JP7287200B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7287200B2
JP7287200B2 JP2019160885A JP2019160885A JP7287200B2 JP 7287200 B2 JP7287200 B2 JP 7287200B2 JP 2019160885 A JP2019160885 A JP 2019160885A JP 2019160885 A JP2019160885 A JP 2019160885A JP 7287200 B2 JP7287200 B2 JP 7287200B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
post
paper
processing
image
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019160885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021038071A (ja
Inventor
悠司 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2019160885A priority Critical patent/JP7287200B2/ja
Publication of JP2021038071A publication Critical patent/JP2021038071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7287200B2 publication Critical patent/JP7287200B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置本体により画像が形成された用紙に対して様々な後処理を行う後処理装置が知られている。このような後処理装置としては、例えば、用紙の長辺又は短辺の区別と用紙の左右上下のいずれの辺であるかの区別との組み合わせ情報により、用紙に形成される画像を基準として用紙束の後処理辺を指定し、指定された後処理辺上の一端部のステープル位置を、左又は右であるかの区別と上又は下の区別との組み合わせ情報により指定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、例えば、用紙へのパンチ加工を施す際にパンチ処理機の種類と反転装置の有無に応じて用紙の画像形成を制御することで、所望の位置にパンチ加工を施し、かつ、積載時にページ順となるように用紙を排紙するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008-094561号公報 特開2010-188607号公報
しかしながら、上記特許文献1や上記特許文献2に記載の後処理装置では、給紙方向の前端又は後端に対してのみ後処理を行うことが可能となっており、後処理辺が給紙方向の前端又は後端に位置しない場合には、画像を回転させて印刷しなければならない。このため、例えば、後処理がなされた出力物を所定の台車の上に排出して当該出力物を当該所定の台車ごと後工程に引き渡す際に、本来あるべき向きとは異なる向きで出力物が所定の台車の上に排出された場合、当該所定の台車に一旦載せられた出力物の向きを直さなければならず手間がかかる。また、当初イメージしていた画像の向きとは異なる向きで出力物が排出された場合、当該出力物の目視での確認を円滑に行うことができない。
そこで、後処理位置の設定が可能な後処理装置にあっては、当該後処理位置の設定を行うことによって印刷物の画像の向きを変更することなく適切な位置へ後処理を行うことができるようにしている。また、このような後処理装置では、印刷を行うごとに後処理位置等の設定を一から行うと当該設定の操作に手間がかかるため、予め後処理設定の内容をプロファイルとして複数登録しておき、後処理を伴う印刷を行うごとに当該印刷に適したプロファイルを読み込むことで当該後処理の設定を容易に行うことができるようにしている。
しかし、印刷に適したプロファイルを読み込んだ場合でも、例えば、当該印刷に関するジョブであるフェイスアップ・ダウン排紙の指定や、後処理装置のコンフィグ、排紙トレイの違いによって後処理装置へ搬送される用紙の通紙方向が変化してしまい、ユーザーが意図したとおりの後処理を行うことができないといった不具合が生ずるおそれがある。このため、ユーザーが意図したとおりの後処理を行うことができなかった場合には、後処理の設定をやり直さなければならず面倒であるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、印刷ジョブ等の内容に応じて後処理の設定内容を適宜変更することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の画像形成装置は、
用紙上に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部から搬送された用紙に対して予め設定された後処理設定に基づいて後処理を行う後処理部と、
前記後処理部において用紙が実際に搬送されるときの用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きと、前記後処理設定において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きとが一致しない場合、前記後処理部における後処理を行う位置を搬送方向において逆転させて当該後処理部に後処理を行わせる制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記後処理設定では、前記後処理部において用紙を搬送させる際の通紙面をユーザー操作に基づき設定可能であり、
前記制御部は、前記後処理設定において設定された前記用紙の通紙面に基づいて当該後処理設定において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きを設定する、
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、画像形成条件に関する印刷ジョブに含まれる排紙トレイへの用紙の排紙向きに関する情報に基づいて前記後処理設定において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きを設定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
用紙をスイッチバックさせるスイッチバック経路を備え、
前記制御部は、画像形成条件に関する印刷ジョブに含まれる印刷種類が片面印刷である場合、前記スイッチバック経路においてスイッチバックされることなく排出されたときの用紙の向きに基づいて前記後処理設定において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きを設定する一方で、前記印刷種類が両面印刷である場合、前記スイッチバック経路においてスイッチバックされ排出されたときの用紙の向きに基づいて前記後処理設定において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きを設定する、
ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、画像形成条件に関する印刷ジョブにおいて画像を180度回転させた状態で当該画像を用紙上に形成する設定がなされている場合、前記後処理部における後処理を行う位置をさらに180度回転させて当該後処理部に後処理を行わせることを特徴とする。
本発明によれば、印刷ジョブ等の内容に応じて後処理の設定内容を適宜変更することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の制御構造を示す機能ブロック図である。 断裁設定情報更新処理の一例を示すフローチャートである。 想定通紙方向設定処理の一例を示すフローチャートである。 (a)はユーザーが意図したとおりのフェイスアップでの通紙で断裁位置が適切な状態であることを示す図、(b)はユーザーが意図しないフェイスダウンでの通紙で断裁位置が適切ではない状態であることを示す図、(c)はユーザーが意図しないフェイスダウンでの通紙で断裁位置を同図(b)の状態から逆転させた状態を示す図である。 プロファイル作成画面の一例を示す図である。 想定通紙方向設定処理の他の一例を示すフローチャートである。 想定通紙方向設定処理の他の一例を示すフローチャートである。 断裁設定情報更新処理の他の一例を示すフローチャートである。 (a)は180度回転モードがOFFの状態のときの断裁位置を示す図、(b)は180度回転モードがONの状態のときの断裁位置を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る画像形成装置1は、図1及び図2に示すように、画像形成装置本体100と、リレーユニットRUと、後処理装置200と、フィニッシャーFSと、を備えて構成されている。
画像形成装置本体100は、原稿から画像を読み取って得られた画像データ、又は、外部装置から受信した画像データに基づいて、電子写真方式によりカラー画像を形成する。
画像形成装置本体100は、図1及び図2に示すように、操作部11と、表示部12と、原稿読取ユニット13と、画像形成部14と、給紙部15と、画像形成制御部16と、記憶部17と、コントローラーIF(Inter Face)18と、画像処理部19と、を備えて構成されている。
操作部11は、表示部12の表示画面上を覆うように形成されたタッチパネルや、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ユーザーの操作に基づく操作信号を画像形成制御部16に出力する。
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、画像形成制御部16から入力される表示信号の指示に従って各種画面を表示する。
原稿読取ユニット13は、ADF(自動原稿給紙装置)、スキャナー等を備え、原稿の画像を読み取って得られた画像データを画像形成制御部16に出力する。
画像形成部14は、画像処理部19により画像処理が行われた画像データに基づいて、給紙部15から供給された用紙上に画像を形成する。
画像形成部14は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する感光体ドラム141Y,141M,141C,141K、中間転写ベルト142、2次転写ローラー143、定着部144、濃度センサー145、反転部146等を備えて構成されている。
感光体ドラム141Yは、一様に帯電された後、イエロー色の画像データに基づいてレーザービームにより走査露光され、静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム141Y上の静電潜像にイエロー色のトナーが付着され、現像が行われる。
感光体ドラム141M,141C,141Kについても、扱う色が異なることを除いて、感光体ドラム141Yと同様であるため、説明を省略する。
感光体ドラム141Y,141M,141C,141K上に形成された各色のトナー像は、回転する中間転写ベルト142上に逐次転写される(1次転写)。すなわち、中間転写ベルト142上には、4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト142上のカラートナー像は、2次転写ローラー143により、用紙上に一括して転写される(2次転写)。
定着部144は、カラートナー像が転写された用紙を加熱する加熱ローラー、当該用紙を加圧する加圧ローラーを備え、加熱・加圧によりカラートナー像を用紙に定着させる。
反転部146は、定着部144により定着処理が行われた用紙の表裏を反転させて2次転写ローラー143へ搬送する反転経路(スイッチバック経路)を備えている。画像形成装置1では、用紙の両面に画像を形成する場合に反転部146による用紙の表裏の反転が行われ、用紙の片面にのみ画像を形成する場合には、反転部146による用紙の表裏の反転が行われることなく用紙がリレーユニットRUに搬送される。
給紙部15は、給紙トレイT11~T13を備え、画像形成部14に用紙を供給する。各給紙トレイT11~T13には、給紙トレイごとに予め定められた紙種やサイズの用紙が収納されている。
画像形成制御部16は、CPU、ROM、メモリーを備えて構成される。
CPUは、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出し、当該プログラムに従って、画像形成装置本体100の各部の動作を集中制御する。また、CPUは、出力された用紙に対して後処理を行う場合には、後処理装置200に所定の後処理を実行する指示を出す。
ROMは、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。
メモリーは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、プログラムや各種画像処理に係る画像データ等の各種データを一時的に記憶する。
記憶部17は、プログラムや画像データ等の各種データを記憶するHDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリー等の不揮発性の記憶装置である。記憶部17には、プログラムデータや各種設定データ等のデータを画像形成制御部16から読み書き可能に記憶する。
コントローラーIF18は、外部装置から入力される画像データを受信する。
画像処理部19は、記憶部17に記憶された画像データ、原稿読取ユニット13により原稿から画像を読み取って得られた画像データ、外部装置から入力された画像データに必要な画像処理を行い、画像処理後の画像データを画像形成部14に送信する。画像処理には、階調処理、中間調処理、色変換処理等が含まれる。階調処理は、画像データの各画素の階調値を、用紙上に形成された画像の濃度特性が目標の濃度特性と一致するように補正された階調値に変換する処理である。中間調処理は、誤差拡散処理、組織的ディザ法を用いたスクリーン処理等である。色変換処理は、RGBの各階調値をCMYKの各階調値に変換する処理である。
リレーユニットRUは、画像形成装置本体100と後処理装置200との間に設置され、画像形成装置本体100から搬送されてくる用紙の搬送スピードと同期をとる機能を備える。
後処理装置200は、リレーユニットRUから出力された用紙に、必要に応じて後処理を行う装置である。後処理としては、例えば、スリッター処理、ドブスリッター処理、CD断裁処理、クリース処理、FD/CDミシン処理等が挙げられる。後処理は必須ではなく、後処理装置200は、画像形成装置本体100から指示された場合のみ実行する。後処理がない場合、後処理装置200は搬送された用紙をそのままフィニッシャーFSに搬送する。
後処理装置200は、図1及び図2に示すように、搬送部210と、後処理モジュールM1~M4と、後処理装置200からパージする用紙を排紙するパージトレイT1と、後処理装置200で名刺/カードのサイズに断裁された用紙を排紙するカードトレイT2と、後処理制御部220と、を備えて構成されている。
搬送部210は、リレーユニットRUから搬送された用紙を後処理モジュールM1~M4に搬送し、後処理モジュールM1~M4で後処理が行われた用紙を各種トレイ(パージトレイT1、カードトレイT2)又はフィニッシャーFSに搬送する。
搬送部210は、後処理モジュールM1に搬送する用紙の曲がりを補正する曲がり補正機能を有するストレート搬送経路211と、後処理モジュールM1に搬送する長尺紙を迂回させてCD方向(用紙幅方向)の整合を行うCD整合機能を有する長尺ユニット212と、後処理モジュールM1~M4による後処理後に用紙(定型サイズまでの用紙)を反転してフィニッシャーFSに排紙する反転排紙経路213と、用紙をパージトレイT1に排紙する排紙経路と用紙(定型サイズまでの用紙)を反転する反転経路とを兼ねる兼用経路214と、後処理モジュールM1~M4による後処理後に長尺紙を反転する反転経路としての長尺ユニット215と、を備えて構成されている。
後処理モジュールM1~M4は、搬送されてきた用紙に後処理を行う。後処理モジュールM1~M4は、用紙の一部がスペース経路(反転排紙経路213、兼用経路214又は長尺ユニット215)内に収容された状態で、後処理を行う。
後処理制御部220は、CPU、ROM、メモリーを備えて構成される。
CPUは、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出し、当該プログラムに従って、後処理装置200の各部の動作を集中制御する。例えば、CPUは、画像形成装置本体100の画像形成制御部16と情報の伝達を行い、予め設定されたプロファイル(後処理設定)の内容に基づく後処理を後処理モジュールM1~M4に行わせる。
フィニッシャーFSは、画像形成後の用紙に対して、ホチキス留めや紙折り、穴あけ等を行う機能を備えている。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の動作について、図3を参照して説明する。
図3は、画像形成装置1により実行される断裁設定情報更新処理を示すフローチャートである。この断裁設定情報更新処理は、印刷後に後処理として断裁を行う印刷の開始指示の操作が操作部11等を介してなされたことを契機として実行される処理である。
図3に示すように、まず、画像形成制御部16は、印刷後に行われる断裁に関する断裁設定情報(プロファイル)を記憶部17等から読み出して取得する(ステップS1)。
次いで、画像形成制御部16は、断裁設定(後処理設定)において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きを設定する想定通紙方向設定処理を行う(ステップS2)。なお、想定通紙方向設定処理の詳細については後述する。
次いで、画像形成制御部16は、断裁部(後処理モジュールM1~M4)へ実際に搬送される用紙の通紙方向がステップS2で設定された想定通紙方向と一致するか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3において、断裁部へ実際に搬送される用紙の通紙方向が想定通紙方向と一致すると判定された場合(ステップS3;YES)、画像形成制御部16は、ステップS1で取得した断裁設定情報を反映して印刷を開始し(ステップS5)、断裁設定情報更新処理を終了する。
一方、ステップS3において、断裁部へ実際に搬送される用紙の通紙方向が想定通紙方向と一致しないと判定された場合(ステップS3;NO)、画像形成制御部16は、通紙方向断裁設定位置の数(N個)分だけ、通紙方向に対して先端基準であった通紙方向断裁設定位置Yを後端基準の通紙方向断裁設定位置(P-Y)に逆転させる処理を行い、ステップS1で取得した断裁設定情報を更新する(ステップS4)。例えば、図5(a)に示すように、ステップS2で設定された想定通紙方向がフェイスアップであるのに対して、図5(b)に示すように、断裁部へ実際に搬送される用紙の通紙方向がフェイスダウンであった場合、図5(c)に示すように、通紙方向断裁設定位置Y、Yのそれぞれを先端基準から後端基準に逆転させる。
次いで、画像形成制御部16は、ステップS4で更新された断裁設定情報を反映して印刷を開始し(ステップS5)、断裁設定情報更新処理を終了する。
次に、画像形成装置1により実行される想定通紙方向設定処理について、図4を用いて説明する。図4は、想定通紙方向設定処理を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、画像形成制御部16は、断裁設定で指定された通紙面(想定通紙面)がフェイスアップであるか否かを判定する(ステップS11)。ここで、断裁設定は、図6に示すように、プロファイル作成画面SCに設けられている各項目に関するデータを入力することにより行われるようになっている。このプロファイル作成画面SCには、後処理モジュールM1~M4において用紙を搬送させる際の想定通紙面(フェイスアップ又はフェイスダウン)を指定するためのチェックボックスCBが設けられており、ユーザー操作に基づきいずれか一方のチェックボックスCBにチェックを入れることで、想定通紙面の指定を行うことができるようになっている。また、このプロファイル作成画面SCには、各項目に関するデータの入力が完成したことを指示するための作成完了ボタンB1と、各項目に関するデータの入力を取り消すための取消ボタンB2と、が設けられている。作成完了ボタンB1の押下操作がなされると、断裁設定で設定された断裁位置等がプロファイル作成画面SCの左上部に表示されている用紙を模したサムネイル画像IMに表示されるようになっている。
ステップS11において、断裁設定で指定された通紙面がフェイスアップであると判定された場合(ステップS11;YES)、画像形成制御部16は、想定通紙方向をフェイスアップに設定し(ステップS12)、断裁設定情報更新処理に戻る。
一方、ステップS11において、断裁設定で指定された通紙面がフェイスアップではないと判定された場合(ステップS11;NO)、画像形成制御部16は、想定通紙方向をフェイスダウンに設定し(ステップS13)、断裁設定情報更新処理に戻る。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1の画像形成制御部16は、後処理モジュールM1~M4において用紙が実際に搬送されるときの用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きと、断裁設定(後処理設定)において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きとが一致しない場合、後処理モジュールM1~M4における断裁(後処理)を行う位置を搬送方向(通紙方向)において逆転(反転)させて当該後処理モジュールM1~M4に断裁を行わせることとなる。
したがって、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、例えば、印刷ジョブでのフェイスアップ・ダウン排紙の指定や、後処理装置のコンフィグ、排紙トレイの違いによって、断裁設定において想定されている用紙の通紙面と異なる向きで用紙が搬送されてきた場合に、断裁を行う位置を適宜変更することができるので、ユーザーが意図したとおりの断裁を行うことができないといった不具合を解消することができるようになる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、断裁設定では、後処理モジュールM1~M4において用紙を搬送させる際の通紙面(想定通紙面)をユーザー操作に基づき設定可能であり、想定通紙方向設定処理において、画像形成制御部16は、断裁設定において設定された用紙の通紙面に基づいて当該断裁設定において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きを設定するので、当該想定通紙方向設定処理を好適に行うことができる。
なお、上記実施形態の想定通紙方向設定処理(図4参照)では、断裁設定において設定された用紙の通紙面に基づいて当該断裁設定において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向き(想定通紙方向)を設定するようにしたが、図7や図8に示す制御手順での想定通紙方向設定処理により想定通紙方向を設定するようにしてもよい。
図7に示す想定通紙方向設定処理では、まず、画像形成制御部16は、印刷設定情報を取得する(ステップS21)。
次いで、画像形成制御部16は、ステップS21で取得した印刷設定情報に基づいて印刷設定で指定された排紙向き(用紙が排紙トレイへ排紙される向き)がフェイスアップであるか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22において、印刷設定で指定された排紙向きがフェイスアップであると判定された場合(ステップS22;YES)、画像形成制御部16は、想定通紙方向をフェイスアップに設定し(ステップS23)、断裁設定情報更新処理に戻る。
一方、ステップS22において、印刷設定で指定された排紙向きがフェイスアップではないと判定された場合(ステップS22;NO)、画像形成制御部16は、想定通紙方向をフェイスダウンに設定し(ステップS24)、断裁設定情報更新処理に戻る。
また、図8に示す想定通紙方向設定処理では、まず、画像形成制御部16は、印刷設定情報を取得する(ステップS31)。
次いで、画像形成制御部16は、ステップS21で取得した印刷設定情報に基づいて印刷ジョブが片面印刷であるか否かを判定する(ステップS32)。
ステップS32において、印刷ジョブが片面印刷であると判定された場合(ステップS32;YES)、画像形成制御部16は、想定通紙方向をフェイスアップに設定し(ステップS33)、断裁設定情報更新処理に戻る。
一方、ステップS32において、印刷ジョブが片面印刷ではないと判定された場合(ステップS32;NO)、画像形成制御部16は、想定通紙方向をフェイスダウンに設定し(ステップS34)、断裁設定情報更新処理に戻る。
<変形例>
上記実施形態では、断裁設定情報更新処理(図3参照)において、用紙の通紙方向(搬送方向)のみを対象として断裁設定位置を逆転させるようにしたが、例えば、折り加工等の後処理を行う都合で画像を180度回転させて印刷を行う場合には、用紙の通紙方向に加えて当該通紙方向に対して直交する通紙交差方向においても断裁設定位置を逆転させる必要がある。以下では、画像を180度回転させて印刷を行う場合を考慮した断裁設定情報更新処理について、図9を用いて説明する。
図9に示すように、まず、画像形成制御部16は、印刷設定情報及び断裁設定情報を記憶部17等から読み出して取得する(ステップS41)。
次いで、画像形成制御部16は、ステップS41で取得した印刷設定情報に基づいて、印刷ジョブでは画像を180度回転させて印刷を行う設定がなされているか否かを判定する(ステップS42)。
ステップS42において、印刷ジョブでは画像を180度回転させて印刷を行う設定がなされていると判定された場合(ステップS42;YES)、画像形成制御部16は、画像を180度回転させて印刷を行う180度回転モードをONの状態に移行させる(ステップS43)。
次いで、画像形成制御部16は、通紙方向断裁設定位置の数(N個)分だけ、通紙方向に対して先端基準であった通紙方向断裁設定位置Yを後端基準の通紙方向断裁設定位置(P-Y)に逆転させる処理を行い、ステップS1で取得した断裁設定情報を更新する(ステップS44)。続けて、画像形成制御部16は、通紙交差方向断裁設定位置の数(N個)分だけ、通紙方向右側基準であった通紙交差方向断裁設定位置Xを通紙方向左側基準の通紙交差方向断裁設定位置(P-X)に逆転させる処理を行い、ステップS1で取得した断裁設定情報を更新する(ステップS45)。そして、画像形成制御部16は、処理をステップS47へ進める。なお、ステップS47~ステップS50の処理は、上述の断裁設定情報更新処理(図3参照)のステップ2~ステップS5の処理と同様であるためそれらの説明は省略する。
また、ステップS42において、印刷ジョブでは画像を180度回転させて印刷を行う設定がなされていないと判定された場合(ステップS42;NO)、画像形成制御部16は、180度回転モードをOFFの状態に移行させる(ステップS46)。そして、画像形成制御部16は、ここでは断裁設定情報を更新することなく、すなわち通紙方向断裁設定位置Y及び通紙交差方向断裁設定位置Xを逆転させることなく処理をステップS47へ進める。
例えば、180度回転モードがOFFの状態では、図10(a)に示すように、通紙方向断裁設定位置Y、Yのそれぞれは通紙方向に対して先端基準で設定されるようになっている。また、通紙交差方向断裁設定位置Xは通紙方向右側基準で設定されるようになっている。これに対して、180度回転モードがONの状態では、図10(b)に示すように、通紙方向断裁設定位置Y、Yのそれぞれは先端基準から後端基準に逆転され設定されるようになっている。また、通紙交差方向断裁設定位置Xは通紙方向右側基準から通紙方向左側基準に逆転され設定されるようになっている。
以上のように、上記断裁設定情報更新処理によれば、画像を180度回転させて印刷を行う180度回転モードにも対応することができるので、ユーザーが意図したとおりの断裁を行うことができないといった不具合をより好適に解消することができるようになる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、後処理である断裁を例に挙げて上記断裁設定情報更新処理について説明を行ったが、この断裁設定情報更新処理は断裁以外の他の後処理(例えば、ミシン目加工、折り加工等)に適用してもよい。
また、上記実施形態では、図4、図7、図8に示す想定通紙方向設定処理を例に挙げて想定通紙方向の設定手順について説明を行ったが当該想定通紙方向の設定手順はこれらの限定されるものではない。
1 画像形成装置
100 画像形成装置本体
11 操作部
12 表示部
13 原稿読取ユニット
14 画像形成部
146 反転部(スイッチバック経路)
15 給紙部
16 画像形成制御部(制御部)
17 記憶部
18 コントローラーIF
19 画像処理部
200 後処理装置
210 搬送部
211 ストレート搬送経路
212 長尺ユニット
213 反転排紙経路
214 兼用経路
215 長尺ユニット
220 後処理制御部
M1~M4 後処理モジュール(後処理部)
T1 パージトレイ
T2 カードトレイ
RU リレーユニット
FS フィニッシャー

Claims (5)

  1. 用紙上に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部から搬送された用紙に対して予め設定された後処理設定に基づいて後処理を行う後処理部と、
    前記後処理部において用紙が実際に搬送されるときの用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きと、前記後処理設定において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きとが一致しない場合、前記後処理部における後処理を行う位置を搬送方向において逆転させて当該後処理部に後処理を行わせる制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記後処理設定では、前記後処理部において用紙を搬送させる際の通紙面をユーザー操作に基づき設定可能であり、
    前記制御部は、前記後処理設定において設定された前記用紙の通紙面に基づいて当該後処理設定において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きを設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、画像形成条件に関する印刷ジョブに含まれる排紙トレイへの用紙の排紙向きに関する情報に基づいて前記後処理設定において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きを設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 用紙をスイッチバックさせるスイッチバック経路を備え、
    前記制御部は、画像形成条件に関する印刷ジョブに含まれる印刷種類が片面印刷である場合、前記スイッチバック経路においてスイッチバックされることなく排出されたときの用紙の向きに基づいて前記後処理設定において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きを設定する一方で、前記印刷種類が両面印刷である場合、前記スイッチバック経路においてスイッチバックされ排出されたときの用紙の向きに基づいて前記後処理設定において想定されている用紙上の搬送方向を基準とした画像の向きを設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、画像形成条件に関する印刷ジョブにおいて画像を180度回転させた状態で当該画像を用紙上に形成する設定がなされている場合、前記後処理部における後処理を行う位置をさらに180度回転させて当該後処理部に後処理を行わせることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2019160885A 2019-09-04 2019-09-04 画像形成装置 Active JP7287200B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019160885A JP7287200B2 (ja) 2019-09-04 2019-09-04 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019160885A JP7287200B2 (ja) 2019-09-04 2019-09-04 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021038071A JP2021038071A (ja) 2021-03-11
JP7287200B2 true JP7287200B2 (ja) 2023-06-06

Family

ID=74848121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019160885A Active JP7287200B2 (ja) 2019-09-04 2019-09-04 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7287200B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012020578A (ja) 2010-06-18 2012-02-02 Canon Inc 画像形成装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10250908A (ja) * 1997-03-12 1998-09-22 Minolta Co Ltd 画像形成システム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012020578A (ja) 2010-06-18 2012-02-02 Canon Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021038071A (ja) 2021-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6414006B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法
US20090278308A1 (en) Printing system, control method, and computer-readable storage medium
JP2011069980A (ja) 画像形成システム
JP6048480B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム及び画像形成方法
JP6769239B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび制御プログラム
US20120327444A1 (en) Image forming apparatus
JP2017156521A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、画像形成管理装置および制御プログラム
US20070017397A1 (en) Image printing system, image printing method, and image printing program
JP2009210782A (ja) 画像形成装置
JP7287200B2 (ja) 画像形成装置
JP4760949B2 (ja) 画像形成装置及び表裏見当ズレ確認用紙出力方法
JP6939420B2 (ja) 画像形成装置および搬送制御方法
JP4433033B2 (ja) 画像形成装置
JP7172450B2 (ja) 後処理装置及び画像形成装置
JP7456105B2 (ja) 画像形成装置
JP2022184286A (ja) 後処理装置及び画像形成システム
JP7427941B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2022064426A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2017222504A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP6926678B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成システムの制御方法
JP4337623B2 (ja) 画像形成装置
JP2021049592A (ja) 後処理装置及び画像形成装置
US11795027B2 (en) Image forming apparatus and image forming system
JP2022030326A (ja) 画像制御装置、画像形成装置及びプログラム
JP7222191B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7287200

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150