JP7297288B2 - 計量装置、商品データ処理システム、及びプログラム - Google Patents

計量装置、商品データ処理システム、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、計量装置、商品データ処理システム及びプログラムに関する。
スーパーマーケットなどの生鮮食料品店では、野菜や果物などの生鮮食品が種類毎に区分けされて山積みの状態で売り場に陳列されている。1つ1つの商品には値段やバーコードを印字したラベルは貼付されておらず、客は必要分の商品を備え付けのビニール袋に入れて、レジに持って行く。レジでは、袋ごと秤で計量して、レジに設けられているプリセットキーを操作することにより当該商品の単価データを呼び出し、その単価と計量結果の計量値とを乗算するなどして値段を算出し、商品登録を行う。
例えば、売り場に陳列された商品の種類毎に設けられ、客によって操作されると該商品を指示する指示情報を計量装置に送信する端末装置がある。
また、ショーケース内に商品を収容し、陳列し、ショーケース上に販売価格を算出し、表示する対面販売用電子秤装置を設けて販売する対面式販売データ処理システムがある。
特許第5023727号公報 特許第4147934号公報
操作者が指定した商品の情報を計量装置に転送する技術においては、第1の操作者が計量装置の操作中の画面の表示が、第2の操作者以降の商品選択の行動によって変化することとなる。このため、操作者が操作中の画面の変化に困惑するなどの状況が発生することがあった。
また、携帯電話などの携帯端末を利用して商品を購入することも可能となってきており、購入形態が多様化・複雑化している。このため、商品の購入に際して、かえって不便を感じる顧客も存在する。
開示の技術は、操作者が操作中の画面の変化を安定化させることによって、計量装置において操作者による商品選択する際のユーザインタフェースを安定化させ、操作者による商品選択を容易化させることを目的とする。また、商品の購入形態の多様化・複雑化に起因して操作者が感じる困惑を減少させることを目的とする。
一実施の形態によれば、量り売り商品を計量する計量装置であって、操作者の所持する携帯端末と通信する第1のモードと、前記携帯端末と通信しない第2のモードとを少なくとも含む複数のモードのうちのいずれのモードで当該計量装置を動作させるかに関するモードの指示を受け付けるモード受付部と、前記第1のモードに関連する情報と前記第2のモードに関連する情報とを同一画面に表示する表示制御部と、を有する計量装置が提供される。
また、他の実施形態によれば、計量装置に実行させるプログラムであって、操作者の所持する携帯端末と通信する第1のモードと、前記携帯端末と通信しない第2のモードとを少なくとも含む複数のモードのうちいずれのモードで前記計量装置を動作させるかに関するモードの指示を受け付ける手順と、前記第1のモードに関連する情報と前記第2のモードに関連する情報とを同一画面に表示する手順と、を有する命令を前記計量装置に実行させるプログラムが提供される。
一実施の形態により、操作者が操作中の画面の変化を安定化させることによって、計量装置における操作者による商品選択の際のユーザインタフェースを安定化させ、操作者による商品選択を容易化させることができる。また、商品の購入形態の多様化・複雑化に起因して操作者が感じる困惑を減少させることができる。
一実施形態による商品販売システムのシステム構成図である。 商品群、商品タグ装置、計量装置の設置例を示す図である。 携帯端末による商品の種類等の読み込みを示す図である。 計量装置の構成を示すブロック図である。 タグ装置(端末装置)の構成を示すブロック図である。 携帯端末の構成を示すブロック図である。 計量装置のブロック図である。 PLUファイルの一例を示した図である。 計量装置の表示タッチパネルを示した図である。 モードの切り換えの動作を示すフローチャートである。 携帯端末と計量装置との相互接続の態様を示した図である。 量り売り商品の計量値を取得する図である。 計量の様子を示す図である。 計量値取得後の計量装置の表示画面とその操作を示した図である。 携帯端末と計量装置との連係動作を示すフローチャートである。 アイコンテーブルの一例を示した図である。 商品が計量装置に載置されたときの状態を示した図である。 計量装置での商品選択の例を示す図である。 ラベルをプリントする様子を示した図である。 アイコンの表示態様の一例を示した図である。 アイコンの表示態様の一例を示した図である。 アイコンの表示態様の一例を示した図である。 アイコンの表示態様の一例を示した図である。 計量装置の作動方法のフローチャートを示す図である。 印刷されたラベルの例を示す図である。
<実施形態の概要説明>
実施形態の詳細を以下に説明する前に、本明細書に開示されているモードの概要について以下に説明する。
開示の技術には、少なくとも第1のモードと第2のモードとが存在する。そのほかに、後述の待機モードなどの他のモードが存在することを排除しない。
<第1のモードの概要説明>
第1のモードは、計量装置10で商品を計量してその商品を購入する際に、操作者の保持する携帯端末30を用いるモードである。携帯端末30を用いることで、購入する量り売り商品を、仮想的な買い物かごに記憶させることができる。このモード1の動作は、携帯端末30、計量装置10、商品の種類毎に設置されたタグ装置20などが連携して動作することによって実現される。
なお、携帯端末30は、量り売り商品以外の購入商品の仮想的な買い物かごへの登録にも用いることができる。このため、量り売り商品を含めた購入商品について、携帯端末30を利用することを可能とさせる。このことにより、精算処理などが迅速に行えるなど、携帯端末30を操作する購入者は、商品の購入を簡便にかつ迅速に行うことができるようになる。
<第2のモードの概要説明>
第2のモードは、携帯端末30を介さないで、タグ装置20を操作者が操作することによって、商品を選択した場合であって、その操作者が計量装置10を操作するときのモードである。なお、操作者がタグ装置20を操作しない場合であっても第2のモードでの動作が行えることは言うまでもない。
なお、タグ装置20の詳細については、後述するが、例えば、図2におけるタグ装置20-1~タグ装置20-Nで示される装置がその例である
量り売り商品を購入する操作者が第2のモードにおいて実行する手順の概略は以下のとおりである。
まず、操作者は、購入したい量り売り商品を必要量袋に入れる。その際に、その量り売り商品に設置されたタグ装置20の表示画面をタッチする。このように、表示画面をタッチすることによって、その商品の商品情報が、タグ装置20から計量装置10に送信される。
操作者が、計量装置10において、先ほど袋に入れた計量商品を計量する際に、計量装置10の画面には、既にタグ装置20から転送された商品情報に対応する商品のアイコンが表示される。操作者は、表示された商品のアイコンのうち、載置台に載せた商品のアイコンをタッチすることによって、計量商品の金額が適切に計算される。計算された金額の情報を含むシンボルコードなどが印刷されたラベルが計量装置10から出力される。操作者は、出力されたラベルを計量商品の入った袋に貼る。操作者がPOS端末等で清算する場合には、そのラベルに印字されたシンボルコードをPOS端末に読み取らせる。
以上のような手順を経ることによって、計量装置には、操作者がタッチしたタグ装置20に対応する商品アイコンが表示されるため、適切な商品アイコンが、計量装置10に表示されるようになる。なお、複数の操作者が、タグ装置20にタッチした場合には、他者がタッチしたタグ装置20に対応する商品のアイコンが表示される場合なども想定される。このための対処については、以下に記載する実施形態において詳述することとする。
第1のモードと第2のモードの概要は、上記のとおりであるが、計量装置10を操作者が利用する場合には、第1のモードでの操作を行える場合であっても、第2のモードで操作がなされることも想定して、店舗のシステムが柔軟な対応を行えるようにすることが望ましい。
したがって、後述するように、計量装置10が操作される場合には、第1のモードで商品を購入している操作者であっても、計量装置10に対しては、第2のモードで操作することも許容される点に留意すべきである。
また、後述するように、例えば、計量装置10の画面のコードを読み取って計量装置10と携帯端末30とが通信する第1のモードに移行するか、計量装置10自体を操作して第2のモードに移行するかは、操作者の操作(インターラクション)のうち早いほうの操作が優先されることが望ましい。
以上が、本出願に開示されている実施形態におけるモードの概要である。なお、以上の説明は、概要説明であって、各実施形態を限定するためのものではない点に留意すべきである。
開示の実施形態によれば、計量装置は受け取った商品識別情報に従って商品選択関連情報(例えば商品を選択するためのアイコンボタン)を表示する。また表示されるのは計量装置を操作する操作者が操作した端末装置に対応する商品の商品選択関連情報が含まれる。したがって、商品の種類が多くても、表示された商品選択関連情報の中から容易に目的のものを探し出すことができる。
また、タグ装置20(端末装置)とも連携させることにより、計量装置の表示画面に表示されたユーザインタフェースは、より安定したものとなり、第1の操作者が混乱することなく、計量装置を適切かつ迅速に操作することができる。
<実施形態1>
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、一実施形態による商品販売システムのシステム構成図である。
図2は売り場における商品群(40-1、40-2、40-N)のそれぞれに、商品タグ装置(20-1、20-2、20-N)が設置されており、商品群の近傍に計量装置10が設置されている様子を示している。
この商品販売システムは、例えば野菜や果物などの生鮮食品を販売するスーパーマーケットに設けられる。スーパーマーケットの生鮮食品売り場では、図2に示すように、バラ売りされる野菜や果物などの商品40-1~40-Nが種類毎に区分けされて、それぞれの陳列場所50に陳列されている。また、陳列場所毎に、当該陳列場所の商品に対応してタグ装置20-1~20-N(端末装置)が設けられている。各商品は、バラ売りのため値段やバーコードを印字したラベルは貼付されておらず、操作者が商品を種類毎に必要なだけビニールなどの袋に詰めて計量装置10で計量することで、購入する分の商品のラベルが計量装置10から発行される。そしてこの発行されたラベルを操作者が商品を詰めたビニール袋に貼り付け、ラベルには価格等の情報を含むシンボルコードが印字されているため、その商品をPOS端末32等で商品登録することができる。また、操作者が、携帯端末を用いることで、POS端末を用いずに、計量した商品の価格を登録することができ、迅速に買い物を行うことができる。
各タグ装置20(端末装置)は、表示タッチパネルを備えており、この表示タッチパネルが操作者により操作(タッチ)されると、タグ装置20は記憶しているPLU(Price Look Up)コード(又は商品識別情報)を計量装置10へ送信する。このPLUコードは、商品の種類を識別する商品識別番号(指示情報)であり、当該タグ装置20に対応付けられた商品を指示するものである。操作者は、購入しようとする商品をビニール袋に詰める際に、その商品に対応するタグ装置20に対して上記タッチ操作を行う。こうして、計量装置10で計量を行う商品のPLUコードが、各タグ装置20から計量装置10へ送信される。なお、操作者の操作は、タッチパネルへのタッチに限定されるものではない。例えば、タグ装置20の筐体に触れることや、タグ装置に備えられたボタンを押すことなどの操作であってもよい。
また、タグ装置20(端末装置)の表示タッチパネルには、記憶している商品のPLUコード等を含むシンボルコードを表示することができる。携帯端末を保持している操作者は、このシンボルコードを携帯端末のカメラを介して読み取ることができる。読み取られたPLUコードは、携帯端末30と計量装置10との間で確立された近距離無線通信によって、計量装置10に送られてもよい。或いは、携帯端末30から無線LAN(又は公衆電話回線など)を経由してストアコントローラ31を介して計量装置10にPLUコードが転送されてもよい。
なお、各タグ装置20と計量装置10とは有線LAN又は無線LANなどにより通信が可能に接続されている。図1に示す全ての機器が、単一のLAN又は無線LANで接続されてもよい。
計量装置10は、タグ装置20から上記PLUコードを受信して、受信したPLUコードに対応する商品のアイコン(商品選択関連情報)を表示タッチパネル104の画面上に表示する。受信したPLUコードが複数であれば、それらを画面上に表示する。また、計量装置10は、計量部(秤)に載置された商品の重量を計量するとともに、表示タッチパネルで操作者に選択されたアイコンに対応する商品の単価などの商品データを記憶部(RAM)から呼び出して、商品の値段を計算してラベルを発行する。
また、印字部110は、計算された商品の価格及び必要に応じてバーコードを印字したラベルを出力する。
載置台を含む計量部109は、載置台に載せられた商品の重量を計測する。
POS端末32及びセルフPOS端末33(商品登録装置)は、いわゆるレジであり、操作者が購入する商品(計量装置10で計量する生鮮食品のほか、予めラベルが貼付されている商品も含む)の商品登録や代金精算などを行う。また、POS端末32、及びセルフPOS端末33は、携帯端末30で商品登録を行った代金を精算する精算装置でもある。POS端末32は店員が操作し、セルフPOS端末33は操作者自らが操作する。商品のラベルには、PLUコード等の商品識別番号や、計量装置10で発行されたラベルの場合には重量に応じた値段情報などが、バーコードの形式で印字されており、POS端末32およびセルフPOS端末33はこれらバーコードを読み取る読取装置を備えている。そして、POS端末32およびセルフPOS端末33は、読取装置で読み取ったバーコードの情報とメモリに記憶している商品売価などの情報に基づいて、商品の登録処理を行う。
また、携帯端末30は、上記のPOS端末の機能を兼ね備えており、携帯端末単独で、電子決済等を行うことで、操作者又は店員によるPOS端末操作を省くことができる。このため、携帯端末を持つ操作者は、迅速に買い物を行うことができる。
ストアコントローラ31は、スーパーマーケット内で各種データの管理を行うコンピュータであり、計量装置10、POS端末32、セルフPOS端末33、携帯端末30とLAN(Local Area Network)又は無線LANなどにより接続されている。各種データとして、例えば、POS端末32およびセルフPOS端末33が記憶する商品売価等の情報を格納した商品ファイルや、計量装置10が記憶する後述のPLUファイル(図8参照)、またPOS端末32およびセルフPOS端末33から送信される実績ファイルなどがある。
図3は、携帯端末30による商品の種類等の読み込みを示す図である。
図3は、携帯端末30を用いて、操作者が購入したい量り売り商品の種類を携帯端末によって取得する例を示している。図2には、レモン40-1、リンゴ40-2、オレンジ40-Nが陳列されており、それぞれの量り売り商品の背後に、ディスプレイを有するタグ装置20-1、タグ装置20-2、タグ装置20-Nが置かれている。
図3において、例えば、タグ装置20-1には、レモンの文字、単価はkgあたりであること、単価は、nn円であることが表示されている。また、携帯端末30がこれらの情報を光学的に読み取れるように、バーコードが表示される。このバーコードは携帯端末30のカメラで読み取られてディスプレイにバーコード301として表示されている。これらのタグ装置20における表示は、紙などに印刷した状態で表示されてもよい。なお、ディスプレイを用いて表示することで、タイムサービスなどのときの値引きを加味した表示を迅速に行える。また、バーコードを所定の時間で変更して表示することによって、予めカメラで撮影しておいたバーコードなどを携帯端末30に読み取らせることで、異なる単価にて、量り売り商品を登録するなどの不正を防止することもできる。
図3における携帯端末30には、カメラが具備されており、レモン40-1のバーコード301が読み取られていることがわかる。携帯端末の表示領域には、読み取られた「レモン」321の表示と、「要計量」325の表示及び、小計欄???円315等が表示されている。
なお、小計欄315には、登録されている商品が1点であること、その概算合計が???円であること、お会計へ進むのボタンが表示されている。レモンの計量値が得られていないため、要計量325が報知されており、操作者に対して計量を行うよう促している。また、計量がなされていないため、??円の表示がなされている。また、計量がなされていない量り売り商品の欄321は、網掛け表示となっており、計量値がなされていないことが操作者に対し
て認識できる態様で表示されている。
図4は、計量装置10の構成を示すブロック図である。計量装置10は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、表示タッチパネル104と、キー操作部105と、時計部106と、第1通信部107と、第2通信部108と、計量部109と、印字部110と、撮像部111と、外部記憶制御部112とを有し構成されている。
外部記憶制御部112には、DVD-ROM、USBメモリなどの可搬型記憶媒体113が接続される。可搬型記憶媒体113には、プログラムを含む情報が格納されており、外部記憶制御部112により、その情報の読み書きが行われる。
CPU101は、計量装置10の動作を制御する中央処理装置であり、ROM102からプログラムを読み出して実行することで、そのプログラムに従った計量装置10の動作を実現する。ROM102は、読出し専用メモリであり、上記プログラムが格納されている。RAM103は、随時書込み読出しメモリであり、後述するPLUファイルやアイコンテーブル、その他一時データ等を記憶する。
表示タッチパネル104は、計量装置10を操作する操作者との間のユーザ入出力インタフェースであり、計量する対象の商品を選択するためのアイコン及びその他各種情報を画面上に表示するとともに、表示されたアイコンに対する操作者からの選択入力を受け付ける。タグ装置20から送信されて第2通信部108で受け取られるPLUコードなどの商品識別情報によって、表示タッチパネル104に表示するアイコンが特定される。表示タッチパネル104の画面表示例については後述する。また、操作者が画面上から選択したアイコンに対応する商品のデータがRAM103のPLUファイルから読み出されて、当該商品の値段が計算される。
キー操作部105は、表示タッチパネル104で行う入力以外の入力を行うためのものである。
時計部106は、時刻情報を出力する。この時刻情報は、表示タッチパネル104に表示するアイコンの表示の態様を制御するために用いられる。
第1通信部107は、LANインタフェースであり、ストアコントローラ31との通信を制御する。この第1通信部107を介して、ストアコントローラ31からPLUファイルが取得される。第1通信部を介して、ストアコントローラから計量装置にプログラムが転送されてもよい。転送されたプログラムは、例えばRAM103に記憶され得る。
第2通信部108は、各タグ装置20との通信を制御する。各タグ装置20から送信されるPLUコードは、この第2通信部108によって受信される。
図4では、第1通信装置と第2通信装置の二つの通信装置を備えているが、1つの通信装置が、全ての通信を行うようにしてもよい。
計量部109は、計量装置10本体の上部に備えられた計量皿に載置された商品の重量を計量し計量値を出力する。
印字部110は、計量部109で計量された商品について、値段やバーコードを印字したラベルを発行する。このラベルには、計量部109から計量結果として出力される計量値とRAM103に格納されたPLUファイル内の当該商品に関する商品情報(単価データなど)とに基づいて、出力(印字)が行われる。
図5は、タグ装置20(端末装置)の構成を示すブロック図である。タグ装置20は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、通信部204と、表示タッチパネル205と、報知を行うための報知用ランプ206と、報知・ガイダンスなどを行うための音響出力部209と、外部記憶制御部210とを有して構成されている。なお、表示タッチパネル205が報知・ガイダンスを行えば、報知用ランプ206及び音響出力部209は無くてもよい。或いは、表示タッチパネルへのタッチの検知に代えて、タグ装置20自体に触れることを検知するセンサ(不図示)を設けてもよい。或いは、タッチの代わりに、ボタン(不図示)の押下を検知してもよい。
外部記憶制御部210には、DVD-ROM、USBメモリなどの可搬型記憶媒体213が接続される。可搬型記憶媒体213には、プログラムを含む情報が格納されており、外部記憶制御部210により、その情報の読み書きが行われる。
CPU201は、タグ装置20の動作を制御する中央処理装置であり、ROM202からプログラムを読み出して実行することで、そのプログラムに従ったタグ装置20の動作を実現する。ROM202は、読出し専用メモリであり、上記プログラムが格納されている。RAM203は、随時書込み読出しメモリであり、当該タグ装置20に対応付けられている商品(当該タグ装置20が備えられた陳列場所に陳列されている商品)のPLUコードを記憶している。
通信部204は、例えば、LANインタフェースであり、計量装置10との通信を制御する。この通信部204を介して、RAM203に記憶されているPLUコードが計量装置10へ送信される。
表示タッチパネル205は、操作者によって接触がなされたことを検知するほか種々のガイダンスを表示する。表示タッチパネル205が操作(接触)された場合、報知用ランプ206は所定時間点灯し、音響出力部209は所定時間報知音を出力することが望ましい。
図6は、携帯端末30の構成を示すブロック図である。携帯端末30は、操作者が所有するものであってもよいし、店舗が操作者に貸し与えるものであってもよい。CPU341と、ROM342と、RAM343と、通信装置344と、表示タッチパネル345と、タグ装置20に表示されたバーコードなどを読み取るカメラ347と、外部記憶制御部348と、報知・ガイダンスなどを行うための音響入出力部349とを有する。
外部記憶制御部348には、小型のメモリなどの可搬型メモリ346が接続される。可搬型メモリ346には、プログラムを含む情報が格納されており、外部記憶制御部348により、その情報の読み書きが行われる。
CPU341は、携帯端末30の動作を制御する中央処理装置であり、ROM342又はRAM343からプログラムを読み出して実行することで、そのプログラムに従った携帯端末30の動作を実現する。ROM342は、読出し専用メモリである。RAM343は、随時書込み読出しメモリである。
通信装置344は、例えば、公衆電話網、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信、無線LANなどのインタフェースであり、ストアコントローラ31及び計量装置10との通信を制御する。この通信装置344を介して、PLUコードが計量装置10へ送信される。PLUコードは、ストアコントローラ31を介して、計量装置10に転送されてもよい。
なお、携帯端末30には、GPSなどを用いた位置検出部(不図示)が設けられていてもよい。
図7は、一実施形態における計量装置のブロック図である。
操作者がタグ装置20(端末装置)のタッチパネルをタッチするなど、操作者とタグ装置20とのインターラクションに応答して、PLUコード(商品識別情報)が、受取部401に受け取られる。タッチパネルへのタッチは、インターラクションの一例である。インターラクションはこれに限られず、例えば、20に設置された物理的なボタンを押すこと、及び表示された商品識別コードを含むシンボルコードをスマートフォンで撮像し、スマートフォン経由で計量装置が商品識別コードを受け取る場合には、スマートフォンがタグ装置のシンボルコードを読み取ることもインターラクションの他の例である。
モード受付部403は、操作者による計量装置への操作などのインターラクションに応じて、モードの指示を受け付ける。モードには、少なくとも操作者の携帯端末を介在させる第1のモードと、携帯端末が介在しない第2のモードがある。計量装置10には、第1のモードの情報と第2のモードの情報が表示された待機モードの画面が表示されるようにすることが望ましい。図9は、待機モードの画面の例である。操作者が携帯端末10で、待機画面のシンボルコードを読み取らせることで、モード受付部403は、第1のモードの指示を受け付けることができる。
操作者が、待機画面104bの下部をタッチすること、或いは載置台に商品を載せることは、モード受付部に対して第2のモードの指示となる。
また、受取部から受け取られた商品の識別情報(PLUコード)から商品アイコン(商品選択関連情報)を特定する。商品アイコンは、表示タッチパネル104に表示され、計量される商品の種類を操作者に選択することを促すためのものである。
表示制御部407は、操作者が計量装置を操作している最中であるか否かに応じて、商品アイコンの表示の態様を制御する。また、操作者が商品アイコンをタッチするなどして選択すると、その商品アイコンに対応するPLUコードが認識されるようになっている。表示制御部407は、PLUコードを出力部409に送る。
また、表示制御部407は、待機モードを示すために、前記第1のモードと前記第2のモードに関連する情報を同一画面に表示することが望ましい。
計量部405は、載置台に載せられた商品の重量を計測する。
出力部409は、印字の指示を受けると、商品の価格及び必要に応じて例えばラベルに印字する。商品の価格は、計量部から受け取った商品の重量と、表示制御部407から受け取ったPLUコードと、あらかじめ記憶しておいた単価情報等を基にして、商品の価格を計算する。リンゴなど、個数で単価が設定されている場合には、個数を推定して、商品価格を計算する。
出力部から出力されるものは、ラベルに限られない、計量した商品に貼付するもの、商品を入れた袋に表示されるものなどでもよい。携帯端末を介在させた第1のモードであれば、その場で仮想的な買い物かごに価格情報が転送されるようにすれば、ラベルには、バーコードが印字されなくてもよい。この場合、操作者は、携帯端末30で登録された商品の精算を行なうことができるセルフPOS端末33で精算しても良いし、POS端末33を介さず携帯端末30自体で電子決済しても良い。電子決済の場合、操作者に対して、店舗の出口付近や出口付近の特定エリアで電子決済を行うよう、操作者に促してもよい。
携帯端末を持たない、通常の操作者の場合には、商品の価格を含む情報が含まれたラベルを印字することが望ましい。操作者は、印字されたラベルを商品の袋に貼付する。貼付されたラベルのバーコードは、精算の際にPOS端末等により読み取られ、決済が行われる。
図8は、PLUファイルの一例を示したものである。
PLUファイルは、計量装置10での計量対象となる商品毎に、PLUコード、品名、単価、重量、まとめ買い金額、アイコン名、の各項目のデータを記憶したファイルであり、ストアコントローラ31によって作成され、計量装置10へ送信されてRAM103に記憶されている。
ここで、重量のデータは、商品1個当りの平均値として設定された値であり、計量装置10で計量された計量値からその商品の個数を計算するために使用するデータである。よってこのデータは、例えばりんご等の個数売り商品にのみ設定されている。個数売りでない商品、例えば精肉などのグラム売り商品の場合は単価のデータ(グラム単価)のみを用いて値段が計算される。単価のデータは、個数売り商品については1個当りの金額、グラム売り商品については例えば100グラム当りの金額が設定される。
図9は、計量装置10の表示タッチパネルを示した図である。表示タッチパネルの初期画面104bの画面下部に示されるように、「商品をハカリに載せてください」と表示されている(104c)。初期画面は、待機モードの状態の一例である。なお、画面上部には、スマホアプリで計量装置を操作する際の説明が表示されている。操作者が、商品を載置すると、商品を選択するためのアイコンが表示される画面が表示されるようにしてもよい。或いは、操作者が計量装置10の画面をタッチしても、商品が載置されたときと同様の動作が行われるようにしてもよい。
操作者が携帯端末30を用いて、シンボルコード(当該シンボルコードは、第1のシンボルコードの一例である)を読み取ると、以下に詳述する第1のモードに遷移する。操作者が、商品を載置台に載置させると、以下に詳述する第2のモードに遷移する。なお、このモードの遷移の仕方は一例である。例えば、操作者がスマホやシンボルコードの部分をタッチすれば、第1のモードに遷移してもよい。また、操作者が画面の下部104cをタッチすれば第2のモードに遷移するようにしてもよい。
図10は、これらのモードの切り換えの動作を示すフローチャートである。以下にその動作を説明する。
[S1001]ステップS1001で、計量装置のタッチ画面に、モード切換の選択画面或いはその他の画面が表示される。処理はステップS1002に移る。
[S1002]ステップS1002で、モードを切り換えることができる初期画面が表示されているか否かがチェックされる。初期画面においては、二つのモードの概要が表示されており、操作者がモードの内容を把握できるようにすることが望ましい。この判断がNoであれば、再度ステップS1002を繰り返す。この判断がYesであれば、ステップS1004に進む。
[S1004]ステップS1004で、操作者の保持する携帯端末によって、画面のシンボルコードが読み取られたか否かがチェックされる。なお、画面のシンボルコードを読み取る代わりに、計量装置との間でNFCにより通信が確立されたかをチェックしてもよい。このチェックがYesであれば、処理は、携帯端末を使った第1のモードで計量装置を作動させるためステップS1012に進む。第1のモードの詳細は後述する。チェックかNoであれば、ステップS1006に進む。
[S1006]ステップS1006で、商品が載置台に乗せられたかがチェックされる。商品が載置台に乗せられたということは、操作者が携帯端末を所持しておらず、マニュアルで計量装置を操作することを示している可能性が非常に高い。このため、この判断がYesであれば、第2のモードに移行するべくステップS1010に進む。なお、上述のように、操作者が、明示的にマニュアルの処理をするべく、画面をタッチしたような場合も、ステップS1010に進むことができる。この判断がNoであればステップS1002に戻る。
[S1010]ステップS1010で第1のモードが実行される。第1のモードの詳細は後述する。第1のモードが終了すれば、ステップS1001に戻る。
[S1012] ステップS1012で第2のモードが実行される。第2のモードの詳細は後述する。第2のモードが終了すれば、ステップS1001に戻る。
<第1のモードの内容>
以下に、第1のモードの内容を説明する。第1のモードは、携帯端末を介して、タグ装置20を操作者が操作することによって、商品を選択した場合であって、その操作者が計量装置10を操作するときのモードである。
図11は、携帯端末30と計量装置10との相互接続の態様を示した図である。
図11(A)は、携帯端末30のカメラが、計量装置10に表示されたシンボルコード56aを読み取る様子を示した図である。携帯端末30には、撮像されたシンボルコード56bが、画面に表示されている。
携帯端末30は、シンボルコードを解析し、相互通信に必要な情報を取得する。この情報を用いて、携帯端末30の通信装置344と、計量装置10の第2通信部108は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を利用して、相互通信を確立することができる。なお、携帯端末30に表示されたシンボルコードを計量装置10の撮像部111が読み込むことで、相互通信を確立したり、NFCを用いて、相互通信に必要な情報を取得したりしてもよい。なお、相互通信が確立した後は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信だけでなく、他のWi-Fiなどの無線通信、光通信、携帯電話の広域通信網等が併用されてもよい。
図11(B)は、相互通信が確立され、携帯端末30によって登録された量り売り商品の情報が計量装置に転送されたときの状況を示している。なお、携帯端末30によって登録された量り売り商品の情報は、相互通信により携帯端末30から計量装置10に直接伝達されてもよいが、通信接続されているPOS端末32、ストアコントローラ31などの他の機器、サーバー装置(不図示)を経由して、計量装置10に伝達されてもよいことは言うまでもない。
図11(B)では、計量装置10の表示画面60aが、表示画面60bとして大きく示されている。携帯端末30の画面にも、同じ表示画面60bが表示されるようにしてもよい。このように携帯端末30にも計量装置10の表示画面60bを表示させることによって、操作者は、携帯端末30から計量装置10に指示を行うことができる。なお、携帯端末30には、このような画面を表示させずに、商品登録画面を表示させておいてもよいことは言うまでもない。
図11(A)の携帯端末30に示されるように、未だ計量値が取得されていない量り売り商品であるリンゴとレモンが表示されている。この2つの量り売り商品が表示された理由は、タグ装置20のリンゴとレモンのバーコードを読み込むことで、これらの商品の種類を携帯端末30のカメラを介して取得したためである。商品を選択することと、操作者が持っているリンゴとレモンのそれぞれを計量することを促すために「商品を選択してその商品を台に載せてください」との報知がなされている。
なお、携帯端末を介したモード(第1のモード)の場合には、操作者の携帯端末が読み取った商品の種類を示すアイコンのみを表示させることが望ましい。
他の操作者の携帯端末が読み取った商品の種類や、後述するように携帯端末を持たない操作者が第1のモードに切替わる前や第1のモードに切替った後にタグ装置20をタッチした商品に対応する種類のアイコンは表示させないことが望ましい。なぜなら、他者が購入しようとしている商品のアイコンを表示させないようにすることによって、携帯端末を使用した操作者に混乱を与えないこととするためである。このようにすることによって、携帯端末を介して量り売り商品を購入する操作者の購入の処理を迅速化させることができる。なお、第1のモードのときに他の操作者がタグ装置20にタッチした情報は、例えば計量装置10のRAM103に記憶されるようにする。
或いは、少なくとも、第1のモードが開始された直後においては、操作者の携帯端末が読み取った商品の種類を示すアイコンのみを表示さることが望ましい。その後においては、表示するアイコンの制限を緩めてもよい。
なお、表示画面60bには、商品を検索するための検索アイコンは、表示されなくてもよい。なぜなら、操作者は、既にタグ装置20に表示されている商品のシンボルコードを携帯端末30によって読み込んでいるからである。なお、操作者が携帯端末30によって商品のシンボルコードを読み取ることを忘れている場合も想定される。そのような場合には、ヘルプキー(不図示)をタッチすることで、商品検索を行えるようにしてもよい。
また、計量を中止するボタン66が表示されていてもよい。
図12は、量り売り商品の計量値を取得する図である。図12(A)において、まず操作者は、表示画面60dのリンゴのボタン63をタッチする。操作者の手指100で計量装置の画面のリンゴのボタン63がタッチされたことにより、リンゴのボタン63がハイライト表示されたことが示されている。この操作によって、計量装置10の表示制御部407は、リンゴが計量されることを検知する。そして、表示画面にリンゴの単価が360.00円/Kgであることが表示される。この単価は、計量装置が、例えば店舗の商品マスタから、あらかじめ取得しておくか、量り売り商品のリンゴが操作者に選択されたことに応答して、商品マスタから、リンゴの単価を取得して、表示すればよい。
図12(B)は、計量装置10の表示画面70aが表示画面70bとして拡大して示されている。その拡大された表示画面70bには、「商品を載せてください」73の報知がなされ、操作者に対して、リンゴを載台62に載せるよう促されている。また、操作者にわかりやすいようにリンゴの表示75が表示されている。戻るボタン77は、前の画面に戻って、前の表示画面を表示させるコマンドボタンである。なお、商品が既に載置されている場合には、「商品を載せてください」73の報知がなされなくてよい。
操作者は、この表示に応答して、操作者の手指100によって、リンゴ80を載台62に載せようとしている。
図13は計量の様子を示す図である。図13(A)において、リンゴ80aが載台62に載せられたため、表示画面90a(90b)には、その計量値が1.2006Kgであること、単価が360.00円であること、計量値と単価に基づいて、リンゴの合計金額が432円であることが示されている。なお、合計金額は、小数点以下を切り捨てるなどして、計算により求めればよい。
表示画面90bには、ラベルの印字コマンドボタン93が表示されている。なお、印字コマンドボタン93は商品を載せて計量値が安定したときに初めて表示されるようにすることが望ましい。或いは、計量値が安定するまでは印字コマンドボタン93は暗転していて押しても印字が行われないようにしておき、計量値が安定すると明るく表示され、押すと印字が行われるようになっていてもよい。また、「プリントボタンを押してください」との報知がなされている。操作者は、自己の操作が正しいことを確認した後、印字コマンドボタン93を操作者の手指100でタッチする。
図13(B)は、印字コマンドボタン93がタッチされた後の表示画面95を示している。表示画面95には、計量装置10aからラベル97が印字されたら、商品の袋81にラベル97を貼付するように促す報知がなされている。なお、ラベルをプリントアウトさせないこととしてもよい。また、ラベルには、計量値の情報を含むシンボルコードを印字させないようにしてもよい。商品種類と計量値とは、計量装置10の通信手段333から、携帯端末30の通信手段215を介して、相互通信を用いて、携帯端末に転送されることが望ましい。また、計量装置10は、商品種類と計量値(及び価格)を、通信回線を介して、店舗の他の上位装置に備えられた操作者のバスケットに保存されるように送信してもよい。価格等がバスケットに保存されれば、ラベルには、価格等を含むシンボルコードを印字しないようにすることが望ましい。図13(B)は、計量装置10の画面であるが、印字されるラベルには、シンボルコードが印字されていないラベル97が表示されている。実際に印刷される場合にも、価格等を含むシンボルコードを印字しないようにすることが望ましい。なぜなら、既にバスケットに当該商品の価格が記憶されているからである。図13(B)のラベル97の例を図25(A)に示す。
図14は、計量値取得後の計量装置10の表示画面60eとその操作 を示した図である。図14(A)に示されるように、領域63aには、リンゴの表示が消えている。すでに、リンゴの計量値を取得し、ラベルをプリントアウトしたため、リンゴの表示を行う必要がないためである。
図14(B)は、操作者の手指100で、計量を中止するボタン66がタッチされた例を示している。表示画面60fには、レモンの表示65aが残っているため、操作者は、レモンの計量を行うことが求められているが、このような状況であっても、操作者の意思に基づいて、計量を中止することができる。
図15は、携帯端末30と計量装置10との連係動作を示すフローチャートである。以下、このフローの詳細を説明する。
[S2002]携帯端末30が、量り売り商品のシンボルコードを読み取る。この操作によって、携帯端末は、量り売り商品の種類を取得する。取得された商品の種類が、携帯端末に登録され、画面に表示される。この段階では、計量商品の計量値が取得されていないため、精算処理への移行は禁止される。なお、携帯端末を操作する操作者は、会計へ進むボタンを押すことは、許容されるようにしてもよい。この場合には、計量値が取得されていない商品を保留バスケットに入れるよう促せばよい。
なお、保留バスケットとは、例えば精算時に店員の介在が必要な商品などを、他の通常の商品と区別して入れておくバスケットである。通常のバスケットに併設して、又はバスケットに仕切りを作って、保留商品を入れる領域を設けることによって、店員の介在する精算処理が迅速に行われる。なお、保留バスケットを必ず設けなければならないわけではない。また、計量値を取得するよう「要計量」の報知を行って、計量値を取得するよう報知することが望ましい。処理は、ステップS2004に移る。
[S2004]種類を取得する作業は完了したかがチェックされる。このチェックで肯定的判断(yes)になるのは、携帯端末30が量り売り商品のシンボルコードを読み取った後に「読取完了」のボタン(不図示)が押されるなどの確認操作がなされた時である(なお、この「読取完了」のボタンを必ず設ける必要はない)。この場合には、ステップS2006に移る。それ以外の場合(会計へ進むボタンが押された場合など)は、否定的判断(no)が自動的になされ、ステップS2002に戻る。なお、操作者が、計量装置10のシンボルコードを携帯端末30に読み取らせた場合には、S2006の処理に移るようにする。
[S2006]計量装置との相互通信の情報の取得がなされる。すなわち、携帯端末30によって、計量装置のシンボルコードが読み取られる。なお、NFCによる接続、携帯端末に表示されたシンボルコードを計量装置が読み取る等により接続情報を携帯端末が取得してもよい。処理はステップS2008に移る。
[S2008]計量装置との間で相互通信が確立される。Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を携帯端末30と計量装置10とが占有する。処理はステップS2010に移る。
[S2010]計量装置への操作者による操作が行われて、計量値が取得される。或いは、相互通信の確立した携帯端末を用いて、携帯端末30を用いた操作者による操作に応答して計量装置が、計量値を取得してもよい。計量装置10から携帯端末30が計量値を取得し、登録する。携帯端末30は、計量値が取得された商品の欄の表示態様を変更して、計量値が取得された旨がわかるようにしてもよい。また、計量値と単価から、価格を計算して、価格を表示してもよい。処理はステップS2012に移る。
[S2012]取得した全ての計量すべき商品の種類の計量値を取得したかがチェックされる。このチェックが否定的(no)であれば、処理は、ステップS2010に戻る。このチェックが、肯定的(yes)であれば、処理は、ステップS2014に移る。
[S2014]精算処理への移行の禁止を解除する。そして、相互通信が切断される。
以上で、計量装置10と携帯端末30との連係動作が終了する。
なお、携帯端末30と計量装置10とをBluetooth(登録商標)など(Wi-Fi、NFC等の電波を用いた接続方法)で接続している状態で、操作者が、例えば計量装置10に対して一定時間何もしなかった場合には、タイムアウトとなり、携帯端末30と計量装置10との接続を切断してもよい。 このような場合には、計量装置10と携帯端末30との接続中に操作者が立ち去ったと推定できる。そして、タイムアウトにより、その処理を強制的に終了させることで、次の操作者(顧客)が計量装置10を使用することを可能とさせることができる。
<第2のモードの内容>
以下に、第2のモードの内容を説明する。第2のモードは、携帯端末を介さないで、タグ装置20を操作者が操作することによって、商品を選択した場合であって、その操作者が計量装置10を操作するときのモードである。
図16は、携帯端末30を介さないで、タグ装置20をタッチした操作者によって選択された商品に対応するアイコンテーブルを示す図である。このアイコンテーブルは、計量装置10のRAM103に作成されて記憶されてもよい。アイコンテーブルには、PLUコード、アイコンカウンタ、時刻メモリ、表示優先度、選択可能、などの各項目のデータが記憶される。このアイコンテーブルは、計量装置10が表示タッチパネル104の画面上に表示する商品のアイコンを管理するために使用される。ここで、表示タッチパネル104に同時に表示できるアイコンの数は限られている。アイコンテーブルは、4までのエントリが示されているが、それ以上のエントリを持つよう設計されることが望ましい。各番号は、たとえば表示タッチパネル104の画面の左上からのアイコンの表示の順番を示す。
具体的に、計量装置10は、タグ装置20からPLUコードを受信すると、そのPLUコードがアイコンテーブルに存在するか判定し、存在しない場合、空いているエントリに当該PLUコードを新しく追加し、アイコンカウンタの数値を「1」に設定し時刻メモリの値をその時刻に設定する。そして、例えば、操作者が、計量装置を操作し始めたときに、存在するエントリに優先度1を設定し、選択可能の欄を1に設定して、それぞれのアイコンを表示させる。
そして、操作者が計量装置を操作している最中に、他の操作者がタグ装置20にタッチしたことにより、PLUコードが受け取られた場合には、アイコンテーブルに、そのエントリを加える。その際、操作者に混乱等を与えないように、例えば、アイコンの優先度の設定を0に設定し、アイコンの表示を禁止することとしてもよい。或いは、優先度0のエントリは、グレー表示としたり、アイコンの大きさを小さくしたり、点滅させたりしてもよい。また、例えば、選択可能の欄に0を設定することで、操作者が選択できないようにしてもよい。
あるいは、既にアイコンが表示されている場合には、表示されているアイコンカウンタの値をインクリメントしてもよい。画面上にも、アイコンにカウンタの値を表示させてもよい。
また、アイコンテーブルには、上述した携帯端末を介した操作者のエントリを含ませてもよい。この場合、操作者の識別コードなどを合わせて記憶することによって、所定の操作者が操作している際に表示する所定のアイコンを特定できるようにしてもよい。
また、受信したPLUコードがアイコンテーブルに存在する場合には、既にそのPLUコードが存在している当該エントリのアイコンカウンタの数値を1つ増加させ、時刻メモリの値をその時の時刻に設定する。そして、この場合、その商品のアイコンは既に表示されている場合には画面上の表示は変更しない(カウンタの値だけ更新してもよい)。
優先度が1でないエントリのPLUコードが再度受信された場合には、PLUコードが存在している当該エントリのアイコンカウンタの数値を1つ増加させ、時刻メモリの値をその時刻に設定する。この場合、そのアイコンの表示の態様は維持されるようにしてもよい。
こうして、同じ商品のPLUコードが受信される毎に、アイコンカウンタの数値が1ずつ増加していく。
そして、操作者が操作を終え、次の操作者が計量装置を操作するまで、例えば、アイコンテーブルに登録されているエントリのすべての表示優先度を1に変更する。このことにより、操作者による計量装置の操作のときに、現在アイコンテーブルにエントリされているアイコンが表示される。
なお、上記の表示優先度及び選択可能の欄の設定値と表示の態様は、一例であり、その他の表示態様の設定を行ってもよいことは言うまでもない。
また、アイコンの時刻が現在時刻から所定の時間よりも前である場合には、操作者の操作ミスであることが推定されるため、アイコンの表示を禁止するとともに、アイコンのエントリを消去することが望ましい。
また、計量装置10は、表示タッチパネル104の画面上に表示したアイコンが操作者によって選択され、対応する商品の計量が実行されてラベルを発行すると、アイコンテーブルにおけるその商品のPLUコードのエントリについて、アイコンカウンタの数値を1つ減少させる。そして、その結果アイコンカウンタの数値が「0」になった場合は、そのエントリをアイコンテーブルから削除するとともに、画面上から当該商品のアイコンを消去する。アイコンカウンタの数値が「0」でない場合、エントリの削除とアイコンの消去は行わない。
このように、アイコンカウンタは、その商品についてまだ計量が済んでいない操作者の数を表しており、このアイコンカウンタが「0」になるまでは表示タッチパネル104の画面上に当該商品のアイコンが表示され続ける。
なお、操作者(操作者)による計量装置への操作の最中である期間については、上述のように、操作者が商品を載置してから、ラベルをプリントアウトするまでとして扱った。
しかしながら、操作者が計量装置の前にその後も留まっている場合には、複数の商品の計量を行う可能性が高い。操作者が、計量装置を離れるまでは、操作者の操作が継続していると判断して、アイコンの表示の態様をそのまま維持するようにしてもよい。例えば、計量装置に人感センサを設けて、操作者が離れたかを感知したり、操作者の顔を認識して、同じ操作者が計量装置の前に存在するかを検知したりすることで、操作者の操作が終了したかを検知するようにしてもよい。或いは、所定の時間、計量装置10に載置されない場合には、操作者の操作が終了したと認識してもよい。
図17は、操作者が商品を計量装置に載置したときの状態を示した図である。図17(A)に示されるように、操作者が商品リンゴ40-1を載置している。
図17(B)に示されるように、商品が載置されると、表示タッチパネル104cに示されるように、重量が計算され0.3606Kgである旨表示される。そして、「商品を選択してくださいと」説明が表示される。また、リンゴのアイコン104Pと、レモンのアイコン104Qが表示されている。これらのアイコンが表示されているのは、既に操作者が、リンゴとレモンのタグ装置20をタッチしていたからである。
なお、商品が載置された時点においては、撮像部111によって載置された商品の認識を開始させないようにしてもよい。なぜなら、計量装置10の表示タッチパネル104cには、操作者が選択するべき候補のアイコンが表示されるのが通常だからである。表示タッチパネル104cに、アイコンが表示されていない場合、或いは、後述するように、操作者によってサーチキー104Yがタッチされた場合には、撮像部111により認識された商品の候補に対応するアイコンを表示させるようにしてもよい。
なお、計量を中止するボタン104X、他の商品を選択するためのサーチキー104Yが表示されてもよい。
操作者の操作中に中止するボタン104Xがタッチされた場合には、待機画面(例えば前の画面)に戻り、選択されていたアイコンは非選択となり、表示されていたアイコンはクリアされずに、所定時間が経つまでその画面が表示されるようにしてもよい。所定時間が経つと、例えば、図9の初期画面を表示させてもよい。
或いは、後述する各種の変形例などで示されているように、ある画面に異なる表示態様でアイコンが表示されているときに、中止するボタン104Xがタッチされた場合には、待機画面(例えば図9の画面)に戻り、操作者が再度操作を進めると全てのアイコンが同じ表示態様で表示されるようにしてもよい。
また、サーチキー104Yがタッチされた場合には、撮像部111により載置された商品を非接触にパターン認識し、パターン認識結果に基づいて、商品を検索できるようにしてもよい(不図示:商品認識部)。そして、認識候補を選択させるようにしてもよい。或いは、計量装置が文字入力キーを表示して、操作者が商品の名前の一部を入力することにより、商品を検索できるようにしてもよい。複数の検索結果候補が存在する場合には、操作者に、その複数の候補を表示画面に提示し、操作者に選択を促すようにしてもよい。
また、サーチキー104Yが表示されていない場合において、操作者の操作が所定時間経過したときは、サーチキー104Yを表示させるようにしてもよい。第2のモードが切り換わった直後は、モードが切り換わった後にエントリされた商品のアイコンを表示させないようにしてもよい。
また、1つの商品でも計量及びラベルの印刷が終わると、第1の操作者の操作が終わった旨を宣言する操作完了ボタン(図20、104Z)が、計量装置の画面に表示されるようにしてもよい。操作者が操作完了ボタン(図20、104Z)を押すと、中止するボタン104Xと同様に待機画面に戻り、操作者が選択した商品に対応するアイコン全てが同じ表示態様になるようにしてもよい。
図18は、計量装置での商品選択の例を示す図である。図18(A)に示されるように、操作者は、リンゴのアイコン104Pを選択している。
図18(B)の画面104eでは、りんご1個の単価120円が表示されており、合計が360円であることが示される。また、プリントボタン104Tが表示されている。また、戻るボタン104Sが表示されている。
この図18(B)の画面においても、或いは後述のラベルの印刷を指示出きる画面や印刷を説明する画面中(図19(A)又は(B)の画面)においても、第1の操作者がタッチすることが可能であったアイコンの集合を、画面の一部に小さく表示して見えるようにすると共に選択指示できるようにしてもよい。このようにすることによって、操作者がアイコンを押下することで、操作の途中で商品データを入れ替えることも可能となる。このような表示を行うことによって、操作ミスした場合であっても、例えば図17(B)の画面まで戻ることなく、正しい商品を選択し直すことができる。
図19は、ラベルをプリントする様子を示した図である。図19(A)の画面104fに示されるように、操作者は、表示された商品を購入するべく、プリントボタン104Tにタッチしている。この操作によって、ラベルがプリントされる。
図19(B)は、画面104gにラベルLを商品の袋に貼るためのガイダンスが表示されている。操作者は、このガイダンスに従って、プリントされたラベルを商品の袋に貼ればよい。ラベルには、価格を含むシンボルコードL1(シンボルコードL1は、第2のシンボルコードの一例である)が印字されていることが分かる。図19(B)のラベルLの例を図25(B)に示す。
図20は、アイコンの表示態様の一例を示した図である。図20(A)に示すように、リンゴのラベルがプリントされたため、リンゴのアイコン(104P)の表示は消えている。
図20(B)は、操作者の操作が終了したため、操作者の操作の最中に他の操作者がタグ装置20をタッチすることにより、新たな商品がエントリされ、このエントリに基づいて、商品のアイコンが表示されている様子を示している。新たに、リンゴとレモンとオレンジがエントリされたため、リンゴのアイコンが再度表示されている。また、オレンジのアイコン104Qが新たに表示されている。
なお、レモンのアイコンには、2の数値を示すカウンタ値104Vが表示されている。レモンについては、2名の操作者が購入する予定であることがわかる。なお、カウンタ値が1の場合には、図20(B)に示すように、カウンタ値の表示を省略してもよい。すでに説明したように、カウンタ値が2以上の商品のアイコンについては、操作者の操作が終了したときにカウンタ値をデクリメントした値を表示するようにして、アイコンの表示は消去しない。
図20(A)の画面から図20(B)の画面に遷移する契機の例としては、所定の時間が経過したとき、新たに商品が載置されたとき、操作完了ボタン104Zが押されたとき、などが挙げられる。なお、操作完了ボタン104Zは、他の画面において表示されてもよい。或いは、図9に示す初期画面以外の全ての画面で、操作完了ボタンが表示されてもよい。
なお、図20(B)の画面を表示する前に、図9の初期画面104bを表示させ、操作者が商品を載置したら、図20(B)を表示させるようにしてもよい。
例えば、第1の操作者の操作開始時刻T1までに、商品A、B、Cにそれぞれ対応する商品タグ装置がタッチされていた場合、商品A、B、Cにそれぞれ対応するアイコンが表示され、計量装置が、商品Aを計量し、ラベルを印刷すると、完了して画面が切り換わることとなる。この第1の操作者の操作開始時刻T1の後に、操作者によってタッチされた商品タグ装置に対応する商品D、E、Fのアイコンも併せて表示され、すなわち商品B、C、D、E、Fのアイコンが表示されるようにしてもよい。
なお、商品D、E、Fのアイコンの表示態様は、商品A、B、Cの表示態様と異なるようにしてもよいし、同じ表示態様であってもよい。表示態様を異ならせた場合には、例えば操作開始時刻T1から所定時間が経過した場合、または操作完了ボタン(図20、104Z)などが操作者に押された場合には、商品B、C、D、E、Fのアイコンが同じ態様で表示されるようにしてもよい。
<実施形態2>
第1の操作者の操作開始時刻T2までに、商品A、B、Cにそれぞれ対応する商品タグ装置がタッチされていた場合、例えば、商品A、B、Cの計量及び印刷までの全てが完了したか、操作完了ボタン(図20、104Z)などが操作者により押されたか、操作開始時刻T2から所定時間が経過したか、のいずれかの状況にならなければ、第の1の操作者が操作開始時刻T2の後に操作者によってタッチされた商品タグ装置に対応する商品D、E、Fのアイコンは表示されないようにするか、または表示態様が異なって表示されるようにしてもよい。
<変形例1>
図21は、アイコンの表示態様の一例を示した図である。操作者が計量装置を操作する前にエントリされた商品のアイコンは、領域Aに表示され、操作者が選択することができるようにしている。
操作者が操作中にエントリされた商品のアイコンは、領域Bに表示させている。領域Bに表示されたアイコンは、操作者がエントリしたものではないため、グレーアウトの表示にしたり、色を変えたり、選択できないようにすることが望ましい。
<変形例2>
図22は、アイコンの表示態様の一例を示した図である。操作者が計量装置を操作する前にエントリされた商品のアイコンは、領域Aに表示させ、操作者が選択することができるようにしている。
操作者が操作中にエントリされた商品のアイコンは、領域Bに表示させている。領域Bに表示されたアイコンは、操作者がエントリしたものではないため、領域Aのアイコンよりも小さなアイコンとなっており、グレーアウトの表示にしたり、色を変えたり、選択できないようにすることが望ましい。
<変形例3>
図23は、アイコンの表示態様の一例を示した図である。操作者が商品をエントリした時刻から現在までの時刻までの経過時間が長いほど、アイコンの大きさを変えると共に、上位に表示させた例である。上位に表示されたアイコンは、操作者が選択する可能性が高いアイコンであり、下部に小さく表示されたアイコンは、操作者の操作中に他の操作者がエントリしたアイコンである可能性が高い。操作者は、上位に大きく表示されたアイコンに注目して、商品を選択することが容易に行える。なお、この場合、小さく表示されたアイコンは、操作者が選択できないようにしてもよい。また、経過時間が所定の時間よりも長いエントリのアイコンについては、上述したようにアイコンの表示を禁止するとともに、エントリを削除することが望ましい。操作者が誤って商品をエントリした可能性が高いからである。
<変形例4>
第1の操作者が最初に操作し始めてからの時間をタイマで計測するようにしてもよい。そして、所定時間(例えば3分)までは、第1の操作者が計量装置の操作を開始するタイミングまでに押された商品のアイコンしか表示されないようにしてもよい。すなわち、たとえ第1の操作者が、商品を1品だけ計量しラベルの印字を完了したとしても第1の操作者が操作し始めたタイミング以降に第2の操作者などによって選択された商品のアイコンは表示されないようにしてもよい。ただし、第1の操作者が上記所定時間までに、表示されているアイコンに対応する全ての商品の計量及びラベルの印字まで完了した場合には、第2の操作者が上記タイミング以降に選択した商品のアイコンを表示してもよい。
<変形例5>
また、上記タイマが所定時間に達した場合には、たとえ第1の操作者が選択した商品のアイコンの表示がまだ残っていたとしても、第2の操作者以降が上記タイミング以降に選択した商品のアイコンを表示するようにしてもよい。この際、タイマが所定時間に達した瞬間に表示することでもよいが、所定時間に達しても直ちに表示を変更するのではなく、所定時間に達した後にラベル発行処理が完了した後に第2の操作者以降が前記タイミング以降に選択した商品のアイコンを表示させるようにしてもよい。
<実施形態3>
図24は、計量装置の動作の実施形態を示すフローチャートである。
図24(A)は、タグ装置からの商品選択に関する情報を監視し、常にその情報を受け取るフローチャートである。
図24(B)は、載置された商品の計量値と、タッチされたアイコンから、商品の価格を決定して、ラベルを発行するフローチャートである。
図24(A)において、ステップS501は、たとえば割り込みによって定期的に開始するようにして、計量装置に接続された複数のタグ装置を常に監視する状態を形成することが望ましい。なお、このステップS501からS505の処理は、モードの如何を問わず、常に割り込み処理によって、動作するしてもよい。
ステップ503で、操作者がタグ装置にタッチした場合にタグ装置から送られてくるPLUデータ(商品識別情報)が受け取られる。そして処理はステップS505に移る。
ステップS505で、受け取られたPLUデータに対応する、表示するべきアイコンを特定する。
処理は終了するが、上記の処理は繰返し行われることが望ましい。
図24(B)において、ステップS551で、計量値が取得される、計量措置の画面がタッチされた場合には、そのタッチのタイミングで、後述のステップS553を活性化させる。画面がタッチされなければ、商品が載置されたタイミングで、後述のステップS553を活性化させる。いずれにしても、このステップにおいて、載置された商品の計量値を取得する。処理は、まずステップS553に移る。
ステップS553で、商品情報の受取タイミングが、操作者の操作開始タイミングの前か後かに応じて、アイコンの表示態様を異ならせて表示する。表示の異ならせ方は、既に述べた実施形態、及び変形例のいずれもが適用できる。そして、操作者により選択されたアイコンを特定する。処理はステップS555に移る。
ステップS555は、ステップS551とステップS553からの二つの情報がそろったときに実行される。計量値と単価を用いて、載置された商品の価格を計算する。操作者からの印刷の指示に応答して、ラベルを印刷する。
以上が、計量装置の動作方法及び計量装置を動作させるフローの概略である。その他の実施形態及び変形例は、既に述べた実施形態及び変形例がそのまま適用できる。
以上、実施形態及びその変形例について説明した。これらの実施形態及び変形例は、その一部を他の実施形態及びその変形例と組み合わせることができることは言うまでもない。異なるモード間で、実施形態を入れ換えてもよい。
また、これらの実施形態及びその変形例は、生鮮食料品の販売の適用に限定されるものではない。例えば、ショーケースに置かれたケーキなどを操作者又は店員が選択するときに、それぞれのケーキの近傍に、タグ装置20をそれぞれ設けて、店員のポス端末での処理を容易化させることに適用することもできる。
また、これらの実施形態及びその変形例は、例示であって、この例示に限定されるものではない。
また、各実施形態及び変形例では、例えば計量装置は、対面秤のようにタッチパネルディスプレイ、計量部、ラベル発行部が一体となったものとなっているが、これに限られない。すなわち、計量装置を構成する各単体が、別位置に存在し、相互接続されたものでもよい。また、表示タッチパネルと計量部が一体化された秤と、ラベルプリンタが、分離しており、相互接続されていてもよい。また、表示タッチパネルとラベル発行部が一体化したラベルプリンタと、単体の秤が接続されたものでもよい。
実施形態を実現するプログラムは、記憶媒体(non transitory)に記憶され必要に応じて読み込まれる。
本実施形態の処理ステップは、矛盾の無い限り順番を入れ替えることができる。また、各処理ステップは、リカーシブに実行されることがあり得る。また、各処理ステップは、矛盾の無い限り同時に実行され得る。
また、本願の開示には、計量装置10及びタグ装置20を含むシステムを製造する方法の発明が含まれる。
10 計量装置
20 タグ装置
31 ストアコントローラ
32 POS端末
33 セルフPOS端末
104 表示タッチパネル

Claims (9)

  1. 量り売り商品を計量する計量装置であって、
    操作者の所持する携帯端末と通信する第1のモードと、前記携帯端末と通信しない第2のモードとを少なくとも含む複数のモードのうちのいずれのモードで当該計量装置を動作させるかに関するモードの指示を受け付けるモード受付部と、
    前記第1のモードに関連する情報と前記第2のモードに関連する情報とを同一画面に表示する表示制御部と、
    を有する計量装置。
  2. 前記モード受付部は、
    前記第1のモードに関連する情報及び前記第2のモードに関連する情報が表示されているときに、前記操作者の当該計量装置に対する操作に応じて前記モードの指示を受け付ける、
    請求項1に記載の計量装置。
  3. 前記モード受付部は、
    当該計量装置に表示された第1のシンボルコードが前記携帯端末に読み取られたこと又は前記携帯端末と当該計量装置との間で近距離無線通信が確立されたことを、前記第1のモードの指示であるとして受け付ける、
    請求項1又は2に記載の計量装置。
  4. 前記商品の種類に対応して設けられた端末装置からの前記商品の種類を含む識別情報を受け取る受取部を更に備え、
    前記表示制御部は、
    前記モード受付部により前記第1のモードの指示が受け付けられた場合、前記操作者の所持する前記携帯端末の介在により前記端末装置から受け取られた前記識別情報に対応する商品選択関連情報を表示するよう制御し、
    前記モード受付部により前記第2のモードの指示が受け付けられた場合、前記携帯端末の介在なしに前記端末装置から受け取られた前記識別情報に対応する前記商品選択関連情報を表示するよう制御する、
    請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の計量装置。
  5. 前記表示制御部は、
    少なくとも前記第1のモードの指示が受け付けられて、前記第1のモードが開始された場合は、
    前記操作者の所持する前記携帯端末の介在により前記端末装置から受け取られた前記識別情報に対応する前記商品選択関連情報以外の情報を表示しないよう制御する、
    請求項4に記載の計量装置。
  6. 前記表示制御部は、
    前記第2のモードの指示が受け付けられて、前記第2のモードが開始された後に受け取られた前記識別情報に対応した前記商品選択関連情報が、表示されていない場合には、当該識別情報を、前記商品選択関連情報の表示のために用いないよう制御する、
    請求項4又は5に記載の計量装置。
  7. 前記操作者により選択された前記商品選択関連情報に係る前記識別情報と、載置台に載置された前記商品の計量値とに基づいて、前記商品の価格を含む出力情報を、前記モードに応じて異なる態様で出力する出力部を更に備え、、
    前記出力部は、
    前記第1のモードにおいて、前記商品の価格に関する情報を含む第2のシンボルコードが印字されないラベルを発行し、
    前記第2のモードにおいて、前記商品の価格に関する情報を含む前記第2のシンボルコードが印字されたラベルを発行し、
    前記表示制御部は、
    所定の商品選択関連情報に係る商品の前記出力情報が出力されると、前記所定の商品選択関連情報を消去する、
    請求項4ないし6のうちいずれか1項に記載の計量装置。
  8. 請求項4ないし7のうちいずれか1項に記載の前記端末装置及び前記計量装置を有する商品データ処理システム。
  9. 計量装置に実行させるプログラムであって、
    操作者の所持する携帯端末と通信する第1のモードと、前記携帯端末と通信しない第2のモードとを少なくとも含む複数のモードのうちいずれのモードで前記計量装置を動作させるかに関するモードの指示を受け付ける手順と、
    前記第1のモードに関連する情報と前記第2のモードに関連する情報とを同一画面に表示する手順と、
    を有する命令を前記計量装置に実行させるプログラム。



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