爪部19c23は、側面側突出部19c22の突出方向の先端から当接部19c1側(Y1側)に延びるように設けられている壁部である。側面側爪部19c23は、溝部18d23に挿入され、前面側爪部18d22と取付面部18d1とによって保持される爪である。
先端側壁部19c3は、中間側壁部19c2の突出方向(Y軸方向)の先端から突出するように設けられており、中間側壁部19c2に沿って上下方向(Z軸方向)に延びる板状に形成されている。先端側壁部19c3は、先端側壁部19c3を構成する板面と、中間側壁部19c2を構成する板面と、側面側壁部19eを構成する板面とが同じ向きを向くように形成されている。先端側壁部19c3は、左右方向(X軸方向)において、中間側壁部19c2よりも、開口部19h側(X2側)に位置するように形成されている。背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19とを接続した場合に、先端側壁部19c3は、取付面部18d1と対向するように形成されている。
先端側壁部19c3は、溝部18d33に挿入され、背面側爪部18d32と取付面部18d1とによって保持される。先端側壁部19c3は、縁壁部19c31を有する。縁壁部19c31は、先端側壁部19c3の外縁部に沿って縁部に設けられた壁である。先端側壁部19c3の縁壁部19c31は、溝部18d33に挿入され、背面側爪部18d32と取付面部18d1とによって保持される。先端側壁部19c3は、下端部の角部に切欠部19c32を有する。先端側壁部19c3は、下端部の角部に切欠部19c32を有することで、作業者が溝部18d33に先端側壁部19c3を挿入し易くなり、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19との接続が容易になる。
図10に示すように、作業者が、側面塞ぎ部材19を白抜き矢印の方向に移動させることで、図9に示すように、側面塞ぎ部材19を背面塞ぎ部材18に取り付けることができる。この際、塞ぎ部材9は、先端側壁部19c3が、取付面部18d1と当接することで、背面塞ぎ部材18に対する側面塞ぎ部材19の左右方向(X軸方向)の位置決めが行われる。また、塞ぎ部材9は、当接部19c1が、背面左端壁部18dと当接することで背面塞ぎ部材18に対する側面塞ぎ部材19の前後方向(Y軸方向)の位置決めが行われる。
図12は、図9に示すC部における背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19との接続状態を示す断面図である。図13は、図9に示すD部における背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19との接続状態を示す断面図である。次に、図12及び図13を用いて、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19との接続状態について説明する。
図12及び図13に示すように、挿入部19c21は、背面塞ぎ部材18の前面側取付部18d2と係合する。挿入部19c21の側面側爪部19c23は、溝部18d23に挿入されることで、前面側爪部18d22と取付面部18d1とによって保持される。また、先端側壁部19c3は、背面塞ぎ部材18の背面側取付部18d3と係合する。先端側壁部19c3は、溝部18d33に挿入されることで、背面側爪部18d32と取付面部18d1とによって保持される。塞ぎ部材9は、上部で挿入部19c21と前面側取付部18d2とがかみ合わされており、下部で先端側壁部19c3と背面側取付部18d3とがかみ合わされている。塞ぎ部材9は、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19とが組み合わされて構成されるが、背面塞ぎ部材18へ側面塞ぎ部材19をスライドして嵌合させ、それぞれの部品をかみ合わせることで、L字形状に形成されている。
ここで、図11に戻り、側面塞ぎ部材19は、中間側壁部19c2に停止部19c25を有している。停止部19c25は、挿入部19c21の突出方向と同じ方向(X2側)に突出している。停止部19c25は、直方体状の突出片であり、挿入部19c21よりも上方に設けられている。なお、停止部19c25は、強度が確保された突出片であればよく、直方体形状に限定されるものではない。停止部19c25は、上下方向(Z軸方向)において、挿入部19c21の側面側突出部19c22を構成する壁の延長上に設けられている。塞ぎ部材9は、前面側取付部18d2の上端部が、停止部19c25と当接することで、背面塞ぎ部材18に対する側面塞ぎ部材19の上下方向(Z軸方向)の位置決めが行われる。すなわち、停止部19c25は、前面側取付部18d2の上端部と当接することで、背面塞ぎ部材18に対する側面塞ぎ部材19の上下方向(Z軸方向)の移動におけるストッパーの役割を果たす。
図14は、背面塞ぎ部材18の前面側の上部の拡大斜視図である。図15は、背面塞ぎ部材18の背面側の上部の拡大斜視図である。図14及び図15に示すように、取付面部18d1の上下方向(Z軸方向)に延びる縁部には、凹部18d4が形成されている。凹部18d4は、取付面部18d1の上下方向(Z軸方向)に延びる縁部の上端部に形成されている。凹部18d4は、前面側(Y1側)が開口するように凹んでいる。
図16は、側面塞ぎ部材19の前面側の上部の拡大斜視図である。図17は、側面塞ぎ部材19の背面側の上部の拡大斜視図である。図16及び図17に示すように、当接部19c1の上端部の縁部には凸部19c11が形成されている。凸部19c11は、当接部19c1の上端部において左右方向(X軸方向)に延びる縁部に沿って形成されている。凸部19c11は、背面側(Y2側)に突出するように形成されている。
図18は、塞ぎ部材9の前面側の上部の拡大斜視図である。図19は、塞ぎ部材9の背面側の上部の拡大斜視図である。図18及び図19に示すように、側面塞ぎ部材19と背面塞ぎ部材18とが接続されると、凸部19c11が凹部18d4に挿入されて嵌り合う。そのため、塞ぎ部材9は、側面塞ぎ部材19と背面塞ぎ部材18とが接続されると、互いの位置ずれが抑制される。
(押え部23)
図20は、図7に示す背面塞ぎ部材18を下側から見た斜視図である。図21は、図20に示す押え部23の拡大斜視図である。塞ぎ部材9は、押え部23を有する。図20に示すように、塞ぎ部材9の背面塞ぎ部材18には、熱交換器10を熱交換器10の厚み方向から挟むための押え部23が設けられている。より詳細には、背面下壁部18bは、熱交換器10の厚み方向から熱交換器10と当接し、熱交換器10を挟持する押え部23を有している。
押え部23は、背面下壁部18bと一体に形成されており、背面下壁部18bの前後方向(Y軸方向)の両端部に設けられている。押え部23は、背面下壁部18bの長手方向(X軸方向)の一部に形成されている。押え部23は、背面塞ぎ部材18の開口部18h側に1つ、背面塞ぎ部材18の背面側壁部18e側に2つ形成されている。但し、押え部23の形成数は、当該構成に限定されるものではない。押え部23は、背面塞ぎ部材18の開口部18h側、背面塞ぎ部材18の背面側壁部18e側のそれぞれに1つ形成されてもよく、複数形成されてもよい。また、押え部23は、背面下壁部18bの長手方向(X軸方向)の一部に形成されている形態に限定されるものではなく、背面下壁部18bの長手方向(X軸方向)の全領域に形成されてもよい。背面塞ぎ部材18は、押え部23が、背面塞ぎ部材18の開口部18h側、背面塞ぎ部材18の背面側壁部18e側のそれぞれに形成されていることで、熱交換器10を熱交換器10の厚み方向から挟むことができる。
押え部23は、図21に示すように、板状に形成されている。押え部23は、背面下壁部18bから背面下壁部18bの外側に向かって突出しており、背面下壁部18bから下方に向かって突出している。押え部23は、背面下壁部18bの長手方向(X軸方向)の縁部に沿って延びるように設けられている。押え部23は、位置ズレ抑制リブ23bを有する。押え部23は、背面下壁部18bに対して押え部23の根元付近となる基部23aに、位置ズレ抑制リブ23bが形成されている。
位置ズレ抑制リブ23bは、背面塞ぎ部材18が熱交換器10に対して左右方向(X軸方向)に位置ズレすることを抑制するものである。位置ズレ抑制リブ23bは、略三角形状に形成されており、背面下壁部18b側の縁部を構成する底縁部23b1が背面下壁部18bと一体に形成されており、押え部23側の縁部を構成する側縁部23b2が押え部23と一体に形成されている。位置ズレ抑制リブ23bは、底縁部23b1の端部と側縁部23b2の端部との間を構成する斜縁部23b3が、背面下壁部18b及び押え部23に対して傾斜している。
図22は、図3に示すE-E線位置の背面塞ぎ部材18の概略断面図である。図22を用いて、位置ズレ抑制リブ23bと熱交換器10との関係について説明する。背面塞ぎ部材18は、熱交換器10上に載置されると、押え部23が熱交換器10のフィン10aの前方(Y2側)及び後方(Y1側)からフィン10aと当接する。図22に示すように、背面塞ぎ部材18が、熱交換器10上に載置されると、位置ズレ抑制リブ23bは、複数のフィン10a同士の間に嵌っている。
図10及び図11に示すように、塞ぎ部材9の側面塞ぎ部材19にもまた、熱交換器10を熱交換器10の厚み方向から挟むための押え部23が設けられている。側面下壁部19bは、熱交換器10の厚み方向から熱交換器10と当接し、熱交換器10を挟持する押え部23を有している。
押え部23は、側面下壁部19bと一体に形成されており、側面下壁部19bの左右方向(X軸方向)の両端部に設けられている。押え部23は、側面下壁部19bの長手方向(Y軸方向)の一部に形成されている。押え部23は、側面塞ぎ部材19の開口部19h側に1つ、側面塞ぎ部材19の側面側壁部19e側に1つ形成されている。但し、押え部23の形成数は、当該構成に限定されるものではない。押え部23は、側面塞ぎ部材19の開口部19h側、側面塞ぎ部材19の側面側壁部19e側のそれぞれに1つ形成されてもよく、複数形成されてもよい。また、押え部23は、側面下壁部19bの長手方向(Y軸方向)の一部に形成されている形態に限定されるものではなく、側面下壁部19bの長手方向(Y軸方向)の全領域に形成されてもよい。側面塞ぎ部材19は、押え部23が、側面塞ぎ部材19の開口部19h側、側面塞ぎ部材19の側面側壁部19e側のそれぞれに形成されていることで、熱交換器10を熱交換器10の厚み方向から挟むことができる。押え部23は、側面下壁部19bから側面下壁部19bの外側に向かって突出しており、側面下壁部19bから下方に向かって突出している。押え部23は、側面下壁部19bの長手方向(Y軸方向)の縁部に沿って延びるように設けられている。側面下壁部19bに対して押え部23の根元付近となる基部23aには、位置ズレ抑制リブ23bが形成されている。
(圧入部24)
図23は、図3に示すF-F線位置の背面塞ぎ部材18の概略断面図である。図24は、図20に示す白抜き矢印Gの方向から見た背面塞ぎ部材18を構成する背面下壁部18bの底面図である。図21、図23及び図24を用いて、圧入部24と熱交換器10との関係について説明する。背面下壁部18bは、圧入部24を有する。圧入部24は、塞ぎ部材9が熱交換器10に載置されて組み付けされた際に、熱交換器10を構成する複数のフィン10aの縁部に圧入される部分である。
圧入部24は、塞ぎ部材9を構成する背面塞ぎ部材18の背面下壁部18bに設けられた突出高さ1mmほどのリブである。圧入部24は、熱交換器10を構成する複数のフィン10aの角部と対向する位置に突出して設けられていると共に、複数のフィン10aの積層方向に延びるように設けられている。より詳細には、圧入部24は、背面塞ぎ部材18の熱交換器10に乗る面に設けられている。圧入部24は、背面下壁部18bから下方(Z2側)に突出するように設けられている。圧入部24は、図24に示すように、背面側壁部18e側の背面下壁部18bの縁部に沿って長手方向(X軸方向)に延びるように形成されている。圧入部24は、背面下壁部18bの長手方向(X軸方向)の一部に形成されている形態に限定されるものではなく、背面下壁部18bの長手方向(X軸方向)の全領域に形成されてもよい。
図21及び図23に示すように、圧入部24は、略直方体状のリブである。なお、圧入部24は、背面塞ぎ部材18が熱交換器10に載置され組み付けされた際に、熱交換器10のフィン10aに圧入できればよく、略直方体の形状に限定されるものではない。圧入部24は、例えば、半円柱状、三角柱状等の他の多角柱状、半球状、等他の形状に形成されてもよい。
図23に示すように、圧入部24は、背面塞ぎ部材18が熱交換器10に載置され組み付けされた際に、熱交換器10のフィン10aを押圧し、背面塞ぎ部材18が熱交換器10に圧入する状態で熱交換器10に組み付けされる。
図25は、実施の形態1に係る室外機100の塞ぎ部材9を前面下方側から見た斜視図である。側面塞ぎ部材19の側面下壁部19bもまた、圧入部24を有している。圧入部24は、塞ぎ部材9を構成する側面塞ぎ部材19の側面下壁部19bに設けられた突出高さ1mmほどのリブである。すなわち、圧入部24は、側面塞ぎ部材19の熱交換器10に乗る面に設けられている。圧入部24は、側面下壁部19bから下方(Z2側)に突出するように設けられている。圧入部24は、側面側壁部19e側の側面下壁部19bの縁部に沿って長手方向(Y軸方向)に延びるように形成されている。圧入部24は、側面下壁部19bの長手方向(Y軸方向)の一部に形成されている形態に限定されるものではなく、側面下壁部19bの長手方向(Y軸方向)の全領域に形成されてもよい。
(センサ取付け部25)
図26は、実施の形態1に係る室外機100の塞ぎ部材9を前面側方側から見た斜視図である。図25及び図26等を用いてセンサ取付け部25について説明する。塞ぎ部材9は、下壁部にセンサ取付け部25を有する。センサ取付け部25は、内部に外気温度センサ20を収容する。センサ取付け部25は、塞ぎ部材9のL字形状の曲がった部分の下壁部に形成されている。すなわち、センサ取付け部25は、背面塞ぎ部材18と、側面塞ぎ部材19との接続部分の下端部に形成されている。センサ取付け部25は、背面塞ぎ部材18と、側面塞ぎ部材19との合わせ部分において、溝状の空間として形成されている。
センサ取付け部25は、塞ぎ部材9の前面側(Y1側)から背面側(Y2側)に貫通した溝形状に形成された部分であると共に、塞ぎ部材9の右側(X2側)から左側(X1側)に貫通した溝形状に形成された部分である。すなわち、センサ取付け部25は、背面下壁部18b及び側面下壁部19bに形成された溝形状の部分である。センサ取付け部25は、塞ぎ部材9の下端部において上方に向かって凹んでおり下方に向かって開口するように形成されている。
センサ取付け部25は、背面側取付壁部25aと、側面側取付壁部25bと、側面側取付上壁部25cとによって形成されている。背面側取付壁部25aは、図7、図20及び図25に示すように、背面側塞ぎ部材18を構成する背面左端壁部18dの下端部に設けられている。背面側取付壁部25aは、背面左端壁部18dに対して傾斜する側壁を形成している。そして、背面側取付壁部25aは、取付面部18d1に対して傾斜する側壁を形成している。背面側取付壁部25aの壁面は、背面塞ぎ部材18が熱交換器10に載置された場合に、前面側(Y1側)かつ左側(X1側)に向くように形成されている。
側面側取付壁部25bは、図11及び図25に示すように、側面側塞ぎ部材19を構成する側面後端壁部19cの下端部に設けられている。側面側取付壁部25bは、側面後端壁部19cに対して傾斜する側壁を形成している。そして、側面側取付壁部25bは、当接部19c1に対して傾斜する側壁を形成している。側面側取付壁部25bの壁面は、側面背面塞ぎ部材19が熱交換器10に載置された場合に、背面側(Y2側)かつ右側(X2側)に向くように形成されている。
側面側取付上壁部25cは、図11及び図25に示すように、側面側塞ぎ部材19を構成する側面後端壁部19cの下端部に設けられている。また、側面側取付上壁部25cは、側面側取付壁部25bの上端部に設けられている。側面側取付上壁部25cは、側面下壁部19bよりも上方(Z1側)に設けられた底壁である。側面側取付上壁部25cの壁面は、側面背面塞ぎ部材19が熱交換器10に載置された場合に、下方(Z2側)に向くように形成されており、熱交換器10の曲面領域10gの上端面と対向するように形成されている。
図27は、実施の形態1に係る室外機100の熱交換器10の上に配置した外気温度センサ20の取り付け状態を示す拡大図である。図27に示すように、外気温度センサ20は、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19との合わせ部分に配置されている。室外機100は、熱交換器10の上に外気温度センサ20を取り付けした上に、塞ぎ部材9が配置されている。塞ぎ部材9は、背面塞ぎ部材18及び側面塞ぎ部材19の合わせ部において、外気温度センサ20の配置される箇所にはセンサ取付け部25によって空間が形成されている。そのため、室外機100は、外気温度センサ20が熱交換器10に取り付けられていても熱交換器10の上に塞ぎ部材9を配置させることができる。
(リード線ガイド部26)
外気温度センサ20は、図5及び図6に示すように、リード線20aを有する。室外機100は、筐体50内において外気温度センサ20のリード線20aの経路を規制する必要がある。塞ぎ部材9は、リード線ガイド部26を有する。リード線ガイド部26は、外気温度センサ20のリード線20aの経路を規制するものであり、塞ぎ部材9に設けられている。
リード線ガイド部26は、背面塞ぎ部材18の背面上壁部18aに設けられている。なお、リード線ガイド部26は、背面塞ぎ部材18の代わりに側面塞ぎ部材19の側面上壁部19aに設けられてもよい。リード線ガイド部26は、背面側(Y2側)の背面側壁部18eに対して、前面側(Y1側)となる開口部18h側に形成されている。リード線ガイド部26は、背面上壁部18aの開口部18hを形成する縁部に形成されている。リード線ガイド部26は、背面側塞ぎ部材18の長手方向(X軸方向)に沿って2つ形成されている。但し、リード線ガイド部26の形成数は、2つに限定されるものではなく、リード線ガイド部26は、1つ又は3つ以上形成されてもよい。
図28は、実施の形態1に係る室外機100の塞ぎ部材9に設けられたリード線ガイド部26の斜視図である。図29は、図28に示すリード線ガイド部26の側面図である。図28及び図29を用いて、リード線ガイド部26の詳細な構成について説明する。リード線ガイド部26は、板状部26aと、ガイド爪部26bとを有する。
板状部26aは、板状の部材である。板状部26aは、背面上壁部18aの開口部18hを形成する縁部に設けられており、背面上壁部18aの長手方向(X軸方向)に沿って延びるように設けられていると共に、開口部18h内に突出して上下方向(Z軸方向)に延びるように設けられている。背面塞ぎ部材18に設けられた板状部26aの板面は、少なくとも前面側(Y1側)に向いている。
ガイド爪部26bは、板状部26aと共にリード線20aを保持する爪である。ガイド爪部26bは、板状部26aの下端部から板状部26aの板面が向く前方側(Y1側)に突出すると共に、曲折して上方(Z1側)に延びるように形成されている。ガイド爪部26bは、図29に示すように、側面視でL字形状となるように形成されている。ガイド爪部26bは、突出方向の先端部に抜け止め部26cが設けられている。抜け止め部26cは、ガイド爪部26bの根元付近となる基部側が、ガイド爪部26bの先端側と比較して肉厚となるように、側面視で略三角形状に形成されている。
図5及び図6に示すように、塞ぎ部材9は、外気温度センサ20のリード線20aを、背面塞ぎ部材18に設けられたリード線ガイド部26のガイド爪部26b内に配置させることで、リード線20aの経路を規制している。
(天面パネル受け部27)
図6及ぶ図7に示すように、塞ぎ部材9は、天面パネル受け部27を有する。天面パネル受け部27は、天面パネル3と当接し、天面パネル3側からの荷重を受ける。天面パネル受け部27は、塞ぎ部材9の上面部に形成されている。天面パネル受け部27は、塞ぎ部材9の上面部から上方に突出するように設けられている。天面パネル受け部27は、背面側塞ぎ部材18に4つ、側面側塞ぎ部材19に1つ形成されているが、塞ぎ部材9における天面パネル受け部27の形成数は、当該数に限定されない。天面パネル受け部27は、背面側塞ぎ部材18及び側面側塞ぎ部材19にそれぞれ1つ以上形成されていればよい。
天面パネル受け部27は、背面側塞ぎ部材18の背面上壁部18aに設けられており、背面上壁部18aから上方に突出するように設けられている。天面パネル受け部27は、背面上壁部18aの長手方向(X軸方向)に沿って延びるように設けられている。天面パネル受け部27の長手方向(X軸方向)の長さは限定されるものではなく、天面パネル受け部27の形成位置によってそれぞれ長手方向(X軸方向)の長さが異なってもよい。
また、天面パネル受け部27は、側面側塞ぎ部材19の側面上壁部19aに設けられており、側面上壁部19aから上方に突出するように設けられている。天面パネル受け部27は、側面上壁部19aの長手方向(Y軸方向)に沿って延びるように設けられている。天面パネル受け部27の長手方向(Y軸方向)の長さは限定されるものではなく、天面パネル受け部27の形成位置によってそれぞれ長手方向(Y軸方向)の長さが異なってもよい。
図30は、図3に示すF-F線位置の室外機100の概略断面図である。図31は、図30に示すH部における背面側塞ぎ部材18と天面パネル3との関係を示す拡大図である。なお、図31では、天面パネル3の内壁形状と天面パネル受け部27の形状とが解りやすくなるように天面パネル3と天面パネル受け部27とを離して図示している。図30及び図31に示すように、天面パネル受け部27は、天面部27aを有する。天面部27aは、天面パネル受け部27の上面部である。天面部27aは、筐体50内において、天面パネル3の内壁面と対向する。天面パネル受け部27の天面部27aは、天面パネル3の内壁に沿う形状で形成されている。図30に示す天面パネル3の形状例では、天面パネル3は、筐体50の中央から外側に向かって下方に傾斜する傾斜面部3aを有している。天面パネル受け部27の天面部27aは、傾斜面部3aの内壁に沿うように、筐体50の中央から外側に向かって下方に傾斜するように形成されている。すなわち、天面パネル受け部27の天面部27aは、上下方向(Z軸方向)において、前面側(Y1側)となる開口部18h側が、背面側(Y2側)となる背面側壁部18e側よりも、背面上壁部18aとの距離が大きくなるように傾斜している。また、図30に示す天面パネル3の形状例では、天面パネル3は、筐体50の中央から外側に向かって曲面を有するように形成されている。天面パネル受け部27の天面部27aは、傾斜面部3aの内壁に沿うように、筐体50の中央から外側に向かって曲面を有するように形成されている。
天面部27aは、背面側塞ぎ部材18の長手方向(X軸方向)に延びるように形成されている。天面パネル受け部27の天面部27aは、背面側塞ぎ部材18の長手方向(X軸方向)において、上下方向(Z軸方向)における背面上壁部18aとの間の距離が等しくなるように形成されている。なお、天面部27aの形状は、筐体50の中央から外側に向かって下方に傾斜するように形成されている形状等に限定されるものではない。天面部27aの形状は、上述したように、天面パネル3の内壁に沿う形状に形成されていればよい。例えば、天面パネル3の内壁に段差が形成されている場合、天面部27aは、天面パネル3の段差に沿うような形状に形成されてもよい。
上記の説明では、背面側塞ぎ部材18の天面パネル受け部27と、天面パネル3との関係について説明したが、側面塞ぎ部材19の天面パネル受け部27と、天面パネル3との関係も同様である。すなわち、天面パネル受け部27の天面部27aは、上下方向(Z軸方向)において、右側(X2側)となる開口部19h側が、左側(X1側)となる側面側壁部19e側よりも、側面上壁部19aとの距離が大きくなるように傾斜している。また、側面側塞ぎ部材19の天面部27aは、傾斜面部3aの内壁に沿うように、筐体50の中央から外側に向かって曲面を有するように形成されている。天面部27aは、側面側塞ぎ部材19の長手方向(Y軸方向)に延びるように形成されている。天面パネル受け部27の天面部27aは、側面側塞ぎ部材19の長手方向(Y軸方向)において、上下方向(Z軸方向)における側面上壁部19aとの間の距離が等しくなるように形成されている。
[塞ぎ部材9の取付け]
図32は、実施の形態1に係る室外機100の、背面塞ぎ部材18の熱交換器10への取り付け状態を示す拡大図である。図33は、実施の形態1に係る室外機100における塞ぎ部材9及び熱交換器10の取り付け状態を示す拡大図である。図32及び図33を用いて、塞ぎ部材9の熱交換器10への取り付け作業について説明する。
作業者は、背面塞ぎ部材18を熱交換器10の上に載せるとき、背面塞ぎ部材18の長手方向の端部に設けられた引掛部18c7を熱交換器10の熱交換器端板金10dのフランジ部10d3に突き当て、背面塞ぎ部材18を位置決めして熱交換器10上に配置する。引掛部18c7は、背面塞ぎ部材18を熱交換器10に取り付けする際に、熱交換器10に対する背面塞ぎ部材18の位置を決定するために利用される部分である。熱交換器端板金10dは、複数のフィン10aが並ぶ方向において、熱交換器10の最も機械室32側の端部に配置された板金である。熱交換器端板金10dは、熱交換器10を室外機100の内部に取り付ける際に、ボルトによって仕切板17及び側面パネル2に固定されて取り付けられる。フランジ部10d3は、熱交換器端板金10dの上端部から、機械室32側に突出し、板状に張り出した部分である。
塞ぎ部材9の背面塞ぎ部材18は、背面塞ぎ部材18に取り付けられたネジ固定部材21と、仕切板17とが仕切板側固定ネジ28aによりネジ固定されることで、仕切板17に固定される。また、塞ぎ部材9の背面塞ぎ部材18は、背面塞ぎ部材18に取り付けられたネジ固定部材21と、側面パネル2とが側面パネル側固定ネジ28bによりネジ固定されることで、筐体50に固定される。すなわち、塞ぎ部材9の背面塞ぎ部材18は、ネジ固定によって、仕切板17と筐体50を構成する側面パネル2とに固定される。
塞ぎ部材9及び外気温度センサ20の設置の順番について、更に詳細に説明する。作業者は、塞ぎ部材9の背面塞ぎ部材18を、上述のように位置決めして熱交換器10に載置し、ネジ固定部材21と共に塞ぎ部材9の背面塞ぎ部材18を仕切板17と側面パネル2とに固定する。次に、作業者は、外気温度センサ20を熱交換器10の上部に設置する。次に、作業者は、塞ぎ部材9の側面塞ぎ部材19を背面塞ぎ部材18に当接させて、側面塞ぎ部材19を上方から下方に背面塞ぎ部材18に摺動させることで、側面塞ぎ部材19を背面塞ぎ部材18に嵌め合わせる。そして、作業者は、側面塞ぎ部材19を背面塞ぎ部材18に取り付けると共に、熱交換器10に載置する。なお、上述した塞ぎ部材9及び外気温度センサ20の設置順は一例であり、塞ぎ部材9及び外気温度センサ20の設置順は、上記の順番に限定されるものではない。例えば、作業者は、塞ぎ部材9を熱交換器10に設置する前に、側面塞ぎ部材19と背面塞ぎ部材18とを嵌め合わせてもよい。
図30に示すように、塞ぎ部材9の天面パネル受け部27は、天面パネル3と当接する部分に天面部27aを設けている。室外機100は、塞ぎ部材9が熱交換器10に取り付けられると、筐体50内において、塞ぎ部材9の背面塞ぎ部材18及び側面塞ぎ部材19に設けられた天面部27aが天面パネル3と対向している。そして、塞ぎ部材9の背面塞ぎ部材18及び側面塞ぎ部材19は、上下方向(Z軸方向)において、天面パネル3と熱交換器10とによって挟まれて保持されている。
[室外機100の動作]
実施の形態1に係る室外機100の駆動状態では、熱交換器10内を流れる冷媒と室外空気との間の熱交換の効率を高めるために、送風機5が駆動している。送風機5は、熱交換器10とプロペラファン5bとの間を負圧にして、筐体50の背面側及び側面側から筐体50の内部に外気を導入する。そして、送風機5は、筐体50の内部に導入されて熱交換が行われた空気を、筐体50の前面側(Y1側)に形成された吹出口8から筐体50外に向かって排出させる。この際、室外機100の筐体50には、背面開口部7及び側面開口部1aを介して吸込空気が流入する。そして、筐体50内に流入した吸込空気は、熱交換器10のフィン10aの間を流れることで、伝熱管10cの内部を流れる冷媒との間において熱交換が行われる。
[室外機100の作用効果]
空気調和機の室外機100は、吸込口51である背面開口部7及び側面開口部1aの内部に配置されていると共に、熱交換器10と筐体50の天面パネル3との間に配置されており、熱交換器10と天面パネル3との間の壁を構成して筐体50内への空気の通過を防ぐ塞ぎ部材9を有する。そして、塞ぎ部材9は、熱交換器10に載置されていると共に天面パネル3と当接しているものである。塞ぎ部材9を有しない室外機は、機械室の部品構成等によって筐体の高さに制約があり、筐体の高さと、熱交換器の高さとが異なる場合、熱交換器と筐体の天面パネルとの間に空間が形成されてしまうために熱交換器において効率よく熱交換を行うことが困難になる。しかし、室外機100は、塞ぎ部材9を有することで、熱交換器10と天面パネル3との間に空間が形成されることを防ぐことができる。室外機100は、熱交換器10と筐体50の天面パネル3との間に配置される塞ぎ部材9を有するため、必要とされる熱交換量に応じて熱交換器10の高さを筐体50の高さよりも低くすることができる。その結果、室外機100は、機械室32の部品構成等によって筐体50の高さに制約があっても、筐体50の高さに合わせて熱交換器10の高さを高くする必要がなく、必要とされる熱交換量と、熱交換できる熱交換量との間の差を抑制することができる。また、室外機100は、必要とされる熱交換量を熱交換できる熱交換器10に対して、熱交換器10と天面パネル3との間の壁を構成する塞ぎ部材9を使用する。そのため、室外機100は、必要とされる熱交換量を熱交換できる熱交換器10に対して、筐体50の高さと同じ高さまで高くした熱交換器10を使用するよりも部品コストを抑えることができる。
塞ぎ部材9を有しない室外機において、熱交換器の高さが所定分必要でないところを樹脂の平板で隙間埋めすることも考えられるが、室外機の段積みなどによって天面パネルに荷重が掛かった時に天面パネルの変形が生じる恐れがある。背面塞ぎ部材18は、熱交換器10と当接する背面下壁部18bと、天面パネル3と対向する背面上壁部18aと、背面下壁部18bと背面上壁部18aとの間に位置し、吸込口51である背面開口部7の内部に配置される背面側壁部18eと、を有する。また、背面塞ぎ部材18は、複数のフィン10aの積層方向において、背面下壁部18b、背面上壁部18a及び背面側壁部18eの両端部に位置する背面右端壁部18c及び背面左端壁部18dを有する。そのため、背面塞ぎ部材18は、強度を確保することができ、背面塞ぎ部材18が、熱交換器10と天面パネル3との間に配置されることで、上下方向(Z軸方向)における筐体50の強度を確保することができる。
側面塞ぎ部材19は、熱交換器10と当接する側面下壁部19bと、天面パネル3と対向する側面上壁部19aと、側面下壁部19bと側面上壁部19aとの間に位置し、吸込口51である側面開口部1aの内部に配置される側面側壁部19eと、を有する。また、側面塞ぎ部材19は、複数のフィン10aの積層方向において、側面下壁部19b、側面上壁部19a及び側面側壁部19eの両端部に位置する側面後端壁部19c及び側面前端壁部19dを有する。そのため、側面塞ぎ部材19は、強度を確保することができ、側面塞ぎ部材19が、熱交換器10と天面パネル3との間に配置されることで、上下方向(Z軸方向)における筐体50の強度を確保することができる。
背面下壁部18b及び側面下壁部19bは、熱交換器10の厚み方向から熱交換器10と当接し、熱交換器10を挟持する押え部23を有する。塞ぎ部材9は、押え部23によって水平方向の移動が抑制され、また、倒れることが抑制されるため、熱交換器10によって安定して支持される。
押え部23は、複数のフィン10a同士の間に嵌る位置ズレ抑制リブ23bを有する。上述したように、熱交換器10は、複数のフィン10aが左右方向(X軸方向)に積層して構成されている。背面塞ぎ部材18の位置ズレ抑制リブ23bが、フィン10aとフィン10aとの間に収まり配置されることで、背面塞ぎ部材18は熱交換器10に対して左右方向(X軸方向)へずれることがない。そのため、背面塞ぎ部材18は、熱交換器10に対して位置決めされた位置で保持される。また、L字形状に形成された熱交換器10は、複数のフィン10aが前後方向(Y軸方向)にも積層して構成されている。側面塞ぎ部材19の位置ズレ抑制リブ23bが、フィン10aとフィン10aとの間に収まり配置されることで、側面塞ぎ部材19は熱交換器10に対して前後方向(Y軸方向)へずれることがない。そのため、側面塞ぎ部材19は、熱交換器10に対して位置決めされた位置で保持される。
背面下壁部18b及び側面下壁部19bは、複数のフィン10aの縁部に圧入される圧入部24を有する。室外機100は、背面塞ぎ部材18及び側面塞ぎ部材19が熱交換器10に圧入することにより、天面パネル3が背面塞ぎ部材18及び側面塞ぎ部材19に取り付けられた状態で、背面塞ぎ部材18及び側面塞ぎ部材19が熱交換器10に圧入保持される。そのため、室外機100は、背面塞ぎ部材18及び側面塞ぎ部材19と熱交換器10との間に隙間が生じない。その結果、室外機100は、運転時等に振動しても背面塞ぎ部材18及び側面塞ぎ部材19と熱交換器10との摺動が抑制されるため、例えば、背面塞ぎ部材18とフィン10aとのこすれ合う音が発生しない。
背面上壁部18a及び側面上壁部19aは、天面パネル3と当接し、背面上壁部18a及び側面上壁部19aから突出して天面パネル3側からの荷重を受ける天面パネル受け部27を有する。そのため、室外機100は、室外機100の段積み等によって天面パネル3に荷重が掛かった場合でも天面パネル3の変形を抑制することができる。
天面パネル受け部27は、天面パネル3の内壁面と対向し、天面パネル3の内壁に沿う形状に形成されている天面部27aを有する。天面パネル受け部27の天面部27aは、天面パネル3の内壁に沿う形状に形成されている。そのため、室外機100は、倉庫保管時等において、天面パネル3の上側から室外機100へ段積み荷重が掛かった時でも塞ぎ部材9の天面部27aが天面パネル3を下方から支持するため天面パネル3の変形を防止することができる。
背面右端壁部18cには、背面右端壁部18cを介して、仕切板17と、筐体50の側面パネル2とにネジ固定されるネジ固定部材21が取り付けられている。そのため、塞ぎ部材9は、仕切板17及び筐体50によって水平及び垂直方向の移動が抑制され、また、倒れることが抑制されるため、熱交換器10上に安定して支持される。
背面右端壁部18cには、熱交換器10の上端部に引掛けられるL字形状の引掛部18c7が形成されている。そのため、作業者が、塞ぎ部材19を熱交換器10に載置する際に、熱交換器10に対する塞ぎ部材9の位置決めが容易となる。
塞ぎ部材9は、背面下壁部18b及び側面下壁部19bに溝形状に形成されており、内部に外気温度センサ20が収容されるセンサ取付け部25を有する。そのため、室外機100は、外気温度センサ20が熱交換器10に取り付けられていても熱交換器10の上に塞ぎ部材9を載置させることができる。
背面上壁部18a及び側面上壁部19aは、外気温度センサ20のリード線20aが配置され、リード線20aの経路を規制するリード線ガイド部26を有する。そのため、室外機100は、熱交換器10を通過した空気とリード線20aとの接触による音の発生を防止することができる。また、室外機100は、送風機5とリード線20aとの接触を避けることができる。
塞ぎ部材9は、熱交換器10が配置される筐体50のベース4に対して垂直方向に見た場合に、熱交換器10の形状と同じ形状に形成されており、熱交換器10の上面部を覆うように配置されている。そのため、室外機100は、塞ぎ部材9を有することで、熱交換器10と天面パネル3との間に空間が形成されることを防ぐことができる。その結果、室外機100は、機械室32の部品構成等によって筐体50の高さに制約があっても、筐体50の高さに合わせて熱交換器10の高さを高くする必要がなく、必要とされる熱交換量と、熱交換できる熱交換量との間の差を抑制することができる。また、室外機100は、熱交換器10と天面パネル3との間に塞ぎ部材9が配置されることで、上下方向(Z軸方向)における筐体50の強度を確保することができる。
室外機100は、ベース4に対して垂直方向に見た場合に、L字形状に形成された熱交換器10と、ベース4に対して垂直方向に見た場合に、L字形状に形成された塞ぎ部材9とを有する。そのため、室外機100は、塞ぎ部材9を有することで、熱交換器10と天面パネル3との間に空間が形成されることを防ぐことができる。その結果、室外機100は、機械室32の部品構成等によって筐体50の高さに制約があっても、筐体50の高さに合わせて熱交換器10の高さを高くする必要がなく、必要とされる熱交換量と、熱交換できる熱交換量との間の差を抑制することができる。また、室外機100は、熱交換器10と天面パネル3との間に塞ぎ部材9が配置されることで、上下方向(Z軸方向)における筐体50の強度を確保することができる。
塞ぎ部材9は、筐体50の背面側に配置される背面塞ぎ部材18と、筐体50の側面側に配置される側面塞ぎ部材19と、を有する。そのため、室外機100は、塞ぎ部材9を有することで、熱交換器10と天面パネル3との間に空間が形成されることを防ぐことができる。その結果、室外機100は、機械室32の部品構成等によって筐体50の高さに制約があっても、筐体50の高さに合わせて熱交換器10の高さを高くする必要がなく、必要とされる熱交換量と、熱交換できる熱交換量との間の差を抑制することができる。また、室外機100は、熱交換器10と天面パネル3との間に塞ぎ部材9が配置されることで、上下方向(Z軸方向)における筐体50の強度を確保することができる。
背面塞ぎ部材18は、筐体50の背面側の背面パネルに形成されている吸込口51である背面開口部7の内部に配置されている。また、側面塞ぎ部材19は、筐体50の側面側の側面パネルに形成されている吸込口51である側面開口部1aの内部に配置されている。そのため、室外機100は、吸込口51から筐体50内に流入する空気を熱交換器10に通過させることができる。その結果、室外機100は、塞ぎ部材9を有せず天面パネルと熱交換器との間に空間を形成する室外機と比較して、熱交換器10において効率よく熱交換させることができる。
塞ぎ部材9は、背面塞ぎ部材18と、側面塞ぎ部材19とが別体で形成されており、背面塞ぎ部材18と、側面塞ぎ部材19とが、係合部22において互いに嵌め合わされて接続されている。そのため、室外機100は、背面塞ぎ部材18及び側面塞ぎ部材19を一体とした後に設置するか、あるいは、背面塞ぎ部材18のみを先に設置するか等、塞ぎ部材9の熱交換器10への設置の形態を自由に決定することができる。
実施の形態2.
[室外機100Aの構成]
図34は、実施の形態2に係る室外機100Aの塞ぎ部材9Aの組立状態の斜視図である。図35は、実施の形態2に係る室外機100Aの塞ぎ部材9Aの展開状態の斜視図である。なお、図1~図33の室外機100と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態2に係る室外機100は、塞ぎ部材9の構造が異なるものである。以下の室外機100Aの説明では、室外機100との相違点を中心に説明し、相違点以外の構成については、図34及び図35において図示を省略する部分があり、また、説明を省略する。
実施の形態1に係る室外機100は、上述したように、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19との2部品で構成された塞ぎ部材9を有している。これに対し、実施の形態2に係る室外機100は、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19とが一体に構成された塞ぎ部材9Aを有している。
塞ぎ部材9Aは、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19とが一体成形により形成された一体部品として構成されている。塞ぎ部材9Aは、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19とをヒンジ部29aで繋ぎ、ヒンジ部29aを折り曲げることで構成されている。ヒンジ部29aは、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19と接続されており、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19と一体に形成されている。ヒンジ部29aは、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19と同じ素材で形成されており、例えば、薄肉の板状の樹脂で形成されている。すなわち、塞ぎ部材9Aは、背面塞ぎ部材18と、側面塞ぎ部材19とが一体に形成されており、背面塞ぎ部材18と、側面塞ぎ部材19とは折り曲げ自在な薄肉の板状に形成されたヒンジ部29aを介して繋がっている。
[室外機100Aの作用効果]
塞ぎ部材9Aは、背面塞ぎ部材18と、側面塞ぎ部材19とが一体に形成されており、背面塞ぎ部材18と、側面塞ぎ部材19とは折り曲げ自在な薄肉の板状に形成されたヒンジ部29aを介して繋がっている。塞ぎ部材9Aは、背面塞ぎ部材18と、側面塞ぎ部材19とが一体に形成されているため、作業者は、背面塞ぎ部材18と側面塞ぎ部材19とを嵌め合わせる作業を省略することができる。そのため、室外機100Aは、組み立て作業の効率化を図ることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 外郭パネル、1a 側面開口部、2 側面パネル、2a 第2側面部、2b 第2背面部、3 天面パネル、3a 傾斜面部、4 ベース、4a 脚部、5 送風機、5a モータ、5b プロペラファン、6 ファンガード、7 背面開口部、8 吹出口、9 塞ぎ部材、9A 塞ぎ部材、10 熱交換器、10a フィン、10c 伝熱管、10d 熱交換器端板金、10d3 フランジ部、10e 側面領域、10f 背面領域、10g 曲面領域、11 正面部、12 側面部、13 背面部、14 モータ支持部材、15 圧縮機、16 冷媒配管、17 仕切板、18 背面塞ぎ部材、18a 背面上壁部、18b 背面下壁部、18c 背面右端壁部、18c1 固定面部、18c11 下端部、18c12 下端部、18c2 背面側板壁部、18c3 前面側板壁部、18c4 突起部、18c5 側面パネル固定用ネジ穴、18c6 仕切板固定用ネジ穴、18c7 引掛部、18d 背面左端壁部、18d1 取付面部、18d2 前面側取付部、18d21 前面側突出部、18d22 前面側爪部、18d23 溝部、18d3 背面側取付部、18d31 背面側突出部、18d32 背面側爪部、18d33 溝部、18d4 凹部、18e 背面側壁部、18g 背面内側リブ、18g1 リブ、18g2 リブ、18g3 補強リブ、18h 開口部、19 側面塞ぎ部材、19a 側面上壁部、19b 側面下壁部、19c 側面後端壁部、19c1 当接部、19c11 凸部、19c2 中間側壁部、19c21 挿入部、19c22 側面側突出部、19c23 側面側爪部、19c25 停止部、19c3 先端側壁部、19c31 縁壁部、19c32 切欠部、19d 側面前端壁部、19e 側面側壁部、19g 側面内側リブ、19g1 リブ、19g2 リブ、19g3 補強リブ、19h 開口部、20 外気温度センサ、20a リード線、21 ネジ固定部材、21a 本体部、21b 固定部、21c 切欠部、21d ネジ穴、22 係合部、23 押え部、23a 基部、23b 位置ズレ抑制リブ、23b1 底縁部、23b2 側縁部、23b3 斜縁部、24 圧入部、25 センサ取付け部、25a 背面側取付壁部、25b 側面側取付壁部、25c 側面側取付上壁部、26 リード線ガイド部、26a 板状部、26b ガイド爪部、26c 抜け止め部、27 天面パネル受け部、27a 天面部、28a 仕切板側固定ネジ、28b 側面パネル側固定ネジ、29a ヒンジ部、31 送風機室、32 機械室、50 筐体、51 吸込口、100 室外機、100A 室外機。

Claims (16)

  1. 空気が流入する吸込口が形成された筐体と、
    互いに間隔を空けて配置された複数のフィンを有し、前記吸込口の内部に配置された熱交換器と、
    前記筐体内において、前記吸込口の内部に配置されると共に、前記熱交換器と前記筐体の天面パネルとの間に配置されており、前記熱交換器と前記天面パネルとの間の壁を構成して前記筐体内への空気の通過を防ぐ塞ぎ部材と、
    を有し、
    前記塞ぎ部材は、
    前記熱交換器に載置されていると共に前記天面パネルと当接しており、
    前記塞ぎ部材は、
    前記天面パネルと対向する上壁部を有し、
    前記上壁部は、
    前記天面パネルと当接し、前記上壁部から突出して前記天面パネル側からの荷重を受ける天面パネル受け部を有する空気調和機の室外機。
  2. 前記塞ぎ部材は、
    前記熱交換器と当接する下壁部と、
    記下壁部と前記上壁部との間に位置し、前記吸込口の内部に配置される側壁部と、
    前記複数のフィンの積層方向において、前記下壁部、前記上壁部及び前記側壁部の両端部に位置する端壁部と、
    を有する請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記下壁部は、
    前記熱交換器の厚み方向から前記熱交換器と当接し、前記熱交換器を挟持する押え部を有する請求項2に記載の空気調和機の室外機。
  4. 前記押え部は、
    前記複数のフィン同士の間に嵌る位置ズレ抑制リブを有する請求項3に記載の空気調和機の室外機。
  5. 前記下壁部は、
    前記複数のフィンの角部と対向する位置に突出して設けられていると共に、前記複数のフィンの積層方向に延びるように設けられており、前記塞ぎ部材が前記熱交換器に載置されて組み付けされた際に、前記複数のフィンの縁部に圧入される圧入部を有する請求項2~4のいずれか1項に記載の空気調和機の室外機。
  6. 前記天面パネル受け部は、
    前記天面パネルの内壁面と対向し、前記天面パネルの内壁に沿う形状に形成されている天面部を有する請求項2~5のいずれか1項に記載の空気調和機の室外機。
  7. 前記筐体の内部に設けられ、前記筐体内の空間を、前記熱交換器と送風機とを収納する送風機室と、圧縮機を収納する機械室とに隔てる仕切板を更に有し、
    前記複数のフィンの積層方向において前記機械室側に位置する前記端壁部には、
    前記端壁部を介して、前記仕切板と、前記筐体とにネジ固定されるネジ固定部材が取り付けられている請求項2~のいずれか1項に記載の空気調和機の室外機。
  8. 前記ネジ固定部材が取り付けられる前記端壁部には、
    前記熱交換器の上端部に引掛けられるL字形状の引掛部が前記ネジ固定部材の下方に形成されている請求項に記載の空気調和機の室外機。
  9. 前記熱交換器に載置されており、室外の周囲温度を検出する外気温度センサを更に有し、
    前記塞ぎ部材は、
    前記下壁部に溝形状に形成されており、内部に前記外気温度センサが収容されるセンサ取付け部を有する請求項2~のいずれか1項に記載の空気調和機の室外機。
  10. 前記上壁部は、
    前記外気温度センサのリード線が配置され、前記リード線の経路を規制するリード線ガイド部を有する請求項に記載の空気調和機の室外機。
  11. 前記塞ぎ部材は、
    前記熱交換器が配置される前記筐体のベースに対して垂直方向に見た場合に、前記熱交換器の形状と同じ形状に形成されており、前記熱交換器の上面部を覆うように配置されている請求項2~10のいずれか1項に記載の空気調和機の室外機。
  12. 前記熱交換器は、
    前記ベースに対して垂直方向に見た場合に、L字形状に形成されており、
    前記塞ぎ部材は、
    前記ベースに対して垂直方向に見た場合に、L字形状に形成されている請求項11に記載の空気調和機の室外機。
  13. 前記塞ぎ部材は、
    前記下壁部、前記上壁部、前記側壁部及び前記端壁部を有し、前記筐体の背面側に配置される背面塞ぎ部材と、
    前記下壁部、前記上壁部、前記側壁部及び前記端壁部を有し、前記筐体の側面側に配置される側面塞ぎ部材と、
    を有する請求項12に記載の空気調和機の室外機。
  14. 前記背面塞ぎ部材は、
    前記筐体の背面側の背面パネルに形成されている前記吸込口の内部に配置されており、
    前記側面塞ぎ部材は、
    前記筐体の側面側の側面パネルに形成されている前記吸込口の内部に配置されている請求項13に記載の空気調和機の室外機。
  15. 前記塞ぎ部材は、
    前記背面塞ぎ部材と、前記側面塞ぎ部材とが別体で形成されており、
    前記背面塞ぎ部材と、前記側面塞ぎ部材とは、係合部において互いに嵌め合わされて接続されている請求項13又は14に記載の空気調和機の室外機。
  16. 前記塞ぎ部材は、
    前記背面塞ぎ部材と、前記側面塞ぎ部材とが一体に形成されており、
    前記背面塞ぎ部材と、前記側面塞ぎ部材とは折り曲げ自在な薄肉の板状に形成されたヒンジ部を介して繋がっている請求項13又は14に記載の空気調和機の室外機。
JP2021530452A 2019-07-11 2019-07-11 空気調和機の室外機 Active JP7301132B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/027495 WO2021005781A1 (ja) 2019-07-11 2019-07-11 空気調和機の室外機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021005781A1 JPWO2021005781A1 (ja) 2021-10-28
JP7301132B2 true JP7301132B2 (ja) 2023-06-30

Family

ID=74114492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021530452A Active JP7301132B2 (ja) 2019-07-11 2019-07-11 空気調和機の室外機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7301132B2 (ja)
WO (1) WO2021005781A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000065418A (ja) 1998-08-25 2000-03-03 Hitachi Ltd 空気調和機
JP2005147516A (ja) 2003-11-14 2005-06-09 Fujitsu General Ltd 空気調和機の室外機
JP2015161475A (ja) 2014-02-28 2015-09-07 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機の室外機
JP2017083095A (ja) 2015-10-29 2017-05-18 東芝キヤリア株式会社 空気調和機の室外機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5124032U (ja) * 1974-08-13 1976-02-21
JPH1163563A (ja) * 1997-08-20 1999-03-05 Fujitsu General Ltd 空気調和機の室外機
JP3258624B2 (ja) * 1998-03-27 2002-02-18 シャープ株式会社 空気調和機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000065418A (ja) 1998-08-25 2000-03-03 Hitachi Ltd 空気調和機
JP2005147516A (ja) 2003-11-14 2005-06-09 Fujitsu General Ltd 空気調和機の室外機
JP2015161475A (ja) 2014-02-28 2015-09-07 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機の室外機
JP2017083095A (ja) 2015-10-29 2017-05-18 東芝キヤリア株式会社 空気調和機の室外機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021005781A1 (ja) 2021-01-14
JPWO2021005781A1 (ja) 2021-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10054320B2 (en) Indoor device of air conditioner
US10302314B2 (en) Indoor unit of air conditioner
JP2011007363A (ja) 室外ユニット
JP7301132B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP5708237B2 (ja) 冷凍装置の室外ユニット
JP6323203B2 (ja) ダクト型空気調和機
JP2011007364A (ja) 空気調和機
CN109804203B (zh) 空调装置的室外机
WO2023050758A1 (zh) 空调用换热器密封板、室内机和空调
KR102073002B1 (ko) 공기조화기
KR102326299B1 (ko) 공기조화기의 실내기
WO2009133909A1 (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP7034341B2 (ja) 空気調和機の室外機
KR101911954B1 (ko) 공기 조화기의 실내기 및 그의 조립방법
KR101690885B1 (ko) 공기조화기의 실내기
WO2023016063A1 (zh) 电控盒、空调室外机、空调器及电控盒的装配方法
CN210861371U (zh) 空调室内机
CN219083274U (zh) 空调外机中的固定结构、空调外机及空调器
WO2024157344A1 (ja) 冷凍サイクル装置の室外機及び熱交換器保護板
CN218721883U (zh) 室内机
CN218495118U (zh) 风管式空调器
WO2024103593A1 (zh) 一种空调外机和空调器
JPH024360Y2 (ja)
WO2017175717A1 (ja) 空気調和システムの室外機
KR20230116516A (ko) 공기 조화기의 실외기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220616

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7301132

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150