JP7291059B2 - 検査システム - Google Patents

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本発明は、検査対象物を検査する技術に関する。
検査対象物を検査する技術として、特許文献1には、荷物用レーンを移動する荷物用床板と人用レーンを移動する人用床板とを略同じ速度で移動させることで効率的な荷物検査を行う技術が開示されている。
特開2019-11981号公報
従来空港等で使用されている手荷物検査装置は、複数の係員が配置され、低速度で荷物を搬送して時間をかけた検査が行われている。その一方で、テロ攻撃のターゲットがイベント会場、交通機関、オフィスビル、ホテルなどと多様化しており、空港レベルのセキュリティでなくとも現状に近いスループットを維持しつつ安全性を向上させ、利便性の高いセキュリティのニーズが高まっている。
イベント会場向けの手荷物検査装置においては、設置スペースが限られており空港のように複数の係員を配置することが困難である場合が多い。その為、ハイスループットで手荷物検査を行う為には、少人数の検査員で対応可能な検査装置が求められる。しかしながら、従来の手荷物検査装置は、装置を操作する人、画面を見る人、利用者の手荷物を受取り、検査装置に投入する人、検査済みの手荷物を受け取り利用者に渡す人などが必要な構成となっており、少人数の検査員では対応できないという問題があった。
また、例えば金属探知機による所持品検査と手荷物検査とを同時に行う場合、それぞれの検査結果を別々に確認していては手間がかかる。
本発明は、上記の背景に鑑み、複数の検査装置による複数種類の検査結果の確認を容易にすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、入場者の持ち物についてそれぞれ異なる種類の検査を行う複数の検査装置により前記検査を行い、各検査結果を1つの表示面に同時に表示させる検査システムであって、通過する前記入場者が金属の所持物を身に着けているか否かを判定する金属検査装置と、前記入場者が持ち運ぶ手荷物を透過させた透過画像を撮影する透過撮影装置と、前記入場者によって置かれた前記手荷物を前記透過撮影装置に向けて搬送する第1搬送装置と、前記透過撮影装置により前記透過画像を撮影された後の前記手荷物を、受け取り場所に搬送する第2搬送装置と、前記入場者が前記手荷物を置いてから前記金属検査装置を通過するまでに要する平均時間に個人差を考慮した時間を加えた期間が経過するまでの検査期間に行った検査の結果を示す結果画像を同時に表示するディスプレイと、を有し、第2搬送装置の搬送速度は第1搬送装置の搬送速度よりも遅くなっていることを特徴とする検査システムを第1の態様として提供する。
第1の態様の検査システムによれば、複数の検査装置による複数種類の検査結果の確認を容易にすることができる。
実施例に係る入場検査システムの外観を表す図 表示された検査結果を示す画像の一例を表す図 表示された検査結果を示す画像の一例を表す図
[1]実施例
図1は実施例に係る入場検査システム1の外観を表す。入場検査システム1は、例えばイベント会場等に入場する場所において、ナイフ等の持ち込みが禁止されている物(持ち込み禁止物)を入場者が持ち込んでないかどうかを検査するシステムである。入場検査システム1は本発明の「検査システム」の一例である。入場検査システム1は、例えば図1に表す入場者3の持ち物に対して2種類の検査を行う。
1種類目は、入場者3の持ち物である手荷物2に持ち込み禁止物が含まれているか否かを確認する検査である。手荷物2は、入場者3が手で持ったり背負ったり肩に掛けたりして持ち運ぶ荷物である。2種類目は、入場者3が身に着けている所持品に持ち込み禁止物が含まれているか否かを確認する検査である。ここでいう所持品とは、アクセサリーのように身に着けるものや、衣服のポケット等に入れて持ち運ぶものなどである。
入場検査システム1は、入場者3と、検査に関する作業を行う検査員4とによって利用される。入場検査システム1は、入場口の広さに応じて複数設置される場合があるが、本実施例では、いずれの入場検査システム1にも1人の検査員4だけが配置されるいわゆるワンオペレーションが実施されている。図1(a)では鉛直上方から見た入場検査システム1が表され、図1(b)では水平方向に見た入場検査システム1が表されている。
入場検査システム1は、第1搬送装置10と、第2搬送装置20と、検査装置30と、フード40と、カメラ50と、金属探知装置60と、制御装置70と、ディスプレイ80とを備える。第1搬送装置10及び第2搬送装置20は、いずれも、手荷物2を搬送方向A1に搬送するベルトコンベヤである。つまり、手荷物2は、連続して稼働するベルトコンベヤにより搬送される。第1搬送装置10及び第2搬送装置20は、搬送方向A1に並べて配置され、搬送路B1を形成している。
入場検査システム1においては、搬送路B1の左右のいずれかに検査員4が配置されており、検査員4とは反対側に手荷物2の入場者3が通過する検査レーンB2が設けられている。第1搬送装置10は、第2搬送装置20の上流側に配置されており、入場者3が手荷物2を置く置き場所B3が設けられている。置き場所B3に置かれた荷物が搬送される搬送路B1の先にはフード40と、フード40の下流側に検査装置30とが設置されている。
検査装置30は、搬送される検査対象物を透過させた透過画像を撮影する装置である。透過画像は手荷物の検査のために用いられる画像である。検査装置30は、例えば自装置内で透過画像を撮影する撮影領域B4を通過する手荷物2に対し電磁波を照射し、手荷物2を透過した電磁波の強度に応じた濃淡により描かれる画像を手荷物2の透過画像として生成する。検査装置30が手荷物2に照射する電磁波は、手荷物2を透過するが手荷物2の内容物の物質に応じて透過率が異なる周波数帯域の電磁波であり、例えばX線である。
検査装置30が撮影した透過画像に基づく手荷物2の1次検査(以下では「手荷物検査」とも言う)で持ち込み禁止物が手荷物2に含まれていると判定された場合、検査員4は手荷物2を開けて実際に何が入っているかを確認する2次検査を行う。この2次検査の要否の判定は、撮影された透過画像を元に制御装置70が行う。詳しい判定方法については後ほど説明する。
検査装置30の入口側には、フード40が配置されている。フード40は、手荷物2の搬送路を覆う透明な部材であり、電磁波が飛び交う撮影領域B4に入場者3の手が入り込まないようにするために設けられている。フード40の鉛直上方には、カメラ50が設けられている。カメラ50は、第1搬送装置10によって搬送される手荷物2の外観を示す外観画像をフード40越しに撮影する。
金属探知装置60は、検査レーンB2のうちの検査装置30に隣接する位置に設置されている、すなわち、検査装置30及び金属探知装置60は、入場者3の進行方向A2に沿って、互いに隣接して設置されている。金属探知装置60は、人が通り抜けられる大きさのゲートを有し、ゲートを通過する金属を検出することで、入場者3が身に着けた金属の所持物を探知する。
金属探知装置60は、振動子及びコイルを有しており、ゲート内に生じさせた磁場の変化を検出することで金属の所持物を探知する。入場者3は、置き場所B3に手荷物2を置いて手荷物検査を行わせる。一方、入場者3本人は、金属探知装置60のゲートを通過して、金属の所持物を身に着けているか否かを判定される。
この金属探知に基づく所持物の1次検査(以下では「所持物検査」とも言う)の結果、金属の所持物を身に着けていることが探知されると、検査員4によるボディチェックが2次検査として行われる。第1搬送装置10によって搬送された手荷物2(図示せぬ金属の所持物も含む)は、検査装置30による撮影が終わって検査装置30の出口まで到達すると、続いて第2搬送装置20により搬送方向A1へ搬送される。
金属探知装置60による所持物検査を終えた入場者3は、検査レーンB2を通って第2搬送装置20のところまで進み、手荷物検査を終えた手荷物2を受け取る。第2搬送装置20の搬送速度は第1搬送装置10の搬送速度よりも遅くなっており、入場者3が手荷物2を受け取りやすいようにしている。ただし、手荷物2に対する2次検査が行われる場合は、入場者3より先に検査員4が手荷物2を受け取る。
検査員4は、入場者3の立ち合いの元で手荷物2の中身を改め、持ち込み禁止物の有無を確認する。以上のとおり、入場検査システム1においては、検査装置30による手荷物検査と、金属探知装置60による所持物検査とが行われる。言い換えると、入場検査システム1は、入場者3の持ち物(手荷物2及び所持物)についてそれぞれ異なる種類の検査(手荷物検査及び所持物検査)を行う複数の検査装置(検査装置30及び金属探知装置60)により、それらの異なる種類の検査を行う。
上述した制御装置70による2次検査の判定方法について説明する。制御装置70は、入場検査システム1が備える各装置の動作を制御する装置である。制御装置70は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、メモリ、ストレージ及び通信部等を備えるコンピュータである。制御装置70は、第1搬送装置10、第2搬送装置20、検査装置30、金属探知装置60及びディスプレイ80と図示せぬ配線で電気的に接続されている。
制御装置70は、電気的に接続された各装置とデータのやり取りを行いながら各装置の動作を制御する。制御装置70は、手荷物2及び入場者3の所持物に持ち込み禁止物が含まれているか否かを検査するための検査処理を行う。具体的には、制御装置70は、撮影領域B4を通過する荷物を検査装置30に撮影させる撮影処理と、撮影処理により撮影された透過画像に基づいて、荷物に持ち込み禁止物が含まれているか否か、すなわち検査員4による2次検査が必要か否かを判定する手荷物判定処理とを検査処理として行う。
制御装置70は、例えば、撮影された透過画像から周知の画像解析手法により荷物に含まれる内容物の形状を解析し、解析した形状からパターンマッチング等の手法により内容物が持ち込み禁止物であるか否かを判定する処理を手荷物判定処理として行う。また、制御装置70は、金属探知装置60を制御して、入場者3が金属の所持物を身に着けているか否かを判定する所持物判定処理を行う。
制御装置70は、複数種類の判定処理(手荷物判定処理及び所持物判定処理)の判定結果を、上述した異なる種類の検査(手荷物検査及び所持物検査)の各検査結果として、互いに紐付けしてディスプレイ80に表示させる。ディスプレイ80は、図1に表すように、撮影後の手荷物2を検査員4が受け取る場所から視聴可能な位置に設けられている。手荷物検査及び所持物検査の各検査結果の例を、図2及び図3を参照して説明する。
図2及び図3は表示された検査結果を示す画像の一例を表す。制御装置70は、図2の例では、ディスプレイ80の表示面81に、手荷物検査の結果を示す結果画像C1-1と、所持物検査の結果を示す結果画像C2-1とを表示させている。手荷物検査の結果は、本実施例では、手荷物に持ち込み禁止物が含まれていないと判定された場合は「OK」、持ち込み禁止物が含まれていると判定された場合は「NG」で表されるものとする。
図2の例では、結果画像C1-1が「NG」を示すので手荷物2に持ち込み禁止物が含まれていると判定されたことが表されている。所持物検査の結果は、本実施例では、金属の所持物を身に着けていないと判定された場合は「OK」、金属の所持物を身に着けていると判定された場合は「NG」で表されるものとする。図2の例では、結果画像C2-1が「OK」を示すので入場者3は金属の所持物を身に着けていないと判定されたことが表されている。
このように、制御装置70は、手荷物検査及び所持物検査の各検査結果を1つの表示面81に同時に表示させる。制御装置70は、本実施例では、複数の検査装置(検査装置30及び金属探知装置60)が所定の期間(以下「検査期間」と言う)に行った検査の結果を各検査結果として同時に表示させる。検査期間とは、例えば、カメラ50が手荷物2を撮影した時刻(以下「手荷物撮影時刻」と言う)から始まる期間である。
制御装置70は、カメラ50が撮影する画像を解析して搬送路B1上を通過する物体を認識した時刻を手荷物撮影時刻として特定する。制御装置70は、手荷物撮影時刻から所定の時間が経過するまでの期間を検査期間として、その検査期間に行った検査の結果を示す結果画像を表示させる。所定の期間としては、例えば入場者が手荷物を置いてから金属探知装置60を通過するまでに要する平均時間に個人差を考慮した時間を加えた期間が用いられる。
なお、本実施例では、第1搬送装置10による搬送速度が人の歩く速度よりも大幅に速く設定されており、そのため、通常は手荷物検査よりも所持物検査の方が後に終わるものとする。また、制御装置70は、結果画像の他に、検査期間に撮影された手荷物2の透過画像G1-1と、同じく検査期間に撮影された手荷物2の外観画像G2-1とを表示させている。
透過画像G1-1によって、手荷物2の中にある持ち込み禁止物(図2の例ではナイフの形をした内容物)が表されているので、検査員4は2次検査の際に見つけるべき内容物の見当をつけることができる。また、外観画像G2-1によって、2次検査すべき手荷物2の外観が表されているので、検査員4が間違って違う手荷物を2次検査することを抑制することができる。
さらに、制御装置70は、異なる種類の検査(手荷物検査及び所持物検査)の総合判定として、入場者3の通過の可否を判定し、その総合判定の結果を示す総合判定結果画像C3-1をディスプレイ80に表示させている。制御装置70は、図2の例では、手荷物検査の結果が「NG」なので、入場者3の通過が不可であると判定し、2次検査が必要であることを示す総合判定結果画像C3-1を表示させている。
制御装置70は、図3の例では、手荷物検査の結果が「OK」であることを示す結果画像C1-2と、所持物検査の結果が「OK」であることを示す結果画像C2-2とを表示面81に表示させている。また、制御装置70は、持ち込み禁止物が写っていない透過画像G1-2と、外観画像G2-2とを表示させている。また、制御装置70は、手荷物検査及び所持物検査とも結果が「OK」なので、入場者3の通過が可能であると判定し、2次検査が不要であることを示す総合判定結果画像C3-2を表示させている。
以上のとおり、検査員4は、2次検査をすべき荷物を受け取る場所にいる場合に、各検査結果が表示されたディスプレイ80を見るだけで、手荷物検査の結果と所持物検査の結果とを知ることができる。このように、本実施例によれば、複数種類の検査結果が別々に表示される場合に比べて、複数の検査装置(検査装置30及び金属探知装置60)によるそれら複数種類の検査結果の確認を容易にすることができる。
また、本実施例では、制御装置70が、検査期間に行った検査の結果を複数の検査装置による複数種類の検査結果として紐付けて同時に表示させた。これにより、例えば複数の手荷物を持った入場者であっても、検査期間にそれらの手荷物検査が行われれば、それら複数の手荷物検査の結果が表示される。このように、本実施例では、同じ入場者に関する複数回の同じ種類の検査結果を同時に表示させることができる。
また、本実施例では、図2、図3に表すように総合判定がされるので、複数種類の検査が行われた結果、結局入場者を通過させてよいのかどうかの確認を容易にさせることができる。また、本実施例では、検査装置30及び金属探知装置60が、入場者3の進行方向A2に沿って互いに隣接して設置されている。これにより、手荷物検査及び所持物検査を並行して進めやすくすることができる。
また、一般的な金属探知装置では、金属が探知された場合に音を鳴らしたりランプを点灯させたりして検査員4に知らせる場合がある。これに対し、入場検査システム1は、金属探知装置60の検査結果を光及び音を用いずに表示面81への表示で検査員に知らせている。これにより、本実施例では、所持物検査の結果を入場者3に知らせずに検査員4だけが把握することができる。勿論、検査員4だけに知らせる方法により光及び音を併用してもよい。
[2]変形例
上述した各実施例はいずれも本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、各実施例及び各変形例は必要に応じてそれぞれ組み合わせてもよい。
[2-1]検査装置の配置
実施例では、複数の検査装置(検査装置30及び金属探知装置60)が入場者3の進行方向A2に沿って互いに隣接して設置されていたが、複数の検査装置の配置はこれに限らない。例えば、複数の検査装置が入場者3の進行方向A2に沿って順番に並べて配置されていてもよい。その場合でも、制御装置70が、複数種類の判定処理の判定結果を互いに紐付けしてディスプレイ80に表示させることで、複数種類の検査結果の確認を容易にすることができる。
[2-2]検査結果の紐付け方法
制御装置70は、実施例では、検査期間に行った検査の結果を各検査結果として紐付けて同時に表示させたが、複数種類の検査結果を紐付ける方法はこれに限らない。制御装置70は、本変形例では、複数の検査装置のうちの一方の検査装置の検査結果と、その検査結果が出たあとに最初に出た他方の検査装置の検査結果とを各検査結果として紐付けて同時に表示させる。
制御装置70は、例えば、手荷物判定処理が完了したときに手荷物検査の検査結果が出て、所持物判定処理が完了したときに所持物検査の検査結果が出たと判断する。そして、制御装置70は、例えば、手荷物判定処理が先に完了した場合は、その手荷物判定処理による検査結果と、その検査結果が出た後に最初に完了した所持物判定処理による検査結果とを紐付けて同時に表示させる。
また、制御装置70は、所持物判定処理が先に完了した場合は、その所持物判定処理による検査結果と、その検査結果が出た後に最初に完了した手荷物判定処理による検査結果とを紐付けて同時に表示させる。本変形例では、例えば上記変形例で述べたように複数の検査装置が入場者3の進行方向A2に沿って順番に並べて配置され、複数種類の検査(本変形例では手荷物検査及び所持物検査)の時間間隔が長くなる場合であっても、紐付けの間違いを生じにくくすることができる。
[2-3]検査の種類
入場検査システム1が行う検査の種類は、実施例で述べたものに限らない。例えば、金属探知機ではなくミリ波又はテラヘルツ波により反射画像を撮影する検査が行われてもよい。また、手荷物に含まれる液体(爆発物が疑われるもの)を検出する検査や、トレースと呼ばれる爆発物の痕跡を検出する検査などが行われてもよい。いずれの場合も、入場検査システムは、各検査を行う検査装置を備え、それらの検査を行う。要するに、持ち込み禁止物を検出したり会場での危険を防止したりするための検査であれば、どのような検査が行われてもよい。
[2-4]持ち物の画像表示
制御装置70は、実施例では、手荷物検査及び所持物検査の結果にかかわらず手荷物の透過画像及び外観画像を表示させたが、これに限らない。入場検査システム1が行う異なる種類の検査(手荷物検査及び所持物検査)は、いずれも、対象物(持ち込み禁止物)を検出する検査である。
本変形例では、制御装置70は、入場者の持ち物からその対象物が検出された場合にのみ、その持ち物の画像を検査結果として表示させる。持ち物の画像とは、例えば、図2等に表す透過画像及び外観画像である。なお、異なる種類の検査の中に例えば上記変形例で述べたミリ波又はテラヘルツ波により撮影された反射画像による検査が含まれている場合には、それらの反射画像が持ち物の画像に含まれていてもよい。
手荷物検査が「OK」の場合にも透過画像が表示されると、検査員4は、結果画像を見て検査結果が「OK」であると認識する前に透過画像を注視して持ち込み禁止物を探してしまうことがある。本変形例によれば、対象物が検出されなかった場合には持ち物の画像が表示されないので、検査員4にそのような不要な注意力を払わせないようにすることができる。
[2-5]荷物の検査場所
実施例では、荷物の検査がイベント会場で行われる場合を説明したが、これ以外にも、例えば、空港、駅、港及びバスターミナル等の乗り物の入場口で行われてもよいし、コンサート会場、スポーツ競技場、スタジアム及び美術館等の施設の入場口で行われてもよい。要するに、入場口において安全のため入場者の荷物の中身を確認する必要があれば、どのような場所(入場口)で荷物の検査が行われてもよい。
[2-6]1つの搬送装置
実施例では、搬送装置が2つであったが1つであってもよい。その場合、搬送速度は常に一定であってもよいし、検査する荷物が少ない場合(例えば一時点では1つの荷物しか検査しない場合)、荷物が撮影領域B4を通過する際は搬送速度を速くし、荷物が撮影領域B4を通過した後は搬送速度を遅くしてもよい。
1…入場検査システム、10…第1搬送装置、20…第2搬送装置、30…検査装置、40…フード、50…カメラ、60…金属探知装置、70…制御装置、80…ディスプレイ。

Claims (1)

  1. 入場者の持ち物についてそれぞれ異なる種類の検査を行う複数の検査装置により前記検査を行い、各検査結果を1つの表示面に同時に表示させる検査システムであって、
    通過する前記入場者が金属の所持物を身に着けているか否かを判定する金属検査装置と、
    前記入場者が持ち運ぶ手荷物を透過させた透過画像を撮影する透過撮影装置と、
    前記入場者によって置かれた前記手荷物を前記透過撮影装置に向けて搬送する第1搬送装置と、
    前記透過撮影装置により前記透過画像を撮影された後の前記手荷物を、受け取り場所に搬送する第2搬送装置と、
    前記入場者が前記手荷物を置いてから前記金属検査装置を通過するまでに要する平均時間に個人差を考慮した時間を加えた期間が経過するまでの検査期間に行った検査の結果を示す結果画像を同時に表示するディスプレイと、を有し、
    第2搬送装置の搬送速度は第1搬送装置の搬送速度よりも遅くなっていることを特徴とする検査システム
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