JP7298188B2 - 積層体及び壁紙 - Google Patents
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Description
以下、図面を参照して本発明の各実施形態の各態様について説明する。
以下、本発明の第一実施形態に係る積層体について、図1を用いて説明する。本発明の実施形態に係る積層体は、例えば、建物の壁面に貼り付ける壁紙の下層に施工される。なお、以下の説明では、積層体が壁紙と対向する側を積層体の「上」とし、積層体が壁紙と対向しない側(建造物の下側)を「下」として説明する場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係る積層体100の一構成例を説明するための断面図である。本実施形態に係る積層体100は、例えば、建物の壁面に貼り付ける壁紙の下層に施工される建材用防臭シートである。
積層体100は、バリア層10と、バリア層10の下側の面(他方の面の一例)側に設けられたプライマー層20と、プライマー層20のバリア層10と反対側の面に設けられた接着層30とを備えている。また、積層体100は、バリア層10の上側の面(一方の面の一例)側に設けられたアンカー層40と、アンカー層40のバリア層10と反対側の面に設けられた樹脂層50とを備えている。
以下、バリア層10、プライマー層20及び接着層30、アンカー層40及び樹脂層50の各層について詳細に説明する。
バリア層10は、基材層11、無機酸化物層12及び保護層13を備える積層構造を有している。
基材層11は、樹脂材料で構成されており、無機酸化物層12が一方の面に設けられる基材となる層である。無機酸化物層12は、臭気の透過を防止する層である。保護層13は、無機酸化物層12の基材層11と反対側の面に設けられ、無機酸化物層12を保護するとともに、無機酸化物層12のガスバリア性を向上させるために設けられた層である。
基材層11は、機械的強度が強く、寸法安定性に優れるなどの理由から二軸方向に延伸した樹脂シートであることが好ましい。基材層11の厚さは、例えば9μm以上100μm以下の範囲であることが好ましい。
基材層11は、例えば、二軸延伸樹脂シートであることが好ましく、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムであることがより好ましい。
無機酸化物層12は、基材層11の一方の面側に設けられ、無機酸化物を含んで構成される。無機酸化物層12は、酸化アルミニウム、酸化ケイ素及び酸化マグネシウムの少なくとも一つを含む薄膜層である。無機酸化物層12には、無機酸化物とともに、微量の不純物が含まれていても良い。
無機酸化物層12は、用いられる無機化合物の種類・構成により厚さの最適条件が異なるが、一般的には5nm以上300nm以下の範囲内の厚みで形成されることが望ましく、10nm以上150nm以下の範囲内の厚みで形成されることがより望ましい。無機酸化物層12の膜厚が5nm以上である場合、積層体100が防臭機能を十分に果たすことができ、また無機酸化物層12が均一な厚みとなって品質が安定するため好ましい。また、無機酸化物層12の膜厚が300nm以下である場合、無機酸化物層12の残留応力が小さく柔軟性が高いため、外的要因によって無機酸化物層12に亀裂が発生しにくくなるため好ましい。
保護層13は、主成分としてポリビニルアルコールを含む樹脂材料で構成される。ここで、「主成分」とは、保護層13を構成する樹脂材料全体を100質量部とした場合に70質量部以上含まれる樹脂材料をいう。
保護層13は、ポリビニルアルコール等の樹脂材料とともに、無機酸化物をさらに含んでいても良い。保護層13に用いられる無機酸化物としては、例えば酸化アルミニウム、酸化ケイ素及び酸化マグネシウムの少なくとも一つが用いられる。
プライマー層20は、バリア層10の基材層11側の面と密着して設けられ、バリア層10と接着層30との接着性を向上させるために設けられている。
プライマー層20を構成するプライマーとしては、例えばエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール系樹脂、ニトロセルロース系樹脂等の樹脂材料を単独又は混合して用いることができる。プライマー層20は、これらの樹脂材料をロールコート法やグラビア印刷法等の適宜の塗布手段を用いてバリア層10に塗布することにより形成される。
イソシアネートとしては、アクリル-ポリエステルウレタン共重合体の水酸基と反応して架橋硬化させることが可能なものであればよく、例えば、2価以上の脂肪族又は芳香族イソシアネートが用いられる。特に、熱変色防止、耐候性の点から脂肪族イソシアネートを用いることが望ましい。脂肪族イソシアネートとしては、具体的に、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、4,4’-ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートの単量体、又はこれらの2量体、3量体などの多量体、あるいはこれらのイソシアネートをポリオールに付加した誘導体(アダクト体)のようなポリイソシアネートなどを挙げることができる。
接着層30は、例えば、接着基材31と粘着層32とを備えた、例えばシート状の接着層(すなわち接着シート)である。
接着基材31は、網状シート材等で構成された支持体であることが好ましい。支持体としては、例えば、不織布、織布、樹脂製クロスが用いられる。また、接着基材31は、上述した支持体が例えば樹脂フィルムで貼り合わされたラミネートクロス、又は支持体の表面が樹脂材料で覆われたコーティングクロスであってもよい。
また、粘着層32には、上述した性能を損なわない範囲内で、樹脂以外の公知の添加剤を用いることが可能である。添加剤としては、例えば、無機顔料微粒子、イソシアネート化合物、シランカップリング剤、分散剤、粘度調整剤、離型剤、ワックス・樹脂フィラーに代表される滑り剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、帯電防止剤等を用いることが可能である。
アンカー層40としては、例えばアクリル系樹脂を主鎖とするウレタン系アンカー剤を採用する。アクリル系樹脂を主鎖とするウレタン系アンカー剤としてはアクリルポリオールとヘキサメチレンジイソシアネートとからなる2液硬化型ウレタン樹脂からなるものが用いられる。
アンカー層40には、目的とする壁紙の用途により必要に応じて、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤等の従来公知の各種の添加剤の1種以上が添加されていても良い。
アンカー層40の厚さは、後述する樹脂層50の材料や構成に応じて適宜選択することができる。
樹脂層50は、積層体100の切削加工性を向上するために設けられる層である。
樹脂層50を構成する樹脂材料としては、変形性、耐亀裂性、復元性等の所謂ヒンジ性に優れたポリオレフィン系樹脂を使用することが望ましい。ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)等が挙げられ、ポリエチレン(PE)を用いることが特に好ましい。
また、樹脂層50は、切削加工性に優れたポリオレフィン系樹脂層の表面に、例えば表面硬度に優れたアクリル系樹脂層等の他の層を積層して形成しても良い。
以上のような積層体100は、以下の効果を有する。
(1)積層体100は、無機酸化物層12により臭気の透過を防止し、室内への臭気の拡散を防止することができる。このため、積層体100は、高い防臭機能を発揮することができる。
(2)積層体100は、バリア層10の保護層13によって無機酸化物層12が保護され、ガスバリア性が向上する。このため、積層体100は、施工時や使用時において無機酸化物層12の損傷が抑制され、防臭機能が維持されやすくなる。
(4)積層体100は、無機酸化物層12の柔軟性が高く、全体として薄型である。このため、積層体100の上から表面基材である壁紙や化粧材の施工が可能となる。
(5)積層体100は、樹脂層50を有しているため、積層体100の切削加工が容易となる。
以下、本発明の第二実施形態に係る積層体について、図2を用いて説明する。
図2は、本発明の第二実施形態に係る積層体110の一構成例を説明するための断面図である。本実施形態に係る積層体110は、積層体100と同様に、建物の壁面に貼り付ける壁紙の下層に施工される建材用防臭シートである。
積層体110は、バリア層10と、バリア層10の下側の面(他方の面の一例)側に設けられたプライマー層20と、プライマー層20のバリア層10と反対側の面に設けられた接着層30とを備えている。また、積層体110は、バリア層10の上側の面(一方の面の一例)側に設けられたアンカー層40と、アンカー層40の上側の面に設けられた樹脂層50と、樹脂層50の上側の面に設けられた原紙層60とを備えている。すなわち、積層体110は、原紙層60が設けられている点で、積層体100と異なる。
原紙層60は、紙基材61を含み、紙基材61の単層構造、または紙基材61と樹脂層との積層構造であっても良い。図2では、紙基材61の両面(一方の面及び他方の面の一例)に積層樹脂層62,63(第1の積層樹脂層及び第2積層樹脂層の一例)がそれぞれ設けられた積層構造の原紙層60を示しているが、積層樹脂層62,63の一方のみが設けられていても良い。
積層体110の表面に原紙層60を設けることにより、積層体110の上面(すなわち原紙層60の上面)から糊を塗布して後述する表面基材(壁紙等)を施工することが可能となる。表面基材に接着層が設けられている場合には原紙層60は必須ではないが、糊付けによる表面基材(壁紙等)の施工には原紙層60が必須となる。
紙基材61としては、例えば上質紙、コート紙、合成紙、裏打ち紙が挙げられる。
積層樹脂層62,63としては、例えばポリオレフィン系樹脂等の樹脂材料を用いることが好ましい。積層樹脂層62,63は、紙基材61とともに樹脂材料が例えば押出ラミネート加工されることにより形成される。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)等が挙げられる。中でも、安価で加工性に優れる点から、ポリオレフィン系樹脂としてポリエチレン(PE)を用いることが特に好ましい。
第二実施形態の積層体110は、第一実施形態の効果(1)~(5)に加えて、以下の効果を有する。
(6)積層体110は、原紙層60を設けることにより、糊付けによる表面基材(壁紙等)の施工が可能となる。
第三実施形態では、防臭シートとして第一実施形態に係る積層体100又は第二実施形態に係る積層体110を有する壁紙の構成例について、図1又は図2を参照しつつ、図3を用いて説明する。図3は、一例として、積層体110を有する壁紙200の構成を示す断面図である。
壁紙200は、積層体110と、積層体110の表面上(すなわち原紙層60)に積層された表面基材210とを備えている。積層体110は、前述した積層体110と同様の構成を有するため、説明を省略する。
なお、壁紙200は積層体110に代えて積層体100を有していても良い。
表面基材210は、壁紙や化粧材として一般的に用いられるシート体であれば特に限定されない。積層体110と表面基材210とは貼り合わされることが好ましい。
以下、表面基材210が積層構造を有する発泡壁紙210aである場合について説明する。
図3に示すように、発泡壁紙210aは、積層体110の原紙層60側の面上に設けられる。発泡壁紙210aは、基材220と、基材220の上面に積層された発泡樹脂層230とを少なくとも有している。
基材220の材料としては、壁紙用の裏打紙等、紙基材として通常使用されている材料であれば、特に限定されずに使用可能である。基材220の材料としては、例えば水溶性難燃剤を含浸させたパルプ主体の難燃紙や、無機質剤を混抄した無機質紙等を用いることが可能である。特に、基材220の材料として繊維質の材料を用いることにより、基材220の構成が発泡壁紙210aに適切な構成となるとともに、基材220を形成する材料の入手が容易となる。
また、基材220の秤量は、50g/m2以上70g/m2以下であることが好ましい。
無機質剤としては、例えば、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等を用いることが可能である。
発泡樹脂層230は、基材220上(図1中において、基材220の上側の面)に積層されている。
発泡樹脂層230は、樹脂組成物を含んで形成されている。また、発泡樹脂層230は、樹脂組成物とともに、充填剤、発泡剤、発泡助剤、樹脂分及び添加剤等を有している。
発泡剤としては、例えば、アゾ系発泡剤、ヒドラジド系発泡剤、ニトロソ系発泡剤等の熱分解型発泡剤を、一種を単独で又は二種類以上を併用して用いることが可能である。
発泡助剤としては、例えば、脂肪族系化合物、脂肪酸アミド系化合物、ビウレア等の尿素系化合物、ヒドラジン系化合物等の非金属系化合物、塩化亜鉛等の金属塩化物、酸化亜鉛等の金属酸化物等の有機または無機金属系化合物等を用いることが可能である。
以上のような積層体110と表面基材210とを有する壁紙200は、壁紙200の施工と同時に積層体110を施工することが可能となるため好ましい。
以上のような積層体100又は積層体110を有する壁紙200は、第一実施形態の効果(1)~(5)、第二実施形態の効果(6)に加えて、以下の効果を有する。
(7)壁紙200は、壁紙200の施工と同時に積層体110(又は積層体100)を施工することが可能となる。このため、作業工程を増やすことなく積層体100を施工することが可能となる。
実施例では、本実施形態に係る積層体を用いて壁紙を施工した室内と、本実施形態に係る積層体を用いずに壁紙を施工した室内において、臭気の評価を行った。
厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを基材層とし、基材層の一方の面に酸化ケイ素を蒸着して無機酸化物層を形成した。続いて、無機酸化物層の表面にポリビニルアルコール溶液を塗布して保護層を形成し、基材層、無機酸化物層及び保護層が積層されたバリア層を形成した。このとき、ポリビニルアルコール溶液は、乾燥後のポリビニルアルコール(PVA)が0.5g/m2となるようにグラビア印刷法により塗布した。
アンカー層と原紙層との間に、厚さ12μmのポリエチレン樹脂で構成された樹脂層を形成した。これ以外は実施例1と同様にして、バリア層の一方の面にアンカー層と樹脂層と原紙層とが設けられ、バリア層の他方の面にプライマー層と接着層とが設けられた比較例1の積層体を形成した。
厚さ12μmの二軸延伸エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)フィルムを基材層とし、無機酸化物層及び保護層を形成しなかった。これ以外は実施例1と同様にして比較例2の積層体を形成した。
厚さ12μmの二軸延伸エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)フィルムを基材層とし、無機酸化物層及び保護層を形成しなかった。これ以外は比較例1と同様にして比較例3の積層体を形成した。
厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを基材層とし、無機酸化物層及び保護層を形成しなかった。これ以外は実施例1と同様にして比較例4の積層体を形成した。
厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを基材層とし、無機酸化物層及び保護層を形成しなかった。これ以外は比較例1と同様にして比較例4の積層体を形成した。
実施例1、比較例1の積層体をそれぞれ壁紙の下層に施工した室内Aと、比較例1、比較例2、比較例3、比較例4及び比較例5の積層体をそれぞれ壁紙の下層に施工した室内B、室内C、室内D、室内E及び室内Fのそれぞれにおいて、以下の各評価を行った。
室内A~室内Fにおいて、複数の測定日において室内空気質の測定を行い、臭気の抑制効果を確認した。臭気抑制機能の評価では、臭気が観測される室内A~室内Eにおいて、積層体及び壁紙の施工前における臭気と、積層体及び壁紙の施工を行った後所定期間経過した後の臭気とを、7人の評価者が各室内の臭いをかぐことにより確認し、臭気抑制効果を評価した。
7人の観測者全員が積層体の施工前後で臭気の抑制を確認できた場合を「○」、観測者全員が積層体の施工前後で臭気の抑制を確認できなかった場合を「×」と評価した。
実施例1、比較例1~比較例5の積層体をそれぞれハサミ又はカッターにて切削した。このとき、積層体を容易に切削できた場合を「○」、積層体を切削できたものの困難を伴った場合を「△」、積層体の切削ができなかったものを「×」と評価した。
なお、表1において、「○」「△」「×」のいずれかの評価結果を示した。各評価における評価基準は上述したとおりである。
11 基材層
12 無機酸化物層
13 保護層
20 プライマー層
30 接着層
31 接着基材
32 粘着層
40 アンカー層
50 樹脂層
60 原紙層
61 紙基材
62,63 積層樹脂層
100,110 積層体
200 壁紙
210 表面基材
210a 発泡壁紙
220 基材
230 発泡樹脂層
Claims (12)
- 樹脂材料で構成され、厚さが9μm以上である基材層と、
前記基材層の一方の面側に設けられ、厚さが5nm以上である無機酸化物層と、
前記無機酸化物層の上に設けられ、樹脂材料で構成された保護層と、
前記保護層の上に設けられた接着性を高めるアンカー層と、
前記アンカー層の上に設けられ、厚さが5μm以上30μm以下である樹脂層と、
前記基材層の他方の面側に設けられたプライマー層と、
前記プライマー層の前記基材層と反対側の面に設けられた接着層と、
を備える積層体。 - 前記基材層は、二軸延伸樹脂シートで構成されている
請求項1に記載の積層体。 - 前記基材層は、ポリエチレンテレフタレート及びナイロンの少なくとも一方を含む
請求項1又は2に記載の積層体。 - 前記無機酸化物層は、酸化アルミニウム、酸化ケイ素及び酸化マグネシウムの少なくとも一つを含む
請求項1から3のいずれか一項に記載の積層体。 - 前記保護層は、主成分としてポリビニルアルコールを含む
請求項1から4のいずれか一項に記載の積層体。 - 前記保護層は、無機酸化物をさらに含む
請求項5に記載の積層体。 - 紙基材を含み、前記樹脂層の前記アンカー層とは反対側の面上に設けられた原紙層をさらに備える
請求項1から6のいずれか一項に記載の積層体。 - 前記原紙層は、
前記紙基材と、
前記紙基材の一方の面に設けられた第1の積層樹脂層及び前記紙基材の他方の面に設けられた第2の積層樹脂層の少なくとも一方と、
を備える請求項7に記載の積層体。 - 前記接着層は、接着基材と粘着層とを備え、
前記接着基材は、網状シート材であり、
前記粘着層は、前記網状シート材に含浸されたアクリル系樹脂である
請求項1から8のいずれか一項に記載の積層体。 - 前記無機酸化物層は、前記酸化ケイ素の蒸着膜である
請求項1から9のいずれか一項に記載の積層体。 - 前記無機酸化物層の水蒸気透過度は、1.0g/m 2 ・day以下である
請求項1から10のいずれか一項に記載の積層体。 - 請求項1から11のいずれか一項に記載の積層体と、
前記積層体の表面に積層された表面基材と、
を備える壁紙。
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