JP3194177B2 - 中継用コネクタ - Google Patents

中継用コネクタ

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祐二 中村
保夫 中井
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線基板の導体箔によ
り形成された所定の回路とACインレット用コネクタや
ロッカスイッチなどの電気部品との間に介在される中継
用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】各種の電気部品や電子部品を実装した配
線基板の導体箔により形成されている所定の回路、たと
えば電源用回路にACインレット用コネクタやロッカス
イッチなどの電気部品(以下、これらを総称して相手方
部品という)を接続したり、配線基板を電気機器セット
に組み付けたりするための手順として、従来は、次の方
法が採用されていた。
【0003】すなわち、相手方部品に具備された突出片
でなる一対の端子を配線基板の電源用回路に半田付けに
て直付けした後、その配線基板を電気機器セットに収容
すると共に、相手方部品を電気機器セットのシャーシの
取付用開口に挿入するという手順を採用したり、電気機
器セットのシャーシに相手方部品を取り付けること、相
手方部品の端子にリード線を半田付けすること、その端
子に半田付けされたリード線を配線基板の電源回路に半
田付けにて接続すること、配線基板を電気機器セットに
組み付けること、などを所定の順序で行うという手順を
採用したりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の手順
によると、配線基板に各種の電気部品や電子部品を実装
することのためにその配線基板を半田浴にディップする
というディッピング工程を行った後に、それとは別工程
で相手方部品の端子やリード線などを半田付けしなけれ
ばならない面倒があるという問題があった。
【0005】ところで、相手方部品の端子と配線基板の
所定の回路とを、相手方部品の端子を差し込んで接続す
る形式の中継用コネクタを介して接続するようにすれ
ば、上記したディッピング工程を経ることによりその中
継用コネクタを他の電気部品や電子部品と共に配線基板
に実装できるようになるので、上述したようなリード線
などの半田付け工程が不要になって、そのような半田付
け工程をディッピング工程とは別工程で行う必要がなく
なる。
【0006】しかしながら、相手方部品の端子を差し込
んで接続する形式の中継用コネクタを実装した配線基板
を電気機器セットに装備した場合、配線基板への中継用
コネクタの実装位置についての精度や電気機器セットへ
の配線基板の組付け位置についての精度、さらには電気
機器セットシャーシへの相手方部品の取付位置の精度な
どがいずれも高度に維持されていないと、シャーシに取
り付けた相手方部品の端子を中継用コネクタの接片部に
差し込んだときに中継用コネクタや相手方部品に無理な
力が加わったままになる。そして、そのような事態を生
じている下では、中継用コネクタの端子部を配線基板の
導体箔に接合している半田付け個所に剥離が生じやすく
なるなどの種々の好ましくない事態の発生するおそれが
大きくなる。
【0007】本発明は以上の事情のもとでなされたもの
であり、相手方部品の端子が差し込まれる接片部を備え
た接片部材についてのボディへの組付け構造や接片部材
自体の構造、さらにはボディの構造などに工夫を講じる
ことによって、相手方部品との取付位置のずれを吸収す
る機能を備えた中継用コネクタを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の中継用コ
ネクタは、配線基板に搭載される中空区画室を備えたボ
ディの前壁に相手方部品に具備された突出片でなる端子
の挿通される開口が設けられ、上記配線基板の導体箔に
接続される端子部と、ボディに対する取付部と、取付部
から延び出て左右に撓み変形可能な支持杆部と、支持杆
部の端部に曲成された屈曲片部を介して設けられた左右
一対の弾性片でなりかつ上記端子が割込み挿入される接
片部とを一体に備えた接片部材における上記取付部が上
記ボディ側に取り付けられ、ボディの中空区画室に収容
された上記接片部材における支持杆部と接片部との左右
両側に、これら各部の所定幅の変位を許す空間が設けら
れていると共に、上記開口の左右方向での開口幅が上記
空間内での上記接片部の変位可能幅よりも小さくない大
きさになっており、上記接片部を形成している左右一対
の弾性片が、上記屈曲片部の前端部に曲成された垂下片
部の左右両端縁から前方に向けて延び出されており、こ
れらの左右一対の弾性片には、上記垂下片部を前方から
覆い隠すように左右両側に張り出す形態でU字形に曲が
った一対の基端片部と、この基端片部から前方に延び出
て相手方部品の端子が割込み挿入される一対の面板部
と、それらの面板部の前端縁から前拡がりに延び出た一
対の呼込みガイド片とが振り分けて具備されており、上
記ボディの中空区画室が、そのボディに設けられた中間
壁によって後室と前室とに仕切られていると共に、その
中間壁に開口が具備され、上記接片部を形成している一
対の上記弾性片の一対の面板部が上記中間壁の開口内に
配備され、一対の弾性片の一対の基端片部が上記後室内
に配備され、一対の弾性片の一対の呼込みガイド片が上
記前室内に配備されている、というものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の中継用コネクタによれば、接片
部材の支持杆部の左右方向への撓み変形やその撓み変形
に伴う接片部の変位が支持杆部と接片部との左右両側に
設けられた空間により許容される。そして、ボディの開
口の左右方向での開口幅が上記空間内での接片部の変位
可能幅よりも小さくない大きさになっているので、相手
方部品と中継用コネクタとの相対的な取付位置が左右方
向にずれていても、上記開口に挿通された相手方部品の
端子が割込み挿入可能な位置に接片部材の接片部の変位
が可能になる。そのため、ACインレット用コネクタや
ロッカスイッチなどを相手方部品として用いても、相手
方部品と中継用コネクタとの相対的な取付位置の左右方
向や上下方向にずれに対処できるようになる。さらに、
相手方部品の端子が接片部に具備された一対の面板部の
間に割込み挿入されることになるので、相手方部品と中
継用コネクタとの相対的な取付位置が上記端子の挿入方
向にずれていても、一定の範囲内では端子と面板部との
接触面積が十分に広くなり、確実な電気的接続状態が保
たれる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例による中継用コネクタ
Aの平面図、図2は同コネクタAの正面図、図3は同コ
ネクタに用いられている接片部材5の斜視図、図4は図
1のIV−IVに沿う断面図、図5は図1のV−Vに沿
う断面図、図6は同コネクタAの使用状態を示す平面図
である。
【0011】この中継用コネクタAは、ACインレット
用コネクタやロッカスイッチなどのように突出片でなる
端子を一対を備えた相手方部品Bを使用対象としてい
る。
【0012】この中継用コネクタAにおいて、ボディ1
は絶縁性に優れた合成樹脂で成形されており、底壁11
と、前壁12と、左右の側壁13,13と、左右の側壁
13,13の相互間位置に設けられた仕切り壁14とを
有している。そして、図1、図4および図5のように、
ボディ1の内部空間が仕切り壁14により左右に2つの
区画室21,21に分けられている。
【0013】図1、図4または図5に示したように、左
右それぞれの区画室21において、底壁11には、区画
室21を前室23と後室24とに仕切る中間壁22と、
後室24に突き出た平面視L字形の背壁25が立ち上げ
られており、中間壁22は背壁25よりも背高で、前壁
12と同一高さになっている。また、前壁12や中間壁
22には、前室23との対応個所に凹入状の開口16,
26が設けられている。前壁12の開口16における上
下方向での開口幅H1(図2)は、後述する相手方部品
Bの端子300の上下幅h(図8参照)よりも大きくな
っている。中間壁22の開口26は、左右方向の開口幅
W2(図5)が前壁12の開口16の左右方向の開口幅
W1(図2)よりも広く、上下方向の開口幅H2(図
5)が前壁12の開口41の上下方向の開口幅H1(図
2)とほゞ同一になっている。そして、前壁12の開口
16と中間壁22の開口26とは図1に示したようにそ
れらの中心線L1−L1が一致している。さらに、上記
底壁11における後室24との対応個所には図4のよう
に取付孔15が形成されている。なお、前壁12の開口
16には外拡がりのガイド口16aが備わっている。
【0014】上記した構成を有するボディ1の底壁11
には、配線基板100側の位置決め用孔部110に挿入
される複数のボス部41…や、配線基板100側の取付
用孔部120に挿入して係合される複数の係合爪部42
…が設けられている。
【0015】図3に示した接片部材5は、端子部51
と、ボディ1に対する取付部52と、取付部52から延
び出た長い支持杆部53と、支持杆部53の端部に屈曲
片部54を介して設けられた接片部55とを備えてい
る。接片部55は、上記屈曲片部54の前端部に曲成さ
れた垂下片部56の左右両端縁から前方に向けて延び出
された一対の弾性片57,57によって形成されてお
り、それぞれの弾性片57,57には、上記垂下片部5
6を前方から覆い隠すようにU字形に曲がった基端片部
58,58と、基端片部58,58から前方に延び出た
矩形の面板部59,59と、面板部59,59の前端縁
から前拡がりに延び出た呼込みガイド片59a,59a
とが振り分けて具備されている。また、上記取付部52
には係合爪52aが切起し形成されている。この接片部
材5において、左右一対の弾性片57,57の弾性力は
上記支持杆部53の弾性力よりも大きくなっている。
【0016】上記接片部材5は、上記ボディ1における
左右の各区画室21,21にそれぞれ配備される。すな
わち、それぞれの区画室21においては、後室24に上
方から接片部材5が挿入され、図4のように、端子部5
1が取付孔15を通して底壁11の下方に突出されると
共に、取付部52の係合爪52aが上記取付孔15の近
傍に設けられた係合段部15aに係合される。また、こ
の状態で取付部52に具備されている突片部52b,5
2c(図3参照)が、ボディ1側に設けられている支持
部(不図示)によって下方から支えられる。したがっ
て、接片部材5は、係合爪52aと係合段部15aとの
係合によって上方への抜出しが阻止されると同時に、突
片部52b,52cが支持部により下方から支えられる
ことによって下方への位置ずれが阻止される。
【0017】こうしてボディ1のそれぞれの区画室21
に組み付けられた接片部材5においては、図4のよう
に、支持杆部53がボディ1の側壁13と背壁25(ま
たは仕切り壁14と背壁25)の相互間の空間内で立ち
上がり、その支持杆部53の左右両側にはこの支持杆部
53が左右に撓み変形することを許容する空間61,6
2が確保される。そして、支持杆部53の左右方向での
撓み変形は側壁13と背壁25(または仕切り壁14と
背壁25)とにより規制されるようになっている。ま
た、図1のように、接片部55を形成している一対の弾
性片57,57の基端片部58,58が後室24内にお
いて側壁13と仕切り壁14の相互間に配備され、面板
部59,59が中間壁22の開口26内に配備され、呼
込みガイド片59a,59aが前室23内に配備される
ことによって、その接片部55の左右両側に空間が確保
される。そして、この接片部55は、上記支持杆部53
が左右に撓み変形したときにその空間内で左右に変位で
きるようになっている。また、支持杆部53が撓み変形
していないときの一対の弾性片57,57における面板
部59,59の合わせ位置は、図1で判るように、上記
開口16,26の中心線L1の位置にあり、この位置が
接片部55の基準位置となる。
【0018】ここで、図2に示した前壁12の開口16
の左右方向での開口幅W1は、接片部55の変位可能幅
よりもやゝ大きくなっている。また、開口16に臨んで
いる上記接片部55において、一対の弾性片57,57
の上下方向での対向幅h2、すなわち面板部59,59
の上下方向の長さh2は、開口16の上下方向での開口
幅H1よりもやゝ短くなっており、しかも、図8に示し
たように上記面板部59,59の上下方向の長さh2
は、相手方部品Bの端子300の上下幅hよりも長くな
っている。さらに、接片部55はその全高部分が開口1
6に臨んでいる。
【0019】上記の中継用コネクタAにおいては、図6
で判るように、前壁12に設けられた左右2つの開口1
6,16相互の中心間距離と各区画室21,21に各別
に配備された変位していない状態での接片部55,55
相互の中心間距離は相手方部品Bに具備された一対の端
子300,300の中心間距離に一致している。
【0020】以上説明した中継用コネクタAは、図2お
よび図4のように、配線基板100の位置決め用孔部1
10にボス部41…を挿通することにより位置決めさ
れ、配線基板100の取付用孔部120に係合爪部42
…を挿入して係合させることによって配線基板100に
固定される。また、ボディ1から下方に突出している端
子部51,51は、配線基板100の端子挿通孔13
0,130に差し込まれて配線基板100の導体箔(不
図示)に半田付けされる。この半田付けは、配線基板1
00に図示していない各種の電気部品や電子部品を実装
するためち行うディッピング工程で同時に行うことが可
能であり、そのようにすると、中継用コネクタAだけを
別工程で配線基板100に半田付けするという余分な半
田付け工程を省略することができるようになるという利
点がある。
【0021】中継用コネクタAの使用状態を示した図6
で判るように、中継用コネクタAを搭載した配線基板1
00は電気機器セットに組み付けられる。そして、その
電気機器セットのシャーシ200に開設された取付用開
口210に外方から挿入した相手方部品Bの一対の端子
300,300が、中継用コネクタAにおけるボディ1
側の開口16を通して一対の接片部材5,5における各
接片部55,55に割込み挿入される。この場合におい
て、配線基板100への中継用コネクタAの実装位置や
電気機器セットへの配線基板100の組付け位置、さら
には電気機器セットシャーシ200への相手方部品Bの
取付位置などに多少のずれがあると、相手方部品Bにお
ける一対の端子300,300のボディ1への差込み位
置と上述した基準位置L1−L1,L1−L1との間で
左右方向Xのずれが生じたり、あるいは、図8に示した
接片部55の中心線M1−M1と端子300の中心線と
の間に上下方向Yのずれが生じたりする。
【0022】しかしながら、この実施例の中継用コネク
タAによると、上記した左右方向Xのずれが存在してい
るときには、ボディ1側の開口16を通して挿入された
端子300が一対の呼込みガイド片59a,59aのい
ずれかに当たるので、端子300が挿入されていくのに
伴って呼込みガイド片59aの作用で支持杆部53が左
右いずれかに撓み変形し、それに伴って接片部55が支
持杆部53と同じ方向に変位し、これによって接片部5
5の一対の面板部59,59の合わせ位置が端子300
に対向するようになる。したがって、端子300がさら
に挿入されると、その端子300が一対の面板部59,
59の間に分け入って接片部55に割込み挿入される。
この場合、左右一対の弾性片57,57の弾性力は支持
杆部53の弾性力よりも大きいので、一対の弾性片5
7,57が開くことはない。図7は基準位置L1−L1
よりも左側に変位した接片部55に相手方部品Bの端子
部300が割込み挿入されている状態を例示している。
同図において、X1は接片部55の変位幅を示してい
る。
【0023】また、上記した上下方向Yでのずれが存在
しているとしても、接片部55における一対の弾性片5
7,57の上下方向での対向幅h2および前壁12の開
口16の上下方向Yでの開口幅H1が相手方部品Bの端
子300の上下幅hよりも大きくなっていることによ
り、接片部55に割込み挿入された端子300と接片部
との電気的接続状態が保たれる。図8は接片部55の中
心線M1−M1に対して端子300の中心線が上方にず
れている状態を例示している。Y1はずれ幅を示してい
る。このような上下方向でのずれの吸収を確実に行わせ
るためには、一対の弾性片57,57の上下方向での対
向幅h2や前壁12の開口16の上下方向Yでの開口幅
H1を相手方部品Bの端子300の上下幅hの2倍より
も大きくしておくことが望ましいが、そうすることが不
可欠ではない。ただし、上記対向幅h2や開口幅H1が
小さすぎると、接片部55の中心線M1−M1に対して
端子300の中心線がずれたときに、端子300の一部
が接片部55からはみ出したりするおそれがあり、その
ような状態では、接片部55と端子300との接触面積
が狭くなって確実な電気的接触状態が図れなくなるおそ
れがある。したがって、上記の対向幅h2は、そのよう
なおそれのない長さに定めることが臨まれる。
【0024】他方、相手方部品Bと中継用コネクタAと
の相対的な取付位置が上記端子300の挿入方向にずれ
ているときには、そのずれ幅が一定の範囲内にあるとき
には、端子300と面板部59との接触面積が十分に広
くなるので、この場合にも、確実な電気的接続状態が保
たれる。
【0025】この実施例においては、ボディ1が2つの
区画室21,21を有しているけれども、ボディ1に1
つだけの区画室を設け、その区画室に1つの接片部材を
設けたものも本発明の範囲に含まれ、そのようなもの
は、1つの端子を備えた相手方部品と組み合わせて使用
される。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明による中継用コネク
タによると、相手方部品との間に左右方向での相対的な
取付位置のずれがあっても、相手方部品の端子と中継用
コネクタの接片部とを電気的に接続可能となり、そのよ
うな接続状態においても中継用コネクタや相手方部品に
無理な力が加わったままになるといった事態を生じにく
い。また、本発明の中継用コネクタは、ディッピング工
程を経ることによって他の電気部品や電子部品と共に配
線基板に実装できるようになるという利点もを持つもの
である。また、支持杆部が撓み変形した状態で接片部に
相手方部品の端子が割込み挿入されていても、接片部の
一対の弾性片が開いて上記端子との接続状態が損なわれ
るといった事態が生じず、確実な電気的接続状態が保た
れる。さらに、ACインレット用コネクタやロッカスイ
ッチなどの一対の端子を備えた相手方部品を使用対象に
することができるようになる。さらに、相手方部品との
間に左右方向や上下方向での相対的な取付位置のずれが
あっても、相手方部品の端子をボディの開口を通して挿
入する動作を行うことにより、端子が接片部の一対の弾
性片の間に確実に割込み挿入され、しかも相手方部品と
の間に端子挿入方向での相対的な取付位置のずれがあっ
ても、接触面積の大きな確実な電気的接触状態が確保さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による中継用コネクタの平面図
である。
【図2】同コネクタの正面図である。
【図3】同コネクタに用いられている接片部材5の斜視
図である。
【図4】図1のIV−IVに沿う断面図である。
【図5】図1のV−Vに沿う断面図である。
【図6】同コネクタAの使用状態を示す平面図である。
【図7】左側に変位した接片部に相手方部品の端子部が
割込み挿入されている状態を例示した説明図である。
【図8】接片部に対し端子が上方にずれている状態を例
示した説明図である。
【符号の説明】
A 中継用コネクタ B 相手方部品 1 ボディ 5 接片部材 12 前壁 16 開口 21 区画室 51 端子部 52 取付部 53 支持杆部 55 接片部 57 弾性片 59 面板部 59a 呼込みガイド片 61,62 空間 100 配線基板 300 相手方部品の端子 W1 開口の左右方向での開口幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 保夫 大阪府八尾市北久宝寺1丁目4番33号 ホシデン株式会社内 (72)発明者 福村 繁章 大阪府八尾市北久宝寺1丁目4番33号 ホシデン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−106882(JP,A) 実開 昭61−201288(JP,U) 実開 平1−103178(JP,U) 実開 平3−39268(JP,U) 実開 昭55−30445(JP,U) 実開 昭62−53580(JP,U) 実開 平3−32373(JP,U) 実開 平5−17950(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/11 302 H01R 12/22 H01R 24/06 H01R 31/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板に搭載される中空区画室を備え
    たボディの前壁に相手方部品に具備された突出片でなる
    端子の挿通される開口が設けられ、 上記配線基板の導体箔に接続される端子部と、ボディに
    対する取付部と、取付部から延び出て左右に撓み変形可
    能な支持杆部と、支持杆部の端部に曲成された屈曲片部
    を介して設けられた左右一対の弾性片でなりかつ上記端
    子が割込み挿入される接片部とを一体に備えた接片部材
    における上記取付部が上記ボディ側に取り付けられ、 ボディの中空区画室に収容された上記接片部材における
    支持杆部と接片部との左右両側に、これら各部の所定幅
    の変位を許す空間が設けられていると共に、上記開口の
    左右方向での開口幅が上記空間内での上記接片部の変位
    可能幅よりも小さくない大きさになっており 上記接片部を形成している左右一対の弾性片が、上記屈
    曲片部の前端部に曲成された垂下片部の左右両端縁から
    前方に向けて延び出されており、これらの左右一対の弾
    性片には、上記垂下片部を前方から覆い隠すように左右
    両側に張り出す形態でU字形に曲がった一対の基端片部
    と、この基端片部から前方に延び出て相手方部品の端子
    が割込み挿入される一対の面板部と、それらの面板部の
    前端縁から前拡がりに延び出た一対の呼込みガイド片と
    が振り分けて具備されており、 上記ボディの中空区画室が、そのボディに設けられた中
    間壁によって後室と前室とに仕切られていると共に、そ
    の中間壁に開口が具備され、 上記接片部を形成している一対の上記弾性片の一対の面
    板部が上記中間壁の開口内に配備され、一対の弾性片の
    一対の基端片部が上記後室内に配備され、一対の弾性片
    の一対の呼込みガイド片が上記前室内に配備されている
    ことを特徴とする中継用コネクタ。
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