JP7287304B2 - ワイドバンドギャップ半導体装置の製造方法 - Google Patents

ワイドバンドギャップ半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、炭化珪素(以下、SiCという)などのワイドバンドギャップ半導体装置の製造方法に関するものである。
従来より、トレンチエッチング工程では、半導体表面にレジストを配置したのち、露光装置を用いてレジストを露光・現像して露光マスクをパターニングし、露光マスクを用いたエッチングを行うことでトレンチを形成している。このとき、半導体表面の凹凸に合わせて露光マスクの露光が行われるように、露光装置での精度良いフォーカスが行われるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、ステッパと呼ばれる露光装置では、次のようにして露光を行っている。まず、半導体表面にレジストを塗布したのち、レジスト上から半導体表面に向けてLED(Light Emitting Diode)光を入射し、その反射光を受光することで半導体表面の凹凸を検出する。より詳しくは、ショット毎に、フォーカス測定範囲内におけるフォーカスセンサの位置で5点ずつ半導体表面の凹凸高さを測定し、5点の高さデータより、最小二乗法に基づいてショット毎の表面基準面を算出する。次に、半導体ウェハが搭載されるステージを駆動し、X方向およびY方向の走査やZ方向の調整に基づいて対象ショットに対する高さ合わせや傾き補正を行う。これにより、フォーカス位置において対象ショットの表面基準面が露光光に対して垂直な平面となるように高さや傾きが補正される。続いて、再度LED光の入射および受光を行って対象ショットの半導体表面の表面基準面を算出し、高さや傾き補正が的確に行われているかを確認する。そして、補正が的確に行われていれば対象ショットのレジストの露光を行う。このような動作をショット毎に繰り返して、半導体ウェハの全面においてレジストの露光を行っている。
特開2004-71851号公報
しかしながら、半導体がSiCである場合、SiC表面の凹凸を正確に測定できないために、形成したトレンチの線幅にばらつきが生じることがあることが判った。
このような現象が生じる理由について、本発明者らが鋭意検討を行ったところ、SiCが透明のためにLED光が透過してしまい、SiCの裏面側などに傷があると、SiC表面の凹凸を正確に測定できないことがあることが確認された。具体的には、SiCの裏面に傷が存在すると、その傷によってLED光の反射方向にずれが生じ、そのためにSiC表面の凹凸を正確に測定することができないことが判った。
なお、ここでは半導体がSiCである場合を例に挙げて説明したが、傷が影響するワイドバンドギャップ半導体について、同様の課題が発生し得る。また、露光マスクの例として、トレンチ形成用マスクを例に挙げて説明したが、ここで説明した課題は露光マスクを形成する上で発生し得るものである。すなわち、他の露光マスク、例えばイオン注入用マスクや層間絶縁膜に形成するコンタクトホール形成用のエッチングマスクについても、同様の課題が発生し得る。
本発明は上記点に鑑みて、的確に露光マスクを形成できるワイドバンドギャップ半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ワイドギャップ半導体で構成される半導体ウェハ(10)の上にレジスト(11)を配置し、該レジストを露光して所定の線幅の開口部を形成するワイドバンドギャップ半導体装置の製造方法であって、表面および該表面の反対側となる裏面を有する半導体ウェハを用意することと、半導体ウェハの裏面に存在する傷(10c)の凹凸量を測定し、該半導体ウェハとして、凹凸量が50nm以下の傷のみしか存在しない、もしくは、前記傷が無い部分を選択することと、選択された半導体ウェハの上にレジストを配置することと、所定のフォーカス測定範囲を1ショットとして、ショット毎に、レジストの上から半導体ウェハに向けてスキャン光を照射しつつ、該スキャン光の反射光を受光することでフォーカス測定範囲内における複数位置において半導体ウェハの表面の凹凸高さを測定することと、凹凸高さを測定することにおいて測定された複数位置それぞれでの高さを示す高さデータより、最小二乗法に基づいてショット毎の近似平面となる表面基準面を算出することと、露光光に対して垂直かつ露光のフォーカスが合っている面を表面理想面として、該表面理想面に合わせて表面基準面の高さおよび傾き調整を行ったのち、露光光をレジストに照射することで、レジストに開口部を形成することと、を含んでいる。
このように、事前準備として、半導体ウェハの裏面の傷の位置や凹凸量を測定している。そして、半導体ウェハとして、裏面に傷が存在しないもの、もしくは存在していても凹凸量が50nm以下のものを半導体素子の形成に用いるようにしている。これにより、デフォーカスの発生を抑制してレジストの開口部の線幅を期待する線幅とすることが可能となり、的確に露光マスクを形成することが可能となる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態で説明するステッパの概略構成を示した図である。 ステッパによるフォーカス測定範囲と1ショットの露光エリアの関係を示した図である。 フォーカス測定による表面基準面の算出や傾き補正の様子を示した図である。 フォーカス測定範囲と凹凸高さの測定が行われる5つのチャンネルを示した図である。 シリコンウェハの裏面に傷がある場合のLED光の反射の様子を示した図である。 SiCウェハの裏面に傷がある場合のLED光の反射の様子を示した図である。 裏面の傷の影響を受けてSiC表面の凹凸高さを正確に測定できなかった場合に露光したレジストの開口部の画像を示した図である。 裏面の傷の影響を受けずにSiC表面の凹凸高さを正確に測定できた場合に露光したレジストの開口部の画像を示した図である。 傷の凹凸量と露光後の状態との関係を調べるのに用いた半導体ウェハの傷の様子を示した図である。 図7中の点S1における傷の高さデータと露光後のレジストの開口部の画像の様子を示した図である。 図7中の点S2における傷の高さデータと露光後のレジストの開口部の画像の様子を示した図である。 図7中の点S3における傷の高さデータと露光後のレジストの開口部の画像の様子を示した図である。 図7中の点S4における傷の高さデータと露光後のレジストの開口部の画像の様子を示した図である。 図7中の点S5における傷の高さデータと露光後のレジストの開口部の画像の様子を示した図である。 露光工程が行われるSiC半導体装置の一例を示した縦型MOSFETの断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。ここでは、ステッパを用いたSiC半導体装置の製造方法について説明する。SiC半導体装置を製造する際の一工程として、ステッパを用いて露光マスクのパターニングを行っており、さらにその露光マスクをトレンチ形成用マスクとして用いてトレンチ形成を行っている。
まず、図1を参照して、ステッパの構成について説明する。なお、図1中の紙面左右方向をX方向、紙面垂直方向をY方向、紙面上下方向をZ方向として説明する。
ステッパ1は、表面およびその反対側となる裏面を有する半導体ウェハ10の表面側に配置したレジスト11のパターニングに用いられる。パターニングしたレジスト11は、例えばトレンチ形成用マスクなどの露光マスクとして用いられる。図1に示すように、ステッパ1は、ウェハステージ2、レチクルステージ3、露光光源4、照明光学系5、投影光学系6、投光部7、受光部8および制御部9を有した構成とされている。
ウェハステージ2は、加工対象となる半導体ウェハ10の表面に例えば1μmの厚みのレジスト11を形成したものを搭載し、レジスト11の露光が良好に行われるように、位置や傾き補正を行うためのものである。ここでは、半導体ウェハ10の一例として、SiCウェハ10aの表面にSiCエピタキシャル層(以下、単にエピ層という)10bを成膜したものを図示している。ウェハステージ2は、制御部9からの制御信号に基づいて、X方向およびY方向に平行なXY平面上における走査や半導体ウェハ10の傾き補正などを行うことが可能となっている。このため、ステッパ1による1ショット、つまり1回の露光工程によって露光される四角形状の範囲(以下、露光エリアという)毎に、ウェハステージ2を制御して半導体ウェハ10の高さや傾き補正などが行えるようになっている。
ここで、半導体ウェハ10については、予め結晶欠陥の測定を行うことで、半導体ウェハ10中における欠陥位置を特定しておくこともできる。後で説明するように、本実施形態では、事前準備として、半導体ウェハ10中の欠陥位置を特定しており、図示しないアライメントマークなどの目印を基準として各欠陥のXY位置座標を記憶するようにしている。
レチクルステージ3は、レチクル3aの支持台であり、XY平面において移動可能に構成されている。レチクル3aは、被転写対象となるレジスト11に対して露光によってパターン転写を行うための原版となるフォトマスクであり、半導体ウェハ10に対してパターン転写する形状と対応する所望パターンが形成されている。レチクルステージ3には開口部3bが形成されており、レチクルステージ3上において開口部3bを跨ぐように所望パターンが形成されたレチクル3aが配置される。そして、レチクル3aに対して照明光学系5から照射された露光光が開口部3bを通過して投影光学系6に入射されるようになっている。
露光光源4は、レジスト11の露光を行うための露光光を発生するものである。例えば、露光光としては波長365nmのi線を用いている。この露光光源4で発生させられた露光光が照明光学系5に伝えられるようになっている。
照明光学系5は、露光光源4から伝えられた露光光を集光し、レチクル3aに向けて照射するものである。
投影光学系6は、投影レンズなどを備えたものであり、所望パターンが形成されたレチクル3aを通過した通過光を入光し、それを投影レンズにより所定割合に縮小してレジスト11に投光する。
投光部7は、フォーカス測定のためのスキャン光となるLED光を出力するものであり、半導体ウェハ10の表面のフォーカス測定範囲内においてスキャン光の照射を行う。ステッパ1では、仕様上、フォーカス測定範囲が固定エリアとして決まっている。投光部7は、そのフォーカス測定範囲内の複数点、例えば中心位置と4隅の合計5点において高さ測定のためのスキャン光の照射を行うようになっている。
なお、ステッパ1において、「フォーカス測定範囲」は、1ショットの「露光エリア」と同じ範囲であっても良いし、異なった範囲となっていても良い。例えば、図2中に示したように、「フォーカス測定範囲」は、「露光エリア」と中心位置が同じで、かつ、「露光エリア」と異なるサイズとされる。また、「フォーカス測定範囲」は、「露光エリア」ごとに設定され、両者のステップピッチは同じとされる。図2の例では、「フォーカス測定範囲」が「露光エリア」を囲むサイズとされた場合を示しており、ここでは「フォーカス測定範囲」が2.2cm□、「露光エリア」が1cm□とされている。逆に、「露光エリア」の方が「フォーカス測定範囲」を囲むサイズとされていても良い。フォーカス測定は、半導体ウェハ10のうち、チップとして利用される有効エリア内において、ショット数と同じ数行われる。ここでは、半導体ウェハ10のエッジから所定幅分を除いた範囲を有効エリアとし、それよりも外側の部分をチップとして取り出さない無効エリアとしている。なお、上記では、1回の露光工程での露光のことを1ショットと呼んでいるが、1回のフォーカス測定のことも1ショットと呼ぶ。
受光部8は、投光部7から半導体ウェハ10に対して照射したスキャン光となるLED光の反射光を受光し、それによる受光結果を示す検出信号を制御部9に伝える。
制御部9は、受光部8から伝えられる受光結果に基づいて、フォーカス測定範囲での表面基準面の算出などのフォーカス測定に関する各種演算を行う。表面基準面については、例えば、フォーカス測定範囲内においてスキャンした複数点での高さに基づいて最小二乗法による演算を行うことで行われる。また、制御部9は、レチクルステージ3の制御や、ウェハステージ2の制御、露光光源4からの露光光の照射の制御などを行う。これにより、レチクル3aのXY平面上での移動や、加工対象となる半導体ウェハ10のXY平面上での移動およびフォーカス測定に基づく傾き補正などが行われるようになっている。
次に、ステッパ1を用いたレジスト11の露光工程について説明する。最初に、ステッパ1で行われる通常時の露光工程について説明する。
まず、半導体ウェハ10の表面にレジストを塗布したのち、図3の状態(a)に示すように、投光部7よりレジスト11上から半導体ウェハ10の表面に向けてスキャン光となるLED光を入射し、その反射光を受光部8で受光する。そして、制御部9において、受光部8から伝えられる受光結果に基づいて、フォーカス測定範囲での表面基準面の算出などが行われる。
より詳しくは、ショット毎に、フォーカス測定範囲内におけるフォーカスセンサの位置に対応する複数位置、ここでは5点のチャンネルにおいて半導体表面の凹凸高さを測定する。すなわち、図4に示すように、フォーカス測定範囲の中心位置および四隅の5点において、高さ測定が行われる。以下、5つのチャンネルについて、図3の紙面左上をCH1、右上をCH2、中心位置をCH3、左下をCH4、右下をCH5と言う。各チャンネルの位置関係については任意であるが、本実施形態ではCH1、CH2、CH4、CH5が正方形状を形作る位置関係とされ、正方形状の各辺を構成するチャンネル間の距離が1.4cmとされている。
そして、図3の状態(b)に示すように、CH1~CH5の5点での高さ測定が完了したら、その5点の高さデータより、最小二乗法に基づいてショット毎の近似平面となる表面基準面を算出する。
次に、図3の状態(c)に示すように、半導体ウェハ10が搭載されたウェハステージ2を駆動し、X方向およびY方向の走査やZ方向の調整に基づいて対象ショットに対する高さ合わせや傾き補正を行う。これにより、フォーカス位置において対象ショットの表面基準面が露光光に垂直な平面となるように高さや傾きが補正される。続いて、再度LED光の入射および受光を行って対象ショットの半導体ウェハ10の表面の表面基準面を算出し、高さや傾き補正が的確に行われているかを確認する。そして、補正が的確に行われていれば、露光光源4から露光光となるi線を出力し、照明光学系5やレチクル3aおよび投影光学系6を通じて対象ショットのレジスト11にi線を照射し、露光を行う。このような動作をショット毎に繰り返して、半導体ウェハ10の有効エリアの全ショットにおいてレジスト11の露光を行う。
ここで、通常であれば、CH1~CH5それぞれの高さ測定に基づいて対象ショットの表面基準面が算出される。しかしながら、SiCが透明のためにLED光が透過してしまい、SiCの裏面側などに欠陥や傷があると、SiC表面の凹凸を正確に測定できないことがあることが確認された。
例えば、図5Aに示すように、シリコンウェハJ1の場合、LED光を透過しないため、仮に裏面側に傷J1aがあったとしても、その影響を受けることは無く、シリコン層の表面でLED光が反射される。このため、シリコンウェハJ1の表面基準面を的確に算出でき、シリコンウェハJ1の表面側に形成したレジストJ2を的確に露光することが可能となる。
これに対して、図5Bに示すように、バンドギャップの大きい炭化珪素等の半導体ウェハ10の裏面に大きな傷10cが存在している場合には、透過したLED光が裏面の傷10cによって反射し、その反射光がレジスト11側の一面に戻ってしまう。これが受光部8にて受光されてしまうために、SiC表面の凹凸を正確に測定できなくなるのである。
図6Aおよび図6Bは、裏面の傷10cの影響を受けてSiC表面の凹凸を正確に測定できなかった場合と、傷10cの影響を受けずにSiC表面の凹凸を正確に測定できた場合それぞれのレジスト11の開口部の画像である。これらの図に示すように、傷10cの影響を受けた場合には、影響を受けなかった場合と比較して、レジスト11の開口部の線幅が狭くなっていた。
このように、裏面の傷10cの影響によって対象ショットの表面基準面が的確に算出できなくなると、フォーカス余裕度(以下、DOF(Depth of Focus)という)の範囲外となり、露光の焦点位置が最良位置からずれるデフォーカスが発生する。このため、レジスト11の露光が的確に行えなくなる。したがって、半導体ウェハ10として、裏面側に傷10cが存在しないものを用いることが、傷10cの影響によるデフォーカスの発生を抑制でき、レジスト11の露光を的確に行えるようにするのに有効である。
ただし、現実的には半導体ウェハ10に傷10cが完全に存在しないようにすることは難しいし、傷10cの無いもののみしか素子形成に使用できなくなると、製品歩留まりを得ることができない。そこで、本発明者らがさらに試作検討を行った。その結果、裏面の傷10cがすべて影響するのでは無く、傷10cの深さによって影響するものと影響が少ないものとがあることが確認された。
具体的には、半導体ウェハ10のうち傷10cが存在していた複数箇所を選択し、裏面の傷10cの凹凸量と、各箇所でのレジスト11の露光後の様子およびレジスト11の開口部の線幅を測定する実験を行った。図7は、その実験に用いた半導体ウェハ10と裏面の傷10cの形状を示した図であり、図8A~図8Eは、その実験結果を示している。なお、図8A~図8Eは、それぞれ、紙面左側が傷10cの高さデータを示しており、紙面右側がレジスト11の露光後の様子を示した画像である。また、凹凸量とは、半導体ウェハ10の裏面のうちの平坦面となっている部分からの突出量もしくは凹み量を示している。
図7に示される点S1~S5に存在する傷10cについて、高さデータおよびレジスト11の露光後の様子を調べた。点S1~S3は裏面中央に存在する広面積にわたる傷10ca、点S4は線状の傷10cb、点S5は局所的にある程度の面積で発生した傷10ccであった。
図8B、図8Dに示すように、点S2、S4では、デフォーカスが発生しておらず、レジスト11の開口部の線幅も、期待する線幅となっていた。高さデータを確認したところ、点S2については最大の凹凸量が50nm程度、点S4については最大の凹凸量が20nm程度となっていた。点S2については、広面積にわたる傷10caのうちの一点であるが、傷10caの中央近辺では凹凸量が小さくなっていた。
一方、図8A、図8C、図8Eに示すように、点S1、S3、S5では、デフォーカスが発生しており、レジスト11の開口部の線幅が期待する線幅よりも狭くなっていた。高さデータを確認したところ、点S1、S3については最大の凹凸量が60nm程度、点S5については最大の凹凸量が90nm程度となっていた。
このような実験を様々な半導体ウェハ10に対して行ったところ、上記と同様の結果が得られており、傷10cの最大の凹凸量が50nm以下であればデフォーカスが発生せず、レジスト11の開口部の線幅が期待する線幅となっていた。反面、傷10cの最大の凹凸量が50nmを超えると、デフォーカスが発生する場合が生じ、レジスト11の開口部の線幅が期待する線幅よりも狭くなる場合があった。
このように、半導体ウェハ10として、裏面に傷10cが存在しないもの、もしくは存在していても凹凸量が50nm以下のものを用いることで、デフォーカスの発生を抑制してレジスト11の開口部の線幅を期待する線幅とすることが可能となる。特に、最小加工寸法が1μm以下、例えば0.3~0.8μmのような微細な半導体素子を形成する際のレジスト11の露光を行う場合に、レジスト11の開口部の線幅が狭くなることによる影響が大きくなる。このような場合に、半導体ウェハ10として、裏面に傷10cが存在しないもの、もしくは存在していても凹凸量が50nm以下のものを用いることが、線幅の影響を抑制する上で有効となる。
このため、本実施形態では、事前準備として、半導体ウェハ10の裏面に存在する傷10cの位置および凹凸量を特定しておき、凹凸量が50nm以下の傷10cしか存在しない半導体ウェハ10を半導体素子の形成に使用するようにしている。 事前準備については、レジスト11の塗布前に行う。具体的には、光学表面粗さ/形状測定器を用いて半導体ウェハ10の裏面に存在する傷10cの位置、すなわち半導体ウェハ10上でのXY位置座標および凹凸量を測定する。そして、このような事前準備を行った後、凹凸量が50nm以下の傷10cしか存在しない半導体ウェハ10を良品として扱って上記した露光工程を行う。
以上説明したように、本実施形態では、事前準備として、半導体ウェハ10の裏面の傷10cの位置や凹凸量を測定している。そして、半導体ウェハ10として、裏面に傷10cが存在しないもの、もしくは存在していても凹凸量が50nm以下のものを半導体素子の形成に用いるようにしている。これにより、デフォーカスの発生を抑制してレジスト11の開口部の線幅を期待する線幅とすることが可能となり、的確に露光マスクを形成することが可能となる。
特に、最小加工寸法が1μm以下、例えば0.3~0.8μmのように微細な半導体素子を形成する際に、レジスト11の開口部の線幅が狭くなることによる影響が大きくなる。このような場合にも、半導体ウェハ10として、裏面に傷10cが存在しないもの、もしくは存在していても凹凸量が50nm以下のものを用いることで、的確に露光マスクを形成することが可能となる。
例えば、図9に示すような縦型MOSFETを有するSiC半導体装置の製造方法における一工程として、上記した露光工程を行うと好ましい。
SiC半導体装置には、SiCからなるn型基板21が用いられており、n型基板21の主表面上には、n型基板21よりも低不純物濃度のSiCからなるn型低濃度層22がエピタキシャル成長させられている。このように、SiCウェハ10aに相当するn型基板21の上にエピ層10bに相当するn型低濃度層22が形成されたものが半導体ウェハ10に相当する。
型低濃度層22は、n型基板21から離れた位置において幅狭とされたJFET部22aと連結され、JFET部22aの両側には、SiCからなるp型ディープ層23が形成されている。p型ディープ層23は、JFET部22aと同じ厚みで構成される。さらに、JFET部22aおよびp型ディープ層23の上には、SiCからなるp型ベース領域24が形成され、p型ベース領域24の上には、SiCからなるn型ソース領域25およびp型コンタクト領域26が形成されている。n型ソース領域25は、p型ベース領域24のうちJFET部22aと対応する部分の上に形成されており、p型コンタクト領域26は、p型ベース領域24のうちp型ディープ層23と対応する部分の上に形成されている。
p型ベース領域24およびn型ソース領域25を貫通してJFET部22aに達するゲートトレンチ27が形成されている。このゲートトレンチ27の側面と接するように上述したp型ベース領域24およびn型ソース領域25が配置されている。ゲートトレンチ27は、図9の紙面左右方向を幅方向、紙面法線方向となる一方向を長手方向、紙面上下方向を深さ方向とするライン状のレイアウトで形成されている。また、図9には1本しか示していないが、ゲートトレンチ27は、複数本が紙面左右方向に等間隔に配置され、それぞれp型ディープ層23の間に挟まれるように配置されていてストライプ状とされている。
また、p型ベース領域24のうちゲートトレンチ27の側面に位置している部分を、縦型MOSFETの作動時にn型ソース領域25とJFET部22aとの間を繋ぐチャネル領域として、チャネル領域を含むゲートトレンチ27の内壁面にゲート絶縁膜28が形成されている。そして、ゲート絶縁膜28の表面にはドープドPoly-Siにて構成されたゲート電極29が形成されており、これらゲート絶縁膜28およびゲート電極29によってゲートトレンチ27内が埋め尽くされている。これにより、トレンチゲート構造が構成されている。
型ソース領域25やp型コンタクト領域26およびトレンチゲート構造の表面には、層間絶縁膜30が形成されている。そして、層間絶縁膜30の上に導体パターンとして、ソース電極31や図示しないゲート配線層が形成されている。層間絶縁膜30にはコンタクトホール30aが形成されており、ソース電極31がn型ソース領域25やp型コンタクト領域26と電気的に接触させられている。また、図9とは別断面において、さらに層間絶縁膜30はコンタクトホールが形成されており、このコンタクトホールを通じてゲート電極29とゲート配線層とが電気的に接続されている。
さらに、n型基板21の裏面側にはn型基板21と電気的に接続されたドレイン電極32が形成されている。このような構造により、nチャネルタイプの反転型のトレンチゲート構造の縦型MOSFETが構成されている。このような縦型MOSFETが複数セル配置されることでセル領域が構成されている。そして、このような縦型MOSFETが形成されたセル領域を囲むように図示しないガードリングなどによる外周耐圧構造が構成されることでSiC半導体装置が構成されている。
このようなSiC半導体装置において、各不純物層やゲートトレンチ27の中で最小加工寸法となる部分、例えばゲートトレンチ27の幅が0.3~0.8μmに設定される。そのようなゲートトレンチ27を形成する際のトレンチ形成用の露光マスクとしてレジスト11を露光したものを用いる場合に、上記した露光工程を行うことで的確に露光マスクを形成でき、所望の線幅のゲートトレンチ27を形成できる。したがって、所望の特性のSiC半導体装置を的確に製造することが可能となる。
(他の実施形態)
本開示は、上記した実施形態に準拠して記述されたが、当該実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
例えば、上記実施形態では、SiCウェハ10aの上にエピ層10bを形成した半導体ウェハ10に対してレジスト11を配置し、このレジスト11を露光する場合を例に挙げて説明したが、半導体ウェハ10の形態の一例を示したに過ぎず、他の構造であっても良い。また、レジスト11を露光した露光マスクとしてトレンチ形成用マスクを例に挙げたが、トレンチ形成用マスク以外、例えばイオン注入用マスクや層間絶縁膜に形成するコンタクトホール形成用のエッチングマスクに適用されるものであっても良い。
なお、上記実施形態では、簡素化のために、加工対象となる半導体ウェハ10の表面にレジスト11を塗布する構成を例に挙げて説明したが、半導体ウェハ10の上に酸化膜などの絶縁膜を配置し、その絶縁膜の上にレジスト11が塗布される構成でも良い。このような場合でも、スキャン光が絶縁膜を透過して半導体ウェハ10の表面で反射する際に、裏面の傷10cが影響して表面基準面の算出に影響を与えることから、上記と同様のことが言える。
また、上記実施形態では、半導体ウェハ10として、傷10cの凹凸量が50nm以下のもののみが存在するもののみを用いるようにしたが、必ずしも半導体ウェハ10の裏面の全域において、傷10cの凹凸量が50nm以下のもののみとなっている必要はない。
例えば、半導体ウェハ10のうちの無効エリアに50nmを超える傷10cが存在していたとしても、半導体素子の製造に与える影響は少ないため、無効エリアについては50nmを超える傷10cが存在していても良い。
また、有効エリアに50nmを超える傷10cが存在していたとしても、製品歩留まりを考慮して、半導体ウェハ10のうちの有効エリアにおけるチップ取り出し面積のうち、50nmを超える傷10cの存在しないチップ面積の割合が90%以上であれば良い。このような割合であれば、製品歩留まり90%以上を得ることができるため、有効エリアに50nmを超える傷10cが存在していたとしても、半導体ウェハ10を半導体素子の形成に用いても良い。
また、SiCウェハ10aの上にエピ層10bを形成した半導体ウェハ10を用いて形成する半導体素子の一例として、縦型MOSFETを挙げたが、他のデバイス、例えばショットキーダイオードなどであっても良い。
また、上記各実施形態において言及した数値、例えばフォーカス測定範囲やチャネル間の距離などについては一例を示したに過ぎない。また、レジスト11の膜厚として1μmを例に挙げたが、これに限るものではない。ただし、レジスト11の膜厚が厚くなるほど、線幅の狭い開口部を形成する場合に、所望の線幅よりも狭くなることによる影響が大きく、特にレジスト11の厚みに対する線幅の比となるアスペクト比が1以上となる場合に、その影響が生じやすい。このため、レジスト11の膜厚が1μm以上とされる場合において線幅が1μm以下とされるようなアスペクト比が1以上となる場合に、上記した露光工程を行うことが好適である。
さらに、上記実施形態では、半導体ウェハ10としてSiCウェハ10aの上にエピ層10bを形成してSiC半導体装置を製造する場合を例に挙げて説明したが、ワイドバンドギャップ半導体装置の製造に本発明を適用することが可能である。
1 ステッパ
2 ウェハステージ
4 露光光源
7 投光部
8 受光部
9 制御部
10 半導体ウェハ
10a SiCウェハ
10b エピ層
11 レジスト

Claims (3)

  1. ワイドギャップ半導体で構成される半導体ウェハ(10)の上にレジスト(11)を配置し、該レジストを露光して所定の線幅の開口部を形成するワイドバンドギャップ半導体装置の製造方法であって、
    表面および該表面の反対側となる裏面を有する前記半導体ウェハを用意することと、
    前記半導体ウェハの裏面に存在する傷(10c)の凹凸量を測定し、該半導体ウェハとして、前記凹凸量が50nm以下の前記傷のみしか存在しない、もしくは、前記傷が無い部分を選択することと、
    選択された前記半導体ウェハの上に前記レジストを配置することと、
    所定のフォーカス測定範囲を1ショットとして、ショット毎に、前記レジストの上から前記半導体ウェハに向けてスキャン光を照射しつつ、該スキャン光の反射光を受光することで前記フォーカス測定範囲内における複数位置において前記半導体ウェハの表面の凹凸高さを測定することと、
    前記測定することにおいて測定された複数位置それぞれでの高さを示す高さデータより、最小二乗法に基づいてショット毎の近似平面となる表面基準面を算出することと、
    露光光に対して垂直かつ露光のフォーカスが合っている面を表面理想面として、該表面理想面に合わせて前記表面基準面の高さおよび傾き調整を行ったのち、前記露光光を前記レジストに照射することで、前記レジストに前記開口部を形成することと、を含む、ワイドバンドギャップ半導体装置の製造方法。
  2. 前記選択することでは、前記半導体ウェハとして、該半導体ウェハのうちチップとして利用される有効エリア内において、前記凹凸量が50nm以下、もしくは、前記傷が無い部分のみを選択する、請求項1に記載のワイドバンドギャップ半導体装置の製造方法。
  3. 前記選択することでは、前記半導体ウェハとして、該半導体ウェハのうちチップとして利用される有効エリア内において、チップ取り出し面積のうち、前記凹凸量が50nm以下、もしくは、前記傷が無い部分のチップ面積の割合が90%以上であるものを選択する、請求項1に記載のワイドバンドギャップ半導体装置の製造方法。
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