JP7295133B2 - モジュールを含むタイヤ - Google Patents

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Description

開示される解決法は、空気圧または摩耗のような対象の測定値を検知するための装置を包含するタイヤに関する。開示される解決法は、この装置からの検知情報を読み取るための機器に関する。
タイヤ内の空気圧またはタイヤの摩耗のような対象の測定値を検知するための装置をタイヤが装備していることは周知である。一般的に、摩耗インジケータなどのこのような装置は、摩耗インジケータの事例ではトレッドブロックへ挿入されるなど、タイヤに組み込まれるLC(インダクタンス・キャパシタンス)回路またはRLC(レジスタンス・インダクタンス・キャパシタンス)回路などの受動回路である。
このような受動回路により提供される検知データを利用するため、検知データを読み取って、さらに処理、送信、記憶、および/または表示する読み取り―または質問―装置が採用される。
現在、このような読み取り装置は一般的に、定常位置、例えば一または複数のタイヤが受動検知回路を装備している車両のボデーに載置される。
ゆえに、受動検知回路が、例えばトレッドブロックへの設置の際のように、回転しているタイヤとともに高速で動いて、読み取り装置がタイヤの回転軸線について定常状態にある時には、タイヤが回転すると受動回路と読み取り装置との相互距離および相対位置は一定かつ高速で変化するため、受動検知回路と読み取り装置との間の相互作用は断続的および/または不確実に過ぎない。例えば、一般的な乗用車が時速100キロメートルで走行する時に、そのタイヤは毎秒約14回転を受ける。このような事例で、タイヤの受動回路と自動車搭載の定常状態の読み取り器との間の距離はおよそ65cmで毎秒28回変化し、タイヤの受動回路と読み取り装置との間の一定した確実な相互作用を実際には不可能にする。
タイヤに組み込まれる受動回路により検知される対象の測定値をより正確かつ確実に読み取るため、受動回路と読み取り装置―例えば電子モジュールなどのモジュール―との間にはより確実な相互作用が必要とされるので、この解決法は読み取り装置の確実な設置を保証するものではない。
付加的または代替的に、動力源を包含する能動センサが、例えばタイヤ圧を測定するためにタイヤの内側に装着されている。
このようなタイヤで発生する問題は、能動センサおよび/または読み取り装置をタイヤに確実な手法で接合することである。
開示される解決法は、タイヤ自体にモジュールを包含するタイヤを前提とする。このようなモジュールは例えば電子モジュールである。
このようなモジュールは、とりわけ電子の場合には、タイヤに組み込まれる一つ以上の受動回路のための読み取り装置として機能しうる。付加的または代替的に、モジュール自体は、とりわけ電子の場合には、対象の測定値を検知するためのセンサを包含しうる。
開示される解決法によれば、タイヤは、タイヤの内表面に接続される収容部を包含し、この収容部にモジュールの一部分が設置されうる。
こうして、例えば電子モジュールがそのための読み取り装置として機能する一または複数の受動回路の近くに、電子モジュールが固着状態で載置される。このような配置は、電子モジュールと受動回路との間での確実な相互作用を可能にする。付加的または代替的に、このような配置により、タイヤの内側に位置する空気圧のような対象の測定値を検知するためのセンサを、電子モジュールが装備できる。
さらに、開示される解決法によれば、―アンテナまたはその一部分など―モジュールの部分が少なくとも第2開口部から延びるように少なくとも第1開口部と第2開口部とを画定する一または複数の壁部を収容部が包含する。ゆえに、開示される解決法によれば、収容部の壁部がモジュールの第1部分のみを側方から囲繞して、―アンテナの少なくとも一部分のような―モジュールの残部が収容部の外側に配置される。アンテナがこのように配置される事例では、収容部の外側に配置されるアンテナの部分は、収容部の一または複数の壁部により囲繞されるモジュールの第1部分に電気的に接続される。
このような配置は、とりわけ径方向における機械的支持をモジュールに付与することにより、およびモジュールが収容部内で回転するのを防止することにより、モジュールを所定箇所でより安全に保持することを可能にする。
さらに、収容部の外側に所在するモジュールの部分または複数の部分の一つとなるようにアンテナの少なくとも一部分を配置することは、収容部の少なくとも第2開口部から延びる一または複数の付加的な延在部材をモジュールに配置する必要があるという上記の長所を有する。
またさらに、収容部の外側に所在するモジュールの部分または複数部分の一つとなるようにアンテナの少なくとも一部分を配置することは、収容部の壁部および/または収容部内に格納されるモジュールの他の部分により信号が遮断されないので、アンテナの信号強度を向上させるという付加的な長所を有する。
タイヤを図示する。 受動回路とモジュールとを包含するインジケータを側面図として図示する。 受動回路とモジュールとを包含するインジケータを側面図として図示する。 インジケータを包含するタイヤを半断面図で図示する。 独立した受動回路を含まない能動センサを包含するタイヤを半断面図で図示する。 幾つかの例による収容部に設置のモジュールを側方からの斜視図として図示する。 幾つかの例による収容部に設置のモジュールを側方からの斜視図として図示する。 幾つかの例による収容部に設置のモジュールを側方からの斜視図として図示する。 幾つかの例による収容部に設置のモジュールを側方からの断面図で図示する。 幾つかの例による収容部に設置のモジュールを側方からの断面図で図示する。 幾つかの例による収容部に設置のモジュールを側方からの断面図で図示する。 幾つかの例による収容部に設置のモジュールを側方からの断面図で図示する。 幾つかの例による収容部に設置のモジュールを側方からの断面図で図示する。 タイヤの内表面に接着剤で装着される収容部を側方からの斜視図として図示する。 ***部を包含する収容部を側方からの断面図で図示する。 突部と***部とを包含する収容部を側方からの断面図で図示する。 一または複数の突部を包含する収容部を側方からの断面図で図示する。 タイヤの内表面に接着剤で装着される収容部を側方からの斜視図として図示する。 収容部を側方からの断面図で図示する。 幾つかの例による、フランジを包含する収容部を上面図として図示する。 幾つかの例による、フランジを包含する収容部を上面図として図示する。 幾つかの例による、フランジを包含する収容部を上面図として図示する。 幾つかの例による、フランジを包含する収容部を上面図として図示する。
図は、開示される解決法の一般的原理を図示することを意図したものである。それゆえ、図の表示は必ずしも一定の縮尺ではなく、システムコンポーネントの正確なレイアウトを示唆するものでもない。
図1を参照すると、開示される解決法はタイヤ100に関する。好ましくは、このようなタイヤ100は空気タイヤである。
このようなタイヤ100は例えば、乗用車やオートバイなど乗用車両のタイヤでありうる。このようなタイヤ100は例えば、トラック、キャタピラ、収穫機、またはフロントローダなど重機のためのいわゆる大型タイヤであってもよい。
このようなタイヤ100は一般的に、タイヤ100の通常使用中に路面のような表面900との接触状態にあるトレッド120を包含する。このようなトレッド120は一般的に、複数のトレッドブロック110を包含するトレッドパターン114を包含する。
ある種のタイヤ100には一般的であるように、そして図3a~3bに図示されているように、タイヤ100は、トレッド120とタイヤ100の内表面130との間に配置される補強ベルト150を包含しうる。
周知のように、このようなタイヤ100は回転軸線AXRを中心に回転し、その事例において外向きの遠心力は、径方向SRにタイヤ100の構成部品に作用する。
開示される解決法によれば、このようなタイヤ100は以下でより詳しく説明するようにモジュール300を包含する。
好ましくは、このようなモジュール300は電子的である、つまり電子モジュール300である。説明の簡潔性のため、以下では「電子モジュール」300という概念が採用される。しかしながら、電子モジュール300のタイヤ100への設置およびその所在について―とりわけ収容部400に関して―以下に開示されることは、他の種類のモジュール300にも同じく適用される。
電子モジュール300は、電子モジュール300の機能に動力を供給するための電気を提供する動力源330、好ましくは電力源330と、無線接続を提供するアンテナ312と、アンテナ312を介して測定および通信を実施する通信回路310とを包含する。一般的に、動力源330は、化学エネルギーを電気に変換することにより電気を提供するように構成されるバッテリである。代替的または付加的に、動力源330は、圧電環境発電装置または摩擦電気環境発電装置などの環境発電装置を包含し、このような装置はバッテリおよび/またはその要素の一つとしてのコンデンサを包含しうる。
付加的に、タイヤ100は受動回路200を包含しうる。このような事例で、電子モジュール300と受動回路200とは一緒にインジケータ190を構成する。
ここで、図2aおよび図2bを参照すると、タイヤ100は、対象の一または複数の測定値を表示するインジケータ190を包含しうる。このような対象の測定値は、例えば、空気タイヤ100の内側に存在する圧力、トレッド120の摩耗の程度、タイヤ100の外側の周囲環境に存在する水分などの条件、またはタイヤ100が受ける力を含みうる。
このようなインジケータ190は、対象の一または複数の測定値を検知するように構成される受動回路200と、受動回路200と相互作用を行うことで対象の測定値の検知の結果を読み取るように構成される電子モジュール300とを包含する。
受動回路200が「受動的」であることは、動力源など、エネルギーを発生させることが可能な部分を包含しないことを意味する。すなわち、受動回路200はエネルギーを消費するが、それ自体はこのようなエネルギーを発生しない。特に、受動回路200は、化学エネルギーを電気に変換するように構成されるバッテリを包含しない。しかしながら、受動回路200は、電磁場から電気を抽出するように構成される二次誘導性コンポーネント220を包含しうる。
一例により図2aに図示されているように、受動回路200は、二次誘導性コンポーネント220など少なくとも一つの誘導性コンポーネント(L)と、二次容量性コンポーネント210など少なくとも一つの容量性コンポーネント(C)とを包含するいわゆるLC回路でありうる。このような事例で、受動回路200が例えばトレッド120の摩耗を検知するように配置される場合に、受動回路200がトレッド120へ挿入された結果として、二次容量性コンポーネント210がトレッド120とともに摩耗し、こうしてトレッド120の摩耗の検知は、摩耗に誘発される容量性コンポーネント210のキャパシタンス変化を前提とする。
一例により図2bに図示されているように、受動回路200は、抵抗性コンポーネント250など少なくとも一つの抵抗性コンポーネント(R)と、二次誘導性コンポーネント220など少なくとも一つの誘導性コンポーネント(L)と、二次容量性コンポーネント210など少なくとも一つの容量性コンポーネント(C)とを包含するいわゆるRLC回路でありうる。このような事例で、例えばトレッド120の摩耗を検知するように受動回路200が配置される場合には、受動回路200がトレッド120へ挿入された結果として抵抗性コンポーネント250がトレッド120とともに摩耗し、これによりトレッド120の摩耗の検知は、摩耗に誘発される抵抗性コンポーネント250の抵抗変化を前提とする。
受動回路200と電子モジュール300との間の相互作用は、LCおよびRLC回路について概ね周知であるように、二次誘導性コンポーネント220が磁気エネルギーを電気に変えることが可能であることから生じ、電気は一次容量性コンポーネント210に一時的に貯蔵される。このような磁気エネルギーは、電子モジュール300の一次誘導性コンポーネント320から発生しうる。こうして電子モジュール300は、コンポーネントのためのエネルギーと、幾つかの事例では一次誘導性コンポーネント320を含む電子モジュール300の機能とを提供する動力源330、例えばバッテリなどのエネルギー源を包含しうる。結果的に、受動回路200と電子モジュール300との間の相互作用は、二次誘導性コンポーネント220と一次誘導性コンポーネント320との間の相互インダクタンスを前提としうる。すなわち、一次誘導性コンポーネント320と二次誘導性コンポーネント220とは互いに電磁接続状態にある。
ゆえに、電子モジュール300と受動回路200とは無線で相互作用を行い、上述の相互インダクタンスに基づく実行例はこのような無線相互作用を実現する一つの可能な例である。
一例により図3aに図示されているように、電子モジュール300と受動回路200とは補強ベルト150が間に設けられるように配設されるので、トレッド120とタイヤ100の内表面130との間に配置される補強ベルト150を包含するタイヤ100では、電子モジュール300と受動回路200との間のこのような無線相互接続が特に有益である。このような事例では、電子モジュール300と受動回路200との間の無線相互作用の長所は、電子モジュール300と受動回路200との間の物理的な通信路が補強ベルト150を貫通するという上記の可能性から少なくとも生じ、この貫通は、補強ベルト150の構造的一体性に負の影響を与える、および/または、補強ベルト150に複雑な補償的構成を必要とする。
また図2aおよび図2bを参照すると、電子モジュール300はアンテナ312を包含する。このようなアンテナ312は電子モジュール300の通信回路310に組み込まれるか、通信回路310から分離されているがこれとの電気接続状態にあってもよい。例えば、図5aに示されているように、通信回路310が接合された同じ回路基板にアンテナ312が形成されうる。回路基板は可撓性でありうる。
このようなアンテナ312は、電子モジュール300から、タイヤ100から距離を置いて配設される受信装置(不図示)へ情報を無線送信するように配置されうる。このような受信装置は、例えば、タイヤ100を装備する車両、この車両の運転者または乗員の携帯電話、または作業場の診断装置に一時的または永久的に設置される装置でありうる。図示されていないが、このような受信装置はさらに、例えばコンピュータサーバまたはクラウドサービスへ情報を送信しうる。
図3aに示されているように、アンテナ312が送信するように構成される情報は、電子モジュール300で読み取られる受動回路200による対象の測定値の検知に関係しうる。代替的または付加的に、図3bに示されているように、アンテナ312が送信するように構成される情報は、電子モジュール300自体のセンサ340による対象の測定値の検知に関係してもよい。ゆえに、アンテナ312により、検知―および/または他の何らかの―情報は、有用な表示、分析、および/または診断目的のため、電子モジュール300から他の場所へ無線で伝送されうる。このような情報の伝送は二方向性である、つまり電子モジュール300へ、および電子モジュール300からのものである。このような情報の伝送は例えば、Bluetooth(登録商標)データ接続を前提としうる。
一方で受動回路200と電子モジュール300との間の無線相互作用は、上述のように、一般的には数ミリメートルまたは数センチメートルの範囲で行われるが、アンテナ312を包含する電子モジュール300とタイヤ100から距離を置いた受信装置との間の無線相互作用は、好ましくは数十センチメートルから数メートルの範囲など広い範囲で行われる。例えば、条件と使用されるBluetoothプロトコルバージョンとに応じて、Bluetoothデータ接続は数メートルから数十メートル以上の最大範囲を有する。
ここで、図3aを参照すると、タイヤ100は、トレッドブロック110へ挿入されるなど、トレッド120へ挿入されるような受動回路200を包含しうる。これにより、受動回路200は、トレッド120の摩耗など対象の測定値を検知することが可能である。受動回路200は、タイヤ100の製造時に、タイヤ100の製造の直後に、または例えば第三者によるアフターマーケット設置として、タイヤ100に設置されうる。タイヤ100は、一つ以上の受動回路200、例えば二つ以上の対象の測定値を検知するための二つ以上の受動回路200を包含しうる。しかしながら、図3bを参照すると、タイヤ100が受動回路200を包含する必要はない。また、図3bに示されているように、受動回路200が使用されない時に、電子モジュール300は、受動回路200と電磁的に相互作用を行うように構成される一次誘導性コンポーネント320を包含する必要がない。
受動回路200と電子モジュール300との間の相互作用のため、上述のように、電子モジュール300の一次誘導性コンポーネント320と受動回路200の二次誘導性コンポーネント220とが、回転軸線AXRに沿った軸線方向とタイヤの周方向SCとに関して実質的に整合されるように、電子モジュール300はタイヤ100の内表面130に好ましくは載置される。
モジュール300の適正動作のため、電子モジュール300は、確実なやり方で、また可能であれば正しい位置でタイヤ100に固着されるべきである。
図4a~図4cを参照すると、タイヤ100の内表面130への電子モジュール300の載置は、電子モジュール300の少なくとも一部分が設置されうる収容部400をタイヤ100の内表面130の位置に配置することにより行われうる。すなわち、開示される解決法によれば、収容部400が電子モジュール300の少なくとも一部分を収容および格納するのに適応するようにタイヤ100の内表面130に接続される収容部400が設けられる。
電子モジュール300またはその少なくとも一部分は、タイヤ100の製造時、タイヤ100の製造の直後、または例えば第三者によるアフターマーケット設置として、収容部400に設置されうる。
収容部400は、例えば加硫処理中にタイヤ100に直接製造されうる。しかしながら好ましくは、タイヤ100が加硫処理された後に収容部400がタイヤ100に固着される。こうしてタイヤ100自体については従来の製造方法を使用することができる。収容部400は、例えば以下に開示されるような適当な接着剤を使用することによりタイヤ100に固着されうる。
電子モジュール300またはその少なくとも一部分は、以下の説明による機械的支持によって収容部400内の設置位置に固定されうる。付加的に、収容部400と、電子モジュール300または収容部400に設置される電子モジュール300の一部分との間にキャスタブル材料を配置することにより、さらなる固定が行われうる。例えば、電子モジュール300が収容部400へ挿入され、その後でキャスタブル材料が収容部400へ型導入されるように、収容部400は電子モジュール300のための型として機能しうる。このようなキャスタブル材料は接着剤でありうる。このようなキャスタブル材料は、例えば、エポキシ、ポリウレタン、アクリル、シリコーン、あるいは別の熱硬化性ポリマーまたは熱可塑性ポリマー系の接着剤でありうる。
図6aに図示されているように、このような収容部400は、タイヤ100の内表面130に接着により接続されうる。このような事例では、収容部400とタイヤ100の内表面130との間に接着剤460が設けられる。このような接着剤460は、例えば熱硬化性ポリマーまたは熱可塑性ポリマー系の接着剤を包含しうる。エポキシ、ポリウレタン、アクリルおよびアクリルを包含するグループから接着剤460が選択されるのが適当である。
図3aに図示されている例のように、受動回路200と、トレッド120と内表面130との間に配置される補強ベルト150とをタイヤ100が包含する場合には、電子モジュール300と受動回路200との間に補強ベルト150が配設される。このような事例で、補強ベルト150は、電子モジュール300の一次誘導性コンポーネント320と受動回路200の二次誘導性コンポーネント220との間に配置される。
ここで、図6aを参照すると、収容部400は一または複数の壁部402を包含する。このような壁部402は、例えば、ゴムまたは別の熱可塑性エラストマなどのポリマー材料を包含しうる。
例えば、図6aに明確に図示されているように、収容部400は実質的に円形の壁部402を包含しうる。別の例で、収容部400は、図7bおよび図7dに明確に図示されている例のように四つの壁部など、一つ以上の壁部402を包含しうる。
壁部402は、電子モジュール300、または電子モジュールのうち収容部400に設置される部分に支持を提供する。とりわけ径方向SRにおける付加的な支持のため、壁部402の内側は表面粗さを包含しうる。このような表面粗さは、電子モジュール300と収容部400の壁部402の内側との間、および/または、上述したキャスタブル材料と収容部400の壁部402の内側との間の摩擦または把持を高めうる。このような表面粗さの粗度値Rは例えば少なくとも5マイクロメートルでありうる。このような表面粗さは例えばサンドブラストによりもたらされうるか、製造に誘発される壁部402に固有の特性でありうる。上記は、電子モジュール300の表面粗さにも、必要な変更を加えて適用される。
開示される解決法によれば、収容部400の壁部402は第1開口部410と第2開口部420とを少なくとも画定する。ゆえに、収容部400の壁部402は、図6aに図示されているように、第1開口部410と第2開口部420とを画定しうる。代替例として、収容部400の壁部402は図6eに図示されているように、第1開口部410と第2開口部420と第3開口部430とを画定しうる。別の代替例として、収容部400の壁部402は第1開口部410と第2開口部420と第3開口部430と第4開口部(明確に図示せず)―等々を画定しうる。すなわち、第1開口部410に加えて、収容部400の側面にはその壁部402に一つ以上の開口部が設けられうるのである。
第2開口部420は、第3開口部430および/または収容部400の側面への追加開口部のように、電子モジュール300の一部を第2開口部420から延ばすという目的を果たし、こうして壁部402は第1部分301、つまり電子モジュール300の残部のみを側方から囲繞する。言い換えると、電子モジュール300の第1部分301のみが収容部400内に格納され、一方で電子モジュール300の第2部分302は第2開口部420から収容部400の外側まで延びる。ゆえに、第2部分302の一部分は収容部400の外側に残る。電子モジュール300の第2部分302が第2開口部420から収容部400の外側まで延びることは、とりわけ径方向SRにおける機械的支持を電子モジュール300に提供することにより、また電子モジュール300が収容部400内で回転するのを防止することにより、電子モジュール300をより安全に所定箇所に保持するという技術的効果を有する。例えば、壁部402は電子モジュール300の少なくとも動力源330を側方から囲繞しうる。
すでに上で示唆したように、収容部400の側面の一つ以上の開口部の事例ではこの開口部を通って収容部400の外側へ電子モジュール300の部分延びることに、同じ原理が適用される。これは、このような開口部が二つある事例の図4cの例に図示されており、電子モジュール300の第2部分302は、第2開口部420に延在することにより収容部400の外側に残り、電子モジュール300の第3部分303は、第3開口部430から延びることにより収容部400の外側に残る。
こうして収容部400の外側に配置される電子モジュール300の一または複数の部分は、例えば、図4bに図示されているようにアンテナ312またはアンテナ312の少なくとも一部分を包含しうる。図4cの構造では、アンテナまたはアンテナ312の一部分はモジュール300の第2部分302および第3部分303に配置されうる。無線情報送信機能を可能にするため、収容部の壁部402に囲繞される電子モジュール300の第1部分301にアンテナ312が電気的に接続される。
電子モジュール300のうち収容部の外側に所在する部分になるようにアンテナ312の少なくとも一部分を配置することは、第2開口部420と可能であれば第3開口部430と、さらに収容部400のこのような開口部から延びるように一または複数の追加延在部材を電子モジュール300に配置する必要性という上記の長所を有する。
電子モジュール300のうち収容部400の外側に所在する部分になるようにアンテナ312の少なくとも一部分を配置することは、収容部400の壁部402および/または収容部400内に格納される電子モジュール300の他の部分により信号が遮断されないので、アンテナ312の信号強度を向上させるという追加の長所を有する。補強ベルト150は、とりわけ鋼を包含する場合には、アンテナ312とタイヤ100の外側の受信装置との間で既に信号を減衰させうるので、電子モジュール300と受動回路200との間に配置される補強ベルト150を包含するタイヤ100において、これは特に有利でありうる。
ここで、図6aを参照すると、上述の記載により電子モジュール300が第1開口部410を介して収容部400へ挿入および/または型導入されるように、収容部400の第1開口部410が構成されうる。すなわち、第1開口部410を介した収容部400への電子モジュール300の設置および/または型導入を可能にして、このような設置および/または型導入の後に、少なくとも第2開口部420から延ばすことにより電子モジュール300の一部分が収容部400の外側にあるような寸法を第1開口部410が持ちうる。
幾つかの例により図6b~図6dに図示されているように、収容部400の第1端部407がタイヤ100の内表面130に接続され、第1端部407と反対の第2端部408が第1開口部410を画定するように収容部400が配置されうる。すなわち、第1端部407はタイヤの内表面130に当接して装着され、一方で第2端部408は収容部400の第1開口部410を画定する。このような事例では、収容部400が最初にタイヤの内表面130に装着され、その後で、収容部400内の設置位置に電子モジュール300の一部が所在するという上述の記載に従って、電子モジュール300が収容部400に設置されうる。
幾つかの例により図6b~図6dに図示されているように、収容部400は、電子モジュール300の第1部分301を収容するように構成される収容部400の内部が、第1開口部410に向かってテーパ状であるような形状を有しうる。これは、収容部400からの電子モジュール300の移動に対して壁部402が抵抗を与えるという効果を有する。
図6aに図示されているように、収容部400の第1端部407はフランジ405を包含し、収容部400がタイヤ100の内表面130に接続された時にフランジ405はタイヤ100の内表面130に接続される。このようなフランジ405は、収容部の壁部402から側方外向きに延びうる。すなわち、上から見ると、図7a~図7dのように、収容部400の外周は、第2端部408よりもフランジ405を包含する第1端部407の方で大きい。このような事例で、フランジ405の断面積A405は収容部の第2端部408の断面積A408より大きく、第2端部408はフランジ405と反対にある。フランジ405の断面積A405は例えば、少なくとも10%または20%または40%または60%または80%または100%または150%または200%以上など、収容部の第2端部408の断面積A408より少なくとも5%大きい。
このようなフランジ405は、収容部400とタイヤ100の内表面130との間に大きな接触エリアを設けるという長所を有する。ゆえに、収容部400がタイヤ100の内表面130に接着剤で接続される場合には、フランジ405は接着剤460のための大きなエリアを提供することにより、収容部400とタイヤ100の内表面130との間での強い接着力を可能にする。
このようなフランジ405は、幾つかの例により図7aおよび7dに図示されているように円形または実質的に円形でありうる。代替的に、このようなフランジ405は、幾つかの例により図7b~図7cに図示されているように非円形または実質的に非円形であってもよい。
フランジ405と収容部400の両方は図7aに図示されているように円形であるか、図7bに図示されているように両方が非円形であるか、あるいは図7cおよび図7dに図示されているように一方が円形で他方が非円形でありうる。ここで、図7a~図7dに図示されているように、収容部400の形状は本質的に、上から見ると、例えばタイヤの径方向SRに(図3aおよび図3b参照)、収容部400の第2端部408の断面形状を指すことが理解されるはずである。
このようなフランジ405は、収容部400の壁部402と同じ材料を包含しうる。代替的に、このようなフランジ405は収容部400の壁部402と異なる一または複数の材料を包含しうる。このようなフランジは、例えば、ゴムまたは別の熱可塑性エラストマなどのポリマー材料を包含しうる。このようなフランジ405は、フランジ405に埋め込まれるコードやファイバのような補強材を包含しうる。
収容部400は、例えば射出成形または圧縮成形のような成形により製造されうる。例えば、異なる材料が一緒に結合されるように、予備成形された収容部400を硬化させることにより、上記の記載に従って、多様なゴムのような異なる材料が収容部400の構成に使用されうる。例えば、接着のような周知の方法により構成要素を一緒に結合することによっても、上記の記載に従って収容部400の構成に異なる材料が使用されうる。
ここで、図6b~図6dを参照すると、収容部400の壁部402の一部分は、収容部400の第2端部408と第2開口部420との間に配置されうる。また、収容部400の壁部402の一部分は、収容部400の第1端部407と第2開口部420との間に配置されうる。ゆえに、アンテナ312、または収容部の第2開口部420から延びるその一部分は、タイヤ100の内表面130から距離を置いている。アンテナ312、または第2開口部420から収容部400の外側に延びるその一部分は、タイヤ100の内表面130に適合する必要がないため、このような配置は、アンテナ312の寸法および/または形状に関していくらかの設計上の自由が可能となるという長所を有する。さらに、アンテナ312が内表面130との直接接触状態にないので、アンテナ312とタイヤの表面130との間の距離は、タイヤ100が受けてタイヤの内表面130へ伝達される衝撃をアンテナ312が機械的に直接受けないという長所を有する。またさらに、収容部400の第2端部408と第2開口部420との間に配置される収容部400の壁部402の一部分は、特に径方向SRにおいて電子モジュール300を機械的に支持する。第3開口部430と、可能であればさらに収容部400の側面への開口部を収容部400が包含する場合にも、同じことが当てはまる。
図6cおよび図6dを参照すると、収容部400の壁部402は一つの突部450または幾つかの突部450を包含しうる。このような突部450は収容部400の内側に配設されて内向きに突出する。すなわち、このような突部450は、収容部400内での電子モジュール300の設置位置については、収容部400の壁部402に囲繞される電子モジュール300の第1部分301の方へ突出しうる。
収容部400の壁部402が一つの突部450または幾つかの突部450を包含する場合には、好ましくは電子モジュール300が一または複数の対応の凹部(不図示)を包含して、電子モジュール300が収容部400内の設置位置に配設された時にこのような凹部に突部450が配設される。
このような突部450は、収容部400内の設置位置において追加の機械的支持を電子モジュール300に提供することにより収容部400内の設置位置での電子モジュール300の固着保持を促進するという利点を有する。
一例によれば、図6dに図示されているように、突部450が電子モジュールの第1部分301を側方から囲繞するように突部450が設けられうる。すなわち、収容部400に格納される電子モジュール300の部分を突部450が包囲しうるのである。
突部450の高さh450は例えば少なくとも0.5mmでありうる。すなわち、図6cおよび6dでの図示によれば、突部450は、壁部402の内側から内向きに、0.5~10mmなど、少なくとも0.5mmは延出しうる。
変形については明確に図示されていないが、設置可能性、および/または、収容部400への、および/または、収容部400での電子モジュール300の固定を促進するために、突部450は特定の断面形状を包含しうる。例えば、このような断面形状は半円形、三角形、または矩形でありうる。やはり明確には図示されていないが、突部450は、機械的な係止を可能にする特定の三次元形状を包含しうる。例えば、このような三次元形状は、魚尾タイプの係止など正および/または負のテーパ形状を包含しうる。このような事例で、電子モジュール300は、突部450の形状と機械的に適合する対応の凹部(不図示)を包含する。
別の例(明確に図示せず)によれば、突部450は、円形収容部400の内側に、つまり円形壁部402の内側に、ナット状のネジを構成してもよい。このような事例では、電子モジュール300がねじり動作で収容部400へ設置されうるように、円形電子モジュール300の第1部分301は対応のボルト状のネジを包含する。
図6bおよび図6cに図示されているように、収容部400の内側床部403は***部455を包含しうる。このような***部455は、収容部400内での電子モジュール300の正しい設置位置について電子モジュール300を案内するのに使用されうる。このような事例で、電子モジュール300は、対応の凹部を下面に包含する(明確に図示せず)。このような案内は、例えば収容部400への電子モジュール300の設置に続いて、例えば壁部402からの間隙が周囲で実質的に同じであるように電子モジュール300が案内により設置されるので、電子モジュール300と収容部400の壁部402との間にキャスタブル材料が挿入される場合には、有益でありうる。
ここで、図5c~図5eを参照すると、電子モジュール300の他のコンポーネントへの磁気攪乱を軽減または排除するために、電子モジュール300の電子コンポーネントのような他のコンポーネントから電子モジュール300の一次誘導性コンポーネント320が磁気的に遮閉されることが好ましい。この目的のため、電子モジュールは、フェライトなどの常磁性または強磁性材料によるコンポーネント350を電子モジュールが包含しうる。このような磁気遮閉を提供するため、好ましくは、図5cに示されているように、一次誘導性コンポーネント320とタイヤ100の内表面130との間の距離d320は、常磁性または強磁性材料によるコンポーネント350とタイヤ100の内表面130との間の距離d350より小さい。すなわち、常磁性または強磁性材料によるコンポーネント350とタイヤの内表面130との間に、好ましくは一次誘導性コンポーネント320が径方向SRに配設される。また、好ましくは常磁性または強磁性材料によるコンポーネント350は、電子モジュール300の通信回路310など、幾つかの電子回路よりも、タイヤ100の内表面130の近くに配設される。
電子モジュール300のエネルギー源として機能する動力源330、例えばバッテリは、図5a~図5c,図5eに図示されている例の事例のようにアンテナ312の高さとタイヤ100の内表面130との間、または図5dの事例のようにアンテナ312の高さと収容部400の第2端部408との間に、径方向SRに配設されうる。しかしながら、好ましくは、動力源330と、常磁性または強磁性材料によるコンポーネント350の少なくとも一方は、アンテナ312の高さとタイヤ100の内表面130との間に径方向SRに配設される。それにも関わらず、一次誘導性コンポーネント320と二次誘導性コンポーネント220との間の相互作用を動力源330が妨害しないために、好ましくは、動力源330は、一次誘導性コンポーネント320と二次誘導性コンポーネント220との間に径方向SRに配設されない。それゆえ、図5a~図5eに図示されている例の事例のように、一次誘導性コンポーネント320とタイヤ100の内表面130との間の距離d320が、動力源330とタイヤの内表面130との間の距離d330より小さいことが好ましい。
一次誘導性コンポーネント320の磁場により誘起される、バッテリなどの動力源330での電流を減少させるか無くすため、動力源330が一次誘導性コンポーネント320から磁気的に遮閉されることが好ましい。それゆえ、好ましくは、一次誘導性コンポーネント320とタイヤ100の内表面130との間の距離d320は、常磁性または強磁性材料によるコンポーネント350とタイヤ100の内表面130との間の距離d350より小さく、同時に、動力源330とタイヤ100の内表面130との間の距離d330は、常磁性または強磁性材料によるコンポーネント350とタイヤ100の内表面130との間の距離d350より大きい。すなわち、好ましくは、要素のうち一次誘導性コンポーネント320がタイヤ100の内表面130に最も近くなるように、常磁性または強磁性材料によるコンポーネント350は、動力源330と一次誘導性コンポーネント320との間に径方向SRに配設される。図5c~図5eは、このような配置の例を図示している。
加えて、図5aから図5eの例により示されているように、電子モジュール300が一次誘導性コンポーネント320を包含する時に、好ましくは一次誘導性コンポーネント320の方が通信回路310よりもタイヤ100の内表面130に近い。
ここで、図3bおよび図5a~図5bを参照すると、受動回路200からの検知情報の読み取りに加えて、またその代替例として、電子モジュール300はセンサ340を包含しうる。このようなセンサ340は、タイヤ100内の圧力やその加速度のような対象の測定値を検知するように構成されうる。ゆえに、このようなセンサ340は例えば、圧力センサまたは加速度センサでありうる。中に存在する空気圧などタイヤ100の内部に関する対象の測定値をセンサ340が検知する場合には、好ましくはセンサ340がタイヤ100の内部に露出される。このようなタイヤ100の内部へのセンサ340の露出は、例えば、収容部400の第1開口部410を介したものでありうる。このようなセンサ340は、例えば、電子モジュール300の通信回路310またはアンテナ312に組み込まれるかこれに結合されうる。
100 タイヤ
110 トレッドブロック
114 トレッドパターン
120 タイヤのトレッド
130 タイヤの内表面
150 補強ベルト
155 層
190 インジケータ
200 受動回路
210 二次容量性コンポーネント
220 二次誘導性コンポーネント
250 抵抗性コンポーネント
300 モジュール
301 モジュールの第1部分
302 モジュールの第2部分
303 モジュールの第3部分
310 通信回路
312 アンテナ
320 一次誘導性コンポーネント
330 動力源
340 センサ
350 常磁性または強磁性材料によるコンポーネント
400 収容部
402 収容部の壁部
403 収容部の床部
405 収容部のフランジ
407 収容部の第1端部
408 収容部の第2端部
410 収容部の第1開口部
420 収容部の第2開口部
430 収容部の第3開口部
450 突部
455 ***部
460 接着剤
900 表面
405 フランジの断面積
408 収容部の第2端部の断面積
AXR タイヤの回転軸線
450 突部の高さ
320 一次誘導性コンポーネントとタイヤの内表面との間の距離
330 動力源とタイヤの内表面との間の距離
350 コンポーネントとタイヤの内表面との間の距離
SC 周方向
SR 径方向

Claims (16)

  1. タイヤ(100)であって、
    前記タイヤ(100)の内表面(130)に接続される収容部(400)と、
    電子モジュール(300)と、
    を包含し、
    前記収容部(400)が、第1開口部(410)と第2開口部(420)とを少なくとも画定する一または複数の壁部(402)を包含し、
    前記電子モジュール(300)の一部分が、前記収容部(400)の前記一または複数の壁部(402)が前記電子モジュール(300)の第1部分(301)のみを側方から囲繞して、
    前記電子モジュール(300)の少なくとも第2部分(302)が前記収容部(400)の外側に配置されるように、少なくとも前記第2開口部(420)から延び、
    前記収容部(400)の第1端部(407)が前記タイヤ(100)の前記内表面(130)に接続され、
    前記第1端部(407)と反対である前記収容部(400)の第2端部(408)が前記第1開口部(410)を画定し、
    前記第2開口部(420)が前記収容部(400)の側面に開口し、
    前記一または複数の壁部(402)の一部分が前記収容部(400)の前記第2端部(408)と前記第2開口部(420)との間に配置され、
    前記第1開口部(410)を介した前記収容部(400)への前記電子モジュール(300)の設置を可能にして、このような設置の後に前記電子モジュール(300)の一部分が少なくとも前記第2開口部(420)から延びることによって前記収容部(400)の外側にあるような寸法を前記第1開口部(410)が持ち、
    前記電子モジュール(300)が、アンテナ(312)を包含し、
    前記第2部分(302)が、前記アンテナ(312)の少なくとも一部分を包含する、タイヤ(100)。
  2. 前記電子モジュール(300)が、
    前記電子モジュール(300)の機能に動力を供給するための電気を提供する電力源(330)を包含する、
    請求項1に記載のタイヤ(100)。
  3. 前記電子モジュール(300)が一次誘導性コンポーネント(320)を包含し、
    二次誘導性コンポーネント(220)と、二次容量性コンポーネント(210)と、を包含する受動回路(200)、を包含する前記タイヤ(100)であり、
    前記一次誘導性コンポーネント(320)と前記二次誘導性コンポーネント(220)とが互いに電磁接続状態にある、
    請求項2に記載のタイヤ(100)。
  4. 前記一次誘導性コンポーネント(320)と前記二次誘導性コンポーネント(220)との間に配置される補強ベルト(150)、
    を包含する、請求項3に記載のタイヤ(100)。
  5. 前記収容部(400)が、前記収容部(400)の前記一または複数の壁(402)から側方外向きに延びるフランジ(405)、を包含し、
    前記フランジ(405)が前記タイヤ(100)の前記内表面(130)に接続される、
    請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ(100)。
  6. 前記フランジ(405)の断面積(A405)が前記収容部(400)の前記第2端部(408)の断面積(A408)より少なくとも5%大きく、前記第2端部(408)が前記フランジ(405)と反対にある、
    請求項5に記載のタイヤ(100)。
  7. 前記収容部(400)の前記一または複数の壁部(402)が、
    前記収容部(400)の前記一または複数の壁部(402)により側方から囲繞される前記電子モジュール(300)の前記第1部分(301)の方へ突出する少なくとも一つの突部(450)、
    を包含する、請求項1から6のいずれかに記載のタイヤ(100)。
  8. 前記突部(450)が前記電子モジュール(300)の前記第1部分(301)を側方から囲繞する、
    請求項7に記載のタイヤ(100)。
  9. 前記突部(450)の高さ(h450)が少なくとも0.5mmである、
    請求項7または8のタイヤ(100)。
  10. 前記一または複数の壁部(402)の内側が表面粗さを包含する、請求項1から9のいずれかに記載のタイヤ(100)。
  11. 前記収容部(400)の内側床部(403)が***部(455)を包含する、請求項1から10のいずれかに記載のタイヤ(100)。
  12. 前記電子モジュール(300)が、センサ(340)を包含する、請求項1から11のいずれかに記載のタイヤ(100)。
  13. 前記センサ(340)が、圧力センサまたは加速度センサである、請求項12に記載のタイヤ(100)。
  14. 前記センサ(340)が前記第1開口部(410)を介して前記タイヤ(100)の内部に露出する、
    請求項12または13に記載のタイヤ(100)。
  15. 前記収容部(400)が接着剤(460)または加硫処理により前記タイヤ(100)の前記内表面(130)に接続されている、
    請求項1から14のいずれかに記載のタイヤ(100)。
  16. 前記収容部(400)の一または複数の壁部(402)が第3開口部(430)を画定し、
    前記一または複数の壁部(402)の一部分が前記収容部(400)の前記第2端部(408)と前記第3開口部(430)との間に配置され、
    前記電子モジュール(300)の一部分が前記第3開口部(430)に延びるように、前記電子モジュール(300)の少なくとも第3部分(303)が前記収容部(400)の外側に配置される、
    請求項1から15のいずれかに記載のタイヤ(100)。
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