JP7294047B2 - 高圧タンク搭載構造 - Google Patents

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Description

本発明は、高圧タンク搭載構造に関する。
下記特許文献1には、車室の床部を形成するフロアパネルの車両下方側に設けられたケースの内側に複数のタンクが収容された高圧容器が開示されている。複数のタンクは、ケースの底壁部の上面に配置されている。また、ケースの前壁部分に車両前後方向に沿って貫通形成された孔部の車両後方側には、複数のタンクを連通させるマニホールドに設けられると共に車両前後方向に沿って円筒状に形成された管部が貫通配置されている。管部の車両前方側には、加熱により栓が作動する溶栓弁を備えたバルブが挿入されている。このため、ケースの底壁部が加熱された際には、底壁部へ加えられた熱はケースの前壁部分とバルブを経由して溶栓弁へ伝熱される。これにより、溶栓弁が解放され、タンク内部に収納された水素ガスが溶栓弁を経由して高圧容器の外側へ放出される。
特開2019-35442号公報
しかしながら、特許文献1に記載された高圧容器では、ケースの底壁部において溶栓弁が設けられた側とは反対側となる車両後方側の部分が局所的に加熱された場合には、底壁部へ加えられた熱は溶栓弁へ伝熱されるよりも先にタンクの車両後方側の部分へ伝熱される可能性がある。このため、溶栓弁が作動する前にタンクの内圧が上昇する可能性がある。そこで、例えば、ケースの底壁の内部に空洞を形成することにより断熱効果を得ることが考えられるが、空洞が形成された底壁は空洞を設けない底壁に比べて剛性が低下する。このため、車両の走行時における耐振動性能を確保するために必要となる剛性を得られない可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮し、車両走行時の耐振動性能を確保しかつ車両が車両外側から加熱された際の高圧タンクの内圧の上昇を抑制できる高圧タンク搭載構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の高圧タンク搭載構造は、車室の床部を形成するフロアパネルの車両下方側に設けられると共に、複数の細長い高圧タンクが、車両前後方向を長手方向として車両幅方向に一列に並列的に配置された状態で収容されるタンク収容部と、前記高圧タンクの車両下方側に設けられると共に前記タンク収容部の底壁を形成する板形状の上側部材と、前記上側部材の車両下方側に配置されると共に前記上側部材との間に空間を形成し、車両下方側の面が車両の底面の一部を形成する下側部材と、を備え、前輪から後輪に亘って設けられた扁平状のアンダカバーと、当該空間の内部に配置されると共に車両上方側の端部が前記上側部材の車両下方側の面に接着されかつ車両下方側の端部が前記下側部材の車両上方側の面に接着されることにより前記上側部材と前記下側部材を接合し、加熱されることにより溶融する接合部材と、を備えている。
請求項1に記載の高圧タンク搭載構造によれば、高圧タンクの車両下方側に設けられると共にタンク収容部の底壁を形成する上側部材と上側部材の車両下方側に配置されて上側部材との間に空間を形成する下側部材を備えたアンダカバーが配置されている。また、形成された空間の内部には、車両上方側の端部が上側部材の車両下方側の面に接着されかつ車両下方側の端部が下側部材の車両上方側の面に接着されることにより上側部材と下側部材を接合する接合部材が配置されている。このため、上側部材と下側部材を備えたアンダカバーの剛性を向上させることができる。これにより、例えば、悪路を走行した際に車体に生じる振動に対する耐振動性能を確保することができる。
さらに、請求項1に記載の高圧タンク搭載構造によれば、接合部材は加熱されることにより溶融する。このため、例えば、下側部材が加熱された場合には、下側部材に加えられた熱は接合部材へ伝熱され、接合部材は溶融するため上側部材と下側部材を接合しなくなる。これにより、上側部材と下側部材の間の空気層による断熱効果を生じさせることができ、車両が車両外側から加熱された際の高圧タンクの内圧の上昇を抑制することができる。
また、請求項2に記載の高圧タンク搭載構造は、前記接合部材は、車幅方向に沿って延在し、車両前後方向に間隔を空けて複数設けられている。
以上説明したように、本発明に係る高圧タンク搭載構造は、車両走行時の耐振動性能を確保しかつ車両が車両外側から加熱された際の高圧タンクの内圧の上昇を抑制できるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る高圧タンク搭載構造が適用された車両を示す概略的な側面図である。 第1実施形態に係るタンク収容部の全体構成を示す平面図である。 図2の3-3線で切断した状態を拡大して示す断面図である。 第1実施形態に係る熱変形部が設けられた車両下部の側面図である。 第1実施形態に係る熱変形部が変形した状態を示す概略的な側面図である。 対比例に係る熱変形部が設けられた車両下部の側面図である。 第2実施形態に係る熱変形部が設けられた車両下部の側面図である。
以下、図1~図5を用いて、本発明に係る高圧タンク搭載構造10の第1実施形態について説明する。なお、以下の図において、矢印FRは高圧タンク搭載構造10が設けられる車両前方側を示し、矢印UPは車両上方側を示し、矢印Wは車幅方向を示している。
(燃料電池車両12)
高圧タンク搭載構造10が適用された車両としての燃料電池車両12(以下、車両12と称する。)は、駆動手段としての駆動モータ14を備えている。駆動モータ14は、例えば、車両12の車両後側部分に配置されている。また、駆動モータ14は、直接又は減速ギヤ列等の変速手段を介して間接的に車両12の駆動輪としての後輪16へ機械的に接続されている。このため、駆動モータ14から出力された駆動力を後輪16へ伝達させることができる。
車両前部には、燃料電池スタック18が設けられている。燃料電池スタック18は、複数個の単位セルが直列に積層された構造体とされており、高電圧電源として機能する。燃料電池スタック18は、アルミニウム合金製の複数の高圧タンク20及びエアコンプレッサ(図示省略)に接続されている。なお、以下の説明において、複数の高圧タンク20はアルミニウム合金製として説明するが、これに限らず、樹脂を主成分として高圧タンクが構成されてもよい。
燃料電池スタック18を構成する各単位セルは、高圧タンク20から供給される流体又は燃料ガスとしての水素ガスとエアコンプレッサから供給される圧縮空気の酸素との電気化学反応により発電を行う。また、車両12には蓄電池(図示省略)が設けられている。蓄電池は、放充電可能な二次電池であり、例えば、ニッケル水素二次電池やリチウム水素二次電池などが用いられている。駆動モータ14は、蓄電池から供給される電力によって駆動される。駆動モータ14の駆動により発生した回生電力は、車両12の制動時には蓄電池に回収されると共に充電される。
(タンク収容部26)
車両12において車室22の床部を形成するフロアパネル24の車両下方側には、高圧タンク20を収容可能なタンク収容部26が形成されている。タンク収容部26は、前輪28と後輪16との間において車両12下部の一部を形成している。
図2に示されるように、タンク収容部26の車両前方側の端部には、車幅方向に沿って延在された前側ブラケット30が配置され、タンク収容部26の車両後方側の端部には、車幅方向に沿って延在された後側ブラケット32が配置されている。また、前側ブラケット30には、複数の高圧タンク20を連通させるためのマニホールド34が固定されている。高圧タンク20は、前端がマニホールド34に連結されると共に後端が後側ブラケット32に固定されることによりタンク収容部26に収容されている。
前側ブラケット30は、2つの溝形鋼36により構成されている。具体的には、車両前方側へ向けて開放された第1前側溝形鋼36の溝部に車両前方側へ向けて開放された第2前側溝形鋼(図示省略)のフランジ部が接合されることにより構成されている。
図3に示されるように、後側ブラケット32は、2つの溝形鋼38、40により構成されている。具体的には、車両後方側へ向けて開放された第1後側溝形鋼38の溝部に車両後方側へ向けて開放された第2後側溝形鋼40のフランジ部40A、40Bが接合されることにより構成されている。
図2に示されるように、前側ブラケット30と後側ブラケット32の車幅方向両端部は、各々ロッカ等(図示省略)の車両骨格部材に接合されることにより車両12に固定されている。また、図2及び図3に示されるように、前側ブラケット30と後側ブラケット32の上端部はフロアパネル24にボルト締結されている(前側ブラケット30については図示省略)。具体的には、前側ブラケット30の車両上方側のフランジ部30Aと後側ブラケット32を構成する第1後側溝形鋼38の車両上方側のフランジ部38Aが、各々フロアパネル24にボルト締結されている。
図2に示されるように、複数の高圧タンク20の車両前方側の端部には各々口金42が取り付けられている。複数の高圧タンク20の口金42は、各々マニホールド34に接続されている。これにより、複数の高圧タンク20の内部空間が連通されている。マニホールド34は、車幅方向を長手方向として前側ブラケット30に沿って延在されている。マニホールド34の内部には複数の高圧タンク20の内部空間を連通する一般流路34Aが形成されている。また、一般流路34Aは、車幅方向略中央部において前側ブラケット30の車両前方側に設けられた図示しないバルブに連結されている。
複数の高圧タンク20の車両後方側の端部は、高圧タンク20の車両後方側の端部に設けられた口金42を介して後側ブラケット32に各々固定されている。これにより、高圧タンク20は、車両12に対して固定されている。
マニホールド34は、一般流路34Aから分岐した放出流路34Bを備えている。放出流路34Bは、一般流路34Aから車両後方側へ向けて延在された横流路34B1と一方の端部が横流路34B1の後端部(一般流路34Aとは反対側の端部)と接続されると他方の端部が車両12外側と接続された図示しない外部排出流路とを含んで構成されている。
放出流路34Bにおける横流路34B1の後端部は、マニホールド34の車両後方側の面に開口されている。この開口は、マニホールド34の車両後方側に取り付けられた熱動作型圧力除去装置50(以下、圧力除去装置50と称する。)により閉塞されている。具体的には、圧力除去装置50の車両上方側に設けられると共に全体形状が放出流路34Bの横流路34B1の内周形状と略同一に形成された図示しない水平軸が、横流路34B1に車両後方側から挿入されることにより閉塞されている。また、水平軸により横流路34B1と外部排出流路の接続部分も閉塞されている。
水平軸の車両後方側端部は、車両上下方向に延在されると共にバネ等の付勢手段と所定の温度を上回ると溶融する可溶合金(どちらも図示省略)により車両上方側へ持ち上げられた図示しない縦部材によって係止されている。このため、圧力除去装置50が加熱されて可溶合金が溶融することにより、縦部材がその自重で車両下方側へ下降する。横流路34B1に挿入されている水平軸は、その車両後方側端部が係止されなくなることによって横流路34B1に流れ込んでいる水素ガスからの圧力を受けて車両後方側へ向けて移動される。これにより、横流路34B1と外部排出流路が連通されるため一般流路34Aを流れる水素ガスが車両12外側の空間へ排出される。
図3に示されるように、タンク収容部26の車両下方側には、上側部材56と下側部材58を備えた金属製のアンダカバー54が配置されている。前側ブラケット30と後側ブラケット32に固定された高圧タンク20の車両下方側には、タンク収容部26の底壁を形成すると共に車両前後方向に延在された板形状の上側部材56が配置されている。
上側部材56の車両上方側の面には、板形状に形成された金属製の設置用プレート60が接合されている。高圧タンク20は、設置用プレート60の上面(車両上方側の面)に配置されている。高圧タンク20の車両前方側端部、車両前後方向略中央部及び車両後方側端部の外周部には、高圧タンク20の外周形状に沿って形成されたゴム製の滑り止め部材62が取り付けられている。高圧タンク20は、滑り止め部材62が取り付けられた状態で設置用プレート60の上面に配置されている。これにより、高圧タンク20は、設置用プレート60の上面に安定して配置されると共に隣り合う高圧タンク20同士が接触及び干渉することを防止することができる。
上側部材56の後端部は、後側ブラケット32の車幅方向両端部において、車両下方側のフランジ部38Bに接合されたウェルドナット46を介してボルト締結されている。また、上側部材56の車幅方向両端部は、ロッカ(図示省略)などの車両骨格部材に接合されることにより車両12に固定されている。
上側部材56の下面(車両下方側の面)には、車両前後方向かつ車両上下方向に沿った断面が側面視で車両下方側へ向けて凸とされた略矩形状の下側部材58が接合されている。下側部材58の車両前方側端部(図示省略)と車両後方側端部58Aは、上側部材56の車両下方側の面に、例えば、溶接等により各々接合されている。また、下側部材58の車両下方側へ向けて突出された部分は突出部64とされており、突出部64の下端部の底板64Aの下面(車両下方側の面)64A1は車両12の底面の一部を形成している。
図4に示されるように、上側部材56と下側部材58の間には、空間SPが形成されている。空間SPの内部には、接合部材66が車両前後方向に沿って複数配置されている。ここでは、接合部材66は、車幅方向に沿って延在されると共に車両前後方向かつ車両上下方向に沿った断面が側面視で略矩形状に形成されている。また、接合部材66は、車両上方側が上側部材56の車両下方側の面に接着剤68を介して接着されかつ車両下方側が下側部材58の車両上方側の面に接着剤68を介して接着されている。接着剤68には、例えば、マスチック接着剤等が用いられている。これにより、上側部材56と下側部材58は、接合部材66を介して接合されている。
接合部材66は、例えば、ゴム又は樹脂のような所定の温度で溶融する材料により構成されている。このため、接合部材66は、下側部材58が車両12の外側から加熱された場合に下側部材58からの伝熱により溶融するように構成されている。
(作用並びに効果)
次に、図6に示される対比例との比較を通じて、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
対比例に係る高圧タンク搭載構造70によれば、図6に示されるように、上側部材56と下側部材58により形成されたアンダカバー72の剛性を確保するために、下側部材74の底板74Aには、車両上方側へ向けて突出されると共に上面が上側部材56に当接するようにビード部76が形成されている。このため、下側部材74と上側部材56により形成されたアンダカバー72の剛性を向上させることができる。しかしながら、下側部材74が加熱された場合(図中HE)には、下側部材74に加えられた熱は、上側部材56へ直接伝熱される。このため、車両12が車両外側から加熱された際の高圧タンク20の内圧の上昇を抑制することが困難となる。また、このような伝熱を抑制するためにビード部76を車両下方側へ突出するように形成すること(図示省略)も考えられるが、車両下方側へ突出された底板74Aが車両12の走行の妨げにならないようにするためには、アンダカバー72を車両上方側に設ける必要がある。このため、フロアパネル24を車両上方側に設ける必要があり、車室22空間を圧迫する可能性がある。
これに対して、本実施形態に係る高圧タンク搭載構造10によれば、図4に示されるように、高圧タンク20の車両下方側に設けられると共にタンク収容部26の底壁を形成する上側部材56と上側部材56の車両下方側に配置されて上側部材56との間に空間SPを形成する下側部材58を備えたアンダカバー54が配置されている。また、形成された空間SPの内部には、車両上方側が上側部材56の車両下方側の面に接着されかつ車両下方側が下側部材58の車両上方側の面に接着されることにより上側部材56と下側部材58を接合する接合部材66が配置されている。このため、上側部材56と下側部材58とを備えたアンダカバー54の剛性を向上させることができる。これにより、例えば、走行時に車体に生じる振動に対する耐振動性能を確保することができる。また、例えば、悪路を走行した際にアンダカバー54が変形及び振動をすることによる異音の発生を抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る高圧タンク搭載構造10によれば、図5に示されるように、接合部材66は加熱(図中HE)により溶融する。このため、例えば、下側部材58が加熱された場合には、下側部材58に加えられた熱は接合部材66へ伝熱され、接合部材66は溶融するため上側部材56と下側部材58を接合しなくなる。これにより、上側部材56と下側部材58の間に形成される空間SP(空気層)による断熱効果を生じさせることができ、車両12が車両外側から加熱された際の高圧タンク20の内圧の上昇を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る高圧タンク搭載構造10は、車両走行時の耐振動性能を確保しかつ車両12が車両外側から加熱された際の高圧タンク20の内圧の上昇を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、図7を用いて、本発明に係る高圧タンク搭載構造80の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係る高圧タンク搭載構造80によれば、図7に示されるように、上側部材56と下側部材58の間に形成された空間SPの内部には、接合部材82が車両前後方向に沿って複数配置されている。接合部材82は、その厚さ(車両上下方向の長さ)が上側部材56と下側部材58の車両上下方向の間隔よりも短く形成されている。このため、接合部材66の車両上方側と上側部材56の車両下方側の面との間を埋めるように接着剤68が配置されている。また、接合部材66の車両下方側と下側部材58の車両下方側の面との間を埋めるように接着剤68が配置されている。これにより、上側部材56と下側部材58は、接合部材66を介して接合されている。
本実施形態に係る高圧タンク搭載構造80によれば、接合部材82は加熱により溶融する。このため、例えば、下側部材58が加熱された場合には、下側部材58に加えられた熱は接合部材82へ伝熱され、接合部材82は溶融するため上側部材56と下側部材58を接合しなくなる。これにより、上側部材56と下側部材58の間に形成される空間SP(空気層)による断熱効果を生じさせることができ、車両12が車両外側から加熱された際の高圧タンク20の内圧の上昇を抑制することができる。
なお、ここでは、接合部材66は、ゴム又は樹脂のような所定の温度で溶融する材料により構成されているとして説明したが、これに限らず、接合部材は、例えば、可溶合金等の所定の温度で溶融する金属により形成されてもよい。
さらに、ここでは、下側部材58は、車両前後方向かつ車両上下方向に沿った断面が側面視で車両下方側へ向けて凸とされた略矩形状に形成されているとして説明したが、これに限らず、下側部材は車両下方側へ向けて凸とされた略円弧状に形成されてもよい。
また、ここでは、下側部材58の車両前方側端部と車両後方側端部58Aは、上側部材56の車両下方側の面に接合されているとして説明したが、これに限らず、下側部材は車体の上側部材以外の部位に接合あるいは締結されてもよい。
10 高圧タンク搭載構造
12 燃料電池車両(車両)
20 高圧タンク
22 車室
24 フロアパネル
26 タンク収容部
54 アンダカバー
56 上側部材
58 下側部材
66 接合部材
80 高圧タンク搭載構造
82 接合部材
SP 空間
HE 加熱

Claims (2)

  1. 車室の床部を形成するフロアパネルの車両下方側に設けられると共に、複数の細長い高圧タンクが、車両前後方向を長手方向として車両幅方向に一列に並列的に配置された状態で収容されるタンク収容部と、
    前記高圧タンクの車両下方側に設けられると共に前記タンク収容部の底壁を形成する板形状の上側部材と、前記上側部材の車両下方側に配置されると共に前記上側部材との間に空間を形成し、車両下方側の面が車両の底面の一部を形成する下側部材と、を備え、前輪から後輪に亘って設けられた扁平状のアンダカバーと、
    当該空間の内部に配置されると共に車両上方側の端部が前記上側部材の車両下方側の面に接着されかつ車両下方側の端部が前記下側部材の車両上方側の面に接着されることにより前記上側部材と前記下側部材を接合し、加熱されることにより溶融する接合部材と、
    を備えた高圧タンク搭載構造。
  2. 前記接合部材は、車幅方向に沿って延在し、車両前後方向に間隔を空けて複数設けられている、
    請求項1に記載の高圧タンク搭載構造。
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