JP7289452B2 - リセプタクル端子及び基板コネクタ - Google Patents

リセプタクル端子及び基板コネクタ Download PDF

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Description

本発明は、リセプタクル端子及び基板コネクタに関する。
特許文献1では、接続対象物であるピン端子が接続される、フローティングコネクタと呼ばれる可動コネクタが提案されている。
前記可動コネクタは、基板に載置される固定ハウジングと、前記固定ハウジングに対して可動ハウジングを変位可能に支持する可動片と、端子とを備える。前記端子は、基板接続部と、固定ハウジング固定部と、可動片としての可動ばねと、可動ハウジング固定部と、前記ピン端子と導通接触する接触片とで構成される。
前記可動ばねは、挿抜方向に延びる2つの直線状部とU字状の2つの屈曲部とを含んで、連続状に折り返されている。また、前記接触片は、挿抜方向に片持ち状に延びるばね片である弾性腕で形成されている。
特開2018-63886号公報
しかしながら、挿抜方向に延在する要素(可動ばね、接触片)の曲げ変形のみによって、フローティング量が確保される構造であるため、端子及び可動コネクタにおいて、挿抜方向の高さが高くなる。
本発明の目的は、十分なフローティング量を確保しつつ低背化を達成するリセプタクル端子及び基板コネクタを提供することである。
請求項1に記載の発明は、基板対基板コネクタ(10)に用いられ板状のプラグ端子(6)と接続されるリセプタクル端子(3;3P)であって、挿抜方向(X)から見て、前記プラグ端子の板厚方向(T)に相当する第1方向(Y1)に延在し、前記プラグ端子の幅方向(W)に相当する第2方向(Y2)に対向して配置される一対の固定板部(31)であって、リセプタクルハウジングの固定孔(83)に圧入される圧入部(31a)と前記圧入部に隣接する非圧入部(31b)とを含む一対の固定板部と、前記一対の固定板部の前記非圧入部から延設される一対の基板接続部(32)と、前記第2方向に延在し前記一対の固定板部の前記非圧入部間を溝形状に接続する架橋板部(33)であって、前記第2方向に関して中央領域(CA)と前記中央領域の両側の一対の端部領域(EA)とを含む架橋板部と、前記架橋板部の前記中央領域から前記挿抜方向に片持ち状に延設される弾性板部(34)と、前記弾性板部の延設端部(34b)とU字状部(35)を介して接続され、前記プラグ端子を前記プラグ端子の両面(6a,6b)に面接触する状態で抱持する抱持部(70)と、を備え、前記抱持部が前記第1方向に変位するときに、前記弾性板部の曲げ変形に伴って前記架橋板部の前記一対の端部領域がねじり変形されるように構成されている、リセプタクル端子を提供する。
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。以下、この項において同じ。
請求項2に記載の発明のように、請求項1において、前記抱持部が、前記弾性板部の前記延設端部と前記U字状部を介して接続され、前記プラグ端子の一方の面(6a)に対して面接触する第1接触板部(71)と、前記第1接触板部の前記第2方向の一対の端部(71a)から一対のばね板部(73)を介してそれぞれ折り返され、前記プラグ端子の他方の面(6b)と面接触する一対の第2接触板部(72)と、を含み、前記一対の第2接触板部と前記第1接触板部との間で前記プラグ端子を抱持するように構成されていてもよい。
請求項3に記載の発明のように、請求項1又は2において、前記U字状部から前記弾性板部へ前記挿抜方向に延びるスリット(36;36P)が形成されていてもよい。
請求項4に記載の発明は、請求項1~3の何れか一項に記載のリセプタクル端子と、前記リセプタクル端子の前記一対の固定板部の前記圧入部が圧入される一対の固定孔(83)と、前記リセプタクル端子の前記抱持部が収容され、前記挿抜方向の両側に開放する収容室(25a)とが形成されるリセプタクルハウジングと、を備える基板コネクタ(1)を提供する。
請求項5に記載の発明のように、請求項4において、前記リセプタクル端子の前記U字状部から前記弾性板部へ前記挿抜方向に延びるスリットが形成され、前記リセプタクルハウジングが、前記スリット内に配置されており、前記リセプタクル端子への前記プラグ端子の接続を案内する案内リブ(91)を含んでいてもよい。
請求項1に記載の発明では、挿抜方向に延在する片持ち状の弾性板部の曲げ変形によるだけでなく、第2方向に延在する架橋板部の一対の端部領域のねじり変形によっても、抱持部の第1方向へのフローティング量が確保される。このため、挿抜方向の低背化を図りつつ、十分なフローティング量を確保することができる。
請求項2に記載の発明では、抱持部が、プラグ端子の一方の面に対して面接触する第1接触板部と、第1接触板部からばね板部を介して折り返されてプラグ端子の他方の面と面接触する一対の第2接触板部との間で、プラグ端子を抱持する。このため、広い接触面積で高い接触圧力を確保することができる。これにより、接触抵抗を抑えて高電流を流すことが可能となる。
請求項3に記載の発明では、U字状部から弾性板部側へ挿抜方向に延びるスリットが形成される。このため、挿抜方向に延びる軸線の回りに、弾性板部が捩じれ易くなる。これにより、基板間の捩じり方向のフローティング量を確保することができる。
請求項4に記載の発明では、挿抜方向の低背化を図りつつ、十分なフローティング量を確保することができる基板コネクタを実現することができる。また、リセプタクル端子の抱持部を収容するリセプタクルハウジングの収容室が、挿抜方向の両側に開放している。このため、プラグ端子を基板コネクタに対してトップ側、及び基板に対向するボトム側の何れの側からも接続することが可能となる。
請求項5に記載の発明では、リセプタクル端子のU字状部から弾性板部へ延びるスリット内にリセプタクルハウジングの案内リブが配置され、該案内リブによって、プラグ端子の接続が案内される。このため、接続作業時に、リセプタクル端子にかかる外力が低減され、リセプタクル端子のへたりの発生が抑制される。
図1は、本発明の第1実施形態に係るリセプタクル端子を含む基板コネクタであるリセプタクルコネクタの斜め上方からの斜視図である。 図2は、リセプタクルコネクタの斜め下方からの斜視図である。 図3は、リセプタクルコネクタの平面図である。 図4は、リセプタクルコネクタの底面図である。 図5は、プラグコネクタの斜め上方からの斜視図である。 図6は、プラグコネクタの斜め下方からの斜視図である。 図7は、プラグコネクタとリセプタクルコネクタとが嵌合されて構成される基板対基板コネクタの正面図である。 図8は、基板対基板コネクタの断面図である。 図9は、リセプタクル端子の斜め上方からの斜視図である。 図10は、リセプタクル端子の斜め下方からの斜視図である。 図11は、リセプタクル端子の上斜め後方からの斜視図である。 図12は、リセプタクル端子の正面図である。 図13Aは、リセプタクル端子の平面図である。図13Bは、リセプタクル端子の側面図である。図13Cは、リセプタクル端子の背面図である。 図14は、リセプタクルハウジングの斜め上方からの斜視図である。 図15は、リセプタクルハウジングの斜め下方からの斜視図である。 図16は、リセプタクルハウジングの平面図である。 図17は、リセプタクルハウジングの底面図である。 図18は、本発明の第2実施形態に係るリセプタクル端子の上斜め後方からの斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るリセプタクル端子3を含む基板コネクタであるリセプタクルコネクタ1の上方からの概略斜視図である。図2はリセプタクルコネクタ1の下方からの概略斜視図である。図3はリセプタクルコネクタ1の概略平面図である。図4はリセプタクルコネクタ1の概略底面図である。
図1~図4に示すように、リセプタクルコネクタ1は、リセプタクルハウジング2と、一対のリセプタクル端子3とを備える。リセプタクルコネクタ1は、基板100(図7を参照)に実装される。
図5は、相手側の基板コネクタであるプラグコネクタ4の斜め上方からの斜視図である。図6は、プラグコネクタ4の斜め下方からの斜視図である。図5及び図6に示すように、プラグコネクタ4は、プラグハウジング5と、一対のプラグ端子6とを備える。プラグコネクタ4は、基板200(図7を参照)に実装される。
図7及び図8に示すように、リセプタクルコネクタ1とプラグコネクタ4とが挿抜方向Xに嵌合されて、基板対基板コネクタ10が構成される。一対のリセプタクル端子3と一対のプラグ端子6とは、電源端子として機能する。
図8に示すように、基板100は、実装面である表面101と、裏面102とを有している。基板100は、表面101と裏面102とを貫通する開口部103を有している。プラグコネクタ4の一対のプラグ端子6は、基板100の裏面102側から開口部103を通して、一対のリセプタクル端子3に接続される。また、図示していないが、プラグコネクタ4が、上下反転された状態で、プラグ端子6が、リセプタクルコネクタ1のトップ側からリセプタクル端子3に接続される場合がある。
まず、プラグコネクタ4を説明する。
図5及び図6に示すように、プラグハウジング5は、天壁部51と、前壁部52と、後壁部53と、一対の側壁部54と、基板側の底壁部55とを含む。プラグハウジング5には、天壁部51から底壁部55に貫通する断面矩形の一対の端子保持孔56が形成されている。
各プラグ端子6は、挿抜方向Xに延びる長尺の矩形板状に形成されている。一対のプラグ端子6は、互いに平行に配置されて、一対の端子保持孔56に挿通されている。各プラグ端子6は、図示しない圧入突起によって、端子保持孔56に圧入固定されている。
挿抜方向Xから見て、プラグ端子6は、挿抜方向Xと直交する、板厚方向Tと幅方向Wとを有している。プラグ端子6は、板厚方向Tに対向する一方の面6aと他方の面6bとを有している。
プラグ端子6の下端は、プラグハウジング5の底壁部55から下方へ突出しており、基板接続部61を形成している。基板接続部61は、基板200の裏側へ貫通されている(図8を参照)。プラグ端子6の上端側の略半部が、プラグハウジング5の天壁部51から上方へ突出しており、接触部62を形成している。
次いで、リセプタクルコネクタ1を説明する。
以下では、図1~図4のリセプタクルコネクタ1において、接続されるプラグ端子6の板厚方向T(図5を参照)に相当する方向を第1方向Y1と言う。また、接続されるプラグ端子6の幅方向W(図5を参照)に相当する方向を第2方向Y2と言う。第1方向Y1及び第2方向Y2は、挿抜方向Xと直交する。
まず、リセプタクル端子3を説明する。
図9は、リセプタクル端子3の前斜め上方からの斜視図である。図10は、リセプタクル端子3の前斜め下方からの斜視図である。図11は、リセプタクル端子3の後斜め上方からの斜視図である。図12は、リセプタクル端子3の正面図である。図13Aは、リセプタクル端子3の平面図である。図13Bは、リセプタクル端子3の側面図である。図13Cは、リセプタクル端子3の背面図である。
図9~図13Cに示すように、リセプタクル端子3は、板金材により形成されている。リセプタクル端子3は、一対の固定板部31と、一対の基板接続部32と、架橋板部33と、弾性板部34と、U字状部35と、抱持部70とを備える。
一対の固定板部31は、図13Aに示すように挿抜方向Xから見て、第1方向Y1に延在し、第2方向Y2に対向して配置される。図13Bに示すように、各固定板部31は、リセプタクルハウジング2の固定孔83(図17を参照)に圧入される圧入部31aと、圧入部31aに隣接する非圧入部31bとを含む。圧入部31aには、圧入突起31cが形成されている。
各基板接続部32は、対応する固定板部31の非圧入部31bから延設される。固定板部31と基板接続部32とは、同一平面上に配置されている。非圧入部31bは、圧入部31aと基板接続部32との間に配置されている。
図9~図13Cに示すように、架橋板部33は、第2方向Y2に延在し、一対の固定板部31の非圧入部31b間を溝形状に接続する。架橋板部33は、挿抜方向Xを短手とし、第2方向Y2を長手とする長尺の矩形板部である。架橋板部33は、第2方向Y2の一対の端部33aと、上縁部33bと、下縁部33cとを有する。
図10~図12に示すように、架橋板部33は、第2方向Y2に関して、中央領域CAと、中央領域CAの両側に配置される一対の端部領域EAとを含む。各端部領域EAは、中央領域CAと対応する端部33aとを接続している。
図11に示すように、弾性板部34は、架橋板部33の中央領域CAから挿抜方向Xに片持ち状に延設される矩形板部である。弾性板部34は、架橋板部33の上縁部33bと接続される基端部34aと、基端部34aの反対側の延設端部34bとを含む。
図11及び図13Bに示すように、抱持部70は、下向きに開放する板状のU字状部35を介して弾性板部34の延設端部34bと接続されている。弾性板部34及びU字状部35には、挿抜方向Xに延びるスリット36が形成されている。スリット36は、弾性板部34の挿抜方向Xの全域に延びている。弾性板部34及びU字状部35のそれぞれは、スリット36を挟んで2つの部分に分割されている。
図13Bに示すように、第2方向Y2に見たときに、U字状部35は、弾性板部34に対して鋭角をなすように傾斜する案内部35aを含む。
図9~図13Cに示すように、抱持部70は、第1接触板部71と、一対の第2接触板部72と、一対のばね板部73と、第1案内板部74と、一対の第2案内板部75とを含む。
図13Bに示すように、第1接触板部71は、弾性板部34と平行に配置されている。図11に示すように、第1接触板部71は、挿抜方向Xを短手とし、第2方向Y2を長手とする矩形板部である。図11及び図13Aに示すように、第1接触板部71は、第2方向Y2の一対の端部71aと、上縁部71bと、下縁部71cとを有する。
図11に示すように、第1接触板部71の上縁部71bが、U字状部35を介して弾性板部34の延設端部34bと接続されている。
図9及び図13Aに示すように、第1接触板部71は、第2接触板部72側に突出する凸部71dを有している。凸部71dは、第2方向Y2に長い矩形状に形成されている。第1接触板部71の凸部71dの平坦な頂部によって、矩形状の第1接触部71eが形成されている。矩形状の第1接触部71eの裏側には、第1接触部71eを突出形成するために、矩形状の凹部71f(図11を参照)が形成されている。
図10に示すように、第1案内板部74は、第1接触板部71の下縁部71cの第2方向Y2の中央部から架橋板部33側に向けて下向き傾斜状に延設されている。
図9及び図13Aに示すように、一対の第2接触板部72は、第1接触板部71の第2方向Y2の一対の端部71aから一対のばね板部73を介して折り返状に接続されている。図12に示すように、各第2接触板部72は、第2方向Y2を短手とし、挿抜方向Xを長手とする矩形板部である。各第2接触板部72は、上端部72aと、下端部72bと、一対の側部72c,72dとを有している。
各第2接触板部72の一方の側部72cは、ばね板部73側に接続されている。一対の第2接触板部72の他方の側部72dどうしは、第2方向Y2に対向している。
図13Aに示すように、各第2接触板部72には、第1接触板部71側に突出する凸部72eが形成されている。凸部72eは、挿抜方向X(図13Aにおいて紙面に対して直交する方向)に長い矩形状に形成されている。第2接触板部72の凸部72eの頂部によって、矩形状の第2接触部72fが形成されている。第2接触部72fの裏側には、第2接触部72fを突出形成するために、矩形状の凹部72g(図9を参照)が形成されている。
図9、図10、図12及び図13Bに示すように、第2案内板部75,76は、各第2接触板部72から上下に延設されている。図12及び図13Bに示すように、上側の第2案内板部75は、各第2接触板部72の上端部72aから傾斜状に延設されている。下側の第2案内板部76は、各第2接触板部72の下端部72bから傾斜状に延設されている。
図13Bに示すように、上側の第2案内板部75と下側の第2案内板部76とは、互いに逆向きに傾斜している。また、上側の第2案内板部75とU字状部35の案内部35aとは、互いに逆向きに傾斜している。図8に示すように、下側の第2案内板部76と第1案内板部74とは、互いに逆向きに傾斜している。
第1案内板部74と下側の第2案内板部76は、下方からプラグ端子6の接触部62が挿入されるときに、挿入されるプラグ端子6の接触部62を第1接触板部71と第2接触板部72との間に案内する機能を果たす。
上側の第2案内板部75とU字状部35の案内部35aとは、図示していないが、リセプタクルコネクタ1のトップ側からプラグ端子6の接触部62が挿入されるときに、挿入されるプラグ端子6の接触部62を第1接触板部71と第2接触板部72との間に案内する機能を果たす。
図13Aに示すように、挿抜方向Xから見て、各ばね板部73は、第1接触板部71の対応する端部71aから第1方向Y1に直交状に延設される平板状の第1板部73aと、第1板部73aの延設端と対応する第2接触板部72とを連結する半円筒状の第2板部73bとを含む。
一対のばね板部73の第1板部73aは、第2方向Y2に対向する。第2方向Y2に関して、一対のばね板部73の第1板部73a間の間隔L1が、プラグ端子6の幅W1(図5を参照)よりも大きくされている(L1>W1)。これにより、第2方向Y2に関して、プラグ端子6とリセプタクル端子3とのフローティング量が確保される。
図8に示すように、コネクタ接続時に、抱持部70は、プラグ端子6の一方の面6aと他方の面6bとに面接触する状態で、プラグ端子6を抱持する。
具体的には、コネクタ接続時に、第1接触板部71が、プラグ端子6の一方の面6aに対して面接触し、一対の第2接触板部72が、プラグ端子6の他方の面6bと面接触する状態で、第1接触板部71と一対の第2接触板部72との間でプラグ端子6が抱持される。抱持部70は、プラグ端子6を接続する接続構造部として機能する。
次いで、リセプタクルハウジング2を説明する。
図14は、リセプタクルハウジング2の斜め上方からの斜視図である。図15は、リセプタクルハウジング2の斜め下方からの斜視図である。図16は、リセプタクルハウジング2の平面図である。図17は、リセプタクルハウジング2の底面図である。
図14~図17に示すように、リセプタクルハウジング2は、天壁部21と、前壁部22と、後壁部23と、一対の側壁部24と、リブ構造部80と、案内リブ91と、一対の位置決めリブ92とを含む。リセプタクルハウジング2には、一対の端子収容室25が形成されている。各端子収容室25にリセプタクル端子3が収容され保持される(図3を参照)。
各端子収容室25は、天壁部21に開口する上開口26と、下方に開口する下開口27とを有している。図3及び図14に示すように、各端子収容室25は、主に、リセプタクル端子3の抱持部70を収容する第1収容室25aと、リセプタクル端子3の一対の固定板部31の圧入部31aと弾性板部34(図11を参照)とを収容する第2収容室25bとを含む。
図15及び図17に示すように、リブ構造部80は、下部が下開口27から下方に突出する断面略I形形状のリブである。挿抜方向Xに見て、リブ構造部80は、仕切りリブ81と、一対の位置決めリブ82とを含む。仕切りリブ81は、第2方向Y2に延びており、一対の端子収容室25間を仕切る。
一対の位置決めリブ82は、仕切りリブ81の第2方向Y2の一対の端部81aに直交状に連結されており、それぞれ前壁部22及び後壁部23の内側に沿って配置されている。
図17に示すように、各位置決めリブ82の第1方向Y1の一対の端部82aには、対応する前壁部22及び後壁部23の内側にそれぞれ隣接する一対の固定孔83が形成されている。一対の固定孔83に対して、リセプタクル端子3の一対の固定板部31の圧入部31a(図10を参照)が圧入固定される。
図15及び図17に示すように、各位置決めリブ82の各端部82aは、リセプタクル端子3の架橋板部33の対応する端部33a(図11を参照)を第1方向Y1に位置決めする第1位置決め面84と、リセプタクル端子3の対応する固定板部31の非圧入部31b(図11を参照)を第2方向Y2に位置決めする第2位置決め面85とを直交状に有している。
図17に示すように、案内リブ91と一対の位置決めリブ92とは、各第2収容室25bにおいて対応する側壁部24の内側面から対応する第1収容室25a側に向けて突出している。図1に示すように、案内リブ91は、リセプタクル端子3のスリット36内に挿入配置されている。
図示していないが、プラグ端子6が端子収容室25にリセプタクルコネクタ1のトップ側から挿入されるときに、図1に示される案内リブ91の頂部91aが、リセプタクル端子3のU字状部35に先んじてプラグ端子6と当接する。これにより、プラグ端子6が、リセプタクル端子3に不用意な外力を及ぼすことなく、第1収容室25a内の抱持部70側(図3を参照)に、スムーズに案内される。
リセプタクルコネクタ1の組立時において、図2に示すように、リセプタクル端子3は、リセプタクルハウジング2の端子収容室25内へ、下開口27側から装着される。一対の位置決めリブ92の下端部92aが、リセプタクル端子3の架橋板部33の上縁部33bに当接することにより、リセプタクルハウジング2に対してリセプタクル端子3が挿抜方向Xに位置決めされる。
リセプタクル端子3が位置決めされた状態で、リセプタクル端子3の一対の固定板部31の非圧入部31bと、一対の基板接続部32と、架橋板部33とは、リセプタクルハウジング2の下方に突出している。
本実施形態では、図11に示すように、固定板部31が固定される状態で、抱持部70が白抜き矢符に示すように第1方向Y1に変位するときに、架橋板部33の第2方向Y2の中央領域CAから片持ち状に延設される弾性板部34の曲げ変形に伴って、架橋板部33の一対の端部領域EAが、端部33aを固定端として、図11に黒塗り矢符で示すように、ねじり変形される。
このため、リセプタクル端子3において、挿抜方向Xに延在する片持ち状の弾性板部34の曲げ変形によるだけでなく、第2方向Y2に延在する架橋板部33の一対の端部領域EAのねじり変形によっても、抱持部70の第1方向Y1へのフローティング量が確保される。このため、挿抜方向Xの低背化を図りつつ、十分なフローティング量を確保することができる。
また、図8及び図9に示すように、抱持部70が、プラグ端子6の一方の面6aに対して面接触する第1接触板部71と、第1接触板部71からばね板部73を介して折り返されてプラグ端子6の他方の面6bと面接触する一対の第2接触板部72との間で、プラグ端子6を抱持する。このため、広い接触面積で高い接触圧力を確保することができる。これにより、接触抵抗を抑えて高電流を流すことが可能となる。
また、図11に示すように、U字状部35から弾性板部34側へ挿抜方向Xに延びるスリット36が形成される。このため、スリット36に沿って挿抜方向Xに延びる軸線K1の回りに、弾性板部34が捩じれ易くなる。これにより、基板100,200(図8を参照)間の捩じり方向のフローティング量を確保することができる。
また、リセプタクル端子3を用いることにより、挿抜方向Xの低背化を図りつつ、十分なフローティング量を確保することができるリセプタクルコネクタ1(基板コネクタ)を実現することができる。
また、図8に示すように、リセプタクル端子3の抱持部70を収容するリセプタクルハウジング2の第1収容室25aが、挿抜方向Xの両側に開放している。このため、プラグ端子6をリセプタクルコネクタ1に対して図示しないトップ側、及び図示のように基板100に対向するボトム側の何れの側からも接続することが可能となる。
また、リセプタクル端子3のU字状部35から弾性板部34に延びるスリット36(図11を参照)内に、図1に示すように、リセプタクルハウジング2の案内リブ91が配置される。プラグ端子6(図5を参照)が、リセプタクルコネクタ1のトップ側から接続される接続作業時に、案内リブ91によって、プラグ端子6の接続が案内される。このため、トップ側からプラグ端子6が接続される接続作業時に、リセプタクル端子3にかかる外力が低減され、リセプタクル端子3のへたりの発生が抑制される。
(第2実施形態)
図18は、本発明の第2実施形態に係るリセプタクル端子3Pの上斜め後方からの斜視図である。
図18の第2実施形態に係るリセプタクル端子3Pが、図11の第1実施形態に係るリセプタクル端子3と主に異なるのは、U字状部35から弾性板部34に延びるスリット36Pが、挿抜方向Xに関して、第1接触板部71の上縁部71bと等しい位置、又は上縁部71bよりも上位に配置されていることである。
本実施形態では、弾性板部34に関して、挿抜方向Xの大部分の領域で、第2方向Y2の幅を広くすることができる。このため、より大電流を流すことができる。さらに、大電流に対応するために、リセプタクル端子3の板厚を厚くしてもよい。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、図示していないが、リセプタクルコネクタ1が、電源端子である一対のリセプタクル端子3に加えて、複数の信号端子を備えていてもよい。
また、図示していないが、リセプタクル端子3の基板接続部32が、固定板部31から直交状に折り曲げられて、基板100に表面実装されてもよい。その他、本発明は、特許請求の範囲記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1 リセプタクルコネクタ(基板コネクタ)
2 リセプタクルハウジング
3;3P リセプタクル端子
4 プラグコネクタ
6 プラグ端子
6a 一方の面
6b 他方の面
10 基板対基板コネクタ
25 端子収容室
25a 第1収容室
26 上開口
27 下開口
31 固定板部
31a 圧入部
31b 非圧入部
32 基板接続部
33 架橋板部
34 弾性板部
34a 基端部
34b 延設端部
35 U字状部
36;36P スリット
70 抱持部
71 第1接触板部
72 第2接触板部
73 ばね板部
80 リブ構造部
83 固定孔
91 案内リブ
91a 頂部
100 基板
103 開口部
200 基板
CA 中央領域
EA 端部領域
T 板厚方向
W 幅方向
X 挿抜方向
Y1 第1方向
Y2 第2方向

Claims (5)

  1. 基板対基板コネクタに用いられ板状のプラグ端子と接続されるリセプタクル端子であって、
    挿抜方向から見て、前記プラグ端子の板厚方向に相当する第1方向に延在し、前記プラグ端子の幅方向に相当する第2方向に対向して配置される一対の固定板部であって、リセプタクルハウジングの固定孔に圧入される圧入部と前記圧入部に隣接する非圧入部とを含む一対の固定板部と、
    前記一対の固定板部の前記非圧入部から延設される一対の基板接続部と、
    前記第2方向に延在し前記一対の固定板部の前記非圧入部間を溝形状に接続する架橋板部であって、前記第2方向に関して中央領域と前記中央領域の両側の一対の端部領域とを含む架橋板部と、
    前記架橋板部の前記中央領域から前記挿抜方向に片持ち状に延設される弾性板部と、
    前記弾性板部の延設端部とU字状部を介して接続され、前記プラグ端子を前記プラグ端子の両面に面接触する状態で抱持する抱持部と、を備え、
    前記抱持部が前記第1方向に変位するときに、前記弾性板部の曲げ変形に伴って前記架橋板部の前記一対の端部領域がねじり変形されるように構成されている、リセプタクル端子。
  2. 前記抱持部が、前記弾性板部の前記延設端部と前記U字状部を介して接続され、前記プラグ端子の一方の面に対して面接触する第1接触板部と、前記第1接触板部の前記第2方向の一対の端部から一対のばね板部を介してそれぞれ折り返され、前記プラグ端子の他方の面と面接触する一対の第2接触板部と、を含み、
    前記一対の第2接触板部と前記第1接触板部との間で前記プラグ端子を抱持するように構成されている、請求項1に記載のリセプタクル端子。
  3. 前記U字状部から前記弾性板部へ前記挿抜方向に延びるスリットが形成されている、請求項1又は2に記載のリセプタクル端子。
  4. 請求項1~3の何れか一項に記載のリセプタクル端子と、
    前記リセプタクル端子の前記一対の固定板部の前記圧入部が圧入される一対の固定孔と、前記リセプタクル端子の前記抱持部が収容され、前記挿抜方向の両側に開放する収容室とが形成されるリセプタクルハウジングと、を備える基板コネクタ。
  5. 前記リセプタクル端子の前記U字状部から前記弾性板部へ前記挿抜方向に延びるスリットが形成され、
    前記リセプタクルハウジングが、前記スリット内に配置されており、前記リセプタクル端子への前記プラグ端子の接続を案内する案内リブを含む、請求項4に記載の基板コネクタ。
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