JP7296674B1 - ウェットブラスト処理装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007296674000001
【課題】切削具の形状に応じた段取り作業を容易に行うことができるウェットブラスト処理装置を提供する。
【解決手段】刃部にスラリを噴射すると共に、切削具に対して対称に配置された一対のノズルと、一対のノズルを互いに異なる方向に回転させる回転機構と、一対のノズルを任意の直線上に近接及び離間させる移動機構と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェットブラスト処理装置に係り、具体的には、超硬チップなどの切削具にウェットブラスト処理を施すウェットブラスト処理装置に関する。
従来から、たとえば特許文献1に記載されているように、液体と砥粒とを混合したスラリを準備し、このスラリを圧縮エアを使って被加工物に噴射することにより被加工物の表面を処理するウェットブラスト処理方法が行われている。このウェットブラスト処理は、湿式ブラストや液体ホーニングとも呼ばれている。
このウェットブラスト処理は、特許文献2に記載されているように、切削具の刃部表面処理に用いると、コーティング処理前に刃部に対して良好な表面処理を行うことができることが知られている。
特開2007-038309号公報 特開2007-007780号公報
また、切削具の刃部表面に対してウェットブラスト処理を行う場合、刃部の角部に向けて所定の角度でスラリを噴射することで、表面処理に加えて角部に所定の面取りを行うことができる。このような切削具の角部の面取りは、小さな曲率半径Rとすることで、より刃部が欠けるなどの原因を抑制することができ、小さな曲率半径Rとすることで切削具の消耗を抑制して切削具の寿命を伸ばすことができることが知られている。
このようにスラリを噴射して切削具の角部に所定の面取りを施す場合、切削具の形状に応じて適切な位置から適切な噴射角度でスラリを噴射することが求められる。また、面取り部分比率であるk値についても噴射角度と関係性があることが本発明者らの検討によって判明しており、より切削具に対して適切な角度や適切な位置からスラリを噴射することが求められる。
しかしながら、従来のウェットブラスト処理装置では、切削具の角部に面取りを施す場合、スラリの噴射角度やスラリを噴射するノズルの位置調整を手動で行っているため、ウェットブラスト処理を行う切削具の形状が変わった際に段取り作業に非常に手間がかかり、この段取り作業を簡単に行うことが望まれていた。
本発明は、切削具の形状に応じた段取り作業を容易に行うことができるウェットブラスト処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係るウェットブラスト処理装置は、切削具の刃部表面に液体と砥粒との混合物であるスラリを噴射して該刃部の表面をウェットブラスト処理するウェットブラスト処理装置であって、前記刃部に前記スラリを噴射すると共に、前記切削具に対して対称に配置された一対のノズルと、前記一対のノズルを互いに異なる方向に回転させる回転機構と、前記一対のノズルを任意の直線上に近接及び離間させる移動機構と、を備え、前記回転機構は、回転機構用モータによって軸周りに回転自在に配置されたボールねじ軸と、前記ボールねじ軸に螺合するナット部材を有する一対のボールねじ装置と、前記ナット部材に取り付けられた一対のアーム部材とを有する一対の回転機構本体を備え、前記アーム部材の先端には、前記ノズルの回転軸周りに回動すると共に前記ノズルがそれぞれ取り付けられる一対のリンク部を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るウェットブラスト処理装置において、前記回転機構用モータは、駆動軸に取り付けられた第1の歯車と、前記第1の歯車に噛み合う第2の歯車を備え、前記一対の回転機構本体の一方の回転機構本体の前記ボールねじ軸は、前記第1の歯車に噛み合う第3の歯車によって回転可能に配置され、前記一対の回転機構本体の他方の回転機構本体の前記ボールねじ軸は、前記第2の歯車に噛み合う第4の歯車によって回転可能に配置されると好適である。
また、本発明に係るウェットブラスト処理装置おいて、前記アーム部材は、長手方向の両端にボールジョイントを備え、前記ボールジョイントは、それぞれ前記ナット部材及びアーム部材に取り付けられると好適である。
また、本発明に係るウェットブラスト処理装置において、前記移動機構は、移動機構用モータと、前記移動機構用モータの回転軸に取り付けられた移動機構用歯車と、前記回転機構本体の縁部に形成されると共に、前記移動機構用歯車と噛み合うラック部を有すると好適である。
また、本発明に係るウェットブラスト処理装置において、前記回転機構本体は、案内手段を介して基台に取り付けられると好適である。
本発明に係るウェットブラスト処理装置によれば、刃部にスラリを噴射すると共に、切削具に対して対称に配置された一対のノズルと、一対のノズルを互いに異なる方向に回転させる回転機構と、一対のノズルを任意の直線上に近接及び離間させる移動機構と、を備えるので、回転機構と移動機構の調整のみでノズルを切削具に対して適切な位置に調整することが可能となる。
本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の斜視図。 本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の回転機構本体を示す斜視図。 本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の回転機構の内部構造を示す図。 本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の正面図。 本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の移動機構の動作を示す図。 本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の回転機能の動作を示す平面図。 本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の回転機構の動作を示す図。 本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の動作を説明するための図。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の斜視図であり、図2は、本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の回転機構本体を示す斜視図であり、図3は、本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の回転機構の内部構造を示す図であり、図4は、本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の正面図であり、図5は、本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の移動機構の動作を示す図であり、図6は、本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の回転機能の動作を示す平面図であり、図7は、本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の回転機構の動作を示す図であり、図8は、本発明の実施形態に係るウェットブラスト処理装置の動作を説明するための図である。
図1に示すように、本実施形態に係るウェットブラスト処理装置1は、ウェットブラスト処理を施すワークを保持する保持機構10及びワークに対してスラリを噴射する一対のノズル20,20が内部に配置された処理部2と、該ノズル20,20を互いに異なる方向に回転させる回転機構30及び該ノズル20,20を互いに任意の直線上に近接及び離間するように移動させる移動機構40とを備えている。なお、本実施形態に係るウェットブラスト処理装置1は、ワークが超硬チップなどの切削具であり、当該切削具の刃部の角部に所定の面取りを施すウェットブラスト処理装置1について説明を行う。また、本実施形態に係るウェットブラスト処理装置1の移動機構40は、図5における紙面左右方向と平行な長手方向に沿ってノズル20,20を近接または離間する方向に移動させる場合について説明を行う。
ワークは、図示しない蓋体に形成された投入口から処理部2の内部に搬入され、保持機構10によって保持される。保持機構10は、長手方向と直交する幅方向に沿って近接・離間可能に配置された一対の保持部11,11によって保持される。保持部11,11は、図示しない駆動機構によって幅方向に移動可能に配置されている。保持機構10の駆動機構は、従来周知の種々の構造を用いることができ、例えば、駆動モータと駆動モータに螺合するボールねじ装置のナット部とで構成し、当該ボールねじ装置のねじ軸の先端に保持部11を形成することができる。
ノズル20は、スラリを噴射することができれば、従来周知の種々のノズルが適用可能である。また、一対のノズル20,20は、ワークに対して対称に配置され、それぞれのノズル20,20からワークに向けてスラリを噴射可能に配置されている。また、ノズル20は、スラリを導入するスラリ導入口21及び、スラリを噴射する圧縮空気を導入する圧縮空気導入口22並びに、スラリをワークに向けて噴射する噴射口23を備えている。
スラリは、液体と砥粒とを混合した混合物であると好適である。スラリに含まれる液体は、後述する砥粒を被加工物の表面に運ぶ役割を果たすものである。したがってこの役割を果たすことが可能であれば、引火性のある物質を除きいかなる液体をも用いることができる。具体的には、環境面への配慮やコストの関係から水を用いることが好ましい。
砥粒は、上記液体によって被加工物表面に運ばれ、被加工物表面に対し所望の加工を施す役割を果たすものである。したがってこの役割を果たすことが可能であればいかなる砥粒をも用いることができる。
具体的には、砥粒の材質としては、セラミックス、樹脂、および金属などを挙げることができ、より具体的には、アルミナ、ガラス、ジルコニア、およびステンレスなどを挙げることができる。また、砥粒の形状としては、多角形状、球形状、真球形状などを挙げることができる。また、砥粒の大きさとしては、1μm程度から300μm程度のものを適宜選択して用いることができる。
砥粒のスラリ全体に対する含有割合についても特に限定されることはなく、被加工物の材質や加工面積、さらには所望する加工の程度などに応じて適宜設計可能である。たとえば、スラリ全体の質量に対して10質量%以上25質量%としてもよい。スラリ全体に対する砥粒の含有割合が25質量%を超えると、砥粒同士の衝突による消耗が多くなることが懸念され、また砥粒1個1個に加わるエネルギーが小さくなり、加工効率が低下する虞がある。一方で、砥粒の含有割合が10質量%未満の場合、砥粒の絶対量が少なくなり、加工が不安定になる虞がある。
また、スラリは、上記液体および砥粒の他に、種々の機能を有する混合材を用いることができ、例えば、防錆剤を含有することも可能である。ウェットブラスト加工方法において用いられるスラリ中に防錆剤を含有することにより、被加工物の表面に従来通りのウェットブラスト加工を施すと同時に、防錆効果をも付与することが可能となる。また、防錆剤に変えて、各成分の作用効果を阻害しない程度において、各種添加剤を添加してしてもよい。
回転機構30は、回転機構用モータ31と、当該回転機構用モータ31の回転軸に取り付けられた第1の歯車32と、当該第1の歯車32に噛み合う第2の歯車33と、第1の歯車32に噛み合う第3の歯車34を備える第1の回転機構本体36と、第2の歯車33に噛み合う第4の歯車35を有する第2の回転機構本体36aとを備えている。
回転機構用モータ31および第2の歯車33は、図示しない固定手段を介して基台44に取り付けられている。
第1の回転機構本体36及び第2の回転機構本体36aは、後述するナット部材39に取り付ける取付部材51の取り付け位置及び向きが互いに逆であること並びに、リンク保持部58が互いに干渉を防ぐように凹部または凸部を有していることを除いて、同様の形態を有している。以下の説明では、第1の回転機構本体36の構造について説明し、第2の回転機構本体36aの説明については詳細な説明を省略する。
図2及び図3に示すように、第1の回転機構本体36は、テーブル部材54に回転自在に組み付けられたねじ軸38と、当該ねじ軸38に螺合するナット部材39とを備えるボールねじ装置50と、ナット部材39に組み付けられる取付部材51と、取付部材51に取り付けられたアーム部材52とを備えている。アーム部材52は、長尺の棒状部材であって、長手方向の両端にはボールジョイント55,55が取り付けられている。
なお、リンク部56は、リンク保持部58に回動自在に収納され、アーム部材52は、アーム保持部59に長手方向に移動自在に収納されている。アーム保持部59は、フランジ59a内に配置された図示しないブッシュによってアーム部材52の荷重を負荷しており、当該フランジ59aは、処理部2の側壁に固定されている。リンク保持部58は、互いに隣接する第2の回転機構本体36aのリンク保持部58との干渉を防止するために凹部58aが形成されている。第2の回転機構本体36aには、対応する位置に凸部が形成されている。
リンク部56は、回動軸57周りに回動自在に配置されており、リンク部56には、ノズル20を載置するノズル台56aを有している。また、リンク部56は、アーム部材52の先端に取り付けられたボールジョイント55に回動自在に取り付けられ、取付部材51は、アーム部材52の基端に取り付けられたボールジョイント55に回動自在に取り付けられている。
ボールねじ装置50のねじ軸38は、テーブル部材54に回動自在に取り付けられている。また、テーブル部材54と隣接するように台座37が取り付けられており、台座37の縁部には長手方向に沿った歯部が形成されたラック部53が取り付けられている。なお、テーブル部材54及び台座37は後述する移動機構40の案内手段43のブロック部材41に取り付けられている。
図4及び図5に示すように、本実施形態に係るウェットブラスト処理装置1の移動機構40は、処理部2に隣接して取り付けられた基台44に取り付けられた軌道レール42と該軌道レール42の長手方向に移動可能に組付けられたブロック部材41とを備えた案内手段43と、当該ブロック部材41に取り付けられた台座37及びテーブル部材54と、移動機構用モータ46と、当該移動機構用モータ46の回転軸に回転可能に組付けられた移動機構用歯車45とを有している。
移動機構用歯車45は、第1の回転機構本体36及び第2の回転機構本体36aの間に配置されており、第1の回転機構本体36のラック部53及び第2の回転機構本体36aのラック部53と噛み合っている。なお、第1の回転機構本体36のラック部53の噛み合い箇所と、第2の回転機構本体36aのラック部53の噛み合い箇所は、移動機構用歯車45の回転軸に対して対称となる位置となっている。
なお、移動機構用モータ46は、図1に示すように、基台44から処理部2の側壁に沿って立設した基台壁48に取り付けられた移動機構用モータ台座47に取り付けられている。
次に、図6及び図7を参照して本実施形態に係るウェットブラスト処理装置1の回転機構30の動作について説明を行う。回転機構用モータ31を正方向に回転させると、回転機構用モータ31の回転軸に取り付けられた第1の歯車32も正方向に回転する。そのとき、第2の歯車33は、逆方向に回転する。また、第3の歯車34は、逆方向に回転し、第4の歯車35は正方向に回転する。すると、第3の歯車34及び第4の歯車35に取り付けられた第1の回転機構本体36及び第2の回転機構本体36aのねじ軸38は、それぞれ互いに逆方向に回転する。
ねじ軸38に螺合するナット部材39は、ねじ軸38の回転に伴ってねじ軸38の軸方向に移動するが、第1の回転機構本体36及び第2の回転機構本体36aのナット部材39は、それぞれのねじ軸38が互いに逆方向に回転することで、互いに逆方向に移動する。なお、第1の歯車32と第2の歯車33及び第3の歯車34と第4の歯車35の歯数は互いに同数の歯車を用いているので、第3の歯車34と第4の歯車35の回転量は同一となるように構成されている。
ナット部材39には、取付部材51を介してアーム部材52が取り付けられているので、ナット部材39の移動に伴って、アーム部材52が処理部2に向けて押し込む又は引き出される方向に移動する。
アーム部材52の先端には、ノズル20がリンク部56を介して回動軸57周りに回動自在に取り付けられているので、アーム部材52の押し込み又は引き出し方向への移動によって、リンク部56が回動軸57周りに回転してノズル20を図7のように回転させる。このとき、第1の回転機構本体36及び第2の回転機構本体36aのアーム部材52は、互いに逆方向に移動するので、第1の回転機構本体36と第2の回転機構本体36aのリンク部56は互いに逆方向に回転し、ノズル20の位置を変更することができる。
また、リンク部56は、ボールジョイント55を介してアーム部材52に取り付けられているおり、アーム部材52が自身の軸方向のみの動きに制限されたガイドを有していないため、アーム部材52が取付部材51によりねじ軸38の軸方向に平行な駆動を受けた場合でも直線移動してもボールジョイント55とリンク部56の取り付け位置を円弧状に移動させることができ、リンク部56を回動軸57周りに円滑に回転させることができる。
なお、ノズル20を逆方向に移動させる場合には、回転機構用モータ31の回転方向を逆方向とすることで、アーム部材52の移動方向を変更してノズル20を逆方向に移動させることができる。
次に、図5を参照して本実施形態に係るウェットブラスト処理装置1の移動機構40の動作について説明を行う。移動機構用モータ46を回転させると、移動機構用モータ46の回転軸に取り付けられた移動機構用歯車45が回転する。このとき、移動機構用歯車45には、第1の回転機構本体36及び第2の回転機構本体36aのラック部53がそれぞれ噛み合っているので、ラック部53はそれぞれ異なる方向に移動する。
ラック部53はそれぞれ第1の回転機構本体36及び第2の回転機構本体36aに取り付けられているので、第1の回転機構本体36及び第2の回転機構本体36aは、ラック部53の移動に伴って、長手方向に沿って互いに異なる方向に移動する。
第1の回転機構本体36及び第2の回転機構本体36aは、案内手段43を介して基台44に取り付けられているので、第1の回転機構本体36及び第2の回転機構本体36aは、円滑に長手方向に沿って移動することが可能となる。このとき、第1の歯車32及び第2の歯車33の歯幅は、第3の歯車34及び第4の歯車35よりも厚く形成されているので、第3の歯車34及び第4の歯車35が長手方向に沿って移動した場合であっても、第1の歯車32と第3の歯車34及び第2の歯車33と第4の歯車35の噛み合いが外れることなく、各歯車の回転を受けられるように構成されている。
また、第1の回転機構本体36及び第2の回転機構本体36aの先端には、ノズル20がそれぞれ取り付けられているので、第1の回転機構本体36及び第2の回転機構本体36aの長手方向に沿った移動に伴って、第1の回転機構本体36及び第2の回転機構本体36aに取り付けられたノズル20は、互いに近接又は離間する方向に移動する。
このように構成された本実施形態に係るウェットブラスト処理装置1は、図8に示すように、ワークWに対して適切な位置にノズル20の位置を調整することができ、ボールねじ装置50や案内手段43を用いているので、より精密なノズル20の位置調整を行うことができる。
また、本実施形態に係るウェットブラスト処理装置1は、図示しない制御装置によって回転機構用モータ31及び移動機構用モータ46の回転制御を行うように構成しても構わない。この場合、予めノズル20の位置を所定の位置となるように設定しておくことで、設定された位置にノズル20を調整することが容易となり、例えば、切削具の形状を指定するだけで、ノズル20の位置を自動で調整するように構成しても構わない。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれうることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 ウェットブラスト処理装置, 2 処理部, 10 保持機構, 11 保持部, 20 ノズル, 30 回転機構, 31 回転機構用モータ, 32 第1の歯車, 33 第2の歯車, 34 第3の歯車, 35 第4の歯車, 36 第1の回転機構本体, 36a 第2の回転機構本体, 37 台座, 38 ねじ軸, 39 ナット部材, 40 移動機構, 41 ブロック部材, 42 軌道レール, 43 案内部材, 44 基台, 45 移動機構用歯車, 46 移動機構用モータ, 47 移動機構用モータ台座, 50 ボールねじ装置, 51 取付部材, 52 アーム部材, 53 ラック部, 54 テーブル部材, 55 ボールジョイント, 56 リンク部, 56a ノズル台, 57 回動軸, 58 リンク保持部, 59 アーム保持部, W ワーク。

Claims (5)

  1. 切削具の刃部表面に液体と砥粒との混合物であるスラリを噴射して該刃部の表面をウェットブラスト処理するウェットブラスト処理装置であって、
    前記刃部に前記スラリを噴射すると共に、前記切削具に対して対称に配置された一対のノズルと、
    前記一対のノズルを互いに異なる方向に回転させる回転機構と、
    前記一対のノズルを任意の直線上に近接及び離間させる移動機構と、
    を備え
    前記回転機構は、回転機構用モータによって軸周りに回転自在に配置されたボールねじ軸と、前記ボールねじ軸に螺合するナット部材を有する一対のボールねじ装置と、前記ナット部材に取り付けられた一対のアーム部材とを有する一対の回転機構本体を備え、
    前記アーム部材の先端には、前記ノズルの回転軸周りに回動すると共に前記ノズルがそれぞれ取り付けられる一対のリンク部を備えることを特徴とするウェットブラスト処理装置。
  2. 請求項に記載のウェットブラスト処理装置において、
    前記回転機構用モータは、駆動軸に取り付けられた第1の歯車と、前記第1の歯車に噛み合う第2の歯車を備え、
    前記一対の回転機構本体の一方の回転機構本体の前記ボールねじ軸は、前記第1の歯車に噛み合う第3の歯車によって回転可能に配置され、
    前記一対の回転機構本体の他方の回転機構本体の前記ボールねじ軸は、前記第2の歯車に噛み合う第4の歯車によって回転可能に配置されることを特徴とするウェットブラスト処理装置。
  3. 請求項に記載のウェットブラスト処理装置において、
    前記アーム部材は、長手方向の両端にボールジョイントを備え、
    前記ボールジョイントは、それぞれ前記ナット部材及びアーム部材に取り付けられることを特徴とするウェットブラスト処理装置。
  4. 請求項に記載のウェットブラスト処理装置において、
    前記移動機構は、移動機構用モータと、前記移動機構用モータの回転軸に取り付けられた移動機構用歯車と、前記回転機構本体の縁部に形成されると共に、前記移動機構用歯車と噛み合うラック部を有することを特徴とするウェットブラスト処理装置。
  5. 請求項に記載のウェットブラスト処理装置において、
    前記回転機構本体は、案内手段を介して基台に取り付けられることを特徴とするウェットブラスト処理装置。
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JP2000507164A (ja) 1996-03-25 2000-06-13 ケンナメタル インコーポレイテッド 細長い回転工具をホーニングする装置及び方法
JP2007222955A (ja) 2006-02-21 2007-09-06 Osg Corp ねじれ溝自動研磨装置

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