JP7289225B2 - 濃縮装置ならびに濃縮装置の洗浄方法および濃縮方法 - Google Patents
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Description
ここで、ジュースなどの飲料を濃縮する従来の方法として、減圧によってその水分を蒸発させて濃縮する方法(減圧蒸留法)が挙げられる。しかし、この減圧蒸留法では風味(フレーバー)成分も蒸発してしまい、濃縮後に風味が落ちてしまう。
そこで、風味を落とさずに濃縮する方法として、フィード溶液として濃縮対象の飲料を用意し、正浸透現象を利用して水を抜いて濃縮化する方法が挙げられる。
通常はこのようなファウリングが生じないように、フィード溶液のフラックスや濃度を調整するが、ファウリングはどうしても徐々に進行し、フィード溶液のフラックスも低下し、濃縮化の効率は低下していく。
1. 膜を清澄な水で水洗する。
2. 膜をアルカリ系の洗浄剤で洗浄する。
3. 膜を酸系の洗浄剤で洗浄する。
1. CIP洗浄は時間がかかるため、頻繁に行うことができず、システムダウンタイムが長い。
2. CIP洗浄では膜性能が回復しない場合も多い。
3. CIP洗浄実施時は、フィード溶液、ドロー溶液とも抜き出してから行う必要があるため、高価な液体の場合は製品ロスが大きくなり、問題となることがある。
前記フィード溶液が送液されるフィードラインと、前記ドロー溶液が送液されるドローラインと、正浸透膜を有する正浸透モジュールと、該正浸透モジュールの前記正浸透膜を逆洗する洗浄機構を有しており、
前記正浸透モジュールは、前記フィードラインからの前記フィード溶液が通過する第1部屋と、前記ドローラインからの前記ドロー溶液が通過する第2部屋をさらに有し、前記正浸透膜は前記第1部屋と前記第2部屋の仕切りであり、該正浸透膜を介して、前記第1部屋中の前記フィード溶液から前記第2部屋中の前記ドロー溶液へ前記フィード溶液中の水が移行されて前記フィード溶液が濃縮されるものであり、
前記洗浄機構は、前記フィード溶液よりも低い浸透圧を有する純水を含む洗浄液が送液される洗浄ラインと、該洗浄ラインにおける前記洗浄液の送液と前記ドローラインにおける前記ドロー溶液の送液を切り替えるバルブを有しており、
該バルブの切り替えにより、前記ドローラインからの前記ドロー溶液に替わって前記洗浄ラインからの前記洗浄液が前記正浸透モジュールの前記第2部屋を通過するものであり、前記正浸透膜を介して、前記第2部屋中の前記洗浄液から前記第1部屋中の前記フィード溶液へ前記洗浄液中の水が移行されて前記正浸透膜が逆洗されるものであることを特徴とする濃縮装置を提供する。
フィード溶液は洗浄液からの水により一旦薄まるものの、再度ドロー溶液と正浸透膜を介して接触させれば水はドロー溶液に移行するため、成分に変化を起こすことなく洗浄およびその後の濃縮化が可能である。
また、CIP洗浄では、フィード溶液およびドロー溶液を抜き出してから行う必要がありシステムダウンタイムが長いが、本発明の装置であれば非常に短い時間で正浸透膜を洗浄可能である。
また、CIP洗浄のようにフィード溶液およびドロー溶液を抜き出す必要がないため、正浸透膜の洗浄の際の製品ロスをなくすことができる。そのため、低コスト化を図ることができる。
このようにファウリング解消を上記洗浄機構により簡便に行うことができるため、ファウリング解消のためにその都度CIP洗浄を行う従来装置に比べて、CIP洗浄の実施頻度を最小限にすることができる。つまり、薬品等を使用するCIP洗浄を何か他の理由等で別途行う必要性があるとしても、全体として大幅に頻度を減らすことができる。
前記正浸透膜は前記中空糸であり、前記第1部屋は前記中空糸内の空間であり、前記第2部屋は前記外箱内かつ前記中空糸外の空間とすることができる。
前記フィードラインは、前記フィード槽と前記正浸透モジュールとの間で前記フィード溶液を循環させるものであり、
前記ドローラインは、前記ドロー槽と前記正浸透モジュールとの間で前記ドロー溶液を循環させるものであり、
前記洗浄ラインは、前記洗浄槽と前記正浸透モジュールとの間で前記洗浄液を循環させるものとすることができる。
また、ドロー溶液や洗浄液を循環可能なため、1パスの場合に比べて用意するドロー溶液や洗浄液の量を減らすことができ、コストを削減することができる。
前記フィード溶液が送液されるフィードラインと、前記ドロー溶液が送液されるドローラインと、正浸透膜を有する正浸透モジュールと、該正浸透モジュールの前記正浸透膜を逆洗する洗浄機構を有しており、
前記正浸透モジュールは、前記フィードラインからの前記フィード溶液が通過する第1部屋と、前記ドローラインからの前記ドロー溶液が通過する第2部屋をさらに有し、前記正浸透膜は前記第1部屋と前記第2部屋の仕切りであり、該正浸透膜を介して、前記第1部屋中の前記フィード溶液から前記第2部屋中の前記ドロー溶液へ前記フィード溶液中の水が移行されて前記フィード溶液が濃縮されるものであり、
前記洗浄機構は、前記フィード溶液よりも低い浸透圧を有する純水を含む洗浄液が送液される洗浄ラインと、該洗浄ラインにおける前記洗浄液の送液と前記ドローラインにおける前記ドロー溶液の送液を切り替えるバルブを有する、前記濃縮装置を用い、
前記フィード溶液の濃縮を行った後、
前記バルブの切り替えにより、前記ドローラインからの前記ドロー溶液に替わって前記洗浄ラインからの前記洗浄液を前記正浸透モジュールの前記第2部屋を通過させ、前記正浸透膜を介して、前記第2部屋中の前記洗浄液から前記第1部屋中の前記フィード溶液へ前記洗浄液中の水を移行させて前記正浸透膜を逆洗することを特徴とする濃縮装置の洗浄方法を提供する。
また、正浸透膜を介した水の移行だけで濃縮化および洗浄が可能である。
また、CIP洗浄に比べてシステムダウンタイムを非常に短くすることができるし、洗浄時におけるフィード溶液やドロー溶液の抜き出しが必要ないため、製品ロスをなくすことができ、低コストで行うことができる。
そして、ファウリング解消を上記洗浄方法で簡便に行うことができるため、薬品等を使用するCIP洗浄の頻度を大幅に減らすことができる。
前記正浸透膜を前記中空糸とし、前記第1部屋を前記中空糸内の空間とし、前記第2部屋を前記外箱内かつ前記中空糸外の空間とすることができる。
前記フィード溶液を収容するフィード槽と、前記ドロー溶液を収容するドロー槽と、前記洗浄液を収容する洗浄槽をさらに有するものとし、
前記フィードラインを、前記フィード槽と前記正浸透モジュールとの間で前記フィード溶液を循環させるものとし、
前記ドローラインを、前記ドロー槽と前記正浸透モジュールとの間で前記ドロー溶液を循環させるものとし、
前記洗浄ラインを、前記洗浄槽と前記正浸透モジュールとの間で前記洗浄液を循環させるものとすることができる。
上記本発明の濃縮装置の洗浄方法によって、前記濃縮装置における前記正浸透モジュールの前記正浸透膜を逆洗した後、
前記バルブの切り替えにより、前記洗浄ラインからの前記洗浄液に替わって前記ドローラインからの前記ドロー溶液を前記正浸透モジュールの前記第2部屋を通過させ、逆洗後の前記正浸透膜を介して、前記第1部屋中の前記フィード溶液から前記第2部屋中の前記ドロー溶液へ前記フィード溶液中の水を移行させて前記フィード溶液を更に濃縮することを特徴とする濃縮方法を提供する。
洗浄が正浸透膜を介しての水の移行によるものなので、洗浄後に速やかに安全にフィード溶液の濃縮化を再開することができる。
図1に本発明の濃縮装置の概略の一例を示す。
本発明の濃縮装置1は、フィード溶液から該フィード溶液よりも高い浸透圧を有するドロー溶液へ、フィード溶液中の水が移行されてフィード溶液が濃縮される装置である。図1に示す例では、フィード溶液を収容するフィード槽2と、ドロー溶液を収容するドロー槽3と、洗浄液(フィード溶液よりも低い浸透圧を有する。純水を含んでいる。)を収容する洗浄槽4を有している。また、正浸透膜5を有する正浸透モジュール6(以下、単にモジュールとも言う)を有している。
この第1部屋にはフィードライン7から送液されてくるフィード溶液が通過して排出可能になっている。また、第2部屋には、ドローライン8から送液されてくるドロー溶液、または、洗浄ライン9から送液されてくる洗浄液が通過して排出可能になっている。
まずドローライン8は、モジュール6への入口付近およびモジュール6からの出口付近にバルブ12A、12Bを有している。このバルブ12A、12Bの開閉により、ドロー溶液をモジュール6へ送液開始・停止が可能である。
また洗浄ライン9は、モジュール6への入口付近およびモジュール6からの出口付近にバルブ13A、13Bを有している。このバルブ13A、13Bの開閉により、洗浄液をモジュール6へ送液開始・停止が可能である。
なお、バルブ12A-13B、洗浄槽4、洗浄ライン9からなる、正浸透膜5のファウリングを逆洗で解消するための機構を洗浄機構14と言う。
フィード溶液の濃縮の際には、バルブ12A、12Bが開けられており、バルブ13A、13Bが閉じられている。この場合、モジュール6の第2部屋にはドローライン8からのドロー溶液のみが送液されることになる。モジュール6内で正浸透膜5を介して、第1部屋中のフィード溶液から第2部屋中のドロー溶液へフィード溶液中の水が移行されて、フィード溶液を濃縮することが可能である。
一方、正浸透膜5の逆洗においては、バルブ12A、12Bは閉じられており、バルブ13A、13Bは開けられている。この場合、濃縮時におけるドロー溶液の送液に替わって、モジュール6の第2部屋には洗浄ライン9からの洗浄液のみが送液されることになる。モジュール6内で正浸透膜5を介して、第2部屋中の洗浄液から第1部屋中のフィード溶液へ洗浄液中の水が移行されて、ファウリングにより詰まった正浸透膜5を逆洗することが可能である。
またフィード溶液中の溶質が溶けた水溶液も、仮に洗浄時に洗浄液からフィード溶液へ水以外のものが移行しても特に問題が生じないので好ましい。また、特にフィード溶液の浸透圧が高い場合に、正浸透膜への負荷を軽減することができる。
例えば、中空糸よりも口径が大きいチューブラ膜からなるものとすることができる。あるいは、平膜からなるものや、平膜を用いたスパイラル膜からなるものとすることができる。
平膜からなるものは、例えば平膜を仕切りにして外箱内を2つの空間(第1部屋および第2部屋)に分けたものとすることができる。
まず、濃縮装置1を使用して、フィード溶液およびドロー溶液をモジュール6の第1部屋、第2部屋にそれぞれ送液して通過させて、フィード溶液から、より浸透圧の高いドロー溶液へ(すなわち第1部屋から第2部屋へ)正浸透膜5を介して水を移行させ、フィード溶液の濃縮を行う。
これにより正浸透膜5は逆洗状態となり、ファウリングしていた物質は移行してきた水と共にフィード溶液中に戻り、正浸透膜5の第1部屋側におけるファウリングを解消することができる。短時間かつ簡便に、しかも低コストでファウリングの解消が実現可能であり、極めて有効である。
また、例えばフィード溶液に含まれる溶質が溶けた水溶液を洗浄液として用いることで、純水を用いる場合に比べ、フィード溶液と洗浄液との浸透圧差が大きくなりすぎないように調整することができる。このような調整により、大きな浸透圧差を原因として正浸透膜5が逆洗で損傷するのを効果的に防ぐことができる。
5…正浸透膜、 6…正浸透モジュール、 7…フィードライン、
8…ドローライン、 9…洗浄ライン、 10…外箱、 11…中空糸、
12A、12B、13A、13B…バルブ、 14…洗浄機構、
15…スパイラル膜、 16…平膜、 17…フィードスペーサ、
18…ドロースペーサ 19…中心管、 20…セパレータ。
Claims (9)
- フィード溶液から該フィード溶液よりも高い浸透圧を有するドロー溶液へ、前記フィード溶液中の水が移行されて前記フィード溶液が濃縮される濃縮装置であって、
前記フィード溶液として飲料が送液されるフィードラインと、前記ドロー溶液が送液されるドローラインと、正浸透膜を有する正浸透モジュールと、該正浸透モジュールの前記正浸透膜を逆洗する洗浄機構を有しており、
前記正浸透モジュールは、前記フィードラインからの前記フィード溶液が通過する第1部屋と、前記ドローラインからの前記ドロー溶液が通過する第2部屋をさらに有し、前記正浸透膜は前記第1部屋と前記第2部屋の仕切りであり、該正浸透膜を介して、前記第1部屋中の前記フィード溶液から前記第2部屋中の前記ドロー溶液へ前記フィード溶液中の水が移行されて前記フィード溶液が濃縮されるものであり、
前記洗浄機構は、前記フィード溶液よりも低い浸透圧を有する純水を含む洗浄液として、前記フィード溶液中の溶質が溶けた水溶液が送液される洗浄ラインと、該洗浄ラインにおける前記洗浄液の送液と前記ドローラインにおける前記ドロー溶液の送液を切り替えるバルブを有しており、
該バルブの切り替えにより、前記ドローラインからの前記ドロー溶液に替わって前記洗浄ラインからの前記洗浄液が前記正浸透モジュールの前記第2部屋を通過するものであり、前記正浸透膜を介して、前記第2部屋中の前記洗浄液から前記第1部屋中の前記フィード溶液へ前記洗浄液中の水が移行されて前記正浸透膜が逆洗されるものであることを特徴とする濃縮装置。 - 前記正浸透モジュールは、外箱と該外箱内を通る中空糸を有しており、
前記正浸透膜は前記中空糸であり、前記第1部屋は前記中空糸内の空間であり、前記第2部屋は前記外箱内かつ前記中空糸外の空間であることを特徴とする請求項1に記載の濃縮装置。 - 前記フィード溶液を収容するフィード槽と、前記ドロー溶液を収容するドロー槽と、前記洗浄液を収容する洗浄槽をさらに有し、
前記フィードラインは、前記フィード槽と前記正浸透モジュールとの間で前記フィード溶液を循環させるものであり、
前記ドローラインは、前記ドロー槽と前記正浸透モジュールとの間で前記ドロー溶液を循環させるものであり、
前記洗浄ラインは、前記洗浄槽と前記正浸透モジュールとの間で前記洗浄液を循環させるものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の濃縮装置。 - 前記ドロー溶液は食塩水であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の濃縮装置。
- フィード溶液から該フィード溶液よりも高い浸透圧を有するドロー溶液へ、前記フィード溶液中の水を移行させて前記フィード溶液を濃縮する濃縮装置の洗浄方法であって、
前記フィード溶液として飲料が送液されるフィードラインと、前記ドロー溶液が送液されるドローラインと、正浸透膜を有する正浸透モジュールと、該正浸透モジュールの前記正浸透膜を逆洗する洗浄機構を有しており、
前記正浸透モジュールは、前記フィードラインからの前記フィード溶液が通過する第1部屋と、前記ドローラインからの前記ドロー溶液が通過する第2部屋をさらに有し、前記正浸透膜は前記第1部屋と前記第2部屋の仕切りであり、該正浸透膜を介して、前記第1部屋中の前記フィード溶液から前記第2部屋中の前記ドロー溶液へ前記フィード溶液中の水が移行されて前記フィード溶液が濃縮されるものであり、
前記洗浄機構は、前記フィード溶液よりも低い浸透圧を有する純水を含む洗浄液として、前記フィード溶液中の溶質が溶けた水溶液が送液される洗浄ラインと、該洗浄ラインにおける前記洗浄液の送液と前記ドローラインにおける前記ドロー溶液の送液を切り替えるバルブを有する、前記濃縮装置を用い、
前記フィード溶液の濃縮を行った後、
前記バルブの切り替えにより、前記ドローラインからの前記ドロー溶液に替わって前記洗浄ラインからの前記洗浄液を前記正浸透モジュールの前記第2部屋を通過させ、前記正浸透膜を介して、前記第2部屋中の前記洗浄液から前記第1部屋中の前記フィード溶液へ前記洗浄液中の水を移行させて前記正浸透膜を逆洗することを特徴とする濃縮装置の洗浄方法。 - 前記正浸透モジュールを、外箱と該外箱内を通る中空糸を有するものとし、
前記正浸透膜を前記中空糸とし、前記第1部屋を前記中空糸内の空間とし、前記第2部屋を前記外箱内かつ前記中空糸外の空間とすることを特徴とする請求項5に記載の濃縮装置の洗浄方法。 - 前記濃縮装置を、
前記フィード溶液を収容するフィード槽と、前記ドロー溶液を収容するドロー槽と、前記洗浄液を収容する洗浄槽をさらに有するものとし、
前記フィードラインを、前記フィード槽と前記正浸透モジュールとの間で前記フィード溶液を循環させるものとし、
前記ドローラインを、前記ドロー槽と前記正浸透モジュールとの間で前記ドロー溶液を循環させるものとし、
前記洗浄ラインを、前記洗浄槽と前記正浸透モジュールとの間で前記洗浄液を循環させるものとすることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の濃縮装置の洗浄方法。 - 前記ドロー溶液を食塩水とすることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の濃縮装置の洗浄方法。
- フィード溶液から該フィード溶液よりも高い浸透圧を有するドロー溶液へ、前記フィード溶液中の水を移行させて前記フィード溶液を濃縮する濃縮方法であって、
請求項5から請求項8のいずれか一項に記載の濃縮装置の洗浄方法によって、前記濃縮装置における前記正浸透モジュールの前記正浸透膜を逆洗した後、
前記バルブの切り替えにより、前記洗浄ラインからの前記洗浄液に替わって前記ドローラインからの前記ドロー溶液を前記正浸透モジュールの前記第2部屋を通過させ、逆洗後の前記正浸透膜を介して、前記第1部屋中の前記フィード溶液から前記第2部屋中の前記ドロー溶液へ前記フィード溶液中の水を移行させて前記フィード溶液を更に濃縮することを特徴とする濃縮方法。
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