JP2010049619A - Pos端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリセットキーのキー配列を最適化することによって、操作者の負担を軽減することのできるPOS端末装置を提供する。
【解決手段】顧客によって購入される商品の売価を積算するPOS端末装置1に、商品の販促データ123を記憶する記憶部12と、それぞれに商品が割り当てられた複数のプリセットキーを表示するディスプレイ32と、記憶部12に記憶された販促データ123に応じて複数のプリセットキーの優先順位を設定する設定部112と、設定部112により設定された優先順位である順位データ121に基づいてディスプレイ32に複数のプリセットキーを表示させる表示制御部110とを設ける。
【選択図】図6

Description

本発明は、顧客によって購入される商品の売価を積算するPOS端末装置の操作性を向上させる技術に関する。より詳しくは、商品をPOS端末装置に登録する際に使用されるプリセットキーのキー配列を最適化させる技術に関する。
スーパーやコンビニエンスストア等の店舗で扱われる商品には、青果物のように、バーコード(商品識別情報を表現した画像)を添付することができない商品が存在する。これらバーコードを添付することのできない商品については、POS端末装置に当該商品を登録するときにおいて、バーコードを読み取るスキャナによって当該商品の商品識別情報を入力するという技術を採用することができない。したがって、このような商品を登録する別の技術として、個々に異なる商品の商品識別情報が割り当てられた複数のプリセットキーをタッチパネル式のディスプレイ装置に表示し、該当する商品(登録する商品)のプリセットキーを操作者が選択的に操作することによってこれらの商品の商品識別情報をPOS端末装置に入力する技術が提案されている。
しかしながら、プリセットキーによって入力しなければならない商品を数多く取り扱っている店舗では、商品に応じて用意されるプリセットキーの数も増大する。このような場合、登録しようとする商品に割り当てられたプリセットキーを、用意されている膨大なプリセットキーの中から探し当てるのは、操作者にとって非常に煩雑である。
そこで、従来より、プリセットキーの配置を適正化することによって、操作者の負担を軽減する技術が提案されている。このようなPOS端末装置が、例えば、特許文献1や特許文献2に記載されている。
特許第3056041号公報 特許第3220605号公報
ところが、従来の技術では、これまでにどの商品がよく売れたか(商品の売上情報)に基づいてプリセットキーの配置を決定しているが、このような方法では、必ずしもプリセットキーの配置を適切に変更できないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、プリセットキーのキー配列を最適化することによって、操作者の負担を軽減することのできるPOS端末装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、顧客によって購入される商品の売価を積算するPOS端末装置であって、商品の販売状況情報を記憶する記憶手段と、それぞれに商品が割り当てられた複数のプリセットキーと、前記記憶手段に記憶された販売状況情報に応じて、前記複数のプリセットキーの優先順位を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された優先順位に基づいて、前記複数のプリセットキーを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係るPOS端末装置であって、前記商品の販売状況情報は、前記商品に関する広告情報であることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明に係るPOS端末装置であって、前記商品の販売状況情報は、前記商品の見切り販売に関する情報であることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明に係るPOS端末装置であって、前記複数のプリセットキーから、前記表示手段に表示させない非表示プリセットキーを特定するキー特定手段をさらに備え、前記商品の販売状況情報は、前記商品が販売に供されているか否かを示す提供情報を含み、前記キー特定手段は、前記提供情報において、販売に供されていないことが示されている商品の商品識別情報が割り当てられるプリセットキーを前記非表示プリセットキーとして特定することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、顧客によって購入される商品の売価を積算するPOS端末装置であって、顧客ごとの購買履歴を記憶する記憶手段と、前記購入される商品を購入する顧客を識別する顧客識別情報を取得する情報取得手段と、それぞれに商品識別情報が割り当てられた複数のプリセットキーと、前記情報取得手段により取得された顧客識別情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された顧客ごとの購買履歴から前記顧客識別情報によって識別される顧客の購買履歴を取得し、取得した購買履歴に応じて、前記複数のプリセットキーの優先順位を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された優先順位に基づいて、前記複数のプリセットキーを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、顧客によって購入される商品の売価を積算するPOS端末装置であって、前記購入される商品を撮像する撮像手段と、それぞれに商品識別情報が割り当てられた複数のプリセットキーと、前記撮像手段により撮像された画像に応じて、前記複数のプリセットキーの優先順位を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された優先順位に基づいて、前記複数のプリセットキーを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
請求項1ないし4に記載の発明は、商品の販売状況情報を記憶する記憶手段と、それぞれに商品が割り当てられた複数のプリセットキーと、記憶手段に記憶された販売状況情報に応じて、複数のプリセットキーの優先順位を設定する設定手段と、設定手段により設定された優先順位に基づいて、複数のプリセットキーを表示する表示手段とを備えることにより、過去の売上情報に基づく購買予測よりも、確実性の高い購買予測が可能となる。したがって、使用される可能性の高いプリセットキーの優先順位を高く設定することができ、操作者の使い勝手が向上する。
請求項2に記載の発明は、商品の販売状況情報は、当該商品に関する広告情報であることにより、顧客に購入される可能性の高い商品を効率よく決定することができる。したがって、使用される可能性の高いプリセットキーの優先順位を高く設定することができる。
請求項3に記載の発明は、商品の販売状況情報は、当該商品の見切り販売に関する情報であることにより、顧客に購入される可能性の高い商品を効率よく決定することができる。したがって、使用される可能性の高いプリセットキーの優先順位を高く設定することができる。
請求項4に記載の発明は、販売に供されていないことが示されている商品の商品識別情報が割り当てられるプリセットキーを非表示プリセットキーとして特定することにより、使用されないプリセットキーを表示させることがないので、表示されるプリセットキーの数を抑制することができる。したがって、操作者の使い勝手が向上する。
請求項5に記載の発明は、顧客ごとの購買履歴を記憶する記憶手段と、購入される商品を購入する顧客を識別する顧客識別情報を取得する情報取得手段と、それぞれに商品識別情報が割り当てられた複数のプリセットキーと、情報取得手段により取得された顧客識別情報に基づいて、記憶手段に記憶された顧客ごとの購買履歴から顧客識別情報によって識別される顧客の購買履歴を取得し、取得した購買履歴に応じて、複数のプリセットキーの優先順位を設定する設定手段と、設定手段により設定された優先順位に基づいて、複数のプリセットキーを表示する表示手段とを備えることにより、過去の売上情報に基づく購買予測よりも、確実性の高い購買予測が可能となる。したがって、使用される可能性の高いプリセットキーの優先順位を高く設定することができ、操作者の使い勝手が向上する。
請求項6に記載の発明は、購入される商品を撮像する撮像手段と、それぞれに商品識別情報が割り当てられた複数のプリセットキーと、撮像手段により撮像された画像に応じて、複数のプリセットキーの優先順位を設定する設定手段と、設定手段により設定された優先順位に基づいて、複数のプリセットキーを表示する表示手段とを備えることにより、過去の売上情報に基づく購買予測よりも、確実性の高い購買予測が可能となる。したがって、使用される可能性の高いプリセットキーの優先順位を高く設定することができ、操作者の使い勝手が向上する。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態におけるPOS端末装置1を示す斜視図である。また、図2は、POS端末装置1の正面図である。
なお、図1および図2において、図示および説明の都合上、Z軸方向が鉛直方向を表し、XY平面が水平面を表すものとして定義する。ただし、これらの方向は位置関係を把握するために便宜上定義するものであって、以下に説明する各方向を限定するものではない。以下の各図についても同様である。
図1および図2に示すように、POS端末装置1は、台座部2およびレジ部3を備えており、これらが互いに組み合わさって一体構造物を形成している。詳細は後述するが、本実施の形態におけるPOS端末装置1は、顧客によって購入される商品の売価を積算する装置として構成されている。なお、以下の説明において、店員によって操作されることを想定して設定されるPOS端末装置1の動作モードを「接客モード」と称し、顧客によって操作されることを想定して設定されるPOS端末装置1の動作モードを「セルフモード」と称する。
台座部2は、筐体20と一対の載置台21,22とを備えている。台座部2は、店舗内の床面に対してレジ部3を支持する機能を有しており、いわゆる接客用のカウンターを形成している。
筐体20はレジ袋や割り箸といった小物類を収納しておくのに便利な複数の引き出しを備えている。これらの引き出しは必要に応じて、筐体20の内部から(+Y)方向に引き出すことが可能である。また、筐体20の上面には、図2に示すように、レジ部3が取り付けられている。
台座部2のX軸方向の両端部に設けられている載置台21,22には、精算に係る商品が載置される。顧客は店舗内を巡回しつつ、陳列されている商品(販売に供されている商品)の中から希望の商品(購入しようとする商品)を選択して買い物カゴに投入する。そして商品の選択が終了すると、顧客は、当該商品が投入された買い物カゴを台座部2の載置台21(または載置台22)に置き、商品の購入代金を支払う。すなわち、顧客が購入しようとする商品は、通常、買い物カゴに投入された状態で載置台21(または載置台22)に載置される。
以下の説明では、特に断らない限り、POS端末装置1に登録される前の商品は載置台21に載置され、POS端末装置に登録された後の商品は載置台22に載置されるものとして以下の説明を行う。ただし、載置台21,22のうちのいずれに登録される前の商品が載置されるかは、店舗内のレイアウトに応じて適宜決定されるべき事項である。
POS端末装置1のレジ部3は、収納部30、ボタン群31、ディスプレイ32、スキャナ33、カードリーダ34、電子マネー読取部35、プリンタ36および制御部10を備えている。
図1において収納部30の(+Y)側の面には、硬貨収受部300および紙幣収受部301が設けられている。硬貨収受部300は、顧客から受領した硬貨を収納部30の内部に収納するための投入口、および、顧客に対して釣り銭としての硬貨を払い出す受け皿から構成されている。また、紙幣収受部301は、顧客から受領した紙幣を収納部30の内部に収納するとともに、顧客に対して釣り銭としての紙幣を払い出す機能を有している。
詳細は図示していないが、ボタン群31は複数のキー(操作ボタン)を備えている。本実施の形態におけるボタン群31は、POS端末装置1の基本設定等を変更するために操作される。すなわち、ボタン群31は、店舗側の操作者(作業者または店員等であって顧客ではない者)にのみ操作を許可すべきであり、本実施の形態におけるPOS端末装置1では、接客モードにおいてボタン群31が有効に設定され、セルフモードにおいてボタン群31が無効に設定される。
ディスプレイ32は、液晶パネルであって、制御部10による制御に従って各種情報を画像として画面に表示する。また、POS端末装置1では、ディスプレイ32としてタッチパネル式の液晶パネルが採用されており、所定の画像が表示された画面上の領域に操作者が触れることによって、当該所定の画像に割り当てられた情報を操作者が容易に入力できるように構成されている。
図3は、ディスプレイ32に表示される画面8の一例を示す図である。図3に示す画面8には、プリセットキー表示欄80、制御キー表示欄81およびモード表示欄82が設けられている。
プリセットキー表示欄80は、複数のプリセットキー9およびページ切替キー800,801が画像として表示される領域である。
複数のプリセットキー9のそれぞれには、店舗内で扱われる商品のうちのいずれか1つの商品(商品識別情報)が割り当てられており、図3に示すように、割り当てられた商品の名前がそれぞれのプリセットキー9に文字として表示されている。なお、図3には、12個のプリセットキー9を同時に表示するように示しているが、1画面に同時に表示されるプリセットキー9の数はもちろん12個に限定されるものではない。また、文字の代わりに、または、文字とともに、商品を表す画像(絵)を表示してもよい。
POS端末装置1の操作者がプリセットキー9の画像が表示されている領域に触れることによって、当該領域の座標がディスプレイ32から制御部10に伝達される。制御部10は、ディスプレイ32から伝達された座標に基づいて、操作されたプリセットキー9を特定し、特定されたプリセットキー9に割り当てられている商品(商品識別情報)を登録する。
以下の説明では、ディスプレイ32に表示されたプリセットキー9を操作することによって登録することが可能な商品を「キー登録商品」と称する。すなわち、キー登録商品とは、複数のプリセットキー9のいずれかに商品識別情報が割り当てられている商品を示すものとする。キー登録商品は、通常、バーコードを添付することが困難な商品(例えば青果物等)であるが、もちろんこのような商品に限定されるものではなく、バーコードが添付されている商品(あるいはバーコードを添付することが容易な商品)をキー登録商品として扱ってもよい。店舗内の様々な商品のうちのいずれをキー登録商品として扱うかは、店舗において自由に決定すべき事項である。
ページ切替キー800,801は、プリセットキー表示欄80に表示されていない他のプリセットキー9をプリセットキー表示欄80に表示させるためのキーである。
図4は、図3に示す画面8がページ切替キー801によって切り替えられた例を示す図である。なお、図4に示す画面8が表示されている状態でページ切替キー800が操作されると、図3に示す画面8が表示される。
POS端末装置1において定義されるプリセットキー9の数が多いと、全てのプリセットキー9を同時にプリセットキー表示欄80に表示させることはできない。しかし、本実施の形態におけるPOS端末装置1は、ページ切替キー800,801によってプリセットキー表示欄80の表示を、適宜、ページをめくるかのように切り替えることができる。したがって、POS端末装置1は、プリセットキー9の数が多くなっても全てのプリセットキー9を順次表示することができる。
制御キー表示欄81は、POS端末装置1の制御に関する情報を入力するためのキーが表示される領域であり、本実施の形態では、モード切替キー810、登録開始キー811および登録完了キー812が表示される。
モード切替キー810は、POS端末装置1の動作モードをセルフモードと接客モードとの間で切り替える際に操作されるキーである。ただし、動作モードの切り替えは、権限のある者にのみ許可されるように、鍵やパスワード等によってロックされており、例えば、顧客が自由に変更できないようにされている。
登録開始キー811は、操作者がPOS端末装置1に対して、顧客によって購入される商品の登録を開始する際に操作されるキーである。
登録完了キー812は、POS端末装置1への商品の登録が完了したことをPOS端末装置1に指示するために操作されるキーである。詳細は後述するが、登録完了キー812が操作されると、POS端末装置1はプリンタ36によってレシートを発行する。
モード表示欄82は、POS端末装置1の現在の動作モードを文字情報により表示する領域である。POS端末装置1の動作モードがセルフモードのとき、モード表示欄82には図3に示すように「セルフモード」と表示される。一方、POS端末装置1の動作モードが接客モードのとき、モード表示欄82には「接客モード」と表示される。先述のように、モード切替キー810が有効に操作され、POS端末装置1の動作が切り替えられたときは、モード表示欄82に表示されている内容(文字)も切り替えられる。
画面8には、さらに合計金額表示欄83およびメッセージ表示欄84が設けられている。合計金額表示欄83は、登録された商品の売価の積算額(合計金額)が表示される領域である。すなわち、購入される商品の全てが登録された時点で合計金額表示欄83に表示されている金額が、当該顧客に最終的に請求される金額となる。また、メッセージ表示欄84は、操作者に対するメッセージ(操作方法や各種警告、登録された商品の一覧等)が表示される領域である。
スキャナ33は、個々の商品に添付されている画像(バーコード)を読み取って商品に関する情報を取得する。店舗内で販売される商品のうち、少なくともキー登録商品でない商品には、それぞれバーコードが印字されるか、あるいはバーコードが印字されたラベルが貼付されている。
バーコードから読み取られた商品に関する情報には、当該バーコードが添付されている商品を個々に識別するための商品識別情報が含まれている。したがって、POS端末装置1は、この商品識別情報を検索キーとして、当該商品識別情報によって示される商品に関する様々な情報(商品名や売価等)を検索できるように構成されている。本実施の形態におけるPOS端末装置1は、ネットワークを介して接続されているストアコントローラ(図示せず)に格納された商品マスタ(商品データベース)を参照することにより、検索を行い、各商品の売価情報を取得する。
スキャナ33によって取得された商品に関する情報は制御部10に伝達され、当該商品がPOS端末装置1に登録される。なお、商品マスタはPOS端末装置1に格納されていてもよい。また、商品に添付されているバーコードから取得される商品に関する情報は商品識別情報に限定されるものではなく、商品の売価を示す情報やチェックデジット等が含まれていてもよい。
カードリーダ34は、顧客が持参するカード(会員カードやポイントカード、クレジットカード等)から情報を読み取る。また、電子マネー読取部35は、顧客が所持する電子マネー端末から、当該顧客が購入した商品の代金を引き落とすことにより、電子決済を実現するための機能を有している。さらに、プリンタ36は、購入商品や売価のリストおよび合計金額(積算額)等を印字してレシートを発行する機能を備えている。
図5は、第1の実施の形態におけるPOS端末装置1のバス配線図である。図5に示すように、制御部10は、主にプログラム120に従って動作することにより各種データの演算を行うCPU11、プログラム120や順位データ121等の各種データを記憶する記憶部12、図示しない外部の端末装置(商品データベース等を有するストアコントローラ)等との間でネットワークを介してデータ通信を行う通信部13を備えている。
図6は、第1の実施の形態におけるPOS端末装置1の機能ブロックをデータの流れとともに示す図である。図6に示す表示制御部110、演算部111および設定部112は、CPU11がプログラム120に従って動作することにより実現される機能ブロックである。
表示制御部110は、順位データ121や精算データ122等に基づいて、必要な画像を画面に表示するようにディスプレイ32を制御する機能を有している。
例えば、表示制御部110は、精算データ122を参照することにより、精算データ122に示される合計金額(積算額)を、合計金額表示欄83(図3)に表示させる。あるいは、順位データ121に示される優先順位(設定部112によって設定される)に基づいて、複数のプリセットキー9をディスプレイ32に表示させる。例えば、図3に示す例では、画面8をディスプレイ32に表示させることにより、プリセットキー表示欄80に複数のプリセットキー9を表示させる。
また、表示制御部110は、操作者がディスプレイ32の画面に触れた際にディスプレイ32から伝達される座標データ(操作者が触れた位置を示す情報)と、その時点でディスプレイ32に表示させている画面の内容とに応じて、操作者によって入力された情報(「パネル入力情報」と称する)を決定する。このように、ディスプレイ32と表示制御部110とが連携して機能することにより、パネル入力情報に相当する情報をテンキー等で入力する場合に比べて、情報の入力が簡素化される。
例えば、表示制御部110は、図3に示す画面8が表示されているときに、ディスプレイ32からページ切替キー801が表示されている位置の座標データを取得すると、プリセットキー表示欄80に表示されているページを切り替えるためのパネル入力情報が入力されたと決定する。そして、この場合、表示制御部110は、ディスプレイ32の表示を図4に示す画面8に切り替える。
また、プリセットキー9が表示されている位置の座標データを取得した場合、表示制御部110は、当該プリセットキー9に割り当てられている商品の商品識別情報が入力されたと決定して、当該商品識別情報を演算部111に伝達する。したがって、操作者は、プリセットキー9を選択して触れるだけで、キー登録商品の商品識別情報を入力することができ、入力操作が簡素化される。
演算部111は、スキャナ33または表示制御部110から伝達される商品識別情報に基づいて、精算データ122を作成することにより、当該商品識別情報に係る商品をPOS端末装置1に登録する。
より詳しくは、演算部111は、スキャナ33または表示制御部110から商品識別情報が伝達されたときに、精算データ122に新たなレコードを作成する。そして、伝達された商品識別情報を、作成した新たなレコードに格納することによって、当該商品識別情報で示される商品をPOS端末装置1に登録する。したがって、精算データ122には、POS端末装置1に登録された商品(顧客によって購入される商品)のリストが少なくとも含まれる。
また、演算部111は、スキャナ33および表示制御部110から商品識別情報とともに当該商品の売価情報が伝達された場合、当該商品の売価情報を当該商品の商品識別情報によって示される精算データ122のレコードに格納する。一方、スキャナ33および表示制御部110から商品識別情報とともに当該商品の売価情報が伝達されない場合、当該商品識別情報に基づいて、通信部13を介して外部のストアコントローラから当該商品の売価情報を検索して取得し、取得した当該商品の売価情報を当該商品の商品識別情報によって示される精算データ122のレコードに格納する。
さらに、演算部111は、精算データ122に新たな売価情報を格納するたびに、売価情報の積算額を新たに求め、精算データ122を更新する。すなわち、精算データ122には、その時点までにPOS端末装置1に登録された商品の売価が積算された値(積算額)が少なくとも含まれる。
このように、POS端末装置1は、登録された商品(顧客に購入される商品)の売価を演算部によって積算する。なお、演算部111によって作成され更新される精算データ122は、必要に応じて表示制御部110によって参照されディスプレイ32に表示される。また、精算が終了したときに精算データ122はプリンタ36に伝達され、レシートが発行される。
設定部112は、通信部13を介してストアコントローラから得られる販促データ123に基づいて、複数のプリセットキー9の優先順位を設定し、当該優先順位を示す順位データ121を更新する。
図7は、順位データ121の構造を例示する図である。なお、図7に示す順位データ121は、順位データ121の初期状態を示しており、図3および図4に示す画面8を表示する際に参照される状態の例を示している。
順位データ121は、図7に示すように、1つのキー登録商品ごとに1つのレコードが作成されるテーブル構造の情報であり、1つのレコードには、「商品識別情報」と、「商品名」と、「優先順位」とが格納される。
「商品識別情報」は、キー登録商品として順位データ121に登録されている商品の商品識別情報を格納する項目である。また、「商品名」は、プリセットキー9に表示する文字として表示制御部110に参照される項目である。図3および図4に示すように、ディスプレイ32(プリセットキー表示欄80)に表示されるプリセットキー9には、割り当てられている商品の名称が表示される。さらに、「優先順位」は、関連づけられている商品のプリセットキー9のディスプレイ32への表示順を表す情報が格納される項目である。
図3および図4に示したように、本実施の形態におけるPOS端末装置1では、同時に12個のプリセットキー9をプリセットキー表示欄80に表示できる。したがって、例えば、プリセットキー表示欄80の1ページ目に表示される12個のプリセットキー9には左上から右下に向けて、順次、1から12の番号が割り当てられ、プリセットキー表示欄80の2ページ目に表示される12個のプリセットキー9には左上から右下に向けて、順次、13から24の番号が割り当てられる(以下、次ページ以降も同様)。
例えば、1番の番号が割り当てられたプリセットキー9は1ページ目が表示されている状態(図3)でのみ、プリセットキー表示欄80の左最上段に表示され、当該プリセットキー9には、図7に示すように優先順位「1」の商品の商品名「ブロッコリー」が表示される。すなわち、本実施の形態では、「優先順位」は、複数のプリセットキー9を個々に特定する識別情報としての意味も有する情報である。このように、商品識別情報(商品名)と優先順位(プリセットキー識別情報)とが順位データ121における1つのレコードとして一対一で関連づけられていることにより、POS端末装置1では各プリセットキー9に各キー登録商品が割り当てられている。
いずれかのプリセットキー9に操作者が触れると、制御部10の表示制御部110は、ディスプレイ32から伝達される座標データと、表示している画面の内容とに応じて、操作者によって触れられたプリセットキー9を特定する。また、表示制御部110は、特定したプリセットキー9の番号に基づいて順位データ121の優先順位の項目を検索し、該当する番号に関連づけられている商品識別情報を取得して、当該商品識別情報が操作者によって入力されたパネル入力情報と特定する。さらに表示制御部110は、取得した商品識別情報を演算部111に伝達し、演算部111は精算データ122に当該商品識別情報を格納することにより、当該商品識別情報によって示される商品がPOS端末装置1に登録される。
なお、後述するが優先順位の値が「0」となっている商品は、プリセットキー9を表示させない商品であることを示す。すなわち、優先順位「0」の商品が割り当てられているプリセットキー9は非表示プリセットキーである。ただし、優先順位「0」とする代わりに、順位データ121から該当する商品のレコードを削除してもよい(すなわち、キー登録商品としての登録を解除してもよい)。
また、順位データ121の優先順位の項目には、初期状態においても何らかの値が格納される。この初期状態の優先順位(図7に示す優先順位)は、どのような基準に基づいて決定されていてもよい。例えば、順位データ121へのキー登録商品の登録順や、商品のカテゴリー順、商品識別情報の順、あるいは従来の技術のように売上情報に基づいて売り上げの多い順に決定されていてもよい。
次に、販促データ123とは、店舗におけるその日のチラシ広告の内容(商品に関する広告情報)や、現在店舗内で実施されているタイムサービス(見切り売り)、キャンペーン等に関する情報など、商品の販売状況を表現した情報(販売状況情報)である。店舗では、様々な情報に基づいて販売計画が立案され、それに従ってキャンペーンが設定されたり、チラシ広告が作成される。
本実施の形態における設定部112は、現在の店舗における商品の販売状況を反映した販促データ123に応じてキー登録商品に関する売れ筋予測を行い、それに基づいてプリセットキー9の優先順位を設定する。より詳しくは、売れ筋商品の商品識別情報が割り当てられたプリセットキー9を優先的にディスプレイ32に表示するように、設定部112は当該プリセットキー9の優先順位を高く設定する。
販促データ123に応じてプリセットキー9の優先順位を決定する具体的な手法としては、様々な手法が考えられる。
例えば、チラシ広告に掲載された商品の優先順位を、非掲載の商品に比べて高く設定することが考えられる。また、同じチラシ広告に掲載された商品についても、限定数売りや値引率に応じて、さらに細分化した優先順位を設定することも可能である。また、タイムサービスや見切り売りが開始されたときには、リアルタイムに、それらの対象商品の優先順位を高く設定することも有効である。
なお、「限定数売り」は顧客への訴求効果が高く、その対象商品は売れ筋商品になるものと期待される。一方で、限定数を売り切った後にその商品が購入されることはない。したがって、商品の限定数(在庫)を販売履歴情報(提供情報)によって管理し、在庫がなくなった時点で、その商品の優先順位を低く変更することも有効である。あるいは在庫がなくなった商品のプリセットキー9を表示させない非表示プリセットキーとして特定するこにより、使用されないプリセットキー9をディスプレイ32に表示しないように構成し、表示されるプリセットキー9の数を抑制してもよい。
従来の技術は、プリセットキーを表示する際の優先順位を決定する基準が売上情報となっていた。例え、基準となる売上情報が営業中にリアルタイムに作成されたとしても、それは過去の情報である。例えば、土用の丑の日には、それまでの売り上げに関わらず「うなぎ」が売れると予測できる。一方、土用の丑の日が過ぎた後には、いくら「うなぎ」の売り上げが前日までに高くなっていたとしても、すでに土用の丑の日に「うなぎ」を食べた顧客が「うなぎ」を購入する可能性は低い(同じ献立の連続を避けることが予測される)。したがって、従来の技術のように、売上情報にのみ基づいて売れ筋予測を行うと、的確な予測ができず、プリセットキーの優先順位が最適化されない場合がある。
これに対して、POS端末装置1では、土用の丑の日に「うなぎ」の特売(チラシ広告)を組めば、販促データ123がこれを反映した情報となる。したがって、前日までの「うなぎ」の売上に関わらず、当日「うなぎ」に割り当てられたプリセットキー9の優先順位は高く設定される。また、土用の丑の日が経過した後、店舗が「うなぎ」の仕入れ等を控える戦略を採れば、これを反映して「うなぎ」に割り当てられたプリセットキー9の優先順位は低く設定される。
図8は、設定部112が販促データ123に応じて順位データ121を更新した状態を示す図である。また、図9は、図8に示す順位データ121に応じて表示される画面8の例を示す図である。なお、図9は、プリセットキー表示欄80の1ページ目を示している。
図3と図9とを比較すれば明らかなように、設定部112が販促データ123に応じて順位データ121を更新したことにより、プリセットキー9の配列(表示順)が変更されている。
以上のように、第1の実施の形態におけるPOS端末装置1は、現在の店舗における販売状況を示す販促データ123に応じてプリセットキー9の優先順位を設定することにより、過去の売上情報に基づく購買予測よりも、確実性の高い購買予測が可能となる。したがって、使用される可能性の高いプリセットキー9の優先順位を高く設定することができ、使用頻度の高いプリセットキー9を優先的にディスプレイ32に表示することができる。これによって、操作者の使い勝手が向上する。また、POS端末装置1における商品選択が早くなれば、顧客がレジを通過するのに要する時間も短くなり、店舗としてもレジの回転効率が向上する。
なお、プリセットキー9の優先順位を決定する条件として、販促データ123に示される複数の条件を重畳的に用いる場合、各条件ごとに重み付けを行うのが好ましい。すなわち、条件の優先順位を設定してもよい。また、設定部112におけるプリセットキー9の優先順位の決定には、認識アルゴリズム(順位認識)を採用することも可能であり、当該認識アルゴリズムに学習アルゴリズムを採用することももちろん可能である。
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態におけるPOS端末装置1では、販促データ123に応じてプリセットキー9を表示する際の優先順位を設定するように構成されていた。しかし、優先順位を設定する基準となる情報は販促データ123に限定されるものではない。
図10は、第2の実施の形態におけるPOS端末装置1aの機能ブロックをデータの流れとともに示す図である。なお、第2の実施の形態におるPOS端末装置1aにおいて、第1の実施の形態におけるPOS端末装置1と同様の機能を有する構成については同符号を付し、適宜、説明を省略する。
第2の実施の形態におけるカードリーダ34は、購入される商品を購入する顧客によって持参される会員カードやポイントカード等から、当該顧客を識別する顧客識別情報を取得する。カードリーダ34によって取得された顧客識別情報は通信部13に伝達され、ストアコントローラに記憶されている顧客データベースにおいて個人データ124を検索するために用いられる。すなわち、カードリーダ34により取得された顧客識別情報に基づいて、個人データ124が取得され記憶部12に記憶される。
先述のように、本実施の形態における記憶部12は、通信部13を介して得られた個人データ124を記憶する。個人データ124は、ストアコントローラにおいて顧客識別情報に基づいて検索される情報であって、当該顧客識別情報によって示される顧客の購買履歴を示す情報である。
図11は、顧客データベース7の構造を例示する図である。本実施の形態では、顧客データベース7の1人分のデータが個人データ124となる。顧客データベース7は、店舗における顧客のこれまでの購入履歴を示した情報であり、各商品ごとに累積購入数が記録されている。個人データ124は、例えば、顧客ごとの精算データ122を収集することにより作成することができるが、ここでは詳細な説明を省略する。なお、顧客データベース7はPOS端末装置1aに記憶されていてもよい。
設定部112aは、個人データ124に応じて、複数のプリセットキー9の優先順位を設定する。例えば、該当する顧客の、これまでの購入数に応じて優先順位を設定することが考えられる。
個々の顧客は、各自の好む献立やアレルギー等の個人的な要因に応じて、商品を購入する傾向が変化する。したがって、顧客全体の購入傾向を示す全商品の売上情報ではなく、顧客の個人データ124に応じて当該顧客の購買予測を行う方が、個々の顧客については確実性の高い購買予測が可能となる。これにより、第2の実施の形態におけるPOS端末装置1aは、使用される可能性の高いプリセットキー9の優先順位を高く設定することができ、操作者の使い勝手が向上する。
また、顧客がPOS端末装置1aを操作するセルフモードにおいて、顧客ごとに最適な位置にプリセットキー9を表示させることにより、顧客の負担が軽減されるため、顧客満足度を向上できる。
<3. 第3の実施の形態>
上記実施の形態では、販促データ123または個人データ124に応じて順位データ121(プリセットキー9の優先順位)を設定する手法について説明した。すなわち、店舗内で提供されるサービスの状況や個人のこれまでの購買履歴に基づいて、レジに訪れた顧客の購入商品を予測する手法について説明したが、購入商品を予測する手法はこれらの情報に基づくものに限定されない。
図12は、第3の実施の形態におけるPOS端末装置1bの機能ブロックをデータの流れとともに示す図である。なお、第3の実施の形態におるPOS端末装置1bにおいて、第1の実施の形態におけるPOS端末装置1と同様の機能を有する構成については同符号を付し、適宜、説明を省略する。
第3の実施の形態におけるPOS端末装置1bは、載置台21の上方に設置され、購入される商品(買い物カゴに投入された商品)を撮像するカメラ37を備えている。
カメラ37は、一般的なデジタルスチルカメラであって、1の顧客についての精算処理を開始するタイミング(登録開始キー811が操作されたタイミング)で撮像を行い、このとき撮像した画像データ125(本実施の形態ではカラー画像)を記憶部13に伝達する。なお、カメラ37としては、動画像を撮像するデジタルビデオカメラであってもよいし、撮像される画像はモノクロであってもよい。
設定部112bは、カメラ37により撮像された画像データ125に応じて、複数のプリセットキー9の優先順位を設定する。より詳しくは、画像データ125に画像認識処理を施して、画像データ125に撮像されている商品を特定し、特定された商品に割り当てられているプリセットキー9の優先順位を高く設定する。
なお、詳細は説明しないが、画像データ125に応じて商品を特定するためには、各キー登録商品の外観的な特徴情報をそれぞれのキー登録商品ごとに格納しておく必要がある。このような特徴情報としては、実際の商品を撮像した画像データを格納しておくことができる。これにより、実際の商品の画像データと、画像データ125とのマッチングにより、商品を特定することができる。
また、第3の実施の形態における設定部112bが画像データ125に対して実行する画像認識処理は、個々のキー登録商品を確実に特定できる程度の精度でなくてもよい。例えば、「黄色の球体の商品が含まれている」程度の認識ができれば、「ミカン」、「クレープフルーツ」あるいは「マンゴー」といった商品の優先順位を他の商品に比べて高く設定すれば、充分に効果が期待できる。すなわち、本実施の形態におけるPOS端末装置1bは、画像認識により商品を特定するが、商品の特徴を抽出するものであってもよい。
このように、カメラ37によって撮像された画像データ125に応じて、実際にレジに持参された商品(購入される商品)を、ある程度絞り込んでプリセットキー9の優先順位を設定することにより、過去の売上情報に基づく購買予測よりも、確実性の高い購買予測が可能となる。したがって、使用される可能性の高いプリセットキー9の優先順位を高く設定することができ、操作者の使い勝手が向上する。
なお、第2の実施の形態におけるPOS端末装置1aおよび第3の実施の形態におけるPOS端末装置1bでは、いずれも個々の顧客ごとにプリセットキー9の配列が変化することとなる。顧客が操作者となるセルフモードでは、POS端末装置が当該顧客に応じてカスタマイズされることが好ましい。したがって、セルフモードにおいては、個人データ124または画像データ125を基準にプリセットキー9の優先順位を変更する処理を「有効」にする設定することが特に好ましい。一方、店員は顧客に比べてPOS端末装置の操作に慣れており、プリセットキー9の表示位置について少なからず記憶している。したがって、顧客ごとにプリセットキー9の表示位置が頻繁に変化すると、予測した位置に所望のプリセットキー9が存在せず、かえって操作性が低下するおそれもある。したがって、このような場合には、個人データ124や画像データ125を基準にプリセットキー9の優先順位を変更する処理を、接客モードにおいて「無効」に設定するように構成してもよい。
<4. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、プリセットキー9の優先順位に応じて、プリセットキー9の画像(形状や色等)を変更してもよい。例えば、チラシ広告に掲載した商品のプリセットキー9を派手な画像に変更することによって、操作される可能性の高いプリセットキー9を他のプリセットキー9よりも目立つようにすることも可能である。また、このように構成することによって、操作者が顧客の場合には、チラシ広告に掲載された商品の顧客の買い忘れを抑制する効果もある。逆に、優先順位の低いプリセットキー9の画像を縮小表示することにより、同時に表示可能なプリセットキー9の数を増加させ、画面の切替操作の回数を抑制することもできる。
また、上記実施の形態において説明した機能ブロックのうちの一部または全部を専用の論理回路で構成してもよい。すなわち、ソフトウェア(プログラム)によって実現されると説明した構成を、ハードウェアによって実現してもよい。
また、上記実施の形態では、それぞれ販促データ123、個人データ124または画像データ125を基準にプリセットキー9の優先順位を設定すると説明したが、これらの情報を重畳的に用いてプリセットキー9の優先順位を設定するように構成してもよい。その場合、優先すべき情報に重み付けを行ってもよい。
第1の実施の形態におけるPOS端末装置を示す斜視図である。 POS端末装置の正面図である。 ディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 図3に示す画面がページ切替キーによって切り替えられた例を示す図である。 第1の実施の形態におけるPOS端末装置1のバス配線図である。 第1の実施の形態におけるPOS端末装置の機能ブロックをデータの流れとともに示す図である。 順位データの構造を例示する図である。 設定部が販促データに応じて順位データを更新した状態を示す図である。 図8に示す順位データに応じて表示される画面の例を示す図である。 第2の実施の形態におけるPOS端末装置の機能ブロックをデータの流れとともに示す図である。 顧客データベースの構造を例示する図である。 第3の実施の形態におけるPOS端末装置の機能ブロックをデータの流れとともに示す図である。
符号の説明
1,1a,1b POS端末装置
10 制御部
11 CPU
110 表示制御部
111 演算部
112,112a,112b 設定部
12 記憶部
120 プログラム
121 順位データ
122 精算データ
123 販促データ
124 個人データ
125 画像データ
32 ディスプレイ
34 カードリーダ
37 カメラ
7 顧客データベース
9 プリセットキー

Claims (6)

  1. 顧客によって購入される商品の売価を積算するPOS端末装置であって、
    商品の販売状況情報を記憶する記憶手段と、
    それぞれに商品が割り当てられた複数のプリセットキーと、
    前記記憶手段に記憶された販売状況情報に応じて、前記複数のプリセットキーの優先順位を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された優先順位に基づいて、前記複数のプリセットキーを表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とするPOS端末装置。
  2. 請求項1に記載のPOS端末装置であって、
    前記商品の販売状況情報は、前記商品に関する広告情報であることを特徴とするPOS端末装置。
  3. 請求項1または2に記載のPOS端末装置であって、
    前記商品の販売状況情報は、前記商品の見切り販売に関する情報であることを特徴とするPOS端末装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のPOS端末装置であって、
    前記複数のプリセットキーから、前記表示手段に表示させない非表示プリセットキーを特定するキー特定手段をさらに備え、
    前記商品の販売状況情報は、前記商品が販売に供されているか否かを示す提供情報を含み、
    前記キー特定手段は、前記提供情報において、販売に供されていないことが示されている商品の商品識別情報が割り当てられるプリセットキーを前記非表示プリセットキーとして特定することを特徴とするPOS端末装置。
  5. 顧客によって購入される商品の売価を積算するPOS端末装置であって、
    顧客ごとの購買履歴を記憶する記憶手段と、
    前記購入される商品を購入する顧客を識別する顧客識別情報を取得する情報取得手段と、
    それぞれに商品識別情報が割り当てられた複数のプリセットキーと、
    前記情報取得手段により取得された顧客識別情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された顧客ごとの購買履歴から前記顧客識別情報によって識別される顧客の購買履歴を取得し、取得した購買履歴に応じて、前記複数のプリセットキーの優先順位を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された優先順位に基づいて、前記複数のプリセットキーを表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とするPOS端末装置。
  6. 顧客によって購入される商品の売価を積算するPOS端末装置であって、
    前記購入される商品を撮像する撮像手段と、
    それぞれに商品識別情報が割り当てられた複数のプリセットキーと、
    前記撮像手段により撮像された画像に応じて、前記複数のプリセットキーの優先順位を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された優先順位に基づいて、前記複数のプリセットキーを表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とするPOS端末装置。
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