JP7288965B2 - マスタノードによるマスタセルグループ障害ハンドリング - Google Patents

マスタノードによるマスタセルグループ障害ハンドリング Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、2019年2月13日に出願された「MASTER CELL GROUP FAILURE HANDLING BY A MASTER NODE」という名称の米国仮特許出願第62/804806号および2019年2月11日に出願された「MASTER CELL GROUP FAILURE HANDLING BY A SECONDARY NODE」という名称の国際出願PCT/IB2019/051082の利益およびその優先権を主張するものであり、これら出願の開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本開示は、セルラーネットワークなどのワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、デュアルコネクティビティネットワーク環境および/またはマルチプルコネクティビティネットワーク環境において通信障害をハンドリングするための方法、ユーザ機器、およびネットワークノードに関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)では、デュアルコネクティビティ(DC:dual-connectivity)ネットワーク環境は、Long Term Evolution(LTE)に対してと、LTEと新無線(New Radio:NR)との間の両方で、指定されている。3GPP仕様の関連部分としては、36.331および38.331がある。DCは、マスタノードとセカンダリノードとを含み、マルチコネクティビティ(MC:Multi-connectivity)は追加ノードを含む。DCは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC:Ultra Reliable Low Latency Communications)ユースケースにおいて、ロバストネスを高め、接続中断を回避するために解決策として提案されている。
デュアルコネクティビティ(DC)
LTE(E-UTRAとも呼ばれる)および進化型パケットコア(EPC:evolved packet core)と相互作用してまたは相互作用せずに5Gネットワークを展開する異なる手段がある。原理上は、NRおよびLTEは、相互作用なしに展開可能であり、これは、NRスタンドアロン(SA)動作によって示される。すなわち、NR基地局(gNB)は、5Gコアネットワーク(5GC)に接続可能であり、LTE基地局(eNB)は、EPCとの間の相互作用なしでEPCに接続可能である。一方、第1のサポートされるバージョンのNRは、いわゆるEN-DC(E-UTRAN-NRデュアルコネクティビティ)である。そのような展開では、NRとLTEとの間のデュアルコネクティビティは、マスタノードとしてのeNB(MeNBと呼ばれる)およびセカンダリノードとしてのgNB(SgNBと呼ばれる)を用いて適用される。一方、gNBマスタノードはMgNBと呼ばれることがあり、eNBセカンダリノードはSeNBと呼ばれることがある。
NRをサポートする無線アクセスネットワーク(RAN)ノードは、コアネットワークへの制御プレーン接続を持たないことがあり、代わりに、MeNBに依拠することがある。これは、「非スタンドアロンNR」とも呼ばれる。このシナリオでは、NRセルの機能性は制限され、ブースターおよび/またはダイバーシティレッグ(leg)として接続モードユーザ機器(UE:user equipment)に使用されるであろうが、RRC_IDLEモードのUEは、これらのNRセル上に留まる(camp)することは可能でないであろう。
5GCの導入があれば、他のオプションも妥当であり得る。上記で言及されたように、スタンドアロンNR展開は、gNBが5GCに接続される場合にサポートされる。同様に、eNBも5GCに接続可能である。この設定は、eLTE、E-UTRAN/5GC、またはLTE/5GCとして知られることがあり、ノードは、ng-eNBと呼ばれることが可能である。これらの場合では、NRとLTEの両方はNG-RANの一部としてみなされ、ng-eNBとgNBの両方は、NG-RANノードと呼ばれることが可能である。MR-DC(マルチ無線デュアルコネクティビティ)によって示される、5GCに接続されたNG-RANの一部として標準化されるLTEとNRとの間のデュアルコネクティビティの他の変形がある。MR-DCアンブレラ(umbrella)の下で、オプションとしては、以下のものがある。
・EN-DC:LTEノードおよびセカンダリノードにおけるマスタノードは、NRノードである(EPC CNが用いられる)
・NE-DC:マスタノードはNRノードであり、セカンダリノードはLTEノードである(5GCNが用いられる)
・NGEN-DC:LTEノードおよびセカンダリノードにおけるマスタノードは、NRノードである(5GCNが用いられる)
・NR-DC:デュアルコネクティビティ。マスタノードとセカンダリノードの両方がNRノードである(5GCNが用いられる)。
これらのオプションのための移動は、ネットワーク事業者によって異なることがあるので、同じネットワーク内で同時に複数のオプションを持つ展開を持つことが可能である。たとえば、LTEとNRとの間のデュアルコネクティビティソリューションと組み合わせて、マスタセルグループ(MCG:Master Cell Group)およびセカンダリセルグループ(SCG:secondary cell Group)など各セルグループ内でのキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)と、同じ無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)上のノード間のデュアルコネクティビティ、たとえばNR-NR DCをサポートすることも可能である。SCGは、セカンダリノードと関連づけられたサービングセルのグループであり、MCGは、マスタノードと関連づけられたサービングセルのグループである。LTEセルの場合、これらの異なる展開の結果は、EPC、5GC、またはEPC/5GCの両方に接続されたeNBと関連づけられたLTEセルの共存である。
EN-DCの場合、LTE DCと比較した大きな変更は、以下の通りである。
・セカンダリノードからのスプリットベアラの導入(SCGスプリットベアラとして知られる)、
・RRCのためのスプリットベアラの導入、および
・セカンダリノードからの直接RRCの導入(SCG SRBとも呼ばれる)。
スプリットRRCメッセージは、ダイバーシティを作るために主に使用され、送出側は、RRCメッセージをスケジュールするためのリンクの1つを選ぶことを決めることができる、または、送出側は、両方のリンク上でメッセージを複製することができる。ダウンリンクでは、MCGレッグもしくはSCGレッグ間の経路切換えまたは両方の上での複製は、ネットワーク実装形態に残されている。一方、アップリンク(UL)の場合、ネットワークは、MCG、SCG、または両方のレッグを使用するようにUEを設定する。
LTEにおけるRRC接続再確立
LTEにおける再確立手順の開始時、UEは、シグナリング無線ベアラ(SRB:signaling radio bearer)0を除くすべてのRBを一時停止する。次いで、UEは、SRB0上でRRCConnectionReestablishmentRequestメッセージを送る。この段階では、UEは、SRB0上でRRCConnectionReestablishmentメッセージまたはRRCConnectionReestablishmentRejectメッセージのどちらかを受信する。UEがRRCConnectionReestablishmentを受信する場合では、UEは、SRB1を再確立し、SRB1上でRRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージを送る。36.331によれば、ネットワークは、RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージを受信するまで、SRB1上でダウンリンク(DL)メッセージを送り始めることはできない。
UEがRRCConnectionReestablishmentRejectメッセージを取り戻す場合では、UEは、RRCを接続段階(state)のままにすると方策を実施し、非アクセス階層(NAS:Non-Access Stratum)層にRRC接続障害を知らせるであろう。これによって、NAS層は、回復を実施するようにトリガされるであろう。回復は、新しいRRC接続セットアップを含む。RRC接続再確立要求メッセージの送信後のすべてのこれらの応答メッセージは、SRB0上で送られ、これは、これらの応答メッセージが暗号化されないまたは完全性保護されないことを意味する。
NRにおけるRRC接続再確立に関する背景
E-UTRA再確立手順は、NR標準化中に、およびSanyaにおけるRAN2#101において、再び採り上げられた。たとえば、ハンドオーバ障害の場合、いくつかの態様が、障害回復を高速化するように強化されるために合意されている。これらの強化としては、以下のものがある。
・SRB1上でのRRCReestablishment:RAN2見解は、UEは、MSG3を下位層に提示する前にDLにおいてSRB1のためのPDCPを再確立し、SRB1を再開することができなかった根本的な理由がなかったということであった。これによって、SRB0の代わりにMSG4にSRB1を使用することが可能にされ、このことによって、MSG5においてUE応答を待機する代わりにMSG4に関連して、または直後にその後のRRC再設定メッセージを送ることが可能にされるであろう。このことによって、データ無線ベアラ(DRB:data radio bearer)の再確立におけるラウンドトリップが節約されるであろう、
・RRCReestablishmentRequestメッセージに応答したRRCSetupメッセージ:RAN2見解は、RANがUEコンテキストを再確立することが可能でない場合(たとえば、ハンドオーバ障害中にセルが準備されていないとき)、RAN内でより速いNAS回復をサポートすることも可能であっただろうということであった。これは、ネットワークが、(RRC再確立拒否メッセージの代わりに)SRB0上で正常なRRC接続セットアップを開始するために使用されてよいRRC接続セットアップメッセージを送ることによって行われてよい、および
・RRCReestablishmentRejectメッセージが除去された:RAN2見解は、これはフォールバック手順のためにもはや必要とされないということであった。UEが、準備されていないまたはネットワークがDRBを再確立することはできないセル内で再確立しようとする場合、ネットワークは、RRCSetupメッセージを送ることができる。そして、セルに過負荷がかけられるシナリオでは、ネットワークは、UEがRRC_IDLEに入り、再試行する前にアクセス制御を実施するように、障害タイマT301の期限が切れるまで待機するだけであることがある。
無線リンク障害
LTEでは、UEは、以下に基づいて無線リンク障害(RLF:radio link failure)を決定する。
・所与の時間内のPCell(プライマリセル)と関連づけられた下位層から、ある数の非同期標識を検出する、
・MACからのランダムアクセス問題標識、または
・SRBのためまたはDRBのための再送信の最大数に到達したという、無線リンク制御(RLC)からの標識。
RLFが検出されるとき、UEはRLF報告を作成し、このRLF報告は、さまざまな情報の中でもとりわけ、RLFが検出された瞬間におけるサービングセルおよび近隣セルの測定ステータスを含む。UEは、IDLEモードになり、IDLEモードセル選択手順に従ってセルを選択し(選択されるセルは、同じサービングノード/セルであってもよいし、別のノード/セルであってもよい)、原因値がrlf-causeにセットされた状態で、RRC再確立手順を始める。
LTE DCの場合、RLF検出手順は、非同期標識がマスタノードのPCellに関して検出されること、MACがMCG MACエンティティのためのものであること、RLCがMCGのためのものであること、およびDRBがMCGおよびMCGスプリットDRBに対応することを除いて、上記で説明したものに類似している。RLFがMCG上で検出される場合、UEは、RRC再確立手順をトリガする。したがって、MCGおよびSCG上のRRC接続は解除され、新しいRRC接続が再確立されるであろう。
一方、SCG障害として知られる、セカンダリノードに関連する障害の場合、障害は、以下に基づいて決定される。
・上記で論じられたように、SCGのための無線リンク障害を検出すること(PCellをPSCellと、MCG MACをSCG MACに、およびMCG/MCGスプリットDRBをSCG DRBに置き換える)、
・SCG変更障害(すなわち、そうするようにUEに指示するRRC接続再設定メッセージの受信後のある持続時間内にSCG変更を確定することは可能でない)、または
・powerControlModeが1に設定されたとき、最大アップリンク送信タイミング差を越えることによる、PSCellに対するアップリンク送信を停止すること。
SCG障害を検出すると、UEが、SCGFailureInformationメッセージをマスタノードに対して送り、このSCGFailureInformationメッセージは測定報告も含み、マスタノードは、セカンダリノードを解放する、セカンダリノード/セルを変更する、またはSCGを再設定する、のいずれかを行うことができる。したがって、SCG上での障害は、MCG上で実施されることになる再確立につながらない。
3GPPは、EN-DCのコンテキストにおいて同じ原則を採用することに同意した(すなわち、マスタレッグ上でのRLFの場合の再確立ならびにセカンダリレッグ上でのRLFの場合のSCGFailureInformationを介した回復およびセカンダリノード解放/変更/修正)。具体的には、3GPPは、SgNB障害の場合に、UEは、以下を行うものとすることに同意した。
・すべてのSCG DRBを一時停止し、MCGスプリットDRBおよびSCGスプリットDRBのためのSCG送信を一時停止する、
・直接SCG SRBと、MCGスプリットSRBのためのSCG送信を一時停止する、
・SCG-MACを再セットする、および
・対応する原因値とともにSCGFailureInformationメッセージをMeNBに送る。
本開示に開示される例は、ユーザ機器(UE)がマスタセルグループ(MCG)関連障害を検出すると障害メッセージ(FailureInformationメッセージなど)をマスタノードに送ることを可能にすることによって無線アクセスネットワーク内の通信の効率を改善するための技法を提供する。いくつかの例では、UEは、スプリットSRBのSCGレッグを介してマスタノードにメッセージを提供する。他の例では、UEが、SRB3を介してセカンダリノードにメッセージを提供し、次いで、セカンダリノードが、メッセージをマスタノードに提供する。障害メッセージがマスタノードによって受信されると、マスタノードは、障害に対処する方策を実施することができる。マスタノードが障害に対処する方策を取ることを可能にすることによって、無線リソース制御(RRC:radio resource control)再確立関連シグナリングなどのシグナリングは回避され、それによって、ネットワーク内のシグナリングを減少させ得る。本明細書において説明される技法は、ネットワークシグナリングと、UE方策と、これらの方策がマスタノードによってトリガされることを可能にする手順をさらに含む。
1つまたは複数のコンピュータのシステムは、動作中にシステムに方策を実施させるソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの組合せをシステム上にインストールさせることによって、上記の例に対応する特定の動作または方策を実施するように設定可能である。1つまたは複数のコンピュータプログラムは、データ処理装置によって実行されるとき装置に方策を実施させる命令を含むことによって、上記の例に対応する特定の動作または方策を実施するように設定可能である。
一例では、無線アクセスネットワーク(RAN)内でマスタノードによって実施される方法は、マスタノードが、ユーザ機器(UE)から、セカンダリセルグループ(SCG)を介して、UEとマスタセルグループ(MCG)との間の検出された接続の障害に関連する情報を含む第1のメッセージを受信することを含む。方法は、マスタノードが、第1のメッセージおよびユーザ機器コンテキストに基づいて、接続再設定を実施することを決定することをさらに含む。方法は、マスタノードが、接続再設定を実施するように示す第2のメッセージを、SCGを介してUEに提供することをさらに含む。
別の例では、ユーザ機器(UE)によって実施される方法は、UEが、UEとマスタセルグループ(MCG)との間の接続に関連する障害を検出することを含む。方法は、UEが、検出された障害に関連する第1のメッセージを、セカンダリセルグループ(SCG)を介してマスタノードに提供することをさらに含む。方法は、UEが、接続再設定を実施するようにUEに示す第2のメッセージをマスタノードからSCGを介して受信することをさらに含む。
さらに他の例では、上記の方法の一方または両方を実施するユーザ機器および/またはネットワークノードを含むシステムが提供される。さらに、本開示は、処理回路によって実行されるとき処理回路に上記の方法のどちらかを実施させる、コンピュータ命令が記憶された非一時的なコンピュータ可読記憶媒体も提供する。
開示される実施形態ならびにそれらの特徴および利点のより完全な理解のために、次に、添付の図面と併せて取り上げる以下の説明に対して、参照がなされる。
いくつかの例による、RANネットワーク内のマスタノードによって障害をハンドリングするための方法を示す流れ図である。 いくつかの例による、RANネットワーク内のUEによって障害をハンドリングするための方法を示す流れ図である。 いくつかの例による、MCG SRBに対応する障害と、セカンダリノードとの対応する通信を示すブロック図である。 いくつかの例による、RAN内のマスタノードによる障害ハンドリングに対応するハンドオーバ通信を用いた接続再設定を示すシーケンス図である。 いくつかの例による、RAN内のマスタノードによる障害ハンドリングに対応する接続再確立通信を示すシーケンス図である。 いくつかの例による、RAN内のマスタノードによる障害ハンドリングに対応する接続セットアップ通信を示すシーケンス図である。 いくつかの例による、MCG SRBに対応する障害と、セカンダリノードとの対応する通信を示すブロック図である。 いくつかの例による、RAN内のマスタノードによる障害ハンドリングに対応するハンドオーバ通信を用いた接続再設定を示すシーケンス図である。 いくつかの例による、ワイヤレスネットワークを示すブロック図である。
従来のネットワーク技法には、通信障害に応答するとき長いサービス中断を招き得る通信非効率がある。たとえば、RLFがMCG上で発生したとき、UEは、MCG SCellと、無線ベアラ設定を除く全体的なSCG設定を解除し、PCellにデフォルト設定を適用する。SRB0を除くすべての無線ベアラも一時停止される。次いで、UEは、十分な信号品質を有する適切なセルを探す。適切なセルが見つけられたとき、UEは、RRC再確立要求メッセージを用いて選択されたノード/セルに対してRRC再確立手順をトリガする。ターゲットが、利用可能なUEコンテキストを持たない場合、またはコンテキストを検証することが可能でなかった場合、再確立は失敗し、UEは、RRC_IDLE段階に入り、NAS回復を実施する(すなわちゼロから接続を確立する)。再確立の失敗の結果として、長いサービス中断がある。
一方、(i)ターゲットがソースノード/セルと同じであり、RLFが一時的な無線問題によるものであった場合、または(ii)ターゲットが、ソースとは異なるが、ソースからUEのコンテキストをフェッチすることが可能であった、もしくはコンテキストをすでに持っている場合(たとえば、障害がハンドオーバ中であった場合)、SRB1を確立するために、再確立要求がネットワークによって受け取られ、再確立メッセージがUEに送られる。SRB2/DRBはRLF検出時に一時停止されたので、その後、UEからの再確立完了メッセージの受信時、ネットワークは、任意選択でSRB2/DRBを再設定および再開するRRC再設定メッセージを送る。ネットワークは、再確立後のこの第1の再設定中にSCGを設定することができる、または、再設定を実施する前にUEから測定報告を入手するのを待機することができる。
上記で説明された再確立成功が、NAS回復を実施することよりも早い場合、ランダムアクセスは依然として、再確立要求を送るために使用される。再確立は、SRB0無線ベアラ上で送られ、SRB0無線ベアラは一時停止されており、SCellおよびSCG設定は、RLF時に解除される。これによって、UEが作動し、正しいDC設定を用いて再度動く前に、さらなる遅延が生じる。
したがって、上記で説明された成功した再確立シナリオと失敗した再確立シナリオの両方において、特に遅延センシティブな適用例の場合、RLF中のサービスの性能劣化がある。
本明細書において説明される技法は、上記で説明された問題に対処し、有用な改善を技術に提供し、より効率的なネットワーク通信および障害からのより高速な回復をもたらす。たとえば、RRC再確立手順が回避されることがあり、シグナリングが減少されることがある。いくつかの例では、この技法は、UEおよびネットワークノードのための以下のステップを含む。
SRB3および/またはスプリットSRB1とのデュアルコネクティビティとともに設定されたUEによって実施される方法は、MCG上の障害を検出することを含む。UEは、障害原因、測定値、および/または障害に応答して取るべき方策をマスタノードが決定するのを支援する他の情報を含む第1のメッセージ(FailureInformationメッセージなど)を作成する。UEは、第1のメッセージをSRB1のSCGパートを介して送信するかまたはSRB3を介して送信するかを決定する。いくつかの例では、これは、UEポリシーを通じてネットワークによって送信される優先順位、または障害の原因に基づく。UEは、次いで、選択された経路を介してネットワークに第1のメッセージを送信する。UEが、マスタノードから、SRB3またはSRB1のSCGパートを介してRRCメッセージ(たとえば、RRCReconfiguration、RRCReestablishment、RRCSetup)などの第2のメッセージを受信すると、UEは、このメッセージと関連づけられたプロセスを実行する。
ネットワークノードによって実施される方法は、マスタノードが、MCG内の障害を示す第1のメッセージ(FailureInformationメッセージなど)を受信することを含む。マスタノードは、UEからSRB3を介してメッセージを受信したセカンダリノードから、スプリットSRB1のSCG経路を介して、またはノード間RRCメッセージを介して、および/またはX2APもしくはXnAPを介して、メッセージを受信することがある。メッセージはセカンダリノードを介して送信されるので、セカンダリノードは、第1のメッセージに基づいて、メッセージ全体を転送する、メッセージのパートを転送する、またはUEから受信されたメッセージの内容もしくは意図を付与する新しいメッセージを作成することを決定し得る。マスタノードは、第1のメッセージを受信し、障害に応答して取るべき方策を決定する。したがって、マスタノードは、第2のメッセージ(RRCReconfigurationメッセージ、RRCReestablishmentメッセージ、またはRRCSetupメッセージなど)を準備し、その第2のメッセージをUEに送る。マスタノードが、SRB1のSCGパートを介してUEから第1のメッセージを受信した場合、マスタノードは、SRB1のSCGパートを介してUEに第2のメッセージを送る。マスタノードが、障害情報(FailureInformationメッセージ、またはそのメッセージ内の情報に関連する別のメッセージなど)に関係するセカンダリノードから第1のメッセージを受信した場合、マスタノードは、セカンダリノードに第2のメッセージを送り、次に、セカンダリノードが、SRB3を介してUEに第2のメッセージを送る。UEが第2のメッセージを受信したとき、UEは、メッセージによって示される方策に対応するプロセスを実施する。
したがって、RLFがMCG上で検出された、スプリットSRB1またはSRB3のどちらか(または両方)が設定された場合、これらの技法によって、UEは、マスタノードが必要な方策を取ることができるように、これらの2つのSRBの1つを介してマスタノードに障害メッセージ/報告を送ることが可能である。したがって、関連づけられたサービス中断を用いたRRC再確立手順を回避し、必要とされるシグナリングを減少させることが可能である。
技法のうちのいくつかは、NRを使用する例を用いて示されるが、技法は、対応するメッセージおよび手順を使用することによって、E-UTRAなどの他のRATに適用可能である。たとえば、マスタノードとしてE-UTRAを有するMR-DC(すなわち、EN-DC、NGEN-DC)では、UEは、SRB3および/またはスプリットSRB1を用いて設定可能であり、E-UTRAマスタノードにMCG障害を報告するために使用可能である。同様に、セカンダリノードとしてE-UTRAを有するMR-DC(すなわち、NE-DC)では、UEは、スプリットSRB1を用いて設定可能であり、スプリットSRB1は、MCGで障害が起きたことを、セカンダリノードを介してマスタノードに知らせるために使用可能である。さらに、RRCメッセージのフォーマットは、考えられるMR-DCオプションと、RRCメッセージを生成するノード(すなわち、eNB/gNB)に基づいて異なることに注意するだけの価値はある。したがって、RRCメッセージのフォーマットは、メッセージを生成するノードに従って与えられ得る。たとえば、RRCメッセージがeNBによって生成される場合、メッセージは、LTEフォーマットで提供されることがあるが、RRCメッセージがgNBによって生成される場合、メッセージは、NRフォーマットで提供されることがある。
図1は、RANネットワーク内のマスタノードによって障害をハンドリングするための例示的な方法を示す流れ図である。この方法において実施されるマスタノードステップのうちの1つまたは複数は、図2を参照して詳細に論じられるUEによって実施されるステップのうちの1つまたは複数と組み合わせて実施されてよいことが理解される。その上、方法は、図3および図7を参照して説明される例示的な通信プロトコルのいずれかと、図4~図6および図8を参照して説明される例示的な通信シーケンスのいずれかを使用してよい。
ステップ102において、無線アクセスネットワーク(RAN)内のマスタノードは、ユーザ機器(UE)からセカンダリセルグループ(SCG)を介して、UEとマスタセルグループ(MCG)との間の検出された接続の障害に関連する情報を含む第1のメッセージを受信する。たとえば、図3に示されるように、スプリットSRB308のMCGレッグ上でマスタノード302とUE306との間の接続の障害があることがある。たとえば、図7に示されるように、MCG SRB708上でマスタノード702とUE706との間に障害があることがある。
いくつかの例では、検出される障害は、無線リンク障害(RLF)、ハンドオーバ障害、再設定障害、または完全性保護障害、のうちの少なくとも1つである。いくつかの例では、第1のメッセージは、障害原因、1つもしくは複数の測定値(測定報告において提供され得る)、および/または他のステータス報告もしくは障害回復情報を含む。UEが第1のメッセージ内で提供し得る情報に関するさらなる詳細は、図2のステップ204に関して論じられる。
第1のメッセージは障害報告メッセージであってよく、障害報告メッセージは、いくつかの例では、無線リソース制御(RRC)FailureInformationメッセージ、MCGFailureInformationメッセージ、またはTS38.331において規定されるこれらのメッセージの拡張版(修正バージョンなど)である。他の例では、第1のメッセージは、RRCReestablishmentRequestメッセージ、またはその拡張版である。
いくつかの例では、UEは、スプリットSRB1のSCG経路を介してマスタノードに第1のメッセージを提供する。他の例では、UEは、SRB3を介してセカンダリノードに第1のメッセージを提供し、セカンダリノードは、次いで、ノード間RRCメッセージを介して、および/またはX2APもしくはXnAPを介して、障害に関する情報をマスタノードに提供する。
ステップ104において、マスタノードは、第1のメッセージおよびユーザ機器コンテキストに基づいて、接続設定を実施することを決定する。他の例では、マスタノードは、接続再確立または接続セットアップを実施することを決定することがある。
マスタノードは、ユーザ機器が測定値、ビーム障害情報(BeamFailureRecovery情報など)、バッファステータス報告情報、および障害原因情報などの情報を第1のメッセージ内に含むとき、障害に応答して取るべき方策に関して、より多くの情報に基づいた決定を下すことがある。たとえば、測定値は、マスタノードに対応する決定を下させる、以下のうちの1つを示すことがある。
・PCellは依然としてベストセルであり、障害は、完全性検証障害または再設定失敗のような他の理由によるものであった。マスタノードは、一時停止されたベアラを再開するために、同期して再設定メッセージを送る。UEは、RRCReconfigurationメッセージの受信の前に使用された設定を引き続き使用するので(再設定障害の場合)、単に同期した再設定を用いたデルタ設定は十分である。DCは、元のマスタノードおよびセカンダリノードノードおよびMCG/SCG設定とともに維持される、
・マスタノードに属する別のセルがベストセルである。マスタノードは、このセルにハンドオーバするために、同期式再設定メッセージを送る。DCは、元のマスタノードおよびセカンダリノードノードとともに維持され、MCG設定は更新され(PCellが変更される)、SCG設定は保持される、
・マスタノードおよびセカンダリノードとは異なるノードに属する別のセルが、ベストセルである。マスタノードは、セカンダリノード変更手順なしでマスタノード間ハンドオーバを開始する、
・マスタノードおよびセカンダリノードとは異なるノードに属する別のセルがベストセルであり、セカンダリノードより良いセルを持つ別のノードがある。マスタノードは、セカンダリノード変更を伴ってマスタノード間ハンドオーバを開始する、
・PScellがベストセルであり、マスタノードセルの無線状態は良好でない。マスタノードは、セカンダリノードを新しいマスタノード(または、スタンドアロン動作の場合は新しいeNB/gNB)にする、マスタノードからeNB/gNBへの変更および/もしくはマスタノードからセカンダリノードへのハンドオーバを開始する、または
・PScellがベストセルであり、マスタノードセルの無線状態は依然として、セカンダリノードロールにとって十分に良好である。マスタノードは、マスタノードからセカンダリノードへのロール切換えを開始する。
ステップ108において、マスタノードは、SCGを介してUEに、決定された方策に関連する第2のメッセージを提供し、この第2のメッセージは、本例では接続再設定である。本例では、マスタノードは、決定された方策に基づいて、第2のメッセージのタイプおよび内容を決定する。
いくつかの例では、マスタノードは、スプリットSRB1のSCG経路を介してUEに第2のメッセージを提供する。他の例では、マスタノードは、ノード間RRCメッセージを介して、および/またはX2APもしくはXnAPを介して、セカンダリノードに第2のメッセージを提供し、セカンダリノードは、その情報を、SRB3を介してUEに提供する。したがって、セカンダリノードは、UEを介してマスタノードから受信されたメッセージの内容を調査および/または解析し、SRB3を介してUEに送るための等価なRRCメッセージ(たとえば、同じ内容または類似した内容を含むが、場合によっては異なるトランザクションIDを有する)を作成し得る。
いくつかの例では、マスタノードがハンドオーバを実施することを決定したとき、第2のメッセージは、セカンダリノード(または別のノード)が新しいマスタノード/MCGになるようにUEにセカンダリノード(または別のノード)へのハンドオーバを実行させるRRCReconfigurationメッセージである。第2のメッセージは、セカンダリノードまたは別のセルに対応するハンドオーバ設定を含むことがある。その上、ユーザ機器コンテキストに基づいて、第2のメッセージは、ベアラ設定、測定値設定、または下位層設定のうちの1つまたは複数を含む完全な設定またはデルタ設定を規定してよい。
他の例では、マスタノードが、接続再確立を実施することを決定したとき、第2のメッセージは、セキュリティを再確立するために使用されるNextHopChainingCountパラメータを含むRRCReestablishmentメッセージであってよい。さらに他の例では、マスタノードが、接続セットアップを実施することを決定したとき、第2のメッセージは、UEをRRC_IDLE段階にフォールバックさせるRRCSetupメッセージであってよい。
図2は、RANネットワーク内のUEによって障害をハンドリングするための例示的な方法を示す流れ図である。この方法において実施されるUEステップのうちの1つまたは複数は、図1を参照して詳細に論じられるマスタノードによって実施されるステップのうちの1つまたは複数と組み合わせて実施されてよいことが理解される。その上、方法は、図3および図7を参照して説明される例示的な通信プロトコルのいずれかと、図4~図6および図8を参照して説明される例示的な通信シーケンスのいずれかを使用してよい。
ステップ202において、ユーザ機器(UE)は、無線アクセスネットワーク(RAN)内のUEとマスタノードとの間の接続に関連する障害を検出する。本例に示されるように、障害は、UEとマスタノードと関連づけられたサービングセルのグループ(MCG)との間の接続に関連すると検出される。いくつかの例では、検出される障害は、無線リンク障害(RLF)、ハンドオーバ障害、再設定障害、または完全性保護障害、のうちの少なくとも1つである。
ステップ204において、UEは、検出された障害に関連する第1のメッセージを、セカンダリセルグループ(SCG)を介してマスタノードに提供する。上記で論じられたように、第1のメッセージは、FailureInformationメッセージ、RRCReestablishmentRequestメッセージ、MCGFailureInformationメッセージ、これらのメッセージタイプのうちの1つの拡張版、または新しいメッセージタイプであってよい。
いくつかの例では、UEは、スプリットSRB1のSCG経路を介してマスタノードに第1のメッセージを提供する。他の例では、UEは、SRB3を介してセカンダリノードに第1のメッセージを提供し、セカンダリノードは、次いで、ノード間RRCメッセージを介して、および/またはX2APもしくはXnAPを介して、障害に関する情報をマスタノードに提供する。
UEが、第1のメッセージに応答して取るべき是正方策をマスタノードが決定するのを支援する情報を第1のメッセージに含めることは、有用である。したがって、第1のメッセージは、以下のうちの1つまたは複数を含んでよい。
・障害原因:RLFにつながり得る障害原因としては、ランダムアクセス問題の標識(randomAccessProblem)、RLCの最大再送信(rlc-MaxNumRetx)、RRCメッセージに適合する障害もしくはタイマが切れる前に再設定を完了する障害(reconfigurationFailure)の標識、完全性障害(integrityProtectionFailure)、最大ULタイミング差障害(maxUL-TimingDiff)、またはビーム障害(beamFailure)のうちの1つまたは複数があり得る、
・1つまたは複数の測定値:含まれることになる測定値は、測定報告に含まれ得る、最新のSCG測定値およびMCG測定値(すなわち、入手可能なときは周波数間および周波数内)を指すことがある。たとえば、特定の測定パラメータとしては、ssbFreuency、refFreqCSI-RS、measResultServingCell、measResultNeighCellListNR、measResultNeighCellListEUTRA、または他の測定値があり得る、
・バッファステータス報告:MCG障害の前にUEが持つトラフィックのタイプおよびコネクティビティを迅速に再確立する重要性が、バッファステータス報告によって示されることがある。いくつかの例では、バッファステータス報告は、どれくらい多くのデータをUEがULバッファ内に残しているかを示す。UEが、多くの目立つデータをバッファ内に持つ場合、ネットワークは、DCを迅速に再セットアップすることを試みてよいが、UEが、保留中のDLトラフィックもULトラフィックも持たない場合、ネットワークは、よりロバストな単一コネクティビティセル(たとえば、より低い周波数で)にUEを再設定してよい、
・BeamFailureRecovery情報:RLFがビーム障害検出によって引き起こされた場合、第1のメッセージは、RACHリソースおよびビーム候補を有するUEを設定するために使用されるBeamFailureRecoveryConfig情報要素を示すことがある、または
・セキュリティキーおよび/もしくはMCG/SCGRRC設定。
UEが、MCG上で障害を経験し、スプリットSRB1のSCGパートを介して、またはSRB3を介して、FailureInformationを送信する場合、UEは、ネットワークから応答(たとえば、RRCReconfigurationメッセージ、RRCReestablishmentメッセージ、またはRRCSetupメッセージ)を受信することを予想する。
たとえば、UEがSCGへの接続も失ったので、UEが、ある時間の後で応答を受信しない場合、UEは、手順を中止し、たとえば、RRC_IDLEにフォールバックすることがある。この手順を有効にするために、新しいタイマが導入可能であり(または、既存のタイマが再使用され)、タイマの満了時に、UEは、たとえば、RRC_IDLEにフォールバックする。タイマの設定は、たとえば、(たとえば、UE-TimersAndConstants内のSIB1内の)システム情報を使用して、またはたとえば、IE RLF-TimersAndConstant内のCellGroupConfigにおいて専用シグナリングを使用して、行われてよい。代替的に、タイマは、デフォルト値に指定されてよい。したがって、いくつかの例では、タイマ(Txxxと呼ばれる)は、UEが障害メッセージを提供することを開始したとき、始められる。
ステップ206において、UEは、接続再設定を実施するようにUEに示す第2のメッセージをマスタノードからSCGを介して受信する。他の例では、第2のメッセージは、UEが接続再確立または接続セットアップを実施することを示す。
いくつかの例では、UEは、スプリットSRB1のSCG経路を介して第2のメッセージを受信する。他の例では、マスタノードは、ノード間RRCメッセージを介して、および/またはX2APもしくはXnAPを介して、セカンダリノードに第2のメッセージを提供し、セカンダリノードは、その情報を、SRB3を介してUEに提供する。したがって、セカンダリノードは、UEを介してマスタノードから受信されたメッセージの内容を調査および/または解析し、SRB3を介してUEを送るための等価なRRCメッセージ(たとえば、同じ内容または類似した内容を含むが、場合によっては異なるトランザクションIDを有する)を作成し得る。
第2のメッセージに基づいて、UEは、受信された第2のメッセージに対応するその設定を更新し、適正な経路を使用してネットワークに応答するために、手順を実行してよい。たとえば、マスタノードを変更することなく、UEが再設定された場合、UEは、ネットワークからRRCメッセージを受信した(SRB3またはスプリットSRB1)同じ経路上で応答する。しかしながら、UEがハンドオーバ/再確立/セットアップを実行した場合、UEは、新しいSRB1を用いて設定され、UEは、新しいSRB1(MCG経路)上で完了メッセージを送信するものとする。
ハンドオーバを用いた再設定に関するさらなる詳細において、第2のメッセージがハンドオーバを実施することをUEに示すとき(第2のメッセージがRRCReconfigurationメッセージである場合など)、UEは、セカンダリノード(または別のノード)が新しいマスタノード/MCGになるように、セカンダリノード(または別のノード)へのハンドオーバを実行することがある。したがって、第2のメッセージは、更新されたセキュリティコンテキストとセキュリティキーとを含むことがあり、UEを再設定するために完全な設定またはデルタ設定を含むことがある。
UEが、受信された完全な設定またはデルタ設定を用いてその設定を更新した後、UEは、新しい設定による、セカンダリノード(今は、新しいマスタノードである)にSRB1上で完了メッセージ(たとえば、RRCReconfigurationComplete、RRCReestablishmentComplete、RRCSetupComplete)を送ることがある。UEは、その現在のセカンダリノードセキュリティコンテキストをさらに破棄し、受信された第2のメッセージに基づいて新しいセキュリティコンテキストを導き出すことがある。にもかかわらず、第2のメッセージがRRCセットアップメッセージを含む場合、セキュリティコンテキストは、その後のメッセージにおいて更新されることがある。次いで、新しいマスタノードが、経路切換え手順などの方策を実施することがあり、UEコンテキストが、前のマスタノードから解放されることがある。
他の例では、第2のメッセージは、接続再確立を実施することをUEに示すことがある(第2のメッセージがRRCReestablishmentメッセージであるときなど)。第2のメッセージは、セキュリティを再確立するために使用されるNextHopChainingCountパラメータを含むことがある。さらに他の例では、第2のメッセージが、接続セットアップを実施することをUEに示すことがあるとき(第2のメッセージがRRCSetupメッセージであるときなど)、第2のメッセージは、UEをRRC_IDLE段階にフォールバックさせることがある。
図3はMCG SRBに対応する例示的な障害と、セカンダリノードとの対応する通信を示すブロック図である。この例は、EN-DC設定におけるUE、マスタノード、およびセカンダリノードの相互作用を示しているが、これらのメッセージ技法は、他のネットワーク設定にも適用されてよい。
本例では、マスタノード(マスタノード302)は、セカンダリノード(セカンダリノード304)およびユーザ機器(UE306)に通信可能に結合される。マスタノード302はLTEノードであるので、マスタノード302は、LTE RRC(無線リソース制御)、PDCP(パケットデータ収束制御)と、RLC(無線リンク制御)と、MAC(媒体アクセス層)と、PHY(物理)のプロトコルスタックを含む。セカンダリノード304はNRノードであるので、セカンダリノード304は、NR RRC、PDCP、RLC、MAC、およびPHYのプロトコルスタックを含む。示されるように、UE306は、NRプロトコルスタックとLTEプロトコルスタックの両方を含む。
本例では、スプリットSRBは、マスタノード302がスプリットSRB308のMCGレッグを介してUE306と通信し、セカンダリノード304がスプリットSRB312のSCGレッグを介してUE306と通信するように、設定される。本例では、セカンダリノード304およびマスタノード302は、マスタノード302とセカンダリノード304との間に確立されたX2インターフェース310を介して(たとえば、X2APアプリケーションプロトコルまたはXnAPアプリケーションプロトコルを使用して)通信するようにも設定される。
障害(RLFなど)が(スプリットSRB308のMCGレッグ上での障害によって示されるように)MCG上で検出されたとき、UEは、セカンダリノード304を介してマスタノードにスプリットSRB312のSCGレッグを介してメッセージ(障害報告メッセージなど)を送る。
メッセージを受信した後、マスタノード302は、実施する方策(ハンドオーバ有り/無しでのRRC再設定、RRC再確立、またはRRCセットアップなど)を決める。次いで、マスタノード302は、スプリットSRB312のSCGレッグを介してUE306に、決められた方策に対応するメッセージ(ハンドオーバ有り/無しでのRRC再設定メッセージ、RRC再確立メッセージ、またはRRCセットアップメッセージなど)を送る。UE306は、次いで、受信されたメッセージに対応する手順を実行し、新しい設定に従って(マスタノード302またはセカンダリノード304にメッセージを送ることなどによって)ネットワークに完了メッセージ(RRCReconfigurationComplete、RRCReestablishmentComplete、RRCSetupCompleteなど)を送り得る。以下で論じられる図4~図6は、図3に示される通信設定を使用して実施され得る例示的なシーケンスを提供する。
図4は、RAN内のマスタノードによる障害ハンドリングに対応するハンドオーバ通信を用いた接続再設定の一例を示すシーケンス図である。この例示的なシーケンスは、上記で図1~図3を参照して説明されたステップを実施するためにネットワーク要素間で提供され得る特定の通信を示す。
このシーケンスでは、マスタノードは、UEをセカンダリノードにハンドオーバすることを決定する。新しいプライマリセルは、たとえば、ソースPSCellであってもよいし、SCGに属するソースSCellであってもよいし、セカンダリノードに属するがUEのSCG設定の一部ではなかった新しいセルであってもよい。本例では、ランダムアクセス手順は、選択されたセルがUEのSCG設定の一部でなかったときなど、新しいセルと同期し、時間整列するために実施される。
ステップ402において、UEは、スプリットSRB1を介してマスタノードおよびセカンダリノードと通信するように設定される。この設定は、マスタノードまたはセカンダリノードなどのネットワークノードからUEが命令を受信したことに基づいて実施されてよい。本例では、UEは、RRC_CONNECTEDおよびCM-CONNECTED段階である。
ステップ404において、UEは、MCG RLFなどの障害を検出する。ステップ406において、UEは、スプリットSRB1のSCGレッグを介して、第1のメッセージ(FailureInformationメッセージなど)をマスタノードに送る。
ステップ408において、マスタノードは、UEをマスタノードからセカンダリノードにハンドオーバすることを決定する(代替実施形態では、マスタノードは、UEを異なるノードに属するセルにハンドオーバすることを決める)。したがって、ステップ410において、マスタノードは、セカンダリノードにハンドオーバ要求を送り、ステップ412において、セカンダリノードは、ハンドオーバ要求に肯定応答する。
ステップ414において、マスタノードは、スプリットSRB1のSCGレッグを介して、第2のメッセージをUEに送る。本例では、第2のメッセージは、RRC再設定メッセージ(たとえば、RRCReconfigurationメッセージ)である。いくつかの例では、マスタノードからの第2のメッセージは、セカンダリノードがUEに送るメッセージを生成するためにセカンダリノードにおいて使用される内容を含む。したがって、第2のメッセージは、セカンダリノードにおいてマスタノードから受信された内容を使用してセカンダリノードにおいて生成されるRRC再設定メッセージであってよい。
ステップ416において、再設定が、セキュリティキーを更新するために同期式RRC再設定であった場合、第2のメッセージは、UEがランダムアクセス手順を実施することをトリガする。UEは、次いで、第2のメッセージにおいて受信された設定を適用する。ステップ418において、UEは、新しい設定を使用して、SRB1を介してセカンダリノードに完了メッセージ(たとえば、RRCReconfigurationCompleteメッセージ)を提供する。したがって、ブロック420において、UEはセカンダリノードに接続され、セカンダリノードはマスタノードになっている。次いで、セカンダリノードは、ノード間手順を完了し、ハンドオーバ成功をマスタノードに知らせるためにセカンダリノードHandoverCompleteメッセージをマスタノードに送ることがある。
セカンダリノードがマスタノードになった後、セカンダリノード(新しいマスタノード)は、次いで、ステップ422において、経路切換え要求をAMFに送り、AMFは、ステップ424において、経路切換え応答で応答する。ステップ426において、セカンダリノードは、UEコンテキスト解放メッセージをUEに送る。
図5は、RAN内のマスタノードによる障害ハンドリングに対応する接続再確立通信の一例を示すシーケンス図である。この例示的なシーケンスは、上記で図1~図3を参照して説明されたステップを実施するためにネットワーク要素間で提供され得る特定の通信を示す。
このシーケンスでは、マスタノードは、(たとえば、再設定障害または完全性保護障害のために)UEがセカンダリノードにハンドオーバすることができないことを決定する。
ステップ502において、UEは、スプリットSRB1を介してマスタノードおよびセカンダリノードと通信するように設定される。他の例では、スプリットSRB1の代わりに、SRB3が、セカンダリノードとUEとの間の通信のために設定される。したがって、SRB3設定では、代わりに、スプリットSRB1のSCGレッグ上での通信がSRB3を介して実施されるであろう。スプリットSRB1またはSRB3のどちらかの設定は、マスタノードまたはセカンダリノードなどのネットワークノードからUEが命令を受信したことに基づいて実施されてよい。本例では、UEは、RRC_CONNECTEDおよびCM-CONNECTED段階である。
ステップ504において、UEは、MCG RLFなどの障害を検出する。ステップ506において、UEは、スプリットSRB1のSCGレッグを介して、FailureInformationメッセージなどの第1のメッセージをマスタノードに送る。
ステップ508において、マスタノードは、UEを再確立することを決定する。したがって、ステップ510において、マスタノードは、セカンダリノードにUEコンテキスト応答メッセージ(修正されたUEコンテキスト応答メッセージ、またはUEコンテキストを含む新しいメッセージなど)を送り、このメッセージは、UEがRRC再確立を実施するものとすることをセカンダリノードに示す。
ステップ512において、セカンダリノードは、UEに第2のメッセージを送る。本例では、第2のメッセージは、RRC再確立メッセージ(たとえば、RRCEstablishmentメッセージ)である。いくつかの例では、第2のメッセージは、nextHopChainingCount(NCC)を含むRRCReestablishmentメッセージであり、UEは、これを使用してセキュリティを再確立し得る。
いくつかの例では、第2のメッセージは、SRB0またはSRB3を介してセカンダリノードからUEに送られる。第2のメッセージがSRB0を介して送られるこれらの例では、UEは、第1のメッセージの送信後にマスタノードとセカンダリノードの両方からSRB0(CCCH)を監視する。他の例では、破線によって示されるように、内容が、マスタノードからセカンダリノードに(スプリットSRB1のSCGレッグなどを介して)提供されることがあり、この内容は、(1)セカンダリノードによってUEに転送されてもよいし、(2)UEに送られる第2のメッセージを生成するためにセカンダリノードによって使用されてもよい。したがって、第2のメッセージは、マスタノードにおいて生成され、セカンダリノードによって転送されることがある、または、第2のメッセージは、マスタノードから受信された内容を使用してセカンダリノードにおいて生成されることがある。
再確立メッセージを発したノードとは異なるノードにおいて再確立が実施される例(マスタノードまたはセカンダリノードとは異なるノードにおいて再確立が実施される場合など)では、再確立メッセージは、再確立が実施されることになるノードを示すように修正されてよい。したがって、マスタノードは、NCCを持つRRC再確立メッセージを準備し、どのNCC値が使用されるかをセカンダリノードに示すことがある。
ステップ516において、第2のメッセージは、ランダムアクセス手順をトリガする。再確立を完了した後、ステップ518において、UEは、SRB1を介してセカンダリノードに完了メッセージ(たとえば、RRCReestablishmentCompleteメッセージ)を提供する。したがって、ブロック520において、UEはセカンダリノードに接続され、セカンダリノードはマスタノードになっている。
セカンダリノードがマスタノードになった後、ステップ522において、セカンダリノードは、再設定メッセージ(RRCReconfigurationメッセージなど)をUEに送る。再設定メッセージは、スタンドアロンモードで(キャリアアグリゲーション有りでまたは無しで)またはデュアルコネクティビティモード(セカンダリノードは、マスタノード、セカンダリノード、または異なるノードのいずれかであるノードである)で動作するようにUEを設定し得る。その上、再設定メッセージは、ネットワークが、再設定メッセージを送るために再確立完了を待機しないように、第2のメッセージ(一般に、再確立メッセージ)とともに多重化可能である。
ステップ524において、再設定完了メッセージ(RRCReconfiguration完了メッセージなど)で応答する。次いで、セカンダリノード(新しいマスタノード)が、ステップ526において経路切換え要求をAMFに送り、AMFは、ステップ528において経路切換え応答で応答する。
図6は、RAN内のマスタノードによる障害ハンドリングに対応する接続セットアップ通信の一例を示すシーケンス図である。この例示的なシーケンスは、上記で図1~図3を参照して説明されたステップを実施するためにネットワーク要素間で提供され得る特定の通信を示す。
このシーケンスでは、マスタノードは、UE接続を回復することができないので、フォールバックを実施することを決定する。いくつかの例では、これは、UEが再設定メッセージ(たとえば、RRCReconfigurationメッセージ)に適合しないことまたは完全性保護障害によることがある。
ステップ602において、UEは、スプリットSRB1を介してマスタノードおよびセカンダリノードと通信するように設定される。他の例では、スプリットSRB1の代わりに、SRB3は、セカンダリノードとUEとの間の通信のために設定される。したがって、SRB3設定では、代わりに、以下で説明されるスプリットSRB1のSCGレッグ上での通信がSRB3を介して実施されるであろう。スプリットSRB1またはSRB3のどちらかの設定は、マスタノードまたはセカンダリノードなどのネットワークノードからUEが命令を受信したことに基づいて実施されてよい。本例では、UEは、RRC_CONNECTEDおよびCM-CONNECTED段階である。
ステップ604において、UEは、MCG RLFなどの障害を検出する。ステップ606において、UEは、スプリットSRB1のSCGレッグを介して、FailureInformationメッセージなどの第1のメッセージをマスタノードに送る。
ステップ608において、マスタノードは、UEを再確立し、フォールバックを実施することを決定する。ステップ610において、マスタノードは、セカンダリノードにUE障害標識メッセージを送る。いくつかの例では、UE障害標識メッセージは、HANDOVER PREPARATION FAILUREメッセージ、HANDOVER CANCELメッセージ、またはRETRIEVE UE CONTEXT FAILUREメッセージである。UE障害標識メッセージは、ターゲットノードIDと、原因値とを含んでよい。
ステップ612において、セカンダリノードが、マスタノードからUE障害標識メッセージを受信するとき、セカンダリノードは、SRB1のためのradioBearerConfig設定とcellGroupConfig設定とを含むRRCSetupメッセージなどの第2のメッセージをUEに送信する。他の例では、破線によって示されるように、内容が、マスタノードからセカンダリノードに(スプリットSRB1のSCGレッグなどを介して)提供されることがあり、この内容は、(1)セカンダリノードによってUEに転送されてもよいし、(2)UEに送られる第2のメッセージを生成するためにセカンダリノードによって使用されてもよい。したがって、第2のメッセージは、マスタノードにおいて生成され、セカンダリノードによって転送されることがある、または、第2のメッセージは、マスタノードから受信された内容を使用してセカンダリノードにおいて生成されることがある。いくつかの例では、第2のメッセージがマスタノードにおいて生成される場合、NAS回復がマスタノードに対して実施されることがある。他の例では、第2のメッセージがセカンダリノードにおいて生成される場合、NAS回復がセカンダリノードに対して実施されることがある。さらに他の例では、第2のメッセージは、NAS回復を実施するための、マスタノードおよびセカンダリノードとは異なる別のノードを示すことがある。
第2のメッセージに関するさらなる詳細において、マスタノードおよびセカンダリノードは、radioBearerConfig設定とcellGroupConfig設定を協調させることがある。たとえば、マスタノードは、第2のメッセージを生成する前にセカンダリノード設定を要求することがある。別の例では、マスタノードは、セカンダリノードが第2のメッセージを生成する際にこれらの設定を再使用可能であるように、セカンダリノードに設定を知らせることがある。
ステップ614において、UEにおいて受信される第2のメッセージによって、UEは、RRC_IDLE段階にフォールバックさせられる。
ステップ616において、第2のメッセージは、ランダムアクセス手順をトリガする。再確立を完了した後、ステップ618において、UEは、SRB1を介してセカンダリノードに完了メッセージ(たとえば、RRCSetupCompleteメッセージ)を提供する。ブロック620において、初期セキュリティアクティベーションが実施される。ブロック622において、RRC再設定が実施される。したがって、ブロック624において、UEは、RRC_CONNECTED段階である。
図7は、MCG SRBに対応する例示的な障害と、セカンダリノードとの対応する通信を示すブロック図である。この例は、EN-DC設定におけるUE、マスタノード、およびセカンダリノードの相互作用を示しているが、これらのメッセージ技法は、他のネットワーク設定にも適用されてよい。
本例では、マスタノード(マスタノード702)は、セカンダリノード(セカンダリノード704)およびユーザ機器(UE706)に通信可能に結合される。マスタノード702はLTEノードであるので、マスタノード702は、LTE RRC(無線リソース制御)、PDCP(パケットデータ収束制御)と、RLC(無線リンク制御)と、MAC(媒体アクセス層)と、PHY(物理)のプロトコルスタックを含む。セカンダリノード704はNRノードであるので、セカンダリノード704は、NR RRC、PDCP、RLC、MAC、およびPHYのプロトコルスタックを含む。示されるように、UE706は、NRプロトコルスタックとLTEプロトコルスタックの両方を含む。
本例では、セカンダリノード704は、SRB3を介してUE706と通信する。本例では、セカンダリノード704およびマスタノード702は、マスタノード702とセカンダリノード704との間に確立されたX2インターフェース710を介して(たとえば、X2APアプリケーションプロトコルまたはXnAPアプリケーションプロトコルを使用して)通信するようにも設定される。
障害(RLFなど)が(MCG SRB708上での障害によって示されるように)MCG上で検出されるとき、UEは、SRB3を介してセカンダリノード704にメッセージ(障害報告メッセージなど)を送り、セカンダリノード704は、次いで、X2インターフェース710を介してマスタノード702にメッセージを転送する。
メッセージを受信した後、マスタノード702は、実施する方策(ハンドオーバ有り/無しでのRRC再設定、RRC再確立、またはRRCセットアップなど)を決める。次いで、マスタノード702は、X2インターフェース710を介してセカンダリノード704に、決められた方策に対応するメッセージ(ハンドオーバ有り/無しでのRRC再設定メッセージ、RRC再確立メッセージ、またはRRCセットアップメッセージなど)を送る。次いで、セカンダリノード704は、決定された方策を、SRB3712を介してUE706に通信する。
UE706は、次いで、受信されたメッセージに対応する手順を実行し、新しい設定に従って(マスタノード702またはセカンダリノード704にメッセージを送信することなどによって)ネットワークに完了メッセージ(RRCReconfigurationComplete、RRCReestablishmentComplete、RRCSetupCompleteなど)を送ることがある。以下で論じられる図8は、図7に示される通信設定を使用して実施され得る例示的なシーケンスを提供する。
図8は、RAN内のマスタノードによる障害ハンドリングに対応するハンドオーバ通信を用いた接続再設定の一例を示すシーケンス図である。この例示的なシーケンスは、上記で図1、図2、および図7を参照して説明されたステップを実施するためにネットワーク要素間で提供され得る特定の通信を示す。
このシーケンスでは、マスタノードは、UEをセカンダリノードにハンドオーバすることを決定する。新しいプライマリセルは、たとえば、ソースPSCellであってもよいし、SCGに属するソースSCellであってもよいし、セカンダリノードに属するがUEのSCG設定の一部ではなかった新しいセルであってもよい。本例では、ランダムアクセス手順は、選択されたセルがUEのSCG設定の一部でなかったときなど、新しいセルと同期し、時間整列するために実施される。
ステップ802において、UEは、SRB3を介してセカンダリノードと通信するように設定される。この設定は、マスタノードまたはセカンダリノードなどのネットワークノードからUEが命令を受信したことに基づいて実施されてよい。本例では、UEは、RRC_CONNECTEDおよびCM-CONNECTED段階である。
ステップ804において、UEは、MCG RLFなどの障害を検出する。ステップ806において、UEは、SRB3を介して、第1のメッセージ(FailureInformationメッセージなど)をセカンダリノードに送る。セカンダリノードは、第1のメッセージを転送することなどによって、第1のメッセージに対応する情報をマスタノードに送る。本例では、セカンダリノードは、ノード間RRCメッセージを介して、および/またはX2APもしくはXnAPを介して、マスタノードに情報(転送された第1のメッセージなど)を送る。いくつかの例では、セカンダリノードにおいて受信される第1のメッセージは、埋め込まれたマスタノードRRCメッセージ(UEからの障害情報を含む)を別個の容器内に持つセカンダリノードRRCメッセージである。他の例では、マスタノードとセカンダリノードは、(たとえば、マスタノードとセカンダリノードが同じRATを使用しているとき)同じRRCを用いており、障害情報は、障害情報を容器内に埋め込まずに、セカンダリノードのRRCに含まれる。
ステップ808において、マスタノードは、UEをマスタノードからセカンダリノードにハンドオーバすることを決定する(代替実施形態では、マスタノードは、UEを異なるノードに属するセルにハンドオーバすることを決める)。他の例では、マスタノードは、RRC再確立またはRRCセットアップを実施することを決定することがある。他の例では、マスタノードは、代わりに、マスタノードの下のUEを別のセルにハンドオーバすること、またはハンドオーバを実施しないことを決めることがある。
本例では、ステップ810において、マスタノードは、セカンダリノードにハンドオーバ要求を送る。このハンドオーバ要求は、UEの現在の設定を含むHandoverPreparationInfoメッセージなどのRRCノード間メッセージを含んでよい。これによって、セカンダリノードは、UEにデルタ設定を提供することができる。他の例では、マスタノードが、マスタノードまたはセカンダリノード以外の第3のノードにハンドオーバすることを決定した場合、ハンドオーバメッセージは、第3のノードに送られ、以下のセカンダリノードステップは、代わりに、その第3のノードによって実施されるであろう。
ステップ812において、セカンダリノードは、ハンドオーバ要求を肯定応答する。
ステップ814において、セカンダリノードは、SRB3を介してUEに第2のメッセージを送る。本例では、第2のメッセージは、UEの新しい設定を含むRRC再設定メッセージ(たとえば、RRCReconfigurationメッセージ)である。第2のメッセージは、破線によって示されるように、セカンダリノードがUEに送る第2のメッセージを生成するためにセカンダリノードにおいて使用されるマスタノードからの内容を含み得る。したがって、第2のメッセージは、セカンダリノードによって転送されるまたはマスタノードからセカンダリノードにおいて受信された内容を使用してセカンダリノードにおいて生成されるRRC再設定メッセージ(たとえば、RRCReconfigurationメッセージ)であってよい。セカンダリノードは、CG-ConfigInfoメッセージなどのノード間RRCメッセージを介して、マスタノードから情報を受信し得る。
ステップ816において、再設定が同期式RRC再設定であった場合、第2のメッセージは、UEがランダムアクセス手順を実施することをトリガする。同期式再設定は、セキュリティキーが変更された場合に実施されてよい。UEは、第2のメッセージにおいて受信された設定を適用する。再設定を完了した後、ステップ818において、UEは、新しい設定を使用してSRB1を介してセカンダリノードに完了メッセージ(たとえば、RRCReconfigurationCompleteメッセージ)を提供する。セカンダリノードは、次いで、ノード間手順を完了し、マスタノードにハンドオーバ成功を知らせるために、マスタノードにセカンダリノードHandoverCompleteメッセージを送ることがある。したがって、ブロック820において、UEはセカンダリノードに接続され、セカンダリノードはマスタノードになっている。
セカンダリノードがマスタノードになった後、セカンダリノード(新しいマスタノード)は、次いで、ステップ822において、経路切換え要求をAMFに送り、AMFは、ステップ824において、経路切換え応答で応答する。ステップ826において、セカンダリノードは、UEコンテキスト解放メッセージをUEに送る。
スプリットSRBとSRB3の両方が設定される他の実施形態
スプリットSRBとSRB3の両方が設定される場合、どちらかが、ネットワークまたはUE実装形態による設定に応じて、障害メッセージを送るために使用可能である。これらの実施形態の数例は、ネットワーク制御されてもよいし、UE制御されてもよい。いずれの場合にも、ネットワークが、UEがオプションの一方(SRB3またはSRB1のSCGレッグ)を他方の代わりに使用するものとすると決めた場合、両方が設定されている場合、UEは、この選定に関して指示される。これは、以下によってなされてよい。
・たとえば、経路の優先順位を示すRRCReconfigurationまたはCellGroupConfigに新しいパラメータを導入すること、
・標準化において優先順位付けを指定すること:
○SRB3とSCG SRB1の両方が設定されている場合、UEは、FailureInformationメッセージを送信するためにSRB3を使用するものとする、
○SRB3とSCG SRB1の両方が設定されている場合、UEは、FailureInformationメッセージを送信するためにSRB1を使用するものとする。
上記のガイドラインは、UEが、ネットワークによる前の要求なしでネットワークにRRCメッセージを送信する(たとえば、MeasurementReport)場合、他のUEにより開始されたシグナリングにも適用可能であってよい。選択は、ノード間(X2/Xn)レイテンシにも依存してよい。
ネットワーク制御された実施形態のいくつかの例では、
・セカンダリノードが、より優れた処理能力/より低い負荷を持つ場合、メッセージはセカンダリノードによって処理され、関連情報のみが、意思決定のためにマスタノードに転送されるので、SRB3上でFailureInformationメッセージを送信することは有益であろう、
・マスタノードとセカンダリノードがマルチベンダである場合、セカンダリノードによるFailureInformationメッセージの前処理およびマスタノードに内容を転送する前の無関係な情報の省略は、メッセージの標準化を必要とするであろう。可能性の高いシナリオは、そのような最適化が実装のために残されるということである、
・障害タイプに基づいて
○MCGに関連するFailureInformationが、再設定障害または完全性保護障害によって引き起こされる場合、エラーは、マスタノード内の上位層、具体的にはRRC層またはPDCP層それぞれにある。その場合、スプリットSRB上でのFailureInformationメッセージの送信はまた、場合によっては、マスタノードに到達したとき、失敗するであろう。その場合、情報は、この障害が発生したことをネットワークに示すために、SRB3上でセカンダリノードに有利に送信されるであろう、
○MCGに関連するFailureInformationが、MACまたはRLC内でRLFによって引き起こされる場合、エラーは、マスタノードの下位層内に限定される可能性が高く、スプリットSRB1上でFailureInformationを送信することによってマスタノードに情報を迅速に提供することは有益であろう。
UE実施形態のいくつかの例では、
・UEは、SRB3とスプリットSRB1の両方が設定されている場合、SRB3を常に使用する内部優先順位付けを持ってよい(または、その逆である)、
・UEは、障害の前に前に受信した最新のRRCメッセージと同じSRBを使用してよい(UEが、その最後のメッセージをSRB3上で受信した場合、UEはSRB3を使用する。スプリットSRB1の場合は、その逆も同様である)。この例は、前のRRCメッセージが受信された経路を分析する任意の変形形態に拡張可能である。
図9は、例示的なワイヤレスネットワークを示すブロック図である。本明細書において説明される主題は、任意の適した構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装されてよいが、本明細書で開示される実施形態は、ワイヤレスネットワークに関連して説明される。簡単にするために、図9のワイヤレスネットワークは、ネットワーク906、ネットワークノード960および960b、ならびにワイヤレスデバイス910、910b、および910cを示す。実際には、ワイヤレスネットワークは、ワイヤレスデバイス間の、またはワイヤレスデバイスと、陸線電話機、サービスプロバイダ、または他の任意のネットワークノードもしくは端末デバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに適した任意の追加の要素をさらに含んでよい。示された構成要素のうち、ネットワークノード960およびワイヤレスデバイス(WD)910は、さらなる詳細とともに示される。ワイヤレスネットワークは、ワイヤレスデバイスのワイヤレスネットワークへのアクセス、および/またはワイヤレスネットワークによって、もしくはこれを介して提供されるサービスの使用を容易にするために、1つまたは複数のワイヤレスデバイスに通信および他のタイプのサービスを提供し得る。
ワイヤレスネットワークは、任意のタイプの通信、電機通信、データ、セルラー、および/または無線ネットワークまたは他の類似のタイプのシステムを備えるおよび/またはこれとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、ワイヤレスネットワークは、特定の規格または他のタイプのあらかじめ定められたルールもしくは手順に従って動作するように設定されてよい。したがって、ワイヤレスネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、ロングタームエボリューション(LTE)、および/もしくは他の適切な2G規格、3G規格、4G規格、もしくは5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/またはマイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)規格、ブルートゥース規格、Z-Wave規格、および/もしくはZigBee規格などの他の任意の適切なワイヤレス通信規格を実装してよい。
ネットワーク906は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤードネットワーク、ワイヤレスネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にする他のネットワークを含んでよい。
ネットワークノード960およびWD910は、以下でより詳細に説明されるさまざまな構成要素を備える。これらの構成要素は、ネットワークノードおよび/またはワイヤレスネットワーク内でワイヤレス接続を提供することなどのワイヤレスデバイス機能を提供するために協働する。さまざまな実施形態では、ワイヤレスネットワークは、任意の数のワイヤードネットワークもしくはワイヤレスネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、ワイヤレスデバイス、中継局、ならびに/またはワイヤード接続を介してであろうとワイヤレス接続を介してであろうとデータおよび/もしくは信号の通信を容易にし得るもしくはこれに参加し得る他の任意の構成要素もしくはシステムを備えてよい。
本明細書において使用されるとき、ネットワークノードは、ワイヤレスデバイスへのワイヤレスアクセスを可能にするおよび/もしくは提供するためならびに/またはワイヤレスネットワーク内で他の機能(たとえば、管理)を実施するために、ワイヤレスデバイスおよび/またはワイヤレスネットワーク内の他のネットワークノードもしくは機器と直接的または間接的に通信することが可能である、そのように設定された、そのように配置された、および/またはそのように動作可能である、機器を指す。ネットワークノードの例としては、限定するものではないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)、およびNRノードB(gNB))がある。基地局は、提供するカバレッジの量(または、別の言い方をすれば、送信電力レベル)に基づいて分類されてよく、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局とも呼ばれることがある。基地局は、中継ノードまたは中継器を制御する中継ドナーノードであってよい。ネットワークノードは、中央デジタルユニットおよび/またはリモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがあるリモートラジオユニット(RRU)などの、分散無線基地局の1つまたは複数の(またはすべての)部分も含んでよい。そのようなリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線としてアンテナと統合されてもよいし、統合されなくてもよい。分散無線基地局の部分は、分散アンテナシステム(DAS)内でノードとも呼ばれることがある。ネットワークノードのさらなる例としては、マルチスタンダード無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)もしくは基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、送受信基地局(BTS)、送信点、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E-SMLC)、および/またはMDTがある。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明される仮想ネットワークノードであってよい。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、ワイヤレスネットワークへのアクセスを可能にするおよび/もしくはこれをワイヤレスデバイスに提供するまたはワイヤレスネットワークにアクセスしたワイヤレスデバイスに何らかのサービスを提供することが可能である、そのように設定された、そのように配置された、および/またはそのように動作可能である任意の適切なデバイス(またはデバイスのグループ)を表現してよい。
図9では、ネットワークノード960は、処理回路970と、デバイス可読媒体980と、インターフェース990と、補助機器984と、電源986と、電力回路987と、アンテナ962とを含む。図9の例示的なワイヤレスネットワーク内に示されたネットワークノード960は、ハードウェア構成要素の示された組合せを含むデバイスを表現し得るが、他の実施形態は、異なる組合せの構成要素を有するネットワークノードを備えてよい。ネットワークノードは、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能、および方法を実施するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組合せを備えることが理解されるべきである。その上、ネットワークノード960の構成要素は、大きなボックスの中に置かれた、または複数のボックスの中に入れ子にされた、単一のボックスとして示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示された構成要素を構成する複数の異なる物理的構成要素を備えてよい(たとえば、デバイス可読媒体980は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備えてよい)。
同様に、ネットワークノード960は、それら自体それぞれの構成要素を各々が持ってよい、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、NodeB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から構成されてよい。ネットワークノード960が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、単一の別個の構成要素のうちの1つまたは複数は、いくつかのネットワークノード間で共有されてよい。たとえば、単一のRNCが、複数のノードBを制御することがある。そのようなシナリオでは、各一意のノードBおよびRNCのペアは、いくつかの例では、別個のネットワークノードと考えられ得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード960は、複数のRATをサポートするように設定されることがある。そのような実施形態では、いくつかの構成要素が重複されることがあり(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体980)、いくつかの構成要素は再使用されることがある(たとえば、同じアンテナ962がRATによって共有されることがある)。ネットワークノード960は、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはブルートゥースワイヤレス技術などの、ネットワークノード960に統合されたさまざまなワイヤレス技術のためのさまざまな示された構成要素の複数のセットも含んでよい。これらのワイヤレス技術は、同じまたは異なるチップまたはチップのセットおよびネットワークノード960内の他の構成要素に統合されてよい。
処理回路970は、本明細書においてネットワークノードによって提供されると説明される任意の決定動作、計算動作、または類似の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定される。処理回路970によって実施されるこれらの動作としては、たとえば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報もしくは変換された情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、および/または取得された情報もしくは変換された情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実施することにより、処理回路970によって取得された情報を処理すること、ならびに前記処理の結果として決定を下すことがあり得る。
処理回路970は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または他の任意の適切なコンピューティングデバイス、リソース、もしくはハードウェア、ソフトウェアおよび/もしくは、単独で、もしくはデバイス可読媒体980などの他のネットワークノード960構成要素とともに、のどちらかで、ネットワークノード960に機能を提供するように動作可能なエンコーディングされた論理の組合せ、のうちの1つまたは複数の組合せを備えてよい。たとえば、処理回路970は、デバイス可読媒体980内または処理回路970内のメモリ内に記憶された命令を行ってよい。そのような機能としては、本明細書において論じられるさまざまなワイヤレス特徴、機能、または利益のいずれかを提供することがあり得る。いくつかの実施形態では、処理回路970は、システムオンチップ(SOC)を含んでよい。
いくつかの実施形態では、処理回路970は、無線周波数(RF)トランシーバ回路972およびベースバンド処理回路974のうちの1つまたは複数を含んでよい。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路972およびベースバンド処理回路974は、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニットの上にあってよい。代替実施形態では、RFトランシーバ回路972およびベースバンド処理回路974の一部またはすべては、同じチップもしくはチップのセット、ボード、またはユニットの上にあってよい。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNB、または他のそのようなネットワークデバイスによって提供されると本明細書において説明される機能のうちのいくつかまたはすべては、デバイス可読媒体980または処理回路970内のメモリ上に記憶された命令を実行する処理回路970によって実施されてよい。代替実施形態では、機能のうちのいくつかまたはすべては、ハードワイヤード様式などで別個のまたは個別のデバイス可読媒体上に記憶された命令を実行せずに処理回路970によって提供されてよい。それらの実施形態のいずれかでは、デバイス可読記憶媒体上に記憶された命令を実行するにせよしないにせよ、処理回路970は、説明された機能を実施するように設定可能である。そのような機能によって提供される利益は、処理回路970のみまたはネットワークノード960の他の構成要素に限定されず、全体としてネットワークノード960によって、ならびに/または一般的にエンドユーザおよびワイヤレスネットワークによって享受される。
デバイス可読媒体980は、限定するものではないが、永続的ストレージ、ソリッドステートメモリ、リモートで取り付けられるメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)、またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/または処理回路970によって使用され得る情報、データ、および/もしくは命令を記憶する他の任意の揮発性もしくは不揮発性の、非一時的なデバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含む、任意の形の揮発性コンピュータ可読メモリまたは不揮発性コンピュータ可読メモリを含んでよい。デバイス可読媒体980は、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つもしくは複数を含むコンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーションを含む、任意の適切な命令、データ、もしくは情報、および/または処理回路970によって実行され、ネットワークノード960によって利用可能である他の命令を記憶してよい。デバイス可読媒体980は、処理回路970によってなされる任意の計算および/またはインターフェース990を介して受信された任意のデータを記憶するために使用されてよい。いくつかの実施形態では、処理回路970とデバイス可読媒体980は、統合されていると考えられ得る。
インターフェース990は、ネットワークノード960、ネットワーク906、および/またはWD910との間でのシグナリングおよび/またはデータのワイヤード通信またはワイヤレス通信において使用される。示されるように、インターフェース990は、たとえば、ワイヤード接続上でネットワーク906におよびこれからデータを送出および受信するポート/端子994を備える。インターフェース990は、アンテナ962に結合され得る、またはいくつかの実施形態ではその一部であり得る、無線フロントエンド回路992も含む。無線フロントエンド回路992は、フィルタ998と、増幅器996とを備える。無線フロントエンド回路992は、アンテナ962および処理回路970に接続されてよい。無線フロントエンド回路は、アンテナ962と処理回路970との間で通信される信号を調整するように設定されてよい。無線フロントエンド回路992は、ワイヤレス接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送られることになるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路992は、フィルタ998および/または増幅器996の組合せを使用して、デジタルデータを、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを持つ無線信号に変換し得る。次いで、この無線信号は、アンテナ962を介して送信されてよい。同様に、データを受信したとき、アンテナ962は、無線信号を収集してよく、この無線信号は、次いで、無線フロントエンド回路992によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路970に渡されてよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてよい。
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノード960は、別個の無線フロントエンド回路992を含まないことがあり、代わりに、処理回路970が、無線フロントエンド回路を備えることがあり、別個の無線フロントエンド回路992のないアンテナ962に接続されることがある。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路972のすべてまたはいくつかが、インターフェース990の一部と考えられることがある。さらに他の実施形態では、インターフェース990は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端子994と、無線フロントエンド回路992と、RFトランシーバ回路972とを含んでよく、インターフェース990は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路974と通信してよい。
アンテナ962は、ワイヤレス信号を送出および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナ、またはアンテナアレイを含んでよい。アンテナ962は、無線フロントエンド回路992に結合されてよく、ワイヤレスでデータおよび/または信号を送信および受信することが可能である任意のタイプのアンテナであってよい。いくつかの実施形態では、アンテナ962は、たとえば2GHzと66GHzとの間で無線信号を送信/受信するように動作可能である1つまたは複数の全方向性アンテナ、セクタアンテナ、またはパネルアンテナを含んでよい。全方向性アンテナは、任意の方向で無線信号を送信/受信するために使用されてよく、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用されてよく、パネルアンテナは、比較的にまっすぐな線で無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであってよい。いくつかの例では、複数のアンテナの使用は、MIMOと呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、アンテナ962は、ネットワークノード960とは別個であってよく、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード960に接続可能であってよい。
アンテナ962、インターフェース990、および/または処理回路970は、ネットワークノードによって実施されると本明細書において説明される任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実施するように設定されてよい。任意の情報、データ、および/または信号は、ワイヤレスデバイス、別のネットワークノード、および/または他の任意のネットワーク機器から受信されてよい。同様に、アンテナ962、インターフェース990、および/または処理回路970は、ネットワークノードによって実施されると本明細書において説明される任意の送出動作を実施するように設定されてよい。任意の情報、データ、および/または信号は、ワイヤレスデバイス、別のネットワークノード、および/または他の任意のネットワーク機器に送信されてよい。
電力回路987は、電力管理回路を備えてもよいし、これに結合されてもよく、本明細書において説明される機能を実施するための電力をネットワークノード960の構成要素に供給するように設定される。電力回路987は、電源986から電力を受信し得る。電源986および/または電力回路987は、それぞれの構成要素に適した形で(たとえば、各それぞれの構成要素に必要とされる電圧および電流レベルで)ネットワークノード960のさまざまな構成要素に電力を提供するように設定されてよい。電源986は、電力回路987および/またはネットワークノード960に含まれる、またはそれらの外部にある、のどちらであってもよい。たとえば、ネットワークノード960は、入力回路または電気ケーブルなどのインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であってよく、それによって、外部電源は、電力を電力回路987に供給する。さらなる例として、電源986は、電力回路987に接続されたまたはこれに統合されたバッテリまたはバッテリパックの形で電力の供給源を備えることがある。バッテリは、外部電源に障害が起こった場合、バックアップ電力を提供し得る。光起電デバイスなどの他のタイプの電源も使用されてよい。
ネットワークノード960の代替実施形態は、本明細書において説明される機能のいずれかおよび/または本明細書において説明される主題をサポートするために必要な任意の機能を含むネットワークノードの機能のいくつかの態様を提供する役目を果たし得る、図9に示される構成要素以外の追加の構成要素を含んでよい。たとえば、ネットワークノード960は、ネットワークノード960への情報の入力を可能にし、およびネットワークノード960からの情報の出力を可能にする、ユーザインターフェース機器を含んでよい。これによって、ユーザは、ネットワークノード960のための診断機能、保守機能、修復機能、および他の管理機能を実施することが可能になり得る。
本明細書で使用されるとき、ワイヤレスデバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他のワイヤレスデバイスとワイヤレスで通信することが可能である、このように設定される、このように配置される、および/またはこのように動作可能であるデバイスを指す。特に記載のない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換的に使用されてよい。ワイヤレスで通信することは、電磁波、無線波、赤外波、および/または空気を通じて情報を伝達するのに適した他のタイプの信号を使用してワイヤレス信号を送信および/または受信することを伴うことがある。いくつかの実施形態では、WDは、直接的な人間相互作用なしで情報を送信および/または受信するように設定されてよい。たとえば、WDは、所定のスケジュールで、内部イベントもしくは外部イベントによってトリガされたとき、またはネットワークからの要求に応答して、ネットワークに情報を送信するように設計されてよい。WDの例としては、限定するものではないが、スマートフォン、携帯電話、セル式電話、ボイスオーバーIP(VoIP)電話、ワイヤレスローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスカメラ、ゲームコンソールもしくはデバイス、音楽記憶デバイス、再生アプライアンス、ウェアラブル端末デバイス、ワイヤレスエンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ埋込み機器(LEE)、ラップトップコンピュータに取り付けられた機器(LME)、スマートデバイス、ワイヤレス顧客宅内機器(CPE)、車載ワイヤレス端末デバイスなどがある。WDは、D2D(デバイス対デバイス)通信を、たとえばサイドリンク通信、V2V(Vehicle-to-Vehicle)、V2I(vehicle-to-infrastructure)、V2X(Vehicle-to-Everything)(V2X)のための3GPP規格を実装することによってサポートしてよく、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。さらに別の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、モニタリングおよび/または測定を実施し、そのようなモニタリングおよび/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する機械または他のデバイスを表現し得る。WDはこの場合、3GPPコンテキストではMTCデバイスと呼ばれることがある、machine-to-machine(M2M)デバイスであってよい。特定の一例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであってよい。そのような機械またはデバイスの特定の例は、センサ、電力メータなどの計測デバイス、産業機械、または自宅アプライアンスもしくは個人的アプライアンス(たとえば、冷蔵庫、テレビなど)個人的なウェアラブル(たとえば、腕時計、フィットネストラッカなど)である。他のシナリオでは、WDは、その動作ステータスをモニタリングおよび/もしくは報告することまたはその動作と関連づけられた他の機能が可能である乗物または他の機器を表現し得る。上記で説明されたWDは、ワイヤレス接続のエンドポイントを表現してよく、その場合、デバイスは、ワイヤレス端末と呼ばれることがある。その上、上記で説明されたWDはモバイルであってよく、その場合、そのWDは、モバイルデバイスまたは移動端末とも呼ばれることがある。
示されるように、ワイヤレスデバイス910は、アンテナ911と、インターフェース914と、処理回路920と、デバイス可読媒体930と、ユーザインターフェース機器932と、補助機器934と、電源936と、電力回路937とを含む。WD910は、例を挙げるだけでも、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはブルートゥースワイヤレス技術などの、WD910によってサポートされる異なるワイヤレス技術のための示された構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含んでよい。これらのワイヤレス技術は、WD910内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合されてよい。
アンテナ911は、ワイヤレス信号を送出および/または受信するように設定された1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含んでよく、インターフェース914に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナ911は、WD910とは別個であり、インターフェースまたはポートを通してWD910に接続可能であってよい。アンテナ911、インターフェース914、および/または処理回路920は、WDによって実施されると本明細書において説明される任意の受信側または送信側動作を実施するように設定されてよい。任意の情報、データ、および/または信号は、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ911は、インターフェースとみなされることがある。
示されるように、インターフェース914は、無線フロントエンド回路912と、アンテナ911とを備える。無線フロントエンド回路912は、1つまたは複数のフィルタ918と増幅器916とを備える。無線フロントエンド回路912は、アンテナ911および処理回路920に接続され、アンテナ911と処理回路920との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路912は、アンテナ911に結合されてもよいし、その一部であってもよい。いくつかの実施形態では、WD910は、別個の無線フロントエンド回路912を含まないことがある。むしろ、処理回路920は、無線フロントエンド回路を備えてよく、アンテナ911に接続されてよい。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路922のいくつかまたはすべてが、インターフェース914の一部と考えられることがある。無線フロントエンド回路912は、ワイヤレス接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送られることになるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路912は、フィルタ918および/または増幅器916の組合せを使用して、デジタルデータを、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを持つ無線信号に変換し得る。次いで、この無線信号は、アンテナ911を介して送信されてよい。同様に、データを受信したとき、アンテナ911は、無線信号を収集してよく、この無線信号は、次いで、無線フロントエンド回路912によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路920に渡されてよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてよい。
処理回路920は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または他の任意の適切なコンピューティングデバイス、リソース、もしくはハードウェア、ソフトウェアおよび/もしくは、単独で、もしくはデバイス可読媒体930などの他のWD910構成要素とともに、のどちらかで、WD910に機能を提供するように動作可能なエンコーディングされた論理の組合せ、のうちの1つまたは複数の組合せを備えてよい。そのような機能としては、本明細書において論じられるさまざまなワイヤレス特徴または利益のいずれかを提供することがあり得る。たとえば、処理回路920は、本明細書で開示される機能を提供するために、デバイス可読媒体930内または処理回路920内のメモリ内に記憶された命令を行ってよい。
示されるように、処理回路920は、RFトランシーバ回路922、ベースバンド処理回路924、およびアプリケーション処理回路926のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてよい。いくつかの実施形態では、WD910の処理回路920は、SOCを備えることがある。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路922、ベースバンド処理回路924、およびアプリケーション処理回路926は、別個のチップまたはチップのセットの上にあってよい。代替実施形態では、ベースバンド処理回路924およびアプリケーション処理回路926の一部またはすべては、1つのチップまたはチップのセットに組み合わされてよく、RFトランシーバ回路922は、別個のチップまたはチップのセット上にあってよい。さらに代替の実施形態ではRFトランシーバ回路922およびベースバンド処理回路924の、一部またはすべては、同じチップまたはチップのセットの上にあってよく、アプリケーション処理回路926は、別個のチップまたはチップのセットの上にあってよい。さらに他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路922、ベースバンド処理回路924、およびアプリケーション処理回路926の一部またはすべては、同じチップまたはチップのセット内で組み合わされてよい。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路922は、インターフェース914の一部であることがある。RFトランシーバ回路922は、処理回路920のためのRF信号を調整し得る。
いくつかの実施形態では、WDによって実施されると本明細書において説明される機能のいくつかまたはすべては、デバイス可読媒体930上に記憶された命令を実行する処理回路920によって提供されてよく、デバイス可読媒体930は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であってよい。代替実施形態では、機能のいくつかまたはすべては、ハードワイヤード様式などで別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体上に記憶された命令を実行することなく処理回路920によって提供されることがある。それら特定の実施形態のいずれかでは、デバイス可読記憶媒体上の記憶される命令を実行するにせよ実行しないにせよ、処理回路920は、説明された機能を実施するように設定可能である。そのような機能によって提供される利益は、処理回路920のみまたはWD910の他の構成要素に限定されず、全体としてWD910によって、ならびに/または一般的にエンドユーザおよびワイヤレスネットワークによって享受される。
処理回路920は、本明細書においてWDによって提供されると実施される任意の決定動作、計算動作、または類似の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定されてよい。処理回路920によって実施されるこれらの動作としては、たとえば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報もしくは変換された情報をWD910によって記憶された情報と比較すること、および/または取得された情報もしくは変換された情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実施することによって、処理回路920によって取得された情報を処理すること、ならびに前記処理の結果として決定を下すことがあり得る。
デバイス可読媒体930は、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つもしくは複数を含むコンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーション、および/または処理回路920によって実行される他の命令を記憶してよい。デバイス可読媒体930としては、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読み出し専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/または処理回路920によって使用され得る情報、データ、および/もしくは命令を記憶する他の任意の揮発性または不揮発性の、非一時的なデバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含んでよい。いくつかの実施形態では、処理回路920とデバイス可読媒体930は、統合されていると考えられていることはある。
ユーザインターフェース機器932は、人間ユーザがWD910と相互作用することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような相互作用は、視覚、音響、触覚などの多数の形であってよい。ユーザインターフェース機器932は、ユーザへの出力を生じさせ、ユーザがWD910に入力を提供することを可能にするように動作可能であってよい。相互作用のタイプは、WD910内にインストールされるユーザインターフェース機器932のタイプに応じて変化してよい。たとえば、WD910がスマートフォンである場合、相互作用は、タッチスクリーンを介してであってよい。WD910がスマートメータである場合、相互作用は、使用法(たとえば、使用されるガロンの数)または可聴式アラートを提供するスピーカ(たとえば、煙が検出される場合)を提供するスクリーンを通じてであってよい。ユーザインターフェース機器932は、入力インターフェース、入力デバイス、および入力回路と、出力インターフェース、出力デバイス、および出力回路とを含んでよい。ユーザインターフェース機器932は、WD910への情報の入力が可能であるように設定され、処理回路920が入力情報を処理することを可能にするために処理回路920に接続される。ユーザインターフェース機器932は、たとえば、マイクロホン、近接センサもしくは他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、または他の入力回路を含んでよい。ユーザインターフェース機器932はまた、WD910からの情報の出力を可能にし、処理回路920がWD910から情報を出力することも可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器932は、たとえば、スピーカ、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含んでよい。ユーザインターフェース機器932の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD910は、エンドユーザおよび/またはワイヤレスネットワークと通信し、エンドユーザおよび/またはワイヤレスネットワークが本明細書において説明される機能から利益を得ることを可能にし得る。
補助機器934は、一般にWDによって実施されないことがあるより具体的な機能を提供するように動作可能である。これは、さまざまな目的のために測定をするための特殊センサ、ワイヤード通信などのさらなるタイプの通信のためのインターフェースを備える。補助機器934の構成要素の包含およびタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変化し得る。
電源936は、いくつかの実施形態では、バッテリまたはバッテリパックの形であってよい。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光起電デバイス、または電力セルなどの他のタイプの電源も使用されてよい。WD910は、本明細書において説明されるまたは示される機能を行うために電源936からの電力が必要であるWD910のさまざまな部分に電源936から電力を分配するための電力回路937をさらに備えてよい。電力回路937は、いくつかの実施形態では、電力管理回路を備えてよい。電力回路937は、追加的または代替的に外部電源から電力を受信するように動作可能であってよい。その場合、WD910は、入力回路または電力ケーブルなどのインターフェースを介して外部電源(電気コンセントなど)に接続可能であることがある。電力回路937は、いくつかの実施形態では、外部電源から電源936に電力を分配するように動作可能であることがある。これは、たとえば、電源936の充電のためであってよい。電力回路937は、電力が供給されるWD910のそれぞれの構成要素に適した電力を生み出すために電源936から電力への任意のフォーマット化、変換、または他の修正を実施し得る。
実施形態
1.無線アクセスネットワーク(RAN)内でマスタノードによって実施される方法であって、
セカンダリノードを介して、ユーザ機器によって生成された情報を含む第1のメッセージを受信することであって、この情報は、ユーザ機器とマスタノードとの間の接続の検出された障害に対応する、受信することと、
第1のメッセージおよびユーザ機器コンテキストに基づいて、接続再設定、接続再確立、または接続セットアップのうちの少なくとも1つを含む方策を実施することを決定することと、
セカンダリノードに、決定された方策に対応する第2のメッセージを提供することと
を含む方法。
2.第1のメッセージは、無線リソース制御(RRC)FailureInformationメッセージ、RRCReestablishmentRequestメッセージ、またはMCGFailureInformationメッセージを含む、実施形態1に記載の方法。
3.第1のメッセージは、障害原因、1つもしくは複数の測定値、バッファステータス報告、またはBeamFailureRecovery情報のうちの1つまたは複数を含む、実施形態1または2に記載の方法。
4.検出される障害は、無線リンク障害、再設定障害、完全性保護障害、またはハンドオーバ障害のうちの少なくとも1つを含む、実施形態1から3のいずれかに記載の方法。
5.第2のメッセージは、無線リソース制御(RRC)RRCReconfigurationメッセージ、RRCReestablishmentメッセージ、またはRRCSetupメッセージを含む、実施形態1から4のいずれかに記載の方法。
6.第1のメッセージは、シグナリング無線ベアラ3(SRB3)を介して受信される、実施形態1から5のいずれかに記載の方法。
7.第1のメッセージは、スプリットシグナリング無線ベアラ1(SRB1)のセカンダリセルグループ(SCG)経路を介して受信される、実施形態1から5のいずれかに記載の方法。
8.第2のメッセージは、シグナリング無線ベアラ3(SRB3)を介して提供される、実施形態1から7のいずれかに記載の方法。
9.第2のメッセージは、スプリットシグナリング無線ベアラ1(SRB1)のセカンダリセルグループ(SCG)経路を介して提供される、実施形態1から7のいずれかに記載の方法。
10.決定される方策は、ハンドオーバを用いた接続再設定を含む、実施形態1から9のいずれかに記載の方法。
11.第2のメッセージは、セカンダリノードまたは別のノードに対応するハンドオーバ設定を含む、実施形態1から10のいずれか1つに記載の方法。
12.ユーザ機器(UE)によって実施される方法であって、
無線アクセスネットワーク(RAN)内のUEとマスタノードとの間の接続に対応する障害を検出することと、
セカンダリノードを介してマスタノードに、検出された障害に対応する第1のメッセージを提供することと、
接続再設定、接続再確立、または接続セットアップを実施するようにUEに示す第2のメッセージをマスタノードからセカンダリノードを介して受信することと
を含む方法。
13.第1のメッセージは、無線リソース制御(RRC)FailureInformationメッセージ、RRCReestablishmentRequestメッセージ、またはMCGFailureInformationメッセージを含む、実施形態12に記載の方法。
14.第1のメッセージは、障害原因、1つもしくは複数の測定値、バッファステータス報告、またはBeamFailureRecovery情報のうちの1つまたは複数を含む、実施形態12または13に記載の方法。
15.検出される障害は、無線リンク障害、再設定障害、完全性保護障害、またはハンドオーバ障害のうちの少なくとも1つを含む、実施形態12から14のいずれか1つに記載の方法。
16.第2のメッセージは、無線リソース制御(RRC)RRCReconfigurationメッセージ、RRCReestablishmentメッセージ、またはRRCSetupメッセージを含む、実施形態12から15のいずれかに記載の方法。
17.第1のメッセージは、シグナリング無線ベアラ3(SRB3)を介して提供される、実施形態12から16のいずれかに記載の方法。
18.第1のメッセージは、スプリットシグナリング無線ベアラ1(SRB1)のセカンダリセルグループ(SCG)経路を介して提供される、実施形態12から16のいずれかに記載の方法。
19.第2のメッセージは、シグナリング無線ベアラ3(SRB3)を介して受信される、実施形態12から18のいずれかに記載の方法。
20.第2のメッセージは、スプリットシグナリング無線ベアラ1(SRB1)のセカンダリセルグループ(SCG)経路を介して受信される、実施形態12から18のいずれかに記載の方法。
21.決定される方策は、ハンドオーバを用いた接続再設定を含む、実施形態12から20のいずれかに記載の方法。
22.第2のメッセージは、セカンダリノードまたは別のノードに対応するハンドオーバ設定を含む、実施形態12から21のいずれかに記載の方法。
23.無線アクセスネットワーク(RAN)(220)内のネットワークノード(200)であって、実施形態1から11の方法のいずれかを実施する処理回路(202)を備えるネットワークノード(200)。
24.実施形態12から22の方法のいずれかを実施する処理回路(212)を備えるユーザ機器(UE)(210)。
25.実施形態1から22の方法のいずれかを実施するために処理回路によって実行可能な命令を記憶した非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
26.ネットワークノードと、
このネットワークノードに通信可能に結合されたユーザ機器と
を備えるシステム。
27.ネットワークノードは、非一時的なコンピュータ可読メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを備え、前記非一時的なコンピュータ可読メモリは、実施形態1から11の方法のいずれかを実施するために前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を含む、実施形態26のシステム。
28.ユーザ機器は、非一時的なコンピュータ可読メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを備え、前記非一時的なコンピュータ可読メモリは、実施形態12から22の方法のいずれかを実施するために前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を含む、実施形態26のシステム。
FailureInformationメッセージ例
以下は、測定値を有するFailureInformationメッセージの例示的な拡張を示す。
Figure 0007288965000001
Figure 0007288965000002
以下は、FailureMessage内の障害タイプの例示的な拡張を示す。現在のFailureInformation IEは、障害タイプに関する3つのスペア値のみを持つので、IEは拡張可能である、または障害タイプは制限可能である、のどちらかである。一実施形態では、failureTypeのスペア値は、選定rlfが、randomAccessProblem、RLCの最大再送信、beamFailure、または最大ULタイミング差を含むように使用されるが、reconfigurationFailureは、RRCメッセージに適合する障害、ならびにタイマ(たとえばT304)が満了する前に再設定を完了させる障害の両方を包含する。:
Figure 0007288965000003
別の例では、FailureInformationメッセージは、さらなる障害タイプがシグナリングされることを可能にするように拡張される。
Figure 0007288965000004
例示的なNR手順
以下のセクションでは、現在の3GPP規格たとえばTS38.331では本明細書において説明される技法をどのように実装するかの一例が示される。例は、規格のいくつかの部分への強化を示し、これは、別個に実装されてもよいし、異なる組合せで一緒に実装されてもよい。
Figure 0007288965000005
Figure 0007288965000006
Figure 0007288965000007
Figure 0007288965000008
Figure 0007288965000009
5.3.5.8.1 完全性チェック障害
編集者注:このサブセクションがスタンドアロンケースに容易に拡張可能である(必要と考えられる場合)ように、「SIB3」を見出しから除去した。FFS_Standalone
UEは、以下のようであるものとする:
1> 完全性チェック障害時、SRB3のためのNR下位層からの標識:
2> SRB3完全性チェック障害を報告するために下位条項5.7.3において規定されるSCG障害情報手順を開始する。
1> 完全性チェック障害時、SRB1またはSRB2のためのNR下位層からの標識:
2> スプリットSRB1またはSRB3を用いてUEが設定されている場合:
3> 完全性チェック障害を報告するために下位条項5.7.5において規定される障害情報手順を開始する。
2> そうでない場合:
3> 下位条項5.3.7において規定されるRRC再確立手順を開始する;
5.3.5.8.2 RRCReconfigurationへの適合不可能
UEは、以下のようであるものとする:
1> UEがEN-DCで動作している場合:
2> UEが、SRB3上で受信されるRRCReconfigurationメッセージに含まれる設定(の一部)に適合することが不可能である場合;
3> RRCReconfigurationメッセージの受信の前に使用された設定を引き続き使用する;
3> SCG再設定エラーを報告するために下位条項5.7.3において規定されるSCG障害情報手順を開始する。そのとき、接続再設定手順は終了する;
2> そうでない場合、UEが、E-UTRA MCG SRB1上で受信されるRRCReconfigurationメッセージに含まれる設定(の一部)に適合することが不可能である場合;
3> RRCReconfigurationメッセージの受信の前に使用された設定を引き続き使用する;
3> TS 36.331[10,5.3.7]において規定された接続再確立手順を開始する。そのとき、接続再設定手順は終了する。
1> そうではなく、RRCReconfigurationがNRを介して受信された場合:
2> UEがスプリットSRB1を用いて設定されている場合;
3> UEが、スプリットSRB1上で受信されるRRCReconfigurationメッセージに含まれる設定(の一部)に適合することが不可能である場合;
4> RRCReconfigurationメッセージの受信の前に使用された設定を引き続き使用する;
4> MCG再設定エラーを報告するために下位条項5.7.5において規定される障害情報手順を開始する。そのとき、接続再設定手順は終了する;
2> UEがSRB3を用いて設定されている場合;
3> UEが、SRB3上で受信されるRRCReconfigurationメッセージに含まれる設定(の一部)に適合することが不可能である場合;
4> RRCReconfigurationメッセージの受信の前に使用された設定を引き続き使用する;
4> SCG再設定エラーを報告するために下位条項5.7.3において規定されるSCG障害情報手順を開始する。そのとき、接続再設定手順は終了する;
3> UEが、SRB1上で受信されるRRCReconfigurationメッセージに含まれる設定(の一部)に適合することが不可能である場合;
4> RRCReconfigurationメッセージの受信の前に使用された設定を引き続き使用する;
4> MCG再設定エラーを報告するために下位条項5.7.5において規定される障害情報手順を開始する。そのとき、接続再設定手順は終了する;
2> そうでない場合:
3> セキュリティがアクティブ化されていない場合:
4> 5.3.11に規定されるように、RRC_IDLEになるとき、方策を実施し、原因otherを解放する;
3> そうでない場合:
4> 5.3.7において規定された接続再確立手順を開始する。そのとき、再設定手順は終了する;
1> そうではなく、RRCReconfigurationが他のRATを介して受信された場合(NRへのHO障害):
2> UEが、RRCReconfigurationメッセージに含まれる設定のいずれの部分にも適合することが不可能である場合:
3> 他のRATに適用可能な仕様において定められたこの障害ケースのために定められた方策を実施する。
注1: UEは、RRCReconfigurationメッセージが、10で定められた一般的なエラーハンドリングによってUEはメッセージを無視するものとすると規定されるプロトコルエラーを引き起こした場合にも、上記の障害ハンドリングを適用してよい。
注2: UEが設定の一部に適合することが不可能である場合、UEは設定のいかなる部分も適用しない、すなわち、部分的成功/失敗はない。
5.3.5.8.3 T304満了(同期式再設定障害)
UEは、以下のようであるものとする:
1> MCGのT304が満了する場合:
2> 設定されている場合、rach-ConfigDedicatedで提供される専用プリアンブルを解放する;
2> ソースPCellで使用されるUE設定に戻す;
2> スプリットSRB1またはSRB3が設定されている場合:
3> 5.7.5で規定される障害情報手順を開始する;
2> そうでない場合:
3> 5.3.7で規定される接続再確立手順を開始する。
注1: 上記の文脈では、「UE設定」は、各無線ベアラの段階変数およびパラメータを含む。
1> そうではなく、セカンダリセルグループのT304が満了する場合:
2> 設定されている場合、rach-ConfigDedicatedで提供される専用プリアンブルを解放する;
2> 同期式SCG再設定障害を報告するために下位条項5.7.3において規定されるSCG障害情報手順を開始する。そのとき、RRC再設定手順は終了する;
1> そうではなく、T304が満了する場合、RRCReconfiguratioが他のRATを介して受信された場合(NRへのHO障害):
2> MACをリセットする;
2> 他のRATに適用可能な仕様において定められたこの障害ケースのために定められた方策を実施する。

5.3.10.3 無線リンク障害の検出
UEは、以下のようであるものとする:
1> PCellにおけるT310満了時;または
1> T300もT301もT304もT311も動いていない間のMCG MACからのランダムアクセス問題標識時;または
1> MCG RLCからの、再送信の最大数に到達したという標識時:
2> CA複製が設定およびアクティブ化された場合;ならびに対応する論理チャネルallowedServingCellsのみがSCellを含む場合:
3> RLC障害を報告するために5.7.xにおいて規定される障害情報手順を開始する。
2> そうでない場合:
3> 無線リンク障害がMCGに対して検出されたと考える、すなわち、RLF;
3> ASセキュリティがアクティブ化されていない場合:
4> 5.3.11に規定されるように、RRC_IDLEになるとき、方策を実施し、原因「other」を解放する;
3> そうでない場合:
4> スプリットSRB1またはSRB3が設定されている場合:
5> MCG障害を報告するために5.7.5で規定される障害情報手順を開始する;
4> そうでない場合:
5> 5.3.7で規定される接続再確立手順を開始する。
5.7.5 障害情報
5.7.5.1 一般

図5.7.5.1-1:障害情報
この手順の目的は、UEによって検出された障害についてネットワークに知らせることである。

5.7.5.2 開始
UEによって検出された障害についてネットワークに知らせる必要があるとき、UEは手順を開始する。具体的には、UEは、以下の条件が満たされたときに手順を開始する:

1> RLCベアラに関する障害を検出したとき、5.3.10.3に従う;または
1> MCGの無線リンク障害を検出したとき、5.3.10に従う;または
1> MCGの同期式再構成障害時、下位条項5.3.5.8.3に従う;または
1> NR障害からの移動時、下位条項5.4.3.5に従う;または
1> 完全性チェック障害がRRCReestablishmentメッセージ上で検出された場合を除く、SRB1またはSRB2に関する下位層からの完全性チェック障害標識時;または
1> SRB1を介して受信されたRRCReconfigurationメッセージに対するRRC接続再設定障害時、下位条項5.3.5.8.2に従う。
手順の開始時、以下のようであるものとする:
1> MCGの障害についてネットワークに知らせるために使用される場合:
2> タイマT310が動いている場合は、これを停止する;
2> タイマT304が動いている場合は、これを停止する;
2> タイマT3xxを起動する;
2> SRB0を除くすべてのMCG RBを一時停止する;
2> MCG MACをリセットする;
2> MCG SCellが設定されている場合は、これを解放する;
2> 現在の専用MCG ServingCell設定を解放する;
2> delayBudgetReportingConfigが設定されている場合はdelayBudgetReportingConfigを解放し、タイマT342が動いている場合はタイマT342を停止する;
2> overheatingAssistanceConfigが設定されている場合はoverheatingAssistanceConfigを解放し、タイマT345が動いている場合はタイマT345を停止する;
2> TS 38.304[20,5.2.6]において規定されるセル選択プロセスに従ってセル選択を実施する;
1> 5.7.5.3で規定されるFailureInformationメッセージの送信を開始する;
5.7.5.3 FailureInformationメッセージの送信に関連する方策
UEは、以下のようであるものとする:
1> RLC障害情報を提供するために開始された場合:
2> logicalChannelIdentityを、障害が発生しているRLCベアラの論理チャネル識別情報にセットする;
2> cellGroupIndicationを、障害が発生しているRLCベアラのセルグループにセットする;
2> failureTypeを、検出された障害のタイプに設定する;
1> MCGの障害についてネットワークに知らせるために使用される場合:
2> measResultMCG-Failureを、X.Xに記載の測定結果にセットする;
2> スプリットSRB1が設定されている場合;
3> FailureInformationメッセージを、SRB1のSCGを介する送信のために下位層に提示する;
2> そうではなく、SRB3が設定されている場合;
3> FailureInformationメッセージを、SRB3を介する送信のために下位層に提示する;
1> そうではなく、MCG RLCベアラの障害についてネットワークに知らせるために使用される場合
2> FailureInformationメッセージを、SRB1を介する送信のために下位層に提示する;
1> そうではなく、SCG RLCベアラの障害についてネットワークに知らせるために使用される場合:およびUEがEN-DCを用いて設定されている場合:
2> SRB3が設定されている場合:
3> FailureInformationメッセージを、SRB3を介する送信のために下位層に提示する;
2> そうでない場合:
3> TS 36.331[10]に規定されたE-UTRA RRCメッセージULInformationTransferMRDCに埋め込まれたEUTRA MCGを介してFailureInformationメッセージを提示する。
上記では、無線リンク障害、完全性チェック障害、RRCReconfigurationメッセージに適合することが不可能、およびハンドオーバ障害の検出時の手順は、再確立を開始する代わりに拡張され、UEは、ネットワークが回復しようとすることができるように、SCG(スプリットSRB1のSCGパートまたはSRB3のどちらか)を介して障害情報メッセージを送信する。FailureInformationメッセージは、たとえば測定値を含むように拡張されることが提案されるので、FailureInformationメッセージを準備するための手順は、これに対処するに拡張される必要がある。
加えて、提案される手順では、MCG障害時のFailureInformationの送信は、スプリットSRB1が設定されている場合はスプリットSRB1のSCGパートを介して、そうでない場合はSRB3を介して、送信されることが仮定される。すなわち、スプリットSRB1とSRB3の両方が設定されている場合は、UEは、スプリットSRB1を使用する。しかしながら、代替解決策は、UEが、SRB3が設定されている場合はこれを使用し、SRB3が設定されていなかった場合のみスプリットSRB1のSCGパートを使用することであろう。同様に、たとえば障害タイプに基づいて、どの経路を使用するか、さらに考慮されてよい。
したがって、UEは、MCG上のRLFに遭遇したとき、RLF、たとえば、MCG無線ベアラ一時停止、MCG SCell解放を検出したときの冒頭において従来と同じやり方と類似したやり方で働くと仮定される。
より高速な回復のためのさらなる改善は、強化点を持つこと、たとえば、MCG SCellを解放しないこととすることができる。
同期式再設定手順では、本発明者らは、以下で示されるように、いかなる一時停止されたMCGも再開されることを保証する。
Figure 0007288965000010
5.3.5.5.1 一般
ネットワークは、マスタセルグループ(MCG)とゼロまたは1つのセカンダリセルグループ(SCG)を用いてUEを設定する。EN-DCの場合、MCGは、TS 36.331[10]に規定されるように設定される。ネットワークは、CellGroupConfig IE内のセルグループに設定パラメータを提供する。
UEは、受信されたCellGroupConfig IEに基づいて、以下の方策を実施する:
1> CellGroupConfigが、reconfigurationWithSyncとともにspCellConfigを含む場合:
2> 5.3.5.5.2に記載の同期式再設定を実施する;
2> 一時停止されている場合、すべての一時停止された無線ベアラを再開し、すべての無線ベアラのためのSCGおよびMCG送信を再開する;
本発明の概念のいくつかの態様は主に、上記で少数の実施形態に関して説明されてきた。しかしながら、当業者によって容易に諒解されるように、上記で開示された実施形態以外の実施形態が等しく可能であり、本発明の概念の範囲内にある。同様に、いくつかの異なる組合せが論じられているが、すべての可能な組合せが開示されているわけではない。当業者は、他の組合せが存在し、本発明の概念の範囲内にあることを諒解するであろう。その上、当業者によって理解されるように、本明細書において開示される実施形態は、したがって、他の規格および通信システムにも適用可能であり、他の特徴とともに開示されている特定の図からの任意の特徴は、他の任意の図に適用可能であってもよいし、異なる特徴と組み合わされてもよい。

Claims (24)

  1. ユーザ機器(UE)によって実施される方法であって、
    前記UEとマスタセルグループ(MCG)との間の接続に関連する障害を検出すること(202)と、
    前記検出された障害に関連する第1のメッセージを、セカンダリセルグループ(SCG)を介してマスタノードに提供すること(204)であって、前記第1のメッセージが、無線リソース制御(RRC)MCG障害情報メッセージを含み、それにより、前記マスタノードが、ハンドオーバ有りでの接続再設定、接続再確立、または接続セットアップを含む方策を実施することを決定する、第1のメッセージを提供すること(204)と、
    前記決定された方策に対応する第2のメッセージを前記マスタノードから前記SCGを介して受信すること(206)と、
    前記第2のメッセージに対応する手順を実行することと
    を含む方法。
  2. 前記第1のメッセージが障害タイプを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のメッセージが測定値を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記検出された障害が、無線リンク障害またはハンドオーバ障害を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第1のメッセージが、シグナリング無線ベアラ3(SRB3)を介して提供される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1のメッセージが、スプリットシグナリング無線ベアラ1(SRB1)のSCGレッグを介して提供される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第2のメッセージが、シグナリング無線ベアラ3(SRB3)を介して受信される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第2のメッセージが、スプリットシグナリング無線ベアラ1(SRB1)のSCGレッグを介して受信される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第2のメッセージが、無線リソース制御(RRC)再設定メッセージまたは同期式RRC再設定メッセージを含み、前記第2のメッセージが、ハンドオーバを実施するように示す、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記第2のメッセージが、前記SCGのセカンダリノードまたは別のノードに関連するハンドオーバ設定を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 請求項1から10の方法のいずれかを実施する処理回路(920)を備えるユーザ機器(UE)(910)。
  12. 請求項1から10の方法のいずれかを実施するために処理回路(920)によって実行可能な命令を記憶した非一時的なコンピュータ可読記憶媒体(930)。
  13. 無線アクセスネットワーク(RAN)内でマスタノードによって実施される方法であって、
    ユーザ機器(UE)から、セカンダリセルグループ(SCG)を介して、前記UEとマスタセルグループ(MCG)との間の検出された接続の障害に関連する情報を含む第1のメッセージを受信すること(102)であって、前記第1のメッセージが、無線リソース制御(RRC)MCG障害情報メッセージを含む、第1のメッセージを受信すること(102)と、
    前記第1のメッセージおよびユーザ機器コンテキストに基づいて、ハンドオーバ有りでの接続再設定、接続再確立、または接続セットアップを含む方策を実施することを決定すること(104)と、
    前記決定された方策を実施するように示す第2のメッセージを、前記SCGを介して前記UEに提供すること(106)と
    を含む方法。
  14. 前記第1のメッセージが障害タイプを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1のメッセージが測定値を含む、請求項13または14に記載の方法。
  16. 前記検出された障害が、無線リンク障害またはハンドオーバ障害を含む、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記第1のメッセージが、シグナリング無線ベアラ3(SRB3)を介して受信される、請求項13から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記第1のメッセージが、スプリットシグナリング無線ベアラ1(SRB1)のSCGレッグを介して受信される、請求項13から16のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記第2のメッセージが、シグナリング無線ベアラ3(SRB3)を介して提供される、請求項13から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記第2のメッセージが、スプリットシグナリング無線ベアラ1(SRB1)のSCGレッグを介して提供される、請求項13から18のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記第2のメッセージが、無線リソース制御(RRC)再設定メッセージまたは同期式RRC再設定メッセージを含み、前記第2のメッセージが、ハンドオーバを実施するように示す、請求項13から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記第2のメッセージが、前記SCGのセカンダリノードまたは別のノードに関連するハンドオーバ設定を含む、請求項13から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 請求項13から22の方法のいずれかを実施する処理回路(970)を備えるネットワークノード(960)。
  24. 請求項13から22の方法のいずれかを実施するために処理回路(970)によって実行可能な命令を記憶した非一時的なコンピュータ可読記憶媒体(980)。
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