JP7288382B2 - Vehicle hood lock device and method for manufacturing vehicle hood lock device - Google Patents
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Description
本発明は、車両用フードロック装置及び車両用フードロック装置の製造方法に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a vehicle hood lock device and a method for manufacturing a vehicle hood lock device.
従来の技術として、車両に設けられたフードを閉鎖位置でロックする車両用フードロック装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。 BACKGROUND ART A vehicle hood lock device that locks a hood provided on a vehicle in a closed position is known as a conventional technique (see, for example, Patent Document 1).
特許文献１に記載の車両用フードロック装置は、進入溝が形成されたベースと、ラッチピンによってベースに回動可能に支持されて、ストライカを拘束する拘束位置と解放する解放位置との間を回動するラッチと、ロックピンによってベースに回動可能に支持されてラッチを拘束位置に保持するロックレバー（ポール）と、ラッチを解放位置方向に付勢するトーションばねと、ラッチピン及びロックピンによってベースに固定されるサブプレート（バックプレート）と、を備えている。
A vehicle hood lock device disclosed in
トーションばねは、コイル状に巻き回された筒状部と、筒状部から引き出された第１及び第２アーム部とを有している。トーションばねの筒状部の内側には、ラッチピンが挿入されており、ラッチピンによってトーションばねの位置が決められている。 The torsion spring has a tubular portion wound in a coil shape, and first and second arm portions drawn out from the tubular portion. A latch pin is inserted inside the tubular portion of the torsion spring, and the position of the torsion spring is determined by the latch pin.
特許文献１に記載の車両用フードロック装置を組み付ける際には、先ず、ベース、ラッチ及びロックレバー、トーションばねが順次重ねて、ラッチピン及びロックピンで仮止めした状態にし、最終的にラッチピン及びロックピンの先端を加締めることにより固定する。
When assembling the vehicle hood locking device described in
特許文献１に記載の車両用フードロック装置では、トーションばねをラッチピンで固定するため、組付けの際においてトーションばねを取り付けた後にラッチピンを組み付ける必要がある。つまり、特許文献１に記載の車両用フードロック装置の組み付け作業においては組付け順序に制約があり、これが組付性の低下を招く要因となっていた。
In the vehicle hood lock device disclosed in
そこで、本発明では、組付性を向上することが可能な車両用フードロック装置及び車両用フードロック装置の製造方法を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, it is an object of the present invention to provide a vehicle hood lock device and a method of manufacturing the vehicle hood lock device that can improve the ease of assembly.
本発明の一実施態様による車両用フードロック装置は、ストライカが進入する進入溝が形成されたベースと、前記ストライカを拘束する拘束位置及び前記ストライカを解放する解放位置との間を回動するラッチと、前記ラッチと係合して前記ラッチを前記拘束位置に保持するロックレバーと、前記ラッチを前記解放位置方向に回動させる弾性力を発生するトーションばねと、前記ラッチ及び前記ロックレバーを前記ベースとの間で挟みこみ、前記ラッチを支持するラッチピンと前記ロックレバーを支持するロックピンとによって前記ベースに固定されたサブプレートと、を備え、前記トーションばねは、コイル状に巻き回された筒状部と、前記筒状部から引き出されて前記ラッチに連結される第１アーム部と、前記筒状部から引き出されて前記ロックレバーに連結される第２アーム部とを、有し、前記サブプレートは、前記トーションばねの前記筒状部を保持する保持部を有し、前記保持部は、前記ラッチに接触する基部と、前記基部の外縁から前記ラッチの回動軸方向に立ち上がって第１及び第２壁部と、を一体に有し、前記保持部には、前記第１及び第２アーム部のうち何れか一方のアーム部の前記回動軸方向の移動を規制する規制溝が形成されている。 A hood lock device for a vehicle according to one embodiment of the present invention includes a latch that rotates between a base having an entry groove into which a striker enters, a restraining position that restrains the striker, and a release position that releases the striker. a lock lever that engages with the latch to hold the latch at the restrained position; a torsion spring that generates elastic force for rotating the latch toward the release position; a sub-plate sandwiched between the base and fixed to the base by a latch pin that supports the latch and a lock pin that supports the lock lever; and the torsion spring is a cylinder wound in a coil shape. a shaped portion, a first arm portion drawn out from the tubular portion and connected to the latch, and a second arm portion drawn out from the tubular portion and connected to the lock lever; The sub-plate has a holding portion that holds the cylindrical portion of the torsion spring, and the holding portion includes a base that contacts the latch and a second base that rises from the outer edge of the base in the rotation axis direction of the latch. 1 and a second wall portion integrally, and the holding portion has a restricting groove for restricting movement of one of the first arm portion and the second arm portion in the rotation axis direction. formed.
また、本発明の一実施態様による車両用フードロック装置の製造方法は、上記に記載の車両用フードロック装置の製造方法であって、前記ベース、前記ラッチ及び前記ロックレバー、前記サブプレートが順次積層された積層体を前記ラッチピン及び前記ロックピンで固定する第１の工程と、前記積層体に前記トーションばねを取り付ける第２の工程と、を有し、前記第２の工程では、前記トーションばねを前記サブプレートに対して前記回動軸方向に近づけて、前記筒状部を前記第１及び第２の壁部の間に配置して、前記一方のアーム部を前記溝に配置させる。 A method of manufacturing a vehicle hood lock device according to an embodiment of the present invention is the method of manufacturing the vehicle hood lock device described above, wherein the base, the latch, the lock lever, and the sub-plate are sequentially formed. a first step of fixing the laminated body with the latch pin and the lock pin; and a second step of attaching the torsion spring to the laminated body. is brought closer to the sub-plate in the rotation axis direction, the tubular portion is arranged between the first and second wall portions, and the one arm portion is arranged in the groove.
本発明の一実施形態による車両用フードロック装置及び車両用フードロック装置の製造方法によれば、組付性を向上させることが可能である。 According to the vehicle hood lock device and the method for manufacturing the vehicle hood lock device according to the embodiment of the present invention, it is possible to improve the assemblability.
［実施の形態］
本実施の形態に係る車両用フードロック装置は、車両の車体に形成された開口部を開閉する蓋部材を閉鎖位置でロック及びアンロックするものである。
[Embodiment]
A vehicle hood lock device according to the present embodiment locks and unlocks a lid member that opens and closes an opening formed in a vehicle body at a closed position.
図１は、本実施の形態に係る車両用フードロック装置のロック状態における構成を示す斜視図である。図２（ａ）は、本実施の形態に係る車両用フードロック装置のロック状態における構成を示す上面図であり、図２（ｂ）は、車両用フードロック装置のロック状態における構成を示す正面図である。 FIG. 1 is a perspective view showing the configuration of a vehicle hood locking device according to the present embodiment in a locked state. FIG. 2(a) is a top view showing the configuration of the vehicle hood locking device according to the present embodiment in the locked state, and FIG. 2(b) is a front view showing the configuration of the vehicle hood locking device in the locked state. It is a diagram.
なお、以下の説明では、後述のベース１における進入溝１０ａへのストライカ９０の進入方向を上下方向といい、この上下方向に直交する車両の車幅方向を単に左右方向（図２（ｂ）の紙面における左右方向）というものとする。
In the following description, the direction in which the
車両用フードロック装置１００は、車体９に固定されるベース１と、ストライカ９０を拘束する拘束位置（図２（ｂ）に示される位置）と拘束位置から反時計回り方向に所定の角度だけ回動してストライカ９０を解放する解放位置（後述する図７（ａ）に示す位置）との間を回動するラッチ２と、ラッチ２と係合してラッチ２を拘束位置に保持するロックレバー３と、ラッチ２を解放位置方向に回動させる弾性力を発生するトーションばね４と、ラッチ２の一部及びロックレバー３の一部を覆うサブプレート５と、を備えている。
The vehicle
ベース１は、例えば金属製からなる板状である。ベース１は、ストライカ９０が進入する進入溝１０ａが形成される本体部１０と、本体部１０の左右両端から本体部１０の板厚方向に延在して設けられた第１及び第２の側部１１１，１１２と、第１及び第２の側部１１１，１１２のそれぞれの端部からさらに左右方向の外側に張り出した第１及び第２のフランジ部１２１，１２２と、を一体に有している。進入溝１０ａは、本体部１０の中央部に形成されて上下方向に深さを有する溝であり、上側が開口している。
The
第１及び第２のフランジ部１２１，１２２には、車体９に固定するための図略の固定部材を取り付けるための取付穴１２１ａ，１２２ａ，１２２ｂが形成されている。
ラッチ２は、板状であり、ラッチピン２０によってベース１の本体部１０に軸支され、ラッチピン２０の中心軸を回動軸Ｏ１として回動する。
The
ロックレバー３は、長板状であり、ロックピン３０によってベース１の本体部１０に軸支され、ロックピン３０の中心軸を回動軸Ｏ２として回動する。ロックレバー３は、ラッチ２と係合してラッチ２を拘束位置に保持するロック位置（図２（ｂ）に示す位置）と、ロック位置から回動軸Ｏ２を中心に所定の角度だけ反時計回り方向に回動してラッチ２との係合が解除されたアンロック位置（後述する図７（ｂ）に示す位置）と、の間を回動する。
The
ロックレバー３は、上下に延びる長板部３１と、長板部３１の上端に位置するバネ連結部３２と、長板部３１の下端に位置するロック解除部３３と、を一体に有している。
The
ラッチ２の回動軸Ｏ１は、ベース１における本体部１０において、進入溝１０ａを挟んだ一側に位置し、ロックレバー３の回動軸Ｏ２は、ベース１における本体部１０において、進入溝１０ａを挟んだ他側に位置している。
The rotation axis O1 of the
ロックレバー３のバネ連結部３２には、トーションばね４の第２アーム部４２の先端４２ａが係止する係止孔３２ａが形成されている。ロックレバー３のロック解除部３３には、図略の解除ケーブルが挿通する挿通孔３３ａが形成されている。ロックレバー３は、回動軸Ｏ２を中心として時計回り方向に回動する方向の弾性力をトーションばね４から受けている。
The
トーションばね４は、コイル状に巻き回された筒状部４０と、筒状部４０から引き出された第１及び第２アーム部４１，４２とを有している。トーションばね４の第１アーム部４１の先端４１ａはラッチ２に形成されたバネ穴２ｂに挿入され、第２アーム部４２の先端４２ａはロックレバー３のバネ連結部３２に形成された係止孔３２ａに係止している。つまり、トーションばね４は、ラッチ２を解放位置方向（回動軸Ｏ１を中心とした反時計回り方向）に回動させる弾性力を発生させると共に、ロックレバー３をロック位置方向（回動軸Ｏ２を中心とした時計回り方向）に回動させる弾性力を発生させている。すなわち、本実施の形態では、弾性部材として単一のトーションばねだけで構成されているため、複数の弾性部材を用いる車両用フードロック装置に比較して部品点数の削減が図られている。
The
また、トーションばね４は、ベース１の本体部１０において、進入溝１０ａを挟んで一側に配置され、第２アーム部４２は本体部１０の前記一側から進入溝１０ａを跨いでロックレバー３が配置されている本体部１０の他側まで引き出されている。
The
サブプレート５は、金属板からなる部材であり、ラッチ２を支持するラッチピン２０とロックレバー３を支持するロックピン３０とによってベース１の本体部１０に固定されている。また、サブプレート５は、ベース１の曲げ剛性を補強するために、ベース１の進入溝１０ａを跨ぐようにベース１の本体部１０に取り付けられている。
The
車両用フードロック装置１００のロック状態においては、ストライカ９０がラッチ２によって拘束されている。ラッチ２は、ロックレバー３と係合して拘束位置に保持されている。ロック解除の操作がされると、図略の解除ケーブルによってロックレバー３が回動軸Ｏ２を中心として反時計回り方向に回動される。そうすると、ラッチ２とロックレバー３との係合が解除され、ラッチ２がトーションばね４の弾性力を受けて回動軸Ｏ１を中心として反時計回り方向に回動すると共にストライカ９０を上へ押し上げる。これにより、ストライカ９０がラッチ２から解放されて、車両用フードロック装置１００のロック状態が解除される。なお、以下では説明の便宜上、回動軸Ｏ１と平行な方向を単に軸方向ということがある。
In the locked state of vehicle
次に、サブプレート５の構成について図３及び図４を参照して説明する。図３は、サブプレート５の構成を示す斜視図である。図４は、サブプレート５の構成を示す平面図であり、（ａ）は上面図であり、（ｂ）は左側面図であり、（ｃ）は正面図であり、（ｄ）は右側面図であり、（ｅ）は底面図である。なお、図４（ａ）及び（ｃ）では、トーションばね４を二点鎖線で示している。
Next, the configuration of the sub-plate 5 will be described with reference to FIGS. 3 and 4. FIG. FIG. 3 is a perspective view showing the configuration of the
サブプレート５は、トーションばね４の筒状部４０を保持する保持部５１と、ロックレバー３に取り付けられる平板部５２と、保持部５１と平板部５２とを連結する連結部５３と、連結部５３の下端から軸方向に突出した突出部５４と、を一体に有している。
The
サブプレート５の保持部５１は、ラッチ２に接触する環状の基部５１０と、基部５１０の外縁から軸方向に立ち上がって形成された第１乃至第３周壁部５１１～５１３と、を一体に有している。本実施の形態では、第１周壁部５１１が基部５１０の下端側に位置し、第２周壁部５１２が基部５１０の上端側に位置し、第３周壁部５１３が基部５１０の左端側に位置している。
The holding
第２周壁部５１２と第３周壁部５１３との間には、トーションばね４の筒状部４０の第１アーム部４１を保持部５１の外側へ導出するための間隙５１ｂが形成されている。
A
平板部５２には、ロックピン３０が挿通される挿通孔５２ａが形成されている。平板部５２は、保持部５１の基部５１０と連結部５３を介して連続して形成されており、保持部５１の基部５１０のラッチ２との接触面と平板部５２のロックレバー３との接触面は略同一平面上に位置している。
The
連結部５３は、保持部５１における基部５１０の周方向の一部と、平板部５２の下端の一部とを連ねてなる板状である。突出部５４は、第１周壁部５１１と連なって形成されており、連結部５３から回動軸Ｏ１に沿った方向に突出している。また突出部５４は、その板厚方向に沿って見た形状が矩形状である。突出部５４には、ゴム製の隙間抑制部材を取り付けるための取付穴５４ａが形成されている。これにより、ラッチ２のストライカ係合溝２ａ内で拘束されたストライカ９０とラッチ２との間の隙間を抑制されて、例えば車両走行時における振動に起因したラッチ２とストライカ９０との干渉に伴う異音の発生が防止される。
The connecting
ラッチピン２０は、鉄製の部材であり、サブプレート５における基部５１０及びラッチ２に形成された貫通孔を貫通する軸部２０ｂと、軸部２０ｂの一端側に設けられて軸部２０ｂより大径に形成された頭部２０ａと、軸部２０ｂの頭部２０ａとは反対側の端部で軸部２０ｂより小径の小径部２０ｃと、を一体に有している。また、ラッチピン２０の頭部２０ａの外径は、トーションばね４の筒状部４０の内径よりも小さく形成されており、筒状部４０の径方向において、サブプレート５における保持部５１の第１乃至第３周壁部５１１～５１３に囲まれた内側に配置される。なお、ラッチピン２０の頭部２０ａの外径は、必ずしもトーションばね４の筒状部４０の内径より小さい必要はなく、少なくとも第１乃至第３周壁部５１１～５１３の内径より小さければよい。
The
ラッチピン２０の軸部２０ｂは、ベース１の本体部１０のラッチ穴及び後述のサブプレート５の保持部５１における基部５１０の貫通孔５１０ａを貫通する。ラッチピン２０の小径部２０ｃは、ラッチピン２０の軸部２０ｂをラッチ穴に挿通させた後に、加締め用の治具によって加締められる。これにより、ラッチピン２０がベース１に固定される。
The
サブプレート５の保持部５１における基部５１０には、ラッチピン２０が挿通される貫通孔５１０ａが形成されている。基部５１０の貫通孔５１０ａの内径は、ラッチピン２０の頭部２０ａの外径よりも小さく、ラッチピン２０の軸部２０ｂの外径よりは大きい。
A
第１乃至第３周壁５１１～５１３は、トーションばね４の筒状部４０の径方向の外側に位置している。つまり、第１乃至第３周壁部５１１～５１３の内周面は、トーションばね４の筒状部４０の外周面と径方向に対面あるいは接触する。これにより、トーションばね４の筒状部４０の径方向の移動が規制されている。つまり、第１乃至第３周壁部５１１～５１３は、トーションばね４の筒状部４０の径方向の移動を規制する規制壁として設けられている。
The first to third
保持部５１には、トーションばね４の第２アーム部４２が係合する第１係合溝５１１ａと、トーションばね４の第１アーム部４１が係合する第２係合溝５１２ａと、が形成されている。第２係合溝５１２ａは、第２周壁部５１２の軸方向の基部５１０側の下端に設けられている。第１アーム部４１が第２係合溝５１２ａ内に配置されて、第１アーム部４１が第２周壁部５１２と軸方向に接触している。これにより、トーションばね４の軸方向の移動が規制されて、サブプレート５の保持部５１からトーションばね４の筒状部４０が軸方向に離脱することが規制されている。
The holding
第１係合溝５１１ａは、第１周壁部５１１に形成されており、車両用フードロック装置１００の組付状態においてロックレバー３側に開口する溝である。トーションばね４の第２アーム部４２が第１係合溝５１１ａ内に配置されて、第２アーム部４２が第１周壁部５１１と軸方向に接触している。これにより、トーションばね４の軸方向の移動が規制されて、サブプレート５の保持部５１からトーションばね４の筒状部４０が離脱することが防止される。
The
本実施の形態によれば、サブプレート５の保持部５１がトーションばね４を保持しているので、軽量化を図ることができる。より詳細に述べると、例えば特許文献１に記載された車両用フードロック装置においては、ラッチピンによってトーションばねを保持しているため、ラッチピンの軸方向及び径方向の寸法をトーションばねの大きさに応じて設定する必要があり、ラッチピンが大型化する。また、ラッチピンは、ラッチがストライカを拘束した状態を維持するのに必要なロック強度を満足するために、鉄製であることが一般的である。このため、ラッチピンの体積の増加はコストの増加及び装置全体の重量増大の要因となる。
According to this embodiment, since the holding
これに対して本実施の形態では、サブプレート５の保持部５１がトーションばね４の筒状部４０の移動を規制し、トーションばね４の筒状部４０の位置決め機能を備えているので、上述したラッチピン２０をトーションばね４の大きさに応じて設定する必要がないため、ラッチピン２０の軸方向及び径方向の寸法を縮小化することができる。これにより、ラッチピン２０の体積が減ぜられて車両用フードロック装置１００の軽量化を図ることができる。
In contrast, in the present embodiment, the holding
また本実施の形態によれば、トーションばね４を保持するための新たな部品を追加することなく、トーションばね４の位置決めが可能であるため、部品点数を増加させることなく、軽量化を図ることができる。
Further, according to the present embodiment, the
次に、車両用フードロック装置１００の製造方法について図５乃至図７を参照して説明する。本実施の形態に係る車両用フードロック装置１００の製造方法は、複数の組付工程からなり、第１及び第２の工程を有している。図５（ａ）及び（ｂ）は、車両用フードロック装置１００の組付工程のうち第１の工程を説明するための模式図である。図６（ａ）～（ｃ）は、車両用フードロック装置１００の組付方法の第２の工程における車両用フードロック装置１００の構成を示した斜視図である。図７（ａ）～（ｃ）は、車両用フードロック装置１００の組付方法の第２の工程における車両用フードロック装置１００の構成を示した平面図である。
Next, a method of manufacturing the vehicle
第１の工程は、ベース１、ラッチ２及びロックレバー３、サブプレート５が順次積層された積層体８をラッチピン２０及びロックピン３０で固定する工程である。
The first step is to fix the
第１の工程では、図５（ａ）に示すように、ラッチピン２０の頭部２０ａ及びロックピン３０の頭部３０ａが土台９００に接触するようにラッチピン２０及びロックピン３０を配置して、サブプレート５、ラッチ２及びロックレバー３、ベース１を順次、ラッチピン２０及びロックピン３０に対して積層する。これにより積層体８が形成される。この積層体８は、サブプレート５、ラッチ２及びロックレバー３がラッチピン２０の軸部２０ｂ及びロックピン３０の軸部３０ｂを貫通するように積層されており、ベース１がラッチピン２０の小径部２０ｃ及びロックピン３０の小径部３０ｃを貫通するように積層されている。
In the first step, as shown in FIG. 5A, the
次に、図５（ｂ）に示すように、図略のリベット等の加締め用治具を用いてラッチピン２０の小径部２０ｃ及びロックピン３０の小径部３０ｃを加締める。これにより、積層体８がラッチピン２０及びロックピン３０によって固定されて第１の工程が終了する。
Next, as shown in FIG. 5B, the
第２の工程は、第１の工程の後に、トーションばね４をサブプレート５に取り付ける工程である。図６（ａ）～（ｃ）並びに図７（ａ）～（ｃ）に示すように、第２の工程では、ラッチ２が解放位置にある状態で、トーションばね４をサブプレート５に対して回動軸Ｏ１方向にトーションばね４をサブプレート５に近づけて、トーションばね４の筒状部４０を保持部５１の第１乃至第３周壁部５１１～５１３に囲まれた空間に配置すると共に、第１アーム部４１の先端４１ａをラッチ２に形成されたバネ穴２ｂに挿入する。この際、トーションばね４をサブプレート５に近づける際に、トーションばね４を回動軸Ｏ１に沿った方向に移動させることにより、保持部５１内に配置することができる。
The second step is to attach the
次に、トーションばね４の第２アーム部４２をロックレバー３に連結する。より詳細には、ラッチ２のバネ穴２ｂに連結された第１アーム部４１の先端４１ａを支点として第２アーム部４２を移動させ、第２アーム部４２をロックレバー３に形成されたバネ連結部３２の係止孔３２ａに係止させる。この際、第２アーム部４２が、サブプレート５の保持部５１における第１係合溝５１１ａ内に配置され、かつ、第１アーム部４１がサブプレート５の保持部５１における第２係合溝５１２ａ内に配置されているため、トーションばね４の筒状部４０の軸方向の移動が規制される。これにより、第２の工程が終了する。
Next, the
なお、第２アーム部４２をロックレバー３のバネ連結部３２に連結した後に、トーションばね４の筒状部４０を保持部５１に設置してもよい。この場合には、第２アーム部４２の先端４２ａをバネ連結部３２の係止孔３２ａに係止させた後に、第２アーム部４２の先端４２ａを支点として筒状部４０を移動させ、筒状部４０がラッチピン２０と回動軸Ｏ１を中心として同心状となるように保持部５１内に配置すると共に、トーションばね４の第１アーム部４１の先端４１ａをラッチ２のバネ穴２ｂに挿入する。
Note that the
以上説明した本実施の形態に係る車両用フードロック装置１００の製造方法によれば、第１の工程においてベース１、ラッチ２及びロックレバー３、サブプレート５が積層された積層体８を固定した後、最終的にトーションばね４を取り付けることができるので、組付性が向上する。
According to the method of manufacturing the vehicle
より詳細に説明すると、本実施の形態に係る車両用フードロック装置１００の組付方法では、剛性の高い部品同士を積層させた積層体８をラッチピン２０及びロックピン３０で固定した後に、弾性部材であるトーションばね４を取り付けるので、弾性部材による変形に伴う組付作業性が悪化することがない。つまり、予めトーションばねを積層体８に取り付けてからラッチピン２０の加締め作業をする場合には、トーションばね４の位置が不安定となり加締め時における作業性の悪化を招きかねないが、本実施の形態によれば、トーションばね４を取り付ける前に加締め作業を行うことができるため組付作業性がよい。また、ラッチピン２０が小さく軽量であるため、加締め作業が容易となる。このように、本実施の形態によれば組付性が向上する。
More specifically, in the method of assembling the vehicle
また、本実施の形態によれば、保持部５１がトーションばね４の筒状部４０を軸方向にさえぎることがないので、例えば筒状部４０の軸方向長さが異なる複数種類のトーションばねを取り付けることが可能であり、汎用性がよい。
Further, according to this embodiment, since the holding
また本実施の形態によれば、トーションばね４をサブプレート５に取り付ける際に、トーションばね４を回動軸Ｏ１に沿った方向に移動させるだけで、保持部５１に配置することができるので、作業工程が簡素化されて組付作業性がよい。
Further, according to this embodiment, when the
また、本実施の形態によれば、ラッチピン２０を小型化することができるので、軽量化を図りつつ組付性の向上を図ることができる。
Further, according to the present embodiment, the size of the
（変形例）
次に、変形例に係る車両用フードロック装置について図８及び図９を参照して説明する。図８は、変形例に係るサブプレート６の構成を示す斜視図である。図９は、サブプレート６の構成を示す平面図であり、（ａ）は上面図であり、（ｂ）は左側面図であり、（ｃ）は正面図であり、（ｄ）は右側面図であり、（ｅ）は底面図である。図９（ａ）及び（ｃ）では、トーションばね４の筒状部４０を二点鎖線で示す。
(Modification)
Next, a vehicle hood lock device according to a modification will be described with reference to FIGS. 8 and 9. FIG. FIG. 8 is a perspective view showing the configuration of a sub-plate 6 according to a modification. 9 is a plan view showing the configuration of the
変形例に係る車両用フードロック装置は、そのサブプレート６の形状が異なる他は上記の本施の形態に係る車両用フードロック装置１００と同様の構成である。
The vehicle hood lock device according to the modification has the same configuration as the vehicle
変形例のサブプレート６は、本実施の形態に係るサブプレート５と同様に、トーションばね４の筒状部４０を保持する保持部６１と、ロックレバー３に取り付けられる平板部６２と、保持部６１と平板部６２とを連結する連結部６３と、連結部６３の下端から軸方向に突出した突出部６４と、を一体に有している。
Similar to the sub-plate 5 according to the present embodiment, the
サブプレート６の保持部６１は、ラッチ２に接触する環状に形成された基部６１０と、基部６１０の外縁の一部から軸方向に立ち上がって形成された第１乃至第３周壁部６１１～６１３と、を一体に有している。
The holding
平板部６２には、ロックピン３０が挿通される挿通孔６２ａが形成されている。平板部６２は、保持部６１の基部６１０と連結部６３を介して連続して形成されており、保持部６１の基部６１０のラッチ２との接触面と平板部６２のロックレバー３との接触面は略同一平面上に位置している。
The
連結部６３は、保持部６１における基部６１０の周方向の一部と、平板部６２の下端の一部とを連ねてなる板状である。突出部６４は、第１周壁部６１１と連なって形成されており、連結部６３から回動軸Ｏ１に沿った方向に突出している。また突出部６４は、その板厚方向に沿って見た形状が矩形状である。
The connecting
また、ラッチピン２０の頭部２０ａの外径は、トーションばね４の筒状部４０の内径よりも小さく形成されている。ラッチピン２０の頭部２０ａは、筒状部４０の径方向において、サブプレート６における保持部６１の第１乃至第３周壁部６１１～６１３に囲まれた内側に配置されている。突出部６４には、ゴム製の隙間抑制部材を取り付けるための取付穴６４２ａが形成されている。これにより、ラッチ２のストライカ係合溝２ａ内で拘束されたストライカ９０とラッチ２との間の隙間を抑制されて、例えば車両走行時における振動に起因したラッチ２とストライカ９０との干渉に伴う異音の発生が防止される。
Moreover, the outer diameter of the
ラッチピン２０の軸部２０ｂは、ラッチ２の貫通孔及び後述のサブプレート６の保持部６１における基部６１０の貫通孔６１０ａを貫通し、その軸部２０ｂの軸方向端面がベース１の本体部１０におけるラッチ穴１０ｂの外縁部に当接する。ラッチピン２０の小径部２０ｃはベース１における本体部１０のラッチ穴１０ｂを貫通して、ベース１の本体部１０から露出した先端部が加締め用の治具によって加締められる。これにより、ラッチピン２０がベース１に固定される。
The
サブプレート６の保持部６１における基部６１０には、ラッチピン２０が挿通される貫通孔６１０ａが形成されている。基部６１０の貫通孔６１０ａの内径は、ラッチピン２０の頭部２０ａの外径よりも小さく、ラッチピン２０の軸部２０ｂの外径よりは大きい。
A
第１及び第２周壁部６１１，６１２は、筒状部４０の径方向において、トーションばね４の筒状部４０の外側に配置され、第３周壁部６１３は、筒状部４０の内側に配置されている。つまり、第１及び第２周壁部６１１，６１２の内周面が、トーションばね４の筒状部４０の外周面と対面あるいは接触し、第３周壁部６１３の外周面が筒状部４０の内周面と対面あるいは接触する。これにより、トーションばね４の筒状部４０の径方向の移動が規制されている。つまり、第１乃至第３周壁部６１１～６１３は、トーションばね４の筒状部４０の径方向の移動を規制する規制壁として設けられている。
The first and second
保持部６１には、トーションばね４の第２アーム部４２が係合する第１係合溝６１１ａと、トーションばね４の第１アーム部４１が係合する第２係合溝６１２ａと、が形成されている。第２係合溝６１２ａは、第２周壁部６１２の軸方向の基部５１０側の下端に設けられている。第１アーム部４１が第２係合溝６１２ａに挿入されることにより、第１アーム部４１が第２周壁部６１２と軸方向に接触する。これにより、トーションばね４の軸方向の移動が規制されて、サブプレート５の保持部６１からトーションばね４の筒状部４０が軸方向に離脱することが規制されている。
The holding
第１係合溝６１１ａは、第１周壁部６１１に形成されており、車両用フードロック装置１００の組付状態においてロックレバー３側に開口する溝である。トーションばね４の第２アーム部４２が第１係合溝６１１ａに挿入されることにより、第２アーム部４２が第１周壁部６１１と軸方向に接触する。これにより、トーションばね４の軸方向の移動が規制されて、サブプレート５の保持部５１からトーションばね４の筒状部４０が軸方向に離脱することが規制されている。
The
以上説明した本変形例によっても、本実施の形態に係る車両用フードロック装置１００と同様の作用及び効果を得ることができる。つまり、サブプレート６の保持部６１がトーションばね４を保持しているので、軽量化を図ることができる。
According to this modified example described above, it is possible to obtain the same functions and effects as those of the vehicle
本変形例に係る車両用フードロック装置の組み付け方法は、その第２の工程が本実施の形態に係る車両用フードロック装置１００の組み付け方法における第２の工程と異なる。すなわち、本変形例に係る車両用フードロック装置を組み付ける場合には、第２の工程において、上記した第１の工程の後に、ラッチ２が解放位置にある状態で、トーションばね４の筒状部４０内に第３周壁部６１３を挿入させながら、筒状部４０を保持部６１内に配置する点が本実施の形態と異なる。この点を除いては、本実施の形態と同様であり、トーションばね４をサブプレート５に近づける際に、トーションばね４を回動軸Ｏ１に沿った方向に移動させることにより、保持部５１内に配置する。
The method of assembling the vehicle hood lock device according to the present modification differs from the second step in the method of assembling the vehicle
そして、ラッチ２のバネ穴２ｂに連結された第１アーム部４１の先端４１ａを支点として第２アーム部４２を移動させ、第２アーム部４２をロックレバー３のバネ連結部３２の係止孔３２ａに係止させる。この際、第２アーム部４２が、サブプレート６の保持部６１における第１係合溝６１１ａに配置さ、かつ、かつ、第１アーム部４１がサブプレート５の保持部５１における第２係合溝６１２ａ内に配置されているため、トーションばね４の筒状部４０の軸方向の移動が規制される。これにより、第２の工程が終了する。
Then, the
以上説明した本変形例に係る車両用フードロック装置の製造方法によっても、第１の工程においてベース１、ラッチ２及びロックレバー３、サブプレート５が積層された積層体８を固定した後、最終的にトーションばね４を取り付けることができるので、組付性が向上する。また本変形例によれば、トーションばね４をサブプレート６に取り付ける際に、トーションばね４を回動軸Ｏ１に沿った方向に移動させるだけで、保持部６１に配置することができるので、作業工程が簡素化されて組付作業性がよい。またさらに、本変形例によれば、ラッチピン２０を小型化することができるので、軽量化を図りつつ組付性の向上を図ることができる。
According to the manufacturing method of the vehicle hood lock device according to the modification described above, after fixing the
また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、車両用フードロック装置は、右ハンドル、左ハンドルなどによりストライカ９０の挿入溝１０ａに対してシンメトリーとなることがあるため、本実施例で説明した方向についてはその限りではない。
Also, it should be noted that not all combinations of features described in the embodiments are essential to the means for solving the problems of the invention. The present invention can be appropriately modified and implemented without departing from the gist thereof. For example, the vehicle hood locking device may become symmetrical with respect to the
（実施の形態のまとめ）
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
(Summary of embodiment)
Next, technical ideas understood from the embodiments described above will be described with reference to the reference numerals and the like in the embodiments. However, each reference numeral in the following description does not limit the constituent elements in the claims to the members and the like specifically shown in the embodiment.
［１］ストライカ（９０）が進入する進入溝（１０ａ）が形成されたベース（１）と、前記ストライカ（９０）を拘束する拘束位置及び前記ストライカ（９０）を解放する解放位置との間を回動するラッチ（２）と、前記ラッチ（２）と係合して前記ラッチ（２）を前記拘束位置に保持するロックレバー（３）と、前記ラッチ（２）を前記解放位置方向に回動させる弾性力を発生するトーションばね（４）と、前記ラッチ（２）及び前記ロックレバー（３）を前記ベース（１）との間で挟みこみ、前記ラッチ（２）を支持するラッチピン（２０）と前記ロックレバー（３）を支持するロックピン（３０）とによって前記ベース（１）に固定されたサブプレート（５，６）と、を備え、前記トーションばね（４）は、コイル状に巻き回された筒状部（４０）と、前記筒状部（４０）から引き出されて前記ラッチ（２）に連結される第１アーム部（４１）と、前記筒状部（４０）から引き出されて前記ロックレバー（３）に連結される第２アーム部（４２）とを、有し、前記サブプレート（５，６）は、前記トーションばね（４）の前記筒状部（４０）を保持する保持部（５１，６１）を有し、前記保持部（５１，６１）は、前記ラッチ（２）に接触する基部（５１０，６１０）と、前記基部（５１０，６１０）の外縁から前記ラッチ（２）の回動軸方向に立ち上がって第１及び第２壁部（５１１，６１１，５１２，６１２）と、を一体に有し、前記保持部（５１，６１）には、前記第１及び第２アーム部（４１，４２）のうち何れか一方のアーム部（４１，４２）の前記回動軸方向の移動を規制する溝（５１１ａ，６１１ａ，５１２ａ，６１２ａ）が形成されている、車両用フードロック装置（１００）。 [1] Between the base (1) formed with the entry groove (10a) into which the striker (90) enters, the restraining position for restraining the striker (90), and the release position for releasing the striker (90) a pivoting latch (2), a lock lever (3) engaging with said latch (2) to hold said latch (2) in said constrained position, and rotating said latch (2) towards said released position. A torsion spring (4) that generates elastic force for movement, and a latch pin (20) that sandwiches the latch (2) and the lock lever (3) between the base (1) and supports the latch (2). ) and sub-plates (5, 6) fixed to the base (1) by a lock pin (30) supporting the lock lever (3), wherein the torsion spring (4) is coiled A wound tubular portion (40), a first arm portion (41) pulled out from the tubular portion (40) and connected to the latch (2), and a first arm portion (41) pulled out from the tubular portion (40). and a second arm portion (42) coupled to the lock lever (3), and the sub-plates (5, 6) support the cylindrical portion (40) of the torsion spring (4). It has a holding portion (51, 61) for holding, and the holding portion (51, 61) includes a base portion (510, 610) that contacts the latch (2), and an outer edge of the base portion (510, 610) to the First and second wall portions (511, 611, 512, 612) are integrally formed upright in the rotation axis direction of the latch (2). and grooves (511a, 611a, 512a, 612a) for restricting the movement of one of the arm portions (41, 42) of the second arm portions (41, 42) in the rotation axis direction, A vehicle hood lock device (100).
［２］前記ラッチピン（２０）は、前記ベース（１）を貫通したラッチ穴（１０ｂ）に挿通された軸部（２０ｂ）と、前記軸部（２０ｂ）の一端側に設けられて前記ラッチ穴（１０ｂ）より大径に形成された頭部（２０ａ）とを有し、前記頭部（２０ａ）の外径が少なくとも前記トーションばね（４）の前記筒状部（４０）の内径よりも小さい、上記［１］に記載の車両用フードロック装置（１００）。 [2] The latch pin (20) includes a shaft portion (20b) inserted into a latch hole (10b) penetrating the base (1), and a shaft portion (20b) provided at one end of the shaft portion (20b) and extending through the latch hole. (10b) a head (20a) formed to have a larger diameter, and the outer diameter of the head (20a) is at least smaller than the inner diameter of the cylindrical portion (40) of the torsion spring (4). , the vehicle hood lock device (100) according to the above [1].
［３］上記［１］又は［２］に記載の車両用フードロック装置（１００）の製造方法であって、前記ベース（１）、前記ラッチ（２）及び前記ロックレバー（３）、前記サブプレート（５，６）が順次積層された積層体（８）を前記ラッチピン（２０）及び前記ロックピン（３０）で固定する第１の工程と、前記積層体（８）に前記トーションばね（４）を取り付ける第２の工程と、を有し、前記第２の工程では、前記トーションばね（４）を前記サブプレート（５，６）に対して前記回動軸方向に近づけて、前記筒状部（４０）を前記第１及び第２の壁部（５１１，６１１，５１２，６１２）の間に配置して、前記一方のアーム部（４１，４２）を前記溝（５１１ａ，６１１ａ，５１２ａ，６１２ａ）に配置させる、車両用フードロック装置（１００）の製造方法。 [3] A method for manufacturing a vehicle hood lock device (100) according to [1] or [2] above, comprising: the base (1), the latch (2), the lock lever (3), the sub A first step of fixing a laminate (8) in which plates (5, 6) are sequentially laminated with the latch pin (20) and the lock pin (30); ), and in the second step, the torsion spring (4) is brought closer to the sub-plates (5, 6) in the direction of the rotation axis so as to form the tubular shape. The portion (40) is positioned between the first and second wall portions (511, 611, 512, 612) such that the one arm portion (41, 42) extends into the groove (511a, 611a, 512a, 512a, 512a, 512a, 512a). 612a), a method for manufacturing a vehicle hood locking device (100).
１…ベース
２…ラッチ
２ｂ…バネ穴
３…ロックレバー
５，６…サブプレート
８…積層体
９…車体
１０…本体部
１０ａ…進入溝
２０…ラッチピン
３０…ロックピン
３１…長板部
３２…バネ連結部
４０…筒状部
４１…第１アーム部
４１ａ…先端
４２…第２アーム部
４２ａ…先端
５１，６１…保持部
５２，６２…平板部
５３，６３…連結部
５４，６４…突出部
９０…ストライカ
１００…車両用フードロック装置
５１０，６１０…基部
５１０ａ，６１０ａ…貫通孔
５１１，６１１…第１周壁部
５１１ａ，６１１ａ…第１係合溝
５１２，６１２…第２周壁部
５１２ａ，６１２ａ…第２係合溝
５１３，６１３…第３周壁部
REFERENCE SIGNS
Claims (3)
前記ストライカを拘束する拘束位置及び前記ストライカを解放する解放位置との間を回動するラッチと、
前記ラッチと係合して前記ラッチを前記拘束位置に保持するロックレバーと、
前記ラッチを前記解放位置方向に回動させる弾性力を発生するトーションばねと、
前記ラッチ及び前記ロックレバーを前記ベースとの間で挟みこみ、前記ラッチを支持するラッチピンと前記ロックレバーを支持するロックピンとによって前記ベースに固定されたサブプレートと、を備え、
前記トーションばねは、コイル状に巻き回された筒状部と、前記筒状部から引き出されて前記ラッチに連結される第１アーム部と、前記筒状部から引き出されて前記ロックレバーに連結される第２アーム部とを、有し、
前記サブプレートは、前記トーションばねの前記筒状部を保持する保持部を有し、
前記保持部は、前記ラッチに接触する基部と、前記基部の外縁から前記ラッチの回動軸方向に立ち上がって第１及び第２壁部と、を一体に有し、
前記保持部には、前記第１及び第２アーム部のうち何れか一方のアーム部の前記回動軸方向の移動を規制する溝が形成されている、
車両用フードロック装置。 a base formed with an entry groove into which the striker enters;
a latch that rotates between a restraining position that restrains the striker and a release position that releases the striker;
a lock lever engaging the latch to hold the latch in the restrained position;
a torsion spring that generates an elastic force that rotates the latch toward the released position;
a sub-plate sandwiching the latch and the lock lever with the base and fixed to the base by a latch pin supporting the latch and a lock pin supporting the lock lever;
The torsion spring includes a tubular portion wound in a coil shape, a first arm portion drawn out from the tubular portion and connected to the latch, and a first arm portion drawn out from the tubular portion and connected to the lock lever. and a second arm portion,
The sub-plate has a holding portion that holds the cylindrical portion of the torsion spring,
The holding portion integrally has a base portion that contacts the latch, and first and second wall portions rising from an outer edge of the base portion in a rotation axis direction of the latch,
The holding portion is formed with a groove that restricts movement of one of the first and second arm portions in the rotation axis direction.
Vehicle hood locking device.
前記頭部の外径が少なくとも前記トーションばねの前記筒状部の内径よりも小さい、
請求項１に記載の車両用フードロック装置。 The latch pin has a shaft portion inserted into a latch hole passing through the base, and a head portion provided on one end side of the shaft portion and having a larger diameter than the latch hole,
the outer diameter of the head is at least smaller than the inner diameter of the tubular portion of the torsion spring;
The vehicle hood lock device according to claim 1.
前記ベース、前記ラッチ及び前記ロックレバー、前記サブプレートが順次積層された積層体を前記ラッチピン及び前記ロックピンで固定する第１の工程と、
前記積層体に前記トーションばねを取り付ける第２の工程と、を有し、
前記第２の工程では、前記トーションばねを前記サブプレートに対して前記回動軸方向に近づけて、前記筒状部を前記第１及び第２の壁部の間に配置して、前記一方のアーム部を前記溝に配置させる、
車両用フードロック装置の製造方法。
A method for manufacturing a vehicle hood lock device according to claim 1 or 2,
a first step of fixing a laminated body in which the base, the latch and the lock lever, and the sub-plate are sequentially laminated with the latch pin and the lock pin;
a second step of attaching the torsion spring to the laminate,
In the second step, the torsion spring is brought closer to the sub-plate in the rotation axis direction, the tubular portion is arranged between the first and second wall portions, and the one of the disposing the arm portion in the groove;
A method for manufacturing a vehicle hood lock device.
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